JP7015020B2 - 電動調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、電動調理器に関する。
吸引部により容器内を減圧した状態で容器内の食材を加工する電動調理器として、泡等の生成物の容器内からの吸引を抑える対策を施しているものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第2016/072203号
ポンプにより容器内を減圧した状態で容器内の食材を加工する電動調理器において、泡等の生成物が容器内から吸引されてしまった場合には、その生成物をより手前で止めることがメンテナンスの観点等から望ましい。
本開示は、かかる点に鑑みてなされたものであり、ポンプにより容器内を減圧した状態で容器内の食材を加工する電動調理器において、泡等の生成物が容器内から吸引されてしまった場合に、その生成物をより手前で止めることを可能にすることを目的の一つとする。
本開示の一態様における電動調理器は、上部に吸引口が設けられ、食材が投入される容器と、前記容器が着脱される装置本体と、前記容器内の食材を加工する加工機構と、前記吸引口を通して前記容器の内部空間を減圧する減圧機構と、前記装置本体に設けられ、前記加工機構により食材が加工されて生成された生成物の前記吸引口を通しての前記容器からの吸引を抑制する吸引抑制機構と、前記吸引抑制機構と前記吸引口とを接続する接続部とを備え、前記装置本体は、前記吸引抑制機構と前記接続部とが設けられ、前記接続部により前記吸引抑制機構と前記吸引口とが接続される接続位置と、前記接続位置から上方に回動した第1の退避位置と、前記接続位置から下方に回動した第2の退避位置とに変位可能である回動部を備え、前記吸引抑制機構は、前記減圧機構と前記接続部とが接続され内部に前記接続部と前記減圧機構とを連通する空間を形成する空間形成部を備え、前記空間形成部は、前記接続部が接続される第1の孔と、前記減圧機構が接続される第2の孔とが形成され、前記第1の孔と前記第2の孔とは、前記回動部の回動軸に対して直交する方向に並ばないように配されている。
本開示によれば、ポンプにより容器内を減圧した状態で容器内の食材を加工する電動調理器において、容器内から泡等の生成物が吸引されてしまった場合に、その生成物をより手前で止めることができる。
図1は、一実施形態に係る電動調理器を示す断面図である。 図2は、一実施形態に係る電動調理器を示す断面図である。 図3は、一実施形態に係る電動調理器を示す断面図である。 図4は、図1の電動調理器の減圧機構の一部および吸引抑制機構を拡大して示す断面図である。 図5は、図4の下側部を示す平面図である。 図6は、図4の上側部を示す底面図である。
以下、図面を参照して一実施形態に係る電動調理器100について説明する。なお、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、特許請求の範囲に係る発明を以下の実施形態に限定するものではない。また、実施形態で説明する構成の全てが課題を解決するための手段として必須であるとは限らない。
図1~図3は、一実施形態に係る電動調理器100を示す断面図である。この図に示すように、電動調理器100は、容器110(図1及び図2参照)及び容器210(図3参照)と、加工機構120と、減圧機構130と、第1の吸引抑制機構140と、異常状態検出機構150と、第2の吸引抑制機構170と、加熱機構220と、操作パネル180と、制御装置190とを備える。また、電動調理器100は、容器110、210と、調理器本体160とを備える。ここで、電動調理器100は、真空調理機能と加熱調理機能とを備える。電動調理器100では、真空調理機能が実行される際には容器110が使用され(図1及び図2参照)、加熱調理機能が実行される際には容器210が使用される(図3参照)。なお、電動調理器100では、真空調理が実行されている間に加熱機構220は作動せず、加熱調理が実行されている間に減圧機構130は作動しない。
容器110は、上下が開口した容器本体111と、底部112と、蓋部113とを備える。底部112は、容器本体111の下端に着脱可能に取付けられている。容器本体111の下端と底部112との間には環状のシール部材114が設けられている。このシール部材114は、容器本体111の下端と底部112との間の気密性および水密性を確保している。底部112の中心には、加工機構120の加工具124が回転軸125を介して回転可能に取付けられている。
蓋部113は、容器本体111の上端に着脱可能に取付けられている。蓋部113は、上蓋部113Aと、蓋本体部113Bとを備える。蓋本体部113Bが、容器本体111の上端に着脱可能に取付けられ、上蓋部113Aが、蓋本体部113Bに着脱可能に取付けられている。
上蓋部113Aは、平面視で円状である。この上蓋部113Aの外周面にはシール部材115が取付けられている。蓋本体部113Bは、平面視で円状である。上蓋部113Aは、蓋本体部113Bの内側に嵌め込まれる。ここで、シール部材115が、上蓋部113Aの外周面と蓋本体部113Bの内周面との間に挟み込まれており、上蓋部113Aの外周面と蓋本体部113Bの内周面との間の気密性および水密性を確保している。
蓋本体部113Bの外周面の下部には、シール部材116が取付けられている。蓋本体部113Bの下側が、容器本体111の上端の内側に嵌め込まれる。ここで、シール部材116が、蓋本体部113Bの外周面の下部と容器本体111の上端の内周面との間に挟み込まれており、蓋本体部113Bの外周面の下部と容器本体111の上端の内周面との間の気密性および水密性を確保している。
蓋部113の上蓋部113Aの下面の中心には、シール部材114が設けられている。また、蓋部113内には、第1の吸引抑制機構140が設けられている。シール部材114および第1の吸引抑制機構140の詳細については後述する。
調理器本体160は、基台部161と、柱部162と、上部164とを備える。基台部161の上面中央には、容器110の底部が嵌め込まれる凹部161Aが形成されている。柱部162は、基台部161から上方に延びている。上部164は、柱部162により支持されている。この上部164は、柱部162の上端に対して回動可能に連結された回動連結部164Aを備える。
上部164は、容器110の使用時の位置(図1及び図2参照)と、容器210の使用時の位置(図3参照)とに変位する。図1に示すように、容器110が調理器本体160に設置され上部164が水平な姿勢をとっている状態で真空調理が可能になる。図2に示すように、上部164は垂直上向きの姿勢をとることができる。上部164が垂直上向きの姿勢をとっている状態で、容器110、210の調理器本体160に対する着脱が可能になる。図3に示すように、上部164は、垂直下向きの姿勢をとり柱部162内に収納されることができる。容器210が調理器本体160に設置され上部164が垂直下向きの姿勢をとり柱部162内に収納された状態で加熱調理が可能になる。
加工機構120は、調理器本体160の基台部161に設けられたモータ121、出力軸122およびカップリング123と、容器110に設けられた加工具124、回転軸125およびカップリング126とを備える。モータ121は、その回転軸が凹部161Aの中心と同軸になるように配されている。また、出力軸122は、モータ121の回転軸と同軸に配され凹部161Aの中心から上方に突出している。カップリング123は、出力軸122の先端に取付けられている。
加工具124は、容器110内に設けられた複数の刃124Aを備える。回転軸125は、出力軸122と同軸に配され、容器110の底部の中心に回転可能に取付けられている。この回転軸125の上端は、容器110内に配されており、この上端に刃124Aの中心が固定されている。また、回転軸125は、容器110の底部112の中心から下方に延びている。カップリング126は、回転軸125の下端に取付けられている。
調理器本体160側のカップリング123と容器110側のカップリング126とは、着脱可能に係合する。これらのカップリング123、126が係合した状態でモータ121が駆動されることにより、刃124Aが、回転して容器110内の食材を切断し、破砕し、攪拌する。
減圧機構130は、ポンプ131と、吸気管132と、逆止弁133と、大気解放弁134とを備える。ポンプ131は、基台部161における柱部162の下方に配されている。このポンプ131は、真空ポンプである。吸気管132は、柱部162に挿通され、回動連結部164Aを通って上部164内に挿入されている。吸気管132の一端はポンプ131に接続され、吸気管132の他端は後述の第2の吸引抑制機構170に接続されている。吸気管132は、可撓性のあるチューブである。ポンプ131と容器110の内部空間とは、吸気管132、第2の吸引抑制機構170、及び第1の吸引抑制機構140を介して連通されている。そのため、ポンプ131が作動されると、容器110の内部空間が減圧されて真空状態となる。
吸気管132は、その途中で分岐する分岐管132Aを備える。この分岐管132Aは、異常状態検出機構150の圧力センサ151に接続されている。この圧力センサ151は、柱部462内に配されている。なお、圧力センサ151は、上部464内に配されてもよい。
圧力センサ151とポンプ131との間に、大気開放弁134と逆止弁133とが配されている。大気開放弁134とポンプ131との間に、逆止弁133が配されている。この逆止弁133は、ポンプ131の作動時に容器110側からポンプ131側への空気の流れは許容する一方、ポンプ131の停止時にポンプ131側から容器110側への空気の流れを阻止する。
ここで、停止状態のポンプ131は、吸気系を大気に開放した状態にする場合がある。そこで、本実施形態では、ポンプ131と大気開放弁134との間に逆止弁133が配されており、この逆止弁133により、吸気系がポンプ131を通じて大気に開放されることが防止されている。
大気開放弁134は、圧力センサ151とポンプ131との間に設けられている。この大気開放弁134が開いた状態では、ポンプ131から容器110の内部空間までの空気流路が大気に開放され、大気開放弁134が閉じた状態では、ポンプ131から容器110の内部空間までの空気流路が大気から遮断された状態となる。ここで、大気開放弁134が開いた際に大気開放弁134に泡等の生成物が大気開放弁134に至らない程度に、大気開放弁134と第2の吸引抑制機構170との距離が十分に長く設定されている。
異常状態検出機構150は、圧力センサ151と、静電容量型の近接センサ152と、制御装置190に備えられた判定部(図示省略)とを備える。圧力センサ151は、吸気管132、第2の吸引抑制機構170、排気ノズル172および第1の吸引抑制機構140を介して容器110の内部空間の圧力を検出して制御装置190に出力する。近接センサ152は、上部164に設けられている。近接センサ152は、第2の吸引抑制機構170の内部および上部164の静電容量を検出して検出信号を判定部に出力する。
制御装置190の判定部は、ポンプ131の作動時に圧力センサ151から出力された圧力に基づいて、容器110からポンプ131までの間の圧力状態が所定の設定条件に入っているか否かを判定する。また、制御装置190の判定部は、ポンプ131の作動時に近接センサ152からの信号出力に閾値を超える大きな変化があった場合に、液体や泡や食材細片等の生成物が容器110側から向けて吸引抑制機構140を通過したと判定する。
図1~図3に示すように、減圧機構130は、柱部162内に配された大気開放弁134と、逆止弁133とを備える。圧力センサ151は、柱部162内に配されている。なお、圧力センサ151は、上部164内に配されてもよい。ここで、大気開放弁134が開放された際に大気開放弁134に泡等の生成物が大気開放弁134に至らない程度に、大気開放弁134と第2の吸引抑制機構170との距離が十分に長く設定されている。
圧力センサ151とポンプ131との間に、大気開放弁134と逆止弁133とが配されている。大気開放弁134とポンプ131との間に、逆止弁133が配されている。この逆止弁133は、ポンプ131の作動時に容器110側からポンプ131側への空気の流れは許容する一方、ポンプ131の停止時にポンプ131側から容器110側への空気の流れを阻止する。
ここで、停止状態のポンプ131は、吸気系を大気に開放した状態にする場合がある。そこで、本実施形態では、ポンプ131と大気開放弁134との間に逆止弁133が配されており、この逆止弁133により、吸気系がポンプ131を通じて大気に開放されることが防止されている。
図4は、第1の吸引抑制機構140および第2の吸引抑制機構170を拡大して示す断面図である。この図に示すように、上部164は、第2の吸引抑制機構170と排気ノズル172とを備える。第2の吸引抑制機構170は、第1の吸引抑制機構140の上に重ねて設けられている。この第2の吸引抑制機構170は、空間形成部171を備える。空間形成部171は、下向きに凸の三角錐形状に構成され、空間形成部171の内部に排気ノズル172と吸気管132とを連通する空間が形成されている。空間形成部171は、上部164と一体で形成された円盤状の上側部171Aと、上側が開口した下向きの三角錐形状の下側部171Bとを備える。上側部171Aには排気孔171C(図6参照)が形成され、この排気孔171Cに吸気管132が接続されている。一方、下側部171Bの下端(先端)中央には吸気孔171Dが形成されている。
排気ノズル172は、下側部171Bの下端中央に取付けられている。この排気ノズル172は、ゴム等の弾性変形可能な材料で構成された吸盤であり、排気ノズル172の上端中央には吸気孔171Dに接続する排気孔172Aが形成され、排気ノズル172の下部には開口とその周囲の開口縁部が形成されている。この排気ノズル172の下部が蓋部113の上面中央に吸着する。
図5は、図4の下側部171Bを示す平面図である。図6は、図4の上側部171Aを示す底面図である。これらの図において、下側部171Bと上側部171Aとの左側に柱部162が位置する。上部164は、図中の回動軸L1を支点として回動する。
図5に示すように、下側部171Bの中央部には、ゴム等の弾性部材で構成された凸部171Eが設けられている。この凸部171Eは、下側部171Bの底部から突出している。凸部171Eの上面の縁部にはリブ171Fが形成されており、このリブ171Fが上側部171Aの下面に当接している。
凸部171Eには、吸気孔171Dよりも大径の円状の孔171Gが形成されている。凸部171Eは、扇形状に構成されている。孔171Gは、凸部171Eの左寄りに形成されており、凸部171Eにおける孔171Gの中心よりも図中左側の部分(以下、左側部分と称する)は、平面視で半円形状に形成され、凸部171Eにおける孔171Gの中心よりも図中右側の部分(以下、右側部分と称する)は、平面視で円弧状に形成されている。凸部171Eの右側部分の厚み(内周面から外周面までの距離)は、凸部171Eの左側部分の厚み(内周面から外周面までの距離)に比して数倍(例えば3倍)程度である。
凸部171Eの右側部分は、上下対称の一対の平らな壁面と大小の一対の円弧状の壁面とより囲まれた構造である。リブ171Fの中間部は、凸部171Eの左側部分の上に半円形状に形成され、リブ171Fの両側は、凸部171Eの右側部分の上に上下の直線状の縁部に沿って直線状に形成されている。
ここで、凸部171Eの左側部分と空間形成部171の上側部171Aとの間は、リブ171Fの中間部により気密性および水密性が確保された状態で塞がれている。一方、凸部171Eの右側部分と空間形成部171の上側部171Aとの間は、上記の上下の直線状の縁部の近傍のみリブ171Fの両側により気密性および水密性が確保された状態で塞がれている。即ち、凸部171Eの右側部分と空間形成部171の上側部171Aとの間は、上記の直線状の縁部の近傍を除いて空気が通る隙間が確保されている。
下側部171Bの外周部には円状のリブ171Hが形成されている。このリブ171Hには、複数(例えば図示するように3個)のキー溝171Iが形成されている。一方、図6に示すように、上側部171Aの外周部には円状のリブ171Jが形成されている。このリブ171Jには、キー溝171Iと同数のキー171Kが形成されている。下側部171Bが上側部171Aに対して時計回り方向または反時計回り方向に相対的に回転すると、複数のキー171Kと複数のキー溝171Iとが相互に係合したり外れたりし、それにより、上側部171Aと下側部171Bとが一体化したり分離したりする。
図6に示すように、近接センサ152が、空間形成部171の上側部171Aの上面における中心に取り付けられている。この近接センサ152は、空間形成部171内に流入した泡等の生成物を検出して検出信号を制御装置190に出力する。
上側部171Aの下面の中央部には、その周囲に比して表面粗さが大きい粗面部171Lが形成されている。この粗面部171Lは、粗面化処理や塗料の塗布等によりその周囲に比して表面が粗くなっている。これにより、空間形成部171内に吸引された泡等の生成物が粗面部171Lに付着し易くなり、排気孔171Cに到達し難くなる。
排気孔171Cは、上側部171Aの外周部に配されている。それに対して、吸気孔171Dは、下側部171Bの中心に配されている。即ち、排気孔171Cと吸気孔171Dとは、相対的に平面視にて異なる位置に配されている。これにより、ポンプ131の作動時の空間形成部171内での空気の流れが、吸気孔171Dから上方に向かって上側部171Aの下面に衝突し、迂回して排気孔171Cに向かうようになる。これにより、泡等の生成物が吸気孔171Dを通して空間形成部171内に流入した場合でも、その泡等の生成物が上側部171Aの下面に衝突して気流から分離される。ここで、V字状のリブ171Fが図中右向きに開放されていることにより、上側部171Aの下面に衝突した空気は、図中右向きに旋回する。他方、排気孔171Cは、吸気孔171Dに対して相対的に図中上側に位置する。これにより、上側部171Aの下面に衝突した空気は、図中右側へ向かった後、図中反時計回りに旋回して排気孔171Cに至る。従って、排気孔171Cが吸気孔171Dに対して相対的に図中右側に位置する場合に比して、空間形成部171内に流入した泡等の生成物が排気孔171Cに到達し難くなり、吸気管132内に流入し難くなる。
さらに、上側部171Aの下面の中央(吸気孔171Dの真上)には、その周囲よりも表面粗さが大きい粗面部171Lが形成されており、吸気孔171Dから上方に向かった空気が粗面部171Lに衝突する。これにより、上側部171Aの下面の中央の表面粗さがその周囲と同じである場合に比して、空間形成部171内に流入した泡等の生成物が上側部171Aの下面に付着し易くなり、気流から分離されて空間形成部171内に滞留し易くなる。
ここで、空間形成部171内に泡等の生成物が滞留している場合において、図2に示すように上部164が垂直上向きの姿勢になると、滞留した生成物が自重で図5及び図6の左側へ移動する。この場合において、泡等の生成物は、粗面部171Lに付着しているのに対して、排気孔171Cは粗面部171Lに対して図5及び図6における左側に位置せず図5及び図6における上側に位置する。これにより、図2に示す状態において、泡等の生成物が自重で排気孔171Cに向かって流れ落ちることを防止できる。
また、空間形成部171内に泡等の生成物が滞留している場合において、図3に示すように上部164が垂直下向きの姿勢になると、滞留した生成物が自重で図5及び図6における右側へ移動する。この場合において、泡等の生成物は、粗面部171Lに付着しているのに対して、排気孔171Cは粗面部171Lに対して図5及び図6における右側に位置しない。これにより、図3に示す状態において、泡等の生成物が自重で排気孔171Cに向かって流れ落ちることを防止できる。
図4に示すように、蓋部113の上蓋部113Aの下面中央には、シール部材114が設けられている。このシール部材114は、ゴム等の弾性変形可能な材料で円筒形状に形成されており、上蓋部113Aの下面中央から下方に突出している。このシール部材114の孔の下側部分は、上側から下側へかけて拡径するようなテーパー形状に形成されている。
第1の吸引抑制機構140は、弁本体141と、弁本体受け部142とを備える。弁本体141は、円盤状の基部141Aと、基部141Aの上面に形成された円環状のリブ141B、141Cと、基部141Aの上面の中心に形成された円錐台形状の凸部141Dと、凸部141Dの上端に形成された突起部141Eと、基部141Aの下面に形成された円環状のリブ141Fとを備える。
円環状のリブ141Bは、基部141Aの周縁部に形成されている。円環状のリブ141Cは、リブ141Bよりも小径で且つ高さが低い。円環状のリブ141Fは、リブ141Bよりも小径且つリブ141Cよりも大径である。これらのリブ141B、141C、141Fは、同軸に配されている。
凸部141Dの上部は、シール部材114の孔のテーパー形状の下側部分に挿入されている。突起部141Eは、シール部材114の孔内に挿入されている。凸部141Dとシール部材114の孔壁との間には空気が通る隙間が確保され、突起部141Eとシール部材114の孔壁との間には空気が通る隙間が確保されている。
弁本体受け部142は、蓋本体部113Bの下部中央に設けられている。弁本体受け部142は、有底の円筒形状に構成されている。弁本体141は、弁本体受け部142内に配されている。弁本体141と弁本体受け部142との間には空気が通る隙間が確保されている。
弁本体受け部142の底部には、複数の排気孔142Aと、複数の凸部142Bとが形成されている。それぞれの凸部142Bは、それぞれの排気孔142Aに対応して配されている。ここで、凸部142Bは、円錐台形状に形成されており、側面の一部が開口している。このため、容器110内で生じた泡等の生成物は、吸引力により排気孔142Aに至る前に、凸部142Bの外壁や内壁に衝突する。従って、容器110内で生じた泡等の生成物が、排気孔142Aを通して蓋部113内に吸引されることが抑制される。
なお、以上に説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態において開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。例えば、上述の実施形態では、図5及び図6に示すように、排気孔171Cと吸気孔171Dとを、回動軸L1に対して平行な方向に並ぶように配したが、排気孔171Cと吸気孔171Dとは、回動軸L1に対して直交する軸線L2の方向に並ばないように配されていればよい。
100 電動調理器、110 容器、111 容器本体、112 底部、113 蓋部、113A 上蓋部、113B 蓋本体部、114 シール部材、115 シール部材、116 シール部材、120 加工機構、121 モータ、122 出力軸、123 カップリング、124 加工具、124A 刃、125 回転軸、126 カップリング、130 減圧機構、131 ポンプ、132 吸気管、132A 分岐管、134 大気解放弁、140 第1の吸引抑制機構、141 弁本体、141A 基部、141B リブ、141C リブ、141D 凸部、141E 突起部、141F リブ、142 弁本体受け部、142A 排気孔、142B 凸部、150 異常状態検出機構、151 圧力センサ、152 近接センサ、160 調理器本体、161 基台部、161A 凹部、162 柱部、164 上部、164A 回動連結部、170 第2の吸引抑制機構、171 空間形成部、171A 上側部、171B 下側部、171C 排気孔、171D 吸気孔、171E 凸部、171F リブ、171G 孔、171H リブ、171I キー溝、171J リブ、171K キー、171L 粗面部、172 排気ノズル、172A 排気孔、180 操作パネル、190 制御装置、210 容器

Claims (6)

  1. 上部に吸引口が設けられ、食材が投入される容器と、
    前記容器が着脱される装置本体と、
    前記容器内の食材を加工する加工機構と、
    前記吸引口を通して前記容器の内部空間を減圧する減圧機構と、
    前記装置本体に設けられ、前記加工機構により食材が加工されて生成された生成物の前記吸引口を通しての前記容器からの吸引を抑制する吸引抑制機構と、
    前記吸引抑制機構と前記吸引口とを接続する接続部と
    を備え、
    前記装置本体は、
    前記吸引抑制機構と前記接続部とが設けられ、前記接続部により前記吸引抑制機構と前記吸引口とが接続される接続位置と、前記接続位置から上方に回動した第1の退避位置と、前記接続位置から下方に回動した第2の退避位置とに変位可能である回動部を備え、
    前記吸引抑制機構は、前記減圧機構と前記接続部とが接続され内部に前記接続部と前記減圧機構とを連通する空間を形成する空間形成部を備え、
    前記空間形成部は、前記接続部が接続される第1の孔と、前記減圧機構が接続される第2の孔とが形成され、
    前記第1の孔と前記第2の孔とは、前記回動部の回動軸に対して直交する方向に並ばないように配されている電動調理器。
  2. 前記第1の孔と前記第2の孔とは、前記回動部の回動軸に対して平行な方向に並ぶように配されている請求項1に記載の電動調理器。
  3. 前記空間形成部は、前記第1の孔と対向する位置に形成され周囲よりも表面粗さが大きい粗面部を備える請求項1又は2に記載の電動調理器。
  4. 前記空間形成部の上面に取付けられた静電容量型の近接センサを備え、
    前記近接センサは、前記第1の孔の真上に配されている請求項1~3の何れか1項に記載の電動調理器。
  5. 前記空間形成部は、
    前記回動部に設けられ前記第2の孔が形成された第1の部分と、
    前記第1の部分に取り外し可能に取付けられ前記第1の孔が形成された第2の部分と
    を備える請求項1~4の何れか1項に記載の電動調理器。
  6. 前記第2の部分から前記第1の部分に向けて突出し、前記第1の孔と同軸の孔が形成された凸部を備え、
    前記凸部の上面には、前記第1の部分の下面に当接するリブが形成され、
    前記リブは、前記回動軸に対して直交する方向の一方側にのみ開放された流路を形成する請求項5に記載の電動調理器。
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