JP7032689B2 - 光学測定装置および光学測定方法 - Google Patents
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Description
光源から出力された出力光を所定時間遅延させて参照光として出力する遅延部と、
前記出力光と前記参照光と刺激光とを試料へ照射し、かつ前記試料からの測定光を受光し、受光した光の強度に応じた光検出信号を出力する受光部と、
前記光検出信号と前記光源に同期する同期信号とに基づいて定めた補償同期信号と、前記光検出信号とを乗算して光検出信号に含まれる雑音成分を除去する除去部と、
を備えている。
前記同期信号の位相を調節して前記補償同期信号とする位相調整部と、
前記補償同期信号と前記光検出信号とを乗算する乗算部と、
前記乗算部の出力を前記除去部に帰還する帰還部と、
を含むことができる。
前記受光部の前段に配置される分光器、
をさらに有し、
前記受光部及び前記除去部は、前記分光器により分光された波長ごとに配置される
ように構成することができる。
同期信号に応じて光源から出力された出力光を所定時間遅延させて参照光として出力する遅延部と、
前記出力光と前記参照光と刺激光とを試料へ照射し、かつ前記試料からの測定光を受光し、受光した光の強度に応じた光検出信号を出力する受光部と、
前記光検出信号と前記同期信号とを乗算して光検出信号に含まれる強度雑音成分を抑制する抑制部と、
前記抑制部で前記強度雑音成分が抑制された信号から、前記抑制された信号と前記光検出信号とに基づいて定めた位相雑音に関係する光強度信号を減算する減算部と、
を備えている。
同期信号に応じて光源から出力された出力光を所定時間遅延させて参照光として出力し、
前記出力光と前記参照光と刺激光とを試料へ照射し、かつ前記試料からの測定光を受光し、受光した光の強度に応じた光検出信号を出力し、
前記光検出信号と前記同期信号とに基づいて定めた補償同期信号と、前記光検出信号とを乗算して光検出信号に含まれる雑音成分を除去する。
同期信号に応じて光源から出力された出力光を所定時間遅延させて参照光として出力し、
前記出力光と前記参照光と刺激光とを試料へ照射し、かつ前記試料からの測定光を受光し、受光した光の強度に応じた光検出信号を出力し、
前記光検出信号と前記同期信号とを乗算して光検出信号に含まれる強度雑音成分を抑制し、
前記抑制された信号から、前記抑制された信号と前記光検出信号とに基づいて定めた位相雑音に関係する光強度信号を減算する。
なお、以下の説明では、作用および機能が同じ働きを担う構成要素及び処理には、全図面を通して同じ符合を付与し、重複する説明を適宜省略する場合がある。
まず、第1実施形態の説明に先立ち、光学測定装置の前提技術を説明する。
図1に、試料測定の応答による測定すべきプローブ光の強度変化(強度変調)が10-3から10-5程度と微小である典型的な測定条件による光学測定装置1の構成の一例を示す。この光学測定装置1は、ロックイン検出法を用いてプローブ光の強度を測定するように構成されている。
図2に、プローブ光Prに白色パルス光を用いた光学測定装置1Aを一例として示す。図2に示すように、光学測定装置1Aは、分子振動スペクトルをn個の波長成分に分光する分光器4Sを備え、分子振動スペクトルを各々検出する光検出器4-1、~4-n(nは自然数)を設ける。また、光検出器4-1、~4-n各々に対応して、検出部5-1、~5-nを設ける。
図3に、バランス検出法を用いて構成した光学測定装置1Bを一例として示す。図3に示すように、光学測定装置1Bは、プローブ光Prを、試料SPに照射する光と、参照光Rfとして用いる光に分割するビームスプリッタ9Aを備えている。また、光学測定装置1Bは、試料SPを通過した光を検出する光検出器4Aと、参照光Rfを検出する光検出器4Bとを備えている。ビームスプリッタ9Aで分割された参照光Rfは、ミラー9Bによって、光検出器4Bへ案内される。また、光学測定装置1Bは、光検出器4Aと光検出器4Bとの出力信号の差を演算する減算器4Cを備えている。
第2理由は、プローブ光Prと参照光Rfが通過する光学素子の特性が波長依存性を有する場合に、波長毎にプローブPrと参照光Rfの強度比が異なるためである。第2理由によって、例えば、ビームスプリッタ9Aによるプローブ光Prと参照光Rfとの分割比が波長毎に異なる場合には、第2条件を全ての波長で満たすことが困難である。その結果、特定波長で強度雑音を最大限キャンセル可能であっても、他の波長では強度雑音のキャンセルが不十分の場合がある。これは分光計測への適用を制限する要因となる。
第3理由は、プローブ光Prと参照光Rfの強度比が試料SPの影響を受けるためである。第3理由によって、ある瞬間に第2条件が解決されても、試料SPの測定時の状態が変化すると、参照光Rfに対する試料SPを通過したプローブ光Prの透過率が変化し、強度比が変動することになる。従って、試料SPの経時変化を分析する際、及び試料SPの測定位置が時々刻々変化するイメージングでは、特定の時刻や測定位置においてのみ強度雑音が最大限除去されるものの、他の時刻や他の測定位置では強度雑音の除去が不十分になる。
図4に、プローブ光Prに対して参照光Rfを光学的に遅延させる光学測定装置1Cを一例として示す。
図8に示すように、検出部5Aは、アンプ11、乗算器12、同期信号部13、ローパスフィルタ14、積分器15、位相制御器16、ローパスフィルタ17、及び出力部18を備えている。光学測定装置1Cの検出部5Aでは、光検出器4の検出信号が、アンプ11で増幅されて、乗算器12の一方の入力側へ出力される。乗算器12の他方の入力側には、同期信号部13から出力される同期信号が位相制御器16を介して入力される。同期信号部13は、同期信号源5Cからの同期信号を抽出して出力する。位相制御器16の制御側は、乗算器12の出力側に、乗算器12の出力側から順に、ローパスフィルタ14及び積分器15を介して接続されている。また、出力部18は、ローパスフィルタ17からの信号をロックインアンプ5Bへ出力する。
第1機能は、光学的遅延(光路長の変更)を用いてプローブ光Prに対して参照光Rfが光検出器4に入射する時刻を遅延させる機能である。
第2機能は、プローブ光Prと参照光Rfとを同一の光検出器4で検出する機能である。プローブ光Prと参照光Rfとの光検出器4へ入射する時刻が異なるので、出力は検出する位相により、プローブ光に由来するものと参照光Rfに由来するものが弁別される。この同一の光検出器4を用いることにより、プローブ光Prと参照光Rfとに対して同一の分光器を用いることができ、検出中心波長と検出波長幅を共通に維持することができる。これにより、上記第1理由による課題を解消することができる。
第3機能は、検出する位相を調整することによりプローブ光Prと参照光Rfに由来する検出信号の重みを調整しつつ差を取る機能である。これにより、光学的にはプローブ光Prと参照光Rfの強度が異なっても検出時に補償することができる。これにより、上記第2理由による課題を解消することができる。
第4機能は、光強度の変動、つまり差が0になるよう、重みを適切な応答速度でフィードバック制御する機能である。これにより、試料SPの状態が測定中に変化し、プローブ光Prと参照光Rfの強度比が変化しても自動的に重みが最適化され、上記第3理由による課題を解消することができる。
図10(A)に示す例では、強度が安定した繰り返し周波数が76.3MHzのパルス光をフォトダイオードで検出した場合の光強度と位相の関係を示している。検出された光強度が大きくなるに従って位相が遅れている。つまり、強度が揺らぐと位相が揺らぎ、強度雑音が位相雑音に変換されることになる。
以上の事実を考慮して、本発明者は、光検出信号の位相が光検出信号強度に応じて変調される点に着目し、同期信号に光検出信号を加算して補償同期信号を得ることで、強度雑音を、より抑制可能にする光学測定装置に到達した。
図12では、光検出信号はプローブ光由来と参照光由来の信号が重ねられたもののみ示す。この信号は瞬時振幅A(t)に応じてk×A(t)だけ遅れる方向に位相偏移するとする。これとほぼ直交しているのが同期信号ベクトルである。前述のとおり、出力される信号は光検出信号を同期信号ベクトルに射影したものになる。以下の説明では、同期信号ベクトルに適当な重みcで光検出信号を加算して、これを補償同期信号ベクトルと称する。重みcを適切に選択することで、補償同期信号を位相変調された光検出信号と常に直交させることができる。従って、光検出信号の位相ノイズが強度ノイズにより引き起こされても、その位相ノイズと相関させて同期信号の位相を変調することで、位相ノイズをもキャンセルできる。
但し、|m’(t)|,|kA(t)|<<1とする。第一項は検出すべき信号で、第二項が強度雑音(振幅雑音)により引き起こされた位相雑音による雑音である。
次に、第2実施形態を説明する。第1実施形態は、位相偏移は強度に対して線形である場合を説明したが、開示の技術は、位相偏移が強度に対して線形である場合に限定されるものではない。第2実施形態は、位相偏移が強度に対して非線形性がある場合に、開示の技術を適用したものである。なお、第2実施形態は第1実施形態と同様の構成であるため、同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
ここでc(A(t))は以下のように定める。(12)式と(13)式との積をとり、低周波成分を抜き出すと、次の(14)式で表すことができる。
次に、第3実施形態を説明する。第1実施形態及び第2実施形態は、同期信号に適切な重みで光検出信号を加算して補償同期信号を得る場合を説明した。第3実施形態は、同期信号の位相を直接変調して、補償同期信号を得る場合に、開示の技術を適用したものである。つまり、第3実施形態は、同期信号の位相を瞬時振幅に相関させて補償同期信号を得るものである。なお、第3実施形態は第1実施形態及び第2実施形態と同様の構成であるため、同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
次に、第4実施形態を説明する。第1実施形態から第3実施形態は、同期信号に適切な重みで光検出信号を加算して補償同期信号を得る場合、及び同期信号の位相を直接変調して補償同期信号を得る場合を説明した。第4実施形態は、雑音を出力から直接減算する場合に、開示の技術を適用したものである。なお、第4実施形態は第1実施形態から第3実施形態と同様の構成であるため、同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
次に、第5実施形態を説明する。
第1実施形態から第4実施形態は、素子の個体差及び環境変動による特性変動が一定であることを想定している。しかし、例えば、実際の光検出器4等の素子及び乗算器12等の電子回路素子は、雑音を招く特性として、個体差を有する場合、温湿度等の環境変動に依存する場合、及び検出波長に依存する場合がある。第5実施形態は、素子の個体差及び環境変動による特性変動が生じる場合に、開示の技術を適用したものである。
なお、第5実施形態は第1実施形態から第4実施形態と同様の構成であるため、同一部分には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
また、第5実施形態では、説明を簡単にするために、位相偏移が振幅に対して線形に比例する場合におけるフィードバック制御の一例を説明する。
第5実施形態の第1例は、振幅雑音による位相偏移(位相雑音)をキャンセルするために、瞬時振幅A(t)を用いて重み付加器20における重みcを定める場合に(図13参照)、ローパスフィルタ17の出力信号も用いてフィードバック制御する一例である。
図16に示すように、検出部24は、図13に示す強度変調器211の一例として、乗算器240、ハイパスフィルタ241、乗算器242、及び積分器243を備えている。
図16に示すように、まず、検波器210は、光検出信号を用いて瞬時振幅A(t)を示す信号を出力する。瞬時振幅A(t)を示す信号は、乗算器240の両方の入力側に入力されて、乗算器240は瞬時振幅A(t)を二乗した信号を出力する。次に、ハイパスフィルタ241は、遮断周波数f1upであり、瞬時振幅A(t)の二乗A2(t)を示す信号の交流成分のうち、遮断周波数f1up以上の周波数成分を乗算器242の一方の入力側へ出力する。乗算器242の他方の入力側には、ローパスフィルタ17の出力信号が入力され、乗算器242は、これらの入力信号を乗算して、乗算結果である重みcの誤差信号を積分器243へ出力する。積分器243は、入力された重みcの誤差信号を積分して(積分制御)、積分結果を重み付加器200の制御側に出力するように構成する。このように構成することによって、重みcをフィードバック制御することができる。なお、このフィードバックの遮断周波数はポンプ光Ppの変調周波数よりも十分に小さく、かつ、瞬時振幅A(t)と瞬時振幅の二乗A2(t)の高周波成分との相関が無視できる程度に小さくする。
第5実施形態の第2例は、振幅雑音による位相偏移(位相雑音)をキャンセルするために、瞬時振幅A(t)を用いて同期信号の位相を直接変調する場合に(図14参照)、ローパスフィルタ17の出力信号も用いてフィードバック制御する一例である。
図17に示すように、検出部25は、図14に示す直接位相変調用制御器220の一例として、乗算器240、ハイパスフィルタ241、乗算器242、積分器243、及びアンプ244を備えている。図17に示す直接位相変調用制御器220は、図16に示す強度変調器211の構成に、アンプ244を追加したものである。アンプ244は、同期信号の位相を直接変調するための信号を出力する制御器として作動する。
乗算器242は、入力されたハイパスフィルタ241による瞬時振幅A(t)の二乗A2(t)を示す信号の交流成分のうち、遮断周波数f1up以上の周波数成分の信号と、ローパスフィルタ17の出力信号とを乗算し、乗算結果を誤差信号として積分器243へ出力する。積分器243は、入力された誤差信号を積分して(積分制御)、積分結果をアンプ244の制御側に出力する。
第5実施形態の第3例は、振幅雑音による位相偏移(位相雑音)をキャンセルするために、瞬時振幅A(t)を用いて出力から位相雑音に由来する雑音を減算する場合に(図15参照)、ローパスフィルタ17の出力信号も用いてフィードバック制御する一例である。
図18に示すように、検出部26は、図17に示す直接位相変調用制御器220と同様の構成の減算用制御器230を備えている。図18に示す減算用制御器230では、アンプ244は、出力から位相雑音に由来する雑音を減算するための信号を出力する制御器として作動する。
乗算器242は、入力されたハイパスフィルタ241による瞬時振幅A(t)の二乗A2(t)を示す信号の交流成分のうち、遮断周波数f1up以上の周波数成分の信号と、ローパスフィルタ17の出力信号とを乗算し、乗算結果を誤差信号として積分器243へ出力する。積分器243は、入力された誤差信号を積分して(積分制御)、積分結果をアンプ244の制御側に出力する。
1A、1B、1C 光学測定装置
2、3 光源(光源)
4 光検出器(受光部)
4A、4B 光検出器
4C 減算器
4S 分光器
5 検出部
5A 検出部
5B ロックインアンプ
5C 同期信号源
5D 同期信号検出器
5E 同期信号検出器
6 ミラー
7 ビームスプリッタ
8A 参照信号源
8B 強度変調器
9A ビームスプリッタ
9B,9C ミラー
9D ビームスプリッタ
11 アンプ
12 乗算器
13 同期信号部
14 ローパスフィルタ
15 積分器
16 位相制御器
17 ローパスフィルタ
18 出力部
20 検出部
21、22、23、24 検出部
200 重み付加器
201 加算器
210 検波器
211 強度変調器
220 直接位相変調用制御器
221 加算器
230 減算用制御器
231 減算器(減算部)
240 乗算器
241 ハイパスフィルタ
242 乗算器
243 積分器
244 アンプ
Pp ポンプ光(刺激光)
Pr プローブ光(出力光)
Rf 参照光(参照光)
SP 試料
Claims (11)
- 光源から出力された出力光を所定時間遅延させて参照光として出力する遅延部と、
前記出力光と前記参照光と試料に刺激を与える刺激光との光のうち少なくとも前記出力光と前記刺激光とを重ねて試料へ照射し、かつ前記試料で反射された反射光又は前記試料で透過された透過光である前記試料からの光に前記参照光を含む測定光を受光し、受光した光の強度に応じた光検出信号を出力する受光部と、
前記光検出信号と前記光源に同期する同期信号とに基づいて、前記同期信号に所定の重みを付加した前記光検出信号を加算した信号として定めた補償同期信号と、前記光検出信号とを乗算して光検出信号に含まれる雑音成分を除去する除去部と、
を備えた光学測定装置。 - 前記遅延部は、前記出力光を前記所定時間としてπ/2遅延させて参照光として出力する
請求項1に記載の光学測定装置。 - 前記補償同期信号は、時々刻々と変化する強度雑音を含む前記光検出信号の振幅を示す瞬時振幅に基づき前記同期信号の位相が調整された信号を用いる
請求項1又は請求項2に記載の光学測定装置。 - 前記補償同期信号は、時々刻々と変化する強度雑音を含む前記光検出信号の振幅を示す瞬時振幅のべき乗に基づき前記同期信号の位相が調整された信号を用いる
請求項1又は請求項2に記載の光学測定装置。 - 前記所定の重みは、時々刻々と変化する強度雑音を含む前記光検出信号の振幅を示す瞬時振幅に基づいて定める
請求項1に記載の光学測定装置。 - 前記所定の重みは、時々刻々と変化する強度雑音を含む前記光検出信号の振幅を示す瞬時振幅のべき乗に基づいて定める
請求項1に記載の光学測定装置。 - 前記補償同期信号は、当該補償同期信号の位相と、時々刻々と変化する強度雑音を含む前記光検出信号の振幅を示す瞬時振幅による前記光検出信号の位相を示す瞬時位相とが直交するように定める
請求項1から請求項6の何れか1項に記載の光学測定装置。 - 前記除去部は、
前記同期信号の位相を調節して前記補償同期信号とする位相調整部と、
前記補償同期信号と前記光検出信号とを乗算する乗算部と、
前記乗算部の出力を前記除去部に帰還する帰還部と、
を含む請求項1から請求項7の何れか1項に記載の光学測定装置。 - 前記帰還部は、前記乗算部の出力から予め定めた周波数以下の低周波成分を取り出すフィルタをさらに有し、前記低周波成分が、前記同期信号に前記光検出信号を付加するときの重み調整又は記位相調整部に帰還される
請求項8に記載の光学測定装置。 - 前記光源は白色光源であり、
前記受光部の前段に配置される分光器、
をさらに有し、
前記受光部及び前記除去部は、前記分光器により分光された波長ごとに配置される
請求項1から請求項9の何れか1項に記載の光学測定装置。 - 光源から出力された出力光を所定時間遅延させて参照光として出力し、
前記出力光と前記参照光と試料に刺激を与える刺激光との光のうち少なくとも前記出力光と前記刺激光とを重ねて試料へ照射し、かつ前記試料で反射された反射光又は前記試料で透過された透過光である前記試料からの光に前記参照光を含む測定光を受光し、受光した光の強度に応じた光検出信号を出力し、
前記光検出信号と前記光源に同期する同期信号とに基づいて、前記同期信号に所定の重みを付加した前記光検出信号を加算した信号として定めた補償同期信号と、前記光検出信号とを乗算して光検出信号に含まれる雑音成分を除去する、
光学測定方法。
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