JP7040073B2 - センサ、及びセンサの制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、センサ、及びセンサの制御方法に関する。
センシング部と通信部と制御部と電源部とを備えるセンサ装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1 特開2015-111091号公報
物理量の検出タイミングを基準時刻に同期させるセンサにおいて、検出タイミングの決定に用いる計時用の発振器に周波数偏差等が生じることによって、検出タイミングが基準時刻から大きくずれてしまう場合がある。また、閏秒の挿入等により、検出タイミングが基準時刻からずれてしまう場合がある。
第1の態様において、センサは、クロック信号を生成するクロック生成部と、クロック信号に基づくタイミングで物理量を検出する検出部と、クロック生成部が生成したクロック信号に基づく時刻と外部の基準時刻との差が小さくなるように、クロック生成部が生成するクロック信号の周波数を調整する制御部とを備える。
制御部は、クロック信号に基づく時刻と外部から取得した基準時刻との差に基づいて、クロック信号に基づく時刻と基準時刻との差が小さくなるように、クロック信号の周波数を調整してよい。
制御部は、クロック信号に基づく時刻が基準時刻から遅れている場合に、クロック信号の周波数を高めてよい。
制御部は、クロック信号に基づく時刻の基準時刻からの遅れ量が大きいほど、クロック信号の周波数をより高めてよい。
制御部は、クロック信号に基づく時刻が基準時刻より進んでいる場合に、クロック信号の周波数を低くしてよい。
制御部は、クロック信号に基づく時刻の基準時刻からの進み量が大きいほど、クロック信号の周波数をより低くしてよい。
検出部は、物理量を示すアナログ信号を生成する検出器と、クロック信号により定められるタイミングでアナログ信号に対するAD変換を行うAD変換部とを有してよい。
AD変換部は、予め定められた測定周波数より高いサンプリング周波数でAD変換を行い、検出部は、AD変換により得られたデジタル信号を、前記予め定められた測定周波数のデジタル信号に変換するフィルタ部を更に有してよい。
フィルタ部は、前記予め定められた測定周波数の周波数成分を減衰させるデシメーションフィルタを含んでよい。
クロック生成部は、制御電圧に応じた周波数のクロック信号を生成する電圧制御発振器と、クロック信号に基づく時刻と基準時刻との差に基づいて制御電圧を調整する電圧生成部とを有してよい。
制御部は、基準時刻を外部から取得し、基準時刻に基づく予め定められた時刻にセンサに物理量の検出を開始させ、予め定められた時刻とクロック信号に基づいてカウントされた経過時間とに基づいて内部時刻を生成し、内部時刻と基準時刻との差に基づいて、内部時刻と基準時刻との差が小さくなるように、クロック信号の周波数を調整してよい。
制御部は、基準時刻に閏秒が挿入される場合に、クロック信号の周波数を低くしてよい。
制御部は、基準時刻に閏秒が挿入された場合に、予め定められた期間にわたってクロック信号の周波数を低くすることにより、挿入された閏秒の長さだけ、クロック信号に基づく時刻を遅らせてよい。
制御部は、閏秒が挿入されることが通知された場合に、閏秒が挿入される時刻より予め定められた期間だけ前の時刻から予め定められた期間にわたって、クロック信号の周波数を低くすることにより、挿入された閏秒の長さだけ、クロック信号に基づく時刻を遅らせてよい。
制御部は、閏秒の挿入によりクロック信号の周波数を低くした期間に検出部によって検出された物理量を示すデータに、クロック信号の周波数を低くした期間に検出されたデータであることを示す情報を対応づけて出力してよい。
センサは、構造物に設けられ、構造物の加速度、傾斜角度、速度及び変位の少なくとも1つを検出してよい。
第2の態様において、センサにおける制御方法は、クロック信号を生成する段階と、クロック信号に基づくタイミングで物理量を検出する段階と、クロック信号に基づく時刻と、外部から取得した基準時刻との差に基づいて、クロック信号に基づく時刻と基準時刻との差が小さくなるように、クロック信号の周波数を調整する段階とを備える。
なお、上記の発明の概要は、本発明の特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
一実施形態におけるモニタリングシステム100の概略的な構成を示す。 センサ40aの機能構成を概略的に示す。 センサ40のサンプリングタイミングを表すタイムシーケンスの一例を示す。 センサ40aのサンプリングタイミングを表すタイムシーケンスの一例を示す。 センサ40aの動作のフローチャートを示す。 閏秒に対する処理を行う場合におけるセンサ40のサンプリングタイミングを表す。 閏秒に関する処理を含むフローチャートを示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、一実施形態におけるモニタリングシステム100の概略的な構成を示す。モニタリングシステム100は、構造物80と、構造物81と、データ収集システム10と、データ収集システム11と、サーバ70とを備える。モニタリングシステム100は、構造物80及び構造物81に関する物理量をモニタリングする。本実施形態のモニタリングシステム100は、構造物ヘルスモニタリングシステムである。例えば、モニタリングシステム100は、構造物80及び構造物81に関する物理量をモニタリングして、構造物80及び構造物81のそれぞれの構造性能を診断する。
構造物80及び構造物81は、工作物であってよい。構造物80及び構造物81は、例えば、建築物、トンネル、道路、ガードレール、信号機、電柱、照明灯、空港の管制塔、飛行場灯台、駅、鉄道のレール、鉄道信号機、港湾のクレーン、プラント、鋼橋、ダム、堤防、門、塀、溝渠等を含んでよい。構造物80及び構造物81は、工作物以外の物体、盛土、法面、土手等の土構造物を含んでよい。
データ収集システム10は、構造物80の物理量を収集する。データ収集システム10は、センサ40aと、センサ40bと、センサ40cと、センサ40dと、収集装置20と、通知装置30と、中継装置50と、通信回線60とを備える。本実施形態において、センサ40a、センサ40b、センサ40c、及びセンサ40dを、センサ40と総称する場合がある。
センサ40は、構造物80に設けられる。センサ40は、加速度センサである。センサ40は、地震や風等により構造物80が振動するときの振動加速度を検出する。また、センサ40は、構造物80の傾き等を検出する。センサ40は、重力加速度を検出することにより、構造物80の傾き等を検出する。構造物80が複数の階を有する建築物である場合、センサ40は、建築物の互いに異なる階に設けられてよい。センサ40の少なくとも一部は、建築物の同じ階に設けられてもよい。センサ40の少なくとも一部は、構造物80が定着した地盤に設けられてもよい。なお、加速度は、センサ40が検出する物理量の一例である。センサ40が検出する物理量として、傾斜角度、速度、変位等を例示できる。
センサ40は、通信回線60を通じて収集装置20に接続される。具体的には、センサ40は、通信回線60及び中継装置50を通じて収集装置20に接続される。収集装置20は、通知装置30に接続される。通信回線60は、コンピュータネットワークにおける通信回線である。本実施形態において、通信回線60はイーサネット(登録商標)の通信線である。
センサ40が検出した加速度を示すデータは、通信回線60を通じて収集装置20に送信される。収集装置20は、センサ40から収集したデータを処理する。収集装置20は、収集したデータに基づいて、構造物80の揺れを解析して、解析結果を、通知装置30を通じて通知する。例えば、収集装置20は、構造物80の揺れに基づいて、地震が発生したか否かを判定する。収集装置20は、複数の階に設けられたセンサ40で検出した加速度に基づいて、複数の階の各階の震度を判定してよい。また、収集装置20は、構造物80の層間変位を判定してよい。収集装置20は、構造物80の各階の揺れの大きさに基づいて、各階の損傷度合いを判定してよい。収集装置20は、通知装置30を通じて、判定結果を通知してよい。
収集装置20が収集したデータは、サーバ70に送信される。収集装置20は、収集したデータのうちの一部のデータを、中継装置50及びネットワーク90を通じてサーバ70に送信してよい。収集装置20は、収集したデータを時間的に間引いてサーバ70に送信してよい。サーバ70は、収集装置20から受信したデータに基づいて、構造物80の構造を解析する。例えば、サーバ70は、収集装置20から受信したデータに基づいて、構造物80の構造の長期的な解析を行う。例えば、構造物80は、構造物80の建築当時のデータと、現在のデータとを比較して、構造物80の安全度を判定する。サーバ70は、構造物80の変形度合いを測定して、構造物80の応急危険度判定を行ってよい。サーバ70による判定結果は、通知装置30に送信され、通知装置30から通知される。
なお、構造物81におけるデータ収集システム11は、データ収集システム10が備える機能と同様の機能を有する。データ収集システム11は、データ収集システム10と同様に、構造物81の揺れを解析し、解析結果を通知する。また、サーバ70は、データ収集システム11から受信したデータに基づいて、構造物81の構造の長期的な解析を行い、解析結果を通知する。なお、データ収集システム11は、データ収集システム10が備える構成要素と同様の構成要素を有する。そのため、データ収集システム11の構成要素については図示を省略する。また、データ収集システム11が備える構成要素の具体的な説明は省略する。
収集装置20は、計時機能を有する。収集装置20は、計時機能により計測される内部時刻を、外部の基準時刻に一致させる。例えば、外部の基準時刻は、ネットワーク90を通じて外部のNTP(Network Time Protocol)サーバ等から提供される。収集装置20は、内部時刻をNTPサーバの時刻と同期してよい。
センサ40は、計時機能を有する。センサ40は、当該計時機能により計時されるシステム時刻を、外部の基準時刻に一致させる。外部の基準時刻は、収集装置20から提供されてよい。具体的には、センサ40は、基準時刻との差が予め定められた誤差範囲内になるように、システム時刻を外部の基準時刻に一致させる。例えば、センサ40は、収集装置20から受信した基準時刻と、通信回線60における通信の遅延時間とに基づいて、システム時刻を調整する。
センサ40は、システム時刻に加えて、加速度の計測時刻を定める内部時刻を管理する。例えば、センサ40は、加速度の測定周波数を定めるクロック信号に従って内部時刻を予め定められた時刻ずつカウントすることによって、内部時刻を更新する。センサ40は、当該クロック信号に従って加速度を検出する。センサ40は、検出した加速度を示すデータと、内部時刻を示すデータとを含むセンサ信号を、通信回線60を通じて収集装置20に送信する。
センサ40は、内部時刻が基準時刻から遅れていることが検出された場合に、加速度の測定周波数を定めるクロック信号の周波数を高める。また、センサ40は、基準時刻より内部時刻が進んでいることが検出された場合に、加速度の測定周波数を定めるクロック信号の周波数を低くする。これにより、内部時刻と基準時刻の差が大きくなった場合に、内部時刻と基準時刻との差を減少させながら、概ね一定の周波数で加速度の計測を継続することができる。したがって、データが時間的に欠落することを抑制することができる。また、基準時刻に基づく規定時刻からセンサ40の検出動作を開始させることで、規定の検出時刻で加速度を検出することができる。また、各センサ40が加速度を検出する時刻を揃えることができる。これにより、収集装置20は、例えば、同じ時刻における構造物80の各階の加速度に基づいて、構造物80の揺れを正確に判定することが可能になる。
なお、上述したように、センサ40において、システム時刻は基準時刻と同期している。そのため、センサ40は、内部時刻がシステム時刻から遅れていることが検出された場合に、加速度の測定周波数を定めるクロック信号の周波数を高めてもよい。また、センサ40は、システム時刻より内部時刻が進んでいることが検出された場合に、加速度の測定周波数を定めるクロック信号の周波数を低くしてもよい。
図2は、センサ40aの機能構成を概略的に示す。センサ40aは、制御部200と、メモリ210と、測定部230と、通信部290と、クロック生成部250とを備える。
なお、図2に関連してセンサ40aの機能構成をついて説明するが、センサ40b、センサ40c、及びセンサ40dは、センサ40aと同様の構成を有する。そのため、センサ40b、センサ40c、及びセンサ40dについての具体的な説明は省略する。
制御部200は、センサ40aの全体を制御する。制御部200はプロセッサであってよい。メモリ210は揮発性メモリまたは不揮発性メモリである。制御部200は、メモリ210内に記憶された情報を用いて、センサ40aの各部を制御する。
測定部230は、加速度を検出する。クロック生成部250は、測定部230が加速度を検出するタイミングを定めるクロック信号を生成する。クロック生成部250は、異なる周波数のクロック信号を生成することが可能である。クロック生成部250は、可変周波数発振器である。測定部230は、クロック信号に基づくタイミングで加速度を検出する。
制御部200は、クロック生成部250が生成したクロック信号に基づく時刻と外部の基準時刻との差が小さくなるように、クロック信号の周波数を調整してよい。具体的には、制御部200は、クロック生成部250が生成したクロック信号に基づく時刻と、外部から取得した基準時刻との差に基づいて、クロック信号に基づく時刻と基準時刻との差が小さくなるように、クロック生成部250が生成するクロック信号の周波数を調整する。
制御部200は、クロック信号に基づく時刻が基準時刻から遅れている場合に、クロック信号の周波数を高める。具体的には、制御部200は、クロック信号に基づく時刻の基準時刻からの遅れ量が大きいほど、クロック信号の周波数をより高める。
制御部200は、クロック信号に基づく時刻が基準時刻より進んでいる場合に、クロック信号の周波数を低くする。具体的には、制御部200は、クロック信号に基づく時刻の基準時刻からの進み量が大きいほど、クロック信号の周波数をより低くする。
制御部200は、基準時刻に閏秒が挿入される場合に、クロック信号の周波数を低くしてよい。例えば、制御部200は、基準時刻に閏秒が挿入された場合に、予め定められた期間にわたってクロック信号の周波数を低くすることにより、挿入された閏秒の長さだけ、クロック信号に基づく時刻を遅らせてよい。例えば、電圧制御発振器280の周波数可変範囲が±100ppmである場合、1秒の閏秒が挿入されたときは、10000秒間にわたって、電圧制御発振器280の周波数を最低値にする。これにより、10000秒後に、内部時刻と基準時刻とを実質的に同期させることができる。また、制御部200は、閏秒が挿入されることが通知された場合に、閏秒が挿入される時刻より予め定められた期間だけ前の時刻から予め定められた期間にわたって、クロック信号の周波数を低くすることにより、挿入された閏秒の長さだけ、クロック信号に基づく時刻を遅らせてよい。
測定部230は、検出器220と、AD変換器240とを有する。AD変換器240は、AD変換部242と、フィルタ部244とを有する。検出器220は、加速度を示すアナログ信号を生成する。検出器220は、3軸加速度センサであってよい。
検出器220は、検出部材222と、アナログ処理部224と、LPF226とを有する。検出器220は、MEMS型加速度センサである。検出部材222は、シリコン基板、ガラス基板、有機材料等の上に集積化されたMEMSデバイスを有してよい。検出部材222は、加速度により変位可能な可動電極を有し、可動電極の変位に応じて変化する静電容量に応じたアナログ信号を出力する。
検出部材222から出力されたアナログ信号は、アナログ処理部224に供給される。アナログ処理部224は、アナログ信号に対して増幅処理等の予め定められた処理を行う。LPF226は、ローパスフィルタである。LPF226は、高周波成分を実質的に低下させて低周波を通過する。例えば、測定周波数が100Hzである場合、LPF226は、100Hz以上の周波数成分を低下させる周波数特性を有することが好ましい。LPF226が出力したアナログ信号は、検出器220からのアナログ信号として、AD変換器240に出力される。
AD変換器240は、検出器220から供給されるアナログ信号をサンプリングしてデジタル信号に変換して、制御部200に出力する。具体的には、AD変換器240は、クロック生成部250から供給されるクロック信号に基づいて動作する。より具体的には、AD変換部242は、クロック信号により定められるタイミングでアナログ信号に対してAD変換を行う。AD変換部242は、予め定められた測定周波数より高いサンプリング周波数でAD変換を行う。例えば、AD変換器240には、前記測定周波数より高い周波数のクロック信号がクロック生成部250から供給される。
例えば、AD変換部は、ΔΣ(デルタ・シグマ)方式のAD変換を行う。フィルタ部244は、AD変換により得られたデジタル信号を、前記測定周波数のデジタル信号に変換する。フィルタ部244は、測定周波数の周波数成分を減衰させるデシメーションフィルタを含んでよい。前記測定周波数が100Hzである場合、フィルタ部244は、100Hz近傍に減衰ピークを有してよい。なお、フィルタ部244はAD変換器240の外に設けられてよい。
クロック生成部250は、制御電圧生成部260と、電圧制御発振器280と、分周器270とを有する。電圧制御発振器280は、制御電圧に応じた周波数のクロック信号を生成する。電圧制御発振器280に供給される制御電圧は、制御電圧生成部260から供給される。制御電圧生成部260は、クロック生成部250が生成するクロック信号に基づく時刻と基準時刻との差に基づく制御電圧を生成する。なお、制御電圧生成部260の機能は、制御部200が有してもよい。
電圧制御発振器280が生成したクロック信号は、分周器270に供給される。分周器270は、供給されたクロック信号を予め定められた分周比で分周して、制御部200に供給する。制御部200は、分周器270から供給されるクロック信号の分周信号に基づいて時刻のカウントを行うことにより、センサ40による加速度を計測する時刻を定める内部時刻を定める。
制御部200は、外部から取得した基準時刻に基づく予め定められた時刻に、センサに加速度の検出を開始させる。具体的には、制御部200は、基準時刻に基づく予め定められた時刻に、AD変換器240にAD変換を開始させる開始信号を出力する。制御部200は、予め定められた時刻と、クロック信号に基づいてカウントされた経過時間とに基づいて、内部時刻を生成する。具体的には、制御部200は、分周器270から供給されるクロック信号の分周信号に基づいて、経過時間をカウントする。制御部200は、内部時刻と基準時刻との差に基づいて、内部時刻と基準時刻との差が小さくなるように、クロック信号の周波数を調整する。例えば、制御部200は、内部時刻と基準時刻との差に基づく大きさの制御電圧を制御電圧生成部260に生成させる。具体的には、制御部200は、内部時刻が基準時刻から遅れている場合に、クロック信号の周波数を高めるべく、制御電圧を高める。また、制御部200は、内部時刻が基準時刻より進んでいる場合に、クロック信号の周波数を低くするべく、制御電圧を下げる。これにより、測定部230において、周期的な測定を継続しつつ、基準時刻において予め定められた測定時刻とサンプリングタイミングとが一致するように制御することができる。
制御部200は、AD変換器240から供給されるデジタル信号が示す検出データをメモリ210に記憶する。制御部200は、検出データに予め定められた処理を適用して、加速度値を示す加速度データを生成する。また、制御部200は、クロック生成部250が生成するクロック信号に基づく内部時刻を検出時刻とする。制御部200は、加速度データと、検出時刻を示す時刻データとを含むセンサデータを生成する。センサデータは、加速度を示すデータの一例である。
なお、制御部200は、上述したように閏秒の挿入によりクロック信号の周波数を低くした場合、クロック信号の周波数を低くした期間に測定部230によって検出された検出データに、クロック信号の周波数を低くした期間に検出されたデータであることを示す情報を対応づけて出力してよい。例えば、制御部200は、閏秒調整の有無を示すフラグを各加速度データに付加してよい。
通信部290は、通信回線60を介した収集装置20との間の通信を担う。通信部290は、制御部200が生成したセンサデータを通信回線60に出力する。通信部290は、センサ40において加速度が検出される毎に、通信回線60を通じてセンサデータを収集装置20に送信してよい。また、通信部290は、通信回線60を通じて受信したデータを制御部200に供給する。受信データとしては、基準時刻を示すデータ等を例示することができる。
図3は、センサ40のサンプリングタイミングを表すタイムシーケンスの一例を示す。なお、シーケンスを分かり易く説明するため、図4のタイムシーケンスの時間スケールは、実際のタイムシーケンスの時間スケールとは異なって示されている。
ここでは、センサ40には、0時0分0秒から10ms毎のタイミングで加速度を測定することが定められているとする。この場合、センサ40における規定の測定周波数は100Hzである。制御部200は、内部時刻が0時0分0秒0ミリ秒になったタイミングで、AD変換の開始信号をAD変換部242に供給する。
AD変換器240及び電圧制御発振器280の仕様により、電圧制御発振器280にV0の制御電圧を供給した場合に、AD変換器240から100Hzの出力データレートが得られることが定められているとする。制御部200は、制御電圧生成部260から制御電圧V0を出力させるための制御信号を制御電圧生成部260に出力する。
AD変換器240は、AD変換部242及びフィルタ部244の内部遅延時間を含む所定のセトリング時間が経過した後、AD変換器240に供給されるクロック信号に同期して、実質的に10msの周期T毎に、検出データ1,2,3・・・を出力する。制御部200は、分周器270からの分周信号に基づいて内部時刻を計測する。ここでは簡単のために、検出開始時刻0時0分0秒0ミリ秒から10ms後の時刻00:00:00.010に、最初の検出データ1が得られたとする。以後、時刻00:00:00.020に検出データ2が得られ、時刻00:00:00.030に検出データ3が得られる。
制御電圧をV0に維持した状態で検出データiが得られた後に、収集装置20から基準時刻00:00:20.050を受信する。なお、基準時刻は、収集装置20から基準時刻として通知された時刻と、収集装置20とセンサ40との間の通信の遅延時間を考慮して補正された時刻であるとする。このときのセンサ40の内部時刻は、00:00:20.005である。すなわち、内部時刻が基準時刻から45ms遅れた状態であることが分かる。この場合、制御部200は、基準時刻と内部時刻との差45msに対応する量だけ、電圧制御発振器280への制御電圧Vを上昇させる。図3のタイムシーケンスでは、制御部200は、制御電圧をV0からV1に上昇させる。これにより、クロック生成部250からのクロック信号の周期が短くなる。これにより、制御部200における内部時刻のカウントが早まる。
検出データiが得られた後に、内部時刻00:00:20.010に検出データi+1が得られ、内部時刻00:00:20.020に検出データi+2が得られ、内部時刻00:00:20.030に検出データi+3が得られる。制御電圧がV1に到達した後、10msより短い周期T1毎に、検出データi+1、検出データi+2、検出データi+3・・・が得られる。
制御電圧をV1に維持した状態で、実質的に周期T1で、内部時刻00:00:30.000に検出データjが得られ、内部時刻00:00:30.010に検出データj+1が得られた後に、収集装置20から基準時刻00:00:30.017を受信する。このときのセンサ40の内部時刻は、00:00:30.015である。すなわち、内部時刻が基準時刻からまだ2ms遅れている状態であることが分かる。この場合、制御部200は、制御電圧をさらにV1'に上昇させる。これにより、クロック生成部250からのクロック信号の周期がさらに短くなる。したがって、制御部200における内部時刻のカウントがさらに早まる。制御電圧がV1'に到達した後、実質的に10msの周期T毎に、検出データj+2、検出データj+3・・・が得られる。例えば内部時刻と基準時刻との時間差の目標を±1ms以内とすると、目標以内になるまで上記の動作を繰り返す。
図4は、センサ40aのサンプリングタイミングを表すタイムシーケンスの一例を示す。図4は、図3において検出データj+3が得られた後のタイムシーケンスを示す。ここでは、検出データj+3が得られた後、制御電圧はV0に維持されていたとする。
検出データj+3が得られた後に、実質的に10msの周期T毎に、内部時刻00:00:40.000に検出データk、内部時刻00:00:40.010に検出データk+1、内部時刻00:00:40.020に検出データk+3が得られる。
制御電圧をV0に維持した状態で検出データk+2が得られた後に、収集装置20から基準時刻00:00:39.080を受信する。このときのセンサ40aの内部時刻は、00:00:40.025である。すなわち、内部時刻が基準時刻から45ms進んだ状態であることが分かる。この場合、制御部200は、制御電圧をV2に低下させる。これにより、クロック生成部250からのクロック信号の周期が長くなる。したがって、制御部200における内部時刻のカウントが遅くなる。制御電圧がV2に到達した後、実質的に周期Tより長い周期T2毎に、検出データk+3、検出データk+4、検出データk+5・・・が得られる。
制御電圧をV2に維持した状態で、内部時刻00:00:50.000に検出データmが得られ、内部時刻00:00:50.010に検出データm+1が得られた後に、収集装置20から基準時刻00:00:50.013を受信する。このときのセンサ40aの内部時刻は、00:00:50.015である。すなわち、内部時刻が基準時刻からまだ2ms進んでいる状態であることが分かる。この場合、制御部200は、制御電圧をさらにV2'に低下させる。これにより、クロック生成部250からのクロック信号の周期がさらに長くなる。したがって、制御部200における内部時刻のカウントがさらに遅くなる。制御電圧がV2'に到達した後、実質的に10msの周期T毎に、検出データm+2、検出データm+3・・・が得られる。例えば内部時刻と基準時刻との時間差の目標を±1ms以内とすると、目標以内になるまで上記の動作を繰り返す。
図4及び図5に示されるように、制御部200は、内部時刻が基準時刻より予め定められた時間を超えて遅れた場合に、制御電圧を規定値V0より高めることにより、クロック信号の周波数を高める。クロック周波数の周波数を高めた後、内部時刻と基準時刻との差が予め定められた時間未満になった場合に、制御電圧をその電圧値で固定する。また、制御部200は、内部時刻が基準時刻より予め定められた時間を超えて進んだ場合に、クロック信号の周波数を低くする。クロック周波数の周波数を低くした後、内部時刻と基準時刻との差が予め定められた時間未満になった場合に、制御電圧をその電圧値で固定する。
なお、図3及び図4に関連して、分かり易く説明するために、ミリ秒以上の誤差範囲で基準時刻と同期させる場合を説明した。しかし、ミリ秒未満の誤差範囲で基準時刻に同期させることも可能である。また、図3及び図4に関連して、基準時刻を取得する度に内部時刻を判定する方法を説明した。しかし、センサ40のシステム時刻を基準時刻に同期している場合には、測定用の内部時刻とシステム時刻とを比較する形態も採用できる。
図5は、センサ40aの動作のフローチャートを示す。図5のフローチャートの処理は、主として制御部200の制御に従ってセンサ40aの各部が動作することにより、実行される。
図5のS500において、制御部200は、内部時刻を基準時刻に合わせる。具体的には、収集装置20から基準時刻を受信した場合に、収集装置20とセンサ40aとの間の通信に要する時間を考慮して、内部時刻を基準時刻に合わせる。
図5のS502において、制御部200は、測定開始時刻になったか否かを判断する。制御部200は、内部時刻が予め定められた測定開始時刻に一致したか否かを判断する。内部時刻が測定開始時刻になっていない場合、制御部200は測定開始時刻になるまで待つ。測定開始時刻になった場合、S504において、制御部200は、AD変換開始信号をAD変換部242に出力し、クロック生成部250からAD変換部242へのクロック信号の供給を開始させる。
図5のS506において、生じたイベントを判断する。イベントとしては、フィルタ部244から検出データを取得した場合に生じる検出データ取得イベントと、収集装置20から基準時刻を取得した場合に生じる基準時刻取得イベントと、測定終了イベントを取り上げる。
図5のS506において、検出データ取得イベントが生じたと判断した場合、S510において、制御部200は、予め定められたデータ処理を検出データに適用して、センサデータを生成する。そして、S512において、制御部200は、センサデータを通信部290から送信させる。S512の処理が完了すると、S506に戻る。
図5のS506において、制御部200は、基準時刻に対する内部時刻の遅れ量が閾値Tthを超えているかを判断する。基準時刻に対する内部時刻の遅れ量が閾値Tthを超えている場合、S522において、制御部200は、電圧制御発振器280に供給する制御電圧を上昇させ、S506に戻る。
図5のS520において基準時刻に対する内部時刻の遅れ量が閾値Tthを超えていない場合、S524において、制御部200は、基準時刻に対する内部時刻の進み量が閾値Tthを超えているか否かを判断する。基準時刻に対する内部時刻の進み量が閾値Tthを超えている場合、S526において、制御部200は、電圧制御発振器280に供給する制御電圧を低下させ、S506に戻る。
図5のS506において、測定終了イベントが生じたと判断した場合、本フローチャートの処理を終了する。なお、測定終了イベントは、収集装置20から計測を終了する旨の指示を受信した場合や、測定終了スイッチが操作された場合に生じる。
図6は、閏秒に対する処理を行う場合におけるセンサ40のサンプリングタイミングを表す。図6において、動作シーケンスを分かり易く説明するため、時間スケールは、実際のタイムシーケンスの時間スケールとは異なって示されている。図6は、NTPサーバ等から受信した閏秒インジケータによって、8時59分59秒の次に1秒の閏秒「8時59分60秒」が挿入されることが通知された場合のサンプリングタイミングを表す。
例えば、電圧制御発振器280の周波数可変範囲が±100ppmである場合、制御部200は、閏秒が挿入される時刻の10000秒前から、内部時刻において10000秒間にわたって、クロック信号の周期を100μ秒長くする。これにより、閏秒挿入後のタイミングにおいて、クロック信号に基づく内部時刻を基準時刻に実質的に一致させる。具体的には、6時13分20秒から10000秒間(=2時間46分40秒間)にわたって、電圧制御発振器280への制御電圧Vを低下させて、クロック信号の周期をT'にする。ここで、T'=T+0.0001である。これにより、測定部230は周期T'で加速度のサンプリングを続ける。制御部200は、クロック信号の周期をT'に保っている間に取得されたデータに、「閏秒調整あり」を示す閏秒調整フラグを付加する。これにより、基準時刻に対して同期が取れたデータと閏秒調整中のデータとを区別することができる。
これにより、基準時刻の8時59分59秒の次に閏秒が挿入された後の基準時刻9時0分0秒において、内部時刻が基準時刻に実質的に一致する。また、閏秒が挿入されるタイミングを含む期間にわたって、測定周期がほぼ一定の時間的に連続したデータを得ることができる。
このような閏秒に対応する処理を行わない場合、センサからは8時59分59秒から9時0分0秒までの1秒間のデータが出力されるが、基準時刻8時59分60秒から9時0分0秒の1秒間のデータが失われる場合がある。しかし、図6に示すように、閏秒が挿入される前にクロック信号の周期を調整することで、閏秒に対する特別なデータ操作を行うことなく、時間的に連続したデータを生成することができる。
図6においては、閏秒が挿入されることが予め通知された場合に、閏秒の挿入前にクロック信号の周波数を低くする処理について説明した。一方、閏秒が挿入されることが予め通知されなかった場合においては、制御部200は、基準時刻に「60秒」の閏秒の挿入を検出したときに、10000秒間にわたって、クロック信号の周期を100μ秒長くしてよい。これにより、10000秒後のタイミングにおいて、内部時刻と基準時刻とを実質的に一致させることができる。
図7は、閏秒に関する処理を含むフローチャートを示す。図7は、図5のフローチャートにおけるS506以後の動作を示す。図7は、S540及びS542の処理を含む点で、図5のフローチャートと異なる。ここでは、主として図5のフローチャートとの相違点を説明し、他の説明を省略する。
図7のフローチャートにおいて、S506で判断されるイベントには、図5に関連して説明したイベントに加えて、閏秒挿入通知イベントと、閏秒処理イベントが含まれる。閏秒挿入通知イベントは、NTPサーバ等から受信した閏秒インジケータによって、閏秒を挿入することが予め通知された場合に生じる。閏秒処理イベントは、基準時刻に閏秒が挿入されたことを検出した場合や、閏秒に対するクロック周波数調整を開始する予定時刻になった場合に生じる。
S506において閏秒挿入通知イベントが生じたと判断した場合、S540において、制御部200は、閏秒の挿入時刻の10000秒前に閏秒処理イベントが生じるように設定する。閏秒の挿入時刻の10000秒前は、閏秒に対するクロック周波数調整を開始する予定時刻である。
S506において閏秒処理イベントが生じたと判断した場合、S542において、制御部200は、10000秒間にわたって電圧制御発振器280に供給する制御電圧を低下させて、クロック信号の周期を長くする。これにより、閏秒が挿入された時刻のデータが失われることなく、時間的に連続するデータを送信することができる。
なお、閏秒に関する処理について、主として正の閏秒が挿入される場合を取り上げて説明した。負の閏秒が挿入される場合は、正の閏秒が挿入される場合とは反対に、クロック信号の周波数を高くすればよい。
以上に説明したデータ収集システム10によれば、各センサ40は、AD変換部242に供給するクロック信号を、基準時刻からの遅れ量又は進み量に応じて調整することで、センサ40の測定を行いつつ、内部時刻と基準時刻を合わせることができる。そのため、各センサ40は、時刻合わせのために測定を一時的に中断したり、測定間隔が空いてしまったり、測定間隔が極端に短くなったりすることを抑制することができる。
また、データ収集システム10によれば、センサ40がAD変換部242の変換タイミングを調整することで、時刻同期を行う。そのため、周波数固定の水晶発振器等をクロック信号に用いる場合と比べて、周波数の誤差が蓄積することにより基準時刻からのずれが大きくなることを抑制できる。
なお、測定時刻を基準時刻に同期させるために、基準時刻に同期して、制御部200が周期TでAD変換の開始信号を逐一AD変換部242に供給する方式も考えられる。しかし、フィルタ部244が周期Tのサンプリングにより生じる折り返し信号を除去するために、概ね時間Tのセトリング時間を要する。そのため、AD変換部242及びフィルタ部244の全体のセトリング時間が周期T以上になってしまう。そのため、この方式を採用することはできない。
これに対し、センサ40によれば、センサ40がAD変換部242を開始した後は、変換タイミングを連続的に微調整することで、時刻同期を行う。そのため、折り返し信号を十分に除去した信号を継続的に得ることができる。これにより、センサ40の零点出力の変動を小さくすることができるので、傾斜角度の測定を高い精度で行うことができる。
なお、モニタリングシステム100において、データ収集システム10による構造物80の加速度の検出タイミングと、データ収集システム11による構造物81の加速度の検出タイミングとは、同期されていてよい。例えば、データ収集システム11は、データ収集システム10が構造物80の加速度を検出する時刻と同じ時刻に、構造物81の加速度を検出してよい。
また、モニタリングシステム100において、1つの構造物80に1つのモニタリングシステム100を設けた形態を説明した。しかし、複数の構造物に1つのモニタリングシステム100を設けてもよい。
センサ40の検出対象は加速度に限られない。センサ40は、磁場、電場、光、放射線等、様々な物理量を検出してよい。1つのデータ収集システム10が備えるセンサ40の数は4個に限らず、2個以上であってよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、及び図面中において示した装置、システム、プログラム、及び方法における動作、手順、ステップ、及び段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、及び図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 データ収集システム
11 データ収集システム
20 収集装置
30 通知装置
40 センサ
50 中継装置
60 通信回線
70 サーバ
80 構造物
81 構造物
90 ネットワーク
100 モニタリングシステム
200 制御部
210 メモリ
220 検出器
222 検出部材
224 アナログ処理部
226 LPF
230 測定部
240 AD変換器
242 AD変換部
244 フィルタ部
250 クロック生成部
260 制御電圧生成部
270 分周器
280 電圧制御発振器
290 通信部

Claims (16)

  1. クロック信号を生成するクロック生成部と、
    前記クロック信号に基づくタイミングで物理量を検出する検出部と、
    前記クロック生成部が生成した前記クロック信号に基づく時刻と外部の基準時刻との差が小さくなるように、前記クロック生成部が生成するクロック信号の周波数を調整する制御部と
    を備え
    前記制御部は、閏秒が挿入されることが通知された場合に、前記閏秒が挿入される時刻より予め定められた期間だけ前の時刻から前記予め定められた期間にわたって、前記クロック信号の周波数を低くすることにより、挿入された閏秒の長さだけ、前記クロック信号に基づく時刻を遅らせる
    センサ。
  2. 前記制御部は、前記クロック信号に基づく時刻と外部から取得した前記基準時刻との差に基づいて、前記クロック信号に基づく時刻と前記基準時刻との差が小さくなるように、前記クロック信号の周波数を調整する
    請求項1に記載のセンサ。
  3. 前記制御部は、前記クロック信号に基づく時刻が前記基準時刻から遅れている場合に、前記クロック信号の周波数を高める
    請求項1又は2に記載のセンサ。
  4. 前記制御部は、前記クロック信号に基づく時刻の前記基準時刻からの遅れ量が大きいほど、前記クロック信号の周波数をより高める
    請求項3に記載のセンサ。
  5. 前記制御部は、前記クロック信号に基づく時刻が前記基準時刻より進んでいる場合に、前記クロック信号の周波数を低くする
    請求項1から4のいずれか一項に記載のセンサ。
  6. 前記制御部は、前記クロック信号に基づく時刻の前記基準時刻からの進み量が大きいほど、前記クロック信号の周波数をより低くする
    請求項5に記載のセンサ。
  7. 前記検出部は、
    前記物理量を示すアナログ信号を生成する検出器と、
    前記クロック信号により定められるタイミングで前記アナログ信号に対するAD変換を行うAD変換部と
    を有する請求項1から6のいずれか一項に記載のセンサ。
  8. 前記AD変換部は、予め定められた測定周波数より高いサンプリング周波数で前記AD変換を行い、
    前記検出部は、
    前記AD変換により得られたデジタル信号を、前記測定周波数のデジタル信号に変換するフィルタ部
    を更に有する請求項7に記載のセンサ。
  9. 前記フィルタ部は、前記測定周波数の周波数成分を減衰させるデシメーションフィルタを含む
    請求項8に記載のセンサ。
  10. 前記クロック生成部は、
    制御電圧に応じた周波数の前記クロック信号を生成する電圧制御発振器と、
    前記クロック信号に基づく時刻と前記基準時刻との差に基づいて前記制御電圧を調整する電圧生成部と
    を有する請求項1から9のいずれか一項に記載のセンサ。
  11. 前記制御部は、
    前記基準時刻を外部から取得し、
    前記基準時刻に基づく予め定められた時刻に前記センサに前記物理量の検出を開始させ、
    前記予め定められた時刻と前記クロック信号に基づいてカウントされた経過時間とに基づいて内部時刻を生成し、
    前記内部時刻と前記基準時刻との差に基づいて、前記内部時刻と前記基準時刻との差が小さくなるように、前記クロック信号の周波数を調整する
    請求項10に記載のセンサ。
  12. 前記制御部は、前記基準時刻に閏秒が挿入された場合に、予め定められた期間にわたって前記クロック信号の周波数を低くすることにより、挿入された閏秒の長さだけ、前記クロック信号に基づく時刻を遅らせる
    請求項1から11のいずれか一項に記載のセンサ。
  13. クロック信号を生成するクロック生成部と、
    前記クロック信号に基づくタイミングで物理量を検出する検出部と、
    外部の基準時刻に閏秒が挿入される場合に、前記クロック生成部が生成した前記クロック信号に基づく時刻と前記基準時刻との差が小さくなるように、前記クロック生成部が生成するクロック信号の周波数を低くする制御部と
    を備え、
    前記制御部は、前記閏秒の挿入により前記クロック信号の周波数を低くした期間に前記検出部によって検出された物理量を示すデータに、前記クロック信号の周波数を低くした期間に検出されたデータであることを示す情報を対応づけて出力する
    ンサ。
  14. 前記センサは、構造物に設けられ、前記構造物の加速度、傾斜角度、速度及び変位の少なくとも1つを検出する
    請求項1から13のいずれか一項に記載のセンサ。
  15. クロック信号を生成する段階と、
    前記クロック信号に基づくタイミングで物理量を検出する段階と、
    前記クロック信号に基づく時刻と、外部から取得した基準時刻との差が小さくなるように、前記クロック信号の周波数を調整する段階と
    を備え
    前記クロック信号の周波数を調整する段階は、閏秒が挿入されることが通知された場合に、前記閏秒が挿入される時刻より予め定められた期間だけ前の時刻から前記予め定められた期間にわたって、前記クロック信号の周波数を低くすることにより、挿入された閏秒の長さだけ、前記クロック信号に基づく時刻を遅らせる
    センサの制御方法。
  16. クロック信号を生成する段階と、
    前記クロック信号に基づくタイミングで物理量を検出する段階と、
    外部から取得した基準時刻に閏秒が挿入される場合に、前記クロック信号に基づく時刻と、前記基準時刻との差が小さくなるように、前記クロック信号の周波数を低くする段階と、
    前記閏秒の挿入により前記クロック信号の周波数を低くした期間に前記検出された物理量を示すデータに、前記クロック信号の周波数を低くした期間に検出されたデータであることを示す情報を対応づけて出力する段階と
    を備えるセンサの制御方法。
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