JP7025884B2 - 太陽電池モジュール設置用架台 - Google Patents

太陽電池モジュール設置用架台 Download PDF

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Description

本発明は、平面視長方形の太陽電池モジュールを所定の設置角度に傾斜させて載置させる太陽電池モジュールの設置用架台に関するものである。
助成金や補助金の制度改革に伴い、特に2010年以降、他の電力施設である火力発電所、原子力発電所に比べメンテナンスが容易であり、化石燃料を用いない再生可能エネルギーである太陽光発電の普及が進められてきた。そのうち大規模な発電所はソーラーファームやソーラーパークと呼ばれ、中でも出力が1MW以上の施設は一般にメガソーラと称されている。
メガソーラの事業用地として雑木林や山林を切り開いて施設を新設している自治体があり、自然に優しいと謳いながら自然破壊を伴う活動の矛盾を指摘する声も高まってきている。このような背景から、近年では、ゴルフ場や公園の跡地等をメガソーラの事業用地として、積極的に再利用する動きも見られるようになってきた。
こうした既存施設の跡地を利用する例として、例えばゴルフ場の場合、既に切り開かれている平地として主にフェアウェーが利用される。さらには、より多くの太陽電池モジュールを設置するために、フェアウェー両側の傾斜地も利用される。このような傾斜地や不陸において太陽電池モジュールを設置するための架台が、特許文献1-3には開示されている。
特開2016-220326号公報 特開2017-79523号公報 特開2017-17937号公報
しかしながら特許文献1-3に開示された架台を使用する場合、後述するような平面視長方形の太陽電池モジュールに生じるひずみを解消するために、様々な調整を行わなければならない。そしてこの調整には、多くの部品が必要となる。
そこで、本発明は、傾斜地や不陸がある場所において太陽電池モジュールを簡単に所望する設置角度で設置することができる太陽電池モジュール設置用架台を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の太陽電池モジュールの設置用架台は、平面視長方形の太陽電池モジュールを所定の設置角度に傾斜させて載置させる太陽電池モジュールの設置用架台であって、前記設置角度による傾斜の下部側に間隔を置いて複数の杭が一列に配置される前列杭群と、前記設置角度による傾斜の上部側に間隔を置いて複数の杭が一列に配置される後列杭群と、前記前列杭群の杭頭に接続されて前記一列の方向に直交する回転軸を中心に回転可能な前側回転連結部と、前記後列杭群の杭頭に接続されて前記一列の方向に直交する回転軸を中心に回転可能な後側回転連結部と、前記後側回転連結部と前記太陽電池モジュールとの間に介在される高さ調整部とを備え、前記前側回転連結部と前記後側回転連結部とは、それぞれ対峙する対となるもの同士の前記回転軸が同じ高さに配置されることを特徴とする。
ここで、前記前列杭群と前記後列杭群との間では、それぞれ対峙する対となる杭頭同士が同じ高さに配置される構成とすることができる。また、前記前列杭群の前記前側回転連結部と前記太陽電池モジュールとの間には、前記一列の方向に向けて前列梁が架け渡され、前記高さ調整部と前記太陽電池モジュールとの間には、前記一列の方向に向けて後列梁が架け渡される構成とすることができる。そして、前記高さ調整部は、前記後側回転連結部を中心に広がる同じ長さの2本の斜材によって構成することができる。
このように構成された本発明の太陽電池モジュールの設置用架台では、所定の設置角度に傾斜させる太陽電池モジュールの傾斜の下部側に一列に前列杭群が配置され、上部側には後列杭群が配置される。そして、前列杭群の杭頭の前側回転連結部と後列杭群の杭頭の後側回転連結部とは、それぞれ対峙する対となるもの同士の回転軸が同じ高さに配置される。
この結果、傾斜地や不陸がある場所において太陽電池モジュールを所定の設置角度に傾斜させても、平面視長方形の太陽電池モジュールにひずみが生じることがなくなり、太陽電池モジュールを簡単に設置することができる。
また、前列杭群と後列杭群との間で、それぞれ対峙する対となる杭頭同士を同じ高さに配置するのであれば、施工管理が容易になり、簡単に前側回転連結部と後側回転連結部の回転軸の高さを同じにすることができる。
さらに、前列杭群と後列杭群に前列梁と後列梁とが架け渡されていれば、太陽電池モジュールを下方から受けるために前列杭群と後列杭群との離隔方向に向けて配置される根太材などを、前列杭群の一列方向の任意の位置に配置することができる。
また、高さ調整部を、後側回転連結部を中心に広がる2本の斜材によって構成するのであれば、軽量な部材で剛性の高い太陽電池モジュールの支持構造にすることができる。
本実施の形態の太陽電池モジュールの設置用架台を、南北の傾斜が分かるように示した説明図である。 太陽電池モジュールの設置用架台の後列杭群側を、東西の傾斜が分かるように示した説明図である。 太陽電池モジュールの設置用架台の前列杭群側を、東西の傾斜が分かるように示した説明図である。 傾斜地に平面視長方形の太陽電池モジュールを設置するときに生じるひずみを説明するための説明図である。 本実施の形態の太陽電池モジュールの設置用架台であれば、傾斜地に平面視長方形の太陽電池モジュールを設置するときにひずみが生じないことを説明するための説明図である。 前列杭群の杭の杭頭周辺の構成を拡大して示した説明図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1-図3は、本実施の形態の太陽電池モジュールPの設置用架台1の構成を説明する図である。この太陽電池モジュールPの設置用架台1は、傾斜地Sや不陸のある場所に、太陽電池モジュールPを所定の設置角度θに傾斜させて載置させる際に使用される。
傾斜地Sは、様々な方向に向けて傾斜していることがある。本実施の形態で説明する傾斜地Sは、図1に示すように南北方向では南北勾配S1があり、図2A,2Bに示すように東西方向では東西勾配S2がある。
このような傾斜地Sにおいても、太陽電池モジュールPは、発電効率を向上させるために、受光面を南北方向で傾斜させて設置する。ここでは、設置角度θが20度程度であるとして説明を行う。一方、東西方向においても、傾斜地Sの東西勾配S2に合わせて、太陽電池モジュールPを追従角度θ1(=S2)で傾けて設置することになる。
以下では、太陽電池モジュールPを設置角度θに傾斜させて載置させた際の傾斜の下部側を「前」と表現し、傾斜の上部側を「後」と表現する。すなわち、図1の左側が前側となり、右側が後側となる。
そして、太陽電池モジュールPの傾斜の下部側(前側)と上部側(後側)のそれぞれには、太陽電池モジュールPを支持させるための杭21,31がそれぞれ打ち込まれる。すなわち、図2Bに示すように、太陽電池モジュールPの傾斜の下部側には、間隔を置いて複数の杭21,・・・が一列に配置されて前列杭群2が構成される。また、図2Aに示すように、太陽電池モジュールPの傾斜の上部側には、間隔を置いて複数の杭31,・・・が一列に配置されて後列杭群3が構成される。
前列杭群2の杭21,・・・は、東西方向に一定の間隔で設置される。また、後列杭群3の杭31,・・・も、東西方向に一定の間隔で設置される。そして、前列杭群2のそれぞれの杭21に対峙する位置に、後列杭群3の杭31が配置される。要するに、図2A,2Bに示した斜面の下段、中段及び上段の杭21,31は、それぞれ対になる。
そして図1に示すように、対になった杭21,31同士は、杭頭211,311の高さ(レベル)が杭頭レベルL2で図示したように同じ高さになる。このように対となる杭21,31の杭頭211,311の高さを揃えるのであれば、先に打設された杭21に合わせて後の杭31を打設できるので、施工管理の負担を軽減することができる。
前列杭群2の杭21の杭頭211には、一列の方向(東西方向)に直交する方向(図1の回転レベルL1として図示した方向)の回転軸を中心に回転可能な前側回転連結部41が設けられる。
また、後列杭群3の杭31の杭頭311には、一列の方向(東西方向)に直交する方向(回転レベルL1方向)の回転軸を中心に回転可能な後側回転連結部42が設けられる。ここで、前側回転連結部41と後側回転連結部42の構成は同様であるため、以下では前側回転連結部41を例に詳細について説明する。
図5は、前列杭群2の杭21の杭頭211周辺の構成を拡大して示した説明図である。本実施の形態では、C形鋼や角形鋼管などの角柱状に形成された杭21を使用する場合を例に説明する。
この杭頭211には、杭頭金具43が取り付けられる。この杭頭金具43は、杭21の上端面に載置される長方形板状の上面部431と、上面部431の下面から杭頭211の側面に沿って垂下される一対の垂下壁部432,432とによって主に構成される。
そして、この杭頭金具43の上面部431には、台座金具44が載置される。この台座金具44は、上面部431に重ね合わせる長方形板状の底面部441と、軸支プレート45の厚さ分だけ間隔を置いて底面部441から立設される一対の立壁部442,442とによって主に構成される。
この台座金具44の底面部441には、立壁部442の延伸方向(東西方向)と同じ方向に延伸される長穴447が穿孔される。また、立壁部442には、鉛直方向に延伸される長穴445が穿孔される。
長方形板状の立壁部442,442は、長方形板状の垂下壁部432,432とは平面視で直交する方向に向けて配置される。杭頭金具43は、杭頭211を挟んで配置される垂下壁部432,432に沿ってスライドさせることで、杭頭211上で南北方向の平面位置の微調整を行わせることができる。
また、杭頭金具43の上面部431の下方から挿し込まれる固定ボルト433は、台座金具44の底面部441の長穴447に通されて、東西方向の平面位置の微調整に使用される。すなわち、杭頭金具43と台座金具44とを組み合わせることによって、平面視の直交する2方向(南北方向と東西方向)の位置調整が可能となる。
さらに、立壁部442,442間には、軸支プレート45の下部が挿し込まれて、それらを貫通する固定ボルト443と支圧板446とナット444とによって固定が行われる。この固定ボルト443は、立壁部442の長穴445に通されるため、軸支プレート45の高さ方向の微調整を行うことができる。
この軸支プレート45には、回転軸4を介して前固定部51が取り付けられる。この回転軸4は、南北方向に向いて延びる回転中心となる軸部材で、前固定部51を図5の紙面内(東西方向面内)で左右に回転移動させることができる。
上述したように平面位置と高さ位置の微調整が可能となる杭頭金具43と台座金具44との組み合わせにすることによって、容易に杭21,31の施工誤差を吸収させることができるようになる。すなわち、回転軸4を正確な位置に配置することが可能になる。
前固定部51には、東西方向に延びる前列梁5がボルト511によって固定される。前列梁5は、図2Bに示すように、前列杭群2の杭21,・・・間に架け渡される。詳細には、杭頭211の前側回転連結部41,・・・間に架け渡される。
一方、図2Aに示すように、後列杭群3においては、前側回転連結部41と同様の構成となる後側回転連結部42が、それぞれの杭31の杭頭311に取り付けられる。そして、前固定部51に代えて高さ調整部となるトラス部61が、後側回転連結部42の回転軸4に接続される。
トラス部61は、後側回転連結部42を中心に広がる同じ長さの2本の斜材611,611を備えている。この斜材611,611の上端は、それぞれ後列梁6の側面に固定される。この東西方向に延びる後列梁6は、後列杭群3の杭31,・・・間に架け渡される。詳細には、トラス部61,・・・間に架け渡される。
トラス部61の斜材611,611と後列梁6とによって、三角形トラスが形成されて高い剛性が確保されることになる。このため、斜材611,611に軽量形鋼を使用しても、高さのある支持構造を形成することができる。
そして、前側回転連結部41,・・・の回転によって、前列梁5を傾斜地Sの東西勾配S2と同じ追従角度θ1に容易に傾けることができる(図2B参照)。また、後側回転連結部42,・・・の回転によって、後列梁6を傾斜地Sの東西勾配S2と同じ追従角度θ1に容易に傾けることができる(図2A参照)。
この前列梁5と後列梁6との間には、図1に示すように、太陽電池モジュールPを下方から支持させる根太材12が架け渡される。根太材12は、前列梁5と後列梁6との離隔より長い長さで、太陽電池モジュールPの設置角度θの斜辺の長さとほぼ同じ長さに形成される。また必要に応じて、連結梁11によって前列梁5とトラス部61の下部との間が連結される。
さらに、斜めに配置される根太材12の下部は係留金具52によって前列梁5に固定され、上部は係留金具62によって後列梁6に固定される。図2A,2Bに示すように、係留金具52,62は、それぞれ前列梁5と後列梁6の延伸方向の任意の位置に取り付けることができる。その結果、根太材12も、前列梁5と後列梁6の延伸方向の任意の位置に配置することができるようになる。
次に、本実施の形態の太陽電池モジュールPの設置用架台1の作用について、図3,4を参照しながら説明する。
図3は、傾斜地Sに平面視長方形の太陽電池モジュールPを設置するときに、従来、生じていたひずみを説明するための図である。ここでは、上述したのと同様に、東西方向が傾斜した傾斜地Sに、南北方向に所定の設置角度θで傾斜させて太陽電池モジュールPを設置する場合について説明する。
太陽電池モジュールPは、南側から入射される太陽光を効率的に受光できるように、設置用架台aの南列断面側(前列側)を低くし、北列断面側(後列側)を高くする。ここで、太陽電池モジュールPは、前杭a6,・・・によって支持される前列梁a1と、後杭a7,・・・によって支持される後列梁a2とによって支持されるものとする。
そして、対峙して対となる前杭a6と後杭a7の杭頭a4,a5同士の間では、太陽電池モジュールPの設置角度θに応じた高低差dが発生することになる。図3の中央には、対となる前杭a6と後杭a7とが一致する状態(見通せる状態)を模式的に示している。この図に示されているように、一致する前杭a6と後杭a7の杭頭a4,a5間には、高低差dがあり、その杭頭a4,a5に接続される前列梁a1と後列梁a2との間には、東西方向の傾斜する方向にずれが生じている。
このずれを分かり易く示したのが、図3の下段図である。この図を見ると分かるように、設置用架台aの前列梁a1と後列梁a2と根太材a3,a3とによって形成される四角形の取付面は、平行四辺形となっている。すなわち、前列梁a1と根太材a3とがなす角は、鋭角Raとなっている。
これに対して図3の中央図に示したように、太陽電池モジュールPは平面視長方形であるため、平行四辺形の設置用架台aの取付面に長方形の太陽電池モジュールPを無理に取り付ければ、いずれかにひずみが生じることになる。そこで、下段図に示した矢印の方向に前列梁a1及び後列梁a2の少なくとも一方を移動させることで、設置用架台aの取付面を長方形に修正することが従来は行われている。そして、このような修正には、多くの特殊な部品が使用されていた(特許文献1-3など参照)。
他方、図4で説明する本実施の形態の太陽電池モジュールPの設置用架台1は、対峙して対となる杭21,31の前側回転連結部41と後側回転連結部42との高さが、回転レベルL1で図示したように同じ高さとなっている。太陽電池モジュールPの設置角度θに応じた高低差は、後側回転連結部42上に設けられるトラス部61によって調整される。
このように前列杭群2の前側回転連結部41,・・・と後列杭群3の後側回転連結部42,・・・との対峙するもの同士の回転レベルL1が一致した状態で設置角度θに傾けられた設置用架台1においては、前列梁5と後列梁6と根太材12,12とによって形成される四角形の取付面は、長方形になる。すなわち、図4の下段図に示したように、前列梁5と根太材12とがなす角は、直角Rとなる。
このように平面視長方形の太陽電池モジュールPと同じ長方形の設置用架台1の取付面が形成されれば、太陽電池モジュールPをひずませることなく無理なく簡単に取り付けることができる。
以上のように構成された本実施の形態の太陽電池モジュールPの設置用架台1では、所定の設置角度θに傾斜させる太陽電池モジュールPの傾斜の下部側に一列に前列杭群2が配置され、上部側には後列杭群3が配置される。そして、前列杭群2の杭頭211の前側回転連結部41と後列杭群3の杭頭311の後側回転連結部42とは、それぞれ対峙する対となるもの同士の回転軸4が同じ高さ(回転レベルL1)に配置される。
この結果、傾斜地Sや不陸がある場所において太陽電池モジュールPを所定の設置角度θに傾斜させても、平面視長方形の太陽電池モジュールPにひずみが生じることがなくなり、太陽電池モジュールPを簡単に設置することができる。すなわち、対峙する杭21,31間で回転軸4の高さを合せるだけで、軽量形鋼など汎用的な部材のみによって長方形の取付面を形成することが簡単にできるようになる。
また、前列杭群2と後列杭群3との間で、それぞれ対峙する対となる杭頭211,311同士を同じ高さに配置するのであれば、測量の頻度が減って施工管理が容易になる。例えば、傾斜地Sに南北勾配S1や東西勾配S2があっても、対峙する杭21,31間の距離を一定にし、それらの杭頭211,311を同じ高さに合わせる設定であれば、前列杭群2の杭21,・・・を一列に打設した後は、三角形定規などを使用して対峙する側の杭31の施工を行うことができるようになる。
さらに、杭頭211,311に取り付ける前側回転連結部41と後側回転連結部42の部品を共通化させることで、使用部品の種類を減らすことができるうえに、同じ高さに揃えられた杭頭211,311に対して簡単に同じ高さの回転軸4,4を設けることができる。
また、前列杭群2と後列杭群3に前列梁5と後列梁6とが架け渡されていれば、太陽電池モジュールPを下方から受けるために配置される根太材12,・・・を、前列杭群2及び後列杭群3の一列方向(上記説明では東西方向)の任意の位置に配置することができる。すなわち、設置する太陽電池モジュールPの取付構造に合わせて、自由に根太材12,・・・の位置を決めることができるようになる。
さらに、後側回転連結部42を中心に広がる2本の斜材611,611によって構成されるトラス部61が高さ調整部であれば、高さが高くなっても軽量な部材で剛性の高い太陽電池モジュールPの支持構造にすることができる。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施の形態では、高さ調整部として2本の斜材611,611によって構成されるトラス部61を例に説明したが、これに限定されるものではなく、柱状や長方形枠状の高さ調整部などいずれの形態の高さ調整部であってもよい。
また、前記実施の形態では、対峙する杭21,31同士の杭頭211,311の高さを同じにする場合について説明したが、これに限定されるものではなく、前側回転連結部41と後側回転連結部42に設けられる回転軸4,4の高さが同じになる構成であれば、いずれの形態であっても良い。
P 太陽電池モジュール
θ 設置角度
L1 回転レベル(回転軸が同じ高さ)
L2 杭頭レベル(杭頭同士が同じ高さ)
1 (太陽電池モジュールの)設置用架台
2 前列杭群
21 杭
211 杭頭
3 後列杭群
31 杭
311 杭頭
4 回転軸
41 前側回転連結部
42 後側回転連結部
5 前列梁
6 後列梁
61 トラス部(高さ調整部)
611 斜材

Claims (4)

  1. 平面視長方形の太陽電池モジュールを所定の設置角度に傾斜させて載置させる太陽電池モジュールの設置用架台であって、
    前記設置角度による傾斜の下部側に間隔を置いて複数の杭が一列に配置される前列杭群と、
    前記設置角度による傾斜の上部側に間隔を置いて複数の杭が一列に配置される後列杭群と、
    前記前列杭群の杭頭に接続されて前記一列の方向に直交する回転軸を中心に回転可能な前側回転連結部と、
    前記後列杭群の杭頭に接続されて前記一列の方向に直交する回転軸を中心に回転可能な後側回転連結部と、
    前記後側回転連結部と前記太陽電池モジュールとの間に介在される高さ調整部とを備え、
    前記前側回転連結部と前記後側回転連結部とは、それぞれ対峙する対となるもの同士の前記回転軸が同じ高さに配置されることを特徴とする太陽電池モジュールの設置用架台。
  2. 前記前列杭群と前記後列杭群との間では、それぞれ対峙する対となる杭頭同士が同じ高さに配置されることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュールの設置用架台。
  3. 前記前列杭群の前記前側回転連結部と前記太陽電池モジュールとの間には、前記一列の方向に向けて前列梁が架け渡され、前記高さ調整部と前記太陽電池モジュールとの間には、前記一列の方向に向けて後列梁が架け渡されることを特徴とする請求項1又は2に記載の太陽電池モジュールの設置用架台。
  4. 前記高さ調整部は、前記後側回転連結部を中心に広がる同じ長さの2本の斜材によって構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の太陽電池モジュールの設置用架台。
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