JP7025284B2 - オイル付着量推定方法、酸化装置の設計方法、推定装置、およびプログラム - Google Patents

オイル付着量推定方法、酸化装置の設計方法、推定装置、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、オイル付着量推定方法、酸化装置の設計方法、推定装置、およびプログラムに関する。
特許文献1に示すように、内燃機関の排ガスとの熱交換により蒸気を発生させる排熱回収ボイラなどのコジェネレーションシステムが知られている。ところで、内燃機関において、金属部品間の潤滑、冷却、気密保持、防錆などのために、エンジンオイルが循環している。このようなエンジンオイルの一部は、内燃機関の稼働によって蒸発またはミスト化し、排ガスと共に熱交換器に供給される。
特開2002-98301号公報
ところで、コジェネレーションシステムの効率を向上させるために、熱交換器での回収熱量を増大させたいという要望がある。回収熱量の増大は熱交換器出口温度の低下を意味する。熱交換器の出口温度をエンジンオイルの液化温度より低くすると、排ガスと共に熱交換器に供給されたエンジンオイルが液化し、熱交換器に付着する。熱交換器へのエンジンオイルの付着量が大きいほど熱交換器の効率が低下するとともに熱交換器内排ガス流路の閉塞が生じる可能性が高くなる。
本発明の目的は、熱交換器の効率を向上させつつ、コジェネレーションシステムを所望の状態に保つためのオイル付着量推定方法、酸化装置の設計方法、推定装置、およびプログラムを提供することにある。
本発明の第1の態様によれば、オイル付着量推定方法は、内燃機関と、前記内燃機関の排ガスと熱交換を行う熱交換器とを備えるコジェネレーションシステムにおけるオイル付着量推定方法であって、前記内燃機関の出力及び回転数に基づいて、前記内燃機関で使用されるオイルの前記熱交換器への単位時間当たりの到達量である単位到達量を特定するステップと、前記単位到達量と前記熱交換器の温度によって定まる前記熱交換器への油分付着係数とに基づいて、前記熱交換器への単位時間当たりの付着量である単位付着量を推定するステップと、を含む。
本発明の第2の態様によれば、第1の態様に係るオイル付着量推定方法において、前記内燃機関の出力及び回転数に基づいて、前記オイルの単位時間当たりの消費量である単位消費量を特定するステップと、前記内燃機関の出力に基づいて、前記オイルの前記排ガスへの飛散率を特定するステップと、をさらに含み、前記単位到達量を特定するステップにおいて、前記単位消費量及び前記飛散率に基づいて、前記単位到達量を特定するものであってよい。
本発明の第3の態様によれば、第1または第2の態様に係るオイル付着量推定方法が、前記コジェネレーションシステムは、前記内燃機関と前記熱交換器との間に、前記排ガスを通過させる酸化装置を備え、前記内燃機関の出力と前記酸化装置の種類とに基づいて、前記酸化装置における前記オイルの分解率を特定するステップをさらに含み、前記単位到着量を推定するステップにおいて、前記単位消費量と、前記飛散率と、前記分解率とに基づいて、前記単位到達量を推定するものであってよい。
前記酸化装置は酸化触媒や燃焼触媒などの触媒装置もしくは電気エネルギーを使用してオゾン等を発生させる装置でもよい。
本発明の第4の態様によれば、第1から第3の何れかの態様に係るオイル付着量推定方法において、前記単位付着量の積算により、前記熱交換器への前記オイルの付着量を推定するステップと、をさらに含むものであってよい。
本発明の第5の態様によれば、第4の態様に係るオイル付着量推定方法において、前記付着量が所定の閾値以上である場合にアラームを発するステップをさらに含むものであってよい。
本発明の第6の態様によれば、酸化装置の設計方法は、内燃機関と、前記内燃機関の排ガスを通過させる酸化装置と、前記酸化装置を通過した排ガスと熱交換を行う熱交換器とを備えるコジェネレーションシステムにおける前記酸化装置の設計方法であって、前記内燃機関の稼働計画に基づいて、前記コジェネレーションシステムが前記酸化装置を備えない場合における、前記内燃機関で使用されるオイルの前記熱交換器への単位時間当たりの付着量である単位付着量を特定するステップと、前記単位付着量に基づいて、前記装置に要求される前記オイルの分解率を特定するステップと、前記要求分解率と排ガス条件に基づいて、前記酸化装置の種類と仕様を決定するステップとを含む。
本発明の第7の態様によれば、推定装置は、内燃機関と、前記内燃機関の排ガスと熱交換を行う熱交換器とを備えるコジェネレーションシステムにおけるオイル付着量を推定する推定装置であって、前記内燃機関の出力及び回転数に基づいて、前記内燃機関で使用されるオイルの前記熱交換器への単位時間当たりの到達量である単位到達量を特定する単位到達量特定部と、前記単位到達量と前記熱交換器の温度によって定まる前記熱交換器への油分付着係数とに基づいて、前記熱交換器への単位時間当たりの付着量である単位付着量を推定する単位付着量推定部と、を備える。
本発明の第8の態様によれば、プログラムは、内燃機関と、前記内燃機関の排ガスと熱交換を行う熱交換器とを備えるコジェネレーションシステムにおけるオイル付着量を推定する推定装置のコンピュータに、前記内燃機関の出力及び回転数に基づいて、前記内燃機関で使用されるオイルの前記熱交換器への単位時間当たりの到達量である単位到達量を特定するステップと、前記単位到達量と前記熱交換器の温度によって定まる前記熱交換器への油分付着係数とに基づいて、前記熱交換器への単位時間当たりの付着量である単位付着量を推定するステップと、を実行させる。
上記態様のうち少なくとも1つの態様によれば、熱交換器の効率を向上させつつ、コジェネレーションシステムを所望の状態に保つことができる。
コジェネレーションシステムの構成例を示す図である。 第1の実施形態に係る推定装置の構成を示す概略ブロック図である。 内燃機関の出力とエンジンオイルの消費量との関係を示す図である。 内燃機関の回転数とエンジンオイルの消費量との関係を示す図である。 排ガス温度と触媒の種類とエンジンオイルの分解率との関係を示す図である。 排ガス流量と酸化触媒の種類とエンジンオイルの分解率との関係を示す図である。 熱交換器の出口温度と油分付着係数との関係を示す図である。 第1の実施形態に係るコジェネレーションシステムにおけるメンテナンス要否判定方法を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る設計装置の構成を示す概略ブロック図である。 第2の実施形態に係る酸化触媒の設計方法を示すフローチャートである。 少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
〈コジェネレーションシステムの構成〉
図1は、コジェネレーションシステムの構成例を示す図である。
図1に例示するコジェネレーションシステム100は、内燃機関101、酸化触媒102、熱交換器103、温水循環ポンプ104、消音器105、排気筒106を備える。以下の実施形態では、図1に示すコジェネレーションシステム100の構成に基づく計算を行うが、コジェネレーションシステム100の構成は図1に示すものに限られない。
内燃機関101の排気口は、高温排気流路11を介して熱交換器103の一次側の入口に接続される。高温排気流路11には、酸化触媒102が設けられる。
熱交換器103の一次側の出口は、低温排気流路12を介して排気筒106に接続される。低温排気流路12には、消音器105が設けられる。
熱交換器103の二次側の入口は、温水流路13を介して温水循環ポンプ104に接続される。熱交換器103の二次側の出口は、蒸気流路14を介して冷暖房、バイナリー発電などの図示しない排熱利用設備に接続される。
内燃機関101は、投入された燃料の燃焼により動力を得る装置である。内燃機関101には、金属部品間の潤滑、冷却、気密保持、防錆などのために、エンジンオイルが循環している。内燃機関101は、燃料の燃焼により発生した排ガスを生成し、高温排気流路11を介して排出される。内燃機関101において、循環するエンジンオイルの一部は蒸気あるいはミストとして排ガスに混入することで消費される。内燃機関101のエンジンオイルの消費量は、例えば0.05g/kwh以上0.5g/kwh以下である。
酸化触媒102は、内燃機関101から発生した排ガスを通すことで、排ガスの酸化反応を促進させる。これにより、酸化触媒102は、排ガスに含まれるアルデヒド、一酸化炭素を、酸化させることで除去する。なお、酸化触媒102において、蒸気もしくはミストとなったエンジンオイルも酸化(燃焼)する。酸化触媒102には、Pt、Pd、Rhなどの貴金属、Cr、Fe、Ni、Co、Cu、Vなどの遷移金属の少なくとも1種類の金属が含まれる。なお、酸化触媒102は、酸化装置の一例である。他の実施形態に係るコジェネレーションシステム100は、酸化触媒102に代えて燃焼触媒などの他の触媒装置、および電気エネルギーを使用してオゾン等を発生させる装置などの、他の酸化装置を備えてもよい。
熱交換器103は、一次側を流れる排ガスと二次側を流れる温水とを熱交換させる。これにより、排ガスの熱が温水に奪われ、二次側に温水を発生させる。熱交換器103は、例えば排熱回収ボイラである。熱交換器103の熱交換方式の例としてはフィンチューブ方式が挙げられる。熱交換器103のフィンの間隔は例えば4.5mm以上である。
温水循環ポンプ104は、温水を熱交換器103の二次側へ供給するためのポンプである。
図1に示すコジェネレーションシステム100において、熱交換器103の一次側の出口温度を低下させると、エンジンオイルの液化により、熱交換器103にエンジンオイルが付着する。熱交換器103に付着したエンジンオイルは、熱交換器103の効率を低下させる。エンジンオイルの液化は、摂氏150度以下の範囲で生じる。つまり、実施形態に係る熱交換器の出口温度は、生成する温水が後段の排熱利用設備で有効利用可能となる摂氏90度以上、オイルの液化が生じる摂氏150度以下の範囲に含まれる。
内燃機関101には、出力を計測するパワーメータ107および回転数を計測する回転計108が設けられる。
熱交換器103の一次側の出口には、排気の熱交換器103の出口温度を計測する温度計110が設けられる。
〈第1の実施形態〉
第1の実施形態に係る推定装置200は、コジェネレーションシステム100におけるエンジンオイルの付着量を推定する。
図2は、第1の実施形態に係る推定装置の構成を示す概略ブロック図である。
推定装置200は、計測値取得部201、相関情報記憶部202、単位消費量特定部203、飛散率特定部204、分解率特定部205、単位到達量推定部206、付着係数特定部207、単位付着量推定部208、付着量推定部209、付着量記憶部210、アラーム判定部211、出力部212を備える。
計測値取得部201は、パワーメータ107、回転計108、および温度計110から計測値を取得する。
相関情報記憶部202は、オイル消費量マップ、分解率マップ、飛散率マップ、および付着係数マップを記憶する。
オイル消費量マップは、内燃機関101の出力と、内燃機関101の回転数と、単位時間当たりのエンジンオイルの消費量との関係を示す情報である。例えば、オイル消費量マップは、内燃機関101の出力および内燃機関101の回転数を説明変数とし、単位時間当たりのエンジンオイルの消費量を目的変数とする関数であってよい。図3は、内燃機関の出力とエンジンオイルの消費量との関係を示す図である。図3に示す通り、エンジンオイルの消費量は、内燃機関101の出力が大きいほど大きくなる。つまり、エンジンオイルの消費量は、内燃機関101の出力に対し単調増加する。図4は、内燃機関の回転数とエンジンオイルの消費量との関係を示す図である。図4に示す通り、エンジンオイルの消費量は、内燃機関101の回転数が大きいほど大きくなる。つまり、エンジンオイルの消費量は、内燃機関101の回転数に対し単調増加する。
分解率マップは、排ガス流量と、排ガス温度と、酸化触媒102の種類(例えば製品名)と、酸化触媒102によるエンジンオイルの分解率との関係を示す情報である。例えば、分解率マップは、排ガス流量および排ガス温度を説明変数とし、エンジンオイルの分解率を目的変数とする関数を、酸化触媒102の種類ごとに持つ関数群であってよい。分解率とは、酸化触媒102の通過前のエンジンオイルの量と酸化触媒102の通過後のエンジンオイルの量との差分と酸化触媒102の通過前のエンジンオイルの量の比である。図5は、排ガス温度と触媒の種類とエンジンオイルの分解率との関係を示す図である。図5に示す通り、いずれの触媒においても、エンジンオイルの分解率は、排ガス温度が多いほど高くなる。つまり、エンジンオイルの分解率は、排ガス温度に対し単調増加する。図6は、排ガス流量と酸化触媒の種類とエンジンオイルの分解率との関係を示す図である。図6に示す通り、いずれの酸化触媒102においても、エンジンオイルの分解率は、排ガス流量が多いほど低くなる。つまり、エンジンオイルの分解率は、排ガス流量に対し単調減少する。
飛散率マップは、内燃機関101の機種と、内燃機関101の出力と、エンジンオイルの排ガスへの飛散率との関係を示す情報である。例えば、飛散率マップは、内燃機関101の出力を説明変数とし、飛散率を目的変数とする関数を、内燃機関101の機種ごとに持つ関数群であってよい。飛散率とは、消費されたエンジンオイルが、内燃機関101において燃焼せずに排ガスと共に高温排気流路11から排出される割合である。なお、飛散率は機種によって異なるが、一般的には1%以上10%以下の値である。そのため、他の実施形態においては、飛散率マップを機種によらず、内燃機関101の出力と、エンジンオイルの排ガスへの飛散率との関係を示す情報としてもよいし、飛散率を定数としてもよい。
付着係数マップは、熱交換器103の出口温度と油分付着係数との関係を示す情報である。例えば、付着係数マップは、熱交換器103の出口温度を説明変数とし、油分付着係数を目的変数とする関数であってよい。油分付着係数は、熱交換器103に到達したエンジンオイルのうち、熱交換器103に付着するものの割合である。図7は、熱交換器の出口温度と油分付着係数との関係を示す図である。図7に示す通り、油分付着係数は、熱交換器103の出口温度が低いほど高くなる。つまり、油分付着係数は、熱交換器103の出口温度に対し単調減少する。これは、エンジンオイルのうち液相のものが熱交換器103に付着しやすく、エンジンオイルのうち気相のものは熱交換器103に付着しにくいためである。エンジンオイルの構成成分はそれぞれ液化温度が異なり、温度が高いほど液相率が低く、温度が低いほど液相率が高くなる。
オイル消費量マップ、分解率マップ、飛散率マップ、および付着係数マップは、予め実験等により作成される。なお、他の実施形態においては、オイル消費量マップ、分解率マップ、飛散率マップ、および付着係数マップの少なくとも一つが、シミュレーションや計算によって求められてもよい。
単位消費量特定部203は、計測値取得部201が取得した内燃機関101の出力の計測値および内燃機関101の回転数の計測値と、相関情報記憶部202が記憶するオイル消費量マップとに基づいて、単位時間当たりのエンジンオイルの消費量を特定する。以下、単位時間当たりの消費量を、単位消費量ともいう。
飛散率特定部204は、計測値取得部201が取得した内燃機関101の出力の計測値および既知の内燃機関の機種と、相関情報記憶部202が記憶する飛散率マップとに基づいて、エンジンオイルの飛散率を特定する。
分解率特定部205は、計測値取得部201が取得した内燃機関101の出力の計測値に基づいて、排ガス温度と排ガス流量を推定する。分解率特定部205は、推定した排ガス温度と排ガス流量、および既知の酸化触媒102の種類と、相関情報記憶部202が記憶する分解率マップとに基づいて、酸化触媒102におけるエンジンオイルの分解率を特定する。
単位到達量推定部206は、単位消費量に、飛散率および分解率の補数(エンジンオイルの残存率)を乗算することで、エンジンオイルの熱交換器103への単位時間あたりの到達量を推定する。以下、単位時間当たりの到達量を、単位到達量ともいう。
付着係数特定部207は、計測値取得部201が取得した熱交換器103の出口温度と、相関情報記憶部202が記憶する付着係数テーブルとに基づいて、油分付着係数を特定する。
単位付着量推定部208は、単位到達量に、油分付着係数を乗算することで、熱交換器103への単位時間当たりのエンジンオイルの付着量を推定する。以下、単位時間当たりの付着量を、単位付着量ともいう。
付着量推定部209は、単位付着量を積算することにより、熱交換器103のエンジンオイルの付着量を推定する。具体的には、付着量推定部209は、付着量記憶部210が記憶する付着量に単位付着量を加算することで単位付着量の積算を行い、付着量記憶部210が記憶する付着量を更新する。
アラーム判定部211は、エンジンオイルの付着量が所定の閾値以上であるか否かを判定する。アラーム判定部211は、エンジンオイルの付着量が閾値以上である場合に、メンテナンスを促すためのアラームを出力することを決定する。アラームの出力の判定に用いる閾値としては、例えば、熱交換器のチューブやフィンの間に閉塞が生じるエンジンオイルの付着量より小さい値、および熱交換器103の効率が許容下限値となるときのエンジンオイルの付着量などを用いることができる。
出力部212は、エンジンオイルの付着量が閾値以上であると判定した場合に、メンテナンスを促すためのアラームを出力する。
図8は、第1の実施形態に係るコジェネレーションシステムにおけるメンテナンス要否判定方法を示すフローチャートである。推定装置200は、以下に示す判定処理を、単位時間ごとに実行する。
計測値取得部201は、パワーメータ107から内燃機関101の出力の計測値を、回転計108から内燃機関101の回転数の計測値を、温度計110から熱交換器103の出口温度の計測値を取得する(ステップS1)。
単位消費量特定部203は、相関情報記憶部202からオイル消費量マップを読み出し、内燃機関101の出力の計測値および内燃機関101の回転数の計測値に基づいてエンジンオイルの単位消費量を特定する(ステップS2)。飛散率特定部204は、相関情報記憶部202が記憶する飛散率マップのうち内燃機関101の機種に関連付けられた関数を読み出し、内燃機関101の出力の計測値に基づいてエンジンオイルの飛散率を特定する(ステップS3)。分解率特定部205は、計測値取得部201が取得した内燃機関101の出力の計測値に基づいて、排ガス温度と排ガス流量を推定する(ステップS4)。分解率特定部205は、相関情報記憶部202が記憶する分解率マップのうち酸化触媒102の種類に関連付けられた関数を読み出し、推定した排ガス温度と排ガス流量とに基づいてエンジンオイルの分解率を特定する(ステップS5)。
単位到達量推定部206は、単位消費量に、分解率の補数および飛散率を乗算することで、エンジンオイルの熱交換器103への単位到達量を推定する(ステップS6)。付着係数特定部207は、相関情報記憶部202から付着係数マップを読み出し、熱交換器103の出口温度の計測値に基づいて、油分付着係数を特定する(ステップS7)。単位付着量推定部208は、単位到達量に油分付着係数を乗算することで、熱交換器103へのエンジンオイルの単位付着量を推定する(ステップS8)。
付着量推定部209は、付着量記憶部210が記憶する付着量に単位付着量を加算し、付着量記憶部210が記憶する付着量を更新する(ステップS9)。
アラーム判定部211は、更新した付着量が所定の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS10)。エンジンオイルの付着量が閾値以上である場合(ステップS10:YES)、出力部212は、メンテナンスを促すためのアラームを出力する(ステップS11)。他方、エンジンオイルの付着量が閾値未満である場合(ステップS10:NO)、出力部212はアラームを出力しない。
このように、第1の実施形態によれば、推定装置200は、内燃機関101の出力および回転数に基づいて、エンジンオイルの熱交換器103への単位到達量を特定し、単位到達量と熱交換器103の油分付着係数とに基づいて、熱交換器103へのエンジンオイルの単位付着量を推定する。これにより、管理者は、コジェネレーションシステム100の熱交換器103の出口温度を下げて熱交換器103の効率を向上させつつ、推定装置200が推定した単位付着量に基づいて熱交換器103のメンテナンスのタイミングを決定することで、コジェネレーションシステム100を所望の状態に保つことができる。
また、第1の実施形態においては、推定装置200は、内燃機関101の出力及び回転数に基づいて、エンジンオイルの単位消費量を特定し、排ガスの温度および流量に基づいて、エンジンオイルの排ガスへの飛散率を特定する。なお、排ガスの温度および流量に基づいて飛散率を特定することは、内燃機関101の出力に基づいて飛散率を特定することと等価である。これは、排ガスの温度および流量は、内燃機関101の出力の関数として求めることができるためである。すなわち、他の実施形態においては、飛散率マップは、内燃機関101の出力と飛散率との関係を示す情報であってもよい。
また、第1の実施形態においては、推定装置200は、内燃機関101の出力と酸化触媒102の種類とに基づいて、酸化触媒102におけるエンジンオイルの分解率を特定し、これに基づいて、単位付着量を推定する。これにより、推定装置200は、酸化触媒102によるエンジンオイルの燃焼を加味して単位付着量を推定することができる。なお、他の実施形態においては、コジェネレーションシステム100が酸化触媒102を備えないものであってもよい。この場合、推定装置200は、分解率を0として単位付着量を推定する。
また、第1の実施形態においては、推定装置200は、単位付着量の積算により、熱交換器103へのエンジンオイルの付着量を推定する。これにより、管理者は、コジェネレーションシステム100における閉塞の状態や熱交換器103の効率を推定することができ、熱交換器103のメンテナンスのタイミングを決定することができる。
また、第1の実施形態において、推定装置200は、付着量が所定の閾値以上である場合にアラームを発する。これにより、管理者は、アラームの出力によってメンテナンスが必要となるタイミングを認識することができる。
なお、第1の実施形態に係る推定装置200は、各種計測器の計測値に基づいて、判定タイミングごとに、メンテナンスの要否を判定するものであるが、他の実施形態においては、これに限られない。例えば、他の実施形態に係る推定装置200は、内燃機関101の運転計画に基づいて、メンテナンスが必要となるタイミングを予測し、管理者がこれに基づいてメンテナンスインターバルを決定してもよい。つまり、他の実施形態に係る推定装置200は、運転計画に基づいて将来の複数のタイミングについて、エンジンオイルの単位付着量を推定し、単位付着量の積算によって求められる付着量が閾値を超えるタイミングを、メンテナンスが必要となるタイミングとして特定してもよい。
〈第2の実施形態〉
第1の実施形態では、既設のコジェネレーションシステム100に係るメンテナンスのタイミングを推定する推定装置200について説明した。これに対し、第2の実施形態では、所定のメンテナンスタイミングまでに熱交換器103の熱交換効率の低下、または熱交換器内排ガス流路の閉塞が生じないようにエンジンオイルの付着量を制御する方法について説明する。具体的には、第2の実施形態においては、酸化触媒102を適切に設計することで、熱交換器103へのエンジンオイルの単位付着量を調整する。
図9は、第2の実施形態に係る設計装置の構成を示す概略ブロック図である。
設計装置300は、稼働計画取得部301、シミュレータ302、相関情報記憶部202、単位消費量特定部203、飛散率特定部204、単位到達量推定部206、付着係数特定部207、単位付着量推定部208、付着量推定部209、必要量特定部303、出力部212を備える。設計装置300が備える相関情報記憶部202、単位消費量特定部203、飛散率特定部204、単位到達量推定部206、付着係数特定部207、単位付着量推定部208、および付着量推定部209は、第1の実施形態に係る推定装置200が備えるものと同様の構成である。なお、第2の実施形態に係る相関情報記憶部202が記憶する分解率マップは、酸化触媒102の種類ごとの単位表面積あたりの分解率に係る情報である。
稼働計画取得部301は、コジェネレーションシステム100の稼働計画を取得する。稼働計画には、メンテナンスインターバル、内燃機関101の目標出力などを含む情報である。なお、本稼働計画は、熱交換器103の出口温度が、摂氏90度以上摂氏150度以下になるように設計される。
シミュレータ302は、稼働計画の入力によりコジェネレーションシステム100の挙動を模擬し、単位時間周期におけるコジェネレーションシステム100の状態の時系列を生成する。具体的には、シミュレータ302は、熱交換器103の出力および回転数、排ガス流量、排ガス温度、および熱交換器103の出口温度の時系列を生成する。
必要量特定部303は、メンテナンスインターバル間におけるエンジンオイルの付着量を、熱交換器103の熱交換効率が閾値以下にならず、または低温排気流路12の閉塞が生じない付着量に抑えるために必要な酸化触媒102の種類および量(表面積)を特定する。
図10は、第2の実施形態に係る酸化触媒の設計方法を示すフローチャートである。
まず、設計装置300の稼働計画取得部301は、内燃機関101の稼働計画を取得する(ステップS101)。シミュレータ302は、取得した稼働計画に基づいて、単位時間周期におけるコジェネレーションシステム100の状態の時系列を生成する(ステップS102)。
次に、単位消費量特定部203は、相関情報記憶部202が記憶するオイル消費量マップと、シミュレータ302が生成した内燃機関101の出力および回転数の時系列に基づいて、エンジンオイルの単位消費量の時系列を特定する(ステップS103)。飛散率特定部204は、相関情報記憶部202が記憶する飛散率マップと、シミュレータ302が生成した内燃機関101の出力の時系列とに基づいてエンジンオイルの飛散率の時系列を特定する(ステップS104)。単位到達量推定部206は、単位消費量に飛散率を乗算することで、コジェネレーションシステム100が酸化触媒102を備えない場合におけるエンジンオイルの熱交換器103への単位到達量の時系列を推定する(ステップS105)。
付着係数特定部207は、付着係数マップと熱交換器103の出口温度の時系列とに基づいて、油分付着係数の時系列を特定する(ステップS106)。単位付着量推定部208は、単位到達量に油分付着係数を乗算することで、熱交換器103のエンジンオイルの単位付着量の時系列を推定する(ステップS107)。付着量推定部209は、単位付着量の時系列のうち、メンテナンスインターバルの間に係る単位付着量を積算し、メンテナンスインターバルの間におけるエンジンオイルの付着量を推定する(ステップS108)。
必要量特定部303は、推定した付着量と、熱交換器103の熱交換効率が閾値以下にならず、または熱交換器内流路の閉塞が生じない付着量(許容付着量)との比を算出する(ステップS109)。ここで算出される付着量の比が、酸化触媒102に求められる分解率に相当する。必要量特定部303は、相関情報記憶部202が記憶する分解率マップに基づいて、酸化触媒102の種類別に、求められる分解率を満たすための表面積を特定する(ステップS110)。そして、出力部212は、酸化触媒102の種類と必要な表面積との関係を出力する(ステップS111)。
このように、第2の実施形態によれば、設計装置300は、内燃機関101の稼働計画に基づいて、コジェネレーションシステム100が酸化触媒を備えない場合における、エンジンオイルの単位付着量を特定し、単位付着量に基づいて、酸化触媒102に要求されるエンジンオイルの分解率を特定し、特定した分解率に基づいて酸化触媒102の種類ごとの必要表面積を特定する。これにより、管理者は、酸化触媒102の種類ごとの料金、およびコジェネレーションシステム100に設置可能な酸化触媒102のサイズに基づいて、適切な酸化触媒102の種類および表面積を決定することができる。
また、第2の実施形態によれば、設計装置300は、メンテナンスインターバルの間に熱交換効率が所定値以下にならず、または閉塞が生じない、ぎりぎりの付着量となるように、酸化触媒102の表面積を選定する。選定された表面積に係る酸化触媒102をコジェネレーションシステム100に設けた場合、分解率がより高くなるように酸化触媒102が設置される場合と比較して、熱交換器103にエンジンオイルが付着する。エンジンオイルが熱交換器103に付着すると、熱交換器103に水滴が付着することを防ぐことができる。水滴の付着は発錆速度を加速させるため、第2の実施形態に係る設計装置300によれば、エンジンオイルによる防錆の効果を得つつ、メンテナンスインターバルの間に熱交換効率が所定値以下にならず、または閉塞が生じないように酸化触媒102を設計することができる。
なお、他の実施形態においては、設計装置300は、熱交換器103に流入するエンジンオイルができる限り小さくなるように酸化触媒102を選定してもよい。例えば、他の実施形態に係る設計装置300は、熱交換器103に流入する排ガスにおけるエンジンオイル成分が、エンジンオイルの消費量の1%未満となるように酸化触媒102を選定してもよい。
また、第2の実施形態では、設計装置300は、酸化触媒102の種類別に表面積を出力するが、これに限られない。例えば、予め酸化触媒102の設置可能スペースの体積、酸化触媒102の体積当たりの表面積が分かっている場合、設計装置300は、所望の分解率を満たし、かつ設置可能スペースに設置可能な酸化触媒102の種類を出力してもよい。
〈他の実施形態〉
以上、図面を参照して一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、様々な設計変更等をすることが可能である。
例えば、上述の実施形態では、推定装置200または設計装置300が計算を行うが、これに限られない。例えば、他の実施形態においては、コジェネレーションシステム100の管理者が手動で計算を行ってもよい。
図11は、少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
コンピュータ90は、少なくとも1つのプロセッサ91、メインメモリ92、ストレージ93、インタフェース94を備える。
上述の推定装置200および設計装置300は、コンピュータ90に実装される。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式でストレージ93に記憶されている。プロセッサ91は、プログラムをストレージ93から読み出してメインメモリ92に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、プロセッサ91は、プログラムに従って、付着量記憶部210に対応する記憶領域をメインメモリ92に確保する。また、ストレージ93には、相関情報記憶部202に対応する記憶領域が確保されている。
ストレージ93の例としては、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD-ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、半導体メモリ等が挙げられる。ストレージ93は、コンピュータ90のバスに直接接続された内部メディアであってもよいし、インタフェース94または通信回線を介してコンピュータ90に接続される外部メディアであってもよい。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ90に配信される場合、配信を受けたコンピュータ90が当該プログラムをメインメモリ92に展開し、上記処理を実行してもよい。少なくとも1つの実施形態において、ストレージ93は、一時的でない有形の記憶媒体である。
また、当該プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、当該プログラムは、前述した機能をストレージ93に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせで実現するもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
100 コジェネレーションシステム
101 内燃機関
102 酸化触媒
103 熱交換器
200 推定装置
201 計測値取得部
202 相関情報記憶部
203 単位消費量特定部
204 飛散率特定部
205 分解率特定部
206 単位到達量推定部
207 付着係数特定部
208 単位付着量推定部
209 付着量推定部
210 付着量記憶部
211 アラーム判定部
212 出力部
300 設計装置
301 稼働計画取得部
302 シミュレータ
303 必要量特定部

Claims (8)

  1. 内燃機関と、前記内燃機関の排ガスと熱交換を行う熱交換器とを備えるコジェネレーションシステムにおけるオイル付着量推定方法であって、
    前記内燃機関の出力及び回転数に基づいて、前記内燃機関で使用されるオイルの前記熱交換器への単位時間当たりの到達量である単位到達量を特定するステップと、
    前記単位到達量と前記熱交換器の温度によって定まる前記熱交換器への油分付着係数とに基づいて、前記熱交換器への単位時間当たりの付着量である単位付着量を推定するステップと、
    を含むオイル付着量推定方法。
  2. 前記内燃機関の出力及び回転数に基づいて、前記オイルの単位時間当たりの消費量である単位消費量を特定するステップと、
    前記内燃機関の出力に基づいて、前記オイルの前記排ガスへの飛散率を特定するステップと、
    をさらに含み、
    前記単位到達量を特定するステップにおいて、前記単位消費量及び前記飛散率に基づいて、前記単位到達量を特定する
    請求項1に記載のオイル付着量推定方法。
  3. 前記コジェネレーションシステムは、前記内燃機関と前記熱交換器との間に、前記排ガスを通過させる酸化装置を備え、
    前記内燃機関の出力と前記酸化装置の種類と仕様に基づいて、前記酸化装置における前記オイルの分解率を特定するステップをさらに含み、
    前記単位到達量を推定するステップにおいて、前記分解率に基づいて前記単位到達量を推定する
    請求項1または請求項2に記載のオイル付着量推定方法。
  4. 前記単位付着量の積算により、前記熱交換器への前記オイルの付着量を推定するステップと、
    をさらに含む請求項1から請求項3の何れか1項に記載のオイル付着量推定方法。
  5. 前記付着量が所定の閾値以上である場合にアラームを発するステップ
    をさらに含む請求項4に記載のオイル付着量推定方法。
  6. 内燃機関と、前記内燃機関の排ガスを通過させる酸化装置と、前記酸化装置を通過した排ガスと熱交換を行う熱交換器とを備えるコジェネレーションシステムにおける前記酸化装置の設計方法であって、
    前記内燃機関の稼働計画に基づいて、前記コジェネレーションシステムが前記酸化装置を備えない場合における、前記内燃機関で使用されるオイルの前記熱交換器への単位時間当たりの付着量である単位付着量を特定するステップと、
    前記単位付着量に基づいて、前記酸化装置に要求される前記オイルの分解率を特定するステップと、
    前記分解率に基づいて、前記酸化装置の種類または表面積を決定するステップと
    を含む酸化装置の設計方法。
  7. 内燃機関と、前記内燃機関の排ガスと熱交換を行う熱交換器とを備えるコジェネレーションシステムにおけるオイル付着量を推定する推定装置であって、
    前記内燃機関の出力及び回転数に基づいて、前記内燃機関で使用されるオイルの前記熱交換器への単位時間当たりの到達量である単位到達量を特定する単位到達量特定部と、
    前記単位到達量と前記熱交換器の温度によって定まる前記熱交換器への油分付着係数とに基づいて、前記熱交換器への単位時間当たりの付着量である単位付着量を推定する単位付着量推定部と、
    を備える推定装置。
  8. 内燃機関と、前記内燃機関の排ガスと熱交換を行う熱交換器とを備えるコジェネレーションシステムにおけるオイル付着量を推定する推定装置のコンピュータに、
    前記内燃機関の出力及び回転数に基づいて、前記内燃機関で使用されるオイルの前記熱交換器への単位時間当たりの到達量である単位到達量を特定するステップと、
    前記単位到達量と前記熱交換器の温度によって定まる前記熱交換器への油分付着係数とに基づいて、前記熱交換器への単位時間当たりの付着量である単位付着量を推定するステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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