JP7032272B2 - 円錐ころ軸受 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の実施の形態に係る円錐ころ軸受の断面模式図である。図2は、図1に示した円錐ころ軸受の保持器の展開平面図である。図3は、図1に示した円錐ころ軸受の部分断面模式図である。図4は、図1および図3に示した円錐ころ軸受の設計仕様を示す断面模式図である。図5は、本発明の実施の形態に係る円錐ころ軸受においてころの基準曲率半径を説明するための断面模式図である。図6は、図5に示される領域VIを示す部分断面模式図である。図7は、本発明の実施の形態に係る円錐ころ軸受においてころの実曲率半径を説明するための断面模式図である。図1~図7を用いて本実施の形態に係る円錐ころ軸受を説明する。
図2に示すように、上記保持器14は、円錐ころ12の小径端面側で連なる小環状部106と、円錐ころ12の大径端面側で連なる大環状部107と、これらの小環状部106と大環状部107を連結する複数の柱部108とを含む。保持器14には、周方向に所定の間隔で配置されている複数のポケット109が形成されている。複数のポケット109は、複数の円錐ころ12を保持している。複数のポケット109は、円錐ころ12の小径側を収納する部分が狭幅側、大径側を収納する部分が広幅側となる台形状である。ポケット109の狭幅側と広幅側には、それぞれ両側の柱部108に2つずつ切欠き110a、110bが設けられている。各切欠き110a、110bの寸法は、いずれも深さ1.0mm、幅4.6mmとされている。切欠き110aは、小環状部106と柱部108との境界から大環状部107の方へ幅をもたせて設けられている。これにより、保持器14の内径側から内輪13側へ流入する潤滑油は、切欠き110aから外径側の外輪11側へ速やかに逃げるようにされている。小環状部106のポケット109側の縁は、ポケット109の狭幅側の底辺部分が柱部108まで延びた形状とされている。言い換えると、ポケット109の狭幅側の底辺部分と、切欠き110aの狭幅側に位置しかつ該底辺平部分と連なるようにも設けられている縁部とは、軸方向に垂直な1つの平面を成している。
窒素富化層11B、12B、13Bの厚さは0.2mm以上である。具体的には、外輪11の表面層の最表面としての外輪軌道面11Aから窒素富化層11Bの底部までの距離は0.2mm以上である。円錐ころ12の表面層の最表面の一部としての転動面12Aから窒素富化層12Bの底部までの距離は0.2mm以上である。円錐ころ12の表面層の最表面の一部としての大端面16または小端面17から窒素富化層12Bの底部までの距離は0.2mm以上である。内輪13の表面層の最表面の一部としての内輪軌道面13Aから窒素富化層13Bの底部までの距離は0.2mm以上である。内輪13の表面その最表面の一部としての大鍔面18から窒素富化層13Bの底部までの距離は0.2mm以上である。
円錐ころ12の大端面16の研削加工後の実曲率半径をRprocessとしたとき、実曲率半径Rprocessと設定曲率半径Rとの比率Rprocess/Rは0.5以上とされる。以下、具体的に説明する。
大端面16の算術表面粗さRaは0.10μmRa以下であってもよい。以下、図5を参照しながら説明する図5に示すように、大端面16は面取り部16Cと凸部16Aと凹部16Bとを含む。大端面16では最外周に面取り部16Cが配置される。面取り部16Cの内周側に環状の凸部16Aが配置される。凸部16Aの内周側に凹部16Bが配置される。凸部16Aは凹部16Bより突出した面である。面取り部16Cは凸部16Aと円錐ころ12の側面である転動面とを繋ぐように形成されている。上述した大端面16の算術表面粗さRaは、実質的には凸部16Aの表面粗さを意味する。また、円錐ころ12の大端面16において、大鍔面18と接触する円周状の表面領域である凸部16Aの算術表面粗さRaの最大値と最小値との差は0.02μm以下であってもよい。これにより、大端面16の円周状の表面領域の表面粗さRaのばらつきを十分小さくでき、上記比率R/RBASEの数値範囲および比率Rprocess/Rの数値範囲との相乗効果により、結果的に上記接触部における十分な油膜厚さを確保できる。
窒素富化層11B、12B、13Bにおける旧オーステナイト結晶粒径はJIS規格の粒度番号が10以上である。ここで、図8は、本実施の形態に係る円錐ころ軸受を構成する軸受部品のミクロ組織、特に旧オーステナイト結晶粒界を図解した模式図である。図9は、従来の焼入れ加工された軸受部品の旧オーステナイト結晶粒界を図解した模式図である。図8は、窒素富化層12Bにおけるミクロ組織を示している。本実施の形態における窒素富化層12Bにおける旧オーステナイト結晶粒径はJIS規格の粒度番号が10以上となっており、図9に示される従来の一般的な焼入れ加工品の旧オーステナイト結晶粒径と比べても十分に微細化されている。
図10に示すように、円錐ころ12の転動軸の延在方向における転動面12Aの幅をL、内輪軌道面13Aと転動面12Aとの当たり位置の中心Cの、延在方向における転動面12Aの中点Nから大端面16側へのずれ量をαとしたとき、円錐ころ軸受10では、幅Lとずれ量αとの比率α/Lが0%以上20%未満であってもよい。
図12に示すように、円錐ころ12の転動面12A(図3参照)は、両端部に位置し、クラウニングが形成されたクラウニング部22、24と、このクラウニング部22、24の間を繋ぐ中央部23とを含む。中央部23にはクラウニングは形成されておらず、円錐ころ12の回転軸である中心線26に沿った方向での断面における中央部23の形状は直線状である。円錐ころ12の小端面17とクラウニング部22との間には面取り部21が形成されている。円錐ころ12の大端面16とクラウニング部24との間にも面取り部16Cが形成されている。
円錐ころ12における窒素富化層12Bの深さ、すなわち窒素富化層12Bの最表面から窒素富化層12Bの底部までの距離は、上述のように0.2mm以上となっている。具体的には、面取り部21とクラウニング部22との境界点である第1測定点31、小端面17から距離Wが1.5mmの位置である第2測定点32、円錐ころ12の転動面12Aの中央である第3測定点33において、それぞれの位置での窒素富化層12Bの深さT1、T2、T3が0.2mm以上となっている。ここで、上記窒素富化層12Bの深さとは、円錐ころ12の中心線26に直交するとともに外周側に向かう径方向における窒素富化層12Bの厚さを意味する。なお、窒素富化層12Bの深さT1、T2、T3の値は、面取り部21、16Cの形状やサイズ、さらに窒素富化層12Bを形成する処理および上記仕上げ加工の条件などのプロセス条件に応じて適宜変更可能である。たとえば、図13に示した構成例では、上述のように窒素富化層12Bが形成された後にクラウニング22Aが形成されるため、窒素富化層12Bの深さT2は他の深さT1、T3より小さくなっているが、上述したプロセス条件を変更することで、上記窒素富化層12Bの深さT1、T2、T3の値の大小関係は適宜変更することができる。
円錐ころ12のクラウニング部22、24に含まれる(中央部23に連なり内輪軌道面13Aに接触する部分である)接触部クラウニング部分27に形成されたクラウニングの形状は、以下のように規定される。すなわち、クラウニングのドロップ量の和は、円錐ころ12の転動面12Aの母線をy軸とし、母線直交方向をz軸とするy-z座標系において、K1,K2,zmを設計パラメータ、Qを荷重、Lを円錐ころ12における転動面12Aの有効接触部の母線方向長さ、E’を等価弾性係数、aを円錐ころ12の転動面の母線上にとった原点から有効接触部の端部までの長さ、A=2K1Q/πLE’としたときに、下記の式(1)で表される。
次に、内輪軌道面13Aの母線方向の形状を図14~図16に基づいて説明する。図14は内輪13の詳細形状を示す部分断面模式図である。図15は、図14の領域XVの拡大模式図である。図16は、図14に示した内輪軌道面13Aの母線方向の形状を示す模式図である。図14および図15では、円錐ころ12の大端面16側の一部輪郭を2点鎖線で示す。
窒素濃度の測定方法:
外輪11、円錐ころ12、内輪13などの軸受部品について、それぞれ窒素富化層11B,12B、13Bが形成された領域の表面に垂直な断面について、EPMA(Electron Probe Micro Analysis)により深さ方向で線分析を行う。測定は、各軸受部品を測定位置から表面に垂直な方向に切断することで切断面を露出させ、当該切断面において測定を行う。たとえば、円錐ころ12については、図12に示した第1測定点31~第3測定点33のそれぞれの位置から、中心線26と垂直な方向に円錐ころ12を切断することで切断面を露出させる。当該切断面において、円錐ころ12の表面から内部に向かって0.05mmの位置となる複数の測定位置にて、上記EPMAにより窒素濃度について分析を行う。たとえば、上記測定位置を5か所決定し、当該5か所での測定データの平均値を円錐ころ12の窒素濃度とする。
外輪11および内輪13については、上記窒素濃度の測定方法において測定対象とした断面につき、表面から深さ方向において硬度分布を測定する。測定装置としてはビッカース硬さ測定機を用いることができる。加熱温度500℃×加熱時間1hの焼き戻し処理後の円錐ころ軸受10において、深さ方向に並ぶ複数の測定点、たとえば0.5mm間隔に配置された測定点において硬度測定を実施する。そして、ビッカース硬さがHV450以上の領域を窒素富化層とする。
図7に示した円錐ころ12の大端面16における実曲率半径Rprocessおよび仮想曲率半径Rvirtualは、研削加工により実際に形成された円錐ころに対して任意の方法により測定され得るが、例えば表面粗さ測定機(例えばミツトヨ製表面粗さ測定機サーフテストSV‐3100)を用いて測定され得る。表面粗さ測定機を用いた場合には、まず転動軸を中心とする径方向に沿って測定軸を設定し、大端面の表面形状(母線方向の形状)を測定する。得られた大端面プロファイルに、上記頂点C1~C4および中間点P5およびP6をプロットする。上記実曲率半径Rprocessは、プロットされた頂点C1、中間点P5および頂点C2を通る円弧の曲率半径として算出される。上記仮想曲率半径Rvirtualは、プロットされた頂点C1、中間点P5,P6および頂点C4を通る円弧の曲率半径として算出される。あるいは、大端面16全体の仮想曲率半径Rvirtualは、「複数回入力」というコマンドを用いて4点を取った値で近似円弧曲線半径を算出することで決定してもよい。大端面16の母線方向の形状は、直径方向に1回の測定とした。
円錐ころ12の大端面16の算術表面粗さRaは任意の方法により測定できるが、たとえば表面粗さ測定機(例えばミツトヨ製表面粗さ測定機サーフテストSV‐3100)を用いて測定され得る。大端面16の算術表面粗さRaは、たとえば、上記測定機のスタイラスを円錐ころ12の大端面16に接触させる方法により測定できる。また、大端面16において、大鍔面と接触する円周状の表面領域である凸部16Aの算術表面粗さRaの最大値と最小値との差は、当該凸部16Aの任意の4か所について表面粗さ測定機を用いて算術表面粗さRaを測定し、当該4か所の算術表面粗さの最大値と最小値との差を算出することにより求めることができる。
本発明者は、円錐ころ軸受に関する以下の事項に着目し、上述した円錐ころ軸受の構成に想到した。
(1)円錐ころの大端面の設定曲率半径と加工後の実曲率半径との比率
(2)保持器のポケットおよびポケットに設けられている切欠きの形状
(3)円錐ころのスキューを抑制する内外輪の軌道面の形状
(4)円錐ころの転動面への対数クラウニングの適用
(5)円錐ころ、内輪および外輪への窒素富化層の適用
以下一部重複する部分もあるが、上述した円錐ころ軸受の特徴的な構成を列挙する。
「つば部潤滑係数」=120℃粘度×(油膜厚さh)2/180秒
ここで、油膜厚さhは、例えば、Karnaの以下の式から求められる。
<試験条件>
・負荷荷重:ラジアル荷重4000N、アキシアル荷重7000N
・回転数:7000min-1
・潤滑油:SAE 75W-90
・供試軸受:円錐ころ軸受(内径φ35mm、外径φ74mm、幅18mm)
実曲率半径Rprocessと設定曲率半径Rとの比の各値に対して、大端面と大鍔面との接触面圧、油膜厚さ、スキュー角、油膜パラメータ、「つば部潤滑係数」の結果を表6に示す。表6は接触面圧、油膜厚さ、スキュー角、油膜パラメータのそれぞれを比で表しているが、基準となる分母は、実曲率半径Rprocessが設定曲率半径Rと同一寸法に加工できた場合の値とし、各符号に0を付加している。
<試験条件>
・負荷荷重:ラジアル荷重4000N、アキシアル荷重7000N
・回転速度:7000min-1
・潤滑油:タービン油ISO VG32
・供試軸受:円錐ころ軸受(内径φ35mm、外径φ74mm、幅18mm)
実曲率半径Rprocessと設定曲率半径Rとの比の各値に対して、大端面と大鍔面との接触面圧、油膜厚さ、スキュー角、油膜パラメータ、「つば部潤滑係数」の結果を表9に示す。表9は接触面圧、油膜厚さ、スキュー角、油膜パラメータのそれぞれを比で表しているが、基準となる分母は、実曲率半径Rprocessが設定曲率半径Rと同一寸法に加工できた場合の値とし、各符号に0を付加している。
図21は、図1に示した円錐ころ軸受の製造方法を説明するためのフローチャートである。図22は、図21の熱処理工程における熱処理パターンを示す模式図である。図23は、図22に示した熱処理パターンの変形例を示す模式図である。以下、円錐ころ軸受10の製造方法を説明する。
次に、本実施の形態に係る円錐ころ軸受の用途の一例について説明する。本実施形態に係る円錐ころ軸受は、デファレンシャル又はトランスミッション等の自動車の動力伝達装置に組み込まれると好適である。すなわち、本実施形態に係る円錐ころ軸受は、自動車用円錐ころ軸受として用いると好適である。図24は、上述した円錐ころ軸受10を使用した自動車のデファレンシャルを示す。このデファレンシャルは、プロペラシャフト(図示省略)に連結され、デファレンシャルケース121に挿通されたドライブピニオン122が、差動歯車ケース123に取り付けられたリングギヤ124と噛み合わされ、差動歯車ケース123の内部に取り付けられたピニオンギヤ125が、差動歯車ケース123に左右から挿通されるドライブシャフト(図示省略)に連結されるサイドギヤ126と噛み合わされて、エンジンの駆動力がプロペラシャフトから左右のドライブシャフトに伝達されるようになっている。このデファレンシャルでは、動力伝達軸であるドライブピニオン122と差動歯車ケース123が、それぞれ一対の円錐ころ軸受10a、10bで支持されている。なお、円錐ころ軸受10は、自動車のデファレンシャルに限らず、トランスミッションに用いてもよい。
図25に示されるように、ポケット109の狭幅側の小環状部106にも切欠き110cが設けられていてもよい。この場合、狭幅側の3つの切欠き110a、110cの合計面積が、広幅側の2つの切欠き110bの合計面積よりも広くなっている。なお、切欠き110cは例えば深さ1.0mm、幅5.7mmとされている。
Claims (6)
- 内周面において外輪軌道面を有する外輪と、
外周面において内輪軌道面と、前記内輪軌道面よりも大径側に配置された大鍔面とを有し、前記外輪の内側に配置された内輪と、
前記外輪軌道面および前記内輪軌道面と接触する転動面と前記大鍔面と接触する大端面とを有し、前記外輪軌道面と前記内輪軌道面との間に配列される複数の円錐ころと、
周方向に所定の間隔で配置されている複数のポケットを含み、前記複数の円錐ころの各々を前記複数のポケットの各々に収容保持している保持器とを備え、
前記保持器は、前記複数の円錐ころの小径端面側で連なる小環状部と、前記複数の円錐ころの大径端面側で連なる大環状部と、前記小環状部と前記大環状部とを連結する複数の柱部とを含み、
前記複数のポケットの各々が、前記複数の円錐ころの小径側を収納する部分が狭幅側となり、かつ大径側を収納する部分が広幅側となる台形状に形成されており、
前記保持器の前記ポケットの前記狭幅側の前記柱部に切欠きを前記小環状部と前記柱部との境界から前記大環状部の方へ幅をもたせて設けたことにより、前記保持器の内径側から前記内輪側へ流入する潤滑油が前記切欠きから外径側の前記外輪側へ速やかに逃げるようにし、前記小環状部の前記ポケット側の縁を、前記ポケットの狭幅側の底辺部分が前記柱部まで延びた形状とし、
前記大端面は、前記大端面の最外周に配置された面取り部と、前記面取り部の内周側に環状に配置された凸部と、前記凸部の内周側に配置された凹部とを含み、
前記大端面は、前記円錐ころの転動軸に沿った断面において、前記凸部の外周端と前記面取り部とを接続している点C1、C4、前記凸部の内周端と前記凹部とを接続している点C2、C3、前記大端面上の前記点C1と前記点C2との中間点P5、および前記大端面上の前記点C3と前記点C4との中間点P6をさらに含み、
前記断面において、前記点C1、前記中間点P5、前記中間点P6、および前記点C4を通る単一円弧の曲率半径である前記円錐ころの前記大端面の設定曲率半径をR、前記円錐ころの円錐角の頂点から前記内輪の大鍔面までの距離をRBASEとしたとき、前記設定曲率半径Rと前記距離RBASEの比率R/RBASEの値が0.75以上0.87以下とし、
前記円錐ころの前記大端面の研削加工後の実曲率半径をRprocessとしたとき、前記実曲率半径R process は前記設定曲率半径Rよりも短く、前記実曲率半径Rprocessと前記設定曲率半径Rとの比率Rprocess/Rが0.5以上である、円錐ころ軸受。 - 前記円錐ころの前記大端面において、前記大鍔面と接触する円周状の表面領域の算術表面粗さRaの最大値と最小値との差は0.02μm以下である、請求項1に記載の円錐ころ軸受。
- 前記ポケットの前記狭幅側の前記小環状部にも切欠きを設けた、請求項1または2に記載の円錐ころ軸受。
- 前記保持器の小環状部の軸方向外側に、前記内輪の小鍔の外径面に対向させた径方向内向きの鍔を設け、この対向させた小環状部の鍔の内径面と前記内輪の小鍔の外径面との隙間を、前記内輪の小鍔の外径寸法の2.0%以下とした、請求項1~3のいずれか1項に記載の円錐ころ軸受。
- 前記円錐ころの前記大端面の算術表面粗さRaが0.10μmRa以下である、請求項1~5のいずれか1項に記載の円錐ころ軸受。
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