JP7020036B2 - 換気設計装置、換気設計方法、該方法を実行するためのプログラム及び記憶媒体 - Google Patents

換気設計装置、換気設計方法、該方法を実行するためのプログラム及び記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、換気設計装置、換気設計方法、該方法を実行するためのプログラム及び記憶媒体に関し、特に、BIM(Building Information Modeling)を実現するための属性情報と連携して建物の必要換気量及びエアバランスを設計する換気設計装置に関する。
従来、設備設計者は、建築基準法などの法規或いは部屋の換気回数、発生熱量などに基づいて建物内の必要換気量を算出し、この算出結果に基づいて設備機器の選定、配置等を設計している。また、基本的に、建物内の換気は、上記必要換気量の算出結果に基づいて、各階の給気量(OA)と排気量(EA)の総和がゼロになるようにエアバランスを取って設計される。
具体的には、作業者は、エクセル等の表計算ソフトウェアを用いて建物の必要換気量を計算して換気計算表を作成し、また、CADソフトウェアを用いて、算出された各部屋の必要換気量に基づいて得られる各部屋の給気量、排気量を建物の建築図面(CAD図面)に入力し、エアバランス設計用のエアバランス図を作成している。しかしながら、本方法では、作業者が手入力で換気計算表を作成し、また、CAD図面に給気量、排気量の数値を一つずつ手入力してエアバランス図を作成しなければならず、作業が煩雑である。特に、オフィスビルや各種施設などの大きな建物の場合、部屋数が多いため、各部屋の給気量や排気量をCAD図面に手入力する作業が負担となる。
また、上述のように、建物の設備は換気計算表を用いて設計され、一方、建物自体はCAD図面を用いて設計されるため、設計変更や誤入力等の何らかの要因で、換気計算表の換気量とエアバランス図の換気量との整合が取れていない場合がある。よって、これら換気量の整合を取るために、換気計算表に入力された換気量とCAD図面に入力された換気量とが一致しているかを確認した上で、不一致であれば修正作業を行わなければならない。
更に、エアバランス設計では、通常、各部屋の給気量、排気量から当該部屋の正圧/負圧を判断し、各階の正圧及び負圧の総和がゼロになるよう調整するため、作業者は、エアバランス図の作成時に、CAD図面に入力された給気量、排気量の数値を必要に応じて手作業で修正する必要がある。
殊に近年、シックハウス対策として、建物の設計段階で換気計算表やエアバランス図の作成が求められる場合が多く、このような要求に応えるべく、換気計算表及びエアバランス図を正確に、且つ迅速に作成する方法が求められている。
ここで、BIMを実現するための建物の属性情報を用いてビルなどの建物の空調熱負荷、外皮性能或いは一次エネルギー消費量などの熱負荷を計算する方法が用いられている。このとき、コンピュータは、建物の各部位を構成する材料の材質、厚さ、積層順及びその部位の面積等、計算に必要な情報を、BIM情報に基づいて作製された3次元モデルから取り出し、取り出した情報に基づいて空調熱負荷等を計算する。BIM情報を用いた熱負荷計算方法としては、例えば、3次元CADデータから、例えば壁などの複数の部位それぞれについて、その部位を積層構成する1又は複数の材料の少なくとも材質及び積層順を特定する部位構成情報を取得し、該取得された部位構成情報に基づいて、少なくとも材質及び積層順の共通する複数の部位に対して共通の部位構成情報を生成し、当該共通の計算用部位構成情報を用いて熱負荷計算を行うことが開示されている(特許文献1)。
また、建物のエアバランスを調整する方法として、既設の空調機器を利用して、縦空間と室内との差圧あるいは空気の移動量が0になるように還気ファンの回転数或いは排気ダンパの開度を調節することで、隙間風等による空調エネルギーの損失と室内環境の悪化を抑制し得る技術が開示されている(特許文献2)。
特開2016-122358号公報 特開2013-113452号公報
しかしながら、上記特許文献1の技術では、BIMを実現するための建物の属性情報を用いて換気量計算やエアバランス設計を行うことができず、換気計算表やエアバランス図の作成作業が煩雑となり、加えて、作成された換気計算表とエアバランス図とが整合していない場合があるため、換気計算書とエアバランス図を整合させる作業が煩雑であり、時間を要する。
また、上記特許文献2の技術では、既設の空調機器を利用して建物のエアバランスを調整するのみであり、建物の設計段階でエアバランス設計を行うことはできない。また、特許文献1と同様、建物の属性情報を用いて換気量計算やエアバランス設計を行うことができず、上記と同様、換気計算表とエアバランス図が整合していないという問題が生じる。
本発明の目的は、建物の換気量計算及びエアバランス設計を容易に行うことができ、また、整合の取れた換気計算表及びエアバランス図を簡便且つ迅速に作成することができる換気設計装置、換気設計方法、該方法を実行するためのプログラム及び記憶媒体を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の換気設計装置は、BIM情報から、建物の各室に関する複数の室情報を取得する室情報取得部と、前記複数の室情報に基づいて、前記建物の各室の必要換気量を算出する必要換気量算出部と、前記各室の必要換気量に基づいて、前記建物の換気計算表を作成する換気計算表作成部と、前記各室の必要換気量と前記BIM情報から得られる前記建物のCAD図面とに基づいて、当該建物のエアバランス図を作成するエアバランス図作成部と、を有することを特徴とする。
前記室情報取得部は、前記BIM情報から、当該建物の各室の室名及び床面積を取得し、前記必要換気量算出部は、各室の前記室名及び前記床面積に基づいて、当該各室の必要換気量を算出することができる。
前記換気設計装置は、前記各室の用途情報に基づいて当該各室の換気計算条件を設定する換気計算条件設定部を更に有してもよく、前記必要換気量算出部は、各室の前記室名及び前記床面積並びに前記換気計算条件に基づいて、前記各室の必要換気量を算出することができる。
前記換気計算条件設定部は、前記各室の用途情報に基づいて、一般換気による換気計算法、火気使用の場合の換気計算法、及び発熱量に基づく換気計算法を含む複数の換気計算法のうちのいずれかを換気計算条件として設定することができる。
前記換気設計装置は、前記換気計算表及び前記エアバランス図の双方をリアルタイムに表示する表示処理部を更に有することができる。
また、前記換気設計装置は、前記表示処理部によって表示された前記換気計算表内の前記建物の複数の室に対応する複数の換気関連情報を、換気系統ごとに並べ替える表示情報変更部を更に有することができる。
更に、前記換気設計装置は、前記換気計算表及び前記エアバランス図を出力する出力処理部を更に有することができる。
上記目的を達成するために、本発明の換気設計方法は、コンピュータによって実行され、BIM情報から建物の各室に関する複数の室情報を取得する室情報取得ステップと、前記複数の室情報に基づいて、前記建物の各室の必要換気量を算出する必要換気量算出ステップと、前記各室の必要換気量に基づいて、前記建物の換気計算表を作成する換気計算リスト作成ステップと、前記各室の必要換気量と前記BIM情報から得られる前記建物のCAD図面とに基づいて、当該建物のエアバランス図を作成するエアバランス図作成ステップと、を有することを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明のプログラムは、BIM情報から建物の各室に関する複数の室情報を取得する室情報取得ステップと、前記複数の室情報に基づいて、前記建物の各室の必要換気量を算出する必要換気量算出ステップと、前記各室の必要換気量に基づいて、前記建物の換気計算表を作成する換気計算リスト作成ステップと、前記各室の必要換気量と前記BIM情報から得られる前記建物のCAD図面とに基づいて、当該建物のエアバランス図を作成するエアバランス図作成ステップと、を有する換気設計方法をコンピュータに実行させる、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムであることを特徴とする。
また、上記記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体が提供される。
本発明によれば、BIMを実現するための建物の属性情報に基づいて建物の換気量計算及びエアバランス設計を容易に行うことができ、また、整合の取れた換気計算表及びエアバランス図を簡便且つ迅速に作成することができる。
本発明の実施形態に係る換気設計装置のハードウエア構成を概略的に示すブロック図である。 本実施形態に係る換気設計方法を実行するためのプログラムを含むBIMの概念図である。 図1の換気設計装置の機能を説明するための機能ブロック図である。 図3の換気計算表作成部で作成された換気計算表の一例を示す図である。 図3のエアバランス図作成部で作成されたエアバランス図の一例を示す図である。 本実施形態に係る換気設計方法を説明するためのフローチャートである。 図6におけるステップS15のエアバランス図作成処理を説明するためのフローチャートである。 (a)~(d)は、図7のエアバランス図作成処理の各ステップを説明する図である。 図6のステップS16によって表示部に表示される画面の一例を示す図である。 図3の制御部の変形例を示す図である。 本実施形態に係る換気設計方法の変形例を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る換気設計装置のハードウエア構成を概略的に示すブロック図である。図1の構成はその一例を示すものであり、本発明に係る換気設計装置の構成は、図1のものに限られない。
同図に示す如く、本実施形態に係る換気設計装置1は、ビルなどの建物の換気を設計するコンピュータであり、制御部2A、記憶部3、入力部4、出力部5、表示部6及び通信I/F(インタフェース)7を備え、それぞれがバス8を介して接続されている。
制御部2Aは、CPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro Processing Unit)のプロセッサによって構成されており、換気設計装置1の動作および各種処理を統括的に制御する。制御部2Aは、記憶部3に予め記憶された換気設計プログラムを適宜読み出して実行することで、換気設計方法を実現可能に構成されている。換気設計装置1の詳細な動作及び各種処理については後述する。
記憶部3は、例えばROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及び/又はハードディスクドライブ等からなり、コンピュータ読み取り可能な記録媒体で構成されている。記憶部3には、制御部2Aが換気設計を行う処理を実行するためのプログラムが格納されると共に、各種処理に用いられる種々の情報が格納される。記憶部3は、非一過性であり、かつ、コンピュータ読み取り可能な記録媒体で構成されるのが好ましい。
換気設計装置1は、通信インタフェース(I/F)7を介して通信網9に接続されており、有線又は無線で外部のシステム等と通信可能に構成されている。通信網9は、例えばLAN、インターネット等のネットワークである。本実施形態では、換気設計装置1は、通信網9を介してサーバ10に通信可能に接続されている。
サーバ10は、BIMを実現するための建物の属性情報(以下、BIM情報ともいう)を格納しており、建物の属性情報を当該換気設計装置1との間で送受信可能に構成されている。BIM(Building Information Modeling)とは、コンピュータ上に作成された建物の仮想3次元(3D)モデルであり、建物を構成する各要素の集合体のモデルである。BIM情報は、建物を構成する壁などの各要素の形態(形状・位置)に関する情報、各要素から算出される体積などの数量、仕様などの属性情報、各要素の個数情報を含む。尚、本実施形態ではサーバ10がBIM情報を格納しているが、これに限らず、記憶部3がBIM情報の全部又は一部を格納していてもよい。
図2は、本実施形態に係る換気設計方法を実行するためのプログラムを含むBIMの概念図である。
図2に示すように、BIMでは、サーバ10が、建物を構成する各要素に関する情報に加えて、建物の階、室名、床面積、天井高、階高などの室情報を含むBIM情報を格納しており、当該BIM情報に基づいてCAD図面が作製される。また、建物の空調設計を実行するためのプログラムであるBIMZONE(登録商標)-Σでは、上記BIMと連携し、サーバ10に格納されたBIM情報に基づいて、建物の換気設計方法、建物の熱負荷計算方法、建物の一次エネルギー消費量計算方法等が実行される。そして、本実施形態に係る換気設計方法を実行するためのプログラムであるBIM-VENT(登録商標)では、記憶部3が、建物用途、室用途、空調対象室などの空調情報(BIMZONE情報)を有しており、上述のBIM情報及び空調情報に基づいて、建物の換気設計が実行される。
本実施形態では、記憶部3が上記建物の空調情報を格納しているが、これに限らず、サーバ10がBIM情報の一部として上記建物の空調情報を格納していてもよい。この場合、換気設計方法を実行するためのプログラムでは、空調情報を含むBIM情報がサーバ10から取得され、当該BIM情報に基づいて、建物の換気設計や機器選定が実行される。
上記換気設計方法を実行するためのプログラムは、建物の熱負荷計算方法を実行するためのプログラム、例えばBIM-LOAD(登録商標)と連携可能に構築されてもよいし、建物の一次エネルギー消費量計算を実行するためのプログラム、例えばBIM-ENE1(登録商標)と連携可能に構築されてもよい。また、上記換気設計方法を実行するためのプログラムは、上述のプログラム以外の他のプログラムと連携可能に構築されてもよい。
図3は、図1の換気設計装置1の機能を説明するための機能ブロック図である。換気設計装置1の制御部2Aは、図3の各機能ブロックの機能に従って換気設計方法を実行する。
図3に示すように、制御部2Aは、室情報取得部21、必要換気量算出部23、換気計算表作成部24、エアバランス図作成部25及び表示処理部26を有する。
室情報取得部21は、サーバ10に格納されているBIM情報から、換気設計に必要な建物の各室に関する複数の室情報を取得する。この複数の室情報には、建物の階(例えば「3階」)、室名(例えば「事務室」)、床面積(例えば「m」)、天井高(例えば「m」)、階高(例えば「m」)等を含む情報群から選択された複数が含まれる。
必要換気量算出部23は、上記複数の室情報に基づいて、建物の各室の必要換気量を算出する。例えば、必要換気量算出部23は、室情報取得部21によって取得された各室の室名及び床面積に基づいて、当該各室の必要換気量(m/h)を算出することができる。
尚、制御部2Aは、各室の用途情報に基づいて当該各室の換気計算条件を設定する換気計算条件設定部22を更に有していてもよい。用途情報は、建物用途に対応して設定された室用途であり、例えば「事務室」、「廊下」などである。また、換気計算条件には、用途情報に対応した必要換気回数(回/h)、収容人数(人)、発生熱量(kJ/h)などの情報が含まれる。
この場合、制御部2Aは、記憶部3から各室の用途情報を取得することができる。そして、換気計算条件設定部22は、記憶部3から取得された各室の用途情報に基づいて当該各室の換気計算条件を設定することができる。換気計算条件設定部22は、各室の用途情報に基づいて、一般換気による換気計算法、火気使用の場合の換気計算法、及び発熱量に基づく換気計算法を含む複数の換気計算法のうちのいずれかを換気計算条件として設定することができる。また、換気計算条件設定部22は、各室ごとに、第1種換気、第2種換気及び第3種換気のいずれに該当するかを上記換気計算条件に含めることができる。また、必要換気量算出部23は、各室の室名及び床面積、並びに換気計算条件設定部22によって設定された当該各室の換気計算条件に基づいて、当該各室の必要換気量(m/h)を算出することができる。
換気計算表作成部24は、上記各室の必要換気量に基づいて、後述する上記建物の換気計算表を作成する。換気計算表では、建物の各室の必要換気量を含む各種換気情報がリストアップされており、換気計算書やエアバランス図の作成時に必要となる情報を含んでいる。換気計算表作成部24によって作成された換気計算表は、液晶ディスプレイなどの表示部6に表示される。換気計算表の詳細については後述する。
エアバランス図作成部25は、上記各室の必要換気量と上記BIM情報から得られる上記建物のCAD図面とに基づいて、当該建物のエアバランス図を作成する。エアバランス図の詳細については後述する。
表示処理部26は、換気計算表作成部24によって作成された換気計算表を表示部6に表示し、また、エアバランス図作成部25によって作成されたエアバランス図を表示部6に表示する。エアバランス図は、表示部6に単独で表示されてもよいし、上記換気計算表と共に表示されてもよい。
図4は、図3の換気計算表作成部24で作成された換気計算表の一例を示す図である。図4では、建物の各階に設けられる複数室に関する項目が換気計算表に入力される場合を例に挙げて説明する。
同図において、換気計算表30は、建物の所定階(例えば3階)について、建物の換気に関する情報として、「階」、「室No.」「室名」、「床面積」、「天井高」、「室容積」、「居室」、「換気種別」、「必要換気量」、「換気計算法」、「換気系統」、「給気量(OA)」、「排気量(EA)」、「排気回数」の各項目を含んでいる。
「階(〇〇F)」、「室名」、「床面積(m)」及び「天井高(m)」は、それぞれ、BIM情報に含まれる階、室名、床面積及び天井高に紐付いた項目であり、例えばユーザの指示入力に応じて換気計算表30に入力される。「室容積(m)」は、上記「床面積」及び「天井高」に基づいて算出され、その算出値が換気計算表30に入力される。これら「室名」、「床面積」、「天井高」及び「室容積」は、ユーザによって入力部4を介して直接入力されてもよく、BIM情報に基づいて自動的に入力されてもよい。また、「室名」は、ユーザによって入力される任意の文字列であってもよい。
記憶部3には、ユーザによって室名として入力された上記文字列と、予め記憶部3に格納された空調情報に含まれる室用途とを紐付ける室名-室用途関連情報が格納されてもよい。室名-室用途関連情報では、例えば、室名としてユーザに入力される文字列「オフィス」が「事務室」と紐付けられ、「WC」が「便所」と紐付けられている。制御部2Aは、記憶部3に格納された室名-室用途関連情報に基づいて、室名として入力された任意の文字列が室用途のいずれに該当するかを判断することができる。
「居室」は、必要換気量の算出時に、建築基準法等の他の法規によって定められた必要換気回数が満たされているか否かをチェックすべき室であることをを示す項目である。「居室」に「〇」が入力されている場合、当該室の換気計算において、換気回数として例えば0.3回/h以上となっているかどうかの確認が必要となる。
「換気種別」は、各室が第1種換気、第2種換気、第3種換気のいずれに該当するかを示す項目である。第1種換気は、給気及び排気の双方を機械換気とする方式である。第2種換気とは、給気を機械換気とし、排気を自然換気とする方式である。第3種換気は、給気を自然換気とし、排気を機械換気とする方式である。
「必要換気量(m/h)」は、各室で必要とされる換気量に対応する項目であり、下記「一般換気による換気計算法」、「火気使用の場合の換気計算法」及び「発熱量に基づく換気計算法」を含む複数の換気計算法のうちのいずれかで算出された換気量であって、上記いずれかの換気計算方法が、収容人員などの他の条件を含む場合、当該他の条件を考慮して得られる換気量の最大値を示す。
「換気計算法」は、一般換気による換気計算法、火気使用の場合の換気計算法、発熱に基づく換気計算法を含む複数の換気計算法のうちのいずれで計算するかを示す項目である。
「換気系統」は、各室がいずれの換気系統に属するかを示す項目であり、同じ数字が表示されている室は同一の換気系統に属する。例えば、図4に示すように、3階のエアバランスの対象となる第1換気系統に属する室には「301」と入力される。また、いずれの換気系統にも属さず、単独でエアバランスをする室(本実施形態では、機械室)には「-」が入力される。
「給気量(OA)(m/h)」は、機械給気によって建物の外部から各室に供給される空気量を示す項目であり、「排気量(EA)(m/h)」は、機械排気によって各室から建物の外部へ排出される空気量を示す項目である。これら「給気量(OA)」及び「排気量(EA)」は、上記の「必要換気量」に基づいて算出或いは決定される。また、図4では図示していないが、換気計算表30には、上記で算出或いは決定された複数の室の給気量(OA)と排気量(EA)の総和を換気系統ごとに表示する項目「OA/EAの総和」が自動的に表示される。この時、制御部2Aは、エアバランスの対象となる換気系統ごとに、複数の室の給気量(OA)と排気量(EA)の総和を自動的に算出し、その算出値を換気計算表30に表示する。また、「換気回数(回/h)」は、1時間当たりに室の空気が外気と入れ替わる回数を示す項目である。
また、換気計算表30は、換気に関する他の情報として、「換気機器(OA)」、「換気機器(EA)」、「機番(OA)」、「機番(EA)」、「経路(OA)」、「経路(EA)」等を含んでもよい。
「換気機器(OA)」は、各室の給気側に設置される換気機器の名称に関する項目であり、「換気機器(EA)」は、各室の排気側に設置される換気機器の名称に関する項目である。「機番(OA)」及び「機番(EA)」は、上記換気機器名に対応する型番である。制御部2は、換気機器の名称と換気機器の機番が紐付けられたデータを予め記憶部3に格納しておき、換気機器の名称の入力情報に基づいて、当該換気機器に対応する複数の換気機器の機番の候補をプルダウン等で表示し、ユーザの入力指示によって一の機番を選定してもよい。
機械を使わずに自然換気にて換気を行っている場合には「換気機器」および「機番」の覧で「―」を選択する。
「経路(OA)」及び「経路(EA)」は、各室の複数の給気経路、排気経路においてパスが存在するか否かを示す項目である。パスとは、室に対して建物の外部から給排気を直接行うのではなく、他の室等を経由して給排気を行うことを意味する。パスに該当する経路の換気量は、後述するエアバランス調整の際に修正、変更することができる。また、経路(OA)或いは経路(EA)に、がらりに関する情報、例えばがらりの機番を含めることができる。
この換気計算表30において、室No.1では、室名が「事務室」であり、「居室」のための法規上の必要換気量のチェックが必要であり(「〇」あり)、換気種別は「第1種換気」、一般換気による換気計算法が採用される。また、換気系統は「301」、必要換気量は「1800m/h」、給気量(OA)は「1800m/h」、排気量(EA)は「1000m/h」、換気回数は「1.4回/h」である。以下、換気計算表30内の各室に対応して上述した複数の項目に表示された値の集合を、「各室に対応する複数の換気関連情報」と称する。
室No.2では、室名が「WC(M)」、すなわち男性用便所であり、「居室」のための法規上の必要換気量のチェックが不要であり(「〇」無し)、換気種別は「第3種換気」、一般換気による換気計算法が採用される。また、換気系統は「301」、必要換気量は「450m/h」、給気量(OA)は「0m/h」、排気量(EA)は「450m/h」、換気回数は「10.9回/h」である。室No.3は、室名がWC(W)、すなわち女性用便所であり、必要換気量が「350m/h」、排気量(EA)が「350m/h」、換気回数は「10.1回/h」であること以外は、室No.2と同様である。
室No.4では、室名が「廊下」であり、「居室」のための法規上の必要換気量のチェックが不要であり、また、給気及び排気の双方がパスであり、換気種別は第1種換気から第3種換気のいずれにも該当しない。換気系統は「301」、必要換気量は「0m/h」、給気量(OA)及び排気量(EA)のいずれも「0m/h」である。
室No.5では、室名が「機械室」であり、「居室」のための法規上の必要換気量のチェックが不要であり、一般換気とは異なる発熱量に基づく換気計算法が採用される。換気種別は「第3種換気」、換気系統は、単独系統であるため「-」、必要換気量は「900m/h」、給気量(OA)は「0m/h」、排気量(EA)は「900m/h」、換気回数は「5.5回/h」である。
また、換気計算表30に換気系統番号(本実施形態では、「301」)を入力すると、同一の換気系統に属する室をまとめて並び替えが自動的に行われる。更に、換気系統ごとに、床面積、室容積、給気量及び排気量のそれぞれの小計を含む小計欄を、自動的に或いはユーザの指示入力によって表示させることができる。
このように、建物の階ごとに、BIM情報から取得した情報、BIM情報に基づいて算出される必要換気量の情報等が入力された換気計算表を作成することで、ユーザは建物全体の換気計算表を容易に作成することができる。
図5は、図3のエアバランス図作成部25で作成されたエアバランス図の一例を示す図である。本実施形態のエアバランス図では、例えば、BIM情報に基づいて作製された3次元モデルから得られる2次元の建築CAD図面(以下、単にCAD図面ともいう)上に、上述の換気計算表に入力された各室の項目に対応する文字列や図形等が入力される。図5では、建物の3階を示すCAD図面上に図4の換気計算表30の所定項目が入力されたエアバランス図を例に挙げて説明する。
図5において、先ず、エアバランス図40には、建物の3階に設けられる室No.1の事務室41、室No.2のWC(M)42、室No.3のWC(W)43、室No.4の廊下44、室No.5の機械室45及び空間46が表示されている。
そして、換気種別毎に、各室が自動的に区別して表示される。例えば、事務室41は第1種換気であり、WC(M)42、WC(W)43及び機械室45のいずれも第3種換気であり、廊下44はパスのみの換気であるため、事務室41が薄ドット、C(M)42、WC(W)43及び機械室45が濃ドット、廊下44が斜線でそれぞれ表示される。尚、換気計算表30の対象になっていない空間46は、白色で表示される。
このように、エアバランス図40に、各室が換気種別に基づいて区別して表示されることで、ユーザは、各室の換気種別を容易に視認することができる。
また、エアバランス図40には、室No.1~室No.5の換気情報を示すための表示領域41A~45Aが自動的に表示される。
具体的には、表示領域41Aには、図4の換気計算表30に基づいて、室No.1の室名「事務室」、給気量(OA)「1800m/h」及び排気量(EA)「1000m/h」が入力される。また、表示領域41Aには、図4の換気計算表30に基づいて、当該室に設置される換気機器を示す情報が入力されてもよく、例えば、全熱交換器の機番を示す「HEX-101」が給気側及び排気側の双方に入力される。また、表示領域41Aにおいて給気量(OA)から排気量(EA)を減じた値は「800m/h」となり、0よりも大きいことから、事務室41が正圧状態であることが分かる。
表示領域42Aには、室No.2の室名「WC(M)」、給気量(OA)「0m/h」、及び排気量(EA)「450m/h」が入力される。表示領域42Aには、図4の換気計算表30に基づいて、当該室に設置される換気機器を示す情報、例えば、排気ファンの機番を示す「FE-101」が排気側に入力される。給気側には自然換気であることを示す「―」が入力される。また、表示領域42Aにおいて給気量(OA)から排気量(EA)を減じた値は「-450m/h」となり、0よりも小さいことから、WC42(M)は負圧状態であることが分かる。
表示領域43Aには、室No.3の室名「WC(W)」、給気量(OA)「0m/h」及び排気量(EA)「350m/h」が入力される。表示領域43Aには、図4の換気計算表30に基づいて、当該室に設置される換気機器を示す情報、例えば、排気ファンの機番を示す「FE-102」が排気側に入力される。給気側には自然換気であることを示す「―」が入力される。また、表示領域43Aにおいて給気量(OA)から排気量(EA)を減じた値は「-350m/h」であり、0よりも小さいことから、WC(W)43は負圧状態であることが分かる。
表示領域44Aには、室No.4の室名「廊下」、給気量(OA)「0m/h」及び排気量(EA)「0m/h」が入力され、換気機器を示す情報は入力されない。また、表示領域44Aにおいて給気量(OA)から排気量(EA)を減じた値は「0m/h」であり、廊下44は外気圧と等しい圧力状態であることが分かる。
表示領域45Aには、室No.5の室名「機械室」、給気量(OA)「0m/h」及び排気量(EA)「900m/h」が入力される。表示領域45Aには、図4の換気計算表30に基づいて、当該室に設置される換気機器を示す情報、例えば排気ファンの機番を示す「FE-103」が入力されてもよい。給気側には自然換気であることを示す「―」が入力される。また、表示領域45Aにおいて給気量(OA)から排気量(EA)を減じた値は「-900m/h」であるので、機械室は負圧状態であることが分かる。
このように、エアバランス図40に室No.1~No.5の換気情報を示すための表示領域41A~45Aが表示されることで、ユーザは、各室の給気量(OA)及び排気量(EA)を容易に視認することができる。また、各室が正圧状態であるか負圧状態であるかを認識することができるので、エアバランス設計において各階の正圧及び負圧の総和がゼロになるように容易に調整することができる。
また、エアバランス図40には、各換気系統を画定する枠50が自動的に表示される。この枠50により、例えばエアバランスの対象となる第1換気系統である事務室41、WC(M)42、WC(W)43及び廊下44がゾーニング(範囲指定)される。また、ゾーニングした範囲内の一部の表示領域50aに、第1換気系統であることを示す「301」が表示される。室No.5の機械室45は、室単独で給気量(OA)と排気量(EA)の和がゼロとなるように予め設計されるため、枠50の範囲外となる。このようにエアバランス図40に、各換気系統、特にエアバランスの対象となる第1換気系統を画定する枠50が表示されることで、ユーザは、建物の各階においてエアバランスを確認、調整すべき領域を容易に視認することができる。
更に、エアバランス図40には、室No.1~室No.5にそれぞれ対応する換気経路を示す矢印が自動的に表示され、好ましくは吸気、排気、或いはパスを区別した形態で自動的に表示される。
具体的には、室No.1の事務室41に表示される矢印41B-1は、事務室41の給気経路を示しており、例えば給気を表す実線で表示される。矢印41B-2は、事務室41の排気経路を示しており、例えば排気を表す一点鎖線で表示される。矢印44B-1は、事務室41から廊下44への排気経路を示しており、例えばパスを表す破線で表示される。このように事務室41には、3つの換気経路を示す矢印41B-1,41B-2,44B-1が異なる線種で表示される。
室No.2のWC(M)42に表示される矢印42Bは、WC(M)42の排気経路を示しており、例えば一点鎖線で表示される。矢印44B-2は、廊下44からWC(M)42へのパスを示しており、例えば破線で表示される。すなわちWC(M)42には、2つの換気経路を示す矢印42B,44B-2が異なる線種で表示される。
室No.3のWC(M)43に表示される矢印43Bは、WC(M)42の場合と同様、WC(M)43の排気経路を示しており、例えば一点鎖線で表示される。矢印44B-3は、廊下44からWC(W)43へのパスを示しており、例えば破線で表示される。すなわちWC(W)43には、2つの換気経路を示す矢印43B,44B-3が異なる線種で表示される。
室No.4の廊下44に表示される矢印44B-1,44B-2,44B-3は、上述のようにパスを示しており、例えば破線で表示される。すなわち廊下44には、3つの換気経路を示す矢印44B-1,44B-2,44B-3が同一の線種で表示される。
このとき、パスの換気量を示す領域44a,44b,44cが、パスを示す矢印44B-1,44B-2,44B-3にそれぞれ対応して設けられてもよい。例えば、廊下44には事務室41が隣接しており、事務室41では給気量から排気量を減じた値が800m/hであるため、矢印44B-1の近傍に、パスの換気量を示す「800m/h」が表示される。同様にして、WC(M)42の給気量/排気量を考慮して、矢印44B-2の近傍にパスの換気量を示す「450m/h」が表示される。また、WC(W)43の給気量/排気量を考慮して、矢印44B-3の近傍にパスの換気量を示す「350m/h」が表示される。
室No.5の機械室45に表示される矢印45B-1は、機械室45の給気経路を示しており、例えばパスを表す破線で表示される。矢印45B-2は、機械室45の排気経路を示しており、例えば機械排気を表す一点鎖線で表示される。すなわち機械室45には、2つの換気経路を示す矢印45B-1,45B-2が異なる線種で表示される。
このように、エアバランス図40に各室に対応する換気経路を示す複数の矢印が表示されることで、ユーザは各室の換気経路を容易に視認することができる。また、換気経路を示す矢印が、給気、排気、或いはパスを区別した形態で表示されることで、ユーザは各換気経路が給気、排気或いはパスのいずれに該当するかを容易に視認することができる。
図6は、本実施形態に係る換気設計方法を説明するためのフローチャートである。換気設計方法としての換気計算処理は、制御部2Aによって実行され、記憶部3或いはサーバ10に格納された各種データは、この換気計算処理の各ステップに応じて読み出される。
まず、入力部4又は通信I/F7を介して通信可能なサーバ10から、建物の各室No.1~No.5に関する複数の室情報を取得する(ステップS11)。室情報は、例えば、サーバ10から読み出した階、室名、床面積、天井高、階高などの情報(BIM情報)、及び、BIM情報を用いた情報、例えば建物用途、室用途、空調対象室などの情報(BIMZONE情報)を含む。
次に、取得した複数の室情報に基づいて、各室の換気計算条件を設定することができる(ステップS12)。例えば、室番号No.1では、室用途が事務室であるため、一般換気による換気計算法を用い、収容人員および人間の呼気に含まれる二酸化炭素の発生量に基づく一人あたりに必要な新鮮外気量、シックハウスの防止など衛生面に基づく必要換気回数等を考慮して、換気計算条件を設定する。室番号No.2及びNo.3は、室の用途が便所であるため、一般換気による換気計算法を用い、臭気の排気に必要な必要換気回数などから換気計算条件を設定する。室番号No.5は、室の用途が電気機械室等の機械室であるため、機械から発せられる発熱量に応じた換気計算条件を設定する。尚、換気計算条件の設定は必ずしも行わなくてよく、室の用途に応じたデフォルトの換気計算法に固定することで、本ステップS12を省略することができる。
そして、ステップS11において取得した複数の室情報及びステップS12において取得した換気計算条件に基づいて、各室No.1~No.5の必要換気量を算出する(ステップS13)。例えば、図4及び図5に示す室番号No.1の事務室41の場合、室名、床面積、天井高等に関する情報と、換気計算条件(収容人員や一人当たりの必要換気量、シックハウス防止のための必要換気回数など)に基づいて、一般換気による換気計算法を用い、必要換気量が1800m/hと算出される。同様にして、換気計算対象となる全ての室No.1~No.5の必要換気量を求める。尚、上記ステップS12を省略する場合、制御部2Aは、ステップS11において取得した複数の室情報、例えば室名及び床面積に基づき、所定の換気計算法を用い、各室No.1~No.5の必要換気量を算出することができる。
次に、ステップS13で算出された各室No.1~No.5の必要換気量に基づいて、図4に示す建物の換気計算表30を作成する(ステップS14)。
更に、入力部4又は通信I/F7を介して通信可能なサーバ10から、BIM情報から得られる建物のCAD図面を取得し、ステップS13で算出された室No.1~No.5の必要換気量と建物の上記CAD図面とに基づいて、図5に示す建物のエアバランス図40を作成する(ステップS15)。
図7は、図6におけるステップS15のエアバランス図作成処理を説明するためのフローチャートであり、図8(a)~(d)は、図7のエアバランス図作成処理の各ステップを説明する図である。このエアバランス図作成処理は、上記の換気計算方法と同様、制御部2Aによって実行される。
まず、BIM情報から得られるCAD図面における各室を、換気種別毎に区別して表示する(ステップS21)(図8(a))。例えば、3階の事務室41は第1種換気であるので薄ドットで表示し、WC(M)42、WC(W)43及び機械室45はいずれも第3種換気であるので濃ドットで表示し、廊下44はいずれの換気種別にも該当しないため斜線で表示する。また、換気計算の対象になっていない空間46を白色で表示する。
次に、CAD図面に表示された各室の表示領域に、換気量及び換気機器の機番を表示する(ステップS22)(図8(b))。例えば、事務室41に対応する表示領域41Aを表示し、該表示領域41Aに、室No.1、換気量(OA)、換気量(EA)、換気機器の機番(OA)及び機番(EA)を表示する。同様にして、WC(M)42,WC(W)43,廊下44,機械室45にそれぞれ対応する表示領域42A,43A,44A,45Aに、該当する各室の換気量(OA)、換気量(EA)、換気機器の機番(OA)及び換気機器の機番(EA)を表示する。
次いで、CAD図面に表示された複数の室を、換気計算表30の換気系統ごとにゾーニングし、集計する(ステップS23)(図8(c))。例えば、エアバランスの対象となる第1換気系統である事務室41、WC(M)42、WC(W)43及び廊下44をゾーニングした枠50を表示する。そして、枠50でゾーニングされた上記4室の給気量の総和及び換気量の総和をそれぞれ集計する。
その後、枠50内でゾーニングされた各室の換気経路を示す矢印を表示する(ステップS24)(図8(d))。例えば、事務室41について、実線の矢印41B-1及び一点鎖線の矢印41B-2を表示する。上記と同様にして、WC(M)42について一点鎖線の矢印42Bおよび破線44B-2を表示し、WC(W)43について一点鎖線の矢印43Bと破線44B-3を表示する。そして、パスとなる廊下44について、破線44B-1とを、それぞれ表示する。更に、機械室45について、実線の矢印45B-1及び一点鎖線の矢印45B-2を表示する。本ステップで表示された各矢印は、設計者の指示入力により、外壁の境界部などの任意の位置へ移動、編集することが出来る。
図6の処理に戻り、その後、制御部2Aは、ステップS14において作成した換気計算表30及びステップS15において作成したエアバランス図40の双方をリアルタイムに表示部6に表示する(ステップS16)。例えば、表示部6の1つの画面上に、換気計算表30と、エアバランス図40とが表示される(図7参照)。ステップS16の処理を行った後、本換気設計処理を終了する。
図9は、図6のステップS16によって図1の表示部6に表示される画面の一例を示す図である。
図9において、画面70は、換気計算表30を表示するウィンドウ71と、エアバランス図40を表示するウィンドウ72と、BIM情報に基づいて作製された3次元CAD図面を表示するウィンドウ73とを含む。このとき、表示処理部26は、換気計算表30のウィンドウ71、エアバランス図40のウィンドウ72、3DCAD図面のウィンドウ73のうちの2つ或いは全部を選択し、画面70に同時に表示することができる。また、表示処理部26は、ウィンドウ71,72,73のうちの何れかを選択して画面70に表示した上で、ユーザの入力指示に応じて他のいずれかのウィンドウに切換表示することもできる。
上述したように、本実施形態によれば、制御部2Aが、BIM情報から、建物の各室に関する複数の室情報を取得し、複数の室情報に基づいて建物の各室の必要換気量を算出し、該各室の必要換気量に基づいて建物の換気計算表30を作成し、また、各室の必要換気量とBIM情報から得られる建物の2次元の建築CAD図面とに基づいて、当該建物のエアバランス図40を作成するので、BIM上で建物の換気計算表30やエアバランス図40の作成を一元化して行うことができ、整合の取れた換気計算表30及びエアバランス図40を簡便且つ迅速に作成することができる。
また、換気計算条件設定部22は、各室の用途情報に基づいて当該各室の換気計算条件を設定し、必要換気量算出部23が、各室の室名及び床面積並びに上記換気計算条件に基づいて、各室の必要換気量を算出するので、各室の室用途に応じた必要換気量をより正確に算出することができる。
また、表示処理部26は、換気計算表30及びエアバランス図40の双方をリアルタイムに表示するので、ユーザは、換気計算表30及びエアバランス図40の双方を見ながらエアバランスを検討することができ、エアバランス図40を作成し易くなり、利便性を向上することができる。
図10は、図3の制御部2Aの変形例を示す図である。図10中、図3と同一の機能ブロックには、同一の参照符号を付して、説明を省略する。
図10において、制御部2Bは、図3の制御部2Aと同様に室情報取得部21、必要換気量算出部23、換気計算表作成部24、エアバランス図作成部25及び表示処理部26を有すると共に、これらに加えて、表示情報変更部27、換気機器情報送信部28及び出力処理部29を更に有している。
表示情報変更部27は、表示処理部26によって表示された換気計算表30内の建物の複数の室に対応する換気関連情報を、換気系統ごとに並べ替える。例えば、表示情報変更部27は、換気計算表30内の3階の複数の室を対象として、エアバランスの対象となる第1換気系統に属する室、すなわち換気系統に「301」が入力されている室と、エアバランスの対象とならない室、すなわち換気系統に「―」が入力されている室とを、ソートして表示することができる。また、表示情報変更部27は、エアバランスの対象となる第1換気系統に属する室のみをソートして表示することもできる。
また、表示情報変更部27は、表示処理部26によって表示されたエアバランス図40における各室の換気種別を表すドットや斜線、各室に対応する表示領域に表示された換気量や換気機器、及び各室の換気経路を示す矢印の位置や向き、線種等を、ユーザの変更指示入力に応じて変更することができる。また、表示情報変更部27は、枠50でゾーニングする範囲を、ユーザの変更指示入力に応じて調整することができる。
換気機器情報送信部28は、換気計算表30に含まれる換気関連情報の一部を外部に送信する。例えば、換気機器情報送信部28は、換気計算表30に含まれる室名、給気量(OA)、排気量(EA)、換気機器(OA)、換気機器(EA)、機番(OA)、機番(EA)、経路(OA)及び経路(EA)を、換気系統ごとに外部に送信することができる。
記憶処理部29は、換気計算表30及びエアバランス図40を関連付けて記憶部3に記憶する。記憶処理部29は、換気計算表30及びエアバランス図40を纏めてサーバ10などの外部に記憶させるために、換気計算表30及びエアバランス図40を関連付けて外部に送信してもよい。
図11は、本実施形態に係る換気設計方法の変形例を説明するためのフローチャートである。図11の換気設計方法は、制御部2Bによって実行され、記憶部3或いはサーバ10に格納された各種データは、この換気計算処理の各ステップに応じて読み出される。図11中、図6と同一のステップには、同一の参照符号を付して、説明を省略する。
図11において、ステップS16の後、表示部6に表示された換気計算表30内の複数の室に対応する換気関連情報を、換気系統ごとに並べ替える(ステップS31)。
次に、換気系統ごとに並べ替えた換気計算表30を用いて、第1換気系統の給気量(OA)と排気量(EA)の総和がゼロとなるように調整を行う(ステップS32)。例えば、ユーザが、表示部6上に表示された換気計算表30及びエアバランス図40を見ながら、入力部4を介して換気計算表30の給気量や排気量、或いはパスを変更するための変更指示入力を行い、制御部2が、入力された該変更指示入力に基づいてエアバランス図40の各表示領域に表示された給気量(OA)/排気量(EA)等を変更することができる。例えば、第1換気系統の給気量(OA)の総和から排気量(EA)の総和を減じた値が0よりも大きい場合、複数の室における給気量(OA)のうちの少なくとも1つを小さくするか、或いは複数の室における排気量(EA)のうちの少なくとも1つを大きくすることで、エアバランスを取ることができる。
具体的には、ユーザは、必要換気量および換気系統ごとのエアバランスを見ながら給気量(OA)と排気量(EA)を調整及び決定することができる。例えば、図4及び図5に示す第1換気系統「301」の場合、WC(M)42とWC(W)43の排気量の合計が800m/hであることから、事務室41へ給気された1800m/hの内の800m/hを、廊下44経由でWC(M)42とWC(W)43へパスとして供給する。そこで、事務室41の排気量を1800m/hから1000m/hに減らして、余剰排気分(800m/h)を廊下へパスとして供給することで、全体のエアバランスを0とする。
また、エアバランスの対象となっている第1換気系統において初期段階或いは調整後にエアバランスが取れていない場合に、画面70上で、エアバランスが取れていない旨を表示するエラー表示を行ってもよい。敢えてエアバランスを取らない設計を行う場合には、エラー表示が行われないように設定することもできる。
次いで、換気計算表30及びエアバランス図40を、出力部5を介して出力する(ステップS33)。このとき、データ出力、プリント出力などの各種出力形態を選択することができる。また、制御部2は、換気計算書及びエアバランス図の所定の書式を予め記憶部3に格納しておき、換気計算書及びエアバランス図の出力の際に、所定の書式を記憶部3から読み出し、換気計算表30及びエアバランス図40を所定の書式に整えてから出力してもよい。
その後、必要に応じて、換気計算表30に含まれる換気関連情報の一部、例えば室名、給気量(OA)、排気量(EA)、換気機器(OA)、換気機器(EA)、機番(OA)、機番(EA)、経路(OA)及び経路(EA)を、サーバ10などの外部に送信する(ステップS34)。これにより、建物の設計図フォーマットなどを用いて、換気機器及びがらりの詳細情報が含まれる換気機器・がらりリストを容易に作成することができる。
尚、本ステップS34において、制御部2が、換気計算表30で選定された換気機器の名称、換気機器の機番、がらりの型番等に基づいて換気機器・がらり選定表を作成し、該換気機器・がらり選定表を外部に送信してもよい。
次いで、制御部2Bは、換気計算表30及びエアバランス図40を記憶部3に関連付けて記憶し(ステップS35)、本換気設計処理を終了する。
本変形例によれば、表示情報変更部27は、表示処理部26によって表示された換気計算表30内の建物の複数の室に対応する複数の換気関連情報を、換気系統ごとに並べ替えるので、ユーザがエアバランスの集計を一目でできるようになり、エアバランス図を正確且つ簡単に作成することができる。
また、ユーザは、表示部6の画面70に表示された換気計算表30及びエアバランス図40を見ながら、換気計算表30に表示された各室の給気量(OA)及び排気量(EA)の数値を変更するなどの簡単な調整で、エアバランスの対象となる第1換気系統の給気量(OA)及び排気量(EA)の総和をゼロにすることができる。よって、ユーザは、エアバランス設計を簡単に行うことができ、更には、換気計算表30及びエアバランス図40の一方で変更した内容を他方に自動的に反映させることができ、エアバランス図40を更に容易に作成することができる。
また、出力処理部29は、換気計算表30及びエアバランス図40を出力するので、シックハウス対策などで建物の換気計算書やエアバランス図の提出が求められる場合に、書類を容易且つ迅速に作成することができる。
以上、本発明の実施形態に係る換気設計装置及び換気設計方法について述べたが、本発明は記述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。
1 換気設計装置
2A 制御部
2B 制御部
3 記憶部
4 入力部
5 出力部
6 表示部
7 通信インタフェース(I/F)
8 バス
9 通信網
10 サーバ
21 室情報取得部
22 換気計算条件設定部
23 必要換気量算出部
24 換気計算リスト作成部
25 エアバランス図作成部
26 表示処理部
27 表示情報変更部
28 換気機器情報送信部
29 記憶処理部
30 換気計算表
40 エアバランス図
41 事務室
41A 表示領域
41B-1 矢印
41B-2 矢印
42 WC(M)
42A 表示領域
42B 矢印
43 WC(W)
43A 表示領域
43B 矢印
44 廊下
44A 表示領域
44a,44b,44c 領域
44B-1 矢印
44B-2 矢印
44B-3 矢印
45 機械室
45A 表示領域
45B-1 矢印
45B-2 矢印
46 空間
50 枠
50a 表示領域
70 画面
71,72,73 ウィンドウ

Claims (10)

  1. BIM情報から、建物の各室に関する複数の室情報を取得する室情報取得部と、
    前記複数の室情報に基づいて、前記建物の各室の必要換気量を算出する必要換気量算出部と、
    前記各室の必要換気量に基づいて、前記建物の換気計算表を作成する換気計算表作成部と、
    前記各室の必要換気量と前記BIM情報から得られる前記建物のCAD図面とに基づいて、当該建物のエアバランス図を作成するエアバランス図作成部と、
    前記換気計算表及び前記エアバランス図の双方をリアルタイムに表示する表示処理部と、を有することを特徴とする換気設計装置。
  2. 前記室情報取得部は、前記BIM情報から、当該建物の各室の室名及び床面積を取得し、
    前記必要換気量算出部は、各室の前記室名及び前記床面積に基づいて、当該各室の必要換気量を算出する、請求項1記載の換気設計装置。
  3. 前記各室の用途情報に基づいて当該各室の換気計算条件を設定する換気計算条件設定部を更に有し、
    前記必要換気量算出部は、各室の前記室名及び前記床面積並びに前記換気計算条件に基づいて、前記各室の必要換気量を算出する、請求項2記載の換気設計装置。
  4. 前記換気計算条件設定部は、前記各室の用途情報に基づいて、一般換気による換気計算法、火気使用の場合の換気計算法、及び発熱量に基づく換気計算法を含む複数の換気計算法のうちのいずれかを換気計算条件として設定する、請求項3記載の換気設計装置。
  5. 前記換気計算条件に前記各室の換気種別を含み、
    前記表示処理部は、前記エアバランス図において、前記各室を前記換気種別ごとに区別して表示する、請求項3または4に記載の換気設計装置。
  6. 前記表示処理部によって表示された前記換気計算表内の前記建物の複数の室に対応する複数の換気関連情報を、換気系統ごとに並べ替える表示情報変更部を更に有する、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の換気設計装置。
  7. 前記換気計算表及び前記エアバランス図を出力する出力処理部を更に有する、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の換気設計装置。
  8. コンピュータによって実行され、
    BIM情報から建物の各室に関する複数の室情報を取得する室情報取得ステップと、
    前記複数の室情報に基づいて、前記建物の各室の必要換気量を算出する必要換気量算出ステップと、
    前記各室の必要換気量に基づいて、前記建物の換気計算表を作成する換気計算リスト作成ステップと、
    前記各室の必要換気量と前記BIM情報から得られる前記建物のCAD図面とに基づいて、当該建物のエアバランス図を作成するエアバランス図作成ステップと、
    前記換気計算表及び前記エアバランス図の双方をリアルタイムに表示する表示ステップと、を有することを特徴とする換気設計方法。
  9. BIM情報から建物の各室に関する複数の室情報を取得する室情報取得ステップと、
    前記複数の室情報に基づいて、前記建物の各室の必要換気量を算出する必要換気量算出ステップと、
    前記各室の必要換気量に基づいて、前記建物の換気計算表を作成する換気計算リスト作成ステップと、
    前記各室の必要換気量と前記BIM情報から得られる前記建物のCAD図面とに基づいて、当該建物のエアバランス図を作成するエアバランス図作成ステップと、
    前記換気計算表及び前記エアバランス図の双方をリアルタイムに表示する表示ステップと、を有する換気設計方法をコンピュータに実行させる、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラム。
  10. 請求項9記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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