JP7041060B2 - 混合干渉を推定するための基準信号 - Google Patents

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、ともに本出願の譲受人に譲渡され、参照により本明細書に明確に組み込まれる、2015年12月14日に出願された、「REFERENCE SIGNALS FOR ESTIMATING MIXED INTERFERENCE」という名称の米国仮特許出願第62/267,189号の利益を主張する、2016年6月8日に出願された米国特許出願第15/176,347号の優先権を主張する。
本開示は、一般にワイヤレス通信に関し、より詳細には、ネットワークにおけるノード間の混合干渉プロファイルを推定するための方法および装置に関する。
ワイヤレス通信システムは、電話、ビデオ、データ、メッセージング、およびブロードキャストなど、様々な電気通信サービスを提供するために広く展開されている。典型的なワイヤレス通信システムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、帯域幅、送信電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続技術を使用する場合がある。そのような多元接続技術の例には、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)システム、および時分割同期符号分割多元接続(TD-SCDMA)システムがある。
これらの多元接続技術は、異なるワイヤレスデバイスが地方自治体、国家、地域、さらにはグローバルレベルで通信することを可能にする共通プロトコルを提供するために、様々な電気通信規格において採用されている。新たに出てきた電気通信規格の一例が、ロングタームエボリューション(LTE)である。LTE/LTEアドバンストは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によって公表されたユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)モバイル規格に対する拡張のセットである。LTEは、スペクトル効率を改善することによってモバイルブロードバンドインターネットアクセスをより十分にサポートすることと、コストを下げることと、サービスを改善することと、新しいスペクトルを利用することと、ダウンリンク(DL)上のOFDMA、アップリンク(UL)上のSC-FDMA、および多入力多出力(MIMO)アンテナ技術を使用して他のオープン規格とより十分に統合することとを行うように設計される。しかしながら、モバイルブロードバンドアクセスに対する需要が増加し続けるのに伴い、LTE技術のさらなる改善が必要である。好ましくは、これらの改善は、他の多元接続技術、およびこれらの技術を採用する電気通信規格に適用可能であるべきである。
LTEなどのいくつかのワイヤレス通信システムは、固定ダウンリンクおよびアップリンクサブフレーム構成を有する場合がある。したがって、所与の時点において、ネットワーク内のセルが同期される場合がある。セルは、ネットワークの需要を効率的に管理しようとして、ダウンリンクサブフレームとアップリンクサブフレームの比を再構成することが望ましい場合がある。
3GPP TS 36.300「Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA) and Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network (E-UTRAN); Overall description」 3GPP TS 36.304「Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); User Equipment (UE) procedures in idle mode」
本開示のシステム、方法、およびデバイスは、いくつかの態様をそれぞれ有し、それらのうちの単一の態様だけが、その望ましい属性を担うわけではない。以下の特許請求の範囲によって表される本開示の範囲を限定することなく、いくつかの特徴についてここで簡単に説明する。この説明を考察した後、詳細には「発明を実施するための形態」と題するセクションを読んだ後、本開示の特徴が、ワイヤレスネットワーク内のアクセスポイントと局との間の通信の改善を含む利点をどのようにもたらすかが理解されよう。
ネットワークにおけるノード間の混合干渉プロファイルを推定するための技法および装置が、本明細書で提供される。
本開示のいくつかの態様は、ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のための方法を提供する。この方法は、一般に、ネットワークにおけるUEと1つまたは複数のノードとの間の混合干渉を測定するために、少なくとも1つのサブフレームの構成に関する情報を受信するステップを含む。構成は、少なくとも1つのサブフレーム内でUEによって基準信号を測定するためのパターンを指定する。この方法はまた、パターンに従って基準信号を測定するステップを含む。この方法はさらに、測定された基準信号に基づいて、UEと1つまたは複数のノードとの間の干渉を決定するステップを含む。
本開示のいくつかの態様は、基地局(BS)によるワイヤレス通信のための方法を提供する。この方法は、一般に、ネットワークにおけるBSと1つまたは複数のノードとの間の混合干渉を測定するために、少なくとも1つのサブフレームの構成に関する情報を受信するステップを含む。構成は、少なくとも1つのサブフレーム内でBSによって基準信号を測定するためのパターンを指定する。この方法はまた、パターンに従って基準信号を測定するステップを含む。この方法はさらに、測定された基準信号に基づいて、BSと1つまたは複数のノードとの間の干渉を決定するステップを含む。
本開示のいくつかの態様は、UEによるワイヤレス通信のための装置を提供する。この装置は、一般に、ネットワークにおけるUEと1つまたは複数のノードとの間の混合干渉を測定するために、少なくとも1つのサブフレームの構成に関する情報を受信するための手段を含む。構成は、少なくとも1つのサブフレーム内でUEによって基準信号を測定するためのパターンを指定する。この装置はまた、パターンに従って基準信号を測定するための手段を含む。この装置はさらに、測定された基準信号に基づいて、UEと1つまたは複数のノードとの間の干渉を決定するための手段を含む。
本開示のいくつかの態様は、BSによるワイヤレス通信のための装置を提供する。この装置は、一般に、ネットワークにおけるBSと1つまたは複数のノードとの間の混合干渉を測定するために、少なくとも1つのサブフレームの構成に関する情報を受信するための手段を含む。構成は、少なくとも1つのサブフレーム内でBSによって基準信号を測定するためのパターンを指定する。この装置はまた、パターンに従って基準信号を測定するための手段を含む。この装置はさらに、測定された基準信号に基づいて、BSと1つまたは複数のノードとの間の干渉を決定するための手段を含む。
本開示のいくつかの態様は、UEによるワイヤレス通信のための装置を提供する。装置は一般に、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリとを含む。少なくとも1つのプロセッサは、ネットワークにおけるUEと1つまたは複数のノードとの間の混合干渉を測定するために、少なくとも1つのサブフレームの構成に関する情報を受信するように構成される。構成は、少なくとも1つのサブフレーム内でUEによって基準信号を測定するためのパターンを指定する。少なくとも1つのプロセッサはまた、パターンに従って基準信号を測定するように構成される。少なくとも1つのプロセッサはさらに、測定された基準信号に基づいて、UEと1つまたは複数のノードとの間の干渉を決定するように構成される。
本開示のいくつかの態様は、BSによるワイヤレス通信のための装置を提供する。この装置は一般に、少なくとも1つのプロセッサと、少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリとを含む。少なくとも1つのプロセッサは、ネットワークにおけるBSと1つまたは複数のノードとの間の混合干渉を測定するために、少なくとも1つのサブフレームの構成に関する情報を受信するように構成される。構成は、少なくとも1つのサブフレーム内でBSによって基準信号を測定するためのパターンを指定する。少なくとも1つのプロセッサはまた、パターンに従って基準信号を測定するように構成される。少なくとも1つのプロセッサはさらに、測定された基準信号に基づいて、BSと1つまたは複数のノードとの間の干渉を決定するように構成される。
本開示のいくつかの態様は、コンピュータ実行可能コードをその上に記憶されたコンピュータ可読媒体を提供する。このコンピュータ実行可能コードは、一般に、ネットワークにおけるUEと1つまたは複数のノードとの間の混合干渉を測定するために、少なくとも1つのサブフレームの構成に関する情報を、UEによって受信するためのコードを含む。構成は、少なくとも1つのサブフレーム内でUEによって基準信号を測定するためのパターンを指定する。このコンピュータ実行可能コードはまた、パターンに従って基準信号を、UEによって測定するためのコードと、測定された基準信号に基づいて、UEと1つまたは複数のノードとの間の干渉を、UEによって決定するためのコードとを含む。
本開示のいくつかの態様は、コンピュータ実行可能コードをその上に記憶されたコンピュータ可読媒体を提供する。このコンピュータ実行可能コードは、一般に、ネットワークにおけるBSと1つまたは複数のノードとの間の混合干渉を測定するために、少なくとも1つのサブフレームの構成に関する情報を、BSによって受信するためのコードを含む。構成は、少なくとも1つのサブフレーム内でBSによって基準信号を測定するためのパターンを指定する。このコンピュータ実行可能コードはまた、パターンに従って基準信号を、BSによって測定するためのコードと、測定された基準信号に基づいて、BSと1つまたは複数のノードとの間の干渉を、BSによって決定するためのコードとを含む。
方法、装置、システム、コンピュータプログラム製品、および処理システムを含む多数の他の態様が提供される。上記の目的および関連する目的を達成するために、1つまたは複数の態様は、以下で十分に説明し、特に特許請求の範囲において指摘する特徴を含む。以下の説明および添付の図面は、1つまたは複数の態様のうちのいくつかの例示的な特徴を詳細に記載する。しかしながら、これらの特徴は、様々な態様の原理が採用される場合がある様々な方法のほんのいくつかを示すものであり、この説明は、すべてのそのような態様とそれらの均等物とを含むものである。
本開示の上記の特徴が詳細に理解できるように、添付の図面にその一部が示される態様を参照することによって、上記で概略的に説明した内容についてより具体的な説明を行う場合がある。しかしながら、この説明は他の同等に有効な態様にも当てはまる場合があるので、添付の図面は、本開示のいくつかの典型的な態様のみを示し、したがって、本開示の範囲を限定するものと見なされてはならないことに留意されたい。
本開示のいくつかの態様による、複数のワイヤレスネットワークが重複するカバレージを有する例示的な展開を示す図である。 本開示のいくつかの態様による、アクセスネットワークの一例を示す図である。 本開示のいくつかの態様による、LTEにおけるDLフレーム構造の一例を示す図である。 本開示のいくつかの態様による、LTEにおけるULフレーム構造の一例を示す図である。 本開示のいくつかの態様による、ユーザプレーンおよび制御プレーンの無線プロトコルアーキテクチャの一例を示す図である。 本開示のいくつかの態様による、アクセスネットワーク内の発展型ノードB(eNB)およびユーザ機器(UE)の一例を示す図である。 本開示のいくつかの態様による、例示的なサブフレーム構成を示す図である。 本開示のいくつかの態様による、混合干渉測定サブフレームを含む例示的なフレーム構造を示す図である。 本開示のいくつかの態様による、混合干渉測定サブフレームの周期の一例を示す図である。 本開示のいくつかの態様による、DLおよびULデータサブフレームの例示的な構成を示す図である。 本開示のいくつかの態様による、DL中心およびUL中心の混合干渉測定サブフレームの例示的な構成を示す図である。 本開示のいくつかの態様による、基地局によって実行される場合がある例示的な動作を示す図である。 本開示のいくつかの態様による、ユーザ機器によって実行される場合がある例示的な動作を示す図である。 本開示のいくつかの態様による、DL中心の混合干渉測定サブフレームにおけるBSのための例示的な送信/受信パターンを示す図である。 本開示のいくつかの態様による、UL中心の混合干渉測定サブフレームにおけるUEのための例示的な送信/受信パターンを示す図である。 本開示のいくつかの態様による、DL中心の混合干渉測定サブフレームにおけるBSのための別の例示的な送信/受信パターンを示す図である。 本開示のいくつかの態様による、UL中心の混合干渉測定サブフレームにおけるUEのための別の例示的な送信/受信パターンを示す図である。
本開示の態様は、ネットワークにおけるノードの異なるペア間(たとえば、BS間、UE間など)の混合(たとえば、DLからULへまたはULからDLへの)干渉を測定するための技法および装置(たとえば、UE、BSなど)を提供する。以下でより詳細に説明するように、本明細書で提示する技法は、ネットワークにおけるノードの異なるペア間の混合干渉を測定するための1つまたは複数のサブフレームを含むフレーム構造を与える。たとえば、ネットワーク内のノードは、混合干渉を推定するために、そのような混合干渉測定サブフレームを、他のサブフレーム(たとえば、データサブフレームなど)の合間に間欠的に使用してもよい。測定サブフレームの間に行われた測定に基づいて、ネットワーク内のノードは、ノードの異なるペア間に存在する干渉の量を決定すること、ジャミンググラフを計算(または更新)すること、アップリンクサブフレームをダウンリンクサブフレームに、またはその逆に、切り替えるかどうかを決定することなどを行ってもよい。
添付の図面に関して以下に記載する詳細な説明は、様々な構成について説明するものであり、本明細書で説明する概念が実践され得る唯一の構成を表すものではない。詳細な説明は、様々な概念の完全な理解を可能にする目的で、具体的な細部を含む。しかしながら、当業者には、これらの概念が、これらの具体的な細部なしでも実践され得ることが明らかであろう。場合によっては、そのような概念を不明瞭にすることを避けるために、よく知られている構造および構成要素がブロック図の形態で示される。
次に、様々な装置および方法を参照して、電気通信システムのいくつかの態様が提示される。これらの装置および方法について、以下の詳細な説明において説明し、様々なブロック、モジュール、構成要素、回路、ステップ、プロセス、アルゴリズムなど(「要素」と総称される)によって添付の図面に示す。これらの要素は、ハードウェア、ソフトウェア/ファームウェア、またはそれらの組合せを使用して実装されてもよい。そのような要素がハードウェアとして実装されるか、ソフトウェアとして実装されるかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。
例として、要素、要素の任意の部分、または要素の任意の組合せは、1つまたは複数のプロセッサを含む「処理システム」を用いて実装されてもよい。プロセッサの例は、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、ステートマシン、ゲート論理、個別ハードウェア回路、および本開示全体にわたって説明する様々な機能を実行するように構成された他の好適なハードウェアを含む。処理システムの中の1つまたは複数のプロセッサは、ソフトウェアを実行してもよい。ソフトウェアは、ソフトウェア/ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、または他の名称で呼ばれるかにかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、機能などを意味するように広く解釈されるべきである。
したがって、1つまたは複数の例示的な実施形態では、説明する機能は、ハードウェア、ソフトウェア/ファームウェア、またはそれらの組合せで実装されてもよい。ソフトウェアにおいて実装される場合、機能は、コンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体上の1つもしくは複数の命令もしくはコードとして符号化される場合がある。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の利用可能な媒体であってもよい。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMもしくは他の光ディスク記憶装置、磁気ディスクス記憶装置もしくは他の磁気記憶デバイス、または、命令もしくはデータ構造の形態の所望のプログラムコードを搬送もしくは記憶するために使用することができ、コンピュータによってアクセスすることができる、任意の他の媒体を含むことができる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)およびblu-ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、レーザーを用いてデータを光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲に含まれるべきである。
本明細書で説明する技法は、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、シングルキャリアFDMA(SC-FDMA)および他のネットワークなどの様々なワイヤレス通信ネットワークに使用される場合がある。「ネットワーク」および「システム」という用語は、しばしば、互換的に使用される。CDMAネットワークは、ユニバーサル地上波無線アクセス(UTRA)、cdma2000などの無線アクセス技術(RAT)を実装する場合がある。UTRAは、ワイドバンドCDMA(WCDMA(登録商標))、およびCDMAの他の変形形態を含む。cdma2000は、IS-2000規格、IS-95規格、およびIS-856規格をカバーする。IS-2000は、1x無線送信技術(1xRTT)、CDMA2000 1Xなどとも呼ばれる。TDMAネットワークは、モバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))、GSM(登録商標)進化型高速データレート(EDGE)、またはGSM(登録商標)/EDGE無線アクセスネットワーク(GERAN)などのRATを実装する場合がある。OFDMAネットワークは、発展型UTRA(E-UTRA)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、IEEE802.11(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、Flash-OFDM(登録商標)などのRATを実装する場合がある。UTRAおよびE-UTRAは、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)の一部である。3GPP ロングタームエボリューション(LTE)およびLTEアドバンスト(LTE-A)は、ダウンリンク上ではOFDMAを採用し、アップリンク上ではSC-FDMAを採用するE-UTRAを使用するUMTSの新リリースである。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、LTE-A、およびGSM(登録商標)は、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)と称する団体による文書に記載されている。cdma2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)と称する団体による文書に記載されている。本明細書で説明する技法は、上述のワイヤレスネットワークおよびRAT、ならびに他のワイヤレスネットワークおよびRATに使用されてもよい。
本明細書では3Gおよび/または4Gワイヤレス技術に一般的に関連する用語を使用して態様を説明する場合があるが、本開示の態様は、5G以降など、他の世代ベースの通信システムにおいて適用できることに留意されたい。
図1は、本開示の態様が実装される場合がある例示的な展開を示す。たとえば、BS122またはBS132などのBSが、それらのそれぞれのネットワークにおいてBSと1つまたは複数のノード(たとえば、BS、UEなど)との間の混合干渉を測定するために、少なくとも1つのサブフレームの構成に関する情報を受信してもよい。同様に、たとえばUE110などのUEが、それらのそれぞれのネットワークにおいてUEと1つまたは複数のノード(たとえば、その他のUE、BSなど)との間の混合干渉を測定するために、少なくとも1つのサブフレームの構成に関する情報を受信してもよい。そのような構成情報は、混合干渉測定サブフレームの出現のパターン、混合干渉測定サブフレームの構造(たとえば、測定サブフレーム内でノードの各々について送信および受信パターンの構成を参照する)などを指定してもよい。受信されると、BSおよび/またはUEは、構成情報内に指定されたパターンに従って測定サブフレーム内で基準信号を送信および/または受信してもよい。BSおよび/またはUEは、次いで、基準信号に基づいて、ネットワーク内のノードのペア間の干渉を決定してもよい。
図1は、複数のワイヤレスネットワークが重複するカバレージを有する例示的な展開を示す。発展型ユニバーサル地上波無線アクセスネットワーク(E-UTRAN)120などの無線アクセスネットワークは、LTEをサポートしてもよく、ユーザ機器110(UE)のワイヤレス通信をサポートすることができる、いくつかの発展型ノードB(eNB)122および他のネットワークエンティティを含んでもよい。eNBは、UEと通信するエンティティであり、基地局、ノードB、またはアクセスポイント(AP)と呼ばれる場合もある。各eNB122は、特定の地理的エリアに通信カバレージを提供することがある。「セル」という用語は、このカバレージエリアにサービスするeNBおよび/またはeNBサブシステムのカバレージエリアを指すことができる。サービングゲートウェイ(S-GW)124は、E-UTRAN120と通信してもよく、パケットのルーティングおよびフォワーディング、モビリティアンカリング、パケットバッファリング、ネットワークトリガ型サービスの開始などの様々な機能を実行してもよい。モビリティ管理エンティティ(MME)126は、E-UTRAN120およびサービングゲートウェイ124と通信してもよく、モビリティ管理、ベアラ管理、ページングメッセージの配信、セキュリティ制御、認証、ゲートウェイ選択などの様々な機能を実行してもよい。LTEにおけるネットワークエンティティは、公開されている「Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA) and Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network (E-UTRAN); Overall description」と題する3GPP TS 36.300に記載されている。
無線アクセスネットワーク(RAN)130は、GSM(登録商標)をサポートしてもよく、UEのワイヤレス通信をサポートすることができる、いくつかの基地局(BS)132および他のネットワークエンティティを含んでもよい。モバイル交換センター(MSC)134は、RAN130と通信してもよく、音声サービスをサポートし、回線交換呼のルーティングを行い、MSC134によってサービスされるエリア内に位置するUEのモビリティ管理を実行してもよい。場合によっては、インターワーキング機能(IWF)140は、(たとえば、1xCSFBのための)MME126とMSC134との間の通信を容易にしてもよい。
E-UTRAN120、サービングゲートウェイ124、およびMME126は、LTEネットワーク102の一部であってもよい。RAN130およびMSC134は、GSM(登録商標)ネットワーク104の一部であってもよい。簡単にするために、図1は、LTEネットワーク102およびGSM(登録商標)ネットワーク104内のいくつかのネットワークエンティティのみを示す。LTEネットワークおよびGSM(登録商標)ネットワークは、様々な機能およびサービスをサポートする場合がある他のネットワークエンティティを含む場合もある。
一般に、任意の数のワイヤレスネットワークが、所与の地理的エリアにおいて展開される場合がある。各ワイヤレスネットワークは、特定のRATをサポートしてもよく、1つまたは複数の周波数で動作してもよい。RATは、無線技術、エアインターフェースなどと呼ばれることもある。周波数は、キャリア、周波数チャネルなどと呼ばれることもある。各周波数は、異なるRATのワイヤレスネットワーク間の干渉を回避するために、所与の地理的領域において単一のRATをサポートしてもよい。
UE110は、固定式または移動式であってもよく、移動局、端末、アクセス端末、加入者ユニット、局などと呼ばれることもある。UE110は、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、携帯型デバイス、ラップトップコンピュータ、コードレス電話、ワイヤレスローカルループ(WLL)局などであってもよい。態様では、UE110は、デュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)UEであってもよい。
電源が投入されると、UE110は、UE110が通信サービスを受信することができるワイヤレスネットワークを探索してもよい。2つ以上のワイヤレスネットワークが検出される場合、最高の優先度を有するワイヤレスネットワークが、UE110にサービスするために選択されてもよく、サービングネットワークと呼ばれてもよい。UE110は、必要であれば、サービングネットワークへの登録を実行してもよい。次いで、UE110は、サービングネットワークとアクティブに通信するために接続モードで動作してもよい。代替的に、アクティブな通信がUE110によって必要とされない場合、UE110はアイドルモードで動作し、サービングネットワークにキャンプオンしてもよい。
UE110は、アイドルモードである間、複数の周波数および/または複数のRATのセルのカバレージ内に位置してもよい。LTEでは、UE110は、優先度リストに基づいて、キャンプオンするべき周波数およびRATを選択してもよい。この優先度リストは、周波数のセット、各周波数に関連付けられたRAT、および各周波数の優先度を含んでもよい。たとえば、優先度リストは、3つの周波数X、Y、およびZを含んでもよい。周波数XはLTEに使用され、最高の優先度を有してもよく、周波数YはGSM(登録商標)に使用され、最低の優先度を有してもよく、周波数ZもまたGSM(登録商標)に使用され、中間の優先度を有してもよい。一般に、優先度リストは、RATの任意のセットに対して任意の数の周波数を含んでもよく、UEの位置に対して固有であってもよい。UE110は、たとえば、上記の例によって与えられたような、LTE周波数が最も高い優先度にあり、他のRATの周波数がより低い優先度にある優先度リストを定義することによって、利用可能であればLTEのほうを選ぶように構成されてもよい。
UE110は、次のようにアイドルモードで動作してもよい。UE110は、UE110が通常のシナリオでは「適切な」セルを、または緊急のシナリオでは「許容可能な」セルを見つけることが可能なすべての周波数/RATを識別してもよく、「適切な」および「許容可能な」はLTE規格において規定されている。UE110は次いで、すべての特定された周波数/RATの中で最高の優先度を有する周波数/RATにキャンプオンしてもよい。UE110は、(i)周波数/RATが所定のしきい値においてもはや利用可能ではなくなるまで、または(ii)より優先度の高い別の周波数/RATがこのしきい値に達するまで、この周波数/RATにキャンプオンしたままであってもよい。アイドルモードにおけるUE110のこの動作挙動は、公開されている「Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); User Equipment (UE) procedures in idle mode」と題する3GPP TS 36.304に記載されている。
UE110は、LTEネットワーク102からパケット交換(PS)データサービスを受信することが可能であってもよく、アイドルモードにある間はLTEネットワークにキャンプオンしてもよい。LTEネットワーク102では、ボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)のサポートが限られているか、または存在しないことがあり、これは、LTEネットワークの初期の展開の場合にしばしば当てはまることがある。限られたVoIPサポートにより、UE110は、音声呼の場合は別のRATの別のワイヤレスネットワークに転送されることがある。この転送は、回線交換(CS)フォールバックと呼ばれることがある。UE110は、1xRTT、WCDMA(登録商標)、GSM(登録商標)などのような、音声サービスをサポートすることができるRATに転送されてもよい。CSフォールバックを伴う呼発信の場合、UE110は最初に、音声サービスをサポートしない場合があるソースRAT(たとえば、LTE)のワイヤレスネットワークに接続された状態になってもよい。UEは、このワイヤレスネットワークとの音声呼を発信してもよく、音声呼をサポートすることができるターゲットRATの別のワイヤレスネットワークに上位レイヤシグナリングを通じて転送されてもよい。UEをターゲットRATに転送するための上位レイヤシグナリングは、様々な手順、たとえば、リダイレクションを伴う接続解放、PSハンドオーバなどのためのものであってもよい。
図2は、本開示の態様による、LTEネットワークアーキテクチャにおけるアクセスネットワーク200の一例を示す図である。eNB204、208、および/またはUE206が、少なくとも1つの混合干渉測定サブフレームの構成に関する情報を受信してもよい。構成情報は、混合干渉測定サブフレーム内でUE206およびeNB204、208によって基準信号を測定するためのパターンを指定してもよい。eNB204および/または208、ならびにUE206は、次いで、ネットワーク200におけるノード間の干渉を決定するためのアクション(たとえば、パターンに従って基準信号を測定すること)を起こしてもよい。
図2では、アクセスネットワーク200は、いくつかのセルラー領域(セル)202に分割されている。1つまたは複数の低電力クラスeNB208が、セル202の1つまたは複数と重複するセルラー領域210を有してもよい。低電力クラスeNB208は、リモート無線ヘッド(RRH)と呼ばれる場合がある。低電力クラスeNB208は、フェムトセル(たとえば、ホームeNB(HeNB))、ピコセル、またはマイクロセルであってもよい。マクロeNB204は各々、それぞれのセル202に割り当てられ、セル202内のすべてのUE206に、S-GW124、MME126、および他のエンティティを含む場合がある発展型パケットコア(EPC)へのアクセスポイントを提供するように構成される。アクセスネットワーク200のこの例では集中型コントローラはないが、代替構成では集中型コントローラが使用される場合がある。eNB204は、無線ベアラ制御、アドミッション制御、モビリティ制御、スケジューリング、セキュリティ、およびサービングゲートウェイ124への接続を含む、すべての無線関連機能を担う。
アクセスネットワーク200によって採用される変調方式および多元接続方式は、展開されている特定の電気通信規格に応じて変わる場合がある。LTEの適用例では、周波数分割複信(FDD)と時分割複信(TDD)の両方をサポートするために、OFDMがDL上で使用され、SC-FDMAがUL上で使用される。当業者が以下の詳細な説明から容易に諒解するように、本明細書で提示される様々な概念は、LTE適用例に適している。しかしながら、これらの概念は、他の変調および多元接続技法を用いる他の電気通信規格に容易に拡張されてもよい。例として、これらの概念は、エボリューションデータオプティマイズド(EV-DO)またはウルトラモバイルブロードバンド(UMB)に拡張されてもよい。EV-DOおよびUMBは、CDMA2000規格ファミリーの一部として第3世代パートナーシッププロジェクト2(3GPP2)によって公表されたエアインターフェース規格であり、移動局のブロードバンドインターネットアクセスを可能にするためにCDMAを採用する。また、これらの概念は、広帯域CDMA(W-CDMA(登録商標))およびTD-SCDMAなどの他のCDMA変形形態を用いるユニバーサル地上無線アクセス(UTRA:Universal Terrestrial Radio Access)と、TDMAを用いるモバイル通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))と、発展型UTRA(E-UTRA)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、IEEE802.11(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、およびOFDMAを用いるFlash-OFDMとに拡張されてもよい。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、およびGSM(登録商標)については、3GPP団体による文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、3GPP2団体による文書に記載されている。用いられる実際のワイヤレス通信規格および多元接続技術は、特定の適用例およびシステムに課される全体的な設計制約に依存する。
eNB204は、MIMO技術をサポートする複数のアンテナを有する場合がある。MIMO技術を使用することにより、eNB204は、空間領域を活用して、空間多重化、ビームフォーミング、および送信ダイバーシティをサポートできるようになる。空間多重化は、同じ周波数上で異なるデータストリームを同時に送信するために使用されてもよい。データストリームは、データレートを向上させるために単一のUE206に送信されてよく、または、全体的なシステム容量を増大させるために複数のUE206に送信されてよい。これは、各データストリームを空間的にプリコーディングし(たとえば、振幅および位相のスケーリングを適用し)、次いで、空間的にプリコーディングされた各ストリームをDL上で複数の送信アンテナを介して送信することによって、達成される。空間的にプリコーディングされたデータストリームは、異なる空間シグネチャとともにUE206に到達し、これにより、UE206の各々は、そのUE206に宛てられた1つまたは複数のデータストリームを復元することができる。UL上では、各UE206は、空間的にプリコーディングされたデータストリームを送信し、これにより、eNB204は、空間的にプリコーディングされた各データストリームのソースを識別することができる。
空間的な多重化は、一般に、チャネル状態が良好であるときに使用される。チャネル状態があまり好ましくない場合、1つまたは複数の方向に送信エネルギーを集中させるためにビームフォーミングが使用される場合がある。このことは、複数のアンテナを通して送信するためにデータを空間的にプリコーディングすることによって実現されてもよい。セルのエッジで良好なカバレージを実現するために、送信ダイバーシティと組み合わせて単一のストリームビームフォーミング送信が使用されてもよい。
以下の発明を実施するための形態では、アクセスネットワークの様々な態様について、DL上でOFDMをサポートするMIMOシステムを参照しながら説明する。OFDMは、OFDMシンボル内のいくつかのサブキャリアにわたってデータを変調するスペクトル拡散技法である。サブキャリアは、正確な周波数で離間されている。この離間は、受信機がサブキャリアからデータを復元することを可能にする「直交性」をもたらす。時間領域では、OFDMシンボル間干渉をなくすために、各OFDMシンボルにガードインターバル(たとえば、サイクリックプレフィックス)が追加されてもよい。ULは、高いピーク対平均電力比(PAPR)を補償するために、DFT拡散OFDM信号の形態でSC-FDMAを使用してもよい。
図3は、LTEにおけるDLフレーム構造の一例を示す図300である。フレーム(10ms)は、0~9のインデックスを有する、等しいサイズの10個のサブフレームに分割される場合がある。各サブフレームは、連続する2つのタイムスロットを含む場合がある。リソースグリッドは、各タイムスロットがリソースブロックを含む、2つのタイムスロットを表すために使用される場合がある。リソースグリッドは、複数のリソース要素に分割される。LTEでは、リソースブロックは、周波数領域に連続する12個のサブキャリアを含み、OFDMシンボルごとのノーマルサイクリックプレフィックスの場合、時間領域に連続する7個のOFDMシンボルを含み、すなわち84個のリソース要素を含む。拡張サイクリックプレフィックスの場合、リソースブロックは、時間領域に連続する6個のOFDMシンボルを含み、72個のリソース要素を有する。R302、304として示す、リソース要素のうちのいくつかは、DL基準信号(DL-RS)を含む。DL-RSは、セル固有RS(CRS)(共通RSと呼ばれることもある)302、およびUE固有RS(UE-RS)304を含む。UE-RS304は、対応する物理DL共有チャネル(PDSCH)がマッピングされるリソースブロック上のみで送信される。各リソース要素によって搬送されるビット数は、変調方式によって決まる。したがって、UEが受信するリソースブロックが多いほど、および変調方式が高度であるほど、UEのデータレートは高くなる。
LTEでは、eNBは、そのeNB内の各セルのプライマリ同期信号(PSS)およびセカンダリ同期信号(SSS)を送る場合がある。プライマリ同期信号およびセカンダリ同期信号は、ノーマルサイクリックプレフィックス(CP)を有する各無線フレームのサブフレーム0および5の各々において、それぞれシンボル期間6およびシンボル期間5に送られる場合がある。同期信号は、セル検出および取得のためにUEによって使用される場合がある。eNBは、サブフレーム0のスロット1中のシンボル期間0から3において物理ブロードキャストチャネル(PBCH)を送ってもよい。PBCHは、あるシステム情報を搬送してもよい。
eNBは、各サブフレームの第1のシンボル期間において、物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH)を送ってもよい。PCFICHは、制御チャネルに使用されるシンボル期間の数(M)を伝える場合があり、Mは、1、2、または3に等しくてもよく、サブフレームにより異なっていてもよい。Mは、たとえば、リソースブロックが10個未満である、小さいシステム帯域幅では4に等しい場合もある。eNBは、各サブフレームの最初のM個のシンボル期間において、物理HARQインジケータチャネル(PHICH)および物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を送信してもよい。PHICHは、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)をサポートするための情報を搬送してもよい。PDCCHは、UEに対するリソース割振りに関する情報と、ダウンリンクチャネルに対する制御情報とを搬送してもよい。eNBは、各サブフレームの残りのシンボル期間に物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を送ってもよい。PDSCHは、ダウンリンク上でのデータ送信のためにスケジュールされたUEに対するデータを搬送してもよい。
eNBは、eNBによって使用されるシステム帯域幅の中心1.08MHzにおいて、PSS、SSS、およびPBCHを送ってもよい。eNBは、PCFICHおよびPHICHが送信される各シンボル期間においてシステム帯域幅全体にわたってこれらのチャネルを送ってもよい。eNBは、システム帯域幅の特定の部分においてPDCCHをUEのグループに送ってもよい。eNBは、システム帯域幅の特定の部分においてPDSCHを特定のUEに送ってもよい。eNBは、PSS、SSS、PBCH、PCFICHおよびPHICHをブロードキャスト方式ですべてのUEに送ってもよく、PDCCHをユニキャスト方式で特定のUEに送ってもよく、またPDSCHをユニキャスト方式で特定のUEに送ってもよい。
いくつかのリソース要素は、各シンボル期間において利用可能であってもよい。各リソース要素(RE)は、1つのシンボル期間において1つのサブキャリアをカバーしてもよく、実数値または複素数値であってもよい1つの変調シンボルを送るために使用されてもよい。各シンボル期間において基準信号に使用されないリソース要素は、リソース要素グループ(REG)に配列されてもよい。各REGは、1つのシンボル期間に4個のリソース要素を含んでもよい。PCFICHは、シンボル期間0に、周波数にわたってほぼ等間隔で置かれることがある、4個のREGを占有してもよい。PHICHは、1つまたは複数の構成可能なシンボル期間に、周波数にわたって分散されることがある、3個のREGを占有してもよい。たとえば、PHICHのための3個のREGは、すべてシンボル期間0に属してもよく、または、シンボル期間0、1、および2に分散されてもよい。PDCCHは、たとえば、最初のM個のシンボル期間に、利用可能なREGから選択されてもよい9個、18個、36個、または72個のREGを占有してもよい。REGのいくつかの組合せのみがPDCCHに対して許可されてもよい。
UEは、PHICHおよびPCFICHに使用される特定のREGを知っている場合がある。UEは、PDCCHのためのREGの異なる組合せを探索してもよい。探索すべき組合せの数は通常、PDCCHに対して許可される組合せの数よりも少ない。eNBは、UEが探索する組合せのいずれかにおいてPDCCHをUEに送ってもよい。
図4は、LTEにおけるULフレーム構造の一例を示す図400である。ULに利用可能なリソースブロックは、データセクションおよび制御セクションに区分される場合がある。制御セクションは、システム帯域幅の2つの縁部に形成される場合があり、構成可能なサイズを有する場合がある。制御セクション内のリソースブロックは、制御情報を送信するためにUEに割り当てられる場合がある。データセクションは、制御セクションに含まれないすべてのリソースブロックを含む場合がある。ULフレーム構造により、データセクションは連続的なサブキャリアを含むことになり、これにより、単一のUEが、データセクション内の連続的なサブキャリアのすべてを割り当てられることが可能になり得る。
UEは、制御情報をeNBに送信するために、制御セクション内のリソースブロック410a、410bを割り当てられる場合がある。UEはまた、データをeNBに送信するために、データセクション内のリソースブロック420a、420bを割り当てられる場合がある。UEは、制御セクション内の割り当てられたリソースブロック上の物理UL制御チャネル(PUCCH)内で、制御情報を送信してもよい。UEは、データセクション内の割り当てられたリソースブロック上の物理UL共有チャネル(PUSCH)内で、データのみ、またはデータと制御情報の両方を送信してもよい。UL送信は、サブフレームの両方のスロットにまたがる場合があり、周波数にわたってホップする場合がある。
初期システムアクセスを実行し、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)430におけるUL同期を実現するために、リソースブロックのセットが使用される場合がある。PRACH430は、ランダムシーケンスを搬送し、いかなるULデータ/シグナリングも搬送することができない。各ランダムアクセスプリアンブルは、連続する6個のリソースブロックに対応する帯域幅を占有する。開始周波数は、ネットワークによって指定される。すなわち、ランダムアクセスプリアンブルの送信は、いくつかの時間リソースおよび周波数リソースに限定される。PRACHの場合、周波数ホッピングは存在しない。PRACHの試行は、単一のサブフレーム(1ms)内で、または少数の連続するサブフレームのシーケンス内で搬送され、UEは、フレーム(10ms)ごとに単一のPRACHの試行しか行うことができない。
図5は、LTEにおけるユーザプレーン用および制御プレーン用の無線プロトコルアーキテクチャの一例を示す図500である。UEおよびeNBのための無線プロトコルアーキテクチャは、レイヤ1、レイヤ2、およびレイヤ3という3つのレイヤによって示される。レイヤ1(L1レイヤ)は、最下位レイヤであり、様々な物理レイヤ信号処理機能を実施する。L1レイヤは、本明細書では物理レイヤ506と呼ばれる。レイヤ2(L2レイヤ)508は、物理レイヤ506の上にあり、物理レイヤ506を介してUEとeNBとの間のリンクを担う。
ユーザプレーンでは、L2レイヤ508は、メディアアクセス制御(MAC)サブレイヤ510、無線リンク制御(RLC)サブレイヤ512、およびパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)サブレイヤ514を含み、それらはネットワーク側でeNBにおいて終端される。図示されていないが、UEは、L2レイヤ508の上にいくつかの上位レイヤを有することがあり、それらは、ネットワーク側のPDNゲートウェイ118において終端されるネットワークレイヤ(たとえば、IPレイヤ)、および接続の他端(たとえば、遠端UE、サーバなど)において終端されるアプリケーションレイヤを含む。
PDCPサブレイヤ514は、様々な無線ベアラと論理チャネルとの間の多重化を実現する。PDCPサブレイヤ514はまた、無線送信オーバーヘッドを低減するための上位レイヤデータパケットのヘッダ圧縮、データパケットを暗号化することによるセキュリティ、およびeNB間のUEのハンドオーバーサポートを実現する。RLCサブレイヤ512は、上位レイヤデータパケットのセグメント化および再アセンブリ、紛失したデータパケットの再送、ならびに、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)に起因して順序の狂った受信を補償するためのデータパケットの並べ替えを実現する。MACサブレイヤ510は、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化を実現する。MACサブレイヤ510はまた、1つのセル内の様々な無線リソース(たとえば、リソースブロック)をUEの間で割り振ることを担う。MACサブレイヤ510はまた、HARQ動作を担う。
制御プレーンでは、制御プレーンのためのヘッダ圧縮機能がないことを除いて、UEおよびeNBの無線プロトコルアーキテクチャは、物理レイヤ506およびL2レイヤ508について実質的に同じである。制御プレーンはまた、レイヤ3(L3レイヤ)内に無線リソース制御(RRC)サブレイヤ516を含む。RRCサブレイヤ516は、無線リソース(すなわち、無線ベアラ)を取得すること、およびeNBとUEとの間のRRCシグナリングを使用して下位レイヤを構成することを担う。
図6は、本開示の態様による、アクセスネットワークにおいてUE650と通信しているeNB610のブロック図である。図1および図2の基地局122、132、および204は、図6に示すeNB610の1つまたは複数の構成要素を含んでもよい。同様に、図1および図2に示すUE110および206は、図6に示すUE650の1つまたは複数の構成要素を含んでもよい。本明細書で説明する、ネットワーク内のノード(たとえば、BS、UEなど)は、混合干渉測定サブフレームの構成に関する情報を受信してもよい。構成情報に基づいて、ノードは、混合干渉測定サブフレームの間に基準信号を送信および/または受信し、基準信号に基づいて、ノードとそれぞれの他のノードとの間の干渉を決定してもよい。
たとえば、UE650は、混合干渉測定サブフレームの間に基準信号を送信および/または測定する方法を決定し、測定した基準信号に基づいて、UE650と他のUEとの間の干渉を決定するために、構成情報を使用してもよい。同様に、eNB610は、混合干渉測定サブフレームの間に基準信号を送信および/または測定する方法を決定し、測定した基準信号に基づいて、eNB610と他のeNBとの間の干渉を決定するために、構成情報を使用してもよい。
DLでは、コアネットワークからの上位レイヤパケットが、コントローラ/プロセッサ675に供給される。コントローラ/プロセッサ675は、L2レイヤの機能を実施する。DLでは、コントローラ/プロセッサ675は、ヘッダ圧縮、暗号化、パケットのセグメント化および並べ替え、論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化、ならびに様々な優先度メトリックに基づくUE650への無線リソース割振りを行う。コントローラ/プロセッサ675はまた、HARQ動作、紛失したパケットの再送信、およびUE650へのシグナリングを担う。
TXプロセッサ616は、L1レイヤ(すなわち、物理レイヤ)の様々な信号処理機能を実施する。これらの信号処理機能は、UE650における順方向誤り訂正(FEC)を容易にするための符号化およびインタリービングと、様々な変調方式(たとえば、2値位相偏移変調(BPSK)、直交位相偏移変調(QPSK)、M位相偏移変調(M-PSK)、M直交振幅変調(M-QAM))に基づく信号コンスタレーションへのマッピングとを含む。次いで、コーディングされ変調されたシンボルが、並列ストリームに分割される。次いで、各ストリームは、OFDMサブキャリアにマッピングされ、時間領域および/または周波数領域において基準信号(たとえば、パイロット)と多重化され、次いで、逆高速フーリエ変換(IFFT)を使用して一緒に結合されて、時間領域OFDMシンボルストリームを搬送する物理チャネルを生成する。OFDMストリームは、複数の空間ストリームを生成するために空間的にプリコーディングされる。チャネル推定器674からのチャネル推定値が、コーディングおよび変調方式を決定するために、ならびに空間処理のために使用される場合がある。チャネル推定値は、UE650によって送信された基準信号および/またはチャネル状態フィードバックから導出される場合がある。次いで、各空間ストリームは、別個の送信機618TXを介して異なるアンテナ620に供給される。各送信機618TXは、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調する。
UE650では、各受信機654RXが、そのそれぞれのアンテナ652を通じて信号を受信する。各受信機654RXは、RFキャリア上に変調されている情報を復元し、情報を受信機(RX)プロセッサ656に供給する。RXプロセッサ656は、L1レイヤの様々な信号処理機能を実施する。RXプロセッサ656は、情報に関する空間処理を実行して、UE650宛てのあらゆる空間ストリームを復元する。複数の空間ストリームがUE650に宛てられた場合、複数の空間ストリームは、RXプロセッサ656によって単一のOFDMシンボルストリームに合成される場合がある。次いで、RXプロセッサ656は、高速フーリエ変換(FFT)を使用して、OFDMシンボルストリームを時間領域から周波数領域に変換する。周波数領域信号は、OFDM信号のサブキャリアごとに別々のOFDMシンボルストリームを含む。各サブキャリア上のシンボル、および基準信号は、eNB610によって送信された最も可能性の高い信号コンスタレーションポイントを決定することによって、復元され復調される。これらの軟判定は、チャネル推定器658によって計算されたチャネル推定値に基づいてよい。軟判定は、次いで、物理チャネル上でeNB610によって最初に送信されたデータと制御信号とを復元するために復号およびデインターリーブされる。次いで、データ信号および制御信号は、コントローラ/プロセッサ659に供給される。
コントローラ/プロセッサ659はL2レイヤを実装する。コントローラ/プロセッサ659は、プログラムコードおよびデータを記憶するメモリ660に関連付けることができる。メモリ660は、コンピュータ可読媒体と呼ばれることがある。ULでは、コントローラ/プロセッサ659が、コアネットワークからの上位レイヤパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の逆多重化、パケット再アセンブリ、暗号化解除、ヘッダ圧縮解除、制御信号処理を行う。次いで、上位レイヤパケットは、L2レイヤの上のすべてのプロトコルレイヤを表すデータシンク662に供給される。様々な制御信号が、L3処理のためにデータシンク662に供給されることもある。コントローラ/プロセッサ659はまた、HARQ動作をサポートするために、確認応答(ACK)および/または否定応答(NACK)のプロトコルを使用した誤り検出を担う。
ULでは、データソース667は、上位レイヤパケットをコントローラ/プロセッサ659に供給するために使用される。データソース667は、L2レイヤの上方のすべてのプロトコルレイヤを表す。eNB610によるDL送信に関して説明した機能と同様に、コントローラ/プロセッサ659は、ヘッダ圧縮、暗号化、パケットのセグメント化および並べ替え、ならびに、eNB610による無線リソース割振りに基づく論理チャネルとトランスポートチャネルとの間の多重化を行うことによって、ユーザプレーンおよび制御プレーンのためのL2レイヤを実装する。コントローラ/プロセッサ659はまた、HARQ動作、紛失したパケットの再送信、およびeNB610へのシグナリングを担う。
eNB610によって送信された基準信号またはフィードバックから、チャネル推定器658によって導出されたチャネル推定値は、適切なコーディングおよび変調方式を選択するために、ならびに空間処理を容易にするために、TXプロセッサ668によって使用されてもよい。TXプロセッサ668によって生成された空間ストリームは、別個の送信機654TXを介して異なるアンテナ652に供給される。各送信機654TXは、送信のためにそれぞれの空間ストリームでRFキャリアを変調する。
UL送信は、eNB610において、UE650における受信機機能に関して説明した方法と同様の方法で処理される。各受信機618RXは、それのそれぞれのアンテナ620を通じて信号を受信する。各受信機618RXは、RFキャリア上に変調されている情報を復元し、情報をRXプロセッサ670に供給する。RXプロセッサ670は、L1レイヤを実装してもよい。
コントローラ/プロセッサ675はL2レイヤを実装する。コントローラ/プロセッサ675は、プログラムコードおよびデータを記憶するメモリ676と関連付けることができる。メモリ676は、コンピュータ可読媒体と呼ばれることがある。ULでは、コントローラ/プロセッサ675は、UE650からの上位レイヤパケットを復元するために、トランスポートチャネルと論理チャネルとの間の逆多重化、パケット再アセンブリ、暗号化解除、ヘッダ圧縮解除、制御信号処理を行う。コントローラ/プロセッサ675からの上位レイヤパケットは、コアネットワークに供給される場合がある。コントローラ/プロセッサ675はまた、HARQ動作をサポートするために、ACKおよび/またはNACKプロトコルを使用した誤り検出を担う。
コントローラ/プロセッサ659は、UE650における動作を指示してもよい。たとえば、UE650におけるコントローラ/プロセッサ659、RXプロセッサ656、TXプロセッサ668、ならびに/または他のプロセッサ、構成要素、および/もしくはモジュールは、図12に示す動作1200および/または本明細書で説明するようにUEによって実行される他のプロセスもしくは動作を実行または指示してもよい。コントローラ/プロセッサ675は、eNB610における動作を指示してもよい。たとえば、eNB610におけるコントローラ/プロセッサ675、TXプロセッサ616、RXプロセッサ670、ならびに/または他のプロセッサ、構成要素、および/もしくはモジュールは、図11に示す動作1100および/または本明細書で説明するようにeNBによって実行される他のプロセスもしくは動作を実行または指示してもよい。
例示的なDL対ULスケジューリング
図7は、ネットワーク(たとえば、LTE)のために構成される場合がある例示的なダウンリンク(DL)およびアップリンク(UL)スケジューリング構成700を示す。従来のDLおよびULスケジューリングは、一般に、DLおよびULサブフレームの固定構成で実施される。これは、システム展開全体にわたる同期を可能にする。たとえば、所与の時点において、ネットワーク内のセルのすべてが、ダウンリンク通信またはアップリンク通信に割り当てられる。参照例としてLTE TDDスケジューリング構成700を参照すると、ネットワークは、第1のサブフレーム702、第4のサブフレーム708、および第5のサブフレーム710でのダウンリンク送信、第3のサブフレーム706でのアップリンク送信、ならびに第2のサブフレーム704での特殊サブフレーム構成(たとえば、ダウンリンクパイロットタイムスロット(DwPTS)、アップリンクパイロットタイムスロット(UpPTS)、またはガード期間(GP))に合わせて構成されてもよい。
固定DLおよびUL構成により、干渉は、DLからDLへのおよび/またはULからULへの干渉シナリオに限定されてもよい。異なるように配置すると、1つのセルのDL送信が、別のセルのDL送信に干渉する場合がある。同様に、UEからのUL送信が、別のUEからの別のUL送信に干渉する場合がある。場合によっては、このDLからDLへのまたはULからULへの干渉は、たとえば、ネットワークが異なる電力クラスのセルを含むスモールセル展開では、最も強いダウンリンク信号に基づくセル(たとえば、サービングセルなど)と関連するUEによって、または強いマクロセルと関連するUEによって、緩和されてもよい。場合によっては、eNBおよびUEは、干渉シナリオを緩和するために、(たとえば、DL異種ネットワーク(HetNet)において)拡張セル間干渉調整(enhanced inter-cell interference coordination: eICIC)およびセル間干渉管理用の高度な受信機を使用してもよい。場合によっては、干渉シナリオを緩和するために、CDMA DL/ULおよびSC/O-FDM ULにおいて、電力制御/整形が使用されてもよい。場合によっては、DLからDLへのおよび/またはULからULへの干渉を緩和しようとして、OFDM DL/SCFDM ULには、セル内の複数のDL/UL送信のセル内直交化が使用されてもよい。
しかしながら、一般には、DLからDLへのおよび/またはULからULへの干渉を緩和するために、上記の技法の1つまたは複数の任意の組合せが使用される場合がある。しかしながら、これらの技法は、ULからDLへの干渉およびDLからULへの干渉などの混合干渉によりノード(たとえば、eNB、UE)が受ける干渉を緩和することができない場合がある。
いくつかのシナリオでは、DL/ULトラフィック負荷は、固定サブフレーム構成と整合しない場合がある。セルにULまたはDLのいずれかで一時的な過負荷があるとき、1つまたは複数のサブフレームをDLからULへまたはULからDLへ再構成することが望ましい場合がある。たとえば、セルがUL方向において過負荷状態であるとき、セルは、名目上DLサブフレームをUL送信のために再構成することから恩恵を受ける場合がある。さらに、DL負荷が高いとき、ULリソースが十分に利用されていない可能性があるにもかかわらず、体感DLスループット(perceived DL throughput)は低いことがある。
サブフレームの再構成は、ネットワーク内のセルを非同期にし、それによってさらなる干渉シナリオを導く場合がある。干渉は、上記のDLからDLへのおよびULからULへのシナリオ、ならびにDLからULへのおよびULからDLへの干渉を含む「混合干渉」を含む場合がある。
ULからDLへの干渉の一例は、異なるサービングBSを持つ2つのセルエッジのUEが任意に互いに接近しているとき、発生する場合がある。このシナリオでは、第1のUEによるUL送信が、第2のUEに向けられたDL送信に干渉する場合がある。これは、2つのUEでDL-ULミスマッチによる重大なジャミングを引き起こす場合がある。
DLからULへの干渉の一例は、第2の、隣接したBSのDL送信が、第1のBSの、そのサービングUEからの所望のUL信号よりもはるかに強いときに、発生する場合がある。このシナリオでは、第1の、受信BSは、隣接したBSのDL送信に対する感度が低下する場合がある。
動的な調整が限られているまたはない場合があるので、異なる事業者に関連する同一チャネルまたは隣接チャネル展開間に干渉があるとき、混合干渉は特に深刻である場合がある。
いくつかの態様によれは、BSおよび/またはUEは、UL/DLおよび/またはDL/UL混合干渉シナリオに対応するためにジャミンググラフを生成してもよい。ノード(たとえば、BSまたはUE)は、他のどのノードがノードへの干渉を引き起こす可能性があるかを決定または学習する、ならびに他のノードの各々の送信電力を決定または学習するために、ジャミンググラフを使用してもよい。この情報に少なくとも部分的に基づいて、ノードは、干渉を克服し、名目上ダウンリンクサブフレームの方向をアップリンクに、またはその逆に、変換する決定の影響を評価することができる可能性があるかどうかを決定してもよい。
いくつかの態様によれば、BS間ジャミンググラフおよびUE間ジャミンググラフが生成されてもよい。BS間ジャミンググラフ中の各頂点は、BSを表してもよい。そのようなBSは、ジャミンググラフを管理するBSへの干渉を引き起こすことがある近接BSであってもよい。ジャミンググラフの1つの参照実装形態を参照すると、BSjにおけるBSiによる最大熱干渉(maximum interference over thermal: Max_IoT)が、BSjの許容IoTよりも大きい(たとえば、BSjにおけるBSiによるMax_IoT > BSjのBS_Tolerable_IoT)場合、BSiは、ジャミンググラフ中のBSjに接続されてもよい。BSiからBSjへのエッジは、BSjにおけるBSiによるIoTがBSjのBS_Tolerable_IoTに等しくなることを確保するために、BSiにおいて送信(Tx)電力/実効等方放射電力(EIRP)のバックオフが必要とされると標示されてもよい。
UE間ジャミンググラフの1つの参照実装形態を参照すると、UE間ジャミンググラフ中の各頂点は、UEを表してもよい。UEjにおけるUEiによる最大IoTが、UEjの許容IoTよりも大きい(たとえば、UEjにおけるUEiによるMax_IoT > UEjのUE_Tolerable_IoT)場合、UEiは、ジャミンググラフ中のUEjに接続されてもよい。UEiからUEjへのエッジは、UEjにおけるUEiによるIoTがUEjのUE_Tolerable_IoTに等しくなることを確保するために、UEiにおいてTx電力/EIPRのバックオフが必要とされると標示されてもよい。態様によれば、BS間ジャミンググラフおよびUE間ジャミンググラフのためのIoT計算は、MIMOビームフォーミング(たとえば、送信の方向)、受信機ヌル化、および仰角距離(elevation angular separation)を考慮に入れる場合もある。場合によっては、BSおよび/またはUEは、UE間ジャミンググラフを生成してもよい。
混合干渉を推定するための基準信号
上述のように、ULサブフレームをDLにまたはその逆に切り替えるのが有利であるかどうかを決定するために、BSは、ネットワーク内のノード(たとえば、BSおよびUE)の間の混合干渉プロファイルに関する情報から恩恵を受ける場合がある。したがって、場合によっては、BSは、BS間混合干渉ならびにUE間混合干渉を知ることから恩恵を受けることがある。従来、ネットワーク内のノード(たとえば、BSおよびUE)は、BSからUEおよびUEからBSへのチャネルを推定するために基準信号を使用する。このように基準信号を使用することは、同期送信方式(たとえば、図7に示すように、すべてのBSがDLで送信する、またはすべてのBSがアップリンクで受信する)には十分である場合があるが、これらの基準信号は、ノードがそれぞれのノードについての(たとえば、BS間またはUE間についてなどの)混合干渉プロファイル(たとえば、DLからULへの干渉およびULからDLへの干渉)を推論することを可能にしない。
上述のように、UEおよび/またはBSは、ジャミンググラフ(たとえば、UE間ジャミンググラフ、BS間ジャミンググラフなど)を生成するために混合干渉プロファイルの知識を使用してもよい。したがって、ノードが混合干渉プロファイルを発見することを可能にする新しい基準信号および/またはフレーム構造を有することが望ましい場合がある。
上述のように、本明細書で提示する態様は、BSおよびUEがそれぞれBS間およびUE間の混合干渉プロファイルを推定することを可能にする技法を提供する。本明細書で提示する技法は、混合干渉を測定するために使用することができる1つまたは複数のサブフレームを持つフレーム構造を提供する。
図8は、いくつかの態様による、混合干渉を測定するために使用することができる例示的なフレーム構造800を示す。図示のように、フレーム構造800内では、混合干渉測定サブフレーム802が間欠的に(たとえば、データサブフレーム804の合間に)使用される。ノード(たとえば、BS122、132、204、および/またはUE110、206)は、混合干渉を推定するために測定サブフレーム802を使用してもよい。例示的なノードとしてBSを使用すると、BSは、混合干渉測定サブフレーム802の間にBS-BSチャネルを推定するために、そのネットワークリッスン機能を(たとえば、その受信機をオンにして)使用してもよい。各BSは、低デューティサイクルのサイレンシングスケジュール(たとえば、数百ミリ秒から数秒まで)を有してもよい。各近隣BS信号強度は、これらのサイレント期間の間に測定されてもよい。例示的なノードとしてUE206を使用すると、UEのサブセットが、基準信号(たとえば、サウンディング基準信号(SRS)など)を送信してもよく、一方、他のUEが基準信号を測定する。そのような構成は、異なるSRS信号が、所与の混合干渉測定サブフレーム802内の複数の「SRS」チャネルにわたって多重化されることをもたらしてもよい。ノード(たとえば、BSまたはUE)が混合干渉を推定すると、ノードは、対応するジャミンググラフを計算(または更新)することができる。たとえば、間にエッジがあるUEのペアが、順番に(たとえば、およそ数十ミリ秒で)互いのSRSを送信/受信してもよい。
測定サブフレーム802のパターンおよび/または周期(たとえば、出現の時間)は、ネットワークスケジューラによって決定され、制御シグナリングを通じてBSおよび/またはUEに伝えられてもよい。場合によっては、DL中心の混合干渉測定サブフレーム(たとえば、BS-BS混合干渉の測定に使用される)は、UL中心の混合干渉測定サブフレーム(たとえば、UE-UE混合干渉の測定に使用される)とは異なる周期を有してもよい。図8Aは、DL中心の混合干渉測定サブフレーム802AとUL中心の混合干渉測定サブフレーム802Bとの間の異なる周期の一例を示す。図示のように、DL中心の測定は、基地局のモビリティおよび/またはチャネル特性に基づいて、低デューティサイクルで(たとえば、数百ミリ秒から数秒の範囲内で)行われてもよい。たとえば、基地局が静止状態である、基地局の間のチャネルプロファイルが緩やかに変わる、その他であることから、(UL中心の測定と比較して)低デューティサイクルが使用されてもよい。一方、図示のように、UL中心の測定が、UEのモビリティに基づいて、より高い頻度で(たとえば、数十ミリ秒ごとに)行われてもよい。UL中心の測定により高い頻度を使用して、UEのより高いモビリティに対応してもよい。
図9は、本開示の態様による、DL中心のデータサブフレーム900Aと、UL中心のデータサブフレーム900Bとを含む通常(自己完結型)トラフィックサブフレームの例示的な構造を示す。いくつかの実施形態では、DL中心のデータサブフレーム900AおよびUL中心のデータサブフレーム900Bは、図8に示すデータサブフレーム804の例である。図示のように、DL中心のデータサブフレーム900Aは、ダウンリンク制御部分902Aと、ダウンリンクデータ904Aと、ガード期間(GP)906Aと、アップリンク制御部分908Aとを含む。UL中心のデータサブフレーム900Bは、ダウンリンク制御部分902Bと、ガード期間906Bと、アップリンクデータ904Bと、アップリンク制御部分908Bとを含む。
図10は、本開示の態様による、混合干渉を測定するために使用される場合がある、DL中心の混合干渉測定サブフレーム802AおよびUL中心の混合干渉測定サブフレーム802Bなどのサブフレームの例示的な構造を示す。一実施形態では、混合干渉測定サブフレーム802Aおよび802Bはどちらも、データトラフィックサブフレーム902および904と比較して、低デューティサイクルで出現する。一実施形態では、混合干渉測定サブフレーム802Aおよび802Bは、ネットワーク全体にわたって同期される。
図示のように、DL中心のデータサブフレーム900Aと同様に、DL中心の混合測定サブフレーム802Aは、ダウンリンク制御部分1002Aと、ガード期間1004Aと、アップリンク制御部分1006Aとを含む。しかしながら、ダウンリンクデータ部分の代わりに、またはこれに加えて、DL中心の混合干渉測定サブフレーム802Aは、BSへの/からのチャネル状態情報基準信号(CSI-RS)を送信/受信するための複数のスロット1008を含む。たとえば、以下でより詳細に説明するように、DL中心の混合干渉測定サブフレーム802Aの間、各BSは、CSI-RSスロット1008のサブセットで送信し、残りのCSI-RSスロット1008(たとえば、Tx-Rx切替えの間を除く)でリッスンしてもよい。図示していないが、一般に、混合干渉測定サブフレーム(たとえば、サブフレーム802A)は、CSI-RSのための1つまたは複数のスロット1008に加えていくらかのデータ部分も搬送することがある。
UL中心の測定サブフレーム802Bは、UL中心のデータサブフレーム900Bと同様に、ダウンリンク制御部分1002Bと、ガード期間1004Bと、アップリンク制御部分1006Bとを含む。しかしながら、アップリンクデータ部分の代わりに、またはこれに加えて、UL中心の混合干渉測定サブフレーム802Bは、UEへの/からのサウンディング基準信号(SRS)を送信/受信するための複数のスロット1010を含む。たとえば、以下でもより詳細に説明するように、UL中心の混合干渉測定サブフレーム802Bの間、各UEは、SRSスロット1010のサブセットで送信し、残りのSRSスロット1010(たとえば、Tx-Rx切替えの間を除く)でリッスンしてもよい。図示していないが、一般に、混合干渉測定サブフレーム(たとえば、サブフレーム802B)は、SRSのための1つまたは複数のスロット1010に加えてデータ部分も搬送することがある。
図11は、本開示の態様による、BSによって実行することができる例示的動作1100を示す。たとえば、図6のBS610の1つまたは複数の構成要素および/またはモジュールを含む場合がある、図1のBS122、132および/または図2のBS204、208が、動作1100を実行する場合がある。態様によれば、コントローラ/プロセッサ675、メモリ676、および/またはTx/Rx618は、本明細書で説明する態様を実行してもよい。
1102において、BSは、ネットワークにおけるBSと1つまたは複数のノード(たとえば、1つまたは複数の他のBSなど)との間の混合干渉を測定するために、少なくとも1つのサブフレームの構成に関する情報を受信する。構成情報は、少なくとも1つのサブフレーム内でBSによって基準信号を測定するためのパターンを指定してもよい。1104において、BSは、パターンに従って基準信号を測定する。1106において、BSは、測定された基準信号に基づいて、BSと1つまたは複数のノードとの間の干渉を決定する。
図12は、本開示の態様による、UEによって実行することができる例示的動作1200を示す。たとえば、図6のUE650の1つまたは複数の構成要素および/またはモジュールを含む場合がある、図1のUE110および/または図2のUE206が、動作1200を実行する場合がある。態様によれば、コントローラ/プロセッサ658、メモリ660、および/またはTx/Rx654は、本明細書で説明する態様を実行してもよい。
1202において、UEは、ネットワークにおけるUEと1つまたは複数のノード(たとえば、1つまたは複数の他のUEなど)との間の混合干渉を測定するために、少なくとも1つのサブフレームの構成に関する情報を受信する。構成情報は、少なくとも1つのサブフレーム内でUEによって基準信号を測定するためのパターンを指定してもよい。1204において、UEは、パターンに従って基準信号を測定する。1206において、UEは、測定された基準信号に基づいて、UEと1つまたは複数のノードとの間の干渉を決定する。
いくつかの態様によれば、構成情報は、混合干渉測定サブフレーム(たとえば、混合干渉測定サブフレーム802Aおよび802Bなど)の出現のパターンを指定してもよい。追加または代替として、構成情報は、各ノードに対して、混合干渉測定サブフレーム内で測定フレーム構造を指定してもよい。そのような測定フレーム構造は、混合干渉測定サブフレーム内で、各ノードが従う送信および受信パターンを含んでもよい。構成情報は、ネットワークによって決定され、制御シグナリングによってBSおよび/またはUEに伝えられてもよい。
図13は、DL測定サブフレーム802AなどのDL中心の測定サブフレームのために構成される場合がある異なるBS(BS1およびBS2)にわたる送信/受信パターンの一例を示す。この特定の例では、BS1は、DL中心の測定サブフレームの最初の3つのスロット1008(スロット1、2、および3)において(たとえば、BS2に)CSI-RSを送信し、残りの3つのスロット1008(スロット4、5、および6)でCSI-RSをリッスンする。一方BS2は、最初の3つのスロット1008でCSI-RSをリッスンし、残りの3つのロット1008で(たとえば、BS1に)CSI-RSを送信する。いくつかの態様では、各BSは、CSI-RSを送信するために指定されたスロットの間に、1つまたは複数のBSにCSI-RSを送信してもよい。同様に、各BSは、CSI-RSを受信するために指定されたスロットの間に、1つまたは複数のBSからCSI-RSを受信してもよい。
図14は、UL測定サブフレーム802BなどのUL中心の測定サブフレームのために構成される場合がある異なるUE(UE1、UE2、およびUE3)にわたる送信/受信パターンの一例を示す。この特定の例では、UE1は、UL中心の混合干渉測定サブフレームの最初の2つのスロット1010(たとえば、スロット1および2)においてSRSを送信し、UL中心の混合干渉測定サブフレーム802Bの残りのスロット1010(スロット3、4、5、および6)においてSRSをリッスンする。UE2は、UL中心の混合干渉測定サブフレーム802Bの次の2つのスロット1010(たとえば、スロット3および4)においてSRSを送信し、UL中心の混合干渉測定サブフレーム802Bの残りのスロット1010(たとえば、スロット1、2、5、および6)においてSRSをリッスンする。最後に、UE3が、UL中心の混合干渉測定サブフレーム802Bの最初の2つのスロット1010(たとえば、スロット5および6)においてSRSを送信し、UL中心の混合干渉測定サブフレーム802Bの残りのスロット1010(たとえが、スロット1、2、3、および4)においてSRSをリッスンする。いくつかの態様では、各UEは、1つまたは複数のUEに、SRSを送信するために指定されたそれらのそれぞれのスロット1010の間にSRSを送信してもよい。同様に、各UEは、1つまたは複数のUEから、SRSを受信するために指定されたそれらのそれぞれのスロット1010の間にSRSを受信してもよい。いくつかの態様では、UL中心の混合干渉測定サブフレームのための構成情報は、BSによって決定され、制御シグナリング、たとえば、無線リソース制御(RRC)シグナリングなどによってUEに知らされてもよい。
追加または代替として、いくつかの態様によれば、構成情報はまた、送信/受信パターン内で、各ノードが混合干渉測定サブフレーム802A、802Bの間に基準信号を送信/受信するために使用することになる周波数リソースの少なくとも1つのセットを指定してもよい。
図15および図16は、本開示の態様による、基準信号を送信/受信するために異なる周波数リソースを指定するDL中心の混合干渉測定サブフレームおよびUL中心の混合干渉測定サブフレームの構成の一例を示す。
図15に示すように、異なるBSが、CSI-RSを同時に送るために、異なる周波数リソース(たとえば、第1のチャネルまたは第2のチャネル)を使用してもよい。たとえば、最初の2つのタイムスロット1008(スロット1および2)の間に、BS1が第1のチャネル上でCSI-RSを送信し、BS2が第2のチャネル上でCSI-RSを送信すると同時に、BS3が両方のチャネル上でCSI-RSをリッスンする。次の2つのタイムスロット1008(スロット3および4)の間に、BS1が第1のチャネル上でCSI-RSを送信し、BS3が第2のチャネル上でCSI-RSを送信すると同時に、BS2が両方のチャネル上でCSI-RSをリッスンする。最後の2つのタイムスロット(スロット5および6)1008の間に、BS3が第1のチャネル上でCSI-RSを送信し、BS2が第2のチャネル上でCSI-RSを送信すると同時に、BS1が両方のチャネル上でCSI-RSをリッスンする。このようにして、BSのセットが、平行してCSI-RSを送信することができると同時に、他のセットはCSI-RSをリッスンする。
図16に示すように、異なるUEもまた、SRSを同時に送るために、異なる周波数リソース(たとえば、第1のチャネルまたは第2のチャネル)を使用してもよい。たとえば、最初の2つのタイムスロット1010(スロット1および2)の間に、UE1が第1のチャネル上でSRSを送信し、UE2が第2のチャネル上でSRSを送信すると同時に、UE3が両方のチャネル上でSRSをリッスンする。次の2つのタイムスロット1010(スロット3および4)の間に、UE1が第1のチャネル上でSRSを送信し、UE3が第2のチャネル上でSRSを送信すると同時に、UE2が両方のチャネル上でSRSをリッスンする。最後の2つのタイムスロット1010(スロット5および6)の間に、UE3が第1のチャネル上でSRSを送信し、UE2が第2のチャネル上でSRSを送信すると同時に、UE1が両方のチャネル上でSRSをリッスンする。このようにして、UEのセットが、平行してSRSを送信することができると同時に、他のセットはSRSをリッスンする。
いくつかの態様では、UEが基準信号を送信し、UEが基準信号をリッスン(または測定)するパターンは、UEが同じ基地局によってサービスされるか、それとも異なる基地局によってサービスされるかで決まる場合がある。たとえば、場合によっては、UE間干渉は、2つ以上のUEが異なるサービング基地局の下にあるとき、存在することがあるが、2つ以上のUEが同じ基地局によってサービスされるとき、存在しないことがある(たとえば、多くの場合、UL-DLサブフレーム構成は、同じセル内のすべてのUEに対して同じである可能性がある)。したがって、いくつかの実施形態では、UEが同じ基地局によってサービスされるとき、これらのUEは、(たとえば、場合によっては異なる周波数リソースを使用して)一緒に送信するためにグループ化され、一緒にリッスン(または測定)するためにグループ化されてもよい。
いくつかの態様では、1つまたは複数のUEのモビリティイベントが、混合干渉測定サブフレームの出現および/または混合干渉測定サブフレームの構成(たとえば、UEの送信/受信パターン)の変化をトリガする場合がある。たとえば、2つのUEが、最初は同じ基地局によってサービスされる場合、これらのUEは、上記のように、一緒に送信および/または受信するためにグループ化されてもよい。しかしながら、上記の基地局から別の基地局へのUEのハンドオーバが行われる場合、そのようなイベントは、2つのUEに対して基準信号を送信/受信するために、タイムスロットの構成、周波数リソース、混合干渉測定サブフレームの周期などの変更をトリガすることができる。
いくつかの態様によれば、ネットワーク内のノード(たとえば、UEおよびBS)が、混合干渉測定サブフレームの構成を受信すると、ノードは、混合干渉の測定を可能にするために、構成に基づいて基準信号を送信および受信する。たとえば、BSは、BS間干渉プロファイルについて学習するために測定サブフレームの間、CSI-RS送信および/またはネットワークリスニングを含む、あらかじめ構成されたスケジュールに従ってもよい。UEのサブセットが、構成に基づいて、SRSを送信することができると同時に、他のUEが、UE間干渉プロファイルについて学習するために、それらの信号を測定する。このようにして、BS間混合干渉が、各BSによって測定され、他のBSに送信されてもよい。UE間混合干渉が、他のUEから各UEによって測定されてもよく、BS、たとえばUEのサービングBSに報告されてもよい。
いくつかの態様によれば、UE間測定は、独立して(たとえば、BS間測定を可能にすることなく)動作してもよく、その逆も同様である。たとえば、BSが、UEに信号を送って、UE間測定を行うようUEを構成してもよいが、BSは、BS間基準信号の測定を実行するよう構成されても、されなくてもよい。同様に、ネットワークエンティティが、BSに信号を送って、BS間測定を行うようBSを構成してもよいが、UEは、UE間基準信号の測定を実行するよう構成されても、されなくてもよい。
場合によっては、BSは、それら自体の測定、ならびにUEから受信された報告を、バックホールまたは無線経由(over the air)の送信により、他のBSと交換してもよい。この情報に基づいて、各BSは、上記のようにジャミンググラフの形式で混合干渉プロファイルを生成してもよい。たとえば、情報は、(たとえば、基地局において)スケジューラに利用可能にされてもよく、BSは、ジャミンググラフを生成するために情報を使用してもよい。ジャミンググラフは、名目ダウンリンクサブフレームの方向をアップリンクサブフレームに、またはその逆に変換する決定の影響を評価するために使用されてもよい。そのような手法は、ノードが、半静的方法で混合干渉の影響を最小限にし得るスケジューリング決定を行うことを可能にする。言い換えれば、ノードは、送信の方向を切り替える決定の干渉影響を識別するために、すべてのスロットの前にネゴシエートしなくてもよい。このようにすると、すべてのサブフレームの前にそのようなハンドシェイクネゴシエーションを実行することに関連するオーバーヘッドが著しく減少する。
本明細書で使用する、項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」を指す句は、単一のメンバーを含むそれらの項目の任意の組合せを指す。一例として、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、a、b、c、a-b、a-c、b-c、およびa-b-c、ならびに複数の同じ要素による任意の組合せ(たとえば、a-a、a-a-a、a-a-b、a-a-c、a-b-b、a-c-c、b-b、b-b-b、b-b-c、c-c、およびc-c-c、または、a、b、およびcの任意の他の順序)をカバーすることが意図される。
本明細書で使用する「決定すること」という用語は、幅広い様々なアクションを包含する。たとえば、「決定すること」は、計算すること、算出すること、処理すること、導出すること、調査すること、ルックアップすること(たとえば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造においてルックアップすること)、確認することなどを含む場合がある。また、「決定すること」は、受信する(たとえば、情報を受信する)、アクセスすること(たとえば、メモリ内のデータにアクセスする)などを含む場合がある。また、「決定すること」は、解決すること、選択すること、選ぶこと、確立することなどを含む場合がある。
場合によっては、フレームを実際に通信するのではなく、デバイスは、送信または受信のためにフレームを通信するためのインターフェースを有してもよい。たとえば、プロセッサは、バスインターフェースを介して、送信用のRFフロントエンドにフレームを出力してもよい。同様に、デバイスは、フレームを実際に受信するのではなく、別のデバイスから受信したフレームを取得するためのインターフェースを有してもよい。たとえば、プロセッサは、バスインターフェースを介して、送信用のRFフロントエンドからフレームを取得(または受信)してもよい。
本明細書で開示する方法は、説明した方法を実現するための1つまたは複数のステップまたはアクションを含む。方法ステップおよび/またはアクションは、特許請求の範囲から逸脱することなく互いに入れ替えられてもよい。言い換えれば、ステップまたはアクションの特定の順序が指定されない限り、特定のステップおよび/またはアクションの順序および/または使用は、特許請求の範囲から逸脱することなく修正されてもよい。
上記で説明した方法の様々な動作は、対応する機能を実行することができる任意の適切な手段によって実行されてもよい。この手段は、限定はしないが、回路、特定用途向け集積回路(ASIC)、またはプロセッサを含む、様々なハードウェアおよび/またはソフトウェア/ファームウェア構成要素および/またはモジュールを含む場合がある。一般に、図に示される動作がある場合、それらの動作は、任意の好適な対応する相対物のミーンズプラスファンクション構成要素によって実行されてもよい。
たとえば、受信するための手段、測定するための手段、および/または監視するための手段は、図6に示す基地局610のRXプロセッサ670、および/もしくはTX/RX618のアンテナ620、ならびに/または図6に示すユーザ機器650のRXプロセッサ656、および/もしくはRX/TX654のアンテナ652など、受信機を含んでもよい。決定するための手段、測定するための手段、監視するための手段、適用するための手段、選択するための手段、生成するための手段、および/または実行するための手段は、図6に示す基地局610のコントローラ/プロセッサ675、TXプロセッサ616および/もしくはRXプロセッサ670、ならびに/または図6に示すユーザ機器650のコントローラ/プロセッサ659、RXプロセッサ656、および/もしくはTXプロセッサ668など、1つまたは複数のプロセッサ(または処理システム)を含んでもよい。シグナリングするための手段、提供するための手段、送信するための手段、および/または表示するための手段は、図6に示す基地局610のTXプロセッサ616、および/もしくはTX/RX618のアンテナ620、ならびに/または図6に示すユーザ機器650のTXプロセッサ668、および/もしくはRX/TX654のアンテナ652など、送信機を含んでもよい。
情報および信号は多種多様な技術および技法のいずれかを使用して表される場合があることを、当業者は理解されよう。たとえば、上記の説明全体にわたって参照される場合があるデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁性粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの組合せによって表される場合がある。
本明細書の本開示に関して説明する様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、ソフトウェア/ファームウェア、またはそれらの組合せとして実装される場合があることを、当業者はさらに諒解されよう。ハードウェアとソフトウェア/ファームウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップについて、上記では概してそれらの機能に関して説明した。そのような機能がハードウェアとして実装されるかソフトウェア/ファームウェアとして実装されるかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。当業者は、説明した機能を特定の適用例ごとに様々な方法で実装し得るが、そのような実装決定は、本開示の範囲からの逸脱を引き起こすものと解釈されるべきではない。
本明細書の開示に関して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、本明細書で説明する機能を実行するように設計された、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せを用いて、実装または実行される場合がある。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってよいが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであってよい。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPおよびマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携した1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実装されてもよい。
本明細書の本開示に関して説明する方法またはアルゴリズムのステップは、直接ハードウェアにおいて、プロセッサによって実行されるソフトウェア/ファームウェアモジュールにおいて、またはそれらの組合せにおいて具現化され得る。ソフトウェア/ファームウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、相変化メモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体に存在する場合がある。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替形態において、記憶媒体は、プロセッサと一体化してもよい。プロセッサおよび記憶媒体は、ASIC内に存在する場合がある。ASICはユーザ端末に存在する場合がある。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、個別の構成要素としてユーザ端末に存在する場合がある。
1つまたは複数の例示的な設計では、説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア/ファームウェア、またはそれらの組合せにおいて実装されてもよい。ソフトウェア/ファームウェアにおいて実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信されてもよい。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体と、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む通信媒体の両方を含む。記憶媒体は、汎用コンピュータまたは専用コンピュータによってアクセスできる任意の入手可能な媒体であってもよい。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD/DVDまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは所望のプログラムコード手段を命令またはデータ構造の形態で搬送または記憶するために使用することができ、汎用コンピュータもしくは専用コンピュータ、または汎用プロセッサもしくは専用プロセッサによってアクセスすることができる任意の他の媒体を備えることができる。また、いかなる接続もコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェア/ファームウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)およびBlu-ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、レーザーを用いてデータを光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲に含まれるべきである。
本開示の前述の説明は、いかなる当業者も本開示を作製または使用することが可能になるように提供される。本開示の様々な変更が、当業者には容易に明らかになり、本明細書において規定される一般原理は、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用される場合がある。したがって、本開示は、本明細書で説明した例および設計に限定されるものでなく、本明細書で開示する原理および新規の特徴と一致する最も広い範囲が与えられるべきである。
102 LTEネットワーク
104 GSM(登録商標)ネットワーク
110 ユーザ機器(UE)
118 PDNゲートウェイ
120 発展型ユニバーサル地上波無線アクセスネットワーク(E-UTRAN)
122 発展型ノードB(eNB)
124 サービングゲートウェイ(S-GW)
126 モビリティ管理エンティティ(MME)
130 無線アクセスネットワーク(RAN)
132 基地局(BS)
134 モバイル交換センター(MSC)
140 インターワーキング機能(IWF)
200 アクセスネットワーク
202 セルラー領域(セル)
204 マクロeNB
206 UE
208 低電力クラスeNB
210 セルラー領域
302 セル固有RS(CRS)
304 UE固有RS(UE-RS)
430 物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)
506 物理レイヤ
508 レイヤ2(L2レイヤ)
510 メディアアクセス制御(MAC)サブレイヤ
512 無線リンク制御(RLC)サブレイヤ
514 パケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)サブレイヤ
516 無線リソース制御(RRC)サブレイヤ
610 eNB
616 TXプロセッサ
618 送信機/受信機
620 アンテナ
650 UE
652 アンテナ
654 送信機/受信機
656 RXプロセッサ
658 チャネル推定器
659 コントローラ/プロセッサ
660 メモリ
667 データソース
668 TXプロセッサ
674 チャネル推定器
675 コントローラ/プロセッサ
676 メモリ
700 LTE TDDスケジューリング構成
702 第1のサブフレーム
704 第2のサブフレーム
706 第3のサブフレーム
708 第4のサブフレーム
710 第5のサブフレーム
800 フレーム構造
802 混合干渉測定サブフレーム
804 データサブフレーム
900A DL中心のデータサブフレーム
900B UL中心のデータサブフレーム
902 ダウンリンク制御部分
904 ダウンリンクデータ
906 ガード期間(GP)
908 アップリンク制御部分
1002 ダウンリンク制御部分
1004 ガード期間
1006 アップリンク制御部分
1008 CSI-RSスロット
1010 SRSスロット

Claims (7)

  1. ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のための方法であって、
    ネットワークにおける前記UEと1つまたは複数の他のUEとの間の混合干渉を測定するために、少なくとも1つのサブフレームの構成に関する情報を受信するステップであって、
    前記構成が、前記少なくとも1つのサブフレーム内で前記1つまたは複数の他のUEからの第1の基準信号を測定するための第1のパターンと、前記少なくとも1つのサブフレーム内で前記1つまたは複数の他のUEに第2の基準信号を送信するための第2のパターンとを指定し、
    前記第1の基準信号を測定するための前記第1のパターンが、前記第1の基準信号を受信するための前記少なくとも1つのサブフレーム内のタイムスロットの少なくとも第1のセットを示し、
    前記第2の基準信号を送信するための前記第2のパターンが、前記第2の基準信号を送信するための前記少なくとも1つのサブフレーム内のタイムスロットの少なくとも第2のセットを示し、
    タイムスロットの前記第1のセットおよび/またはタイムスロットの前記第2のセットは、不連続なタイムスロットを含む、ステップと、
    前記第1のパターンに従って、前記少なくとも1つのサブフレーム内で前記1つまたは複数の他のUEからの前記第1の基準信号を測定するステップと、
    前記第2のパターンに従って、前記少なくとも1つのサブフレーム内で前記1つまたは複数の他のUEに前記第2の基準信号を送信するステップであって、
    前記第1の基準信号が、前記第2の基準信号と同じタイプである、ステップと、
    前記測定された第1の基準信号に基づいて、前記UEと前記1つまたは複数の他のUEとの間の干渉を決定するステップと
    を含む、方法。
  2. 前記構成が、前記ネットワークにおける前記UEと前記1つまたは複数の他のUEとの間の前記混合干渉を測定するための前記少なくとも1つのサブフレームの出現の時間に関する情報をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記少なくとも1つのサブフレームの出現の前記時間が、前記ネットワークにおける前記UEのモビリティに基づいている、請求項2に記載の方法。
  4. 前記第1の基準信号を測定するための前記第1のパターンが、前記第1の基準信号を受信するための前記少なくとも1つのサブフレーム内のタイムスロットの前記第1のセットの間に周波数リソースの少なくとも第1のセットをさらに示し、
    前記第2の基準信号を送信するための前記第2のパターンが、前記第2の基準信号を送信するための前記少なくとも1つのサブフレーム内のタイムスロットの前記第2のセットの間に周波数リソースの少なくとも第2のセットをさらに示す、請求項1に記載の方法。
  5. 前記測定された第1の基準信号に基づいて、前記UEと前記1つまたは複数の他のUEの各々との間の干渉プロファイルに関するジャミング情報を決定するステップと、
    前記ジャミング情報に基づいてジャミンググラフを生成するステップと
    をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  6. ユーザ機器(UE)によるワイヤレス通信のための装置であって、
    ネットワークにおける前記UEと1つまたは複数の他のUEとの間の混合干渉を測定するための少なくとも1つのサブフレームの構成に関する情報を受信するための手段であって、
    前記構成が、前記少なくとも1つのサブフレーム内で前記1つまたは複数の他のUEからの第1の基準信号を測定するための第1のパターンと、前記少なくとも1つのサブフレーム内で前記1つまたは複数の他のUEに第2の基準信号を送信するための第2のパターンとを指定し、
    前記第1の基準信号を測定するための前記第1のパターンが、前記第1の基準信号を受信するための前記少なくとも1つのサブフレーム内のタイムスロットの少なくとも第1のセットを示し、
    前記第2の基準信号を送信するための前記第2のパターンが、前記第2の基準信号を送信するための前記少なくとも1つのサブフレーム内のタイムスロットの少なくとも第2のセットを示し、
    タイムスロットの前記第1のセットおよび/またはタイムスロットの前記第2のセットは、不連続なタイムスロットを含む、手段と、
    前記第1のパターンに従って、前記少なくとも1つのサブフレーム内で前記1つまたは複数の他のUEからの前記第1の基準信号を測定するための手段と、
    前記第2のパターンに従って、前記少なくとも1つのサブフレーム内で前記1つまたは複数の他のUEに前記第2の基準信号を送信するための手段であって、
    前記第1の基準信号が、前記第2の基準信号と同じタイプである、手段と、
    前記測定された第1の基準信号に基づいて、前記UEと前記1つまたは複数の他のUEとの間の干渉を決定するための手段と
    を備える、装置。
  7. コンピュータによって実行されると、前記コンピュータに、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の方法を実行させるコンピュータ実行可能コードを記録したコンピュータ可読記録媒体。
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