JP7045654B2

JP7045654B2 - 呼気終末ｃｏ２ガイドされた気管内挿管装置

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Publication number: JP7045654B2
Application number: JP2020197988A
Authority: JP
Inventors: 姜虹; 夏明�; 孫宇; 厳佳
Original assignee: 上海交通大学医学院付属第九人民医院
Priority date: 2019-12-11
Filing date: 2020-11-30
Publication date: 2022-04-01
Anticipated expiration: 2040-11-30
Also published as: EP3834873B1; JP2021090732A; US20210178097A1; US11786682B2; CN110812649B; EP3834873A1; CN110812649A

Description

本発明は医療器械技術分野に関し、特に、呼気終末ＣＯ_２ガイドされた気管内挿管装置に関するものである。

気管内挿管法とは、特製の気管内カテーテルを声門経由で気管に置き入れることを指す。この方法は、気道の滞りがなく、通気し酸素を供給し、気道吸引及び誤吸引防止等に最適な条件を提供することができる。緊急気管内挿管法は、既に心肺蘇生及び呼吸機能障害に伴う危篤に陥った患者に応急手当をする過程における重要な措置になっている。気管内挿管法は、応急処置を施す仕事の中でよく用いられる重要な応急手当をする技術であり、気道管理における応用が最も広く、最も効果的、最も速い手段の１つであり、医療スタッフが必ず熟練にマスターしなければならない基本技能であり、患者の命への応急手当、病死率の低減に極めて重要な役割を果たす。

従来の気管内挿管は、カニューレと内視鏡を一緒に喉頭管内に装入することで、内視鏡で喉頭管を観察して気管を探し、それから、カニューレを喉頭管内に装入するものであるが、しかし、挿管する過程の中で、喉頭管と気管内に膿液が分泌され、喉頭管と気管内に貯留液が形成されることになり、内視鏡に視覚障害をもたらし、カニューレの装入に影響を与えてしまう。

(一) 解決しようとする技術課題

本発明の目的は、上記従来技術の不足に対し、呼気終末ＣＯ_２に基づいて気管内挿管の位置を決定できるとともに、気管内貯留液をきれいに片付けることができる呼気終末ＣＯ_２ガイドされた気管内挿管装置を提供することにある。

(二) 技術手段

上記の課題を解決するために、本発明は、カニューレ、呼気終末ＣＯ_２導管、吸液管、エアバッグ及び充気管を備える呼気終末ＣＯ_２ガイドされた気管内挿管装置を提供した。前記呼気終末ＣＯ_２導管は、前記カニューレの側壁内に部分的に穿設され、その一端が前記カニューレの端部外に延び、他端が呼気終末ＣＯ_２センサに接続される。前記吸液管は、前記カニューレの側壁内に部分的に穿設され、その一端が前記カニューレの端部外に延び、他端がエアポンプに接続される。前記エアバッグは、前記カニューレ（１００）の外壁に被装される。前記充気管は、前記カニューレ（１００）の側壁内に部分的に貫通して設置され、その一端が前記エアバッグ（４００）に接続され、他端が給気装置に接続される。

好ましくは、前記カニューレの側壁内に呼気終末ＣＯ_２導管取付溝と、吸液管取付溝とが設置されている。

好ましくは、前記呼気終末ＣＯ_２導管は、順に繋がる第１端管部、伸縮可能な第１節管部及び第１尾管部を備え、前記第１端管部が前記呼気終末ＣＯ_２センサに接続され、前記第１節管部が前記呼気終末ＣＯ_２導管取付溝内に設置されて第１ばねが被装され、前記第１ばねの一端が前記第１尾管部に設置された第１ストッパに当接し、他端が前記呼気終末ＣＯ_２導管取付溝の端壁に当接し、前記第１尾管部が前記カニューレの外部に延びる。

好ましくは、前記吸液管は、順に繋がる第２端管部、伸縮可能な第２節管部及び第２尾管部を備え、前記第２端管部が前記エアポンプに接続され、前記第２節管部が前記吸液管取付溝内に設置されて第２ばねが被装され、前記第２ばねの一端が前記第２尾管部に設置された第２ストッパに当接し、他端が前記吸液管取付溝の端壁に当接し、前記第２尾管部が前記カニューレの外部に延びる。

好ましくは、前記エアバッグと前記カニューレとの接続箇所をシール処理している。

(三) 有益な効果

本発明が提供した呼気終末ＣＯ_２ガイドされた気管内挿管装置は、カニューレ壁内に設置された呼気終末ＣＯ_２導管を介して、呼気終末ＣＯ_２導管に繋がる呼気終末ＣＯ_２センサを利用して患者呼吸における呼気終末ＣＯ_２を検出し、患者喉頭管の異なる位置によって呼気終末ＣＯ_２データを検出して、内視鏡と協働することにより、迅速かつ正確に気管内挿管の位置を決定する。カニューレ内壁内に設置された吸液管を介して、吸液管に繋がるエアポンプを利用して、挿管する過程の中で、及び所定の位置に挿管した後、喉頭部や気管内の貯留液を引き出すことにより、医療スタッフが内視鏡で観察し易く、仕事の効率を高めた。

本発明が提供する呼気終末ＣＯ_２ガイドされた気管内挿管装置は、呼気終末ＣＯ_２導管及び吸液管に伸縮可能な節管部が設置されて、その外壁にばねが被装されることにより、カニューレ端面外へ延びる尾管部が気管内挿管を行う過程の中で患者の喉頭管又は気管に触れた時に、タイムリーにひっこめることになり、その人体への傷害を防止することができる。

本発明実施例又は従来技術中の技術手段をよりはっきり説明するために、以下、実施例又は従来技術の記述に使用される必要のある図面について、簡単に紹介する。明らかに、以下の記述中の図面はただ本発明の幾つかの実施例だけであり、当業者にとって、発明的な努力を費やさない前提下で、これらの図面に基づいてその他の図面をさらに得ることができる。

図１は本発明実施例中の呼気終末ＣＯ_２ガイドされた気管内挿管装置の全体構造を示す図である。

図２は本発明実施例中の呼気終末ＣＯ_２ガイドされた気管内挿管装置の内部構造を示す図である。

図３は本発明実施例中の呼気終末ＣＯ_２ガイドされた気管内挿管装置の内部構造を示す図である。

図４は本発明実施例中の呼気終末ＣＯ_２ガイドされた気管内挿管装置のエアバッグと充気管との協働構造を示す図である。

図５は本発明実施例中の呼気終末ＣＯ_２ガイドされた気管内挿管装置のカニューレ内部の構造を示す図である。

図６は本発明実施例中の呼気終末ＣＯ_２ガイドされた気管内挿管装置の呼気終末ＣＯ_２導管の構造を示す図である。

図７は本発明実施例中の呼気終末ＣＯ_２ガイドされた気管内挿管装置の呼気終末ＣＯ_２導管と第１ばねとの協働構造を示す図である。

図８は本発明実施例中の呼気終末ＣＯ_２ガイドされた気管内挿管装置の吸液管の構造を示す図である。

図９は本発明実施例中の呼気終末ＣＯ_２ガイドされた気管内挿管装置の吸液管と第２ばねとの協働構造を示す図である。

図面中の符号は、順に次の通りである。
１００カニューレ、１１０呼気終末ＣＯ_２導管取付溝、１２０吸液管取付溝、２００呼気終末ＣＯ_２導管、２１０第１端管部、２２０第１節管部、２３０第１尾管部、２４０第１ストッパ、３００吸液管、３１０第２端管部、３２０第２節管部、３３０第２尾管部、３４０第２ストッパ、４００エアバッグ、５００充気管、６００第１ばね、７００第２ばね

以下、実施例及び図面を合わせて、本発明の具体的な実施形態について、さらに詳しく説明する。ここで、本発明の以下の実施例は本発明の説明に用いられるが、しかし、本発明の範囲を限定するために用いられるものではない。

実施例１

図１及び図２に示すように、本発明実施例が提供する呼気終末ＣＯ_２ガイドされた気管内挿管装置は、カニューレ１００、呼気終末ＣＯ_２導管２００、吸液管３００、エアバッグ４００及び充気管５００を備える。呼気終末ＣＯ_２導管２００は、カニューレ１００の側壁内に部分的に穿設され、その一端がカニューレ１００の端部外に延び、他端が呼気終末ＣＯ_２センサに接続される。吸液管３００は、カニューレ１００の側壁内に部分的に穿設され、その一端がカニューレ１００の端部外に延び、他端がエアポンプに接続される。本実施例では、呼気終末ＣＯ_２導管２００の一端がカニューレ１００左端に接近するあるところからカニューレ１００の側壁に入るとともに、側壁内に右へ延びてカニューレ１００の右端面を貫通し、呼気終末ＣＯ_２導管２００の他端がカニューレ１００外部の呼気終末ＣＯ_２センサに接続される。吸液管３００の一端がカニューレ１００左端に接近するあるところからカニューレ１００の側壁に入るとともに、側壁内に右へ延びてカニューレ１００の右端面を貫通し、吸液管３００の他端がカニューレ１００外部のエアポンプに接続される。

必要に応じて、カニューレ１００側壁内に設置された呼気終末ＣＯ２導管２００と吸液管３００の数を決定することができる。１本でもよく、複数本でもよい。本発明実施例はこれに対して具体的に限定されない。

必要に応じて、呼気終末ＣＯ_２導管２００と吸液管３００がカニューレ１００側壁に入る位置及びカニューレ１００側壁内に設置される位置を決定することができる。例えば、カニューレ１００側壁内に設置される１本又は複数本の呼気終末ＣＯ_２導管２００と吸液管３００がカニューレ１００横断面の円周上に均一に配置される。本発明実施例はこれに対して具体的に限定されない。

図３及び図４に示すように、エアバッグ４００は、カニューレ１００の外壁に被装される。充気管５００は、カニューレ１００の側壁内に部分的に穿設され、その一端がエアバッグ４００に接続され、他端が給気装置に接続される。本実施例では、エアバッグ４００は、カニューレ１００の外壁上、カニューレ１００を装入しようとする患者の気管に接近する右端に被装されるとともに、カニューレ１００の外壁との接続箇所をシール処理した。充気管５００の一端がカニューレ１００左端に接近するあるところからカニューレ１００の側壁に入るとともに、側壁内に右へエアバッグ４００に被装されるカニューレ１００の外壁部に延び、側壁を貫通するか、又はエアバッグ４００の内部に入る。充気管５００の他端がカニューレ１００外部のエアポンプに接続される。気管内挿管を行う前に、エアバッグ４００が未充気の状態にある。気管内挿管が完了し、カニューレ１００が所定の位置に挿し接ぎした後、エアポンプを始動させ、充気管５００を介してエアバッグ４００に充気し、エアバッグ４００を盛り上がらせる。エアバッグ４００を充気して盛り上がった後、カニューレ１００を締め付けるとともに、充気で膨張して患者の気管内に係合したので、これにより、カニューレ１００を患者の気管内に固定する。

必要に応じて、エアバッグ４００がカニューレ１００外壁に被装される位置を決定することができる。本発明実施例はこれに対して具体的に限定されない。

必要に応じて、充気管５００がカニューレ１００側壁に入る位置及びカニューレ１００側壁内に設置される位置を決定することができる。本発明実施例はこれに対して具体的に限定されない。

一実施例では、患者の安全を保証するために、カニューレ１００は、医用ＰＶＣ材料で製作される。本発明実施例はこれに対して具体的に限定されない。

本発明は、具体的に使用する時、呼気終末ＣＯ_２導管２００の左端をカニューレ１００外部の呼気終末ＣＯ_２センサに接続し、吸液管３００の左端をカニューレ１００外部のエアポンプに接続し、さらに内視鏡をカニューレ１００の内腔に挿し接ぎする。カニューレ１００の右端がカニューレ１００側壁に被装されたエアバッグ４１０と一緒に患者の喉頭管内に入る。カニューレ１００右端面を貫通した呼気終末ＣＯ_２導管２００の右端が患者の呼出した気体を呼気終末ＣＯ_２センサに伝達して、呼気終末ＣＯ_２を検出する。カニューレ１００の右端口が喉頭管内における位置を調節して、異なる位置の呼気終末ＣＯ_２データを観察する。各位置の呼気終末ＣＯ_２データに基づいて、カニューレ１００を気管に装入しようとする位置を決定するとともに、カニューレ１００内腔中の内視鏡により喉頭管を観察し、カニューレ１００の位置を微調整し、カニューレ１００を気管にきっちり合わせることになり、カニューレ１００を患者の気管内に挿す。カニューレ１００を所定の位置に挿した後、カニューレ１００外部のエアポンプを始動させ、エアポンプに接続する充気管５００を介してエアバッグ４００内部に充気し、エアバッグ４００を膨張させた後カニューレ１００を締め付けるとともに、エアバッグ４００を患者の気管内に係止させ、カニューレ１００を患者の気管内に固定する。

気管内挿管を行う過程の中で及び所定の位置に挿管し固定した後、もしカニューレ内腔に位置する内視鏡で患者の喉頭管又は気管内には貯留液があると観察した場合(例えば、喉頭管又は気管から分泌した膿液等)、吸液管３００に接続する、カニューレ１００外部に位置するエアポンプを始動させ、吸液管３００を介して喉頭管又は気管内の貯留液を抜き出す。

カニューレ１００を患者の気管から取り出す必要がある場合、まず、エアポンプによりエアバッグ４００の空気を放出し、エアバッグ４００中の空気が空になった後、カニューレ１００を患者の気管から抜き出す。

実施例２

本実施例と実施例１との同一のところを贅言しない。図５～図７に示すように、カニューレ１００の側壁内に呼気終末ＣＯ_２導管取付溝１１０が設置されている。呼気終末ＣＯ_２導管２００は、順に繋がる第１端管部２１０、第１節管部２２０及び第１尾管部２３０を備える。第１端管部２１０が呼気終末ＣＯ_２センサに接続される。第１節管部２２０が呼気終末ＣＯ_２導管取付溝１１０内に設置されて、第１ばね６００が被装され、第１ばね６００の一端が第１尾管部２３０に設置された第１ストッパ２４０に当接し、他端が呼気終末ＣＯ_２導管取付溝１１０の端壁に当接する。第１尾管部２３０がカニューレ１００の外部に延びる。本実施例では、カニューレ１００の右端を患者の気管内に装入し、呼気終末ＣＯ_２導管取付溝１１０がカニューレ１００右端に接近する側壁内に設置される。呼気終末ＣＯ_２導管２００は、左から右へと順に第１端管部２１０、伸縮可能な第１節管部２２０及び第１尾管部２３０である。第１端管部２１０の左端がカニューレ１００外部の呼気終末ＣＯ_２センサに接続され、伸縮可能な第１節管部２２０が呼気終末ＣＯ_２導管取付溝１１０内に位置するとともに、その外壁に第１ばね６００が被装されている。第１ばね６００の左端が呼気終末ＣＯ_２導管取付溝１１０の左端壁に当接し、右端が第１尾管部２３０に設置された第１ストッパ２４０に当接したため、第１ばね６００が圧縮状態にあることになる。第１尾管部２３０の右端がカニューレ１００の右端面を貫通するとともに、カニューレ１００の右端面外に延びる。

実施例１の上で、図５、図８及び図９に示すように、カニューレ１００の側壁内に吸液管取付溝１２０が設置されている。吸液管３００は、順に繋がる第２端管部３１０、伸縮可能な第２節管部３２０及び第２尾管部３３０を備える。第２端管部３１０がカニューレ１００外部のエアポンプに接続される。伸縮可能な第２節管部３２０が吸液管取付溝１２０内に設置されて、第２ばね７００が被装され、第２ばね７００の一端が第２尾管部３３０に設置された第２ストッパ３４０に当接し、他端が吸液管取付溝１２０の端壁に当接する。第２尾管部３３０がカニューレ１００の外部に延びる。本実施例では、カニューレ１００の右端を患者の気管内に装入し、吸液管取付溝１２０がカニューレ１００右端に接近する側壁内に設置される。吸液管３００は、左から右へと順に第２端管部３１０、伸縮可能な第２節管部３２０及び第２尾管部３３０である。第２端管部３１０の左端がカニューレ１００外部のエアポンプに接続され、伸縮可能な第２節管部３２０が吸液管取付溝１２０内に位置するとともに、その外壁に第２ばね７００が被装されている。第２ばね７００の左端が吸液管取付溝１２０の左端壁に当接し、右端が第２尾管部３３０に設置された第２ストッパ３４０に当接したため、第２ばね７００が圧縮状態にあることになる。第２尾管部３３０の右端がカニューレ１００の右端面を貫通するとともに、カニューレ１００の右端面外に延びる。

カニューレ１００の側壁内に複数本の呼気終末ＣＯ_２導管２００及び／又は吸液管３００が設置されている場合、カニューレ１００の側壁内に相応数の呼気終末ＣＯ_２導管取付溝１１０及び吸液管取付溝１２０が設置されている。

必要に応じて、呼気終末ＣＯ_２導管取付溝１１０及び吸液管取付溝１２０のカニューレ１００側壁における位置を決定することができる。本発明実施例はこれに対して具体的に限定されない。

必要に応じて、呼気終末ＣＯ_２導管２００の第１尾管部２３０及び吸液管３００の第２尾管部３３０がカニューレ１００端面外部に延びる長さを決定することができる。本発明実施例はこれに対して具体的に限定されない。

本実施例では、気管内挿管の過程と実施例１との同一のところをもう贅言しない。本実施例では、カニューレ１００を患者喉頭管又は気管に装入する過程の中で、カニューレ１００右端面外に延びる呼気終末ＣＯ_２導管２００の第１尾管部２３０の末端が人体組織に触れた場合(例えば、喉頭管又は気管に)、力を受けてカニューレ内部に移動して、力を第１節管部２２０に伝達したため、第１節管部２２０が力を受けた後内へ収縮し、第１尾管部２３０と人体組織との間の剛接触を防止し、その人体組織への損傷を減らすことになる。同時に、第１尾管部２３０に設置された第１ストッパ２４０がそれと一緒に移動し、したがって、第１ストッパ２４０に当接する第１ばね６００を圧縮する。第１尾管部２３０の末端がもう人体組織に接触しない場合、圧縮された第１ばね６００がリセットされて、第１節管部２２０を動かして長く伸ばしたため、第１尾管部２３０が元の位置に回復させることになる(カニューレ１００の右端壁外に延びる)。

カニューレ１００を患者喉頭管又は気管に装入する過程の中で、カニューレ１００右端面外に延びる吸液管３００の第２尾管部３３０の末端が人体組織に触れた場合、第２節管部３２０の収縮及び第２ばね７００の作用下でリセットする過程が上記の呼気終末ＣＯ_２導管２００の過程に似ているため、再び贅言しない。

本発明が提供した呼気終末ＣＯ_２ガイドされた気管内挿管装置は、呼気終末ＣＯ_２導管及び吸液管に設置された伸縮可能な節管部を介して、その外壁にばねが被覆されることにより、カニューレ端面外に延びる尾管部が気管内挿管を行う過程の中で患者の喉頭管又は気管に触れた場合、ひっこめることができることになり、その人体への傷害を防止する。

本発明の記述において、説明する必要のあるのは、別の明確な規定と限定がある以外、用語の「取付」、「繋がり」、」接続」を広い意味で理解すべき、例えば、固定接続であってもよく、取外し可能な接続又は一体的な接続であってもよい。機械的な接続であってもよく、電気的な接続であってもよい。直接繋がりであってもよく、中間媒体を介して間接繋がりであってもよく、２つの素子内部の連通であってもよい。当業者にとって、具体的な状況に応じて上記用語の本発明における具体的な意味合いを理解することができ、本発明に対する制限であると理解することができない。

以上の実施形態は、本発明を説明するために用いられただけであり、本発明を制限するものではない。実施例を参照して本発明について詳しく説明したとしても、当業者は、本発明の技術手段について行われる種々の組合せ、修正又は等価的取替えのいずれも、本発明技術手段の精神と範囲を逸脱することができず、本発明の特許請求の範囲内に含まれるべきであると理解しなければならない。

注意する必要のあるのは、ここに使用される用語がただ具体的な実施形態を記述するためだけであり、本願によって例示された実施形態を制限することを意図するものではない。ここに使用されたように、上下の文章に別に明確に指し示したことを除き、さもなくば、単数形式も複数形式を備えることを意図する。このほか、本明細書において用語の「含む」及び／又は「備える」を使用する場合に、特徴、ステップ、操作、部品・素子、モジュール及び／又はそれらの組み合わせが存在することを明示したとさらに理解すべきである。

本発明では、「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」、「垂直」、「水平」、「側」、「底」等のような用語で指し示される方位又は位置関係は図面によって示される方位又は位置関係であり、本発明の各部品又は素子の構造関係を記述し易いために確定した関係語に過ぎず、特に本発明のいずれか１つの部品又は素子を指すものではなく、本発明を制限するものであると理解することができない。

以上はただ本発明の好ましい実施例だけであり、本発明を制限するためのものではなく、当業者にとって、本発明を種々な変更や変化してもよい。およそ本発明の精神及び原則内においてなされる如何なる修正、均等取替え、改善等のいずれも本発明の保護範囲内に含まれるべきである。

Claims

呼気終末ＣＯ_２ガイドされた気管内挿管装置において、カニューレ（１００）と、呼気終末ＣＯ_２導管（２００）と、吸液管（３００）と、エアバッグ（４００）と、充気管（５００）と、を備え、
前記呼気終末ＣＯ_２導管（２００）は、前記カニューレ（１００）の側壁内に部分的に穿設され、その一端が前記カニューレ（１００）の端部外に延び、他端が呼気終末ＣＯ_２センサに接続され、
前記吸液管（３００）は、前記カニューレ（１００）の側壁内に部分的に穿設され、その一端が前記カニューレ（１００）の端部外に延び、他端がエアポンプに接続され、
前記エアバッグ（４００）は、前記カニューレ（１００）の外壁に被装され、
前記充気管（５００）は、前記カニューレ（１００）の側壁内に部分的に穿設され、その一端が前記エアバッグ（４００）に接続され、他端が給気装置に接続され、
前記カニューレ（１００）の側壁内に呼気終末ＣＯ_２導管取付溝（１１０）と、吸液管取付溝（１２０）とが設置され、
前記呼気終末ＣＯ_２導管は、順に繋がる第１端管部（２１０）、伸縮可能な第１節管部（２２０）及び第１尾管部（２３０）を備え、前記第１端管部（２１０）が前記呼気終末ＣＯ_２センサに接続され、前記第１節管部（２２０）が前記呼気終末ＣＯ_２導管取付溝（１１０）内に設置されて第１ばね（６００）が被装され、前記第１ばね（６００）の一端が前記第１尾管部（２３０）に設置された第１ストッパ（２４０）に当接し、他端が前記呼気終末ＣＯ_２導管取付溝（１１０）の端壁に当接し、前記第１尾管部（２３０）が前記カニューレ（１００）の外部に延び、
前記吸液管（３００）は、順に繋がる第２端管部（３１０）、伸縮可能な第２節管部（３２０）及び第２尾管部（３３０）を備え、前記第２端管部（３１０）が前記エアポンプに接続され、前記第２節管部（３２０）が前記吸液管取付溝（１２０）内に設置されて第２ばね（７００）が被装され、前記第２ばね（７００）の一端が前記第２尾管部（３３０）に設置された第２ストッパ（３４０）に当接し、他端が前記吸液管取付溝（１２０）の端壁に当接し、前記第２尾管部（３３０）が前記カニューレ（１００）の外部に延びることを特徴とする呼気終末ＣＯ_２ガイドされた気管内挿管装置。
前記エアバッグ（２００）と前記カニューレ（１１０）との接続箇所をシール処理していることを特徴とする請求項１に記載の呼気終末ＣＯ_２ガイドされた気管内挿管装置。