JP7031331B2 - 圧電素子および液体吐出ヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、圧電素子および液体吐出ヘッドに関する。
圧電素子は、一般に、電気機械変換特性を有する圧電体層と、圧電体層を挟持する2つの電極と、を有している。このような圧電素子は、例えば、インクジェット式記録ヘッドに代表される液体吐出ヘッドに搭載される。
例えば特許文献1には、圧電体薄膜に自発分極を生じさせたい方向と平行な方向に電場を印加して圧電体薄膜の前駆体膜を結晶化させることで、自発分極の方向が一定方向に揃っている結晶構造を有する圧電体薄膜を形成することが記載されている。
特開2000-294844号公報
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、電場を印加しながら前駆体膜を結晶化させる必要があり、製造工程が複雑になる場合がある。一般的に、化学溶液堆積法で形成された圧電体層は、電圧が印加される前の状態では、分極方向が揃っていない。
本発明に係る圧電素子の一態様は、
振動板の上方に設けられた第1電極と、
前記第1電極の上方に設けられたチタン層と、
前記チタン層の上方に設けられ、鉛、ジルコニウム、およびチタンを含む圧電体層と、
前記圧電体層の上方に設けられた第2電極と、
を含み、
前記圧電体層は、膜厚方向に積層された複数の層を有し、
前記圧電体層に0Vを跨いで電圧を印加した場合に、電圧に対する前記振動板の変位量を描いたバラフライカーブは、電圧0Vに関して非対称な形状であり、
前記圧電体層に電圧が印加される前において、前記圧電体層を非線形誘電率顕微鏡で測定した場合に、測定領域の面積の84.6%以上が、所定の分極方向を示す。
このような圧電素子では、電圧を印加しながら前駆体層を結晶化させなくても結晶粒の分極方向を揃えることができるので、製造工程が複雑ではない。
前記の態様において、
前記層は、複数の結晶粒を含み、
前記圧電体層に、前記圧電体層の前記第2電極が設けられた面に対して垂直な<001>方向の電界を印加した場合に、前記結晶粒の84.6%以上は、<111>方向の分極方向を有してもよい。
前記の態様において、
前記第1電極は、
チタン層と、
前記チタン層の上方に設けられた白金層と、
前記白金層の上方に設けられたイリジウム層と、
を有し、
前記第2電極は、
第1イリジウム層と、
前記第1イリジウム層の上方に設けられた第1チタン層と、
前記第1チタン層の上方に設けられた第2イリジウム層と、
前記第2イリジウム層の上方に設けられた第2チタン層と、
を有してもよい。
本発明に係る液体吐出ヘッドの一態様は、
本発明に係る圧電素子を含む。
本実施形態に係る圧電素子を模式的に示す断面図。 本実施形態に係る圧電素子の第1電極を模式的に示す断面図。 本実施形態に係る圧電素子の第2電極を模式的に示す断面図。 本実施形態に係る圧電素子の製造工程を模式的に示す断面図。 本実施形態に係る液体吐出ヘッドを模式的に示す分解斜視図。 本実施形態に係る液体吐出ヘッドを模式的に示す平面図。 本実施形態に係る液体吐出ヘッドを模式的に示す断面図。 本実施形態に係るプリンターを模式的に示す斜視図。 実施例1の非線形誘電率顕微鏡による測定結果。 実施例1の非線形誘電率顕微鏡による測定結果。 比較例1の非線形誘電率顕微鏡による測定結果。 比較例1の非線形誘電率顕微鏡による測定結果。 実施例1および比較例1のバタフライカーブを示すグラフ。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また、以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1. 圧電素子
まず、本実施形態に係る圧電素子について、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る圧電素子100を模式的に示す断面図である。
圧電素子100は、図1に示すように、第1電極10と、チタン層18と、圧電体層20と、第2電極30と、を含む。圧電素子100は、振動板230の上方に設けられている。図示の例では、圧電素子100は、振動板230上に設けられている。
なお、本発明に係る記載では、「上方」という文言を、例えば、「特定のもの(以下、「A」という)の「上方」に他の特定のもの(以下、「B」という)を形成する」などと用いる場合に、A上に直接Bを形成するような場合と、A上に他のものを介してBを形成するような場合とが含まれるものとして、「上方」という文言を用いている。
振動板230は、可撓性を有し、圧電体層20の動作によって変形(変位)する。振動板230は、例えば、酸化シリコン層、酸化ジルコニウム層、窒化シリコン層、またはこれらの積層体(例えば酸化シリコン層上に酸化ジルコニウム層が設けられた積層体)など
である。
第1電極10は、振動板230の上方に設けられている。図示の例では、第1電極10は、振動板230上に設けられている。第1電極10の形状は、例えば、層状である。第1電極10の厚さ(膜厚)は、例えば、3nm以上200nm以下である。第1電極10は、圧電体層20に電圧を印加するための一方の電極である。第1電極10は、圧電体層20の下に設けられた下部電極である。ここで、図2は、第1電極10を模式的に示す断面図である。
第1電極10は、図2に示すように、例えば、チタン層11と、白金層12と、イリジウム層14と、を有している。チタン層11は、例えば、振動板230上に設けられている。チタン層11は、チタン(Ti)を含む層である。チタン層11は、チタンからなる層であってもよい。白金層12は、チタン層11の上方に(図示の例ではチタン層11上に)設けられている。白金層12は、白金(Pt)を含む層である。白金層12は、白金からなる層であってもよい。イリジウム層14は、白金層12の上方に(図示の例では白金層12上に)設けられている。イリジウム層14は、イリジウム(Ir)を含む層である。イリジウム層14は、イリジウムからなる層であってもよい。
なお、図示はしないが、第1電極10と振動板230との間には、両者の密着性を向上させる密着層が設けられていてもよい。密着層は、例えば、チタン層、酸化チタン層などである。
チタン層18は、図1に示すように、第1電極10の上方に設けられている。図示の例では、チタン層18は、第1電極10上に設けられている。チタン層18の厚さは、例えば、1nm以上10nm以下である。チタン層18は、チタンを含む層である。チタン層18は、チタンからなる層であってもよい。チタン層18は、例えば、圧電体層の配向を制御することができる。
圧電体層20は、チタン層18の上方に設けられている。図示の例では、圧電体層20は、チタン層18上に設けられている。圧電体層20の厚さは、例えば、100nm以上3μm以下である。
圧電体層20は、鉛(Pb)、ジルコニウム(Zr)、およびチタン(Ti)を含むペロブスカイト型構造を有している。具体的には、圧電体層20は、チタン酸ジルコン酸鉛(Pb(Zr,Ti)O:PZT)層である。圧電体層20は、(100)面に配向していてもよい。圧電体層20は、菱面体晶の結晶構造を有していてもよい。圧電体層20は、第1電極10と第2電極30との間に電圧が印加されることにより、変形することができる。
圧電体層20は、結晶粒含有層24を有している。結晶粒含有層24は、複数の結晶粒を含む。結晶粒は、鉛、ジルコニウム、およびチタンを含んでいる。結晶粒含有層24は、例えば、PZT層である。結晶粒含有層24は、圧電体層20の膜厚方向に複数積層されている。図示の例では、結晶粒含有層24は、5つ設けられているが、その数は、複数であれば、特に限定されない。
圧電体層20に電圧が印加される前において、圧電体層20を非線形誘電率顕微鏡(SNDM:Scanning Non-linear Dielectric Microscope)で測定した場合に、平面視において、測定領域の面積の84.6%以上が、所定の分極方向を示し、好ましくは、測定領域の面積の90%以上が、所定の分極方向を示し、より好ましくは、測定領域の面積の98%以上が、所定の分極方向を示す。
SNDM測定では、例えば、探針間に交流電圧を印加した際の探針間の静電容量の変化を、約1GHzの準マイクロ波発振回路の周波数変化としてFM(Frequency Modulation)復調器で検出し、半導体のキャリア分布や圧電体層の分極ドメインを可視化することができる。SNDM測定では、例えば、断面方向において、2つの探針の間に位置する複数の結晶粒の分極の総和を測定することができ、さらに、探針を平面方向に走査させて、所定領域の測定が可能となる。
例えば、圧電体層20に(第1電極10と第2電極30との間に)、圧電体層20の上面21に対して垂直な<001>方向の電界を印加した場合(電界を生じさせた場合)に、圧電体層20に含まれる結晶粒の84.6%以上は、<111>方向の分極方向を有し、好ましくは、圧電体層20に含まれる結晶粒の90%以上は、<111>方向の分極方向を有し、より好ましくは、圧電体層20に含まれる結晶粒の98%以上は、<111>方向の分極方向を有する。例えば、圧電体層20に上面21に対して垂直な<001>方向の電界を印加した場合に、圧電体層20が菱面体昌の結晶構造を有する場合は、分極軸が<111>方向にあるので、その方向へ分極ベクトルが移動する。上面21は、圧電体層20の第2電極30が設けられた面である。図示の例では、上面21は、振動板230の上面と平行である。
圧電体層20に0Vを跨いで電圧を印加した場合に、電圧に対する振動板230の変位量を描いたバラフライカーブは、電圧0Vに関して非対称な形状である。バラフライカーブは、後述する「実験例」のとおり、Sin波の電圧を圧電体層20に印加することにより得ることができる。
第2電極30は、圧電体層20の上方に設けられている。図示の例では、第2電極30は、圧電体層20上に設けられている。さらに、第2電極30は、圧電体層20の側面、および振動板230上に設けられている。第2電極30が圧電体層20の側面に設けられていることにより、圧電体層20の側面から水分が圧電体層20に浸入することを抑制することができる。
第2電極30の形状は、例えば、層状である。第2電極30の厚さは、例えば、15nm以上300nm以下である。第2電極30は、圧電体層20に電圧を印加するための他方の電極である。第2電極30は、圧電体層20の上に設けられた上部電極である。ここで、図3は、第2電極30を模式的に示す断面図である。
第2電極30は、図3に示すように、例えば、第1イリジウム層32と、第1チタン層34と、第2イリジウム層36と、第2チタン層38と、を有している。第1イリジウム層32は、例えば、圧電体層20上に設けられている。第1チタン層34は、第1イリジウム層32の上方に(図示の例では第1イリジウム層32上に)設けられている。第2イリジウム層36は、第1チタン層34の上方に(図示の例では第1チタン層34上に)設けられている。第2チタン層38は、第2イリジウム層36の上方に(図示の例では第2イリジウム層36上に)設けられている。
イリジウム層32,36は、イリジウムを含む層である。イリジウム層32,36は、イリジウムからなる層であってもよい。チタン層34,38は、チタンを含む層である。チタン層34,38は、チタンからなる層であってもよい。
圧電素子100は、例えば、圧力発生室の液体を加圧する圧電アクチュエーターとして、液体吐出ヘッドや、該液体吐出ヘッドを含むプリンターなどに用いられる。
圧電素子100は、例えば、以下の特徴を有する。
圧電素子100では、圧電体層20に電圧が印加される前において、圧電体層20をS
NDMで測定した場合に、測定領域の面積の84.6%以上が、所定の分極方向を示す。このように、圧電素子100では、圧電体層20に電圧を印加しなくても(例えば分極処理をしなくても)、圧電体層20に含まれる結晶粒の分極方向を揃えることができ、良好な圧電特性を有することができる。具体的には、振動板230の変位量を大きくすることができる。圧電素子100では、電圧を印加しながら前駆体層を結晶化させなくても結晶粒の分極方向を揃えることができるので、製造工程が複雑ではない。
圧電素子100では、圧電体層20に上面21に対して垂直な<001>方向の電界を印加した場合に、圧電体層20に含まれる結晶粒の84.6%以上は、<111>方向の分極方向を有する。そのため、圧電素子100では、例えば結晶粒の84.6%以上が<111>方向の分極方向を有していない場合に比べて、良好な圧電特性を有することができる。
圧電素子100では、第1電極10は、チタン層11と、チタン層11の上方に設けられた白金層12と、白金層12の上方に設けられたイリジウム層14と、を有し、第2電極30は、第1イリジウム層32と、第1イリジウム層32の上方に設けられた第1チタン層34と、第1チタン層34の上方に設けられた第2イリジウム層36と、第2イリジウム層36の上方に設けられた第2チタン層38と、を有する。そのため、圧電素子100では、より確実に、圧電体層20に含まれる結晶粒の95%以上は、所定の分極方向を有することができる(詳細は後述する「実験例」参照)。
なお、上記では、圧電体層20が第1電極10を覆って振動板230上に設けられ、さらに、第2電極30が圧電体層20の側面に設けられている例について説明したが、本発明に係る圧電素子では、圧電体層20は、第1電極10の上方にのみ設けられ、第2電極30は、圧電体層20の上方にのみ設けられていてもよい。
2. 圧電素子の製造方法
次に、本実施形態に係る圧電素子100の製造方法について、図面を参照しながら説明する。図4は、本実施形態に係る圧電素子100の製造工程を模式的に示す断面図である。
図4に示すように、振動板230を準備する。具体的には、シリコン基板を熱酸化することによって酸化シリコン層を形成する。次に、酸化シリコン層上にスパッタ法などによってジルコニウム層を形成し、該ジルコニウム層を熱酸化することによって酸化ジルコニウム層を形成する。以上により、酸化シリコン層と酸化ジルコニウム層とを有する振動板230を準備することができる。
次に、振動板230上に、第1電極10を形成する。第1電極10は、例えば、スパッタ法や真空蒸着法などによって形成される。
次に、第1電極10上に、チタン層18を形成する。チタン層18は、例えば、スパッタ法により形成される。
次に、第1電極10上に、圧電体層20の結晶粒含有層24を形成する。圧電体層20は、例えば、ゾルゲル法やMOD(Metal Organic Deposition)などの化学溶液堆積(CSD:Chemical Solution Deposition)法によって形成される。以下、圧電体層20の結晶粒含有層24の形成方法について説明する。
まず、所定の金属錯体を含む前駆体溶液を調整する。前駆体溶液は、焼成によりPZTを形成し得る金属錯体を、有機溶媒に溶解または分散させたものである。
次に、調整された前駆体溶液を、チタン層18上および振動板230上に、スピンコート法等を用いて塗布して前駆体層を形成する(塗布工程)。次に、前駆体層を、例えば130℃以上250℃以下で加熱して一定時間乾燥させ(乾燥工程)、さらに、乾燥した前駆体層を、例えば300℃以上450℃以下で加熱して一定時間保持することによって脱脂する(脱脂工程)。次に、脱脂した前駆体層を、例えば650℃以上800℃以下で加熱し、この温度で一定時間保持することによって結晶化させる(焼成工程)。以上の工程により、結晶粒含有層24を形成することができる。
鉛を含む金属錯体としては、例えば、酢酸鉛などが挙げられる。ジルコニウムを含む金属錯体としては、例えば、ジルコニウムブトキシド、ジルコニウムアセチルアセトナート、ジルコニウムテトラアセチルアセトナート、ジルコニウムモノアセチルアセトナート、ジルコニウムビスアセチルアセトナートなどが挙げられる。チタンを含む金属錯体としては、例えば、チタニウムテトラ-i-プロポキシドなどが挙げられる。
金属錯体の溶媒としては、例えば、プロパノール、ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、オクタノール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、オクタン、デカン、シクロヘキサン、キシレン、トルエン、テトラヒドロフラン、酢酸、オクチル酸、2-nブトキシエタノール、n-オクタンまたはこれらの混合溶媒などが挙げられる。
乾燥工程、脱脂工程、および焼成工程で用いられる加熱装置としては、例えば、赤外線ランプの照射により加熱するRTA(Rapid Thermal Annealing)装置が挙げられる。
次に、結晶粒含有層24、チタン層18、および第1電極10をパターニングする。パターニングは、例えば、フォトリソグラフィーおよびドライエッチングによって行われる。
図1に示すように、結晶粒含有層24上に、さらに複数の結晶粒含有層24を積層させて圧電体層20を形成する。複数の結晶粒含有層24は、上記の塗布工程から焼成工程までの工程を複数回繰り返すことにより形成される。なお、塗布工程から脱脂工程までの工程を複数回繰り返し、脱脂した複数の前駆体層をまとめて結晶化させてもよい。このように、圧電体層20は、化学溶液堆積によって形成されるため、複数の結晶粒含有層24を有する。塗布工程から焼成工程まで工程を繰り返すことにより、厚くてもクラックが生じ難い圧電体層20を形成することができる。
次に、圧電体層20をパターニングする。パターニングは、例えば、フォトリソグラフィーおよびドライエッチングによって行われる。
次に、圧電体層20上に、第2電極30を形成する。第2電極30は、例えば、スパッタ法や真空蒸着法などによって形成される。次に、第2電極30をパターニングする。パターニングは、例えば、フォトリソグラフィーおよびドライエッチングによって行われる。
以上の工程により、圧電素子100を製造することができる。
3. 液体吐出ヘッド
次に、本実施形態に係る液体吐出ヘッドについて、図面を参照しながら説明する。図5は、本実施形態に係る液体吐出ヘッド200を模式的に示す分解斜視図である。図6は、本実施形態に係る液体吐出ヘッド200を模式的に示す平面図である。図7は、本実施形態に係る液体吐出ヘッド200を模式的に示す図6のVII-VII線断面図である。な
お、図5~図7では、互いに直交する3軸として、X軸、Y軸、およびZ軸を図示している。
本発明に係る液体吐出ヘッドは、本発明に係る圧電素子を含む。以下では、一例として、圧電素子100を含む液体吐出ヘッド200について説明する。
液体吐出ヘッド200は、図5~図7に示すように、例えば、圧電素子100と、流路形成基板210と、ノズルプレート220と、振動板230と、保護基板240と、回路基板250と、コンプライアンス基板260と、を含む。なお、便宜上、図6では、回路基板250の図示を省略している。
流路形成基板210は、例えば、シリコン基板である。流路形成基板210には、圧力発生室211が設けられている。圧力発生室211は、複数の隔壁212によって区画されている。
流路形成基板210のうち、圧力発生室211の+X軸方向側の端部には、インク供給路213および連通路214が設けられている。インク供給路213は、圧力発生室211の+X軸方向側の端部をY軸方向から絞ることで、その開口面積が小さくなるように構成されている。連通路214のY軸方向の大きさは、圧力発生室211のY軸方向の大きさと、例えば同じである。連通路214の+X軸方向側には、連通部215が設けられている。連通部215は、マニホールド216の一部を構成する。マニホールド216は、各圧力発生室211の共通のインク室となる。このように、流路形成基板210には、圧力発生室211、インク供給路213、連通路214、および連通部215からなる液体流路が形成されている。
ノズルプレート220は、流路形成基板210の一方の面(-Z軸方向側の面)に設けられている。ノズルプレート220の材質は、例えば、SUS(Steel Use Stainless)である。ノズルプレート220は、例えば接着剤や熱溶着フィルム等によって、流路形成基板210に接合されている。ノズルプレート220には、Y軸に沿ってノズル開口222が並設されている。ノズル開口222は、圧力発生室211に連通している。
振動板230は、流路形成基板210の他方の面(+Z軸方向側の面)に設けられている。振動板230は、例えば、流路形成基板210上に形成された第1絶縁層232と、第1絶縁層232上に設けられた第2絶縁層234と、により構成されている。第1絶縁層232は、例えば、酸化シリコン層である。第2絶縁層234は、例えば、酸化ジルコニウム層である。
圧電素子100は、例えば、振動板230上に設けられている。圧電素子100は、複数設けられている。圧電素子100の数は、特に限定されない。
液体吐出ヘッド200では、電気機械変換特性を有する圧電体層20の変形によって、振動板230および第1電極10が変位する。すなわち、液体吐出ヘッド200では、振動板230および第1電極10が、実質的に振動板としての機能を有している。なお、振動板230を省略して、第1電極10のみが振動板として機能するようにしてもよい。流路形成基板210上に第1電極10を直接設ける場合には、第1電極10にインクが接触しないように、第1電極10を絶縁性の保護膜等で保護することが好ましい。
第1電極10は、圧力発生室211ごとに独立する個別電極として構成されている。第1電極10のY軸方向の大きさは、圧力発生室211のY軸方向の大きさよりも小さい。第1電極10のX軸方向の大きさは、圧力発生室211のX軸方向の大きさよりも大きい
。X軸方向において、第1電極10の両端部は、圧力発生室211の両端部より外側に位置している。第1電極10の-X軸方向側の端部には、リード電極202が接続されている。
圧電体層20のY軸方向の大きさは、例えば、第1電極10のY軸方向の大きさよりも大きい。圧電体層20のX軸方向の大きさは、例えば、圧力発生室211のX軸方向の大きさよりも大きい。圧電体層20の+X軸方向側の端部は、例えば、第1電極10の+X軸方向側の端部よりも外側に(+X軸方向側に)位置している。すなわち、第1電極10の+X軸方向側の端部は、圧電体層20によって覆われている。一方、圧電体層20の-X軸方向側の端部は、例えば、第1電極10の-X軸方向側の端部よりも内側に(+X軸方向側に)位置している。すなわち、第1電極10の-X軸方向側の端部は、圧電体層20によって覆われていない。
第2電極30は、圧電体層20および振動板230上に連続して設けられている。第2電極30は、複数の圧電素子100に共通する共通の電極として構成されている。なお、図示はしないが、第2電極30ではなく、第1電極10を共通の電極としてもよい。
保護基板240は、接着剤203によって流路形成基板210に接合されている。保護基板240には、貫通孔242が設けられている。図示の例では、貫通孔242は、保護基板240をZ軸方向に貫通しており、連通部215と連通している。貫通孔242および連通部215は、各圧力発生室211の共通のインク室となるマニホールド216を構成している。さらに、保護基板240には、保護基板240をZ軸方向に貫通する貫通孔244が設けられている。貫通孔244には、リード電極202の端部が位置している。
保護基板240には、開口部246が設けられている。開口部246は、圧電素子100の駆動を阻害しないための空間である。開口部246は、密封されていてもよいし、密封されていなくてもよい。
回路基板250は、保護基板240上に設けられている。回路基板250には、圧電素子100を駆動させるための半導体集積回路(IC)を含む。回路基板250とリード電極202は、接続配線204を介して電気的に接続されている。
コンプライアンス基板260は、保護基板240上に設けられている。コンプライアンス基板260は、保護基板240上に設けられた封止層262と、封止層262上に設けられた固定板264と、を有している。封止層262は、マニホールド216を封止するための層である。封止層262は、例えば、可撓性を有する。固定板264には、貫通孔266が設けられている。貫通孔266は、固定板264をZ軸方向に貫通している。貫通孔266は、平面視において(Z軸方向からみて)、マニホールド216と重なる位置に設けられている。
4. プリンター
次に、本実施形態に係るプリンターについて、図面を参照しながら説明する。図8は、本実施形態に係るプリンター300を模式的に示す斜視図である。
本発明に係るプリンターは、本発明に液体吐出ヘッドを含む。以下では、一例として、液体吐出ヘッド200を含むプリンター300について説明する。
プリンター300は、インクジェット式のプリンターである。プリンター300は、図8に示すように、ヘッドユニット310を含む。ヘッドユニット310は、液体吐出ヘッド200を有している。液体吐出ヘッド200の数は、特に限定されない。ヘッドユニッ
ト310は、インク供給手段を構成するカートリッジ312,314が着脱可能に設けられている。ヘッドユニット310を搭載したキャリッジ316は、装置本体320に取り付けられたキャリッジ軸322に軸方向移動自在に設けられており、例えば、各々ブラックインク組成物およびカラーインク組成物を吐出する。
プリンター300では、駆動モーター330の駆動力が図示しない複数の歯車およびタイミングベルト332を介してキャリッジ316に伝達されることで、ヘッドユニット310を搭載したキャリッジ316は、キャリッジ軸322に沿って移動される。一方、装置本体320には搬送手段としての搬送ローラー340が設けられており、紙等の記録媒体である記録シートSが搬送ローラー340により搬送されるようになっている。記録シートSを搬送する搬送手段は、搬送ローラーに限られず、ベルトやドラム等であってもよい。
プリンター300は、プリンターコントローラー350を含む。プリンターコントローラー350は、液体吐出ヘッド200の回路基板250(図7参照)と電気的に接続されている。プリンターコントローラー350は、例えば、各種データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)、制御プログラム等を記憶したROM(Read Only Memory)、CPU(Central Processing Unit)等を含んで構成された制御部、および液体吐出ヘッド200へ供給するための駆動信号を発生する駆動信号発生回路などを備えている。
なお、本発明に係る圧電素子は、液体吐出ヘッドや、該液体吐出ヘッドを含むプリンターに限られず、様々な機器に好適に用いられる。本発明に係る圧電素子は、例えば、超音波モーター、振動式ダスト除去装置、圧電トランス、圧電スピーカー、圧電ポンプ、圧力-電気変換機器、超音波検出器、角速度センサー、加速度センサー、振動センサー、傾きセンサー、圧力センサー、衝突センサー、人感センサー、赤外線センサー、テラヘルツセンサー、熱検知センサー、焦電センサー、圧電センサー、強誘電体メモリー(FeRAM)、強誘電体トランジスター(FeFET)、強誘電体演算回路(FeLogic)、強誘電体キャパシター、波長変換器、光導波路、光路変調器、屈折率制御素子、電子シャッター機構などに好適に用いられる。
5. 実験例
以下に実験例を示し、本発明をより具体的に説明する。なお、本発明は、以下の実験例によって何ら限定されるものではない。
5.1. 試料の作製
5.1.1. 実施例1
6インチのシリコン基板を熱酸化することで、シリコン基板上に酸化シリコン層(二酸化シリコン層)を形成した。次に、酸化シリコン層に、スパッタ法によって、ジルコニウム層を形成し、該ジルコニウム層を熱酸化することで、酸化ジルコニウム層を形成した。以上により、酸化シリコン層(厚さ1460nm)および酸化ジルコニウム層(厚さ400nm)からなる振動板を形成した。
次に、振動板上に、スパッタ法によって、チタン層(厚さ20nm)、白金層(厚さ80nm)、イリジウム層(厚さ6nm)を順に形成し、第1電極を形成した。次に、第1電極上に、スパッタ法によって、チタン層(厚さ4nm)を形成した。
次に、容器に、酢酸および水を量りとり、次いで、酢酸鉛、ジルコニウムブトキシド、チタニウムテトラ-i-プロポキシド、およびポリエチレングリコールを量りとって、これらを90℃で加熱しながら攪拌させ、前駆体溶液を作製した。
次に、上記の前駆体溶液をスピンコート法によってチタン層上に塗布した。次に、前駆体溶液を140℃で乾燥させ、370℃で脱脂した後、RTA装置を用いて737℃で加熱処理を行い、PZT層を形成した。次に、フォトリソグラフィーおよびドライエッチングにより、PZT層、チタン層、および第1電極をパターニングした。
次に、パターニングされたPZT層上に、上記のように、塗布、乾燥、脱脂を2回繰り返し、RTA装置を用いて737℃で加熱処理を行った。この操作を4回繰り返し、圧電体層(厚さ1300nm)を形成した。
次に、PZT層上に、スパッタ法によって、イリジウム層(厚さ5nm)、チタン層(厚さ4nm)を順に形成した後、RTA装置を用いて740℃で加熱処理した。次に、加熱処理されたチタン層上に、スパッタ法によって、イリジウム層(厚さ20nm)、チタン層(厚さ15nm)を順に形成した。以上により、第2電極を形成した。次に、フォトリソグラフィーおよびイオンミリングにより、第2電極をパターニングした。
以上により、圧電素子を形成した。
次に、シリコン基板の圧電素子が形成された側とは反対側(裏面側)を研磨処理して、表面酸化層を除去した。次に、シリコン基板の研磨処理された面に、所定形状のクロム層を形成した。次に、シリコン基板の圧電素子が形成された側を防水処理した。次に、シリコン基板をKOHが含まれるエッチング液に浸漬し、クロム層をマスクとして、シリコン基板の裏面側をウェットエッチングした。これにより、シリコン基板に空洞部を形成した。
5.1.2. 比較例1
比較例1では、第1電極と圧電体層との間のチタン層の変わりに、チタン酸鉄酸ビスマス(Bi(Fe,Ti)O:BFT)層を形成したこと以外は、実施例1と同様である。また、BFT層は、CSD法により形成した。BFT層の厚さは、15nmとした。
5.2. SNDM測定
上記のような試料を、SNDM(日立ハイテクサイエンス社製 AFM5300E)を用いて測定した。SNDMでは、探針によって圧電体層に(第1電極と第2電極との間に)交流電圧を印加した際の探針間の静電容量の変化を、励振電圧1Vで、励振振動数1GHzで測定し、準マイクロ波発振回路の周波数変化としてFM復調器で検出し、分極方向を可視化した。今回は第2電極を剥離した後、測定を実施した。SNDMの側面領域は、平面視において、5μm×5μmの正方形とした。図9は、実施例1のSNDM測定結果である。図10は、図9のSNDM測定結果から、分極がプラス方向(例えば圧電体層に生じる電界の方向)を向いている領域を抽出したものである。図11は、比較例1のSNDM測定結果である。図12は、図11のSNDM測定結果から、分極がプラス方向を向いている領域を抽出したものである。なお、図10および図12では、分極がプラス方向を向いている領域を黒色で示している。
図9および図10では、マイナス方向(例えば圧電体層に生じる電界の方向と反対の方向)を向いた分極ドメインが広範囲で観察され、面積比で換算すると98.1%がマイナス方向(所定の方向)を示した。一方、図11および図12では、マイナス方向を向いた分極ドメインとプラス方向を向いた分極ドメインとが観察され、面積比で換算すると84.5%がマイナス方向を示した。したがって、実施例1は、比較例1に比べて、結晶粒の分極方向が揃っていることが確認できた。なお、上記の面積比の割合(百分率)は、画像を2値化処理し、ピクセル数を面積換算して算出した。
上記のように、実施例1と比較例1とで分極方向に差が生じたのは、第1電極と圧電体層との間に設けた層(実施例1ではチタン層、比較例1ではBFT層)の差に起因するものである。なお、第1電極の構造および材質が異なれば、図9~図12の結果が異なる可能性もある。
5.3. 圧電特性評価
上記のような試料に対して圧電特性の評価を行った。本評価では、SNDM測定に用いた試料とは、別の試料を用いた。すなわち、実施例1に係る試料を2つ作製し、一方の試料でSNDM測定を行い、他方の試料で圧電特性評価をした。比較例1についても同様である。
具体的には、Sin波で±22V(1kHz)の電圧を圧電体層に(第1電極と第2電極との間に)印加して、振動板の変位量を測定して、バタフライカーブを得た。変位量は、レーザードップラー振動計を用いて測定した。図13は、実施例1および比較例1のバタフライカーブを示すグラフである。
図13に示すように、実施例1は、比較例1よりも変位量が大きかった。また、実施例1では、-2.5Vから+22Vまで電圧を印加した場合、および+2Vから-22Vまで電圧を印加した場合のいずれかもドメイン回転を含む変位挙動が見られた。マイナス側に電圧を印加した場合よりもプラス側に電圧を印加した場合の方が変位量が大きくなった要因は、分極軸がマイナス側を向いているためである。このように、バタフライカーブは、電圧0Vを示す縦軸に関して非対称な形状を有した。
一方、比較例1でもマイナス側に電圧を印加した場合よりもプラス側に電圧を印加した場合の方が変位量が大きくなったが、マイナス側に電圧を印加した場合と、プラス側に電圧を印加した場合と、の変位量の差は、実施例1に比べて小さかった。
以上により、分極方向が揃っていると、変位量が大きくなり、バタフライカーブの非対称性が高くなることがわかった。
本発明は、本願に記載の特徴や効果を有する範囲で一部の構成を省略したり、各実施形態や変形例を組み合わせたりしてもよい。
本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
10…第1電極、11…チタン層、12…白金層、14…イリジウム層、18…チタン層、20…圧電体層、21…上面、24…結晶粒含有層、30…第2電極、32…第1イリジウム層、34…第1チタン層、36…第2イリジウム層、38…第2チタン層、100…圧電素子、200…液体吐出ヘッド、202…リード電極、203…接着剤、204…接続配線、210…流路形成基板、211…圧力発生室、212…隔壁、213…インク供給路、214…連通路、215…連通部、216…マニホールド、220…ノズルプレート、222…ノズル開口、230…振動板、232…第1絶縁層、234…第2絶縁層、240…保護基板、242,244…貫通孔、246…開口部、250…回路基板、2
60…コンプライアンス基板、262…封止層、264…固定板、266…貫通孔、300…プリンター、310…ヘッドユニット、312,314…カートリッジ、316…キャリッジ、320…装置本体、322…キャリッジ軸、330…駆動モーター、332…タイミングベルト、340…搬送ローラー、350…プリンターコントローラー

Claims (3)

  1. 振動板の上方に設けられた第1電極と、
    前記第1電極の上方に設けられたチタン層と、
    前記チタン層の上方に設けられ、鉛、ジルコニウム、およびチタンを含む圧電体層と、
    前記圧電体層の上方に設けられた第2電極と、
    を含み、
    前記圧電体層は、膜厚方向に積層された複数の層を有し、
    前記圧電体層に0Vを跨いで電圧を印加した場合に、電圧に対する前記振動板の変位量を描いたバラフライカーブは、電圧0Vに関して非対称な形状であり、
    前記圧電体層に電圧が印加される前において、前記圧電体層を非線形誘電率顕微鏡で測定した場合に、測定領域の面積の84.6%以上が、所定の分極方向を示し、
    前記層は、複数の結晶粒を含み、
    前記圧電体層に、前記圧電体層の前記第2電極が設けられた面に対して垂直な<001>方向の電界を印加した場合に、前記結晶粒の84.6%以上は、<111>方向の分極方向を有する、圧電素子。
  2. 請求項1において、
    前記第1電極は、
    チタン層と、
    前記チタン層の上方に設けられた白金層と、
    前記白金層の上方に設けられたイリジウム層と、
    を有し、
    前記第2電極は、
    第1イリジウム層と、
    前記第1イリジウム層の上方に設けられた第1チタン層と、
    前記第1チタン層の上方に設けられた第2イリジウム層と、
    前記第2イリジウム層の上方に設けられた第2チタン層と、
    を有する、圧電素子。
  3. 請求項1または2に記載の圧電素子を含む、液体吐出ヘッド。
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