JP7016643B2 - 負荷制御装置及び負荷制御方法 - Google Patents

負荷制御装置及び負荷制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、負荷制御装置及び負荷制御方法に関する。
従来、上述した負荷制御装置として、例えば、特許文献1に記載された負荷駆動装置が提案されている。この負荷駆動装置は、1つの負荷に対して1つの半導体リレーを直接接続して、負荷に対する電源供給を制御している。
WO2009/148122
しかしながら、従来の負荷駆動装置は、負荷の装備変更や追加などで、負荷電流が大きくなると、半導体リレーも許容電流の大きなものが必要になる。このため、負荷駆動装置全体を交換する必要がある、という問題があった。
本発明は、以上の背景に鑑みてなされたものであり、負荷の変更に対して交換が必要のない負荷制御装置及び負荷制御方法を提供することを目的としている。
本発明の一態様である負荷制御装置は、電源と負荷との間に設けられた複数のスイッチと、前記複数のスイッチ各々に流れる電流を検出する電流検出部と、前記電流検出部の検出結果に基づいて、同一の負荷に直列接続され、かつ、互いに並列接続される前記スイッチの数を調整する第1調整部と、を備えたことを特徴とする。
また、負荷がそれぞれ接続される複数の出力端子と、前記複数のスイッチの接続先を前記複数の出力端子の中から任意に選択して切り替える切替部と、を備え、前記第1調整部は、前記切替部を制御して、前記スイッチの数を調整するようにしてもよい。
また、前記スイッチ各々に流れる電流又は前記複数のスイッチに流れる電流の総和が閾値を超えると、前記スイッチのPWM制御を開始するPWM制御部をさらに備えてもよい。
また、前記PWM制御部は、前記複数のスイッチのうち、同一の負荷に直列接続され、かつ、互いに並列接続された複数の並列接続スイッチに同一デューティのパルスを出力して前記並列接続スイッチのオンオフを制御し、前記複数の並列接続スイッチのオン時の電流が一定になるように、当該並列接続スイッチに出力されるパルスの位相をずらす第2調整部と、を備えてもよい。
また、前記複数のスイッチのうち、互いに同一の負荷に直列接続され、かつ、並列接続された複数の並列接続スイッチに同一デューティのパルスを出力して前記並列接続スイッチのオンオフを制御するPWM制御部と、前記複数の並列接続スイッチのオン時の電流が一定になるように、当該並列接続スイッチに出力されるパルスの位相をずらす第2調整部と、を備えてもよい。
本発明の一態様である負荷制御方法は、電源と負荷との間に設けられた複数のスイッチ各々に流れる電流を検出する工程と、前記検出した結果に応じて、同一の負荷に直列接続され、かつ、互いに並列接続される前記スイッチの数を調整する工程と、を備えたことを特徴とする。
上記態様によれば、負荷電流の大きい負荷に変更になっても、並列接続するスイッチの数を増やして対応することができる。このため、スイッチを許容電流の高いものに変更する必要がないため、交換が必要ない。
本発明の負荷制御装置の一実施形態を示す図である。 図2に示すマイコンの選択処理手順を示すフローチャートである。 図1に示す負荷制御装置に書き込み装置を接続した図である。 図1に示すマイコンの選択処理における動作を説明するための説明図である。 図1に示すマイコンの選択処理における動作を説明するための説明図である。 図1に示すマイコンの選択処理における動作を説明するための説明図である。 半導体リレーCH1が故障したときの電流I1~I3のタイムチャートである。 図1に示すマイコンの第1過電流抑制処理を示すフローチャートである。 電源電圧が増加したときの電流I1~I3のタイムチャートである。 図1に示すマイコンの第2過電流抑制処理を示すフローチャートである。 半導体リレーCH1~CH3のオフタイミングがずれているときの電流I1~I3のタイムチャートである。 半導体リレーCH1~CH3のオンオフタイミングがずれているときの電流I1~I3のタイムチャートである。 半導体リレーCH1~CH3のオンオフタイミングが一致しているときの電流I1~I3のタイムチャートである。
以下、本発明の一実施形態を、図1に基づいて説明する。図1は、本発明の負荷制御装置の一実施形態を示す図である。本発明の負荷制御装置1は、乗用車などの車両に搭載されたランプなどの負荷に対する電源供給を制御する装置である。
負荷制御装置1は、図1に示すように、端子金具から構成される電源端子T1、グランド端子T2、通信端子T3及び複数の出力端子T41~T44を備えている。また、負荷制御装置1は、複数のスイッチとしての半導体リレーCH1~CH4と、切替部としての切替ユニット11と、電源IC12と、通信IC13と、マイクロコンピュータ14(以下、「マイコン」と略記)と、を備えている。以下、半導体リレーCH1~CH4については、単に半導体リレーCHと言うこともある。
なお、本実施形態では、負荷制御装置1に4つの半導体リレーCH1~CH4が内蔵されている例について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。半導体リレーCHの数は2つ以上であればよい。
電源端子T1は、電源が供給される端子である。グランド端子T2は、グランドが供給される端子である。通信端子T3は、通信信号が入出力される端子である。複数の出力端子T41~T44は、負荷31、32(以下、単に負荷3とも言う)に接続され、電源が出力される端子である。電源端子T1と複数の出力端子T41~T44とは、電源ラインL1によって接続されている。電源ラインL1は、出力端子T41~T44側が複数に分岐されている。
複数の半導体リレーCH1~CH4は、電源ラインL1から分岐された分岐線L11~L14上にそれぞれ設けられている。半導体リレーCH1~CH4がオンすると、接続されている出力端子T41~T44から電源が出力され、出力端子T41~T44に接続されている負荷31、32に電源が供給される。
半導体リレーCH1~CH4がオフすると、接続されている出力端子T41~T44からの電源が遮断され、出力端子T41~T44に接続されている負荷31、32に対する電源供給が遮断される。また、各半導体リレーCH1~CH4は、電流検出部として機能を有している。半導体リレーCH1~CH4は、自身に流れる電流を検出し、検出した電流をマイコン14に出力している。
切替ユニット11は、複数の半導体リレーCH1~CH4と、複数の出力端子T41~T44と、の間に設けられている。切替ユニット11は、図示しないスイッチから構成され、複数の半導体リレーCH1~CH4の接続先を複数の出力端子T41~T44の中から任意に選択して切り替えることができる。
電源IC12は、電源端子T1、グランド端子T2から入力された電源をマイコン14の動作電源に変換してマイコン14に供給する。
通信IC13は、負荷制御装置1の外部に設けた他の通信機能を持つ装置(マスタECU、他の負荷制御装置、書き込み装置など)と通信を行うためのICである。
マイコン14は、例えばRAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)などのメモリを備えたCPU(Central Processing Unit)を含んで構成され、負荷制御装置1全体を制御する。
マイコン14は、各半導体リレーCH1~CH4に接続され、マスタECUとの通信により、各半導体リレーCH1~CH4をオンオフして、負荷3に対する電源供給を制御する。また、マイコン14は、切替ユニット11に接続され、半導体リレーCH1~CH4に流れる電流に基づいて、切替ユニット11を制御する。
次に、上述した構成の負荷制御装置1の動作について図2のフローチャートを参照して以下説明する。図2は、複数の出力端子T41~T44の中から半導体リレーCH1~CH4の接続先を選択するマイコン14の選択処理手順を示すフローチャートである。この選択処理を実行することにより、マイコン14は、第1調整部として機能する。
マイコン14は、例えば、図3に示すように、負荷制御装置1の通信端子T3に書き込み装置2が接続されると図2に示す選択処理を実行する。まず、使用者は、負荷制御装置1に接続される負荷31、32を変更(追加含む)した後、負荷制御装置1に書き込み装置2を接続する。これは、変更した負荷31、32に対する制御プログラムを負荷制御装置1に書き込むためである。
選択処理において、マイコン14は、切替ユニット11を制御して、図4に示すように、出力端子T41~T44と半導体リレーCH1~CH4とを1対1で接続する(ステップS1)。次に、マイコン14は、各半導体リレーCH1~CH4が検出した電流I1~I4を取り込み(ステップS2)、閾値Aを超える電流I1~I4が1つでもあるか否かを判定する(ステップS3)。
閾値Aを流れる電流I1~I4が1つもなければ(ステップS3でN)、マイコン14は、接続が正常に行われた旨を書き込み装置2に送信して(ステップS4)、処理を終了する。書き込み装置2は、接続が正常に行われた旨を受信すると、接続した負荷3の制御プログラムを負荷制御装置1に送信する。負荷制御装置1は、送信された制御プログラムをROMなどのメモリに書き込む。
一方、電流I1~I4のうち1つでも閾値Aを超える電流があれば(ステップS3でY)、マイコン14は、電流I1~I4のうち電流値0のものがあるか否かを判定する(ステップS5)。電流値0がなければ(ステップS5でN)、マイコン14は、負荷3が接続されていない半導体リレーCHがないと判断して、書き込み装置2に負荷3の接続エラーを送信した後(ステップS6)、処理を終了する。
電流値0があれば(ステップS5でY)、マイコン14は、切替ユニット11を制御して、その電流の流れていない半導体リレーCHの1つを、閾値Aを超える電流が流れる半導体リレーCHが接続されている出力端子T41~T44に接続して(ステップS7)、ステップS2に戻る。
以上の動作によれば、図4に示す状態で電流I1、I2が閾値Aを超えていなければ、マイコン14は、図4に示す状態で書き込み装置2に接続が正常である旨を送信する。これに対して、図4に示す状態において、例えば、電流I2が閾値Aを超えている場合について考えてみる。この場合、マイコン14は、図5に示すように、半導体リレーCH3を出力端子T42に接続し、半導体リレーCH2に並列接続させる(ステップS7)。半導体リレーCH3は、電流の流れていなかった(負荷が接続されていなかった)半導体リレーCHの1つである。これにより、負荷32に流れる電流が、半導体リレーCH2及びCH3に分流されるため、電流I2が下がる。
その結果、電流I1~I4のうち1つでも閾値Aを超えるものが一つもなければ、マイコン14は、図5に示す状態で書き込み装置2に接続が正常である旨を送信する。一方、ステップS7で半導体リレーCH2、CH3を並列接続しても、電流I2、I3が閾値Aを超えていれば(ステップS3でY)、マイコン14は、図6に示すように、半導体リレーCH4を出力端子T42に接続し、半導体リレーCH2、CH3に並列接続させる(ステップS7)。
その結果、電流I1~I4のうち1つでも閾値Aを超えるものが一つもなければ、マイコン14は、図6に示す状態で書き込み装置2に接続が正常である旨を送信する。
以上の動作により、マイコン14は、図4~図6に示すように、半導体リレーCH1~CH4の検出結果に応じて、同一の負荷32に直列接続され、かつ、互いに並列接続される半導体リレーCH1~CH4の数を調整することができる。これにより、例えば、負荷32が負荷電流の大きいものに変更になっても、負荷32が接続されていない半導体リレーCH3、CH4を利用して、並列接続する半導体リレーCH1~CH4の数を増やして対応することができる。このため、半導体リレーCH1~CH4(即ち負荷制御装置1)自体を許容電流の高いものに変更する必要がない。
また、上述した実施形態によれば、切替ユニット11が、複数の半導体リレーCH1~CH4の接続先と複数の出力端子T41~T44の中から任意に選択して切り替えることができる。そして、マイコン14は、切替ユニット11を制御して、並列接続される半導体リレーCH1~CH4の数を調整する。これにより、簡単な構成で並列接続される半導体リレーCH1~CH4の数を調整することができる。
次に、上述した負荷制御装置1の第1過電流抑制処理、第2過電流抑制処理について図7~図10を参照して説明する。書き込み装置2による負荷制御装置1の制御プログラムの書き込みが終了すると、使用者は、通信端子T3に車両に搭載されたマスタECUを接続する。マイコン14は、書き込まれた制御プログラムに従って動作を行い、マスタECUからのオンオフ命令に従って半導体リレーCH1~CH4のオンオフを行う。通常状態において、マイコン14は、オン命令を受信すると、半導体リレーCH1~CH4を常時オンする。
また、マイコン14は、第1過電流抑制処理及び第2過電流抑制処理を並列に実行している。そして、マイコン14は、電流I1~I4又は電流I1~I4の総和が閾値を超えると、PWM制御部として機能し、オン命令に応じて半導体リレーCH1~CH4の常時オンから一定周期のパルスを出力するPWM制御に切り替える。
上記第1過電流抑制処理の詳細について、図7及び図8を参照して説明する。今、半導体リレーCH1~CH3が、同一の負荷3(同一の出力端子T41~T44)に接続され、互いに並列接続されるものとする。また、半導体リレーCH4には、他の半導体リレーが並列接続されていないものとする。
このとき、半導体リレーCH1~CH3のうち1つ(例えば半導体リレーCH3)が故障すると、図7に示すように、半導体リレーCH3に流れる電流I3は0となり、故障していない半導体リレーCH1、CH2に流れる電流I1、I2が増加する。
第1過電流抑制処理において、マイコン14は、各半導体リレーCH1~CH4が検出した電流I1~I4を取り込み(ステップS10)、閾値Bを超える電流I1~I4が1つでもあるか否かを判定する(ステップS11)。閾値Bを超える電流I1~I4が1つもない間は(ステップS11でN)、マイコン14は、再びステップS10に戻り、常時オン制御が継続される。
一方、閾値Bを超える電流I1~I4が1つでもあれば(ステップS11でY)、マイコン14は、閾値Bを超えた電流I1~I4が流れる半導体リレーCH1~CH4が並列接続半導体リレーであるか否か判定する(ステップS12)。ここで、「並列接続半導体リレー」とは、同一の負荷3に接続され、かつ、互いに並列接続されている複数の半導体リレーを構成しているものを言う。図7に示すように、半導体リレーCH3が故障した場合、半導体リレーCH1、CH2に流れる電流I2、I3が閾値Bを超える。半導体リレーCH2、CH3は並列接続されているので、マイコン14は、ステップS12で並列接続半導体リレーであると判定する(ステップS12でY)。
その後、マイコン14は、並列接続半導体リレーCH1~CH3の電流I1~I3の平均値、又は、最大電流を算出する(ステップS13)。次に、マイコン14は、ステップS13で算出した電流I1~I3の平均値又は最大電流に基づき、電流I1~I3が閾値B以下になるような半導体リレーCH1~CH3のオンデューティを算出する(ステップS14)。その後、マイコン14は、ステップS14で算出したデューティで並列接続半導体リレーCH1~CH3をオンオフするPWM制御を開始し(ステップS15)、処理を終了する。
一方、電流I4が閾値Bを超えた場合、マイコン14は、ステップS12で並列接続半導体リレーではないと判定する(ステップS12でN)。その後、マイコン14は、電流I4が閾値B以下となるように半導体リレーCH4のオンデューティを算出し(ステップS16)。その後、マイコン14は、ステップS16で算出したデューティで半導体リレーCH4をオンオフするPWM制御を開始し(ステップS17)、処理を終了する。
以上の第1過電流抑制処理によれば、図7に示すように、半導体リレーCH3が故障して電流I1、I2が増大しても、半導体リレーCH1、CH2は常時オンからPWM制御に切り替えられるため、電流I1、I2が減少して、閾値Bを超えることがなくなる。これにより、半導体リレーCH1~CH4に過電流が流れることを抑制することができる。
次に、上記第2過電流抑制処理について図9及び図10を参照して説明する。今、半導体リレーCH1~CH3が、同一の負荷3(同一の出力端子T41~T44)に接続され、互いに並列接続されるものとする。また、半導体リレーCH4には、負荷3が接続されていないものとする。図9に示すように、電源電圧が上昇すると、半導体リレーCH1~CH3に流れる電流I1~I4がそれぞれ増加する。
第2過電流抑制処理において、マイコン14は、各半導体リレーCH1~CH4が検出した電流I1~I4を取り込み(ステップS20)、取り込んで電流I1~I4の総和を算出する(ステップS21)。マイコン14は、算出した総和が閾値C以下であれば(ステップS22でN)、再びステップS20に戻る。
一方、総和が閾値Cを超えると(ステップS22でY)、マイコン14は、総和が閾値Cを超えないような全ての半導体リレーCH1~CH4のオンデューティを算出する(ステップS23)。その後、マイコン14は、ステップS23で算出したデューティで全ての半導体リレーCH1~CH4をオンオフするPWM制御を開始し(ステップS24)、処理を終了する。
以上の第2過電流抑制処理によれば、図9に示すように、電源電圧が上昇して、全ての半導体リレーCH1~CH4に流れる電流I1~I4が増大しても、半導体リレーCH1~CH4は常時オンからPWM制御に切り替えられるため、電流I1~I4が減少して、総和が閾値Cを超えることがなくなる。これにより、半導体リレーCH1~CH4に過電流が流れることを抑制することができる。
ところで、上述したPWM制御を行う場合、マイコン14は、同一の負荷3に接続され、互いに並列接続されている半導体リレーCHについては同一デューティのパルスを同時に出力してオンオフする。
しかしながら、例えば複数の半導体リレーCH1~CH3に同一のオンオフ信号を出力して、同時にオンオフ制御しても、半導体リレーCH1~CH3は、その特性に差があるため、同時にオンオフできない。例えば、図11に示すようにオフされるタイミングが、半導体リレーCH3、CH2、CH1の順に遅れることがある。この場合、最後にオフされた半導体リレーCH1には、PWM制御の周期毎に大きな電流が流れてしまう。また、図12に示すようにオンされるタイミングも、半導体リレーCH1、CH2、CH3の順に遅れることがある。この場合、最初にオンされた半導体リレーCH1にも、PWM制御の周期毎に大きな電流が流れてしまう。
そこで、本実施形態では、マイコン14は、PWM制御を実行する場合、第2調整部として機能し、並列接続半導体リレーCH1~CH3に出力するオンオフ信号の位相を互いにずらして、半導体リレーCH1~CH3が同時にオンオフできるようにする。
詳しく説明すると、マイコン14は、半導体リレーCH1~CH3に流れる電流を検出する。図12に示す場合、マイコン14は、オンのタイミングで閾値Dを超える電流I1、I2が流れる半導体リレーCH1、CH2に対するオン信号を閾値D以下の電流I3が流れる半導体リレーCH3に対するオン信号よりも例えば所定位相だけ遅らせる。マイコン14は、これをオンタイミングでの電流I1~I3が閾値D以下になるまで繰り返し行う。
また、図11に示す場合、マイコン14は、オフのタイミングで閾値Dを超える電流I1、I2が流れる半導体リレーCH1、CH2に対するオフ信号を閾値D以下の電流I3が流れる半導体リレーCH3に対するオフ信号よりも所定位相だけ早める。マイコン14は、これをオフタイミングでの電流I1~I3が全て閾値以下になるまで繰り返し行う。このように、オン信号、オフ信号の出力タイミングをずらすことにより、図13に示すように、半導体リレーCH1~CH3を同時にオンオフすることができる。
上述した実施形態によれば、マイコン14は、並列接続半導体リレーCH1~CH3のオン時の電流I1~I3が一定になるように、当該並列接続半導体リレーCH1~CH3に出力されるパルスの位相をずらしている。これにより、半導体リレーCH1~CH3のオンオフのずれに起因する過電流を抑制することができる。
なお、上述した実施形態によれば、マイコン14は、半導体リレーCH1~CH4に流れる電流I1~I4が閾値Bを超える、又は、電流I1~I4の総和が閾値Cを超えた場合、常時オンからPWM制御に切り替えていたが、これに限ったものではない。マイコン14は、常時、PWM制御を行い、半導体リレーCH1~CH4に流れる電流I1~I4が閾値Bを超える、又は、電流I1~I4の総和が閾値Cを超えた場合にデューティを設定し直すようにしてもよい。
また、上述した実施形態によれば、半導体リレーCH1~CH4に電流検出機能を持たせていたが、これに限ったものではない。半導体リレーCH1~CH4とは別に電流I1~I4を検出する電流検出部を設けてもよい。
また、上述した実施形態によれば、半導体リレーCH1~CH4の数と、出力端子T41~T44の数と、は同一であったが、これに限ったものではない。半導体リレーCH1~CH4の数を出力端子T41~T44の数より多くしてもよい。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 負荷制御装置
11 切替ユニット(切替部)
14 マイコン(第1調整部、第2調整部)
31、32 負荷
B 閾値
C 閾値
CH1~CH4 半導体リレー(スイッチ、電流検出部)
T41~T44 出力端子

Claims (6)

  1. 電源ラインから分岐された分岐線上に設けられた複数のスイッチと、
    負荷がそれぞれ接続される複数の出力端子と、
    前記複数のスイッチの接続先を前記複数の出力端子の中から任意に選択して切り替える切替部と、
    前記複数のスイッチ各々に流れる電流を検出する電流検出部と、
    前記複数のスイッチのすべてがオンであるときに前記複数のスイッチのうちに所定の閾値を超える電流が流れるスイッチおよび電流が流れていないスイッチがあるならば、前記切替部を制御し、前記所定の閾値を超える電流が流れるスイッチに接続した出力端子に前記電流が流れていないスイッチを接続することで、同一の負荷と前記電源ラインの間において互いに並列接続される前記スイッチの数を調整する第1調整部と、を備えたことを特徴とする負荷制御装置。
  2. 前記スイッチ各々に流れる電流又は前記複数のスイッチに流れる電流の総和が閾値を超えると、前記スイッチのPWM制御を開始するPWM制御部をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の負荷制御装置。
  3. 電源と負荷との間に設けられた複数のスイッチと、
    前記複数のスイッチ各々に流れる電流を検出する電流検出部と、
    前記電流検出部の検出結果に基づいて、同一の負荷に直列接続され、かつ、互いに並列接続される前記スイッチの数を調整する第1調整部と、
    前記スイッチ各々に流れる電流又は前記複数のスイッチに流れる電流の総和が閾値を超えると、前記スイッチのPWM制御を開始するPWM制御部であって、前記複数のスイッチのうち、同一の負荷に直列接続され、かつ、互いに並列接続された複数の並列接続スイッチに同一デューティのパルスを出力して前記並列接続スイッチのオンオフを制御するPWM制御部と、
    前記複数の並列接続スイッチのオン時の電流が一定になるように、当該並列接続スイッチに出力されるパルスの位相をずらす第2調整部と、を備えたことを特徴とする負荷制御装置。
  4. 電源と負荷との間に設けられた複数のスイッチと、
    前記複数のスイッチ各々に流れる電流を検出する電流検出部と、
    前記電流検出部の検出結果に基づいて、同一の負荷に直列接続され、かつ、互いに並列接続される前記スイッチの数を調整する第1調整部と、
    前記複数のスイッチのうち、互いに同一の負荷に直列接続され、かつ、並列接続された複数の並列接続スイッチに同一デューティのパルスを出力して前記並列接続スイッチのオンオフを制御するPWM制御部と、
    前記複数の並列接続スイッチのオン時の電流が一定になるように、当該並列接続スイッチに出力されるパルスの位相をずらす第2調整部と、を備えたことを特徴とする負荷制御装置。
  5. 負荷がそれぞれ接続される複数の出力端子と、
    前記複数のスイッチの接続先を前記複数の出力端子の中から任意に選択して切り替える切替部と、を備え、
    前記第1調整部は、前記切替部を制御して、前記スイッチの数を調整することを特徴とする請求項3または4に記載の負荷制御装置。
  6. 電源ラインから分岐された分岐線上に設けられた複数のスイッチ各々に流れる電流を検出する工程と、
    前記複数のスイッチのすべてがオンであるときに前記複数のスイッチのうちに所定の閾値を超える電流が流れるスイッチおよび電流が流れていないスイッチがあるならば、負荷がそれぞれ接続される複数の出力端子の中から任意に前記複数のスイッチの接続先を選択して切り替える切替部を制御し、前記所定の閾値を超える電流が流れるスイッチに接続した出力端子に前記電流が流れていないスイッチを接続することで、同一の負荷と前記電源ラインの間において互いに並列接続される前記スイッチの数を調整する工程と、を備えたことを特徴とする負荷制御方法。
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