JP7024521B2 - 画像表示装置 - Google Patents

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本発明は、画像表示装置に関する。
投影面に投影された画像を虚像としてユーザーに視認させる画像表示装置、例えばヘッドアップディスプレイが知られている。
近年、ヘッドアップディスプレイを搭載した自動車であって、従来の自動車のインストゥルメントパネルの、速度計、回転数計、燃料計、水温計等の情報をフロントガラス越しに運転者に視認させる自動車が販売され始めている。ヘッドアップディスプレイは、車載カメラやナビゲーションシステムと連動して、運転者に情報を表示し、注意喚起を行っている。
ところで、画像をスクリーンに投影するプロジェクタでは、投影状態をカメラで撮影し、投影状態に不具合がある場合は、カメラからの情報を基に不具合を解消する構成がすでに知られている。
しかし、ヘッドアップディスプレイのような虚像を表示する装置の場合、投影した画像をカメラで撮影してモニタリングするのは難しいという問題があった。
かかる問題を解決するために、画像投影範囲外に光センサを配置し、投影手段がモニター用に投影した光が光センサを通過したタイミングをモニタリングする技術(例えば特許文献1等参照)が提案されている。
しかし、上述の技術においては、投影範囲内の画像ムラ等の投影状態の不具合を確実に把握し、緩和することはできなかった。
本発明は、画像ムラ等の投影状態の不具合を緩和することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、投影面に画像を投影する投影手段と、前記投影手段と前記投影面との間の光路上に位置し、透過面と非透過面とを有する光学部材と、前記光学部材の前記投影手段側に配置され、前記非透過面に投影された前記投影手段の投影像を撮像する撮像手段と、前記撮像手段が撮像した前記投影像に基づいて前記投影手段を制御する制御手段と、を備えた画像表示装置にある。
本発明によれば、画像ムラ等の投影状態の不具合を緩和することが可能となる。
本発明に係る画像表示装置の一例であるヘッドアップディスプレイ装置を搭載した自動車の一例の概略図である。 ヘッドアップディスプレイ装置の一例の概略図である。 光学部材の構成の一例を示す図である。 投影画像と被検出画像とを重ね合わせた画像の一例を表した図である。 運転者が視認する画像の一例を表した図である。 撮像手段が取り込む画像の一例を表した図である。 光偏向器によって走査される副走査方向の光の軌跡の一例を表したグラフである。 副走査方向に速度ムラが生じている状態で、均一な画像を投影した場合に運転者が視認する画像の一例を表した図である。 光学部材の構成の他の一例を示す図である。 投影画像と被検出画像とを重ね合わせた画像の他の一例を表した図である。 副走査方向に速度ムラがない場合に撮像手段が取り込む画像の一例を表した図である。 副走査方向に速度ムラがある場合に撮像手段が取り込む画像の一例を表した図である。 光学部材の構成のさらに他の一例を示す図である。 投影画像と被検出画像とを重ね合わせた画像のさらに他の一例を表した図である。 非透過面の配置の一例を示す図である。 非透過面の配置の他の一例を示す図である。 レーザ走査型の投影手段による光走査の軌跡の一例を表したグラフである。 主走査方向の往復ずれを検出するための被検出画像の一例を表した図である。 主走査方向の往復ずれが生じている場合に撮像手段が取り込む画像の一例を表した図である。 副走査方向の輝度ムラの補正手順の一例を示すフローチャートである。 光学部材の断面の一例を示す図である。 確認画像を投影したときに撮像手段が取り込む画像の一例を表した図である。 確認マークを有する光学部材の一例を示す図である。 撮像手段が撮像した確認マークの一例を示す図である。 確認マークを有する光学部材の他の一例を示す図である。 受光手段が配置された光学部材の一例を示す図である。 受光手段が配置された光学部材の他の一例を示す図である。 駆動装置の一例を示す機能ブロック図である。 測定装置によって撮影された光学部材の一例を示す図である。 投影手段と撮像手段と光学部材との位置関係の一例を示す図である。 図30に示す位置関係におけるホットスポット発生位置を示す図である。 投影手段と撮像手段と光学部材との位置関係の他の一例を示す図である。 投影手段と撮像手段と光学部材との位置関係のさらに他の一例を示す図である。 図31に示すホットスポット発生位置を左右方向にずらした状態を示す図である。 外からの光が撮像手段に取り込まれる様子を表した図である。 撮像手段が撮像した像の一例を示す図である。 運転者が視認する画像の他の一例を表した図である。 図37に表した画像を表示する際に使用される光学部材の構成の一例を示す図である。 切替手段が複数の光学部材を切り替える様子を表した図である。 調光手段が配置された光学部材の一例を示す図である。 調光手段による透過面の透過状態と非透過状態との設定の一例を示す図である。 調光手段による透過面の透過状態と非透過状態との設定の他の一例を示す図である。 非透過面の一部が意匠的形状である光学部材の一例を示す図である。 光学部材の投影画像が投影されない領域を確認する様子を表した図である。 図43に示す光学部材を使用した際に運転者が視認する画像の一例を表した図である。 図43に示す光学部材を使用した際に運転者が視認する画像の他の一例を表した図である。 非透過面の配置のさらに他の一例を示す図である。 投影手段が投影する投影像の一例を示す図である。 図47に示す非透過面と図48に示す投影像とにより投影面上に形成される画像を表した図である。 光偏向器によって反射された光の光学部材への入射位置を示す図である。
図1に本発明に係る画像表示装置の一例であるヘッドアップディスプレイ装置500を搭載した自動車400の一例を、図2にヘッドアップディスプレイ装置500の一例を示す。
画像表示装置は、光走査により画像を投影する装置であり、本実施形態ではヘッドアップディスプレイ装置として説明する。
図1に示すように、ヘッドアップディスプレイ装置500は、例えば、自動車400のウインドシールド、すなわちフロントガラス401等の付近に設置される。ヘッドアップディスプレイ装置500から発せられる投射光Lが投影面であるフロントガラス401で反射され、ユーザーである観察者、すなわち運転者402に向かう。
これにより、運転者402は、ヘッドアップディスプレイ装置500によって投影された画像等を虚像として視認することが可能である。なお、ウインドシールドの内壁面にコンバイナを設置し、コンバイナによって反射する投射光によってユーザーに虚像を視認させる構成にしてもよい。
図2に示すように、ヘッドアップディスプレイ装置500は、フロントガラス401に画像を投影する投影手段540を有している。
ヘッドアップディスプレイ装置500はまた、投影手段540とフロントガラス401との間の光路上に位置する光学部材としての中間スクリーン510と、中間スクリーン510を経たレーザ光が入射する投射ミラー511とを有している。
ヘッドアップディスプレイ装置500はまた、中間スクリーン510の投影手段540側に配置された撮像手段としてのカメラ520と、投影手段540の駆動を制御する制御手段としての駆動装置11とを有している。
投影手段540は、赤色、緑色、青色のレーザ光を出射するレーザ光源501R、501G、501Bと、各レーザ光源501R、501G、501Bに対して設けられるコリメータレンズ502、503、504とを有している。
投影手段540はまた、コリメータレンズ502、503を経たレーザ光が入射するダイクロイックミラー505と、コリメータレンズ504、ダイクロイックミラー505を経たレーザ光が入射するダイクロイックミラー506とを有している。
投影手段540はまた、ダイクロイックミラー506を経たレーザ光が入射する光量調整部507と、光量調整部507を経たレーザ光が入射する反射面14を有し反射面14に入射したレーザ光を偏向する光偏向器13とを有している。
投影手段540はまた、光偏向器13によって偏向されたレーザ光が入射する自由曲面ミラー509を有している。
投影手段540はまた、レーザ光源501R、501G、501B、コリメータレンズ502、503、504、ダイクロイックミラー505、506を光学ハウジングによってユニット化した光源ユニット530を有している。
コリメータレンズ502、503、504と、2つのダイクロイックミラー505、506と、光量調整部507とは、入射光学系を構成している。
自由曲面ミラー509と、中間スクリーン510と、投射ミラー511とは、投射光学系を構成している。
レーザ光源501R、501G、501Bから出射され、入射光学系を経て、光偏向器13によって偏向され、投射光学系を経たレーザ光は、フロントガラス401に投射される。
ヘッドアップディスプレイ装置500は、中間スクリーン510に表示される中間像を自動車400のフロントガラス401に投射することで、その中間像を運転者402に虚像として視認させる。
レーザ光源501R、501G、501Bから発せられた各色レーザ光は、それぞれ、コリメータレンズ502、503、504で略平行光とされ、2つのダイクロイックミラー505、506により合成される。合成されたレーザ光は、光量調整部507で光量が調整された後、光偏向器13によって二次元走査される。光偏向器13で二次元走査された投射光Lは、自由曲面ミラー509で反射されて歪みを補正された後、中間スクリーン510に集光され、中間スクリーン510上に中間像を表示する。
駆動装置11は、例えばCPU(Central Processing Unit)およびFPGA(Field-Programmable Gate Array)等を備えた電子回路ユニットである。駆動装置11は、取得した光走査情報に基づいて光源ユニット530および光偏向器13の制御命令を生成し、制御命令に基づいて光源ユニット530および光偏向器13に駆動信号を出力する。
光偏向器13は、反射面14を駆動可能なMEMS(Micro Electromechanical Systems)デバイスである。光偏向器13は、駆動装置11から入力された駆動信号に基づいて、圧電駆動方式により反射面14を2軸方向に駆動する。本実施形態では、光偏向器13は、反射面14を主走査方向および副走査方向の2軸方向に往復駆動させ、反射面14に入射する投射光Lを二次元走査する。この光偏向器13の駆動制御は、駆動装置11によりレーザ光源501R、501G、501Bの発光タイミングに同期して行われる。
なお、本実施形態では、光偏向器13は圧電駆動方式であるが、静電駆動方式、電磁駆動方式等であってもよい。また、本実施形態では、光偏向器13は反射面14を2軸方向に往復駆動させるものであるが、1軸方向に往復駆動させるものを2つ組み合わせるなど少なくとも2軸駆動させるものであればよい。
本実施形態では、投影手段540はレーザ走査型であるが、液晶方式等の投影方式であってもよい。
中間スクリーン510は、マイクロレンズが二次元配置されたマイクロレンズアレイで構成されており、中間スクリーン510に入射してくる投射光Lの射出瞳をマイクロレンズ単位で拡大する。
図3に示すように、中間スクリーン510は、透過面510aと非透過面510bとを有している。
非透過面510bは、投影手段540から入射してくる投射光Lを反射する。非透過面510bにより反射された反射光は、図2に示すように、カメラ520の撮影レンズ521を経て、撮像素子522で電気信号に変換される。
図3に示す構成例では、非透過面510bは、中間スクリーン510の四隅に設けられている。図4に示すように、投影手段540は、投影像Aとして、運転者402へ示す情報である、文字および図形によって形成される投影画像Xと、投影状態をモニターするための被検出画像Yとを重ね合わせた画像を中間スクリーン510上に投影する。
そうすると、図5のような画像が運転者402に視認される。カメラ520には、図6で示されるような画像が取り込まれる。
図6で示される画像から、光偏向器13によって偏向される投射光Lの2軸方向における振幅、言い換えると上下左右の振幅が適正であるかが確認される。例えば、所定の位置すなわち4つの非透過面510bのうちのいずれかの位置に被検出画像Yのパターンが映らない場合は位置ずれが、同様に、一部のパターンがボケて映る場合は片ボケの可能性が検知される。投影手段540はレーザ走査型であるから、光偏向器13の振幅角度が所望の値であるかも検知される。
自動で中間スクリーン510上の画像の位置を調整する機能が付いていれば、所望の位置に被検出画像Yが来るように、駆動装置11が画像の位置、反射面14の向きを調整する。振幅角度や投影位置がずれている場合は、駆動装置11が駆動信号を調整したり、レーザの発光タイミングを調整したりして、所定の位置に画像を投影させるようにする。それでも改善されない場合は、運転者402に修理を促す画像が投影画像Xとして表示される。
送り速度すなわち中間スクリーン510上の投射光Lの走査速度が一定でない場合は、遅い箇所の輝度が大きくなり、速い箇所の輝度が小さくなる。その結果、投影画像Xに不自然な輝度ムラや画像の歪みが発生し、投影画像Xの品位が損なわれる。
例えば、図7(a)に示すように、副走査方向すなわち上下方向である垂直方向の送り速度が一定であれば、投影画像Xに輝度ムラは生じない。しかし、図7(b)に示すように、等速で走査されない場合は、投影画面上すなわち中間スクリーン510上に単に均一な画像を投影しようとすると、運転者402によって実際に観察される投影画像Xには図8のように輝度ムラが生じてしまう。
投影画像Xの輝度ムラを検出するには、図9に示すように、中間スクリーン510の周縁全体に非透過面510bを設け、ここに被検出画像Yを投影するようにしてもよい。中間スクリーン510の周縁に非透過面510bを設けることで、主走査方向、副走査方向のいずれにおいても輝度ムラが検出可能となり、両方向において連続して、すなわち空間的に連続して不具合が検出可能となる。同図に示す中間スクリーン510を使用する場合、投影手段540は、中間スクリーン510上に図10のような投影画像Xと被検出画像Yとを重ね合わせた画像を投影する。
非透過面510bを図9に示すように設けた場合、速度変動が生じていないとき、すなわち中間スクリーン510上の走査速度に変動が生じていないときは、図11に示すように、カメラ520に取り込まれる画像の輝度は略均一となる。
副走査方向に走査速度ムラが生じている場合は、図12に示すように、上下方向に輝度ムラが生じる。水平方向すなわち主走査方向に走査速度ムラが生じている場合は、左右方向に輝度ムラが生じる。
輝度ムラが検出された場合は、駆動装置11により反射面14の駆動条件を調整したり、レーザの発光強度のバランスや発光タイミングを調整したりして、輝度ムラを低減させる。
中間スクリーン510の四隅に非透過面510bを設ける場合と同様に、振幅角度や投影位置ずれを検出することも併せて行われる。
中間スクリーン510の周縁をモニターするだけでは、投影画像Xの周辺部で不具合がないことの確認や不具合緩和のための調整はできても、投影画像Xの内側の部分についてはそれができない。
ここで、車載用のヘッドアップディスプレイ装置500は、従来の自動車400のインストゥルメントパネルの、速度計、回転数計、燃料計、水温計等の情報をフロントガラス401越しに運転者402に視認させるものである。したがって、車載用のヘッドアップディスプレイ装置500の場合、投影画像Xのコンテンツの表示位置があらかじめ定位置に特定され、中間スクリーン510上の投影画像Xが投影されない領域をあらかじめ把握することが可能である。
そこで、図13に示すように、中間スクリーン510の、投影画像Xが投影される領域以外の領域に非透過面510bを配置し、投影手段540は、中間スクリーン510上に図14のような投影画像Xと被検出画像Yとを重ね合わせた画像を投影する。カメラ520は、中間スクリーン510の周縁および周縁の内側に位置する十字型の非透過面510bに投影された被検出画像Yを取り込む。中間スクリーン510の周縁だけでなく、十字型の非透過面510bに投影された被検出画像Yとカメラ520が取り込んだ画像とを解析することで、中間スクリーン510の略中央部の画像品質が確保される。
なお、図13に示す中間スクリーン510の構成は一例であって、非透過面510bの形はこれとは異なるものであってもよい。
投影画像Xでは、運転者402が一番見ることの多いスピード表示の部分が、速度の数値が7セグメントフォントで示され、「km/h」の表示が常に一定である画面デザインで示されるようになっている。図15に示すように、中間スクリーン510上のそれぞれの表示位置から一定の隙間をあけるようにして設定したグレーで示される領域は投影画像Xが投影されないので、被検出画像Yを投影するための非透過面510bとすることが可能である。それぞれの表示位置から隙間を設けるのは、透過面510aすなわち運転者402が視認する範囲に被検出画像Yが映り込まないようにするためである。
同図に示されているように、非透過面510bは、中間スクリーン510上に非連続に、複数設けることが可能である。中間スクリーン510上の特に重要な情報を投影する箇所は、投影する画像のできるだけ近くで、被検出画像Yを投影するとよい。
想定されるすべての投影画像Xから、中間スクリーン510の投影画像Xが投影されない領域を確認し、そこから少し余裕を持たせることで、非透過面510bを決定することも可能である。例えば、図16のように非透過面510bが決定される。非透過面510bの形成が中間スクリーン510上の特定の位置に限定される場合は、被検出画像Yを投影する領域を確保するために、投影画像Xのコンテンツのデザイン、言い換えると投影位置を修正するようにしてもよい。
レーザ走査型の投影手段540は、図17に示すように、主走査を正弦波の共振駆動としている。そのため、光偏向器13には駆動装置11により駆動信号として正弦波が入力されるが、駆動信号に対する実駆動の遅れや、光偏向器13のバネ部の不均一性、自動車400の振動の影響などのために、正確に正弦波駆動しない場合が想定される。光偏向器13が正確に正弦波駆動している前提で駆動装置11によりレーザ点灯制御をしていると、主走査の往復でレーザの発光タイミングがずれてしまい、投影画像Xに位置ずれが起きて、投影画像Xが歪んでしまう。
そこで、投影手段540は、図18のような色を変えた被検出画像Yであるパターン画像を非透過面510bに投影する。主走査の往復でレーザの発光タイミングのずれがない場合は、投影したパターン画像のように色の縞が維持された画像がカメラ520によって取り込まれる。往復ずれが生じている場合は、図19に示すように、色の縞がずれた画像がカメラ520によって取り込まれる。
往復ずれが検出された場合は、パターン画像の色ずれがなくなるように駆動装置11がレーザの発光タイミングを調整する。パターン画像の色ずれがなくなれば、運転者402が視認する画像の歪みもなくなる。
投影状態の不具合の検出および補正は、基本的には、カメラ520で不具合項目を検出するための被検出画像Yを取り込み、不具合が検出された場合に、駆動装置11により不具合に関連する信号を少しずつ変化させることによって行う。そして、信号を変えたことで不具合が改善されたか、さらに悪くなったかを、駆動装置11がカメラ520で取り込んだ画像を解析することで判定する。
不具合が改善され、不具合が検出されなくなった場合や基準値に収まった場合は、補正終了とする。不具合の改善はされたが、基準値に収まっていない場合は、先ほど信号を変化させた方向にさらに、信号を変化させる。例えば、駆動周波数を上げて振幅角が改善された場合は、駆動装置11によりさらに駆動周波数を上げるようにする。悪くなった場合は、先ほど変化させた方向と逆方向に信号を変化させる。例えば、駆動周波数を上げて振幅角が小さくなった場合は、駆動装置11により駆動周波数を下げるようにする。
レーザの発光タイミングや輝度調整など、光偏向器13の駆動だけで解決できないことに対しても、同様に補正を行うことが可能である。
振幅角変動の検出は、非透過面510bの、中間スクリーン510の四隅に位置する部分に振幅角確認用の被検出画像Yを投影し、被検出画像Yの投影位置がずれていないかを観察することによって行う。主走査方向の振幅角変動が検出された場合は、駆動装置11が少しずつ駆動周波数を変化させながら、被検出画像Yが所定位置に来るように補正する。例えば、振幅角が小さくなったことが検出された場合、駆動装置11は駆動周波数を上げる。駆動周波数を上げて振幅が増えた場合は、さらに駆動周波数を上げ、振幅角が小さくなった場合は、駆動周波数を下げるようにする。
ヘッドアップディスプレイ装置500に温度センサを設けて、あらかじめ駆動周波数を予想したあとで、駆動装置11が駆動周波数を微調整するようにしてもよい。
副走査方向の振幅角変動が検出された場合は、駆動装置11が光偏向器13の駆動電圧を調整して、必要な振幅角度となるようにする。少しずつ電圧を上げていくことで、運転者402に画像が変化していることを感じさせないようにすることが可能である。
投影位置ずれの検出は、非透過面510bの、中間スクリーン510の四隅に位置する部分に振幅角確認用の被検出画像Yを投影し、被検出画像Yの投影位置がずれていないかを観察することによって行う。投影位置ずれが検出された場合は、振幅角変動の補正と同様の方法等で振幅角度の適否を確認しながら、駆動装置11がレーザの発光タイミングを調整して補正する。被検出画像Yの投影中心が著しくずれている場合は、駆動装置11が被検出画像Yの位置を上下左右で調整し、ずれ量を検出する。
往復ずれの検出は、縦ストライプの被検出画像Yをできるだけ広い範囲に投影し、ラインが曲がっているかどうかを観察することによって行う。往復ずれが検出された場合は、駆動装置11によりカメラ520が取り込んだ画像を解析し、主走査の往復での描画のずれの時間を見積もり、レーザの発光タイミングを調整して補正する。
レーザの色バランス不良の検出は、非透過面510bに赤、緑、青の単色の被検出画像Yをそれぞれ異なるタイミングで投影し、各色の輝度を算出することによって行う。輝度の過不足が検出された場合は、カメラ520が取り込んだ画像からの情報を基に、レーザへの信号出力レベルと取り込んだ画像の各色の輝度レベルとの関係を把握し、駆動装置11がレーザへの信号出力レベルを調整して補正する。
レーザへの信号出力レベルが各色で同じであっても、いずれかの色の輝度が下がってきた場合は、その色のレーザへの信号出力レベルを上げるなどして、各色とも所定の輝度を維持するようにする。
リニアリティ劣化すなわち副走査方向の輝度ムラの検出は、カメラ520が取り込んだ画像の上下方向に輝度ムラがあるかどうかを観察することによって行う。非透過面510bは、上下方向に連続する、すなわち上下方向に延びるように形成することが望ましい。輝度ムラが検出された場合は、駆動装置11が副走査の駆動条件を調整して補正する。
図20に、副走査方向の輝度ムラの補正手順の一例を示す。
駆動装置11は、ステップS1において、撮像情報を解析し、ステップS2において、輝度ムラがあるかどうかを判定する。
ステップS2において輝度ムラが検出された場合、駆動装置11は、ステップS3において、駆動信号のシンメトリ値を小さくする。カメラ520は、駆動信号のシンメトリ値を小さくして投影した被検出画像Yを取り込む。駆動装置11は、ステップS4において、撮像情報を解析し、ステップS5において、輝度ムラがあるかどうかを判定する。ステップS5において輝度ムラが検出された場合、駆動装置11は、ステップS6において、輝度ムラが改善したかどうかを判定する。ステップS6において輝度ムラが改善したと判定された場合、駆動装置11は、ステップS3に戻り、駆動信号のシンメトリ値をさらに小さくする。駆動装置11は、ステップS3~S6を輝度ムラが検出されなくなるまで繰り返す。
ステップS6において輝度ムラが改善していないと判定された場合、駆動装置11は、ステップS7において、シンメトリの数値を大きくする。カメラ520は、シンメトリの数値を大きくして投影した被検出画像Yを取り込む。駆動装置11は、ステップS8において、撮像情報を解析し、ステップS9において、輝度ムラがあるかどうかを判定する。ステップS9において輝度ムラが検出された場合、駆動装置11は、ステップS7に戻り、シンメトリの数値をさらに大きくする。駆動装置11は、ステップS7~S9を輝度ムラが検出されなくなるまで繰り返す。
ステップS2、ステップS5またはステップS9において輝度ムラが検出されない場合、駆動装置11は、補正を終了する。
被検出画像Yの反射や拡散の成分が投影手段540の中に戻ってくると、すなわち投影手段540に入射すると、それがさらに反射して、運転者402が視認する画像に重畳されゴーストなどが発生する可能性がある。
ここで、プロジェクタからの投射光を反射するフロントタイプスクリーンは、大きく拡散型、回帰型、反射型の3種類に分けられる。拡散型すなわちマットスクリーンは完全拡散に近い反射をし、回帰型すなわちビーズスクリーンは入射と同一方向に反射し、反射型すなわちパールスクリーンは入射方向に対し正反対に反射する。
中間スクリーン510の非透過面510bの表面には反射型を選択して、被検出画像Yの成分が投影手段540の中にできるだけ戻らないようにする。こうすると中間スクリーン510の周辺部が暗くなるが、あらかじめ試作評価やシミュレーションなどの結果を基に、暗くなる分を見込んで補正した値で被検出画像Yの画質を判定する。
図21(a)に示すように、中間スクリーン510の入射面側は、透過面510aよりも非透過面510bがわずかに突出するように形成される。仮に、非透過面510bが透過面510aに対して突出した位置にない場合に、スクリーン用塗料を塗布しようとすると、透過面510aを汚さないように透過面510aへのマスキングなどが必要になり、中間スクリーン510の製造工程が増えてしまう。しかし、本実施形態のように非透過面510bをわずかに突出させることによって、図21(b)に示すように、非透過面510bに所望の特性を持たせるためのスクリーン用塗料が容易に塗布される。
このような中間スクリーン510は、同図左右方向に対応する厚み方向すなわち前後方向二方割りの型によって量産することが可能である。塗装工程を入れることでコストアップになるが、確実な遮光が可能となり、中間スクリーン510の素材とは別の粒状の材料を含んだ塗料を使うことで、所望の拡散性能をより得られる可能性が上がる。
ただし、必要以上に段差を設けると、透過面510aと非透過面510bとで投影距離が変わってしまい、フォーカスずれなどが正しく検出できなくなってしまうので、この段差は必要最低限にするべきである。
なお、中間スクリーン510の構成はかかる構成に限定されるものではなく、例えば、透明樹脂と不透明樹脂との二色成形で、透過面510aはマイクロレンズアレイを構成し、非透過面510bは拡散面となるように成形してもよい。
また、透明樹脂で中間スクリーン510を成形した後で、ホットスタンプによって非透過面510bを形成してもよい。
車載用のヘッドアップディスプレイ装置500は、高温または低温下で待機状態とされ、または使用される可能性があり、また、振動に連続的にさらされるので、装置内の部品の位置ずれや、変形が生じる可能性がある。
そこで、ヘッドアップディスプレイ装置500の起動時に、投影手段540は、投影像Aとして、中間スクリーン510の透過面510aと非透過面510bとの位置関係を確認するための確認画像Zを中間スクリーン510上に投影する。確認画像Zは、透過面510aと非透過面510bとの境目を照射できればよく、最も簡単で確実な確認画像Zは、全面均一な画像である。中間スクリーン510に投影された確認画像Zをカメラ520が撮像することで、撮像範囲内での非透過面510bの位置やその特徴点が検出される。例えば、非透過面510bを図16に示したように形成する場合は、図22に示すように、非透過面510bの形状の特徴点を抽出し、それに水平方向と垂直方向との画素番号を関連付けるなどして特徴点が検出される。そうすることで、確実に非透過面510bの位置が把握される。
非透過面510bの位置が把握されると、被検出画像Yを投影する領域がわかるので、被検出画像Yが透過面510aに映り込んだり、非透過面510bに対する被検出画像Yの投影する範囲の隙間を必要以上に大きく取りすぎたりせずに済む。したがって、被検出画像Yを投影する範囲が最大限大きくされる。
この初期設定では、撮像は1コマ撮影分の時間でよいので、運転者402にほとんど違和感を与えない。
以上のような構成のヘッドアップディスプレイ装置500は、カメラ520が正しく機能しないと成り立たないシステムであるため、カメラ520が正しく動作するか確認する必要がある。
そこで、図23に示すように、非透過面510bにカメラ520の焦点調整の適否を確認するための確認マークMを設ける。確認マークMは、非透過面510bが白地の場合には黒線にするなど、コントラストが出ていることが望ましい。
カメラ520は、ヘッドアップディスプレイ装置500の起動時に、投影像Aが投影されていない状態の中間スクリーン510全体を撮像し、確認マークMがクリアに撮像できているかどうかを確認する。
図24のaやbに示すように、カメラ520が撮像した確認マークMのボケが小さければ、中間スクリーン510に対するカメラ520の位置が正しく、カメラ520に異常がない可能性が高いと判定される。
一方、図24のdやeに示すように、ピントがずれた、ボケが大きい画像が取得された場合、中間スクリーン510に対するカメラ520の位置、あるいはカメラ520における撮影レンズ521や撮像素子522の位置が適切でないと判定される。
また、図23に示すように非透過面510b上に複数の確認マークMを設けた場合、カメラ520により取得された画像において、確認マークMのボケが大きいものと小さいものとが混在していることがある。この場合は、撮影レンズ521または撮像素子522のどちらかが初期位置に対して傾いた片ボケの可能性があると判定される。
カメラ520が確認マークMを正しく撮像できない状態では、撮像情報に基づく投影状態の良否の判定ができない。そのため、中間スクリーン510に対するカメラ520の位置、あるいはカメラ520における撮影レンズ521や撮像素子522の位置が適切でないと判定された場合は、表示や音声などによって運転者402に修理や調整を促すなどの対応が行われる。
非透過面510bに被検出画像Yを投影する際には、透過面510aに被検出画像Yが映り込まないようにするため、透過面510aから一定の余裕を設けて被検出画像Yを投影する。そのため、確認マークMは、非透過面510bに投影された被検出画像Yと重ならない位置、例えば、図25に示すように透過面510aの際に設けると、投影状態のモニターに影響を与える可能性が小さくなる。
また、カメラ520は、ピントの調整を行うフォーカス調整機構を有していても良く、その場合、フォーカス調整機構によって、カメラ520が撮像した確認マークMに基づいてピントの調整を行うことが可能である。
確認マークMは、ヘッドアップディスプレイ装置500の組み立て時にも使用することが可能である。すなわち、確認マークMは、カメラ520をヘッドアップディスプレイ装置500に組み付ける際に、中間スクリーン510に対するカメラ520の位置の適否および/または焦点調整の適否の確認に用いることが可能である。この場合、ヘッドアップディスプレイ装置500を組み立てるための組み立て装置や組み立て用ジグは、カメラ520からの信号を得られるような構成とする。
カメラ520が固定焦点である場合は、カメラ520の位置を前後方向にスライド調整可能な構成としておき、中間スクリーン510とカメラ520との間隔を調整することでピントの調整を行う。ピントが合った位置で、カメラ520をヘッドアップディスプレイ装置500本体内に固定する。
カメラ520がフォーカス調整機構を有している場合は、フォーカス調整機構によってフォーカス調整を行い、ピントが合った位置でフォーカス調整機構をネジや接着剤などで固定する。
個々のカメラ520にバラツキがあったとしても、そのバラツキは確認マークMを用いた調整により吸収されるので、位置決めピンなどの機械的な位置決めよりもより正確なピント調整が行える。
撮像情報に基づく投影状態のモニターでは、カメラ520のシャッタースピードの限界により、検出できない測定指標がある。すなわち、投射光Lの走査速度は非常に高速であるため、撮像情報に基づく投影状態のモニターだけでは、投射光Lの動きに対応した測定を行えない可能性がある。
そこで、図26または図27に示すように、投影手段540が非透過面510bに向けて投射した投射光Lを受光するフォトダイオード(PD)や位置検出素子(PSD)などの受光手段としての光センサ550を非透過面510bに配置する。
同図に示す中間スクリーン510は、非透過面510bが中間スクリーン510上に連続して設けられている。このような非透過面510bに光センサ550を配置する場合、光センサ550への配線は、光センサ550に繋がる導線を非透過面510bに埋め込むことによって行う。
非透過面510bは、図15または図16に示すように、中間スクリーン510上に非連続に、複数設けられる場合もある。このような非連続な非透過面510bに光センサ550を配置する場合、光センサ550への配線は、透明電極を用いることなどが考えられる。
光センサ550は、局所的ながら繊細な時間的分解能を持つため、光センサ550が受光した投射光Lから、投射光Lが光センサ550を横切った時間情報などが正確に求められる。このため、光センサ550を配置することにより、カメラ520によって取得された画像情報と光センサ550による測定によって得られたデータとに基づいて投影手段540の制御を行うことができ、より画像の劣化を抑制することが可能となる。
中間スクリーン510に光センサ550を取り付ける際、個々の中間スクリーン510の間で光センサ550の取り付け位置に誤差が発生する可能性がある。非常に高速な投射光Lの動きをとらえる光センサ550は、取り付け位置が想定からわずかにでもずれていると、大きな計算誤差を生じ、正確な測定ができなくなってしまう。
そこで、図28に示すように、駆動装置11の一機能として実現される記憶手段11aによって、確認マークMの位置と光センサ550の位置との関係、すなわち確認マークMと光センサ550との相対位置情報が記憶されるようにする。
中間スクリーン510ごとに確認マークMと光センサ550との相対位置情報を測定し、中間スクリーン510ごとの個別データとして管理する。相対位置情報の測定は、測定装置などによって、ヘッドアップディスプレイ装置500に組み付ける前の中間スクリーン510を、確認マークMと光センサ550とが配置された面から撮影し、撮影した画像を解析、計測することによって行われる。
図29は、測定装置によって撮影された中間スクリーン510を示している。撮影した画像の解析は、以下のようにして行われる。
まず、図29に示す確認マークM1の中心位置と確認マークM2の中心位置とを計測する。寸法aは、確認マークM1の中心位置と確認マークM2の中心位置との水平方向における距離を、寸法dは、鉛直方向における距離を示している。この寸法aと寸法dとから、測定装置に対する中間スクリーン510の傾きが検出される。
次に、同図に示す光センサ551の中心位置と光センサ552の中心位置とを計測する。寸法b、cはそれぞれ、確認マークM1の中心位置と光センサ551、552の中心位置との水平方向における距離を、寸法e、fはそれぞれ、鉛直方向における距離を示している。寸法eと寸法fとは本来同じ数値になっているはずであるが、実際はズレが生じているので、それぞれ測定する必要がある。中間スクリーン510ごとに寸法a~fを相対位置情報として管理する。
相対位置情報の管理は、中間スクリーン510ごとに例えばIDなどを設定し、そのIDとそれぞれの相対位置情報とを関連付けし、相対位置情報を記憶手段11aに記録することによって行われる。
中間スクリーン510ごとのIDの設定は、投影像Aに影響を与えないように、中間スクリーン510の、投射光Lが入射する側とは反対側の非透過面510bに番号やバーコードなどを付すことによって行われる。
このように測定、記憶された相対位置情報に基づいて、駆動装置11は、光センサ550が受光した投射光Lから求められる情報、すなわち投射光Lが光センサ550を横切った時間情報の補正を行う。
光センサ550の取り付けズレ量を記憶手段11aにあらかじめ記憶しておくことで、実際に得られたデータに対して補正処理を施すことができ、正確な測定を行うことが可能となる。
投影手段540とカメラ520と中間スクリーン510との位置関係によっては、投影手段540の光源像がカメラ520に写り込み、その部分だけが高輝度となってしまうホットスポットと呼ばれる現象が発生することがある。投影手段540は走査型プロジェクタであるため、反射面14の回転中心が投影手段540の光源に対応する。
図30に示すように、中間スクリーン510を対称面として、投影手段540と面対称となる位置に、ミラーなどによる光路折り返しが無いと仮定した投影手段540aの光源を想定する。ホットスポットは、想定された光源がカメラ520の撮影範囲内に含まれていると発生し、想定された光源と撮影レンズ521の中心とを結んだ線と、中間スクリーン510との交点が、ホットスポット発生位置となる。
図30に示す位置関係の場合、図31に示すように、2点鎖線で示す円の中心がホットスポット発生位置となり、この円内は白とびが発生する可能性がある。この範囲に非透過面510bが設けられていると、カメラ520へのホットスポットの写り込みが生じる。
カメラ520へのホットスポットの写り込みが生じると、カメラ520が取り込んだ画像から必要な情報を得られる範囲が限られてしまう。
ホットスポットの写り込みを避ける手段としては、図32または図33に示すような位置関係で、投影手段540とカメラ520と中間スクリーン510とを配置することが考えられる。しかしながら、中間スクリーン510に対する投影手段540の入射角度またはカメラ520の撮影角度を大きくしなければならず、設計上の大きな制約となる。
そこで、非透過面510bが中間スクリーン510に設けられる箇所を、カメラ520へのホットスポットの写り込みが生じる箇所以外の箇所とする。言い換えると、カメラ520へのホットスポットの写り込みが生じる箇所は、透過面510aすなわち投影画像Xが投影される領域とする。
カメラ520へのホットスポットの写り込みが生じる箇所を透過面510aとするには、ホットスポット発生位置を左右方向にずらすことが考えられる。ホットスポット発生位置を左右方向にずらすには、カメラ520のレンズシフトを左右方向に行うなどして、中間スクリーン510の中央部と、撮影レンズ521の中心とをずらすようにする。そうすると、図34に示すようにホットスポット発生位置を左右方向にずらすことができ、中間スクリーン510の中央部を非透過面510bとすることが可能となる。
カメラ520が非透過面510bに投影された被検出画像Yを取り込む際に、図35に示すように、外からの光が投射ミラー511を介して透過面510aを透過して、カメラ520に取り込まれることがある。このとき、透過面510aや投射ミラー511、自動車400のダッシュボードに埋め込まれたヘッドアップディスプレイ装置500を覆うためのカバーに汚れや割れがあると、図36に示すように、カメラ520が撮像した像にいつも同じような形の影が写る。このことを利用して、透過面510a、投射ミラー511、またはカバーの汚れや割れなどの不具合を検知する。
図28に示すように、駆動装置11の一機能として実現される監視手段11bによって、カメラ520が撮像した像と投影手段540の投影像Aとに基づいて透過面510aの不具合が監視されるようにする。
監視手段11bは、カメラ520が撮像した像の変化を観測し、いつも同じような形の影が写っていると、透過面510a、投射ミラー511またはカバーに不具合の可能性があると判断する。このとき、わずかではあるが、投影光Lの中間スクリーン510の裏面反射分もカメラ520に取り込まれ、フロントガラス401に表示している投影画像Xがカメラ520に写る可能性がある。このため、監視手段11bは、カメラ520が撮像した像と投影画像Xとを比較し、裏面反射による影響分を補正することで、透過面510a、投射ミラー511、またはカバーの不具合を検知する。
透過面510aや投射ミラー511の割れは、線のような像として現れるので、汚れよりも検知しやすいと考えられる。
不具合の可能性があると判断した場合は、監視手段11bはまず、カバーに汚れがあるかどうかを確認するよう運転者402に促す。カバーに汚れがない場合や、カバーの汚れを取り除いても不具合が解消されない場合は、監視手段11bは、表示や音声などによって運転者402に修理やメンテナンスを促す。
カメラ520は、中間スクリーン510の表面にピントがあっているので、カメラ520が撮像した像のボケ具合から、中間スクリーン510、投射ミラー511、カバーのうち、どこに不具合があるかを予想するようにしても良い。
このように、カメラ520が取り込んだ画像のうち、透過面510aの範囲から取得された情報を用いて、透過面510a、投射ミラー511、またはカバーの不具合を検知することが可能となる。
運転者402の目的や好みによってフロントガラス401に表示させる画像を選択できるようにした場合、投影状態をモニターするための望ましい非透過面510bの形状や位置がそれぞれ異なる可能性がある。
例えば、図5のような運転者402への注意喚起を表示する第1モードでは、図23のような中間スクリーン510が望ましく、図37のような道案内を主たる投影情報として表示する第2モードでは、図38のような中間スクリーン510が望ましい。
そこで、図39に示す構成例では、複数の中間スクリーン5101、5102が備えられ、投影像Aに応じて複数の中間スクリーン5101、5102を切り替える切替手段560が備えられている。
中間スクリーン5101と中間スクリーン5102とは、非透過面510bの形状や位置、すなわち配置態様が互いに異なっており、図39に示すように、上下に一体的に構成されている。図39(a)は中間スクリーン5101が選択的に使用される様子を、(b)は中間スクリーン5102が選択的に使用される様子を表している。切替手段560は、複数の中間スクリーン5101、5102を上下方向にスライドさせることで両者の切り替えを行う。複数の中間スクリーン5101、5102の切り替えは、運転者402によって表示モードが選択されたときに、必要に応じて行われる。
本実施形態では、複数の中間スクリーン5101、5102を上下方向に移動させる例を示しているが、紙面に垂直となる方向に複数の中間スクリーン5101、5102を並べて配置し、左右方向に移動させるようにして両者の切り替えを行っても良い。
運転者402の好みや使用目的によって投影画像Xを変更した際に、切替手段560が投影画像Xに応じた中間スクリーン510に切り替えるため、投影コンテンツのデザインの自由度を低下させずに済む。
図39に示す構成例では、非透過面510bの配置態様が互いに異なる複数の中間スクリーン5101、5102を投影像Aに応じて切り替える構成としたが、1つの中間スクリーン510の中で非透過面510bの配置態様を切り替える構成としても良い。
この場合はまず、図40(a)に示すように、第1モードの投影画像Xも第2モードの投影画像Xも投影されない領域を非透過面510bとして、中間スクリーン510を成形する。そして、図40(b)に示すように、透過面510aの透過状態と非透過状態とを切り替える調光手段としての調光フィルム571、572を透過面510aに配置する。
調光フィルム571、572は、電気的制御によって透過面510aの透過状態と非透過状態との切り替えを行う。
運転者402によって図5に示すような第1モードが選択された場合、図41に示すように、調光フィルム571は非透過状態に設定され、調光フィルム572は透過状態に設定される。このとき、中間スクリーン510における非透過面510bの配置態様は、図23における非透過面510bの配置態様と同様になる。
運転者402によって図37に示すような第2モードが選択された場合、図42に示すように、調光フィルム571は透過状態に設定され、調光フィルム572は非透過状態に設定される。このとき、中間スクリーン510における非透過面510bの配置態様は、図38における非透過面510bの配置態様と同様になる。
図39に示す構成例では、中間スクリーン510を完全に入れ替えるため、使用していない中間スクリーン510の退避スペースが必要であったが、この構成であれば、切替手段560などの機械的な機構や中間スクリーン510の退避スペースを必要としない。また、調光フィルム571、572の配置によっては、3つ以上のモード切り替えも可能である。
上述したように、投影手段540は、ヘッドアップディスプレイ装置500の起動時に、全面が単一色となる画像すなわちベタ画像などの確認画像Zを中間スクリーン510上に投影する。そして、中間スクリーン510に投影された確認画像Zをカメラ520が撮像することによって、中間スクリーン510における透過面510aと非透過面510bとの位置関係の確認を行っている。
確認画像Zを投影する時間は一瞬であるが、フロントガラス401に非透過面510bの形状が影となって表示されるため、運転者402に違和感を与える可能性がある。
そこで、図43に示すように、非透過面510bの少なくとも一部の形状を、ロゴやマークなど意匠的に意味を持つ形状すなわち意匠的形状とする。同図において、黒地の部分が非透過面510b、白地の部分が透過面510aである。
ヘッドアップディスプレイ装置500の起動時に、例えば、全面が白となる確認画像Zを投影すると、非透過面510bの部分は影になるので、フロントガラス401には、そのまま図43のように表示される。
図44に示すように、想定されるすべての投影画像Xから中間スクリーン510の投影画像Xが投影されない領域を確認し、その位置にロゴやマークなどを非透過に形成する。
非透過面510bが設けられる位置は、中間スクリーン510の投影画像Xが投影されない領域であるため、実際の使用では、運転者402には図45または図46に示すような画像が提供され、非透過面510bの形状は認識されない。
このように、非透過面510bの少なくとも一部の形状を意匠的形状とすることで、投影状態のモニターに影響を与えることなく、運転者402に違和感を起こさせずに済む。
図43に示す構成例では、非透過面510bの形状のみによってフロントガラス401に表示させる画像を形成していたが、非透過面510bと投影像Aとを組み合わせることによってフロントガラス401に表示させる画像を形成しても良い。
例えば、図47に示すような形状の非透過面510bが配置された中間スクリーン510を形成し、ヘッドアップディスプレイ装置500の起動時に、図48に示すような投影像Aを中間スクリーン510上に投影する。非透過面510bの部分は影になるので、非透過面510bの形状と投影像Aとが組み合わされると、図49に示すロゴのような画像がフロントガラス401上に形成され、運転者402に視認される。
この構成であれば、図43に示す構成例のように、ヘッドアップディスプレイ装置500の起動時にフロントガラス401に表示させる画像を、非透過面510bの形状のみによって形成する必要がなくなる。このため、中間スクリーン510の非透過面510bが配置される範囲を必要最低限にとどめることができ、実使用時の投影画像Xのコンテンツの自由度を向上させることが可能となる。
また、非透過面510bと投影像Aとの位置関係から、投影像Aの投影位置のズレを検出できるので、その検出したズレ量に基づいて、投射光Lの走査の振幅角度や、投影像Aの投影倍率を調整することが可能となる。
上述したように、光偏向器13は、駆動装置11から入力された駆動信号に基づいて、反射面14を2軸方向に駆動する。反射面14はバネ性を持った支持部によって回転可能に支持されており、光偏向器13は支持部を変形させることで反射面14を回転させる。
ここで、何らかの原因で駆動装置11からの駆動信号がストップし、反射面14の駆動が停止してしまったと仮定する。このとき、反射面14の駆動は停止しているにもかかわらず、反射面14に入射するレーザ光の点灯が停止されない状況が発生すると、レーザ光のエネルギーが一点に集中し、この部分が透過面510aになっていると、レーザ光が装置外に出て行ってしまう。
そこで、光偏向器13の静止時に、光偏向器13により反射された光が入射する位置に非透過面510bを設ける。
駆動装置11からの駆動信号がストップした場合、光偏向器13は、初期の変形のない形状で停止することが多い。このため、光偏向器13に駆動信号を与えない状態で、停止した反射面14に投射光Lを投射し、反射面14によって反射された投射光Lの中間スクリーン510への入射位置を非透過面510bとする。
例えば、図50に示す場合、中間スクリーン510上の円で描いた位置が、光偏向器13の静止時に投射光Lが入射する位置に当たるため、この位置に非透過面510bを配置することによって投射光Lが反射されるようにする。
このように、光偏向器13の静止時におけるレーザ光の光路上に非透過面510bを配置しておくことで、レーザ光がヘッドアップディスプレイ装置500外に出て行くのを防ぐことが可能となる。
以上本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定していない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
本発明の実施の形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
11…制御手段,駆動装置、13…光偏向器、14…反射面、400…自動車、401…投影面,フロントガラス、402…運転者,ユーザー、500…画像表示装置,ヘッドアップディスプレイ装置、501R,501G,501B…レーザ光源、502,503,504…コリメータレンズ、505,506…ダイクロイックミラー、507…光量調整部、509…自由曲面ミラー、510,5101,5102…光学部材,中間スクリーン、510a…透過面、510b…非透過面,反射型拡散面、511…投射ミラー、520…撮像手段,カメラ、521…撮影レンズ、522…撮像素子、530…光源ユニット、540…投影手段、550,551,552…受光手段,光センサ、560…切替手段、571,572…調光手段,調光フィルム、A…投影像、L…投射光、M,M1,M2…確認マーク、X…投影画像、Y…被検出画像、Z…確認画像
特開2003-131151号公報

Claims (20)

  1. 投影面に画像を投影する投影手段と、
    前記投影手段と前記投影面との間の光路上に位置し、透過面と非透過面とを有する光学部材と、
    前記光学部材の前記投影手段側に配置され、前記非透過面に投影された前記投影手段の投影像を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段が撮像した前記投影像に基づいて前記投影手段を制御する制御手段と、
    を備えた画像表示装置。
  2. 請求項1記載の画像表示装置において、
    前記非透過面は、前記光学部材の周縁に位置することを特徴とする画像表示装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像表示装置において、
    前記非透過面は、前記光学部材の画像が投影される領域以外の領域に設けられることを特徴とする画像表示装置。
  4. 請求項3記載の画像表示装置において、
    前記非透過面は、前記光学部材上に複数設けられることを特徴とする画像表示装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1つに記載の画像表示装置において、
    前記投影手段は、画像の投影状態を検出するための被検出画像を投影することを特徴とする画像表示装置。
  6. 請求項5記載の画像表示装置において、
    前記被検出画像は、所定のパターン画像であることを特徴とする画像表示装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1つに記載の画像表示装置において、
    前記非透過面は、反射型拡散面であることを特徴とする画像表示装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1つに記載の画像表示装置において、
    前記非透過面は、前記透過面に対して突出した位置にあることを特徴とする画像表示装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれか1つに記載の画像表示装置において、
    前記投影手段は、当該画像表示装置の起動時に、前記透過面と前記非透過面との位置関係を確認するための確認画像を投影することを特徴とする画像表示装置。
  10. 請求項1ないし9のいずれか1つに記載の画像表示装置において、
    前記光学部材は、前記非透過面に前記撮像手段の焦点調整の適否を確認するための確認マークを有し、
    前記撮像手段が撮像した前記確認マークに基づいて、前記光学部材に対する前記撮像手段の位置の適否を判定することを特徴とする画像表示装置。
  11. 請求項10記載の画像表示装置において、
    前記確認マークは、当該画像表示装置の組み立て時に、前記撮像手段の位置の適否および/または前記焦点調整の適否の確認に用いられることを特徴とする画像表示装置。
  12. 請求項1ないし11のいずれか1つに記載の画像表示装置において、
    前記非透過面に配置され、前記投影手段が前記非透過面に向けて投射した投射光を受光する受光手段を備え、
    前記制御手段は、前記投影像と前記受光手段が受光した前記投射光とに基づいて前記投影手段の制御を行うことを特徴とする画像表示装置。
  13. 請求項12記載の画像表示装置であって、請求項10または11に記載の画像表示装置において、
    前記確認マークと前記受光手段との相対位置情報を記憶した記憶手段を備え、
    前記相対位置情報に基づいて前記投射光から求められる情報の補正を行うことを特徴とする画像表示装置。
  14. 請求項1ないし13のいずれか1つに記載の画像表示装置において、
    前記非透過面が前記光学部材に設けられる箇所は、前記撮像手段へのホットスポットの写り込みが生じる箇所以外の箇所であることを特徴とする画像表示装置。
  15. 請求項1ないし14のいずれか1つに記載の画像表示装置において、
    前記撮像手段が撮像した像と前記投影像とに基づいて前記透過面の不具合を監視する監視手段を備えたことを特徴とする画像表示装置。
  16. 請求項1ないし15のいずれか1つに記載の画像表示装置において、
    前記非透過面の配置態様が互いに異なる前記光学部材を複数備え、
    前記投影像に応じて複数の前記光学部材を切り替える切替手段を備えたことを特徴とする画像表示装置。
  17. 請求項1ないし16のいずれか1つに記載の画像表示装置において、
    前記透過面に配置され、透過状態と非透過状態とを切り替える調光手段を備えたことを特徴とする画像表示装置。
  18. 請求項1ないし17のいずれか1つに記載の画像表示装置において、
    前記非透過面は、少なくとも一部が意匠的形状であることを特徴とする画像表示装置。
  19. 請求項1ないし18のいずれか1つに記載の画像表示装置において、
    前記非透過面と前記投影像とを組み合わせて前記投影面上に画像を形成することを特徴とする画像表示装置。
  20. 請求項1ないし19のいずれか1つに記載の画像表示装置において、
    前記投影手段は、光源と、前記光源が投射した光を偏向する光偏向器とを有し、
    前記非透過面は、前記光偏向器の静止時に、前記光偏向器により反射された光が入射する位置に設けられることを特徴とする画像表示装置。
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