JP7027811B2 - ブラシユニット及び回転電機 - Google Patents

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Description

ブラシユニット及び回転電機に関するものである。
従来、巻線界磁型のモータ(回転電機)には、界磁巻線へ電力を供給するため、ブラシ及びブラシを保持するブラシホルダを有するブラシユニットが設けられている(例えば、特許文献1)。このブラシユニットにおいて、ブラシは、バネなどの弾性部材によって、界磁巻線と電気的に接続されているスリップリングへ付勢され、摺動可能に当接している。スリップリングは、モータの回転軸の外周に設けられており、回転軸と共に回転するように構成されている。このため、スリップリングが回転軸と共に回転すると、ブラシは、スリップリングに対して摺動することとなる。その際、ブラシ摩耗粉が発生し、ブラシホルダ内に蓄積してしまう可能性がある。
そこで、特許文献1に記載のモータでは、回転位置センサとスリップリングとの間に、ファンを設けることにより、ブラシホルダ内において空気の流れを促し、ブラシ摩耗粉が蓄積することを抑制している。
特開2010-63250号公報
ところで、特許文献1に記載の発明では、回転軸の軸方向においてブラシホルダの端部に設けられ、軸方向に開口する通気孔を介して、空気を軸方向に流入及び流出させている。このため、通気孔付近においては、空気の流れを作れるものの、通気孔から離れた奥側において、十分な空気の流れを作ることができなかった。すなわち、奥側においてブラシ摩耗粉が蓄積される可能性があった。
本発明は、上記実情に鑑み、ブラシホルダ内のブラシ摩耗粉を排出する排出性能を向上させたブラシユニット及び回転電機を提供することを主たる目的とする。
上記課題を解決するため、第1の発明は、回転電機に用いられるブラシユニットにおいて、前記回転電機の回転軸の外周に設けられたスリップリングに対して摺動可能に当接するブラシと、前記ブラシを保持するブラシホルダと、を備え、前記ブラシホルダは、前記回転軸の一部をその内部に収容した状態で、前記スリップリングの外周を覆うように構成されており、前記ブラシホルダには、前記回転軸の軸方向に開口する第1通気孔と、前記回転軸の径方向に開口する第2通気孔とが設けられていることを要旨とする。
これにより、回転軸が回転すると、回転軸の径方向に開口する第2通気孔から空気が流入し、回転軸及びスリップリングの回転に伴ってブラシホルダ内に空気が流入する。その際、回転軸の外周、すなわち、スリップリングの外周を巻き込むように空気が流れるので、第1通気孔及び第2通気孔から離れた奥側においても空気の流れを作ることができる。そして、回転軸の軸方向に開口する第1通気孔から空気が排出され、それと共に、ブラシ摩耗粉も外部に排出可能となる。これにより、通気孔から離れた奥側においても、十分な空気の流れを作ることができ、ブラシ摩耗粉の排出性能を向上することができる。
第2の発明では、前記ブラシホルダは、前記軸方向に沿って設けられた筒状の外壁部と、前記スリップリングよりも前記径方向の外側であって、且つ、前記外壁部よりも前記径方向の内側において前記外壁部に沿って設けられる内壁部と、を備え、前記第2通気孔は、前記外壁部に設けられており、前記内壁部は、前記回転軸の周方向の一部であって、且つ、前記径方向において前記第2通気孔の内側に配置されていることを要旨とする。
第2通気孔の内側に内壁部を設けた。これにより、外壁部と内壁部との間の隙間からブラシホルダ内部へ空気を流入させる一方で、ブラシホルダの径方向外部から水滴やほこりなどが第2通気孔を介して浸入することを抑制できる。なお、水滴がブラシホルダ内部に浸入すると、ブラシ摩耗粉が固まり、排出しにくくなる場合や、ショートする可能性がある。
上記構成により、第2通気孔や外壁部と内壁部との間の隙間を大きくして、空気の流れをよくすることも可能となる。すなわち、空気の流れを良くして、ブラシ摩耗粉の排出性能を向上することができる。また、水滴が浸入することを防止し、ブラシ摩耗粉の排出性能が低下することを抑制できる。
第3の発明では、前記回転軸の周方向における前記内壁部の両端部である第1端部及び第2端部は、それぞれ前記径方向において前記外壁部と重複しているとともに、前記第1端部及び前記第2端部は、それぞれ前記外壁部から離間していることを要旨とする。
このように構成したことにより、第2通気孔から径方向に沿って流入した空気を、内壁部の両端と外壁部により形成された周方向の通路を介して、周方向に沿ってブラシホルダ内に流入させることができる。その一方で、水滴等をブラシホルダ内に浸入しにくくすることができる。また、内壁部の両端における隙間から空気を流入させるため、大量の空気をブラシホルダ内に流入させやすくなる。
第4の発明では、前記周方向において前記内壁部が設けられていない範囲において、前記回転軸の回転方向は、前記第1端部側から前記第2端部側に向かう方向であり、前記第1端部と前記外壁部との間における前記径方向の距離は、前記第2端部と前記外壁部との間における前記径方向の距離よりも長いことを要旨とする。
上記構成では、第1端部と外壁部との間における距離は、第2端部と外壁部との間における距離よりも長くなっているため、空気が第1端部側から流入しやすく、第2端部側から流出しにくくなっている。このため、回転軸の回転方向が、第1端部側から第2端部側に向かう方向である場合、空気を、ブラシホルダ内に効率的に流入させることができる。したがって、ブラシホルダ内の空気を、第1通気孔側から流出させやすくなっており、ブラシホルダ内の奥側におけるブラシ摩耗粉を効率よく排出させることができる。
第5の発明では、前記回転軸の周方向における前記内壁部の両端部である第1端部及び第2端部のうち、前記第1端部は、前記外壁部から離間しており、前記周方向において前記内壁部が設けられていない範囲において、前記回転軸の回転方向は、前記第1端部側から前記第2端部側に向かう方向であることを要旨とする。
このように構成したことにより、回転軸の回転に伴い、第1端部と外壁部との隙間を介して、内部に空気を引き込むような空気の流れが作られ、第1通気孔から軸方向に沿って空気が排出されるようになる。このため、空気の流れが良くなり、ブラシ摩耗粉の排出性能を向上することができる。
第6の発明では、前記回転軸の周方向において、前記内壁部が設けられている範囲は、前記内壁部が設けられていない範囲よりも小さいことを要旨とする。
上記構成にしたことにより、内壁部が設けられている範囲を、内壁部が設けられていない範囲よりも大きくした場合と比較して、内壁部と外壁部との隙間から流入した空気を、回転軸により還流させやすい。これにより、ブラシ摩耗粉の排出性能を向上させることができる。
第7の発明では、前記第1通気孔は、前記回転軸が挿通されるように構成されており、前記回転軸が挿通された状態において、前記回転軸から前記第1通気孔の縁までの間における前記径方向の距離は、前記内壁部と前記外壁部との間における前記径方向の距離と比較して、短くなっており、前記第2通気孔は、前記軸方向に沿って形成されており、前記軸方向における前記第2通気孔の長さは、前記周方向における前記第1通気孔の縁の長さと比較して、長いことを要旨とする。
これにより、内壁部と外壁部との間における隙間によって形成される空気の流入口が大きくなる一方、第1通気孔によって形成される流出口が小さくなる。このため、ブラシホルダ内部を通過する空気の流速を早くすることができ、ブラシ摩耗粉の排出性能を向上させることができる。
第8の発明では、前記回転電機は、車両に用いられるものであり、前記回転電機が前記車両に搭載された場合、前記ブラシホルダの前記第2通気孔は、前記ブラシホルダの下側に配置されることを要旨とする。
ブラシホルダの外部から第2通気孔を介して水滴が浸入することを抑制することができる。
第9の発明では、前記スリップリングの外周を覆う前記ブラシホルダの外壁部には、前記軸方向における前記第2通気孔の縁に沿って、前記径方向の外側に突出する突出部が設けられていることを要旨とする。
突出部によって、ブラシホルダの外壁部を伝わって、第2通気孔から水滴が浸入することを抑制することができる。
第10の発明では、前記スリップリングの外周を覆う前記ブラシホルダの外壁部には、前記回転軸の周方向に沿って、前記径方向の外側に突出するフランジ部が設けられており、前記フランジ部は、前記軸方向において、前記第1通気孔側の端部に設けられていることを要旨とする。
ブラシホルダの外壁部を伝わって、第1通気孔から水滴が浸入することを抑制することができる。
第11の発明では、前記回転電機には、前記回転電機の外部に向かって空気が流れる通風路が設けられており、前記ブラシホルダは、前記第1通気孔が当該通風路に連通するように配置されることを要旨とする。
これにより、ブラシ摩耗粉を回転電機の外部に排出しやすくなる。
第12の発明では、前記回転軸には、前記軸方向に空気の流れを作るファンが設けられており、前記第1通気孔は、前記回転軸に沿って形成されていることを要旨とする。
ファンにより、第1通気孔から空気が流れるように、空気の流れを作りやすくなり、ブラシ摩耗粉の排出性能を向上させることができる。
第13の発明では、前記回転電機には、前記ブラシホルダを覆うカバー部材が設けられており、前記ブラシホルダは、前記軸方向において、前記第1通気孔と前記カバー部材とが重なるように配置され、且つ、前記径方向において、前記スリップリングの外周を覆う前記ブラシホルダの外壁部と前記カバー部材とが重なるように配置されることを要旨とする。
カバー部材により、水滴が第1通気孔を介してブラシホルダ内に浸入すること抑制することができる。
第14の発明は、巻線界磁型の回転電機であって、界磁巻線と、前記回転電機の回転軸の外周に設けられ、前記回転電機の界磁巻線に接続されるスリップリングと、前記ブラシユニットと、を備えたことを要旨とする。
通気孔から離れた奥側においても、十分な空気の流れを作ることができ、ブラシ摩耗粉の排出性能を向上することができる回転電機を提供できる。
回転電機の断面図。 収容ケースの断面図。 ブラシユニットの縦断面図。 ブラシユニットを示す平面図。 ブラシユニットを示す側面図。 ブラシホルダの一部横断面図。 ブラシユニットの上下方向を示す図。 別例におけるブラシユニットを示す図。 別例におけるブラシユニットを示す図。 別例におけるブラシユニットを示す図。 別例におけるブラシユニットを示す図。 別例における回転軸を示す図。 別例におけるブラシユニットを示す図。
以下、実施形態について図面に基づき説明を行う。なお、以下の実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付しており、同一符号の部分についてはその説明を援用する。本実施形態に係る回転電機は、車両に搭載されるものである。
図1に示す回転電機は、モータ10と、モータ10を制御する制御装置20と、を有するモータ機能付き発電機であり、機電一体型のISG(Integrated Starter Generator)として構成されている。以下、単にISG100と示す。モータ10は、巻線界磁型のものであり、具体的には3相巻線を有する巻線界磁型同期機である。ISG100は、エンジンのクランク軸や車軸の回転により発電(回生発電)を行う発電機能と、クランク軸に駆動力(回転力)を付与する力行機能とを備えている。
モータ10は、ハウジング11と、ハウジング11に固定される固定子12と、固定子12に対して回転する回転子13と、回転子13が固定される回転軸14と、を備える。以下、本実施形態において、軸方向とは、回転軸14の軸方向のことを示し(図において矢印Y1で示す)、径方向とは、回転軸14の径方向のことを示す(図において矢印Y2で示す)。また、周方向とは、回転軸14の周方向のことを示す(図において矢印Y3で示す)。
ハウジング11は、円筒形状に形成されており、その軸心が回転軸14と同軸となっている。ハウジング11の軸方向外側(図1では、上側)に、制御装置20が固定されている。その一方で、ハウジング11内には、固定子12及び回転子13等が収容されている。
固定子12は、ハウジング11の軸方向略中央において、ハウジング11の内周に沿って円筒状に設けられており、ハウジング11に固定されている。固定子12は、磁気回路の一部を構成するものであり、固定子コア12aと、電機子巻線12bとを備える。
固定子コア12aは、磁性体によって円環状に形成されており、その軸心が回転軸14と同軸となっている。固定子コア12aは、電機子巻線12bを保持する。なお、固定子コア12aは、電機子巻線12bを収容する複数のスロットを備えており、電機子巻線12bは、当該スロットに収容され保持されている。
電機子巻線12bは、2組のY結線された3相巻線により構成されている。そして、電機子巻線12bは、電力(交流電力)が供給されることで磁束を発生する。また、電機子巻線12bは、回転子13が発生する磁束と鎖交することで電力(交流電力)を発生する。
回転子13は、磁気回路の一部を構成するものであり、磁性体からなる回転子コア13aと、回転子コア13aに保持される界磁巻線13bを備える。
回転子コア13aは、いわゆるランデル型ポールコアであり、円環状の中空部を備え、当該中空部に界磁巻線13bが収容されている。回転子コア13aは、その外周面を、固定子コア12aの内周面と離間させた状態で対向するように配置されている。また、回転子コア13aには、回転軸14が挿通され、回転軸14と一体回転するように回転軸14に固定されている。
界磁巻線13bは、直流電力が供給されることで磁束を発生し、回転子コア13aの外周面に磁極を形成する。これにより、固定子12に交流電力が供給されている場合には、固定子12が発生する磁束と鎖交し、回転子13が回転することとなる。また、回転子13が回転することにより、固定子12の電機子巻線12bに交流電力を発生させることとなる。
回転軸14は、ハウジング11に設けられた軸受11aを介して、ハウジング11に回転可能に支持されている。回転軸14には、その軸方向中央部分において回転子13が固定されている。また、軸方向において、回転軸14の両端部は、ハウジング11から突出しており、制御装置20とは反対側の端部は、エンジンのクランク軸や車軸等に連結される。
また、軸方向において、回転軸14の端部(制御装置20側の端部)は、制御装置20内に挿入されている。当該回転軸14の端部には、後述するブラシ51と接触し、ブラシ51から供給される直流電力を界磁巻線13bに供給するスリップリング14aが設けられている。スリップリング14aは、金属によって円筒状に形成されている。スリップリング14aは、回転軸14の外周面に絶縁体14bを介して固定される。そして、図示しない配線を介してスリップリング14aは、界磁巻線13bに接続されている。
また、回転軸14の先端(制御装置20側の先端)には、磁石91が配置されている。この磁石91は、収容ケース30を挟んで、回転センサ92と対向している。この回転センサ92は、制御基板40のモータ10側に搭載されている。制御基板40は、回転センサ92及び磁石91を利用して回転軸14の回転角を検出可能に構成されている。検出された回転角に関する情報は、制御基板40に入力される。制御基板40のマイコンは、この回転角に関する情報を利用して、モータ10の制御などを行う。
次に、制御装置20について説明する。前述したように、制御装置20は、モータ10のハウジング11の軸方向外側に固定されている。
この制御装置20は、外部(例えばバッテリ)からの電力を変換し、モータ10に供給して駆動力を発生させる機能と、モータ10からの電力を変換して外部に電力を供給する機能を有している。そして、制御装置20は、収容ケース30と、制御基板40と、ブラシユニット50等を備えている。
図1に示すように、収容ケース30は、軸方向において、モータ10のハウジング11の端部に固定されている。図1及び図2に示すように、収容ケース30には、軸方向において、ハウジング11の反対側(反モータ10側)に開口する収容凹部31が形成されており、当該収容凹部31に、制御基板40や、各種スイッチング素子などが収容されている。
制御基板40には、複数の制御素子が搭載されている。例えば、界磁巻線13bへの直流電力を供給又は供給遮断を切り替える界磁用スイッチング素子が搭載されている。また、各種スイッチング素子を制御するマイコン、ROM、RAMなどが搭載されている。制御基板40は、バスバーなどの配線を介して、電機子用スイッチング素子41等と接続されている。マイコンは、電機子用スイッチング素子41を利用して、電機子巻線12bの通電制御を行う。
収容凹部31内に、制御基板40等が収容された状態で、絶縁性の樹脂材が領域(制御基板40が収容される領域)に充填されることにより、樹脂層31aが設けられている。また、収容凹部31の底部31bには、ヒートシンク32が設けられている。この収容凹部31の開口部は、蓋部材33により覆われている。
収容ケース30のハウジング11側の端面には、軸方向に沿ってハウジング11側に突出する円弧状の係合部35が形成されている。係合部35は、ハウジング11の軸方向に沿って収容ケース30側に突出する被係合部11bに対して、径方向に係合するように形成されている。そして、収容ケース30は、係合部35と被係合部11bが係合された状態で、ネジ36などによってハウジング11に固定されている。
図1に示すように、収容ケース30がハウジング11に固定されている状態で、収容ケース30と、ハウジング11との間には、空間が形成されている。この空間に、ブラシユニット50が配置されている。このブラシユニット50は、ネジ等を介して、収容ケース30に固定されている。
ブラシユニット50は、スリップリング14aの外周と接触するブラシ51と、ブラシ51を保持するブラシホルダ52を備える。ブラシ51は、スリップリング14aの外周と接触し、且つ、摺動可能となるようにブラシホルダ52により固定されている。また、ブラシ51は、ブラシホルダ52に設けられた弾性部材としてのバネ53により、回転軸14側に押圧されている。
そして、ブラシ51は、図示しない配線を介して制御基板40と接続されており、制御基板40から電力が供給されるように構成されている。そして、ブラシ51は、スリップリング14aを介して当該電力を界磁巻線13bに供給可能に構成されていれる。
次に図3~6に基づき、ブラシホルダ52について詳しく説明する。図3に示すように、ブラシホルダ52は、ブラシ51を保持するブラシ保持部60と、収容部70を備えている。収容部70は、回転軸14の一部をその内部に収容している。
より詳しくは、図3に示すように、収容部70は、ハウジング11から制御基板40側に突出する回転軸14の一部、及び当該回転軸14に固定されたスリップリング14aを覆うように、回転軸14の軸方向に沿って筒状に形成されている。すなわち、ブラシホルダ52は、ハウジング11から軸方向に突出している回転軸14の一部をその内部に収容した状態で、スリップリング14aの外周を覆うように構成されている。また、図4及び図5に示すように、ブラシ保持部60は、収容部70の径方向外側において、箱型に形成されており、収容部70に一体的に固定されている。
ところで、ブラシ51は、天然黒鉛に銅粉を含有し、フェノール樹脂などを結合材として金属黒鉛である。このため、ブラシ51は、スリップリング14aに対して摺動すると、ブラシ摩耗粉が発生する。ブラシ摩耗粉は、動作不良の原因となりうるため、ISG100の外部に排出される必要がある。そこで、ブラシホルダ52(より詳しくは、収容部70)には、回転軸14の軸方向に開口する第1通気孔81と、回転軸14の径方向に開口する第2通気孔82とが設けられている。以下、詳しく説明する。
図3に示すように、ブラシホルダ52の収容部70は、軸方向において反モータ側の端部(以下、上端部71と示す)と、モータ側の端部(以下、下端部72と示す)と、軸方向に沿って上端部71と下端部72とを繋ぐように設けられた筒状の外壁部73と、を備えている。
そして、図3及ぶ図4に示すように、上端部71には、軸方向に沿って開口する第1通気孔81が設けられている。この第1通気孔81は、回転軸14を中心として、略円形となるように形成されている。したがって、上端部71は、略円環状に形成されている。また、図3に示すように、第1通気孔81には、回転軸14が挿通されるようになっている。そして、回転軸14の先端(より詳しくは、磁石91)が、軸方向において収容部70の外部に突出するように構成されている。
また、第1通気孔81に回転軸14が挿通された状態において、回転軸14と第1通気孔81の縁との間に隙間が形成されるように、第1通気孔81は、回転軸14よりも大きく形成されている。なお、下端部72も上端部71と同様に略円環状に形成されている。そして、下端部72に形成された貫通孔を介して、回転軸14が挿通されている。
また、図1に示すように、ISG100には、ISG100の外部に向かって空気が流れる通風路101が設けられており、ブラシホルダ52は、第1通気孔81が当該通風路101に連通するように配置されている。なお、図1において、破線の矢印Y10により、ブラシホルダ52の第1通気孔81から外部までの空気の流れを示す。図1では図示していないが、ハウジング11には、空気の通り口となる孔部が複数設けられている。
また、図1に示すように、収容ケース30のモータ10(ブラシユニット50)側の端面には、モータ10側に開口する凹部37が設けられている。そして、制御装置20がハウジング11に固定された場合、ブラシユニット50は、その凹部37により上端部71が覆われるようになっている。その際、凹部37は、制御装置20がハウジング11に固定された場合、軸方向において、ブラシユニット50と所定間隔を空けて離間するように配置されている。また、凹部37の側壁37aは、制御装置20がハウジング11に固定された場合、軸方向において、ブラシユニット50の上端部71よりもモータ10側にその先端が配置されるように構成されている。このため、収容ケース30は、カバー部材に相当する。
そして、図3及び図4に示すように、外壁部73には、径方向外側に開口する第2通気孔82が設けられている。より詳しくは、回転軸14を中心として、ブラシ保持部60とは反対側(周方向において180度離れた位置)、つまり、ブラシ51とは反対側に、第2通気孔82が設けられている。第2通気孔82は、周方向において外壁部73の一部に設けられている。より具体的には、第2通気孔82は、回転軸14を中心として、周方向において180度未満の範囲で設けられている。
また、図3及び図5に示すように、第2通気孔82は、軸方向にそって、縦長に設けられている。より詳しくは、第2通気孔82は、収容部70の上端部71から、軸方向においてスリップリング14aの全体に亘って設けられている。つまり、軸方向において、第2通気孔82は、スリップリング14aよりもモータ10側に至るまで設けられている。
ところで、第2通気孔82を介してブラシホルダ52内に水滴などが浸入すると、蓄積されたブラシ摩耗粉が固まり、排出されにくくなる可能性がある。また、ショートの原因にもなり得る。
そこで、図4及び図6に示すように、ブラシホルダ52の収容部70には、回転軸14(スリップリング14a)よりも径方向の外側であって、且つ、外壁部73よりも径方向の内側において内壁部74が設けられている。そして、この内壁部74が、外壁部73の第2通気孔82よりも径方向の内側に配置されている。
図6に示すように、この内壁部74は、外壁部73に沿って設けられており、軸方向から見た場合、円弧状となっている。つまり、内壁部74は、回転軸の周方向の一部に設けられている。より詳しくは、内壁部74は、回転軸14を中心として、周方向において180度未満の範囲であって、第2通気孔82よりも大きい範囲で設けられている。また、図6に示すように、回転軸14の周方向において、内壁部74が設けられている範囲W1は、内壁部74が設けられていない範囲W2よりも小さくなっている。
また、回転軸14の周方向における内壁部74の両端部である第1端部74a及び第2端部74bは、それぞれ径方向において外壁部73と重複している。すなわち、内壁部74は、径方向において第2通気孔82の全体と重複するように設けられている。そして、第1端部74a及び第2端部74bは、それぞれ外壁部73から離間しており、外壁部73と内壁部74との間に周方向に沿って空気が出入りする隙間が形成されている。
図3に示すように、この内壁部74は、下端部72に立設されており、軸方向に沿って上端部71に至るまで延びるように形成されている。なお、図4に示すように、上端部71において、内壁部74と外壁部73との間(径方向における間)には、隙間が形成されている。
このような内壁部74を設けることにより、第2通気孔82を介してブラシホルダ52の外部から水滴などが浸入することを抑制することができる。それと共に、内壁部74と外壁部73との間における隙間(周方向に開口する隙間)から、第2通気孔82を介して流入した空気をブラシホルダ52に導くことができる。
また、第1通気孔81の開口面積は、内壁部74と外壁部73との間における隙間(周方向に開口する隙間)の開口面積、及び第2通気孔82の開口面積よりも小さく形成されている。
より詳しく説明すると、図4に示すように、第1通気孔81に回転軸14が挿通された状態において、回転軸14の外周から第1通気孔81の縁までの間における径方向の距離d1は、内壁部74と外壁部73との間における径方向の距離d2と比較して、短くなっている。また、図5に示すように、軸方向における第2通気孔82の長さd3は、周方向における第1通気孔81の縁の長さと比較して、長くなっている。なお、第1通気孔81の開口面積は、内壁部74と外壁部73との間における隙間の開口面積より小さくなるのであれば、距離d1が、距離d2よりも長くなってもよい。同様に、軸方向における第2通気孔82の長さd3は、周方向における第1通気孔81の縁の長さと比較して短くなってもよい。
また、図4に示すように、外壁部73には、軸方向における第2通気孔82の縁に沿って、径方向の外側に突出する突出部75が設けられている。すなわち、突出部75は、収容部70の上端部71から下端部72に至るまで軸方向に沿って設けられており、外壁部73から径方向外側に突出するように形成されている。
また、図7に示すように、第2通気孔82は、車両にISG100が搭載(固定)された場合、ブラシホルダ52の下側に配置されるようになっている。つまり、ブラシユニット50は、車両にISG100が搭載(固定)された場合、回転軸14が水平方向と平行となるように配置され、かつ、第2通気孔82が水平面(回転軸14)よりも下側となるように配置される。なお、図7において、水平面を破線で示す。
次に、回転軸14が回転した際における空気の流れについて説明する。回転軸14の回転方向は、図4における矢印Y11が示すように、内壁部74が設けられていない範囲W2において、第1端部74a側から、第2端部74b側に向かう方向となっている。このため、回転軸14の回転に伴って空気の流れができ、第2通気孔82から流入した空気が、第1端部74aと外壁部73との間の隙間を介して、ブラシホルダ52に引き込まれて流入する。ブラシホルダ52内の空気は、回転軸14の回転に伴ってスリップリング14aの周りを流れる。その際、ブラシホルダ52内のブラシ摩耗粉、例えば、スリップリング14aとブラシ51との当接箇所に蓄積されたブラシ摩耗粉は、空気の流れに従って、回転軸14の周りを回転することとなる。
そして、ブラシホルダ52内の空気は、第1通気孔81を介して、ブラシホルダ52の外部に排出される。その際、空気と共に、ブラシ摩耗粉も排出される。ブラシホルダ52の外部に排出された空気及びブラシ摩耗粉は、通風路101を流れて、ISG100の外部に排出される。なお、下端部72側に設けられた貫通孔は、ハウジング11により閉塞されているため、当該貫通孔を介して、空気が流出し、ブラシ摩耗粉が排出されることはない。
また、第1通気孔81の開口面積は、第1端部74aと外壁部73との間の隙間における開口面積(及び第2通気孔82の開口面積)よりも狭い。このため、回転軸14の回転に伴い、内壁部74と外壁部73との間の隙間から空気が大量に流入すると、第1通気孔81から排出される空気の流速が早くなる。このため、より効率的にブラシ摩耗粉を排出することが可能となる。
以上説明した本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
ブラシホルダ52には、回転軸14の軸方向に開口する第1通気孔81と、回転軸14の径方向に開口する第2通気孔82とが設けられている。これにより、回転軸14が回転すると、回転軸14の径方向に開口する第2通気孔82から空気が流入し、回転軸14及びスリップリング14aの回転に伴ってブラシホルダ52内において空気が流れる。その際、回転軸14の外周、すなわち、スリップリング14aの外周を巻き込むように空気が流れるので、第1通気孔81及び第2通気孔82から離れた奥側においても空気の流れを作ることができる。そして、回転軸14の軸方向に開口する第1通気孔81から空気が排出され、それと共に、ブラシ摩耗粉も外部に排出可能となる。これにより、通気孔から離れた奥側においても、十分な空気の流れを作ることができ、ブラシ摩耗粉の排出性能を向上することができる。
第2通気孔82の内側に内壁部74を設けた。これにより、外壁部73と内壁部74との間の隙間からブラシホルダ52の内部へ空気を流入させる一方で、ブラシホルダ52の外部から水滴やほこりなどが第2通気孔82を介して浸入することを抑制できる。つまり、ブラシ摩耗粉の排出性能が低下することを抑制できる。また、内壁部74を設けて水滴などの浸入を抑制するため、第2通気孔82や、外壁部73と内壁部74との間の隙間を大きくして、空気の流れをよくすることも可能となる。すなわち、空気の流れを良くして、ブラシ摩耗粉の排出性能を向上することができる。
内壁部74の第1端部74a及び第2端部74bを、外壁部73から離間するように構成した。このように構成したことにより、第2通気孔82から径方向に沿って流入した空気を、内壁部74の第1端部74aと外壁部73により形成された周方向の通路を介して、周方向に沿ってブラシホルダ内に流入させることができる。また、回転軸14の回転に伴ってブラシホルダ52内の空気が回転する際、第2端部74bと外壁部73との隙間からも空気をブラシホルダ52内に流入させることができる。また、回転軸14の回転に伴ってブラシホルダ52内の空気が第2端部74bと外壁部73との隙間から流出しても、内壁部74の外側を通過させて、第1端部74a側から再び内部に流入させることができる。これにより、大量の空気をブラシホルダ52内に流入させやすくなる。
周方向において、内壁部74が設けられていない範囲W2を、内壁部74が設けられている範囲W1よりも大きくした。これにより、内壁部74が設けられている範囲W1を、内壁部74が設けられていない範囲W2よりも大きくした場合と比較して、内壁部74と外壁部73との隙間から流入した空気を、回転軸14の回転により還流させやすい。このため、ブラシ摩耗粉の排出性能を向上させることができる。
回転軸14の外周から第1通気孔81の縁までの間における径方向の距離d1を、内壁部74と外壁部73との間における径方向の距離d2と比較して、短くしている。また、軸方向における第2通気孔82の長さd3を、周方向における第1通気孔81の縁の長さと比較して、長くしている。すなわち、第1通気孔81の開口面積を、内壁部74と外壁部73との間における隙間の開口面積、及び第2通気孔82の開口面積よりも小さく形成している。これにより、内壁部74と外壁部73との間における隙間によって形成される空気の流入口が大きくなる一方、第1通気孔81によって形成される流出口が小さくなる。このため、ブラシホルダ52の内部を通過する空気の流速を早くすることができ、ブラシ摩耗粉の排出性能を向上させることができる。
(他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されず、例えば以下のように実施してもよい。なお、以下では、各実施形態で互いに同一又は均等である部分には同一符号を付しており、同一符号の部分についてはその説明を援用する。
上記実施形態では、界磁巻線側のモータ10であるならば、モータ10の構成はこれに限らない。
上記実施形態において、図8に示すように、第1端部74aと外壁部73との間における径方向の距離d11を、第2端部74bと外壁部73との間における径方向の距離d12よりも長くしてもよい。このようにすることにより、回転軸14の回転に伴って、ブラシホルダ52内で空気が回転した場合、空気が第1端部74a側から流入しやすく、第2端部74b側から流出しにくくなっている。このため、ブラシホルダ52内の空気を、第1通気孔81側から流出させやすくなっている。したがって、ブラシホルダ52内の奥側におけるブラシ摩耗粉を効率よく排出させることができる。
上記実施形態において、図9及び図10に示すように、外壁部73に、回転軸14の周方向に沿って、径方向の外側に突出するフランジ部77を設けてもよい。このフランジ部77は、軸方向において、外壁部73のいずれの場所に設けてもよいが、図9及び図10に示すように、軸方向において、第1通気孔81が設けられている上端部71側の端部付近に設けられることが望ましい。
また、図11に示すように、車両にISG100が搭載された場合に、回転軸14を基準として、外壁部73の上側から下側に亘ってフランジ部77が形成されていることが望ましい。その際、第2通気孔82付近までフランジ部77が形成されていることがより望ましい。このようなフランジ部77を設けることにより、ブラシホルダ52の外壁部73を伝わって、第1通気孔81から水滴が浸入することを抑制することができる。図11において、水平面を破線で示す。
上記実施形態において、図12に示すように、回転軸14に、軸方向に空気の流れを作るファン78を設けてもよい。その際、第1通気孔81は、回転軸14に沿って形成されていることが望ましい。このファン78により、第1通気孔81から空気が流れるように、空気の流れを作りやすくなり、ブラシ摩耗粉の排出性能を向上させることができる。
上記実施形態において、図13に示すように、第2端部74bと外壁部73とを繋げてもよい。このようにしても、回転軸14の回転方向は、矢印Y11の方向となっているため、回転軸14の回転に伴い、第1端部74aと外壁部73との隙間を介して、ブラシホルダ52内部に空気を引き込むような空気の流れが作られる。このため、効率的にブラシホルダ52内に空気を流入させることができる。それに伴って、第1通気孔81から軸方向に沿って空気が排出させることができる。したがって、空気の流れが良くなり、ブラシ摩耗粉の排出性能を向上することができる。なお、回転軸14の回転方向は、内壁部74が設けられていない範囲W2において、回転軸14の回転方向は、第1端部74a側から第2端部74b側に向かう方向となっている。
上記実施形態において、ISG100が車両に搭載された場合に、ブラシホルダ52の第2通気孔82が、ブラシホルダ52の下側に配置されていなくてもよい。
上記実施形態において、第2通気孔82の縁に突出部75を設けなくてもよい。
上記実施形態において、外壁部73の第2通気孔82が、収容ケース30などの外部部材により覆われており、外部からの水滴などの浸入が抑制されているのであれば、内壁部74を設けなくてもよい。
14…回転軸、14a…スリップリング、50…ブラシユニット、51…ブラシ、52…ブラシホルダ、81…第1通気孔、82…第2通気孔、100…ISG。

Claims (12)

  1. 回転電機(100)に用いられるブラシユニット(50)において、
    前記回転電機の回転軸(14)の外周に設けられたスリップリング(14a)に対して摺動可能に当接するブラシ(51)と、
    前記ブラシを保持するブラシホルダ(52)と、を備え、
    前記ブラシホルダは、前記回転軸の一部をその内部に収容した状態で、前記スリップリングの外周を覆うように構成されており、
    前記ブラシホルダには、前記回転軸の軸方向に開口する第1通気孔(81)と、前記回転軸の径方向に開口する第2通気孔(82)とが設けられており、
    前記ブラシホルダは、
    前記軸方向に沿って設けられた筒状の外壁部(73)と、
    前記スリップリングよりも前記径方向の外側であって、且つ、前記外壁部よりも前記径方向の内側において前記外壁部に沿って設けられる内壁部(74)と、を備え、
    前記第2通気孔は、前記外壁部に設けられており、
    前記内壁部は、前記回転軸の周方向の一部であって、且つ、前記径方向において前記第2通気孔の内側に配置されており、
    前記回転軸の周方向における前記内壁部の両端部である第1端部(74a)及び第2端部(74b)は、それぞれ前記径方向において前記外壁部と重複しているとともに、前記第1端部及び前記第2端部は、それぞれ前記外壁部から離間しており、
    前記周方向において前記内壁部が設けられていない範囲(W2)において、前記回転軸の回転方向は、前記第1端部側から前記第2端部側に向かう方向(Y11)であり、
    前記第1端部と前記外壁部との間における前記径方向の距離(d11)は、前記第2端部と前記外壁部との間における前記径方向の距離(d12)よりも長いブラシユニット。
  2. 前記第1通気孔は、前記回転軸が挿通されるように構成されており、
    前記回転軸が挿通された状態において、前記回転軸から前記第1通気孔の縁までの間における前記径方向の距離(d1)は、前記内壁部と前記外壁部との間における前記径方向の距離(d2)と比較して、短くなっており、
    前記第2通気孔は、前記軸方向に沿って形成されており、前記軸方向における前記第2通気孔の長さ(d3)は、前記周方向における前記第1通気孔の縁の長さと比較して、長い請求項1に記載のブラシユニット。
  3. 回転電機(100)に用いられるブラシユニット(50)において、
    前記回転電機の回転軸(14)の外周に設けられたスリップリング(14a)に対して摺動可能に当接するブラシ(51)と、
    前記ブラシを保持するブラシホルダ(52)と、を備え、
    前記ブラシホルダは、前記回転軸の一部をその内部に収容した状態で、前記スリップリングの外周を覆うように構成されており、
    前記ブラシホルダには、前記回転軸の軸方向に開口する第1通気孔(81)と、前記回転軸の径方向に開口する第2通気孔(82)とが設けられており、
    前記ブラシホルダは、
    前記軸方向に沿って設けられた筒状の外壁部(73)と、
    前記スリップリングよりも前記径方向の外側であって、且つ、前記外壁部よりも前記径方向の内側において前記外壁部に沿って設けられる内壁部(74)と、を備え、
    前記第2通気孔は、前記外壁部に設けられており、
    前記内壁部は、前記回転軸の周方向の一部であって、且つ、前記径方向において前記第2通気孔の内側に配置されており、
    前記第1通気孔は、前記回転軸が挿通されるように構成されており、
    前記回転軸が挿通された状態において、前記回転軸から前記第1通気孔の縁までの間における前記径方向の距離(d1)は、前記内壁部と前記外壁部との間における前記径方向の距離(d2)と比較して、短くなっており、
    前記第2通気孔は、前記軸方向に沿って形成されており、前記軸方向における前記第2通気孔の長さ(d3)は、前記周方向における前記第1通気孔の縁の長さと比較して、長いブラシユニット。
  4. 前記回転軸の周方向における前記内壁部の両端部である第1端部及び第2端部のうち、前記第1端部は、前記外壁部から離間しており、
    前記周方向において前記内壁部が設けられていない範囲(W2)において、前記回転軸の回転方向は、前記第1端部側から前記第2端部側に向かう方向(Y11)である請求項に記載のブラシユニット。
  5. 前記回転軸の周方向において、前記内壁部が設けられている範囲(W1)は、前記内壁部が設けられていない範囲よりも小さい請求項1~4のうちいずれか1項に記載のブラシユニット。
  6. 前記回転電機は、車両に用いられるものであり、前記回転電機が前記車両に搭載された場合、前記ブラシホルダの前記第2通気孔は、前記ブラシホルダの下側に配置される請求項1~のうちいずれか1項に記載のブラシユニット。
  7. 前記スリップリングの外周を覆う前記ブラシホルダの外壁部には、前記軸方向における前記第2通気孔の縁に沿って、前記径方向の外側に突出する突出部(75)が設けられている請求項1~のうちいずれか1項に記載のブラシユニット。
  8. 前記スリップリングの外周を覆う前記ブラシホルダの外壁部には、前記回転軸の周方向に沿って、前記径方向の外側に突出するフランジ部(77)が設けられており、
    前記フランジ部は、前記軸方向において、前記第1通気孔側の端部に設けられている請求項1~のうちいずれか1項に記載のブラシユニット。
  9. 前記回転電機には、前記回転電機の外部に向かって空気が流れる通風路(101)が設けられており、前記ブラシホルダは、前記第1通気孔が当該通風路に連通するように配置される請求項1~のうちいずれか1項に記載のブラシユニット。
  10. 前記回転軸には、前記軸方向に空気の流れを作るファン(78)が設けられており、
    前記第1通気孔は、前記回転軸に沿って形成されている請求項1~のうちいずれか1項に記載のブラシユニット。
  11. 前記回転電機には、前記ブラシホルダを覆うカバー部材(30)が設けられており、
    前記ブラシホルダは、前記軸方向において、前記第1通気孔と前記カバー部材とが重なるように配置され、且つ、前記径方向において、前記スリップリングの外周を覆う前記ブラシホルダの外壁部と前記カバー部材とが重なるように配置される請求項1~10のうちいずれか1項に記載のブラシユニット。
  12. 巻線界磁型の回転電機(100)であって、
    界磁巻線と、
    前記回転電機の回転軸(14)の外周に設けられ、前記回転電機の界磁巻線に接続されるスリップリング(14a)と、
    請求項1~11のうちいずれか1項に記載のブラシユニット(50)と、を備えた回転電機。
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