JP7035640B2 - 射出成形方法および射出成形機 - Google Patents
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Description
また、本発明の好ましい射出成形方法は、イントリュージョン充填工程におけるスクリュの回転時間、スクリュの回転速度、および、スクリュに付与する背圧の、少なくとも一つに基づいて、イントリュージョン充填工程が行われる。
本発明の射出成形機におけるコントローラは、計量工程において、スクリュを回転させることにより樹脂材料をスクリュの前方に移送する間に可塑化させ、シリンダバレルの前方の貯留部に溶融樹脂を貯める。また、第一射出工程において、スクリュを前進させて、溶融樹脂を金型キャビティに射出する。さらに、イントリュージョン充填工程において、スクリュを回転させて、溶融樹脂を金型キャビティに充填する。さらに、第二射出工程において、スクリュを前進させて、溶融樹脂を金型キャビティに射出する。
また、本発明における好ましいコントローラは、イントリュージョン充填工程におけるスクリュの回転時間、スクリュの回転速度、および、スクリュに付与させる背圧の、少なくとも1つが、予め設定されている。
本実施形態に係る射出成形機1は、図1に示すように、型締ユニット10と、可塑化ユニット30と、これらのユニットの動作を制御するコントローラ50とを備えている。射出成形機1は、計量工程が完了した後に行われる金型キャビティへの溶融樹脂の射出充填工程が、第一射出工程、イントリュージョン充填工程および第二射出工程から構成される。
以下、型締ユニット10、可塑化ユニット30およびコントローラ50の概略構成、動作について説明し、次いで、射出成形機1による射出成形方法の手順について説明する。
型締ユニット10は、図1に示すように、固定金型13が取り付けられる固定ダイプレート15と、可動金型17が取り付けられる可動ダイプレート19とを備えている。固定ダイプレート15はベースフレーム11の上に固定され、可動ダイプレート19は図示を省略するアクチュエータによる動力によってベースフレーム11の上を進退移動(図中矢印方向)する。
型締ユニット10は、以上の要素に加えて、型締めをするのに必要な要素として、図示を省略するタイバー、油圧シリンダなどを備えている。
可塑化ユニット30は、図1に示すように、筒型のシリンダバレル31と、シリンダバレル31の前方側に設けられる吐出ノズル33と、シリンダバレル31の内部に回転可能かつ進退可能に設けられるスクリュ35と、原料であるペレット100をシリンダバレル31の内部に供給するホッパ37とを備えている。
スクリュ35は、周囲にフライト34を備えるとともに、前方に溶融樹脂の逆止弁であるチェックリング36を備えている。
シリンダバレル31の内部に設けられるスクリュ35が回転すると、ホッパ37から供給される熱可塑性樹脂からなるペレット100は、シリンダバレル31の下流端の吐出ノズル33に向けて移送され、その間に可塑化(溶融)される。連続して移送されるペレット100の溶融に伴いスクリュ35の前方(貯留部R/図3(b))に貯まる溶融状態の熱可塑正樹脂(溶融樹脂M/図3(b))の容積が増加するため、スクリュ35は貯留部Rの溶融樹脂Mに背圧を付与しながら予め定められる計量完了位置まで後退し、計量工程が完了する。この後、通常の射出成形であれば、スクリュ35が後退限位置から予め定められる射出前進限位置まで前進することで射出充填工程が完了する。ところが、射出成形機1は、計量完了位置から射出前進限位置までの間の任意の位置でイントリュージョン充填が行われる。
次に、コントローラ50について説明する。
コントローラ50は、射出成形機1から送られる種々の検知情報を用い、あるいは、コントローラ50が予め備える情報を用いて、射出成形機1が型締工程、計量工程、射出充填工程…の各工程に必要な動作を行うように、動作指令情報を生成する。加えて、コントローラ50は、射出成形機1の各駆動部に向けて動作指令情報を送信する。射出成形機1の各駆動部は、受信した動作指令情報に基づいて射出成形を行うのに必要な動作を実行する。
コントローラ50は、コンピュータ装置から構成され、図1に示すように、操作パネル51を備えている。
操作パネル51は、例えばタッチパネルから構成されており、図2(a)に示すように、その一部にイントリュージョン充填工程に関するイントリュージョン操作領域53を備えている。なお、図2は、イントリュージョン操作領域53以外の部分の表示を省いている。
また、図示を省略するが、イントリュージョン充填工程において、スクリュ35に付与する背圧を設定することもできる。スクリュ35の回転速度およびスクリュ35に付与する背圧は、いずれか一方または双方を任意の値に設定できる。
位置入力スペース55には、例えば図示を省略するテンキーからオペレータが入力することで、イントリュージョン充填工程を行うときのスクリュ35の位置が表示される。この位置は、吐出ノズル33からチェックリング36までの距離として定義されるが、本実施形態においては任意の値を入力、設定できる。以下のスクリュ35の回転速度、回転時間についても同様である。
時間入力スペース57は、同様に、イントリュージョン充填工程のときのスクリュ35の回転時間が表示される。
なお、ここでは回転速度および回転時間は、任意の値としているが、固定値とすることもできる。この場合、回転速度入力スペース56および時間入力スペース57を設けなくてもよい。また、回転速度入力スペース56および時間入力スペース57の一方を任意の値とし、他方を固定値にすることもできる。
以上の要素を備える射出成形機1は、以下の手順で射出成形が行なわれる。
射出成形は、型締工程、計量工程、射出充填工程、保圧工程、型開き工程および取り出し工程を備える。この中で、本実施形態に係る射出成形機1に関連する計量工程および射出充填工程について、図3~図5を参照して説明する。
計量工程では、ペレット100をシリンダバレル31の上流側のホッパ37から供給する。可塑化、つまり計量の開始時にはスクリュ35は図3(a)に示すようにシリンダバレル31の前方に位置しているが、その後にスクリュ35を回転させて計量工程が始まる。スクリュ35を回転させることで、スクリュ35とシリンダバレル31の間に供給されたペレット100は、シリンダバレル31の外周面に配置されたバンドヒータ等の加熱手段による加熱や、ペレット100同士あるいはペレット100及び回転するフライト34やシリンダバレル31内周面間に発生するせん断力による熱エネルギを受けて加熱、溶融しながら前方に向けて移送される。
ペレット100の供給を継続するとともに、スクリュ35を回転し続けると、溶融樹脂Mがシリンダバレル31の前方に搬送され、かつ、溶融樹脂Mの移送圧力により開放状態が維持されるチェックリング36を経由してスクリュ35よりも前方の貯留部Rに貯まる。スクリュ35の前方に貯まった溶融樹脂Mの圧力は、スクリュ35の後退を抑制する背圧と略等しく維持され、スクリュ35は貯留部Rに貯まる溶融樹脂Mの容積の増加に伴い後退する。1ショットの射出成形に必要な量の溶融樹脂Mが計量されたところ(計量完了位置)で、スクリュ35の回転及び後退が停止して計量工程が完了する(図3(b))。
計量が完了したとき(計量完了位置)の、スクリュ35のチェックリング36よりも前方の貯留部Rに貯えられる溶融樹脂Mの量を容量1とする。
計量工程が完了すると、射出充填工程に移行する。本実施形態における射出充填工程は、第一射出工程と、イントリュージョン充填工程と、第二射出工程とがこの順に行われる。スクリュ35を射出前進限位置まで前進させる通常の射出充填であれば、金型キャビティ21に充填される溶融樹脂Mは容量1である。ところが、射出成形機1は、容量2の溶融樹脂Mを金型キャビティ21に充填するイントリュージョン充填工程を備えており、この工程によって容量1に加えて容量2の溶融樹脂Mを金型キャビティ21に充填できる。また、イントリュージョン充填を挟んだ前後に第一射出工程および第二射出工程を行うことにより、リング模様、シルバーストリークといった成形不良を軽減できる。
第一射出工程は、スクリュ35が計量完了位置P0から予め設定された第一前進位置P1まで所定の射出速度で前進する。このとき、スクリュ35の回転は停止している。本実施形態においては、第一前進位置P1が第一射出工程の完了時におけるスクリュ35の位置であり、先に設定されているイントリュージョン充填が行われるスクリュ35の位置に相当する。
貯留部Rに貯えられる溶融樹脂Mは、スクリュ35の前進にともなって吐出ノズル33から射出され金型キャビティ21に充填される。ただし、第一射出工程で金型キャビティ21に充填されるのは貯留部Rの溶融樹脂Mの容量1の中の一部である容量1’であり、容量1’を除いた容量1の残部である容量1”は貯留部Rに留まる(図3(c))。なお、理想的には容量1=容量1’+容量1”であるが、現実の射出成形においては、容量1’+容量1”が容量1よりも微小量だけ多いこともあれば少ないこともある。また、図3(c)の金型キャビティ21内に、充填された溶融樹脂Mが図示されているが、これは金型キャビティ21内に容量1’の溶融樹脂Mが充填されていることを示すものであって、金型キャビティ21内における溶融樹脂Mの実際の充填状態を示すものではない。
第一射出をイントリュージョン充填に先行して行うことにより、リング模様およびシルバーストリークの発生を軽減する効果があるが、このことについては追って説明する。
第一射出を終える(図3(c))と、次にイントリュージョン充填が開始される。
本実施形態においては、イントリュージョン充填は、第一射出工程を終えたときの位置、つまり第一前進位置P1を定位置としてスクリュ35を回転することにより行われる。スクリュ35は、新たに容量2の溶融樹脂Mが連続して貯留部Rに補充されるようにコントローラ50に設定された回転速度、回転時間などのパラメータに従って回転する。
スクリュ35が回転すると、チェックリング36より後方から新たに容量2の溶融樹脂Mが連続して貯留部Rに補充される。貯留部Rに貯えられていた溶融樹脂Mにはスクリュ35により背圧が付与されているので、先行して貯留部Rに貯えられていた溶融樹脂M(容量1”)は補充された溶融樹脂Mに押し出されることにより金型キャビティ21に充填される。
イントリュージョン充填の間に貯留部Rに補充される溶融樹脂Mの量は先に説明したとおり容量2である。すなわち、イントリュージョン充填工程の完了時に金型キャビティ21に充填されている溶融樹脂Mの容量は、第1射出工程による容量1’とイントリュージョン充填工程における容量2の合計(容量1’+容量2)となる。なお、図4(a)においても、金型キャビティ21内に、充填された溶融樹脂Mが図示されているが、これは金型キャビティ21内に容量1’+容量2の溶融樹脂Mが充填されていることを示すものであって、金型キャビティ21内における溶融樹脂M(容量1’+容量2)の実際の充填状態を示すものではない。
イントリュージョン充填の終了後、図4(b)に示すように、予め設定された第二前進位置P2まで所定の射出速度でスクリュ35が前進する。本実施形態においては、第二前進位置P2は射出前進限位置に相当するものとする。そうすると、貯留部Rに貯まった溶融樹脂Mの圧力が上昇しチェックリング36が閉止状態に移行すると共に、溶融樹脂Mは吐出ノズル33から金型キャビティ21に向けて射出される。第二射出においては、貯留部Rに貯まった溶融樹脂M(容量1”)が金型キャビティ21内に充填される。その結果、第二射出工程の完了時に金型キャビティ21に充填されている溶融樹脂Mの容量は、第1射出工程による容量1’とイントリュージョン充填工程における容量2と第2射出工程による容量1”の合計(容量1’+容量1”+容量2)、すなわち、容量1+容量2となり(図4(b))、金型キャビティ21を溶融樹脂Mで満たす。
以後は、保圧工程と、型開き工程と、取り出し工程を経て、1サイクルの射出成形が完了し、次のサイクルの型締め工程に進む。
次に、第一射出、イントリュージョン充填および第二射出を通じて、リング模様、シルバーストリークといった成形不良を軽減できる理由を、リング模様、シルバーストリークの順に説明する。
イントリュージョン充填は、スクリュ35の回転による移送力で溶融樹脂Mを金型キャビティ21に充填するので、どうしても溶融樹脂Mは低速かつ低圧で金型キャビティ21に充填される。このため、溶融樹脂Mの金型キャビティ21への溶融樹脂流動は、スクリュ35の前進による一般的な射出に比べて、単位時間当たりの流動量が少なくかつ波打った不均一な樹脂流動となる。このような樹脂流動下で、金型キャビティ21の内面に接触した溶融樹脂Mは、図5(a)に示すように、厚みが不均一(波打った)なスキン層101となる。そして、このような樹脂流動下で充填量が増えていくに従い、少しずつ形成された不均一なスキン層101が、最終的には成形品の表面にリング模様として表れる。
シルバーストリークは、成形材料の中に含まれている揮発ガス、空気が、成形品の表面に現れることによって生じる。揮発ガスは、原料である樹脂材料を可塑化する際に樹脂から放出される。また、空気は、シリンダバレル31に元々存在している。さらに、空気は、樹脂材料を可塑化する際に、ホッパ37からシリンダバレル31内に供給されるペレット100と共にスクリュ35の回転でシリンダバレル31内に巻き込まれるのに加えて、金型キャビティ21にも元々存在している。金型キャビティ21に元々存在している空気は、スクリュ35を前進させる一般的な射出においては、金型キャビティ21内への溶融樹脂の樹脂流動により、固定金型13と可動金型17の合せ面や金型内で摺動する押出ピンの摺動隙間(図示せず)や、積極的に金型キャビティ21内のガス抜きを行うために金型に設けられるガス抜き用ベント等から外部に排出され得る。ところが、イントリュージョン充填だと溶融樹脂が低速かつ低圧で充填されるために、空気を含めたガス成分を金型の外部に排出するのに十分な樹脂流動を得ることができない。
射出成形機1および射出成形機1が実行する成形方法が奏する効果を説明する。
射出成形機1は、第一射出および第二射出に加えて、イントリュージョン充填を行う。これにより、計量工程終了後に貯留部Rに貯められている容量1に加えて容量2の溶融樹脂Mを追加して金型キャビティ21に充填できる。
しかも、射出成形機1は、イントリュージョン充填に先行して第一射出を行う。これにより、金型キャビティ21の表面に波打ち等の不均一さが抑制されたスキン層が形成される。したがって、後にイントリュージョン充填を行ったとしても、該スキン層の表面を、イントリュージョン充填による低圧かつ低速で樹脂が流動するために、少なくとも、第一射出で形成されたスキン層101の表面を流動して積層される範囲では、リング模様の発生が軽減される。
また、イントリュージョン充填に先行して第一射出を行うことで、金型キャビティ21に含まれていた空気を含むガス成分は金型の外部に排出される。また、イントリュージョン充填において発生するガス成分は、イントリュージョン充填に続く第二射出により金型の外部に排出される。したがって、本実施形態によれば、成形品の内部へのガス成分の巻き込みを抑制し、シルバーストリークの発生が軽減される。
10 型締ユニット
13 固定金型
17 可動金型
21 金型キャビティ
30 可塑化ユニット
31 シリンダバレル
33 吐出ノズル
35 スクリュ
36 チェックリング
37 ホッパ
39 第一電動機(スクリュ回転駆動用)
41 第二電動機(スクリュ進退駆動用)
43 第一伝達系(スクリュ回転駆動用)
45 第二伝達系(スクリュ進退駆動用)
50 コントローラ
51 操作パネル
100 ペレット
101 スキン層
M 溶融樹脂
R 貯留部
Claims (6)
- シリンダバレルの内部においてスクリュを回転および進退移動させる射出成形方法であって、
前記スクリュを回転させて前記スクリュの前方に樹脂材料を移送する間に可塑化させ、前記シリンダバレルの前方の貯留部に溶融樹脂を貯める計量工程と、
前記スクリュを前進させて、金型キャビティにスキン層が形成されるように前記溶融樹脂を前記金型キャビティに射出する第一射出工程と、
前記第一射出工程の完了時の前記スクリュの位置において前記スクリュを回転させて、前記溶融樹脂を前記金型キャビティの前記スキン層の表面を流動させて前記金型キャビティに充填するイントリュージョン充填工程と、
前記第一射出工程の完了時の前記スクリュの位置であって前記イントリュージョン充填工程における前記スクリュの回転位置から前記スクリュを前進させて、前記溶融樹脂を前記金型キャビティに射出する第二射出工程と、を順に行うことを特徴とする射出成形方法。 - 前記計量工程が完了した計量完了位置における、前記スクリュのチェックリングよりも前方の前記貯留部に貯えられる前記溶融樹脂の量を容量1とすると、
前記第二射出工程の完了時に前記金型キャビティに充填されている前記溶融樹脂の容量は、
前記第一射出工程による容量1’と前記イントリュージョン充填工程における容量2と前記第二射出工程による容量1”の合計である容量1(容量1’+容量1”)+容量2である、
請求項1に記載の射出成形方法。 - 予め設定されている、前記イントリュージョン充填工程における前記スクリュの回転時間、前記スクリュの回転速度、および、前記スクリュに付与する背圧の、少なくとも一つに基づいて、前記イントリュージョン充填工程が行われる、
請求項1または請求項2に記載の射出成形方法。 - スクリュと、前記スクリュが回転可能に、かつ、前記スクリュの回転軸方向に進退可能に設けられるシリンダバレルと、前記スクリュの回転および進退を制御して、計量工程、第一射出工程、イントリュージョン充填工程、および、第二射出工程を順に実行させるコントローラと、を備え、
前記コントローラは、
前記計量工程において、
前記スクリュを回転させることにより樹脂材料を前記スクリュの前方に移送する間に可塑化させ、前記シリンダバレルの前方の貯留部に溶融樹脂を貯め、
前記第一射出工程において、
前記スクリュを前進させて、金型キャビティにスキン層が形成されるように前記溶融樹脂を前記金型キャビティに射出し、
前記イントリュージョン充填工程において、
前記第一射出工程の完了時の前記スクリュの位置において前記スクリュを回転させて、前記溶融樹脂を前記金型キャビティの前記スキン層の表面を流動させて前記金型キャビティに充填し、
前記第二射出工程において、
前記第一射出工程の完了時の前記スクリュの位置であって前記イントリュージョン充填工程における前記スクリュの回転位置から前記スクリュを前進させて、前記溶融樹脂を前記金型キャビティに射出する、
ことを特徴とする射出成形機。 - 前記コントローラは、
前記計量工程が完了した計量完了位置における、前記スクリュのチェックリングよりも前方の前記貯留部に貯えられる前記溶融樹脂の量を容量1とすると、
前記第二射出工程の完了時に前記金型キャビティに充填されている前記溶融樹脂の容量は、
前記第一射出工程による容量1’と前記イントリュージョン充填工程における容量2と前記第二射出工程による容量1”の合計である容量1(容量1’+容量1”)+容量2となるように前記スクリュの動作を制御する、
請求項4に記載の射出成形機。 - 前記コントローラは、
前記イントリュージョン充填工程における前記スクリュの回転時間、前記スクリュの回転速度、および、前記スクリュに付与する背圧の、少なくとも1つが、予め設定されている、
請求項4または請求項5に記載の射出成形機。
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JP2018041546A JP7035640B2 (ja) | 2018-03-08 | 2018-03-08 | 射出成形方法および射出成形機 |
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2018
- 2018-03-08 JP JP2018041546A patent/JP7035640B2/ja active Active
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