JP7023505B2 - レーザーポインター付水平器 - Google Patents

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Description

本発明は、レーザーポインター付水平器に関する。
従来から水平器にレーザー光を照射する機能を搭載して水平位置を指示するレーザーポインター付水平器が知られており、これにより水平器の設置された面と平行な向きの遠方の水平位置を指示することが可能となる。
そして、前記水平器としては、レーザー発振器と、レーザーの出射方向と垂直な面内にある円形の気泡式水準器とを有し、前記レーザー発振器には、レーザー光線をオンオフするためのスライド式のスイッチを設けたレーザー付き水平器(例えば特許文献1)や、ケース体の側面に設けたスイッチを入れると光線が発光するレーザー光線携帯水平機(例えば特許文献2)や、電池箱上にスイッチを設け、このスイッチが光線を投射するか否かの制御に用いられる水準器(例えば特許文献3)や、上面中央に水平状態を計測する水平計測部を有し、一端側の端面にはレーザー光線の照射をオン・オフさせる電源スイッチを設けたレーザー水準器(例えば特許文献4)などがある。
実用新案登録第3049037号公報 特開平9-5079号公報 実用新案登録第3048519号公報 特開2003-148957号公報
上記従来技術の水平器では、いずれもスイッチをオンにするとレーザーが照射され、スイッチをオフにする消灯する。このためスイッチがオンの時に持ち上げてもレーザーが連続して照射されるため、意図せずレーザー光が人などに当たる可能性があり、取扱いに注意を要するという問題がある。
解決しようとする課題は、使用時以外にレーザー光が照射されることがないレーザーポインター付水準器を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、底面に基準部を有する本体と、この本体に設けられた水平度確知部と、前記本体に設けられレーザー光を照射するレーザー光照射部と、前記レーザー光の照射をオン・オフするスイッチとを備えたレーザーポインター付水平器において、前記スイッチは、前記基準部の対象部への当接状態で前記レーザー光の照射をオンにすると共に、前記基準部の前記対象部への非当接状態で前記レーザー光の照射をオフにすることを特徴とする。
請求項2の発明は、前記スイッチは、前記基準部が前記対象部に当接したことを検知する検知手段を備えることを特徴とする。
請求項3の発明は、前記検知手段は、前記本体に設けられ、前記対象部に当接する当接操作部材を備えることを特徴とする。
請求項4の発明は、前記当接操作部材は、前記基準部から外側に突出可能に設けられると共に、前記基準部を前記対象部に載置した状態で没するように構成されていることを特徴とする。
請求項5の発明は、前記底面に前記当接操作部材を挿通する挿通孔を設け、前記当接操作部材が上側から底面側に向かって幅狭に形成されていることを特徴とする。
請求項6の発明は、前記底面に前記当接操作部材を挿通する挿通孔を設け、前記挿通孔が上側から底面側に向かって幅広に形成されていることを特徴とする。
請求項7の発明は、前記底面に前記当接操作部材を挿通する挿通孔を設け、前記挿通孔の底面側が上側から底面側に向かって幅狭に形成されていることを特徴とする。
請求項8の発明は、前記本体の前記底面の幅方向両側に前記基準部を設けると共に、これら両側の基準部の間に該基準部の長さ方向の基準部側凹部を設け、この基準部側凹部を設けた前記底面に前記当接操作部材を配置し、この当接操作部材の先端中央に前記基準部側凹部に対応する凹部を設けたことを特徴とする。
請求項1の構成によれば、使用時に本体の基準部を対象部に当接すると、レーザー光が照射され、対象部から本体を離すと、レーザー光の照射が止まるため、レーザー光が不用意に照射されることがなくなる。
請求項2の構成によれば、検知手段により当接状態と非当接状態を検知してレーザー光のオン・オフを行うことができる。
請求項3の構成によれば、当接操作部材が対象部に当接することにより当接状態と非当接状態を検知してレーザー光のオン・オフを行うことができる。
請求項4の構成によれば、本体を対象物に載置すると当接操作部材が没して当接状態を検知し、本体を持ち上げると当接操作部材の先端が出て非当接状態を検知することができる。
請求項5の構成によれば、当接操作部材は上側から底面側に向かって幅広に形成されているため、挿通孔に砂などの異物が入り難くなる。
請求項6の構成によれば、挿通孔に砂などの異物が入り難くなる。
請求項7の構成によれば、一層、挿通孔に砂などの異物が入り難くなる。
請求項8の構成によれば、円弧状などの対象部に安定して使用することができる。
本発明の実施例1を示す側面図である。 同上、底面図である。 同上、ケース蓋を取り外した状態の前側の側面図である。 同上、基準部に載置した状態の正面図である。 同上、基準部から持ち上げた状態の正面図である。 同上、斜視図である。 同上、当接操作部材と取付枠体の分解斜視図である。 同上、当接操作部材周りの前後方向の拡大断面図である。 同上、当接操作部材周りの左右方向の拡大正面図である。 本発明の実施例2を示す要部の一部切欠き側面図である。 本発明の実施例3を示す側面図である。
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
本発明の実施例1を図1~図9を参照して説明する。水平器1は長尺で板状の本体2を有する。この本体2は、左右を厚さ方向とし、上下を幅方向とし、前後方向に長く形成されており、上面3と底面4を有し、この底面4の左右に基準部たる基準面5,5を有し、厚さ方向の両側に左右の側面6,6を有する。また、本体2は、アルミニウム又はアルミニウム合金などの金属からなる角筒状の本体中央部7と、この本体中央部7の前後を塞いで一体に設けられた前面部材8及び後面部材9とからなり、これら前面部材8及び後面部材9は合成樹脂などからなる。
前記本体2の前記上面3の前後方向中央には、下部が開口した断面コ字形の透明カバー11を設け、この透明カバー11は上面部11Aと左右の側面部11B,11Bを有し、その透明カバー11内に位置して前記本体2内には、透明な気泡管12の液中に封入した気泡13の移動により水平度を確知する水平度確知部14が設けられている。この水平度確知部14の前記気泡管12は前後方向に配置され、その水平度確知部14により前記基準面5の水平度を確知できる。
また、前記本体2の前記底面4の左右に前記基準面5,5が設けられ、これら基準面5,5の間で底面4の幅方向中央に、基準部側凹部17を設け、この基準部側凹部17は、挟角が鈍角な左右の斜辺部18,18を有し、底面4の全長に形成されている。
従って、対象部たる対象面10が平面の場合は、左右の基準面5,5が対象面10に面接触状態で当接し、円筒の外周面などの対象面10Aが円弧状の場合は、両基準面5,5と両斜辺部18,18の両角部19,19が対象面10Aに当接する。
前記本体中央部7の前後一方である後側には、上下方向の気泡管12を有する水平度確知部14Aが内蔵され、この水平度確知部14Aにより、本体2を縦向きにした場合の水平度を確知でき、縦方向の前記水平度確知部14Aに対応して左右の側面6,6には、円形の窓部15,15が設けられ、これら窓部15,15には透明の板材15A,15Aが設けられている。
前記前面部材8の前面21には、上部に電池ケース22の開口部23が設けられ、この開口部23にケース蓋24が着脱可能に設けられている。尚、前記電池ケース22は、筒状をなし、前記前面部材8に一体に設けられ、本体2に内蔵されている。
また、前記開口部23には雌螺子部23Mが設けられており、前記ケース蓋24は、前記雌螺子部23Mに螺合する雄螺子部25と、この雄螺子部25の先端に設けた径大な摘み蓋部26を一体に有し、この摘み蓋部26の外周には滑り止め部たる凹凸部27が形成されている。
そして、雄螺子部25にリング状のパッキン材28を外装した状態で、雌螺子部23Mに雄螺子部25を螺合して開口部23を摘み蓋部26により閉塞することができる。
前記前面部材8の前記前面21には、高さ方向中央に主電源スイッチ31を設け、この主電源スイッチ31は、スライド式であって、左右方向一方にスライドすると電源をオン、他方にスライドすると電源をオフに切り替えるものである。尚、電源は前記電池ケース22内の電池(図示せず)である。
前記前面部材8の前記前面21には、下部にレーザー光Rが通るレーザー光通路32を開設し、この後方で前記本体2にレーザー光照射部33を内蔵している。このレーザー光照射部33は前記電池を電源としてレーザー光Rを照射するものである。
また、前記前面部材8の前記前面21には、前記開口部23と主電源スイッチ31の間に上向き斜めの上段部36を設けると共に、前記主電源スイッチ31とレーザー光通路32との間に上向き斜めの下段部37を設け、これら上,下段部36,37により、前面21の下部が上部より前側に突出するように構成している。これにより、開口部23位置の前面21と取付状態の摘み蓋部26の外面とを結ぶ仮想線上又はこの仮想線より内側に主電源スイッチ31の先端31Sが位置し、使用中に不用意に主電源スイッチ31に接触することを防止できる。尚、前記仮想線は略垂直方向をなす。
前記後面部材9には、上下方向中央で左右に貫通する貫通孔41が穿設されている。従って、この貫通孔41に紐状体42の一端を連結すると共に、紐状体42の他端を使用者のベルト(図示せず)などに連結することができ、また、縦壁に設けた横方向の釘などの吊り具に貫通孔41を引っ掛けて水平器1を吊った状態で保管したりすることができる。
前記本体2の前記底面4の前後方向中央には、側面視でコ字状の切欠き部51を設け、この切欠き部51に合成樹脂製の取付枠体52を取り付けており、この取付枠体52により合成樹脂製の当接操作部材53が本体2に配置される。
前記取付枠体52は、枠体底面55と、左,右の側面56,56と、前,後の側面57,57とを有し、その枠体底面55には、前記左右の基準面5,5と同形の左右の枠体基準面5A,5Aと、前記基準部側凹部17と同形の凹部17Aが設けられている。また、前記切欠き部51に前記取付枠体52を取り付けた状態で、切欠き部51が前記枠体底面55と左,右の側面56,56により塞がれ、さらに、基準面5と枠体基準面5Aが面一で連続すると共に、基準部側凹部17と凹部17Aとが面一で連続する。言い換えると、枠体基準面5Aは、本体2に設けた基準面5の一部を構成すると共に、凹部17Aは、本体2に設けた基準部側凹部17の一部を構成する。
前記主電源スイッチ31がオンであることを条件にして、前記基準面5の対象面10への当接状態でレーザー光Rの照射をオンにすると共に、基準面5の対象面10への非当接状態でレーザー光Rの照射をオフにするスイッチ61を備え、このスイッチ61は前記当接状態と前記非当接状態とを検知するための検知手段たる前記当接操作部材53を備える。また、前記スイッチ61は、前記当接操作部材53により作動する作動子63を有するスイッチ本体64を備える。
図8に示すように、前記スイッチ本体64は前記作動子63を下向きにして回路基板65に実装され、この回路基板65は前記電池ケース22の外面などに固定されている。尚、前記作動子63は、前記本体2内の左右方向中央に位置し、前記底面4側(下側)に突出するように付勢されている。
図9に示すように、前記当接操作部材53は、先端を前記底面4側に向けて配置され、その先端の操作底面70に前記凹部17Aと同形の操作凹部71を有し、この操作凹部71の左右に平坦な先端縁面72,72を有し、これら左右の先端縁面72,72は同一平面上に位置し、この平面と前記基準面5,5とは略平行をなす。
図9に示すように、前記当接操作部材53の左,右の側面73,73は、上面3側から底面4側に向かってテーパー状に幅が狭くなるように形成されている。また、図8に示すように、前記当接操作部材53の前,後の側面74,74は、上面3側から底面4側に向かってテーパー状に幅が狭くなるように形成されている。
図7及び図8に示すように、前記当接操作部材53の基端側(本体2の上面側)には、鍔部75が周設されている。また、当接操作部材53の基端側の中央には、前記操作底面70の上面に、前後方向に長い突条部76が設けられ、この突条部76の水平な上面76Jが前記作動子63の先端を押す。
前記取付枠体52の前記枠体底面55には、前記当接操作部材53の先端側を挿通する挿通孔81が穿設されており、この挿通孔81の上部(上面側)は、前記当接操作部材53の形状に対応して、平面視で略方形をなす。また、前記挿通孔81の下部(底面側)81Kは、前後に傾斜内面82,82を有すると共に、左右に傾斜内面83,83を有し、前後の傾斜内面82,82は底面4側に向かって間隔が拡大するようにテーパー状に形成され、左右の傾斜内面83,83は底面4側に向かって間隔が拡大するようにテーパー状に形成されている。
尚、傾斜内面82,83の垂直に対する角度は、30度~60度、好ましくは40度~50度であり、また、前記側面73,74の垂直に対する角度は、傾斜内面82,83の垂直に対する角度より小さく、3度~10度程度である。前記傾斜内面82,83の垂直に対する角度が小さ過ぎると、側面73,74との間隔が狭くなり、間に異物を挟み易くなり、一方、前記傾斜内面82,83の垂直に対する角度が大き過ぎると、挿通孔81の下端が広くなり、左右の側面6,6の間隔を不必要に広くしなければならないため、上記の範囲とした。
図8に示すように、前記挿通孔81の上部81J周囲の上縁部84は水平に形成され、この上縁部84に前記鍔部75が載置された状態で前記当接操作部材53が保持される。この状態で、当接操作部材53の先端が基準面5,5から下に突出すると共に、前記突条部76の上面76Jと作動子63の先端とに間に僅かな隙間が形成される。
また、本体2を上下反転し、当接操作部材53の荷重が作動子63に加わっても、作動子63は、スイッチ本体64の付勢手段(図示せず)により底面4側に付勢されており、その付勢力により作動子63が動くことがなく、スイッチ本体64は作動しない。このため当接操作部材53は、1グラム以下程度であり、作動子63を作動する重さより軽量である。
一方、本体2の底面4を対象面10に載置すると、本体2の自重により当接操作部材53に押されて作動子63が引っ込むように移動し、スイッチ本体64が作動し、レーザー光照射部33をオンにする信号をスイッチ本体64が発し、この信号により図示しない制御手段がレーザー光照射部33を作動し、レーザー光Rが照射される。また、使用者が例えば縦方向の対象面10,10Aに本体2の底面4を押し当てた場合も、押し当てる力によりスイッチ本体64が作動する。
一方、本体2を持ち上げて対象面10から離すと、当接操作部材53の自重又は/及び作動子63の付勢力により、当接操作部材53の先端が基準面5,5から外側に突出してスイッチ本体64が作動し、レーザー光照射部33をオフにする信号を発し、レーザー光Rの照射が止まる。
従って、スイッチ操作を行うことなく、持ち上げるだけでレーザー光Rが自動的に停止する。また、対象面10に載置していた水平器1が強風や大きな振動により左右に倒れても、レーザー光Rの照射が止まる。
また、前記取付枠体52の前記左右の側面56,56の一方である右の側面56には、透孔86が穿設されており、この透孔86に補助スイッチたる側部スイッチ87の作動部88が設けられ、この作動部88を有するスイッチ本体89が本体2に内蔵されている。前記主電源スイッチ31がオンであることを条件にして、前記作動部88を押している間又は接触している間、レーザー光Rの照射をオンにし、作動部88を操作しないと、レーザー光Rの照射がオフになるように前記側部スイッチ87が作動する。
従って、持ち上げた状態で、側部スイッチ87を操作してレーザー光Rを照射し、レーザーポインターとして使用することもできる。尚、前記主電源スイッチ31がオフの状態で、前記スイッチ本体64,89の操作を継続している場合、主電源スイッチ31をオンにするとレーザー光Rが照射される。
そして、主電源スイッチ31をオフにすれば、本体2を置いたり、側部スイッチ87の作動部88に接触したりしても、レーザー光Rが照射されることが無い。
また、前記本体2内には、LEDなどの発光体29が前記電池ケース22の反開口部側に取り付けられており、主電源スイッチ31をオンにすると、前記電池を電源として前記発光体29が発光し、図示しない導光体により発光体29の光が前記水平度確知部14の気泡管12に導光され、その光により気泡13が見易くなる。
このように本実施例では、請求項1に対応して、底面4に基準部たる基準面5を有する本体2と、この本体2に設けられた水平度確知部14と、本体2に設けられレーザー光Rを照射するレーザー光照射部33と、レーザー光Rの照射をオン・オフするスイッチ61とを備えたレーザーポインター付水平器1において、スイッチ61は、基準面5の対象面10への当接状態でレーザー光Rの照射をオンにすると共に、基準面5の対象面10への非当接状態でレーザー光Rの照射をオフにするから、使用時に本体2の基準面5を対象面10に当接すると、レーザー光Rが照射され、対象面10から本体2を離すと、レーザー光Rの照射が止まるため、レーザー光Rが不用意に照射されることがなくなる。
このように本実施例では、請求項2に対応して、スイッチ61は、基準部たる基準面5が対象部たる対象面10に当接したことを検知する検知手段たる当接操作部材53を備えるから、当接操作部材53により当接状態と非当接状態を検知してレーザー光Rのオン・オフを行うことができる。
このように本実施例では、請求項3に対応して、検知手段は、対象部たる対象面10に当接する当接操作部材53を備えるから、当接操作部材53が対象面10に当接することにより当接状態と非当接状態を検知してレーザー光Rのオン・オフを行うことができる。
このように本実施例では、請求項4に対応して、当接操作部材53は、基準部たる基準面5から外側に突出可能に設けられると共に、基準面5を対象面10に載置した状態で没するように構成されているから、本体2を対象面10に載置すると当接操作部材53が没して当接状態を検知し、本体2を持ち上げると当接操作部材53の先端が出て非当接状態を検知することができる。
このように本実施例では、請求項5に対応して、底面4に当接操作部材53を挿通する挿通孔81を設け、当接操作部材53が上側から底面4側に向かって幅狭に形成されているから、挿通孔81に砂などの異物が入り難くなる。
このように本実施例では、請求項6に対応して、底面4に当接操作部材53を挿通する挿通孔81を設け、挿通孔81が上側から底面4側に向かって幅広に形成されているから、挿通孔81に砂などの異物が入り難くなる。
このように本実施例では、請求項7に対応して、底面4に当接操作部材53を挿通する挿通孔81を設け、挿通孔81の底面4側が上側から底面4側に向かって幅広に形成されているから、一層、挿通孔81に砂などの異物が入り難くなり、挿通孔81と当接操作部材53との間に異物を噛み込み難くなる。
このように本実施例では、請求項8に対応して、本体2の底面4の幅方向両側に基準部たる基準面5,5を設けると共に、これら両側の基準面5,5の間に該基準面5,5の長さ方向の基準部側凹部17を設け、この基準部側凹部17を設けた前記底面4に前記貫通孔81を配置し、当接操作部材53の先端中央に基準部側凹部17に対応する凹部17Aを設けたから、円弧状などの対象面10Aに安定して使用することができる。
以下、実施例上の効果として、前記前面部材8の前記前面21には、高さ方向中央に主電源スイッチ31を設けると共に、この主電源スイッチ31の上下にケース蓋24とレーザー光通路32とを集めて配置したから、後面部材9の構成を簡略化できると共に、後面部材9に紐状体42を連結する貫通孔41を設けても邪魔にならない。また、開口部23位置の前面21と取付状態の摘み蓋部26の外面とを結ぶ仮想線上又はこの仮想線より内側に主電源スイッチ31の先端31Sが位置するから、使用中に不用意に主電源スイッチ31に接触することを防止できる。
また、当接操作部材53を、スイッチ本体64の作動子63により付勢するように構成したから、別途に付勢手段が不要となり、装置の簡略化を図ることができる。さらに、当接操作部材53は中空形状をなすから、軽量化が図られている。
図10は本発明の実施例2を示し、上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その説明を省略して詳述する。同図は、スイッチの変形例を示し、検出手段としてレーザー光や超音波などを用いた非接触式の近接センサ91を用いている。
具体的には、スイッチ61Aの検出手段が計測用レーザー光を用いた近接センサ91であれば、前記取付枠体52を設けずに、本体2の底面4の長さ方向中央にセンサ用レーザー光通路92を穿設し、本体2内に近接センサ91及びスイッチ本体93を配置すると共に、前記近接センサ91から下向きに照射したセンサ用レーザー光が前記センサ用レーザー光通路92を通過するように構成している。
そして、対象面10に反射したセンサ測用レーザー光を前記近接センサ91が受光して対象面10の位置を検出し、この検出データに基づき前記基準面5が前記対象面10に当接した状態になったことを検出すると、スイッチ本体93が作動し、レーザー光照射部33をオンにする信号を発し、この信号により図示しない制御手段がレーザー光照射部33を作動し、レーザー光Rが照射される。一方、前記検出データに基づき前記基準面5と前記対象面10とが非接触状態になったことを検出すると、スイッチ本体93が作動し、レーザー光照射部33をオフにする信号を発し、レーザー光Rの照射が止まる。
このように本実施例では、スイッチ61Aは、基準部たる基準面5が対象部たる対象面10に当接したことを検知する検知手段たる近接センサ91を備えるから、近接センサ91により当接状態と非当接状態を検知してレーザー光Rのオン・オフを行うことができ、上記実施例1と同様な作用・効果を奏する。
また、この例では、検出手段に非接触式の近接センサ91を用いることにより、機械的な部品点数を削減することができる。
図11は本発明の実施例3を示し、上記各実施例と同一部分に同一符号を付し、その説明を省略して詳述する。同図は、水平度確知部の変形例を示している。
この例の水平器1Aには、前記気泡式の水平度確知部14,14Aは設けられておらず、重力を用いた指針式の水平度確知部101が設けられている。
具体的には、水平度確知部101は、前記本体中央部7の上部に円弧状の表示部102を突設し、この表示部102内に、円弧状の勾配目盛たる角度目盛103を設け、この角度目盛103は最上部に前記基準面5に垂直な0度点104が付されており、この中央の0度点104からそれぞれ左右周方向に角度が増加するように角度目盛103が付されている。
また、前記角度目盛103の中心に中心軸105を設け、この中心軸105に指針106を回動可能に設け、この指針106の中心軸105位置より下部に錘107を設け、重力により指針106が垂直上方を指すように構成している。
従って、指針106が0度点104を指すことにより、当接した対象面10が水平であることが判る。
このように本実施例では、本体2に設けられた水平度確知部101を備えるから、上記各実施例と同様な作用・効果を奏する。
尚、本発明は、本実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、実施例では、凹部17,17A,71がV字状のものを示したが、U字状などでもよく、形状は適宜選定可能である。また、電源として乾電池を例示したが、電源として充電池や太陽パネルなどを用いたり、或いはそれらの組み合わせでもよい。さらに、実施例では、当接操作部材及び貫通孔は、前後の側面がテーパー状をなし、左右の側面がテーパー状をなすものを示したが、4つの側面のいずれか1つが傾いていればよく、前後の側面と左右の側面のいずれかの組がテーパー状をなしていることが好ましい。また、実施例では平面視で方形の当接操作部材を示したが、当接操作部材を有底な円柱状に形成するなど形状は適宜選定可能であり、形状が異なる場合も操作凹部を設けることが好ましい。さらに、実施例では、気泡式と指針式の水平器を例示したが、本発明はデジタル式などの各種の水平器に適用可能である。
1 水平器
1A 水平器
2 本体
3 上面
4 底面
5 基準面(基準部)
6 側面
10 対象面(平面)
10A 対象面(円弧状)
14 水平度確知部
14A 水平度確知部
17 基準部側凹部
18 斜辺部
19 角部
31 主電源スイッチ
33 レーザー光照射部
51 切欠き部
53 当接操作部材(検出手段)
61 スイッチ
61A スイッチ
63 作動子
64 スイッチ本体
81 挿通孔
82 前後の傾斜内面
83 左右の傾斜内面
91 近接センサ(検出手段)
93 スイッチ本体
101 水平度確知部
R レーザー光

Claims (8)

  1. 底面に基準部を有する本体と、この本体に設けられた水平度確知部と、前記本体に設けられレーザー光を照射するレーザー光照射部と、前記レーザー光の照射をオン・オフするスイッチとを備えたレーザーポインター付水平器において、前記スイッチは、前記基準部の対象部への当接状態で前記レーザー光の照射をオンにすると共に、前記基準部の前記対象部への非当接状態で前記レーザー光の照射をオフにすることを特徴とするレーザーポインター付水平器。
  2. 前記スイッチは、前記基準部が前記対象部に当接したことを検知する検知手段を備えることを特徴とする請求項1記載のレーザーポインター付水平器。
  3. 前記検知手段は、前記本体に設けられ、前記対象部に当接する当接操作部材を備えることを特徴とする請求項2記載のレーザーポインター付水平器。
  4. 前記当接操作部材は、前記基準部から外側に突出可能に設けられると共に、前記基準部を前記対象部に載置した状態で没するように構成されていることを特徴とする請求項3記載のレーザーポインター付水平器。
  5. 前記底面に前記当接操作部材を挿通する挿通孔を設け、前記当接操作部材が上側から底面側に向かって幅狭に形成されていることを特徴とする請求項3又は4記載のレーザーポインター付水平器。
  6. 前記底面に前記当接操作部材を挿通する挿通孔を設け、前記挿通孔が上側から底面側に向かって幅広に形成されていることを特徴とする請求項3又は4記載のレーザーポインター付水平器。
  7. 前記底面に前記当接操作部材を挿通する挿通孔を設け、前記挿通孔の底面側が上側から底面側に向かって幅狭に形成されていることを特徴とする請求項5記載のレーザーポインター付水平器。
  8. 前記本体の前記底面の幅方向両側に前記基準部を設けると共に、これら両側の基準部の間に該基準部の長さ方向の基準部側凹部を設け、この基準部側凹部を設けた前記底面に前記当接操作部材を配置し、この当接操作部材の先端中央に前記基準部側凹部に対応する凹部を設けたことを特徴とする請求項3~7のいずれか1項に記載のレーザーポインター付水平器。
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