JP7047996B1 - センサ - Google Patents

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Abstract

センサは、第1主面及び第2主面を有する第1フィルムであって、第1フィルムの変形量に応じた電荷を発生する第1フィルムと、第1主面に設けられている第1電極と、第2主面に設けられている第2電極と、第1フィルム、第1電極及び第2電極を物品に固定する第1固定部材及び第2固定部材と、を備えている。第1フィルムは、物品の周面を半周以上している。第2電極は、第1電極より物品の近くに位置している。第1固定部材は、物品が延びる延在方向に第2固定部材から離れている。

Description

本発明は、ひも状の物品の変形を検出するセンサに関する。
従来のセンサに関する発明としては、例えば、特許文献1に記載の把持検知センサが知られている。この把持検知センサは、圧電フィルム、第1電極及び第2電極を備えている。圧電フィルムは、長い帯形状を有している。圧電フィルムは、第1主面及び第2主面を有している。第1電極は、圧電フィルムの第1主面に設けられている。第2電極は、圧電フィルムの第2主面に設けられている。把持検知センサは、チューブの周面にらせん状に巻きつけられている。これにより、チューブが曲げられると、圧電フィルムが変形する。その結果、第1電極及び第2電極から圧電フィルムの変形に応じた信号が出力される。
国際公開第2018/173429号
ところで、特許文献1の把持検知センサでは、チューブの変形を精度よく検知できない場合がある。例えば、チューブが曲がるように変形すると、圧電フィルムにおいてチューブより外周側に位置する部分は、引っ張り応力により伸張するように変形する。このとき、圧電フィルムにおいてチューブより外周側に位置する部分では、例えば、正の電荷が発生する。一方、圧電フィルムにおいてチューブより内周側に位置する部分は、圧縮応力により圧縮されるように変形する。このとき、圧電フィルムにおいてチューブより内周側に位置する部分では、例えば、負の電荷が発生する。その結果、圧電フィルムで発生した電荷が相殺される。その結果、特許文献1の把持検知センサは、チューブの変形を精度よく検知できない場合がある。
そこで、本発明の目的は、ひも状の物品の変形を検出できるセンサを提供することである。
本発明の一形態に係るセンサは、
ひも状の物品の変形を検出するセンサであって、
第1主面及び第2主面を有する第1フィルムであって、第1フィルムの変形量に応じた電荷を発生する第1フィルムと、
前記第1主面に設けられている第1電極と、
前記第2主面に設けられている第2電極と、
前記第1フィルム、前記第1電極及び前記第2電極を前記物品に固定する第1固定部材及び第2固定部材と、
を備えており、
前記第1フィルムは、前記物品の周面を半周以上しており、
前記第2電極は、前記第1電極より前記物品の近くに位置しており、
前記第1固定部材は、前記物品が延びる延在方向に前記第2固定部材から離れている。
本明細書において、前後方向に延びる軸や部材は、必ずしも前後方向と平行である軸や部材だけを示すものではない。前後方向に延びる軸や部材とは、前後方向に対して±45°の範囲で傾斜している軸や部材のことである。同様に、上下方向に延びる軸や部材とは、上下方向に対して±45°の範囲で傾斜している軸や部材のことである。左右方向に延びる軸や部材とは、左右方向に対して±45°の範囲で傾斜している軸や部材のことである。
以下では、第1部材、第2部材及び第3部材とは、センサが備えている構造物である。本明細書において、第1部材が第2部材に支持されているとは、第1部材が第2部材に対して移動不可能に第2部材に取り付けられている(すなわち、固定又は保持されている)場合、及び、第1部材が第2部材に対して移動可能に第2部材に取り付けられている場合を含む。また、第1部材が第2部材に支持されているとは、第1部材が第2部材に直接に取り付けられている場合、及び、第1部材が第3部材を介して第2部材に取り付けられている場合の両方を含む。
本明細書において、前後方向に並ぶ第1部材及び第2部材とは、以下の状態を示す。前後方向に垂直な方向に第1部材及び第2部材を見たときに、第1部材及び第2部材の両方が前後方向を示す任意の直線上に配置されている状態である。本明細書において、上下方向に見たときに前後方向に並ぶ第1部材及び第2部材とは、以下の状態を示す。上下方向に第1部材及び第2部材を見たときに、第1部材及び第2部材の両方が前後方向を示す任意の直線上に配置されている。この場合、上下方向とは異なる左右方向から第1部材及び第2部材を見ると、第1部材及び第2部材のいずれか一方が前後方向を示す任意の直線上に配置されていなくてもよい。なお、第1部材と第2部材とが接触していてもよい。第1部材と第2部材とが離れていてもよい。第1部材と第2部材との間に第3部材が存在していてもよい。この定義は、前後方向以外の方向にも適用される。
本明細書において、第1部材が第2部材の前に配置されるとは、以下の状態を指す。第1部材の一部は、第2部材が前方向に平行移動するときに通過する領域内に配置されている。よって、第1部材は、第2部材が前方向に平行移動するときに通過する領域内に収まっていてもよいし、第2部材が前方向に平行移動するときに通過する領域から突出していてもよい。この場合、第1部材及び第2部材は、前後方向に並んでいる。この定義は、前後方向以外の方向にも適用される。
本明細書において、左右方向に見たときに、第1部材が第2部材の前に配置されるとは、以下の状態を指す。左右方向に見たときに、第1部材と第2部材が前後方向に並んでおり、かつ、左右方向に見たときに、第1部材の第2部材と対向する部分が、第2部材の前に配置される。この定義において、第1部材と第2部材は、3次元では、前後方向に並んでいなくてもよい。この定義は、前後方向以外の方向も適用される。
本明細書において、第1部材が第2部材より前に配置されるとは、以下の状態を指す。
第1部材は、第2部材の前端を通り前後方向に直交する平面の前に配置される。この場合、第1部材及び第2部材は、前後方向に並んでいてもよく、並んでいなくてもよい。この定義は、前後方向以外の方向にも適用される。
本明細書において、特に断りのない場合には、第1部材の各部について以下のように定義する。第1部材の前部とは、第1部材の前半分を意味する。第1部材の後部とは、第1部材の後半分を意味する。第1部材の左部とは、第1部材の左半分を意味する。第1部材の右部とは、第1部材の右半分を意味する。第1部材の上部とは、第1部材の上半分を意味する。第1部材の下部とは、第1部材の下半分を意味する。第1部材の前端とは、第1部材の前方向の端を意味する。第1部材の後端とは、第1部材の後方向の端を意味する。第1部材の左端とは、第1部材の左方向の端を意味する。第1部材の右端とは、第1部材の右方向の端を意味する。第1部材の上端とは、第1部材の上方向の端を意味する。第1部材の下端とは、第1部材の下方向の端を意味する。第1部材の前端部とは、第1部材の前端及びその近傍を意味する。第1部材の後端部とは、第1部材の後端及びその近傍を意味する。第1部材の左端部とは、第1部材の左端及びその近傍を意味する。第1部材の右端部とは、第1部材の右端及びその近傍を意味する。第1部材の上端部とは、第1部材の上端及びその近傍を意味する。第1部材の下端部とは、第1部材の下端及びその近傍を意味する。
本明細書において、第1部材と第2部材とが電気的に接続されているとは、以下の2通りの意味を含む。第1の意味は、第1部材と第2部材とが物理的に接触することによって、第1部材と第2部材とに直流電流が流れることができることである。第2の意味は、第1部材と第3部材とが物理的に接触し、かつ、第3部材と第2部材とが物理的に接触することによって、第1部材と第2部材とに直流電流が流れることができることである。第2の意味では、第1部材と第2部材とは物理的に接触していてもよいし、接触していなくてもよい。第2の意味では、第3部材は、単一の部材であってもよいし、複数の部材を含んでいてもよい。
本発明に係るセンサによれば、センサがひも状の物品の変形を検出できる。
図1は、センサ13の展開図及びA-Aにおける断面図である。 図2は、センサ13が物品100に取り付けられた状態の斜視図である。 図3は、図2のB-Bにおける断面図である。 図4は、物品100が曲げられたときの断面図である。 図5は、物品100が曲げられた状態でのセンサ13及び物品100の斜視図である。 図6は、物品100が曲げられた様態での比較例に係るセンサ113及び物品100の斜視図である。 図7は、センサ13aの展開図及びA-Aにおける断面図である。 図8は、センサ13bの展開図及びA-Aにおける断面図である。 図9は、センサ13b及び物品100の断面図である。 図10は、センサ13cの展開図及びA-Aにおける断面図である。 図11は、センサ13d及び物品100の断面図である。 図12は、センサ13e及び物品100の断面図である。 図13は、センサ13e-1,13e-2のそれぞれが出力する第1検出信号及び第2検出信号の波形を示したグラフである。 図14は、センサ13e-1,13e-2のそれぞれが出力する第1検出信号及び第2検出信号の波形を示したグラフである。 図15は、センサ13f及び物品100の断面図である。 図16は、センサ13gの展開図及びA-Aにおける断面図である。 図17は、センサ13hの展開図及びA-Aにおける断面図である。
(実施形態)
以下に、本発明の一実施形態に係るセンサ13の構成について図面を参照しながら説明する。図1は、センサ13の展開図及びA-Aにおける断面図である。図2は、センサ13が物品100に取り付けられた状態の斜視図である。図3は、図2のB-Bにおける断面図である。
また、本明細書において、方向を以下のように定義する。展開状態のセンサ13において、第1フィルム14の法線方向を上下方向と定義する。第1フィルム14の長辺が延びる方向を前後方向と定義する。第1フィルム14の短辺が延びる方向を左右方向と定義する。上下方向、左右方向及び前後方向は、互いに直交している。なお、本明細書における方向の定義は、一例である。従って、センサ13の実使用時における方向と本明細書における方向とが一致している必要はない。また、図1において上下方向が反転してもよい。同様に、図1において左右方向が反転してもよい。図1において前後方向が反転してもよい。
センサ13は、ひも状の物品100の変形を検出する。ひも状は、長く可撓性を有する形状である。本実施形態では、物品100は、図2に示すように、信号線を含んでいるケーブルである。物品100が延びる方向を延在方向と呼ぶ。延在方向は、図2に示すように、左右方向と一致している。また、物品100の周面は、物品100の中心線を囲む面である。
センサ13は、物品100の変形に応じた検出信号を出力する。物品100の変形は、例えば、物品100の曲げ、物品100のねじりである。物品100の曲げとは、物品100の中心軸線が直線から曲線に変形させられることである。物品100のねじりとは、物品100の中心軸線が変形させられずに、物品100の中心軸線周りに物品100が変形させられることである。本実施形態では、物品100の変形は、物品100の曲げである。センサ13は、図1に示すように、第1フィルム14、第1電極15a、第2電極15b、第1固定部材16a及び第2固定部材16bを備えている。
第1フィルム14は、図1に示すように、シート形状を有している。従って、第1フィルム14は、第1主面S1及び第2主面S2を有している。第1主面S1は、上主面である。第2主面S2は、下主面である。第1フィルム14は、上下方向に見て、長方形状を有している。第1フィルム14の長辺は、前後方向に延びている。第1フィルム14の短辺は、左右方向に延びている。第1フィルム14は、第1フィルム14の変形量に応じた電荷を発生する。第1フィルム14は、圧電フィルムである。本実施形態では、第1フィルム14は、PLLAフィルムである。以下に、第1フィルム14についてより詳細に説明する。
第1フィルム14は、キラル高分子から形成されるフィルムである。キラル高分子とは、例えば、ポリ乳酸(PLA)、特にL型ポリ乳酸(PLLA)である。キラル高分子からなるPLLAは、主鎖が螺旋構造を有する。PLLAは、一軸延伸されて分子が配向すると圧電性を有する。そして、第1フィルム14は、第1フィルム14が左右方向に伸張されること又は左右方向に圧縮されることにより、電荷を発生する。第1フィルム14は、左右方向に伸張されると、例えば、正の電荷を発生する。第1フィルム14は、左右方向に圧縮されると、例えば、負の電荷を発生する。電荷の大きさは、引っ張り又は圧縮による第1フィルム14の変形量に依存する。より正確には、電荷の大きさは、引っ張り又は圧縮による第1フィルム14の変形量の微分値に依存する。そこで、第1フィルム14の一軸延伸方向(配向方向)は、前後方向及び左右方向のそれぞれに対して45度の角度を形成している。従って、第1フィルム14の一軸延伸方向(配向方向)は、第1フィルム14が展開された状態において、左右方向(延在方向)に対して45度の角度を形成している。この45度は、例えば、45度±10度程度を含む角度を含む。
第1電極15aは、グランド電極である。第1電極15aは、グランド電位に接続される。第1電極15aは、図1に示すように、第1主面S1に設けられている。本実施形態では、第1電極15aは、第1主面S1の全面を覆っている。従って、第1電極15aは、上下方向に見て、長方形状を有している。第1電極15aの材料は、例えば、PEDOTのような導電性高分子である。
第2電極15bは、信号電極である。第2電極15bから検出信号が出力される。第2電極15bは、図1に示すように、第2主面S2に設けられている。これにより、第1フィルム14は、第1電極15aと第2電極15bとの間に位置している。本実施形態では、第2電極15bは、第2主面S2の全面を覆っている。従って、第2電極15bは、上下方向に見て、長方形状を有している。第2電極15bの材料は、例えば、PEDOTのような導電性高分子である。
第1固定部材16a及び第2固定部材16bは、図3に示すように、第1フィルム14、第1電極15a及び第2電極15bを物品100に固定する。第1固定部材16a及び第2固定部材16bは、図1に示すように、第2電極15bの下面に設けられている。より詳細には、第1フィルム14は、左右方向(延在方向)において左端部(第1端部)及び右端部(第2端部)を有している。第1フィルム14の左端部は、第1フィルム14の左の長辺(以下、左長辺)である。第1フィルム14の右端部は、第1フィルム14の右の長辺(以下、右長辺)である。第1固定部材16aは、第1フィルム14の左長辺(第1端部)に接している。第1固定部材16aは、第1フィルム14の左長辺の全体に沿って前後方向に延びている。第2固定部材16bは、第1フィルム14の右長辺(第2端部)に接している。第2固定部材16bは、第1フィルム14の右長辺の全体に沿って前後方向に延びている。従って、第1固定部材16aは、第2固定部材16bの左に位置している。第1固定部材16a及び第2固定部材16bの材料は、例えば、アクリル系の粘着剤である。
また、第1固定部材16aは、左右方向(延在方向)に第2固定部材16bから離れている。本実施形態では、第1固定部材16a及び第2固定部材16bは、第1フィルム14が展開された状態において、上下方向(第1フィルム14の第1主面S1の法線方向)に見て、第1フィルム14の左右方向(延在方向)における中央と重なっていない。
ここで、センサ13が物品100に固定される態様について説明する。第1フィルム14は、物品100の周面を半周以上している。本実施形態では、第1フィルム14は、図2に示すように、物品100の周面を1周することにより、円筒形状を有している。第1電極15a及び第2電極15bも、物品100の周面を1周することにより、円筒形状を有している。このとき、第1主面S1は、第1フィルム14が形成する円筒形状の外周面である。第2主面S2は、第1フィルム14が形成する円筒形状の内周面である。第1電極15aは、第1主面S1に設けられている。第2電極15bは、第2主面S2に設けられている。そのため、第2電極15bは、第1電極15aより物品100の近くに位置している。
第1固定部材16aは、左右方向に見て、円環形状を有する。第1固定部材16aは、物品100と第2電極15bとの間に位置している。これにより、第1固定部材16aは、物品100に第2電極15bを固定している。
第2固定部材16bは、左右方向に見て、円環形状を有する。第2固定部材16bは、物品100と第2電極15bとの間に位置している。これにより、第2固定部材16bは、物品100に第2電極15bを固定している。
第2電極15bにおいて第1固定部材16a及び第2固定部材16bが設けられていない部分は、物品100に固定されていない。そのため、図3に示すように、第2電極15bにおいて第1固定部材16a及び第2固定部材16bが設けられていない部分と物品100との間には隙間が存在している。これにより、センサ13において第1固定部材16a及び第2固定部材16bが設けられていない部分は、物品100に固定されていない。なお、第2電極15bにおいて第1固定部材16a及び第2固定部材16bが設けられていない部分は、上下方向に見て、第2電極15bにおいて第1固定部材16aと第2固定部材16bとの間に位置する部分である。
[効果]
センサ13によれば、センサ13がひも状の物品100の変形を検出できる。図4は、物品100が曲げられたときの断面図である。物品100が曲げられると、第1フィルム14において物品100より外周側に位置する部分は、引っ張り応力により左右方向に伸張される。一方、第1フィルム14において物品100より内周側に位置する部分は、圧縮応力により左右方向に圧縮される。ただし、第1固定部材16aは、左右方向(延在方向)に第2固定部材16bから離れている。これにより、第2電極15bにおいて第1固定部材16a及び第2固定部材16bが設けられていない部分は、物品100に固定されていない。そのため、第1フィルム14において物品100より内周側に位置する部分は、図4に示すように、大きく圧縮されずに撓む。これにより、第1フィルム14において物品100より内周側に位置する部分が発生する電荷量が低減される。その結果、第1フィルム14において物品100より外周側に位置する部分が発生した電荷が、第1フィルム14において物品100より内周側に位置する部分が発生する逆極性の電荷により相殺されることが低減される。よって、センサ13は、十分な電圧を有する検出信号を出力することができる。以上より、センサ13によれば、センサ13がひも状の物品100の変形を検出できる。
センサ13によれば、センサ13がひも状の物品100の変形をより精度よく検知できる。より詳細には、第1固定部材16aは、第1フィルム14の左端部に接している。第2固定部材16bは、第1フィルム14の右端部に接している。従って、物品100が変形すると、第1フィルム14の左端部が左に引っ張られ、第1フィルム14の右端部が右に引っ張られる。これにより、第1フィルム14の全体が変形する。よって、第1フィルム14の変形量が大きくなる。その結果、センサ13が出力する検出信号の電圧が大きくなる。以上より、センサ13によれば、センサ13がひも状の物品100の変形をより精度よく検知できる。
センサ13によれば、センサ13がひも状の物品100の変形をより精度よく検知できる。より詳細には、物品100が曲げられたときに第1フィルム14において最も圧縮される部分は、第1フィルム14の左右方向における中央である。すなわち、第1フィルム14の左右方向における中央において正の電荷及び負の電荷が最も発生する。従って、検出信号の電圧を大きくするためには、第1フィルム14の左右方向における中央における圧縮を抑制することが好ましい。そこで、第1固定部材16a及び第2固定部材16bは、第1フィルム14が展開された状態において、上下方向に見て、第1フィルム14の左右方向における中央と重なっていない。よって、第1フィルム14の左右方向における中央は、物品100に固定されていない。その結果、第1フィルム14の左右方向における中央が圧縮されることが抑制される。以上より、センサ13が出力する検出信号の電圧が大きくなる。すなわち、センサ13によれば、センサ13がひも状の物品100の変形をより精度よく検知できる。
センサ13によれば、センサ13が出力する検出信号にノイズが含まれることが低減される。より詳細には、第2電極15bは、第1電極15aより物品100の近くに位置している。第1電極15aは、グランド電極である。第2電極15bは、信号電極である。従って、信号電極である第2電極15bは、グランド電極である第1電極15aに覆われる。これにより、ノイズは、グランド電極である第1電極15aにおいてシールドされる。すなわち、ノイズが信号電極である第2電極15bに到達することが抑制される。その結果、センサ13によれば、センサ13が出力する検出信号にノイズが含まれることが低減される。なお、同じ理由により、センサ13から不要輻射が発生することが抑制される。
センサ13によれば、センサ13が複数方向の物品100の曲げを検出できる。図5は、物品100が曲げられた状態でのセンサ13及び物品100の斜視図である。図6は、物品100が曲げられた様態での比較例に係るセンサ113及び物品100の斜視図である。
図6に示す比較例に係るセンサ113の第1フィルム114は、物品100の周方向の一部に設けられている。この場合、センサ113の第1フィルム114が物品100の曲げ方向と直交する面(例えば、紙面手前の面)に設けられると、センサ113の第1フィルム114の変形量が小さくなる。そのため、センサ113は、物品100の曲げを検出することが困難である場合がある。
そこで、センサ13では、図5に示すように、第1フィルム14は、物品100の周面を1周することにより、円筒形状を有している。これにより、センサ13がいずれの方向に曲げられたときでも、第1フィルム14が十分に変形するようになる。よって、センサ13によれば、センサ13が複数方向の物品100の曲げを検出できる。
以上のようなセンサ13は、例えば、ロボットアームの関節部に配置されている電気ケーブルの変形を検知するために用いられる。ただし、センサ13の用途は、これに限らない。
(第1の変形例)
次に、第1の変形例に係るセンサ13aについて図面を参照しながら説明する。図7は、センサ13aの展開図及びA-Aにおける断面図である。
センサ13aは、第1フィルム14の配向方向においてセンサ13と相違する。センサ13aでは、第1フィルム14の配向方向は、第1フィルム14が展開された状態において、左右方向(延在方向)と平行である。この平行は、例えば、平行から±10度程度ずれた角度を含む。なお、センサ13aのその他の構成は、センサ13と同じであるので説明を省略する。このようなセンサ13aによれば、センサ13aが物品100のねじりを検出することができる。
(第2の変形例)
次に、第2の変形例に係るセンサ13bについて図面を参照しながら説明する。図8は、センサ13bの展開図及びA-Aにおける断面図である。図9は、センサ13b及び物品100の断面図である。
センサ13bは、第2フィルム54、第3電極55a、第4電極55b及び固定部材60を更に備えている点においてセンサ13と相違する。以下に、この相違点を中心にセンサ13bについて説明する。
センサ13bの第1フィルム14、第1電極15a、第2電極15b、第1固定部材16a及び第2固定部材16bは、センサ13の第1フィルム14、第1電極15a、第2電極15b、第1固定部材16a及び第2固定部材16bと同じであるので説明を省略する。
第2フィルム54は、図8に示すように、シート形状を有している。従って、第2フィルム54は、第3主面S3及び第4主面S4を有している。第3主面S3は、上主面である。第4主面S4は、下主面である。第2フィルム54は、上下方向に見て、長方形状を有している。第2フィルム54の長辺は、前後方向に延びている。第2フィルム54の短辺は、左右方向に延びている。第2フィルム54の外縁は、上下方向に見て、第1フィルム14の外縁と一致している。第2フィルム54は、第2フィルム54の変形量に応じた電荷を発生する。第2フィルム54は、圧電フィルムである。本実施形態では、第2フィルム54は、PLLAフィルムである。
第2フィルム54の一軸延伸方向(配向方向)は、第2フィルム54が展開された状態において、左右方向(延在方向)と平行である。これにより、第2フィルム54は、第2フィルム54が前後方向及び左右方向に45度をなす方向に伸張されること又は前後方向及び左右方向に45度をなす方向に圧縮されることにより、電荷を発生する。第1フィルム14は、前後方向及び左右方向に45度をなす方向に伸張されると、例えば、正の電荷を発生する。第1フィルム14は、前後方向及び左右方向に45度をなす方向に圧縮されると、例えば、負の電荷を発生する。電荷の大きさは、伸張又は圧縮による第1フィルム14の変形量に依存する。より正確には、電荷の大きさは、伸張又は圧縮による第1フィルム14の変形量の微分値に依存する。
第3電極55aは、グランド電極である。第3電極55aは、グランド電位に接続される。第3電極55aは、図8に示すように、第3主面S3に設けられている。本実施形態では、第3電極55aは、第3主面S3の全面を覆っている。従って、第3電極55aは、上下方向に見て、長方形状を有している。第3電極55aの材料は、例えば、PEDOTのような導電性高分子である。
第4電極55bは、信号電極である。第4電極55bから検出信号が出力される。第4電極55bは、図8に示すように、第4主面S4に設けられている。これにより、第2フィルム54は、第3電極55aと第4電極55bとの間に位置している。本実施形態では、第4電極55bは、第4主面S4の全面を覆っている。従って、第4電極55bは、上下方向に見て、長方形状を有している。第4電極55bの材料は、例えば、PEDOTのような導電性高分子である。
固定部材60は、第4電極55bと第1電極15aとを接着している。これにより、第1フィルム14と第2フィルム54とが重なっている。固定部材60の材料は、例えば、アクリル系の粘着剤である。
また、第2フィルム54は、図9に示すように、第1電極15aの周面を1周することにより、円筒形状を有している。このとき、第4電極55bは、第3電極55aより物品100の近くに位置している。
センサ13bによれば、センサ13bがひも状の物品100の曲げ及びねじりを検出することができる。
(第3の変形例)
次に、第3の変形例に係るセンサ13cについて図面を参照しながら説明する。図10は、センサ13cの展開図及びA-Aにおける断面図である。
センサ13cは、第1フィルム14の配向方向及び第2フィルム54の配向方向においてセンサ13bと相違する。具体的には、センサ13cでは、第1フィルム14の配向方向は、第1フィルム14が展開された状態において、左右方向(延在方向)と平行である。第2フィルム54の配向方向は、第2フィルム54が展開された状態において、左右方向(延在方向)に対して45度の角度を形成している。センサ13cのその他の構成は、センサ13bと同じであるので説明を省略する。
センサ13cによれば、センサ13cがひも状の物品100の曲げ及びねじりを検出することができる。
(第4の変形例)
次に、第4の変形例に係るセンサ13dについて図面を参照しながら説明する。図11は、センサ13d及び物品100の断面図である。
センサ13dは、第1固定部材16a、第2固定部材16b及び第2電極15bの構造においてセンサ13と相違する。より詳細には、第1固定部材16a及び第2固定部材16bは、第1フィルム14が展開された状態において、上下方向(第1フィルム14の第1主面S1の法線方向)に見て、第2電極15bと重なっていない。従って、第2電極15bは、第1フィルム14の第2主面S2の全面には設けられていない。第1固定部材16a及び第2固定部材16bは、第1フィルム14の第2主面S2に接触している。これにより、第1固定部材16a及び第2固定部材16bは、第1フィルム14を物品100に固定している。
センサ13dによれば、センサ13dがひも状の物品100の変形をより精度よく検知できる。より詳細には、第1フィルム14において上下方向に見て第1固定部材16a及び第2固定部材16bと重なる部分は、物品100に固定されている。物品100が曲げられると、第1フィルム14において上下方向に見て第1固定部材16a及び第2固定部材16bと重なる部分は、左右方向に伸張又は圧縮される。そのため、第1フィルム14において上下方向に見て第1固定部材16a及び第2固定部材16bと重なる部分では、正の電荷と負の電荷とが相殺されやすい。そこで、第1固定部材16a及び第2固定部材16bは、第1フィルム14が展開された状態において、上下方向(第1フィルム14の第1主面S1の法線方向)に見て、第2電極15bと重なっていない。これにより、第1フィルム14において上下方向に見て第1固定部材16a及び第2固定部材16bと重なる部分に発生する電荷は、検出信号の生成に寄与しなくなる。その結果、センサ13dによれば、センサ13dがひも状の物品100の変形をより精度よく検知できる。
(第5の変形例)
次に、第5の変形例に係るセンサ13eについて図面を参照しながら説明する。図12は、センサ13e及び物品100の断面図である。図13及び図14は、センサ13e-1,13e-2のそれぞれが出力する第1検出信号及び第2検出信号の波形を示したグラフである。縦軸は電圧を示す。横軸は時間を示す。実線は第1検出信号を示す。点線は第2検出信号を示す。
センサ13eは、センサ13e-1,13e-2を含んでいる。センサ13e-1,13e-2は、物品100に左右に並ぶように配置されている。センサ13e-1とセンサ13e-2との間隔は、比較的に小さい。センサ13e-1,13e-2の構造は、センサ13と同じであるので説明を省略する。
センサ13e-1,13e-2は、信号処理部200に接続されている。信号処理部200は、センサ13e-1,13e-2のそれぞれが出力する第1検出信号及び第2検出信号に基づいて、物品100の変形を検知する。信号処理部200は、例えば、CPU(Central Processing Unit)により実現される。
また、信号処理部200は、第1検出信号及び第2検出信号に基づいて、物品100に曲げが発生したのか、物品100に衝撃が加わったのかを判定することができる。具体的には、物品100に曲げが生じると、センサ13e-1及びセンサ13e-2にも曲げが生じる。センサ13e-1とセンサ13e-2との間隔は、比較的に小さい。そのため、センサ13e-1に生じる曲げとセンサ13e-2に生じる曲げとは似ている。従って、図13に示すように、第1検出信号及び第2検出信号は、似た値を取るようになる。
一方、物品100に衝撃が加わると、例えば、センサ13e-1に加わる衝撃がセンサ13e-2に加わる衝撃より大きくなる。この場合、センサ13e-1に生じる変形とセンサ13e-2に生じる変形とは異なる。従って、図14に示すように、第1検出信号及び第2検出信号は、異なる値を取るようになる。
そこで、信号処理部200は、第1検出信号及び第2検出信号に基づいて、物品100に曲げが発生したのか、物品100に衝撃が加わったのかを判定することができる。
(第6の変形例)
次に、第6の変形例に係るセンサ13fについて図面を参照しながら説明する。図15は、センサ13fの断面図である。
センサ13fは、第3固定部材16c及び第4固定部材16dを更に備えている点においてセンサ13と相違する。第1固定部材16a、第2固定部材16b、第3固定部材16c及び第4固定部材16dは、左右方向(延在方向)にこの順に並んでいる。本実施形態では、第1固定部材16a、第2固定部材16b、第3固定部材16c及び第4固定部材16dは、左から右へとこの順に等間隔に並んでいる。従って、第2固定部材16bは、左右方向(延在方向)に第1固定部材16aから離れている。第3固定部材16cは、左右方向(延在方向)に第2固定部材16bから離れている。第4固定部材16dは、左右方向(延在方向)に第3固定部材16cから離れている。
また、第1固定部材16a、第2固定部材16b、第3固定部材16c及び第4固定部材16dは、第1フィルム14、第1電極15a及び第2電極15bを物品100に固定する。
センサ13fによれば、4個の第1固定部材16a、第2固定部材16b、第3固定部材16c及び第4固定部材16dは、左右方向に間隔を開けた状態でセンサ13fを物品100に固定している。これにより、左右方向に長いセンサ13fが物品100に固定されることができる。そのため、センサ13fは、物品100のより広い範囲の変形を検知できる。
(第7の変形例)
次に、第7の変形例に係るセンサ13gについて図面を参照しながら説明する。図16は、センサ13gの展開図及びA-Aにおける断面図である。
センサ13gは、第1フィルム14がPVDF(ポリフッ化ビニリデン)フィルムである点においてセンサ13と相違する。この場合、第1フィルム14の配向方向は、図16に示すように、第1フィルム14が展開された状態において、左右方向(延在方向)と平行である。なお、センサ13gのその他の構成は、センサ13の構成と同じであるので説明を省略する。
センサ13gによれば、センサ13gが物品100の曲げを検知することができる。また、PVDFフィルムは、PLLAフィルムに比べて高い感度を有する。従って、センサ13gは、高い感度を有する。
(第8の変形例)
次に、第8の変形例に係るセンサ13hについて図面を参照しながら説明する。図17は、センサ13hの展開図及びA-Aにおける断面図である。
センサ13hは、第1フィルム14の配向方向においてセンサ13gと相違する。センサ13hでは、第1フィルム14の配向方向は、図17に示すように、第1フィルム14が展開された状態において、左右方向(延在方向)に対して45度の角度を形成している。なお、センサ13hのその他の構成は、センサ13gの構成と同じであるので説明を省略する。
センサ13hによれば、センサ13hが物品100のねじりを検知することができる。また、PVDFフィルムは、PLLAフィルムに比べて高い感度を有する。従って、センサ13hは、高い感度を有する。
(その他の実施形態)
本発明に係る電子機器は、センサ13,13a~13gに限らず、その要旨の範囲において変更可能である。また、センサ13,13a~13gの構成を任意に組み合わせてもよい。
なお、物品100は、ケーブルに限らない。物品100は、ひも状を有していればよい。従って、物品100は、例えば、チューブ等でもよい。また、物品100の延在方向に直交する断面の形状は、円形に限らず、矩形状等であってもよい。
なお、センサ13,13a~13gは、圧電センサに限らない。センサ13,13a~13gは、例えば、ひずみセンサであってもよい。
なお、センサ13,13a~13gにおいて、第1電極15aは、第1主面S1の全面を覆っていなくてもよい。
なお、センサ13b,13cにおいて、第1電極15aは、第1主面S1の全面を覆っていなくてもよい。第2電極15bは、第2主面S2の全面を覆っていなくてもよい。第3電極55aは、第3主面S3の全面を覆っていなくてもよい。第4電極55bは、第4主面S4の全面を覆っていなくてもよい。
なお、センサ13,13a~13e,13g,13hにおいて、第1固定部材16aは、第1フィルム14の左端部に接していなくてもよい。第2固定部材16bは、第1フィルム14の右端部に接していなくてもよい。
なお、センサ13,13a~13e,13g,13hにおいて、第1固定部材16a及び第2固定部材16bは、第1フィルム14が展開された状態において、上下方向に見て、第1フィルム14の左右方向における中央と重なっていてもよい。
なお、センサ13,13a~13e,13g,13hにおいて、第1電極15aは、信号電極であってもよい。第2電極15bは、グランド電極であってもよい。ただし、第1電極15aは、レジスト等の保護層により覆われていることが好ましい。
13,13a~13h,13e-1,13e-2:センサ
14:第1フィルム
15a:第1電極
15b:第2電極
16a:第1固定部材
16b:第2固定部材
16c:第3固定部材
16d:第4固定部材
54:第2フィルム
55a:第3電極
55b:第4電極
60:固定部材
100:物品
200:信号処理部
S1:第1主面
S2:第2主面
S3:第3主面
S4:第4主面

Claims (16)

  1. ひも状の物品の変形を検出するセンサであって、
    第1主面及び第2主面を有する第1フィルムであって、第1フィルムの変形量に応じた電荷を発生する第1フィルムと、
    前記第1主面に設けられている第1電極と、
    前記第2主面に設けられている第2電極と、
    前記第1フィルム、前記第1電極及び前記第2電極を前記物品に固定する第1固定部材及び第2固定部材と、
    を備えており、
    前記第1フィルムは、前記物品の周面を半周以上しており、
    前記第2電極は、前記第1電極より前記物品の近くに位置しており、
    前記第1固定部材は、前記物品が延びる延在方向に前記第2固定部材から離れている、
    センサ。
  2. 前記第1フィルムは、前記物品の周面を1周することにより、円筒形状を有している、
    請求項1に記載のセンサ。
  3. 前記第1フィルムは、圧電フィルムである、
    請求項1又は請求項2のいずれかに記載のセンサ。
  4. 前記第1フィルムは、PLLAフィルムである、
    請求項3に記載のセンサ。
  5. 前記第1フィルムの配向方向は、前記第1フィルムが展開された状態において、前記延在方向に対して45度の角度を形成している、
    請求項4に記載のセンサ。
  6. 前記センサは、
    第3主面及び第4主面を有する第2フィルムであって、第2フィルムの変形量に応じた電荷を発生する第2フィルムと、
    前記第3主面に設けられている第3電極と、
    前記第4主面に設けられている第4電極と、
    を更に備えており、
    前記第2フィルムは、PLLAフィルムであり、
    前記第2フィルムは、前記第1電極の周面を1周することにより、円筒形状を有しており、
    前記第4電極は、前記第3電極より前記物品の近くに位置しており、
    前記第2フィルムの配向方向は、前記第2フィルムが展開された状態において、前記延在方向と平行である、
    請求項5に記載のセンサ。
  7. 前記第1フィルムの配向方向は、前記第1フィルムが展開された状態において、前記延在方向と平行である、
    請求項4に記載のセンサ。
  8. 前記センサは、
    第3主面及び第4主面を有する第2フィルムであって、第2フィルムの変形量に応じた電荷を発生する第2フィルムと、
    前記第3主面に設けられている第3電極と、
    前記第4主面に設けられている第4電極と、
    を更に備えており、
    前記第2フィルムは、PLLAフィルムであり、
    前記第2フィルムは、前記第1電極の周面を1周することにより、円筒形状を有しており、
    前記第4電極は、前記第3電極より前記物品の近くに位置しており、
    前記第2フィルムの配向方向は、前記第2フィルムが展開された状態において、前記延在方向に対して45度の角度を形成している、
    請求項7に記載のセンサ。
  9. 前記第1フィルムは、PVDFフィルムである、
    請求項3に記載のセンサ。
  10. 前記第1フィルムの配向方向は、前記第1フィルムが展開された状態において、前記延在方向に対して45度の角度を形成している、
    請求項9に記載のセンサ。
  11. 前記第1フィルムの配向方向は、前記第1フィルムが展開された状態において、前記延在方向と平行である、
    請求項9に記載のセンサ。
  12. 前記第1フィルムは、前記延在方向において第1端部及び第2端部を有しており、
    前記第1固定部材は、前記第1端部に接しており、
    前記第2固定部材は、前記第2端部に接している、
    請求項1ないし請求項11のいずれかに記載のセンサ。
  13. 前記第1固定部材及び前記第2固定部材は、前記第1フィルムが展開された状態において、前記第1フィルムの前記第1主面の法線方向に見て、前記第1フィルムの前記延在方向における中央と重なっていない、
    請求項1ないし請求項12のいずれかに記載のセンサ。
  14. 前記第1固定部材及び前記第2固定部材は、前記第1フィルムが展開された状態において、前記第1フィルムの前記第1主面の法線方向に見て、前記第2電極と重なっていない、
    請求項1ないし請求項13のいずれかに記載のセンサ。
  15. 前記センサは、
    第3固定部材を、
    更に備えており、
    前記第1固定部材、前記第2固定部材及び前記第3固定部材は、前記延在方向にこの順に並んでおり、
    前記第3固定部材は、前記延在方向に前記第2固定部材から離れており、
    前記第3固定部材は、前記第1フィルム、前記第1電極及び前記第2電極を前記物品に固定する、
    請求項1ないし請求項11のいずれかに記載のセンサ。
  16. 前記第1電極は、グランド電極であり、
    前記第2電極は、信号電極である、
    請求項1ないし請求項15のいずれかに記載のセンサ。
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