JP7023753B2 - スクリーン - Google Patents

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本発明は、抗張体を弾性材で覆ったロープを有するスクリーンに関する。
鉱石、砕石、コークス、化学薬品等の塊状物や粉粒状物を篩い分けする際、スクリーン(網)が用いられる。篩い分け対象物をスクリーンの上面に載せて、スクリーンの開口部から下方に落とすことで篩い分けが行われる。
従来は、金属製のスクリーンが使用されていたが、近年では、例えば特許文献1~5に開示されているような弾性材を用いたスクリーン(ラバースクリーン)が主流となっている。ラバースクリーンは、寿命、騒音問題、耐摩耗性、振動篩い機への取付け易さなどの点で、金属製のスクリーンよりも優れている。ラバースクリーンは、スチールコードや繊維コードなどからなる抗張体を弾性材で覆うことで形成されたロープと、これと同じまたは弾性材のみからなるロープとを、交錯積層させて、その交錯部を溶着することで形成されている。
ところで、鉱石、砕石、コークスなどの硬く角張ったものを篩い分けする場合、スクリーンを振動篩い機に設置して振動状態で使用されることがある。その場合、ロープの上部が摩耗しやすい。抗張体を有するロープの場合、弾性材の摩耗が進むと抗張体が露出してしまう。
この問題に対応して、特許文献4、5では、抗張体をロープの上下方向の中心より下方に埋設したラバースクリーンが提案されている。これにより、弾性材が上部から摩耗しても抗張体が露出しにくくなる。特許文献4には、ロープの断面形状を円形に限定せずに、楕円、半円、半楕円、四角形、台形等の形状とすることが記載されている。また、特許文献5では、ロープの断面形状を、正方形の下部に半円をつなげたような形状とすることが記載されている。
実開平02-108779号公報 特開平08-089896号公報 特開平11-114498号公報 特開昭51-113250号公報 特開平11-309414号公報
特許文献4に図示されたロープの断面形状のうち、楕円形以外の形状の場合、ロープの厚みが幅とほぼ同じかそれより小さい。つまり、ロープの厚みが比較的小さい。そのため、ロープの下部に抗張体を埋設していても、耐摩耗性が十分とはいえない。
また、断面形状が楕円形のロープの場合、ロープの上下方向が見た目からは分からないため、スクリーンの製造時にロープの取扱いに手間を要する。
特許文献5に記載のロープは、厚みが幅よりも大きいため、耐摩耗性に優れている。また、ロープの断面形状が、正方形の下部に半円をつなげたような形状であるため、スクリーンの製造時にロープの取扱いが容易である。
しかしながら、特許文献5のロープの上側略半分の両側面は、上下方向に平行な直線状であるため、円弧状の場合に比べて、ロープの間に挟まれた篩い分け対象物とロープの側面との接触面積が大きくなる。そのため、スクリーンの目詰まりが生じやすい。
そこで、本発明は、耐摩耗性が高く、目詰まりを抑制でき、スクリーンの製造時にロープの取り扱いが容易であるスクリーンを提供することを目的とする。
第1の発明のスクリーンは、所定の間隔を空けて第1方向に平行に配置され、それぞれが第1抗張体を第1弾性材で覆うことで形成された複数の第1ロープと、所定の間隔を空けて第1方向に直交する第2方向に平行に配置されて、前記複数の第1ロープの片側に積層されて、前記第1ロープとの交差部が接合されている複数の第2ロープとを有するスクリーンであって、前記第1方向と前記第2方向の両方に直交する方向を厚み方向とすると、前記第1ロープは、前記第1ロープの前記第2方向の最大幅を有し、前記第1方向に延びる最大幅部を有し、前記第1ロープの前記最大幅部の前記厚み方向の長さが、前記第1ロープの前記厚み方向の全長の0~10%であり、前記第1ロープの前記第1方向に直交する断面において、前記第1ロープの外面の形状は、前記第2方向に平行な直線に対して線対称な形状ではなく、前記第1ロープの前記厚み方向の全長が、前記第1ロープの前記第2方向の最大幅よりも大きく、前記第1抗張体の中心位置が、前記第1ロープの前記厚み方向の中央の位置よりも、篩い分けを行っているときの前記スクリーンの上下方向の下側に位置することを特徴とする。
この構成によると、スクリーンで篩い分けを行う際、第1ロープの第1抗張体の中心位置は、第1ロープの厚み方向の中央の位置より下側にある。さらに、第1ロープの厚み方向の全長は、第1ロープの最大幅よりも大きい。そのため、第1ロープの上端から第1抗張体までの長さを確保できる。よって、第1ロープの第1弾性材が摩耗しても第1抗張体が露出することを防止できる。つまり、第1ロープの耐摩耗性が高い。
また、第1ロープの最大幅を有する最大幅部の厚み方向の長さは、第1ロープの厚み方向の全長の0~10%である。そのため、第1ロープの間に挟まれた篩い分け対象物と第1ロープの側面との接触面積は小さくて済む。そのため、第1ロープの間で目詰まりが生じにくい。
また、第1ロープの断面において、第1ロープの外面の形状は、第1ロープの第2方向に平行な直線に対して線対称な形状ではない。そのため、見た目から第1ロープの上下方向がわかりやすい。よって、スクリーンの製造時に第1ロープの取扱いが容易である。
このように、本発明のスクリーンは、耐摩耗性が高く、目詰まりを抑制できると共に、スクリーンの製造時に第1ロープの取り扱いが容易である。
なお、本発明において、0~10とは、0以上10以下のことである。記号「~」を使った他の数値範囲も、同様の定義が適用される。
第2の発明のスクリーンは、第1の発明において、前記第1ロープの前記第2方向の最大幅と、前記第1ロープの前記厚み方向の全長との比が、1:1.3~1:2.0であることを特徴とする。
この構成によると、第1ロープの厚み方向の全長が、第1ロープの最大幅の1.3倍以上であるため、第1ロープの上端から第1抗張体までの長さを十分に確保できる。よって、第1ロープの耐摩耗性をより向上できる。
また、仮に、第1ロープの厚み方向の全長が、第1ロープの最大幅の2倍を超える場合、第1ロープの厚み方向の全長が大きくなるほど、最大幅部の厚み方向の長さも長くなる。それにより、篩い分け対象物と第1ロープの側面との接触面積が大きくなる。第1ロープの厚み方向の全長を、第1ロープの最大幅の2倍以下とすることで、たとえ第1ロープの厚み方向の全長が大きくても、篩い分け対象物と第1ロープの側面との接触面積を小さく抑えることができる。よって、第1ロープの間での目詰まりをより確実に抑制できる。
第3の発明のスクリーンは、第1または第2の発明において、前記第1ロープの前記最大幅部の前記厚み方向の中央の位置が、前記第1ロープの前記厚み方向の中央の位置よりも、篩い分けを行っているときの前記スクリーンの上下方向の下側に位置することを特徴とする。
この構成によると、第1ロープの最大幅部と第1抗張体の両方が、第1ロープの下部に存在する。そのため、第1抗張体の第2方向の両側を十分な厚みの第1弾性材で覆うことができる。よって、第1抗張体の側面が露出することを防止でき、第1ロープの耐摩耗性をより向上できる。
第4の発明のスクリーンは、第3の発明において、前記第1ロープの前記第1抗張体の少なくとも一部が、前記第1ロープの前記最大幅部と重なることを特徴とする。
この構成によると、第1抗張体の側面が露出することをより確実に防止でき、第1ロープの耐摩耗性をより向上できる。
第5の発明のスクリーンは、第1~第4の発明のいずれかにおいて、前記第1ロープの前記厚み方向の両端のうち篩い分けを行っているときの前記スクリーンの上下方向の上側となる端から前記第1抗張体の中心位置までの前記厚み方向の長さと、前記第1ロープの前記厚み方向の全長との比が、1:1.3~1:1.6であることを特徴とする。
この構成によると、第1ロープの厚み方向の全長が、第1ロープの上端から第1抗張体の中心位置までの厚み方向の長さの1.6倍以下であるため、第1ロープの上端から第1抗張体までの長さを十分に確保できる。よって、第1ロープの耐摩耗性をより向上できる。
また、スクリーンを振動篩い機に設置して篩い分けを行う場合、スクリーンのテンション保持のため、スクリーンを下側から支持フレームや押さえアングルで支持する場合がある。この場合、第1ロープの下部と支持フレームや押さえアングルとの接触により、第1弾性体が摩耗する場合がある。第1ロープの厚み方向の全長は、第1ロープの上端から第1抗張体の中心位置までの厚み方向の長さの1.3倍以上であるため、第1抗張体が第1ロープの下端に近すぎない。そのため、第1ロープが支持フレームや押さえアングルと接触して、第1弾性体が摩耗しても、第1抗張体が露出するのを防止できる。
第6の発明のスクリーンは、第1~第5の発明のいずれかにおいて、前記第1ロープは、前記最大幅部よりも、篩い分けを行っているときの前記スクリーンの上下方向の上側に、外面が窪んだ窪み部を有することを特徴とする。
この構成によると、第1ロープは、外面が窪んだ窪み部を有する。そのため、見た目から第1ロープの上下方向がよりわかりやすい。よって、スクリーンの製造時に第1ロープの取扱いがより容易である。
また、第1ロープが窪み部を有することにより、第1ロープの厚み方向の全長が長くても、最大幅部とその周辺部の曲率半径を小さくできる。よって、第1ロープの間に挟まれた篩い分け対象物と第1ロープの側面との接触面積をより確実に小さくできる。よって、第1ロープの間での目詰まりをより確実に抑制できる。第1ロープが窪み部を有することにより、第1ロープと篩い分け対象物が接触することで、篩い分け対象物の向きを変化させやすい。篩い分け対象物が砕石等の不定形の形状の場合、篩い分け対象物はある向きのときにだけ、スクリーンを通過できる場合がある。したがって、篩い分け対象物がこのような形状であっても、第1ロープが窪み部を有することで、篩い分けをより良く行うことができる。つまり、篩い分けの精度を向上できる。
第7の発明のスクリーンは、第6の発明において、前記第1ロープの前記窪み部より前記上下方向の上側の領域の前記第2方向の最大幅は、前記窪み部の前記第2方向の最小幅よりも大きく、且つ、前記第1ロープの前記第2方向の最大幅より小さいことを特徴とする。
第8の発明のスクリーンは、第7の発明において、前記第1ロープの前記窪み部より前記上下方向の上側の領域の前記第2方向の最大幅が、前記第1ロープの前記第2方向の最大幅の1/4以上であることを特徴とする。
この構成によると、第1ロープの窪み部より上側の領域の第2方向の最大幅が、第1ロープの第2方向の最大幅の1/4未満の場合に比べて、高い耐摩耗性を確実に確保できる。
第9の発明のスクリーンは、第6の発明において、前記窪み部の前記第2方向の幅は、前記第1ロープの前記窪み部より前記上下方向の上側の領域の前記第2方向の幅よりも大きく、且つ、前記第1ロープの前記第2方向の最大幅より小さいことを特徴とする。
第10の発明のスクリーンは、第1~第7の発明のいずれかにおいて、前記第1弾性材が、熱可塑性ポリウレタンを含むことを特徴とする。
この構成によると、熱可塑性ポリウレタンは、耐摩耗性に優れているため、第1ロープの耐摩耗性をより向上できる。
第11の発明のスクリーンは、第1~第10の発明のいずれかにおいて、前記第1抗張体が、芳香族ポリアミド繊維、脂肪族ポリアミド繊維、ポリエステル繊維、ガラス繊維のうちの少なくとも1つを含む繊維コード、または、スチールコードであることを特徴とする。
第12の発明のスクリーンは、第1~第11の発明のいずれかにおいて、前記複数の第1ロープは、篩い分けを行っているときの前記スクリーンの上下方向において、前記複数の第2ロープの下側に積層されていることを特徴とする。
この構成によると、スクリーンを使って篩い分けを行う際、第1ロープの両端部が支持される。そのため、第1ロープの第1抗張体には大きなテンションがかかる。よって、仮に、第1弾性材の摩耗によって第1抗張体が露出すると、第1抗張体が破損しやすい。第1抗張体が破損すると、第1ロープが破断しやすい。一方、第2ロープには第1ロープほど大きいテンションはかからないため、摩耗して厚みが小さくなっても第2ロープの破断には至りにくい。
本発明では、第1ロープの摩耗による第1抗張体の露出を防止できるため、第1ロープが第2ロープの下側に積層される構成のスクリーンに特に有効である。
第13の発明のスクリーンは、第1~第12の発明のいずれかにおいて、前記第2ロープは、第2抗張体を第2弾性材で覆うことで形成されており、前記第2ロープは、前記第2ロープの前記第1方向の最大幅を有し、前記第2方向に延びる最大幅部を有し、前記第2ロープの前記最大幅部の前記厚み方向の長さが、前記第2ロープの前記厚み方向の全長の0~10%であり、前記第2ロープの前記第2方向に直交する断面において、前記第2ロープの外面の形状は、前記第2方向に平行な直線に対して線対称な形状ではなく、前記第2ロープの前記厚み方向の全長が、前記第2ロープの前記第1方向の最大幅よりも大きく、前記第2抗張体の中心位置が、前記第2ロープの前記厚み方向の中央の位置よりも、篩い分けを行っているときの前記スクリーンの上下方向の下側に位置することを特徴とする。
この構成によると、スクリーンで篩い分けを行う際、第2ロープの第2抗張体の中心位置は、第2ロープの厚み方向の中央の位置より下側にある。さらに、第2ロープの厚み方向の全長は、第2ロープの最大幅よりも大きい。そのため、第2ロープの上端から第2抗張体までの長さを確保できる。よって、第2ロープの第2弾性材が摩耗しても第2抗張体が露出することを防止できる。つまり、第2ロープの耐摩耗性が高い。
また、第2ロープの最大幅を有する最大幅部の厚み方向の長さは、第2ロープの厚み方向の全長の0~10%である。そのため、第2ロープの間に挟まれた篩い分け対象物と第2ロープの側面との接触面積は小さくて済む。そのため、第2ロープの間で目詰まりが生じにくい。よって、スクリーンの目詰まりをより確実に抑制できる。
また、第2ロープの断面において、第2ロープの外面の形状は、第2ロープの第1方向に平行な直線に対して線対称な形状ではない。そのため、見た目から第2ロープの上下方向がわかりやすい。よって、スクリーンの製造時に第2ロープの取扱いが容易である。
本発明のスクリーンは、耐摩耗性が高く、且つ、目詰まりを抑制できると共に、スクリーンの製造時にロープの取り扱いが容易である。
本発明の第1実施形態のスクリーンの部分斜視図である。 (a)は図1に示すスクリーンの平面図であって、(b)は(a)のB-B線断面図であって、(c)はC-C線断面図である。 図1に示すスクリーンの横ロープの断面図である。 本発明の第2実施形態のスクリーンの横ロープの断面図である。 本発明の第3実施形態のスクリーンの横ロープの断面図である。 (a)は比較例1の横ロープの断面図であり、(b)は比較例2の横ロープの断面図である。 ブロックを用いた目詰まり試験を説明するための図である。 実機での目詰まり試験を説明するための図である。
<第1実施形態>
次に、本発明の第1実施形態のスクリーン1について図1~図3を用いて説明する。以下の説明において、厚み方向とは、スクリーン1の厚み方向のことである。また、以下の説明において、上下方向とは、篩い分けを行っているときのスクリーン1の上下方向のことである。各図矢印で表した上下方向は、スクリーン1の厚み方向と平行である。しかし、篩い分けを行うときのスクリーン1の厚み方向は上下方向に対して若干傾斜していてもよい。
図1および図2に示すように、スクリーン1は、複数の横ロープ2と、複数の縦ロープ3とを有する。本実施形態では、横ロープ2が本発明の第1ロープに相当し、縦ロープ3が本発明の第2ロープに相当する。複数の横ロープ2は、所定の間隔を空けて平行に配置されている。横ロープ2の延在方向を横方向とする。複数の縦ロープ3は、所定の間隔を空けて平行に配置されており、横ロープ2と直交する。縦ロープ3の延在方向を縦方向とする。スクリーン1の厚み方向は、縦方向と横方向の両方に直交する方向である。横ロープ2と縦ロープ3の交差部は、溶着等によって接合されている。図2(a)に示すように、横ロープ2と縦ロープ3によって囲まれる開口部の形状は、正方形であるが、長方形状であってもよい。横ロープ2と縦ロープ3によって囲まれる開口部の一辺の長さは、例えば2~35mmであってもよい。具体的には、例えば、開口部は、横方向長さが13mmで縦方向長さが3.5mmの長方形や、横方向長さが13mmで縦方向長さ2mmの長方形や、横方向長さが19mmで横方向長さが2mmの長方形であってもよい。
スクリーン1の横方向の両端部には、フック係止部(図示せず)が取り付けられる。スクリーン1を振動篩い機(図示せず)に設置して篩い分けを行う場合、この2つのフック係止部を振動篩い機の支持枠に取り付けられる。そのため、横ロープ2には大きなテンションがかかる。振動篩い機を用いる場合、篩い分け対象物は、スクリーン1の縦方向の一端からスクリーン1の上面に投入されて、縦方向に移動しつつ篩い分けられる。なお、スクリーン1で篩い分けを行う際、必ずしも振動篩い機を使用しなくてもよい。大きいテンションがかかる横ロープ2は、縦ロープ3の下側(片側)に積層されている。そのため、横ロープ2と縦ロープ3の交差部の接合強度は、それほど高くなくてもよい。
横ロープ2は、抗張体2aと、抗張体2aを覆う弾性材2bによって構成される。縦ロープ3は、抗張体3aと、抗張体3aを覆う弾性材3bによって構成される。スクリーン1を使って篩い分けを行う際、横ロープ2の抗張体2aには大きなテンションがかかる。よって、仮に、弾性材2bの摩耗によって抗張体2aが露出すると、抗張体2aが破損しやすい。抗張体2aが破損すると、横ロープ2が破断しやすい。一方、縦ロープ3には横ロープ2ほど大きいテンションはかからないため、摩耗して厚みが小さくなっても縦ロープ3の破断には至りにくい。本実施形態では、大きいテンションがかかる横ロープ2に、本発明の第1ロープの構成を適用している。つまり、抗張体2aおよび弾性材2bが、それぞれ、本発明の第1抗張体および第1弾性材に相当する。また、横方向および縦方向が、それぞれ、本発明の第1方向および第2方向に相当する。
抗張体2a、3aは、屈曲性を有するコードである。抗張体2a、3aは、例えば、芳香族ポリアミド繊維(アラミド繊維)、脂肪族ポリアミド繊維(ナイロン繊維)、ポリエステル繊維、ガラス繊維等からなる繊維コード、または、スチールコードが用いられる。繊維コードは、撚糸であってもよい。スクリーン1を振動篩い機に設置する場合、上述したように横ロープ2には大きなテンションがかかるため、横ロープ2の抗張体2aとしては、芳香族ポリアミドの繊維コードまたはスチールコードを用いることが好ましい。縦ロープ3は、横ロープ2ほどの引張強度は必要ない。縦ロープ3の抗張体3aは、上述のどの繊維コードであってもよく、スチールコードであってもよい。
弾性材2b、3bは、主成分として。熱可塑性ポリウレタンを含む。熱可塑性ポリウレタンは、耐摩耗性に優れている。なお、弾性材2b、3bの主成分は、ゴムであってもよい。横ロープ2の弾性材2bの材質は、縦ロープ3の弾性材3bの材質と同じであってもよく、異なっていてもよい。
横ロープ2および縦ロープ3の製造工程において、抗張体2a、3aを弾性材2b、3bで被覆するには、例えば押出し成形機を使用する。具体的には、押出成型機から抗張体2a(または3a)を引き出しつつ、押出成形機から押し出された弾性材2b(または3b)で抗張体2a(または3a)を覆う。
図1および図2(b)に示すように、縦ロープ3の延在方向(第2方向)に直交する断面の形状は、円形状である。縦ロープ3は、従来のスクリーンに用いられるロープとほぼ同じ構成である。
次に、横ロープ2の構成について、図3を用いて詳細に説明する。以下の説明において、横ロープ2の断面とは、横ロープ2の延在方向(第1方向)に直交する断面のことである。図3は、横ロープ2の縦ロープ3に接合されていない箇所の断面図である。
横ロープ2の断面形状は、縦ロープ3との接合部を除いて、横方向に関してほぼ一定である。図3に示すように、横ロープ2の断面において、横ロープ2の外面の形状は、厚み方向に平行な直線に対して線対称な形状である。横ロープ2の断面において、横ロープ2の外面の形状は、縦方向に平行な直線に対して線対称な形状ではない。
横ロープ2の断面形状は、大きさの異なる2つの円を部分的に重なるように厚み方向に並べた形状である。横ロープ2は、断面が略円形状のベース部5と、ベース部5から上方に突出した突出部6とを有する。突出部6の断面形状は、ベース部5より径の小さい略円形状である。そのため、横ロープ2の上端部は、曲面状である。それにより、篩い分け対象物が横ロープ2の上に乗るのを防止できる。抗張体2aは、ベース部5の略中央に埋設されている。
横ロープ2の縦方向の最大幅をWa1とする。最大幅Wa1は、例えば4~12mmである。横ロープ2において、最大幅Wa1を有し、横方向に延びる部分を、最大幅部4とする。横ロープ2の断面において、最大幅部4はほぼ線状である。つまり、最大幅部4の厚み方向の長さは、ゼロに近い。図3中、最大幅部4を破線で表示している。ベース部5は、最大幅部4を含んでいる。
横ロープ2は、ベース部5と突出部6との接続部分に、外面が窪んだ窪み部7を有する。窪み部7は、横方向に延びている。横ロープ2の断面において、窪み部7の外面は、曲線状である。窪み部7は、厚み方向の長さを有する。窪み部7の縦方向の最小幅をWb1とする。また、突出部6の縦方向の最大幅をWc1とする。突出部6の最大幅Wc1は、窪み部7の最小幅Wb1よりも大きい。つまり、横ロープ2の窪み部7より上側の領域は、窪み部7の最小幅Wb1よりも縦方向の幅の大きい部分を有する。突出部6の最大幅Wc1は、ベース部5の最大幅(最大幅部4の幅)Wa1より小さい。突出部6の最大幅Wc1は、ベース部5の最大幅(最大幅部4の幅)Wa1の1/4以上が好ましい。突出部6の最大幅Wc1は、例えば2~8mmである。
横ロープ2の厚み方向の全長Ha1は、最大幅部4の幅Wa1よりも大きい。最大幅部4の幅Wa1と、横ロープ2の厚み方向の全長Ha1との比は、1:1.3~1:2.0が好ましい。横ロープ2の厚み方向の全長Ha1は、例えば5~18mmである。なお、横ロープ2の厚み方向の全長Ha1とは、横ロープ2の縦ロープ3と接合されていない箇所の長さである。
横ロープ2の厚み方向の中央を通る平面をS1とする。最大幅部4は、平面S1より下側に位置する。つまり、最大幅部4は、横ロープ2の厚み方向の中央の位置より下側に位置する。また、横ロープ2の抗張体2aの中心位置は、横ロープ2の厚み方向の中央の位置(平面S1)より下側に位置する。抗張体2aの一部は、最大幅部4と重なる。詳細には、抗張体2aの中心位置が、最大幅部4と重なる。横ロープ2の上端から抗張体2aの中心位置までの厚み方向の長さを、Hb1とする。長さHb1と、横ロープ2の厚み方向の全長Ha1との比は、1:1.3~1:1.6が好ましい。なお、長さHb1は、横ロープ2の縦ロープ3と接合されていない箇所の長さである。
以上、本実施形態のスクリーン1について説明した。本実施形態のスクリーン1は、以下の特徴を有する。
スクリーン1で篩い分けを行う際、横ロープ2の抗張体2aの中心位置は、横ロープ2の厚み方向の中央の位置より下側にある。さらに、横ロープ2の厚み方向の全長Ha1は、横ロープ2の最大幅Wa1よりも大きい。そのため、横ロープ2の上端から抗張体2aまでの長さを確保できる。よって、横ロープ2の弾性材2bが摩耗しても抗張体2aが露出することを防止できる。つまり、横ロープ2の耐摩耗性が高い。
また、横ロープ2の最大幅Wa1を有する最大幅部4の厚み方向の長さは、ほぼゼロである。そのため、横ロープ2の間に挟まれた篩い分け対象物と横ロープ2の側面との接触面積は小さくて済む。詳細には、横ロープ2の断面において横ロープ2の側面と篩い分け対象物との接触状態はほぼ点接触である。よって、横ロープ2の間で目詰まりが生じにくい。
また、横ロープ2の断面において、形状は、横ロープ2の縦方向に平行な直線に対して線対称な形状ではない。そのため、見た目から横ロープ2の上下方向がわかりやすい。よって、スクリーン1の製造時に横ロープ2の取扱いが容易である。
このように、本発明のスクリーン1は、耐摩耗性が高く、目詰まりを抑制できると共に、スクリーン1の製造時に横ロープ2の取り扱いが容易である。
横ロープ2の厚み方向の全長Ha1が、横ロープ2の最大幅Wa1の1.3倍以上である場合、横ロープ2の上端から抗張体2aまでの長さを十分に確保できる。よって、横ロープ2の耐摩耗性をより向上できる。
横ロープ2の最大幅部4は、横ロープ2の厚み方向の中央の位置よりも下側に位置する。したがって、横ロープ2の最大幅部4と抗張体2aの両方が、横ロープ2の下部に存在する。そのため、抗張体2aの縦方向の両側を十分な厚みの弾性材2bで覆うことができる。よって、抗張体2aの側面が露出することを防止でき、横ロープ2の耐摩耗性をより向上できる。
横ロープ2の抗張体2aの少なくとも一部は、横ロープ2の最大幅部4と重なる。そのため、抗張体2aの側面が露出することをより確実に防止でき、横ロープ2の耐摩耗性をより向上できる。
横ロープ2の厚み方向の全長Ha1が、横ロープ2の上端から抗張体2aの中心位置までの厚み方向の長さHb1の1.6倍以下である場合、横ロープ2の上端から抗張体2aまでの長さを十分に確保できる。よって、横ロープ2の耐摩耗性をより向上できる。
また、スクリーン1を振動篩い機に設置して篩い分けを行う場合、スクリーン1のテンション保持のため、スクリーン1を下側から、支持フレームや押さえアングルで支持する場合がある。この場合、横ロープ2の下部と支持フレームや押さえアングルとの接触により、弾性体2bが摩耗する場合がある。横ロープ2の厚み方向の全長Ha1が、横ロープ2の上端から抗張体2aの中心位置までの厚み方向の長さHb1の1.3倍以上である場合、抗張体2aが横ロープ2の下端に近すぎない。そのため、横ロープ2が支持フレームや押さえアングルと接触して、弾性体2bが摩耗しても、抗張体2aが露出するのを防止できる。
横ロープ2は、外面が窪んだ窪み部7を有する。そのため、見た目から横ロープ2の上下方向がよりわかりやすい。よって、スクリーン1の製造時に横ロープ2の取扱いがより容易である。
また、横ロープ2が窪み部7を有することにより、横ロープ2の厚み方向の全長Ha1が長くても、最大幅部4の周辺部の曲率半径を小さくできる。よって、横ロープ2の間に挟まれた篩い分け対象物と横ロープ2の側面との接触面積をより確実に小さくできる。よって、横ロープ2の間での目詰まりをより確実に抑制できる。
また、横ロープ2が窪み部7を有することにより、横ロープ2と篩い分け対象物が接触することで、篩い分け対象物の向きを変化させやすい。篩い分け対象物が砕石等の不定形の形状の場合、篩い分け対象物はある向きのときにだけ、スクリーン1を通過できる場合がある。したがって、篩い分け対象物がこのような形状であっても、横ロープ2が窪み部7を有することで、篩い分けをより良く行うことができる。つまり、篩い分けの精度を向上できる。
横ロープ2の窪み部7より上側の領域の縦方向の最大幅Wc1が、横ロープ2の縦方向の最大幅Wa1の1/4以上である場合、横ロープ2の窪み部7より上側の領域の縦方向の最大幅Wc1が、横ロープ2の縦方向の最大幅Wa1の1/4未満の場合に比べて、高い耐摩耗性を確実に確保できる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について図4を用いて説明する。但し、上記第1実施形態と同様の構成を有するものについては、同じ符号を用いて適宜その説明を省略する。図4は、本実施形態のスクリーンの横ロープ202(第1ロープ)の断面図である。図4に示すように、横ロープ202の断面形状は、第1実施形態の横ロープ2と異なっている。本実施形態のスクリーンのその他の構成は、第1実施形態と同じである。以下の説明において、横ロープ202の断面とは、横ロープ202の延在方向(第1方向)に直交する断面のことである。
横ロープ202は、抗張体2a(第1抗張体)と、弾性材202b(第1弾性材)によって構成される。弾性材202bの材質は、第1実施形態の弾性材2bと同じである。
横ロープ202の断面形状は、縦ロープ3との接合部を除いて、横方向に関してほぼ一定である。横ロープ202の断面において、横ロープ202の外面の形状は、厚み方向に平行な直線に対して線対称な形状である。横ロープ202の断面において、横ロープ202の外面の形状は、縦方向に平行な直線に対して線対称な形状ではない。
横ロープ202は、断面が略円形状のベース部5と、ベース部5から上方に突出した突出部206とを有する。突出部206は、上方に向かって先細り状となっている。
横ロープ202は、ベース部5と突出部206との接続部分に、外面が窪んだ窪み部207を有する。横ロープ202の断面において、窪み部207の外面は、曲線状である。窪み部207は、厚み方向の長さを有する。第1実施形態と異なり、窪み部207の縦方向の幅は、横ロープ202の窪み部207より上側の領域の幅よりも大きい。
横ロープ202の厚み方向の全長Ha2は、最大幅部4の幅Wa1よりも大きい。最大幅部4の幅Wa1と、横ロープ202の厚み方向の全長Ha2との比は、1:1.3~1:2.0が好ましい。
横ロープ202の厚み方向の中央を通る平面をS2とする。最大幅部4は、横ロープ202の厚み方向の中央の位置(平面S2)より下側に位置する。また、横ロープ202の抗張体2aの中心位置は、横ロープ202の厚み方向の中央の位置(平面S2)より下側に位置する。抗張体2aの一部は、最大幅部4と重なる。横ロープ202の上端から抗張体2aの中心位置までの厚み方向の長さを、Hb2とする。長さHb2と、横ロープ202の厚み方向の全長Ha2との比は、1:1.3~1:1.6が好ましい。
本実施形態のスクリーンは、第1実施形態のスクリーン1と同様の構成については、第1実施形態と同様の効果を奏する。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態について図5を用いて説明する。但し、上記第1実施形態と同様の構成を有するものについては、同じ符号を用いて適宜その説明を省略する。図5は、本実施形態のスクリーンの横ロープ302(第1ロープ)の断面図である。図5に示すように、横ロープ302の断面形状は、第1実施形態の横ロープ2と異なっている。本実施形態のスクリーンのその他の構成は、第1実施形態と同じである。以下の説明において、横ロープ302の断面とは、横ロープ302の延在方向(第1方向)に直交する断面のことである。
横ロープ302は、抗張体2a(第1抗張体)と、弾性材302b(第1弾性材)によって構成される。弾性材302bの材質は、第1実施形態の弾性材2bと同じである。
横ロープ302の断面形状は、縦ロープ3との接合部を除いて、横方向に関してほぼ一定である。横ロープ302の断面において、横ロープ302の外面の形状は、厚み方向に平行な直線に対して線対称な形状である。横ロープ302の断面において、横ロープ302の外面の形状は、縦方向に平行な直線に対して線対称な形状ではない。
横ロープ302の断面形状は、略卵形状である。横ロープ302の縦方向の最大幅をWa3とする。横ロープ302において、最大幅Wa3を有し、横方向に延びる部分を、最大幅部304とする。横ロープ302の最大幅部304より上側の領域は、上方に向かって先細り状となっている。第1実施形態および第2実施形態と異なり、最大幅部304は、厚み方向の長さを有する。最大幅部304の厚み方向の長さをHc3とする。最大幅部304の厚み方向の長さHc3は、横ロープ302の厚み方向の全長Ha3の10%以下である。
横ロープ302の厚み方向の全長Ha3は、最大幅部304の幅Wa3よりも大きい。最大幅部304の幅Wa3と、横ロープ302の厚み方向の全長Ha3との比は、1:1.3~1:2.0が好ましい。
横ロープ302の厚み方向の中央を通る平面をS3とする。最大幅部304は、厚み方向の全域が、横ロープ302の厚み方向の中央の位置(平面S3)より下側に位置する。また、横ロープ302の抗張体2aの中心位置は、横ロープ302の厚み方向の中央の位置(平面S3)より下側に位置する。抗張体2aの一部は、最大幅部304と重なる。抗張体2aの中心位置は、最大幅部304内にある。抗張体2aの中心位置は、最大幅部304の厚み方向の中央の位置より上方に位置する。横ロープ302の上端から抗張体2aの中心位置までの厚み方向の長さを、Hb3とする。長さHb3と、横ロープ302の厚み方向の全長Ha3との比は、1:1.3~1:1.6が好ましい。
本実施形態のスクリーンは、第1実施形態のスクリーン1と同様の構成については、第1実施形態と同様の効果を奏する。
第1実施形態と異なり、本実施形態の横ロープ302の最大幅部304は、厚み方向の長さHc3を有する。よって、横ロープ302の断面において横ロープ302の側面と篩い分け対象物との接触状態は、線接触となる場合がある。しかし、横ロープ302の最大幅部304の厚み方向の長さHc3が、横ロープ302の厚み方向の全長Ha3の10%以下である場合、最大幅部304の厚み方向の長さHc3は小さい。したがって、篩い分け対象物と横ロープ302の側面との接触面積は小さくて済む。そのため、横ロープ302の間で目詰まりが生じにくい。
仮に、横ロープ302の厚み方向の全長Ha3が、横ロープ302の最大幅Wa3の2倍を超える場合、横ロープ302の厚み方向の全長Ha3が大きくなるほど、最大幅部304の厚み方向の長さHc3も長くなる。それにより、篩い分け対象物と横ロープ302の側面との接触面積が大きくなる。横ロープ302の厚み方向の全長Ha3が、横ロープ302の最大幅の2倍以下である場合、たとえ横ロープ302の厚み方向の全長Ha3が大きくても、篩い分け対象物と横ロープ302の側面との接触面積を小さく抑えることができる。よって、横ロープ302の間での目詰まりをより確実に抑制できる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能である。
上述の第1実施形態および第2実施形態において、横ロープ2、202の最大幅部4の厚み方向の長さはほぼゼロである。しかし、横ロープ2、202の最大幅部4が、厚み方向の長さを有していてもよい。この場合、横ロープ2、202の最大幅部4の厚み方向の長さは、横ロープ2、202の厚み方向の全長Ha1、Ha2の10%以下とする。
上述の第3実施形態において、横ロープ302の最大幅部304は、厚み方向に長さを有する。しかし、横ロープ302の最大幅部304の厚み方向の長さがほぼゼロであってもよい。
上述の第1~第3実施形態において、横ロープ2、202、302の最大幅部4、304の厚み方向の中央の位置は、横ロープ2、202、302の厚み方向の中央の位置よりも下側にある。しかし、横ロープ2、202、302の最大幅部4、304の厚み方向の中央の位置が、横ロープ2、202、302の厚み方向の中央の位置と同じでもよく、それよりも上側でもよい。この場合であっても、横ロープ2、202、302の抗張体2aの中心位置は、横ロープ2、202、302の厚み方向の中央の位置よりも下側とする。横ロープ2、202、302の抗張体2aは、横ロープ2、202、302の最大幅部4、304と重ならなくてもよい。
上述の第1~第3実施形態において、縦ロープ3の断面の形状は円形状であって、縦ロープ3は、従来のスクリーンに用いられるロープとほぼ同じ構成である。しかし、縦ロープ3の断面の形状が、第1~第3実施形態の横ロープ2、202、302のいずれかの断面の形状と同じであってもよい。縦ロープ3の抗張体3aは、第1~第3実施形態の横ロープ2、202、302の抗張体2aと同じであってもよく、異なっていてもよい。
本発明の実施例1~13のスクリーンと比較例1~6のスクリーンを作成した。実施例1~6、12、13のスクリーンにおいて下側に配列されるロープ(以下、横ロープという)には、断面形状が図3(第1実施形態)と同様であって、表1および表3に示す寸法を有するロープを使用した。なお、表1および表3中のWa、Wc、Ha、Hbは、図3中の長さWa1、Wc1、Ha1、Hb1に相当する。また、表1および表3中のHcは、横ロープにおいて最大幅Waを有する部分(最大幅部)の厚み方向の長さを示す。比較例1の横ロープには、図6(a)に示す断面形状が円形状のロープを使用し、比較例2の横ロープには、図6(b)に示す断面形状が四角形状と半円状を組み合わせた形状のロープを使用した。実施例7~11および比較例3~6の横ロープには、断面形状が図5(第3実施形態)と同様または類似であって、表2に示す寸法を有するロープを使用した。表2中のWa、Ha、Hb、Hcは、図5中の長さWa3、Ha3、Hb3、Hc3に相当する。実施例1~13および比較例1~6の横ロープの抗張体には、直径2.3mmのスチールコードを使用し、実施例12の横ロープの抗張体には、直径1.24mmのスチールコードを使用し、実施例13の横ロープの抗張体には、直径3.7mmのスチールコードを使用した。また、実施例1~11および比較例1~6のスクリーンの開口部は、15mm×15mmの正方形状とし、実施例12のスクリーンの開口部は、8mm×8mmの正方形状とし、実施例13のスクリーンの開口部は、25mm×25mmの正方形状とした。その他の構成は、実施例1~13および比較例1~6で同じとした。
Figure 0007023753000001
Figure 0007023753000002
Figure 0007023753000003
実施例1~13および比較例1~6のスクリーンにおいて上側に配列されるロープ(以下、縦ロープという)には、図6(a)と同様に、断面形状が円形状で抗張体を有するロープを使用した。縦ロープの抗張体には、直径0.44mmのポリエステル(PET)の繊維コードを使用した。横ロープおよび縦ロープの弾性材の材質は、ポリエーテル型熱可塑性ポリウレタン(日本ミラクトラン製「ミラクトラン」)とした。横ロープと縦ロープの全交差部は溶着により接合した。
表1に示すように、実施例1~6の横ロープは、Wa(縦方向(縦ロープの延在方向)の最大幅)と、Hc(最大幅部の厚み方向の長さ)が互いに同じであって、Wc(突出部の縦方向の最大幅)と、Ha(厚み方向の全長)と、Hb(横ロープの上端から坑張体の中心位置までの厚み方向の長さ)が互いに異なる。実施例1~6のうち実施例1~4は、Ha/Waが1.3~2.0の範囲内であって、且つ、Ha/Hbが1.3~1.6の範囲内である。実施例1~6のうち実施例1~5は、WcがWaの1/4以上である。
表2に示すように、実施例7~9および比較例3、4の横ロープは、WaとHaとHbが互いに同じであって、Hcが互いに異なる。実施例7~9は、Hc/Haが0~10%の範囲内であって、比較例3、4は、Hc/Haが10%を超える。
表2に示すように、実施例10、11および比較例5、6の横ロープは、WaとHcが互いに同じであって、HaとHbが互いに異なる。実施例10、11は、Hc/Haが0~10%の範囲内であって、比較例5、6は、Hc/Haが10%を超える。
表3に示すように、実施例12、13の横ロープは、Ha/Wa、Ha/Hb、Wc/Waが、実施例4と同じであって、Wa、Wc、Ha、Hbが実施例4と異なる。
(ブロックを用いた目詰まり試験)
実施例1~13および比較例1~6のスクリーンと樹脂ブロックを用いて目詰まり試験を実施した。この試験には、横ロープの長さが200mmで、縦ロープの長さが300mmのスクリーンS1を使用した。図7に示すように、このスクリーンS1を長方形状の金属枠F1の内側に取り付けた。この金属枠F1を箱Bの内側に設置して、スクリーンS1をほぼ水平に配置した。この箱Bは、金属枠F1を横方向(横ロープの延在方向)に移動可能に支持する。箱Bの内面の横方向の長さと、金属枠F1の外形の横方向の長さの差は、20mである。このように配置されたスクリーンS1の上面に、篩い分け対象物として樹脂ブロックを投入した。実施例1~11および比較例1~6では、一辺が10mmの立方体の樹脂ブロック30個と、一辺が12mmの立方体の樹脂ブロック30個を投入した。実施例12では、一辺が5mmの立方体の樹脂ブロック30個と、一辺が6mmの立方体の樹脂ブロック30個を投入した。実施例13では、一辺が16mmの立方体の樹脂ブロック30個と、一辺が20mmの立方体の樹脂ブロック30個を投入した。そして、箱Bを手で把持して、スクリーンS1を横方向に5回往復移動させた。箱Bの1回の移動距離は20mmより大きく、移動するごとに金属枠F1は箱Bの内面に衝突した。その後、スクリーンS1上に残った樹脂ブロックの数をカウントした。実施例1~13および比較例1~6のスクリーンに対してそれぞれ6回同じ試験を行った。残った樹脂ブロックの数とその平均値を表4~表6に示す。
Figure 0007023753000004
Figure 0007023753000005
Figure 0007023753000006
表4および表6から明らかなように、横ロープの断面形状が図3(第1実施形態)に示す形状である実施例1~6、12、13のスクリーンは、横ロープの断面形状が図6(a)に示す従来の形状である比較例1のスクリーンと同等に目詰まりが少なかった。表5から明らかなように、横ロープの断面形状が図5(第3実施形態)の形状であって、Hc/Haが10%未満である実施例7~11のスクリーンも、比較例1のスクリーンと同等に目詰まりが少なかった。一方、横ロープの断面形状が図5(第3実施形態)と類似の形状であって、Hc/Haが10%を超えている比較例3~6では、目詰まりが多かった。横ロープの断面形状が図6(b)に示す従来の形状である比較例2のスクリーンは、最も目詰まりが多かった。これは、比較例2のスクリーンの横ロープの側面は上下方向に平行に延びており、横ロープの断面における横ロープの側面と樹脂ブロックとの接触状態は線接触であるのに対して、実施例1~13および比較例1、3~6は、横ロープの側面が円弧状であって、横ロープの断面における横ロープの側面と樹脂ブロックとの接触状態がほぼ点接触であるからと考えられる。
(実機での目詰まり試験)
実施例1~13および比較例1~6のスクリーンを用いて、実機での目詰まり試験を実施した。この試験には、横ロープの長さが1760mmで、縦ロープの長さが1200mmのスクリーンS2を使用した。図8に示すように、このスクリーンS2の横方向の両端部にフックHを取り付けて、このフックHを、振動篩い機の支持枠F2に取り付けた。スクリーンS2の縦方向に対する傾斜角度は、5°とした。このように配置されたスクリーンS2の上面に、1時間当たり10tの砂利と砕石の混合物を連続して投入して、8時間篩いにかけた。投入された砂利と砕石の混合物の大きさは、実施例1~11および比較例1~6では1~10mm程度、実施例12では1~5mm程度、実施例13では1~15mm程度で分布していた。スクリーンS2の開口部から落下した砂利と砕石の重量を測定した。目詰まりの指標として、投入した砂利等の重量に対する、開口部から落下した砂利等の重量の割合である落下率を算出した。その結果を表7に示す。
Figure 0007023753000007
横ロープの断面形状の違いによる目詰まりの違いに関して、上記のブロックを用いた目詰まり試験と同様の傾向が見られた。
(実機での摩耗試験)
実施例1、4、5、6、7、10および比較例1、2のスクリーンを用いて、実機での摩耗試験を実施した。この試験では、目詰まり試験と同様の振動篩い機を使用し、スクリーンのサイズおよび傾斜角度も、実機での目詰まり試験と同じとした。この試験では、スクリーン上に、1時間当たり100tの鉄鉱石を連続して投入して、240時間(30日×8時間)篩いにかけた。投入された鉄鉱石の粒の大きさは、1~10mm程度で分布していた。240時間篩いをかけた後の横ロープの摩耗状態を目視で観察し、抗張体の露出の有無を確認した。抗張体の露出がない場合は、摩耗が著しい3箇所の横ロープの厚み方向の全長をノギスで測定し、その平均値Ha´を算出した。そして、試験前の横ロープの厚み方向の全長Haと、平均値Ha´との差を用いて、摩耗率を算出した。具体的には、摩耗率(%)は、(Ha-Ha´)/Ha×100で算出した。摩耗率が20%以下の場合には○と評価し、摩耗率が20%を超え40%未満の場合は△と評価し、摩耗率が40%以上または抗張体が露出した場合は×と評価した。
Figure 0007023753000008
横ロープの断面形状が図3(第1実施形態)に示す形状である実施例1、4~6のうち、実施例1、4は、横ロープの断面形状が図6(b)に示す従来の形状である比較例2と同等の摩耗率(判定○)であった。しかし、突出部の縦方向の最大幅Wcが実施例1、4よりも小さい実施例5、6は、比較例2より若干大きい摩耗率(判定△)であった。横ロープの断面形状が図5(第3実施形態)に示す形状である実施例7、10は、比較例2と同等の摩耗率(判定○)であった。横ロープの断面形状が図6(a)に示す従来の形状である比較例1は、抗張体が露出するほど大きく摩耗した。
1 スクリーン
2、202、302 横ロープ(第1ロープ)
2a 抗張体(第1抗張体)
2b、202b、302b 弾性材(第1弾性材)
3 縦ロープ(第2ロープ)
4、304 最大幅部
5 ベース部
6、206 突出部
7、207 窪み部
Ha1、Ha2、Ha3 横ロープの厚み方向の全長
Hb1、Hb2、Hb3 横ロープの上端から抗張体の中心位置までの厚み方向の長さ
Hc3 最大幅部の厚み方向の長さ
Wa1、Wa3 横ロープの縦方向の最大幅
Wb1 窪み部の縦方向の最小幅
Wc1 突出部の縦方向の最大幅

Claims (10)

  1. 所定の間隔を空けて第1方向に平行に配置され、それぞれが第1抗張体を第1弾性材で覆うことで形成された複数の第1ロープと、
    所定の間隔を空けて第1方向に直交する第2方向に平行に配置されて、前記複数の第1ロープの片側に積層されて、前記第1ロープとの交差部が接合されている複数の第2ロープとを有するスクリーンであって、
    前記第1方向と前記第2方向の両方に直交する方向を厚み方向とすると、
    前記第1ロープは、前記第1ロープの前記第2方向の最大幅を有し、前記第1方向に延びる最大幅部を有し、
    前記第1ロープの前記最大幅部の前記厚み方向の長さが、前記第1ロープの前記厚み方向の全長の0%であり、
    前記第1ロープの前記第1方向に直交する断面において、前記第1ロープの外面の形状は、前記第2方向に平行な直線に対して線対称な形状ではなく、略円形状のベース部と前記ベース部から上方に突出した突出部とを有する形状であり、
    前記第1ロープの前記厚み方向の全長が、前記第1ロープの前記第2方向の最大幅よりも大きく、
    前記第1抗張体の中心位置が、前記第1ロープの前記厚み方向の中央の位置よりも、篩い分けを行っているときの前記スクリーンの上下方向の下側に位置し、
    前記第1ロープは、前記最大幅部よりも、篩い分けを行っているときの前記スクリーンの上下方向の上側に、外面が窪んだ窪み部を有し、前記窪み部は前記ベース部と前記突出部との接続部分であり、
    前記第1ロープの前記最大幅部の前記厚み方向の中央の位置が、前記第1ロープの前記厚み方向の中央の位置よりも、篩い分けを行っているときの前記スクリーンの上下方向の下側に位置し、
    前記第1ロープの前記第1抗張体の少なくとも一部が、前記第1ロープの前記最大幅部と重なることを特徴とするスクリーン。
  2. 前記第1ロープの前記第2方向の最大幅と、前記第1ロープの前記厚み方向の全長との比が、1:1.3~1:2.0であることを特徴とする請求項1に記載のスクリーン。
  3. 前記第1ロープの前記厚み方向の両端のうち篩い分けを行っているときの前記スクリーンの上下方向の上側となる端から前記第1抗張体の中心位置までの前記厚み方向の長さと、前記第1ロープの前記厚み方向の全長との比が、1:1.3~1:1.6であることを特徴とする請求項1または2に記載のスクリーン。
  4. 前記第1ロープの前記窪み部より前記上下方向の上側の領域の前記第2方向の最大幅は、前記窪み部の前記第2方向の最小幅よりも大きく、且つ、前記第1ロープの前記第2方向の最大幅より小さいことを特徴とする請求項1に記載のスクリーン。
  5. 前記第1ロープの前記窪み部より前記上下方向の上側の領域の前記第2方向の最大幅が、前記第1ロープの前記第2方向の最大幅の1/4以上であることを特徴とする請求項4に記載のスクリーン。
  6. 前記窪み部の前記第2方向の幅は、前記第1ロープの前記窪み部より前記上下方向の上側の領域の前記第2方向の幅よりも大きく、且つ、前記第1ロープの前記第2方向の最大幅より小さいことを特徴とする請求項1に記載のスクリーン。
  7. 前記第1弾性材が、熱可塑性ポリウレタンを含むことを特徴とする請求項1~6のいずれかに記載のスクリーン。
  8. 前記第1抗張体が、芳香族ポリアミド繊維、脂肪族ポリアミド繊維、ポリエステル繊維、ガラス繊維のうちの少なくとも1つを含む繊維コード、または、スチールコードであることを特徴とする請求項1~7のいずれかに記載のスクリーン。
  9. 前記複数の第1ロープは、篩い分けを行っているときの前記スクリーンの上下方向において、前記複数の第2ロープの下側に積層されていることを特徴とする請求項1~8のいずれかに記載のスクリーン。
  10. 前記第2ロープは、第2抗張体を第2弾性材で覆うことで形成されており、
    前記第2ロープは、前記第2ロープの前記第1方向の最大幅を有し、前記第2方向に延びる最大幅部を有し、
    前記第2ロープの前記最大幅部の前記厚み方向の長さが、前記第2ロープの前記厚み方向の全長の0~10%であり、
    前記第2ロープの前記第2方向に直交する断面において、前記第2ロープの外面の形状は、前記第2方向に平行な直線に対して線対称な形状ではなく、
    前記第2ロープの前記厚み方向の全長が、前記第2ロープの前記第1方向の最大幅よりも大きく、
    前記第2抗張体の中心位置が、前記第2ロープの前記厚み方向の中央の位置よりも、篩い分けを行っているときの前記スクリーンの上下方向の下側に位置することを特徴とする請求項1~9のいずれかに記載のスクリーン。
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