JP7026521B2 - 薬剤揮散器および薬剤用容器 - Google Patents
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Description
この薬剤揮散器は、薬剤用容器の上部に開口部を設け、この開口部に上下に移動可能に装飾体を挿入して装飾体の上部を薬剤用容器の上方に位置させ、装飾体の下端を薬剤の上面に載せ、薬剤の減少に伴って装飾体を下降させるようにしたものである。
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであり、その目的は、薬剤揮散器の大きさを、薬剤を収納する薬剤用容器の大きさに留め、しかも、動的な趣向を楽しみつつ薬剤の残量を容易に確認できる薬剤揮散器および薬剤用容器を提供することにある。
また、本発明は、開口部を有し揮散成分が揮散し体積が収縮する薬剤が収容される容器本体と、前記開口部に被せられ揮散孔が形成された表面板部を有する蓋板とを備えた薬剤用容器であって、前記容器本体に、前記薬剤の部分に係止する係止部が設けられ、前記蓋板に、前記係止部に向かって収縮する薬剤収縮部分に連結され前記薬剤収縮部分の収縮に伴って前記表面板部の面方向に沿って移動する移動装飾部が設けられていることを特徴とする。
しかも、移動する移動装飾部を含んだ薬剤揮散器の大きさを、薬剤を収納する薬剤用容器の大きさに留めることができ、従来のように、薬剤揮散器を上方に大きなスペースがある場所にしか設置できないという不具合はなく、狭いスペースに設置でき、使い勝手に優れる。
また、表面板部を上向きにして使用することも、あるいは、水平方向に向けて使用することもでき、使い勝手に優れる。
図1、図2に示すように、薬剤揮散器10は、薬剤12と、薬剤12を収容する薬剤用容器14と、係止部16(図3参照)と、移動装飾部18とを含んで構成されている。
薬剤12として、例えば、芳香剤や消臭剤などが挙げられる。
薬剤12は、揮散成分と揮散成分を揮散可能に保持する収縮性を有するゲル基剤とで構成され固形またはゲル状を呈し、時間の経過に伴って揮散成分が揮散し体積が減少してき、すなわち収縮していき、平面視形状が小さくなり、また、厚さも薄くなる。
図3に示すように、容器本体20は、円形の底板部2002と、底板部2002の周囲から起立する側板部2004とを備えている。
側板部2004の外周面の上部には、外径を小さくした小径部2006が設けられ、側板部2004の内周面の上端の内側が開口部2008となっている。
底板部2002の直径上を通る想像線を挟んで底板部2002から一対の仕切り板2010が起立し、一対の仕切り板2010は平行して互いに対向している。
一対の仕切り板2010は、容器本体20に収容される薬剤12に対して薬剤12の収縮(移動)を可能とした状態で薬剤12に接触する箇所である。
一対の仕切り板2010の長手方向の一端は側板部2004の内周面に連結され、長手方向の他端は側板部2004の内周面から離され、側板部2004の内周面寄りの箇所に位置している。
係止部16は、本実施の形態では、底板部2002から突設された円柱状のピンで形成されている。
係止部16は、薬剤用容器14に収容される薬剤12の部分に係止する箇所である。
係止部16が1つの場合、時間の経過に伴って薬剤12は係止部16に向かって収縮し、係止部16が係止する薬剤12の周辺部分の収縮量が最も小さく、係止部16から最も離れた薬剤12の部分の収縮量が最も大きい。
すなわち、係止部16は、薬剤12の部分に係止し時間の経過に伴って収縮する薬剤12の収縮量の分布を決定する箇所でもある。
未使用の薬剤12は、底板部2002に対応した直径の円盤状を呈し、その底面は底板部2002に収縮(移動)可能な状態で接触し、その外周面は一対の仕切り板2010に収縮(移動)可能な状態で接触すると共に、側板部2004の内周面に近接しあるいは収縮(移動)可能な状態で接触している。
図4に薬剤12の上面12Aを想像線で示すように、薬剤12が底板部2002上に収容された状態で、一対の仕切り板2010の上端は薬剤12の上面12Aよりも上方に突出し、係止部16は薬剤12に埋設され、係止部16の上端は薬剤12の上面12Aの近傍に位置している。
したがって、底板部2002上に収容された薬剤12は、一対の仕切り板2010の間に位置する帯状部分1202と、一対の仕切り板2010の外側に位置する2つの円弧状部分1204とに切り離され、それら帯状部分1202と2つの円弧状部分1204の端部は係止部16の近傍で接続されている。
やがて、揮散成分が全てなくなった薬剤12の使用終期では、図10に示すように、帯状部分1202の先部1202Aは一対の仕切り板2010の間で底板部2002の中央に位置し、同様に、2つの円弧状部分1204の先部も底板部2002の中央に位置する。
本実施の形態では、係止部16と反対に位置する帯状部分1202の先部1202Aが、薬剤12の収縮に伴って他の薬剤12の箇所に比べて最も大きな収縮量で収縮する、言い換えると最も大きな移動量で移動する最大薬剤収縮部分である。
そして、係止部16の近傍の箇所を除き帯状部分1202は一対の仕切り板2010により2つの円弧状部分1204から切り離されているので、係止部16から離れた帯状部分1202の先部1202Aは、薬剤12の収縮に伴って確実に一対の仕切り板2010の長手方向に沿って収縮する、言い換えると移動することになる。
この帯状部分1202の先部1202Aには後述するように移動装飾部18の脚部1804が連結される。
したがって、一対の仕切り板2010は、移動装飾部18が連結された薬剤収縮部分(帯状部分1202の先部1202A)と係止部16が係止された薬剤12の部分との間に位置する薬剤部分(帯状部分1202)を、係止部16が係止された薬剤12の部分を除き残りの薬剤部分(2つの円弧状部分1204)から切り離し薬剤収縮部分(帯状部分1202の先部1202A)の収縮方向(移動方向)を定める薬剤収縮用案内部24を構成している。
蓋板22の側板部2204が容器本体20の小径部2006に嵌合された状態で、蓋板22の側板部2204の外周面と容器本体20の側板部2004の外周面とは連続状となり、単一の円筒面を形成する。
表面板部2206には複数の揮散孔2208が設けられ、表面板部2206の外周部全周には装飾2010が形成されている。
また、表面板部2206の外周寄りの箇所から表面板部2206の直径上を延在して表面板部2206の中央に至る長さの長溝が形成され、この長溝により装飾部用案内部26が構成されている。
さらに、表面板部2206には、表面板部2206の中央に位置する装飾部用案内部26の端部に近接させてキャラクターや模様などを構成する固定装飾部28が設けられている。
図7、図8に示すように、移動装飾部18は、装飾部本体1802と、脚部1804とを有している。
装飾部本体1802は固定装飾部28と対をなすキャラクターや模様を構成している。
装飾部本体1802の裏面には、装飾部用案内部26に係脱可能に結合する結合部1806が設けられている。本実施の形態では結合部1806は、装飾部本体1802の裏面から突設された一対の爪体1806Aで構成されている。一対の爪体1806Aが装飾部用案内部26に係脱可能に結合することで、装飾部本体1802は、表面板部2206から外れることなく表面板部2206上で装飾部用案内部26の長手方向に移動可能に配置される。
脚部1804は装飾部本体1802の裏面から突設されている。
装飾部本体1802が結合部1806を介して装飾部用案内部26に移動可能に結合され、蓋板22が容器本体20に嵌合された状態で、脚部1804は一対の仕切り板2010の間に位置し、脚部1804の下端は容器本体20の底板部2002の近傍に位置している。
図9に示すように、脚部1804は一対の仕切り板2010の間隔よりも小さい寸法の幅Wで形成され、したがって、脚部1804が一対の仕切り板2010の間を移動すると、装飾部本体1802は装飾部用案内部26に沿って脚部1804と共に移動する。
これにより脚部1804は、図9に示すように、最大薬剤収縮部分である帯状部分1202の先部1202Aに埋設されて連結され、薬剤揮散器10が構成される。
時間の経過に伴って揮散成分が揮散し薬剤12が収縮していくと、帯状部分1202の先部1202Aが係止部16に近づく方向に移動していき、帯状部分1202の先部1202Aに脚部1804が連結されているため、移動装飾部18も係止部16に近づく方向に移動していき、固定装飾部28と移動装飾部18との間隔が次第に小さくなっていく。
図2に示すように、やがて揮散成分が全て揮散した薬剤12の使用終期では、固定装飾部28と移動装飾部18とが接触し、これにより使用者は薬剤12が使用終期となったことを判断できる。
しかも、移動装飾部18を含めた薬剤揮散器10の大きさを、薬剤12を収納する薬剤用容器14の大きさに留めたので、従来のように、薬剤揮散器10を上方に大きなスペースがある場所にしか設置できないという不具合はなく、狭いスペースにも設置でき、使い勝手に優れる。
また、移動装飾部18が表面板部2206の面方向に沿って移動するので、薬剤揮散器10は、底板部2002を床や棚に置いて表面板部2206を上向きにして使用することもでき、あるいは、容器本体20にフックを取り付け適宜箇所に吊り下げることで表面板部2206を水平方向に向けて使用することもでき、したがって、横置きでも縦置きでもよく使い勝手に優れる。
特に、本実施の形態では、移動装飾部18は、薬剤12の収縮に伴って他の薬剤12の箇所に比べて最も大きな収縮量で収縮する最大薬剤収縮部分に連結されているので、移動装飾部18の移動量も大きく確保され、薬剤12の残量の確認を容易に行なう上でより有利となる。
また、装飾部用案内部26も省略可能であるが、本実施の形態のように、表面板部2206に、装飾部本体1802の移動方向を案内する装飾部用案内部26を設け、装飾部本体1802に装飾部用案内部26に係脱可能に結合する結合部1806を設けると、移動装飾部18が外れることなく移動装飾部18の移動が円滑になされ、表面板部2206を上向きにして使用してもあるいは水平方向に向けて使用しても薬剤12の残量の確認を容易に行なう上で有利となる。
移動装飾部18を表面板部2206の外側から視認できるように容器本体20の内部に設ける場合、移動装飾部18は、使用初期においては表面板部2206に隠れて外側から視認できないように設け、使用終期においては表面板部2206の外側から視認できるように設けてもよく、あるいは、使用初期においては表面板部2206の外側から視認できるように設け、使用終期においては表面板部2206に隠れて外側から視認できるように設けてもよい。
図11は、移動装飾部18が使用終期において表面板部2206の外側から視認できるように容器本体20の内部に設けられた場合を示している。この例では、移動装飾部18は偏平な平板状を呈しており、その表面に薬剤の使用終期を表現した「おわり」の文字が形成されている。
移動装飾部18の裏面から突設された脚部1804が帯状部分1202の先部1202Aに埋設されて連結されている。
薬剤の使用初期では、図11(A)に示すように、移動装飾部18は、表面板部2206の長溝2210から視認できない箇所に位置し、薬剤12の体積の減少による帯状部分1202の先部1202Aの移動に伴って移動装飾部18が移動し、「り」、「わ」の文字がそれらの順に長溝2210に表示され、薬剤の使用終期では、図11(B)に示すように、「おわり」の文字が長溝2210内に表示され、薬剤12の残量の確認を容易に行なう上で有利となる。
また、本実施の形態では、薬剤収縮用案内部24と装飾部用案内部26を共に直線状に形成した場合について説明したが、薬剤収縮用案内部24を直線状に形成し、装飾部用案内部26を曲線状に形成してもよく、あるいは、薬剤収縮用案内部24を曲線状に形成し、装飾部用案内部26を直線状に形成してもよく、あるいは、双方を曲線状に形成してもよい。
また、移動装飾部18を複数設ける場合には、仕切り板により薬剤12を複数に切り離し、切り離された薬剤12に係止部16をそれぞれ係止させ、移動装飾部18を大きな収縮量で収縮する薬剤収縮部分にそれぞれ連結すればよい。
次に、このように移動装飾部18を複数設けた変形例について説明する。
図12に示す変形例では、不図示であるが、蓋板22の表面板部2206に移動装飾部18が2つ設けられ、表面板部2206に移動装飾部18に対応して装飾部用案内部26が2つ設けられている。
また、容器本体20の底板部2002に係止部16が2つ設けられ、薬剤12に大きな収縮量で収縮する薬剤収縮部分が2つ設けられ、それら薬剤収縮部分の収縮方向を定める薬剤収縮用案内部24が2つ設けられている。
すなわち、薬剤揮散器10の容器本体20の底板部2002上には、底板部2002の直径上を延在して中央仕切り板2020が立設され、中央仕切り板2020の両側にそれぞれ側部仕切り板2022が立設されている。
各側部仕切り板2022の長手方向の一方の端部は、容器本体20の側板部2004に接続され、他方の端部は側板部2004の内周面から切り離された内周面の近傍に位置し、各側部仕切り板2022は底板部2002の中心を中心とした点対象の形状で配置され、この変形例では、中央仕切り板2020と2つの側部仕切り板2022とにより薬剤収縮用案内部24が構成されている。
係止部16は、平面視した場合、中央仕切り板2020と側部仕切り板2022の中心線上で側板部2004の内周面寄りの箇所に設けられている。
このように薬剤12が底板部2002上に収容された状態で、薬剤12は、中央仕切り板2020により2分される。そして2分された薬剤12は、さらに、中央仕切り板2020と側部仕切り板2022との間に位置する帯状部分1202と、各側部仕切り板2022の外側に位置する円弧状部分1204とに切り離され、それら帯状部分1202と円弧状部分1204の端部は係止部16の近傍で接続されている。
したがって、係止部16と反対に位置する各帯状部分1202の先部1202Aが、薬剤12の収縮に伴って他の薬剤12の箇所に比べて最も大きな収縮量で収縮する最大薬剤収縮部分であり、図12(A)に示すように、この最大薬剤収縮部分に各移動装飾部18の脚部1804が連結されている。
やがて、揮散成分がなくなった薬剤12の使用終期では、図12(B)に示すように、帯状部分1202の先部1202Aは中央仕切り板2020と側部仕切り板2022の間で底板部2002の中央に位置し、同様に、2つの円弧状部分1204の先部も底板部2002の中央に位置し、各移動装飾部18は表面板部2206の中央部に位置する。
なお、移動装飾部18の装飾部本体1802をなすキャラクターや模様などは、移動装飾部18の数や動きに応じて、あるいは用いるゲル基剤の収縮性に応じて、装飾性が発揮されるように適宜決定される。
したがって、このような変形例によっても、動的な趣向を楽しみつつ薬剤12の残量を容易に確認でき、しかも、従来のように、薬剤揮散器10を上方に大きなスペースがある場所にしか設置できないという不具合はなく、使い勝手に優れるという前記第1の実施の形態と同様な効果が奏される。
底板部2002と表面板部2206は正方形を呈し、底板部2002上で仕切り板2030が正方形の対角線上を延在し、底板部2002が4つの三角形の領域に仕切られ、この変形例では底板部2002に薬剤収縮用案内部24は設けられていない。
係止部16は、各三角形の領域で正方形の中央近傍に設けられている。
このように薬剤12が底板部2002上に収容された状態で、薬剤12は、仕切り板2030により4つの三角形の板状部分1230に切り離される。
切り離された薬剤12の三角形の板状部分1230は、底板部2002の中央近傍で係止部16に係止し、各薬剤12の三角形の板状部分1230で底板部2002の4辺の中央近傍部分に移動装飾部18の脚部1804を連結している。
移動装飾部18の脚部1804が連結された底板部2002の4辺の中央近傍部分は、係止部16の近傍の薬剤部分に比べて収縮量が大きい薬剤収縮部分である。
やがて、揮散成分がなくなった薬剤12の使用終期では、図13(B)に示すように、各薬剤12の三角形の板状部分1230が収縮し底板部2002の4辺と底板部2002の中央との中間箇所に位置し、各移動装飾部18は表面板部2206の4辺と表面板部2206の中央との中間箇所に位置する。
したがって、このような変形例によっても、動的な趣向を楽しみつつ薬剤12の残量を容易に確認でき、しかも、従来のように、薬剤揮散器10を上方に大きなスペースがある場所にしか設置できないという不具合はなく、使い勝手に優れるという前記第1の実施の形態と同様な効果が奏される。
12 薬剤
1202 帯状部分
14 薬剤用容器
16 係止部
18 移動装飾部
1802装飾部本体
1804 脚部
1806 結合部
1806A 一対の爪体
20 容器本体
2002 底板部
2004 側板部
2010 仕切り板
2020 中央仕切り板
2022 側部仕切り板
2030 仕切り板
22 蓋板
2206 表面板部
2208 揮散孔
24 薬剤収縮用案内部
26 装飾部用案内部
28 固定装飾部
Claims (10)
- 揮散成分が揮散し体積が収縮する薬剤と、前記薬剤を収容する薬剤用容器とを備える薬剤揮散器であって、
前記薬剤用容器は、開口部を有し前記薬剤が収容される容器本体と、前記開口部に被せられ揮散孔が形成された表面板部を有する蓋板とを備え、
前記容器本体に、前記薬剤の部分に係止する係止部が設けられ、
前記係止部に向かって収縮する薬剤収縮部分に連結され前記薬剤収縮部分の収縮に伴って前記表面板部の面方向に沿って移動する移動装飾部が設けられている、
ことを特徴とする薬剤揮散器。 - 前記薬剤収縮部分は、前記薬剤の収縮に伴って他の前記薬剤の箇所に比べて最も大きな収縮量で収縮する最大薬剤収縮部分である、
ことを特徴とする請求項1記載の薬剤揮散器。 - 前記容器本体に、前記移動装飾部が連結された前記薬剤収縮部分と前記係止部が係止された前記薬剤の部分との間に位置する薬剤部分を、前記係止部が係止した前記薬剤の部分を除き残りの薬剤部分から切り離し前記薬剤収縮部分の移動方向を定める薬剤収縮用案内部が設けられている、
ことを特徴とする請求項1または2記載の薬剤揮散器。 - 前記薬剤は容器本体内で仕切り板により複数に切り離され、前記係止部は切り離された前記薬剤毎にそれぞれ設けられ、前記薬剤収縮用案内部は前記係止部に対応して複数設けられ、前記移動装飾部は、前記薬剤収縮用案内部で収縮方向が定められた前記薬剤収縮部分毎に連結されて複数設けられている、
ことを特徴とする請求項3記載の薬剤揮散器。 - 前記移動装飾部は、前記表面板部に設けられている、
ことを特徴とする請求項1~4の何れか1項記載の薬剤揮散器。 - 前記移動装飾部は、前記表面板部に配置された装飾部本体と、前記装飾部本体から突設されその先部が前記薬剤収縮部分に連結される脚部とを有している、
ことを特徴とする請求項5記載の薬剤揮散器。 - 前記表面板部に、前記装飾部本体の移動方向を案内する装飾部用案内部が設けられ、
前記装飾部本体に、前記装飾部用案内部に係脱可能に結合する結合部が設けられている、
ことを特徴とする請求項6記載の薬剤揮散器。 - 前記容器本体は、円形の底板部と、前記底板部の周囲から起立する側板部とを備え、
前記係止部は、前記底板部の前記側板部寄りの箇所に設けられ、
前記薬剤は、前記係止部に係止して前記底板部に対応した輪郭で前記側板部の内側に収容される体積をもった所定厚みの円盤状を呈し、
前記厚みよりも大きい寸法の高さを有し前記係止部を通り前記円形の直径上を通る想像線を挟んで前記底板部から起立し互いに対向する一対の仕切り板が設けられ、
前記一対の仕切り板により前記一対の仕切り板の間に位置する前記薬剤の部分は、前記係止部が係止した前記薬剤の部分を除き残りの薬剤の部分から切り離された帯状部分となり、
前記移動装飾部が連結された前記薬剤収縮部分は、前記係止部と反対に位置する前記帯状部分の先部であり、
前記薬剤収縮用案内部は、前記一対の仕切り板で構成され、
前記移動装飾部は、前記表面板部に配置された装飾部本体と、前記装飾部本体から突設され前記帯状部分の先部に連結される脚部とを有している、
ことを特徴とする請求項3記載の薬剤揮散器。 - 開口部を有し揮散成分が揮散し体積が収縮する薬剤が収容される容器本体と、前記開口部に被せられ揮散孔が形成された表面板部を有する蓋板とを備えた薬剤用容器であって、
前記容器本体に、前記薬剤の部分に係止する係止部が設けられ、
前記蓋板に、前記係止部に向かって収縮する薬剤収縮部分に連結され前記薬剤収縮部分の収縮に伴って前記表面板部の面方向に沿って移動する移動装飾部が設けられている、
ことを特徴とする薬剤用容器。 - 前記容器本体に、前記移動装飾部が連結された前記薬剤収縮部分と前記係止部が係止された前記薬剤の部分との間に位置する薬剤部分を、前記係止部が係止した前記薬剤の部分を除き残りの薬剤部分から切り離し前記薬剤収縮部分の移動方向を定める薬剤収縮用案内部が設けられている、
ことを特徴とする請求項9記載の薬剤用容器。
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