JP7016245B2 - 基板固定構造、照明装置及び基板固定方法 - Google Patents

基板固定構造、照明装置及び基板固定方法 Download PDF

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Description

本発明は、光源ユニット及び照明装置に関するものである。
特に、光源ユニットに用いることが好適な基板固定構造及び基板固定方法に関するものである。
また、光源の粒粒感を抑制するとともに、所定の透過効率及び配光角度を得ることができる光源ユニット及びその製造方法に関するものである。
従来からLED素子及び点灯回路を備える照明装置がある(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2016-213168号公報 特開2017-076495号公報
特許文献1の反射板240は、光源基板210を放熱体に固定している。しかしながら、反射板240は、1つのサイズの基板しか固定することができない。例えば、低電力出力の照明装置なので基板の厚さを薄くすると反射板240で固定することができなくなり、放熱体に基板の熱を効率よく伝えることができない。その結果、低電力出力の照明装置にも放熱性能が高い基板(厚さが厚い基板)を使わなくてはならなくなり過剰スペックになってしまった。
また、特許文献2のカバー(光透過性カバー470)は板状である。そのため、光源がカバーに粒粒としてあらわれてしまうおそれがある。また、拡散シートを取り付けて拡散させると照明器具から照射する光が所定以上に広がってしまうおそれもある。
本発明の実施の形態では、異なるサイズの基板を保持することができる基板固定構造を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る基板固定構造は、
基板と、
取り付け部材と、
前記基板を前記取り付け部材に固定する固定カバーと
を備える。
前記固定カバーは、
基板を固定する第1固定部と、
第1固定部が固定する基板とは異なる形状の基板を固定する第2固定部と
を有する。
本発明の基板固定構造によれば、固定カバーが第1固定部と第2固定部とを備えているので、異なるサイズの基板を保持することができる。
実施の形態1に係る照明装置の斜視図。 実施の形態1に係る照明装置の側面図。 実施の形態1に係る照明装置の平面図。 実施の形態1に係る照明装置のA-A断面図。 実施の形態1に係る照明装置の分解斜視図。 実施の形態1に係る照明装置の分解斜視図。 実施の形態1に係る照明ユニットの斜視図。 実施の形態1に係る照明ユニットの分解斜視図。 実施の形態1に係る取り付け補助部材の(a)斜視図、(b)別の角度での斜視図。 実施の形態1に係る取り付け補助部材の(a)平面図、(b)正面図、(c)底面図、(d)B-B断面図、(e)C-C断面図。 実施の形態1に係るバネの(a)斜視図、(b)平面図、(c)側面図、(d)背面図。 実施の形態1に係る照明ユニットを枠体に取り付ける工程を示す断面図。 実施の形態2に係る照明装置の概略断面図。 実施の形態2に係る固定カバーの表面側の斜視図。 実施の形態2に係る固定カバーの裏面側の斜視図。 実施の形態2に係る基板を取り付け部材に取り付けた図。 実施の形態2に係る他の例を示す図。 実施の形態3に係る光透過性カバーの斜視図。 実施の形態3に係る光透過性カバーの断面図。 実施の形態3に係る光透過性カバーの組み立て図。 実施の形態3に係る他の例を示す図。 実施の形態3に係る他の例を示す図。 実施の形態3に係る他の例を示す図。
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には、同一符号を付している。実施の形態の説明において、同一又は相当する部分については、その説明を適宜省略又は簡略化する。また、実施の形態の説明において、「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」、「表」、「裏」といった配置又は向き等は、説明の便宜上、そのように記しているだけであって、装置、器具、部品等の配置又は向き等を限定するものではない。装置、器具、部品等の構成について、その材質、形状、大きさ等は、本発明の範囲内で適宜変更することができる。
実施の形態1.
本実施の形態に係る装置の構成、本実施の形態に係る装置の組み立て手順、本実施の形態の効果を順番に説明する。
***構成の説明***
図1から図11を参照して、本実施の形態に係る装置である照明装置900の構成を説明する。
照明装置900は、埋め込み穴に埋め込まれて使用される。
図1、図2及び図3に示すように、照明装置900は、枠体100と、照明ユニット300とを備える。枠体100は、埋め込み穴が設けられた天井等の被取り付け部に取り付けられる。照明ユニット300は、枠体100に着脱可能に取り付けられる。
図4、図5及び図6に示すように、枠体100は、ツバ部110と、立ち上がり部120と、傾斜部170とを備える。ツバ部110は、被取り付け部に形成される円形の埋め込み穴の縁部に当接する。立ち上がり部120は、ツバ部110から略垂直方向に立ち上がる。立ち上がり部120には、3つの取り付けバネ200が取り付けられる。また、立ち上がり部120には、第1穴150及び第2穴160が設けられる。傾斜部170は、ツバ部110の内側に斜め方向に形成され、略中央部に円形状の開口部171を有する。
ツバ部110は、リング状に形成されている。具体的には、ツバ部110は、被取り付け部に設けられた埋め込み穴の径よりも外径が大きく内径が小さくなるように環状に形成されている。
立ち上がり部120は、枠部130と、3つの取り付けバネ保持部140とを有する。枠部130は、円周方向に連続して形成される。取り付けバネ保持部140は、枠部130の外周の3箇所に形成される。枠部130の外周の1箇所には、枠部130の内周に貫通する第1穴150が形成される。枠部130の外周の第1穴150に対向する箇所の両側には、枠部130の内周に貫通する第2穴160が1つずつ形成される。
枠部130の中心軸を基準とする円周方向において、3つの取り付けバネ保持部140のうち、1つの取り付けバネ保持部140が形成される位置を0度の位置としたとき、残りの2つの取り付けバネ保持部140が形成される位置は、それぞれ120度及び240度の位置である。第1穴150が形成される位置は、120度よりも大きく、240度よりも小さい角度の位置であり、望ましくは、180度の位置である。2つの第2穴160のうち、一方の第2穴160が形成される位置は、0度よりも大きく、120度よりも小さい角度の位置であり、望ましくは、10度以上30度以下の角度の位置である。他方の第2穴160が形成される位置は、240度よりも大きく、360度よりも小さい角度の位置であり、望ましくは、330度以上350度以下の角度の位置である。2つの第2穴160が形成される位置は、0度の位置から同じ角度だけ離れていることが望ましい。
上記のように、取り付けバネ保持部140は、等間隔に3つ以上設けられることが望ましい。第1穴150は、いずれか2つの取り付けバネ保持部140の中間に1つ設けられることが望ましい。第2穴160は、第1穴150と向き合う位置に1つ、或いは、その位置から両側に少しずれた位置に1つずつ設けられることが望ましい。なお、取り付けバネ保持部140、第1穴150、第2穴160の位置及び個数は、適宜変更することができる。具体的には、取り付けバネ保持部140は、取り付けバネ保持部140に取り付けられる取り付けバネ200が、後述する電源端子台540と干渉しない2つ以上の位置に設けられていればよい。取り付けバネ保持部140は、望ましくは、等間隔に2つ以上設けられる。第1穴150は、取り付けバネ保持部140の位置と重複しない1つ以上の位置に設けられていればよい。第2穴160は、取り付けバネ保持部140及び第1穴150の位置と重複しない1つ以上の位置に設けられていればよい。第1穴150及び第2穴160が1つずつ設けられる場合、第1穴150は、望ましくは、第2穴160と対向する位置に設けられる。第1穴150が1つ、第2穴160が2つ設けられる場合、第1穴150は、望ましくは、2つの第2穴160の中間位置と対向する位置に設けられる。
取り付けバネ200は、長手状かつ平板状の金属板が長手方向の少なくとも1箇所で鋭角に折り曲げられて形成される板バネである。取り付けバネ200の長手方向の一端は、取り付けバネ保持部140に取り付けられる。取り付けバネ200の長手方向の他端は、被取り付け部の埋め込み穴に引っ掛けられるように屈曲している。この屈曲した部分によって、照明装置900を被取り付け部に仮止めしたり、照明装置900の落下を防止したりすることができる。
傾斜部170は、椀状又は円錐形グラス状に形成される傾斜面180を有する。傾斜面180は、後述する光源からの光を反射する反射面になっている。
図4、図5、図6、図7及び図8に示すように、照明ユニット300は、光源ユニット400と、電源ユニット500とを備える。
光源ユニット400は、光源モジュール410と、取り付け部材420と、取り付け補助部材430と、固定カバー440と、バネ450と、ネジ460と、光透過性カバー470と、絶縁シート480とを備える。
取り付け部材420には、光源モジュール410が取り付けられる。取り付け補助部材430は、取り付け部材420への光源モジュール410の取り付けを補助する。固定カバー440は、取り付け補助部材430を固定するとともに、光源モジュール410を取り付け部材420に固定する。バネ450は、外側に突出するように固定カバー440に取り付けられる。ネジ460は、固定カバー440を取り付け部材420に締結する。光透過性カバー470は、透明又は半透明である。即ち、光透過性カバー470は、透光性を有する。光透過性カバー470は、固定カバー440に取り付けられ、光源モジュール410の発光部を覆う。
光源モジュール410は、表面実装型(SMD)の複数のLED411と、これら複数のLED411が実装される基板412とを有する。なお、LED411は、表面実装型に限らず、チップオンボード(COB)のLED等、他の種類のLEDであってもよい。また、LED411に代えて、有機EL又はレーザといった他の種類の光源が用いられてもよい。
取り付け部材420は、板状である。取り付け部材420は、光源モジュール410が取り付けられる光源取り付け部421と、光源取り付け部421の外郭に形成される突出部422とを有する。なお、光源取り付け部421の周囲には、固定カバー440を締結するためのネジ穴423、取り付け補助部材430を取り付けるための1対の穴424等が形成される。
取り付け部材420は、取り付け面425を有する。固定カバー440は、取り付け面425に取り付けられる。後述するように、固定カバー440には、開口部442が設けられる。光源モジュール410は、固定カバー440と取り付け部材420との間に挟まれた状態で取り付け面425の中心を含む領域に固定され、固定カバー440の開口部442を通して光を照射する。取り付け補助部材430は、取り付け面425の光源モジュール410が固定された領域に隣接する位置に、光源モジュール410の位置決めのために設置される。
図9及び図10に示すように、取り付け補助部材430は、弓状に形成された板材であり、一方の面の両端側に形成される取り付け凸部431と、他方の面の略中央に形成される固定凸部432とを有する。取り付け補助部材430は、取り付け部材420に取り付けられ、アーチ状に形成された内側面である案内面433に光源モジュール410を当接させることで、光源モジュール410が取り付け部材420の決まった位置に取り付けられるように光源モジュール410の取り付けをガイドする。
取り付け補助部材430は、さらに、固定凸部432が形成される面と同じ面から立ち上がって途中で折り返すように形成される第1凸部434を有する。第1凸部434は、バネ性を有する。第1凸部434は、具体的には、U字状に形成される弾性部435と、弾性部435の先端付近に形成され、第1穴150に引っ掛けられる係止凸部436とを有する。第1凸部434は、いわゆるスナップフィットと呼ばれる構造であり、弾性部435の弾性力によって係止凸部436が第1穴150に挿入された状態を保つことで、照明ユニット300を枠体100に固定する。
取り付け補助部材430の案内面433は、取り付け面425に対して垂直に延びて光源モジュール410の側面の一部に接することで、取り付け面425への光源モジュール410の取り付けを案内する。これにより、取り付け面425における光源モジュール410の位置決めが行われる。本実施の形態において、光源モジュール410の側面の一部は、外側に膨らんだ形状である。案内面433は、この光源モジュール410の側面の外側に膨らんだ形状に合わせて内側に凹んでいる。そのため、光源モジュール410を取り付け面425へ取り付ける作業がスムーズに行える。
取り付け面425には、前述した1対の穴424が設けられる。取り付け補助部材430の1対の取り付け凸部431が、これら1対の穴424に嵌ることで、取り付け補助部材430が取り付け面425に固定される。
固定カバー440の取り付け面425に対向する対向面446には、溝447が設けられる。取り付け補助部材430の固定凸部432が、この溝447に嵌ることで、取り付け補助部材430が対向面446に固定される。なお、溝447の代わりに、穴が設けられてもよい。
固定カバー440の側面には、切り欠き448が設けられる。取り付け補助部材430は、一部が固定カバー440の側面の切り欠き448から外側に露出する。取り付け補助部材430の第1凸部434は、取り付け補助部材430の外側に露出した部分に配置される。
固定カバー440は、略中央が円形状に開口したカバー本体部441と、カバー本体部441の開口部442の周縁部から立設するように形成される内壁部443と、カバー本体部441の外周部から立設するように形成される外壁部444とを有する。固定カバー440は、さらに、外壁部444の一部が凹んで形成され、1対のバネ450が取り付けられる1対のバネ取り付け部445を有する。
固定カバー440の対向面446と反対側の面には、3つの凸部449が設けられる。2つの凸部449は、バネ取り付け部445の端部を囲み、残りの1つの凸部449は、溝447の端縁部を囲む。照明ユニット300が机上等に置かれる際には、これらの凸部449が机上面等に接し、光透過性カバー470が机上面等に接して傷付くことを防止する。
図11に示すように、バネ450は、長手状かつ平板状の金属板が長手方向の複数箇所で折り曲げられて形成される板バネである。バネ450は、コ字状に屈曲させて形成されたコ字状部451と、コ字状部451の一端付近が切り起こされて斜めに突出するように形成され、バネ取り付け部445に嵌る係止部452とを有する。バネ450は、さらに、コ字状部451の他端から延びて長手方向の少なくとも1箇所が屈曲するように形成され、第2穴160に引っ掛けられる第2凸部453を有する。第2凸部453は、弾性力によって一部が第2穴160に挿入された状態を保つことで、照明ユニット300を枠体100に固定する。
本実施の形態では、取り付け補助部材430の第1凸部434が立ち上がり部120の第1穴150に引っ掛かるとともに、バネ450の第2凸部453が立ち上がり部120の第2穴160に引っ掛かることで、照明ユニット300が枠体100に確実に固定される。なお、第2凸部453は、固定カバー440に取り付けられるバネ450に形成される代わりに、固定カバー440の一部として形成されてもよい。即ち、光源ユニット400は、バネ450に限らず、任意の部材の一部として、第2穴160に引っ掛かる第2凸部453を有していればよい。
光透過性カバー470は、透光性を有する樹脂で形成された円形状の板材であり、外周部から一方の面に対して略垂直となるように突出する2つの爪部471を有する。光透過性カバー470は、開口部442の周囲に設けられた穴である固定部491に爪部471が嵌り込むことで、固定カバー440の開口部442を覆うように固定カバー440に取り付けられる。
絶縁シート480は、光源モジュール410と取り付け部材420との間に配置される。
電源ユニット500は、電源収納ケース510と、電源回路部520と、金属プレート530と、電源端子台540と、ネジ550と、放熱フィン560とを備える。
電源収納ケース510は、取り付け部材420に取り付けられる有底の円筒形状のケースである。電源回路部520は、電源収納ケース510に収納され、光源モジュール410に電力を供給する。金属プレート530は、電源収納ケース510の開口部分を塞ぐように電源収納ケース510に取り付けられる。電源端子台540は、金属プレート530に取り付けられ、電源回路部520と電線を介して電気的に接続される。ネジ550は、金属プレート530を電源収納ケース510に締結する。放熱フィン560は、電源収納ケース510の外周部に取り付けられる。
***組み立て手順の説明***
本実施の形態に係る装置である照明装置900の組み立て手順を説明する。
照明ユニット300は、以下のように組み立てられる。
まず、取り付け部材420を電源収納ケース510にスポット溶接し、電源収納ケース510に電源回路部520を挿入する。電源回路部520が収納された電源収納ケース510の開口部分の周縁部に金属プレート530をネジ550で締結し、金属プレート530に電源端子台540を取り付ける。
次に、取り付け部材420に取り付け補助部材430を取り付け、取り付け補助部材430によってガイドされるように取り付け補助部材430に光源モジュール410を当てて、光源モジュール410を取り付け部材420の決められた位置に取り付ける。次に、バネ450を固定カバー440のバネ取り付け部445に取り付けた状態で、固定カバー440が光源モジュール410及び取り付け補助部材430に覆いかぶさるように、固定カバー440を取り付け部材420に取り付ける。固定カバー440をネジ460で締結し、光透過性カバー470を固定カバー440に取り付ける。
照明ユニット300は、以下のように枠体100に取り付けられる。
図12に示すように、照明ユニット300を水平にした状態で、枠体100の立ち上がり部120に挿入していく。このとき、取り付け補助部材430の第1凸部434が立ち上がり部120の第1穴150に対して上方に位置し、バネ450の第2凸部453が立ち上がり部120の第2穴160に対して上方に位置するようにする。照明ユニット300を押し下げると、第1凸部434及び第2凸部453が立ち上がり部120の内壁によって押圧され、弾性変形する。照明ユニット300をさらに押し下げると、第1凸部434及び第2凸部453がそれぞれ第1穴150及び第2穴160に到達したところで弾性力を発揮して元の形状に戻り、それぞれ第1穴150及び第2穴160に嵌る。これにより、照明ユニット300が枠体100に固定される。
***実施の形態の効果の説明***
本実施の形態では、取り付け面425の光源モジュール410が固定された領域に隣接する位置に、光源モジュール410の位置決めのための取り付け補助部材430が設置される。このため、本実施の形態によれば、光源ユニット400を組み立てやすくなる。
本実施の形態では、取り付け補助部材430の一部が固定カバー440の側面の切り欠き448から外側に露出しており、この露出した部分に、照明ユニット300を枠体100に固定する機構の少なくとも一部が設けられる。具体的には、取り付け補助部材430の外側に露出する部分に、枠体100の第1穴150に引っ掛かる第1凸部434が設けられる。このため、本実施の形態によれば、単一の部材である取り付け補助部材430によって、取り付け面425における光源モジュール410の位置決めと、枠体100への照明ユニット300の固定との両方を行うことができる。
固定カバー440の側面には、取り付け補助部材430の外側に露出する部分に合わせて、切り欠き448が設けられる。このため、本実施の形態によれば、取り付け補助部材430によって、固定カバー440の位置決めも行うことができる。
本実施の形態では、スナップフィット構造を採用することによって、照明ユニット300を枠体100に対して上方から挿入する際に、第1凸部434及び第2凸部453をそれぞれ第1穴150及び第2穴160に略同時に嵌めることができる。このため、照明ユニット300を枠体100に取り付ける際の作業性が向上する。
取り付け部材420は、固定カバー440と別体になっているため、固定カバー440の材質と異なる材質とすることができる。具体的には、取り付け部材420の材質を弾性のある部材とすることができる。また、取り付け部材420をグレー、赤等、固定カバー440と異なる色にすることによって、第1凸部434を目立たせることができる。
固定カバー440は、照明ユニット300におけるリフレクタの機能を兼ねており、光源モジュール410から照射される光、及び、光透過性カバー470を透過せずに内部に反射した光を反射させて光透過性カバー470の外側に出射させることができる。これにより、光の取り出し効率が高まる。固定カバー440の反射率を光源モジュール410の基板412の反射率以上とすると、特にLED411が発する光を反射させて光透過性カバー470の外側に出射させやすくなるため、光の取り出し効率がより一層高まる。
***他の構成***
本実施の形態では、第1凸部434及び第2凸部453がそれぞれ第1穴150及び第2穴160に引っ掛かることで、照明ユニット300が枠体100に固定されるが、第1凸部434と第1穴150との位置関係、或いは、第2凸部453と第2穴160との位置関係が逆でもよい。即ち、第1凸部434が立ち上がり部120に設けられ、第1穴150が取り付け補助部材430に設けられてもよい。また、第2凸部453が立ち上がり部120に設けられ、第2穴160がバネ450又は固定カバー440等に設けられてもよい。
実施の形態2.
本実施の形態について、主に実施の形態1との差異を説明する。
本実施の形態では、図13から図15を用いて、基板固定構造について説明する。
本実施の形態では、固定カバー440の形状が実施の形態1と異なる。
本実施の形態の照明装置900は、以下に述べる基板固定構造40を有する光源ユニット400と、光源ユニット400に電力を供給する電源ユニット500とを備える。
図13は、基板固定構造40の基本構造図である。
図13は、固定カバー440が第1基板31と第2基板32を固定している状態を示している。
図13の(a)は、固定カバー440の第1固定部41が第1基板31を押えている状態を示している。
図13の(b)は、固定カバー440の第2固定部42が第2基板32を押えている状態を示している。
以下、第1基板31と第2基板32とを区別する必要がない場合は、単に、基板412ということにする。
本実施の形態の基板固定構造40は、基板412と、取り付け部材420と、基板412を取り付け部材420に固定する固定カバー440とを備える。
固定カバー440は、基板412を固定する第1固定部41と、第1固定部41が固定する基板とは異なる形状の基板を固定する第2固定部42とを有する。
第1固定部41及び第2固定部42は、固定カバー440と一体に形成されている。
第1固定部41は、第1固定部41のみで、サイズが小さい第1基板31を固定する。
第2固定部42は、第2固定部42のみで、第1基板31よりサイズが大きい第2基板32を固定する。
ここで、サイズが異なるとは、形、面積、及び、長さのいずれかが異なることをいう。
第1基板31は、例えば、高電力出力の光源に使用する基板であり、アルミニウム材その他の金属材で形成されたものであり、放熱性が高い。
第2基板32は、例えば、低電力出力の光源に使用する基板であり、樹脂材で形成されており、金属材より放熱性は低い。
また、第1基板31は第2基板32より面積が小さく、厚さも厚く形成されている。
なお、仮に第1基板31と第2基板32を同じ厚さにしたとしても、第1基板31はアルミニウム材のため、取り付け部材420との間に絶縁シート480を設ける必要があり、絶縁シート480の分だけ厚さが厚くなる。
第1基板31と第2基板32とは、板表面45と板裏面46とを有する。
取り付け部材420から第1基板31の板表面45まで高さH1は、取り付け部材420から第2基板32の板表面45までの高さH2より高い。
固定カバー440のカバー裏面48からの第1固定部41の突出長さT1は、固定カバー440のカバー裏面48からの第2固定部42の突出長さT2より小さい。
そして、以下の関係がある。
T1+H1=T2+H2
図13の(a)に示すように、第1固定部41は、第2固定部42よりも高さが低く第2固定部42よりも内側にあるので、第2基板32よりもサイズが小さく厚さが厚い第1基板31を取り付け部材420に押圧することができる。
図13の(b)に示すように、第2固定部42は、第1固定部41よりも高さが高く第1固定部41よりも外側にあるので、第1固定部41と干渉することなく第2基板32を取り付け部材420に押圧することができる。
図14は、固定カバー440のカバー表面47の斜視図である。
固定カバー440のカバー表面47の形状は、前述した実施の形態と同じである。
図15は、固定カバー440のカバー裏面48の斜視図である。
固定カバー440のカバー裏面48には、第1固定部41と第2固定部42とが形成されている。
第1固定部41は、第2固定部42より内側に配置されている。
第1固定部41は、第1基板31の複数個所の縁部33を取り付け部材420に向けて押し付ける複数の第1押圧部43を有する。
第1基板31は、厚さが厚く金属製なので、変形、捲れが生じにくい。このため、第1固定部41は、第1基板31の外周に近い縁部33を押さえる必要はなく、第1基板31の縁部33の中央に近い部分を押さえている。
第2固定部42は、第2基板32の複数個所の縁部33を取り付け部材420に向けて押し付ける複数の第2押圧部44を有する。
第2基板32は厚さが薄く樹脂製なので、変形、捲れが生じやすい。このため、第2固定部42は、第2基板32の縁部33の外周に近い部分を押さえている。
図15では、4個の第1押圧部43と4個の第2押圧部44を示している。
4個の第1押圧部43を結んだ領域は、4個の第2押圧部44を結んだ領域の内側に存在する。
すなわち、4個の第1押圧部43を結ぶ1点鎖線の領域は矩形であり、4個の第2押圧部44を結ぶ2点鎖線の領域は矩形であり、1点鎖線の領域は2点鎖線の領域の内側にある。
第1基板31のサイズは、1点鎖線の領域よりも大きく、かつ、2点鎖線の領域よりも小さい。
第2基板32のサイズは、1点鎖線の領域よりも大きく、かつ、2点鎖線の領域よりも大きい。
図15に示すように、第1押圧部43と第2押圧部44は、基板412の板表面45を押すために固定カバー440のカバー裏面48から立設された円柱ポール又は円柱リブである。
第1押圧部43と第2押圧部44とは、先端に押圧面54を有している。
押圧面54は、基板412の板表面45と平行な平面である。
第1押圧部43と第2押圧部44との押圧面54は、基板412の配線がない部分を押圧する。
基板412は、第1押圧部43と第2押圧部44との先端の押圧面54のみにより押圧されて固定される。
第1押圧部43と第2押圧部44の先端の押圧面54が平面であるため、基板412の押圧中でも第1押圧部43と第2押圧部44の先端平面に対して基板412の板表面45がスライドすることができる。このため、基板412が熱膨張しても、第1押圧部43と第2押圧部44とが破壊されることがない。
開口部442の内壁部443の傾斜した裏面から第1押圧部43まで、第1押圧部43を補強する補強壁49が形成されている。
基板412が屈曲変形した場合であっても、補強壁49の先端面が基板412の配線パターンを押圧しないようにするために、補強壁49の先端面の高さは、第1押圧部43の高さよりも低い。
第2押圧部44の円柱ポールの径は、第1押圧部43の円柱ポールの径よりも大きい。その理由は、固定カバー440の樹脂成形時、固定カバー440を金型から取り出す際に第1押圧部43が破損することを防止するためである。また、変形、捲れが生じやすい第2基板32を押圧するためである。
図15に示すように、固定カバー440は、ネジ穴423の周囲に、取り付け固定面58とシート固定面59とを有する。
取り付け固定面58は、取り付け部材420の取り付け面425に固定される面である。
シート固定面59は、絶縁シート480を固定する面である。
シート固定面59は、取り付け固定面58よりも絶縁シート480の厚さ分だけ後退している。
絶縁シート480は、取り付け面425とシート固定面59との間で挟持され固定される。
絶縁シート480がない場合、取り付け面425とシート固定面59との間は空間になる。
取り付け固定面58は、シート固定面59の外側に形成されており、固定カバー440の中央に向かって低くなる段差が形成されている。この段差が存在するため、固定カバー440をネジ止めした場合に、締め付け力は固定カバー440の中央に向かって強く働くことになり、第1押圧部43と第2押圧部44とが確実に基板を押圧することができる。
図15に示すように、固定カバー440は、内壁部443の先端の開口部442に開口面61と複数のへこみ部62を有する。
開口面61は、環状の水平面である。開口面61と第1基板31との間には隙間があり、開口面61は第1基板31と接触しない。その理由は、開口面61が第1基板31と接触していると、第1押圧部43が第1基板31を確実に押圧することができなくなる恐れがあるからである。
補強壁49の先端面の高さは、開口面61の高さと同じである。
へこみ部62は、開口面61に設けられた凹部である。凹部の直下には基板412の配線パターンがある。
へこみ部62は、基板412が屈曲変形した場合であっても、開口面61が基板412の配線パターンを押圧しないようにするために設けられている。
図15に示すように、固定カバー440は、外保護壁56と内保護壁57を有する。
外保護壁56と内保護壁57とは、カバー裏面48から立設された弧状壁である。
図16は、取り付け部材420から固定カバー440を外した状態を示しており、取り付け部材420に基板412が配置された状態を示している。
図16では、第1基板31を実線で示し、第2基板32を破線で示している。
第1基板31と第2基板32とは概略矩形をしており、第1基板31は、三辺において第2基板32より内側にあり、残りの一辺(図16において右側の一辺)は同じ位置にある。
取り付け部材420は、配線孔428を有する。
配線孔428には、孔内壁426と孔外壁427が存在している。
孔内壁426は、取り付け面425の中央側にある壁であり、孔外壁427は、取り付け面425の縁側にある壁である。
孔内壁426と孔外壁427とは、取り付け面425より突出している。
孔内壁426と孔外壁427との取り付け面425からの高さは、配線孔428を貫通している電線600の直径以上かつ基板412の厚さ以上である。
孔内壁426と孔外壁427とは、電線を保護するものである。
孔内壁426と孔外壁427とは、外保護壁56と内保護壁57とに隣接したて位置に配置されている。
外保護壁56と内保護壁57とは、孔内壁426と孔外壁427とを保護するものである。
孔内壁426と孔外壁427との壁間には1対の隙間があり、外保護壁56と内保護壁57との壁間には1対の隙間があり、これらの1対の隙間において配線孔428を貫通した電線600がそれぞれ90度に折り曲げられて基板412の板表面45に導出され基板412の配線回路に結線されている。
以下、図16により、取り付け部材420の取り付け面425と平行な方向と垂直な方向とにおける基板412の固定について説明する。
<平行な方向の固定>
孔内壁426は、基板412の位置決めに用いられる。
第1基板31と第2基板32とは、孔内壁426の外面の形状と同じ形状の凹部51を有する。
凹部51は、基板の一辺からV字又はU字にくぼんでいる。
第1基板31と第2基板32とは、取り付け補助部材430の固定凸部432の外面の形状と同じ形状の凹部52を有する。
凹部52は、基板の一辺から円弧状又は半円状にくぼんでいる。
凹部51と凹部52とは、基板の180度方向に形成されている。
凹部51と凹部52とは、矩形の基板の対抗する辺の中央に形成されている。
第1基板31と第2基板32とは、取り付け補助部材430の一対の案内面433に接する一対の接触辺53を有する。
一対の接触辺53は、凹部51の両側にある基板の側部である。
以上の構成から、第1基板31と第2基板32とは、以下の部分からなる共通の位置決め機構により水平方向の位置が固定される。
1.孔内壁426の外面に対する凹部51の嵌め合わせ
2.固定凸部432の外面に対する凹部52の嵌め合わせ
3.一対の案内面433に対する一対の接触辺53の接触
<垂直な方向の固定>
図16において、固定カバー440の第1固定部41と第2固定部42との位置を一点鎖線の円で示す。
4個の第1押圧部43は、第1基板31を押圧することができる位置に配置されている。
4個の第2押圧部44は、第2基板32を押圧することができる位置に配置されている。
4個の第2押圧部44は、第1基板31の外側にあり、第1基板31を押圧することができない位置に配置されている。
取り付け部材420には、ネジ穴423が形成されている。
固定カバー440には、ネジ穴423に対応したネジ穴60があり、取り付け部材420と固定カバー440とは、ネジ460で固定される。
以上の構成から、第1基板31と第2基板32とは、以下の構成により垂直方向の位置が固定される。
1.取り付け面425と第1押圧部43の先端とによる挟持、又は、取り付け面425と第2押圧部44の先端とによる挟持
2.取り付け部材420に対する固定カバー440のネジ止めによる固定
以上のように、基板412は、取り付け部材420と取り付け補助部材430とによりの水平方向への位置決めがされ、取り付け部材420と固定カバー440とにより垂直方向への位置決めがされる。
また、基板412は、孔内壁426の外面と固定凸部432の外面という共通の位置決め機構により水平方向に位置決めされ、第1固定部41と第2固定部42という個別の固定機構により垂直方向に位置決めされる。
***基板固定方法の説明***
この実施の形態の基板固定構造40の基板固定方法について説明する。
1.絶縁シート480の取り付け工程
まず、照明装置900の光源ユニット400が絶縁シート480を使用する場合は、絶縁シート480を取り付け部材420の取り付け面425に取り付ける。
2.取り付け補助部材430の取り付け工程
次に、取り付け部材420に取り付け補助部材430を取り付ける。
3.基板412の位置決め工程
この基板412の位置決め工程では、取り付け部材420の取り付け面425に基板412を取り付け、位置決めする。
具体的には、取り付け補助部材430の一対の案内面433に対して基板412の一対の接触辺53を接触させながら、取り付け補助部材430の固定凸部432の外面に対して基板412の凹部52を嵌め合わせる。
同時に、取り付け部材420の孔内壁426の外面に対して基板412の凹部51を嵌め合わせる。
4.基板412の挟持工程
この基板412の挟持工程では、固定カバー440を取り付け部材420の取り付け面425にかぶせ、固定カバー440の第1固定部41と第2固定部42とのいずれかと取り付け面425との間に基板412を挟持する。
固定カバー440には、穴50があり、取り付け補助部材430の固定凸部432をこの穴50に嵌ることで、固定カバー440が取り付け部材420に位置決めされる。
同時に孔内壁426と孔外壁427とを外保護壁56と内保護壁57に合わせることにより固定カバー440が取り付け部材420に位置決めされる。
固定カバー440を取り付け部材420の取り付け面425に合わせることにより、取り付け面425と第1押圧部43の先端又は取り付け面425と第2押圧部44の先端とが基板412を挟持する。絶縁シート480を使用する場合は、絶縁シート480と基板412とは、取り付け面425と第1押圧部43又は第2押圧部44の先端とにより挟持される。
5.固定カバー440の固定工程
取り付け部材420に対して固定カバー440をネジ止めして固定する。
***実施の形態の効果の説明***
本実施の形態では、固定カバー440は、第1固定部41と第2固定部42とを異なる位置に配置している。このため、固定カバー440は、複数のサイズの基板を固定することができる。また、厚さが異なる基板が取り付けられても発光にともなう基板からの熱を効率よく取り付け部材420に放熱することができる。
また、樹脂材はアルミニウム材より安く、低電力出力のときに樹脂材を使用した基板を使用することができ、基板のコストを下げることができる。
また、基板のサイズにあわせて固定カバー440を複数製造する必要がなく、部品の共通化ができる。
***他の構成***
図17は、第1押圧部43と第2押圧部44の先端形状に段差を設けた場合を示している。
第1押圧部43と第2押圧部44の先端は、側面55と押圧面54とを有する。
側面55は、基板412の側面と平行な面であり、基板412の側面に接触し、基板412を水平方向に位置決めする面である。
押圧面54は、基板412の板表面45と平行な面であり、基板412の板表面45を押し、基板412を固定する面である。
図17の(a)に示すように、第1押圧部43の段差の高さは、第1基板31の厚さより小さい。
図17の(b)に示すように、第2押圧部44の段差の高さは、第2基板32の厚さより小さい。
図17の(c)は、第1押圧部43と第2押圧部44の先端形状を180度方向に切り欠いた段差を示している。
押圧面54は、半円形状をしている。
図17の(c)に示す第1押圧部43と第2押圧部44とは、第1基板31と第2基板32の直線状の辺部に配置される。
図17の(d)は、第1押圧部43と第2押圧部44の先端形状を90度方向に切り欠いた段差を示している。
押圧面54は、扇形状をしている。
図17の(d)に示す第1押圧部43と第2押圧部44とは、第1基板31と第2基板32のコーナーに配置される。
図17の(e)は、第1押圧部43と第2押圧部44の先端形状を360度方向に切り欠いた段差を示している。
押圧面54は、リング形状をしている。
図17の(e)に示す第1押圧部43と第2押圧部44とは、第1基板31と第2基板32の穴に配置される。すなわち、第1基板31と第2基板32に側面55が形成する円柱の径と同じ径の穴を形成し、その穴に側面55が形成する円柱を挿入して、環状の押圧面54により基板412の板表面45を押す。
図17に示す第1押圧部43と第2押圧部44を用いる場合は、第1押圧部43と第2押圧部44のみで、基板412の垂直方向の固定と水平方向の位置決めができる。
すなわち、図17に示す場合、基板412は、第1押圧部43と第2押圧部44という個別の位置決め機構により水平方向に位置決めされ、第1押圧部43と第2押圧部44という個別の固定機構により垂直方向に位置決めされる。
図示しないが、基板の厚さが同じで基板のサイズが異なる場合、第1固定部41の突出長さとの第2固定部42の突出長さとを同じ長さにしてもよい。サイズが小さい第1基板31は、第1固定部41のみで固定し、サイズが大きい第2基板32は、第1固定部41と第2固定部42との両方で固定する。
図示しないが、固定カバー440に、さらに第3固定部、第4固定部を設けて、さらにサイズの異なる第3基板、第4基板を固定するようにしてもよい。
図示しないが、第1固定部41及び第2固定部42は、固定カバー440の開口部442の外側に環状に形成してもよいし、円弧状に部分的に複数設けてもよい。
また、押圧面54の形状は、円形に限らず矩形その他の多角形でもよい。
また、第1固定部41又は第2固定部42を固定カバー440とは別の部品として製造し、第1固定部41又は第2固定部42を固定カバー440に接合してもよい。
また、第1固定部41を形成しないで、開口面61の高さを第1固定部41と同じ高さにして、開口面61で第1基板31を押圧するようにしてもよい。
実施の形態3.
本実施の形態について、主に実施の形態1との差異を説明する。
本実施の形態では、図18から図20を用いて、光透過性カバー470について説明する。
本実施の形態では、実施の形態1と光透過性カバー470の形状が異なる。
本実施の形態の照明装置900は、以下に述べる光源ユニット400と、光源ユニット400に電力を供給する電源ユニット500とを備える。
図18は、光透過性カバー470の斜視図である。
図19は、図18に示した光透過性カバー470のAA断面図である。
図20は、図18に示した光透過性カバー470の組み立て後のBB断面図である。
図18と図19は、光透過性カバー470が固定カバー440に取り付けられる前の状態を示している。
図20は、光透過性カバー470が固定カバー440に取り付けられた後の状態を示している。
なお、図19及び図20では、光透過性カバー470の断面のハッチングを省略している。
本実施の形態の光源ユニット400は、光を照射する光源モジュール410と、固定カバー440と、光透過性カバー470とを備える。
光源モジュール410は、光源となるLED411を有する。
固定カバー440の中央には、光源モジュール410からの光を通すための開口部442が設けられている。
光透過性カバー470は、拡散機能を有する拡散カバーである。
光透過性カバー470は、固定カバー440に固定され、開口部442を覆っている。
また、固定カバー440の内壁部443は、鏡面になっており光を反射する。
光透過性カバー470は、透過部71と、反射部74と、周縁部73とを有する。
透過部71は、光源モジュール410からの光を透過させる。
透過部71は、ドーム形状をしたドーム部72と環状部78とを有する。
ドーム部72は、光源モジュール410からの光を拡散し出射する曲面部分である。
ドーム部72は、内曲面76と外曲面77とを有する。
環状部78は、内曲面76から反射部74とまで形成された環状のリング部である。
環状部78は、内曲面76と外曲面77との曲面半径が異なるために形成された平面部である。
環状部78は、ドーム部72の厚さを確保してドーム部72の強度を増すために設けられている。
環状部78の半径方向の長さが小さくなれば、内曲面76と外曲面77とが近づきドーム部72の厚さは薄くなる。
周縁部73は、透過部71の周縁から鍔状に形成された環状のリング部である。
周縁部73は、枠体100と固定カバー440に挟持され光透過性カバー470を照明装置900に固定する部分である。
周縁部73は、固定カバー440に係合する爪部471を有する。
周縁部73は、爪部471と類似な機構を有してもよい。
反射部74は、透過部71の外側に配置され光源モジュール410からの光を反射する。
反射部74は、ドーム部72の反対側に突設しており、ドーム部72の外側に配設されている。
反射部74は、光源モジュール410からの光のうちドーム部72の外部に、又は、ドーム部72の外部に近いところに入射する光を反射するものである。
反射部74は、開口部442より内側で、光源の外側に配置され光を反射する反射壁75を有する。
反射壁75は、透過部71の外側から光源モジュール410に向けて突設されている。
反射壁75は、透過部71と周縁部73との境界に筒状に設けられている。
反射壁75は、周縁部73の裏面と垂直な環状壁である。
反射壁75の長さLは、以下のようなシミュレーションで最適寸法を算出する。
1.反射壁75の長さLをLED411又は基板412に接触する寸法から次第に短くしていく。
2.反射壁75の長さLが短くなると、照明装置900の配光角度は徐々に狭くなっていく。
しかし、反射壁75の長さLがさらに短くなると、照明装置900の配光角度は広がる。
3.反射壁75の長さLが照明装置900の設計値の配光角になるところを反射壁75の長さLの最適値として決定する。
図20に示すように、固定カバー440の開口部442の内壁部443の内周面と反射部74の外周面との間にはクリアランス79がある。
クリアランス79は、固定カバー440の開口部442と光透過性カバー470との寸法誤差を吸収する空間であり、かつ、光透過性カバー470の熱膨張を吸収する空間である。
枠体100の開口部171の径D1と固定カバー440の開口部442の径D2と反射壁75の径D3の関係は以下のとおりである。
枠体100の開口部171の径D1>固定カバー440の開口部442の径D2>反射壁75の径D3
***光路の説明***
図20により、光路について説明する。
図20の破線は、透過部71の外側に配置されLED411からの光の進み方を示している。
破線Aは、クリアランス79に入射して開口部442の内壁部443により反射されて周縁部73を通過した光の進路である。
破線Bは、反射壁75により反射されてドーム部72を通過した光の進路である。
反射壁75がない場合、一点鎖線B1のように、光はドーム部72を通過することなく、所定角度以上に広角に照射される。
破線Cは、環状部78の外側を通過し、周縁部73を通過した光の進路である。
破線Dは、環状部78の内側を通過し、ドーム部72を通過した光の進路である。
破線Bのように反射壁75により反射された光はドーム部72を通過することができる。
破線Dのように環状部78を通過した光の一部はドーム部72を通過することができる。
***製造方法の説明***
この実施の形態の光源ユニット400の製造方法について説明する。
1.光透過性カバー470のカバー製造工程
まず、反射部74を有する光透過性カバー470を製造する。
反射部74は、光透過性カバー470の裏面の透過部71の周囲に形成される。
2.基板412の基板固定工程
次に、前述した基板固定方法により、基板412を取り付け部材420に固定カバー440で固定する。
3.光透過性カバー470の取り付け工程
固定カバー440に光透過性カバー470を取り付ける。
光透過性カバー470の裏面を基板412のある方向に配置し、光透過性カバー470の表面を光を照射する方向に配置する。その結果、反射部74は、基板412のある方向に配置される。
4.枠体100の枠体固定工程
反射面を有する枠体100を取り付け部材420に固定する。
枠体100の傾斜部170は、椀状又は円錐形グラス状に形成される傾斜面180を有する。傾斜面180は、光源からの光を反射する反射面になっている。
***実施の形態の効果の説明***
本実施の形態では、反射部74は、ドーム部72の外側に入光しようとする光を反射する。
反射部74がない場合、光はドーム部72により照射角度が変更され、枠体100の傾斜面180で制御できずに所定角度以上に広角に照明装置から照射されるおそれがある。
また、反射部74がない場合、枠体100の傾斜面180へ入射する光線が多くなり、所定の照射角度を得られたとしても照明器具としての光束が下がってしまう。
反射部74が光を反射することで、ドーム部72の外側への入光を抑制することができ、所定の透過効率及び照射角度にすることができる。
光透過性カバー470は、円弧状のドーム部72を有しており、光透過性カバー470が光源モジュール410と距離をとることができる。このため、光透過性カバー470にLED411が投影されるのを抑制することができ、粒粒感を抑制することができる。
***他の構成***
図21に示すように、光透過性カバー470が平板形状をしていてもよい。
図21は、実施の形態1の光透過性カバー470に対して、反射部74を設けた場合を示している。
図22に示すように、反射部74の反射壁75は、基板412に対して直交している壁ではなく、基板412に対して傾斜している壁でもよい。
また、図22に示すように、反射部74の反射壁75の先端を、開口部442の内壁部443に近づけて、クリアランス79をできるだけなくしてもよい。
反射部74の反射壁75の先端が開口部442の内壁部443に接触していれば、クリアランス79に入射する光がはなくなりドーム部72を通過する光線が多くなる。
図23に示すように、環状部78をなくしてもよい。
図23では、内曲面76の外周に直接反射部74の反射壁75を配置している。
ドーム部72と反射部74とは、同じ材料で形成してもよく、拡散部材で形成してもよい。
また、ドーム部72と反射部74とを、異なる拡散率の材料を用いた二色成型により形成してもよい。
また、反射部74は、白色部材又は鏡面部材等を用いて形成し、反射部74の反射率を大きくしてもよい。
また、ドーム部72の厚さを中心部に対して外側を薄く、もしくは、中心部に対して外側を厚くしてもよい。ドーム部72の厚さの変更により、直下方向の照度を変更できるとともに、配光を制御することができる。
また、枠体100の開口部171の径D1と固定カバー440の開口部442の径D2と反射壁75の径D3の関係を以下のようにしてもよい。
枠体100の開口部171の径D1≧固定カバー440の開口部442の径D2≧反射壁75の径D3
以上、本発明の実施の形態について説明したが、これらの実施の形態のうち、いくつかを組み合わせて実施しても構わない。或いは、これらの実施の形態のうち、いずれか1つ又はいくつかを部分的に実施しても構わない。具体的には、これらの実施の形態の説明において「部」として説明するもののうち、いずれか1つのみを採用してもよいし、いくつかの任意の組み合わせを採用してもよい。なお、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。
31 第1基板、32 第2基板、33 縁部、40 基板固定構造、41 第1固定部、42 第2固定部、43 第1押圧部、44 第2押圧部、45 板表面、46 板裏面、47 カバー表面、48 カバー裏面、49 補強壁、50 穴、51 凹部、52 凹部、53 接触辺、54 押圧面、55 側面、56 外保護壁、57 内保護壁、58 取り付け固定面、59 シート固定面、60 ネジ穴、61 開口面、62 へこみ部、71 透過部、72 ドーム部、73 周縁部、74 反射部、75 反射壁、76 内曲面、77 外曲面、78 環状部、79 クリアランス、100 枠体、110 ツバ部、120 立ち上がり部、130 枠部、140 取り付けバネ保持部、150 第1穴、160 第2穴、170 傾斜部、171 開口部、180 傾斜面、200 取り付けバネ、300 照明ユニット、400 光源ユニット、410 光源モジュール、411 LED、412 基板、420 取り付け部材、421 光源取り付け部、422 突出部、423 ネジ穴、424 穴、425 取り付け面、426 孔内壁、427 孔外壁、428 配線孔、430 取り付け補助部材、431 取り付け凸部、432 固定凸部、433 案内面、434 第1凸部、435 弾性部、436 係止凸部、440 固定カバー、441 カバー本体部、442 開口部、443 内壁部、444 外壁部、445 バネ取り付け部、446 対向面、447 溝、448 切り欠き、449 凸部、450 バネ、451 コ字状部、452 係止部、453 第2凸部、460 ネジ、470 光透過性カバー、471 爪部、480 絶縁シート、491 固定部、500 電源ユニット、510 電源収納ケース、520 電源回路部、530 金属プレート、540 電源端子台、550 ネジ、560 放熱フィン、600 電線、900 照明装置。

Claims (8)

  1. 基板と、
    取り付け部材と、
    前記基板を前記取り付け部材に固定する固定カバーと
    を備え、
    前記固定カバーは、
    第1基板を固定する第1固定部と、
    前記第1固定部が固定する前記第1基板とは異なる形状の第2基板を固定する第2固定部と
    を有し、
    前記取り付け部材は、前記第1基板と前記第2基板とに対する共通の位置決め機構を有し、
    前記第1基板と前記第2基板とは、前記共通の位置決め機構により基板の水平方向への位置決めがされ、前記第1固定部と前記第2固定部とからなる個別の固定機構により基板の垂直方向への固定がされる基板固定構造。
  2. 前記第2固定部は、前記第1基板よりサイズが大きい前記第2基板を固定し、
    前記第1固定部は、前記第2固定部より内側に配置されている請求項1に記載の基板固定構造。
  3. 前記取り付け部材からの前記第1基板の表面の高さは、前記取り付け部材からの前記第2基板の表面の高さより高く、
    前記固定カバーの裏面からの前記第1固定部の突出長さは、前記固定カバーの裏面からの前記第2固定部の突出長さより小さい請求項1または請求項2に記載の基板固定構造。
  4. 前記第1固定部は、前記第1基板の複数個所の縁部を前記取り付け部材に向けて押し付ける複数の第1押圧部を有し、
    前記第2固定部は、前記第2基板の複数個所の縁部を前記取り付け部材に向けて押し付ける複数の第2押圧部を有し、
    前記複数の第1押圧部を結んだ領域は、前記複数の第2押圧部を結んだ領域の内側に存在する請求項1からのいずれか1項に記載の基板固定構造。
  5. 前記固定カバーは、
    前記第1固定部のみ、前記第2固定部のみ、又は、前記第1固定部と前記第2固定部との両方で、前記基板を前記取り付け部材に固定した請求項1から4のいずれか1項に記載の基板固定構造。
  6. 前記共通の位置決め機構として、前記第1基板と前記第2基板とは、それぞれ、基板の180度方向に形成されている2つの凹部を有し、前記取り付け部材は、180度方向に形成されている孔内壁と固定凸部とを有し、
    前記孔内壁に対する一方の凹部の嵌め合わせと、前記固定凸部に対する他方の凹部の嵌め合わせとにより、基板の水平方向への位置決めがされる請求項1から5のいずれか1項に記載の基板固定構造。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載の基板固定構造を有する光源ユニットと、
    前記光源ユニットに電力を供給する電源ユニットと
    を備える照明装置。
  8. サイズが異なる基板に対する共通の位置決め機構を有する取り付け部材の取り付け面に対して、前記共通の位置決め機構により基板を取り付け位置決めする位置決め工程と、
    固定カバーを取り付け部材の取り付け面にかぶせ、固定カバーの第1固定部と第2固定部とのいずれかと取り付け面との間に基板を挟持する挟持工程と、
    取り付け部材に対して固定カバーを固定する固定工程と
    を備えた基板固定方法。
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