JP7029784B2 - 保護素子 - Google Patents

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Description

本発明は、保護素子に関する。
特許文献1は、保護素子にかかる発明を開示する。特許文献1にかかる保護素子においては、過電流の通電により発熱する過電流発熱性片の両端部の各端部を電極の対の各電極に直接接触させる。この接触のもとで過電流発熱性片の各端部と各電極とが互いに低融点可溶材で連結される。特許文献1にかかる保護素子においては、過電流発熱性片を電極から脱離させる応力熱エネルギーを保有させたバネを設けている。特許文献1にかかる保護素子においては、被保護機器の異常時に通電されて発熱し、その発生熱で低融点可溶材を溶融させる抵抗器が付加される。しかも、抵抗器の本体に絶縁被覆が設けられる。抵抗器本体の両端部が絶縁被覆を介して各電極に接触されている。
特許文献1に開示された保護素子によれば、直流加電のもとで使用しても、低融点合金のマイグレーションを排除して過電流遮断を適確に行い得る。
特開2009-212006号公報
しかしながら、特許文献1に開示された保護素子には、大きな電流が流れる回路を保護できる仕様にし難いという問題点がある。大きな電流が流れる回路を保護できる仕様にしようとすると、誤動作が生じやすくなる。本発明は、このような問題を解決するためになされたものである。本発明の目的は、流し得る電流の大きさの割に誤動作が生じ難い保護素子を提供することにある。
図面を参照し本発明の保護素子を説明する。なおこの欄で図中の符号を使用したのは発明の内容の理解を助けるためであって内容を図示した範囲に限定する意図ではない。
上述した課題を解決するために、本発明のある局面に従うと、保護素子10,310は、電極22,24の対と、電極間導体26と、接合材28と、弾性体30と、熱エネルギ供給部32と、保持体34,334とを備える。電極間導体26は、電極22,24の対間に配置される導体である。接合材28は、電極間導体26を電極22,24の対それぞれへ接合する。弾性体30が電極間導体26に分離力を加える。熱エネルギ供給部32は、接合材28へ熱エネルギを供給する。保持体34,334は、電極22,24の対、電極間導体26、接合材28、弾性体30、および、熱エネルギ供給部32を保持する。分離力は電極間導体26が電極22,24の対から離れる方向の力である。接合材28の強度が所定の温度で所定の強さを下回る。その所定の温度は熱エネルギ供給部32から熱エネルギが供給されることによって到達する温度である。所定の強さは分離力に耐える強さである。電極22,24の対の一方が、一方板状部50を有している。一方板状部50の一端60が保持体34,334の外にはみ出す。一方板状部50の他端62が接合材28によって電極間導体26に接合される。一方板状部50は板状である。電極22,24の対の他方が他方板状部54を有している。他方板状部54の一端64が一方板状部50とは異なる方向に向かって保持体34,334の外にはみ出す。他方板状部54の他端66が接合材28によって電極間導体26に接合される。他方板状部54は一方板状部50と同一平面上に配置される。他方板状部54は板状である。
熱エネルギ供給部32が接合材28へ熱エネルギを供給することにより接合材28が所定の温度に到達すると接合材28の接合強度は所定の強さを下回る。接合材28の接合強度が所定の強さを下回ると接合材28は分離力に耐えられなくなる。分離力に耐えられなくなるので、弾性体30によって電極間導体26は電極22,24の対から離される。これにより電極22,24の対間の電流は遮断される。熱エネルギ供給部32が接合材28へ熱エネルギを供給するまで、電極22,24の対の一方から電極間導体26を経て電極22,24の対の他方へ電流を流すことが可能である。電流が流れることに伴い、電極22,24の対と、電極間導体26とは熱を発生させる。一方板状部50の一端60が保持体34,334の外にはみ出すので、電極22,24の対と電極間導体26とが生じさせた熱は、保持体34,334の外に流出する。他方板状部54の一端64が一方板状部50とは異なる方向に向かって保持体34,334の外にはみ出すので、電極22,24の対と電極間導体26とが生じさせた熱は、保持体34,334の外に流出する。他方板状部54が一方板状部50と同一平面上に配置される。一方板状部50の他端62と他方板状部54の他端66とが接合材28によって電極間導体26に接合される。これにより、電極22,24の対の一方から電極間導体26を経て電極22,24の対の他方へわたる電流の経路のうち次に述べられる部分が同一平面上に配置されることとなる。その部分は、一方板状部50により形成される部分、および、他方板状部54により形成される部分である。電流の経路のある部分が同一平面上に配置されると、その部分が同一平面上にない場合に比べ、その部分の電流の経路の距離が抑えられる。距離が抑えられると電気抵抗は小さくなる。電気抵抗が小さくなると流れる電流の大きさの割に発熱量は少なくなる。一方板状部50は板状である。他方板状部54も板状である。板状の電極は、直径がその板状の電極の厚さと等しい線状の電極に比べて、電気抵抗が小さい。電気抵抗が小さくなると流れる電流の大きさの割に発熱量は少なくなる。電極22,24の対が生じさせた熱が少なく、かつ、その熱が保持体34,334の外に流出すると、そうでない場合に比べ、接合材28の温度は上昇し難くなる。接合材28の温度が上昇し難いと、その温度が上昇しやすい場合に比べ、電極22,24の対が発生させる熱によって接合材28の接合強度が所定の強さを下回る可能性は低くなる。その可能性が低くなると、流れる電流の大きさの割に誤動作が生じ難くなる。その結果、流し得る電流の大きさの割に誤動作が生じ難い保護素子を提供できる。
述した電極22,24の対の一方が、一方板状部50に加え、一方支持部52,352を有している。一方支持部52,352は、保持体34,334に接することで一方板状部50の他端62を支えるよう一方板状部50の他端62に設けられる。この場合、電極22,24の対の他方が、他方板状部54に加え、他方支持部56,356を有している。他方支持部56,356は、保持体34,334に接することで他方板状部54の他端66を支えるよう他方板状部54の他端66に設けられる。
一方支持部52,352が保持体34,334に接することで一方板状部50の他端62を支える。他方支持部56,356が保持体34,334に接することで他方板状部54の他端66を支える。これにより、支えられない場合に比べ、一方板状部50および他方板状部54の位置が安定する。位置が安定すると、電流の経路が安定する。電流の経路が安定すると、電流の経路の長さも安定する。その長さが安定すると、流れる電流の大きさの割に誤動作が生じ難くなる。
述した一方支持部52が、一方接触部80と、一方連結部82とを有している。一方接触部80は、保持体34に接触する。一方接触部80は、一方板状部50に対向する。一方接触部80は、金属製である。一方連結部82は、一方接触部80の一端100と一方板状部50の他端62とを連結する。一方連結部82は、金属製である。この場合、他方支持部56が、他方接触部86と、他方連結部88とを有している。他方接触部86は、保持体34に接触する。他方接触部86は、他方板状部54に対向する。他方接触部86は、金属製である。他方連結部88は、他方接触部86の一端102と他方板状部54の他端66とを連結する。他方連結部88は、金属製である。
一方接触部80が一方板状部50に対向し、かつ、他方接触部86が他方板状部54に対向すると、次に述べられる場合に比べて、電極22,24の対の間隔を狭くできる。その場合とは、一方接触部80が一方連結部82から見て一方板状部50と反対側に配置される場合、および、他方接触部86が他方接触部86から見て他方板状部54と反対側に配置される場合である。一方接触部80が保持体34に接触し、一方連結部82が一方接触部80の一端100と一方板状部50の他端62とを連結する。一方接触部80および一方連結部82が金属製である。他方接触部86が保持体34に接触し、他方連結部88が他方接触部86の一端102と他方板状部54の他端66とを連結する。他方接触部86および他方連結部88が金属製である。これにより、次に述べられる場合に比べ、一方板状部50と他方板状部54と電極間導体26において生じた熱が一方支持部52および他方支持部56へ多く伝わる。その場合とは、一方連結部82が直接保持体34に接触する場合、および、他方連結部88が直接保持体34に接触する場合である。熱が多く伝わるので、接合材28の温度は上昇し難くなる。接合材28の温度が上昇し難いと、その温度が上昇しやすい場合に比べ、流れる電流の大きさの割に誤動作が生じ難くなる。
もしくは、上述した熱エネルギ供給部32が、一方熱エネルギ生成部120と、他方熱エネルギ生成部122と、電力供給導体124とを有していることが望ましい。一方熱エネルギ生成部120は、一方板状部50と接触する。一方熱エネルギ生成部120は、一方板状部50の他端62を介して接合材28と対向する。一方熱エネルギ生成部120は、一方連結部82と接触する。一方熱エネルギ生成部120は、一方接触部80と接触する。一方熱エネルギ生成部120は、電力を受けて熱エネルギを生成する。他方熱エネルギ生成部122は、他方板状部54と接触する。他方熱エネルギ生成部122は、他方板状部54の他端66を介して接合材28と対向する。他方熱エネルギ生成部122は、他方連結部88と接触する。他方熱エネルギ生成部122は、他方接触部86と接触する。他方熱エネルギ生成部122は、電力を受けて熱エネルギを生成する。電力供給導体124は、一方熱エネルギ生成部120および他方熱エネルギ生成部122に電力を供給する導体である。
電力供給導体124が、一方熱エネルギ生成部120および他方熱エネルギ生成部122に電力を供給する。一方熱エネルギ生成部120は、電力を受けて熱エネルギを生成する。一方熱エネルギ生成部120も、電力を受けて熱エネルギを生成する。一方熱エネルギ生成部120は、一方板状部50の他端62を介して接合材28と対向する。一方熱エネルギ生成部120は、一方板状部50、一方連結部82、および、一方接触部80と接触する。他方熱エネルギ生成部122は、他方板状部54の他端66を介して接合材28と対向する。他方熱エネルギ生成部122は、他方板状部54、他方連結部88、および、他方接触部86と接触する。これにより、一方熱エネルギ生成部120および他方熱エネルギ生成部122が生成した熱エネルギが接合材28によく伝わる。それらの熱エネルギが良く伝わると、そうでない場合に比べ、熱エネルギ供給部32が熱エネルギを供給することに起因する接合材28の温度上昇は生じ易くなる。その結果、流れる電流の大きさの割に誤動作が生じ難くなる。
もしくは、上述した保護素子10,310が、空間形成体36をさらに備えることが望ましい。空間形成体36は、一方板状部50から見て一方熱エネルギ生成部120とは反対側および他方板状部54から見て他方熱エネルギ生成部122とは反対側に空間を形成する。
空間形成体36が、一方板状部50から見て一方熱エネルギ生成部120とは反対側および他方板状部54から見て他方熱エネルギ生成部122とは反対側に外部と連通する空間を形成する。これにより、そこに空間よりも断熱性の高い物質が存在する場合に比べ、そこに電極22,24の対と電極間導体26とが発生させた熱が排出され易くなる。その熱が排出され易いので、流れる電流の大きさの割に誤動作が生じ難くなる。
また、上述した保持体34,334が、基礎となる底部130と、一方電極固定部132と、他方電極固定部134とを有していることが望ましい。一方電極固定部132は、底部130から立つように設けられる。一方電極固定部132には、一方板状部50が固定される。一方板状部50は、底部130との間に間隔を開けて配置されるように固定される。一方板状部50は、熱エネルギ供給部32に対向するよう固定される。他方電極固定部134は、底部130から一方電極固定部132に対向して立つように設けられる。他方電極固定部134には、他方板状部54が固定される。他方板状部54は、他方板状部54が一方板状部50と同一平面上に配置されるように固定される。他方板状部54は、他方板状部54が底部130との間に間隔を開けて配置されるように固定される。他方板状部54は、他方板状部54が熱エネルギ供給部32に対向するように固定される。
一方電極固定部132には、一方板状部50が上述されたように固定される。他方電極固定部134には、他方板状部54が上述されたように固定される。これにより、一方板状部50および他方板状部54と底部130との間に熱エネルギ供給部32が配置されることとなる。ここに熱エネルギ供給部32が配置されることで、熱エネルギ供給部32が供給する熱エネルギが一方板状部50および他方板状部54に供給され易くなる。熱エネルギが供給され易くなると、熱エネルギ供給部32が熱エネルギを供給することに起因する接合材28の温度上昇は生じ易くなる。その結果、流れる電流の大きさの割に誤動作が生じ難くなる。
もしくは、上述した一方電極固定部132が、一方電極脇固定部140の対と、一方電極支持部142とを有していることが望ましい。一方電極脇固定部140の対は、底部130から立つように設けられる。一方電極脇固定部140の対は、一方板状部50を挟んで固定するように配置される。一方電極支持部142は、一方電極脇固定部140の対の間において底部130から立つように設けられる。一方電極支持部142が、一方平坦面150を有している。一方平坦面150は、一方電極脇固定部140よりも他方電極固定部134側に張出して一方板状部50を支える。他方電極固定部134が、他方電極脇固定部146の対と、他方電極支持部148とを有していることが望ましい。他方電極脇固定部146の対は、底部130から一方電極固定部132に対向して立つように設けられる。他方電極脇固定部146の対は、他方板状部54を挟んで固定するように配置される。他方電極支持部148は、他方電極脇固定部146の対の間において底部130から一方電極支持部142に対向して立つように設けられる。他方電極支持部148が、他方平坦面156を有している。他方平坦面156は、一方平坦面150と同一平面上に配置される。他方平坦面156は、他方電極脇固定部146よりも一方電極固定部132側に張出して他方板状部54を支える。
一方電極固定部132が、一方電極脇固定部140の対と、一方電極支持部142とを有していると、一方板状部50の位置および他方板状部54の位置が安定する。一方平坦面150が他方電極固定部134側に張出して一方板状部50を支えると、そうでない場合に比べ、一方板状部50の位置が安定する。他方平坦面156が一方電極固定部132側に張出して他方板状部54を支えると、そうでない場合に比べ、他方板状部54の位置が安定する。これにより、電流の経路が安定する。電流の経路が安定すると、流れる電流の大きさの割に誤動作が生じ難くなる。
本発明によれば、流し得る電流の大きさの割に誤動作が生じ難い保護素子を提供できる。
本発明のある実施形態にかかる二次電池保護回路の回路図である。 本発明のある実施形態にかかる保護素子の、空間形成体が除去された状態での斜視図である。 図2のA-A断面図である。 本発明のある実施形態にかかる保護素子の、電極などが除去された状態での斜視図である。 参考例にかかる保護素子の断面図である。
以下、本発明について図面に基づき詳細に説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称及び機能も同一である。従って、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
[二次電池保護回路の説明]
図1は本実施形態にかかる二次電池保護回路を示している。本実施形態にかかる二次電池保護回路は、負荷200と、充電電源202と、スイッチ204と、制御素子206と、保護素子10とを備える。周知のトランジスターはスイッチ204として利用できる素子の一種である。制御素子206は二次電池220の過充電もしくは過放電を検知する。制御素子206は、それらのうち少なくとも1つを検知するとスイッチ204へスイッチオン信号を発信する。スイッチ204は、スイッチオン信号を受信すると「オン」状態となる。これにより、スイッチ204を経て電流が流れることとなる。保護素子10は、過電流、過充電、及び、過放電のいずれかが生じた場合に二次電池220を負荷200もしくは充電電源202から遮断する。
[構成の説明]
図2は、本実施形態にかかる保護素子10の斜視図である。図2において保護素子10は組み立てられた状態で示されている。この図において、保護素子10の一部は取り除かれている。図3は図2のA-A断面図である。図2と図3とに基づいて、本実施形態にかかる保護素子10の構成を説明する。
本実施形態にかかる保護素子10は、正極22と、負極24と、電極間導体26と、接合材28と、圧縮コイルバネ30と、熱エネルギ供給部32と、保持体34と、空間形成体36と、リード用絶縁体38とを備える。
正極22と負極24とは電極である。これらを介して本実施形態にかかる保護素子10に電流が流れる。本実施形態においては、正極22は二次電池220に接続される。負極24は負荷200および充電電源202に接続される。本実施形態においては、正極22と負極24とは互いに対向するよう配置される。電極間導体26は、正極22と負極24との間にまたがって配置される導体である。本実施形態の場合、接合材28は電極間導体26を正極22に接合する。本実施形態の場合、別の接合材28は電極間導体26を負極24に接合する。圧縮コイルバネ30は、正極22と負極24との間に配置される。圧縮コイルバネ30が電極間導体26に分離力を加える。分離力は電極間導体26が正極22および負極24から離れる方向の力である。熱エネルギ供給部32は、接合材28へ熱エネルギを供給する。保持体34は、正極22、負極24、電極間導体26、接合材28、圧縮コイルバネ30、および、熱エネルギ供給部32を保持する。保持体34は耐熱性を有する。空間形成体36は、保持体34に接続される。空間形成体36は、正極22、負極24、および、電極間導体26の周りに空間を形成する。この空間は保護素子10の外部と連通する空間である。リード用絶縁体38は、電極間導体26と圧縮コイルバネ30とが直接接触することを防止する。これにより電極間導体26と圧縮コイルバネ30との間が絶縁される。
正極22は、一方板状部50と、一方支持部52とを有している。一方板状部50の一端60が保持体34の外にはみ出す。一方板状部50の他端62が接合材28によって電極間導体26に接合される。一方板状部50は板状である。一方支持部52は、一方板状部50の他端62に設けられる。一方支持部52は、保持体34に接することで一方板状部50の他端62を支える。
一方支持部52は、一方接触部80と、一方連結部82とを有している。一方接触部80は、保持体34に接触する。一方接触部80は、一方板状部50に対向する。一方連結部82は、一方接触部80の一端100と一方板状部50の他端62とを連結する。その結果、本実施形態においては、側面から見た正極22の形は「J」という文字に似ている。
本実施形態の場合、正極22は一体となっている。したがって、一方板状部50と、一方接触部80と、一方連結部82とは、金属製である。より具体的には、これらは銅製である。
負極24は、他方板状部54と、他方支持部56とを有している。他方板状部54の一端64が一方板状部50とは正反対の方向に向かって保持体34の外にはみ出す。他方板状部54の他端66が接合材28によって電極間導体26に接合される。他方板状部54は一方板状部50と同一平面上に配置される。ここで言う「同一平面」とは、一方板状部50と他方板状部54との間に電極間導体26を載せて接合材28で接続できる程度に高低差が少ないことを意味する。他方板状部54は板状である。他方支持部56は、他方板状部54の他端66に設けられる。他方支持部56は、保持体34に接することで他方板状部54の他端66を支える。
他方支持部56は、他方接触部86と、他方連結部88とを有している。他方接触部86は、保持体34に接触する。他方接触部86は、他方板状部54に対向する。他方連結部88は、他方接触部86の一端102と他方板状部54の他端66とを連結する。その結果、本実施形態においては、側面から見た負極24の形は「J」という文字に似ている。
本実施形態の場合、負極24は一体となっている。したがって、他方板状部54と、他方接触部86と、他方連結部88とは、金属製である。より具体的には、これらは銅製である。
電極間導体26は、電流が流れると発熱する。本実施形態の場合、電極間導体26は、金属製の平板である。その結果、一方支持部52および他方支持部56が配置される平面に平行な方向から電極間導体26を見た場合にその電極間導体26はまっすぐに見える。ここで言う「まっすぐ」とは、一方板状部50が延びる方向と他方板状部54が延びる方向とに沿うことを意味する。電極間導体26に電流が流れる。
本実施形態の場合、接合材28の接合強度は、所定の温度で所定の強さを下回る。本実施形態の場合、その「所定の温度」とは、次に述べられる発熱によって到達する温度である。その発熱とは、過電流が流れている電極間導体26及び熱エネルギを供給する熱エネルギ供給部32の少なくとも一方による発熱である。本実施形態の場合、その「所定の強さ」とは、上述された分離力に耐える強さである。本実施形態の場合、接合材28は上述した「所定の温度」を融点とする合金である。
図4は、本実施形態にかかる保護素子10の、電極などが除去された状態での断面図である。図2乃至図4に基づいて、本実施形態にかかる熱エネルギ供給部32の構成が説明される。本実施形態にかかる熱エネルギ供給部32は、一方熱エネルギ生成部120と、他方熱エネルギ生成部122と、電力供給導体124とを有している。一方熱エネルギ生成部120は、一方板状部50と接触する。一方熱エネルギ生成部120は、一方板状部50の他端62を介して接合材28と対向する。一方熱エネルギ生成部120は、一方連結部82と接触する。一方熱エネルギ生成部120は、一方接触部80と接触する。一方熱エネルギ生成部120は、図示されない電気抵抗を有している。これにより、一方熱エネルギ生成部120は、電力を受けて熱エネルギを生成する。
他方熱エネルギ生成部122は、他方板状部54と接触する。他方熱エネルギ生成部122は、他方板状部54の他端66を介して接合材28と対向する。他方熱エネルギ生成部122は、他方連結部88と接触する。他方熱エネルギ生成部122は、他方接触部86と接触する。他方熱エネルギ生成部122は、図示されない電気抵抗を有している。これにより、他方熱エネルギ生成部122は、電力を受けて熱エネルギを生成する。
電力供給導体124は導体である。電力供給導体124は、一方熱エネルギ生成部120および他方熱エネルギ生成部122に電力を供給する。本実施形態の場合、電力供給導体124は、リード用端子160と、端子側導線162と、連結導線164と、電極側導線166とを有する。リード用端子160の一端が保持体34の外にはみ出す。本実施形態の場合、リード用端子160はスイッチ204に接続される。端子側導線162は、リード用端子160と一方熱エネルギ生成部120とに接続される。端子側導線162は、リード用端子160を介して流れる電流を一方熱エネルギ生成部120に供給する。連結導線164は、一方熱エネルギ生成部120を介して流れる電流を他方熱エネルギ生成部122に供給する。電極側導線166は、他方熱エネルギ生成部122に接続される。電極側導線166は、圧縮コイルバネ30を貫通する。電極側導線166の端部は、図示されない低融点合金によって電極間導体26と接続されている。この低融点合金は、過電流が流れている電極間導体26及び熱エネルギを供給する熱エネルギ供給部32の少なくとも一方の発熱によって溶ける。これにより、電極側導線166と電極間導体26とは電流が流れ得るように接続されている。電極側導線166は、他方熱エネルギ生成部122を介して流れる電流を電極間導体26に供給する。
図3と図4とに基づいて、本実施形態にかかる保持体34の構成が説明される。本実施形態にかかる保持体34は、基礎となる底部130と、一方電極固定部132と、他方電極固定部134と、弾性体台136と、変形吸収部138とを有している。一方電極固定部132は、底部130から立つように設けられる。一方電極固定部132には、一方板状部50が固定される。本実施形態の場合、一方電極固定部132によって固定されることにより、一方板状部50は、底部130との間に間隔を開けて配置されるように固定される。一方板状部50は、一方板状部50が一方熱エネルギ生成部120に対向するよう固定される。他方電極固定部134は、底部130から一方電極固定部132に対向して立つように設けられる。他方電極固定部134には、他方板状部54が固定される。本実施形態の場合、他方電極固定部134によって固定されることにより、他方板状部54は、他方板状部54が一方板状部50と同一平面上に配置されるように固定される。他方板状部54は、他方板状部54が底部130との間に間隔を開けて配置されるように固定される。他方板状部54は、他方板状部54が他方熱エネルギ生成部122に対向するように固定される。弾性体台136は、圧縮コイルバネ30を支える。変形吸収部138は、少なくとも保持体34に匹敵する耐熱性を持ち、かつ、保持体34よりも柔らかい合成樹脂である。変形吸収部138は、一方接触部80および他方接触部86に接触すると変形する。これにより、一方接触部80および他方接触部86が変形していても、それらの変形の影響が吸収される。
本実施形態の場合、一方電極固定部132は、一方電極脇固定部140の対と、一方電極支持部142とを有している。一方電極脇固定部140の対は、底部130から立つように設けられる。一方電極脇固定部140の対は、一方板状部50を挟んで固定するように配置される。一方電極支持部142は、一方電極脇固定部140の対の間において底部130から立つように設けられる。一方電極支持部142が、一方平坦面150を有している。一方平坦面150は、一方電極脇固定部140よりも他方電極固定部134側に張出して一方板状部50を支える。
本実施形態の場合、他方電極固定部134は、他方電極脇固定部146の対と、他方電極支持部148とを有している。他方電極脇固定部146の対は、底部130から一方電極固定部132に対向して立つように設けられる。他方電極脇固定部146の対は、他方板状部54を挟んで固定するように配置される。他方電極支持部148は、他方電極脇固定部146の対の間において底部130から一方電極支持部142に対向して立つように設けられる。他方電極支持部148が、他方平坦面156を有している。他方平坦面156は、一方平坦面150と同一平面上に配置される。他方平坦面156は、他方電極脇固定部146よりも一方電極固定部132側に張出して他方板状部54を支える。
[動作の説明]
過電流、過充電、及び、過放電のいずれかが生じるまで、圧縮コイルバネ30は圧縮された状態である。その間、正極22と、負極24と、電極間導体26とには電流が流れている。電流が流れることにより、正極22と、負極24と、電極間導体26とは発熱する。発生した熱の一部は正極22および負極24を介して保護素子10の外へ流出する。発生した熱の他の一部は、空間形成体36が形成する空間に放出される。この空間は、一方板状部50から見て一方熱エネルギ生成部120とは反対側および他方板状部54から見て他方熱エネルギ生成部122とは反対側に形成される空間である。熱が流出したり放出されたりするので、そうでない場合に比べて、接合材28の温度上昇は抑えられる。
二次電池220に過電流が流れると保護素子10の電極間導体26にも過電流が流れる。電流が流れると電極間導体26が急速に発熱する。電極間導体26が急速に発熱すると接合材28はその熱を受ける。過電流に起因する多くの熱があると、その熱を受けた接合材28は所定の温度に到達する。所定の温度に到達したその接合材28は溶ける。電極側導線166の端部と電極間導体26とを接続する低融点合金も溶ける。接合材28が溶けると圧縮コイルバネ30は電極間導体26を正極22及び負極24から離す。これにより、負荷200と二次電池220との間が遮断される。
二次電池220が過放電状態になると、制御素子206はスイッチ204へスイッチオン信号を発信する。スイッチ204はスイッチオン信号を受信すると「オン」状態となる。スイッチ204が「オン」状態になると保護素子10の熱エネルギ供給部32に電流が流れる。電流が流れると熱エネルギ供給部32の一方熱エネルギ生成部120と他方熱エネルギ生成部122とは熱エネルギを生成する。熱エネルギを生成が生成されると接合材28はその熱を受ける。熱を受けると接合材28は所定の温度に到達する。所定の温度に到達したその接合材28は溶ける。その熱が伝わった低融点合金も溶ける。接合材28が溶けると圧縮コイルバネ30は電極間導体26を正極22及び負極24から離す。これにより、負荷200と二次電池220との間が遮断される。
二次電池220が過充電状態になると、制御素子206はスイッチ204へスイッチオン信号を発信する。スイッチ204はスイッチオン信号を受信すると「オン」状態となる。スイッチ204が「オン」状態になると保護素子10の熱エネルギ供給部32に電流が流れる。電流が流れると熱エネルギ供給部32の一方熱エネルギ生成部120と他方熱エネルギ生成部122とは熱エネルギを生成する。熱エネルギを生成が生成されると接合材28はその熱を受ける。熱を受けると接合材28は所定の温度に到達する。所定の温度に到達したその接合材28は溶ける。その熱が伝わった低融点合金も溶ける。接合材28が溶けると圧縮コイルバネ30は電極間導体26を正極22及び負極24から離す。これにより、充電電源202と二次電池220との間が遮断される。
[効果の説明]
以上のようにして、本実施形態にかかる保護素子10において、正極22から電極間導体26を経て負極24へわたる電流の経路のうち、次に述べられる部分の距離が抑えられている。その部分は、少なくとも一方板状部50により形成される部分、および、他方板状部54により形成される部分である。距離が抑えられると電気抵抗は小さくなる。一方板状部50は板状である。他方板状部54も板状である。板状の電極は、直径がその板状の電極の厚さと等しい線状の電極に比べて、電気抵抗が小さい。電気抵抗が小さくなると流れる電流の大きさの割に発熱量は少なくなる。しかも、一方板状部50の一端60と他方板状部54の一端64とは保持体34の外にはみ出している。それらがはみ出しているので、熱が保持体34の外へ次第に流出する。正極22と電極間導体26と負極24とが発生させる熱が少なく、かつ、その熱が保持体34の外に流出すると、そうでない場合に比べ、その熱に起因して接合材28の温度が上昇する可能性は低くなる。その結果、流し得る電流の大きさの割に誤動作が生じ難い保護素子10を提供できる。
しかも、本実施形態にかかる保護素子10において、正極22および負極24の位置は安定している。それらの位置が安定しているので、電流の経路が安定する。電流の経路が安定すると、流れる電流の大きさの割に誤動作が生じ難くなる。
しかも、本実施形態にかかる保護素子10において、一方熱エネルギ生成部120および他方熱エネルギ生成部122が生成した熱エネルギが接合材28によく伝わる。それらの熱エネルギが良く伝わると、そうでない場合に比べ、熱エネルギ供給部32が熱エネルギを供給することに起因する接合材28の温度上昇は生じ易くなる。その結果、流れる電流の大きさの割に誤動作が生じ難くなる。
〈変形例の説明〉
上述した保護素子10は、本発明の技術的思想を具体化するために例示したものである。上述した保護素子10は、本発明の技術的思想の範囲内において種々の変更を加え得るものである。
例えば、正極22および負極24が突出する方向は反対側に限定されない。例えば、正極22および負極24の一方は他方に対して直交する方向に突出してもよい。
また、電極間導体26の形態は、次に述べられる要件が満たされる上述されたものと別の形態であってもよい。その要件は、一方支持部52および他方支持部56が配置される平面に平行な方向から電極間導体26を見た場合にその電極間導体26がまっすぐに見えるという要件である。例えば電極間導体26はまっすぐな線状であってもよい。電極間導体26は、電極間導体26は、正極22の他端62の上と負極24の他端66の上とに載せられていてもよいし、一方支持部52および他方支持部56と同一平面上に配置されていてもよい。
また、保護素子10は、圧縮コイルバネ30に代え、電極間導体26に分離力を加え得る任意の弾性体を備えてもよい。
また、正極22および負極24の形態は上述したものに限定されない。一方支持部および他方支持部の構成は上述したものに限定されない。図5は、参考例にかかる保護素子310の断面図である。本参考例にかかる保護素子310は、上述された正極22と負極24と保持体34とに代えて、正極322と負極324と保持体334とを備えている。正極322は、一方板状部50と、一方支持部352とを有している。一方支持部352は、平板状である。一方支持部352は、保持体334に接することで一方板状部50の他端62を支える。その結果、正極322の側面から見た形は「L」という文字に似ることとなる。負極324は、他方板状部54と、他方支持部356とを有している。他方支持部356は、平板状である。他方支持部356は、保持体334に接することで他方板状部54の他端66を支える。その結果、負極324の側面から見た形は「L」という文字に似ることとなる。保持体334は、上述された保持体34に比べて開口から底部130までが浅い点を除けば、上述された保持体34と同様である。
10,310…保護素子
22,322…正極
24,324…負極
26…電極間導体
28…接合材
30…圧縮コイルバネ
32…熱エネルギ供給部
34,334…保持体
36…空間形成体
38…リード用絶縁体
50…一方板状部
52,352…一方支持部
54…他方板状部
56,356…他方支持部
60,64,100,102…一端
62,66…他端
80…一方接触部
82…一方連結部
86…他方接触部
88…他方連結部
120…一方熱エネルギ生成部
122…他方熱エネルギ生成部
124…電力供給導体
130…底部
132…一方電極固定部
134…他方電極固定部
136…弾性体台
138…変形吸収部
140…一方電極脇固定部
142…一方電極支持部
146…他方電極脇固定部
148…他方電極支持部
150…一方平坦面
156…他方平坦面
160…リード用端子
162…端子側導線
164…連結導線
166…電極側導線
200…負荷
202…充電電源
204…スイッチ
206…制御素子
220…二次電池

Claims (5)

  1. 電極の対と、
    前記電極の対の間に配置される導体である電極間導体と、
    前記電極間導体を前記電極の対それぞれへ接合する接合材と、
    前記電極間導体に分離力を加える弾性体と、
    前記接合材へ熱エネルギを供給する熱エネルギ供給部と、
    前記電極の対、前記電極間導体、前記接合材、前記弾性体、および、前記熱エネルギ供給部を保持する保持体とを備え、
    前記分離力は前記電極間導体が前記電極の対から離れる方向の力であり、
    前記接合材の接合強度が所定の温度で所定の強さを下回り、
    前記所定の温度が前記熱エネルギ供給部から前記熱エネルギが供給されることによって到達する温度であり、
    前記所定の強さは前記分離力に耐える強さである保護素子であって、
    前記電極の対の一方が、前記保持体の外に一端がはみ出し、前記接合材によって前記電極間導体が他端に接合され、かつ、板状の、一方板状部を有しており、
    前記電極の対の他方が、前記一方板状部とは異なる方向に向かって前記保持体の外に一端がはみ出し、前記接合材によって前記電極間導体が他端に接合され、前記一方板状部と同一平面上に配置され、かつ、板状の、他方板状部を有しており、
    前記電極の対の一方が、前記一方板状部に加え、前記保持体に接することで前記一方板状部の前記他端を支えるよう前記一方板状部の前記他端に設けられる一方支持部を有しており、
    前記電極の対の他方が、前記他方板状部に加え、前記保持体に接することで前記他方板状部の前記他端を支えるよう前記他方板状部の前記他端に設けられる他方支持部を有しており、
    前記一方支持部が、
    前記保持体に接触し前記一方板状部に対向する金属製の一方接触部と、
    前記一方接触部の一端と前記一方板状部の前記他端とを連結する金属製の一方連結部とを有しており、
    前記他方支持部が、
    前記保持体に接触し前記他方板状部に対向する金属製の他方接触部と、
    前記他方接触部の一端と前記他方板状部の前記他端とを連結する金属製の他方連結部とを有していることを特徴とする保護素子。
  2. 前記熱エネルギ供給部が、
    前記一方板状部に接触し、前記一方板状部の前記他端を介して前記接合材と対向し、前記一方連結部と接触し、前記一方接触部と接触し、かつ、電力を受けて熱エネルギを生成する一方熱エネルギ生成部と、
    前記他方板状部に接触し、前記他方板状部の前記他端を介して前記接合材と対向し、前記他方連結部と接触し、前記他方接触部と接触し、かつ、電力を受けて熱エネルギを生成する他方熱エネルギ生成部と、
    前記一方熱エネルギ生成部および前記他方熱エネルギ生成部に前記電力を供給する導体である電力供給導体とを有していることを特徴とする請求項に記載の保護素子。
  3. 前記一方板状部から見て前記一方熱エネルギ生成部とは反対側および前記他方板状部から見て前記他方熱エネルギ生成部とは反対側に外部と連通する空間を形成する空間形成体をさらに備えることを特徴とする請求項に記載の保護素子。
  4. 前記保持体が、
    基礎となる底部と、
    前記底部から立つように設けられ、前記底部との間に間隔を開け前記熱エネルギ供給部に対向するよう前記一方板状部が固定される一方電極固定部と、
    前記底部から前記一方電極固定部に対向して立つように設けられ、前記他方板状部が前記一方板状部と同一平面上に配置され、前記他方板状部が前記底部との間に間隔を開けて配置され、かつ、前記他方板状部が前記熱エネルギ供給部に対向するよう前記他方板状部が固定される他方電極固定部とを有していることを特徴とする請求項1に記載の保護素子。
  5. 前記一方電極固定部が、
    前記底部から立つように設けられ、前記一方板状部を挟んで固定するように配置される一方電極脇固定部の対と、
    前記一方電極脇固定部の対の間において前記底部から立つように設けられる一方電極支持部とを有しており、
    前記一方電極支持部が、前記一方電極脇固定部よりも前記他方電極固定部側に張出して前記一方板状部を支える一方平坦面を有しており、
    前記他方電極固定部が、
    前記底部から前記一方電極脇固定部に対向して立つように設けられ、前記他方板状部を挟んで固定するように配置される他方電極脇固定部の対と、
    前記他方電極脇固定部の対の間において前記底部から前記一方電極支持部に対向して立つように設けられる他方電極支持部とを有しており、
    前記他方電極支持部が、前記一方平坦面と同一平面上に配置され、前記他方電極脇固定部よりも前記一方電極固定部側に張出して前記他方板状部を支える他方平坦面を有していることを特徴とする請求項に記載の保護素子。
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