JP7040231B2 - 電力補償装置および電力補償方法 - Google Patents
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通常は主系統電力および構内電力の両方が構内の電力母線に接続され(並列運転)、例えば日中の稼働時には構内電力を主に利用し、夜間には安価となる主系統網電力を主に利用する等のバランス調整が行われている。
構内単独運転時には、構内電力の供給容量が主系統網に比べて小さいため、負荷装置の運転状態を調整し、電力供給と消費とのバランスをとる必要がある。そのために、多くの大規模事業所では、系統安定化装置(SSC)が設置されている。
しかし、実際の解列の際、とくに受電線の短絡に伴う解列の際には、母線電圧が大きく低下し、例えば定格電圧の30%程度となることがある。このような電圧降下があると、系統安定化装置による回復の一方で、一部の負荷装置に電圧低下に伴う緊急停止が生じることがある。
このような予期しない負荷脱落により、系統安定化装置が予め演算していた負荷バランスとは相違が生じ、系統安定化装置が機能しているにも拘わらず、母線電圧や母線周波数の乱れ(初期変動)が生じる虞がある。
従って、異常発生時の母線電圧の初期変動を抑制することが求められている。
従って、負荷変動が大きな負荷装置であっても、解列時に停止させず、運転を継続させることが望ましい。
初期補償においては、構内母線の定格電圧に対してプラス側に変動している場合に、電圧の変動に対し充電(第一の補償充放電)を行うこともできる。こうすることで、電圧変動を穏やかにすることができ、構内母線の急な電圧降下が解列に起因するものであっても、不測の遮断等を生じさせず、系統安定化装置が制御できる状態で、安定的な運転を確保することができるようになる。
構内母線の急な電圧降下は、事故点の遮断等の措置をとることで、短時間で回復することになる。このような回復措置および前述した初期補償による構内母線の初期変動の対応に拘わらず、その後も変動負荷による母線電圧の変動が大きい場合、発電電力と負荷電力とが平衡になるように構内母線への放電または構内母線からの充電(第二の補償充放電)を制御することで、構内母線における電圧変動を抑制できる(継続補償)。
従って、負荷変動が大きな負荷装置であっても、優先的な停止対象から除外できるようにすることができる。さらに、継続補償を行うことで、解列によって主系統網から分離された場合に、従来であれば一律に運転を中止していたような電圧変動の大きな負荷についても、運転を中止することなく継続することができるようになる。
電力貯蔵装置の充電容量(供給可能な電力量)は、単独構内運転時に構内母線の母線電圧変動を補償できる程度のものであればよく、単独構内運転を全て賄いうるような大容量である必要はない。
初期補償においては、構内母線の定格電圧に対してプラス側に変動している場合に、電圧の変動に対し充電(第一の補償充放電)を行うこともできる。こうすることで、電圧変動を穏やかにすることができ、構内母線の急な電圧降下が解列に起因するものであっても、不測の遮断等を生じさせず、系統安定化装置が制御できる状態で、安定的な運転を確保することができるようになる。
そのため、系統安定化装置の制御と、実際の構内の状況を一致させることができるので、発電電力と負荷電力の不均衡が生じることを抑制することができるようになる。
すなわち、下位遮断器は、解列時に系統安定化装置の制御によって作動されることもあるが、当該遮断器のさらに下位にある負荷の状態によって個別に作動することもある。即ち、当該遮断器が作動するのは、解列の場合も構内事故の場合もあるため、下位遮断器を監視することで、急な電圧降下が、解列に起因する遮断なのか、構内事故による遮断なのかを判断することができる。その結果、急な電圧降下が構内事故に起因するものと判断されるのであれば、下位の負荷装置に電力供給しても無駄なので、補償充放電動作を行わないようにすることができる。
通常、構内電力システム10は、主系統網9からの電力および構内電源装置8からの電力を、各々の供給バランスをとりながら併用している(並列運転)。
主系統網9と構内電力システム10との間には遮断器9Sが設置され、主系統網9と構内電力システム10とを随時遮断すること(解列)が可能である。
原則として、構内の各負荷系統や発電系統は、上位に遡れば、いずれもこの構内母線10Mに接続されていることになる。
構内母線10Mは、遮断器10Sおよび電流計10Cを介して主系統網9の遮断器9Sに接続されるとともに、一部に電圧計10Vが設置されている。
構内母線10Mには、構内電源装置8として複数の発電系統21,22,23が接続されている。
母線21Mには、一部に電圧計21Vが設置されるとともに、電流計21GCを介して発電機21Gが接続されている。母線21Mに接続される発電機21Gは複数設けられてもよい。
母線21Mは、変圧器21T、電流計21Cおよび遮断器21Sを介して構内母線10Mに接続されている。
他の発電系統22,23も、発電系統21と同様の構成を備え、それぞれ電流計22C,23Cおよび遮断器22S,23Sを介して構内母線10Mに接続されている。
構内母線10Mに接続される発電系統21~23は、1系統または2系統であってもよく、4系統以上であってもよい。
このうち、負荷系統31は、ローカルな母線31Mを備えている。
母線31Mには、一部に電圧計31Vが設置されるとともに、それぞれ電流計31LCおよび遮断器31LSを介して複数の負荷装置31Lが接続されている。
母線31Mは、変圧器31T、電流計31Cおよび遮断器31Sを介して構内母線10Mに接続されている。
負荷装置31Lは、負荷変動がないもしくは少ない機器であり、負荷系統31としての負荷変動もないもしくは少ない。
他の負荷系統32,33も、負荷系統31と同様の構成を備え、それぞれ電流計32C,33Cおよび遮断器32S,33Sを介して構内母線10Mに接続されている。
構内母線10Mに接続される負荷系統31~33は、1系統または2系統であってもよく、4系統以上であってもよい。
母線41Mには、一部に電圧計41Vが設置されるとともに、それぞれ電流計41LCおよび遮断器41LSを介して複数の負荷装置41Lが接続されている。
母線41Mは、変圧器41T、電流計41Cおよび遮断器41Sを介して構内母線10Mに接続されている。
負荷装置41Lは、負荷変動が比較的大きな機器であり、負荷系統41としての負荷変動も大きいものである。
他の負荷系統42も、負荷系統41と同様の構成を備え、電流計42Cおよび遮断器42Sを介して構内母線10Mに接続されている。
構内母線10Mに接続される負荷系統41,42は、1系統であってもよく、3系統以上であってもよい。
調相装置51P,52Pは、構内母線10Mにおける進みや遅れを有する無効電力を供給して系統の力率を調整するものであり、具体的には例えば電力用コンデンサ・分路リアクトル・同期調相機・静止形調相機を備えて構成される。
構内母線10Mに接続される調相装置51P,52Pは、1系統であってもよく、3系統以上であってもよい。
系統安定化装置7が、平常時にこのような「最適な運転仕様」を準備しておくことで、実際に解列が生じた場合には、即座に、構内の各装置に「最適な運転仕様」を適用し、構内の所定の装置を停止し、構内電源装置の発電量を最適化することで、解列時の構内運転への悪影響を低減することができる(異常発生時の系統安定化制御)。
図2にも示すように、電力補償装置60は、電力貯蔵装置61と、変換器62と、充放電制御装置63を備えている。
しかしながら、例外的に、母線電圧の降下があまりに急で、系統安定化装置7の計算結果を超えて遮断が生じ、系統安定化装置7では対応しきれない場合がある。
そうした状態にもかかわらず、系統安定化装置7は、それ自体であくまで「最適な運転仕様」を適用しようとしてしまうため、構内運転への悪影響がむしろ助長されてしまうことがある。
こうした問題を生じさせないためには、解列時の母線電圧の降下を抑制するように補償によって穏やかにし、よけいな遮断を防止することが有効であることから、こうした場合には、電力貯蔵装置61から電力供給を行うことが有効となる。なお、当然ながら、装置構成等によっては、電力供給ではなく電力を取り出すことが有効となる場合もあり得る。
このために、充放電制御装置63は、後述する、母線監視部631、下位遮断器監視部632、発電電力監視部633、負荷電力監視部634、充放電制御部630を備えている。
母線監視部631による構内母線10Mの母線電圧の監視は、系統安定化装置7で検出される母線電圧を検査することで行う。ただし、構内母線10Mの電圧を直接検出してもよい。
下位遮断器としては、構内母線10Mと負荷系統31,32,33および負荷系統41,42との間に設置された遮断器31S~33S,41S,42Sが該当する。また、負荷系統31,32,33および負荷系統41,42における、ローカルな母線31M,41Mと負荷装置31L,41Lとの間の遮断器31LS,41LSも下位遮断器に該当する。
下位遮断器監視部632による下位遮断器の監視は、系統安定化装置7で検出される各遮断器の状態を検査することで行う。例えば、系統安定化装置7から各遮断器に遮断指令が送られた際に、これを検出して各遮断器の遮断を検出してもよい。一方、系統安定化装置7を介さず、各遮断器の状態を個別に、直接検出してもよい。
下位遮断器は、解列時に系統安定化装置7の制御によって作動されることもあるが、当該遮断器の下位にある負荷への電力状態によって個別に作動することもある。すなわち、当該遮断器が作動するのは、解列の場合も構内事故の場合もあるため、下位遮断器監視部632によって監視することで、解列に起因する遮断なのか、構内事故による遮断なのかを判断することができる。
発電装置としては、構内母線10Mに接続された構内電源装置8、つまり発電系統21,22,23が該当する。
発電電力監視部633による発電電力の監視は、系統安定化装置7で検出される発電系統21,22,23の発電電力を検査することで行う。ただし、発電系統21,22,23の発電電力を直接検出してもよい。
負荷装置としては、負荷系統31,32,33および負荷系統41,42、具体的には各々における負荷装置31L,41Lが該当する。
負荷電力監視部634による負荷電力の監視は、系統安定化装置7で検出される負荷系統31,32,33および負荷系統41,42の負荷電力(消費電力)を検査することで行う。ただし、負荷系統31,32,33および負荷系統41,42の負荷電力を直接検出してもよい。
負荷電力監視部634は、構内で動作可能な負荷装置全体の負荷電力を検出するが、例えば構内事故等によって遮断器が作動した場合には、その下位にある負荷を監視の対象から外して、負荷電力を検出することもできる。
より具体的には、充放電制御部630は、次のような制御を行う。
続いて、充放電制御部630は、構内母線10Mの母線電圧に変動が続いても(継続変動)、構内電源装置の発電電力と構内各装置の負荷電力とが平衡となるように充放電を行わせて母線電圧を所定の変動幅内に安定させる(第二の補償充放電による継続補償)。
そのため、構内の電源装置の発電電力と、系統安定化装置7を超えて遮断された後に残った構内の負荷装置の負荷電力とが、平衡となるように充放電を行わせて、構内母線10Mの母線電圧を所定の変動幅内に安定させる(第三の補償充放電による継続補償)。
図3においては、左半分に系統安定化装置7での処理が示され、右半分に電力補償装置60での処理が示されている。また、上半分には平常時の処理が示され、下半分には事故発生時(異常時)の処理が示されている。
すなわち、系統安定化装置7は、潮流計算用データとして構内電力システム10の各部からのデータをサンプリングし(処理S1)、得られた潮流計算用データから潮流予測計算を行い(処理S2)、系統分離事故の発生が疑われる構内母線10Mの急激な電圧低下がないかを判定し(処理S3)、なければ処理S1~S2を繰り返す。
潮流予測計算において、系統安定化装置7は、主系統網9や、構内の負荷装置又は発電機の何れかにおいて事故が発生した場合を仮定し、その仮定の事故の際に生じる状態の下での、理想的な構内母線10Mの母線周波数および母線電圧を調べる(処理S21)。これら母線周波数および母線電圧がともに運用範囲内であれば、その仮定の事故が今すぐ実際に生じた場合の最適な運転仕様を、現在の状況に対して「制御なし」(処理S28)としたうえで、図3の処理S3へと戻る。
処理S26で調相制御量が運用範囲内でなければ、負荷制御量の補正を行うように各種の設定値を定め(処理S27)、図3の処理S3へと戻る。
遮断指令があれば、処理S3における解列が発生した疑いは誤りであって、事故点は構内装置であると判断し、構内母線10Mの電圧が任意の閾値以上まで復帰していれば、事故点が正常に除去されたと判断して、初期補償C1を終了する。
この場合には、下位遮断器は十分に制御されており、系統安定化装置7による電力供給の不具合も生じないことから、電力補償の必要はないと判断できる。
母線電圧が許容範囲内であれば、構内母線10Mでの事故でも主系統網9の事故でもなく、下位の構内事故であると判断し、電力の補償は不要として初期補償C1を終了する。
母線電圧が許容範囲を外れていれば、構内母線10Mでの事故または主系統網9の事故であり、解列が実際に生じていると判断して、初期変動への補償充放電を行う(処理S7)。具体的には、充放電制御部630が変換器62を操作し、電力貯蔵装置61からの電力を構内母線10Mに充放電させ、これにより母線電圧の低下または上昇を補償、抑制する。
初期補償C1が終了したら、電力補償装置60は継続補償C2に移行する。
これらの発電電力と負荷電力とが平衡を保っていれば、電力補償装置60は継続補償C2を終了する。
なお、前述した初期補償C1での放出した分の電力は、継続補償C2の間に補充することが望ましい。
これにより、系統安定化装置7の制御と、不測の遮断後の実際の構内の状況を一致させることができるので、発電電力と負荷電力の不均衡が生じることを抑制することができるようになる。
本実施形態では、電力補償装置60の母線監視部631により、主系統網9または構内母線10Mの異常などにより構内母線10Mに急な電圧降下が生じた場合に、この電圧降下を検出することができる。そして、充放電制御部630が変換器62を操作し、電力貯蔵装置61からの電力を構内母線10Mに放電させることで、母線電圧の低下を補償することができる(初期補償C1)。
前述した実施形態では、下位遮断器監視部632により、構内母線10Mに接続された下位遮断器(遮断器31S~33S,41S,42S、負荷系統31,32,33および負荷系統41,42における遮断器31LS,41LS)の状態を監視し、状況に応じて初期補償C1の省略を行うようにした。しかし、本発明としては、構内母線10Mに接続された発電装置の発電電力および負荷装置の負荷電力を監視し(母線監視部631)、発電電力と負荷電力とが平衡になるように構内母線10Mへの放電または充電を制御できればよく(発電電力監視部633、負荷電力監視部634および充放電制御部630)、下位遮断器監視部632による下位遮断器の監視は省略してもよい。
Claims (6)
- 構外の主系統網に接続され、構内の発電装置を有する構内電力システムで用いられる電力補償装置において、
電力を貯蔵する電力貯蔵装置と、
前記構内電力システムの構内母線の母線電圧を監視する母線監視部と、
前記構内母線に接続された前記発電装置の発電電力を監視する発電電力監視部と、
前記構内母線に接続された負荷装置の負荷電力を監視する負荷電力監視部と、
前記電力貯蔵装置の充放電を制御する充放電制御部と、を有し、
前記母線監視部が、前記主系統網と前記構内電力システムとの接続が分離された状態である解列が疑われる電圧降下を検知した場合に、前記充放電制御部が、前記解列に起因する一時的な前記構内母線の電圧低下を抑制する第一の補償充放電を行い、前記発電電力と前記負荷電力とが平衡となるように、前記構内母線への第二の補償充放電を行い、
前記充放電制御部は、前記構内母線に接続された下位遮断器の状態を監視する下位遮断器監視部を備えている、電力補償装置。 - 構外の主系統網に接続され、構内の発電装置を有する構内電力システムで用いられる電力補償装置において、
電力を貯蔵する電力貯蔵装置と、
前記構内電力システムの構内母線の母線電圧を監視する母線監視部と、
前記構内母線に接続された前記発電装置の発電電力を監視する発電電力監視部と、
前記構内母線に接続された負荷装置の負荷電力を監視する負荷電力監視部と、
前記電力貯蔵装置の充放電を制御する充放電制御部と、
前記構内母線に接続され、解列が生じた場合に、少なくとも前記発電装置の発電量及び前記負荷装置の遮断のいずれか一方に、前記解列時の最適な仕様を計算し、適用する系統安定化装置と、を有し、
前記母線監視部が、前記主系統網と前記構内電力システムとの接続が分離された状態である前記解列が疑われる電圧降下を検知した場合に、さらに前記系統安定化装置が計算した前記解列時の最適な仕様を超えて前記負荷装置の遮断が生じた際に、前記充放電制御部が、前記解列に起因する一時的な前記構内母線の電圧低下を抑制する第一の補償充放電を行い、前記発電電力と前記負荷装置の遮断後の前記負荷電力とが平衡となるように、前記構内母線への第三の補償充放電を行う、電力補償装置。 - 請求項2に記載した電力補償装置において、
前記充放電制御部は、前記構内母線に接続された下位遮断器の状態を監視する下位遮断器監視部を備えている、電力補償装置。 - 構外の主系統網に接続され、構内の発電装置を有する構内電力システムで用いられる電力補償方法において、
電力貯蔵装置に電力を貯蔵しておき、
母線監視部を用いて、前記構内電力システムの構内母線の母線電圧を監視し、
前記構内母線に接続された前記発電装置の発電電力を監視し、
前記構内母線に接続された負荷装置の負荷電力を監視し、
前記母線監視部が、前記主系統網と前記構内電力システムとの接続が分離された状態である解列が疑われる電圧降下を検知した場合に、前記解列に起因する一時的な前記構内母線の電圧低下を抑制する第一の補償充放電を行い、
その後、前記発電電力と前記負荷電力とが平衡となるように、前記構内母線への第二の補償充放電を行い、
前記構内母線に接続された下位遮断器の状態を監視し、前記下位遮断器に遮断が生じていれば、前記構内母線への電力供給を省略する、電力補償方法。 - 構外の主系統網に接続され、構内の発電装置を有する構内電力システムで用いられる電力補償方法において、
電力貯蔵装置に電力を貯蔵しておき、
母線監視部を用いて、前記構内電力システムの構内母線の母線電圧を監視し、
前記構内母線に接続された前記発電装置の発電電力を監視し、
前記構内母線に接続された負荷装置の負荷電力を監視し、
前記母線監視部が、前記主系統網と前記構内電力システムとの接続が分離された状態である解列が疑われる電圧降下を検知した場合に、さらに系統安定化装置が計算した前記解列時の最適な仕様を超えて前記負荷装置の遮断が生じた際に、前記解列に起因する一時的な前記構内母線の電圧低下を抑制する第一の補償充放電を行い、
その後、前記発電電力と前記負荷装置の遮断後の前記負荷電力とが平衡となるように、前記構内母線への第三の補償充放電を行う、電力補償方法。 - 請求項5に記載した電力補償方法において、
前記構内母線に接続された下位遮断器の状態を監視し、前記下位遮断器に遮断が生じていれば、前記構内母線への電力供給を省略する、電力補償方法。
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