JP7041097B2 - 化粧方法 - Google Patents

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Description

本発明は、油性化粧料と水中油型乳化化粧料を使用時に混合してケラチン組織に適用する化粧方法に関する。
近年、化粧料を二種以上組み合わせて、使用時にあらかじめ手のひら等で混合したうえで肌や毛髪に塗布する使用方法が普及している。一方、化粧料からの香り立ちは、たとえ同一の香料を添加した場合であっても、化粧料の剤型によって著しく異なる場合があり、二種以上の化粧料を使用時にあらかじめ混合して肌や毛髪に適用した場合に、必ずしもこれら二種以上の化粧料の香りの良好に組み合わさった香りが得られるとは限らない。
例えば、毛髪化粧料における香りの改善技術の例として、特許文献1には、化粧料基剤の選択によってヘアトリートメント剤の残香性を改善する技術が開示されている。また、特許文献2には一連使用する化粧料に特定の香料化合物を含有させることによって香りの強さ及び嗜好性を改善する技術が記載されている。
特開2010-77080号公報 特開2010-43050号公報
本発明者らは、前述した二種以上の化粧料を使用時に混合したうえで肌や毛髪に適用するという使用方法の中でも、特に油性化粧料と乳化型の水性化粧料を混合した場合、水性化粧料中の香料が油性化粧料の油相へ移行することで、水性化粧料由来の香りが立ちにくくなってしまうという問題が生ずることを見出した。
これに対し、特許文献1及び2に記載の技術はいずれも、二種の異なる剤型の化粧料を混合して使用する際の香り立ちや香調の変化を制御する技術に関するものではなく、上記の油性化粧料と乳化型の水性化粧料を混合した際の香り立ちを改善し得るものではない。
また、二剤混合式の毛髪化粧料として、酸化染毛剤や毛髪脱色剤(ブリーチ剤)がよく知られているが、これらの二剤式毛髪化粧料では、アンモニア等の処方成分に由来する臭気や施術中の毛髪から発生する臭気のマスキングを目的として香りを用いており、油性化粧料と水中油乳化型化粧料という特定の剤型同士を使用時に混合してケラチン組織に適用する使用形態における混合時の香り立ちを改善する技術ではない。
したがって本発明は、油性化粧料と水中油乳化型化粧料とを使用時にあらかじめ混合した後にケラチン組織に適用する使用形態における混合後の香り立ちを改善することができる化粧方法及び多剤式化粧料に関する。
かかる実情において発明者らは鋭意検討を行った結果、油性化粧料と水中油乳化型化粧料に、それぞれ特定の香料化合物を、混合後に特定の量比となるよう含有させておき、これら2種の化粧料を使用時に混合した後にケラチン組織に適用する化粧方法によって、前記課題を解決できることを見出した。
本発明は、油性化粧料と水中油型乳化化粧料とを使用時に混合し、該混合後の化粧料をケラチン組織に適用する化粧方法であって、
前記油性化粧料が香料成分として少なくとも下記香料成分(A)を含有し、前記水中油型乳化化粧料が香料成分として少なくとも下記香料成分(B)を含有するものであり、
前記混合が、混合物中における香料成分(A)の含有量が0.000455質量%以上0.45質量%以下となり、混合物中における香料成分(A)と香料成分(B)の質量比(B)/(A)が0.1以上10以下となるように行われるものであり、
かつ、前記混合物中における香料成分(A)の含有量のうち70質量%以上が混合前の油性化粧料に由来するものである、化粧方法を提供するものである。
香料成分(A):リナロール(LNL)及びリモネン(LMN)から選択される少なくとも1種
香料成分(B):ClogP値が2.5以上3.2以下である香料化合物の少なくとも1種
さらに本発明は、香料成分として少なくとも前記香料成分(A)を含有する油性化粧料、及び香料成分として少なくとも前記香料成分(B)を含有する水中油型乳化化粧料を含む多剤式化粧料であって、
使用時に両者を混合することで、香料成分(A)を0.000455質量%以上0.45質量%以下含有し、香料成分(A)と香料成分(B)の質量比(B)/(A)が0.1以上10以下である混合物として、ケラチン組織に適用され、
かつ、前記混合物中における香料成分(A)の含有量のうち70質量%以上が混合前の油性化粧料に含まれるものである、多剤式化粧料を提供するものである。
本発明によれば、油性化粧料と水中油乳化型化粧料とを使用時に混合した後にケラチン組織に適用する使用形態における混合後の香り立ちを改善することができる。
〔香料成分(A):リナロール(LNL)及びリモネン(LMN)から選択される少なくとも1種〕
香料成分(A)は、リナロール(LNL)及びリモネン(LMN)から選択される少なくとも1種であり、化学合成によって得られたものであっても、又は天然物から抽出された香料原料に含まれるものであってもよい。
香料成分(A)は、混合前の油性化粧料中に含有され、また、油性化粧料と水中油型乳化化粧料との混合物(以下、単に「混合物」と称する)中に0.000455質量%以上0.45質量%以下含有する。香料成分(A)は、油性化粧料のほか、水中油型乳化化粧料の方にも含有されていてもよいが、混合後の香料成分(A)の全量中の70質量%以上が混合前の油性化粧料に含まれることを要する。
香料成分(A)は、油剤に由来する基剤臭をマスキングする効果に優れており、油性組成物と水性組成物のいずれからも、適度な香り立ちを示す性質を有している。ゆえに、水中油乳化型化粧料が含有する後述の香料成分(B)と組み合わせて用いることによって、油性化粧料と水中油乳化型化粧料を混合した際にも、混合後の香り立ちが低下しにくくなる効果を有する成分である。
混合物中における香料成分(A)の含有量は、混合後の香り立ち低下を抑制するという観点から、0.000455質量%以上であって、好ましくは0.0045質量%以上、より好ましくは0.045質量%以上、更に好ましくは0.1質量%以上であり、また、混合後の香り強度が強くなりすぎないという観点から、0.45質量%以下であって、好ましくは0.4質量%以下、より好ましくは0.35質量%以下、更に好ましくは0.3質量%以下である。
油性化粧料中における香料成分(A)の含有量は、油性化粧料のマスキング効果を高めるという観点から、前記混合物中における香料成分(A)の含有量のうち70質量%以上であって、好ましくは80質量%以上、より好ましくは90質量%以上、更に好ましくは100質量%である。
油性化粧料中における香料成分(A)の含有量は、混合前から適度に香りが感じられると共に、混合後の香り立ち低下を抑制するという観点から、好ましくは0.001質量%以上、より好ましくは0.01質量%以上、更に好ましくは0.08質量%以上であり、また、また、混合前の香り強度が強くなりすぎないという観点から、好ましくは0.5質量%以下、より好ましくは0.4質量%以下、更に好ましくは0.3質量%以下である。
混合物中におけるリナロールとリモネンの質量比(LNL)/(LMN)は、油性化粧料に由来する臭気をマスキングする効果と、油性化粧料に賦香するさまざまな質の香りに合いやすいという観点から、好ましくは0.1以上、より好ましくは0.2以上、更に好ましくは0.3以上であり、また、同じ観点から、好ましくは5以下、より好ましくは4以下、更に好ましくは3以下である。
〔香料成分(B):ClogP値が2.5以上3.2以下である香料化合物の少なくとも1種〕
香料成分(B)は、ClogP値が2.5以上3.2以下である香料化合物の少なくとも1種であり、前記香料成分(A)と組み合わせて用いられ、油剤の含有量が多い油性化粧料と混ぜ合わせても、混合物から適度な香り立ちを示す性質を有している。
香料成分(B)のClogP値は、混合後の香り立ちが良いという観点から、2.5以上であって、好ましくは2.70以上、より好ましくは2.8以上、更に好ましくは2.90以上であり、また、クリームからの香り立ちが良いという観点から、3.2以下であって、好ましくは3.15以下、より好ましくは3.12以下、更に好ましくは3.10以下である。なお、ClogPは、化学物質の1-オクタノール/水分配係数であり、香料化合物の疎水性を示す指標である。本発明におけるClogP値は、米国環境保護庁とSyracuse社が共同開発したソフトウェア(The Estimations Programs Interface for Windows ver4.11)を用いて求められるものである。
香料成分(B)としては、オクチルアルコール(2.81)、エチルメチルフェニルグリシデート(3.00)、オクチルアルデヒド(2.78)、アリルヘプタノエート(3.18)、ベンジルプロピオネート(2.57)、カンファー(3.04)、エチルフェニルアセテート(2.57)、ヘキシルアセテート(2.83)、δ-デカラクトン(2.57)、γ-デカラクトン(2.57)、δ-ウンデカラクトン(3.06)、マグノラン(2.67)、メロナール(3.04)、メチルβ-ナフチルケトン(2.85)、メチルサリシレート(2.60)、フェニルエチルアセテート(2.57)、フェニルエチルプロピオネート(3.06)、スチラリルアセテート(2.50)、トリシクロデセニルアセテート(2.85)、トリプラール(2.85)、1,8-シネオール(3.13)、1-オクテン-3-オール(2.60)、2,6-ノナジエノール(2.87)、2-エチル-1-ヘキサノール(2.73)、アセタールE(2.91)、アセチルオイゲノール(3.06)、アセチルイソオイゲノール(2.99)、γ-ウンデカラクトン(3.06)、オクタナールジメチルアセタール(3.17)、アリルヘプタノエート(3.18)、アリルシクロヘキシルグリコレート(2.72)、β‐イオノンエポキシド(2.93)、ボルネオール(2.85)、カンソキサール(2.53)、セダノール(2.58)、シンナミルアセテート(2.85)、cis-3-ヘキセニルアセテート(2.61)、cis-6-ノネン-1-オール(3.08)、cis-6-ノネナール(3.06)、クミンアルデヒド(3.17)、シクロピデン(2.56)、シクロベルタール(登録商標)(2.85)、ジヒドロオイゲノール(2.87)、ジメチルアンスラニレート(2.81)、ジメチルオクテノン(2.97)、ジメトール(3.11)、エチル2-メチルペンタノエート(2.76)、エチルカプロエート(2.83)、エチルシンナメート(2.85)、エチルフェニルグリシデート(2.58)、エチルサリシレート(2.95)、オイゲノール(2.73)、フェンキルアルコール(2.85)、フロラロール(2.88)、フロロパール(3.11)、フォルロジア(2.96)、フルクタレート(3.09)、グラベノン(3.15)、ヒドロキシシトロネロール(2.54)、イソボルネオール(2.85)、イソオイゲノール(2.65)、イソメントン(2.87)、イソプロピル2-メチルブチレート(2.68)、l-カルボン(3.07)、リグストラール(2.85)、l-メントン(2.87)、マンザネート(2.76)、メトキシシトロネラール(2.81)、メチルシンナメート(2.62)、メチルジヒドロジャスモネート(MDJ)(2.98)、メチルイソオイゲノール(2.95)、メチルジャスモネート(2.76)、メチルオクチンカーボネート(3.10)、ブチルブチレート(2.83)、オクタン酸(3.05)、フェニルエチル ジメチルカルビノール(2.93)、p-アミル シクロヘキサノン(2.91)、p-クレシルメチルエーテル(2.62)、フェノキエチルイソブチレート(3.01)、p-メンタン-8-チオール-3-オン(2.78)、ポレナール(登録商標)II(3.01)、ポリメフロー(3.17)、スチラリルプロピオネート(2.99)、ツヨン(2.65)、trans-2-ヘキセニルアセテート(2.61)、トリメチルヘキサノール(3.11)、トリメチルヘキシル アルデヒド(3.09)、2-イソプロピル-4-メチルチアゾール(3.00)、バニリルブチルエーテル(2.59)が挙げられる(かっこ内の数値はClogP値を示す)。
香料成分(B)としては、混合の前も後も適度な香り強度を保ち、さまざまな質の香りの香り立ち低下を抑制できる観点から、これらのうち、オクチルアルコール、エチルメチルフェニルグリシデート、オクチルアルデヒド、アリルヘプタノエート、ベンジルプロピオネート、カンファー、エチルフェニルアセテート、ヘキシルアセテート、δ-デカラクトン、γ-デカラクトン、δ-ウンデカラクトン、マグノラン、メロナール、メチルβ-ナフチルケトン、メチルサリシレート、フェニルエチルアセテート、フェニルエチルプロピオネート、スチラリルアセテート、トリシクロデセニルアセテート、トリプラールから選ばれる1種以上が好ましく、γ-ウンデカラクトン(UDL)及びメチルジヒドロジャスモネート(MDJ)から選ばれる1種以上がより好ましい。γ-ウンデカラクトン(UDL)及びメチルジヒドロジャスモネート(MDJ)から選ばれる1種以上は、油性化粧料と水中油型乳化化粧料とを混合した際に、混合する前のそれぞれの化粧料の香りとは異なる香調に変化させることができる点でも好ましい。
混合物中におけるγ-ウンデカラクトン(UDL)とメチルジヒドロジャスモネート(MDJ)の質量比(UDL)/(MDJ)は、混合の前も後も適度な香り強度を保つ観点から、好ましくは0.00006以上、より好ましくは0.0001以上、更に好ましくは0.001以上であり、また、偏りなくさまざまな質の香りの香り立ち低下を抑制する観点から、好ましくは0.2以下、より好ましくは0.1以下、更に好ましくは0.02以下、更に好ましくは0.01以下である。
香料成分(B)は、混合前の水中油型乳化化粧料中に含有されるほか、油性化粧料中にも含有されていてもよいが、混合後の香料成分(B)の全量中の好ましくは37質量%以上、より好ましくは50質量%以上、更に好ましくは60質量%以上、更に好ましくは70質量%以上、更に好ましくは90質量%以上、更に好ましくは95質量%以上が、混合前の水中油型乳化化粧料に含まれる。
混合物中における香料成分(B)の含有量は、使用中の香り強度が弱くなりすぎず、適度に感じられるという観点から、好ましくは0.001質量%以上、より好ましくは0.005質量%以上、更に好ましくは0.01質量%以上であり、また、使用中の香り強度が強くなりすぎず適度に感じられるという観点から、好ましくは0.5質量%以下、より好ましくは0.1質量%以下、更に好ましくは0.08質量%以下である。
水中油型乳化化粧料中における香料成分(B)の含有量は、混合後に香り強度が弱くなりすぎず、適度に感じられるという観点から、好ましくは0.001質量%以上、より好ましくは0.005質量%以上、更に好ましくは0.01質量%以上であり、また、ヘアスタイリング剤の性能に影響がなく、使用中の香り強度が強くなりすぎないという観点から、好ましくは0.5質量%以下、より好ましくは0.3質量%以下、更に好ましくは0.15質量%以下である。
混合物中における香料成分(A)と香料成分(B)の質量比(A)/(B)は、混合後に香り強度が弱くなりすぎず、適度に感じられるという観点と、香りの変化が顕著に認識でき、かつ香りの質が水中油型化粧科中の香料に偏らないという観点から、好ましくは0.1以上、より好ましくは0.3以上、更に好ましくは0.5以上であり、また、香りの変化が顕著に認識でき、かつ香りの質が油性化粧科中の香料に偏らないという観点から、好ましくは10以下、より好ましくは7以下、更に好ましくは5以下である。
〔香料成分(C):その他の香料成分〕
油性化粧料及び水中油乳化型化粧料には、香り創作のバリエーションを増やすという観点から、以上の条件を満たす限り、更に香料成分(C)として、香料成分(A)及び(B)以外の香料成分を含有してもよい。香料成分(C)としては、例えば、Steffen Arctander編著“Perfume and Flavor Chemicals” Montclair, N.J.(U.S.A.) (1969年)、合成香料編集委員会編集「合成香料-化学と商品知識」(化学工業日報社、2016年12月20日、増補新版)、中島基貴編著「香料と調香の基礎知識」産業図書(1995年初版)等に記載されている公知の香料成分のうち香料成分(A)及び(B)以外のものを含有することができる。
混合物中における香料成分(C)の含有量は、本発明の効果を損なわない観点から、香料成分(A)~(C)からなる全香料成分中の90質量%以下であることが好ましく、60質量%以下であることがより好ましく、40質量%以下であることが更に好ましい。
〔油性化粧料〕
油性化粧料とは、油性成分を連続相とする化粧料をいう。本発明において、油性化粧料は、香料成分として少なくとも前述の香料成分(A)を含有する。油性化粧料としては、不揮発性油を50質量%以上含有し、水の含有量が5質量%以下のものであることが好ましい。
不揮発性油は、不揮発性シリコーン、炭化水素油、エステル油、ロウ類、高級アルコール及び高級脂肪酸から選択される少なくとも1種が好ましい。
不揮発性シリコーンとしては、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、アミノポリエーテル変性シリコーンなどが挙げられ、このうちジメチルポリシロキサンが好ましい。炭化水素油としては、流動パラフィン、流動イソパラフィン、ポリブテン、水添ポリデセン、ワセリン、スクワラン等の炭素数15~40の直鎖又は分岐鎖のものが挙げられる。エステル油としては、炭素数12~24の直鎖又は分岐鎖の脂肪酸と、グリセリン又は炭素数12~30の直鎖若しくは分岐鎖のアルコールとのエステルが挙げられる。グリセリンとのエステルの具体例としては、イソステアリン酸ジグリセリル、イソステアリン酸トリグリセリル、2-エチルヘキサン酸トリグリセリル(トリオクタノイン)、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリンが挙げられ、トリグリセリドが好ましく、中でも2-エチルヘキサン酸トリグリセリル(トリオクタノイン)が好ましい。アルコールとのエステルの具体例としては、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、2-エチルヘキサン酸セチル、マレイン酸ジイソステアリル、パルミチン酸-2-ヘプチルウンデシル、イソノナン酸イソトリデシル、ミリスチン酸オクチルドデシル等が挙げられ、中でもイソノナン酸イソトリデシルが好ましい。ロウ類としては、ミツロウ、鯨ロウ、ラノリン等の動物性ロウ、カルナウバロウ、キャンデリラロウ等の植物性固体ロウ、水添ホホバ油等の植物性液体ロウ、モンタンロウ等の鉱物性固体ロウ等が挙げられる。高級アルコールとしては、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ラウリルアルコール等が挙げられる。高級脂肪酸としては、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸等が挙げられる。
不揮発性油は単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。油性化粧料中における不揮発性油の含有量は、好ましくは50質量%以上、より好ましくは55質量%以上、更に好ましくは60質量%以上、更に好ましくは65質量%以上であり、また、好ましくは95質量%以下、より好ましくは90質量%以下、更に好ましくは80質量%以下である。
油性化粧料には、前記不揮発性油以外の油剤として、揮発性油を含有することもできる。揮発性油としては、ヘキサメチルジシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、ドデカメチルペンタシロキサン、ヘキサデカメチルヘプタシロキサン等の低沸点鎖状シリコーン;オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等の環状シリコーン;イソドデカン、軽質流動イソパラフィン等の炭素数6~20のイソパラフィン系炭化水素;メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロピルアルコール、ブタノール等の炭素数1~5の脂肪族アルコールなどが挙げられる。
揮発性油は単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。油性化粧料中における揮発性油の含有量は、好ましくは0.5質量%以上、より好ましくは1質量%以上、更に好ましくは5質量%以上であり、また、好ましくは45質量%以下、より好ましくは40質量%以下、更に好ましくは35質量%以下である。
また、油性化粧料中における水の含有量は、好ましくは5質量%以下、より好ましくは質量%以下であり、更には実質的に水を含まないことが好ましい。ここでいう実質的に水を含まないとは、他の配合成分中に水が微量に含まれるような場合を除き、積極的に水を配合しないことをいう。
油性化粧料には前記成分以外であって、通常の油性化粧料に配合される各種添加剤、例えば、界面活性剤、紫外線吸収剤、保湿剤、毛髪保護剤、光沢付与剤、色素等を適宜含有させることができる。
油性化粧料のタイプとしては、ヘアパック、コンディショニングムース、ヘアムース、ヘアオイル、ヘアワックス、洗い流さないヘアトリートメント等の毛髪化粧料;アイシャドウ、ファンデーション、チーク、油性ジェル等の皮膚化粧料が挙げられる。また、本発明においては、使用時に油性化粧料と水中油型乳化化粧料とを混合した後にケラチン組織へ適用することを前提とするため、混合に適さないタイプの化粧料、例えば固型化粧料はあまり好ましくない。
〔水中油型乳化化粧料〕
本発明において、水中油型乳化化粧料は、香料成分として少なくとも前述の香料成分(B)を含有する。
水中油型乳化化粧料が含有する油剤としては、ジメチルポリシロキサン、変性シリコーン類(例えば、アミノ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、アルコール変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、アミノポリエーテル変性シリコーン等)、環状シリコーン等のシリコーン;スクワレン、スクワラン、ワセリン、パラフィン、流動パラフィン、流動イソパラフィン、ポリブテン、水添ポリデセン、シクロパラフィン等の炭化水素;ヒマシ油、カカオ油、ミンク油、アボガド油、オリーブ油、シア脂等のグリセリド;ミツロウ、鯨ロウ、ラノリン、カルナウバロウ等のロウ;パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、ミルスチン酸オクチルドデシル、ラウリン酸ヘキシル、乳酸セチル、モノステアリン酸プロピレングリコール、オレイン酸オレイル、2-エチルヘキサン酸ヘキサデシル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸トリデシル等のエステル油;ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール、イソステアリルアルコール、2-オクチルドデカノール、オレイルアルコール等の炭素数14以上22以下の高級アルコール;カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、ラノリン脂肪酸、イソ脂肪酸、アンテイソ脂肪酸、ヤシ油脂肪酸、18-メチルエイコサン酸、16-メチルオクタデカン酸等の高級脂肪酸などが挙げられる。
これらの油剤は、単独で又は2種以上を組み合わせて含有させることができる。水中油型乳化化粧料中における油剤の含有量は、好ましくは0.5質量%以上、より好ましくは2質量%以上、更に好ましくは5質量%以上であり、また、好ましくは55質量%以下、より好ましくは30質量%以下、更に好ましくは25質量%以下である。
水中油型乳化化粧料が含有する界面活性剤としては、カチオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、両性界面活性剤、アニオン界面活性剤のいずれをも使用できる。
カチオン界面活性剤としては、モノ長鎖アルキル4級アンモニウム塩、ジ長鎖アルキル4級アンモニウム塩が好ましく、具体的には、セトリモニウムクロリド、ステアルトリモニウムクロリド、ベヘントリモニウムクロリド、ステアラルコニウムクロリド、ベンザルコニウムクロリド、ステアロキシプロピルトリモニウムクロリド、ジアルキル(C12-18)ジモニウムクロリド等が挙げられ、ステアルトリモニウムクロリド、ベヘントリモニウムクロリド、ステアロキシプロピルトリモニウムクロリド、ジアルキル(C12-18)ジモニウムクロリドがより好ましい。カチオン界面活性剤の市販品としては、コータミン86W、同86P コンク、同60W、同E-80K、同D2345P(以上、花王社製)、ニッコール CA-2580(日本サーファクタント工業社製)が挙げられる。
非イオン界面活性剤としては、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルケニルエーテル、高級脂肪酸ショ糖エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、高級脂肪酸モノ又はジエタノールアミド、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、アルキルサッカライド系界面活性剤、アルキルアミンオキサイド、アルキルアミドアミンオキサイド等が挙げられる。これらのうち、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油が好ましく、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油が特に好ましい。
両性界面活性剤としてはイミダゾリン系、カルボベタイン系、アミドベタイン系、スルホベタイン系、ヒドロキシスルホベタイン系、アミドスルホベタイン系等が挙げられる。
アニオン界面活性剤としては、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル又はアルケニルエーテル硫酸塩、アルキル又はアルケニル硫酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン酸塩等が挙げられる。上記界面活性剤のアニオン性残基の対イオンとしては、ナトリウムイオン、カリウムイオン等のアルカリ金属イオン;カルシウムイオン、マグネシウムイオン等のアルカリ土類金属イオン;アンモニウムイオン;炭素数2又は3のアルカノール基を1~3個有するアルカノールアミン(例えばモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トリイソプロパノールアミン等)を挙げることができる。
これらの界面活性剤は、単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。水中油型乳化化粧料中における界面活性剤の含有量は、好ましくは0.01質量%以上、より好ましくは0.05質量%以上、更に好ましくは0.1質量%以上であり、また、好ましくは10質量%以下、より好ましくは5質量%以下、更に好ましくは3質量%以下である。
水中油型乳化化粧料中における水の含有量は、好ましくは35質量%以上、より好ましくは40質量%以上、更に好ましくは55質量%以上であり、また、好ましくは95質量%以下、より好ましくは90質量%以下、更に好ましくは85質量%以下である。
水中油型乳化化粧料は、ポリオールを含有することが好ましい。ポリオールとしては、ジプロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、3-メチル-1,3-ブタンジオール、イソプレングリコール、ポリエチレングリコール、1,2-ペンタンジオール、1,2-ヘキサンジオール、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ネオペンチルグリコール等の2価アルコール;グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリン、テトラグリセリン等のグリセリン類;ソルビトール、キシリトール、マルチトール、エリスリトール等の糖アルコールなどが挙げられる。
ポリオールは単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。水中油型乳化化粧料中におけるポリオールの含有量は、好ましくは1質量%以上、より好ましくは2質量%以上、更に好ましくは3質量%以上であり、また、好ましくは25質量%以下、より好ましくは20質量%以下、更に好ましくは18質量%以下である。
水中油型乳化化粧料には更に、前記成分以外であって化粧料に一般に使用されるその他の成分を、目的に応じて含有させることができる。例えば、カチオン化セルロース、ヒドロキシアルキルセルロース、高重合ポリエチレンオキサイド等の高分子化合物;エタノール、1-プロパノール、2-プロパノール、ブタノール、ベンジルアルコール、フェノキシエタノール、2-ベンジルオキシエタノール、メチルカルビトール、エチルカルビトール、プロピルカルビトール、ブチルカルビトール、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル等のポリオール以外のアルコール類;ジンクピリチオン、塩化ベンザルコニウム等の抗フケ剤;pH調整剤;ビタミン剤;殺菌剤;抗炎症剤;メチルパラベン等の防腐剤;キレート剤;パンテノール等の保湿剤;染料、顔料等の着色剤;ユーカリの極性溶媒抽出物、真珠層を有する貝殻又は真珠から得られる蛋白質又はその加水分解物、シルクから得られる蛋白質又はその加水分解物、マメ科植物の種子から得られる蛋白含有抽出物、オタネニンジン抽出物、米胚芽抽出物、ヒバマタ抽出物、ツバキ抽出物、アロエ抽出物、月桃葉抽出物、クロレラ抽出物等のエキス類;雲母チタン等のパール粉体;色素;紫外線吸収剤;酸化防止剤;その他エンサイクロペディア・オブ・シャンプー・イングリーディエンツ(ENCYCLOPEDIA OF SHAMPOO INGREDIENTS (MICELLE PRESS))に記載されている成分等が挙げられる。
水中油型乳化化粧料の形態は、泡状、液状、ゲル状、ペースト状、クリーム状等、適宜選択できる。具体的にはヘアクリーム、ヘアコンディショナー等の毛髪化粧料;洗顔料、クレンジング化粧料、スキンローション、乳液、スキンクリーム、美容液、日焼け止め化粧料、パック、マッサージ化粧料等の皮膚化粧料として好適に利用できる。
〔化粧方法〕
本発明の化粧方法は、前記油性化粧料と水中油型乳化化粧料とを使用時に例えば手のひら等で混合してその後にケラチン組織に適用するものである。油性化粧料と水中油型乳化化粧料との混合比率は、それぞれの化粧料中に含まれる香料成分(A)及び(B)の含有量に応じて、混合物中における香料成分(A)の含有量及び質量比(B)/(A)が、前述の範囲内となるような比率であることが必要である。
本発明において、「ケラチン組織」とは、ヒト等の哺乳類の体表面の最外層を保護するケラチン含有層を意味する。具体的には皮膚、毛髪、毛髪以外の体毛、足の爪、指の爪等が挙げられるが、これらに限定されない。
実施例1~7、比較例1~2
表2~17に示す香料組成物を表1に示す量用い、以下の油性化粧料(ヘアワックス)及び水中油型乳化化粧料(ヘアクリーム)を調製した。
表1に示す組合せのヘアワックスとヘアクリームを1:1の質量比で混合し、専門パネリスト3名が、ヘアワックスの油臭マスキング、ヘアクリームでの香りの強度、混合後の香りの強度について以下の基準で評価し、更に混合前後の香りの種類について評価した。
〔ヘアワックスの油臭マスキング効果の評価基準〕
5:強烈な油臭
4:強い油臭
3:楽に感知できる油臭
2:油臭とわかる程度の弱いにおい
1:やっと油臭と感知できる
0:油臭がしない
〔香りの強さの評価基準〕
3:楽に感知できる匂い
2:何の匂いかわかる弱い匂い
1:やっと感知できる匂い
0:無臭
●油性化粧料(ヘアワックス)
成分名 [質量%]
・不揮発性油
水添ポリデセン 6.0
スクワラン 6.0
イソノナン酸イソトリデシル 6.5
流動イソパラフィン 残部
2-エチルヘキサン酸トリグリセリド 30.0
ジメチルポリシロキサン(数平均重合度:2600) 10.0
・揮発性油
ジメチルポリシロキサン(数平均重合度:7) 10.0
イソドデカン 21.0
・その他
表1に示す香料 表1に示す量
計 100.0
●水中油型化粧料(ヘアクリーム)
成分名 [質量%]
・油剤
マイクロクリスタリンワックス(パラフィン) 4.6
ワセリン 1.0
(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル 2.8
流動パラフィン 0.1
ジメチルポリシロキサン 1.8
リンゴ酸ジイソステアリル 1.1
ステアリン酸グリセリル 4.0
イソステアリルグリセリルエーテル 0.3
ミリスチン酸オクチルドデシル 0.4
ステアリン酸 4.0
セチルアルコール 4.0
・界面活性剤
ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸ナトリウム(4E.O.) 0.5
モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O.) 1.1
・ポリオール
グリセリン 8.5
ソルビット水溶液(D-ソルビトール70質量%) 13.0
・その他
パラオキシ安息香酸メチル 0.2
ポリビニルピロリドン 0.5
カルボキシビニルポリマー 0.1
エデト酸二ナトリウム 0.1
水酸化ナトリウム液(48質量%) 0.1
リンゴ酸水溶液(50質量%) 0.001
ベンジルアルコール 0.01
表1に示す香料 表1に示す量
エタノール 3.0
精製水 残部
計 100.0
Figure 0007041097000001
Figure 0007041097000002
Figure 0007041097000003
Figure 0007041097000004
Figure 0007041097000005
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Claims (9)

  1. 水の含有量が5質量%以下である油性化粧料と水の含有量が35質量%以上である水中油型乳化化粧料とを使用時に混合し、該混合後の化粧料をケラチン組織に適用する化粧方法であって、
    前記油性化粧料が香料成分として少なくとも下記香料成分(A)を含有し、前記水中油型乳化化粧料が香料成分として少なくとも下記香料成分(B)を含有するものであり、
    前記混合が、混合物中における香料成分(A)の含有量が0.000455質量%以上0.45質量%以下となり、混合物中における香料成分(A)と香料成分(B)の質量比(A)/(B)が0.1以上10以下となるように行われるものであり、
    かつ、前記混合物中における香料成分(A)の含有量のうち70質量%以上が混合前の油性化粧料に由来するものである、化粧方法。
    香料成分(A):リナロール及びリモネンから選択される少なくとも1種
    香料成分(B):ClogP値が2.5以上3.2以下である香料化合物の少なくとも1種
  2. 混合物中におけるリナロール(LNL)とリモネン(LMN)の質量比(LNL)/(LMN)が、0.1以上5以下である請求項1に記載の化粧方法。
  3. 前記混合物中における香料成分(B)の含有量のうち37質量%以上が混合前の水中油型乳化化粧料に由来するものである請求項1又は2に記載の化粧方法。
  4. 成分(B)が、γ-ウンデカラクトン及びメチルジヒドロジャスモネートから選択される少なくとも1種を含有する、請求項1~3のいずれか1項に記載の化粧方法。
  5. 混合物中におけるγ-ウンデカラクトン(UDL)とメチルジヒドロジャスモネート(MDJ)の質量比(UDL)/(MDJ)が、0.00006以上0.2以下である請求項4に記載の化粧方法。
  6. 混合物中における香料成分(B)の含有量が0.001質量%以上0.5質量%以下である請求項1~5のいずれか1項に記載の化粧方法。
  7. 油性化粧料及び水中油型乳化化粧料が毛髪化粧料である請求項1~6のいずれか1項に記載の化粧方法。
  8. 香料成分として少なくとも下記香料成分(A)を含有し、水の含有量が5質量%以下である油性化粧料、及び香料成分として少なくとも下記香料成分(B)を含有し、水の含有量が35質量%以上である水中油型乳化化粧料を含む多剤式化粧料であって、
    使用時に両者を混合することで、香料成分(A)を0.000455質量%以上0.45質量%以下含有し、香料成分(A)と香料成分(B)の質量比(A)/(B)が0.1以上10以下である混合物として、ケラチン組織に適用され、
    かつ、前記混合物中における香料成分(A)の含有量のうち70質量%以上が混合前の油性化粧料に含まれるものである、多剤式化粧料。
    香料成分(A):リナロール及びリモネンから選択される少なくとも1種
    香料成分(B):ClogP値が2.5以上3.2以下である香料化合物の少なくとも1種
  9. 油性化粧料及び水中油型乳化化粧料が毛髪化粧料である請求項8に記載の多剤式化粧料。
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