JP7020166B2 - 管理プログラム、管理方法及び管理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、管理プログラム、管理方法及び管理装置に関する。
従来では、医療機関等において、患者の徘徊等を防止する技術が知られている。この技術の1つとして、例えば、入院している患者がベッド等から一定時間離れた場合等に、看護師用端末にアラームを送出する技術が知られている。
特開2001-184408号公報 特開2005-278864号公報 特開2004-348717号公報
上述した従来の技術では、例えば、患者が処置室等へ移動している時間帯や、患者が検査や処置を受けている間等であっても、看護師用端末にアラームが出力される場合がある。このような場合、不要なアラームが看護師用端末に出力されることになり、対処する看護師の負担を増加させる可能性がある。
1つの側面では、本発明は、不要なアラームの出力を抑制することを目的としている。
一つの態様では、入院している患者が前記患者に割り当てられた第一の領域から、前記患者毎に設定された前記患者が前記第一の領域を不在にしていても許容される不在許容逸脱してから所定時間が経過した場合、電子カルテシステムから、前記患者の治療に応じて設定されたスケジュールを示す情報を取得し、前記スケジュールを示す情報に基づき予測される前記患者の居場所に関する第二の領域を特定し、前記患者が特定された前記第二の領域に存在しないことを検出したとき、アラームの出力要求を所定の端末に送信する、処理をコンピュータに実行させる。
上記各処理は、上記各処理を実現する機能部、各処理を実現する手順としても良く、各処理をコンピュータに実行させるプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体とすることもできる。
不要なアラームの出力を抑制できる。
第一の実施形態の管理システムのシステム構成の一例を示す図である。 第一の実施形態の管理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 第一の実施形態の移動データベースの一例を示す図である。 第一の実施形態の不在時間許容データベースの一例を示す図である。 第一の実施形態の患者状態データベースの一例を示す図である。 第一の実施形態の患者スケジュールデータベースの一例を示す図である。 第一の実施形態の受付状態データベースの一例を示す図である。 第一の実施形態の管理処理部の機能を説明する図である。 第一の実施形態の管理装置の動作を説明するフローチャートである。 第二の実施形態の管理システムのシステム構成の一例を示す図である。 第二の実施形態の患者予定データベースの一例を示す図である。 第二の実施形態の現在位置データベースの一例を示す図である。 第二の実施形態の音声データベースの一例を示す図である。 第二の実施形態の顔認証データベースの一例を示す図である。 第二の実施形態の日常行動データベースの一例を示す図である。 第二の実施形態の管理処理部の機能を説明する図である。 第二の実施形態の管理装置の動作を説明するフローチャートである。
(第一の実施形態)
以下に図面を参照して、第一の実施形態について説明する。図1は、第一の実施形態の管理システムのシステム構成の一例を示す図である。
本実施形態の管理システム100は、管理装置200と、電子カルテシステム300と、ナースコールシステム400とを含む。
本実施形態の管理システム100は、例えば、医療機関等に設けられており、例えば、医療機関に入院している患者の状態を管理する。
本実施形態の管理装置200は、電子カルテシステム300及びナースコールシステム400とネットワーク等を介して接続される。管理装置200は、例えば、患者がベッド等に所定時間不在であることが検出されると、電子カルテシステム300において管理されている患者のスケジュールを参照し、予定された場所に患者がいるか否かを検出する。また、管理装置200は、電子カルテシステム300において予定されている場所での患者の不在を検出すると、ナースコールシステム400に対してアラームの出力要求を行う。
このように、本実施形態の管理装置200は、患者がベッド等に不在であった場合は、電子カルテシステム300と連携して、アラームの出力の要否を判定している。したがって、本実施形態によれば、患者がベッドに所定時間以上不在であっても、検査や処置、診察等を受け付けている場合には、アラームは出力されない。よって、本実施形態によれば、不要なアラームの出力を抑制できる。
本実施形態の管理装置200は、移動データベース210、不在時間許容データベース220、患者状態データベース230、管理処理部240を有する。
移動データベース210は、管理システム100が導入されている医療機関等におけるある場所からある場所への移動時間に関する情報が格納される。不在時間許容データベース220は、患者(入力患者)がベッド等を不在にしていても許容される時間を示す情報が格納される。患者状態データベース230は、患者の状態を示す情報が格納される。
管理処理部240は、不在時間許容データベース220を参照し、ベッドや病室等の患者に割り当てられた領域(第一の領域)における患者の不在が許容される時間以上であることを検出する。そして、管理処理部240は、電子カルテシステム300で管理されている患者のスケジュールと、移動データベース210とを参照し、患者の不在が予定外の行動であるか否かを判定し、その結果に応じてアラームをナースコールシステム400に出力させる。
本実施形態の電子カルテシステム300は、患者毎に、診療の記録、検査オーダ、処方、画像・検査結果等の情報を管理するシステムである。
電子カルテシステム300で管理される情報は、医療機関の医師により入力される項目と、看護師や検査技師等の医療スタッフによって入力される項目とを含む。また、電子カルテシステム300は、例えば、管理対象となる情報が格納されたサーバと、医師や医療スタッフ等が情報を閲覧したり、情報を入力したりするための端末装置とを含む。
本実施形態の電子カルテシステム300は、例えば、患者スケジュールデータベース310と、受付状態データベース320と、を有する。
患者スケジュールデータベース310は、患者毎のスケジュールを示す情報が格納される。受付状態データベース320は、患者のスケジュールに含まれる検査や処置、診察等を、患者が受けたか否かを示す情報が格納される。
ナースコールシステム400は、管理装置200からアラームの出力要求を受けて、アラームを出力する。ナースコールシステム400は、アラームを、例えば、一般的なナースコールとして出力しても良い。
次に、本実施形態の管理装置200について説明する。図2は、第一の実施形態の管理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
本実施形態の管理装置200は、それぞれバスBで相互に接続されている入力装置21、出力装置22、ドライブ装置23、補助記憶装置24、メモリ装置25、演算処理装置26及びインターフェース装置27を含む。
入力装置21は、各種の情報の入力を行うための装置であり、例えばキーボードやポインティングデバイス等により実現される。出力装置22は、各種の情報の出力を行うためものであり、例えばディスプレイ等により実現される。インターフェース装置27は、LANカード等を含み、ネットワークに接続する為に用いられる。
管理処理部240等を実現する管理プログラムは、管理装置200を制御する各種プログラムの少なくとも一部である。管理プログラムは例えば記憶媒体28の配布やネットワークからのダウンロード等によって提供される。管理プログラムを記録した記憶媒体28は、CD-ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等の様に情報を光学的、電気的或いは磁気的に記録する記憶媒体、ROM、フラッシュメモリ等の様に情報を電気的に記録する半導体メモリ等、様々なタイプの記憶媒体を用いることができる。
また、管理プログラムは、管理プログラムを記録した記憶媒体28がドライブ装置23にセットされると、記憶媒体28からドライブ装置23を介して補助記憶装置24にインストールされる。ネットワークからダウンロードされた管理プログラムは、インターフェース装置27を介して補助記憶装置24にインストールされる。
補助記憶装置24は、インストールされた管理プログラムを格納すると共に、上述した移動データベース210、不在時間許容データベース220、患者状態データベース230等の必要なファイル、データ等を格納する。メモリ装置25は、管理装置200の起動時に補助記憶装置24から管理プログラムを読み出して格納する。そして、演算処理装置26はメモリ装置25に格納された管理プログラムに従って、後述するような各種処理を実現している。
次に、図3乃至図5を参照して、管理装置200の有する各データベースについて説明する。管理装置200の各データベースは、例えば、補助記憶装置24等の記憶領域に格納されても良い。
図3は、第一の実施形態の移動データベースの一例を示す図である。本実施形態では、移動データベース210は、予め管理装置200に与えられている。
移動データベース210は、情報の項目として種別、部屋、病棟、病室、平均移動時間を有し、各項目が対応付けられている。以下の説明では、移動データベース210において、各項目の値を含む情報を移動情報と呼ぶ。
項目「種別」の値は、患者に対して行われる検査や処置の種類を示す。項目「部屋」の値は、検査や処置が行われる場所(部屋)の名称を示す。項目「病棟」の値は、管理システム100が導入されている医療機関等の病棟名を示す。
項目「病室」の値は、管理システム100が導入されている医療機関等の病室名を示す。項目「平均移動時間」の値は、項目「部屋」の値が示す場所から項目「病室」が示す場所までの移動時間の平均値である。尚、項目「平均移動時間」の値は、複数の患者や看護師等の移動時間から算出された値である。
図3の例では、例えば、MRI(Magnetic Resonance Imaging)検査を行う撮影室2と、病棟3Aの病室301との間の平均移動時間は17分であることがわかる。
尚、図3では、病室から項目「部屋」の値が示す場所への平均移動時間が格納された例としたが、これに限定されない。移動データベース210には、例えば、撮影室1から撮影室2までの平均移動時間等を示す情報が格納されていても良い。
図4は、第一の実施形態の不在時間許容データベースの一例を示す図である。本実施形態の不在時間許容データベース220は、予め管理装置200に与えられていても良い。
不在時間許容データベース220は、情報の項目として、患者ID、時間帯、不在許容時間を有し、項目「患者ID」とその他の項目とが対応付けられている。以下の説明では、不在時間許容データベース220において、項目「患者ID」の値と、その他の項目の値とを含む情報を、不在許容時間情報と呼ぶ。
項目「患者ID」の値は、患者を特定するための識別情報である。項目「時間帯」の値は、1日のうちの時間帯を示す。項目「不在許容時間」の値は、対応する時間帯において、不在が許容される時間を示す。尚、本実施形態の項目「不在許容時間」の値は、対応する時間帯において、患者が連続して不在とすることが許容される時間である。
図4の例では、患者ID「0001」の患者は、午前中の時間帯は、10分間続けて不在とされることが許容されていることがわかる。
図5は、第一の実施形態の患者状態データベースの一例を示す図である。本実施形態の患者状態データベース230は、管理処理部240によって取得された患者の状態を示す情が蓄積される。
患者状態データベース230は、情報の項目として、患者ID、日時、状態を有し、項目「患者ID」の値と他の項目とが対応付けられている。以下の説明では、患者状態データベース230において、項目「患者ID」の値とその他の項目の値とを含む情報を患者状態情報と呼ぶ。
項目「日時」の値は、患者状態情報を取得した日時を示す。項目「状態」の値は、患者の状態を示す。本実施形態では、項目「状態」の値には、患者が滞在している場所、アラームが出力されているか否かを示す情報、患者が検査や処置を受けるための受付を行ったか否かを示す情報等が含まれる。
図5の例では、患者ID「0001」の患者が、2017年12月4日の12:30には、自身のベッドが配置されている病室に在室していることがわかる。
尚、本実施形態の電子カルテシステム300は、患者の氏名、性別、年齢、入院している病室、病名等を含む患者情報が格納された患者データベースを有していても良い。また、この患者データベースは、管理装置200が有していても良い。
次に、図6及び図7を参照して、電子カルテシステム300に格納された患者スケジュールデータベース310と受付状態データベース320について説明する。
図6は、第一の実施形態の患者スケジュールデータベースの一例を示す図である。本実施形態の患者スケジュールデータベース310は、電子カルテシステム300に含まれるサーバの記憶装置等に設けられる。患者スケジュールデータベース310には、患者に対して行われる検査や処置、診察等、患者の治療に関する予定を示す情報が格納されている。言い換えれば、患者スケジュールデータベース310には、患者の治療に応じて設定されたスケジュールを示す情報が格納されている。
本実施形態の患者スケジュールデータベース310は、情報の項目として、少なくとも、患者ID、レコードタイプ、種別、部屋、日時を含み、項目「患者ID」と他の項目とが対応付けられている。以下の説明では、患者スケジュールデータベース310において、項目「患者ID」の値と、他の項目の値と、を含む情報をスケジュール情報と呼ぶ。
項目「レコードタイプ」の値は、スケジュール情報を入力したスタッフの職種等を示す。例えば、項目「レコードタイプ」の値が「依頼」となっている場合には、医師により入力されたスケジュール情報であることを示しても良い。項目「種別」の値は、患者に対して行われる検査や処置の種類を示す。項目「日時」の値は、項目「種別」の値が示す検査や処置等の開始日時と、終了日時とを示す。
図6の例では、患者ID「0001」の患者は、2017年12月4日の13:00から13:30までの間に、撮影室1で「一般撮影」という名称の検査を受ける予定であることがわかる。
尚、患者スケジュールデータベース310に格納されるスケジュール情報は、図6に示す項目以外の項目が含まれていて良い。具体的には、例えば、スケジュール情報には、検査を行う検査室や、処置や診察を受ける部屋を示す項目や、担当技師や担当医の名前を示す項目等が含まれていても良い。
図7は、第一の実施形態の受付状態データベースの一例を示す図である。本実施形態の受付状態データベース320は、情報の項目として、患者ID、レコードタイプ、種別、部屋、受付状態、受付日時を含み、項目「患者ID」と他の項目とが対応付けられている。以下の説明では、受付状態データベース320において、項目「患者ID」の値と、他の項目の値と、を含む情報を受付状態情報と呼ぶ。
本実施形態の受付状態情報は、例えば、電子カルテシステム300において、スケジュール情報が入力されると、スケジュール情報と連動して受付状態データベース320に格納されても良い。
項目「受付状態」の値は、患者が、項目「種別」の値が示す検査や処置等を受けるための受付を行ったか否かを示す。
具体的には、例えば、患者が「一般撮影」という検査を受ける場合には、「一般撮影」を行う検査室へ移動し、検査室において検査を受けるための受付を行う。
このとき、検査室のスタッフは、この患者が「一般撮影」という検査を受けるための受付を行ったことを、受付状態データベース320に入力する。ここで入力される値が、項目「受付状態」の値として、受付状態データベース320に格納される。
本実施形態では、項目「受付状態」の値が「受付済」であった場合には、受付が行われたことを示し、項目「受付状態」の値が「未受付」であった場合には、受付が行われていないことを示す。
また、本実施形態では、受付状態情報が患者状態データベース230に格納される場合には、項目「受付状態」の値は、「未受付」が初期値となる。
項目「受付日時」の値は、項目「受付状態」の値が、「未受付」から「受付済」となった日時を示す。したがって、受付状態情報が受付状態データベース320に格納されたときは、項目「受付日時」の値は、ない状態となる。
図7の例では、例えば、患者ID「0001」の患者が、撮影室1で「一般撮影」という検査を受けるために、2017年12月4日の12:45に受付したことがわかる。また、図7の例では、例えば、患者ID「0001」の患者は、「手術」を受けるための受付は、まだ行っていないことがわかる。
尚、本実施形態の電子カルテシステム300は、受付状態データベース320において、項目「受付状態」の値が、「未受付」から「受付済」となったとき、受付が行われたことを示す通知を管理装置200へ送信しても良い。
次に、図8を参照して、管理装置200の有する管理処理部240の機能について説明する。図8は、第一の実施形態の管理処理部の機能を説明する図である。
本実施形態の管理処理部240は、患者位置検出部241、許容時間判定部242、スケジュール判定部243、移動判定部244、受付状態判定部245、状態格納部246、アラーム出力部247を有する。
患者位置検出部241は、患者毎に患者の位置を検出する。以下に患者の位置の検出について説明する。
本実施形態の管理システム100が導入された医療機関等では、例えば、病室や患者のベッドの側、検査室や処置室、診察室の入り口付近、売店や食堂等に、カメラが設置されていても良い。この場合、各場所に設定されたカメラが撮像した画像の画像データは、電子カルテシステム300等に格納されても良い。
この場合、患者位置検出部241は、例えば、患者毎に、患者の顔を撮像した画像の画像データを保持しておき、この画像データと、電子カルテシステム300に格納された画像データとを照合して、患者の居場所(位置)を特定しても良い。
また、本実施形態の管理システム100が導入された医療機関等では、例えば、病室や患者のベッドの側、検査室や処置室、診察室の入り口付近、売店や食堂等に、ビーコン信号を送信する送信機が設置されていても良い。また、本実施形態では、ビーコン信号を受信して応答信号を送信機に送信する受信機を、患者に装着させる。受信機は、例えば、リストバンド等として、患者に装着させても良い。
この場合、患者位置検出部241は、患者が装着している受信機から応答信号を受けたことを示す通知を受けた送信機の設置位置に基づき、患者の位置を検出しても良い。
また、本実施形態では、例えば、患者が使用しているベッドに、センサが設けられており、このセンサによって、患者がベッドを離れたことを検出しても良い。
許容時間判定部242は、患者が、患者に割り当てられた領域内にいないことを検出する。また、許容時間判定部242は、不在時間許容データベース220を参照して、患者が領域内を不在としている時間が不在許容時間内であるか否かを判定する。つまり、本実施形態の許容時間判定部242は、患者が、患者が割り当てられた領域から逸脱してから所定時間が経過したことを検出する。
尚、本実施形態において、患者に割り当てられた領域とは、例えば、患者のベッドや患者が入院している病室等である。本実施形態では、例えば、症状が比較的軽い患者については、患者が入力している病室を、患者に割り当てられた領域しても良い。また、本実施形態では、症状が比較的重く、安静が要求される患者については、患者のベッドを患者な割り当てられた領域としても良い。
スケジュール判定部243は、電子カルテシステム300の患者スケジュールデータベース310を参照し、患者のスケジュールと、患者位置検出部241により検出された患者の位置とを比較し、患者がスケジュール通りの行動をしているか否かを判定する。
移動判定部244は、移動データベース210を参照し、患者のスケジュールと対応した平均移動時間を取得し、患者が移動中であるか否かを判定する。
受付状態判定部245は、電子カルテシステム300の受付状態データベース320を参照し、患者が予定された検査や処置を受けるための受け付けを行ったか否かを判定する。
状態格納部246は、患者状態データベース230に患者状態情報を格納する。
アラーム出力部247は、上述した各判定部による判定結果に応じて、ナースコールシステム400に対してアラームの出力要求を行う。言い換えれば、アラーム出力部247は、各判定部の判定結果から、電子カルテシステム300において予定された居場所(第二の領域)に不在であること判定された場合に、所定の端末に対してアラームの出力要求を送信する出力部の役割を果たす。
尚、本実施形態において、患者の居場所(第二の領域)は、例えば、1つ場所(一箇所)を示しても良いし、1つの場所を含む領域であっても良い。
以下に、図9を参照して、本実施形態の管理装置200の動作を説明する。図9は、第一の実施形態の管理装置の動作を説明するフローチャートである。本実施形態の管理装置200は、図9に示す処理を所定時間毎に繰り返し実行する。
本実施形態の管理装置200において、管理処理部240は、患者位置検出部241により、患者の位置を検出し、患者が、患者に割り当てられた領域内にいるか否かを判定する(ステップS901)。言い換えれば、管理処理部240は、患者が、患者に割り当てられた領域内には不在であるか否かを判定する。
ステップS901において、患者が割り当てられた領域内にいる場合、管理処理部240は、後述するステップS906へ進む。
ステップS901において、患者が、患者に割り当てられた領域内には不在である場合、管理処理部240は、許容時間判定部242により、不在許容時間が経過したか否かを判定する(ステップS902)。
具体的には、許容時間判定部242は、不在が検出された患者の患者IDと、不在が検出されたときの日時を示す情報とを取得し、不在時間許容データベース220において、患者IDと対応する不在許容時間情報を参照する。そして、許容時間判定部242は、不在が検出された時間帯と対応する不在許容時間を取得し、患者の不在が検出されてから、不在許容時間が経過したか否かを判定している。
ステップS902において、不在許容時間が経過していない場合、管理処理部240は、ステップS901へ戻る。
ステップS902において、不在許容時間が経過した場合、管理処理部240は、スケジュール判定部243により、電子カルテシステム300の患者スケジュールデータベース310を抽出し、検査や処置の予定がないか判定する(ステップS903)。
具体的には、スケジュール判定部243は、電子カルテシステム300の患者スケジュールデータベース310を参照し、不在が検出された患者の患者IDを含むスケジュール情報から、項目「日時」の値に、不在が検出された日時が含まれるスケジュール情報が存在するか否かを判定する。
ステップS903において、該当するスケジュール情報が存在する場合は、検出された不在は、スケジュール情報で設定されていた予定のためであることがわかる。そこで、スケジュール判定部243は、このスケジュール情報と連動した受付情報を受信していた場合に、不在が検出された患者は、スケジュール情報が示す予定通りに行動していると言える。
したがって、ステップS903で該当するスケジュール情報が存在し、且つ、スケジュール情報と対応する受付情報を受信した場合には、管理処理部240は後述するステップS906へ進む。
ステップS903において、該当するスケジュール情報が存在しない場合、管理処理部240は、移動判定部244により、移動データベース210を参照し、不在が検出された日時が、移動時間中であるか否かを判定する(ステップS904)。
具体的には、移動判定部244は、ステップS903で抽出した患者の患者IDを含むスケジュール情報に含まれる項目「日時」の値である開始時間と終了時間と、項目「部屋」の値とを取得する。そして、移動判定部244は、移動データベース210を参照し、スケジュール情報から取得した項目「部屋」の値と、患者が入院している病室との移動時間を取得する。
そして、移動判定部244は、取得した移動時間と、スケジュール情報に含まれる項目「日時」の値である開始時間と終了時間とから、患者が検出された日時が、移動時間に含まれるか否かを判定している。
ステップS904において、患者の不在が検出された日時が移動時間中である場合、管理処理部240は、後述するステップS906へ進む。
ステップS904において、患者の不在が検出された日時が移動時間中でない場合、管理処理部240は、受付状態参照部245により、患者スケジュールデータベース310に格納されたスケジュール情報に含まれない処置や検査の受付を示す受付情報を受信したか否かを判定する(ステップS905)。尚、このとき、受付状態参照部245は、前回図9の処理を実行したとき日時から、患者の不在を検出した日時までの間に、この受付情報を受信したか否かを判定している。
管理装置200がスケジュール情報に含まれない置や検査の受付を示す受付情報を受信する場合とは、緊急でなんらかの検査や処置が行われていることを示す。
したがって、ステップS905において、該当する受付情報を受信した場合には、後述するステップS906へ進む。本実施形態の管理処理部240は、状態格納部246により、患者状態データベース230に新たな患者状態情報を格納し(ステップS906)、処理を終了する。
ここで、患者状態データベース230に格納される患者状態情報について説明する。例えば、ステップS903において、患者の不在が検出された日時が、検査や処置を行ってする時間であった場合、状態格納部246は、この患者の患者IDと、患者の不在を検出した日時と、該当する患者状態(検査中/処置中)と、を対応付けた患者情状態報を患者状態データベース230に格納する。
また、例えば、ステップS904において、患者の不在が検出された日時が、移動時間であった場合、状態格納部246は、この患者の患者IDと、患者の不在を検出した日時と、該当する患者状態(移動中)と、を対応付けた患者状態情報を患者状態データベース230に格納する。
また、例えば、ステップS905において、患者の不在が検出されたとき、予定外の受付情報を受信したいた場合、状態格納部246は、この患者の患者IDと、患者の不在を検出した日時と、該当する患者状態(緊急検査/処置中)と、を対応付けた患者状態情報を患者状態データベース230に格納する。
ステップS905において、該当する受付情報を受信していない場合、患者は、検査や処置やそのための移動以外の理由で、許容不在時間よりも長い時間、割り当てられた領域内に不在としており、事故や徘徊等の可能性があることを示す。
したがって、本実施形態では、ステップS905において、該当する受付情報を受信していない場合、アラーム出力部247により、ナースコールシステム400に対してアラームの出力要求を行い(ステップS907)、処理を終了する。
つまり、本実施形態の管理処理部240の許容時間判定部242、スケジュール判定部243、移動判定部244、受付状態参照部245は、不在許容時間より長い時間、割当たられた領域の不在が検出された患者について、この患者のスケジュール情報を取得する取得部と、スケジュール情報に基づき、予定された患者の居場所(第二の領域)を特定する特定部の役割を果たす。
このように、本実施形態によれば、管理装置200を電子カルテシステム300と連動させる。そして、本実施形態では、患者のベッドや病室等における不在が検出されてから、許容不在時間が経過した後に、電子カルテシステム300において管理されている患者のスケジュール情報を参照して、患者が予定された場所にいない場合に、アラームの出力要求をナースコールシステム400へ送信する。
よって、本実施形態によれば、検査や処置を受けるために病室を不在とした場合等は、アラームが出力されることがなく、不要なアラームの出力を抑制することができ、アラームに対応する医療スタッフの負荷を軽減できる。
尚、本実施形態の管理装置200は、アラームの出力要求をナースコールシステム400へ送信した場合、その旨を示すメッセージ等を管理装置200のディスプレイや管理装置200と説明された端末等に表示させても良い。
(第二の実施形態)
以下に図面を参照して第二の実施形態について説明する。第二の実施形態は、検査や処置以外の患者の個人的な理由により不在時にも、アラームの出力対象から除外する点が、第一の実施形態と相違する。よって、以下の第二の実施形態の説明では、第一の実施形態との相違点についてのみ説明し、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには、第一の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
図10は、第二の実施形態の管理システムのシステム構成の一例を示す図である。本実施形態の管理システム100Aは、管理装置200Aと、電子カルテシステム300Aと、ナースコールシステム400と、を有する。
管理装置200Aは、移動データベース210、不在時間許容データベース220、患者状態データベース230、管理処理部240A、患者予定データベース250、現在位置データベース260、音声データベース270、顔認証データベース280を有する。
また、本実施形態の電子カルテシステム300Aは、患者スケジュールデータベース310、受付状態データベース320、日常行動データベース330を有する。
図11は、第二の実施形態の患者予定データベースの一例を示す図である。本実施形態の患者予定データベース250は、患者の予定を示す情報が格納される。本実施形態では、例えば、患者の病室やベッドサイド等に、患者の予定を入力するための端末等が配置されており、この端末を介して、患者の予定が入力されると、入力された情報が患者予定データベース250に蓄積される。尚、患者の予定は、患者が所持している携帯電話やスマートフォン等の携帯端末から入力されても良い。
患者予定データベース250は、情報の項目として、患者ID、日付、時間帯、場所、内容を有し、項目「患者ID」とその他の項目とが対応付けられている。以下の説明では、患者予定データベース250において、項目「患者ID」の値と、その他の項目の値とを含む情報を患者予定情報と呼ぶ。
項目「日付」の値は、予定が設定された日付を示す。項目「時間帯」の値は、予定が設定された時間帯を示す。項目「場所」の値は、対応する日付と時間帯に患者が滞在する場所を示す。項目「内容」の値は、予定の内容を示す。
図11の例では、患者ID「0001」の患者は、2017年12月11日の15:00~17:00は、見舞客の対応のために談話室に滞在する予定であることがわかる。
図12は、第二の実施形態の現在位置データベースの一例を示す図である。本実施形態の現在位置データベース260は、患者位置検出部241が患者の位置を検出する度に、患者の現在位置を示す情報が格納される。
本実施形態の現在位置データベース260は、情報の項目として、患者ID、日付、時刻、現在位置を有し、項目「患者ID」とその他の項目とが対応付けられている。以下の説明では、現在位置データベース260において、項目「患者ID」の値と、その他の項目の値とを含む情報を患者位置情報と呼ぶ。
項目「時間」の値は、患者位置情報を取得した時刻を示す。項目「現在位置」の値は、患者位置検出部241が検出した患者の現在位置を示す。
図12の例では、2017年12月11日の15:00の患者ID「0001」の患者の現在位置は、談話室であることがわかる。
尚、本実施形態では、医療機関に設けられ、ビーコン信号を送信する複数の送信機と、各送信機が設置された場所とを対応付けた情報が記憶された記憶部等を有していても良い。そして、患者位置検出部241は、この記憶部を参照し、患者が装着している受信機から応答信号を受信した送信機を特定し、特定された送信機が設置された場所を患者の現在位置としても良い。
図13は、第二の実施形態の音声データベースの一例を示す図である。本実施形態の音声データベース270は、予め管理装置200Aに設けられている。本実施形態では、例えば、患者が医療機関に入院する際に、予め患者が発話した音声のデータと、音声が示す指示内容とを対応付けた情報を音声データベース270に格納しておく。
本実施形態の音声データベース270は、情報の項目として、患者ID、録音日時
音声データ、指示内容を有し、項目「患者ID」とその他の項目とが対応付けられている。以下の説明では、音声データベース270において、項目「患者ID」の値と、その他の項目の値とを含む情報を音声情報と呼ぶ。
項目「録音日時」の値は、音声データが録音された日時を示す。項目「音声データ」の値は、録音された音声データである。項目「指示内容」の値は、管理装置200Aに対する指示の内容を示す。
図13の例では、患者ID「0001」の患者が「ナースコール」と発話した場合、ナースコールシステム400に対してナースコールの出力要求が送信される。
図14は、第二の実施形態の顔認証データベースの一例を示す図である。本実施形態の顔認証データベース280は、予め管理装置200Aに設けられている。本実施形態では、患者が医療機関に入院する際に、平常時の表情の顔の画像を撮影し、この画像の画像データを顔認証データベース280に格納しておく。
本実施形態の顔認証データベース280は、情報の項目として、患者ID、撮影日時、顔画像データを有し、項目「患者ID」とその他の項目とが対応付けられている。以下の説明では、顔認証データベース280において、項目「患者ID」の値と、その他の項目の値とを含む情報を顔画像情報と呼ぶ。
次に、本実施形態の電子カルテシステム300Aの有する日常行動データベース330について説明する。
図15は、第二の実施形態の日常行動データベースの一例を示す図である。本実施形態の日常行動データベース330は、例えば、患者位置検出部241が患者の現在位置を検出する度に更新されても良い。言い換えれば、本実施形態の日常行動データベース330は、管理装置200Aの現在位置データベース260に現在位置情報が格納されるときに、更新されても良い。
本実施形態の日常行動データベース330は、情報の項目として、患者ID、場所、時刻を有し、項目「患者ID」とその他の項目とが対応付けられている。以下の説明では、受付状態データベース320において、項目「患者ID」の値と、その他の項目の値とを含む情報を日常行動情報と呼ぶ。
次に、図16を参照して、本実施形態の管理装置200Aの有する管理処理部240Aの機能について説明する。図16は、第二の実施形態の管理処理部の機能を説明する図である。
本実施形態の管理処理部240Aは、患者位置検出部241、許容時間判定部242、スケジュール判定部243、移動判定部244、受付状態判定部245、状態格納部246、アラーム出力部247を有する。また、本実施形態の管理処理部240Aは、音声認識部251、画像認識部252、予定判定部253を有する。
本実施形態では、患者に割り当てられた領域に、患者の顔の画像を撮像するためのカメラと、患者の音声データを取得するための集音装置(マイク)とが設けられているものとする。カメラとマイクは、例えば、患者に割り当てられた領域の中でも、ベッドサイド等に設けられることが好ましい。
本実施形態の音声認識部251は、音声認識機能を有し、患者のベッドサイド等に設けられたマイク等によって取得された音声データを解析し、音声データが音声データベース270に格納された指示内容と対応する音声データと一致するか否かを判定する。
本実施形態の画像認識部252は、患者のベッドサイド等に設けられたカメラ等によって取得された患者の顔の画像データを取得する。そして、画像認識部252は、この画像データが示す患者の表情が、顔認証データベース280に格納された画像データが示す患者の表情と異なるか否かを判定する。
具体的には、画像認識部252は、ベッドサイドのカメラによって取得された画像データにおける患者の顔の画像と、顔認証データベース280に格納された画像データにおける患者の顔の画像とを比較し、目や口の形状等から、患者の表情が通常時と異なることを判定しても良い。尚、このとき、画像認識部252は、通常時と異なる表情として、笑顔を除外しても良く、画像認識部252は、患者の表情が泣き顔や困った顔であるときに、通常時と異なる表情として判定しても良い。
本実施形態の予定判定部253は、患者予定データベース250を参照して、患者の不在が検出された時刻に、患者の予定が設定されているか否かを判定する。
以下に、図17を参照して、本実施形態の管理装置200Aの動作を説明する。図17は、第二の実施形態の管理装置の動作を説明するフローチャートである。本実施形態の管理装置200Aは、図17に示す処理を所定時間毎に繰り返し実行する。
本実施形態の管理装置200Aは、管理処理部240Aの音声認識部251により、マイク等により取得した音声データが、音声データベース270の指示内容と対応する音声データであるか否かを判定する(ステップS1701)。ステップS1701において、指示内容と対応する音声データである場合、音声認識部251は、後述するステップS1710へ進む。
ステップS1701において、指示内容と対応する音声データを取得していない場合、管理処理部240Aは、画像認識部252により、カメラが撮影した患者の画像データを取得し、顔認証データベース280を参照して患者の表情が通常時と異なるか否かを判定する(ステップS1702)。
ステップS1702において、患者の表情が通常時と異なる場合、管理処理部240Aは、後述するステップS1710へ進む。
ステップS1702において、患者の表情が通常の表情である場合、管理処理部240Aは、ステップS1703へ進む。
図17のステップS1703とステップS1704の処理は、図9のステップS901とステップS902の処理と同様であるから、説明を省略する。
ステップS1704において、不在許容時間を経過した場合、管理処理部240Aは、予定判定部253により、患者予定データベース250を参照し、患者に予定があるか否かを判定する(ステップS1705)。
具体的には、予定判定部253は、ステップS1705で患者の不在を検出した時刻が、患者予定データベース250に設定された患者予定情報の時間帯に含まれるか否かを判定する
ステップS1705において、患者の予定がある場合、管理処理部240Aは、後述するステップS1709へ進む。ステップS1705において、患者の予定がない場合、管理処理部240Aは、ステップS1706へ進む。
図17のステップS1706からステップS1708の処理は、図9のステップS903からステップS905までの処理と同様であるから、説明を省略する。
ステップS1708において、該当する受付情報を受信した場合、管理処理部240Aは、状態格納部246により、患者状態データベース230に新たな患者状態情報を格納し、さらに、患者の位置を示す現在位置情報を現在位置データベース260へ格納し(ステップS1709)、処理を終了する。
ステップS1708において、該当する受付情報を受信しない場合、管理処理部240Aは、アラーム出力部247により、ナースコールシステム400に対してアラームの出力要求を行い(ステップS1710)、処理を終了する。
以上のように、本実施形態では、患者が音声により指示した場合や、患者の表情が通常とは異なっている場合、つまり、患者の状態が通常と異なっている場合を検出し、ナースコールシステム400に対してアラームの出力要求を送信することができる。
尚、本実施形態では、管理処理部240Aが音声認識機能と画像認識機能を有する構成としたが、これに限定されない。音声認識機能と画像認識機能は、それぞれの機能を実現する外部サーバ等によって実現されても良い。
この場合、管理装置200Aは、患者の音声データを、音声認識機能を有する外部サーバへ送信し、外部サーバから音声データの認識結果を受信し、認識結果と音声データベース270とに基づき、患者の音声データが指示内容と対応しているか否かを判定しても良い。
また、管理装置200Aは、患者の顔を撮影した画像データを画像認識機能を有する外部サーバへ送信し、外部サーバから、患者の表情を比較した結果を取得しても良い。この場合には、顔認証データベース280は、画像認識機能を有する外部サーバに設けられていても良い。
開示の技術では、以下に記載する付記のような形態が考えられる。
(付記1)
入院している患者が前記患者に割り当てられた第一の領域から逸脱してから所定時間が経過した場合、電子カルテシステムから、前記患者の治療に応じて設定されたスケジュールを示す情報を取得し、
前記スケジュールを示す情報に基づき予測される前記患者の居場所に関する第二の領域を特定し、
前記患者が、特定された前記第二の領域に存在しないことを検出したとき、アラームの出力要求を所定の端末に送信する、処理をコンピュータに実行させる管理プログラム。
(付記2)
前記スケジュールを示す情報は、前記患者の移動先となる場所を示す情報が含まれ、
前記第一の領域と前記移動先となる場所との間の移動時間を示す情報が格納された移動記憶部を参照し、予定された前記患者の居場所に関する前記第二の領域を特定する、処理を前記コンピュータに実行させる、付記1記載の管理プログラム。
(付記3)
前記患者が設定した予定を示す情報が格納された予定記憶部を参照し、
予定された前記患者の居場所に関する前記第二の領域を特定する、処理を前記コンピュータに実行させる付記1又は2記載の管理プログラム。
(付記4)
前記電子カルテシステムから、前記患者が前記スケジュールを示す情報に含まれていない処置又は検査を受けるための受付を行ったことを示す受付情報を受信していた場合、前記患者が、予定された前記居場所に関する前記第二の領域に存在しない場合であっても、前記アラームの出力要求の送信を行わない、処理を前記コンピュータに実行させる、付記3記載の管理プログラム。
(付記5)
前記第一の領域内又は前記第一の領域の近傍に設けられた集音装置により音声データを取得し、
前記患者の音声データと、前記音声データが示す指示内容とが対応付けられた音声記憶部を参照し、前記集音装置により集音された音声データが、前記指示内容と対応するか否かを判定し、
前記集音装置により集音された音声データが、前記指示内容と対応する場合に、前記アラームの出力要求を送信する、処理を前記コンピュータに実行させる付記4記載の管理プログラム。
(付記6)
前記第一の領域を撮影した画像の画像データを取得し、
前記患者の平常時の表情を撮影した画像データを記憶した画像記憶部を参照し、取得した前記画像データに含まれる前記患者の表情が、前記平常時の表情と異なることを検出した場合に、前記アラームの出力要求を送信する、付記4又は5に記載の管理プログラム。
(付記7)
コンピュータによる管理方法であって、前記コンピュータが、
入院している患者が前記患者に割り当てられた第一の領域から逸脱してから所定時間が経過した場合、電子カルテシステムから、前記患者の治療に応じて設定されたスケジュールを示す情報を取得し、
前記スケジュールを示す情報に基づき予測される前記患者の居場所に関する第二の領域を特定し、
前記患者が、特定された前記第二の領域内に存在しないことを検出したとき、アラームの出力要求を所定の端末に送信する、管理方法。
(付記8)
入院している患者が前記患者に割り当てられた第一の領域から逸脱してから所定時間が経過した場合、電子カルテシステムから、前記患者の治療に応じて設定されたスケジュールを示す情報を取得する取得部と、
前記スケジュールを示す情報に基づき予測される前記患者の居場所に関する第二の領域を特定する特定部と、
前記患者が、特定された前記第二の領域内に存在しないことを検出したとき、アラームの出力要求を所定の端末に送信する出力部と、を有する管理装置。
本発明は、具体的に開示された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
100、100A 管理システム
200、200A 管理装置
210 移動データベース
220 不在時間許容データベース
230 患者状態データベース
240、240A 管理処理部
241 患者位置検出部
242 許容時間判定部
243 スケジュール判定部
244 移動判定部
245 受付状態判定部
246 状態格納部
247 アラーム出力部
250 患者予定データベース
251 音声認識部
252 画像認識部
253 予定判定部
260 現在位置データベース
270 音声データベース
280 顔認証データベース
300 電子カルテシステム
310 患者スケジュールデータベース
320 受付状態データベース
330 日常行動データベース
400 ナースコールシステム

Claims (8)

  1. 入院している患者が前記患者に割り当てられた第一の領域から逸脱してから、前記患者毎に設定された前記患者が前記第一の領域を不在にしていても許容される不在許容所定時間が経過した場合、電子カルテシステムから、前記患者の治療に応じて設定されたスケジュールを示す情報を取得し、
    前記スケジュールを示す情報に基づき予測される前記患者の居場所に関する第二の領域を特定し、
    前記患者が特定された前記第二の領域に存在しないことを検出したとき、アラームの出力要求を所定の端末に送信する、処理をコンピュータに実行させる管理プログラム。
  2. 前記スケジュールを示す情報は、前記患者の移動先となる場所を示す情報が含まれ、
    前記第一の領域と前記移動先となる場所との間の移動時間を示す情報が格納された移動記憶部を参照し、予定された前記患者の居場所に関する第二の領域を特定する、処理を前記コンピュータに実行させる、請求項1記載の管理プログラム。
  3. 前記患者が設定した予定を示す情報が格納された予定記憶部を参照し、
    予定された前記患者の居場所に関する前記第二の領域を特定する、処理を前記コンピュータに実行させる請求項1又は2記載の管理プログラム。
  4. 前記電子カルテシステムから、前記患者が前記スケジュールを示す情報に含まれていない処置又は検査を受けるための受付を行ったことを示す受付情報を受信していた場合、前記患者が前記第二の領域内に存在しない場合であっても、前記アラームの出力要求の送信を行わない、処理を前記コンピュータに実行させる、請求項1乃至3の何れか一項に記載の管理プログラム。
  5. 前記第一の領域内又は前記第一の領域の近傍に設けられた集音装置により音声データを取得し、
    前記患者の音声データと、前記音声データが示す指示内容とが対応付けられた音声記憶部を参照し、前記集音装置により集音された音声データが、前記指示内容と対応するか否かを判定し、
    前記集音装置により集音された音声データが、前記指示内容と対応する場合に、前記アラームの出力要求を送信する、処理を前記コンピュータに実行させる請求項4記載の管理プログラム。
  6. 前記第一の領域を撮影した画像の画像データを取得し、
    前記患者の平常時の表情を撮影した画像データを記憶した画像記憶部を参照し、取得した前記画像データに含まれる前記患者の表情が、前記平常時の表情と異なることを検出した場合に、前記アラームの出力要求を送信する、請求項4又は5に記載の管理プログラム。
  7. コンピュータによる管理方法であって、前記コンピュータが、
    入院している患者が前記患者に割り当てられた第一の領域から逸脱してから、前記患者毎に設定された前記患者が前記第一の領域を不在にしていても許容される不在許容所定時間が経過した場合、電子カルテシステムから、前記患者の治療に応じて設定されたスケジュールを示す情報を取得し、
    前記スケジュールを示す情報に基づき予測される前記患者の居場所に関する第二の領域を特定し、
    前記患者が特定された前記第二の領域に存在しないことを検出したとき、アラームの出力要求を所定の端末に送信する、管理方法。
  8. 入院している患者が前記患者に割り当てられた第一の領域から逸脱してから、前記患者毎に設定された前記患者が前記第一の領域を不在にしていても許容される不在許容所定時間が経過した場合、電子カルテシステムから、前記患者の治療に応じて設定されたスケジュールを示す情報を取得する取得部と、
    前記スケジュールを示す情報に基づき予測される前記患者の居場所に関する第二の領域を特定する特定部と、
    前記患者が特定された前記第二の領域に存在しないことを検出したとき、アラームの出力要求を所定の端末に送信する出力部と、を有する管理装置。
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