JP7030585B2 - 太陽光発電システム - Google Patents

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本発明は、電力系統に接続される交流線と、交流線に接続され、交流線との間での電力の充放電を行う蓄電池を含む充放電部及び充放電部の動作を制御する充放電制御部を有する充放電装置と、交流線に接続される太陽光発電装置とを備え、交流線に電力負荷部が接続されている太陽光発電システムに関する。
特許文献1(特開2016-220461号公報)には、充放電装置と太陽光発電装置とを備える太陽光発電システムが記載されている。この太陽光発電システムでは、日中に太陽光発電装置が発電した電力のうちの余剰電力を充放電装置に充電するPV充電モードが行われ、安価な夜間電力の購入が可能な時間帯の開始前に充放電装置から放電させる強制放電モードが行われ、その強制放電モードの後に、電力系統から購入した電力によって充放電装置を充電する回帰モードが行われる。
特開2016-220461号公報
特許文献1に記載のシステムでは、回帰モードにより、夜間に電力系統から購入した電力で充放電装置の充電が行われる。従って、特許文献1に記載のシステムでは、回帰モードによって電力系統から電力を購入するためのコストが発生する。加えて、回帰モードによって電力系統から購入した電力による充電が行われることで、翌日に太陽光発電装置の発電電力を充放電装置で充電できる余地が少なくなってしまう。つまり、太陽光発電装置の発電電力を有効に利用できない可能性がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、太陽光発電装置の発電電力を有効に利用できる太陽光発電システムを提供する点にある。
上記目的を達成するための本発明に係る太陽光発電システムの特徴構成は、電力系統に接続される交流線と、前記交流線に接続され、前記交流線との間での電力の充放電を行う蓄電池を含む充放電部及び前記充放電部の動作を制御する充放電制御部を有する充放電装置と、前記交流線に接続される太陽光発電装置とを備え、前記交流線に電力負荷部が接続されている太陽光発電システムであって、
前記充放電装置の前記充放電制御部は、
夜間の所定の第1時刻から次の夕方の所定の第2時刻までは、前記充放電装置からの放電を行わず、前記太陽光発電装置の発電電力から前記電力負荷部の負荷電力を減算した残りの電力である余剰電力に相当する電力を前記充放電装置で充電するように前記充放電装置への充電電力を調節する充電モードで動作し、
前記第2時刻から次の前記第1時刻までは、前記充放電装置への充電を行わず、前記電力負荷部の負荷電力から前記太陽光発電装置の発電電力を減算した残りの電力である不足電力に相当する電力を前記充放電装置から放電するように前記充放電装置からの放電電力を調節する放電モードで動作し、
前記放電モードで動作している場合、現在時刻での前記充放電部の残容量を所定の下限容量まで定格放電電力で放電するのに要する放電所要時間が、当該現在時刻から前記第1時刻までの残り時間に等しくなると、それ以後は前記充放電装置からの放電電力を前記定格放電電力に調節する点にある。
上記特徴構成によれば、充電モードでは、夜間の所定の第1時刻から次の夕方の所定の第2時刻まで、太陽光発電装置の発電電力から電力負荷部の負荷電力を減算した残りの電力である余剰電力を充放電装置で充電する。つまり、電力負荷部の負荷電力を太陽光発電装置の発電電力で賄うことで、電力系統から購入する電力を減少させることができる。
放電モードでは、第2時刻から次の第1時刻まで、電力負荷部の負荷電力から太陽光発電装置の発電電力を減算した残りの電力である不足電力を充放電装置からの放電電力で賄う。つまり、放電モードで動作している間でも、過去の充電モードで動作している間に充放電装置で充電した太陽光発電装置の発電電力の一部(余剰電力)を用いて電力負荷装置の負荷電力を賄うことで、電力系統から購入する電力を減少させることができる。
加えて、本特徴構成では、放電モードで動作している場合、現在時刻での充放電部の残容量を所定の下限容量まで定格放電電力で放電するのに要する放電所要時間が、その現在時刻から第1時刻までの残り時間に等しくなると、それ以後は充放電装置からの放電電力を定格放電電力に調節する。このとき、電力負荷部の負荷電力が充放電装置の定格放電電力よりも小さければ、充放電装置の放電電力のうちの余剰分が電力系統へと逆潮流される。その結果、放電モードの終了時点である第1時刻になった時点では、充放電装置の充放電部の残容量は上記下限容量にまで減少した状態、即ち、その後の充電モードでより多くの電力(即ち、太陽光発電装置の発電電力)を充電できる準備が整った状態になる。
従って、太陽光発電装置の発電電力を有効に利用できる太陽光発電システムを提供できる。
本発明に係る太陽光発電システムの別の特徴構成は、前記充放電装置の前記充放電制御部は、前記充電モードで動作しているとき、前記充放電部に蓄えられている蓄電量が、前記定格放電電力と前記第2時刻から次の前記第1時刻までの期間との積に相当する電力量と前記下限容量との和の電力量になると前記充放電装置への充電を停止する点にある。
上記特徴構成によれば、充放電装置での最大の蓄電量は、定格放電電力と第2時刻から次の第1時刻までの期間との積に相当する電力量と上記下限容量との和の電力量に制限される。つまり、充放電装置に上記最大の蓄電量が蓄えられていたとしても、第2時刻から次の第1時刻までの期間に行われる放電モードにおいて、上記下限容量の電力を残してその他の電力を全て放電できる。その結果、放電モードの終了時点である第1時刻になった時点では、充放電装置の充放電部の残容量は上記下限容量にまで減少した状態、即ち、その後の充電モードで太陽光発電装置の発電電力をより多く充電できる準備が整った状態になる。
太陽光発電システムの構成を示す図である。 負荷電力及び発電電力及び充放電電力及び残容量の推移例を示すグラフである。 充電モードの例を示す図である。 充電モードの例を示す図である。 放電モードの例を示す図である。 放電モードの例を示す図である。 別の太陽光発電システムの構成を示す図である。
以下に図面を参照して本発明の実施形態に係る太陽光発電システムについて説明する。
図1は太陽光発電システムの構成を示す図である。図示するように、太陽光発電システムは、電力系統1に接続される交流線2と、交流線2に接続される充放電装置10と、交流線2に接続される太陽光発電装置3とを備える。この太陽光発電システムにおいて、交流線2には電力負荷部20が接続されている。また、本実施形態では、電力系統1に対する交流線2の接続箇所から見て下流側に向かって第1接続箇所P1と第2接続箇所P2とがその並び順で設けられ、第1接続箇所P1には太陽光発電装置3が接続され、第2接続箇所P2には充放電装置10及び電力負荷部20が接続されている。以上のような構成により、電力負荷部20には、太陽光発電装置3の発電電力及び充放電装置10の放電電力が供給され、不足する電力は電力系統1から電力負荷部20へと供給される。また、太陽光発電装置3の発電電力及び充放電装置10の放電電力が電力負荷部20の負荷電力を上回っている場合には、その余剰電力が電力系統1へ逆潮流される。
太陽光発電装置3は、入射光(太陽光)が有する光エネルギを電気エネルギに変換する素子(図示せず)と、その素子で発生した電力を所望の電圧、周波数、位相の電力に変換して交流線2に出力するための電力変換部(図示せず)とを有して構成される。
充放電装置10は、交流線2との間での電力の充放電を行う蓄電池11aを含む充放電部11及び充放電部11の動作を制御する充放電制御部12を有する。加えて、本実施形態の充放電部11では、蓄電池11aは電力変換部11bを介して交流線2に接続される。その結果、充放電部11では、蓄電池11aに蓄えられている電力を、所望の電圧、周波数、位相の電力に変換して交流線2に出力できる。蓄電池11aは、例えばリチウムイオン電池等の二次電池などを用いて構成できる。充放電制御部12は、電力変換部11bの動作を制御して、蓄電池11aから交流線2への出力電力(放電電力)の制御と、交流線2から蓄電池11aへの入力電力(充電電力)の制御とを行う。
充放電制御部12には、電力計測器CT1及び電力計測器CT2で計測される電力についての情報が伝達される。電力計測器CT1は、交流線2の途中の、電力系統1と第1接続箇所P1との間に設けられ、電力系統1から第1接続箇所P1に向かう電力(即ち、電力系統1からの受電電力)を計測する。電力計測器CT2は、交流線2の途中の、第1接続箇所P1と第2接続箇所P2との間に設けられ、第1接続箇所P1から第2接続箇所P2に向かう電力を計測する。電力計測器CT1,CT2は、例えば交流線2における電力の電流値を検出するために用いられるカレントトランス(計器用変流器)を用いて構成され、所定の電圧値(例えば100V、200V等)との積から、交流線2での電力値を導出できる。尚、電力計測器CT1,CT2は交流線2での電力の電流値のみを充放電制御部12に伝達し、充放電制御部12が電力値の導出を行ってもよい。そして、充放電制御部12は、電力計測器CT1,CT2の計測結果を参照して、充放電装置10の放電電力及び充電電力を調節する。
本実施形態では、充放電装置10の充放電制御部12は、現在時刻に応じて充電モードと放電モードとを切り替えて実行する。
充電モードは、夜間の所定の第1時刻から次の夕方の所定の第2時刻までは、充放電装置10からの放電を行わず、太陽光発電装置3の発電電力から電力負荷部20の負荷電力を減算した残りの電力である余剰電力に相当する電力を充放電装置10で充電するように充放電装置10への充電電力を調節する動作モードである。例えば、充放電制御部12は、電力計測器CT1で計測される電力がゼロ又は正の電力となるように充放電装置10への充電電力を調節する。
放電モードは、第2時刻から次の第1時刻までは、充放電装置10への充電を行わず、電力負荷部20の負荷電力から太陽光発電装置3の発電電力を減算した残りの電力である不足電力に相当する電力を充放電装置10から放電するように充放電装置10からの放電電力を調節する動作モードである。例えば、充放電制御部12は、電力計測器CT2で計測される電力がゼロになるように充放電装置10からの放電電力を調節する、或いは、電力計測器CT2で計測される電力に関わらず定格放電電力で放電させる。
本実施形態では、第1時刻は0時であり、第2時刻は17時である。つまり、充放電装置10の充放電制御部12は、0時から次の夕方の17時までは充電モードで動作し、17時から次の0時までは放電モードで動作する。従って、充放電装置10が充電モードで動作する第1時刻から第2時刻までの間には、太陽光発電装置3が発電できる時間帯が含まれている。また、充放電装置10が放電モードで動作する第2時刻から第1時刻までの間には、電力負荷部20の負荷電力が大きくなる時間帯(例えば極大値になる時間帯など)が含まれている。
以下の表1には、電力負荷部20の負荷電力と、太陽光発電装置3の発電電力と、電力負荷部20の負荷電力を基準とした場合の余剰電力及び不足電力と、充放電装置10の充放電電力と、充放電装置10の残容量との推移例を示す。表1において、負荷電力及び発電電力及び余剰電力及び不足電力及び充放電電力は1時間毎の平均電力(例えば、15時台の1時間の平均電力など)を記載し、残容量は1時間の終了時点で充放電装置10の蓄電池11aに蓄電されている残容量(例えば、15時台の終了時点で蓄電されている残容量など)を記載する。また、図2は、表1に示した数値のうち、電力負荷部20の負荷電力と、太陽光発電装置3の発電電力と、充放電装置10の充放電電力と、充放電装置10の残容量との推移例を示すグラフである。尚、表1では、充放電装置10の放電電力にはマイナスの符号を付けている。
Figure 0007030585000001
以上のように、本実施形態の第1時刻(0時)は、電力負荷部20の負荷電力が19時台及び20時台に極大値になった後、次に太陽光発電装置3に照射される太陽光の強度が12時台に極大値になるまでの間に設定されている。また、本実施形態の第2時刻(17時)は、太陽光発電装置3に照射される太陽光の強度が12時台に極大値になった後、次に電力負荷部20の負荷電力が19時台及び20時台に極大値になるまでの間に設定されている。
〔充電モード〕
表1及び図2に示すように、9時台から15時台の間では、太陽光発電装置3の発電電力は電力負荷部20の負荷電力よりも大きいため、余剰電力が発生する。但し、充放電装置10の充放電制御部12は、0時から次の夕方の17時までは充電モードで動作するため、9時台から15時台の間で発生する余剰電力は全て充放電装置10の蓄電池11aに蓄えられ、充放電装置10の残容量が次第に増加する。
図3は5時台での充電モードの例を示す図である。表1及び図2及び図3に示すように、5時台では、電力負荷部20の負荷電力は100Wであり、太陽光発電装置3の発電電力は0Wである。そのため、電力系統1からの受電電力(100W)で電力負荷部20の負荷電力(100W)が賄われる。また、充放電装置10の充電電力は0Wである。
図4は11時台での充電モードの例を示す図である。表1及び図2及び図4に示すように、11時台では、電力負荷部20の負荷電力は100Wであり、太陽光発電装置3の発電電力は450Wである。そのため、太陽光発電装置3の発電電力(450W)の一部で電力負荷部20の負荷電力(100W)が賄われる。また、太陽光発電装置3の発電電力(450W)の残部の余剰電力(350W)が充放電装置10の充電電力になる。
〔放電モード〕
充放電装置10の充放電制御部12は、17時から次の0時までは放電モードで動作する。
図5は19時台での放電モードの例を示す図である。表1及び図2及び図5に示すように、19時台では、電力負荷部20の負荷電力は300Wであり、太陽光発電装置3の発電電力は0Wであるので、不足電力は300Wになる。そのため、充放電装置10の放電電力(300W)で電力負荷部20の負荷電力(300W)が賄われる。
図6は22時台での放電モードの例を示す図である。表1及び図2及び図6に示すように、22時台では、電力負荷部20の負荷電力は150Wであり、太陽光発電装置3の発電電力は0Wであるので、不足電力は150Wになる。従って、充放電装置10から150Wだけ放電すれば電力負荷部20の負荷電力(150W)を賄うことができるが、この例では充放電装置10は定格放電電力(500W)で放電を行い、そのうちの350Wを電力系統1へ逆潮流させる。
放電モードについて具体的に説明すると、充放電装置10の充放電制御部12は、放電モードで動作している場合、現在時刻での充放電部11の残容量を所定の下限容量まで定格放電電力で放電するのに要する放電所要時間が、現在時刻から第1時刻までの残り時間に等しくなると、それ以後は充放電装置10からの放電電力を定格放電電力に調節する。この例では、充放電装置10の定格放電電力は500Wであるので、21時台の終了時点での充放電部11の残容量(100Wh)を充放電装置10から放電するのに要する放電所要時間は2時間である。また、現在時刻(22時)から第1時刻(0時)までの残り時間は2時間である。よって、22時以後は、充放電装置10の充放電制御部12は、定格放電電力(500W)で放電を行い、そのうちの350Wを電力系統1へ逆潮流させる。
以上のように、放電モードで動作している場合、現在時刻での充放電部11の残容量を所定の下限容量まで定格放電電力で放電するのに要する放電所要時間が、その現在時刻から第1時刻までの残り時間に等しくなると、それ以後は充放電装置10からの放電電力を定格放電電力に調節する。このとき、電力負荷部20の負荷電力が充放電装置10の定格放電電力よりも小さければ、充放電装置10の放電電力のうちの余剰分が電力系統1へと逆潮流される。その結果、放電モードの終了時点である第1時刻になった時点では、充放電装置10の充放電部11の残容量は上記下限容量にまで減少した状態、即ち、その後の充電モードでより多くの電力(即ち、太陽光発電装置3の発電電力)を充電できる準備が整った状態になる。
<別実施形態>
<1>
上記実施形態では、本発明の太陽光発電システムについて具体例を挙げて説明したが、その構成は適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態において、電力負荷部20は、電力消費装置21と発電装置との組み合わせで構成されてもよい。図7は別の太陽光発電システムの構成を示す図である。図示するように、電力負荷部20は、電力消費装置21と、発電装置としての燃料電池発電装置とを有する。燃料電池装置22は、発電部としての燃料電池部23及び燃料電池部23の動作を制御する発電制御部としての燃料電池制御部24を有する。燃料電池部23は、燃料電池23a及び燃料電池23aで発生した電力を、所望の電圧、周波数、位相の電力に変換して交流線2に出力するための電力変換部23bを有する。
燃料電池23aは、例えば固体酸化物形燃料電池(SOFC)を用いて実現できる。或いは、燃料電池23aを、固体高分子形燃料電池(PEFC)などの他のタイプの燃料電池を用いて実現してもよい。尚、図示は省略するが、燃料電池部23が、燃料電池23aのアノードに供給する燃料ガスとしての水素等を改質処理により生成する燃料改質器などを備えていてもよい。そして、燃料電池制御部24は、燃料電池23aの運転開始、運転停止、出力状態などを制御する。また、燃料電池制御部24は、電力変換部23bによる電力変換動作を制御する。
燃料電池制御部24には、電力計測器CT3で計測される電力についての情報が伝達される。電力計測器CT3は、交流線2の途中の、第2接続箇所P2よりも下流側に設けられ、第2接続箇所P2から電力負荷部20に向かう電力を計測する。電力計測器CT3は、例えば交流線2における電力の電流値を検出するために用いられるカレントトランス(計器用変流器)を用いて構成され、所定の電圧値(例えば100V、200V等)との積から、交流線2での電力値を導出できる。尚、電力計測器CT3は交流線2での電力の電流値のみを燃料電池制御部24に伝達し、燃料電池制御部24が電力値の導出を行ってもよい。
電力計測器CT3が計測する電力は、電力負荷装置が交流線2から受け取る負荷電力である。つまり、この場合の負荷電力は、電力消費装置21の消費電力から、燃料電池装置22による交流線2への提供電力を減算した値に対応する。従って、電力消費装置21の消費電力が、燃料電池装置22による提供電力よりも大きければ、電力計測器CT3が計測する負荷電力は正の値になり、電力消費装置21の消費電力が、燃料電池装置22による提供電力よりも小さければ、電力計測器CT3が計測する負荷電力は負の値になる。
一例を挙げると、燃料電池装置22の燃料電池制御部24は、電力計測器CT3の計測結果を参照して、電力消費装置21が交流線2から受け取る消費電力に見合った電力を燃料電池装置22から交流線2に提供するように、所定の最小提供電力と最大提供電力との間の範囲内で、燃料電池装置22から交流線2への提供電力を制御する。例えば、燃料電池装置22は、第2接続箇所P2から電力負荷部20へ向かう電力が好ましくは負の電力とはならず且つ出来るだけ小さい設定電力になるように(特に好ましくは、上記設定電力がゼロ、即ち、電力消費装置21の消費電力と燃料電池装置22からの提供電力が等しくなるように)、燃料電池装置22から交流線2への提供電力を調節する。
尚、燃料電池装置22の燃料電池制御部24は、例えば、電力計測器CT3が計測する電力に関わらず、燃料電池部23から交流線2へ常に一定の電力を提供してもよい。その場合、燃料電池装置22からの提供電力が電力消費装置21の消費電力よりも大きければ、電力負荷部20から第2接続箇所P2へと向かう電力が正の値になる。
<2>
上記実施形態では、電力や時刻などについて具体的な数値を挙げて説明したが、それらの数値は例示目的で記載したものであり、それらの数値は適宜変更可能である。
第1時刻は、電力系統1へ電力を売る時の売電単価が減少側へ変更される時刻に設定してもよい。例えば、23時に電力系統1へ電力を売る時の売電単価が減少側へ変更されるのであれば、第1時刻を23時に設定してもよい。その場合、充放電装置10は23時に放電モードを終了するように動作する。つまり、放電モードで動作することで電力系統1へと電力を逆潮流させるとしても、その逆潮流は売電単価が高い間に行われる。
第2時刻は、太陽光発電装置3の発電電力が所定の下限電力以下になると予測される時刻に設定してもよい。例えば、18時に太陽光発電装置3の発電電力が所定の下限電力以下になるのであれば、第2時刻を18時に設定してもよい。その場合、充放電装置10は18時に充電モードを終了するように動作する。つまり、太陽光発電装置3の発電電力が上記下限電力よりも大きい間はその発電電力が充放電装置10に充電される。尚、季節によって日の入り時刻が変化し、それに応じて太陽光発電装置3の発電電力が所定の下限電力以下になる時間帯は変化するので、この場合、第2時刻は時季に応じて異なる値になる。
<3>
上記実施形態(別実施形態を含む)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することが可能であり、また、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
本発明は、太陽光発電装置の発電電力を有効に活用できる太陽光発電システムに利用できる。
1 電力系統
2 交流線
3 太陽光発電装置
10 充放電装置
11 充放電部
11a 蓄電池
12 充放電制御部
20 電力負荷部

Claims (2)

  1. 電力系統に接続される交流線と、前記交流線に接続され、前記交流線との間での電力の充放電を行う蓄電池を含む充放電部及び前記充放電部の動作を制御する充放電制御部を有する充放電装置と、前記交流線に接続される太陽光発電装置とを備え、前記交流線に電力負荷部が接続されている太陽光発電システムであって、
    前記充放電装置の前記充放電制御部は、
    夜間の所定の第1時刻から次の夕方の所定の第2時刻までは、前記充放電装置からの放電を行わず、前記太陽光発電装置の発電電力から前記電力負荷部の負荷電力を減算した残りの電力である余剰電力に相当する電力を前記充放電装置で充電するように前記充放電装置への充電電力を調節する充電モードで動作し、
    前記第2時刻から次の前記第1時刻までは、前記充放電装置への充電を行わず、前記電力負荷部の負荷電力から前記太陽光発電装置の発電電力を減算した残りの電力である不足電力に相当する電力を前記充放電装置から放電するように前記充放電装置からの放電電力を調節する放電モードで動作し、
    前記放電モードで動作している場合、現在時刻での前記充放電部の残容量を所定の下限容量まで定格放電電力で放電するのに要する放電所要時間が、当該現在時刻から前記第1時刻までの残り時間に等しくなると、それ以後は前記充放電装置からの放電電力を前記定格放電電力に調節する太陽光発電システム。
  2. 前記充放電装置の前記充放電制御部は、前記充電モードで動作しているとき、前記充放電部に蓄えられている蓄電量が、前記定格放電電力と前記第2時刻から次の前記第1時刻までの期間との積に相当する電力量と前記下限容量との和の電力量になると前記充放電装置への充電を停止する請求項1に記載の太陽光発電システム。
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