JP7036149B2 - 情報処理システム、および制御方法 - Google Patents

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Description

本開示は、情報処理システム、および制御方法に関する。
近年、人の笑顔を検出し、笑顔の検出に応じて所定の処理を行う情報処理システムが提案されている。
例えば下記特許文献1では、銀行店舗に設置されたATMで顧客の笑顔が撮像され、笑顔を貯めるほどカードローンの金利優遇等の銀行からの特典サービスが得られるスマイルバンキングシステムが開示されている。
また、下記特許文献2では、顔画像から笑顔度の平均値を算出し、それに応じて笑顔トレーニングのためのアドバイスを出力するシステムが開示されている。
特開2012-185736号公報 特開2010-186373号公報
しかしながら、上述したような笑顔を利用した従来のシステムは、装置と利用者との間で行われる笑顔という行動が検出され、当該利用者に対して特典やアドバイスを提供するといった、装置と利用者という閉じたシステムであって、その利用者の環境でのみ利用されるに止まっていた。
一方、人は楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しいという考えに基づいて、ストレスの多い現代において日常生活の中において笑顔を促すシステムは、人々を幸福にするという点が有意義である。また、笑うと免疫力が上がり、身体に良い影響があるということも、近年、多数報告されている。
したがって、日常生活の中で、人と人または物間における、笑顔や「ありがとう」と感謝の言葉を発する等のポジティブなインタラクションに特化して蓄積した結果を、利用者本人のみならず、利用者以外の人物やサービスに共有することで、より笑顔や感謝の言葉が多い生活を誘発することができ、人々を幸福にし、最終的には心身の健康度も向上させることができる。
そこで、本開示では、人と人または物間におけるポジティブなインタラクションを感性値として生成することが可能な情報処理システム、および制御方法を提案する。
本開示によれば、第1のオブジェクトが第2のオブジェクトに表出したポジティブなインタラクションに関連する第1情報と、当該第2のオブジェクトが当該第1のオブジェクトに表出したポジティブなインタラクションに関連する第2情報を受信する通信部と、前記受信したポジティブなインタラクションに関連する前記第1情報および前記第2情報に基づいて、前記第1のオブジェクトの感性値を生成する制御部と、を備える、情報処理システムを提案する。
本開示によれば、第1のオブジェクトが第2のオブジェクトに表出したポジティブなインタラクションに関連する第1情報と、当該第2のオブジェクトが当該第1のオブジェクトに表出したポジティブなインタラクションに関連する第2情報を受信することと、前記受信したポジティブなインタラクションに関連する前記第1情報および前記第2情報に基づいて、前記第1のオブジェクトの感性値を制御部により生成することと、を含む、制御方法を提案する。
以上説明したように本開示によれば、人と人または物間におけるポジティブなインタラクションを感性値として生成することが可能となる。
なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
本開示の一実施形態によるポジティブなインタラクションに特化して算出された感性値の婚活サービスでの利用について説明する図である。 本実施形態による情報処理システムの全体構成の一例を示す図である。 本実施形態によるセンシングデバイスの構成の一例を示す図である。 本実施形態によるバッジ型のセンシングデバイスについて説明する図である。 本実施形態による感性サーバの構成の一例を示す図である。 本実施形態による感性情報DBに格納されるインタラクション情報の一例を示す図である。 本実施形態によるバイアス算出サーバの構成の一例を示す図である。 第1の実施形態による双方向笑顔支援システムの概要について説明する図である。 第1の実施形態によるポジティブインタラクションをフィードバックするオブジェクトの構成の一例を示す図である。 第1の実施形態によるオフィス側オブジェクトの動作処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態によるサーバ側の動作処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態による家側オブジェクトの動作処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態によるニュートラル時における異なるバイアス値に応じたぬいぐるみの表情制御の違いについて説明する図である。 第1の実施形態によるポジティブバイアス値が異なる場合におけるリアルタイムインタラクション発生時のぬいぐるみの表情制御の違いについて説明する図である。 第2の実施形態による保険料設定システムの概要について説明する図である。 第2の実施形態による保険料設定システムの動作処理を示すフローチャートである。 第3の実施形態による婚活システムの概要について説明する図である。 第3の実施形態による評価サーバの構成の一例を示す図である。 第3の実施形態による婚活システムの動作処理を示すフローチャートである。 第3の実施形態による会員向け画面の一例を示す図である。 第3の実施形態による会員本人向け画面の一例を示す図である。 第3の実施形態による会員向け画面の他の例を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。
なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、説明は以下の順序で行うものとする。
1.本開示の一実施形態による情報処理システムの概要
2.基本構成
2-1.センシングデバイス
2-2.感性サーバ
2-3.バイアス算出サーバ
3.各実施形態
3-1.第1の実施形態
3-2.第2の実施形態
3-3.第3の実施形態
4.まとめ
<<1.本開示の一実施形態による情報処理システムの概要>>
まず、本開示の一実施形態による情報処理システムの概要について説明する。本実施形態による情報処理システムは、ユーザの人または物との間のインタラクションのうち、ポジティブなインタラクションに特化し、ユーザが当該ポジティブなインタラクションを行ったまたは受けたことに基づいて、ユーザの感性値(ポジティブ感性値とも称す)を生成する。感性値は、その人物(または物)が抱く(或いは抱かれた)気持ち(すなわち感情)の価値を数値化して示した指標であって、例えばポジティブなインタラクションをより多く行っている人物や、ポジティブなインタラクションをより多く受けている人物の感性価値は高くなる。
このようにポジティブなインタラクションに特化して算出されたユーザの感性値を、ユーザ本人のみならず、利用者以外の人物やサービスに共有することで、より笑顔や感謝の言葉が多い生活を誘発することができ、人々を幸福にし、最終的には心身の健康度も向上させることができる。
例えば図1は、本開示の一実施形態によるポジティブなインタラクションに特化して算出された感性値の婚活サービスでの利用について説明する図である。婚活サービスは、結婚するための様々な活動を支援するサービスであって、例えば会員登録された結婚希望者同士をマッチングするシステムを提供する。図1に示す例では、結婚活動を行う女性のユーザYが、情報処理装置9を用いて婚活サービスにアクセスし、結婚相手のプロフィール情報(顔画像、氏名、年齢、出身地、居住地、家族構成、離婚歴、職種、年収等)を参照して興味のある相手を探している。
この際、図1の表示画面700に示すように、対象人物(図1に示す「婚活太郎」(ユーザX))の今までのポジティブなインタラクションに特化して算出された感性値が例えばレーダーチャートで表示され、ユーザYは、対象人物がどのような人物であるのかを知ることができ、婚活サービスの利便性が向上する。また、このようにユーザXの日頃の行いのうちポジティブなインタラクションに基づく感性値を婚活のプロフィール情報が一例として相手に提示されるため、ユーザXは、意識的に日頃の行動を変えて好感度の高い人物になるよう努力を行うようになり、最終的には社会全体の幸福度を向上させることができる。
以上、本開示の一実施形態による情報処理システムの概要および利用例について説明した。続いて、本実施形態の情報処理システムの全体構成について、図2を参照して説明する。
図2は、本実施形態による情報処理システムの全体構成の一例を示す図である。図2に示すように、本実施形態による情報処理システムは、オブジェクト1A~1Fから複数オブジェクト間のインタラクションを取得し、蓄積する感性サーバ3と、ポジティブなインタラクションに基づく感性値のバイアス値を算出するバイアス算出サーバ4とを含む。感性サーバ3とバイアス算出サーバ4は、例えばネットワーク5を介して通信接続される。
例えば物のオブジェクト1C~1Fにはカメラやマイクロホンといったセンサが搭載され、センシングデバイス2としても機能し、複数オブジェクト間のインタラクションを検出し、検出したインタラクションを、ネットワーク5を介して感性サーバ3へ送信する。また、人のオブジェクト1A、1Bに関するインタラクションは、人に装着されたセンシングデバイス2A、2Bにより検出され、ネットワーク5を介して感性サーバ3へ送信する。
また、複数オブジェクト間のインタラクションは、インタラクションを行った側および行われた(受けた)側の双方においてそれぞれ検出され、オブジェクトIDと共に感性サーバ3へ送信される。
本実施形態では、特に笑顔や「ありがとう」といった感謝の言葉をポジティブなインタラクションとして扱うため、インタラクションの検出には主にカメラやマイクロホンといったセンサが利用される。なお、人がセンシングデバイス2を装着している際、センシングデバイス2の構造によっては、自分自身(例えばオブジェクト1A)の笑顔が撮像できない場合もあるが、相手のオブジェクト(例えばオブジェクト1B)に搭載または装着されたカメラではオブジェクト1Aの笑顔を撮像することが可能である。そして、オブジェクト1Bのセンシングデバイス2Bは、オブジェクト1Aの笑顔インタラクションと、オブジェクト1AのオブジェクトIDを感性サーバ3に送信する。これにより、自身の笑顔インタラクションが自身のセンシングデバイス2では撮像できない場合でも、相手のセンシングデバイス2により撮像され、検出され得る。
感性サーバ3は、複数オブジェクト間のインタラクションやその評価値を蓄積し、バイアス算出サーバ4からの要求に応じて、蓄積されたポジティブなインタラクションに基づく感性値を算出し、バイアス算出サーバ4に送信する。
バイアス算出サーバ4は、特定の人物の過去の一定期間の笑顔や感謝の言葉を発したポジティブインタラクションに基づいて、ベースとなるポジティブ感性値のバイアス値(ポジティブバイアス値とも称する)を算出する。算出されるバイアス値は、例えば一定期間におけるポジティブインタラクションの評価値の平均値でもよいし、直近n点の平均値としてもよい。
バイアス算出サーバ4は、特定の人物のポジティブインタラクションに関するバイアス値を、所定のサービスを提供するクラウドサーバやアプリケーションに通知する。また、この際、バイアス算出サーバ4は、リアルタイムで(現在)発生している特定の人物のポジティブインタラクションの感性値(評価値)を取得し、ポジティブインタラクションのバイアス値と共に現在のポジティブインタラクションの感性値をクラウドサーバやアプリケーションに通知してもよい。
特定の人物のポジティブインタラクションのバイアス値等を受信したクラウドサーバやアプリケーションは、特定の人物以外の人物に対して、当該特定の人物のポジティブインタラクションに関する情報を閲覧させたり、バイアス値に応じたぬいぐるみの表情変化制御を行ったりする。このように、本実施形態による情報処理システムでは、特定の人物のポジティブなインタラクションが他の人物に対して様々な形態で表出されるため、各人が笑顔や感謝の言葉が増やそうと意識することを促し、結果的に社会全体を幸福に導くことができる。
なお、図2に示すシステム構成では、感性サーバ3とバイアス算出サーバ4が別体のサーバとして示されているが、本実施形態はこれに限定されず、感性サーバ3およびバイアス算出サーバ4が一体化したサーバであってもよい。また、バイアス算出サーバ4は、ポジティブインタラクションに関する情報を他の人物に閲覧させたり、ぬいぐるみの表情を変化させたりするクラウドサーバやアプリケーションと一体化していてもよい。
以上、本実施形態による情報処理システムの全体構成の一例について説明した。続いて、本実施形態の情報処理システムに含まれるセンシングデバイス2、感性サーバ3、およびバイアス算出サーバ4の基本構成について、図3~図7を参照して具体的に説明する。
<<2.基本構成>>
<2-1.センシングデバイス>
図3は、本実施形態によるセンシングデバイス2の構成の一例を示す図である。図3に示すように、センシングデバイス2は、センサ21、インタラクション抽出部22、および通信部23を有する。
(センサ)
センサ21は、オブジェクト間のインタラクションを検知する機能を有する。センサ21は、例えばカメラ、赤外線センサ、マイクロホン、湿度センサ、温度センサ、振動センサ、触覚センサ、ジャイロセンサ、加速度センサ、照度センサ、人感センサ、大気センサ(具体的に埃センサ、汚染物質センサ)、速度センサ、回数計測値等により実現される。
(インタラクション抽出部)
インタラクション抽出部22は、センサ21から出力されたセンシングデータを解析して、第1のオブジェクトと、第2のオブジェクトとの間のインタラクションに関連する情報を検出する検出部として機能する。例えば、インタラクション抽出部22は、人と人とのインタラクション(笑顔、会話、贈与等)や、人と物とのインタラクション(物に向けた表情、物の手入れ、物の扱い等)を具体的に抽出する。また、インタラクション抽出部22は、抽出したインタラクション情報を、第1のオブジェクトのIDおよび第2のオブジェクトのIDと関連付けて、通信部23から感性サーバ3に送信するよう制御する制御部としても機能する。
(通信部)
通信部23は、インタラクション抽出部22により抽出されたインタラクションに関連する情報を、ネットワーク5を介して感性サーバ3に送信する。
以上説明したセンシングデバイス2には、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、および不揮発性メモリを備えたマイクロコンピュータが搭載され、センシングデバイス2の各構成を制御する。
また、センシングデバイス2は、物のオブジェクトに内蔵されていてもよいし、物または人のオブジェクトに所持されていてもよい。物または人のオブジェクトに所持されるセンシングデバイス2の形態は、例えば首掛け型、頭部装着型、メガネ型、指輪型、腕輪型、時計型等のウェアラブルデバイスであってもよいし、スマートフォンやタブレット端末、ノートPC等のモバイル端末であってもよい。また、センシングデバイス2は、バッジ型であってもよく、洋服の襟や胸元に装着されていてもよい。以下、図4を参照して具体的に説明する。
図4は、本実施形態によるバッジ型のセンシングデバイス2について説明する図である。図4に示すように、バッジ型のセンシングデバイス2x~2zは、裏側に取り付けられたピンやクリップ等(不図示)により、洋服やネックレス等に取り付けられる。また、センシングデバイス2の表面25には、撮像レンズ21aや、指向性マイクロホン21b、赤外線通信部23aが設けられている。また、プロセッサやネットワーク通信機能、バッテリー等は、センシングデバイス2に内蔵されている。
撮像レンズ21aにより、装着者と対面する会話相手の表情(例えば「笑顔」)を撮像することが可能である。また、撮像レンズ21aによる撮像画角が広域な場合、装着者の表情を撮像することも可能である。また、指向性マイクロホン21bを用いることで、装着者の正面で対面する会話相手の人物のみの音声(例えば「ありがとう」等の感謝の言葉)を収音することができる。また、上方向に対する指向性を持つマイクロホンの場合、装着者の発話を収音することも可能である。また、赤外線通信部23aは、同じバッジ型センシングデバイスを装着している人同士で対面している場合に、赤外線通信を行うことが可能である。例えばセンシングデバイス2xは、赤外線通信部23aによりセンシングデバイス2y、2zに装着者のオブジェクトIDを送信する。これにより、センシングデバイス2y、2zは、撮像レンズ21aや指向性マイクロホン21bにより取得した相手(センシングデバイス2xの装着者)のインタラクションを抽出した場合、当該インタラクションと共に、相手のオブジェクトIDを通信部23から感性サーバ3に送信することができる。
<2-2.感性サーバ>
図5は、本実施形態による感性サーバ3の構成の一例を示す図である。図5に示すように、感性サーバ3は、制御部30、通信部31、オブジェクトDB(データベース)32、および感性情報DB33を有する。
(制御部)
制御部30は、CPU、ROM、RAM、および不揮発性メモリを備えたマイクロコンピュータにより構成され、感性サーバ3の各構成を制御する。また、制御部30は、図5に示すように、インタラクション記憶制御部30a、評価部30b、オブジェクト管理部30c、関連オブジェクト検索部30d、および感性値算出部30eとして機能する。
インタラクション記憶制御部30aは、センシングデバイス2から受信したインタラクション情報を感性情報DB33に記憶するよう制御する。
評価部30bは、感性情報DB33に記憶したインタラクションの評価を行う。インタラクション(行為)の評価方法については特に限定しないが、例えば評価部30bは、何らかの評価指標で定めた基準に基づいて-1.0~1.0の点数(評価値)を付けてもよい。付与された評価値はインタラクションに対応付けて感性情報DB33に記憶される。
オブジェクト管理部30cは、オブジェクトDB32に記憶されているオブジェクトに関する情報(オブジェクトID、名称、種類等)の登録、変更、削除等の管理を行う。
関連オブジェクト検索部30dは、外部装置から要求されたオブジェクトIDとの間でインタラクションが発生した他のオブジェクトである関連オブジェクトを、感性情報DB33に記憶されているインタラクション履歴から検索し、関連オブジェクトに関する情報をオブジェクトDB32から検索する。本実施形態では、特に外部装置から要求されたオブジェクトIDとの間でポジティブなインタラクションが発生した他のオブジェクトである関連オブジェクトを検索する。
感性値算出部30eは、感性情報DB33に蓄積されているインタラクションに対応付けられた評価値に基づいて、要求されたオブジェクトの感性値を算出する。感性値の算出方法については特に限定しないが、例えば本実施形態による感性値算出部30eは、要求されたオブジェクトと他のオブジェクト間に発生した全ての(または一定期間の)ポジティブなインタラクション評価値の総和に基づいて、要求されたオブジェクトのポジティブな絶対的感性値を算出してもよい。また、感性値算出部30eは、上記全ての(または一定期間の)ポジティブなインタラクション評価値の平均値に基づいて、要求されたオブジェクトのポジティブな絶対的感性値を算出してもよい。若しくは、感性値算出部30eは、インタラクションの種別に応じた重み付けを行った上で、総和または平均値に基づいてポジティブな絶対的感性値を算出することも可能である。
または、感性値算出部30eは、要求されたオブジェクトと、特定の(または特定の種別の)オブジェクト間に発生したポジティブインタラクション評価値の総和または平均値等に基づいて、要求されたオブジェクトの特定のオブジェクトに対する相対的感性値を算出することも可能である。
(通信部)
通信部31は、ネットワーク5を介して、センシングデバイス2からインタラクション情報を受信したり、バイアス算出サーバ4からの感性値取得要求を受信したりする。また、通信部31は、バイアス算出サーバ4からの感性値取得要求に応じて、感性値算出部30eにより算出されたポジティブインタラクション評価値に基づく感性値を返信する。
(オブジェクトDB)
オブジェクトDB32は、各オブジェクト(人間および物を含む)のオブジェクトIDに紐付けて、各オブジェクトの付属情報、例えば名称(氏名、商品名)、種類(性別、カテゴリ)、識別情報(顔画像、生体情報、シリアル番号、型番、メーカーID)等を格納する。
(感性情報DB)
感性情報DB33は、感性値の算出に用いられる、オブジェクト間のインタラクションに関する情報(インタラクション情報)を格納する。ここで、図6にインタラクション情報の一例を示す。図6は、本実施形態による感性情報DB33に格納されるインタラクション情報の一例を示す図である。
図6に示すように、インタラクション情報は、例えばインタラクションを行った/受けたオブジェクトIDと、インタラクションが発生した日時・場所と、当該インタラクションに関連する(すなわち当該インタラクションの相手側の)関連オブジェクトIDと、インタラクション種類と、インタラクションの詳細と、評価値を含む。インタラクション種類は、例えば表情、会話(発話内容)、電話、メール、手入れ、保管、清掃、投げる、購入、贈与、操作、使用等の様々な行為が想定される。また、インタラクションの詳細では、例えばどのような表情であったか、笑顔の場合は笑顔度がどの程度であったか、また、どのような言動(会話、発話)であったか、どのような動作であったか等の情報が示される。なお、感性情報DB33には、感性値算出部30eにより算出された感性値が対応付けて格納されていてもよい。
以上、本実施形態による感性サーバ3の構成について具体的に説明した。上述したように、感性サーバ3は、様々なインタラクションに関する情報(インタラクション情報)を蓄積し、これらのインタラクション評価値に基づいて感性値を算出することが可能であるが、本実施形態では、特にポジティブなインタラクションに注目してポジティブインタラクションの感性値を算出することを特徴とする。
なお、感性サーバ3の構成は図5に示す例に限定されず、例えばオブジェクトDB32および感性情報DB33がネットワーク上(クラウド上)の外部記憶装置に格納されていてもよい。
<2-3.バイアス算出サーバ>
図7は、本実施形態によるバイアス算出サーバ4の構成の一例を示す図である。図7に示すように、バイアス算出サーバ4は、制御部40、通信部41、および記憶部42を有する。
(制御部)
制御部40は、CPU、ROM、RAM、および不揮発性メモリを備えたマイクロコンピュータにより構成され、バイアス算出サーバ4の各構成を制御する。また、制御部40は、図7に示すように、感性値取得部40a、バイアス算出部40b、および通知部40cとして機能する。
感性値取得部40aは、特定ユーザの感性値を、通信部41を介して感性サーバ3から取得する機能を有する。より具体的には、感性値取得部40aは、特定ユーザのオブジェクトIDに基づいて、所定期間内の蓄積されたポジティブなインタラクションに基づく感性値を、感性サーバ3に要求し、取得する。また、感性値取得部40aは、特定の人物のポジティブなインタラクションに基づく感性値や後述するバイアス値を他の人物に出力して利用するクラウドサーバやアプリケーションから要求されたオブジェクトIDに基づいて、感性サーバ3に要求してもよい。
バイアス算出部40bは、感性値取得部40aにより取得された特定ユーザのポジティブなインタラクションの感性値に基づいて、バイアス値を算出する。例えばバイアス算出部40bは、感性値の過去の時間的変化を平滑化し、特定の人物のある期間内の平均的な感性値(ここでは「バイアス値」と称す)を求める。
通知部40cは、ポジティブなインタラクションの感性値やバイアス値を他の人物に出力して利用するクラウドサーバまたはアプリケーションに対して、当該感性値やバイアス値を通知するよう制御する。
(通信部)
通信部41は、ネットワーク5を介して、感性サーバ3からポジティブなインタラクションの感性値を受信する。また、通信部41は、通知部40cの制御に従って、算出されたポジティブなインタラクションのバイアス値を、他の人物に出力して利用するクラウドサーバまたはアプリケーションに送信する。
(記憶部)
記憶部42は、制御部40が各処理を実行するためのプログラムや、各処理を実行するために必要なパラメータを格納する。また、記憶部42は、算出されたバイアス値を一時的に記憶していてもよい。
<<3.各実施形態>>
以上、本開示の一実施形態による情報処理システムの概要と全体構成、および情報処理システムに含まれる各装置の構成について説明した。上述したポジティブなインタラクションの感性値やバイアス値は、様々なサービスや制御に利用され、最終的には社会全体の幸福度を向上させる。ここで、ポジティブなインタラクションのバイアス値等の利用に関し、複数の実施形態を一例として挙げて説明する。
<3-1.第1の実施形態>
第1の実施形態は、対象人物と他の人物双方の笑顔を支援することが可能な双方向笑顔支援システムに関する。双方向笑顔支援システムは、対象人物の蓄積されたポジティブなインタラクションに基づくバイアス値やリアルタイムのポジティブなインタラクションに基づく感性値に応じて他の人物が所有するぬいぐるみや人形の表情を制御する。以下、本システムの概要について図8を参照して説明する。
(3-1-1.概要)
図8は、第1の実施形態による双方向笑顔支援システムの概要について説明する図である。本実施形態による双方向笑顔支援システムは、例えば図8に示すように、例えばオフィスに居る父親(オブジェクト1A)と、家に居る娘(オブジェクト1F)の笑顔を支援する。具体的には、例えばオフィスに居る父親が笑顔や「ありがとう」といった感謝の言葉を発した場合、これらのポジティブインタラクションが、周囲のオブジェクト1C、1D、1E等により検出され、感性サーバ3に送信される。ここで、オブジェクト1Cは例えば机上のPC(パーソナルコンピュータ)であって、オブジェクト1Dは机上の人形であって、オブジェクト1Eは椅子である。また、父親(オブジェクト1A)のインタラクションを受けるオブジェクトは、オフィスに居る他の人物(不図示)であってもよく、この場合は当該人物に装着されたセンシングデバイス2により「笑顔」等のインタラクションが検出され、感性サーバ3に送信される。
次いで、バイアス算出サーバ4は、感性サーバ3により算出された父親の蓄積されたポジティブインタラクションに基づく感性値を取得し、これに基づいてポジティブインタラクション感性値のバイアス値を算出し、家に居る娘のぬいぐるみ(オブジェクト1E)に送信する。ぬいぐるみ(オブジェクト1E)には、バイアス値に応じた動作制御のアプリケーションが搭載され、父親のポジティブインタラクションのバイアス値に応じて、ぬいぐるみの表情を笑顔にしたり、笑い声の再生を行ったりする。
これにより、父親が会社で笑顔だったり感謝の言葉を発したりすると、家で娘のぬいぐるみも笑顔になって、娘を喜ばせることができる。また、このようにぬいぐるみが笑ったり笑い声を出したりすると、娘も思わず笑ったりぬいぐるみを抱きしめたりするので、このようなインタラクションをオブジェクト1E~1Hで検出し、今度は逆方向の制御を行うことができる。例えばバイアス算出サーバ4は、感性サーバ3により算出された娘の蓄積されたポジティブインタラクションに基づく感性値を取得し、これに基づいてポジティブインタラクション感性値のバイアス値を算出し、オフィスに居る父親の机上の人形(オブジェクト1D)に送信する。人形(オブジェクト1D)には、バイアス値に応じた動作制御のアプリケーションが搭載され、娘のポジティブインタラクションのバイアス値に応じて、人形の表情を笑顔にしたり、ポーズを変化させたりする。また、バイアス算出サーバ4は、娘のリアルタイムのインタラクションである「ぬいぐるみに抱き着く」というポジティブインタラクションの感性値に応じて、父親が座っている椅子(オブジェクト1E)を振動させたり、子供が抱きついているように締め付けたりする制御を行ってもよい。
これにより、娘がシステム全体の意味を理解していなくとも、結果として父親が笑顔で仕事をしている方が娘を喜ばせることができ、また、その結果が父親にもフィードバックされるので、双方向の笑顔を支援することができる。なお、本実施形態は、特定の人物が笑顔になったり感謝の言葉を発したりする能動的なポジティブインタラクションに限定されず、特定の人物が笑顔を向けられたり感謝の言葉を受けたりする受動的なポジティブインタラクションを含めて、当該特定の人物のポジティブインタラクションのフィードバックを行ってもよい。
(3-1-2.オブジェクトの構成)
ここで、ぬいぐるみ(オブジェクト1E)や人形(オブジェクト1D)等の、ポジティブインタラクションをフィードバックするオブジェクト1に関し、図9を参照して具体的に説明する。
図9は、第1の実施形態によるポジティブインタラクションをフィードバックするオブジェクト1の構成の一例を示す図である。図9に示すように、オブジェクト1は、制御部10、通信部11、マイクロホン12、カメラ13、圧力センサ14、表示部15、記憶部16、表情変化部17、および振動部18を有する。
制御部10は、CPU、ROM、RAM、および不揮発性メモリを備えたマイクロコンピュータにより構成され、オブジェクト1の各構成を制御する。本実施形態による制御部10は、マイクロホン12、カメラ13、または圧力センサ14等により検出したインタラクションを、通信部11を介して感性サーバ3へ送信する。また、制御部10は、バイアス算出サーバ4から受信した特定の人物のポジティブインタラクションのバイアス値やリアルタイムのポジティブインタラクションの感性値に応じて、表示部15、表情変化部17、または振動部18からポジティブインタラクションのフィードバックを行うよう制御する。
通信部11は、外部装置と無線/有線により接続し、データの送受信を行う。
マイクロホン12は、周囲の音声を収音し、音声データを制御部10に出力する機能を有する。例えばマイクロホン12は、「ありがとう」等の感謝の言葉を収音する。
カメラ13は、周囲を撮像し、撮像画像を制御部10に出力する機能を有する。例えばカメラ13は、周囲に居る人物の笑顔を撮像する。
圧力センサ14は、例えばオブジェクト1が図8に示すぬいぐるみ(オブジェクト1E)の場合に搭載され、娘により抱きしめられていることを検知する機能を有する。
表示部15は、例えばオブジェクト1が図8に示すPC(オブジェクト1C)の場合に搭載され、制御部10の制御に従って、笑顔のキャラクタ(アバター画像等)を表示する。
記憶部16は、制御部10が上記各処理を実行するためのプログラムやパラメータを記憶する。
表情変化部17は、例えばオブジェクト1が図8に示す人形(オブジェクト1D)やぬいぐるみ(オブジェクト1E)の場合に搭載され、制御部10の制御に従って、表情を変化させる。例えばぬいぐるみの場合、表情変化部17は、ぬいぐるみの顏部分に設けられた眉毛、目、口、(さらには手足部分)を動かすバネやモーター、人工筋肉などのアクチュエータにより実現され、ぬいぐるみの表情を変化させることができる。また、表情変化部17は、ぬいぐるみや人形の顏部分に設けられた液晶画面や電子ペーパーにより実現されていてもよい。この場合、表情変化部17は、グラフィックスの描画で表情を変化させることができる。
振動部18は、例えばオブジェクト1が図8に示す椅子(オブジェクト1E)の場合に搭載され、制御部10の制御に従って、娘がぬいぐるみを抱きしめるリアルタイムのポジティブなインタラクションの感性値に応じて振動させたり、椅子に座る父親を包み込む様に締め付ける制御を行ったりする。
(3-1-3.動作処理)
続いて、本実施形態による双方向笑顔支援システムの動作処理について、図10~図12を参照して具体的に説明する。
図10は、オフィス側オブジェクトの動作処理を示すフローチャートである。図10に示すように、オフィス側オブジェクトの動作処理は、S103~S118に示すインタラクション検知処理と、S121~S130に示すフィードバック処理を含む。これらの処理は順次行われてもよいし、並行して行われてもよい。
まず、ステップS103において、オフィス側オブジェクト(例えばオブジェクト1C、1D)は、搭載されたカメラ13により父親(オブジェクト1A)の撮像画像を取得する。撮像画像の取得は、連続的に行われてもよい。
次に、撮像画像から笑顔が認識できた場合(ステップS106/Yes)、ステップS109において、オフィス側オブジェクトは、父親のオブジェクトIDと、笑顔を認識したオブジェクトのIDと、笑顔インタラクション情報を、感性サーバ3に送信する。
次いで、ステップS112において、オフィス側オブジェクト(例えばオブジェクト1C、1D、1E)は、搭載されたマイクロホン12により父親(オブジェクト1A)の音声を取得する。音声の取得は、連続的に行われてもよい。
次に、音声データから「ありがとう」等のポジティブな言葉が認識できた場合(ステップS115/Yes)、ステップS118において、オフィス側オブジェクトは、父親のオブジェクトIDと、感謝の言葉を認識したオブジェクトのIDと、ポジティブ発話インタラクション情報を、感性サーバ3に送信する。
以上説明したS103~S118は、継続的に繰り返される。また、S103~S109の処理と、S112~S118の処理は並行して行われてもよい。
続いて、バイアス算出サーバ4から娘(オブジェクト1F)に関する情報の通知があった場合(ステップS121/Yes)、ステップS124において、オフィス側オブジェクトは、ポジティブバイアス値(図10ではpos.バイアス値と略称する)のフィードバックを行う。例えば、人形のオブジェクト1Dは、ポジティブバイアス値が高いほど中立状態で身体を大きく広げ笑顔になるよう制御し、ポジティブバイアス値が低い場合は肩を落とし笑顔が無くなるよう制御する。また、ポジティブバイアス値が閾値を下回る場合、跪いて落胆のポーズに制御し、悲しい顔になるよう制御する。また、人形のオブジェクト1Dは、今回の(現在すなわちリアルタイムの)インタラクションの感性値(すなわち評価値)がある場合は、当該感性値に重みを付けて加算した値に基づいてフィードバックしてもよいし、当該感性値を優先してフィードバックを行ってもよい。
次に、バイアス算出サーバ4からの最後の通知受信から一定時間経過した場合(ステップS127/Yes)、ステップS130において、オフィス側オブジェクトは、今回の(リアルタイムの)インタラクションの感性値は考慮せず、ポジティブバイアス値に応じた表情やポーズによるフィードバックに変化させる。
図11は、サーバ側の動作処理を示すフローチャートである。図11に示すように、まず、ステップS143において、感性サーバ3は、各オブジェクト1からインタラクション情報を受信し、感性情報DB33に蓄積する。この際、都度、評価部30bにより付与した評価と紐付けてインタラクション情報が格納されてもよい。
次に、ステップS146において、バイアス算出サーバ4は、例えば特定の人物(本実施形態では、父親または娘)の過去n日間のポジティブなインタラクション履歴(具体的には笑顔インタラクション、ポジティブ発話インタラクション)に基づいて、ポジティブバイアス値を算出する。かかる過去n日間のポジティブなインタラクション履歴は、感性サーバ3の感性情報DB33から抽出される。
次いで、ステップS149において、バイアス算出サーバ4は、オフィス側または家側オブジェクトに、算出したポジティブバイアス値を送信する。例えばバイアス算出サーバ4は、オフィス側オブジェクトにより検出されたポジティブインタラクションの感性値に基づいて算出された父親のポジティブバイアス値は、娘の居る家側オブジェクトに送信する。反対に、家側オブジェクトにより検出されたポジティブインタラクションの感性値に基づいて算出された娘のポジティブバイアス値は、父親の居るオフィス側オブジェクトに送信される。なお父親と娘の組み合わせや居る場所等は予め設定されてもよいし、父親や娘の位置情報に基づいて動的に設定されてもよい。
そして、ステップS152において、バイアス算出サーバ4は、リアルタイムでポジティブインタラクションが検出された場合は、当該ポジティブインタラクションの感性値(評価値)を、オフィス側または家側オブジェクトに送信する。
図12は、家側オブジェクトの動作処理を示すフローチャートである。図12に示すように、家側オブジェクトの動作処理は、S163~S178に示すインタラクション検知処理と、S181~S190に示すフィードバック処理を含む。これらの処理は順次行われてもよいし、並行して行われてもよい。
まず、ステップS163において、家側オブジェクト(例えばオブジェクト1E、1G、1H)は、搭載されたカメラ13により娘(オブジェクト1F)の撮像画像を取得する。撮像画像の取得は、連続的に行われてもよい。
次に、撮像画像から笑顔が認識できた場合(ステップS166/Yes)、ステップS169において、家側オブジェクトは、娘のオブジェクトIDと、笑顔を認識したオブジェクトのIDと、笑顔インタラクション情報を、感性サーバ3に送信する。
次いで、ステップS172において、家側オブジェクト(例えばオブジェクト1E)は、搭載された圧力センサ14により抱っこ状態を取得する。抱っこ状態の取得は、連続的に行われてもよい。
次に、娘により抱っこされた状態であることを認識できた場合(ステップS175/Yes)、ステップS178において、家側オブジェクトは、娘のオブジェクトIDと、抱っこ状態を認識したオブジェクトのIDと、抱っこインタラクション情報を、感性サーバ3に送信する。
以上説明したS163~S178は、継続的に繰り返される。また、S163~S169の処理と、S172~S178の処理は並行して行われてもよい。
続いて、バイアス算出サーバ4から父親(オブジェクト1A)に関する情報の通知があった場合(ステップS181/Yes)、ステップS184において、家側オブジェクトは、ポジティブバイアス値(図12ではpos.バイアス値と略称する)のフィードバックを行う。例えば、ぬいぐるみのオブジェクト1Eは、ポジティブバイアス値が高いほど中立状態で笑顔になるよう制御し、ポジティブバイアス値が低い場合は笑顔が無くなるよう制御する。また、ポジティブバイアス値が閾値を下回る場合、悲しい顔になるよう制御する。また、ぬいぐるみのオブジェクト1Eは、今回の(現在すなわちリアルタイムの)インタラクションの感性値(すなわち評価値)がある場合は、当該感性値に重みを付けて加算した値に基づいてフィードバックしてもよいし、当該感性値を優先してフィードバックを行ってもよい。
次に、バイアス算出サーバ4からの最後の通知受信から一定時間経過した場合(ステップS187/Yes)、ステップS190において、家側オブジェクトは、今回の(リアルタイムの)インタラクションの感性値は考慮せず、ポジティブバイアス値に応じた表情やポーズによるフィードバックに変化させる。
ここで、バイアス値や感性値に応じたぬいぐるみの表情変化の違いについて、図13~図14を参照して説明する。
図13は、ニュートラル時(リアルタイムのインタラクションが発生していない定常状態時)における異なるバイアス値に応じたぬいぐるみの表情制御の違いについて説明する図である。図13上段には、例えば過去1カ月のポジティブインタラクション感性値履歴に基づいて算出されたポジティブバイアス値401が「3.52」の場合のオブジェクト1Eの表情制御を示し、下段には、ポジティブバイアス値402が「1.01」の場合のオブジェクト1Eの表情制御を示す。
図13上段に示すように、ポジティブバイアス値401が高い(例えば笑顔閾値「2」以上)場合、ぬいぐるみの両手を上げて、かつ口を開いて笑っている笑顔状態に制御される。一方、図13下段に示すように、ポジティブバイアス値402が低い(例えば笑顔閾値「2」を下回る)場合、ぬいぐるみの両手を下げて、かつ口を閉じて普通顏状態に制御される。
なお図13に示す例では、ポジティブインタラクション感性値履歴を合算してバイアス値が算出されているが、本実施形態はこれに限定されず、直近の値に重みを付けた上で合算して算出されてもよい。
また、上述したように、バイアス値と共にリアルタイムのインタラクションに応じた感性値(ここでは一のインタラクションの評価値を利用するため、以下ポジティブインタラクション評価値と称す)が通知された場合、オブジェクト1Eは、ポジティブインタラクション評価値も考慮した表情制御を行う。この場合、ぬいぐるみの表情制御は、ベースとなるバイアス値の大きさに応じて「笑顔」になったり、「とても笑顔」になったりする。以下、図14を参照して説明する。
図14は、ポジティブバイアス値が異なる場合におけるリアルタイムインタラクション発生時のぬいぐるみの表情制御の違いについて説明する図である。例えばリアルタイムのポジティブインタラクション評価値が「0.53」で同じであっても、図14上段に示すようにベースとなるポジティブバイアス値が「2.84」の人物に対応したオブジェクト1Eの表情制御と、図14下段に示すようにポジティブバイアス値が「3.90」の場合の表情制御は異なる。
つまり、図14上段に示すように、ポジティブバイアス値が「2.84」の場合、これにポジティブインタラクション評価値が「0.53」を合算した値「3.37」は、例えば笑顔閾値「2」以上であるが、大変笑顔閾値「4」は下回るため、ぬいぐるみの表情は、笑顔状態に制御される。一方、図14下段に示すように、ポジティブバイアス値が「3.90」の場合、これにポジティブインタラクション評価値が「0.53」を合算した値「4.43」は、例えば大変笑顔閾値「4」以上であるため、ぬいぐるみの表情はとても笑顔の状態に制御され、また、ぬいぐるみの手足が動く制御が行われる。
このように、普段からポジティブインタラクションを蓄積してポジティブバイアス値がとても高い人物が笑顔になると、対応するぬいぐるみの表情は「大変笑顔」に制御され、ポジティブインタラクションがさほど蓄積されていない人物が笑顔になった場合は「笑顔」に制御される。
以上、第1の実施形態による双方向笑顔支援システムについて説明した。これにより、各人は普段から笑顔になったり、感謝の言葉を発する等の行動を意識するため、社会全体の幸福度が向上される。
<3-2.第2の実施形態>
次に、本開示の第2の実施形態について図15~図16を参照して説明する。第2の実施形態は、笑顔に応じて保険料を変化させる保険料設定システムに関する。本システムでは、笑顔や笑いが多いと免疫力が上がるといった健康への寄与を考慮して、日頃からよく笑い幸福感を感じている人ほど病気にかかり難いと推定し、そのような人物に対しては保険料を安くする。これにより各人は、保険料を安くするためにも笑顔で過ごすよう心掛けるため、笑顔や笑いが増えて、社会全体の幸福度が向上する。以下、本システムの概要について図15を参照して説明する。
(3-2-1.概要)
図15は、第2の実施形態による保険料設定システムの概要について説明する図である。図15に示すように、保険料設定システムは、感性サーバ3と、バイアス算出サーバ4と、保険システムサーバ6を含む。
感性サーバ3は、日頃から各ユーザ(オブジェクト1I~1M)のインタラクション情報を蓄積し、必要に応じてバイアス算出サーバ4に、特定のユーザの笑顔インタラクション評価値に基づく感性値を送信する。
バイアス算出サーバ4は、例えば保険システムサーバ6からの要求に応じて、特定のユーザのオブジェクトIDに基づいて感性サーバ3から特定のユーザの笑顔インタラクション評価値に基づく感性値を取得し、笑顔バイアス値を算出して、保険システムサーバ6に返信する。
保険システムサーバ6は、特定の契約者の保険料を一定期間毎(例えば毎月や毎年)に見直す際、バイアス算出サーバ4に対して当該特定の契約者のオブジェクトIDを指定して笑顔バイアス値を要求する。保険システムサーバ6は、バイアス算出サーバ4から受信した特定契約者(すなわち特定ユーザ)の笑顔バイアス値に基づいて、保険料の改定を行う。具体的には、例えば保険システムサーバ6は、笑顔バイアス値が高い程保険料を安く設定し、笑顔バイアス値が低い程保険料を高く設定する。
(3-2-2.動作処理)
続いて、本実施形態による動作処理について図16を参照して説明する。図16は、第2の実施形態による保険料設定システムの動作処理を示すフローチャートである。
図16に示すように、まず、料金改定のタイミングまたは保険システムサーバ6からのリクエスト(特定ユーザの笑顔バイアス値の要求)があった場合(ステップS203/Yes)、ステップS206において、バイアス算出サーバ4は、契約者のオブジェクトID(保険システムサーバ6により指定され得る)に基づいて、対象期間内の契約者の笑顔インタラクションを、感性サーバ3から取得する。
次に、ステップS209において、バイアス算出サーバ4は、対象期間内の契約者(特定ユーザ)の笑顔バイアス値を算出する。
そして、ステップS212において、バイアス算出サーバ4は、算出した笑顔バイアス値を保険システムサーバ6に送信する。これにより、保険システムサーバ6において笑顔バイアス値に応じた保険料改定処理が行われ得る。
以上、本実施形態による保険料設定システムについて説明した。なお保険システムサーバ6による具体的な処理は、保険システムといった別のシステム(外部サーバ)で行われるものであるため、詳細は省略する。
また、上述した実施形態では、笑顔インタラクションを利用して笑顔バイアス値を保険システムサーバ6に提供しているが、本実施形態はこれに限定されず、怒ったり怒鳴ったりといったネガティブなインタラクションを利用してネガティブバイアス値を算出して保険システムサーバ6に提供してもよい。人はネガティブな感情になるとストレスを感じ、ストレスが原因で分泌されるストレス物質(コルチゾールなど)が身体に悪影響を与えることが知られているため、ネガティブバイアス値が高い場合は保険料を高くし、ネガティブバイアス値が低い場合は保険料を安くすることも可能である。
また、上述した保険料は、ガン保険、医療保険、生命保険、社会保険、健康保険等が想定される。また、本システムは、ローンの金利、税金控除額、各種クーポンの付与等に応用することも可能である。
<3-3.第3の実施形態>
続いて、本開示による第3の実施形態について図17~図22を参照して説明する。第3の実施形態は、ポジティブなインタラクションに特化して算出された感性値を、結婚相手のマッチングを行う婚活(結婚活動の略)システムサーバに提供する婚活システムである。以下、本システムの概要について図17を参照して説明する。
(3-3-1.概要)
図17は、第3の実施形態による婚活システムの概要について説明する図である。図17に示すように、婚活システムは、感性サーバ3、評価サーバ7、および婚活システムサーバ8を含む。
従来、結婚相談所や企業面接等において、人物の人格を実際に会う前に判断することは非常に困難であって、特に結婚相手の素性を調べるために興信所が利用されることもあった。そこで、本システムでは、被評価者(ユーザX)がこれまでに他の人から「ありがとう」と言われた回数や、周りから笑顔を受け取った回数等、ポジティブなインタラクションに特化して被評価者(ユーザX)の人格を数値化した感性値を算出し、婚活システムに利用する。これにより、第三者にとって感じの良い人か否かを客観的に数値で判断することができる。特に結婚相談所において人格を検索条件としてマッチングを提供することができれば、結婚相談所の利便性が格段に向上する。
具体的には、図17に示すように、被評価者と他の人物間のインタラクションが日常的に検知され、感性サーバ3に蓄積される。また、感性サーバ3は、必要に応じて評価サーバ7に、特定のユーザのポジティブインタラクション評価値に基づく感性値を送信する。
評価サーバ7は、例えば婚活システムサーバ8からの要求に応じて、特定のユーザのオブジェクトIDに基づいて感性サーバ3から特定のユーザのポジティブインタラクション評価値に基づく感性値を取得し、当該人物の評価を行い、評価結果(例えば評価を示すレーダーチャート)を婚活システムサーバ8に返信する。
婚活システムサーバ8は、登録されている会員のオブジェクトIDを指定し、評価サーバ7に対して当該会員のポジティブインタラクション感性値の評価を要求する。婚活システムサーバ8は、サービス利用者:ユーザYに対して、当該会員の評価を公開し、結婚相手のマッチングに利用する(図1参照)。評価は、ポジティブインタラクションの種類毎に(例えば「笑顔を受けた」「笑顔になった」「ありがとうと言われた」「ありがとうと言った」等)、点数で示されてもよいし、図1に示したようなレーダーチャートで示されてもよい。また、婚活システムサーバ8は、取得した評価を、当該会員(被評価者:ユーザX)本人にフィードバックして、本人が意識的に行動を変えてより好感度の高い人物になるよう努力することを促すこともできる。この際、会員の評価は、例えば先月比の数値で表示されてもよい。
以上、本実施形態によるシステム構成の概要について説明した。なお図17に示す例では、感性サーバ3と評価サーバ7を別体として示されているが、本実施形態はこれに限定されず、感性サーバ3と評価サーバ7が一体化したサーバであってもよい。
(3-3-2.評価サーバの構成)
次に、本システムに含まれる評価サーバ7の構成について図18を参照して説明する。図18は、第3の実施形態による評価サーバ7の構成の一例を示す図である。図18に示すように、評価サーバ7は、制御部70、通信部71、および記憶部72を有する。
(制御部)
制御部70は、CPU、ROM、RAM、および不揮発性メモリを備えたマイクロコンピュータにより構成され、評価サーバ7の各構成を制御する。また、制御部70は、図18に示すように、インタラクション取得部70a、スコア算出部70b、評価画面生成部70c、および通知部70dとして機能する。
インタラクション取得部70aは、特定ユーザのポジティブインタラクションの感性値を、通信部71を介して感性サーバ3から取得する機能を有する。より具体的には、インタラクション取得部70aは、婚活システムサーバ8により指定されたオブジェクトIDに基づいて、ポジティブなインタラクションに基づく感性値を感性サーバ3から取得する。
スコア算出部70bは、インタラクション取得部70aにより取得されたポジティブインタラクションの感性値に基づいて、評価スコアを算出する。評価スコアは、ポジティブインタラクションの種類毎の回数であってもよいし、平均値であってもよいし、回数や平均値に種類に応じた重み付け係数を掛けた点数であってもよい。
評価画面生成部70cは、スコア算出部70bにより算出されたスコアに基づいて、対象者の評価スコアを示す評価画面を生成する。評価画面の具体例については、図20~図22を参照して後述するが、例えば評価画面生成部70cは、スコア算出部70bにより算出されたスコアに基づくレーダーチャート等のグラフを、評価画面として生成する。
通知部70dは、評価画面生成部70cにより生成された評価画面を、要求元の婚活システムサーバ8に通知するよう制御する。
(通信部)
通信部71は、ネットワーク5を介して、感性サーバ3からポジティブなインタラクションの感性値を受信する。また、通信部71は、通知部70dの制御に従って、生成された評価画面を婚活システムサーバ8に送信する。
(記憶部)
記憶部72は、制御部70が各処理を実行するためのプログラムや、各処理を実行するために必要なパラメータを格納する。また、記憶部72は、算出された評価スコアや、生成された評価画面を一時的に記憶していてもよい。
以上、本実施形態による評価サーバ7の構成について説明した。なお、評価サーバ7の制御部70における通知部70dは、婚活システムサーバ8からの要求に応じて、スコア算出部70bにより算出された評価スコアを婚活システムサーバ8に送信してもよい。この場合、婚活システムサーバ8において、評価スコアに基づいたレーダーチャートの生成等の評価画面の生成が行われ得る(すなわち評価画面生成部70cの機能が婚活システムサーバ8に含まれる)。
(3-3-3.動作処理)
続いて、本実施形態による動作処理について図19を参照して説明する。図19は、本実施形態による婚活システムの動作処理を示すフローチャートである。
図19に示すように、まず、ステップS303において、評価サーバ7のインタラクション取得部70aは、婚活システムサーバ8により指定されたオブジェクトIDで、所定の対象期間内のポジティブインタラクションの感性値を感性サーバ3から取得する。
次に、ステップS306において、評価サーバ7のスコア算出部70bは、ポジティブインタラクション感性値に基づいて、ポジティブインタラクションの種類毎の回数を集計する。ポジティブインタラクションの種類とは、例えば「ありがとうと言った/言われた」「笑顔になった/受けた」「交遊」「相談をした/受けた」「贈り物をした/受けた」等が挙げられる。交遊インタラクションの回数(飲み会やパーティ等の交遊の回数)は、SNS(ソーシャルネットワークシステム)内での友人とのやり取りや、SNSに投稿されたに友人と一緒に写っている撮像画像といったインタラクションに基づいて、推測され得る。また、相談インタラクションの回数は、インターネット上の悩み相談電子掲示板等で回答した数や役に立った数のインタラクションに基づいてカウントされてもよい。また、贈り物インタラクションの回数は、物理的な贈り物の受け渡しインタラクションに限定されず、ネットワーク上においてゲーム内やSNS内、ショッピングサイト等で電子商品や電子ポイントが贈られた回数や、相手に好意を示すボタンが押された量に基づいてカウントされてもよい。
次いで、ステップS309において、スコア算出部70bは、集計した回数に基づいて、インタラクション種類毎の評価スコアを算出する。例えばスコア算出部70bは、回数に種類毎の係数(重み)を掛けて評価スコアを算出してもよい。
次に、ステップS312において、評価画面生成部70cは、スコア算出部70bにより算出された評価スコアに基づいて、対象人物の評価スコアを示すレーダーチャート等のグラフを評価画面として生成する。
そして、ステップS315において、通知部70dは、生成された評価画面(例えばレーダーチャート)を婚活システムサーバ8に送信する。
以上、本実施形態による動作処理について具体的に説明した。これにより、婚活システムサーバ8側では、当該評価画面を用いて会員向け画面(例えば評価画面と会員のプロフィール情報(顏画像、氏名、年齢等)を含む画面)を生成することができ、生成した会員向け画面が会員端末(例えば情報処理装置9)に送信される。ここで、婚活システムサーバ8から提供される会員向け画面の一例について図20~図22を参照して説明する。
図20は、本実施形態による会員向け画面の一例を示す図である。図20に示す表示画面701は、システム利用者の情報処理装置9で表示され、結婚相手を探しているユーザYにより閲覧される。表示画面701は、会員のプロフィール情報(顏画像、氏名、年齢等)と共に、当該会員の日頃のポジティブインタラクションの評価スコア(「ありがとう」「笑顔」「交遊」「相談」および「贈り物」の評価スコア)がレーダーチャートで表示されている。図20に示すレーダーチャートを見ることで、ユーザYは、当該人物の人格(人となり)を確認し、結婚相手の候補として適切かどうかを判断することができる。
図21は、本実施形態による会員本人向け画面の一例を示す図である。図21に示す表示画面702は、会員本人の情報処理端末で表示され、会員本人の日頃の行いを良くするよう、意識的に行動を変えてより好感度の高い人物になるよう努力することを促すことができる。具体的には、表示画面702では、今月と先月の評価チャートが表示され、また、先月からの評価スコア(または集計された回数)の変化が数値で示される。さらに、婚活システムで実施される異性からの「お気に入り登録」の増減が提示され、会員本人に対する好感度を上げるためのアドバイスが表示される。
図22は、本実施形態による会員向け画面の他の例を示す図である。図22に示す表示画面703は、システム利用者の情報処理装置9で表示され、結婚相手を探しているユーザYにより閲覧される。表示画面703に示すように、評価スコアを示すレーダーチャートは、「ありがとう」と言った/言われた回数、および笑顔になった/受けた回数というように、能動的/受動的の軸にマップされた4象限のレーダーチャートであってもよい。
<<4.まとめ>>
上述したように、本開示の実施形態による情報処理システムでは、人と人または物間におけるポジティブなインタラクションを感性値として生成することを可能とする。
また、ポジティブなインタラクションの感性値を本人以外の人物に公開したり多様なサービスで利用したりすることで、日常生活の中で笑顔になったり、「ありがとう」と発言することが増えて、最終的には社会全体の幸福度を底上げすることができる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本技術はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上述した物のオブジェクト1、センシングデバイス2、感性サーバ3、バイアス算出サーバ4、または評価サーバ7に内蔵されるCPU、ROM、およびRAM等のハードウェアに、物のオブジェクト1、センシングデバイス2、感性サーバ3、バイアス算出サーバ4、または評価サーバ7の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、当該コンピュータプログラムを記憶させたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体も提供される。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、本技術は以下のような構成も取ることができる。
(1)
第1のオブジェクトが第2のオブジェクトに表出したポジティブなインタラクションに関連する情報と、当該第2のオブジェクトが当該第1のオブジェクトに表出したポジティブなインタラクションに関連する情報を受信する通信部と、
前記受信したポジティブなインタラクションに関連する情報の少なくとも一部に基づいて、前記第1のオブジェクトの感性値を生成する制御部と、
を備える、情報処理システム。
(2)
前記受信したポジティブなインタラクションに関連する情報は、前記第1のオブジェクトに関連付けて記憶部に記憶され、
前記通信部は、前記記憶部に記憶されるポジティブなインタラクションに関連する情報に基づいて生成された前記第1のオブジェクトの感性値を、第3のオブジェクトに送信する、前記(1)に記載の情報処理システム。
(3)
前記通信部は、前記第1のオブジェクトが現在表出しているポジティブなインタラクションに関連する情報を、実時間で前記第3のオブジェクトに送信する、前記(2)に記載の情報処理システム。
(4)
前記通信部は、前記第3のオブジェクトのインタラクションに関連する情報を受信すると共に、実時間で前記第1のオブジェクトが現在視認可能で前記インタラクションに関連する情報を表出可能な第4のオブジェクトに送信する、前記(2)または(3)に記載の情報処理システム。
(5)
前記受信したポジティブなインタラクションに関連する情報は、前記第1のオブジェクトに関連付けて記憶部に記憶され、
前記制御部は、前記第1のオブジェクトである人物が加入する保険料の改定タイミング、若しくは当該保険料を管理する保険管理サーバからの要求に応じて、前記記憶部に記憶されるポジティブなインタラクションに関連する情報に基づき生成された前記第1のオブジェクトの感性値を生成し、
前記通信部は、前記感性値を保険管理サーバに送信する、前記(1)に記載の情報処理システム。
(6)
前記受信されたポジティブなインタラクションに関連する情報は、前記第1のオブジェクトに関連付けて記憶部に記憶され、
前記制御部は、前記第1のオブジェクトである人物が加入する保険料の改定タイミング、若しくは当該保険料を管理する保険管理サーバからの要求に応じて、前記記憶部に記憶されるネガティブなインタラクションに関連する情報に基づき生成された前記第1のオブジェクトの感性値を生成し、
前記通信部は、前記感性値を保険管理サーバに送信する、前記(1)に記載の情報処理システム。
(7)
前記受信されたポジティブなインタラクションに関連する情報は、前記第1のオブジェクトに関連付けて記憶部に記憶され、
前記制御部は、所定の情報処理装置から、前記第1のオブジェクトに対する評価要求を、前記通信部を介して受信すると、前記記憶部に記憶されるポジティブなインタラクションに関連する情報に基づいて評価チャートを生成し、
前記通信部は、前記評価チャートを前記所定の情報処理装置に送信する、前記(1)に記載の情報処理システム。
(8)
前記評価チャート、グラフである、前記(7)に記載の情報処理システム。
(9)
本通信デバイスが取り付けられている第1のオブジェクトに対面する第2のオブジェクトの表情を撮像するための撮像部と、
前記第2のオブジェクトの音声を収音するための指向性収音部と、
前記第1のオブジェクトの識別情報を送信すると共に、前記第2のオブジェクトの識別情報を受信する通信部と、
前記撮像部により撮像された画像、または前記指向性収音部により収音された音声を、前記第1のオブジェクトの識別情報および前記第2のオブジェクトの識別情報に関連付けて、オブジェクトのインタラクションに関連する情報を当該オブジェクトの識別情報に関連付けて記憶する記憶部を有するサーバに、前記通信部を介して送信する制御部と、
を備える、通信デバイス。
(10)
本通信デバイスが取り付けられている第1のオブジェクトの表情と、当該第1のオブジェクトに対面する第2のオブジェクトの表情を撮像するための撮像部と、
前記第1のオブジェクトの音声と、前記第2のオブジェクトの音声を収音するための収音部と、
前記撮像部と前記収音部により取得された第1のオブジェクトの画像と音声、および第2のオブジェクトの画像と音声を、前記第1のオブジェクトの識別情報に関連付けて、オブジェクトのインタラクションに関連する情報を当該オブジェクトの識別情報に関連付けて記憶する記憶部を有するサーバに、通信部を介して送信する制御部と、
を備える、通信デバイス。
(11)
第1のオブジェクトが第2のオブジェクトに表出したポジティブなインタラクションに関連する情報と、当該第2のオブジェクトが当該第1のオブジェクトに表出したポジティブなインタラクションに関連する情報を受信することと、
前記受信したポジティブなインタラクションに関連する情報の少なくとも一部に基づいて、前記第1のオブジェクトの感性値を制御部により生成することと、
を含む、制御方法。
(12)
コンピュータを、
通信デバイスが取り付けられている第1のオブジェクトに対面する第2のオブジェクトの表情を撮像するための撮像部と、
前記第2のオブジェクトの音声を収音するための指向性収音部と、
前記第1のオブジェクトの識別情報を送信すると共に、前記第2のオブジェクトの識別情報を受信する通信部と、
前記撮像部により撮像された画像、または前記指向性収音部により収音された音声を、前記第1のオブジェクトの識別情報および前記第2のオブジェクトの識別情報に関連付けて、オブジェクトのインタラクションに関連する情報を当該オブジェクトの識別情報に関連付けて記憶する記憶部を有するサーバに、前記通信部を介して送信する制御部と、
として機能させるプログラムが記憶された、記憶媒体。
(13)
コンピュータを、
通信デバイスが取り付けられている第1のオブジェクトの表情と、当該第1のオブジェクトに対面する第2のオブジェクトの表情を撮像するための撮像部と、
前記第1のオブジェクトの音声と、前記第2のオブジェクトの音声を収音するための収音部と、
前記撮像部と前記収音部により取得された第1のオブジェクトの画像と音声、および第2のオブジェクトの画像と音声を、前記第1のオブジェクトの識別情報に関連付けて、オブジェクトのインタラクションに関連する情報を当該オブジェクトの識別情報に関連付けて記憶する記憶部を有するサーバに、通信部を介して送信する制御部と、
として機能させるためのプログラムが記憶された、記憶媒体。
1、1A~1F オブジェクト
2 センシングデバイス
21 センサ
22 インタラクション抽出部
23 通信部
3 感性サーバ
30 制御部
30a インタラクション記憶制御部
30b 評価部
30c オブジェクト管理部
30d 関連オブジェクト検索部
30e 感性値算出部
31 通信部
32 オブジェクトDB
33 感性情報DB
4 バイアス算出サーバ
40 制御部
40a 感性値取得部
40b バイアス算出部
40c 通知部
41 通信部
42 記憶部
5 ネットワーク
6 保険システムサーバ
7 評価サーバ
70 制御部
70a インタラクション取得部
70b スコア算出部
70c 評価画面生成部
70d 通知部
71 通信部
72 記憶部
8 婚活システムサーバ
9 情報処理装置

Claims (6)

  1. 第1のオブジェクトが第2のオブジェクトに表出したポジティブなインタラクションに関連する第1情報と、当該第2のオブジェクトが当該第1のオブジェクトに表出したポジティブなインタラクションに関連する第2情報を受信する通信部と、
    所定の基準に基づいて、前記受信したポジティブなインタラクションに関連する前記第1情報および前記第2情報の各々に対して評価値を付与し、
    前記評価値に基づいて、前記第1のオブジェクトの感性値を生成する制御部と、
    を備えた第1の情報処理装置を備える、情報処理システム。
  2. 前記第1の情報処理装置は、前記受信したポジティブなインタラクションに関連する前記第1情報および前記第2情報を前記第1のオブジェクトに関連付けて記憶する記憶部を備え
    前記通信部は、前記記憶部に記憶されるポジティブなインタラクションに関連する前記第1情報および前記第2情報に基づいて生成された前記第1のオブジェクトの感性値を、第2の情報処理装置に送信する、請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記第1の情報処理装置は、生成された前記第1のオブジェクトの感性値を前記第1のオブジェクトに関連付けて記憶する記憶部を備え
    前記通信部は、前記第1のオブジェクトの感性値を、第2の情報処理装置に送信する、請求項1に記載の情報処理システム。
  4. 第3の情報処理装置から、前記第1のオブジェクトに対する評価要求を受信すると、前第1のオブジェクトの感性値に基づいて評価チャートを生成する制御部と
    前記第1のオブジェクトの感性値を前記第1の情報処理装置から受信し、前記評価チャートを前記第3の情報処理装置に送信する通信部と
    を備えた前記第2の情報処理装置を備える、請求項2または3に記載の情報処理システム。
  5. 前記評価チャートは、グラフである、請求項4に記載の情報処理システム。
  6. 第1のオブジェクトが第2のオブジェクトに表出したポジティブなインタラクションに関連する第1情報と、当該第2のオブジェクトが当該第1のオブジェクトに表出したポジティブなインタラクションに関連する第2情報を受信することと、
    所定の基準に基づいて、前記受信したポジティブなインタラクションに関連する前記第1情報および前記第2情報の各々に対して評価値を付与し、
    前記評価値に基づいて、前記第1のオブジェクトの感性値を生成することと、
    を含む処理を情報処理装置が実行する、制御方法。
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