JP7016710B2 - 通信装置、制御方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、通信装置、制御方法及びプログラムに関するものである。
IEEE802.11規格シリーズに準拠した無線LANによる通信を実行可能な通信装置が知られている。近年においては、Wi-Fi ALLIANCEにおいて、Neighbor Awareness Networkと呼ばれる規格(以下、NAN)が規定され、さらなる無線通信利用シーンの拡大が見込まれている。
この規格は、端末装置の周辺に存在する通信装置を、当該端末装置が、当該通信装置と接続することなく発見するための規格である。特許文献1には、信号送受信期間(Discovery Window(以下、DW))を定め、その期間中でDiscovery用の信号をNANによって送受信することが記載されている。
特開2017-63311号公報
ところで、NANによる通信に対応する装置が普及するにつれ、DW内において実行されるNANによる通信の頻度を適切に制御することが求められている。
そこで、本発明は、DW内において実行されるNANによる通信の頻度を適切に制御することを目的とする。
本発明の通信装置は、Neighbor Awareness Networkによる通信及び、前記Neighbor Awareness Network以外の通信方式による通信を実行する通信装置であって、
所定の時間間隔で到来する所定の長さの期間であるDiscovery Windowにおいて、他の通信装置との間で前記Neighbor Awareness Networkにより所定の通信を実行する通信手段と、
前記Neighbor Awareness Network以外の通信方式による接続を確立していない状態における前記所定の通信の実行頻度より、前記Neighbor Awareness Network以外の通信方式による接続を確立している状態における前記所定の通信の実行頻度が低くなるように制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、DW内において実行されるNANによる通信の頻度を適切に制御することができる。
通信システムの構成の一例を示す図である。 プリンタが実行するNANによる通信を示す図である。 プリンタの操作表示部に表示されるUI画面の一例を示す図である。 第1実施形態においてプリンタによって実行される、DW通信の実行頻度の設定処理を示すフローチャートである。 第2実施形態においてプリンタによって実行される、DW通信の実行頻度の設定処理を示すフローチャートである。 第3実施形態においてプリンタによって実行される、DW通信の実行頻度の設定処理を示すフローチャートである。 端末装置の構成を示すブロック図である。 プリンタの構成を示すブロック図である。
以下に、図面を参照しながら、本発明の実施形態を例示的に詳しく説明する。但し、本実施形態に記載されている構成要素の相対配置、表示画面等は、特に、特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。また、実施例の要旨から逸脱しない範囲で、構成要素を変更しても良い。
(第1実施形態)
本実施形態の端末装置及び通信装置について説明する。端末装置として、本実施形態ではスマートホンを例示している。スマートホンとは、携帯電話の機能の他に、カメラや、ウェブブラウザ、電子メール機能等を搭載した多機能型の携帯電話のことである。なお、本発明を適用可能な端末装置は、スマートホンに限定されず、後述の通信装置と通信可能な装置であれば良い。例えば、端末装置として、デジタルカメラ、携帯端末、パーソナルコンピュータ(PC)、タブレット端末、PDA(Personal Digital Assistant)、音楽再生デバイス等を適用可能である。また、通信装置として、本実施形態では、複写サービス、FAXサービス、印刷サービスを提供可能なマルチファンクションプリンタ(以後、MFP)を例示しているが、これに限定されない。通信装置として、端末装置と通信を行うことが可能な装置であれば、種々のものを適用可能である。例えば、プリンタであれば、インクジェットプリンタ、フルカラーレーザービームプリンタ、モノクロプリンタ等を適用可能である。また、複写機やファクシミリ装置、スマートホン、携帯端末、PC、タブレット端末、PDA、デジタルカメラ、音楽再生デバイス、ストレージ、プロジェクタ、スマートスピーカ等、印刷以外のサービスを提供可能な装置にも適用可能である。なお、スマートスピーカとは、ユーザが発する音声に従って、同一のネットワークに存在する機器に対して処理を指示したり、ユーザが発する音声に対応して、ネットワークを介して取得した情報をユーザに通知したりするための装置である。その他、単一の機能を備えるシングルファンクションプリンタ(以後、SFP)も適用可能である。
<システム構成>
まず、本実施形態を実現するためのシステム構成について説明する。
図1は、本実施形態の通信システムの構成の一例を示す図である。このシステムは、プリンタ100、端末装置101、アクセスポイント103及び、プリンタ100以外の通信装置である他通信装置102を含むものとする。
端末装置101は、本実施形態の端末装置である。プリンタ100は、本実施形態の通信装置である。また、プリンタ100と端末装置101、他通信装置102は、いずれも、IEEE802.11規格シリーズに準拠したWLAN(Wireless Local Area Network)の機能(Wi-Fi(登録商標)機能)を有する。本実施形態では、IEEE802.11規格シリーズに準拠したWLANの機能として、Neighbor Awareness Network(NAN)と、NANよりも高消費電力で高速な通信が可能な通常のWi-Fiとを含むものとする。
通常のWi-Fiによる通信について説明する。それぞれの装置は、通常のWi-Fiにより、それぞれの装置外部のアクセスポイント103を介してWLAN接続し、相互に通信することが可能である。また、プリンタ100や端末装置101は、それぞれの装置自身がアクセスポイントとして動作することもできる。そのため、例えばどちらか一方の装置がアクセスポイントとなり、もう一方の装置が当該アクセスポイントに接続することで、端末装置101とプリンタ100はアクセスポイント103を介さずに直接無線LAN接続することも可能である。このようにして、端末装置101とプリンタ100は、ピアツーピア(以後、P2P)の通信が可能となる。なお、各装置は、アクセスポイントとして動作する場合、通信相手の装置と無線LANを形成し、ビーコン(Beacon)信号を定期的に送信する。さらに、各装置は、アクセスポイントとして動作する場合、無線通信のために使用されるチャネルを決定したり、通信相手の装置から送信される接続情報(パスワード等)の認証処理を行う。
NANによる通信について説明する。プリンタ100は、NANによって、自身が印刷サービスを提供することを、プリンタ100周囲のNAN対応デバイスに報知する。具体的には、プリンタ100は、後述するDiscovery Window(DW)にて、自身が印刷サービスを提供することを報知するための所定の信号をプリンタ100周囲にブロードキャストする。なお、DWにおいてはNANの通信に用いられる通信チャネルは、2.4GHzの周波数帯に対応する6chか、5GHzの周波数帯に対応する44ch、149chであるものとする。これらの通信チャネルを、便宜的に、NANで規定された通信チャネルという。なお、後述のNAN Data Linkも、NANで規定された通信チャネルが用いられる形態として良い。
そして、プリンタ100は、当該信号を検出したNAN対応デバイスとの間で、印刷サービス実現のための通信(印刷ジョブの送受信等)を、無線LAN通信によって行う。サービス実現のための通信は、DW外の期間においてデータの送受信を行う通信であるNAN Data Linkで行う。NAN Data Linkは、比較的高速でセキュアな無線LAN通信が可能であり、NANによるサービス報知と同じ通信回路を用いて実行される。すなわち、本実施形態は、例えば、サービス実現のための通信とサービス報知に用いる通信とをそれぞれ別の通信回路で行う形態と比較して、通信装置のコストを低く抑えることが可能である。
図7は、端末装置101の構成を示すブロック図である。なお、他通信装置102も、端末装置101と同様の構成を有していても良い。
端末装置101は、装置自身のメインの制御を行うメインボード701と、WLAN通信を行うWLANユニット717とを有する。
メインボード701において、CPU(中央演算処理部)702は、システム制御部であり、ROM703に格納されたプログラムの実行やハードウェアの起動により、端末装置101の全体を制御する。なお、端末装置101が実行する後述の処理は、CPU702による制御によって実行される。
ROM703は、CPU702が実行する制御プログラムや組込オペレーティングシステム(OS)プログラム等を記憶する。本実施形態では、ROM703に記憶されている各制御プログラムは、ROM703に記憶されている組込OSの管理下で、スケジューリングやタスクスイッチ等のソフトウェア制御を行う。
RAM704は、SRAM(Static Random Access Memory)やDRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成されるメモリである。RAM704は、プログラム制御変数等のデータや、ユーザが登録した設定値や端末装置101の管理データ等のデータを記憶する。なお、RAM704には、各種ワーク用バッファ領域が設けられている。
画像メモリ705は、DRAM等のメモリで構成され、WLANユニット717を介して受信した画像データや、データ蓄積部713から読み出した画像データを、CPU702によって処理するために一時的に記憶する。
不揮発性メモリ712は、フラッシュメモリ(flash memory)等のメモリで構成され、電源がオフされても保持されるべきデータを記憶する。
なお、端末装置101が保持するメモリ構成はこの形態に限定されるものではなく、用途や目的に応じて、その数や特性、記憶容量等が適宜変更されても良い。例えば、画像メモリ705とRAM704を共有させても良いし、データ蓄積部713にデータのバックアップ等が行われても良い。また、本実施形態では、画像メモリ705にDRAMが用いられているものとするが、例えば、ハードディスク(HDD)や不揮発性メモリ等の他の記憶媒体を使用しても良い。
データ変換部706は、種々の形式のデータの解析や、画像データに対する色変換、画像変換等のデータ変換を行う。
電話部707は、電話回線の制御を行い、スピーカ部714を介して入出力される音声データを処理することで電話による通信を実現する。
操作部708は、ユーザによる操作を受け付け、ユーザによって操作が実行されたことを検知する。
GPS(Global Positioning System)709は、端末装置101の現在の緯度や経度等の位置情報を取得する。
表示部710は、各種入力操作画面や、プリンタ100の動作状況画面、ステータス状況画面の表示等を行うことができる。
カメラ部711は、レンズを介して入力された画像を電子的に記録して符号化する機能を有している。カメラ部711で撮影された画像に対応する画像データはデータ蓄積部713に保存される。
スピーカ部714は電話機能のための音声を入力または出力する機能や、その他、アラーム通知等の機能を実現する。
電源部715は、携帯可能な電池であり、端末装置101内への電力供給制御を行う。端末装置101の電源状態には、電池に残量が無い電池切れ状態、電源キー204が押下されていない電源オフ状態、通常起動している起動状態、起動しているが起動状態よりも消費電力が小さい省電力状態がある。
WLANユニット717は、WLANによって無線通信を行うためのユニットである。本実施形態においてWLANユニット717は、IEEE802.11規格シリーズに準拠した通信を行うものとする。具体的には、WLANユニット717は、例えば、通常のWi-Fiによる通信及び、NAN(Wi-Fi Awareともいう。)による通信の両方を1つのユニットで実行可能であるものとする。WLANユニット717は、WLAN接続を確立するための、ビーコン検知処理や認証処理、WLAN接続を確立した通信装置への印刷ジョブの送信等の機能を担う。WLANユニット717により、端末装置101は、プリンタ100等の他デバイスとのデータ通信を行うWLANユニット717はバスケーブル716介してメインボード701に接続されている。
なお、端末装置101は、外部の装置と通信するためのインタフェースを複数有していても良い。例えば、IEEE802.11規格シリーズに準拠した通信以外に、Bluetooth(登録商標)による通信や、Near Field Communication(NFC)による通信を実行するためのインタフェースを有していても良い。また、無線通信を実行するインタフェースだけでなく、有線通信を実行するインタフェースを有していても良い。
本実施形態では、端末装置101は、WLANユニット717によって、ジョブをプリンタ100に送信する。プリンタ100に送信されるジョブは、プリンタ100に印刷を実行させるための印刷ジョブ、プリンタ100に原稿の読み取り(スキャン)を実行させるためのスキャンジョブ、プリンタ100の設定を変更・設定するための設定ジョブ等を含む。また、印刷ジョブには、例えば、端末装置101上でユーザによって選択された画像データや印刷設定情報等が含まれる。また、設定ジョブは、例えば、プリンタ100を他の装置に接続させる接続設定や、プリンタ100の印刷時の動作モードの設定等を変更・設定するためのジョブである。
メインボード701内の各種構成要素(703~715及び717)は、CPU702が管理するシステムバス718を介して、相互に接続されている。
図8はプリンタ100の構成を示すブロック図である。なお、他通信装置102も、プリンタ100と同様の構成を有していても良い。
プリンタ100は、装置自身のメインの制御を行うメインボード801と、WLAN通信を行うWLANユニット816とを有する。
メインボード801において、CPU802は、システム制御部であり、ROM803に格納されたプログラムの実行やハードウェアの起動により、プリンタ100の全体を制御する。なお、プリンタ100が実行する後述の処理は、CPU802による制御によって実行される。
ROM803は、CPU802が実行する制御プログラムや組込OSプログラム等を記憶する。本実施形態では、ROM803に記憶されている各制御プログラムは、ROM803に記憶されている組込OSの管理下で、スケジューリングやタスクスイッチ等のソフトウェア制御を行う。
RAM804は、SRAMやDRAM等で構成されるメモリである。RAM804は、プログラム制御変数等のデータや、ユーザが登録した設定値、プリンタ100の管理データ等のデータを記憶する。なお、RAM804には、各種ワーク用バッファ領域が設けられている。
不揮発性メモリ805は、フラッシュメモリ等のメモリで構成され、電源がオフされても保持されるべきデータを記憶する。
画像メモリ806は、DRAM等のメモリで構成され、WLANユニットを介して受信した画像データや、符号復号化処理部811で処理した画像データなどを蓄積する。
また、端末装置101が保持するメモリ構成と同様に、プリンタ100が保持するメモリ構成はこの形態に限定されるものではなく、用途や目的に応じて、その数や特性、記憶容量等が適宜変更されても良い。
データ変換部808は、種々の形式のデータの解析や、画像データから印刷データへの変換等を行う。
読取制御部807は、読取部809(例えば、CISイメージセンサ(密着型イメージセンサ))を制御して、原稿上の画像を光学的に読み取る。そして読取制御部807は、読み取った画像を電気的な画像データに変換した画像信号を出力する。このとき読取制御部807は、2値化処理や中間調処理等の各種画像処理を施してから画像信号を出力しても良い。
操作表示部810は、ユーザから、MFPとしての各種機能の起動や各種設定を受け付ける。
符号復号化処理部811は、プリンタ100で扱う画像データ(JPEG、PNG等)に対して符号復号化処理や、拡大縮小処理を行う。
給紙部813は印刷のための記録媒体を保持する。なお、給紙部813は、複数種類の記録媒体を一つの装置に保持するために、複数用意されていても良い。
印刷制御部814は、給紙部813を制御し、印刷部812に記録媒体を供給することができる。なお、給紙部813が複数用意されている場合、印刷制御部814は、複数の給紙部813のうちいずれの給紙部から給紙を行うかの制御を行うことができる。
印刷制御部814は、印刷される画像データに対し、スムージング処理や印刷濃度補正処理、色補正等の各種画像処理を施してから印刷部812に出力する。
印刷部812は、インクタンクから供給されるインクをプリントヘッドから吐出させて画像を印刷するインクジェットプリンタである。なお、印刷部812は、インクジェットプリンタでなくとも良く、例えば、レーザービームプリンタ等であっても良い。また、印刷制御部814は、印刷部812の情報を定期的に読み出してRAM804の情報を更新する。具体的には、印刷制御部814は、インクタンクの残量やプリントヘッドの状態等のステータス情報を更新する。
WLANユニット816は、WLANユニット717と同様のため、説明を省略する。WLANユニット816はバスケーブル815を介してメインボード801に接続されている。なお、端末装置101及びプリンタ100は各装置が備えるWLANユニットによってWi-Fi Direct(WFD)をベースにした通信が可能であり、ソフトウェアアクセスポイント(ソフトウェアAP)機能を有している。ソフトウェアAP機能とは、当該機能を実行する装置を、ソフトウェアベースのアクセスポイントとして動作させるための機能である。なお、WLANユニット816がWFDモードによる通信、ソフトウェアAPモードによる通信、アドホックモードによる通信を行う場合、端末装置101等の通信相手装置とダイレクトに(外部装置を介さず)通信する。また、WLANユニット816がインフラストラクチャモードによる通信を行う場合、ネットワーク上に設置された外部装置(アクセスポイント103等)を介して、通信相手装置と通信する。
なお、プリンタ100は、端末装置101と同様、外部の装置と通信するためのインタフェースを複数有していても良い。
メインボード801内の各種構成要素(802~814、816)は、CPU802が管理するシステムバス818を介して、相互に接続されている。
<P2P(Peer to Peer)モードについて>
WLANにおける通信においてP2P方式の接続(以後、P2P接続)を確立するために、本実施形態のプリンタ100は、P2Pモード(ソフトウェアAPモードやWi-Fi Direct(WFD)モード)で動作するものとする。なお、本実施形態では、P2P接続とは、アクセスポイント103等の外部装置を介さずに装置同士が直接無線接続する形態を指す。プリンタ100は、P2Pモードで動作中は、プリンタ100が属するネットワーク内で、親機として動作する。
なお、WFDは、WiFi Allianceによって策定された規格である。WFD対応機器である端末装置101及びプリンタ100は、WFDにより、他のアクセスポイントを介さずに相互に直接、無線接続することが可能となる。WFD対応機器であり且つアクセスポイントの役割を果たす装置を特に、GroupOwnerという。そして、WFDによって、P2P接続を実行するモードを、WFDモードという。
また、プリンタ100は、アクセスポイントとして動作するためのソフトウェアアクセスポイント(ソフトAP)機能を有している。プリンタ100がソフトAPとして動作し、端末装置101が当該ソフトAPとWLAN接続することで、端末装置101及びプリンタ100は、他のアクセスポイントを介さずに相互に直接、無線接続することが可能となる。プリンタ100がソフトAPとして動作することによって、P2P接続を実行するモードを、ソフトウェアAPモードという。
P2Pモードにおいては、プリンタ100がアクセスポイントとして動作するため、P2Pモードにおける通信にいずれの通信チャネルを用いるのかを、プリンタ100が決定することが可能である。プリンタ100は例えば、インフラストラクチャモードとP2Pモードとで並行して動作する場合は、インフラストラクチャモードおける通信に利用している通信チャネルを、P2Pモードにおける通信にも利用する。また、プリンタ100は例えば、P2Pモードにおける通信に利用するチャネルとして、NANで規定された通信チャネルを、その他のチャネルより優先的に選択しても良い。
<インフラストラクチャモードについて>
WLANにおける通信においてインフラストラクチャ方式の接続(以後、インフラ接続)を確立するために、本実施形態のプリンタ100は、インフラストラクチャモードで動作するものとする。なお、本実施形態では、インフラ接続とは、アクセスポイント103等のネットワークを統括する外部装置を介して装置同士が無線接続する形態を指す。プリンタ100は、P2Pモードで動作中は、プリンタ100が属するネットワーク内で、子機として動作する。
インフラストラクチャモードにより、アクセスポイント103を介してプリンタ100と端末装置101とが接続することとなり、プリンタ100と端末装置101との間で、アクセスポイント103を介した通信が可能となる。なお、ここでのインフラストラクチャモードにおける通信に利用されるチャネルは、NANで規定された通信チャネルであっても良いし、それ以外のチャネルでの接続であっても良い。また、2.4Ghz以外の周波数帯域(5.0Ghz帯域等)であっても良い。
なお、本実施形態では、P2Pモードにおける通信とインフラストラクチャモードにおける通信は、どちらもNANではなく、通常のWi-Fiによって実行されるものとする。また、本実施形態では、プリンタ100は、P2Pモードによる動作とインフラストラクチャモードによる動作とを並行して実行することができる。すなわち、プリンタ100は、プリンタ100が属するネットワーク内での親機としての動作と、プリンタ100が属するネットワーク内での子機としての動作と、を並行して実行することができる。なお、P2Pモードによる動作とインフラストラクチャモードによる動作とを並行して実行することを、同時動作という。
<NANによる通信について>
プリンタ100は、通常のWi-Fiによる接続(インフラ接続やP2P接続)を維持しつつも、他通信装置102との間で印刷サービスの発見に係る通信をNANで行う事が可能な構成となっている。図2は、本実施形態においてプリンタ100が実行するNANによる通信を示す図である。
サービス報知を行うプリンタ100と、サービス検索を行う他通信装置102とによるNANの通信は、2.4GHzの周波数帯域の6ch(2.437GHz)を用いて行われる。
DW(Discovery Window)201とは、プリンタ100が、同じNANクラスタ110に属する他通信装置102と通信を行うための期間である。なお、DW201のスケジュールを共有している通信装置の集合は、NANクラスタと呼ばれる。本実施形態では、16TUの期間であるDW201は、512TU毎に到来する。なお、「TU」は、Time Unitの頭字語であり、1TUは1024マイクロ秒である。
NANクラスタには、NANクラスタに属していない端末に当該NANクラスタを認識させるための信号であるDiscovery Beacon202を繰り返し送信する役割であるMasterとして動作する装置が含まれる。Discovery Beacon202は、例えば100msごとにDW201外のタイミングで送信される。また、Masterとして動作する装置は、各端末がDW201を識別し、同期するためのビーコンであるSynchronization Beacon(以下では、Sync Beaconと呼ぶ。)203をDW201内において送信する。また、NANでは、Masterの他に、Non-Master Sync、Non-Master Non-Syncといった役割が定義されているが、ここでは説明を省略する。
本実施形態では、他通信装置102がNANクラスタ110のMasterとして動作するものとする。プリンタ100は、他通信装置102からDiscovery Beacon202を受信することによってNANクラスタ110を認識し、さらにSync Beacon203を受信することによってNANクラスタ110のDW201を検出する。なお、NANクラスタ内でMasterとして動作する装置の変更は許容されているため、この後に、プリンタ100がMasterとして動作しうる。また、プリンタ100が、MasterとしてDiscovery Beaconを送信し、近くに存在する他通信装置102がそのDiscovery Beaconを受信することにより、NANクラスタ110が構成されても良い。また、プリンタ100でも他通信装置102でもない所定の装置がMasterとして動作しても良い。そして、プリンタ100と他通信装置102が当該所定の装置から送信されたDiscovery Beaconを受信して、NANクラスタ110に参加するようにしても良い。
プリンタ100は、所属しているNANクラスタ110において設定タイミングがスケジューリングされているDW201内において、印刷サービスを提供可能か否かに関する情報を、他通信装置102に送信する。まず、プリンタ100は、自身が提供するサービスを報知するための信号であるPublishメッセージをDW201内に送信することにより、サービスを提供中であるプリンタの存在を通知する。これに対して、他通信装置102は、自身以外の装置が提供するサービスを検索または要求するための信号であるSubscribeメッセージをDW201内に送信することにより、プリンタを検索中であることをプリンタ100へ通知する。すなわち、プリンタ100は、DW201内において、Subscribeメッセージの受信を行う。以下、DW201内において実行される通信(PublishメッセージやSubscribeメッセージの送受信)を、DW通信という。なお、Publishメッセージ、Subscribeメッセージといった信号は、Service Discovery Frame(SDF)204と呼ばれるフレーム形式で送信される。
なお、プリンタ100は、所定の時間間隔で到来するDW201全てにおいて、DW通信を実行する必要はない。すなわち、プリンタ100は、いずれのDW201において、サービス報知やSubscribeメッセージを受信する等のDW通信動作を行うかどうかを、任意に選択可能である。すなわち、プリンタ100は、512TU毎に到来するすべてのDW201においてDW通信動作を行う事も、いずれかのDW201においてDW通信動作を省略する事も可能である。言い換えれば、プリンタ100は、DW201においてDW通信動作を行う時間間隔(DW201においてDW通信が実行される頻度)を、任意に調整可能である。
具体的には、プリンタ100は、4回の連続したDW201のうち、1回のDW201においてのみDW通信動作を行っても良い。また、DW通信の頻度を0(全てのDW201においてDW通信を実行しない)としても良い。なお、16回のDWに対して1回の周期で到来するDW0と呼ばれる特別なDWで必ずDW通信を受信する必要がある場合は、DW通信の最低頻度は、16回に1回となる。
なお、プリンタ100は、DW通信を実行していない期間において、NANで規定された通信チャネルで必ずしも通信を継続する必要はない。すなわち、プリンタ100は、DW通信を実行していない期間において、NANで規定された通信チャネル以外の通信チャネルを用いて、NANによって通信しても良い。また、プリンタ100は、DW通信を実行していない期間において、NANで規定された通信チャネル以外の通信チャネルを用いて、通常のWi-Fiによって、P2Pモードによる通信やインフラストラクチャモードによる通信を実行しても良い。
なお、プリンタ100は、DW通信を実行していない期間において、NANで規定された通信チャネルを継続して用いて、NANによる通信を実行しても良い。また、プリンタ100は、DW通信を実行していない期間において、NANで規定された通信チャネルを継続して用いて、通常のWi-Fiによって、P2Pモードによる通信やインフラストラクチャモードによる通信を実行しても良い。
そして、他通信装置102は、印刷サービスを提供中であることを示すPublishメッセージやFollow-upメッセージをプリンタ100からDW201内に受信する事で、プリンタ100が提供するサービスを知ることが出来る。他通信装置102は、プリンタ100からDW201内に上述のメッセージを受信した場合、NAN Data Linkを確立するための要求を、プリンタ100に送信する。これにより、他通信装置102は、NAN Data Linkをプリンタ100と確立し、NAN Data Linkによって、プリンタ100へ印刷ジョブを送信する。
なお、他通信装置102は、NAN Data Linkによって、印刷ジョブを送信せずに、NANとは別の無線接続(通常のWi-Fiによる接続やBluetoothによる接続等)を確立するために必要な情報をやり取りしても良い。その後、他通信装置102は、NAN Data Linkによって受信した情報に基づいて当該別の無線接続を新たに確立し、当該別の無線接続によって印刷ジョブをプリンタ100に送信しても良い。
<プリンタ100の設定操作>
ユーザは、無線LAN機能が有効されている状態でNAN機能を有効化するか否かを、操作表示部810に表示されるUI画面300(図3)において設定することができる。NAN機能の有効化は、NAN有効化ボタン301が押下されたことに応じて行われる。NAN機能が有効化されている状態で無線LAN機能が有効化されたら、プリンタ100は、WLANユニット816を用いてNANによる通信(DW通信やNAN Data Linkによる通信等)を開始する。なお、プリンタ100の電源ONや、端末装置101からの設定コマンドの受信に応じて、NAN機能の有効化が行われても良い。また、無線LAN機能が有効化された後に、NAN機能の有効化が行われた場合に、プリンタ100は、WLANユニット816を用いてNANによる通信を開始しても良い。NAN機能の無効化は、NAN無効化ボタン302が押下されたことに応じて行われる。NAN機能が無効化されている状態で無線LAN機能が有効化されても、プリンタ100は、WLANユニット816を用いたNANによる通信を開始しないで、通常のWi-Fiによる通信のみ開始する。なお、無線LAN機能が有効化されて、NANによる通信が開始された後に、NAN機能の無効化が行われた場合に、プリンタ100は、WLANユニット816を用いたNANによる通信を停止しても良い。NAN機能の有効/無効状態は、プリンタ100の設定状態としてRAM804等に保存される。
なお、プリンタ100は、無線LAN機能が有効されている状態でNAN機能を有効化するか否かを設定可能な形態としたが、このような形態に限定されない。例えば、無線LAN機能が有効化されたら、NANによる通信と、通常のWi-Fiによる通信との両者を必ず実行する形態としても良い。また、例えば、NANによる通信を開始するか否かの設定と、通常のWi-Fiによる通信を開始するか否かの設定を、それぞれ個別に実行する形態としても良い。
また、プリンタ100は、上述したように、ソフトウェアAPモードやWi-Fi Direct(WFD)モード、インフラストラクチャモードで動作可能である。ユーザは、これらの動作モードを有効化するか否かも、操作表示部810に表示される画面(不図示)を介して設定することができる。それぞれの動作モードの有効/無効状態が、プリンタ100の設定状態としてRAM804等に保存される点も同様である。ソフトウェアAPモードやWFDモードが有効化されると、プリンタ100は、アクセスポイントとしての動作を開始し、他の装置からの接続要求を待つ。一方、インフラストラクチャモードが有効化されると、プリンタ100は、アクセスポイントとして動作する他の装置の検索を開始し、発見された装置のうちいずれかの装置(例えば、ユーザによって選択された装置)と接続する。
ここで、本発明の課題について詳しく説明する。
本実施形態においてプリンタ100は、WLANユニット816によって、NANによる通信だけでなく、通常のWi-Fiによる通信も実行可能である。しかしながら、プリンタ100は、NANによる通信と、通常のWi-Fiによる通信の両方を1つのWLANユニットによって行うため、両方の通信を同時に実行することはできない。
すなわち、NANによる通信を実行している間は、通常のWi-Fiによる通信において、パケットロスや、送信パケットの遅延が発生したりするおそれがある。パケットロスとは、通常のWi-Fiによって端末装置101が送信したパケットが、プリンタ100がNANによる通信を実行中であることによりプリンタ100に受信されず失われてしまうことをいう。また送信パケットの遅延とは、プリンタ100がNANによる通信を実行中であることにより通常のWi-Fiでパケット送信できなかった場合、通常のWi-Fiを使用可能となるまでパケットの送信が遅延することをいう。
通常のWi-Fiによる通信がTCP層を経由したネットワーク通信であれば、パケットロスが発生しても、ロスされたパケットが再送されるが、UDP層を経由したネットワーク通信である場合は、ロスされたパケットが再送されることはない。そのため、端末装置101のOS、ドライバ、またはアプリケーションの挙動によっては、パケットロスが生じることによって、通常のWi-Fiによる通信における通信相手装置が検出できなかったり、アプリケーションが利用できなかったりするおそれがある。
また、上述のような課題は、通常のWi-Fiによる接続を確立していない状態においては生じにくい。これは、プリンタ100が通常のWi-Fiによる通信を実行していなければ、NANによる通信が実行されても、パケットロスや送信パケットの遅延が発生しないためである。
なお、パケットロスや送信パケットの遅延により、印刷ジョブの受信やスキャンジョブに基づくスキャンデータの送信のスループットが低下することが、プリンタ100において特に課題となる。
すなわち、NANによる通信は、外部のNAN対応装置にサービスの報知するために必要である一方で、通常のWi-Fiによる通信への影響を減らすために、通常のWi-Fiによる接続中は、実行回数ができるだけ抑制されることが好ましい。NANによる通信は、具体的には、DW通信等である。
そのため、本実施形態では、通常のWi-Fiによる接続中は、DW通信の実行頻度を低下させる形態について説明する。
<DW通信の実行頻度の設定処理>
図4は、プリンタ100によって実行される、DW通信の実行頻度の設定処理を示すフローチャートである。なお、本フローチャートが示す処理は、例えば、ROM803等のメモリに格納されたプログラムをCPU802がRAM804に読み出して実行することにより実現される。また、本フローチャートが示す処理は、例えば、プリンタ100において無線LAN機能が有効化されたことに応じて開始される。
CPU802は、S401にて、RAM804等に保存されているNANの設定情報を読み出し、NAN機能が有効であるか無効であるかの判定を行う。NANが無効の状態であれば、NANによる通信を開始せずに、NANによる通信におけるDW通信の実行頻度の設定処理を終了する。なお、NAN機能が有効であるか無効であるかに関わらず、CPU802は、無線LAN機能が有効化されたことに応じて、図示しない従来通りの通常の無線LAN機能の起動処理を行う。無線LAN機能の起動処理とは、具体的には、通常のWi-Fiによって、外部のアクセスポイントを検索したり、自身をソフトAPとして動作させたりする処理である。
CPU802は、S402にて、RAM804等に保存されているインフラストラクチャモードの設定情報を読み出し、インフラストラクチャモードが有効であるか(通常のWi-Fiによって、インフラストラクチャ接続を確立しているか)否かの判定を行う。なお、本判定は、例えば、通常のWi-Fiによってプリンタ100が子機(ステーション)として動作しているか否かを判定することによって実行されても良い。CPU802は、YES判定であれば、S405に進み、NO判定であれば、S403に進む。
次に、CPU802は、S403にて、RAM804等に保存されているP2Pモードの設定情報を読み出し、P2Pモードが有効であるか(すなわち、通常のWi-Fiによって、P2P方式の接続を確立しているか)否かの判定を行う。なお、本判定は、例えば、通常のWi-Fiによってプリンタ100が親機(アクセスポイントやGroupOwner)として動作しているか否かを判定することによって実行されても良い。CPU802は、YES判定であれば、S405に進み、NO判定であれば、S404に進む。なお、プリンタ100が、P2Pモードとして、ソフトウェアAPモードとWFDモードの両方に対応している場合は、2つのモードそれぞれについて判定を行っても良い。
CPU802は、S402、S403のどちらも、NO判定となった場合には、S404にて、DW通信の実行頻度を通常頻度として、NAN動作の指示をWLANユニット816に対して行う。NAN動作の指示が行われると、WLANユニット816は、NANによる通信を開始する。DW通信の実行頻度が通常頻度である場合、WLANユニット816は例えば、DW通信を、512TU毎に到来する全てのDWにおいて毎回実行する。なおこの形態に限定されず、DW通信の実行頻度が通常頻度であっても、いずれかのDW201においてDW通信動作を省略しても良い。すなわち、DW通信の実行頻度が通常頻度である場合には、少なくとも、DW通信の実行頻度が後述する低下頻度である場合より、DW通信の実行頻度が高ければ良い。言い換えれば、DW通信の実行頻度が通常頻度である場合には、少なくとも、DW通信の実行頻度が後述する低下頻度である場合より、単位時間(例えば1秒)あたりのDW通信の実行回数が多ければ良い。なお、既にDW通信の実行頻度を通常頻度として、NAN動作の指示が行われていた場合は、本処理は省略されて良い。
CPU802は、S402、S403のいずれかで、YES判定となった場合には、S405にて、DW通信の実行頻度を低下頻度として、NAN動作の指示をWLANユニット816に対して行う。DW通信の実行頻度が低下頻度である場合、WLANユニット816は例えば、いずれかのDW201においてDW通信動作を省略する。DW通信の実行頻度が低下頻度である場合、具体的には例えば、WLANユニット816は、4回の連続したDW201のうち、1回のDW201においてのみDW通信動作を行う。なお、DW通信の実行頻度が低下頻度である場合、WLANユニット816は、DW201を設定しない構成であっても良いし、4回に1回の頻度以外の頻度でDW通信を実行する構成でも良い。DW通信の実行頻度が低下頻度である場合には、少なくとも、DW通信の実行頻度が通常頻度である場合より、DW通信の実行頻度が低ければ良い。言い換えれば、DW通信の実行頻度が低下頻度である場合には、少なくとも、DW通信の実行頻度が通常頻度である場合より、単位時間(例えば1秒)あたりのDW通信の実行回数が少なければ良い。なお、既にDW通信の実行頻度を低下頻度として、NAN動作の指示が行われていた場合は、本処理は省略されて良い。
CPU802は、S406にて、RAM804等に保存されているNANの設定情報を読み出し、NAN機能が無効化されたか否かの判定を行う。なお、ここでは、CPU802は、無線LAN機能が無効化されたか否かの判定を行っても良い。CPU802は、YES判定であれば、NANによる通信を停止して処理を終了し、NO判定であれば、S402に戻る。
上述したように、本実施形態では、プリンタ100は、NANと同時にNAN以外の無線通信機能を動作させる必要がある場合には、DW通信の実行頻度を落としたうえで動作する。したがって、DW内においてNAN通信が実行されることにより、NAN以外の無線通信が実行出来なくなってしまう現象が生じる頻度を低下させることができる。また、NAN通信の実行とNAN以外の無線通信の実行との間に生じる、いずれの通信も実行できない期間が生じる頻度を低下させることができる。一方で、NAN以外の無線通信機能が動作せず、NAN通信のみを行う状況ではDW通信は通常の頻度で実行されるため、サービスの検索応答性が下がることを抑制することができる。
なお上述の実施形態では、通常のWi-Fiによる通信や接続が実行されていることに応じてDW通信の実行頻度を低くしていたが、通常のWi-Fi以外の通信規格による通信や接続が実行されていることに応じてDW通信の実行頻度を低くしても良い。具体的には例えば、NANと同じ周波数帯を用いる通信規格である等による通信や接続が実行されていることに応じて、DW通信の実行頻度を低くしても良い。なおBluetoothは、例えば、Classic BluetoothやBluetooth Low Energyを含む。これは、NAN以外の通信において、NANと同じ周波数帯を用いると、NAN以外の通信がNANによる通信に干渉するためである。そのため、プリンタ100は、通常のWi-Fi以外の通信規格による通信や接続が実行されており、且つ当該通信規格による通信や接続がNANと同じ通信チャネルを使っている場合に、DW通信の実行頻度を低くしても良い。また、例えば、プリンタ100は、NAN Data Linkによる通信中は、DW通信の実行頻度を下げても良い。すなわち、プリンタ100は、NANによる通信のなかで、DW通信よりもNAN Data Linkによる通信を優先して実行しても良い。
(第2実施形態)
第1実施形態では、NAN以外の無線通信機能を動作させている(NAN以外の無線通信方式によって無線接続している)状態で、DW通信の実行頻度を低下させていた。本実施形態では、NAN以外の無線通信方式によって実際に通信を行っている状態で、DW通信の実行頻度を低下させる形態を説明する。
本実施形態の通信システムや各装置の構成等は、第1実施形態と同様であるものとする。
また、本実施形態においては、印刷ジョブやスキャンジョブは、NAN以外の無線通信機能(通常のWi-Fi)によって、インフラストラクチャ接続やP2P接続を介して、他の装置から受信されるものとする。
図5は、プリンタ100によって実行される、DW通信の実行頻度の設定処理を示すフローチャートである。なお、本フローチャートが示す処理は、例えば、ROM803等のメモリに格納されたプログラムをCPU802がRAM804に読み出して実行することにより実現される。また、本フローチャートが示す処理は、例えば、プリンタ100において無線LAN機能が有効化されたことに応じて開始される。
S501~S506の処理は、S401~S406の処理と同様のため、説明を省略する。
CPU802は、S507にて、プリンタ100の状態がIDLE状態から印刷状態に遷移したか否かを判定する。IDLE状態とは、プリンタ100が、端末装置101からの印刷ジョブの受信や印刷ジョブに基づく印刷処理の実行を行っていない状態である。一方、印刷状態とは、プリンタ100が、端末装置101からの印刷ジョブの受信や印刷ジョブに基づく印刷処理の実行を行っている状態である。CPU802は、YES判定であれば、S508に進み、NO判定であれば、S509に進む。
CPU802は、S508にて、印刷状態における印刷処理が、無線印刷処理か否かを判定する。無線印刷処理とは、NAN以外の無線通信機能(通常のWi-Fi機能等)によって印刷ジョブを受信したり、NAN以外の無線通信機能によって受信した印刷ジョブに基づく印刷処理を実行する処理である。なお、無線印刷処理以外の印刷処理として、有線通信によって印刷ジョブを受信したり、無線通信によって受信した印刷ジョブやプリンタ100に取り付けられたUSBメモリ内の画像データに基づく印刷処理を実行する処理がある。CPU802は、YES判定であれば、S505に進み、NO判定であれば、S506に進む。
CPU802は、S509にて、プリンタ100の状態が印刷状態からIDLE状態に遷移したか否かを判定する。CPU802は、YES判定であれば、S504に進み、NO判定であれば、S506に進む。
上述したように、本実施形態では、プリンタ100は、無線印刷処理を実行している場合には、DW通信の実行頻度を低下させたうえで動作する。したがって、DW内においてNAN通信が実行されることにより、NAN以外の無線通信が実行出来なくなってしまう現象が生じる頻度を低下させることができる。また、NAN通信の実行とNAN以外の無線通信の実行との間に生じる、いずれの通信も実行できない期間が生じる頻度を低下させることができる。一方で、無線印刷処理を実行していない状態ではDW通信は通常の頻度で実行されるため、サービスの検索応答性が下がることを抑制することができる。
なお、本実施形態において、印刷状態は、印刷ジョブを受信しておらず、印刷ジョブに基づく印刷を実行している状態を含む。そして、印刷ジョブを受信しておらず、印刷ジョブに基づく印刷を実行している状態においても、DW通信の実行頻度を低下させる。これは、印刷ジョブに基づく印刷を実行している状態では、印刷ジョブに基づく印刷のステータスや、エラー情報の通信等が通常のWi-Fiによって行われることがあるためである。なお、印刷状態に、印刷ジョブを受信しておらず、印刷ジョブに基づく印刷を実行している状態を含ませなくても良い。すなわち、印刷ジョブを受信しておらず、印刷ジョブに基づく印刷を実行している状態においては、DW通信の実行頻度を通常状態に戻す形態であっても良い。
なお、本実施形態において、プリンタ100は、無線印刷処理を実行している場合に、DW通信の実行頻度を低下させたが、この形態に限定されず、無線スキャン処理や、無線設定処理を実行している場合に、DW通信の実行頻度を低下させても良い。無線スキャン処理は、NAN以外の無線通信機能によってスキャンジョブを受信したり、NAN以外の無線通信機能によって受信したスキャンジョブに基づくスキャン処理を実行する処理である。また、無線設定処理は、NAN以外の無線通信機能によって設定ジョブを受信したり、NAN以外の無線通信機能によって受信した設定ジョブに基づく設定処理を実行する処理である。また、プリンタ100は、NAN以外の無線通信機能によって、印刷ジョブやスキャンジョブ、設定ジョブ以外のデータを通信している場合に、DW通信の実行頻度を低下させても良い。
本実施形態では、プリンタ100がNAN以外の無線通信機能によって他の装置と接続していない状態のDW通信の実行頻度は通常頻度である。そして、プリンタ100がNAN以外の無線通信機能によって他の装置と接続しており、且つNAN以外の無線通信機能によってデータ通信していない状態のDW通信の実行頻度も、通常頻度である。すなわち、上記のそれぞれの状態におけるDW通信の実行頻度は同じである。しかし、本実施形態においてプリンタ100は、さらに、第1実施形態のように、プリンタ100がNAN以外の無線通信機能によって他の装置と接続しているか否かに応じて、DW通信の実行頻度を切り替えても良い。例えば、プリンタ100がNAN以外の無線通信機能によって他の装置と接続していない状態のDW通信の実行頻度を通常頻度としても良い。そして、プリンタ100がNAN以外の無線通信機能によって他の装置と接続しており、且つNAN以外の無線通信機能によってデータ通信している状態のDW通信の実行頻度を低下頻度としても良い。そして、プリンタ100がNAN以外の無線通信機能によって他の装置と接続しているがデータ通信していない状態におけるDW通信の実行頻度を、通常頻度より低く、低下頻度より高い特定の頻度としても良い。
(第3実施形態)
第2実施形態では、無線印刷処理を実行している状態で、DW通信の実行頻度を低下させる形態を説明した。本実施形態では、さらに、実行中の無線印刷処理がエラーとなった場合に、DW通信の実行頻度を元に戻す形態を説明する。
本実施形態の通信システムや各装置の構成等は、第2実施形態と同様であるものとする。
また、本実施形態においては、印刷ジョブやスキャンジョブは、NAN以外の無線通信機能(通常のWi-Fi)によって、インフラストラクチャ接続やP2P接続を介して、他の装置から受信されるものとする。
図6は、プリンタ100によって実行される、DW通信の実行頻度の設定処理を示すフローチャートである。なお、本フローチャートが示す処理は、例えば、ROM803等のメモリに格納されたプログラムをCPU802がRAM804に読み出して実行することにより実現される。また、本フローチャートが示す処理は、例えば、プリンタ100において無線LAN機能が有効化されたことに応じて開始される。
S601~S609は、第2実施形態のS501~S509と同様であるため、説明を省略する。
CPU802は、S610にて、プリンタ100の状態がエラー状態から印刷状態に遷移したか否かを判定する。エラー状態は、ユーザによる回復が容易なエラーがプリンタ100に生じている状態と、ユーザによる回復が困難なエラーがプリンタ100に生じている状態を含む。ユーザによる回復が容易なエラーは例えば、印刷に用いられる紙がなくなった紙なしエラーや、印刷に用いられるインクがなくなったインクなしエラー、印刷に用いられる紙が搬送経路上で詰まった紙ジャムエラーである。また、ユーザによる回復が困難なエラーとは、プリンタ100内の電気回路やメカ機構等のハードウェアの異常が発生しているエラーである。CPU802は、YES判定であれば、S608に進み、NO判定であれば、S609に進む。
CPU802は、S611にて、プリンタ100の状態が印刷状態からエラー状態に遷移したか否かを判定する。CPU802は、YES判定であれば、S612に進み、NO判定であれば、S606に進む。
CPU802は、S612にて、プリンタ100の状態が、ユーザによる回復が容易なエラーがプリンタ100に生じているエラー状態か否かを判定する。CPU802は、YES判定であれば、S604に進み、NO判定であれば、S606に進む。
上述したように、本実施形態では、プリンタ100の状態がエラー状態に遷移した場合には、DW通信の実行頻度を通常状態に戻す。これは、DW通信の実行頻度を戻すことで、プリンタ100の外部の装置が、プリンタ100を発見しやすくなり、ひいては、プリンタ100にエラーが発生していることを、プリンタ100の外部の装置を保持しているユーザに通知しやすくなるためである。
また、本実施形態では、プリンタ100の状態が、ユーザによる回復が容易なエラーがプリンタ100に生じているエラー状態に遷移した場合に、DW通信の実行頻度を通常状態に戻す。そして、プリンタ100の状態が、ユーザによる回復が困難なエラーがプリンタ100に生じているエラー状態に遷移した場合には、DW通信の実行頻度を通常状態に戻さない。これは、ユーザによる回復が困難なエラーがプリンタ100に生じていることは、ユーザに通知しなくても良いためである。なお、この形態に限定されず、ユーザによる回復が困難なエラーがプリンタ100に生じているエラー状態に遷移した場合であっても、DW通信の実行頻度を通常状態に戻す形態でも良い。また、プリンタ100がエラー状態である場合は、DW通信において送信する信号の内容を変化させても良い。すなわち例えば、プリンタ100がエラー状態である場合は、Publishメッセージに、プリンタ100がエラー状態であることを通知するための内容が含まれていても良い。
なお、本実施形態では、プリンタの状態がエラー状態に遷移した場合、設定頻度を通常状態に戻していたが、この形態に限定されず、設定頻度を通常状態と異なる所定の状態にして、NANを動作させても良い。DW通信の実行頻度が所定の状態である場合には、少なくとも、DW通信の実行頻度が低下頻度である場合より、DW通信の実行頻度が高ければ良い。言い換えれば、DW通信の実行頻度が所定の頻度である場合には、少なくとも、DW通信の実行頻度が低下頻度である場合より、単位時間(例えば1秒)あたりのDW通信の実行回数が多ければ良い。
また本実施形態では、プリンタ100が他の装置とNAN以外の通信方式により接続している状態(S602―YESかS603―YESの状態)で、プリンタ100のエラー状態に応じたDW通信の実行頻度の設定を行う形態について説明した。しかし、この形態に限定されない。例えば、プリンタ100が他の装置とNAN以外の通信方式により接続していない状態(S602―NO及びS603―NOの状態)でも、プリンタ100のエラー状態に応じたDW通信の実行頻度の設定を行っても良い。例えば、プリンタ100が他の装置とNAN以外の通信方式により接続していない状態でも、プリンタ100がエラー状態であれば、DW通信の実行頻度を、通常頻度より高い頻度として設定しても良い。特に、ユーザによる回復が容易なエラーがプリンタ100に生じているエラー状態であれば、DW通信の実行頻度を、通常頻度より高い頻度として設定しても良い。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、NAN以外の無線通信の動作状況に応じてDW通信の実行頻度を調整する形態について説明したが、NAN以外の無線通信の動作状況以外の要素に応じて、DW通信の実行頻度を調整しても良い。例えば、プリンタ100は、電源オン処理によって、電源オフ状態から、電源オフ状態よりも消費電力が大きい電源オン状態に、自身の電力状態を切り替え可能である。そのためプリンタ100は、プリンタ100の電源オンからの経過時間(プリンタ100の電力状態が切り替えられてからの経過時間)に応じて、DW通信の実行頻度を調整しても良い。具体的には、プリンタ100は、DW内におけるサービス報知やメッセージの送信の重要性が高い電源オン直後(あるいは、電源オンから特定の時間が経過するまで)においては、DW通信の実行頻度が高くなるように制御しても良い。また、このとき例えば、電源オンから経過した時間に応じて、DW通信の実行頻度の上昇度合いを低下させても良い。また、例えば、プリンタ100のNAN機能を動作させてからの経過時間に応じて、DW通信の実行頻度を調整しても良い。具体的には、プリンタ100は、DW内におけるサービス報知やメッセージの送信の重要性が高い、NAN機能を動作させた直後(あるいは、NAN機能を動作させてから所定の時間が経過するまで)においては、DW通信の実行頻度を上げても良い。また、このとき例えば、NAN機能を動作させてから経過した時間に応じて、DW通信の実行頻度の上昇度合いを低下させても良い。
さらに、上述の実施形態において、NAN以外の無線通信の動作状況に応じて、DWの設定頻度を変更するだけではなく、NANクラスタ110内におけるMasterへのなりやすさを示す値であるMaster Preference値を変更しても良い。なお、NANクラスタ110において、Master Preference値がより高い装置が、Masterとなる。プリンタ100は、Master Preference値を変更する(Masterとならない値とする、あるいはMasterになりにくい小さい値とする)事によって、NANクラスタ110においてプリンタ100がMasterになりにくくなる。なお、Masterは、設定可能な全てのDWにおいて、Sync Beacon203を発行する必要がある。DW通信の実行頻度を低下させるべき状況下では、Master Preference値を小さくすることで、プリンタ100がMasterになってしまいDW通信の実行頻度を低下させる処理が実行できない状況を生じにくくさせることができる。
また、プリンタ100は、通常のWi-Fiによるインフラ接続とP2P接続とを、同時に(並行して)維持することが可能であっても良い。また、インフラ接続とP2P接続を同時に(並行して)確立し、インフラ接続とP2P接続を介して同時に(並行して)通信可能に動作することを、同時動作という。そして、プリンタ100は、さらに、NANを動作させている状態では、同時動作を実行しないように制御しても良い。これは、NANによる通信と、インフラ接続による通信、P2P接続による通信は、それぞれ1つの無線ICチップによって実行されるが、3つのネットワークを同時に(並行して)1つの無線ICチップによって制御すると、ネットワーク制御が複雑化するためである。また、例えば、プリンタ100は、同時動作を実行している状態で、NANによる動作の開始指示があった場合は、インフラ接続とP2P接続のうちいずれかを切断した後に、NANによる動作を開始しても良い。そして、このときプリンタ100は、P2P接続を優先して切断しても良い。また、例えば、NANを動作させている状態でも、同時動作の実行を許可する形態とする場合は、プリンタ100は、以下の制御を実行しても良い。すなわち、プリンタ100は、インフラ接続とP2P接続のうちどちらかが確立されており、且つNANが動作している状態におけるDW通信の実行頻度より、同時動作しており、且つNANが動作している状態におけるDW通信の実行頻度の方が低くなるように制御しても良い。
また、プリンタ100は、自身がアクセスポイントとなってP2P接続を確立する場合、当該P2P接続に利用する通信チャネルを決定する。プリンタ100は、NANによる通信が有効化されている状態で、通常のWi-FiによるP2P接続を新たに確立する場合、NANによる通信に利用している通信チャネルを、通常のWi-FiによるP2P接続に利用する通信チャネルとして決定して良い。また、プリンタ100は、また、NANによる通信に利用する通信チャネルも自身が決定することができる。そのためプリンタ100は、通常のWi-FiによるP2P接続が確立されている状態で、NANによる通信が開始された場合、通常のWi-FiによるP2P接続に利用している通信チャネルを、NANによる通信に利用する通信チャネルとして決定して良い。同様にプリンタ100は、通常のWi-Fiによるインフラ接続が確立されている状態で、NANによる通信が開始された場合、通常のWi-Fiによるインフラ接続に利用している通信チャネルを、NANによる通信に利用する通信チャネルとして決定して良い。これにより、NANによる通信と通常のWi-Fiによる通信とを切り替えるに当たり、利用する通信チャネルを切り替える必要がなくなる。すなわち、利用する通信チャネルの切り替えに伴い発生する通信不可能な時間の発生を抑制することができる。
上述の実施形態では、DW通信の実行頻度を調整する形態について説明したが、この形態に限定されない。例えば、DW通信の実行頻度を低下させる代わりに、DWの長さを短くしても良い。このような制御でも、単位時間あたりに実行されるDW通信の実行回数を減らすことができる。また、例えば、DW通信の実行頻度を低下させる制御と、DWの長さを短くする制御とを並行して実行しても良い。
また、上述の実施形態では、DW内において実行されるNANによる通信の頻度を適切に制御するという目的を達成するための処理について説明したが、他の目的に上述の実施形態が適用されても良い。つまり、所定の時間間隔で到来する所定の長さの期間において実行される所定の通信方式による通信の頻度を適切に制御するために上述の実施形態が適用されても良い。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 プリンタ
101 端末装置

Claims (24)

  1. Neighbor Awareness Networkによる通信及び、前記Neighbor Awareness Network以外の通信方式による通信を実行する通信装置であって、
    所定の時間間隔で到来する所定の長さの期間であるDiscovery Windowにおいて、他の通信装置との間で前記Neighbor Awareness Networkにより所定の通信を実行する通信手段と、
    前記Neighbor Awareness Network以外の通信方式による接続を確立していない状態における前記所定の通信の実行頻度より、前記Neighbor Awareness Network以外の通信方式による接続を確立している状態における前記所定の通信の実行頻度が低くなるように前記通信手段を制御する制御手段と、を有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記Neighbor Awareness Network以外の通信方式による接続を確立していない状態においては、前記所定の通信は、全ての前記Discovery Windowにおいて実行されることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記Neighbor Awareness Network以外の通信方式による接続を確立している状態においては、前記所定の通信は、全ての前記Discovery Windowのうちいずれかにおいて省略されることを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
  4. 前記Neighbor Awareness Network以外の通信方式による接続を確立しており、且つ前記Neighbor Awareness Network以外の通信方式によってデータ通信を実行していない状態における前記所定の通信の実行頻度より、前記Neighbor Awareness Network以外の通信方式による接続を確立しており、且つ前記Neighbor Awareness Network以外の通信方式によってデータ通信を実行している状態における前記所定の通信の実行頻度が低くなるように前記通信手段が制御されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の通信装置。
  5. 前記Neighbor Awareness Network以外の通信方式による接続を確立していない状態における前記所定の通信の実行頻度と、前記Neighbor Awareness Network以外の通信方式による接続を確立しており、且つ前記Neighbor Awareness Network以外の通信方式によってデータ通信を実行していない状態における前記所定の通信の実行頻度が同じになるように前記通信手段が制御されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の通信装置。
  6. 前記データ通信は、印刷ジョブ、スキャンジョブ及び設定ジョブのうち少なくとも1つに関するデータ通信であることを特徴とする請求項4又は5に記載の通信装置。
  7. 前記Neighbor Awareness Network以外の通信方式による接続を確立しており、且つ前記Neighbor Awareness Network以外の通信方式によって受信されたデータに基づく処理を実行していない状態における前記所定の通信の実行頻度より、前記Neighbor Awareness Network以外の通信方式による接続を確立しており、且つ前記Neighbor Awareness Network以外の通信方式によって受信されたデータに基づく処理を実行している状態における前記所定の通信の実行頻度が低くなるように前記通信手段が制御されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の通信装置。
  8. 前記Neighbor Awareness Network以外の通信方式による接続を確立していない状態における前記所定の通信の実行頻度と、前記Neighbor Awareness Network以外の通信方式による接続を確立しており、且つ前記Neighbor Awareness Network以外の通信方式によって受信されたデータに基づく処理を実行していない状態における前記所定の通信の実行頻度が同じになるように前記通信手段が制御されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の通信装置。
  9. 前記Neighbor Awareness Network以外の通信方式によって受信されたデータに基づく処理においてエラーが発生している状態における前記所定の通信の実行頻度より、前記Neighbor Awareness Network以外の通信方式によって受信されたデータに基づく処理においてエラーが発生していない状態における前記所定の通信の実行頻度が低くなるように前記通信手段が制御されることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の通信装置。
  10. 前記Neighbor Awareness Network以外の通信方式によって受信されたデータに基づく処理において、所定のエラー以外のエラーが発生している状態における前記所定の通信の実行頻度より、前記Neighbor Awareness Network以外の通信方式によって受信されたデータに基づく処理において前記所定のエラーが発生している状態における前記所定の通信の実行頻度が低くなるように前記通信手段が制御されることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の通信装置。
  11. 前記Neighbor Awareness Network以外の通信方式によって受信されたデータに基づく処理は、印刷ジョブに基づいて実行される印刷処理、スキャンジョブに基づいて実行されるスキャン処理及び設定ジョブに基づいて実行される設定処理のうち少なくとも1つであることを特徴とする請求項7乃至10のいずれか1項に記載の通信装置。
  12. 前記Neighbor Awareness Network以外の通信方式による接続を確立していない状態における前記所定の通信の実行頻度より、前記Neighbor Awareness Network以外の通信方式による、前記通信装置が子機となり、接続相手装置が親機となる接続を確立している状態における前記所定の通信の実行頻度が低くなるように前記通信手段が制御されることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の通信装置。
  13. 前記Neighbor Awareness Networkによって、前記Neighbor Awareness Network以外の通信方式による接続を確立するための設定情報を送信する送信手段と、をさらに有し、
    前記設定情報に基づいて確立される接続を介して、前記Neighbor Awareness Network以外の通信方式によって、データ通信が実行される請求項1乃至12のいずれか1項に記載の通信装置。
  14. 前記Neighbor Awareness Network以外の通信方式は、Wi-Fiであることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の通信装置。
  15. 前記Neighbor Awareness Network以外の通信方式は、Bluetoothであることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の通信装置。
  16. 前記所定の通信は、前記通信装置が提供するサービスを示す信号の送信を含むことを特徴とする請求項1乃至15のいずれか1項に記載の通信装置。
  17. 前記所定の通信は、前記他の通信装置がサービスを検索するための信号の受信を含むことを特徴とする請求項1乃至16のいずれか1項に記載の通信装置。
  18. 前記Neighbor Awareness Network以外の通信方式による接続を確立していない状態における前記通信装置のMaster Preference値より、前記Neighbor Awareness Network以外の通信方式による接続を確立している状態における前記通信装置のMaster Preference値が低くなるように制御する通信制御手段と、を更に有することを特徴とする請求項1乃至17のいずれか1項に記載の通信装置。
  19. 印刷ジョブに基づいて実行される印刷処理及びスキャンジョブに基づいて実行されるスキャン処理のうち少なくとも1つを実行する実行手段を有することを特徴とする請求項1乃至18のいずれか1項に記載の通信装置。
  20. Neighbor Awareness Networkによる通信及び、前記Neighbor Awareness Network以外の通信方式による通信は、同一の無線ICチップによって実行されることを特徴とする請求項1乃至19のいずれか1項に記載の通信装置。
  21. Neighbor Awareness Networkによる通信及び、前記Neighbor Awareness Network以外の通信方式による通信を実行する通信装置の制御方法であって、
    所定の時間間隔で到来する所定の長さの期間であるDiscovery Windowにおいて、他の通信装置との間で前記Neighbor Awareness Networkにより所定の通信を実行する通信ステップと、
    前記Neighbor Awareness Network以外の通信方式による接続を確立していない状態における前記所定の通信の実行頻度より、前記Neighbor Awareness Network以外の通信方式による接続を確立している状態における前記所定の通信の実行頻度が低くなるように前記Neighbor Awareness Networkによる通信を制御する制御ステップと、を有することを特徴とする制御方法。
  22. Neighbor Awareness Networkによる通信及び、前記Neighbor Awareness Network以外の通信方式による通信を実行する通信装置のコンピュータに、
    所定の時間間隔で到来する所定の長さの期間であるDiscovery Windowにおいて、他の通信装置との間で前記Neighbor Awareness Networkにより所定の通信を実行する通信ステップと、
    前記Neighbor Awareness Network以外の通信方式による接続を確立していない状態における前記所定の通信の実行頻度より、前記Neighbor Awareness Network以外の通信方式による接続を確立している状態における前記所定の通信の実行頻度が低くなるように前記Neighbor Awareness Networkによる通信を制御する制御ステップと、を実行させることを特徴とするプログラム。
  23. Neighbor Awareness Networkによる通信を実行する通信装置であって、
    所定の時間間隔で到来する所定の長さの期間であるDiscovery Windowにおいて、他の通信装置との間で前記Neighbor Awareness Networkにより所定の通信を実行する通信手段と、
    前記通信装置にエラーが発生している状態における前記所定の通信の実行頻度より、前記通信装置にエラーが発生していない状態における前記所定の通信の実行頻度が低くなるように前記通信手段を制御する制御手段と、を有することを特徴とする通信装置。
  24. Neighbor Awareness Networkによる通信を実行する通信装置であって、
    所定の時間間隔で到来する所定の長さの期間であるDiscovery Windowにおいて、他の通信装置との間で前記Neighbor Awareness Networkにより所定の通信を実行する通信手段と、
    前記通信装置の電力状態を、第1の電力状態から、前記第1の電力状態より消費電力が大きい第2の電力状態に切り替える切り替え手段と、
    前記通信装置の電力状態が、前記第1の電力状態から前記第2の電力状態に切り替えられてから特定の時間が経過するまでの前記所定の通信の実行頻度より、前記通信装置の電力状態が、前記第1の電力状態から前記第2の電力状態に切り替えられてから前記特定の時間が経過した後の前記所定の通信の実行頻度が低くなるように前記通信手段を制御する制御手段と、を有することを特徴とする通信装置。
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