JP7014726B2 - 無線ノードの時刻同期ネットワークと無線ノード - Google Patents

無線ノードの時刻同期ネットワークと無線ノード Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、2016年2月26日に出願された米国仮出願第62/300,646の優先権利益を主張し、その開示内容は参照によりその全体が本出願に組み込まれる。本出願は、「Crystal Free Radio」という発明の名称で2016年5月9日に出願された米国仮出願第62/333,506に関するものであり、その開示内容も参照によりその全体が本出願に組み込まれる。背景技術及び発明を実施するための形態の欄を含む本明細書に引用される全ての文献は、参照によりそれぞれが個々に本出願に組み込まれる。
政府支援の声明
本発明は、アメリカ国防高等研究計画局(DARPA)によって授与された助成金HR0011-14-2-0001号による政府援助によって成された。米国政府は、本発明において一定の権利を有する。
1.分野
本出願は、ネットワーク全般に関し、特に、無線ノードの時刻同期ネットワークと、ネットワークにおける無線ノードとに関する。
2.背景
今日現在、規格準拠の無線システムのほとんど全ては、正確なタイミング及び周波数の基準のためにクオーツ技術を用いている。水晶(Xtal)は嵩張ったオフチップ部品であり、小型化に限界があり、センサノードの部品表(BOM)コストが増加する。したがって、無線システムにおける正確なタイミング及び周波数の基準のために、改善されたシステム及び方法が必要とされる。
本開示の一態様は、無線ネットワークを提供することである。無線ネットワークは、マスタクロックを使用してマスタ周波数を生成し、生成した前記マスタ周波数で送信するように構成されたマスタ無線周波(RF)送信機を備えるマスタノードと、スレーブノードと、を含む。スレーブノードは、マスタノードと無線通信し、スレーブ周波数で受信するように構成されたチューナブルRF受信機と、チューナブルRF受信機と通信するように構成されたRF発振器であって、チューナブルRF受信機にRF発振器周波数を伝達して、スレーブ周波数を決定して同調させるように構成されたRF発振器と、を含む。スレーブノードはまた、チューナブルRF受信機と通信するように構成された信号プロセッサを含む。信号プロセッサは、あらかじめ定められたサーチ周波数帯域内でチューナブルRF受信機のスレーブ周波数を同調させることによってマスタノードからの信号の受信を探索して初期検出マスタ周波数を提供するようにチューナブルRF受信機に指示するように更に構成される。信号プロセッサは、マスタノードから初期検出マスタ周波数で較正信号を受信するようにチューナブルRF受信機に指示するように更に構成され、較正信号は時間情報と周波数情報の少なくとも一方又は両方を含んでいる。信号プロセッサは、較正信号からの情報とRF発振器からの対応する信号とを比較して、較正信号に対するRF発振器周波数の周波数誤差を提供することにより、RF発振器周波数をマスタ周波数に同調させて、スレーブノードとマスタノードとの間の同調されたRF発振器周波数での通信を可能にするように更に構成される。
本開示の別の態様は、無線ネットワークシステム用の無線スレーブノードを提供することである。スレーブノードは、マスタ周波数で送信するように構成されたマスタノードと無線通信し、スレーブ周波数で受信するように構成されたチューナブル無線周波(RF)受信機と、チューナブルRF受信機と通信するように構成されたRF発振器であって、チューナブルRF受信機にRF発振器周波数を伝達して、スレーブ周波数を決定して同調させるように構成されたRF発振器と、を含む。スレーブノードはまた、チューナブルRF受信機と通信するように構成された信号プロセッサを含む。信号プロセッサは、あらかじめ定められたサーチ周波数帯域内でチューナブルRF受信機のスレーブ周波数を同調させることによってマスタノードからの信号の受信を探索して初期検出マスタ周波数を提供するようにチューナブルRF受信機に指示するように更に構成される。信号プロセッサは、マスタノードから初期検出マスタ周波数で較正信号を受信するようにチューナブルRF受信機に指示するように更に構成され、較正信号は時間情報と周波数情報の少なくとも一方又は両方を含んでいる。信号プロセッサは、較正信号からの情報とRF発振器からの対応する信号とを比較して、較正信号に対するRF発振器周波数の周波数誤差を提供することにより、RF発振器周波数をマスタノードの周波数に同調させて、スレーブノードとマスタノードとの間の同調されたRF発振器周波数での通信を可能にするように更に構成される。
本開示のさらなる態様は、無線ネットワークシステム用の無線スレーブノードを提供することである。無線スレーブノードは、マスタノードと無線通信し、第1のスレーブ周波数で送信するように構成されたチューナブルRF送信機と、マスタノードと無線通信し、第2のスレーブ周波数で受信するように構成されたチューナブルRF受信機と、を含む。スレーブノードは、チューナブルRF受信機及び前記チューナブルRF送信機と通信するように構成されたRF発振器であって、チューナブルRF送信機及びチューナブルRF受信機にRF発振器周波数を伝達して、第1及び第2の前記スレーブ周波数を決定して同調させるように構成されたRF発振器を更に備える。RF発振器は、時間情報と周波数情報の少なくとも一方又は両方を備える較正情報を基準ノードから受信するように構成され、RF発振器のRF発振器周波数が基準ノードからの較正情報に基づいて同調されて、スレーブノードとマスタノードとの間の同調されたRF発振器周波数での通信を可能にするように構成される。
本開示の別の態様は、スレーブノードの通信周波数をマスタノードの通信周波数に同調させる方法であって、マスタノードはマスタ周波数で送信するように構成されたマスタ無線周波(RF)送信機を備え、マスタ周波数はマスタクロックを使用してマスタノードによって生成される。この方法は、スレーブノードによって、あらかじめ定められたサーチ周波数帯域内でスレーブノードのチューナブルRF受信機のスレーブ周波数を同調させることによってマスタノードからの信号の受信を探索し、初期検出マスタ周波数を提供するステップであって、スレーブ周波数は、スレーブノードにおけるRF発振器により提供されるRF周波数に対応したステップと、スレーブノードによって、マスタノードから初期検出マスタ周波数で較正信号を受信するステップであって、較正信号は時間情報と周波数情報の少なくとも一方又は両方を含むステップと、スレーブノードによって、時間情報と周波数情報の少なくとも一方又は両方を含む較正信号とスレーブ周波数との間の周波数誤差を決定するステップと、スレーブノードによって、周波数誤差に基づいてスレーブ周波数をマスタノードの周波数に同調させて、スレーブノードとマスタノードとの間の同調されたスレーブ周波数での通信を可能にするステップと、を含む。
本開示の更に別の態様は、無線ネットワークを介して通信する方法を提供することである。この方法は、マスタノードからRF較正情報を送信するステップと、あらかじめ選択された周波数帯域内でスレーブノードのRF受信機を同調させて、マスタノードから前記RF較正情報を受信するステップと、マスタノードからのRF較正情報を使用してスレーブノードのRF送信機を同調させるステップと、RF送信機を同調させるステップに続いてスレーブノードからローカル情報を送信するステップであって、少なくともマスタノード又は少なくとも1つの他のスレーブノードがローカル情報を受信することができるようにするステップと、を含む。スレーブノードのRF送信機を同調させるステップは、スレーブノードのRF発振器を同調させるステップを備える。
本開示、並びに、構造の関連要素及び部品の組合せの動作及び機能の方法や製造の経済性は、全てが本明細書の一部を形成する添付の図面を参照して、以下の説明及び添付の特許請求の範囲を考慮することによってより明らかになるであろう。同様の参照番号は、様々な図における対応する部品を示す。しかしながら、図面は例示及び説明の目的のみのものであり、本発明の範囲の定義を意図するものではないことを明確に理解されたい。本明細書及び特許請求の範囲で使用されているように、「a」、「an」及び「the」の単数形は、文脈がそうでないことを明確に指示しない限り、複数の指示対象を含む。
図1は、本開示のいくつかの実施形態による、無線ネットワークの概略図を示す。
図2は、本開示のいくつかの実施形態による、無線ネットワークシステム用の無線スレーブノードの概略図である。
図3は、本開示の一実施形態による、RF(LC/リング)発振器のオンチップ周波数測定のための簡単なカウンタを使用してそれらの周波数を同調させることができるモノのインターネット(IoT)センサノードにおけるカウンタ1の数N1カウントによって規定される測定間隔Tを示す。
図4は、本開示の一実施形態による、第1の実験のための測定構成を示す図である。
図5Aは、本開示の一実施形態による、23℃の一定温度で12時間にわたって測定されたRC発振器周波数のプロットである。
図5Bは、本開示の一実施形態による、推定された周波数誤差対時間のプロットである。
図5Cは、本開示の一実施形態による、較正されたRC発振器周波数のプロットである。
図6Aは、本開示の一実施形態による、温度傾斜特性を示すプロットである。
図6Bは、本開示の一実施形態による、弛張発振器の測定周波数を示すプロットである。
図6Cは、本開示の一実施形態による、比較のためにFPGA上で生成された10MHzのXtal基準周波数を示すプロットである。
図7Aは、本開示の一実施形態による、RC発振器周波数に対する温度傾斜の影響を示す図である。
図7Bは、本開示の一実施形態による、推定された周波数誤差を示す。 図7Cは、本開示の一実施形態による、RC発振器周波数における較正された残留誤差を示す。
図8Aは、本開示の一実施形態による、FIRフィルタ有りで測定された較正されたRC発振器周波数基準を示す。 図8Bは、本開示の一実施形態による、FIRフィルタ無しで測定された較正されたRC発振器周波数基準を示す。
図9は、本開示の一実施形態による、室温での異なる同期間隔を調べるための測定構成を示す図である。
図10は、本開示の一実施形態による、FIRフィルタ有り及び無しの各同期間隔に対応する標準偏差のプロットを示す。
本発明のいくつかの実施形態を以下に詳細に説明する。実施形態を説明する際には、明確化のために特定の用語を使用する。しかしながら、本発明は、そのように選択された特定の用語に限定されることを意図しない。当業者は、本発明の広範な概念から逸脱することなく他の等価な構成要素を使用することができ、他の方法を開発できることを認識するであろう。
図1は、本開示のいくつかの実施形態による無線ネットワークの概略図を示す。一実施形態では、無線ネットワーク100は、マスタノード102及びスレーブノード110,112を含む。マスタノード102は、マスタ周波数で送信するように構成されたマスタ無線周波(RF)送信機104を含む。マスタ周波数は、マスタクロック108を使用してマスタノード102によって生成される。一実施形態では、マスタクロック108は、水晶又は微小電気機械システム(MEMs)発振器を備える。
以下の段落では、スレーブノード110を参照して無線ネットワーク100を説明する。ただし、スレーブノード112についても同様の記述が可能であることは言うまでもない。スレーブノード110は、マスタノードと無線通信し、スレーブ受信周波数で受信するように構成されたチューナブルRF受信機116を含む。一実施形態では、スレーブノード110は、マスタノード102と無線通信し、スレーブ送信周波数で送信するように構成されたチューナブルRF送信機114を更に含むことができる。一実施形態では、チューナブルRF受信機116のスレーブ受信周波数は、チューナブルRF送信機114のスレーブ送信周波数と実質的に同一である。ただし、スレーブ受信周波数とスレーブ送信周波数も異なる場合がある。例えば、スレーブ送信周波数とスレーブ受信周波数との間には、数MHz(例えば、2.5MHz)の差が存在し得る。
スレーブノード110はまた、チューナブルRF受信機116と通信するように構成されたRF発振器118を含む。RF発振器は、チューナブルRF送信機114と通信するように構成することもできる。RF発振器118は、少なくともチューナブルRF受信機116にRF発振器周波数を伝達して、スレーブ周波数を決定して同調させるように構成される。一実施形態では、RF発振器118は、RF発振器周波数をチューナブルRF送信機114及びチューナブルRF受信機116の両方に伝達するように構成される。別の実施形態では、RF発振器118は、チューナブルRF受信機116と通信するように構成された第1のRF発振器と、チューナブルRF送信機114と通信するように構成された第2のRF発振器とを含むことができる。RF発振器118の第1及び第2のRF発振器は、チューナブルRF受信機116及びチューナブルRF送信機114に周波数情報をそれぞれ伝達して、チューナブルRF受信機116のスレーブ周波数とチューナブルRF送信機114のスレーブ周波数を決定して同調させるように構成される。
スレーブノード110は、チューナブルRF受信機116と通信するように構成された信号プロセッサ120も含む。信号プロセッサ120は、デジタル回路又はアナログ回路とすることができる。一実施形態では、信号プロセッサは、チューナブルRF送信機114と通信するように構成することもできる。一実施形態では、信号プロセッサ120は、あらかじめ定められたサーチ周波数帯域内でチューナブルRF受信機116のスレーブ周波数を同調させることによってマスタノード102からの信号の受信を探索して初期検出マスタ周波数を提供するようにチューナブルRF受信機116に指示するように更に構成される。一実施形態では、信号プロセッサ120は、マスタノード102から初期検出マスタ周波数で較正信号を受信するようにチューナブルRF受信機116に指示するように更に構成される。較正信号は、時間情報と周波数情報の少なくとも一方又は両方を含むことができる。例えば、一実施形態では、較正信号は、2つの異なる時点で送信される2つのビーコン信号の形態の時間情報を含むことができる。2つのビーコン信号は、同じ周波数を有することができる。別の実施形態では、較正信号は、第1の時点で送信された第1の周波数の第1の信号と、第2の時点で送信された第2の周波数の第2の信号とを含むことができる。第1の時点及び第2の時点は、同じでも異なっていてもよい。
信号プロセッサ120は、較正信号からの情報とRF発振器118からの対応する信号とを比較して、較正信号に対するRF発振器周波数の周波数誤差を提供することにより、RF発振器周波数をマスタノード102の周波数に同調させて、スレーブノード110とマスタノード102との間の同調されたRF発振器周波数での通信を可能にするように更に構成される。一実施形態では、RF発振器118の周波数誤差は、マスタノード102からの較正信号からの情報をRF発振器118からの対応する信号と比較することによって信号プロセッサ120によって計算することができる。計算された周波数誤差は、初期検出マスタ周波数よりもマスタ周波数により密接に一致又は近づく通信周波数を計算するために使用することができる。
別の実施形態では、周波数誤差を計算する必要はない。この場合、例えば、周波数誤差は、「ビットチャージポンプ」として符号化することができる方向若しくは符号「+」又は符号「-」の形態で提供することができる。したがって、スレーブ周波数が、マスタ周波数よりも大きい場合は「+」であり、又はマスタ周波数よりも小さい場合は「-」であるという情報として誤差を提供することができる。スレーブ周波数は、スレーブ周波数がマスタ周波数よりも大きい場合はその周波数を減少させることができ、スレーブ周波数がマスタ周波数よりも小さい場合は周波数を増加させることができ、スレーブ周波数がマスタ周波数に同調するまでこの動作を複数回繰り返すことができる。
一実施形態では、RF発振器118は、弛張発振回路とLC回路(LCタンク)の少なくとも一方又は両方を含む。一実施形態では、チューナブルRF受信機116及びRF発振器118は、1つの半導体ダイ上のシングル・チップ半導体デバイスとして構成されている。別の実施形態では、チューナブルRF受信機116、チューナブルRF送信機114、及びRF発振器118は、1つの半導体ダイ上のシングル・チップ半導体デバイスとして構成されている。例えば、シングル・チップ半導体デバイスは、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)デバイスである。一実施形態では、スレーブノード110は、チューナブルRF受信機116に電気的に接続されたアンテナを含むこともできる。アンテナは、チューナブルRF送信機114に接続することもできる。あるいは、別個のアンテナをチューナブルRF送信機114に接続することができる。アンテナは、1つの半導体ダイ上のシングル・チップ半導体デバイス上に設けることができる。一実施形態では、スレーブノード110は、スレーブノード110に電力を供給するために、チューナブルRF受信機116及びRF発振器118に電気的に接続された電気エネルギー源を更に含む。別の実施形態では、電気エネルギー源は、スレーブノード110に電力を供給するために、チューナブルRF受信機116、チューナブルRF送信機114、及びRF発振器118に電気的に接続されている。一実施形態では、電気エネルギー源は、1つの半導体ダイ上のシングル・チップ半導体デバイス上における更なる構成物である。一実施形態では、電気エネルギー源は、無線スレーブノードのローカル環境からエネルギーを抽出するエネルギー捕集構造を含むことができる。エネルギー捕集構造は、例えば光起電力セルであってもよい。一実施形態では、スレーブノード110は、電気エネルギー源に電気的に接続されたエネルギー蓄積構造を更に含む。エネルギー蓄積構造は、例えば、電池であり得る。一実施形態では、スレーブノード110は、電気エネルギー源に電気的に接続されたエネルギー蓄積構造を更に含む。エネルギー蓄積構造は、例えば、シングル・チップ半導体デバイス上に印刷された薄膜電池とすることができる。
一実施形態では、スレーブノード110は、同調されたRF発振器周波数を記憶するために信号プロセッサ120と通信するように構成されたメモリデバイスを含むこともできる。一実施形態では、スレーブノードは、チューナブルRF受信機116と通信してチューナブルRF受信機116にタイミング情報を提供するように構成されたローカルクロック119も含むことができる。一実施形態では、ローカルクロック119は、チューナブルRF送信機114と通信してチューナブルRF送信機114にタイミング情報を提供することもできる。一実施形態では、ローカルクロック119は、マスタノード102から較正信号を受信するように構成されている。較正信号は、ローカルクロック119をマスタノードのマスタクロック108に同調させるために、時間情報と周波数情報の少なくとも一方又は両方を含むことができる。一実施形態では、ローカルクロック119は、RF発振器118のRF発振器周波数よりも低い周波数を有する低周波発振器を含む。
図2は、本開示のいくつかの実施形態による、無線ネットワークシステム用の無線スレーブノードの概略図を示す。スレーブノード200は、マスタノードと無線通信し、スレーブ受信周波数で受信するように構成されたチューナブルRF受信機204を含む。一実施形態では、スレーブノード200は、マスタノードと無線通信し、スレーブ送信周波数で送信するように構成されたチューナブルRF送信機202を更に含むことができる。一実施形態では、チューナブルRF受信機204のスレーブ受信周波数は、チューナブルRF送信機202のスレーブ送信周波数と実質的に同一である。しかしながら、スレーブ受信周波数とスレーブ送信周波数も異なる可能性がある。例えば、スレーブ送信周波数とスレーブ受信周波数との間には、数MHz(例えば、2.5MHz)の差が存在し得る。
スレーブノード200はまた、チューナブルRF受信機204と通信するように構成されたRF発振器206を含む。RF発振器206は、チューナブルRF送信機202と通信するように構成することもできる。RF発振器206は、少なくともチューナブルRF受信機204にRF発振器周波数を伝達して、スレーブ周波数を決定し同調させるように構成される。一実施形態では、RF発振器206は、RF発振器周波数をチューナブルRF送信機202とチューナブルRF受信機204の両方に伝達するように構成される。別の実施形態では、RF発振器206は、チューナブルRF受信機204と通信するように構成された第1のRF発振器と、チューナブルRF送信機202と通信するように構成された第2のRF発振器とを含む。RF発振器206の第1及び第2のRF発振器は、チューナブルRF受信機204及びチューナブルRF送信機202に周波数情報をそれぞれ伝達して、チューナブルRF受信機204のスレーブ周波数とチューナブルRF送信機202のスレーブ周波数を決定して同調させるように構成される。
スレーブノード200はまた、チューナブルRF受信機204と通信するように構成された信号プロセッサ208を含む。信号プロセッサ208は、デジタル回路又はアナログ回路とすることができる。一実施形態では、信号プロセッサ208は、チューナブルRF送信機202と通信するように構成することもできる。一実施形態では、信号プロセッサ208は、あらかじめ定められたサーチ周波数帯域内でチューナブルRF受信機204のスレーブ周波数を同調させることによってマスタノードからの信号の受信を探索して初期検出マスタ周波数を提供するようにチューナブルRF受信機204に指示するように更に構成される。一実施形態では、信号プロセッサ208は、マスタノードから初期検出マスタ周波数で較正信号を受信するようにチューナブルRF受信機204に指示するように更に構成される。較正信号は、時間情報と周波数情報の少なくとも一方又は両方を含むことができる。例えば、一実施形態では、較正信号は、2つの異なる時点で送信される2つのビーコン信号の形態の時間情報を含むことができる。2つのビーコン信号は、同じ周波数を有することができる。別の実施形態では、較正信号は、第1の時点で送信された第1の周波数の第1の信号と、第2の時点で送信された第2の周波数の第2の信号とを含むことができる。第1の時点及び第2の時点は、同じでも異なっていてもよい。
信号プロセッサ208は、較正信号からの情報とRF発振器206からの対応する信号とを比較して、較正信号に対するRF発振器周波数の周波数誤差を提供することにより、RF発振器周波数をマスタノードの周波数に同調させて、スレーブノード200とマスタノードとの間の同調されたRF発振器周波数での通信を可能にするように更に構成される。一実施形態では、RF発振器206の周波数誤差は、マスタノードからの較正信号からの情報をRF発振器206からの対応する信号と比較することによって信号プロセッサ208によって計算することができる。計算された周波数誤差は、初期検出マスタ周波数よりもマスタ周波数により密接に一致又は近づく通信周波数を計算するために使用することができる。
別の実施形態では、周波数誤差を計算する必要はない。この場合、例えば、周波数誤差は、「ビットチャージポンプ」として符号化することができる方向若しくは符号「+」又は符号「-」の形態で提供することができる。したがって、スレーブ周波数が、マスタ周波数よりも大きい場合は「+」であり、又はマスタ周波数よりも小さい場合は「-」であるという情報として誤差を提供することができる。スレーブ周波数は、スレーブ周波数がマスタ周波数よりも大きい場合はその周波数を減少させることができ、スレーブ周波数がマスタ周波数よりも小さい場合は周波数を増加させることができ、スレーブ周波数がマスタ周波数に同調するまでこの動作を複数回繰り返すことができる。
一実施形態では、RF発振器206は、弛張発振回路とLC回路(LCタンク)の少なくとも一方又は両方を含む。一実施形態では、チューナブルRF受信機204及びRF発振器206は、1つの半導体ダイ上のシングル・チップ半導体デバイスとして構成されている。別の実施形態では、チューナブルRF受信機204、チューナブルRF送信機202、及びRF発振器206は、1つの半導体ダイ上のシングル・チップ半導体デバイスとして構成されている。例えば、シングル・チップ半導体デバイスは、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)デバイスである。一実施形態では、スレーブノード200は、チューナブルRF受信機204に電気的に接続されたアンテナも含むことができる。アンテナは、チューナブルRF送信機202に接続されてもよい。別法として、別個のアンテナがチューナブルRF送信機202に接続されてもよい。アンテナは、1つの半導体ダイ上のシングル・チップ半導体デバイス上に設けることができる。一実施形態では、スレーブノード200は、スレーブノード200に電力を供給するために、チューナブルRF受信機204及びRF発振器206に電気的に接続された電気エネルギー源を更に含む。別の実施形態では、電気エネルギー源は、スレーブノード200に電力を供給するために、チューナブルRF受信機204、チューナブルRF送信機202、及びRF発振器206に電気的に接続されている。一実施形態では、電気エネルギー源は、1つの半導体ダイ上のシングル・チップ半導体デバイス上における更なる構成物である。一実施形態では、電気エネルギー源は、無線スレーブノードのローカル環境からエネルギーを抽出するエネルギー捕集構造を含むことができる。エネルギー捕集構造は、例えば光起電力セルであってもよい。一実施形態では、スレーブノード200は、電気エネルギー源に電気的に接続されたエネルギー蓄積構造を更に含む。エネルギー蓄積構造は、例えば、電池であり得る。一実施形態では、スレーブノード200は、電気エネルギー源に電気的に接続されたエネルギー蓄積構造を更に含む。エネルギー蓄積構造は、例えば、シングル・チップ半導体デバイス上に印刷された薄膜電池とすることができる。
一実施形態では、スレーブノード200は、同調されたRF発振器周波数を記憶するために信号プロセッサ208と通信するように構成されたメモリデバイスを含むこともできる。一実施形態では、スレーブノード200は、チューナブルRF受信機204と通信してチューナブルRF受信機204にタイミング情報を提供するように構成されたローカルクロック207も含むことができる。一実施形態では、ローカルクロック207は、チューナブルRF送信機202と通信してチューナブルRF送信機202にタイミング情報を提供することもできる。一実施形態では、ローカルクロック207は、マスタノードから較正信号を受信するように構成されている。較正信号は、ローカルクロック207をマスタノードのマスタクロックに同調させるために、時間情報と周波数情報の少なくとも一方又は両方を含むことができる。一実施形態では、ローカルクロック207は、RF発振器206のRF発振器周波数よりも低い周波数を有する低周波発振器を含む。
上記段落では、較正信号又は較正情報がマスタノードによって提供されると記載されている。しかしながら、較正信号又は較正情報は、基準ノードによって提供され得ることを理解されたい。基準ノードは、マスタノードであり得るか、又はそれに限定されないが、GPS衛星、移動セルラタワー、FMラジオ、テレビ、及び/又は原子時計を含む他の基準ノードであり得る。したがって、較正情報又は較正信号は、マスタノードからの較正情報、GPS信号からの較正情報、移動セルラ信号からの較正情報、FMラジオ信号からの較正情報、テレビ信号からの較正情報、原子時計信号からの較正情報、又はそれらの任意の組合せを含む。
上記の段落から理解されるように、本開示の一実施形態によれば、スレーブノード(例えばスレーブノード110)の通信周波数をマスタノード(例えばマスタノード102)の通信周波数に同調させる方法もまた提供され、マスタノード102はマスタ周波数で送信するように構成されたマスタRF送信機104を有し、マスタ周波数はマスタクロック108を使用してマスタノード102によって生成される。この方法は、スレーブノード110によって、あらかじめ定められたサーチ周波数帯域内でスレーブノード110のチューナブルRF受信機116のスレーブ周波数を同調させることによってマスタノード102からの信号の受信を探索し、初期検出マスタ周波数を提供するステップを含み、スレーブ周波数は、スレーブノード110におけるRF発振器118により提供されるRF周波数に対応している。この方法は、スレーブノード110によって、マスタノード102からの初期検出マスタ周波数で較正信号を受信するステップであって、較正信号は時間情報と周波数情報の少なくとも一方又は両方を含むステップと、スレーブノード110によって、時間情報と周波数情報の少なくとも一方又は両方を含む較正信号とスレーブ周波数との間の周波数誤差を決定するステップと、を更に含む。この方法はまた、スレーブノード110によって、周波数誤差に基づいてスレーブ周波数をマスタノード102の周波数に同調させて、スレーブノード110とマスタノード102との間の同調されたスレーブ周波数での通信を可能にするステップを含む。
一実施形態では、較正信号とスレーブ周波数との間の周波数誤差を決定するステップは、初期検出マスタ周波数よりもマスタ周波数により密接に一致する通信用周波数を計算するために、マスタノード102からの較正信号からの情報と、RF発振器118からの対応する信号とを比較することにより、RF発振器118の周波数誤差を計算するステップを含む。一実施形態では、スレーブ周波数をマスタノード102の周波数に同調させるステップは、較正信号とスレーブ周波数との間の周波数誤差を補正するステップを備える。
上記の段落から理解されるように、本開示の一実施形態による、無線ネットワークを介して通信する別の方法が更に提供される。この方法は、マスタノード102からRF較正情報を送信するステップと、あらかじめ選択された周波数帯域内でスレーブノード110のRF受信機116を同調させて、マスタノード102からRF較正情報を受信するステップと、を含む。この方法は、マスタノード102からの較正情報を使用してスレーブノードのRF送信機114を同調させるステップと、RF送信機114を同調させるステップに続いてスレーブノード110からローカル情報を送信するステップであって、少なくともマスタノード102又は少なくとも1つの他のスレーブノード112が前記ローカル情報を受信することができるようにするステップと、を更に含む。スレーブノード110のRF送信機114を同調させるステップは、スレーブノード110のRF発振器118を同調させるステップを含む。
一実施形態では、この方法は、マスタノード102からRF較正情報を受信するために、あらかじめ選択された周波数帯域内で第2のスレーブノード112のRF受信機を同調させるステップを更に含む。第2のスレーブノード112のRF送信機を同調させるステップは第2のスレーブノードのRF発振器を同調させるステップを含む。一実施形態では、この方法は、対応するRF送信機を同調させるステップに続いて、第1に述べたスレーブノード110又は第2のスレーブノード112のうちの少なくとも1つからローカル情報を送信するステップであって、ローカル情報がそれらの間で送信されるようにするステップも含む。一実施形態では、RF発振器を同調させるステップは、マスタノード102からの較正情報に基づいてRF発振器の周波数を同調させて、少なくともスレーブノード110,112とマスタノード102との間の同調されたRF発振器周波数での通信を可能にするステップを備える。
以下の段落は、上記の無線ネットワークの実施の様々な例と、スレーブノードの様々な実施を記載する。しかしながら、本開示は、本明細書に記載された実施形態に限定されず、他の構成を包含することを理解されたい。「マスタノード」という用語は、ルートノード、水晶基準を有するノード、又は時間情報と周波数情報の少なくとも一方又は両方を含む較正信号を送信するノードを含むが、これに限定されない広範な解釈を意図する。「スレーブノード」という用語は、無線センサノードを含むがこれに限定されない広範な解釈を意図している。「スレーブノード」という用語は、専用デジタル論理、マイクロプロセッサ、電子プロセッサ、又はソフトウェアに格納されたコマンドを実行するように構成されたプロセッサなどを含むが、これに限定されない広範な解釈を意図している。
以下の段落から理解され得るように、水晶基準がない場合に設計された水晶フリーセンサノードが提供される。本開示の一実施形態では、無線ネットワーク内のノードは、水晶基準を有するネットワーク内の少なくとも1つのノードを有する時間同期メッシュプロトコル(Time-Synchronized Mesh Protocol:TSMP)で動作する。(K. Pister and Lance Doherty, "TSMP: Time synchronized mesh protocol," in IASTED Distributed Sensor Networks, 2008, pp. 391-398.)
水晶発振器が存在しない場合、オンチップ弛張発振器が周波数基準として使用される。周波数基準の場合、周波数基準の周波数安定性と精度が求められる。発振器の発振信号の公称発振周波数からの周波数変動に寄与するいくつかの要因が存在する。これらの要因は、短期間(約数秒以内)及び長期間(約数時間以内)に大別することができる。発振器の周波数変動は、ランダムノイズ、決定的な環境効果、及び経年変化のために発生する。環境効果には、温度、振動、衝撃、電源変動、湿度、応力などが含まれる。これらの影響は、異なる時間スケールで発生することに注意する価値がある。興味深い要因は、所与のパワーバジェットに対する弛張発振器の短期周波数安定性であり、純粋なランダムノイズに起因する固有周波数安定性を制限する。
文献では、アラン偏差によって直接的に時間領域で測定された弛張発振器の短期周波数安定性は、18.5KHz(A. Paidimarri, D. Griffith, A. Wang, A.P. Chandrakasan, and G. Burra, "A 120nW 18.5kHz RC oscillator with comparator offset cancellation for ±0.25% temperature stability," in Solid-State Circuits Conference Digest of Technical Papers (ISSCC), 2013 IEEE International, Feb. 2013, pp. 184-185)と33KHz(D. Griffith, P.T. Roine, J. Murdock, and R. Smith, "A 190nW 33kHz RC oscillator with ±0.21% temperature stability and 4ppm long-term stability," in Solid-State Circuits Conference Digest of Technical Papers (ISSCC), 2014 IEEE International, Feb. 2014, pp. 300-301)のnW電力において、RC発振器の20ppmよりも良好な周波数安定性が1秒を超え、RC発振器の11Hzの100ppm未満が100秒を超える(Seokhyeon Jeong, Inhee Lee, D. Blaauw, and D. Sylvester, "A 5.8 nW CMOS Wake-Up Timer for Ultra-Low-Power Wireless Applications," Solid-State Circuits, IEEE Journal of, vol. 50, no. 8, pp. 1754-1763, Aug. 2015)ことを示している。弛張発振器の周波数安定性は、純粋なランダムノイズによって制限されないが、実際には、環境要因、例えば、温度及び電源電圧の感度に影響される。1ボルト当たり900ppm及び600ppmの電圧精度に対して、測定された温度精度が±2100ppm(-20℃~90℃)及び±1000ppm(-20℃~100℃)であることが報告されている(D. Griffith, P.T. Roine, J. Murdock, and R. Smith, "A 190nW 33kHz RC oscillator with ±0.21% temperature stability and 4ppm long-term stability," in olid-State Circuits Conference Digest of Technical Papers (ISSCC), 2014 IEEE International, Feb. 2014, pp. 300-301 and Keng-Jan Hsiao, "A 32.4 ppm/°C 3.2-1.6V self-chopped relaxation oscillator with adaptive supply generation," in in VLSI Circuits (VLSIC), 2012 Symposium on, June 2012, pp. 14-15)。したがって、環境要因に対する感度は、弛張発振器の周波数精度の下限を設定することができる。
一実施形態では、静的誤差、例えば、プロセス変動を較正した後に、弛張発振器の約1%(すなわち、約10000ppm)の初期周波数精度を環境要因を考慮して達成することができる。例えば、無線ネットワークにおいて、1つのノード(例えば、図1に示すマスタノード102)がクロック(ルートクロックと呼ばれる)として使用される水晶基準発振器を有する場合、ネットワークの他の全てのノードは、パケットを交換し、水晶クロックに対するクロックドリフトを追跡するためにタイムスタンプ情報を使用することによって、それらのローカル基準クロック(弛張発振器)をルートクロックに同期させる(Tengfei Chang, Thomas Watteyne, Kris Pister, and Qin Wang, "Adaptive synchronization in multi-hop TSCH networks," Computer Networks, vol. 76, pp. 165-176, Jan. 2015)。しかしながら、このアプローチの問題は、ノードが最初にルートノードに通信(リッスン)して時間情報を得るためには、正確な水晶ベースの周波数基準を使用してオンチップ位相ロックループ(PLL)で達成できる正確なRF周波数(通常は100ppm未満の精度)に、リスニングノードがそれらのローカル発振器(LO)を同調させる必要があることである。
センサノードが不正確な周波数基準(-10000ppm)でルートノードと通信することを可能にするアルゴリズムが実装される。ルートノード(例えば、マスタノード102)との通信が確立され、時間情報が交換されると、この初期周波数精度は改善され(100ppm未満)、原則として、アラン偏差及び時間同期アルゴリズムの精度によって定量化される、所与の電力に対する弛張発振器のノイズによってのみ制限される。
モノのインターネット(IoT)センサノードは、図3に示すように、RF(LC/リング)発振器のオンチップ周波数測定のための簡単なカウンタを使用してそれらの周波数を同調させることができる。図3に示すように、測定間隔Tは、「カウンタ1」の数N1カウントによって規定される。式(1)を用いてRF周波数fRFを推定することができる。
Figure 0007014726000001
ここで、N2は、間隔Tに対する「カウンタ2」のカウント値である。Nは、RF周波数の分周値である。RF周波数fRFを求めることのできる精度は、基準周波数fREFの精度によって決まる。精度は当初約1%と仮定することができる。2.4GHzのISMバンドの帯域幅は約83MHzであり、これは2450MHzの帯域中心周波数の3.4%に相当する。周波数精度が1%の場合、ネットワーク内の全てのノードは2.4GHzのISMバンドを見つけることが保証され、図3に示すようにローカル発振器すなわちLOを所望のチャネルの約1%(すなわち約24.5MHz以内)に同調させることができる。
通信チャネル帯域幅(マスタノード102とスレーブノード110,112との間の通信)に応じて、周波数分解能(ΔR)が選択されて、IoTセンサノード(スレーブノード)のRF周波数が同調されることにより、24.5MHzのサーチ周波数帯域(SB)におけるルートノード(マスタノード102)の送信周波数を適切な時間内に見つけることが保証される。したがって、サーチ周波数帯域SBを周波数分解能ΔR(すなわち、SB/ΔR)で除算することにより、探索する可能性のあるRFチャネルの数が計算される。例えば、ルートノード(マスタノード102)が、あらかじめ定められたRFチャネル上で期間T秒ごとにビーコン信号を送信する場合、IoTノード(スレーブノード110)は、可能性のある各RFチャネル上でその周波数のビーコン信号を見つけることを保証するためには、少なくとも1.0202×T秒の間リッスンする必要がある。期間Tは、水晶クロック(マスタノード102におけるマスタクロック108)に関して定義され、係数1.0202は、マスタノード102におけるルートノードのマスタクロック108に関する初期近似1%(10000ppm)クロック誤差を考慮している。したがって、IoTノードがルートノード(マスタノード102)を見出すのに要する最大時間(T)は、以下の不等式(2)によって制限される。SB/ΔRを探索する可能性のあるRFチャネルの数は、IoTが上限又は境界を定義するためにリッスンする必要がある期間1.0202×T秒を掛けられる。
Figure 0007014726000002
例えば、2MHzの通信チャネル帯域幅を仮定すると、ΔR=0.5MHzの周波数分解能が許容可能であり、ビーコン間隔がT=1秒の場合、IoTノード(スレーブノード110)がルートノード(マスタノード102)の送信周波数を見出すのに要する最大時間は、50秒未満(<50秒)であろう。ルートノード(マスタノード102)との通信が確立されると、IoTノード(スレーブノード110又は112)は、少なくとも2つの時刻の時間情報を含む較正信号を受信することによってその周波数誤差を計算することができる。いくつかの実施形態によれば、本発明の実施形態はこの例に限定されないが、較正信号は、T秒で時間的に分離されたルートノードからの2つのビーコン信号とすることができる。いくつかの実施形態によれば、各ビーコンパケットは、ルートノードのクロックのカウンタ値c(t)に関して正確なタイムスタンプを含む。次に、IoTノードは、このカウンタ値をそれ自身のカウンタ値c(t)と比較して、文献(Thomas Schmid, Roy Shea, Zainul Charbiwala, and and Mani B. Srivastava Jonathan Firedman, "On the Interaction of Clocks, Power, and Synchronization in Duty-Cycled Embedded Sensor Nodes," ACM Transactions on Sensor Networks (TOSN), vol. 7, no. 3, Sept. 2010)から導くことができる式(3)を使用して、現在の平均相対周波数誤差を推定することができる。
Figure 0007014726000003
周波数誤差推定のための最小分解能は、以下の式(4)によって与えられる。
Figure 0007014726000004
ここで、fREFはデジタルカウンタに使用されるクロック周波数であり、Tは2つのノード間の同期に使用される時間間隔である。周波数誤差推定の精度は、期間Tの間に環境要因が変化する速度によって制限される。したがって、周波数誤差分解能と、期間Tにわたる環境要因によって導入された誤差との間にはトレードオフが存在する。パラメータ又は係数Tは、特定の環境条件に対して動的に適合させることができる。以下の不等式(5)によって表されるように、同期間隔Tは、所望の平均フラクショナル周波数精度の仕様を満たすために十分に長くなければならない一方で、比較的ゆっくりと変化する環境要因を較正するために十分に短くなければならない。
Figure 0007014726000005
その結果生じる周波数誤差の推定値は、式(1)を使用して改善された精度でRF発振器周波数を較正及び同調させるために使用することができる。
市販のハードウェアプラットフォームであるOpenMote(スペインのOpenMote Technologies社製)を使用して、周波数較正アルゴリズムの実行可能性を検証した。第1の実験のための測定構成を図4に示す。3つのモートがある。1つは送信機(Tx)として構成され、他の2つのモート(RCモートとRxモート)は水晶フリーの無線ノードをエミュレートする。市販のハードウェアプラットフォームは、Xtal発振器が動作していない状態で無線装置に通信を許可しないため、水晶フリーの無線ノードをエミュレートするには2つのモートが必要である。したがって、1つのモートはTxモートと通信する受信機(Rx)として構成され、もう1つのモートは弛張発振器が動作しているRC(Xtal発振器無効)として構成される。3つのモートは、温度に依存する周波数変動を排除するために温度チャンバの内部に配置される。Txモートは、ネットワークの時間基準として機能する水晶クロックによって定義される100msの時間間隔(同期間隔)でRFパケットを周期的に送信するように構成されている。水晶フリーノード(RxとRC)は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)に接続されている。弛張発振器の周波数を測定するために、FPGAにカウンタが設定されている。Rxノードは、TxからRFパケットを受信すると、FPGAに割り込みを送信する。FPGAは現在の値を記録し、カウンタをリセットし、測定が繰り返される。
図5Aは、本開示の一実施形態による、23℃の一定温度で12時間にわたって測定されたRC発振器周波数のプロットである。カウンタ値は100mSごとに記録され、理想値と比較され、周波数誤差が推定される。図5Bは、本開示の一実施形態による、推定された周波数誤差対時間のプロットである。計算された誤差は、RC発振器周波数を較正するために使用される。図5Cは、本開示の一実施形態による、較正されたRC発振器周波数のプロットである。最大残留周波数誤差は、ランダムノイズのために1000ppm未満である。RC発振器周波数が環境要因に対して較正できることを実証するために、高速な温度傾斜を0℃~70℃の範囲で9℃/分の勾配で設定した。同期間隔は100mSである。
図6Aは、本開示の一実施形態による、温度傾斜特性を示すプロットである。図6Bは、本開示の一実施形態による、弛張発振器の測定周波数を示すプロットである。図6Cは、本開示の一実施形態による、比較のためにFPGA上で生成された10MHzのXtal基準周波数を示すプロットである。FPGAは温度チャンバの内部に配置されておらず、温度傾斜を受けていないことに注意すべきである。
本開示の一実施形態によれば、図7AはRC発振器周波数に対する温度傾斜の影響を示し、図7Bは推定された周波数誤差を示し、図7CはRC発振器周波数における較正された残留誤差を示す。温度傾斜によってもたらされた約25,000ppmの周波数偏差は、ランダムノイズによって制限される1000ppm未満に較正された。残留誤差の標準偏差は134ppmである。有限インパルス応答(FIR)フィルタを使用して残留周波数誤差をフィルタリングした。FIRフィルタは、累積移動平均(MAVG)を計算するように設計され、フィルタリングされた応答は、下のプロットの残留周波数誤差の上にプロットされる。FIRフィルタは、標準偏差を約70ppmに減少させた。
図8A及び図8Bは、本開示の一実施形態による、それぞれFIRフィルタ有り及びFIRフィルタ無しで測定された較正されたRC発振器周波数基準を示す。今度は、2つのXtalフリーノード上のRC発振器がこの精度で較正されている場合、99.7%(3σ)のケースでは、2つのモートは周波数が420ppmだけずれている。これは、2.4GHzのISMバンドで約1MHzに相当する。受信機取得範囲が1MHzよりも大きくなるように設計されている場合、2つの水晶フリーモートは通信することができる。
図9は、本開示の一実施形態による、室温での異なる同期間隔を調べるための測定構成を示す。Txと水晶フリーモート(RCとRx)は、1mの視線(LoS)距離に配置されている。Txは、ステップサイズを100msとした100msから1000msまでの同期間隔、及び、10秒と100秒の同期間隔で、周期的なRFパケットを送信するようにプログラムされている。残留周波数誤差は、室温でより長い同期間隔のランダム雑音処理によってのみ制限された1000ppm未満である。
図10は、本開示の一実施形態による、FIRフィルタ有り及び無しの各同期間隔に対応する標準偏差のプロットを示す。実線はRC較正に対応し、破線は有限インパルス応答(FIR)フィルタで計算されたRC較正の累積移動平均(MAVG)に対応する。エラーバーは、データ点数の平方根の逆数として計算される。
上記の段落から理解され得るように、時間同期メッシュネットワークにおける水晶フリー無線通信のためのシステム解決法が提供される。水晶基準(マスタクロック108)を有するルートノード(マスタノード102)と時間情報を交換することにより、オンチップRC発振器に対して環境効果による周波数誤差を推定し、したがって較正することができる。これにより、2つの水晶フリーノード間の無線通信が可能になる。
本明細書に図示され検討された実施形態は、当業者に本発明をどのように製造し使用するかを教示することのみを意図している。本開示の実施形態を説明する際には、明確化のために特定の用語を使用する。しかしながら、本開示は、そのように選択された特定の用語に限定されることを意図しない。本開示の上記の実施形態は、上記の教示に照らして当業者によって理解されるように、本発明から逸脱することなく、変更又は変更され得る。したがって、特許請求の範囲及びその等価物の範囲内で、本発明は、具体的に記載されたものとは別の方法で実施され得ることが理解されるべきである。例えば、本開示は、可能な限り、任意の実施形態の1つ又は複数の特徴を任意の他の実施形態の1つ又は複数の特徴と組み合わせることができることを意図することを理解されたい。
100 無線ネットワーク
102 マスタノード
104 マスタRF送信機
108 マスタクロック
110,112,200 スレーブノード
114,202 チューナブルRF送信機
116,204 チューナブルRF受信機
118,206 RF発振器
119,207 ローカルクロック
120,208 信号プロセッサ

Claims (23)

  1. マスタクロックを使用してマスタ周波数を生成し、生成した前記マスタ周波数で送信するように構成されたマスタ無線周波(RF)送信機を備えるマスタノードと、
    スレーブノードと、を備え、
    前記スレーブノードは、
    前記マスタノードと無線通信し、スレーブ周波数で受信するように構成されたチューナブルRF受信機と、
    前記チューナブルRF受信機と通信するように構成されたRF発振器であって、前記チューナブルRF受信機にRF発振器周波数を伝達して、前記スレーブ周波数を決定して同調させるように構成されたRF発振器と、
    前記チューナブルRF受信機と通信するように構成された信号プロセッサと、を備え、
    前記信号プロセッサは、あらかじめ定められたサーチ周波数帯域内で前記チューナブルRF受信機の前記スレーブ周波数を同調させることによって前記マスタノードからの信号の受信を探索して初期検出マスタ周波数を提供するように前記チューナブルRF受信機に指示するように更に構成され、
    前記信号プロセッサは、前記マスタノードから前記初期検出マスタ周波数で較正信号を受信するように前記チューナブルRF受信機に指示するように更に構成され、前記較正信号は時間情報又は時間情報と周波数情報の両方を含んでおり、
    前記信号プロセッサは、前記較正信号からの情報と前記RF発振器からの対応する信号とを比較して、前記較正信号に対する前記RF発振器周波数の周波数誤差を提供することにより、前記RF発振器周波数を前記マスタ周波数に同調させて、前記スレーブノードと前記マスタノードとの間の前記同調されたRF発振器周波数での通信を可能にするように更に構成される無線ネットワーク。
  2. 前記マスタクロックは、水晶又は微小電気機械システム(MEMs)発振器を備えること、前記RF発振器は、弛張発振回路またはLC回路を備えること、前記チューナブルRF受信機と前記RF発振器は、1つの半導体ダイ上のシングル・チップ半導体デバイスとして構成されること、または、それらの任意の組み合わせを特徴とする請求項1に記載の無線ネットワーク。
  3. 前記シングル・チップ半導体デバイスは、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)デバイスであること、前記スレーブノードは、前記チューナブルRF受信機に電気的に接続されたアンテナを更に備えること、前記アンテナが、前記1つの半導体ダイ上の前記シングル・チップ半導体デバイス上に設けられたこと、または、それらの任意の組み合わせを特徴とする請求項2に記載の無線ネットワーク。
  4. 前記スレーブノードが、前記チューナブルRF受信機及び前記RF発振器に電気的に接続されて前記スレーブノードに電力を供給するための電気エネルギー源を更に備え、前記電気エネルギー源は、前記1つの半導体ダイ上の前記シングル・チップ半導体デバイス上における更なる構成物であ、前記スレーブノードは、前記電気エネルギー源に電気的に接続されたエネルギー蓄積構造を更に備え、前記エネルギー蓄積構造は、前記シングル・チップ半導体デバイス上に印刷された薄膜電池であることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の無線ネットワーク。
  5. 前記マスタ周波数で受信するように構成されたマスタRF受信機、前記同調されたRF発振器周波数を記憶するために前記信号プロセッサと通信するように構成されたメモリデバイス、前記マスタノードと無線通信し、スレーブ周波数で送信するように構成されたチューナブルRF送信機、または、それらの任意の組み合わせを更に備え、前記チューナブルRF受信機の前記スレーブ周波数が、前記チューナブルRF送信機の前記スレーブ周波数と実質的に同一であ、前記RF発振器は、前記チューナブルRF受信機と通信するように構成された第1のRF発振器と、前記チューナブルRF送信機と通信するように構成された第2のRF発振器と、を備え、前記第1及び第2のRF発振器は、前記チューナブルRF受信機の前記スレーブ周波数と前記チューナブルRF送信機の前記スレーブ周波数とを決定して同調させるために、前記チューナブルRF送信機と前記チューナブルRF受信機とに周波数情報を伝達するように構成されることを特徴とする請求項1に記載の無線ネットワーク。
  6. 前記信号プロセッサは、前記初期検出マスタ周波数よりも前記マスタ周波数により密接に一致する通信用周波数を計算するために、前記マスタノードからの前記較正信号からの情報と、前記RF発振器からの対応する信号とを比較することにより、前記RF発振器の周波数誤差を計算するように更に構成されること、前記スレーブノードは、前記チューナブルRF受信機と通信して前記チューナブルRF受信機にタイミング情報を提供するように構成されたローカルクロックを更に備えること、もしくは、前記較正信号は、前記マスタノードから前記スレーブノードに2つの異なる時点で送信される少なくとも2つのビーコン信号を含むこと、または、それらの任意の組み合わせを特徴とする請求項1に記載の無線ネットワーク。
  7. 前記ローカルクロックは、前記マスタノードから較正信号を受信するように構成されており、前記較正信号は、前記ローカルクロックを前記マスタノードの前記マスタクロックに同調させるために、時間情報と周波数情報の少なくとも一方又は両方を含むこと、もしくは、前記ローカルクロックは、前記RF発振器の前記RF発振器周波数よりも低い周波数を有する低周波発振器を備えること、または、それらの両方であることを特徴とする請求項6に記載の無線ネットワーク。
  8. マスタ周波数で送信するように構成されたマスタノードと無線通信し、スレーブ周波数で受信するように構成されたチューナブル無線周波(RF)受信機と、
    前記チューナブルRF受信機と通信するように構成されたRF発振器であって、前記チューナブルRF受信機にRF発振器周波数を伝達して、前記スレーブ周波数を決定して同調させるように構成されたRF発振器と、
    前記チューナブルRF受信機と通信するように構成された信号プロセッサと、を備え、
    前記信号プロセッサは、あらかじめ定められたサーチ周波数帯域内で前記チューナブルRF受信機の前記スレーブ周波数を同調させることによって前記マスタノードからの信号の受信を探索して初期検出マスタ周波数を提供するように前記チューナブルRF受信機に指示するように更に構成され、
    前記信号プロセッサは、前記マスタノードから前記初期検出マスタ周波数で較正信号を受信するように前記チューナブルRF受信機に指示するように更に構成され、前記較正信号は時間情報又は時間情報と周波数情報の両方を含んでおり、
    前記信号プロセッサは、前記較正信号からの情報と前記RF発振器からの対応する信号とを比較して、前記較正信号に対する前記RF発振器周波数の周波数誤差を提供することにより、前記RF発振器周波数を前記マスタノードの周波数に同調させて、前記スレーブノードと前記マスタノードとの間の前記同調されたRF発振器周波数での通信を可能にするように更に構成される、無線ネットワークシステム用の無線スレーブノード。
  9. 前記RF発振器は、弛張発振回路とLC回路の少なくとも一方又は両方を備えること、前記チューナブルRF受信機と前記RF発振器は、1つの半導体ダイ上のシングル・チップ半導体デバイスとして構成されること、もしくは、前記スレーブノードは、前記チューナブルRF受信機に電気的に接続されたアンテナを更に備えること、または、それらの任意の組み合わせであることを特徴とする請求項8に記載の無線スレーブノード。
  10. 前記シングル・チップ半導体デバイスは、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)デバイスであ、前記アンテナが、前記1つの半導体ダイ上の前記シングル・チップ半導体デバイス上に設けられたことを特徴とする請求項9に記載の無線スレーブノード。
  11. 前記スレーブノードが、前記チューナブルRF受信機及び前記RF発振器に電気的に接続されて前記スレーブノードに電力を供給するための電気エネルギー源を更に備え、前記電気エネルギー源は、前記1つの半導体ダイ上の前記シングル・チップ半導体デバイス上における更なる構成物であることを特徴とする請求項8から請求項10までのいずれかに記載の無線スレーブノード。
  12. 前記電気エネルギー源に電気的に接続されたエネルギー蓄積構造を更に備えること、もしくは、前記電気エネルギー源に電気的に接続されたエネルギー蓄積構造を更に備え、前記エネルギー蓄積構造は、前記シングル・チップ半導体デバイス上に印刷された薄膜電池であること、または、それらの両方であることを特徴とする請求項11に記載の無線スレーブノード。
  13. 前記同調されたRF発振器周波数を記憶するために前記信号プロセッサと通信するように構成されたメモリデバイス、または、前記マスタノードと無線通信し、スレーブ周波数で送信するように構成されたチューナブルRF送信機を更に備えること、もしくは、前記較正信号は、前記マスタノードから前記スレーブノードに2つの異なる時点で送信される少なくとも2つのビーコン信号を含むこと、または、それらの両方であることを特徴とする請求項8に記載の無線スレーブノード。
  14. 前記チューナブルRF受信機の前記スレーブ周波数が、前記チューナブルRF送信機の前記スレーブ周波数と実質的に同一である請求項13に記載の無線スレーブノード。
  15. 前記RF発振器は、前記チューナブルRF受信機と通信するように構成された第1のRF発振器と、前記チューナブルRF送信機と通信するように構成された第2のRF発振器と、を備え、前記第1及び第2のRF発振器は、前記チューナブルRF受信機の前記スレーブ周波数と前記チューナブルRF送信機の前記スレーブ周波数とを決定して同調させるために、前記チューナブルRF送信機と前記チューナブルRF受信機とに周波数情報を伝達するように構成される請求項14に記載の無線スレーブノード。
  16. 前記信号プロセッサは、前記初期検出マスタ周波数よりも前記マスタ周波数により密接に一致する通信用周波数を計算するために、前記マスタノードからの前記較正信号からの情報と、前記RF発振器からの対応する信号とを比較することにより、前記RF発振器の周波数誤差を計算するように更に構成されること、もしくは、前記スレーブノードは、前記チューナブルRF受信機と通信して前記チューナブルRF受信機にタイミング情報を提供するように構成されたローカルクロックを更に備えること、または、それらの両方であることを特徴とする請求項8に記載の無線スレーブノード。
  17. 前記ローカルクロックは、前記マスタノードから較正信号を受信するように構成されており、前記較正信号は、前記ローカルクロックを前記マスタノードのマスタクロックに同調させるために、時間情報と周波数情報の少なくとも一方又は両方を含む請求項16に記載の無線スレーブノード。
  18. マスタノードと無線通信し、第1のスレーブ周波数で送信するように構成されたチューナブルRF送信機と、
    前記マスタノードと無線通信し、第2のスレーブ周波数で受信するように構成されたチューナブルRF受信機と、
    前記チューナブルRF受信機及び前記チューナブルRF送信機と通信するように構成されたRF発振器であって、前記チューナブルRF送信機及び前記チューナブルRF受信機にRF発振器周波数を伝達して、前記第1及び第2の前記スレーブ周波数を決定して同調させるように構成されたRF発振器と、
    前記RF発振器は、時間情報又は時間情報と周波数情報の両方を備える較正情報を基準ノードから受信するように構成され、前記RF発振器の前記RF発振器周波数が前記基準ノードからの前記較正情報に基づいて同調されて、前記スレーブノードと前記マスタノードとの間の前記同調されたRF発振器周波数での通信を可能にするように構成される、無線ネットワークシステム用の無線スレーブノード。
  19. 前記基準ノードからの前記較正情報は、前記マスタノードからの較正情報、GPS信号からの較正情報、移動セルラ信号からの較正情報、FMラジオ信号からの較正情報、テレビ信号からの較正情報、原子時計信号からの較正情報、又はそれらの任意の組合せを含、前記第1のスレーブ周波数が、前記第2のスレーブ周波数と実質的に同一であることを特徴とする請求項18に記載の無線スレーブノード。
  20. スレーブノードの通信周波数をマスタノードの通信周波数に同調させる方法であって、前記マスタノードはマスタ周波数で送信するように構成されたマスタ無線周波(RF)送信機を備え、前記マスタ周波数はマスタクロックを使用して前記マスタノードによって生成され、
    前記方法は、
    前記スレーブノードによって、あらかじめ定められたサーチ周波数帯域内で前記スレーブノードのチューナブルRF受信機のスレーブ周波数を同調させることによって前記マスタノードからの信号の受信を探索し、初期検出マスタ周波数を提供するステップであって、前記スレーブ周波数は、前記スレーブノードにおけるRF発振器により提供されるRF周波数に対応したステップと、
    前記スレーブノードによって、前記マスタノードから前記初期検出マスタ周波数で較正信号を受信するステップであって、前記較正信号は時間情報又は時間情報と周波数情報の両方を含むステップと、
    前記スレーブノードによって、時間情報又は時間情報と周波数情報の両方を含む前記較正信号と前記スレーブ周波数との間の周波数誤差を決定するステップと、
    前記スレーブノードによって、前記周波数誤差に基づいて前記スレーブ周波数を前記マスタノードの周波数に同調させて、前記スレーブノードと前記マスタノードとの間の前記同調されたスレーブ周波数での通信を可能にするステップと、を備える方法。
  21. 前記較正信号と前記スレーブ周波数との間の前記周波数誤差を決定するステップは、前記初期検出マスタ周波数よりも前記マスタ周波数により密接に一致する通信用周波数を計算するために、前記マスタノードからの前記較正信号からの情報と、前記RF発振器からの対応する信号とを比較することにより、前記RF発振器の周波数誤差を計算するステップ、もしくは、前記スレーブ周波数を前記マスタノードの周波数に同調させるステップは、前記較正信号と前記スレーブ周波数との間の前記周波数誤差を補正するステップ、または、それらの両方を備える請求項20に記載の方法。
  22. マスタノードからRF較正情報を送信するステップと、
    あらかじめ選択された周波数帯域内で第1のスレーブノードのRF受信機を同調させて、前記マスタノードから前記RF較正情報を受信するステップと、
    前記マスタノードからの前記RF較正情報を使用して前記第1のスレーブノードのRF送信機を同調させるステップと、
    前記RF送信機を同調させるステップに続いて前記第1のスレーブノードからローカル情報を送信するステップであって、少なくとも前記マスタノード又は少なくとも1つの他のスレーブノードである第2のスレーブノードが前記ローカル情報を受信することができるようにするステップと、を備え、
    前記第1のスレーブノードの前記RF送信機を同調させるステップは、時間情報又は時間情報と周波数情報の両方を含む前記RF較正情報を使用して、前記第1のスレーブノードのRF発振器を同調させるステップを備える、無線ネットワークを介して通信する方法。
  23. 前記マスタノードから前記RF較正情報を受信するために、前記あらかじめ選択された周波数帯域内で第2のスレーブノードのRF受信機を同調させるステップであって、前記第2のスレーブノードの前記RF送信機を同調させるステップは、前記第2のスレーブノードのRF発振器を同調させるステップであり、かつ、前記RF発振器を同調させるステップは、前記マスタノードからの前記RF較正情報に基づいて前記RF発振器の周波数を同調させて、少なくとも前記第1及び第2のスレーブノードと前記マスタノードとの間の前記同調されたRF発振器周波数での通信を可能にするステップを備えるステップと、
    前記対応するRF送信機を同調させるステップに続いて、前記第1スレーブノード又は前記第2のスレーブノードのうちの少なくとも1つからローカル情報を送信するステップであって、ローカル情報がそれらの間で送信されるようにするステップと、を更に備える請求項22に記載の方法。
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