JP7040790B2 - ルータ、通信システム、ルータの制御方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents

ルータ、通信システム、ルータの制御方法、及びコンピュータプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7040790B2
JP7040790B2 JP2019155193A JP2019155193A JP7040790B2 JP 7040790 B2 JP7040790 B2 JP 7040790B2 JP 2019155193 A JP2019155193 A JP 2019155193A JP 2019155193 A JP2019155193 A JP 2019155193A JP 7040790 B2 JP7040790 B2 JP 7040790B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
address
communication device
name
router
local
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019155193A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021034946A (ja
Inventor
博之 木下
健太 杉村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Platforms Ltd
Original Assignee
NEC Platforms Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Platforms Ltd filed Critical NEC Platforms Ltd
Priority to JP2019155193A priority Critical patent/JP7040790B2/ja
Publication of JP2021034946A publication Critical patent/JP2021034946A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7040790B2 publication Critical patent/JP7040790B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本開示は、ルータ、通信システム、ルータの制御方法、及びコンピュータプログラムに関する。
インターネット等の広域ネットワーク(WAN:Wide Area Network)と構内ネットワーク(LAN:Local Area Network)とを互いに接続するために、ルータを用いる。ここで、ルータのWAN側のポートにはグローバルIP(Internet Protocol)アドレスを割り当て、ルータのLAN側の各ポートにはローカルIPアドレスを割り当てる。
WAN側からLAN側の通信デバイス(例えばサーバ)にその名前(ホスト名)を用いてアクセスする場合、DNS(Domain Name System)サーバから名前に対応付けられたグローバルIPアドレスを受け取る。そして、そのグローバルIPアドレスが割り当てられたルータのポートにアクセスする。ルータでは、そのグローバルIPアドレスに対応付けられたローカルIPアドレスに転送する。
ルータにおけるこのような転送機能は、ポートマッピングやポートフォワーディング等と呼ばれる。特許文献1では、LAN側の通信デバイスの名前とローカルIPアドレスとを対応付けたテーブルをルータが備え、アクセス先に指定された名前に基づいて、対応するローカルIPアドレスに転送している。
特開2004-120534号公報
他方、特許文献1には、LAN内において通信端末から通信デバイスにその名前を用いてアクセスする手法については何ら開示されていない。発明者らは、LAN内において通信端末から通信デバイスにアクセスする場合について、以下の問題を見出した。
WAN側からのアクセスと同一の名前を用いて、LAN内において通信端末から通信デバイスにアクセスしても、上述のDNSサーバにはグローバルIPアドレスが登録されている。そのため、通信端末はローカルIPアドレスを取得できない。そこで、例えばアクセス先の通信デバイスに対応するローカルIPアドレスをユーザが直接入力する必要があり、利便性に問題があった。
本開示は、このような課題に鑑み、WAN側及びLAN側からLAN内の通信デバイスに同一の名前を用いてアクセス可能なルータ、通信システム、ルータの制御方法、及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
本開示に係るルータは、広域ネットワークと、通信デバイス及び通信端末を含む構内ネットワークと、を互いに接続するルータである。前記広域ネットワークにおいてグローバルIPアドレスに対応付けられた前記通信デバイスの名前と、前記通信デバイスのローカルIPアドレスと、を対応付けて記憶する記憶部と、前記通信端末から前記通信デバイスへの前記名前を用いたアクセスがあった場合、前記記憶部が記憶した前記通信デバイスの前記ローカルIPアドレスを前記通信端末に対して返送する名前解決部と、を備える。
本開示に係る通信システムは、広域ネットワークと構内ネットワークとを互いに接続するルータと、前記構内ネットワークに含まれ、前記ルータに接続された通信デバイスと、前記構内ネットワークに含まれ、前記ルータに接続された通信端末と、を備える。前記ルータは、前記広域ネットワークにおいてグローバルIPアドレスに対応付けられた前記通信デバイスの名前と、前記通信デバイスのローカルIPアドレスと、を対応付けて記憶する記憶部と、前記通信端末から前記通信デバイスへの前記名前を用いたアクセスがあった場合、前記記憶部が記憶した前記通信デバイスの前記ローカルIPアドレスを前記通信端末に対して返送する名前解決部と、を備える。
本開示に係るルータの制御方法は、広域ネットワークと、通信デバイス及び通信端末を含む構内ネットワークと、を互いに接続するルータの制御方法である。前記広域ネットワークにおいてグローバルIPアドレスに対応付けられた前記通信デバイスの名前と、前記通信デバイスのローカルIPアドレスと、を対応付けて記憶しておき、前記通信端末から前記通信デバイスへの前記名前を用いたアクセスがあった場合、記憶した前記通信デバイスの前記ローカルIPアドレスを、前記通信端末に対して返送する。
本開示に係るコンピュータプログラムは、広域ネットワークと、通信デバイス及び通信端末を含む構内ネットワークと、を互いに接続するルータを制御するコンピュータプログラムである。前記広域ネットワークにおいてグローバルIPアドレスに対応付けられた前記通信デバイスの名前と、前記通信デバイスのローカルIPアドレスと、を対応付けて記憶する処理と、前記通信端末から前記通信デバイスへの前記名前を用いたアクセスがあった場合、記憶した前記通信デバイスの前記ローカルIPアドレスを、前記通信端末に対して返送する処理と、を実行する。
本開示によれば、WAN側及びLAN側からLAN内の通信デバイスに同一の名前を用いてアクセス可能なルータ、通信システム、ルータの制御方法、及びコンピュータプログラムを提供できる。
実施形態に係るルータ及び通信システムの概要を示すブロック図である。 第1の実施形態に係るルータ及び通信システムを示すブロック図である。 第1の実施形態に係るルータ及び通信システムを示すブロック図である。 第1の実施形態に係る通信システムにおいて、LAN側からLAN内の通信デバイスにアクセスがあった場合の動作例を示すシーケンス図である。 ルータにおける名前解決処理を示すタイミングチャートである。 第1の実施形態に係る通信システムにおいて、WAN側からLAN内の通信デバイスにアクセスがあった場合の動作例を示すシーケンス図である。 比較例に係るルータ及び通信システムを示すブロック図である。
以下では、具体的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一又は対応する要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
(実施形態の概要)
まず、図1を参照して、実施形態に係るルータ及び通信システムの概要について説明する。図1は、実施形態に係るルータ及び通信システムの概要を示すブロック図である。
図1に示すように、実施形態に係る通信システムは、ルータ100、LANを構成する通信デバイス200及び通信端末T1を備えている。ここで、ルータ100は、記憶部103及び名前解決部104を備えている。
ルータ100は、インターネットを含む広域ネットワーク(WAN:Wide Area Network)と、通信デバイス200及び通信端末T1を含む構内ネットワーク(LAN:Local Area Network)と、を互いに接続する。図1の例では、ルータ100のWAN側ポートWP1にインターネットが接続している。他方、ルータ100のLAN側ポートLP1、LP2に、通信デバイス200及び通信端末T1がそれぞれ接続している。
記憶部103は、WANにおいてグローバルIPアドレスに対応付けられた通信デバイス200の名前と、通信デバイス200のローカルIPアドレスと、を対応付けて記憶する。
名前解決部104は、通信端末T1から通信デバイス200への名前を用いたアクセスがあった場合、記憶部103が記憶した通信デバイス200のローカルIPアドレスを通信端末T1に対して返送する。
通信端末T1は、受け取ったローカルIPアドレスを用いて通信デバイス200にアクセスできる。すなわち、WANにおいてグローバルIPアドレスに対応付けられた通信デバイス200の名前と同一の名前を用いて、LAN内において通信端末T1から通信デバイス200にアクセスできる。このように、本実施形態に係るルータ及び通信システムによって、WAN側及びLAN側からLAN内の通信デバイス200に同一の名前を用いてアクセスできる。
(第1の実施形態)
<ルータ及び通信システムの構成>
次に、図2、図3を参照して、第1の実施形態に係るルータ及び通信システムについて説明する。図2、図3は、第1の実施形態に係るルータ及び通信システムを示すブロック図である。図2は図1の詳細な図である。図3は、図2に信号のやり取りの一例を示す破線矢印を加えた図である。図2、図3において機能ブロック同士を接続する太い実線は、接続関係を示している。
図2、図3に示すように、第1の実施形態に係る通信システムは、ルータ100、LANを構成するサーバ200及び通信端末T1を備えている。ここで、ルータ100は、ポートマッピング部101、名前情報受信部102、記憶部103、及び名前解決部104を備えている。また、サーバ200は、DDNS(ダイナミックDNS)クライアント201、記憶部202、及び名前情報送信部203を備えている。サーバ200は、図1における通信デバイス200である。図2、図3に示した例では、サーバ200の名前は、「abc」である。なお、動的なDDNSクライアント201に代えて、静的なDNSクライアントでもよい。
まず、ルータ100について説明する。
ルータ100は、図2においてそれぞれ一点鎖線で囲まれたWANとLANとを互いに接続する。図1の例では、WANにおいてDDNSサーバ301及び通信端末T2がインターネットに接続している。動的なDDNSサーバ301に代えて、静的なDNSサーバでもよい。
ルータ100のWAN側ポートWP1にインターネットが接続している。他方、ルータ100のLAN側ポートLP1、LP2に、サーバ200及び通信端末T1がそれぞれ接続している。
図3の例では、WAN側ポートWP1のグローバルIPアドレスは、「10.3.111.222」である。ここで、図3に示すように、WAN内のDDNSサーバ301は、このグローバルIPアドレス「10.3.111.222」とサーバ200の名前(ホスト名「abc.com」)とを対応付けて記憶している。他方、サーバ200が接続しているLAN側ポートLP1のローカルIPアドレスは、「192.168.1.10」である。
なお、LAN側ポートLP2のローカルIPアドレスは、図3に図示されていない。また、当然のことながら、図3に示したIPアドレスやホスト名は、あくまでも一例であって、任意に設定可能である。
ポートマッピング部101は、WAN側からLAN側にアクセスがあった場合、所定のWAN側ポートから所定のLAN側ポートLP1に転送する。具体例として、WAN側の通信端末T2からLAN側のサーバ200にアクセスがあった場合について考える。図2、図3の例では、ポートマッピング部101は、WAN側ポートWP1(グローバルIPアドレス「10.3.111.222」)とLAN側ポートLP1(ローカルIPアドレス「192.168.1.10」)とを対応付けている。そのため、ポートマッピング部101は、WAN側ポートWP1へのアクセスを、LAN側のサーバ200に転送する。
名前情報受信部102は、サーバ200の名前情報送信部203からサーバ200のホスト名及びローカルIPアドレスを受信し、記憶部103に送信する。ここで、サーバ200のホスト名は、WANにおけるDDNSサーバ301に記憶されたホスト名「abc.com」と同一である。また、サーバ200のローカルIPアドレスは、サーバ200が接続しているLAN側ポートLP1のローカルIPアドレス「192.168.1.10」である。
なお、ローカルIPアドレスは変わり得るため、名前情報受信部102は、サーバ200からホスト名及びローカルIPアドレスを繰り返し、例えば定期的に受信してもよい。
記憶部103は、名前情報受信部102から取得したサーバ200のホスト「abc.com」名及びローカルIPアドレス「192.168.1.10」と、を対応付けて記憶する。
上述のようにサーバ200のホスト名及びローカルIPアドレスを名前情報受信部102が繰り返し取得すれば、記憶部103が記憶するローカルIPアドレスも自動的に更新できる。そのため、ローカルIPアドレスが変わっても、ユーザは手動でサーバ200のローカルIPアドレスを変更する必要がない。
名前解決部104は、LAN内の通信端末T1からサーバ200への名前を用いたアクセスがあった場合、記憶部103が記憶したサーバ200のローカルIPアドレスを通信端末T1に対して返送する。図3の例では、名前解決部104は、通信端末T1からサーバ200へのホスト名「abc.com」を用いたアクセスがあった場合、サーバ200のローカルIPアドレス「192.168.1.10」を返送する。
また、名前解決部104における処理の有効化と無効化とを切り替え可能に構成してもよい。
次に、サーバ200について説明する。
DDNSクライアント201は、記憶部202が記憶しているサーバ200のホスト名及びルータ100のWAN側ポートWP1のグローバルIPアドレスをDDNSサーバ301に送信する。図3の例では、DDNSクライアント201は、サーバ200のホスト名「abc.com」及びグローバルIPアドレス「10.3.111.222」をDDNSサーバ301に送信する。
グローバルIPアドレスが動的に変わるため、DDNSクライアント201は、繰り返し、例えば定期的にサーバ200のホスト名及びグローバルIPアドレスを送信してもよい。このような構成によって、DDNSサーバ301はサーバ200に対応付けられた最新のグローバルIPアドレスを常に取得できる。
記憶部202は、サーバ200のホスト名、サーバ200が接続しているLAN側ポートLP1のローカルIPアドレス、及びWAN側ポートWP1のグローバルIPアドレスを記憶する。図3の例では、記憶部202は、サーバ200のホスト名「abc.com」、ローカルIPアドレス「192.168.1.10」及びグローバルIPアドレス「10.3.111.222」を記憶する。
サーバ200は、UPnP(Universal Plug and Play)等を用いて、接続しているルータ100のLAN側ポートLP1のローカルIPアドレス及びWAN側ポートWP1のグローバルIPアドレスを取得し、それらを記憶部202が記憶できる。そのため、LAN側ポートLP1のローカルIPアドレス及びWAN側ポートWP1のグローバルIPアドレスが変わっても、記憶部202は両IPアドレスを更新できる。
名前情報送信部203は、記憶部202が記憶しているサーバ200のホスト名及びローカルIPアドレスをルータ100の名前情報受信部102に送信する。ここで、サーバ200のホスト名は、DDNSクライアント201からDDNSサーバ301に送信したホスト名「abc.com」と同一である。また、サーバ200のローカルIPアドレスは、サーバ200が接続しているLAN側ポートLP1のローカルIPアドレス「192.168.1.10」である。
なお、ローカルIPアドレスは変わり得るため、名前情報送信部203は、ホスト名及びローカルIPアドレスを繰り返し、例えば定期的に名前情報受信部102に送信してもよい。
以上の通り、第1の実施形態に係るルータ100は、LAN内において通信端末T1からサーバ200への名前を用いたアクセスがあった場合、記憶部103が記憶したサーバ200のローカルIPアドレスを名前解決部104が通信端末T1に対して返送する。通信端末T1は、受け取ったローカルIPアドレスを用いてサーバ200にアクセスできる。すなわち、WANにおいてグローバルIPアドレスに対応付けられたサーバ200の名前と同一の名前を用いて、LAN内において通信端末T1からサーバ200にアクセスできる。このように、本実施形態に係るルータ及び通信システムによって、WAN側及びLAN側からLAN内のサーバ200に同一の名前を用いてアクセスできる。
<通信システムの動作>
次に、図4~図6を参照して、第1の実施形態に係る通信システムの動作について説明する。図4は、第1の実施形態に係る通信システムにおいて、LAN側からLAN内の通信デバイスにアクセスがあった場合の動作例を示すシーケンス図である。図5は、ルータにおける名前解決処理を示すタイミングチャートである。図6は、第1の実施形態に係る通信システムにおいて、WAN側からLAN内の通信デバイスにアクセスがあった場合の動作例を示すシーケンス図である。
まず、図4、図5を参照して、第1の実施形態に係る通信システムにおいて、LAN側からLAN内の通信デバイス(サーバ200)にアクセスがあった場合の動作について説明する。動作の説明においても、図3を適宜参照する。
図4に示すように、前準備として、サーバ200は、サーバ200のホスト名及びルータ100のWAN側ポートWP1のグローバルIPアドレスをDDNSサーバ301に送信する(ステップST101)。具体的には、図3に示すように、サーバ200のDDNSクライアント201が、上記ホスト名及びグローバルIPアドレスをDDNSサーバ301に送信する。図3の例では、DDNSクライアント201は、サーバ200のホスト名「abc.com」及びグローバルIPアドレス「10.3.111.222」をDDNSサーバ301に送信する。
次に、同様の前準備として、サーバ200は、サーバ200のホスト名及びローカルIPアドレスをルータ100に送信する(ステップST102)。具体的には、図3に示すように、サーバ200の名前情報送信部203は、上記ホスト名及びローカルIPアドレスをルータ100の名前情報受信部102に送信する。ここで、サーバ200のホスト名は、DDNSクライアント201からDDNSサーバ301に送信したホスト名「abc.com」と同一である。また、サーバ200のローカルIPアドレスは、サーバ200が接続しているLAN側ポートLP1のローカルIPアドレス「192.168.1.10」である。記憶部103が当該ホスト名及びローカルIPアドレスを記憶する。
なお、ステップST101、ST102のいずれを先に行ってもよく、ステップST101、ST102を同時に行ってもよい。また、上述の通り、ステップST101、ST102を繰り返し、例えば定期的に行ってもよい。それによって、サーバ200に対応付けられたグローバルIPアドレスが変わっても、DDNSサーバ301が記憶するグローバルIPアドレスを自動更新できる。また、サーバ200のローカルIPアドレスが変わっても、記憶部103が記憶する当該ホスト名及びローカルIPアドレスを自動更新できる。さらに、グローバルIPアドレス及びローカルIPの自動更新の有効化と無効化とを切り替え可能に構成してもよい。
図4に示すように、前準備(ステップST101、ST102)の後、LAN内において通信端末T1からルータ100を介してサーバ200に名前を用いてアクセスする。
まず、通信端末T1からルータ100に名前を用いてアクセスする(ステップST103)。具体的には、図3、図4に示すように、通信端末T1からルータ100の名前解決部104に、ホスト名「abc.com」でアクセスする。
次に、図4に示すように、ルータ100は名前解決処理を行う(ステップST104)。具体的には、図3に示すように、ルータ100の名前解決部104が、名前解決処理を行う。ここで、図5を参照して、名前解決部104が行う名前解決処理(ステップST104)の詳細について説明する。
まず、図5に示すように、LAN側からのアクセスか否か判定する(ステップST41)。LAN側からのアクセスでない場合(ステップST41NO)、名前解決部104は処理を終了する。他方、LAN側からのアクセスである場合(ステップST41YES)、名前解決部104は、ホスト名を取得する(ステップST42)。図4の例では、LAN側の通信端末T1からのアクセスであるため、ホスト名「abc.com」を取得する。
次に、図5に示すように、取得したホスト名と一致するホスト名が記憶部103に有るか否か判定する(ステップST43)。一致するホスト名が記憶部103に無い場合(ステップST43NO)、名前解決部104は処理を終了する。他方、一致するホスト名が記憶部103に有る場合(ステップST43YES)、ホスト名に対応するローカルIPアドレスを取得し(ステップST44)、処理を終了する。図3、図4の例では、一致するホスト名「abc.com」が記憶部103に有るため、ホスト名「abc.com」に対応するローカルIPアドレス「192.168.1.10」を取得する。
図4に戻って説明を続ける。
次に、図4に示すように、ルータ100はサーバ200のローカルIPアドレスを通信端末T1に返送する(ステップST105)。図3の例では、ホスト名「abc.com」に対応するローカルIPアドレス「192.168.1.10」を通信端末T1に返送する。
最後に、通信端末T1は、取得したサーバ200のローカルIPアドレスを用いて、サーバ200にアクセスする(ステップST106)。図3の例では、ローカルIPアドレス「192.168.1.10」を用いて、サーバ200にアクセスする。
次に、図6を参照して、第1の実施形態に係る通信システムにおいて、WAN側からLAN内の通信デバイス(サーバ200)にアクセスがあった場合の動作について説明する。動作の説明においても、図3を適宜参照する。
図4に示した前準備(ステップST101、ST102)の後、WAN側の通信端末T2からルータ100を介してサーバ200に名前を用いてアクセスする。
まず、通信端末T2からルータ100に名前を用いてアクセスする(ステップST201)。具体的には、図3、図6に示すように、通信端末T2からルータ100に、ホスト名「abc.com」でアクセスする。
次に、ルータ100は、DDNSサーバ301にホスト名に対応するグローバルIPアドレスを問い合わせる(ステップST202)。図3の例では、ルータ100は、ホスト名「abc.com」に対応するグローバルIPアドレスをDDNSサーバ301に問い合わせる。
これに対し、DDNSサーバ301は、ルータ100にホスト名に対応するグローバルIPアドレスを返送する(ステップST203)。図3の例では、DDNSサーバ301は、ホスト名「abc.com」に対応するグローバルIPアドレス「10.3.111.222」をルータ100に返送する。
そして、ルータ100は、DDNSサーバ301から取得したグローバルIPアドレスを通信端末T2に転送する(ステップST204)。図3の例では、ルータ100は、グローバルIPアドレス「10.3.111.222」を通信端末T2に転送する。
最後に、通信端末T2は、取得したグローバルIPアドレスを用いて、ルータ100を介してサーバ200にアクセスする(ステップST205)。この際、ルータ100ではポートマッピングを行う。図3の例では、グローバルIPアドレス「10.3.111.222」を用いて、ルータ100のポートマッピング部101を介して、サーバ200にアクセスする。ここで、ポートマッピング部101は、WAN側ポートWP1(グローバルIPアドレス「10.3.111.222」)とLAN側ポートLP1(ローカルIPアドレス「192.168.1.10」)とを対応付けている。そのため、ポートマッピング部101は、WAN側ポートWP1へのアクセスを、LAN側のサーバ200に転送する。
以上に説明したように、本実施形態に係るルータ及び通信システムでは、WAN側及びLAN側からLAN内の通信デバイス200に同一の名前(図3の例では、「abc.com」)を用いてアクセスできる。
<比較例の構成>
次に、図7を参照して、比較例に係るルータ及び通信システムについて説明する。図7、比較例に係るルータ及び通信システムを示すブロック図である。図7は、第1の実施形態に係る図3に対応する図である。
図7に示すように、比較例に係る通信システムは、ルータ10、LANを構成するサーバ20及び通信端末T1を備えている。ここで、ルータ10は、ポートマッピング部101を備えているが、図3に示した名前情報受信部102、記憶部103、及び名前解決部104を備えていない。また、サーバ20は、DDNSクライアント201及び記憶部202を備えているが、図3に示した名前情報送信部203を備えていない。
比較例に係る通信システムにおいて、WAN側からのアクセスと同一のホスト名「abc.com」を用いて、LAN内において通信端末T1からサーバ20にアクセスしても、DDNSサーバ301にはグローバルIPアドレスが登録されている。そのため、通信端末T1は、サーバ20に対応するローカルIPアドレスを取得できない。そのため、比較例に係る通信システムでは、例えばアクセス先のサーバ20に対応するローカルIPアドレスをユーザが直接入力する必要があり、利便性に問題があった。
これに対し、第1の実施形態に係る通信システムでは、図3に示すように、ルータ100が、名前情報受信部102、記憶部103、及び名前解決部104を備え、サーバ200が名前情報送信部203を備えている。名前情報送信部203は、サーバ200のホスト名及びローカルIPアドレスを名前情報受信部102に送信し、それらを名前情報受信部102が記憶する。そして、LAN内において通信端末T1からサーバ200への名前を用いたアクセスがあった場合、記憶部103が記憶したサーバ200のローカルIPアドレスを名前解決部104が通信端末T1に対して返送する。
そのため、通信端末T1は、名前解決部104から受け取ったローカルIPアドレスを用いてサーバ200にアクセスできる。すなわち、WANにおいてグローバルIPアドレスに対応付けられたサーバ200の名前と同一の名前を用いて、LAN内において通信端末T1からサーバ200にアクセスできる。このように、第1の実施形態に係る通信システムでは、WAN側及びLAN側からLAN内のサーバ200に同一の名前を用いてアクセスできる。
なお、本開示は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
上述の実施形態における各機能ブロックは、ハードウェア又はソフトウェア、もしくはその両方によって構成され、1つのハードウェア又はソフトウェアから構成してもよいし、複数のハードウェア又はソフトウェアから構成してもよい。各装置の機能(処理)を、CPUやメモリ等を有するコンピュータにより実現してもよい。例えば、記憶装置に実施形態における方法(電話交換装置の制御方法)を行うためのコンピュータプログラムを格納し、各機能を、記憶装置に格納されたコンピュータプログラムをCPUで実行することにより実現してもよい。
これらのコンピュータプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD-ROM(Read Only Memory)、CD-R、CD-R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、コンピュータプログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、コンピュータプログラムをコンピュータに供給できる。
100 ルータ
101 ポートマッピング部
102 名前情報受信部
103 記憶部
104 名前解決部
200 通信デバイス(サーバ)
201 DDNSクライアント
202 記憶部
203 名前情報送信部
301 DDNSサーバ
LP1、LP2 LAN側ポート
T1、T2 通信端末
WP1 WAN側ポート

Claims (7)

  1. 広域ネットワークと、通信デバイス及び通信端末を含む構内ネットワークと、を互いに接続するルータであって、
    前記広域ネットワークにおいてグローバルIPアドレスに対応付けられた前記通信デバイスの名前と、前記通信デバイスのローカルIPアドレスと、を対応付けて記憶する記憶部と、
    前記通信端末から前記通信デバイスへの前記名前を用いたアクセスがあった場合、前記記憶部が記憶した前記通信デバイスの前記ローカルIPアドレスを前記通信端末に対して返送する名前解決部と、を備え
    前記通信デバイスの前記名前及び前記ローカルIPアドレスを、前記通信デバイスから受信する、
    ルータ。
  2. 前記通信デバイスの前記名前及び前記ローカルIPアドレスを、前記通信デバイスから繰り返し受信する、
    請求項に記載のルータ。
  3. 前記通信デバイスの前記名前及び前記ローカルIPアドレスを、前記通信デバイスから定期的に受信する、
    請求項に記載のルータ。
  4. 前記名前解決部における処理の有効化と無効化とを切り替え可能な、
    請求項1~のいずれか一項に記載のルータ。
  5. 広域ネットワークと構内ネットワークとを互いに接続するルータと、
    前記構内ネットワークに含まれ、前記ルータに接続された通信デバイスと、
    前記構内ネットワークに含まれ、前記ルータに接続された通信端末と、を備え、
    前記ルータは、
    前記広域ネットワークにおいてグローバルIPアドレスに対応付けられた前記通信デバイスの名前と、前記通信デバイスのローカルIPアドレスと、を対応付けて記憶する記憶部と、
    前記通信端末から前記通信デバイスへの前記名前を用いたアクセスがあった場合、前記記憶部が記憶した前記通信デバイスの前記ローカルIPアドレスを前記通信端末に対して返送する名前解決部と、を備え
    前記通信デバイスの前記名前及び前記ローカルIPアドレスを、前記通信デバイスから受信する、
    通信システム。
  6. 広域ネットワークと、通信デバイス及び通信端末を含む構内ネットワークと、を互いに接続するルータの制御方法であって、
    前記広域ネットワークにおいてグローバルIPアドレスに対応付けられた前記通信デバイスの名前と、前記通信デバイスのローカルIPアドレスと、を前記通信デバイスから受信し、対応付けて記憶しておき、
    前記通信端末から前記通信デバイスへの前記名前を用いたアクセスがあった場合、記憶した前記通信デバイスの前記ローカルIPアドレスを、前記通信端末に対して返送する、
    ルータの制御方法。
  7. 広域ネットワークと、通信デバイス及び通信端末を含む構内ネットワークと、を互いに接続するルータを制御するコンピュータプログラムであって、
    前記広域ネットワークにおいてグローバルIPアドレスに対応付けられた前記通信デバイスの名前と、前記通信デバイスのローカルIPアドレスと、を前記通信デバイスから受信し、対応付けて記憶する処理と、
    前記通信端末から前記通信デバイスへの前記名前を用いたアクセスがあった場合、記憶した前記通信デバイスの前記ローカルIPアドレスを、前記通信端末に対して返送する処理と、を実行する、
    コンピュータプログラム。
JP2019155193A 2019-08-28 2019-08-28 ルータ、通信システム、ルータの制御方法、及びコンピュータプログラム Active JP7040790B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019155193A JP7040790B2 (ja) 2019-08-28 2019-08-28 ルータ、通信システム、ルータの制御方法、及びコンピュータプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019155193A JP7040790B2 (ja) 2019-08-28 2019-08-28 ルータ、通信システム、ルータの制御方法、及びコンピュータプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021034946A JP2021034946A (ja) 2021-03-01
JP7040790B2 true JP7040790B2 (ja) 2022-03-23

Family

ID=74676684

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019155193A Active JP7040790B2 (ja) 2019-08-28 2019-08-28 ルータ、通信システム、ルータの制御方法、及びコンピュータプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7040790B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004266568A (ja) 2003-02-28 2004-09-24 Nec Corp 名前解決サーバおよびパケット転送装置
US20050066041A1 (en) 2003-09-19 2005-03-24 Chin Kwan Wu Setting up a name resolution system for home-to-home communications
JP2007074172A (ja) 2005-09-05 2007-03-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd プライベートネットワーク間接続システム及びアドレス変換装置
JP2013098676A (ja) 2011-10-31 2013-05-20 Buffalo Inc 通信システム、通信方法及びコネクションサーバ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004266568A (ja) 2003-02-28 2004-09-24 Nec Corp 名前解決サーバおよびパケット転送装置
US20050066041A1 (en) 2003-09-19 2005-03-24 Chin Kwan Wu Setting up a name resolution system for home-to-home communications
JP2007074172A (ja) 2005-09-05 2007-03-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd プライベートネットワーク間接続システム及びアドレス変換装置
JP2013098676A (ja) 2011-10-31 2013-05-20 Buffalo Inc 通信システム、通信方法及びコネクションサーバ

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
ADSL・Bフレッツで独自ドメイン やるぜ!インターネットサーバ,Linux magazine 第5巻 第10号 ,日本,株式会社アスキー ASCII CORPORATION,2003年10月01日,pp.82-pp.93

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021034946A (ja) 2021-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5536786B2 (ja) Natトラバーサル方法及び装置
US20080225749A1 (en) Auto-configuration of a network device
RU2006113119A (ru) Настройка системы разрешения имен для связи между домашними сетями
CN107094110B (zh) 一种dhcp报文转发方法及装置
US8917629B2 (en) Method and apparatus for detecting devices on a local area network
US11425086B2 (en) Using DNS to communicate MC-TCP capability of server devices
US8291111B1 (en) Responding to a DHCPLEASEQUERY message
CN108023971B (zh) 一种dhcp报文转发方法和装置
JP2003078541A (ja) ネットワーク接続装置、ネットワーク接続システム及びネットワーク接続方法
JP7040790B2 (ja) ルータ、通信システム、ルータの制御方法、及びコンピュータプログラム
CN111953806B (zh) 一种链路选择方法、装置、计算机设备及计算机存储介质
BRPI0722316A2 (pt) Método de deslocamento em uma rede principal baseada em ip, nó em uma sub-rede dentro de uma rede principal baseada em ip, e, terminal para ser registrado a uma sub-rede dentro da rede principal baseada em ip
US8289976B2 (en) Method for automatically providing a customer equipment with the correct service
JP6748614B2 (ja) 通信システムおよび通信方法
JP6898120B2 (ja) ネットワークシステム、ネットワークシステムのアドレス解決方法、および、拠点側接続装置
JP4570551B2 (ja) 分散制御通信システムおよび方法
JP2010268356A (ja) ゲートウェイ装置、中継方法、中継プログラム及び記録媒体
JP4249680B2 (ja) 構内電話システム及びその内線電話機収容方法
JP7244106B2 (ja) 通信制御装置、通信制御プログラム及び通信制御方法
CN111917858B (zh) 一种远程管理系统、方法、装置及服务器
JP6081391B2 (ja) Pbxシステム、携帯電話端末、携帯電話端末のプログラム、およびpbxシステムの携帯電話端末の加入者情報登録方法
JP6417720B2 (ja) 通信装置とネットワークシステムとアドレス解決制御方法とプログラム
KR100546023B1 (ko) 네트워크 장치 간의 통신 방법
JP2003115861A (ja) 優先選択ネームサーバシステム及びクライアント端末
JP2001273257A (ja) 代理認証サーバ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201204

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210813

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210831

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211026

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220303

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7040790

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150