JP7017526B2 - 毛髪ケア系濃縮物 - Google Patents

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Description

本発明は、毛髪ケア系濃縮物に関する。具体的には、本発明は、9~15重量%のセルロース系カチオン性ポリマー、39~60重量%のポリアルキレングリコール、9~15重量%の造膜性ノニオン性ポリエチレングリコールポリマー、2.5~20重量%の直鎖状ポリプロピレングリコール、及び10~35重量%のステアリン酸のポリエチレングリコールジエステル、を含む、毛髪ケア系濃縮物に関する。本発明はまた、毛髪ケア系濃縮物の製造方法にも関する。
毛髪のキューティクルが傷んだ場合、毛髪にバサツキが生じ、艶及び光沢が失われる。傷んだ毛髪の他の兆候としては、バサバサ又はザラツキのある触感、枝毛、切れ毛、頭皮の痒み、及びコシの消失が挙げられる。傷んだ毛髪は絡みやすくなっていき、スタイルをうまく整えておくことの難しい場合がある。毛髪が傷んでいくのには様々な過程がある。毛髪は、典型的には、大気条件の作用により、又は毛髪の手入れ(例えば、脱色、カール、カール矯正、髪染め)により、様々な程度まで劣化する。一旦傷むと、毛髪は櫛通し及びスタイル作りが難しくなり、強度及びコシが失われる場合がある。
毛髪にもたらされた傷みを元に戻し修復するため、様々な毛髪ケア製品が、家庭及び業務用の使用に市販されている。例えば、広範な品揃えのコンディショニング組成物が、柔らかな感触又はすべすべした感触を毛髪にもたらすため、毛髪の光沢、豊かさ、整えやすさ、櫛通し性を改良するため、毛髪に、コシの強化及び/又は全体としての魅力的外観をもたらすため、処方されてきた。毛髪のコンディショニングには、記載した特性のうちの1つを毛髪にもたらす役割のある組成物を、毛髪に適用することが有効である。
それにもかかわらず、毛髪のコンディショニング処方物及びその製造方法には、改良が依然として必要とされている。その方法によると、好ましく容易に組み込まれる成分が拡張され、他の方法では系の適合性の制約される可能性がある、物理的-化学的特性を示す望ましい毛髪ケア特性を有する成分の組み込みが含まれる。特に、所与の構成成分は、望ましい特性をもたらすことができる場合であっても、その構成成分を保存安定な最終組成物に組み込むことが難しいことから、処方する者(formulator)にとって依然として利用できない場合がある。例えば、水中に分散することが困難な固形構成成分には、製品処方物中への採用に関し、付随する製品加工の複雑化に起因する大きな障壁がある。
したがって、必要とされるものは、加工困難な固形構成成分を組み込んだ、安定な、最終的な水性毛髪ケア組成物中に容易に組み込まれる、毛髪ケア系濃縮物である。
本発明は、9~15重量%のセルロース系カチオン性ポリマー、39~60重量%のポリアルキレングリコール、9~15重量%の造膜性ノニオン性ポリエチレングリコールポリマー、2.5~20重量%の直鎖状ポリプロピレングリコール、及び10~35重量%のステアリン酸のポリエチレングリコールジエステル、を含む、毛髪ケア系濃縮物を提供する。
本発明は、9~15重量%のセルロース系カチオン性ポリマーであって、ポリクオタニウム-10、ポリクオタニウム-24、ポリクオタニウム-27、ポリクオタニウム-67、ポリクオタニウム-72、及びこれらの混合物からなる群から選択される、セルロース系カチオン性ポリマー、39~60重量%のポリアルキレングリコールであって、式I
Figure 0007017526000001
[式中、Rは、C2-20のアルキル基であり、nは、10~20の平均値である。]によるものである、ポリアルキレングリコール、9~15重量%の造膜性ノニオン性ポリエチレングリコールポリマーであって、式II
Figure 0007017526000002
[式中、mは、13,000~92,000の平均値である。]によるものである、造膜性ノニオン性ポリエチレングリコールポリマー、2.5~9重量%の直鎖状ポリプロピレングリコールであって、1分子あたり平均して2個の末端ヒドロキシル基を有し、350~600ダルトンの重量平均分子量を有する、直鎖状ポリプロピレングリコール、並びに10~35重量%のステアリン酸のポリエチレングリコールジエステルであって、式III
Figure 0007017526000003
[式中、xは、130~170の平均値である。]によるものである、ステアリン酸のポリエチレングリコールジエステル、を含む、毛髪ケア系濃縮物を提供する。
本発明は、9~15重量%の、ポリクオタニウム-67であるセルロース系カチオン性ポリマー、39~60重量%の、式I[式中、Rは、Cのアルキル基であり、nは、12~16の平均値である。]によるポリアルキレングリコール、9~15重量%の、式II[式中、mは、42,000~47,000の平均値である。]による造膜性ノニオン性ポリエチレングリコールポリマー、2.5~9重量%の、400~450ダルトンの重量平均分子量を有する直鎖状ポリプロピレングリコール、及び10~35重量%の、式III[式中、xは、140~160の平均値である。]によるステアリン酸のポリエチレングリコールジエステル、を含む、毛髪ケア系濃縮物を提供する。
本発明は、11~13重量%の、ポリクオタニウム-67であるセルロース系カチオン性ポリマー、51~53重量%の、式I[式中、Rは、Cのアルキル基であり、nは、14の平均値である。]によるポリアルキレングリコール、11~12重量%の、式II[式中、mは、42,000~47,000の平均値である。]による造膜性ノニオン性ポリエチレングリコールポリマー、4~6重量%の、1分子あたり平均して2個の末端ヒドロキシル基を有し、400~450ダルトンの重量平均分子量を有する直鎖状ポリプロピレングリコール、及び18~20重量%の、式III[式中、xは、140~160の平均値である。]によるステアリン酸のポリエチレングリコールジエステル、を含む、毛髪ケア系濃縮物を提供する。
本発明は、毛髪ケア系濃縮物の製造方法であって、方法が、セルロース系カチオン性ポリマーを用意することと、ポリアルキレングリコールを用意することと、造膜性ノニオン性ポリエチレングリコールポリマーを用意することと、直鎖状ポリプロピレングリコールを用意することと、ステアリン酸のポリエチレングリコールジエステルを用意することと、直鎖状ポリプロピレングリコール及びステアリン酸のポリエチレングリコールジエステルを、≧65℃に加熱することと、直鎖状ポリプロピレングリコール及びステアリン酸のポリエチレングリコールジエステルを組み合わせることで、組み合わせを調製することと、次いで、ポリアルキレングリコールを組み合わせに添加すること、その際、組み合わせの温度を、≦45℃に下げること、次いで、セルロース系カチオン性ポリマー及び造膜性ノニオン性ポリエチレングリコールポリマーを組み合わせに添加することで、毛髪ケア系濃縮物を調製することと、を含む、方法を提供する。
発明の詳細な説明
ここで驚くべきことに、本発明者らは、次の両者である独自の毛髪ケア系濃縮物、すなわち、安定であり、疎水性にもなる高濃度のある種の所望の毛髪ケア構成成分及び親水性にもなる適切な濃度のある種の所望の毛髪ケア組成物並びに固形分を室温で組み込むことが可能な、また毛髪ケア処方物(例えば、毛髪ケアコンディショナー及び毛髪ケアシャンプー)中に容易に組み込むことも可能な、毛髪ケア系濃縮物を見出した。
別途指示のない限り、比率、パーセンテージ、部などは、重量による。
本明細書で用いる場合、別途指示のない限り、語句「分子量」又はMwは、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)及びポリアクリル酸標準により従来からの要領にて測定した重量平均分子量を指す。GPCの技法は、Modem Size Exclusion Chromatography,W.W.Yau,J.J.Kirkland,D.D.Bly;Wiley-lnterscience,1979に、及びA Guide to Materials Characterization and Chemical Analysis,J.P.Sibilia;VCH,1988,p.81~84に詳述されている。本明細書で、分子量を、ダルトン単位で報告する。
本明細書及び添付の特許請求の範囲で用いる場合、用語「ポリマー」は、同じ種類であれ異なる種類であれモノマーを重合することにより調製した、化合物を指す。総称的な用語「ポリマー」は、「ホモポリマー」、「コポリマー」、及び「ターポリマー」を包含する。
本明細書及び添付の特許請求の範囲で用いる場合、用語「毛髪ケア」は、毛髪、特にヒトの毛髪に局所的に適用するための組成物の調製のため処方された、濃縮物を指す。このような組成物の例としては、洗い落とさない毛髪コンディショナー、すすぎ落す毛髪コンディショナー、シャンプー、スタイリングジェル、毛髪マスク、及びコーミングクリームが挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書及び添付の特許請求の範囲で用いる場合、用語「化粧品として許容可能な」は、典型的には毛髪ケア組成物に用いる成分を指し、毛髪ケア組成物中に通常得られる量にて存在する場合に有毒である材料を、本発明の一部として考えないことを強調する意図である。
本明細書及び添付の特許請求の範囲で用いる場合、毛髪ケア系濃縮物を指しての用語「安定な」とは、毛髪ケア系濃縮物に、肉眼での目視観察による、明らかな離水が見られないことを意味する。
本明細書及び添付の特許請求の範囲で用いる場合、毛髪ケア系濃縮物を指しての用語「貯蔵安定性がある」とは、毛髪ケア系濃縮物を25℃で少なくとも12週間の期間にわたって貯蔵中、毛髪ケア系濃縮物に、肉眼での目視観察による、明らかな離水が見られないことを意味する。
本明細書及び添付の特許請求の範囲で用いる場合、毛髪ケア系濃縮物を指しての用語「高度の貯蔵安定性」とは、毛髪ケア系濃縮物を5~45℃の温度で少なくとも12週間の期間にわたって貯蔵中、毛髪ケア系濃縮物に、肉眼での目視観察による、明らかな離水が見られないことを意味する。
好ましくは、本発明の毛髪ケア系濃縮物は、9~15重量%(好ましくは、10~14重量%、より好ましくは11~13重量%、とりわけ好ましくは12重量%)のセルロース系カチオン性ポリマー(好ましくは、セルロース系カチオン性ポリマーは、ポリクオタニウム-10、ポリクオタニウム-24、ポリクオタニウム-27、ポリクオタニウム-67、ポリクオタニウム-72、及びこれらの混合物からなる群から選択される。)、39~60重量%(好ましくは、45~58重量%、より好ましくは51~53重量%、とりわけ好ましくは52重量%)のポリアルキレングリコール(好ましくは、ポリアルキレングリコールは、式I
Figure 0007017526000004
[式中、Rは、C2-20のアルキル基(好ましくはC4-18のアルキル基、より好ましくはC4-10のアルキル基、とりわけ好ましくはCのアルキル基)であり、nは、10~20の平均値(好ましくは12~16、より好ましくは13~15、とりわけ好ましくは14の平均値)である。]によるものである。)、9~15重量%(好ましくは10~14重量%、より好ましくは11~13重量%、とりわけ好ましくは12重量%)の造膜性ノニオン性ポリエチレングリコールポリマー(好ましくは、造膜性ノニオン性ポリエチレングリコールポリマーは、式II
Figure 0007017526000005
[式中、mは、13,000~92,000の平均値(好ましくは35,000~80,000、より好ましくは40,000~50,000、更により好ましくは42,000~47,000、とりわけ好ましくは44,000~46,000の平均値)である。]によるものである。)、2.5~20重量%(好ましくは、2.5~10重量%、より好ましくは3~7.5重量%、更により好ましくは4~6重量%、とりわけ好ましくは5重量%)の直鎖状ポリプロピレングリコール(好ましくは、直鎖状ポリプロピレングリコールは1分子あたり平均して2個の末端ヒドロキシル基を有し、350~600ダルトンの重量平均分子量を有する。)、並びに10~35重量%(好ましくは16~25重量%、より好ましくは18~20重量%、とりわけ好ましくは19重量%)のステアリン酸のポリエチレングリコールジエステル(好ましくは、ステアリン酸のポリエチレングリコールジエステルは、式III
Figure 0007017526000006
[式中、xは、130~170の平均値(好ましくは140~160、より好ましくは145~155、とりわけ好ましくは150の平均値)である。]によるものである。)、を含む。
好ましくは、本発明の毛髪ケア系濃縮物は、安定なものである。より好ましくは、本発明の毛髪ケア系濃縮物は、貯蔵安定性がある。とりわけ好ましくは、本発明の毛髪ケア系濃縮物は、高度の貯蔵安定性がある。
好ましくは、本発明の毛髪ケア系濃縮物中に用いるセルロース系カチオン性ポリマーは、化粧品として許容可能なセルロース系カチオン性ポリマーである。より好ましくは、本発明の毛髪ケア系濃縮物中に用いるセルロース系カチオン性ポリマーは、化粧品として許容可能なセルロース系カチオン性ポリマーであり、ポリクオタニウム-10、ポリクオタニウム-24、ポリクオタニウム-27、ポリクオタニウム-67、ポリクオタニウム-72、及びこれらの混合物からなる群から選択される。とりわけ好ましくは、セルロース系カチオン性ポリマーは、ポリクオタニウム-67である。
好ましくは、本発明の毛髪ケア系濃縮物は、9~15重量%のセルロース系カチオン性ポリマーを含有する。より好ましくは、本発明の毛髪ケア系濃縮物は、10~14重量%のセルロース系カチオン性ポリマーを含有する。更により好ましくは、本発明の毛髪ケア系濃縮物は、11~13重量%のセルロース系カチオン性ポリマーを含有する。とりわけ好ましくは、本発明の毛髪ケア系濃縮物は、12重量%のセルロース系カチオン性ポリマーを含有する。
好ましくは、本発明の毛髪ケア系濃縮物中に用いるポリアルキレングリコールは、化粧品として許容可能なポリアルキレングリコールである。より好ましくは、本発明の毛髪ケア系濃縮物中に用いるポリアルキレングリコールは、化粧品として許容可能なポリアルキレングリコールであり、式I
Figure 0007017526000007
[式中、Rは、C2-20のアルキル基(好ましくはC4-18のアルキル基、より好ましくはC4-10のアルキル基、とりわけ好ましくはCのアルキル基)であり、nは、10~20の平均値(好ましくは12~16、より好ましくは13~15、とりわけ好ましくは14の平均値)である。]によるものである。とりわけ好ましくは、ポリアルキレングリコールは式Iによるものであり、nは、12~16の平均値である。
好ましくは、本発明の毛髪ケア系濃縮物は、39~60重量%のポリアルキレングリコールを含有する。より好ましくは、本発明の毛髪ケア系濃縮物は、45~58重量%のポリアルキレングリコールを含有する。更により好ましくは、本発明の毛髪ケア系濃縮物は、51~53重量%のポリアルキレングリコールを含有する。とりわけ好ましくは、本発明の毛髪ケア系濃縮物は、52重量%のポリアルキレングリコールを含有する。
好ましくは、本発明の毛髪ケア系濃縮物中に用いる造膜性ノニオン性ポリエチレングリコールポリマーは、化粧品として許容可能な造膜性ノニオン性ポリエチレングリコールポリマーである。好ましくは、本発明の毛髪ケア系濃縮物中に用いる造膜性ノニオン性ポリエチレングリコールポリマーは、化粧品として許容可能な造膜性ノニオン性ポリエチレングリコールポリマーであり、式II
Figure 0007017526000008
[式中、mは、13,000~92,000の平均値である。]によるものである。より好ましくは、本発明の毛髪ケア系濃縮物中に用いる造膜性ノニオン性ポリエチレングリコールポリマーは、化粧品として許容可能な造膜性ノニオン性ポリエチレングリコールポリマーであり、式IIによるものであり、mは、35,000~80,000の平均値である。更により好ましくは、本発明の毛髪ケア系濃縮物中に用いる造膜性ノニオン性ポリエチレングリコールポリマーは、化粧品として許容可能な造膜性ノニオン性ポリエチレングリコールポリマーであり、式IIによるものであり、mは、40,000~50,000の平均値である。なおも更により好ましくは、本発明の毛髪ケア系濃縮物中に用いる造膜性ノニオン性ポリエチレングリコールポリマーは、化粧品として許容可能な造膜性ノニオン性ポリエチレングリコールポリマーであり、式IIによるものであり、mは、42,000~47,000の平均値である。とりわけ好ましくは、本発明の毛髪ケア系濃縮物中に用いる造膜性ノニオン性ポリエチレングリコールポリマーは、化粧品として許容可能な造膜性ノニオン性ポリエチレングリコールポリマーであり、式IIによるものであり、mは、44,000~46,000の平均値である。
好ましくは、本発明の毛髪ケア系濃縮物は、9~15重量%の造膜性ノニオン性ポリエチレングリコールポリマーを含有する。より好ましくは、本発明の毛髪ケア系濃縮物は、10~14重量%の造膜性ノニオン性ポリエチレングリコールポリマーを含有する。更により好ましくは、本発明の毛髪ケア系濃縮物は、11~13重量%の造膜性ノニオン性ポリエチレングリコールポリマーを含有する。とりわけ好ましくは、本発明の毛髪ケア系濃縮物は、12重量%の造膜性ノニオン性ポリエチレングリコールポリマーを含有する。
好ましくは、本発明の毛髪ケア系濃縮物中に用いる直鎖状ポリプロピレングリコールは、化粧品として許容可能な直鎖状ポリプロピレングリコールである。より好ましくは、本発明の毛髪ケア系濃縮物中に用いる直鎖状ポリプロピレングリコールは、化粧品として許容可能な直鎖状ポリプロピレングリコールであり、1分子あたり平均して2個の末端ヒドロキシル基を有し、350~600ダルトンの重量平均分子量を有する。更により好ましくは、本発明の毛髪ケア系濃縮物中に用いる直鎖状ポリプロピレングリコールは、化粧品として許容可能な直鎖状ポリプロピレングリコールであり、1分子あたり平均して2個の末端ヒドロキシル基を有し、410~440ダルトンの重量平均分子量を有する。なおも更により好ましくは、本発明の毛髪ケア系濃縮物中に用いる直鎖状ポリプロピレングリコールは、化粧品として許容可能な直鎖状ポリプロピレングリコールであり、1分子あたり平均して2個の末端ヒドロキシル基を有し、420~430ダルトンの重量平均分子量を有する。とりわけ好ましくは、本発明の毛髪ケア系濃縮物中に用いる直鎖状ポリプロピレングリコールは、化粧品として許容可能な直鎖状ポリプロピレングリコールであり、1分子あたり平均して2個の末端ヒドロキシル基を有し、425ダルトンの重量平均分子量を有する。
好ましくは、本発明の毛髪ケア系濃縮物は、2.5~20重量%の直鎖状ポリプロピレングリコールを含有する。より好ましくは、本発明の毛髪ケア系濃縮物は、2.5~10重量%の直鎖状ポリプロピレングリコールを含有する。更により好ましくは、本発明の毛髪ケア系濃縮物は、3~7重量%の直鎖状ポリプロピレングリコールを含有する。更により好ましくは、本発明の毛髪ケア系濃縮物は、4~6重量%の直鎖状ポリプロピレングリコールを含有する。とりわけ好ましくは、本発明の毛髪ケア系濃縮物は、5重量%の直鎖状ポリプロピレングリコールを含有する。
好ましくは、本発明の毛髪ケア系濃縮物中に用いられるステアリン酸のポリエチレングリコールジエステルは、化粧品として許容可能なステアリン酸のポリエチレングリコールジエステルである。より好ましくは、本発明の毛髪ケア系濃縮物中に用いるステアリン酸のポリエチレングリコールジエステルは、化粧品として許容可能なステアリン酸のポリエチレングリコールジエステルであり、式III
Figure 0007017526000009
[式中、xは、130~170の平均値である。]によるものである。更により好ましくは、本発明の毛髪ケア系濃縮物中に用いるステアリン酸のポリエチレングリコールジエステルは、化粧品として許容可能なステアリン酸のポリエチレングリコールジエステルであり、式IIIによるものであり、xは、140~160の平均値である。なおも更により好ましくは、本発明の毛髪ケア系濃縮物中に用いるステアリン酸のポリエチレングリコールジエステルは、化粧品として許容可能なステアリン酸のポリエチレングリコールジエステルであり、式IIIによるものであり、xは、145~155の平均値である。とりわけ好ましくは、本発明の毛髪ケア系濃縮物中に用いるステアリン酸のポリエチレングリコールジエステルは、化粧品として許容可能なステアリン酸のポリエチレングリコールジエステルであり、式IIIによるものであり、xは、150の平均値である。
好ましくは、本発明の毛髪ケア系濃縮物は、10~35重量%のステアリン酸のポリエチレングリコールジエステルを含有する。より好ましくは、本発明の毛髪ケア系濃縮物は、16~25重量%のステアリン酸のポリエチレングリコールジエステルを含有する。更により好ましくは、本発明の毛髪ケア系濃縮物は、18~20重量%のステアリン酸のポリエチレングリコールジエステルを含有する。とりわけ好ましくは、本発明の毛髪ケア系濃縮物は、19重量%のステアリン酸のポリエチレングリコールジエステルを含有する。
好ましくは、本発明の毛髪ケア系濃縮物の製造方法は、セルロース系カチオン性ポリマー(好ましくは、セルロース系カチオン性ポリマーは、化粧品として許容可能なセルロース系カチオン性ポリマーであり、ポリクオタニウム-10、ポリクオタニウム-24、ポリクオタニウム-27、ポリクオタニウム-67、ポリクオタニウム-72、及びこれらの混合物からなる群から選択される。)を用意することと、ポリアルキレングリコール(好ましくは、ポリアルキレングリコールは、化粧品として許容可能なポリアルキレングリコールであり、式I
Figure 0007017526000010
[式中、Rは、C2-20のアルキル基(好ましくはC4-18のアルキル基、より好ましくはC4-10のアルキル基、とりわけ好ましくはCのアルキル基)であり、nは、10~20の平均値(好ましくは12~16、より好ましくは13~15、とりわけ好ましくは14の平均値)である。]によるものである。)を用意することと、造膜性ノニオン性ポリエチレングリコールポリマー(好ましくは、造膜性ノニオン性ポリエチレングリコールポリマーは、化粧品として許容可能なポリアルキレングリコールであり、式II
Figure 0007017526000011
[式中、mは、13,000~92,000の平均値(好ましくは35,000~80,000、より好ましくは40,000~50,000、更により好ましくは42,000~47,000、とりわけ好ましくは44,000~46,000の平均値)である。]によるものである。)を用意することと、直鎖状ポリプロピレングリコール(好ましくは、直鎖状ポリプロピレングリコールは、化粧品として許容可能な直鎖状ポリプロピレングリコールであり、1分子あたり平均して2個の末端ヒドロキシル基を有し、350~600ダルトンの重量平均分子量を有する。)を用意することと、ステアリン酸のポリエチレングリコールジエステル(好ましくは、ステアリン酸のポリエチレングリコールジエステルは、化粧品として許容可能なステアリン酸のポリエチレングリコールジエステルであり、式III
Figure 0007017526000012
[式中、xは、130~170の平均値(好ましくは140~160、より好ましくは145~155、とりわけ好ましくは150の平均値)である。]によるものである。)を用意することと、直鎖状ポリプロピレングリコール及びステアリン酸のポリエチレングリコールジエステルを、≧65℃(好ましくは65~100℃、より好ましくは65~80℃、とりわけ好ましくは70~75℃)に加熱することと、直鎖状ポリプロピレングリコール及びステアリン酸のポリエチレングリコールジエステルを組み合わせること(好ましくは撹拌による)で、組み合わせを調製することと、次いで、ポリアルキレングリコールを組み合わせに添加すること(好ましくは、撹拌を継続しつつ)、その際、組み合わせの温度を、≦45℃に下げること、次いで、セルロース系カチオン性ポリマー及び造膜性ノニオン性ポリエチレングリコールポリマーを組み合わせに添加すること(好ましくは、撹拌を継続しつつ)で、毛髪ケア系濃縮物を調製することと、を含む。
ここで、本発明のいくつかの実施形態を、以下の実施例において詳細に説明する。
実施例1~2:毛髪ケア系濃縮物の調製
実施例1~2の各々において、表1に記載した組成を有する、毛髪ケア系濃縮物を、加熱マントル及び撹拌棒を備えたフラスコ内で調製した。PPG-9(Polyglycol P425、Dow Chemical Companyから入手可能な「P」シリーズのポリグリコール)をフラスコに添加し、70~75℃の温度まで加熱した。次いで、PEG150ジステアレート(Aculyn(登録商標)60ポリマー、Dow Chemical Companyから入手可能)を、撹拌しつつ約10分間かけてフラスコに添加し、その際、温度設定点を70~75℃の温度に維持し、均質な混合物を得た。次いで、加熱マントルをフラスコから取り外し、PPG-14ブチルエーテル(Ucon(登録商標)流体AP、Dow Chemical Companyから入手可能)を、撹拌を継続しつつ約10分間かけてゆっくりフラスコ内容物に導入した。次いで、フラスコ内容物を、45℃まで冷却し続けた。次いで、ポリクオタニウム-67(Softcat(登録商標)SX Polymer SX-1300X(Dow Chemical Companyから入手可能))及びPEG-45M(Polyox(登録商標)WSR N6OK(Dow Chemical Companyから入手可能))の前混合物を、撹拌を継続しつつゆっくりフラスコ内容物に添加した。次いで、フラスコの内容物の撹拌を40~50分間継続すると、毛髪ケア系濃縮物の製品が得られる。
Figure 0007017526000013
安定性の評価
実施例1及び2により調製した毛髪ケア系濃縮物の安定性を、3ケ月の期間にわたって評価した。毛髪ケア系濃縮物の各々を、3つのサンプルに分割した。1つ目のサンプルを、3ケ月の期間にわたって5℃に維持した。2つ目のサンプルを、3ケ月の期間にわたって25℃に維持した。3つ目のサンプルを、3ケ月の期間にわたって45℃に維持した。評価に、毛髪ケア系濃縮物の3つのサンプル各々の、目視評価及びレオロジー挙動評価を含めた。サンプルの3ケ月の期間にわたっての目視検査では、サンプルのいずれにおいても離水は見られなかった。目視検査では、3ケ月の期間にわたって45℃に維持したサンプルにおいて、毛髪ケア系濃縮物のいくらかの黄変が見られた。毛髪ケア系濃縮物のサンプルのレオロジー挙動は、30日間の期間にわたって25℃に維持すると、変化しないままであった。5℃及び45℃に維持した毛髪ケア系濃縮物のサンプルでは、少しの粘度低下が観察された。
比較例C1:添加順序
実施例1において用いたものと同じ表1に記載した組成を有する、比較の組み合わせを、加熱マントル及び撹拌棒を備えた同じフラスコを用い、調製した。比較例C1の比較の組み合わせにおいて、様々な構成成分の添加順序を変更した。これらの比較の組み合わせから、PEG150ジステアレートをフラスコに添加後、PPG-14ブチルエーテル、ポリクオタニウム-67、及びPEG-45Mを添加することが、得られた製品における液分離又は離水を回避するため重要であると、判断した。
比較例C2:添加の際の温度
実施例1において用いたものと同じ表1に記載した組成を有する、比較の組み合わせを、加熱マントル及び撹拌棒を備えた同じフラスコを用い、調製した。比較例C2の比較の組み合わせにおいて、構成成分をフラスコに添加するのに、実施例1と同じ順序とした。しかし、実施例1とは対照的に、ポリクオタニウム-67及びPEG-45Mをフラスコに添加した際、フラスコ内容物の温度を>45℃、比較例C2の比較の組み合わせの各々において、高粘度のペーストを得た。
比較例C3:造膜性ノニオン性ポリエチレングリコールポリマー
PEG-45MをPEG-90M(Polyox(登録商標)WSR N301、Dow Chemical Companyから入手可能)に置き換えた以外は実施例1において用いたものと同じの表1に記載した組成を有する、比較の組み合わせを、加熱マントル及び撹拌棒を備えた同じフラスコを用い、調製した。得られた組成物は、非常に弾力性があり、汲み出しが容易ではなかった。
比較例C4:ステアリン酸のポリエチレングリコールジエステル濃度
添加するPEG150ジステアレートの量を変更した以外は実施例1において示したものと同じ構成成分を有する、複数の毛髪ケア系濃縮物を調製し、3~20重量%の範囲の最終的な系濃度にて、その調剤濃度を得た。PEG150ジステアレートを10~19重量%の濃度で有する、毛髪ケア系濃縮物を観察すると、離水が見られなかった。
実施例3:毛髪ケア組成物
実施例1により調製した毛髪ケア系濃縮物を水性ベースコンディショナー処方物に添加し、表2に記載のとおり、水性毛髪ケアコンディショナー組成物の製品を得た。
Figure 0007017526000014

Claims (9)

  1. 毛髪ケア系濃縮物の製造方法であって、前記方法が、セルロース系カチオン性ポリマーを用意することと、ポリアルキレングリコールを用意することと、造膜性ノニオン性ポリエチレングリコールポリマーを用意することと、ここで、前記造膜性ノニオン性ポリエチレングリコールポリマーが、式II
    Figure 0007017526000015
    [式中、mは、13,000~50,000の平均値である。]によるものであり、直鎖状ポリプロピレングリコールを用意することと、ステアリン酸のポリエチレングリコールジエステルを用意することと、前記直鎖状ポリプロピレングリコール及び前記ステアリン酸のポリエチレングリコールジエステルを、≧65℃に加熱することと、前記直鎖状ポリプロピレングリコール及び前記ステアリン酸のポリエチレングリコールジエステルを組み合わせることで、組み合わせを調製することと、次いで、前記ポリアルキレングリコールを前記組み合わせに添加すること、その際、前記組み合わせの温度を、≦45℃に下げること、次いで、前記セルロース系カチオン性ポリマー及び前記造膜性ノニオン性ポリエチレングリコールポリマーを前記組み合わせに添加することで、前記毛髪ケア系濃縮物を調製することと、を含むことを特徴とする、方法。
  2. 前記毛髪ケア系濃縮物が、9~15重量%の前記セルロース系カチオン性ポリマー、39~60重量%の前記ポリアルキレングリコール、9~15重量%の前記造膜性ノニオン性ポリエチレングリコールポリマー、2.5~20重量%の前記直鎖状ポリプロピレングリコール、及び10~35重量%の前記ステアリン酸のポリエチレングリコールジエステル、を含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記セルロース系カチオン性ポリマーが、ポリクオタニウム-10、ポリクオタニウム-24、ポリクオタニウム-27、ポリクオタニウム-67、ポリクオタニウム-72、及びこれらの混合物からなる群から選択され、
    前記ポリアルキレングリコールは、式I:
    Figure 0007017526000016
    [式中、R は、C 2-20 のアルキル基であり、nは、10~20の平均値である。]によるものであり、前記造膜性ノニオン性ポリエチレングリコールポリマーは、式II
    Figure 0007017526000017
    [式中、mは、13,000~50,000の平均値である。]によるものであり、
    前記直鎖状ポリプロピレングリコールは、1分子あたり平均して2個の末端ヒドロキシル基を有し、および350~600ダルトンの重量平均分子量を有するものであり、並びに
    前記ステアリン酸のポリエチレングリコールジエステルは、式III
    Figure 0007017526000018
    [式中、xは、130~170の平均値である。]によるものであること、を特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記セルロース系カチオン性ポリマーが、ポリクオタニウム-67であることを特徴とする、請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記ポリアルキレングリコールが、
    式I:
    Figure 0007017526000019
    [式中、R は、C のアルキル基であり、nは、12~16の平均値である。]によるものであることを特徴とする、請求項1~4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記造膜性ノニオン性ポリエチレングリコールポリマーが、式II
    Figure 0007017526000020
    [式中、mは、42,000~47,000の平均値である。]によるものであることを特徴とする、請求項1~5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記直鎖状ポリプロピレングリコールが、400~450ダルトンの重量平均分子量を有することを特徴とする、請求項1~6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記ステアリン酸のポリエチレングリコールジエステルが、式III:
    Figure 0007017526000021
    [式中、xは、140~160の平均値である。]によるものであることを特徴とする、請求項1~7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記毛髪ケア系濃縮物が、
    11~13重量%の、ポリクオタニウム-67である前記セルロース系カチオン性ポリマー、
    51~53重量%の前記ポリアルキレングリコールであって、式I:
    Figure 0007017526000022
    [式中、R は、C のアルキル基であり、nは、14の平均値である。]によるポリアルキレングリコール、
    11~12重量%の前記造膜性ノニオン性ポリエチレングリコールポリマーであって、式II:
    Figure 0007017526000023
    [式中、mは、42,000~47,000の平均値である。]による造膜性ノニオン性ポリエチレングリコールポリマー、
    4~6重量%の前記直鎖状ポリプロピレングリコールであって、1分子あたり平均して2個の末端ヒドロキシル基を有し、および400~450ダルトンの重量平均分子量を有する、直鎖状ポリプロピレングリコール、並びに
    18~20重量%の前記ステアリン酸のポリエチレングリコールジエステルであって、式III:
    Figure 0007017526000024
    [式中、xは、140~160の平均値である。]によるステアリン酸のポリエチレングリコールジエステル、を含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
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