JP7028528B2 - 船舶の為の波デフレクタ付き空気潤滑システム - Google Patents

船舶の為の波デフレクタ付き空気潤滑システム Download PDF

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Description

発明の分野
本発明は、船舶の船体と、前記船舶が水を介して移動するときに船体の下を流れる水との間に空気潤滑層を設ける為の空気潤滑システムに関し、前記システムには空気キャビティが設けられ、この空気キャビティは、側壁、最上壁、後壁を備えた壁を備え、前記壁は、前記最上壁から反対側に配置された中間面に位置する開口部で前記空気キャビティを画成し、この開口部は、空気キャビティの長さ方向で見られる、前記中間面と前端部および後端部において、周縁部を有し、波デフレクタは、そのキャビティ内またはキャビティに配置される。本発明は、更に、そのような空気潤滑システムを備える、船舶または船に関する。
WO 2010/064911は、キャビティの開口部が平らな底部領域にあるように、船舶の船体の平らな底部領域に設けられるキャビティによって、摩擦抗力を減少させるため、排水型船舶の船体に微小泡の層を発生させる方法を開示する。空気は、キャビティ内の水の高さが船舶の船体の高さに実質的に保たれる速度で噴射される。船舶の前方移動のため、キャビティ内の空気は、水に対して、船舶が移動している速度で移動する、或いは、キャビティから見たとき、その速度で水はキャビティを過ぎて流れる。空気および水の間の速度の違いは、いわゆるケルビンヘルムホルツ不安定性(KHI)を引き起こし、これが、水および空気の間の中間で空気と水との混合を生じさせ、結果として小さな大きさの気泡の層を発生させる。小さな大きさの気泡は、これらを非常に安定させ、比較的に長期間、水中にとどまる傾向がある。キャビティ内で発生される小さな泡は、それらが、キャビティの下流側の船体の底部に沿って長距離に伸びる安定した潤滑層を形成するように、キャビティの後縁部から放出される。このように、船舶の推進におけるエネルギの節約が達成できる。
WO 2015/133900は、多くの波デフレクタを提供することが開示され、これらは、キャビティにわたって横切って延び、キャビティの側壁に接続され、波デフレクタは、始動中、空気キャビティを空にすることを容易にする為に配置されている。波デフレクタは、キャビティ内の乱流を減少させ、始動中の、パワフルでない空気噴射の為に容量を減らした圧縮機が必要とされるように、より長期間、キャビティ内に空気を保持させる。キャビティの長さ方向で比較的に長い寸法を持つ波デフレクタをキャビティ内に設けることによって、船舶が(例えば20ノットの速度で)航行中、効率的に空気でキャビティを満たすことができる。動作中、デフレクタは、安定したキャビティ動作が保証されるように、波および船舶の横揺れ運動による水の浸入から、空気で満たされたキャビティを効率的にシールドする。デフレクタは、側壁に溶接される。
そのような波デフレクタを備えた空気潤滑システムは、動作中(即ち、空気潤滑層を提供するとき)船舶の船体上の抗力を著しく減少させるが、システムが動作中でないとき、空気キャビティは、船体上の抗力を増加させる。
本発明は、たとえ空気潤滑システムのスイッチが切られても、船舶の船体上の抗力を減少させる空気潤滑システムおよび船舶を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、空気潤滑システムの空気キャビティ内にデブリが詰まることが少ない空気潤滑システムを提供することを目的とする。
さらに、本発明は、比較的に低容量の空気で空気キャビティから十分な水を排出させる空気潤滑システムを提供することを意図する。
このため、本発明は、船舶の船体および前記船舶が水を介して移動するとき船体の下を流れる水の間に空気潤滑層を設ける為の空気潤滑システムを提供するが、前記システムには空気キャビティが設けられ、壁と空気入口を備え、前記壁は、側壁、最上壁、後壁を備え、前記壁は、前記最上壁から反対側に配置された中間面に位置する開口部で前記空気キャビティを画成し、この開口部は、空気キャビティの長さ方向から見られる前端部および後端部を有し、空気入口は、開口部から離間され、空気キャビティの開口部の長さは、2~10mの間にあり、中間面から最上壁の距離は0.2m~0.5mであり、前記空気潤滑システムは、平坦底面を有する波デフレクタを更に備え、平坦底面は、前記中間面に面し、それに対して実質的に平行に延在し、中間面から2-15cmの距離で前記空気キャビティ内に配置され、前記底面は、0.5-15cmの幅を有する隙間によって前記側壁から離間された周縁部を有し、前記平坦底面が延在する面における投影で見たとき、前記開口部の領域の少なくとも85%、より好ましくは少なくとも90%、最も好ましくは少なくとも95%が、前記波デフレクタおよび/またはその前記平坦底面によって覆われる。
このシステムにおいて、前記投影において、開口の少なくとも85%の領域が波デフクレクタによって占められる一方、底面の周縁部および側壁に沿って延在する隙間を経由して、空気潤滑ケルビンヘルムホルツ中間層へと空気が運ばれてもよい。平坦底面は、空気潤滑システムが動作していないとき、即ち、何も空気が隙間を通って空気潤滑層に導入されないとき、空気キャビティに水が入ることを実質的に防止する。
好ましくは、前記投影において、底面の周縁部は、全体の波デフレクタを包囲する。
開口部の大半が覆われ、波デフレクタの底面が船体に対して通常平行であるので、流木などのような硬い物体が隙間に詰まるようになる危険性が最小限に抑えられる。そのため、抗力は、更に減少される。
側壁は、前記中間面に対して横に延在するが、後壁もそうであってもよく、空気潤滑システムが正しく機能するように、これらの壁が中間面に対して垂直に延在する必要はない。好ましくは、空気供給開口部は、圧縮機出口ダクトに接続する為に最上壁に配置される。最上壁を経由してキャビティに噴射される空気は、キャビティを横切って最上部から均等に、それ自体を分割し、安定した空気-水中間部を形成する為にデフレクタに沿って隙間を経由して下方に流れる。キャビティの最上壁に空気入口を設けることによって、前端部における空気の流れは、比較的分布されないままにとどまり、最適な空気-混合ケルビンヘルムホルツ中間部が形成される。弾丸状または短冊状キャビティが使われる場合に、これは特に有利である。底面は、連続した閉じられた面であり、そこを横切る空気及び水の滑らかな流れを可能にすることが好ましい。
実施形態において、隙間は、実質的に一定の幅を有し、また、水-空気中間部の安定性を改善する。このため、更なる隙間も同様に、実質的に一定の幅を有する。
実施形態において、前記投影で見るとき、前記開口部は、外周縁部を有し、波デフレクタの底面の周縁部は、前記開口部の外周縁部より小さいが同様の形状の輪郭を有し、そこから離間されている。そのため、波デフレクタは、空気キャビティに装着可能であり、その中心は開口部の中心と整列するので、空気が空気潤滑層に導入可能な隙間は、開口部の周縁部と底面の外周縁部との間に形成される。
実施形態において、前記投影で見るとき、前記開口は外周縁部を有し、開口部に沿った隙間の長さは、外周縁部の長さの少なくとも半分、好ましくは、その少なくとも4分の3,より好ましくは、その少なくとも6分の5である。一般的に、両方の側壁は、その隙間によって底面から完全に離間されており、底面および側壁の間には何も直接の溶接などが存在しない。そのため、その隙間は、波デフレクタの底面の実質的は部分に沿って延びており、空気潤滑層を形成するように、その隙間を十分な空気が通過することを可能にする。通常、2つの側壁は、キャビティの前端部で合うので、隙間は、キャビティの後端部に向かって、両方の側壁に沿って、キャビティの前端部から延びる。
実施形態において、後壁は、空気キャビティの後端部に向かって中間面まで最上壁の後方部分から延在し、前記底面は、0.5-15cmの幅を有する更なる隙間によって前記後壁から離間される。更なる隙間の幅は、平坦底面の、キャビティ後壁に対する最も近い距離によって定められ、キャビティ後壁は、デフレクタの底面の後縁部を超えて延在しても、後縁部を超えて延在しなくてもよい。たとえば、後壁が中間平面に対して垂直に延在しないとき、後壁は底面の後縁部を超えて延在してもよい。
実施形態において、後壁は、空気キャビティの後端部に向かって最上壁の前記後方部分から傾斜する。そのような傾斜する後壁は、キャビティ内の空気及び水が、空気キャビティの後端部における縁部に沿って、円滑な流れのパターンで、出口まで誘導することを助ける。
実施形態において、隙間及び前記更なる隙間は、デフレクタの平坦底面を実質的に囲むので、実質的に平坦底面全体が前記壁から離間される。そのため、平坦底部平面の周囲回りに延在する隙間を通って空気潤滑層へと空気を導くことができるので、気泡は、水と混合するように、前記平坦面の全領域に到達可能である。好ましくは、隙間及び更なる隙間は、互いに移行し、波デフレクタ周りに周囲の隙間を形成する。
実施形態において、波デフレクタは、前記底面を与える複数のセグメントを備える。これらのセグメントは、複数の壁に別個に付けられてもよく、波デフレクタ又はセグメントの、より便利な装着および/または交換を可能にする。
実施形態において、波デフレクタは、底面全体を提供する単一プレートを備える。これは、波デフレクタが特に単純構造であることを可能にし、これは、例えば、単一プレートとして構成可能であり、好ましくは、金属製であり、実質的に均一の厚さを有する。そのような波デフレクタは、空気キャビティが提供されるべき位置で、船の船体から、それを切断することによって得られてもよい。
実施形態において、前記波デフレクタは、0.4~10cmの厚さを有し、波デフレクタ全体の厚さは、好ましくは均一のである。そのため、波デフレクタ全体は、単純に金属プレートとして具体化されてもよい。
実施形態において、前記平坦底面の幅は、前記平坦底面の長さの少なくとも半分に沿って、好ましくは、平坦底面の実質的に全長に沿って、空気キャビティの後端部に向かって、キャビティの前端部から増加する。デフレクタの底面は、たとえば、その長さの少なくとも最初の半分に沿って、好ましくは、その全長に沿って、弾丸状または短冊状でもよい。この形状と、複数の側壁及び平坦底面との隙間の対応した形状は、水-空気中間部の安定性を改善するのを助ける。
実施形態において、空気潤滑システムは、複数のスペーサアームを更に備え、これらは、前記波デフレクタを前記キャビティの壁に接続し、これらの間の隙間を橋絡する。スペーサアームは、前記中間平面上の投影で見るとき、好ましくは、前記平坦底面によって覆われない前記開口部の領域の10%未満を覆う(即ち、スペーサアームは、前記投影において、波デフレクタおよび空気キャビティの壁の間の隙間の10%未満を覆う)。スペーサアームは、それらが底面から遊離したままであるように(即ち、スペーサアームを波デフレクタの反対側の最上面および/またはその縁面に接続することによって)、波デフレクタに接続されてもよい。そのため、底面を、滑らかなままにすることができる。
好ましくは、スペーサアームは、例えば、側壁から、および/または後壁から、波デフレクタまで、前記底面に対して実質的に平行に伸びる。
実施形態において、前記平坦底面は、連続した密接した平坦面であり、前記底面の外周縁部上の任意の2つの地点間の全てのラインセグメントは、前記面内に完全に含まれる。そのため、平坦面は、その外縁部に沿って凹部を有さず、更に、その面自体に切り欠き部分を有さず、中間平面に向かって、平坦面の外縁部にわたり滑らかな空気の流れを可能にする。
第2態様によると、本発明は、本書で説明されたような空気潤滑システムと船体とを備える船舶を提供し、船舶は、実質的に平坦な底部、船舶の航行の為の推進装置、実質的に平坦底部の高さにある中間平面を有する。
以下、添付された図面を参照して、本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明に従う空気潤滑システムを備える船舶の概略的側面図を示す。 図2は、本発明に従う空気潤滑システムの斜視図を示す。 図3Aは、図2の横断面図を示す。 図3Bは、図3Aの一部分を示し、波デフレクタおよび空気キャビティの壁の間の隙間がより詳細に示される。 図4は、図2のシステムの底面図を示す。
実施形態の説明
図1は、20mから500mの間の長さLv、5mから75mの幅を有する船舶1を示す。船舶1は、少なくとも10000トン、好ましくは少なくとも50000トンの排水量を有することができ、外航船である。船舶1は、船首2を備えた船体4と、船尾3と,側部5と,実質的に平らな底部6と、プロペラ式の推進装置10とを有する。底部6の平面に開口している空気潤滑キャビティ7,8は、底部6に沿って分布されており、実質的に平らな底部6に沿って、船尾3に向かって進む気泡9の層を発生させる。圧縮機11,12は、船舶の優勢ドラフトレベルにおいて、各キャビティの内側の静圧で、空気を供給する為に、各キャビティ7,8に接続されている。圧縮機11,12は、空気吹出ダクト14と共にキャビティ7,8に接続され、周囲の空気を取る入口ダクト13を有する。圧縮機11,12は、コントローラ15によって制御され、航行速度、海の状態に応じて、また、始動および停止中に空気供給を調整する。
図2は、船舶1の船体4の実質的に底部6に差し込めるキャビティ33を形成する一体型モジュールとして構成される空気潤滑システム16を示す。キャビティ33の長さLcは、約4mでもよく、幅は、約75cmである。「実質的に平らな」とは、底部が、5度から-5度の間の角度で水平に延在すること、好ましくは、水平面に対して平行であることを意味する。
システム16は、側壁18,18’、最上壁19,後壁27を備え、全てがスチール製である。側壁18,18’は、フランジ17上に支持され、フランジ17は、船舶1の平らな底部6に溶接可能である。後壁27は、側壁18,18’および最上壁19に溶接される。
側壁18,18および後壁27は、開口部20を画成し、開口部20は、船舶の底面と実質的に同じ高さにあり、開口部20は、なめらかな空気-水中間平面を形成し、ケルビンヘルムホルツ混合効果のため、この中で空気は水と混合される。中間平面で水と混合される気泡は、後縁部21に沿ってキャビティを離れ、キャビティから底部における滑らかな移行部を通過し、船尾3の方向で平らな底部6に沿って無制限に進む。後壁は、凹状に湾曲した下方に傾斜した壁部27’を有し、この壁部27’は、キャビティの後縁部21に最上壁19を接続し、滑らかな流れのパターンでキャビティの内側の空気および水を、低い後縁部21に沿って位置する出口地点まで案内する。
キャビティ33の前端部22は、短冊状であり、空気入口23は、最上壁19に位置する。空気入口23は、図1に示される圧縮機11,12の空気吐出ダクト14の一つに接続可能である。
キャビティ33の内側には、単一の波デフレクタ24がキャビティ内部に延び、スペーサアーム25を経由して側壁18,18’に接続されている。
図2の空気潤滑システム16の横断面図が図3Aに示され、図3Bおよび図3Cは、そのIIIBおよびIIIC部の詳細を示す。デフレクタ24は、平坦底面24’を有し、この平坦底面24’は、6cmの幅w1を有する隙間g1によって側壁から離間され、空気キャビティ33からの空気が、側壁に沿って開口部20に向かって前記隙間g1を通って放出することを可能にする。後壁27は、波デフレクタ24から離間しており、後壁上のライン27’に沿って、その平坦底面24’に最も近い(図3Bを参照)。底面24’の後縁部26および後壁27の間には、前記ラインに又は前記ライン付近に、更なる隙間g2が存在するが、この隙間は、10cmの幅w2を有するので、気泡は、前記隙間g2を横切って空気キャビティを離れることができる。平坦底面24’は、開口した中間平面30から約5cmの距離h1に配置され、そこには、キャビティ33内側の空気と平らな底部6に沿って流れる水との間に境界層が位置する。
キャビティ33の高さHcは、約25cmでもよい。側壁18,18’は、16mmの厚さを有してもよく、フランジ17および最上壁19は、20mmの厚さを有してもよい。
波デフレクタ24は、フランジ17の厚さに等しい又はフランジ17の厚さより厚い厚さを有するのが好ましい。
波デフレクタ24は、2-15cmの距離の範囲内で中間平面30の上方に位置し、船舶が水を通って進むとき、何も空気がキャビティ内に噴射されないとき、キャビティを通過する水の乱れていない流れを得る。キャビティが空気で一杯のとき、デフレクタ24の底面24’は、水面から遊離する。また、波デフレクタは、船舶の横揺れ運動中、水面を中間平面に安定に維持するのを助ける。
キャビティ33の後壁27の傾斜は、船舶の境界層に気泡を滑らかに放出するのを助け、ケルビンヘルツホルム混合によって形成される泡を、ごく近い船舶面境界層に案内するのを助け、垂直方向の分散を最小限に抑え、抗力低減を最適化する。
キャビティの前方の形状、即ち、楔形状または弾丸形状は、水の流れを制御し、空気/水中間の不安定性を最小限に抑え、ケルビンヘルムホルツ効果による境界層への一貫した空気混合を改善する。
キャビティの長さは、一定の気泡発生の為の安定したケルビンヘルムホルツ混合効果と境界層への気泡の流れを生み出すのに十分に選択されるべきである。キャビティの大きさは、安定した気泡発生に必要であり、エアポケットの崩壊後のキャビティ回復に必要な空気量を決定する。キャビティの大きさを最適化することによって、全体的な潤滑効果と全空気発生効果が定められる。これについて、より多くの情報が図4に見い出せる。
図4は、図2および図3の波デフレクタ24、後壁27,側壁18,18’の底面図を示す。この底面図において、キャビティの開口部20の領域と、デフレクタの底面24’の領域の比は、中間平面30上の投影で見たときに同一であり、底面24’が、側壁18,18’から、更に後壁27から完全に離間されていること、この投影において開口部20の領域の少なくとも90%をとることが明らかに分かる。
各々が、デフレクタの底面24’に対して平行に伸び、一端部で波デフレクタ24の最上側部(図示せず)に付けられ、他端部で側壁18,18’の一つに付けられる、10個のスペーサアーム25は、隙間g1および更なる隙間g2が存在することを確保し、これらの隙間は、ともに、底面24’を完全に囲み、側壁18,18’および後壁27から底面を離間させている。現在の図に存在するスペーサ25自体は、開口部20の領域の10%未満を覆い、開口部20は、デフレクタの底面24’によって覆われていないので、それらは、水の流れまたは空気キャビティから中間平面30までの空気を妨害しない。
この、特に単純な構造は、スペーサ25から波デフレクタ24を外すことによって、波デフレクタ24を空気キャビティ33から取り外すことを可能にする。たとえば、デフクレクタ24は、ボルトによってスペーサ25に付けられてもよく、これらのボルトを取り外すことによって、スペーサから取り外されてもよい。たとえデフレクタ24がスペーサ25に溶接されるとしても、そこから波デフレクタを外すことは、スペーサ25で溶接部を切断すればよく、デフレクタは、その後、スペーサに溶接して簡単に戻すことができる。
本発明に従う波デフレクタを備えた空気潤滑システムは、従来技術の波デフレクタに対して多くの利点を提供する。
第1に、従来技術のデフレクタと比較すると、本発明の空気潤滑システムおよびデフレクタは、空気潤滑システムがオフのとき(空気の入力が無いとき)、キャビティによって生じる抗力を著しく減少させる。このシステムがオフのとき、キャビティ33は、水で満たされ、或いは、水で部分的に満たされる。しかしながら、航行速度において、底面は、中間平面30に投影されるときに開口部の領域の少なくとも90%を覆い、水は、波デフレクタによって空気キャビティ33に入ることが実質的に妨げられる。特に、デフレクタ24の平坦底面24’は、平坦底面を横切る方向において、空気キャビティの内外に水が移動することを実質的に防止する。底面24’は中間平面30の近くに配置され、隙間g1は比較狭いので、このシステムのスイッチが切られるとき、船体を横切り、中間平面30を超える水の流れは、著しく妨害されない。また、比較的に狭い隙間は、流木などのような硬い物体が隙間の中または空気キャビティ内で動けなくなる危険性を低減する。
第2に、波デフレクタ24は、船舶が一定の速度で進むとき、キャビティを空気で満たす為に比較的小量の空気だけを使用して、空気でキャビティ33を満たすこと、キャビティから水を追い出すことを可能にする。空気/水の混合物が追い出される隙間は比較的狭く、デフレクタの底面24’の外縁部に配置されているので、比較的小量の空気だけがキャビティに供給されなければならず、水と空気を外縁部に沿って、キャビティから押し出す。対照的に、知られた空気潤滑システムにおいて、デフレクタは、本発明よりも、開口部の実質的に小さい領域を覆うので、多量の空気が、水が存在しない場所でキャビティを脱出可能であり、通常、より多くの量が空気キャビティから水を追い出す為に必要である。
第3に、波デフレクタは、最上面に向かって非常に延びないプレートとして設けることができるので、湾曲または角度が付けられた波デフレクタが使用されるよりも、よりコンパクトな空気キャビティを設けることができる。
図面に示されるように、多数の例示的実施形態を参照して、本発明が説明されてきた。一部の部品または要素の変形例および変更例が可能であり、これらは、添付された特許請求の範囲に規定されるように、保護の範囲に含まれる。

Claims (18)

  1. 船舶(1)の船体と、前記船舶がを介して移動するとき前記船体の下を流れる水との間に、空気潤滑層を与える為の空気潤滑システムにおいて、
    前記システムには、壁および空気入口(23)を備えた空気キャビティ(7,8;33)が設けられ、
    前記壁は、側壁(18,18’)、最上壁(19)、後壁(27)を備え、前記壁は、前記最上壁(19)から反対側に配置された中間平面(30)に位置する開口部(20)を画成し、前記開口部は、前記空気キャビティの長さ方向で見られる前端および後端を有し、
    前記空気入口(23)は、前記開口部(20)から離間され、前記空気キャビティの前記開口部の長さ(Lc)は、2mから10mであり、前記中間平面から前記最上壁の距離(Hc)は、0.2m-0.5mの間である、空気潤滑システムであって、
    前記システムは、平坦底面(24’)を与える単一プレートを備えた波デフレクタ(24)を更に備え、前記平坦底面(24’)は、前記中間平面(30)に面し、それに対して実質的に平行に延在し、前記中間平面(30)から2-15cmの距離(hl)で前記空気キャビティ内に配置され、前記平坦底面(24’)は、周縁部を有し、前記周縁部は、前記側壁(18,18’)から、0.5-15cmの幅(w1)を有する隙間(g1)によって離間され、前記平坦底面(24’)が延在する平面上に投影して見たとき、前記開口部(20)の領域の少なくとも85%が、前記波デフレクタ(24)および/または前記平坦底面(24’)によって覆われ、
    前記平坦底面は、連続した平坦面であり、前記底面の外周縁部上の任意の2点間の全てのラインセグメントは、前記面(24’)内に完全に含まれる、空気潤滑システム。
  2. 前記投影で見たとき、前記開口部(20)の領域の少なくとも90%が、前記波デフレクタ(24)および/または前記平坦底面(24’)によって覆われる、請求項1に記載の空気潤滑システム。
  3. 前記投影で見たとき、前記開口部(20)の領域の少なくとも95%が、前記波デフレクタ(24)および/または前記平坦底面(24’)によって覆われる、請求項1に記載の空気潤滑システム。
  4. 前記隙間(gl)は、実質的に一定の幅(w1)を有する、請求項1~3のいずれか一項に記載の空気潤滑システム。
  5. 前記投影で見とき、前記開口は、外周縁部を有し、前記底面の前記周縁部は、前記外周縁部より小さいが同様の形状の輪郭を有し、そこから離間している、請求項1~4のいずれか一項に記載の空気潤滑システム。
  6. 前記投影で見たとき、前記開口は、外周縁部を有し、前記開口(20)に沿った前記隙間(g1)の長さは、前記外周縁部の長さの少なくとも半分である、請求項1~5のいずれか一項に記載の空気潤滑システム。
  7. 前記隙間(g1)の長さは、前記外周縁部の長さの少なくとも4分の3である、請求項6に記載の空気潤滑システム。
  8. 前記隙間(g1)の長さは、前記外周縁部の長さの6分の5である、請求項6に記載の空気潤滑システム。
  9. 前記後壁(27)は、前記最上壁の後方部分から前記中間平面(30)まで、前記空気キャビティ(33)の前記後端に向かって延び、
    前記底面(24’)は、0.5-15cmの幅を有する更なる隙間(g2)によって、前記後壁(27)から離間される、請求項1~8のいずれか一項に記載の空気潤滑システム。
  10. 前記後壁(27)は、前記最上壁(19)の前記後方部分から前記空気キャビティの前記後端に向かって傾斜する、請求項に記載の空気潤滑システム。
  11. 前記隙間(g1)および前記更なる隙間(g2)は、実質的に平坦底面全体が前記壁(18,18’、27)から離間するように、前記平坦底面(24’)を実質的に囲む、請求項9又は10に記載の空気潤滑システム。
  12. 前記波デフレクタは、複数のセグメントを備え、前記複数のセグメントは、共に、前記底面(24’)を与える、請求項1~11のいずれか一項に記載の空気潤滑システム。
  13. 前記波デフレクタは、0.4~10cmの間の厚さを有する、請求項1~12のいずれか一項に記載の空気潤滑システム。
  14. 前記平坦底面の前記幅は、前記空気キャビティの前端部から、前記空気キャビティの前記後端に向かって、前記平坦底面の長さの少なくとも半分に沿って、増加する、請求項1~13のいずれか一項に記載の空気潤滑システム。
  15. 前記平坦底面の前記幅は、前記空気キャビティの前端部から、前記空気キャビティの前記後端に向かって、前記平坦底面全体に沿って、増加する、請求項1に記載の空気潤滑システム。
  16. 複数のスペーサアーム(25)を更に備え、前記複数のスペーサアーム(25)は、前記波デフレクタ(24)を前記空気キャビティの前記壁(18,18’、19,27)に接続し、それらの間の隙間を橋絡する、請求項1~15のいずれか一項に記載の空気潤滑システム。
  17. 前記スペーサアーム(25)は、前記平坦底面(24’)に対して実質的に平行に伸びる、請求項16に記載の空気潤滑システム。
  18. 船体(4)および請求項1~17のいずれか一項に記載の空気潤滑システム(16)を備える船舶(1)において、前記船舶は、実質的に平らな底部(6)と、前記船舶を航行させる為の推進装置(10)と、実質的に前記平らな底部(6)の高さにある中間平面(30)とを有する、船舶(1)。
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