JP7017280B1 - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
Description
筐体と、
前記筐体に対して開閉可能に取り付けられた前扉と、を備え、
前記前扉は、閉じられた状態で所定の外力が加えられた際に前記筐体に対してがたつきを有し、
筐体天面の前辺は、前扉天面の後辺よりも上方に位置しており、
筐体右側面の前辺は、前扉右側面の後辺よりも右方に位置しており、
筐体左側面の前辺は、前扉左側面の後辺よりも左方に位置しており、
前記筐体天面と前記筐体右側面とで形成された右上辺は、面取りされた第1面取り面となっており、
前記筐体天面と前記筐体左側面とで形成された左上辺は、面取りされた第2面取り面となっており、
前記閉じられた前扉に前記外力が加わっていない状態において、
前記第1面取り面は、前記前扉天面と前記前扉右側面とで形成された右後頂点よりも外方に位置し、
前記第2面取り面は、前記前扉天面と前記前扉左側面とで形成された左後頂点よりも外方に位置し、
前記第1面取り面の上辺は、前記前扉右側面の後辺よりも上方かつ左方側に位置し、
前記閉じられた前扉が、前記がたつきの範囲内で、前記外力が加わっていない状態よりも外方へ移動した状態であっても、
前記第1面取り面は、前記右後頂点よりも外方に位置している、
ことを特徴とする遊技機である。
まず、図1~図3に基づいて、遊技機の概略構成について説明をする。本実施形態のスロットマシン1は、いわゆる回胴式遊技機と呼ばれるもので、メダルを遊技媒体として用いた遊技を行う種類の遊技機である。このスロットマシン1は、図1及び図2に示すように、箱型の筐体BXと、この筐体BXに対して開閉可能な前扉FDと、を備えている。
ついで、前扉FD(前面下扉DD)の下部隙間について図4~図7に基づいて説明をする。図4~図6は、図1に示すS-S線における断面図である。S-S線の位置は、遊技機1の右端(筐体BXの右側面)から、所定の寸法(例えばメダルの直径程度に相当する寸法)だけ左側に移動(オフセット)した位置となっている。詳細は後述するが、図4は前扉FDが「第1状態」である場合を示しており、図5は前扉FDが「第2状態」である場合を示しており、図6は前扉FDが「第3状態」である場合を示している。
(第1状態)
図4に示すように、第1状態は、前扉FDが閉まっており(閉じており)、前扉FDの被支持部81が筐体BXの支持部82に支持された状態(閉まった状態、閉鎖された状態)である。本実施形態では、被支持部81が支持部82に荷重を加えている(載荷している)状態である。支持部82が被支持部81を上方に持ち上げているとも言える。
(第2状態)
図5に示すように、第2状態は、前扉FDが開いており、前扉FDの被支持部81が筐体BXの支持部82に当接(接触)していない状態(離間している状態、開放状態)である。
(第3状態)
図6に示すように、第3状態は、前扉FDが開いており、前扉FDの被支持部81が筐体BXの支持部82に当接(接触)している状態である。被支持部81が支持部82に当接し、前扉FDが完全に閉まらずに開いている状態とも言える。また、支持部82に当接しているが、被支持部81が支持部82によって支持されておらず、前扉FDが完全に閉まらずに開いている状態(半開放状態:少しだけ開放している状態)とも言える。なお、第3状態は、支持部82の先端部(だけ)が被支持部81を支持している状態であってもよい(被支持部81が支持部82の先端部(だけ)によって支持されている状態であってもよい)。また、第3状態は、第2状態よりも前扉FDの開放角度が小さい状態とも言える。即ち、第3状態の前扉FDの開放角度は、前扉FDの最大開放角度よりも小さくなっている。なお、前扉FDの開放角度とは、例えば、筐体BXの前面と前扉FDの背面とがなす角度とする。
図5で示した第2寸法L2は、遊技球Bの直径L6よりは小さく、メダルMの厚さL5よりも大きくなっている(大きくなるように設計されている)。
図6で示した第3寸法L3は、遊技球Bの直径L6よりは小さく、メダルMの厚さL5よりも大きくなっている(大きくなるように設計されている)。
本実施形態の遊技機を載置面Zに載置した場合において、前扉FDをいずれの状態とした場合であっても、前扉FD(受皿MP)の下端と載置面Zとの間に、メダルMの厚さよりも大きい隙間(第1寸法L1、第2寸法L2および第3寸法L3)が形成される。換言すると、第1寸法L1、第2寸法L2および第3寸法L3がメダルMの厚さ(寸法L5)よりも大きくなっている。このため、仮に、前扉FD(受皿MP)の下側と、受皿MPの下方に存在する台との間にメダルMが入り込んでしまった(メダルMが隠れてしまった)状態で、前扉FDを開閉した場合であっても、前扉FD(受皿MP)の下端とメダルMとが接触することはない。換言すると、受皿MPと台との隙間に隠れたメダルMが、前扉FDの開閉を妨げることがない。このため、台の上面(載置面Z)にメダルMが存在する場合であっても、前扉FDをスムーズに開閉できる。また、仮に前扉FDを開いた際に前扉FDの下端がメダルMに接触する場合、メダルMが押し出されて台の上から落ち、メダルMを探す等の手間が生じるが、本実施形態によれば、そのような手間が生じるのを防止できる。
例えば、スロットマシンとパチンコ遊技機とが近くに設置されている場合等であって、前扉FD(受皿MP)の付近に遊技球Bが存在している場合を考える。前扉FDを閉じた状態(第1状態)において、遊技球Bが前扉FD(受皿MP)の下に転がり込んだ場合であっても、第1寸法L1が遊技球Bの直径L6よりも小さくなっているため、遊技球Bは受皿MPの下の奥側(後方側)まで入り込まない。受皿MPの下面は、手前ほど上方に向かうように傾斜しているが、遊技球Bは前扉FD(受皿MP)の下端に到達する前に、その傾斜面に当接(接触)して停止する。そして、その状態で前扉FDが開放されると、遊技球Bは手前側へと押し出されて台の上から落下する。また、このように遊技球Bは落下するため、開いた前扉FDを閉じる際の妨げとならない。なお、前扉FDが第2状態や第
3状態となっている場合に、遊技球Bが前扉FD(受皿MP)の下に転がり込んだ場合にも同様のことが言える。すなわち、遊技球Bは前扉FD(受皿MP)の下端に到達する前に傾斜面に接触して停止し、その状態で前扉FDが開放されると、遊技球Bは手前側へと押し出されて落下する。そして、遊技球Bは落下するため、開いた前扉FDを閉じる際の妨げとならない。
L1>L3>L2>L5
なお、第3寸法L3は第2寸法L2以上であってもよい(L3≧L2)。また、第3寸法L3は、第2寸法L2と略同一であってもよい(L3≒L2)。略同一とは、例えば両者の差が1mm以内であることをいう。
図5に示した第2状態(開放状態)に、前扉FDの開放角度が第1開放角度である第21状態と、前扉FDの開放角度が第1開放角度よりも大きい第2開放角度である第22状態と、が含まれるものとする。第1開放角度は、10°(10度)以下の所定の角度となっている。また、第21状態では、前扉FDの回転軸側(ヒンジHN側)とは反対側における、前扉FDの端部(右端)と筐体BXの端部(右端)との間の距離(隙間)が、2枚~3枚のメダルを水平面に一列に並べた場合における一方の端部と他方の端部との間の距離(メダル2枚から3枚分の距離、例えば約50mm~約75mm程度)となっている。本変形例では、第21状態では、前扉FDの下端(右側の下端)が載置面Zに接近し、第2寸法L2が第1寸法(第1状態:閉鎖状態)よりも小さくなる(換言すると、第2状態には、第2寸法L2が第1寸法L1よりも小さくなる第21状態が含まれる)。ただし、第21状態において、第2寸法は、メダルMの厚さL5よりも大きくなっている。
ついで、スロットマシン1の外装の損傷防止構成について説明をする。スロットマシン1の外装は、上述した前扉FD及び筐体BXによって構成されており、前扉FDが閉じた状態であっても、遊技機の輸送時や、ホールへの設置時などに障害物と接触し、損傷し得る。特に、作業者は筐体BXの側面に形成された把持部400(図2参照)を掴んで抱え込むようにスロットマシン1を運搬する関係上、前扉FD及び筐体BXの角部については、障害物と接触する場合、その角部が接触する可能性が最も高く、また、応力集中し易い形状のため、傷が付き易いという問題があった。以下の説明では、本スロットマシン1の外装の損傷を防止するための構成について説明をする。
600:筐体の右上辺
601:筐体天面の前辺
602:筐体右側面の前辺
701:前扉天面の後辺
702:前扉右側面の後辺
710:前扉の右後頂点
730:前扉の左後頂点
920:筐体の左上辺
BX:筐体
BXu:筐体天面
BXr:筐体右側面
BXl:筐体左側面
FD:前扉
FDu:前扉天面
FDr:前扉右側面
FDl:前扉左側面
Claims (1)
- 筐体と、
前記筐体に対して開閉可能に取り付けられた前扉と、を備え、
前記前扉は、閉じられた状態で所定の外力が加えられた際に前記筐体に対してがたつきを有し、
筐体天面の前辺は、前扉天面の後辺よりも上方に位置しており、
筐体右側面の前辺は、前扉右側面の後辺よりも右方に位置しており、
筐体左側面の前辺は、前扉左側面の後辺よりも左方に位置しており、
前記筐体天面と前記筐体右側面とで形成された右上辺は、面取りされた第1面取り面となっており、
前記筐体天面と前記筐体左側面とで形成された左上辺は、面取りされた第2面取り面となっており、
前記閉じられた前扉に前記外力が加わっていない状態において、
前記第1面取り面は、前記前扉天面と前記前扉右側面とで形成された右後頂点よりも外方に位置し、
前記第2面取り面は、前記前扉天面と前記前扉左側面とで形成された左後頂点よりも外方に位置し、
前記第1面取り面の上辺は、前記前扉右側面の後辺よりも上方かつ左方側に位置し、
前記閉じられた前扉が、前記がたつきの範囲内で、前記外力が加わっていない状態よりも外方へ移動した状態であっても、
前記第1面取り面は、前記右後頂点よりも外方に位置している、
ことを特徴とする遊技機。
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Citations (3)
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JP2011206190A (ja) | 2010-03-29 | 2011-10-20 | Daito Giken:Kk | 遊技台 |
-
2021
- 2021-03-11 JP JP2021039752A patent/JP7017280B1/ja active Active
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JP7385295B2 (ja) | 2021-12-24 | 2023-11-22 | 株式会社オリンピア | 遊技機 |
JP7376179B1 (ja) | 2022-10-14 | 2023-11-08 | 株式会社オリンピア | 遊技機 |
JP2024058288A (ja) * | 2022-10-14 | 2024-04-25 | 株式会社オリンピア | 遊技機 |
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