JP7034391B2 - カメラ間距離推定装置、カメラ間距離推定方法、及びカメラ間距離推定プログラム - Google Patents

カメラ間距離推定装置、カメラ間距離推定方法、及びカメラ間距離推定プログラム Download PDF

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Description

本開示は、カメラ間距離推定装置、カメラ間距離推定方法、及びカメラ間距離推定プログラムに関する。
街頭及びビル内などには、多くの固定カメラが設置されている。これらのカメラで撮影された映像は、人を追跡するためのシステムで使用されている。また、カメラの画像のみを用いて複数のカメラの連結関係を推定する方法が提案されている。例えば、特許文献1を参照。
国際公開第2007/026744号(例えば、請求項1)
しかしながら、特許文献1に記載の方法は、カメラの画像のみに基づいてカメラの連結関係を推定するので、情報処理量が多いという課題がある。このため、すでに設置されているカメラの間の相対距離を簡易な方法で検出したいという要求がある。
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、カメラ間の相対距離を、少ない情報処理量で推定することを目的とする。
本開示に係るカメラ間距離推定装置は、第1の領域を撮影する第1のカメラで取得された第1の映像のデータベースと前記第1の領域から離れた第2の領域を撮影する第2のカメラで取得された第2の映像のデータベースとから、前記第1の映像と前記第2の映像との両方に含まれる同一の人物を対象人物として検知する対象人物検知部と、前記第1の映像から前記対象人物の1歩に要する時間である第1の所要時間を算出し、前記対象人物の属性から前記対象人物の歩幅を導出し、前記第1の所要時間と前記歩幅とに基づいて前記対象人物の前記第1の領域における歩行速度である第1の歩行速度を算出する歩行速度算出部と、前記対象人物が前記第1の映像に含まれている時刻と前記対象人物が前記第2の映像に含まれている時刻との間の時間差を求め、前記第1の歩行速度と前記時間差とに基づいて前記第1の領域と前記第2の領域との間の距離を推定する距離推定部とを有することを特徴とする。
本開示に係るカメラ間距離推定方法は、カメラ間距離推定装置によって実行される方法であって、第1の領域を撮影する第1のカメラで取得された第1の映像のデータベースと前記第1の領域から離れた第2の領域を撮影する第2のカメラで取得された第2の映像のデータベースとから、前記第1の映像と前記第2の映像との両方に含まれる同一の人物を対象人物として検知するステップと、前記第1の映像から前記対象人物の1歩に要する時間である第1の所要時間を算出し、前記対象人物の属性から前記対象人物の歩幅を導出し、前記第1の所要時間と前記歩幅とに基づいて前記対象人物の前記第1の領域における歩行速度である第1の歩行速度を算出するステップと、前記対象人物が前記第1の映像に含まれている時刻と前記対象人物が前記第2の映像に含まれている時刻との間の時間差を求め、前記第1の歩行速度と前記時間差とに基づいて前記第1の領域と前記第2の領域との間の距離を推定するステップとを有することを特徴とする。
本開示に係るカメラ間距離推定装置、カメラ間距離推定方法、及びカメラ間距離推定プログラムを用いれば、少ない情報処理量でカメラ間距離を推定することができる。
実施の形態1に係るカメラ間距離推定装置を含む距離推定システムのハードウェア構成の例を示す図である。 実施の形態1に係るカメラ間距離推定装置を含む距離推定システムの構成を概略的に示す機能ブロック図である。 (A)及び(B)は、カメラ間距離の推定処理を示す図である。 実施の形態1における映像の取得動作を示すフローチャートである。 実施の形態1におけるカメラ間距離の推定動作を示すフローチャートである。 実施の形態2におけるカメラ間距離の推定動作を示すフローチャートである。 実施の形態3に係るカメラ間距離推定装置を含む距離推定システムの構成を概略的に示す機能ブロック図である。 実施の形態3におけるカメラ間距離の推定動作を示すフローチャートである。 実施の形態4におけるカメラ間距離の推定動作を示すフローチャートである。 実施の形態5におけるカメラ間距離の推定動作を示すフローチャートである。
以下に、実施の形態に係るカメラ間距離推定装置、カメラ間距離推定方法、及びカメラ間距離推定プログラムを、図面を参照しながら説明する。以下の実施の形態は、例にすぎず、種々の変更が可能である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係るカメラ間距離推定装置30を含む距離推定システムのハードウェア構成の例を示す図である。図1に示される距離推定システムは、複数の撮像装置である複数のカメラ11、12、…と、複数のカメラ11、12、…から映像を取得する映像取得装置20と、映像取得装置20から取得する映像に基づいて、複数のカメラ11、12、…の内の任意の2台のカメラの間の距離であるカメラ間距離を推定するカメラ間距離推定装置30とを有している。距離推定システムは、例えば、監視システムである。なお、複数のカメラ11、12、…の台数は、2台以上であれば、何台であってもよい。
複数のカメラ11、12、…は、例えば、街頭及びビル内などに設置された固定カメラである。映像取得装置20は、例えば、複数のカメラ11、12、…と通信可能に接続された装置である。映像取得装置20は、例えば、複数のカメラ11、12、…と通信可能に接続されたネットワーク上のサーバである。カメラ間距離推定装置30は、例えば、映像取得装置20と通信可能に接続されたコンピュータである。カメラ間距離推定装置30は、ネットワークを介して映像取得装置20と通信可能に接続されてもよい。
映像取得装置20は、情報処理部としてのプロセッサ201と、記憶部としてのメモリ202と、記憶装置203と、カメラインタフェース(「カメラI/F」と記す)204と、通信インタフェース(「通信I/F」と記す)205と、これらを互いに接続するバス206とを有している。カメラ11、12、…は、カメラI/F204に接続されている。カメラ11、12、…は、ネットワーク又は他の機器を介してカメラI/F204に接続されてもよい。記憶装置203は、映像取得装置20と異なる外部の装置であってもよい。
カメラ間距離推定装置30は、情報処理部としてのプロセッサ301と、記憶部としてのメモリ302と、記憶装置303と、通信I/F304と、これらを互いに接続するバス305とを有している。通信I/F304は、映像取得装置20の通信I/F205と通信可能に接続されている。通信I/F304は、ネットワーク又は他の機器を介して映像取得装置20の通信I/F205に接続されてもよい。記憶装置303は、カメラ間距離推定装置30と異なる外部の装置であってもよい。
プロセッサ201及び301の各々は、各種の演算処理を行うIC(Integrated Circuit)である。より具体的には、プロセッサ201及び301の各々は、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、GPU(Graphics Processing Unit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのような、プログラム化された処理を実行する半導体デバイスである。
メモリ202及び302の各々は、例えば、データの一時記憶部として用いられるRAM(Random Access Memory)である。プロセッサ201は、メモリ202に記憶されるプログラムを実行する。プロセッサ301は、メモリ302に記憶されるカメラ間距離推定プログラムを実行する。
記憶装置203及び303は、データを保存するための、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)、SD(Secure Digital)メモリカード、CF(CompactFlash(登録商標))、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク、DVD(デジタル多用途ディスク)などのような、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体である。
図1の例では、映像取得装置20とカメラ間距離推定装置30とは別個の装置として示されているが、これらは1台のコンピュータに置き換えられてもよい。例えば、カメラ間距離推定装置30が、映像取得装置20の機能を実行してもよい。
図2は、実施の形態1に係るカメラ間距離推定装置30を含む距離推定システムの構成を概略的に示す機能ブロック図である。図2に示される距離推定システムは、複数のカメラ11、12、…と、映像取得装置20と、カメラ間距離推定装置30とを有している。カメラ間距離推定装置30は、実施の形態1に係るカメラ間距離推定方法を実施することができる装置である。
映像取得装置20は、映像取得部21と、人物属性抽出部22と、映像情報データベースを記憶する第1の記憶部としての映像情報データベース部(「映像情報DB部」と記す)23とを有している。映像取得部21は、カメラ11、12、…によって撮影された映像を取得して、取得された映像を映像情報DB部33に保存する。保存された映像は、撮影時刻を示す時刻情報を含む。
人物属性抽出部22は、映像取得部21で取得された映像に含まれる人物を検知し、検知された人物の属性を抽出して、映像情報DB部23に保存する。人物の属性は、例えば、人物の性別及び人物の年齢のうちの少なくとも一方を含む。人物属性抽出部22は、人の属性の抽出に際し、公知の技術である画像処理による手法又はDeep Learningなどの機械学習による手法を用いてもよい。
カメラ間距離推定装置30は、対象人物検知部31と、歩行速度算出部32と、第2の記憶部としての人物属性データベース部(「人物属性DB部」と記す)33と、距離推定部34とを有している。カメラ間距離推定装置30は、カメラ11、12、…のうちの任意の2つのカメラである第1のカメラと第2のカメラとの間の距離を推定する。
図3(A)及び(B)は、カメラ間距離の推定処理を示す図である。図3(A)は、第1の領域A1を撮影する第1のカメラB1と、第1の領域A1から離れた第2の領域A2を撮影する第2のカメラB2と、第1の映像と第2の映像との両方に含まれる同一の人物である対象人物Cと、対象人物Cが第1の映像に含まれている時刻t1と、対象人物Cが第2の映像に含まれている時刻t2と、時刻t1と時刻t2との間の時間差G(=t2-t1)と、第1の領域A1と第2の領域A2との間の距離Hとを示している。図3(B)は、第fフレームから第f+Nフレームまでの時間が、第1の所要時間D1に対応することを示している。ここで、f及びNは、正の整数である。
対象人物検知部31は、第1の領域A1を撮影する第1のカメラB1で取得された第1の映像のデータベースと第1の領域A1から離れた第2の領域A2を撮影する第2のカメラB2で取得された第2の映像のデータベースとから、第1の映像と第2の映像との両方に含まれる同一の人物を対象人物Cとして検知する。
歩行速度算出部32は、第1の映像から対象人物Cの1歩に要する時間である第1の所要時間D1を算出し、対象人物Cの属性から対象人物Cの歩幅Eを導出し、第1の所要時間D1と歩幅Eとに基づいて対象人物Cの第1の領域A1における歩行速度(すなわち、移動速度)である第1の歩行速度F1を算出する。例えば、第1の歩行速度F1は、歩幅Eを第1の所要時間D1で割ることによって得られる。また、歩行速度算出部32は、第1の映像に基づいて前記属性を判定する。歩幅Eは、例えば、対象人物Cの属性に基づいて決定される。例えば、若年男子の歩幅は0.69m、若年女子の歩幅は0.62m、高齢男子の歩幅は0.58m、高齢女子の歩幅は0.56mとしてもよい。或いは、歩幅Eは、対象人物Cの身長から算出されてもよい。例えば、歩幅Eとして、身長[cm]から100cmを引いた値、又は身長に0.45を掛けた値を用いてもよい。
距離推定部34は、対象人物Cが第1の映像に含まれている時刻t1と対象人物Cが第2の映像に含まれている時刻t2との間の時間差G(=t2-t1)を求め、第1の歩行速度F1と時間差Gとに基づいて第1の領域A1と第2の領域A2との間の距離Hを推定する。例えば、距離Hは、第1の歩行速度F1に時間差Gを掛けることによって得られる。第1の領域A1と第2の領域A2との間の距離Hは、第1のカメラB1と第2のカメラB2との間の距離であるカメラ間距離にほぼ等しい。
図4は、実施の形態1における映像の取得動作を示すフローチャートである。先ず、映像取得部21は、複数のカメラ11、12、…のいずれかによって撮影された映像を取得して(ステップS11)、取得された映像を映像情報DB部33に保存する(ステップS12)。次に、人物属性抽出部22は、映像取得部21で取得された映像に含まれる人物を検知し(ステップS13)、検知された人物の属性を抽出して、映像情報DB部23に保存する(ステップS14)。ステップS11~S14の処理は、例えば、複数のカメラ11、12、…の全てについての処理が終了して、プロセッサ201(図1)から映像取得動作の終了の指示があるまで繰り返される(ステップS15)。
図5は、実施の形態1におけるカメラ間距離の推定動作を示すフローチャートである。先ず、対象人物検知部31は、第1のカメラB1の第1の映像のデータベースから第1の映像に含まれる人物(すなわち、サンプル)の特徴を取得する(ステップS101)。次に、対象人物検知部31は、第1の映像に含まれる人物と同じ特徴を持つ人物を第2のカメラB2の第2の映像のデータベースで検索する(ステップS102)。ここで、同一人物が見つかれば(ステップS103においてYES)、処理はステップS104に進む。
次に、歩行速度算出部32は、第1の映像に基づいて対象人物Cの1歩に要する時間である第1の所要時間D1を算出し(ステップS104)、対象人物Cの属性に基づいて対象人物の歩幅Eを導出し(ステップS105)、第1の所要時間D1と歩幅Eとに基づいて対象人物Cの第1の領域A1における歩行速度である第1の歩行速度F1を算出する(ステップS106)。
次に、距離推定部34は、対象人物Cが第1の映像に含まれている時刻t1と対象人物Cが第2の映像に含まれている時刻t2との間の時間差Gを求め、第1の歩行速度F1と時間差Gとに基づいて第1の領域A1と第2の領域A2との間の距離H(=F1×G)を推定する(ステップS107)。
以上に説明したように、実施の形態1に係るカメラ間距離推定装置30は、対象人物Cの歩幅Eと1歩あたりの第1の所要時間D1とに基づいて第1の歩行速度F1を算出し、第1の歩行速度F1と時間差Gとから距離Hを算出しているので、カメラ間の相対距離を少ない情報処理量で推定することができる。
実施の形態2.
実施の形態2では、複数の対象人物Cについて歩幅En及び第1の歩行速度F1を取得し、これらに基づいて複数の距離Hを算出し、複数の距離Hに基づいてカメラ間距離を算出する例を説明する。ここで、nは正の整数である。実施の形態2に係るカメラ間距離推定装置の構成は、実施の形態1に係るカメラ間距離推定装置30のものと同様である。したがって、実施の形態2の説明においては、図1~図3を参照する。
図6は、実施の形態2におけるカメラ間距離の推定動作を示すフローチャートである。先ず、対象人物検知部31は、第1のカメラB1の第1の映像のデータベースから第1の映像に含まれる人物(すなわち、サンプル)の特徴を取得する(ステップS201)。次に、対象人物検知部31は、第1の映像に含まれる人物と同じ特徴を持つ人物を第2のカメラB2の第2の映像のデータベースで検索する(ステップS202)。ここで、同一人物が見つかれば(ステップS203においてYES)、同一人物を対象人物Cとみなして、処理はステップS204に進む。ここで、nは、ループ処理がn回目であることを示す正の整数である。
次に、歩行速度算出部32は、第1の映像に基づいて対象人物Cの1歩に要する時間である第1の所要時間D1を算出し(ステップS204)、対象人物Cの属性に基づいて対象人物の歩幅Eを導出し(ステップS205)、第1の所要時間D1と歩幅Eとに基づいて対象人物Cの第1の領域A1における歩行速度である第1の歩行速度F1を算出する(ステップS206)。
次に、距離推定部34は、対象人物Cが第1の映像に含まれている時刻t1と対象人物Cが第2の映像に含まれている時刻t2との間の時間差Gを求め、第1の歩行速度F1と時間差Gとに基づいて第1の領域A1と第2の領域A2との間の距離H(=F1×G)を推定する(ステップS207)。ステップS201からS207の処理は、他の人物(すなわち、他のサンプル)について繰り返される(ステップS208)。
次に、距離推定部34は、複数の距離Hに基づいて距離(すなわち、推定距離)Hを算出する(ステップS209)。距離Hは、例えば、複数の距離Hの平均値である。また、距離Hは、複数の対象人物C、C、…の属性に基づく重みW、W、…を取得し、複数の距離H、H、…の重み付け平均値であってもよい。例えば、一定速度で歩行する可能性の高い成人の重みを高くし、途中で休息する可能性がある高齢者及び真っすぐに歩かない可能性が高い子供の重みを低くすることが考えられる。
以上に説明したように、実施の形態2に係るカメラ間距離推定装置は、複数の対象人物Cnの行動に基づいてカメラ間の相対距離を推定するので、推定精度を上げることができる。
上記以外の点に関し、実施の形態2は実施の形態1と同じである。
実施の形態3.
実施の形態3に係るカメラ間距離推定装置30aにおいては、第1のカメラB1の第1の映像と第2のカメラB2の第2映像の両方に映る同一人物の特定に際し、対象人物と同時に映る他の人物の特徴をも用いる。
図7は、実施の形態3に係るカメラ間距離推定装置30aの構成を概略的に示す機能ブロック図である。図7において、図1の構成要素と同一又は対応する構成要素には、図1に示される符号と同じ符号が付されている。カメラ間距離推定装置30aは、第1の領域A1において予め決められた距離内にいる複数の人物を同一のグループに属する人物と判定するグループ判定部35を更に有する点において、実施の形態1に係るカメラ間距離推定装置30と異なる。つまり、カメラ間距離推定装置30aは、歩幅Eを取得のために用いられる人物を選定する際に、対象人物と同時に映像に映る他の人物を選択し、カメラ間で同一人物を特定する際の判断要素として用いる。なお、実施の形態3の説明においては、図1及び図3を参照する。
図8は、実施の形態3におけるカメラ間距離の推定動作を示すフローチャートである。グループ判定部35は、第1のカメラB1の第1の映像のデータベースに基づいて第1の領域A1において予め定められた距離内にいる複数の人物を同一のグループの人物とみなす。これらの人物の特定は、人物の属性、人物の服装、人物の持ち物、などの特徴に基づいて行うことができる。
図8におけるステップS301~S307の処理は、図5に示されるステップS101~S107の処理と同様である。ただし、図8におけるステップS301~S303の処理における同一人物の判定に際しては、同一のグループに属する同一人物であるかが判定される。
以上に説明したように、実施の形態3に係るカメラ間距離推定装置30aは、同一のグループに属する同一人物であるかが判定され、この判定結果に基づいて対象人物が決められるので、カメラ間距離の推定精度を上げることができる。
また、実施の形態3に、実施の形態2の処理を組み合わせてもよい。上記以外の点に関し、実施の形態3は、実施の形態1及び2のいずれかと同じである。
実施の形態4.
実施の形態4に係るカメラ間距離推定装置は、第1のカメラに同時に映る人物の数が予め決められた基準数以下であるときに、カメラ間距離の推定動作を行うことを特徴とする。これは、混雑時には、人物の足元が見えにくく、歩幅を正確に計算できないと考えられるからである。また、混雑時には、人物は、一定の歩行速度で歩くことが難しいと考えられるからである。
実施の形態4に係るカメラ間距離推定装置の構成は、実施の形態1に係るカメラ間距離推定装置30のものと同様である。したがって、実施の形態4の説明においては、図1~図3を参照する。
図9は、実施の形態4におけるカメラ間距離の推定動作を示すフローチャートである。先ず、対象人物検知部31は、第1の領域A1において第1の映像に含まれる人物の数が予め決められた基準数Jより少ない場合に、対象人物を検知する処理を行う(ステップS401、S402)。
ステップS402における判定がYESの場合、図6に示されるステップS201~S209と同じ処理が実行される。なお、ステップS201~S209の処理の代りに、図5に示されるステップS101~S107の処理、又は図8に示されるステップS300~S307の処理が行われてもよい。
以上に説明したように、実施の形態4に係るカメラ間距離推定装置は、第1のカメラに同時に映る人物の数が予め決められた基準数J以下であるときに、カメラ間距離の推定動作を行うので、すなわち、混雑時を避けて推定動作を行うので、カメラ間距離の推定精度を上げることができる。
なお、上記以外の点に関し、実施の形態4は、実施の形態1から3のいずれかと同じである。
実施の形態5.
実施の形態5においては、歩行速度算出部32は、第2の映像から対象人物Cの1歩に要する時間である第2の所要時間D2を算出し、第2の所要時間D2と歩幅Eとに基づいて対象人物Cの第2の領域A2における歩行速度である第2の歩行速度F2を算出し、距離推定部34は、第1の歩行速度F1と第2の歩行速度F2から得られた補正された歩行速度と時間差Gとに基づいて第1の領域A1と第2の領域A2との間の距離Hを推定する。
実施の形態5に係るカメラ間距離推定装置の構成は、実施の形態1に係るカメラ間距離推定装置30のものと同様である。したがって、実施の形態5の説明においては、図1~図3を参照する。
図10は、実施の形態5におけるカメラ間距離の推定動作を示すフローチャートである。図10におけるステップS101~S106の処理は、図5に示されるものと同じである。実施の形態5においては、歩行速度算出部32は、第2の映像から対象人物Cの1歩に要する時間である第2の所要時間D2を算出し(ステップS501)、第2の所要時間D2と歩幅Eとに基づいて対象人物Cの第2の領域A2における歩行速度である第2の歩行速度F2を算出し(ステップS502)する。
次に、距離推定部34は、第1の歩行速度F1と第2の歩行速度F2から得られた補正された歩行速度と時間差Gとに基づいて第1の領域A1と第2の領域A2との間の距離Hを推定する(ステップS503)。距離推定部34は、例えば、第1の歩行速度F1と第2の歩行速度F2との平均速度と、時間差Gとに基づいて距離Hを、以下の式で計算する。
H=(F1+F2)×G/2
なお、ステップS101~S206の処理の代りに、図5に示されるステップS101~S106の処理、又は図8に示されるステップS300~S306の処理が行われてもよい。
以上に説明したように、実施の形態5に係るカメラ間距離推定装置は、補正された歩行速度を用いて距離Hを計算するので、カメラ間距離の推定精度を上げることができる。
なお、上記以外の点に関し、実施の形態5は、実施の形態1から4のいずれかと同じである。
11、12 カメラ、 20 映像取得装置、 21 映像取得部、 22 人物属性抽出部、 23 映像情報DB部、 30、30a カメラ間距離推定装置、 31 対象人物検知部、 32 歩行速度算出部、 33 人物属性DB部、 34 距離推定部、 35 グループ判定部。

Claims (14)

  1. 第1の領域を撮影する第1のカメラで取得された第1の映像のデータベースと前記第1の領域から離れた第2の領域を撮影する第2のカメラで取得された第2の映像のデータベースとから、前記第1の映像と前記第2の映像との両方に含まれる同一の人物を対象人物として検知する対象人物検知部と、
    前記第1の映像から前記対象人物の1歩に要する時間である第1の所要時間を算出し、前記対象人物の属性から前記対象人物の歩幅を導出し、前記第1の所要時間と前記歩幅とに基づいて前記対象人物の前記第1の領域における歩行速度である第1の歩行速度を算出する歩行速度算出部と、
    前記対象人物が前記第1の映像に含まれている時刻と前記対象人物が前記第2の映像に含まれている時刻との間の時間差を求め、前記第1の歩行速度と前記時間差とに基づいて前記第1の領域と前記第2の領域との間の距離を推定する距離推定部と
    を有することを特徴とするカメラ間距離推定装置。
  2. 前記歩行速度算出部は、前記第1の映像に基づいて前記属性を判定することを特徴とする請求項1に記載のカメラ間距離推定装置。
  3. 前記属性は、前記対象人物の年齢及び前記対象人物の性別のうちの少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のカメラ間距離推定装置。
  4. 前記歩行速度算出部は、前記第2の映像から前記対象人物の1歩に要する時間である第2の所要時間を算出し、前記第2の所要時間と前記歩幅とに基づいて前記対象人物の前記第2の領域における歩行速度である第2の歩行速度を算出し、
    前記距離推定部は、前記第1の歩行速度と前記第2の歩行速度から得られた補正された歩行速度と前記時間差とに基づいて前記第1の領域と前記第2の領域との間の前記距離を推定する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のカメラ間距離推定装置。
  5. 前記距離推定部は、前記第1の歩行速度と前記第2の歩行速度との平均速度と、前記時間差とに基づいて前記第1の領域と前記第2の領域との間の前記距離を推定する
    ことを特徴とする請求項4に記載のカメラ間距離推定装置。
  6. 前記対象人物検知部は、前記対象人物を検知する処理を繰り返し行うことによって複数の対象人物を検知し、
    前記歩行速度算出部は、前記第1の歩行速度を算出する処理を繰り返し行うことによって前記複数の対象人物の複数の歩行速度を算出し、
    前記距離推定部は、前記距離を推定する処理を繰り返し行うことによって複数の距離を推定し、前記複数の距離に基づく推定距離を出力する
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のカメラ間距離推定装置。
  7. 前記距離推定部は、前記複数の距離の平均値を前記推定距離として出力することを特徴とする請求項6に記載のカメラ間距離推定装置。
  8. 前記距離推定部は、前記複数の対象人物の属性に基づく重みを取得し、前記複数の距離の重み付け平均値を前記推定距離として出力することを特徴とする請求項6に記載のカメラ間距離推定装置。
  9. 前記第1の領域において予め決められた距離内にいる複数の人物を同一のグループに属する人物と判定するグループ判定部を更に有し、
    前記対象人物検知部は、前記第1の映像と前記第2の映像との両方に含まれる前記グループに属する人物を対象グループの人物として検知し、
    前記歩行速度算出部は、前記第1の映像から前記対象グループの人物の1歩に要する時間である前記第1の所要時間を算出し、前記対象グループの人物の特徴から前記対象グループの人物の歩幅を導出し、前記第1の所要時間と前記歩幅とに基づいて前記対象グループの人物の前記第1の領域における歩行速度である第1の歩行速度を算出し、
    前記距離推定部は、前記時間差を求め、前記第1の歩行速度と前記時間差とに基づいて前記第1の領域と前記第2の領域との間の距離を推定する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のカメラ間距離推定装置。
  10. 前記対象人物検知部は、前記第1の領域において前記第1の映像に含まれる人物の数が予め決められた基準数より少ない場合に、前記対象人物を検知する処理を行うことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載のカメラ間距離推定装置。
  11. 前記対象人物検知部は、前記第1の映像に含まれる人物及び前記第2の映像に含まれる人物の顔、服装、及び持ち物のいずれか1つ以上に基づいて、前記対象人物を検知することを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載のカメラ間距離推定装置。
  12. 前記第1の映像のデータベースと前記第2の映像のデータベースとを記憶する第1の記憶部と、
    前記属性と前記歩幅との関係を示す情報を記憶する第2の記憶部と
    をさらに有することを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載のカメラ間距離推定装置。
  13. カメラ間距離推定装置によって実行されるカメラ間距離推定方法であって、
    第1の領域を撮影する第1のカメラで取得された第1の映像のデータベースと前記第1の領域から離れた第2の領域を撮影する第2のカメラで取得された第2の映像のデータベースとから、前記第1の映像と前記第2の映像との両方に含まれる同一の人物を対象人物として検知するステップと、
    前記第1の映像から前記対象人物の1歩に要する時間である第1の所要時間を算出し、前記対象人物の属性から前記対象人物の歩幅を導出し、前記第1の所要時間と前記歩幅とに基づいて前記対象人物の前記第1の領域における歩行速度である第1の歩行速度を算出するステップと、
    前記対象人物が前記第1の映像に含まれている時刻と前記対象人物が前記第2の映像に含まれている時刻との間の時間差を求め、前記第1の歩行速度と前記時間差とに基づいて前記第1の領域と前記第2の領域との間の距離を推定するステップと
    を有することを特徴とするカメラ間距離推定方法。
  14. 第1の領域を撮影する第1のカメラで取得された第1の映像のデータベースと前記第1の領域から離れた第2の領域を撮影する第2のカメラで取得された第2の映像のデータベースとから、前記第1の映像と前記第2の映像との両方に含まれる同一の人物を対象人物として検知する処理と、
    前記第1の映像から前記対象人物の1歩に要する時間である第1の所要時間を算出し、前記対象人物の属性から前記対象人物の歩幅を導出し、前記第1の所要時間と前記歩幅とに基づいて前記対象人物の前記第1の領域における歩行速度である第1の歩行速度を算出する処理と、
    前記対象人物が前記第1の映像に含まれている時刻と前記対象人物が前記第2の映像に含まれている時刻との間の時間差を求め、前記第1の歩行速度と前記時間差とに基づいて前記第1の領域と前記第2の領域との間の距離を推定する処理と
    をコンピュータに実行させるカメラ間距離推定プログラム。
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