JP7031294B2 - 創薬スクリーニング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、創薬スクリーニング装置に関する。
生化学物質から特定の対象物に対して特異な効能を有する物質を探索する創薬スクリーニングにおいては、多数の試験対象の検体に対して種々の条件を変化させた系統的な試験が行なわれる。
具体的には、細胞に薬の候補となる化合物を与え、細胞に起こる変化を顕微鏡画像で捉え、画像処理によりそれらの変化を測定し、化合物の薬効および副作用を試験する。このため、膨大な数の試料について精度よくかつ効率的に培養や分析などの作業を行なうことが求められており、従来から様々な形態の専用のスクリーニング装置が用いられている。
例えば、特許文献1には、インキュベータ部と画像計測部が一体として形成され、制御部により制御される創薬スクリーニング装置が記載されている。画像計測部は、マイクロプレートに配置されたサンプルを移動させるXYステージ、サンプルを拡大表示する顕微鏡、共焦点スキャナ、カメラ等を備えている。
図3は、従来の創薬スクリーニング装置200における画像計測部分の構成例を示す図である。本図に示すように創薬スクリーニング装置200は、顕微鏡210、共焦点スキャナ220、カメラ230、明視野照明ユニット240、ディスペンサユニット250を備えており、マイクロプレート260のウェルに蒔かれた細胞試料261を観察する。マイクロプレート260は、図示しないXYステージにより平面移動し、観察対象のウェルが顕微鏡210の光軸上に移動する。
明視野照明ユニット240は、固定軸241、可動軸242、明視野照明243を備えており、不図示の電動モータによって固定軸241上を移動する可動軸242に明視野照明243が取り付けられている。
ディスペンサユニット250は、明視野照明ユニット240の固定軸241と直交する方向に固定された固定軸251、可動軸252、滴下機構を備えたディスペンサ253を備えており、不図示の電動モータによって固定軸251上を移動する可動軸252にディスペンサ253が取り付けられている。また、ディスペンサ253には、チップ254が取り付けられる。
本図の例では、明視野照明ユニット240の固定軸241が延びる方向をY方向、ディスペンサユニット250の固定軸251が延びる方向をX方向として、明視野照明ユニット240の可動軸242がY方向を移動し、ディスペンサユニット250の可動軸252がX方向を移動する。すなわち、2組の直動機構が用いられている。
創薬スクリーニング装置200は、明視野照明243と、ディスペンサ253とを備えているが、明視野照明243を用いる場合は、明視野照明ユニット240の可動軸242を動作させて、明視野照明243を顕微鏡210の光軸上に位置させる。そして、マイクロプレート260の対象ウェルを照射する。対象ウェル内の細胞を透過した光は顕微鏡210等を介してカメラ230で撮影される。この際、ディスペンサ253は、干渉しないように待避場所に移動する。
細胞イメージングをベースにした創薬スクリーニング装置200では、細胞を蛍光染色して蛍光イメージングを用いる手法と、細胞を染色しないラベルフリー細胞の画像解析による手法があるが、明視野照明243は、主として、ラベルフリーの細胞を対象とする。
ディスペンサ253を用いる場合は、明視野照明ユニット240の可動軸242を固定軸241上の図中網掛けの待避位置に移動させ、ディスペンサユニット250の可動軸252を固定軸251上の図中網掛けの位置に移動させる。これにより、ディスペンサ253に取り付けられたチップ254が対象ウェルの上部に位置する。
そして、ディスペンサ253により薬品を対象ウェル内の細胞試料に投与し、その反応を蛍光イメージングで捉える。具体的には、励起光を細胞試料に照射して、薬品投与を受けた細胞試料から発する蛍光を、顕微鏡210、共焦点スキャナ220を介してカメラ230で撮影して、細胞の画像を取得する。
特開2010-210237号公報 特開2008-45982号公報
創薬スクリーニング装置200において、従来の固定細胞に代わり、生細胞をベースにした手法が重要になってきている。また、細胞を蛍光染色せず、いわゆるラベルフリーの細胞アッセイも増加している。
生細胞の場合、投薬しながら、あるいは投薬直後の細胞の反応を素早く観察する、例えばカルシウム反応といったアプリケーションがあげられる。この場合、投薬機能は、ディスペンサ253によって実現される。
また、再生医療を前提にした研究では、ラベルフリー細胞は必須である。ラベルフリー細胞は蛍光を発しないため、観察は明視野照明243を用いた方式に限られる。
従来の創薬スクリーニング装置200は、ディスペンサ253と明視野照明243の2つの機能を実現するために、2組の直動機構、すなわち、2本の固定軸と2本の可動軸とを備えて構成している。このため、機構構成が複雑となり、装置の大型化および製造コストの上昇を招いている。
そこで、本発明は、創薬スクリーニング装置において、明視野照明とディスペンサの2つの機能を簡易な構成で実現することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様である創薬スクリーニング装置は、明視野照明とディスペンサとを備えた創薬スクリーニング装置であって、固定軸と、前記明視野照明が取り付けられ、前記固定軸上を移動する明視野照明可動軸と、前記ディスペンサが取り付けられ、前記固定軸上を移動するディスペンサ可動軸と、を備えたことを特徴とする。
ここで、顕微鏡をさらに備え、前記明視野照明使用時には、前記明視野照明が前記顕微鏡の光軸上に位置するように前記明視野照明可動軸が移動するとともに、前記ディスペンサ可動軸があらかじめ定められたディスペンサ待避位置に移動し、前記ディスペンサ使用時には、前記ディスペンサが前記顕微鏡の光軸上に位置するように前記ディスペンサ可動軸が移動するとともに、前記明視野照明可動軸があらかじめ定められた明視野照明待避位置に移動することができる。
本発明によれば、創薬スクリーニング装置において、明視野照明とディスペンサの2つの機能を簡易な構成で実現することができる。
本実施形態の創薬スクリーニング装置における画像計測部分の構成例を示す図である。 固定軸上を移動する明視野照明可動軸とディスペンサ可動軸とを説明する図である。 従来の創薬スクリーニング装置における画像計測部分の構成例を示す図である。
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態の創薬スクリーニング装置100における画像計測部分の構成例を示す図である。本図に示すように創薬スクリーニング装置100は、顕微鏡110、共焦点スキャナ120、カメラ130、固定軸140、明視野照明可動軸150、明視野照明151、ディスペンサ可動軸160、ディスペンサ161を備えており、マイクロプレート170のウェルに蒔かれた細胞試料171を観察する。マイクロプレート170は、図示しないXYステージにより平面移動し、観察対象のウェルが顕微鏡110の光軸上に移動する。
明視野照明151は、明視野照明可動軸150に取り付けられ、ディスペンサ161は、ディスペンサ可動軸160に取り付けられている。ディスペンサ161には、チップ162が取り付けられる。本実施形態の創薬スクリーニング装置100では、明視野照明可動軸150、ディスペンサ可動軸160とも固定軸140上を不図示の電動モータによって移動する。すなわち、明視野照明可動軸150とディスペンサ可動軸160とで固定軸140を共用する。
本図の例では、固定軸140が延びる方向をX方向、固定軸140に直交する方向Y方向として、明視野照明可動軸150、ディスペンサ可動軸160ともY方向に延び、いずれも固定軸140上をX方向に移動する。さらに、Y方向にも移動できるようにしてもよい。
共焦点スキャナ120は、ピンホールアレイディスク(ニポウディスク)121、マイクロレンズアレイディスク122、ダイクロイックミラー123、バンドパスフィルタ124、レンズ125を備えている。
創薬スクリーニング装置100では、レーザ光線を用いて、マイクロプレート170のウェルにある細胞試料171を励起する。そして、細胞試料171から発する蛍光を顕微鏡110、共焦点スキャナ120を介して、カメラ130で撮影して、細胞試料171の画像を取得する。細胞試料171に予め医薬候補の化合物を投与して、その反応を取得した画像を用いて解析することで、薬効、毒性などを測定する。
生細胞をベースにした創薬スクリーニングでは、細胞試料171に投薬しながら、あるいは投薬直後の細胞試料171の反応を素早く観察する手法が用いられる。この方法は、今後のトレンドである。
投薬は、ディスペンサ161によって実現される。固定軸140上を移動するディスペンサ可動軸160に取り付けられたディスペンサ161は、化合物を吸引して、滴下位置に移動したウェルに滴下する動作を繰り返す。
図2(a)は、ディスペンサ161が滴下する場合の明視野照明可動軸150とディスペンサ可動軸160の位置を示している。本図に示すように、ディスペンサ161が滴下する場合は、ディスペンサ161が滴下対象のウェル(本例では左上のウェル)に位置するようにディスペンサ可動軸160が移動し、明視野照明可動軸150は干渉しないように待避位置に移動する。
本図の例では、明視野照明可動軸150がディスペンサ可動軸160の左側に配置されているため、固定軸140の左端が明視野照明可動軸150の待避位置となっている。もちろん、明視野照明可動軸150をディスペンサ可動軸160の右側に配置するようにしてもよい。
また、細胞試料171の形態を透過光で観察する場合、明視野照明151を用いて行なう。固定軸140上を移動する明視野照明可動軸150に取り付けられた明視野照明151を細胞試料171が収められたウェル(顕微鏡110の光軸上のウェル)の真上に移動させ、明視野光を細胞試料171に照射する。細胞試料171を透過した光がカメラ130に捉えられることで、明視野画像が得られる。
図2(b)は、明視野照明151を用いて透過光を観察する場合の明視野照明可動軸150とディスペンサ可動軸160の位置を示している。本図に示すように、明視野照明151を用いる場合は、明視野照明151が観察対象のウェル(本例では左上のウェル)に位置するように明視野照明可動軸150が移動し、ディスペンサ可動軸160は干渉しないように待避位置に移動する。本図の例では、固定軸140の右端がディスペンサ可動軸160の待避位置となっている。
以上説明したように、本実施形態の創薬スクリーニング装置100は、1つの固定軸140上を明視野照明可動軸150とディスペンサ可動軸160とが固定軸140の軸に沿って移動するようにし、明視野照明151とディスペンサ161のうち、使用する方を顕微鏡110の光軸上に移動し、他方を干渉しない位置に待避させるようにしている。このように、明視野照明とディスペンサの2つの機能を簡易な構成で実現しているため、装置の小型化および製造コストの削減が可能となる。
100…創薬スクリーニング装置
110…顕微鏡
120…共焦点スキャナ
130…カメラ
140…固定軸
150…明視野照明可動軸
151…明視野照明
160…ディスペンサ可動軸
161…ディスペンサ
162…チップ
170…マイクロプレート
171…細胞試料

Claims (2)

  1. 明視野照明とディスペンサとを備えた創薬スクリーニング装置であって、
    一方向に延びた固定軸と、
    前記明視野照明が取り付けられ、前記固定軸上を移動する明視野照明可動軸と、
    前記ディスペンサが取り付けられ、前記固定軸上を移動するディスペンサ可動軸と、
    を備えたことを特徴とする創薬スクリーニング装置。
  2. 顕微鏡をさらに備え、
    前記明視野照明使用時には、前記明視野照明が前記顕微鏡の光軸上に位置するように前記明視野照明可動軸が移動するとともに、前記ディスペンサ可動軸があらかじめ定められたディスペンサ待避位置に移動し、
    前記ディスペンサ使用時には、前記ディスペンサが前記顕微鏡の光軸上に位置するように前記ディスペンサ可動軸が移動するとともに、前記明視野照明可動軸があらかじめ定められた明視野照明待避位置に移動することを特徴とする請求項1に記載の創薬スクリーニング装置。
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