JP7040578B2 - 照合システム - Google Patents

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Description

本発明は、照合システムにかかり、特に、ゲートを通過しようとする対象を照合する照合システムに関する。
オフィスやイベント会場などの特定場所に入退場する人物を制限したり管理する手段として、通過しようとする人物が予め登録された人物か否かを照合する照合システムが用いられる。特に、近年では、人物の顔認証技術の発達により、ゲートに設置したカメラで撮影した人物の顔画像から顔認証を行うウォークスルー顔認証システムが利用されている。
特開2015-1790号公報
ここで、ウォークスルー顔認証システムにおいては、複数のゲートが隣接し、各ゲートにそれぞれ向かう人物が通行するレーンが隣接している場合がある。この場合、あるゲートのレーンを通行する人物を撮影した画像に、隣接するレーンで隣接するゲートに向かう人物も映ってしまう場合がある。すると、隣接するレーンを通行する人物を、自レーンを通行する人物と誤認識してしまい、自レーンの先にある自ゲートを通行する人物の照合の妨げとなる場合がある。このため、複数のゲートが設置された状況においては、各ゲートに向かう人物の誤認識を抑制することが求められる。
また、ウォークスルー顔認証システムに関連する技術として、特許文献1に記載の技術がある。特許文献1では、人物がゲートから遠くにいる時点で認証が済んでしまい、かかる人物がゲートに到達する前にゲートが開放されてしまう、という問題を掲げている。そして、かかる問題を解決するために、特許文献1では、撮影した人物の顔画像と登録顔画像との照合を行い、照合した人物の入力画像上の大きさに基づいて、かかる人物のゲートへの接近を検出している。さらに、特許文献1では、撮影画像の領域毎に、それぞれ顔領域の大きさの判定基準値を異ならせて設定することで、隣接ゲートに向かう人物の誤認識を防止しようとしている。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、人物が通過しようとしているゲートに対応して設置されたカメラによる撮影画像のみを用い、かつ、撮影画像の領域毎に設定された人物の大きさの判定基準値を用いて、自ゲートへの人物の接近を検出している。このため、撮影画像に映る人物の領域が適切でなかったり、判定基準値が適切でない場合には、依然として他のゲートに向かう人物を誤認識してしまう、という問題が生じる。
また、上述した各ゲートにそれぞれ向かう人物の誤認識という問題は、ゲートを通過する対象が人物である場合に限らず、いかなる対象の照合を行う場合にも生じうる。
このため、本発明の目的は、上述した課題である、ゲートを通過しようとする対象を誤認識してしまうという問題を解決することができる照合システムを提供することにある。
本発明の一形態である照合システムは、
並列に設置された各ゲートに対する各通過前側領域の撮影画像をそれぞれ取得する撮像手段と、
前記ゲート毎に、前記各通過前側領域の前記撮影画像のそれぞれに対して、予め登録された対象と、前記撮影画像に含まれる対象と、の照合処理を行う照合手段と、
を備え、
前記照合手段は、所定の前記ゲートに対応する前記撮影画像内の対象と、他の前記ゲートに対応する前記撮影画像内の対象と、に基づいて、前記照合処理を行う、
という構成をとる。
また、本発明の一形態である情報処理装置は、
並列に設置された各ゲートに対する各通過前側領域の撮影画像のそれぞれに対して、予め登録された対象と、前記撮影画像に含まれる対象と、の照合処理を行う照合手段を備え、
前記照合手段は、所定の前記ゲートに対応する前記撮影画像内の対象と、他の前記ゲートに対応する前記撮影画像内の対象と、に基づいて、前記照合処理を行う、
という構成をとる。
また、本発明の一形態であるプログラムは、
情報処理装置に、
並列に設置された各ゲートに対する各通過前側領域の撮影画像のそれぞれに対して、予め登録された対象と、前記撮影画像に含まれる対象と、の照合処理を行う照合手段を実現させるためのプログラムであり、
前記照合手段は、所定の前記ゲートに対応する前記撮影画像内の対象と、他の前記ゲートに対応する前記撮影画像内の対象と、に基づいて、前記照合処理を行う、
という構成をとる。
また、本発明の一形態である照合方法は、
並列に設置された各ゲートに対する各通過前側領域の撮影画像のそれぞれに対して、予め登録された対象と、前記撮影画像に含まれる対象と、の照合処理を行う方法であり、
所定の前記ゲートに対応する前記撮影画像内の対象と、他の前記ゲートに対応する前記撮影画像内の対象と、に基づいて、前記照合処理を行う、
という構成をとる。
本発明は、以上のように構成されることにより、ゲートを通過しようとする対象の誤認識を抑制することができる。
本発明の実施形態1における顔認証システムの使用状況を示す図である。 本発明の実施形態1における顔認証システムの構成を示すブロック図である。 図1に開示した顔認証システムによる撮像状況を示す図である。 図1に開示した顔認証システムにて図3の撮像状況で撮影した撮影画像を示す図である。 図1に開示した顔認証システムによる撮像状況を示す図である。 図1に開示した顔認証システムにて図5の撮像状況で撮影した撮影画像を示す図である。 図1に開示した顔認証システムによる処理動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2における顔認証システムによる撮像状況を示す図である。 本発明の実施形態2における顔認証システムにて図8の撮像状況で撮影した撮影画像を示す図である。 本発明の実施形態2における顔認証システムによる撮像状況を示す図である。 本発明の実施形態2における顔認証システムにて図10の撮像状況で撮影した撮影画像を示す図である。 本発明の実施形態2における顔認証システムによる処理動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態4における顔認証システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態4における顔認証システムによる撮像状況を示す図である。 本発明の実施形態4における顔認証システムにて図12の撮像状況で撮影した撮影画像を示す図である。 本発明の実施形態4における顔認証システムによる画像処理の様子を示す図である。 本発明の実施形態5における照合システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態5における情報処理装置の構成を示すブロック図である。
<実施形態1>
本発明の第1の実施形態を、図1乃至図7を参照して説明する。図1は、顔認証システムの使用状況を示す図である。図2は、顔認証システムの構成を示す図である。図3乃至図7は、顔認証システムの処理動作を説明するための図である。
[全体構成]
本発明における顔認証システム10(照合システム)は、オフィスやイベント会場などの特定場所において、人物(対象)の入退場を制限したり管理するために用いられるシステムである。例えば、顔認証システム10を構成する撮像装置は、人物の入退場の際に開閉されるゲート毎に、当該ゲートの配置箇所付近にそれぞれ設置されるものである。
図1に示す例では、3つのゲートG1,G2,G3が並列に隣接して配置されており、図1の右側から各ゲートG1,G2,G3に向かって、矢印に示す方向に人物が通行するよう構成されている。このため、各ゲートG1,G2,G3に対する図1の右側領域は、人物がゲートを通過する前側の領域(通過前側領域)となっている。そして、各ゲートG1,G2,G3の通過前側領域には、当該各ゲートG1,G2,G3を通過しようとする人物が並んで通行する各レーンR1,R2,R3が、各ゲートG1,G2,G3にそれぞれ対応して並列に位置している。なお、各レーンR1,R2,R3は、何らかの部材で仕切られていてもよく、仕切られていなくてもよい。
図1に示す状況において、本実施形態における顔認証システム10を構成する撮像装置C1,C2,C3は、対応する各ゲートG1,G2,G3付近であり、各ゲートG1,G2,G3に向かう人物から見て右側に設置されている。但し、撮像装置の設置位置は、図1に示す位置に限定されず、ゲートに向かって左側やゲートの上方など、いかなる位置に設置されていてもよい。なお、顔認証システム10は、各撮像装置C1,C2,C3の近辺に、表示装置も備えている。
顔認証システム10は、例えば、ゲートG1においては、装備している撮像装置C1にてゲートG1に向かう人物の画像を撮影する。そして、撮影画像に映る人物の顔画像から、かかる人物が予め登録された人物であるか否かを照合し、照合が成功すると、人物が通過可能なようゲートG1を開く、という処理を行う。なお、他のゲートG2,G3にもそれぞれ対応して顔認証システム及び当該システムを構成する撮像装置C2,C3が設置されており、各ゲートG2,G3に向かう人物の照合を行う。以下、顔認証システム10の構成について詳述する。なお、以下では、主にゲートG1に対応して設置された顔認証システム10について説明するが、他のゲートG2,G3に対応して設置された顔認証システムも同様の構成である。
[顔認証システムの構成]
本実施形態における顔認証システム10は、撮像装置C1(カメラ)及び表示装置D1(ディスプレイ)と一体的に構成された演算装置及び記憶装置を有する情報処理装置である。逆に言うと、撮像装置C1に、顔認証処理を行う演算装置及び記憶装置を有する情報処理装置と表示装置D1が搭載されている。但し、顔認証システム10は、必ずしも撮像装置C1や表示装置D1と一体的に構成されていることに限定されない。例えば、撮像装置C1と表示装置D1と撮影画像を処理する情報処理装置とが別々の装置にて構成されており、別々の場所に設置されていてもよい。
具体的に、顔認証システム10は、図2に示すように、撮像装置C1及び表示装置D1と、通信部16と、を備えると共に、演算装置がプログラムを実行することで構築された対象抽出部11と、対象判定部12と、照合部13と、ゲート制御部14と、を備えている。また、顔認証システム10は、記憶装置に構築された照合データ記憶部17と、を備えている。
上記撮像装置C1(撮像手段)は、ゲートG1に対する通過前側領域、つまり、対応するレーンR1のゲートG1前領域の撮影画像を、所定のフレームレートで取得するカメラ及びカメラ制御部を備えたものである。そして、撮像装置C1は、例えば図3に示すように、符号C1a線で挟まれた範囲が撮影領域となっている。このとき、撮影領域のうち符号C1b線で挟まれた水平方向における中央領域に、撮像装置C1が設置されたゲートG1に対応するレーンR1(自レーン)を通行する人物P10が位置するよう、撮像装置C1の撮影領域が設定されている。なお、撮影画像は、撮像装置C1に対する遠近方向の予め設定された距離の範囲、例えば、図3に示す符号L1線から符号L2線の間の距離で、概ね焦点が合うよう設定されている。
上述したように撮像装置C1の撮影領域が設定されていることにより、撮影領域のうち、符号C1a線と符号C1b線とに挟まれた領域である上記中央領域に対して水平方向における端領域には、図3に示す状況では、隣接するゲートG2に対応するレーンR2を通行する人物P20が映る場合が生じる。また、端領域には、図5に示す状況では、撮像装置C1が設置された自ゲートG1に対応する自レーンR1に位置する人物P12が映る場合もある。本発明の顔認証システム10は、このような状況が生じた場合であっても、以下に説明するように、隣接ゲートG2を通過しようとしている人物P20を照合処理対象から除外し、自ゲートG1を通過しようとする人物P12を適切に認識してゲート通過の可否を判定可能とするよう構成されている。
上記対象抽出部11は、撮像装置C1から撮影画像を取得し、撮影画像内から処理対象となる人物を抽出する。人物の抽出は、例えば、動く物体を抽出したり、物体の全体形状や全体像に対する特徴的な形状部位の位置や色の位置などから判定して行う。このとき、対象抽出部11は、抽出した人物が位置する撮影画像内における領域も特定する。特に本実施形態では、抽出した人物が、上述した撮影画像の水平方向における中央領域か左右の端領域に位置しているかを特定する。例えば、図3の状況では、ゲートG1に対応する撮像装置C1による撮影画像では、図4(a)に示すように中央領域に位置する人物P10が抽出され、右端領域に位置する人物P20が抽出される。
上記対象判定部12(照合手段)は、対象抽出部11で抽出した人物P10,P20が自ゲートG1に向かっている人物であるか否かを判定する。このとき、対象判定部12は、端領域(第一領域)に人物P20が位置している場合には、他のゲートG2に対応する顔認証システム20の撮像装置C2にて撮影された撮影画像に基づいて、かかる人物P20が自ゲートG1に向かっているか否かを判定する。この例では、図4(a)に示す自ゲートG1に対応する撮影画像の右側の端領域に人物P20が映っているため、ゲートG1の右側に隣接するゲートG2の撮像装置C2にて撮影された撮影画像を取得する。具体的には、対象判定部12は、通信部16を介して、隣接ゲートG2の顔認証システム20と通信して、ゲートG1で撮影画像が撮影された同一のタイミング(例えば、同一時刻)でゲートG2で撮影された撮影画像を取得する。なお、各ゲートG1,G2,G3にそれぞれ対応する顔認証システム(撮像装置C1,C2,C3)の位置関係は、予め各システムに登録されていることとする。
そして、対象判定部12は、自ゲートG1の撮影画像の端領域に位置している人物P20が、隣接ゲートG2の撮影画像の中央領域(第二領域)に映っているか否かを調べる。本実施形態では、隣接ゲートG2の撮影画像の中央領域にいずれかの人物が映っている場合には、かかる人物が自ゲートG1の撮影画像の端領域に位置している人物P20であると判定する。この場合、自ゲートG1の顔認証システム10では、撮影画像の端領域に位置する人物P20を照合対象から除外すると判定する。なお、自ゲートG1の撮影画像の端領域(第一領域)と隣接ゲートG2の撮影画像の中央領域(第二領域)とは、撮影画像上においては相互に異なる領域であるが、実空間においては相互に重複する空間である。
例えば、図3の状況では、図4(a)に示す自ゲートG1の撮影画像の端領域に位置する人物P20は、図4(b)に示す隣接ゲートG2の撮影画像の中央領域に位置するため、かかる人物P20は自ゲートG1の顔認証システム10による照合対象から除外する。つまり、自ゲートG1の顔認証システム10は、撮影画像の中央領域に位置する人物P10のみを照合対象とする。また、図5の状況では、図6(a)に示す自ゲートG1の撮影画像の端領域に位置する人物P12は、図6(b)に示す隣接ゲートG2の撮影画像の中央領域には位置していない。このため、かかる人物P12は自ゲートG1の顔認証システム10による照合対象とする。つまり、自ゲートG1の顔認証システム10は、撮影画像の中央領域に位置する人物P10と、端領域に位置する人物P12を照合対象とする。
なお、上記対象判定部12は、上述とは異なる方法で、人物が自ゲートにおける照合対象であるか否かを判定してもよい。一例として、対象判定部12は、撮影画像の端領域(第一領域)に人物が位置している場合には、他のゲートG2に対応する顔認証システム20に対して、かかる人物が自ゲートG1の人物か否かを問い合わせてもよい。具体的に、図3及び図4の例では、図4(a)に示す自ゲートG1に対応する撮影画像の右側の端領域に人物P20が映っているため、ゲートG1の右側に隣接するゲートG2の顔認証システム20に対して、かかる人物P20が当該隣接するゲートG2の中央領域に映っているか否かを問い合わせる。同様に、図5及び図6の例では、図6(a)に示す自ゲートG1に対応する撮影画像の右側の端領域に人物P12が映っているため、ゲートG1の右側に隣接するゲートG2の顔認証システム20に対して、かかる人物P12が当該隣接するゲートG2の中央領域に映っているか否かを問い合わせる。このとき、対象判定部12は、通信部16を介して、隣接ゲートG2の顔認証システム20と通信して、ゲートG1で撮影画像が撮影された同一のタイミング(例えば、同一時刻)でゲートG2で撮影された撮影画像の中央領域に、人物が映っているか否かを問い合わせる。
そして、上記問合せを受けた隣接するゲートG2の顔認証システム20は、自身の撮影画像から中央領域(第二領域)にいずれかの人物が映っているか否かを調べ、その結果を問合せを受けたゲートG1の顔認証システム10の対象判定部12に通知する。具体的に、隣接するゲートG2の顔認証システム20は、上述した対象抽出部11と同等の機能を有し、撮像装置C2から撮影画像を取得し、撮影画像内から処理対象となる人物を抽出し、抽出した人物が位置する撮影画像内における領域も特定する。そして、隣接するゲートG2の顔認証システム20は、中央領域に人物が映っているか否かを、問い合わせに対する応答結果として、ゲートG1の顔認証システム10に通知する。
隣接するゲートG20の顔認証システムから、問い合わせに対する応答結果の通知を受けたゲートG1の顔認証システム10の対象判定部12は、応答結果に応じて以下のように判定する。対象判定部12は、隣接するゲートG2の撮影画像の中央領域にいずれかの人物が映っている通知を受けた場合には(図3及び図4の例)、その人物が自ゲートG1の撮影画像の端領域に位置している人物P20であると判定する。この場合、自ゲートG1の顔認証システム10では、撮影画像の端領域に位置する人物P20を照合対象から除外すると判定する。一方、対象判定部12は、隣接するゲートG2の撮影画像の中央領域にいずれの人物も映っていないという通知を受けた場合には(図5及び図6の例)、自ゲートG1の撮影画像の端領域に位置する人物P12を照合対象とすると判定する。
以上のような方法で、人物が照合対象であるか否かを判定することで、各顔認証システム10,20でそれぞれ人物の抽出処理が行われるため、一方の顔認証システムに処理が集中することがなく、また、画像の転送がない。従って、1つの顔認証システム10の処理負荷を抑制でき、かつ、顔認証システム10,20間の通信量を抑制することができ、迅速な判定を行うことができる。
上記照合部13(照合手段)は、対象判定部12により、自ゲートG1の撮影画像内で照合対象として判定された人物に対する照合処理を行う。換言すると、照合部13は、自ゲートG1の撮影画像内に映っていた人物であっても、対象判定部12で照合対象から除外された人物については照合処理を行わない。ここで、照合処理は、例えば以下のようにして行う。まず、照合処理の対象となる人物の顔領域を特定し、当該顔領域から照合に必要な特徴量を生成する。そして、生成した特徴量と、予め照合データ記憶部17に登録された人物の特徴量と、の類似度といった照合スコアを算出し、照合スコアがしきい値よりも高いか否か判定する。照合スコアがしきい値より高い場合には、照合成功とし、ゲートG1を通過しようとしている人物が、予め登録されている人物であると判断する。このとき、照合するために検出する人物の特徴量は、既存の顔照合技術で用いられる特徴量であってもよく、いかなる方法によって算出される特徴量であってもよい。また、照合方法はいかなる方法であってもよい。
上記ゲート制御部14は、まず、照合部13による照合結果に基づいて、ゲートG1に対する人物の通過可否を判定する。具体的には、照合部13による照合が成功した人物に対しては通過可能と判定する。また、ゲート制御部14は、照合結果つまり照合の成否を表示装置D1に表示する機能を有する。さらに、ゲート制御部14は、ゲートG1の開閉を行うゲート制御機能も有しており、通過可能と判断した人物に対しては、ゲートG1を開くよう制御する。
なお、上記表示装置D1は、ゲートG1を通過しようとする人物が視認可能なよう、当該ゲートG1の通過前側領域に表示面を向けて配置されている。但し、表示装置D1は、必ずしも装備されていなくてもよい。
[動作]
次に、上述した顔認証システム10の動作を、図7のフローチャートを参照して説明する。ここでは、ゲートG1に対応する顔認証システム10の動作について説明し、撮像装置C1による撮影状況が図3乃至図6に示す状況である場合を一例に説明する。
ゲートG1に対応する撮像装置C1は、ゲートG1の通過前側領域の画像を撮影し続ける。そして、顔認証システム10は、撮影した撮影画像に対して、常に以下の処理を行う。
まず、対象抽出部11が、撮影画像内から処理対象となる人物(対象)を抽出する(ステップS1)。そして、対象判定部12が、撮影画像の端領域に人物P20が位置している場合には、隣接ゲートG2に対応する顔認証システム20の撮像装置C2にて撮影された撮影画像を取得する(ステップS2)。このとき、隣接ゲートG2の撮影画像は、自ゲートG1の撮影画像の撮影と同一のタイミングで撮影されたものを取得する。
続いて、対象判定部12は、自ゲートG1の撮影画像の端領域に位置している人物P20が、隣接ゲートG2の撮影画像の中央領域に映っているか否かを調べる(ステップS3)。そして、対象判定部12は、隣接ゲートG2の撮影画像の中央領域にいずれかの人物が映っている場合には、かかる人物が自ゲートG1の撮影画像の端領域に位置している人物P20であると判定する。この場合、自ゲートG1の顔認証システム10では、端領域に位置する人物P20を照合対象から除外すると判定する。
例えば、図3の状況では、図4(a)に示す自ゲートG1の撮影画像の端領域に位置する人物P20は、図4(b)に示す隣接ゲートG2の撮影画像の中央領域に位置するため、かかる人物P20は自ゲートG1の顔認証システム10による照合対象から除外する(ステップS3でYes)。また、図5の状況では、図6(a)に示す自ゲートG1の撮影画像の端領域に位置する人物P12は、図6(b)に示す隣接ゲートG2の撮影画像の中央領域には位置していない。このため、かかる人物P12は自ゲートG1の顔認証システム10による照合対象から除外せず、照合対象とする(ステップS3でNo)。
続いて、照合部13が、対象判定部12により、自ゲートG1の撮影画像内で照合対象として判定された人物に対する照合処理を行う(ステップS4)。図3及び図4の例では、人物P10のみの照合処理を開始し、図5及び図6の例では、人物P10と人物P12の照合処理を開始する。照合処理は、まず、照合処理の対象となる人物の顔領域から照合に必要な特徴量を検出し、予め照合データ記憶部17に登録された人物の特徴量と照合を行い、照合スコアを取得する。そして、照合スコアがしきい値以上であるか否かを判定する。
照合部による照合処理の結果、通行しようとしている人物の照合に成功すると(ステップS5でYes)、ゲート制御部14がゲートG1に対する人物の通過を許可し、ゲートG1を開くよう制御する(ステップS6)。
以上のように、本実施形態の顔認証システム10によると、隣接ゲートG2を通過しようとしている人物P20に対する照合処理を抑制でき、自ゲートG1を通過しようとする人物P10,P12を適切に照合処理することができる。例えば、図3及び図4の例では、自ゲートG1を通過しようとしている人物P10を照合処理するが、隣接ゲートG2を通過しようとしている人物P20の照合処理は行われない。また、図5及び図6の例では、撮影画像の端領域に映っている人物P12であっても、自ゲートG1を通過しようとしているため、適切に照合処理が行われることとなる。その結果、他のゲートを通過しようとする人物の誤認識を抑制することができる。
なお、上記では、自ゲートG1の撮影画像に対して隣接ゲートG2の撮影画像を比較しているが、隣接ゲートG2の撮影画像に限らず、他のゲート(例えばゲートG3)の撮影画像を比較してもよい。また、上記では、自ゲートG1の撮影画像の端領域と、隣接ゲートG2の中央領域と、を比較しているが、比較する領域は上述した領域同士であることに限定されない。異なるゲートにおける撮影画像同士のいかなる領域間を比較してもよい。
また、上記では、自ゲートG1に対応する顔認証システム10が、隣接ゲートG2の撮影画像を取得して、人物が照合対象であるか否かを判定しているが、かかる判定処理は、隣接ゲートG2の顔認証システムが行ってもよい。つまり、自ゲートG1の顔認証システム10が撮影画像を隣接ゲートG2の顔認証システム20に提供し、当該隣接ゲートG2の顔認証システム20が判定結果を自ゲートG1の顔認証システム10に返してもよい。さらには、かかる判定処理を他の情報処理装置が行ってもよい。
また、顔認証システム10は、上述したように、隣接ゲートG2の顔認証システム20に対して、当該隣接ゲートG2における撮影画像の中央領域に人物が映っているか否かを問い合わせ、その応答結果に応じて、人物が照合対象であるか否かを判定してもよい。この場合、隣接するゲートG2の撮影画像の中央領域にいずれかの人物が映っている通知を受けた場合には、自ゲートG1の撮影画像の端領域に位置している人物を照合対象から除外すると判定する。一方、隣接するゲートG2の撮影画像の中央領域にいずれの人物も映っていないという通知を受けた場合には、自ゲートG1の撮影画像の端領域に位置する人物を照合対象とすると判定する。
また、上記では、ゲートG1を通過しようとしている対象が人物である場合を例示したが、人物に限らずいかなる物体であってもよい。例えば、荷物といった物体であってもよい。
<実施形態2>
次に、本発明の第2の実施形態を、図8乃至図12を参照して説明する。図8乃至図12は、顔認証システムの処理動作を説明するための図である。特に、図12は、顔認証システムの動作を示すフローチャートである。
本実施形態における顔認証システム10は、上述した実施形態1におけるものと同様の構成であるが、自ゲートG1の撮影画像に映る人物を照合対象とするか否かの判定処理が異なる。以下、主に実施形態1とは異なる構成について詳述する。
本実施形態における上記対象判定部12は、対象抽出部11で自ゲートG1の撮影画像の端領域から人物P20を抽出すると(ステップS11)、かかる人物P20と同一人物が、他のゲートG2の撮影画像の中央領域に位置するか否かを判定する。図8及び図10の例では、対象判定部12は、自ゲートG1に対応する撮影画像の右側の端領域に人物P20が映っているため、ゲートG1の右側に隣接するゲートG2の撮像装置C2にて撮影された撮影画像を取得する(ステップS12)。具体的には、対象判定部12は、通信部16を介して、隣接ゲートG2の顔認証システム20と通信して、ゲートG1で撮影画像が撮影された同一のタイミング(例えば、同一時刻)でゲートG2で撮影された撮影画像を取得する。なお、各ゲートG1,G2,G3にそれぞれ対応する顔認証システム(撮像装置C1,C2,C3)の位置関係は、予め各システムに登録されていることとする。
そして、対象判定部12は、自ゲートG1の撮影画像の端領域に位置している人物P20と、隣接ゲートG2の撮影画像の中央領域(第二領域)に位置している人物P20と、の同一性を判別する。本実施形態では、まず、それぞれの人物の顔領域を特定し、当該顔領域から照合に必要な特徴量を検出する(ステップS13)。そして、両人物の特徴量から、両人物が同一人物であるか否かを判定する(ステップS14)。なお、人物が一致するか否かを判定する処理は、後述する照合処理と比較して精度の低い処理であってもよい。例えば、人物の一部の部位の特徴量のみを検出したり、かかる特徴量から性別や年代を検出し、これらの情報から同一性を判別してもよい。但し、人物の同一性を判別する処理は、いかなる処理であってもよい。
そして、対象判定部12は、自ゲートG1の撮影画像の端領域に位置している人物P20と同一人物が、隣接ゲートG2の撮影画像の中央領域に位置していると判定した場合には、かかる人物P20は隣接ゲートG2に向かう人物であると判定する(ステップS15でYes)。この場合、自ゲートG1の顔認証システム10では、端領域に位置する人物P20を照合対象から除外すると判定する。一方で、対象判定部12は、自ゲートG1の撮影画像の端領域に位置している人物P12と同一人物が、隣接ゲートG2の撮影画像の中央領域に位置していないと判定した場合には、かかる人物P12は自ゲートG1に向かう人物であると判定する(ステップS15でNo)。この場合、自ゲートG1の顔認証システム10では、端領域に位置する人物P12を照合対象であると判定する。なお、自ゲートG1の撮影画像の端領域(第一領域)と隣接ゲートG2の撮影画像の中央領域(第二領域)とは、撮影画像同士を比較すると相互に異なる領域であるが、実空間においては相互に重複する領域である。
例えば、図8の状況では、図9(a)に示す自ゲートG1の撮影画像の端領域に位置する人物P20と同一人物が、図9(b)に示す隣接ゲートG2の撮影画像の中央領域に位置するため、かかる人物P20は自ゲートG1の顔認証システム10による照合対象から除外される。つまり、自ゲートG1の顔認証システム10は、撮影画像の中央領域に位置する人物P10のみを照合対象とする。また、図10の状況では、図11(a)に示す自ゲートG1の撮影画像の端領域に位置する人物P12と同一人物が、図11(b)に示す隣接ゲートG2の撮影画像の中央領域には位置していない。このため、かかる人物P12は自ゲートG1の顔認証システム10による照合対象とされる。つまり、自ゲートG1の顔認証システム10は、撮影画像の中央領域に位置する人物P10と、端領域に位置する人物P12と、を照合対象とする。
上記照合部13(照合手段)は、対象判定部12により、自ゲートG1の撮影画像内で照合対象として判定された人物に対する照合処理を行う(ステップS16)。換言すると、照合部13は、自ゲートG1の撮影画像内に映っていた人物であっても、対象判定部12で照合対象から除外された人物については照合処理を行わない。ここで、照合処理は、例えば以下のようにして行う。まず、照合処理の対象となる人物の顔領域を特定し、当該顔領域から照合に必要な特徴量を生成する。そして、生成した特徴量と、予め照合データ記憶部17に登録された人物の特徴量と、の類似度といった照合スコアを算出し、照合スコアがしきい値よりも高いか否か判定する。照合スコアがしきい値より高い場合には、照合成功とし、ゲートG1を通過しようとしている人物が、予め登録されている人物であると判定する。なお、照合方法はいかなる方法であってもよい。
上記ゲート制御部14は、照合部13による照合結果に基づいて、ゲートG1に対する人物の通過可否を判定する。具体的には、照合部13による照合が成功した人物に対しては通過可能と判定し(ステップS17)、ゲートG1を開くよう制御する(ステップS18)。
以上のように、本実施形態における顔認証システムでは、各ゲートに対応する撮影画像内の人物の特徴量を抽出して比較することで、各ゲートの撮影画像に同一の対象が重複して映っているか否かをより確実に判別することができる。そして、所定のゲートと他のゲートとで重複して映っている対象を照合処理から除外することができ、ゲートを通過しようとする対象の誤認識を抑制することができる。さらに、対象の重複を判断するために抽出した対象の特徴量を照合処理に利用することができ、処理の効率化を図ることができる。
なお、上記では、ゲートG1を通過しようとしている対象が人物である場合を例示したが、人物に限らずいかなる物体であってもよい。例えば、荷物といった物体であってもよい。
<実施形態3>
次に、本発明の第3の実施形態を説明する。本実施形態における顔認証システム10は、基本的には、上述した実施形態1と同様に、撮影画像の端領域に映っている人物が自ゲートG1に向かっている人物であるか否かを判定する。つまり、自ゲートG1の撮影画像の端領域に映っている人物が、他のゲートG2に対応する顔認証システム20にて撮影された撮影画像の中央領域に映っているか否かに応じて、自ゲートG1に向かっている人物であるか判定する。但し、本実施形態では、かかる判定処理が以下のように異なる。以下、主に実施形態1とは異なる構成について詳述する。
まず、本実施形態における対象抽出部11は、実施形態1と同様に、撮像装置C1から撮影画像を取得し、撮影画像内から処理対象となる人物を抽出する。このとき、対象抽出部11は、抽出した人物が位置する撮影画像内における領域も特定する。そして、本実施形態における対象抽出部11では、端領域に映っている人物の判定情報である特徴が基準値を超えているか否かを判定し、かかる判定結果に応じて、かかる人物が自ゲートG1に向かっている人物であるか否かの判定処理を行う。
一例として、対象抽出部11は、まず、撮影画像の端領域に位置している人物の顔領域の抽出を行う。人物の顔領域の抽出は、例えば、動く人物の全体像に対する位置や色などから判定して行う。そして、対象抽出部11は、判定情報である人物の特徴を、顔領域から検出する。本実施形態では、判定情報としての人物の特徴は、人物の両目の間の距離(目間距離)であることとする。
そして、本実施形態における対象判定部12は、対象抽出部11で検出した判定情報である目間距離が、基準値を超えているか否かを調べる。ここで、本実施形態では、上記基準値は、自ゲートG1の撮影画像の端領域に映っている人物が、自ゲートG1のレーンR1に位置するか否かを判別することができる値に設定されている。例えば、上述した図10の状況では、自ゲートG1の撮影画像の端領域に映り、自ゲートG1に向かう人物P12の目間距離は、隣接ゲートG2の人物P20の目間距離よりも大きくなると考えられる。このことを考慮し、基準値は、自ゲートG1の撮影画像の端領域に映り、自ゲートG1に進む人物P12の目間距離と、隣接ゲートG2の人物P20の目間距離と、の間の値に設定される。
そして、対象判定部12は、対象抽出部11で検出したゲートG1の撮影画像の端領域に映る人物の目間距離が、基準値を超えている場合には、かかる人物は自ゲートG1に向かう人物であると判定し、照合処理の対象とする。つまり、人物の目間距離が基準値を超えている場合には、隣接ゲートG2の撮影画像との比較を行わず、そのまま自ゲートG1に向かう人物として照合処理を行う。
一方、対象判定部12は、対象抽出部11で検出した自ゲートG1の撮影画像の端領域に映る人物の目間距離が、基準値以下である場合には、かかる人物は隣接ゲートG2に向かう人物である可能性があるため、隣接ゲートG2の撮影画像との比較を行う。つまり、実施形態1で説明したように、隣接ゲートG2の撮影画像の中央領域にいずれかの人物が映っているか否かを調べる。隣接ゲートG2の撮影画像の中央領域に人物が映っている場合には、自ゲートG1の撮影画像の端領域に映る人物は隣接ゲートG2に向かう人物であると判定し、照合処理の対象から除外する。隣接ゲートG2の撮影画像の中央領域に人物が映っていない場合には、自ゲートG1の撮影画像の端領域に映る人物は、自ゲートG1に向かう人物であると判定し、照合処理の対象とする。
上記処理により、例えば、図10及び図11の例の場合には、まず自ゲートG1の撮影画像の端領域に人物P12が映るが、かかる人物P12が自ゲートG1の撮像装置C1に対する距離が近いため、人物P12の大きさを表す判定情報である目間距離が基準値よりも大きくなる。このため、かかる人物P12は自ゲートG1に向かう人物であると判定し、照合処理の対象とする。つまり、隣接ゲートG2に向かう人物P20が存在する場合であっても、自ゲートG1の人物P12を照合処理の対象とできる。
一方で、例えば、図8及び図9の例の場合には、まず自ゲートG1の撮影画像の端領域に人物P20が映るが、かかる人物P20が自ゲートG1の撮像装置C1に対する距離が遠いため、人物P20の大きさを表す判定情報である目間距離が基準値以下となる。このため、かかる人物P20が隣接ゲートG2の撮影画像の中央領域に映っているか否かを調べる。この場合、隣接ゲートG2の撮影画像の中央領域に人物が映っているため、自ゲートG1の撮影画像の端領域に映る人物は隣接ゲートG2に向かう人物であると判定し、照合処理の対象から除外する。
なお、上記では、自ゲートG1の撮影画像の端領域に映っている人物の判定情報が目間距離である場合を例示したが、判定情報としての人物の特徴は、人物の顔を構成する他の部位間の距離であってもよく、人物の他の部位の大きさを表す値であってもよい。但し、判定情報である人物の特徴は、必ずしも人物の部位の大きさを表す値に限定されない。
<実施形態4>
次に、本発明の第4の実施形態を、図13乃至図16を参照して説明する。図13は、本実施形態における顔認証システムの構成を示すブロック図であり、図14乃至図16は、顔認証システムの処理動作を説明するための図である。
本実施形態における顔認証システム10は、上述した実施形態1におけるものと同様の構成であるが、さらに、上記実施形態1,2で説明したように、隣接する各ゲートの撮影画像同士が重複し、同一人物が位置しているか否かを比較する領域である重複領域を設定する機能を有する。以下、主に実施形態1,2とは異なる構成について詳述する。
図13に示すように、本実施形態における顔認証システム10は、演算装置がプログラムを実行することで構築された領域設定部15(領域設定手段)を備えている。領域設定部15は、まず、自ゲートG1の撮像装置C1から撮影画像を取得すると共に、隣接するゲートG2の撮像装置C2からも撮影画像を取得する。このとき、領域設定部15は、通信部16を介して隣接ゲートG2の顔認証システム20と通信して、ゲートG1で撮影画像が撮影された同一のタイミング(例えば、同一時刻)でゲートG2で撮影された撮影画像を取得する。
続いて、領域設定部15は、取得したゲートG1の撮影画像とゲートG2の撮影画像とから人物を抽出する。人物の抽出は、例えば、動く物体を抽出したり、物体の全体形状や全体像に対する特徴的な形状部位の位置や色の位置などから判定して行う。そして、領域設定部15は、両撮影画像に同一人物が映っているか否かを調べる。このとき、領域設定部15は、各撮影画像に映る各人物の顔領域を特定し、当該顔領域から照合に必要な特徴量を検出する。そして、各人物の特徴量から、各人物が同一人物であるか否かを調べる。なお、人物の同一性を判別する処理は、いかなる処理であってもよい。
そして、領域設定部15は、各撮影画像に同一人物が映っていると判定した場合には、当該各撮影画像内で同一人物がそれぞれ映っている箇所の周囲の領域を、当該各撮影画像内で相互に重複する重複領域として設定する。このとき、設定する重複領域は、同一人物が検出された箇所を撮影画像の上下端まで広げると共に、かかる領域をさらに撮影画像の水平方向に所定範囲だけ広げた領域とする。特に、自ゲートG1の撮影画像については、同一人物の抽出箇所が撮影画像の水平方向における一方の端付近に位置することが考えられるが、人物の抽出箇所に対して少しだけ水平方向に広げた範囲を重複領域(第一領域)とし、さらに、反対側の端付近にも同じ広さの重複領域(第一領域)を設定する。一方、隣接ゲートG2の撮影画像については、同一人物の抽出箇所が撮影画像の水平方向における中央付近に位置することが考えられるが、人物の抽出箇所に対して上記端領域の重複領域よりも広く水平方向に広げた範囲を重複領域(第二領域)として設定する。つまり、本実施形態では、上述した端領域よりも中央領域を広く設定する。但し、端領域や中央領域の広さの設定方法は、上述した方法に限定されない。
一例として、図14に示す状況においては、まず、自ゲートG1の撮像装置C1から符号C1a線で挟まれた撮影領域の撮影画像が取得でき、隣接ゲートG2の撮像装置C2から符号C2a線で挟まれた撮影領域の撮影画像が取得できる。これら図15(a),(b)の両撮影画像から同一人物の抽出を行うことで、自ゲートG1の撮影画像の端領域と、隣接ゲートG2の撮影画像の中央領域とに、同一人物P20を検出したとする。この場合、自ゲートG1の撮影画像については、図16(a)に示すように、抽出した人物P20の箇所を上下方向に広げた領域(斜線領域)をさらに少しだけ水平方向に広げた符号C1a,C1bで挟まれた領域を重複領域として設定する。また、水平方向における反対側の端領域にも符号C1a,C1bで挟まれた重複領域を設定する。一方で、隣接ゲートG2の撮影画像については、図16(b)に示すように、抽出した人物P20の箇所を上下方向に広げた領域(斜線領域)をさらに広く水平方向に広げた符号C2bで挟まれた領域を重複領域として設定する。
以上のようにして、本実施形態では、ゲートG1に対応する顔認証システム10の領域設定部15が、自ゲートG1の撮影画像の端領域と、隣接ゲートG2の撮影画像の中央領域と、を重複領域として自動的に設定する。そして、顔認証システム10が、上述した実施形態1,2で説明したように、設定した自ゲートG1の撮影画像の端領域と隣接ゲートG2の撮影画像の中央領域とから人物を抽出したり、両領域に同一人物が存在するか否かを判定する、といった処理を行う。
上述した実施形態4の顔認証システム10によると、所定のゲートに対応する撮影画像内の人物と、他のゲートに対応する撮影画像内の人物と、に基づいて、各ゲートに対応する各撮影画像同士で重複する領域を自動的に設定することができる。その結果、相互に隣接するゲートG1,G2の撮像装置C1,C2間における重複領域を適切に設定することができ、照合システムの利用の容易化と、より高精度に誤認識を抑制することができる。
なお、上記では、ゲートG1,G2を通過しようとする人物の画像を用いて重複範囲を設定する場合を例示したが、人物に限らず撮影画像の映るいかなる物体を用いて重複範囲を設定してもよい。例えば、各撮影画像にそれぞれ映る物品や風景の同一性を判定して、判定結果に基づいて各撮影画像の重複範囲を設定してもよい。
<実施形態5>
次に、本発明の第5の実施形態を、図17及び図18を参照して説明する。図17は、実施形態5における照合システムの構成を示すブロック図である。図18は、実施形態5における情報処理装置の構成を示すブロック図である。なお、本実施形態では、実施形態1乃至4で説明した顔認証システムの構成の概略を示している。
図17に示すように、本実施形態おける照合システム100は、
並列に設置された各ゲートに対する各通過前側領域の撮影画像をそれぞれ取得する撮像手段110と、
ゲート毎に、各通過前側領域の撮影画像のそれぞれに対して、予め登録された対象と、撮影画像に含まれる対象と、の照合処理を行う照合手段120と、
を備える。
そして、上記照合手段120は、所定のゲートに対応する撮影画像内の対象と、他のゲートに対応する撮影画像内の対象と、に基づいて、照合処理を行う、
という構成をとる。
また、本実施形態では、図17に示す照合システム100から撮像手段110を取り除いてもよい。
つまり、本実施形態における情報処理装置200は、
並列に設置された各ゲートに対する各通過前側領域の撮影画像のそれぞれに対して、予め登録された対象と、撮影画像に含まれる対象と、の照合処理を行う照合手段210を備える。
そして、上記照合手段210は、所定のゲートに対応する撮影画像内の対象と、他のゲートに対応する撮影画像内の対象と、に基づいて、照合処理を行う、
という構成をとる。
なお、上述した照合手段120,210は、演算装置がプログラムを実行することで構築されるものであってもよく、電子回路で構築されるものであってもよい。
そして、上記構成の照合システム100あるいは情報処理装置200によると、
並列に設置された各ゲートに対する各通過前側領域の撮影画像のそれぞれに対して、予め登録された対象と、撮影画像に含まれる対象と、の照合処理を行う照合方法が提供される。
そして、かかる照合方法において、さらに、所定のゲートに対応する撮影画像内の対象と、他のゲートに対応する撮影画像内の対象と、に基づいて、照合処理を行う、
という構成をとる。
上述した照合システム100あるいは情報処理装置200によると、所定のゲートに対応する撮影画像内の対象と、他のゲートに対応する撮影画像内の対象と、に基づいて、対象の照合処理を行う。このため、所定のゲートに対応する撮影画像に他のゲートを通過しようとする対象が映っている場合であっても、かかる対象が他のゲートを通過しようとする対象であると判断することができ、所定のゲートにおける照合処理から除外することができる。その結果、ゲートを通過しようとする対象の誤認識を抑制することができる。
<付記>
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうる。以下、本発明における照合システム、情報処理装置、プログラム、照合方法の構成の概略を説明する。但し、本発明は、以下の構成に限定されない。
(付記1)
並列に設置された各ゲートに対する各通過前側領域の撮影画像をそれぞれ取得する撮像手段と、
前記ゲート毎に、前記各通過前側領域の前記撮影画像のそれぞれに対して、予め登録された対象と、前記撮影画像に含まれる対象と、の照合処理を行う照合手段と、
を備え、
前記照合手段は、所定の前記ゲートに対応する前記撮影画像内の対象と、他の前記ゲートに対応する前記撮影画像内の対象と、に基づいて、前記照合処理を行う、
照合システム。
上記構成によると、照合システムは、所定のゲートに対応する撮影画像内の対象と、他のゲートに対応する撮影画像内の対象と、に基づいて、対象の照合処理を行う。このため、所定のゲートに対応する撮影画像に他のゲートを通過しようとする対象が映っている場合であっても、かかる対象が他のゲートを通過しようとする対象であると判断することができ、所定のゲートにおける照合処理から除外することができる。その結果、ゲートを通過しようとする対象の誤認識を抑制することができる。
(付記2)
付記1に記載の照合システムであって、
前記照合手段は、前記所定のゲートに対応する前記撮影画像の所定領域に位置する対象と、前記他のゲートに対応する前記撮影画像内の対象と、に基づいて、前記照合処理を行う、
照合システム。
(付記3)
付記2に記載の照合システムであって、
前記照合手段は、前記所定のゲートに対応する前記撮影画像の第一領域に位置する対象と、前記他のゲートに対応する前記撮影画像内の第二領域に位置する対象と、に基づいて、前記照合処理を行う、
照合システム。
(付記4)
付記3に記載の照合システムであって、
前記照合手段は、前記所定のゲートに対応する前記撮影画像の前記第一領域に位置する対象が、前記他のゲートに対応する前記撮影画像の前記第二領域にも位置している場合に、前記所定のゲートに対応する前記撮影画像の前記第一領域に位置する対象を、前記照合処理から除外する、
照合システム。
(付記5)
付記4に記載の照合システムであって、
前記照合手段は、前記所定のゲートに対応する前記撮影画像の前記第一領域である水平方向における端領域に位置する対象が、前記他のゲートに対応する前記撮影画像の前記第二領域である水平方向における中央領域に位置している場合に、前記所定のゲートに対応する前記撮影画像の水平方向における端領域に位置する対象を、前記照合処理から除外する、
照合システム。
(付記6)
付記4又は5に記載の照合システムであって、
前記照合手段は、前記所定のゲートに対応する前記撮影画像の前記第一領域に位置する対象が、当該対象が前記第一領域に位置するタイミングで前記他のゲートに対応する前記撮影画像の前記第二領域に位置している場合に、前記所定のゲートに対応する前記撮影画像の前記第一領域に位置する対象を、前記照合処理から除外する、
照合システム。
上記構成によると、照合システムは、所定のゲートに対応する撮影画像内の所定領域に映っている対象を、他のゲートに対応する撮影画像内に映っている対象と比較することで、重複して映る対象を照合処理から除外し、単独で映る対象のみの照合処理を行う。特に、所定のゲートに対応する撮影画像内の水平方向の端領域(第一領域)に位置する対象が、他のゲートに対応する撮影画像内の水平方向の中央領域(第二領域)に映っている場合には、その対象の照合処理は行わない。一方で、所定のゲートに対応する撮影画像内の水平方向の端領域(第一領域)に位置する対象が、他のゲートに対応する撮影画像内の水平方向の中央領域(第二領域)に映っていない場合には、その対象の照合処理を行う。その結果、所定のゲートに対応する撮影画像と他のゲートに対応する撮影画像とに対象が重複して映っている場合には、照合処理から除外することができ、ゲートを通過しようとする対象の誤認識を抑制することができる。
(付記7)
付記4又は5に記載の照合システムであって、
前記照合手段は、前記所定のゲートに対応する前記撮影画像の前記第一領域に位置する対象の特徴量と、前記他のゲートに対応する前記撮影画像の前記第二領域に位置する対象の特徴量と、に基づいて、前記所定のゲートに対応する前記撮影画像の前記第一領域に位置する対象が、前記他のゲートに対応する前記撮影画像の前記第二領域に位置している判断した場合に、前記所定のゲートに対応する前記撮影画像の前記第一領域に位置する対象を、前記照合処理から除外する、
照合システム。
(付記8)
付記7に記載の照合システムであって、
前記照合手段は、前記所定のゲートに対応する前記撮影画像の前記第一領域に位置する対象である人物の顔を構成する部位の特徴量と、前記他のゲートに対応する前記撮影画像の前記第二領域に位置する対象である人物の顔を構成する部位の特徴量と、に基づいて、前記所定のゲートに対応する前記撮影画像の前記第一領域に位置する対象が、前記他のゲートに対応する前記撮影画像の前記第二領域に位置していると判断した場合に、前記所定のゲートに対応する前記撮影画像の前記第一領域に位置する対象を、前記照合処理から除外する、
照合システム。
上記構成によると、照合システムは、各ゲートに対応する撮影画像内の対象の特徴量を抽出して比較することで、各ゲートの撮影画像に同一の対象が重複して映っているかをより確実に判別することができる。そして、所定のゲートと他のゲートとで重複して映っている対象を照合処理から除外することができ、ゲートを通過しようとする対象の誤認識を抑制することができる。さらに、対象の重複を判断するために抽出した対象の特徴量を照合処理に利用することができ、処理の効率化を図ることができる。
(付記9)
付記3乃至8のいずれかに記載の照合システムであって、
前記所定のゲートに対応する前記撮影画像内の対象と、当該対象が前記所定のゲートに対応する前記撮影画像内に位置するタイミングで取得された前記他のゲートに対応する前記撮影画像内の対象と、に基づいて、前記所定のゲートに対応する前記撮影画像の前記第一領域と前記他のゲートに対応する前記撮影画像の前記第二領域とを設定する領域設定手段を備えた、
照合システム。
(付記10)
付記9に記載の照合システムであって、
前記領域設定手段は、前記所定のゲートに対応する前記撮影画像内の対象と、当該対象が前記所定のゲートに対応する前記撮影画像内に位置するタイミングで取得された前記他のゲートに対応する前記撮影画像内の対象と、が同一である場合に、前記所定のゲートに対応する前記撮影画像内の対象の位置と、前記他のゲートに対応する前記撮影画像内の対象の位置と、に基づいて、前記所定のゲートに対応する前記撮影画像内の対象の位置の周囲を前記第一領域として設定し、前記他のゲートに対応する前記撮影画像内の対象の位置の周囲を前記第二領域として設定する、
照合システム。
上記構成によると、照合システムは、所定のゲートに対応する撮影画像内の対象と、他のゲートに対応する撮影画像内の対象と、に基づいて、各ゲートに対応する各撮影画像同士で重複する領域を自動的に設定することができる。その結果、照合システムの利用の容易化を図ることができると共に、高精度に誤認識を抑制することができる。
(付記11)
並列に設置された各ゲートに対する各通過前側領域の撮影画像のそれぞれに対して、予め登録された対象と、前記撮影画像に含まれる対象と、の照合処理を行う照合手段を備え、
前記照合手段は、所定の前記ゲートに対応する前記撮影画像内の対象と、他の前記ゲートに対応する前記撮影画像内の対象と、に基づいて、前記照合処理を行う、
情報処理装置。
(付記12)
付記11に記載の情報処理装置であって、
前記照合手段は、前記所定のゲートに対応する前記撮影画像の所定領域に位置する対象と、前記他のゲートに対応する前記撮影画像内の対象と、に基づいて、前記照合処理を行う、
情報処理装置。
(付記13)
情報処理装置に、
並列に設置された各ゲートに対する各通過前側領域の撮影画像のそれぞれに対して、予め登録された対象と、前記撮影画像に含まれる対象と、の照合処理を行う照合手段を実現させるためのプログラムであり、
前記照合手段は、所定の前記ゲートに対応する前記撮影画像内の対象と、他の前記ゲートに対応する前記撮影画像内の対象と、に基づいて、前記照合処理を行う、
プログラム。
(付記14)
付記13に記載のプログラムであって、
前記照合手段は、前記所定のゲートに対応する前記撮影画像の所定領域に位置する対象と、前記他のゲートに対応する前記撮影画像内の対象と、に基づいて、前記照合処理を行う、
プログラム。
(付記15)
並列に設置された各ゲートに対する各通過前側領域の撮影画像のそれぞれに対して、予め登録された対象と、前記撮影画像に含まれる対象と、の照合処理を行う方法であり、
所定の前記ゲートに対応する前記撮影画像内の対象と、他の前記ゲートに対応する前記撮影画像内の対象と、に基づいて、前記照合処理を行う、
照合方法。
(付記16)
付記15に記載の照合方法であって、
前記所定のゲートに対応する前記撮影画像の所定領域に位置する対象と、前記他のゲートに対応する前記撮影画像内の対象と、に基づいて、前記照合処理を行う、
照合方法。
(付記17)
付記16に記載の照合方法であって、
前記所定のゲートに対応する前記撮影画像の第一領域に位置する対象と、前記他のゲートに対応する前記撮影画像内の第二領域に位置する対象と、に基づいて、前記照合処理を行う、
照合方法。
(付記18)
付記17に記載の照合方法であって、
前記所定のゲートに対応する前記撮影画像内の対象と、当該対象が前記所定のゲートに対応する前記撮影画像内に位置するタイミングで取得された前記他のゲートに対応する前記撮影画像内の対象と、に基づいて、前記所定のゲートに対応する前記撮影画像の前記第一領域と前記他のゲートに対応する前記撮影画像の前記第二領域とを設定し、
前記所定のゲートに対応する前記撮影画像の設定された前記第一領域に位置する対象と、前記他のゲートに対応する前記撮影画像内の設定された前記第二領域に位置する対象と、に基づいて、前記照合処理を行う、
照合方法。
なお、上述したプログラムは、記憶装置に記憶されていたり、コンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されている。例えば、記録媒体は、フレキシブルディスク、光ディスク、光磁気ディスク、及び、半導体メモリ等の可搬性を有する媒体である。
以上、上記実施形態等を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明の範囲内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
10 顔認証システム
11 対象抽出部
12 対象判定部
13 照合部
14 ゲート制御部
15 領域設定部
16 通信部
17 照合データ記憶部
20 顔認証システム
100 照合システム
110 撮像手段
120 照合手段
200 情報処理装置
210 照合手段
C1,C2,C3 撮像装置
D1 表示装置
G1,G2,G3 ゲート

Claims (8)

  1. ゲートに対する通過前側領域の撮影画像である第1の撮影画像を取得する第1の撮像手段と、
    前記第1の撮影画像の撮影領域のうち第1のゲートに対する通過前側領域である第1の領域又は第2のゲートに対する通過前側領域である第2の領域における対象の位置に基づいて、前記第1のゲートにおける照合対象を決定し、当該決定した照合対象と予め登録された対象とを照合する照合手段と、
    を備える照合システム。
  2. 請求項1に記載の照合システムであって、
    前記照合手段は、前記第1の撮影画像の前記第1の領域又は前記第2の領域に位置する対象と、前記第1の領域及び前記第2の領域の少なくとも一部を含む領域の撮影画像である第2の撮影画像内に位置する対象の有無と、に基づいて前記照合対象を決定する、
    照合システム。
  3. 請求項に記載の照合システムであって、
    前記照合手段は、前記第1の撮影画像の水平方向における端領域である第一領域に位置する対象と、前記第2の撮影画像の中央領域である第二領域に位置する対象と、に基づいて前記照合対象を決定する、
    照合システム。
  4. ゲートに対する通過前側領域の撮影画像である第1の撮影画像を取得する第1の取得手段と、
    前記第1の撮影画像の撮影領域のうち第1のゲートに対する通過前側領域である第1の領域又は第2のゲートに対する通過前側領域である第2の領域における対象の位置に基づいて、前記第1のゲートにおける照合対象を決定し、当該決定した照合対象と予め登録された対象とを照合する照合手段と、
    を備える情報処理装置。
  5. 情報処理装置に、
    ゲートに対する通過前側領域の撮影画像である第1の撮影画像を取得する第1の取得手段と、
    前記第1の撮影画像の撮影領域のうち第1のゲートに対する通過前側領域である第1の領域又は第2のゲートに対する通過前側領域である第2の領域における対象の位置に基づいて、前記第1のゲートにおける照合対象を決定し、当該決定した照合対象と予め登録された対象とを照合する照合手段と、
    を実現させるためのプログラム。
  6. ゲートに対する通過前側領域の撮影画像である第1の撮影画像を取得し、
    前記第1の撮影画像の撮影領域のうち第1のゲートに対する通過前側領域である第1の領域又は第2のゲートに対する通過前側領域である第2の領域における対象の位置に基づいて、前記第1のゲートにおける照合対象を決定し、当該決定した照合対象と予め登録された対象とを照合する、
    照合方法。
  7. 請求項に記載の照合方法であって、
    前記第1の撮影画像の前記第1の領域又は前記第2の領域に位置する対象と、前記第1の領域及び前記第2の領域の少なくとも一部を含む領域の撮影画像である第2の撮影画像内に位置する対象の有無と、に基づいて前記照合対象を決定する、
    照合方法。
  8. 請求項に記載の照合方法であって、
    前記第1の撮影画像の水平方向における端領域である第一領域に位置する対象と、前記第2の撮影画像の中央領域である第二領域に位置する対象と、に基づいて前記照合対象を決定する、
    照合方法。
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