JP7046084B2 - ワンタッチ式ロックバルブと原料容器 - Google Patents

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Description

特許法第30条第2項適用 展示日 平成29年6月21日~23日 展示会名、開催場所 第21回機械要素技術展 東京ビッグサイト(東京都江東区有明3-11-1)
本発明は、例えば、半導体製造に使用される処理流体の流路を開閉し、ワンタッチでロックできるワンタッチ式ロックバルブと原料容器に関する。
従来、半導体製造に用いられる処理流体として、液体や固体からなるガス化用材料が用いられ、この処理流体は、毒性・可燃性などの非常に危険な性質を有しているものが多い。そのため、その原料を運搬・保管する原料容器は、原料が外部に漏洩しないように厳重に封止されている必要があり、その一方、原料容器内から処理流体を外部に流すために、その内部を外部流路と連通できるようにする必要もある。このことから、通常、原料容器の上面側にはバルブが設けられ、このバルブには開閉操作用の手動ハンドルが備えられている場合が一般的である。この手動ハンドルにより、原料容器を運搬や保管時などの未使用時には弁閉状態に操作し、一方、容器内の原料を使用するときには、原料容器を供給ラインに接続した後に弁開状態に操作できるようになっている。
この種の原料容器として、例えば、特許文献1の液体供給構造の密閉容器が開示されている。この密閉容器には、蓋側に複数のバルブが取付けられ、これらバルブを手動操作して流路を切換えることにより、容器内部に流体が給排気される。バルブを閉操作したときには内部を密閉し、容器本体をシステムに脱着することも可能になっている。
この場合、原料容器の運搬時などに振動や衝撃、その他の不用意な外力によりハンドルが緩むと危険であり、また、原料容器を原料供給ラインに接続した後などに、誤操作などの意図的でない操作によりハンドルを回転させると、処理流体が漏洩して大事故につながるおそれもある。これらを防ぐため、このようなバルブには、弁閉状態でロックがかけられるようにしたものがある。このロック機構としては、例えば、ハンドルにカバーを取付けたり、南京錠で施錠するものがあり、これらにより、不用意な外力や意図的でない操作などの不必要時のハンドルの緩みを防ぐようになっている。
また、特許文献2においては、回転ハンドル用キャップが開示されている。このキャップは、バルブの回転ハンドルの上から取付けられ、凹凸状のクラッチ部を介してハンドルと一体に回転させるか、或はハンドルに対して空転させることにより、回転ハンドルの誤操作を防ぐことが可能になっている。
特許文献3のバルブには、バルブ操作用ハンドルに位置規制機構が設けられている。この位置規制機構は、位置規制部材と、位置規制部材に弾性力を付与するスプリングからなる弾性力付与部材とを有し、スプリングの弾性力により位置規制部材が位置規制され、一方、スプリングの弾性力に抗して位置規制部材を把持したときに位置規制を解除可能になっている。これらにより、位置規制部材に外力(把持する力)が印加されていないときには、バルブ弁箱部に対してハンドルの回転が規制され、把持による外力を印加した状態でハンドルを回転操作できるようになっている。
特許第4021721号公報 WO2015/129174号公報 特開2017-116073号公報
前述したバルブ用ハンドルのロック機構において、ハンドルにカバーを取付ける場合には、カバーが別途必要になり、その取付けや取外しも面倒になる。
一方、南京錠を使用してロックする場合、この南京錠による部品点数の増加に加えて、この南京錠で施錠するための施錠金具を取り付ける必要もあり、この場合、施錠金具を設置するためのスペースがバルブの周囲に必要になる。施錠時には、その作業が複雑になって使い勝手が悪くなり、施錠後には、鍵を管理する必要も生じることから作業性が悪いという問題もある。
特許文献2のキャップは、バルブの誤操作を防ぐために、回転ハンドルの上からあらたに装着する必要がある。この場合、キャップの外面側に装着することからバルブ全体の大型化につながり、複数のバルブが原料容器の上面に集積化されている場合、装着できないこともある。さらに、バルブとは別部品であるため部品点数が増加し、その管理なども別途おこなう必要がある。
特許文献3のバルブにおける位置規制機構では、位置規制状態からハンドルを回転させるときに、位置規制部材をスプリングの弾発方向に抗して解除方向に力を加えつつ、ハンドルを回転操作する必要があり、ロックの解除に手間がかかる。この場合、ハンドルの回転方向の力に加えて、位置規制部材を解除するための余分な力も必要になる。しかも、位置規制部材の位置規制部の係止が完全に外れるまで力を加えなければ、ハンドルを操作することができない。
回転ハンドルの操作中には、位置規制部材にスプリングの弾発方向の力が加わり続けるため、この弾発力に抗する強い操作力が必要になり、かつ、位置規制機構の消耗も激しくなる。これらのことより、ハンドルの操作性が悪くなっていた。
本発明は、上記の問題点を解決するために開発したものであり、その目的とするところは、回転ハンドルを自動でロックして不必要時の開閉操作を防止するバルブであり、簡便な内部機構により全体のコンパクト性を維持しつつワンタッチでロックを解除し、優れた操作性によって操作できるワンタッチ式ロックバルブと原料容器を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、弁体を内蔵したバルブ本体と、このバルブ本体に軸装したステムと、このステムの上部に固着した回転ハンドルと、この回転ハンドルの内部に収納してバルブ本体の軸装部に固定した保持体と、この保持体と回転ハンドルに配置したロック機構とを備え、このロック機構は、保持体に装入したスプリングと、このスプリングの下方弾発側に設けられた球体と、後端側の途中が保持体に軸着され、後端部が球体を介して弾発付勢され、かつ先端部側が回転ハンドルの下縁部に弾発状態で当接された係止部材と、この係止部材の先端部側が回転ハンドルに係止される係合溝とからなり、係止部材が係合溝に対して対向位置の状態で、この係止部材が係合溝に弾発付勢された状態で自動ロックされるワンタッチ式ロックバルブである。
請求項2に係る発明は、球体は、スプリングの下方に装着されたスプリング受けを介して弾発付勢され、係止部材の後端部に形成された半球状部が球体を介して係合された状態で係止部材を回転ハンドルの下縁部に向かって弾発付勢すると共に、係止部材の先端を回転ハンドルの側方よりやや突出させたワンタッチ式ロックバルブである。
請求項3に係る発明は、回転ハンドルの弁閉位置で係止部材が係合溝に係止ロックされ、全閉状態をロックするようにしたワンタッチ式ロックバルブである。
請求項4に係る発明は、保持体の上面に全開と全閉の表示部が施され、この表示部が回転ハンドルに設けられた視認窓より視認可能に設けられたワンタッチ式ロックバルブである。
請求項5に係る発明は、スプリング受けの上方側に確認棒が延設され、保持体の表示部には、確認棒の上端が露出状態に上下動可能な貫通穴が穿設されたワンタッチ式ロックバルブである。
請求項6に係る発明は、確認棒の上端が表示部に露出することにより、回転ハンドルのロック解除状態又はロック状態を外部から視認できるようにしたワンタッチ式ロックバルブである。
請求項7に係る発明は、係止部材には、回転ハンドルの下縁部に接触する位置にカラーが装着されたワンタッチ式ロックバルブである。
請求項8に係る発明は、弁閉位置で回転ハンドルがロックされるロック機構付きの手動バルブを取付けた原料容器である。
請求項1に係る発明によると、保持体と回転ハンドルにロック機構を配置し、このロック機構が、保持体に装入したスプリングと、スプリングの下方弾発側に設けられた球体と、後端側の途中が保持体に軸着され、後端部が球体を介して弾発付勢されつつ先端部側が回転ハンドルに当接される係止部材と、この係止部材の先端部側が係止される係合溝からなり、係止部材が係合溝に対して対向位置の状態で、この係止部材が係合溝に弾発付勢された状態で自動ロックされることにより、不用意な外力や意図的でない操作等の不必要時の回転ハンドルの開閉操作を確実に防止できる。この場合、外部より施錠用の部品を別途設けることなく、係止部材と係合溝とを有する簡便な内部機構により全体のコンパクト性を維持し、狭い場所にも使用できる。操作時には、係止部材を係合溝から外しながら回転ハンドルを回転させることにより、軽い力によりワンタッチでロックを解除できる。ロックの解除後には、係止部材を係合溝より外した状態で、回転ハンドルの下縁部が係止部材に対して接触しながら回転ハンドルを回転できるため、軽い操作力で任意の開閉或は中間開度に操作できる。ロック解除時や回転操作中には、各部品に大きな負荷が加わることがないため、各部品の消耗を防いで優れた操作性を維持する。
請求項2に係る発明によると、球体がスプリングの下方に装着されたスプリング受けを介して弾発付勢され、係止部材の後端部に形成された半球状部が球体を介して係合された状態で、係止部材を前記回転ハンドルの下縁部に向かって弾発付勢し、係止部材の先端が回転ハンドルの側方よりやや突出されていることにより、てこの原理を利用してスプリングの力を係止部材から回転ハンドル側に伝達できる。これにより、ロックの解除時には、小さい力で、かつ少ない回転角度により係止部材を容易に操作でき、回転ハンドルの操作時には、スプリングの弾発力が回転ハンドルの操作に与える影響を抑えて軽い力で回転操作でき、係止部材の外周面を滑るように回転ハンドルが回転するため、摺動抵抗が小さくなって部品の消耗を抑えている。さらに、回転ハンドルの側方よりやや突出した係止部材を指で容易に操作することができる。
請求項3に係る発明によると、回転ハンドルの弁閉位置でこの全閉状態を自動的にロックでき、さらに、製品ごとに内部部品の加工精度の誤差があったり、繰り返しの回転操作などにより内部部品に緩みが生じて、回転ハンドルの弁閉位置が変化した場合にも、弁閉状態の回転ハンドルの回転状態に応じて係止部材と係合溝との関係を微調整し、確実に回転ハンドルの弁閉位置で自動ロックさせることができる。
請求項4に係る発明によると、視認窓から全開と全閉の表示部を視認でき、この表示部から自動ロックとなる状態を確認しながら弁閉操作できる。また、表示部を視認しつつバルブ開度を微調整して所望の弁開度に調節可能となる。
請求項5に係る発明によると、係止部材の操作により確認棒が上下動し、この確認棒の上端の露出状態を保持体の表示部の貫通穴を介して視認することにより、係止部材の動作状態をバルブ本体の上方から確認できる。
請求項6に係る発明によると、確認棒の上端の表示部からの露出状態により回転ハンドルのロック解除状態又はロック状態を外部から視認できるため、係止部材の誤操作やロックの未完了状態を確実に防止できる。
請求項7に係る発明によると、カラーが回転ハンドルの下端縁に接触し、このカラーが回転ハンドル下縁部の動きに合わせて回転したり、回転ハンドルに対して摺動することで接触抵抗が小さくなり、軽い力で回転ハンドルを操作できる。カラーがハンドルに接触することで、ハンドルの消耗も抑えることができる。
請求項8に係る発明によると、ロック機構付きの手動バルブにより弁閉位置で回転ハンドルをロックできることで、内部に毒性・可燃性などの危険な性質の原料を収納した場合にも、運搬や保管時などの未使用時に確実に弁閉状態でロックする。これにより、振動や衝撃等の不要な外力、誤操作等の意図的でないハンドル操作などの不必要時の回転ハンドルの緩みを防ぎ、原料の漏洩を防止できる。
本発明のワンタッチ式ロックバルブの実施形態の弁閉状態を示す縦断面図である。 (a)は、図1のワンタッチ式ロックバルブの上方斜視図である。(b)は、図1のワンタッチ式ロックバルブの下方斜視図である。 図1の一部省略正面図である。 図1のロック解除状態を示す縦断面図である。 図4の一部省略正面図である。 図5の回転ハンドルを取外した状態を示す拡大平面図である。 原料容器を示す正面図である。 本発明のワンタッチ式ロックバルブの他の実施形態の弁閉状態を示す一部省略縦断面図である。 図8の上方斜視図である。 図8のロック解除状態を示す縦断面図である。 図10の上方斜視図である。
以下、本発明におけるワンタッチ式ロックバルブと原料容器の実施形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1、図3においては、本発明のワンタッチ式ロックバルブの実施形態の弁閉状態を示し、図4、図5においては、ワンタッチ式ロックバルブのロックを解除した状態を示している。
図において、ワンタッチ式ロックバルブ(以下、バルブ本体1という)は、ボデー2、ステム3、弁体であるダイヤフラム4、シール用弁座シート5、回転ハンドル6、ロック機構10、保持体21を有している。
バルブ本体1はダイヤフラムバルブからなり、このバルブ本体1のボデー2内にはダイヤフラム4が内蔵され、このボデー2にはステム3が螺合状態で軸装されて軸装部11が設けられる。
ステム3の上部には、スプライン結合により回転ハンドル6が一体に取付けられ、六角穴付きの止めネジ12により締め付けられて回転ハンドル6が抜け止めされる。ステム3は、回転ハンドル6の回転により、この回転ハンドル6と一体に回転することで昇降動可能に設けられる。一方、ステム3の下部側には、皿ばね13を介してステムキャップ14が装着される。
ダイヤフラム4は、略円筒状に設けられたダイヤフラム押え15により、その周縁がボデー内の流路2aの環状部位に押圧された状態でボデー2に取付けられ、このダイヤフラム押え15の中央には、ダイヤフラムピース16が昇降動可能にガイドされた状態で装着される。ダイヤプラムピース16は、ステムキャップ14の下部に配置され、皿ばね13の弾発力により下方に付勢されたステムキャップ14により弁座シート5側に押圧可能に設けられる。この弁座シート5は、ボデー内流路2aのダイヤフラム4との対向側に装着される。
上記の構成により、バルブ本体1に設けたステム3を回転ハンドル6で回転させると、この回転ハンドル6の回転によりステム3がボデー2内を昇降動し、ステム3とともにステムキャップ14、ダイヤフラムピース16が昇降動し、ダイヤフラムピース16がダイヤフラム4を押圧或は押圧解除する。これによって、ダイヤフラム4が弁座シート5に接離し、ボデー内流路2aが開閉可能に設けられている。
回転ハンドル6は、例えば、アルミニウム合金等の金属材料により設けられ、その表面には適宜の色彩を有する塗装が施される。回転ハンドル6の内周側には環状溝部20が形成され、この環状溝部20内に略円筒形状の保持体21が挿入可能に設けられる。
図3、図5に示すように、回転ハンドル6の下部には、円弧状の下縁部22が設けられ、この下縁部22の一部が所定の大きさの略円弧状に切り欠かれて係合溝23が形成される。図2(a)、図2(b)に示すように、係合溝23には、後述する係止部材25の先端部側が回転ハンドル6に弾発状態で係止され、図2の係止状態では回転ハンドル6を回転しようとしても係止部材25が外れることがない。一方、係止部材25を手動で容易に外せるような幅及び深さに設けることが望ましい。
図6において、回転ハンドル6の中央には破線によって示した突起部17が保持体21への装着側に向けて形成される。突起部17の外径側には、一部が略扇状に突出した突出部18が形成され、この突出部18の回転側には係止面19、19が設けられる。突出部18には、止めネジ12螺着用のメネジ18aが放射方向に形成される。
図1、図6に示す保持体21は、略円筒状に形成され、回転ハンドル6の内部に収納可能に設けられた状態で、軸装部11の上部に六角穴付きの止めネジ26により固定される。保持体21の中央には、回転ハンドル6への装着用であり、回転ハンドル6の回転を規制するための装着穴部27が設けられ、この装着穴部27を介して回転ハンドル6が取付けられる。このような構造により、回転ハンドル6は、ステム3と共に保持体21に対して相対的に回転するようになっている。
図6の一点鎖線に示すように、装着穴部27には内径方向に突出する規制部28が形成され、この規制部28における係止面19との対向面側に、回転ハンドル6の回転時に係止面19が係止可能な規制面29が設けられる。本例では、弁閉から全開状態までの回転ハンドル6の回転角度が180°の範囲となるように、上記の突出部18、規制部28の円周方向の長さが設定されている。回転ハンドル6の開閉角度は、バルブの種類や仕様などに応じて、突出部18並びに規制部28の円周方向の大きさを設定することで任意に変更できる。
装着穴部27の止めネジ12装着側の規制部28との境界付近には、溝状の空隙部42が装着穴部27よりも外径側に形成される。空隙部42を設けることにより、回転ハンドル6の脱着時には、止めネジ12がこの空隙部42の位置になるように回転ハンドル6を回転した上で、止めネジ12を空隙部42側に逃がすように緩めることで、装着穴部27の内壁に接触させることなく止めネジ12のステム3への締め込みを解除し、この状態で回転ハンドル6を保持体21から上方に引き抜くことで取り外しが可能になる。
図2(a)に示すように、保持体21の上面には、バルブ本体1の全開と全閉、及び中間開度を示す円弧状の表示部30が施され、一方、この表示部30と対向する回転ハンドル6の一部には視認窓31が設けられる。これにより、回転ハンドル6を回転したときには、視認窓31から表示部30を外部より視認可能になり、回転ハンドル6の開度を確認可能になっている。回転ハンドル6によるバルブ開閉時には、上述した図6の係止面19、19が規制面29、29に当接して開閉位置が規制され、このときの開閉状態が表示部30を介して示される。
図2(b)に示すように、保持体21の底面側には、2つの突設片32、32が所定間隔で設けられ、これら突設片32の間に後述するように係止部材25の後端側の途中が軸着される。また、図1において、保持体21には、後述するスプリング33装着用の孔部34が、回転ハンドル6の回転軸と略平行の向きに形成される。
図1、図4において、ロック機構10は、保持体21と回転ハンドル6に配置され、係止部材25、係合溝23、スプリング33、スプリング受け37、鋼球からなる球体40からなっている。
係止部材25は、例えば、ステンレス等の金属材料により手動で操作可能な略レバー状に形成された係止ピンからなり、前述した保持体21の2つの突設片32、32の間に装入され、その後端側の途中が止めピン35で突設片32に軸着される。これにより、係止ピン25は、止めピン35を中心に回動操作可能に設けられる。係止ピン25の後端部には半球状部36が形成され、この半球状部36が後述する球体40により押圧可能に設けられる。
係止ピン25の先端は、回転ハンドル6の側方より外側に向かってやや突出された状態に設けられ、係合溝23の位置にきたときに、この係合溝23に係合可能になっている。これにより、本発明のワンタッチ式ロックバルブは、ロック機構を有しない従来のバルブと外観上は殆ど変わらず、コンパクト性を維持したままロック機構10を有するものとなる。
スプリング33はコイルばねからなり、保持体21の孔部34に保持体21の下方より装入可能に設けられ、下方に弾発するように配置される。スプリング33の下方弾発側にはスプリング受け37が装着され、このスプリング受け37を介して球体40が設けられる。この構成により、球体40は、スプリング33の下方に装着されたスプリング受け37を介して弾発付勢され、係止ピン25の半球状部36が球体40を介して係合された状態で、この係止ピン25が止めピン35を中心に回転し、回転ハンドル6の下縁部22に向かって弾発付勢した状態で当接可能に設けられている。
係止ピン25の回転ハンドル6の下縁部22との当接側の位置にはカラー41が装着され、このカラー41は、例えば、ナイロンなどの樹脂材料により成形される。係止ピン25が回転ハンドル6側に回転するときには、回転ハンドル6の下縁部22にカラー41が接触するようになっている。
カラー41は、回転ハンドル6の下縁部22に当接する際に、回転ハンドル6の回転に伴って係止ピン25の軸周りに回転するか、或は係止ピン25に固定された状態に設けられる。
これらの構成により、ロック機構10により係止ピン25が回転ハンドル6側に常時付勢され、図1、図3に示した弁閉状態では、係止ピン25が係合溝23に対して対向位置の状態で、この係合ピン25が係合溝23に弾発付勢された状態で自動ロックされるようになっている。
一方、回転ハンドル6を操作する際には、図4、図5に示すように、スプリング33により弾発付勢されている係止ピン25をその力に抗して指で下方に押し下げ、係合溝23より外すようにすればロック解除状態となり、この状態で係止ピン25から係合溝23がずれる位置まで回転ハンドル6を回転させれば、係止ピン25の押圧を解除したときにこの係止ピン25が回転ハンドル6の下縁部22に当接した状態となる。
この状態で回転ハンドル6を回転させることができ、その回転操作時には、回転ハンドル6の下縁部22が係止ピン25に対して接触した状態で、任意のバルブ開度まで操作できる。このときの係止ピン25は、スプリング33の弾発力で付勢された状態で下縁部22に当接され、回転ハンドル6は、任意の方向に円滑に回転することができる。
そして、本実施形態では、回転ハンドル6をバルブ閉方向に回転し、バルブが閉状態となり、係止ピン25が係合溝23に対して対向位置になったときに、係止ピン25が係合溝23に弾発付勢されて自動ロックされる。このとき、係止ピン25を再度係合溝23から手動で外さない限り、回転ハンドル6はロックされた状態を維持する。
ステム3に対する回転ハンドル6の取付け位置(ステム3に対する回転ハンドル6の回転状態)は、止めネジ12により調整可能に設けられ、回転ハンドル6の弁閉位置で、係止ピン25が係合溝23に係止ロックされ、回転ハンドル6の全閉状態がロックされるようになっている。
上述したバルブ本体1は、例えば、図7に示した原料容器(以下、容器本体50という)に接続される。容器本体50は、内部に毒性・可燃性などの性質を有する図示しない原料を収納可能な材料で形成され、その上面51の2箇所には、内部への吸入用、排出用の流路52、53がそれぞれ設けられる。各流路52、53には、バルブ本体1を有するロック機構付きの手動バルブが取付けられ、バルブ本体1の操作によりそれぞれの流路52、53が開閉可能に設けられる。このとき、ロック機構10により弁閉位置で回転ハンドル6がロック可能に設けられ、不必要時のバルブ本体1の開閉操作が防がれている。
なお、上記実施形態においては、バルブ本体1をダイヤフラムバルブとしているが、回転ハンドル6で開閉する手動バルブであれば、ダイヤフラムバルブ以外の各種のバルブ本体にロック機構10を設けることもできる。その場合、回転ハンドルの弁閉から全開状態までの回転角度が異なる場合にも対応できる。
係止部材25は係止ピンに限定されず、回転ハンドル6側に弾発付勢され、且つ、回転ハンドル6の係合溝23に係止可能なものであれば、制限なく適用することができる。
係止ピン25を回転ハンドル6の下縁部22に向かって弾発付勢するために、コイルばね33(及びスプリング受け37)と球体40とを用いているが、バルブ本体1側の係止ピン25が回転ハンドル6側の係合溝23に係合してロック可能な構造であれば、コイルばね33以外のスプリングを用いたり、或は、その他の各種構造により係止ピン25を弾発付勢することもできる。
本実施形態の場合、係止ピン25が、てこの原理により動作することから、この係止ピン25の支点である軸着位置(止めピン35の位置)を適宜変更することで、この支点から係止ピン25の操作位置である力点までの距離や、支点から作用点である球体40との接触面までの距離を変えたり、或は、コイルばね33の弾発係数を変えることにより、係止ピン25の係合溝23への係合力(ロック解除時に必要な押し下げ力)を調整することもできる。
また、係止ピン25を弁閉状態で係合溝23に自動ロックさせているが、弁開位置に係合溝23を設けることにより、係止ピン25を弁開状態で係合溝23に自動ロックさせたり、或は弁閉及び弁開状態の双方の位置に係合溝23を設けることで開閉位置の両方で自動ロックさせることもできる。
次に、本発明におけるワンタッチ式ロックバルブの上記実施形態における作用を説明する。
本発明におけるバルブ本体1は、弁閉時には、図1に示すように、スプリング33により常時弾発付勢された係止ピン25が回転ハンドル6の係合溝23に係合してロック状態を維持するため、図7のバルブ本体1を接続した容器本体50に、運搬時等の振動や衝撃などの不用意な外力や、配管施工時の誤操作などの意識的でない操作力が働くなど、回転ハンドル6に不必要な回転力が加わろうとしたときにも、回転ハンドル6の回転を確実に阻止する。このようにバルブの閉状態を確実に維持し、容器本体50内の原料の漏れを防止できる。
回転ハンドル6の弁開操作時には、係止ピン25を指で押し下げつつ弁開方向に回転させることで、係止ピン25によるロック状態を容易に解除できる。このとき、球体40がスプリング受け37を介して弾発付勢し、この球体40を介して係止ピン25の半球状部36を係合した状態で、係止ピン25を回転ハンドル6の下縁部22に向かって弾発付勢していることで、てこの原理により軽い押圧力で係止ピン25を押し下げできる。しかも、半球状部36と球体40とが点接触していることで、より少ない抵抗力で滑らかに係止ピン25を操作可能になる。
回転ハンドル6の回転操作中には、その下縁部22が係止ピン25に対して接触し、しかも、上述のてこの原理により係止ピン25から回転ハンドル下縁部22に加わる力が小さくなるため、相互の摺動抵抗を極力抑え、軽い力で容易に操作可能になる。
さらに、係止ピン25における回転ハンドル下縁部22との接触位置にカラー41を装着しているため、このカラー41が回転ハンドル下縁部22の動作に合わせて係止ピン25の軸周りに回転したり、回転ハンドル下縁部22に対して摺動可能となる。これにより、摺動抵抗を一層軽減し、さらに、カラー41を回転可能に取付けるようにすれば、回転ハンドル6をより軽い力で操作でき、また、摺動させる場合に比較して回転ハンドル6や係止ピン25の損耗もより防ぎやすくなる。しかも、カラー41を樹脂製としていることで、回転ハンドル6への金属製の係止ピン25の直接の接触を防ぎ、回転ハンドル6表面の塗装の剥がれや消耗を抑えている。
回転ハンドル6を閉方向に操作して弁閉状態になったときには、係止ピン25が係合溝23に対して対向位置となり、係止ピン25がスプリング33で弾発付勢していることで係合溝23に自動ロックする。このように、予め回転ハンドル6の取付け位置を調整していることで、弁閉時には施錠操作をおこなうことなく確実に弁閉状態にロックできる。
上述の構成のロック機構10により弁閉状態で自動ロックしていることで、回転ハンドル6の操作時にロック機構10が邪魔になることもない。少ない部品点数で簡単な機構に設けているため組立ても容易であり、バルブ本体1全体のコンパクト性にも寄与する。
このことより、図7に示すように、容器本体50の載置方向の投影面積が小さく、吸入用と排出用との流路52、53同士の間隔が狭い場合にもこれら流路52、53にバルブ本体1を接続でき、しかも、ロック機構10がバルブ本体1の外方にほとんど突出することがないため、容器本体50のフットプリント性を確保し、バルブ本体1が接続された容器本体50を狭い場所にも設置可能になる。
本発明のワンタッチ式ロックバルブにおけるロック機構10は、バルブ本体1の軸装部11の上部に保持体21を固定するとともに、係合溝23が設けられた回転ハンドル6を適用することで構成される。したがって、例えば、ハンドルや保持体以外の構造を共通化しておけば、当初は不要であったが、後からロック機構を設ける必要性が生じるような場合であっても、バルブの軸装部に保持体21を取り付け、且つ係合溝23を有する回転ハンドル6に交換することでロック機構を後付けすることも可能となる。
図8~図11においては、本発明のワンタッチ式ロックバルブの他の実施形態を示している。なお、この実施形態において、前述した実施形態と同一部分は同一符号によって表し、その説明を省略する。
この実施形態におけるバルブ本体60では、スプリング受け61の上方側に確認棒62が適宜の長さにより一体に延設され、一方、保持体21の表示部30には、確認棒62の上端62aが露出状態で上下可能な貫通穴63が穿設されている。これにより、係止ピン25の回動操作時に、てこの原理で球体40を介して確認棒62(スプリング受け61)が貫通穴63内を昇降動し、この確認棒62の貫通穴63からの露出状態を視認可能となる。このようにして、係止ピン25の動作状態をバルブ本体1の上方より貫通穴63を介して容易に確認可能となる。
そして、確認棒62の上端62aが表示部30に露出することにより、回転ハンドル6のロック解除状態又はロック状態を外部から視認できるようにしている。
図8、図9は、バルブ本体60の弁閉状態を示している。この場合、確認棒62が下降することでその上端62aが表示部30よりも沈んだ状態となり、回転ハンドル6がロック状態であることを上方より視認可能となる。
一方、図10、図11は、ロックを解除するため、係止ピン25の先端部25aを下方に押し下げた状態を示している。この場合、確認棒62が上昇してその先端62aが表示部30よりも突出した状態となり、回転ハンドル6がロック解除状態であることを上方より視認できる。
これらのことから、例えば、図示しない容器本体が狭い場所に設置され、この容器本体に取付けられたバルブ本体60の係止ピン25の回転状態が確認しにくい場合にも、表示部30の外方からの視認により回転ハンドル6のロック状態或はロック解除状態を容易に把握でき、バルブ本体60の閉め忘れや誤操作を確実に阻止できる。
上記実施形態のバルブ本体60では、回転ハンドル6がロック状態であるときに確認棒62(スプリング受け61)が下降し、ロック解除状態であるときに確認棒62が上昇する機構に設けられているが、これとは反対に、ロック状態で確認棒62が上昇し、ロック解除状態で確認棒62が下降する機構に設けられていてもよい。この場合、ロック時に確認棒62の上端62aが表示部30から突出することで、この状態を外方からより視認しやすくなり、バルブ本体60の閉状態を確実に把握して原料容器からの原料の漏れなどを防止可能になる。
図示しないが、確認棒62の上端外周側に着色を施すようにしてもよく、この場合、確認棒62の上昇時に上端の着色部分が表示部30よりも突出するため、確認棒の上昇状態を一層視認しやすくできる。
本発明は、前記実施の形態の記載に限定されるものではなく、本発明の特許請求の範囲に記載されている発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更ができるものである。
1、60 バルブ本体
3 ステム
6 回転ハンドル
10 ロック機構
11 軸装部
21 保持体
22 下縁部
23 係合溝
25 係止ピン(係止部材)
25a 先端部
25b 後端部
30 表示部
31 視認窓
33 コイルばね(スプリング)
36 半球状部
37、61 スプリング受け
40 球体
41 カラー
50 容器本体
62 確認棒
62a 上端
63 貫通穴

Claims (8)

  1. 弁体を内蔵したバルブ本体と、このバルブ本体に軸装したステムと、このステムの上部に固着した回転ハンドルと、この回転ハンドルの内部に収納して前記バルブ本体の軸装部に固定した保持体と、この保持体と前記回転ハンドルに配置したロック機構とを備え、このロック機構は、前記保持体に装入したスプリングと、このスプリングの下方弾発側に設けられた球体と、後端側の途中が前記保持体に軸着され、後端部が前記球体を介して弾発付勢され、かつ先端部側が前記回転ハンドルの下縁部に弾発状態で当接された係止部材と、この係止部材の先端部側が前記回転ハンドルに係止される係合溝とからなり、前記係止部材が前記係合溝に対して対向位置の状態で、この係止部材が前記係合溝に弾発付勢された状態で自動ロックされることを特徴とするワンタッチ式ロックバルブ。
  2. 前記球体は、前記スプリングの下方に装着されたスプリング受けを介して弾発付勢され、前記係止部材の後端部に形成された半球状部が前記球体を介して係合された状態で前記係止部材を前記回転ハンドルの下縁部に向かって弾発付勢すると共に、前記係止部材の先端を前記回転ハンドルの側方よりやや突出させた請求項1に記載のワンタッチ式ロックバルブ。
  3. 前記回転ハンドルの弁閉位置で前記係止部材が前記係合溝に係止ロックされ、前記回転ハンドルの全閉状態がロックされるようにした請求項1又は2に記載のワンタッチ式ロックバルブ。
  4. 前記保持体の上面に全開と全閉の表示部が施され、この表示部が前記回転ハンドルに設けられた視認窓より視認可能に設けられた請求項1乃至3の何れか1項に記載のワンタッチ式ロックバルブ。
  5. 前記スプリング受けの上方側に確認棒が延設され、前記保持体の表示部には、前記確認棒の上端が露出状態で上下動可能な貫通穴が穿設された請求項に記載のワンタッチ式ロックバルブ。
  6. 前記確認棒の上端が前記表示部に露出することにより、前記回転ハンドルのロック解除状態又はロック状態を外部から視認できるようにした請求項5に記載のワンタッチ式ロックバルブ。
  7. 前記係止部材には、前記回転ハンドルの下縁部に接触する位置にカラーが装着された請求項1乃至6の何れか1項に記載のワンタッチ式ロックバルブ。
  8. 弁閉位置で前記回転ハンドルがロックされる請求項1乃至7の何れか1項に記載のロック機構付きの手動バルブが付けられたことを特徴とする原料容器。
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