JP7033291B2 - 植物栽培装置、植物栽培システム及び植物栽培方法 - Google Patents
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Description
さらに旧来の植物栽培装置は、建屋全体や部屋全体の環境が対象となる植物の生育に適した温度や湿度に保たれるので、育成条件の異なる植物を混栽することが困難であった。
さらに旧来の植物栽培装置では、建屋内や部屋内に有害昆虫等が侵入することは禁忌であり、建屋等の出入口や換気窓等には厳重な害虫侵入防止措置が取られる。万一、有害昆虫等が侵入すると、この駆除は誠に困難である。即ち植物栽培装置では、原則として農薬を使用しない。そのため、数日間に渡って作物の栽培を停止しなければならない場合があった。
特許文献1に開示した植物栽培装置は、栽培空間が筒状空間内に限定されるため、空調機器が小型のもので足り、環境を維持するためのエネルギーコストが低い。
また特許文献1に開示した植物栽培装置によると、一つの建屋内に植物栽培装置を複数設置することができる。さらに栽培空間たる筒状空間は、植物栽培装置ごとに独立しているから、植物栽培装置ごとに内部の温度や湿度を変えることができ、育成条件の異なる植物を同一の建屋内で混栽することができる。
特許文献1に開示した植物栽培装置は、駆除対象となる空間が小さい上、害虫の成虫や幼虫、卵等がひそみ難いので、害虫が侵入した場合の駆除も容易である。
続いて植物栽培装置を、工場跡や地下室等の実際の構造物内に設置し、実証実験を重ねた。この場合も、概ね良好な栽培成績を得ることができた。
しかしながら、植物栽培装置を設置する構造物には、内部環境が当初の予想を越える劣悪な物件があった。
特許文献1に開示した植物栽培装置を、はなはだしく劣悪な環境の構造物に設置すると、筒状空間内を所望の環境に維持することができず、望ましい収量を得ることが困難であった。
上記した課題を解決する具体的態様は、既設の構造物内に設置される植物栽培装置において、外郭構成部材と、室内空調手段と、植物栽培ラインを有し、外郭構成部材は前記構造物とは異なる壁であって前記構造物の内壁から離れた壁で覆われていて内部に機器設置室があり、室内空調手段によって機器設置室内を空調可能であり、前記植物栽培ラインは、育成空間構成部材と、前記室内空調手段とは別の育成空間空調手段と、水耕栽培手段を有し、育成空間構成部材は、内部に植物を育成する育成空間があり、当該育成空間内に水耕栽培手段が設置されており、前記育成空間空調手段によって育成空間内を空調可能であることを特徴とする植物栽培装置である。
本態様の植物栽培装置では、育成空間が外部(構造物の室内等)から二重に隔離されており、育成空間は二重に空調されている。
即ち育成空間は育成空間構成部材によって仕切られた空間であり、さらに育成空間構成部材は壁で覆われた機器設置室に設置されている。そして機器設置室は室内空調手段によって空調され、さらに育成空間は育成空間空調手段によって空調される。そして本態様の植物栽培装置では、水耕栽培手段の育成空間内で植物が育成される。
本態様の植物栽培装置は、設置される構造物内の環境が劣悪であったとしても、機器設置室は壁で覆われているから、構造物内の環境(植物栽培装置外の環境)とは遮断されている。
例えば、構造物内の温度が、時刻や季節によって著しく変化するものであっても、機器設置室の環境変化は小さい。
また機器設置室は室内空調手段によって空調されるので、機器設置室の環境は、一般的な構造物内のレベルには調整可能である。
即ち機器設置室内は、個々の植物に対して最適な温度や湿度ではないにしても、通常の構造物内の環境レベルにまで調整することはできる。
そして実際に植物を育成させる育成空間は、さらに育成空間空調手段によって空調されるので、個々の植物に対して最適な温度や湿度を維持することができる。従って、植物栽培装置が劣悪な環境の構造物内に設置された場合であっても、実際に植物を育成する育成空間は、栽培される植物に対して好適な環境が維持され、植物は良好に育つ。
前記室内空調手段は室内機を有し、当該室内機が外郭構成部材の天井部に取り付けられていることが望ましい。
外郭構成部材は床面を除く各面が覆われていて内部に機器設置室があり、当該機器設置室は略密閉空間であることが望ましい。
上記した課題を解決する具体的態様は、既設の構造物内に設置される植物栽培装置において、外郭構成部材と、室内空調手段と、植物栽培ラインを有し、外郭構成部材は前記構造物とは異なる壁であって前記構造物の内壁から離れた壁で床面を除く各面が覆われていて内部に機器設置室があり、当該機器設置室は略密閉空間であり、前記植物栽培ラインは、育成空間構成部材と、水耕栽培手段を有し、育成空間構成部材は、内部に植物を育成する育成空間があり、当該育成空間内に水耕栽培手段が設置されており、機器設置室内を空調する室内空調手段と、育成空間内を空調する育成空間空調手段の内の少なくともいずれか一つの空調手段を備えていることを特徴とする植物栽培装置である。
本態様の植物栽培装置は、害虫が侵入した場合の駆除についても容易である。即ち本態様によると、駆除対象となる空間が小さい上、害虫の成虫や幼虫、卵等がひそみ難いので、害虫が侵入した場合の駆除も容易である。
また本態様によると、植物栽培装置のメンテナンスが容易である。
ここで各育苗ユニットは、製造工場で製作することができる。
本態様では、各育苗ユニットは、製造工場で製作することを想定している。そして製造工場で製作された育苗ユニットを施工現場に搬入して連結し、植物栽培装置を完成させる。
本態様によると、施工現場における作業が大幅に低減される。そのため本態様の植物栽培装置は、設置工事が簡単である。
また育苗ユニットを取り外して修理を行えば、修理工事が大がかりなものとならない。
さらに連結する育苗ユニットの数を変えることによって装置の全長や育成期間の変更を行うことができる。
上記した課題を解決する具体的態様は、構造物と、構造物内に設置される植物栽培装置によって構成される植物栽培システムにおいて、前記植物栽培装置は、外郭構成部材と、植物栽培ラインを有し、外郭構成部材は前記構造物とは異なる壁であって前記構造物の内壁から離れた壁で床面を除く各面が覆われていて内部に機器設置室があり、当該機器設置室は略密閉空間であり、前記植物栽培ラインは、育成空間構成部材と、水耕栽培手段を有し、育成空間構成部材は、内部に植物を育成する育成空間があり、当該育成空間内に水耕栽培手段が設置されており、構造物内を空調する構造物内空調手段と、前記構造物内空調手段とは別の機器設置室内を空調する室内空調手段と、前記構造物内空調手段及び前記室内空調手段とは別の育成空間内を空調する育成空間空調手段の内の少なくともいずれか二つの空調手段を備えていることを特徴とする植物栽培システムである。
本実施形態の植物栽培システム200は、図1、図2の様に、既設の構造物101と、構造物101内に設置される植物栽培装置100の組み合わせによって構成されている。
構造物101は、工場跡等の地上構造物やトンネル等の地下構造物である。構造物101自体には空調設備はない。
本実施形態の植物栽培装置100は、図1、図2の様に、工場跡等の地上構造物やトンネル等の地下構造物等の既設の構造物101内に設置されるものである。
植物栽培装置100は、図2の様に大きく分けて外郭構成部材102と、複数の植物栽培ライン1によって構成されている。
外郭構成部材102は、図3の様に鋼材や木材で作られた枠状の骨格形成部材103と、複数の断熱パネル105を有し、骨格形成部材103に断熱パネル105がはめ込まれて取り付けられたものである。
断熱パネル105の幾つかは骨格形成部材103にネジ止めされているが、幾つかの断熱パネル105は単に骨格形成部材103にはめ込まれただけであり、容易に取り外すことができる。
図1の様に外郭構成部材102の一面には扉111があり、作業者は当該扉111から機器設置室110内へ出入りすることができる。
室内機115は、公知の様に室内の空気を取り込んで温度を調節し、空気吐出口118(図2)から温度調節された空気を吐出するものである。
後記する様に、植物栽培ライン1は、機器設置室110において2列に設置されるので、室内機115の空気吐出口118は、隣接する植物栽培ライン1の間のスペース空間26の上部に開いている。
機器設置室110の温度設定は、厳格なものではなく、通常の建屋内の温度範囲に収まっていれば足る。
本実施形態では、筒状空間2内に水耕栽培手段5が設置されている。水耕栽培手段5は、一つの細長い養液槽3と複数の植物保持具30を有し、養液槽3内には培養液があり、植物保持具30で植物を保持し、養液槽に植物保持具30を設置して養液槽内の培養液に植物の根を浸して植物を育成するものである。
そのため、育成空間空調手段22によって筒状空間2内が植物の育成に適した環境に保たれる。
また前記した様に機器設置室110が室内空調手段113によってある程度の温度範囲に維持されているから、植物栽培装置100が設置されている構造物101内の気温や湿度が極端に高かったり低かったりした場合であっても、筒状空間2の外部の温度は一定の範囲内に収まり、且つ筒状空間2の内部が別途の育成空間空調手段22によって空調されているから、筒状空間2内の温度には大きな変化は生じない。
即ち筒状空間2は、外郭構成部材102の断熱壁と、筒状空間2の壁によって二重に隔離された空間であるから、筒状空間2内の温度は植物栽培装置100が設置されている構造物101内の環境の影響を受けにくく植物の育成に適した環境に保たれる。
植物栽培ライン1は、図4、図5、図6の様に一連の筒状空間2を有し、この筒状空間2の中に水耕栽培手段5が内蔵されていて植物を栽培するものである。本実施形態では、水耕栽培手段5は、養液槽3と複数の植物保持具30によって構成されている。
即ち植物栽培装置100では、図2、図4の様に外郭構成部材102で囲まれた機器設置室110内に植物栽培ライン1が複数段且つ複数列に渡って設置されている。
具体的には、6個の植物栽培ライン1が、3段、2列に分かれて外郭構成部材102内に設置されている。本実施形態では、植物栽培ライン1は2列に配置されており、隣接する植物栽培ライン1の間にスペース空間26がある。スペース空間26は、作業者の歩行通路として機能する。
育成空間空調手段22は、公知の空調装置であり、各筒状空間2を含む循環経路を有し、各筒状空間2内の環境を植物の育成に適した温度や湿度に保つことができる。
屋根部材6の内面にLED等の照明手段27が設けられている。
養液槽3は培養液で満たされ、筒状空間2内に養液槽の液面があり、植物保持具30が複数浮かべられている。さらに植物栽培ライン1は、送風路形成部材65を備えている。
養液槽3は細長く、深さは浅い。養液槽3の内面は、防水処理が施されていて内部に水(培養液)を溜めることができる。
排水口8は、具体的にはオーバーフロー管7であり、開口部(排水口8)は、養液槽3の底13から一定の高さの位置にある。
本実施形態では、屋根部材6は支持枠20に支持されている。
支持枠20は、図7の様に柱21が2列に渡って設けられたものであり、各列の柱21に図示しない桟が渡されている。
側面部材7a,7bは、実質的に屋根部材6と養液槽3の間の隙間を封鎖している。
側面部材7a,7bの内面は、光の反射性が高い。本実施形態では、側面部材7a,7bの内面にアルミシート等の反射性シートが設けられている。側面部材7a,7bは断熱性を有している。具体的には、側面部材7a,7bは、断面形状がダンボール状の樹脂板にアルミシートが貼りつけられたものであり、光の反射性が高く、且つ断熱性能も高い。反射性シートに代わって、反射性の塗料が塗布されていてもよい。
また屋根部材6の内面には反射板(図示せず)が取り付けられている。
屋根部材6はステンレススチール等の錆びにくく、且つ熱伝導性に優れた素材で作られている。
図6の様に屋根部材6の外周面は、保湿部材240で覆われている。保湿部材240は、不織布等の布やマット等であり、屋根部材6の外周面に水の層を薄く形成されるものである。
送風路形成部材65は、図示しない往き側ダクトによって育成空間空調手段22に接続されている。そのため育成空間空調手段22で温度等が調節された空気が、送風路形成部材65を経由して筒状空間2内の各部に吹き込まれる。なお筒状空間2には図示しない戻り側ダクトが接続されており、筒状空間2の空気が育成空間空調手段22に戻されて循環する。
本実施形態の植物栽培ライン1では、図1、図2、図4の様に外郭構成部材102の外側に培養液供給装置206がある。培養液供給装置206は図7の様に培養液タンク207とポンプ208を備えている。ポンプ208を起動すると、培養液タンク207内の培養液がポンプ208で加圧されて培養液供給口35に送られ、養液槽3に供給される。また培養液はオーバーフロー管7によって構成される排水口8から排水されて培養液タンク207に戻る。こうして培養液は、養液槽3と培養液タンク207の間を循環する。
植物保持具30は、開口31に植物が保持された状態で、養液槽3の培養液に浮かされる。
本実施形態の植物栽培ライン1では、養液槽3に培養液が満たされる。そのため筒状空間2内に養液槽3の液面があり、液面は筒状空間2で覆われている。そして植物保持具30の開口31に植物の苗を保持させ、養液槽3の上流側に浮かべられる。
また照明手段27によって苗の成長に要する光が供給される。本実施形態では、筒状空間2の内面で光が反射するから、筒状空間2の内壁に当たった光も反射して苗に当たる。
前記した様に筒状空間2の外部たる機器設置室110は、外部(構造物101内)から遮蔽されており、且つ機器設置室110は室内空調手段113によって空調されているから、筒状空間2の外部環境(機器設置室110内の環境)は、ある程度安定している。そのため筒状空間2は、植物栽培装置100が設置された位置の周囲環境(構造物101内の環境)の影響を受けにくい。
さらに筒状空間2内は育成空間空調手段22によって空調されているから、筒状空間2内は、植物の成長に適した温度や湿度に保たれる。
その一方、苗が成長して丈が高くなる位置では屋根部材6の高さが高く、苗にまんべんなく光を照射することができる。
即ち、植物栽培ライン1の始端に苗を植えつけた植物保持具30を挿入し、照明手段27を点灯して苗の葉に光を当て、苗の根から養液槽3の培養液を吸収させて苗を育てる。そして養液槽3に浮かぶ植物保持具30を押して下流側へ流し、筒状空間2内をゆっくりと移動させる。
その間、苗は適度の温度や湿度に保たれた環境下におかれ、且つ照明手段27から十分に光を受けて成長する。
そして植物保持具30が一つの植物栽培ライン1の終端、あるいは複数の植物栽培ライン1を通過して終端に至った際には、苗は食用に供される程度に成長しており、植物保持具30から収穫されて出荷される。
以下、この構成の植物栽培ライン50について説明する。
植物栽培ライン50は、図10の様に複数の育苗ユニット52が直列に接続されて構成されたものである。なお図10では、作図の関係上、個々の育苗ユニット52の全長が実際よりも短く図示されている。実際の育苗ユニット52はより全長が長い。
ケース53は、図11の様に円弧形状の屋根部55と、底面部12と、これらを繋ぐ縦壁状の側面部57,58を有した筒状部材である。
ケース53は、3m前後の長さを有している。ケース53の幅は、1m程度である。ケース53の両端は開放されている。長手方向の一方の開口を導入開口56と称し、他方を排出側開口51と称する。
ケース53の屋根部55はステンレススチール等の錆びにくく、且つ熱伝導性に優れた素材で作られている。
屋根部55の峰の部分には管36が設けられており、管36から放水して屋根部55を冷却することができる。
さらに育苗ユニット52は、ケース53内には前記した実施形態と同様に送風路形成部材65が内蔵されている。
また本実施形態では、屋根部55の内面に図示しない反射板が取り付けられている。
トレイ設置台61は、栽培トレイ38を載せた状態で、栽培トレイ38を滑り動かすことができるものである。
本実施形態ではトレイ設置台61の載置部14に多数のコロ66が設けられている。載置部14には、固定側係合突出部67が設けられている。固定側係合突出部67は、全体がバネ鋼で作られている。固定側係合突出部67は、一端がトレイ設置台61の載置部14に固定され他端側が載置部14から外側に突出する。固定側係合突出部67は他端側がトレイ設置台61の載置部14から突出した状態で傾斜姿勢となっている。固定側係合突出部67は、垂直方向に外力を受けると、載置部14内に沈み、外力が無くなると、再び他端側が載置部14から外側に突出する。
直線移動部材62には移動側係合突出部68が設けられている。移動側係合突出部68は、前記した固定側係合突出部67と同等の構造及び機能を有するものである。
供給側配管47は、一本の主管33と、主管33から分岐された複数の枝管37によって構成されている。
回収側配管32は、培養液回収用樋46を有している。
本実施形態では、換気用空気攪拌手段76のモータ77は、筒状空間60の外部に設置されており、羽根車78は筒状空間60内であって底面部12の近傍にある。
従ってモータ77を回転することによって底面部12の近傍で羽根車78が回転する。
本実施形態では、換気用空気攪拌手段76は、図12の様に一定の間隔をあけて複数設置されている。
育苗ユニット52は直線的に接続されるが、その際に隣接する本管80も接続される。従って植物栽培ライン50の筒状空間60内に、送風路形成部材65の本管80が連通する。
本管80は、前記した実施形態と同様に育成空間空調手段22に接続されている。そのため育成空間空調手段22で温度等が調節された空気が、送風路形成部材65を経由して筒状空間60内の各部に吹き込まれる。なお筒状空間60には図示しない戻り側ダクトが接続されており、筒状空間60の空気が育成空間空調手段22に戻されて循環する。
小型養液槽40はステンレススチール等の金属で作られたものであり、小型であって水が漏らない構造であって上面が開放されたトレーである。本実施形態では、小型養液槽40にはオーバーフロー管部91a,91bが設けられている。
図11に示すようにトレイ設置台61及び直線移動部材62は、ケース53内の底の位置に配置されている。また前記した様に、2列の直線移動部材62はトレイ設置台61の内側部分にある。
そして外部に設置された図示しないモータを起動することによって直線移動部材62をケース53の長手方向(両端開口を結ぶ方向)に走行させることができる。
本実施形態では、図示しないモータによってケース53内の直線移動部材62が直線移動する。
植物栽培ライン50では、一連の筒状空間60の一端側(上流側端部)から栽培トレイ38を挿入する。なお栽培トレイ38には予めレタス等の食用植物の苗が植えつけられている。本実施形態では、一つの育苗ユニット52のトレイ設置台61に4台の栽培トレイ38が設置される。
そして給排水設備63の供給側配管47によって栽培トレイ38に培養液が供給され、オーバーフローした培養液は、培養液回収用樋46に回収される。従って栽培トレイ38内は、常に培養液で満たされる。
また照明手段82によって苗の成長に要する光が供給される。本実施形態では、ケース53の内面には、反射性の塗料が塗布されているから、ケース53の内壁に当たった光も反射して苗に当たる。
さらに育成空間空調手段22によって、筒状空間60内の温度、湿度及び二酸化炭素濃度が調節される。
本実施形態においても、筒状空間60の外部たる機器設置室110は、外部(構造物101内)から遮蔽されており、且つ機器設置室110は室内空調手段113によって空調されているから、筒状空間60の外部環境(機器設置室110内の環境)は、ある程度安定している。そのため筒状空間60は、植物栽培装置100が設置された位置の周囲環境(構造物101内の環境)の影響を受けにくい。
さらに筒状空間60内は育成空間空調手段22によって空調されているから、筒状空間60内は、植物の成長に適した温度や湿度に保たれる。
栽培トレイ38は、前記した様にトレイ設置台61に載置されており、トレイ設置台61の載置部14上を滑り動くことができる。
またトレイ設置台61の載置部14の内側には、搬送手段70の2列の直線移動部材62があり、栽培トレイ38の辺部は、直線移動部材62の上に被さっている。
この状態で、直線移動部材62を図15(a)の矢印の方向に動作させる。
そのため、直線移動部材62の移動側係合突出部68を、導入開口56側から排出側開口51側に移動させると、移動側係合突出部68の突端部が凹溝部43の縦壁部分(係合部45)と係合し、図15(b)の様に栽培トレイ38を、導入開口56側から排出側開口51側に押し動かす。
その結果、各育苗ユニット52内において、各栽培トレイ38が下流側に向かって移動する。そして各育苗ユニット52の最も下流側に位置する栽培トレイ38が隣接する育苗ユニット52に入る。
即ち栽培トレイ38は当初の育苗ユニット52のトレイ設置台61から下流側に隣接した育苗ユニット52のトレイ設置台61に乗り移り、育苗ユニット52を跨いで移動する。即ち本実施形態では、各ケース53内の直線移動部材62が結合され、全ての直線移動部材62を動作させることによって栽培トレイ38が育苗ユニット52を跨いで下流側に移動する。
本実施形態では、各育苗ユニット52内の栽培トレイ38を搬送手段70の直線移動部材62によって順次先の育苗ユニット52に送り出す。育苗ユニット52には上流側から新たな栽培トレイ38が搬入される。
その際に、直線移動部材62の移動側係合突出部68が、栽培トレイ38の底と衝突するが、移動側係合突出部68は、傾斜姿勢であって傾斜の下側から栽培トレイ38と当接する。移動側係合突出部68の傾斜面が栽培トレイ38と当接するから、傾斜の垂直方向分力によって移動側係合突出部68が下方向に押し下げられる。ここで、移動側係合突出部68は、本体部分から外側に突出する様に付勢されているが、垂直方向に外力を受けると、直線移動部材62の本体部に沈む。
そのため図14(c)(d)の様に移動側係合突出部68は、栽培トレイ38の凸部の下を通過し、新たな栽培トレイ38と移動側係合突出部68は、図14(a)の関係に戻る。
植物栽培ライン50は、狭い筒状空間60内で多数のLED等が点灯されるので、筒状空間60内の気温が上昇傾向となる。
本実施形態の植物栽培ライン50では、筒状空間60内の気温上昇を抑制する方策として、換気用空気攪拌手段76が設けられている。また筒状空間60内の温度ばらつきを抑制する方策として、送風路形成部材65が設けられている。
ここで、本実施形態では、栽培トレイ38内の培養液は、培養液タンク207内の温度調整手段で冷却されており、一定の温度に保たれている。少なくとも培養液の温度は、筒状空間60内の平均気温よりも低い。
また栽培トレイ38の底面87の面積は、極めて大きい。
そのため筒状空間60内であって、栽培トレイ38の底面87と、筒状空間60の底面部12の間においては、空気と栽培トレイ38との接触面積が広く、両者の隙間86内の空気は、栽培トレイ38内の培養液と熱交換され、温度が低下する。
また隙間86内には外部から新たな空気が導入される。
特に本実施形態では、導風路形成部材83が設置されており、隙間86内に導風路形成部材83によって一連の導風路が形成されている。
そして冷却された空気は、換気用空気攪拌手段76及び導風路形成部材83の作用によって強制的に隙間86から排出され、栽培トレイ38の上面に回り込む。即ち苗の葉の部分に冷風が循環する。
即ち送風路形成部材65は、筒状空間60の軸方向に配置されているが、中途部分に図示しない小型送風機が内蔵されている。
そして本管80には多数の開口84が設けられている。そのため小型送風機を起動すると、小型送風機を中心として一方側の開口84から筒状空間60内の空気が本管80に導入され。他方の開口84から吐出される。その結果、筒状空間60内の空気が攪拌される。
例えば2段以下や4段以上に植物栽培ライン1,50を積み重ねてもよく、植物栽培ライン1,50を1列又は3列以上に並べてもよい。
植物栽培ライン1,50を複数列に並べる場合には、隣接する植物栽培ライン1,50の間にスペース空間26を設けることが望ましく、室内機115の空気吐出口118は、スペース空間26の上に設けることが望ましい。
このレイアウトによると、室内機115の空気吐出口118から吹き下ろされた空気が、スペース空間26を下り、左右の植物栽培ライン1,50に流れ込む。そのため機器設置室110内の温度や湿度が均一化する。
即ち植物栽培システム200では、苗は、外界に対して、構造物101と、外郭構成部材102と、育成空間空調手段によって三重に囲まれた空間内で育成される。
そして上記した実施形態の植物栽培システム200では、外郭構成部材102で囲まれた機器設置室110内を空調する室内空調手段113と、育成空間空調手段で囲まれた筒状空間2内を空調する育成空間空調手段22を有し、構造物101の全体を空調する空調手段は無い。
植物栽培システム201で採用する植物栽培装置120は、内部に機器設置室110を有する外郭構成部材102と、機器設置室110に設置された複数の植物栽培ライン1,50によって構成され、植物栽培ライン1は、筒状空間2,60を有しており、筒状空間2,60内を空調する育成空間空調手段22を有しているが、機器設置室110を空調する室内空調手段113は無い。
植物栽培システム202で採用する植物栽培装置121は、内部に機器設置室110を有する外郭構成部材102と、機器設置室110に設置された複数の植物栽培ライン1,50によって構成され、植物栽培ライン1は、筒状空間2,60を有しており、機器設置室110を空調する室内空調手段113を有しているが、筒状空間2,60内を空調する育成空間空調手段22は無い。
2,60 筒状空間
3 養液槽
5 水耕栽培手段
22 育成空間空調手段
26 スペース空間
27,82 照明手段
30 植物保持具
38 栽培トレイ
40 小型養液槽
52 育苗ユニット
53 ケース
61 トレイ設置台
62 直線移動部材
65 送風路形成部材
100,120,121 植物栽培装置
101 構造物
102 外郭構成部材
103 骨格形成部材
105 断熱パネル
110 機器設置室
113 室内空調手段
118 空気吐出口
200,201,202 植物栽培システム
Claims (13)
- 既設の構造物内に設置される植物栽培装置において、
外郭構成部材と、室内空調手段と、植物栽培ラインを有し、
外郭構成部材は前記構造物とは異なる壁であって前記構造物の内壁から離れた壁で覆われていて内部に機器設置室があり、室内空調手段によって機器設置室内を空調可能であり、
前記植物栽培ラインは、育成空間構成部材と、前記室内空調手段とは別の育成空間空調手段と、水耕栽培手段を有し、
育成空間構成部材は、内部に植物を育成する育成空間があり、当該育成空間内に水耕栽培手段が設置されており、前記育成空間空調手段によって育成空間内を空調可能であることを特徴とする植物栽培装置。 - 前記室内空調手段は室内機を有し、当該室内機が外郭構成部材の天井部に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の植物栽培装置。
- 外郭構成部材は床面を除く各面が覆われていて内部に機器設置室があり、当該機器設置室は略密閉空間であることを特徴とする請求項1又は2に記載の植物栽培装置。
- 既設の構造物内に設置される植物栽培装置において、
外郭構成部材と、室内空調手段と、植物栽培ラインを有し、
外郭構成部材は前記構造物とは異なる壁であって前記構造物の内壁から離れた壁で床面を除く各面が覆われていて内部に機器設置室があり、当該機器設置室は略密閉空間であり、
前記植物栽培ラインは、育成空間構成部材と、水耕栽培手段を有し、
育成空間構成部材は、内部に植物を育成する育成空間があり、当該育成空間内に水耕栽培手段が設置されており、
機器設置室内を空調する室内空調手段と、育成空間内を空調する育成空間空調手段の内の少なくともいずれか一つの空調手段を備えていることを特徴とする植物栽培装置。 - 育成空間は筒状であり、内部の植物に光を照射する照明手段が設置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の植物栽培装置。
- 植物栽培ラインが複数列に設置されており、隣接する植物栽培ラインの間にスペース空間があり、当該スペース空間の上部に室内空調手段の空気吐出口があることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の植物栽培装置。
- 外郭構成部材は骨格形成部材と、断熱パネルを有し、骨格形成部材に断熱パネルが取り付けられており、断熱パネルの一部又は全部が骨格形成部材から着脱可能であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の植物栽培装置。
- 植物栽培ラインが1段又は多段に設置され、前記水耕栽培手段は、養液槽と複数の植物保持具を有し、養液槽内には培養液があり、植物保持具で植物を保持し、養液槽に植物保持具を設置して養液槽内の培養液に植物の根を浸して植物を育成するものであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の植物栽培装置。
- 植物栽培ラインが1段又は多段に設置され、前記水耕栽培手段は、植物の苗又は種が植えられた複数の養液槽と、養液槽を上流側から下流側に向かって順次移動させる搬送手段を有し、養液槽上で植物を成長させつつ搬送手段で養液槽を下流側に移動させるものであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の植物栽培装置。
- 植物栽培ラインは複数の育苗ユニットを有し、前記育苗ユニットは両端が開放され周面を覆うことが可能なケースを有し、
複数の育苗ユニットのケースが連結されて前記筒状空間が形成され、
前記養液槽は、前記ケースで形成される一連の筒状空間に置かれ、前記養液槽は搬送手段によってケースを跨いで下流側に移動することを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の植物栽培装置。 - 請求項1乃至10のいずれかに記載の植物栽培装置を使用して植物を栽培することを特徴とする植物栽培方法。
- 構造物と、構造物内に設置される植物栽培装置によって構成される植物栽培システムにおいて、
前記植物栽培装置は、外郭構成部材と、植物栽培ラインを有し、
外郭構成部材は前記構造物とは異なる壁であって前記構造物の内壁から離れた壁で床面を除く各面が覆われていて内部に機器設置室があり、当該機器設置室は略密閉空間であり、
前記植物栽培ラインは、育成空間構成部材と、水耕栽培手段を有し、
育成空間構成部材は、内部に植物を育成する育成空間があり、当該育成空間内に水耕栽培手段が設置されており、
構造物内を空調する構造物内空調手段と、前記構造物内空調手段とは別の機器設置室内を空調する室内空調手段と、前記構造物内空調手段及び前記室内空調手段とは別の育成空間内を空調する育成空間空調手段の内の少なくともいずれか二つの空調手段を備えていることを特徴とする植物栽培システム。 - 請求項12に記載の植物栽培システムを使用して植物を栽培することを特徴とする植物栽培方法。
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