JP7014058B2 - 投受光ユニットおよび光走査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、投受光ユニットおよび光走査装置に関する。
計測空間へ向けてレーザー光を出射し、対象物からの反射光に基づいて対象物を検知したり、対象物までの距離を計測したりする光走査装置が知られている。
より具体的には、モーターにより回転駆動されたポリゴンミラーにレーザー光を照射し、その反射光により計測空間を走査し、対象物からの反射光をフォトダイオードなどの受光手段で受光することにより対象物を検知する。また、レーザー光の出射から、対象物からの反射光の受光までの時間を計測することにより、対象物までの距離を計測する。
このような光走査装置では、通常、ポリゴンミラーは、固着部としてのネジと平ワッシャーによりモーター軸に固定されている(たとえば、下記特許文献1を参照)。
特開2017-138298号公報
ポリゴンミラーが、ネジと平ワッシャーのみによりモーター軸に固定されている場合、装置の稼働中においてネジと平ワッシャー、ならびに平ワッシャーとポリゴンミラーのそれぞれの接触が安定していないと回転中にガタつきが生じうる可能性がある。また、装置を組み立てる段階において、ポリゴンミラーをモーター軸に固定する際はモーター軸を直接押さえるか、もしくはポリゴンミラーを介して押さえなければネジを締めることはできない。しかし、ポリゴンミラーがモーター軸に覆いかぶさるような構造をしている場合はポリゴンミラーを直接押さえるしかないが、ポリゴンミラーが樹脂などで形成されている場合、ポリゴンミラーを押さえた際に余計な外力が加わり、変形する可能性がある。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、本発明の目的は、ポリゴンミラーをガタつくことなく安定した状態でモーター軸に固定できる投受光ユニットおよび光走査装置を提供することである。
また、本発明の他の目的は、固着部によりポリゴンミラーをモーター軸に固定する際にポリゴンミラーに余計な外力が加わって変形することを防止できる投受光ユニットおよび光走査装置を提供することである。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)レーザー光を出射する出射部と、複数のミラー面を備え、回転軸の回りに回転可能に構成され、前記レーザー光が前記ミラー面で反射された反射光により、対象物を含む計測空間内を走査するポリゴンミラー部と、前記対象物から反射された反射光を受光する受光部と、モーターに取り付けられ、前記ポリゴンミラー部と接する土台部材と、当該土台部材から前記回転軸に沿って突出して形成され、前記ポリゴンミラー部を貫通するモーター軸とを備え、前記モーターの回転を、前記ポリゴンミラー部に伝達するモーター軸部と、前記ポリゴンミラー部と接し、前記ポリゴンミラー部を前記回転軸に沿って前記土台部材に向けて押圧することにより、前記ポリゴンミラー部を前記土台部材に固定する押圧部と、を有し、前記押圧部は、固着部と、弾性部材と、押さえ部材と、を有し、前記固着部は、前記モーター軸に係合し、回転されることにより前記モーター軸上の所定の位置に移動され、前記弾性部材は、一端部が前記押さえ部材と接した状態で他端部の前記回転軸方向の位置が前記固着部により固定され、前記押さえ部材を介して前記ポリゴンミラー部を前記所定の位置に応じた押圧力で押圧し、前記押さえ部材が前記ポリゴンミラー部と接する位置は、前記土台部材が前記ポリゴンミラー部と接する位置よりも前記回転軸に近く、前記弾性部材の一端部が前記押さえ部材と接する位置は、前記押さえ部材が前記ポリゴンミラー部と接する位置よりも前記回転軸に近い、投受光ユニット。
(2)前記押さえ部材は、作業者が前記固着部を回転することにより前記ポリゴンミラー部を前記土台部材に固定する際に、前記作業者が押圧することにより、前記押さえ部材が前記固着部の回転につられて回転することを防止するために使用される平坦部をさらに有する、上記(1)に記載の投受光ユニット。
(3)前記押さえ部材の前記平坦部は、前記押さえ部材が前記ポリゴンミラー部と接する位置よりも前記回転軸から離れた位置に形成されている、上記(2)に記載の投受光ユニット。
(4)前記ポリゴンミラー部は、前記回転軸からの距離が等しい、前記土台部材と接する少なくとも3つの突出部を有する、上記(1)~(3)のいずれか1つに記載の投受光ユニット。
(5)前記押さえ部材は、前記ポリゴンミラー部と接する前記回転軸を中心とする円環状の突出部を有する、上記(1)~(4)のいずれか1つに記載の投受光ユニット。
(6)前記ポリゴンミラー部の基体は、樹脂によって形成されている、上記(1)~(5)のいずれか1つに記載の投受光ユニット。
(7)上記(1)~(6)のいずれか1つに記載の投受光ユニットと、前記投受光ユニットを制御する制御部と、を有する、光走査装置。
本発明によれば、ポリゴンミラーをガタつくことなく安定した状態でモーター軸部に固定できる。また、固着部によりポリゴンミラーをモーター軸部に固定する際にポリゴンミラーに余計な外力が加わって変形することを防止できる。
一実施形態に係る光走査装置を示す概略断面図である。 図1に示す制御部の構成を示す概略ブロック図である。 図1に示すポリゴンミラーおよびモーターの概略断面図である。 図3のA部を拡大した断面図である。 図4に示すポリゴンミラーを底面方向(Z方向)から見た斜視図である。 図4に示す押さえ部材を底面方向(Z方向)から見た斜視図である。 図4に示す押さえ部材の一変形例を示す図である。 図4に示す押さえ部材の他の変形例を示す図である。 固着部としてネジを使用する場合について例示する断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
本実施形態の光走査装置は、ポリゴンミラーにレーザー光を反射させて計測空間内を二次元的に走査する一方、物体(対象物)などからの反射光を再びポリゴンミラーに反射させてフォトダイオードへ導く。これにより、計測空間を向いた複数の方向に関する情報を得ることができる。得られた情報を距離画像と称する。距離画像は、レーザー光の送受部から見た物体の方向と、その物体までの距離とに関する情報を有する。
図1は、本実施形態に係る光走査装置を示す概略断面図である。光走査装置10は、投受光ユニット11、および制御部12を備え、筐体57に収容されている。
投受光ユニット11は、半導体レーザー51、コリメートレンズ52、ポリゴンミラー(ポリゴンミラー部)53、レンズ54、フォトダイオード55、およびモーター56を有する。
モーター56には、モーター56の回転角度を検出するモーターエンコーダー61が設けられている。ポリゴンミラー53には、ポリゴンミラー53の回転角度を検出するポリゴンミラー回転角検出部71が設けられている。
制御部12は、投受光ユニット11を制御する。より具体的には、投受光ユニット11を構成するモーター56の回転制御および半導体レーザー51のレーザー光の発光タイミングを制御する。また、制御部12は、半導体レーザー51の発光から、フォトダイオード55による、計測空間内の物体からの反射光の受光までの時間差に応じて距離情報(距離値)を求める。得られた距離情報から、計測空間内の物体までの距離値の分布を示す複数の画素で構成される距離画像が生成される。距離画像は測距点群データまたは距離マップとも称される。
図2は、制御部12の構成を示す概略ブロック図である。制御部12は、コンピューターであり、演算装置であるCPU121、ワークエリアや一時記憶に用いられるRAM122、基本プログラムを記憶しているROM123、必要に応じて設けられ、プログラムやパラメーターデータなどを記憶するHDD(hard disk drive)124、および外部機器接続のためのインターフェースとして機能するI/F部125を有し、互いにバス120によって接続されている。プログラムがCPU121により実行されることで、種々の制御が行われる。制御部12のこのような構成は、周知のコンピューターと同様であるので詳細な説明は省略する。制御部12には、I/F部125を介して投受光ユニット11が接続されている。
また、制御部12は、モーターエンコーダー61およびポリゴンミラー回転角検出部71からの信号によりモーター56の回転速度を制御している。また、制御部12は、モーターエンコーダー61およびポリゴンミラー回転角検出部71からの信号から得られる、モーター56とポリゴンミラー53の回転位相差に応じて、半導体レーザー51が発するレーザー光の発光タイミングを制御している。
再び図1に戻る。半導体レーザー51は、レーザー光源であり、パルス状のレーザー光を出射する。コリメートレンズ52は、半導体レーザー51からの発散光を平行光に変換する。ポリゴンミラー53は、回転軸530の回りに回転可能に構成され、コリメートレンズ52で平行とされたレーザー光を、回転するミラー面(後述)により計測空間に向かって走査投光するとともに、物体からの反射光を反射させる。レンズ54は、ポリゴンミラー53で反射された物体からの反射光を集光する。フォトダイオード55は、Z方向に並んだ複数の画素を有し、レンズ54により集光された光を受光する。モーター56は、ポリゴンミラー53を回転駆動する。
半導体レーザー51とコリメートレンズ52とで出射部501を構成し、レンズ54とフォトダイオード55とで受光部502を構成する。出射部501、受光部502の光軸は、ポリゴンミラーの回転軸530に対して直交していることが好ましい。
ボックス状の筐体57は、たとえば車両100の一部に固定されている。筐体57は、上壁57aと、これに対向する下壁57bと、上壁57aと下壁57bとを連結する側壁57cとを有する。側壁57cの一部に開口57dが形成され、開口57dには透明板58が取り付けられている。
本実施形態では、ポリゴンミラー53は、複数(たとえば8つ)のミラー面を有する。ポリゴンミラー53は、筐体57に固定されたモーター56のモーター軸部59に連結され、回転駆動される。本実施形態では、たとえば、モーター軸部59の軸線(回転軸530)が鉛直方向であるZ方向に延在しており、Z方向に直交するX方向およびY方向よりなるXY平面が水平面となっているが、モーター軸部59の軸線を鉛直方向に対して傾けてもよい。
ポリゴンミラー53およびモーター56の詳細を説明する。図3は図1に示すポリゴンミラー53およびモーター56の概略断面図であり、図4は、図3のA部を拡大した断面図である。また、図5は図4に示すポリゴンミラー53を底面方向(Z方向)から見た斜視図であり、図6は図4に示す押さえ部材を底面方向(Z方向)から見た斜視図である。
図3に示すように、ポリゴンミラー53は、2つの四角錐を逆向きに接合して一体化した形状を有している。したがって、対になって向き合う方向に傾いたミラー面を4対有している。一対のミラー面としては、第1ミラー面M1と第2ミラー面M2、第3ミラー面M3と第4ミラー面M4(図3で図示されない面)、第5ミラー面M5と第6ミラー面M6、第7ミラー面M7と第8ミラー面M8(図3で図示されない面)である。第1ミラー面M1、第3ミラー面M3、第5ミラー面M5、第7ミラー面M7は、互いにポリゴンミラー53の回転軸530に対する傾斜角が異なる。同様に第2ミラー面M2、第4ミラー面M4、第6ミラー面M6、第8ミラー面M8は、互いにポリゴンミラー53の回転軸530に対する傾斜角が異なる。傾斜角は各ミラー面の延長線と、この延長線がポリゴンミラー53の回転軸530と交わる部分のなす角である。なお、各ミラー面を総称または区別しないで記す場合はミラー面Mとする。これら各ミラー面Mは、ポリゴンミラー53の形状をした樹脂素材(たとえばPC(ポリカーボネート))の基体表面に、反射膜を蒸着することにより形成されている。
図4に示すように、ポリゴンミラー53の中央部(2つの四角錐の接合部分)にモーター軸部59と接続される支持部材53aが設けられている。また、図5に示すように、ポリゴンミラー53の内部は中空であり、支持部材53aの底面には、モーター軸部59の土台部材59aと接する複数の接地部53bが備えられている。接地部53bは、YZ平面における断面が半球、円錐、矩形などの突出部であり、回転軸530を中心として同心円上に複数(少なくとも3つ)備えられている。また、支持部材53aの中央部には、貫通孔H1が形成されている。
モーター軸部59は、土台部材59aおよびモーター軸59bを有し、モーター56の回転を、ポリゴンミラー53に伝達する。土台部材59aは、モーター56に取り付けられ、ポリゴンミラー53の支持部材53aと接する。モーター軸59bは、土台部材59aから回転軸530方向に沿って突出して形成され、ポリゴンミラー53の支持部材53aの貫通孔H1を貫通する。モーター軸部59は、たとえばステンレス鋼などの金属で形成されることが好ましいが、材質は限定されない。
押圧部80は、支持部材53aの上面と接し、支持部材53aを回転軸530方向に沿って土台部材59aに向けて押圧することにより、ポリゴンミラー53をモーター軸部59に固定する。
押圧部80は、ナット(固着部)81、ワッシャー82、バネ(弾性部材)83、および押さえ部材84を有する。モーター軸59bの先端部の外側には螺旋状の溝(図示せず)が形成されており、ナット81は、モーター軸59bに係合し、作業者によって回転されることにより、モーター軸59b上の所望の位置へ直線的に移動される。ワッシャー82は、たとえば平ワッシャーでありうる。ナット81およびワッシャー82は、たとえばステンレス鋼などの金属で形成されることが好ましいが、材質は限定されない。
バネ83は、下端部(一端部)83bが押さえ部材84と接した状態で、ナット81が締められて上端部(他端部)83aの回転軸530方向の位置が固定されることにより圧縮される。これにより、バネ83は、押さえ部材84を介して、上端部83aの位置に応じた復元力によりポリゴンミラー53を押圧する。バネ83は、たとえばステンレス鋼の板バネでありうる。
押さえ部材84は、中心部84a、支持部84b、接地部84c、および平坦部84dを有する。中心部84aには、モーター軸59bを貫通させるための貫通孔H2が形成され、バネ83の下端部83bが接している。支持部84bは、中心部84aの上面から回転軸530方向に沿って壁状に形成され、バネ83がモーター軸59bに沿って配置されるように支持する。押さえ部材84は、たとえばアルミニウム、ステンレス鋼などの金属で形成されることが好ましいが、十分な強度を備えた樹脂などで形成されてもよい。
図6に示すように、中心部84aおよび平坦部84dに対応する円盤状の部材の上面に、中心軸が一致するように、支持部84bに対応する円筒状の部材が形成されている。中心部84aは、上記円盤状の部材において、概ね貫通孔H2の外縁から支持部84bが形成されている部分を含む範囲であり、平坦部84dは、支持部84bが形成されている部分から上記円盤状の部材の外縁までを含む範囲である。接地部84cは、中心部84aの底面に形成され、ポリゴンミラー53の支持部材53aと接する円環状の突出部である。なお、接地部84cは、円環状に形成されずに、YZ平面における断面が半球、円錐、矩形などの突出部であり、回転軸530を中心として同心円上に複数(少なくとも3つ)備えられていてもよい。なお、支持部84bおよび接地部84cは、中心部84aおよび平坦部84dと一体的に形成されてもよいし、別体として形成され、連結されてもよい。
再び図4に戻る。平坦部84dは、光走査装置10を組み立てるとき、作業者がナット81を締めてポリゴンミラー53をモーター軸部59に固定する際、平坦部84dを押圧することにより、押さえ部材84がナット81の回転につられて回転することを防止するために使用される。作業者は、たとえば平坦部84dをピンセットなどの工具を使用して押さえつつ、ナット81を回転させて、ポリゴンミラー53をモーター軸部59に固定する。平坦部84dは、作業者が押さえ部材84を押さえやすいように、中心部84aの外側であって、押さえ部材84がポリゴンミラー53と接する位置(接地部84c)よりも回転軸530から離れた位置に形成されている。したがって、作業者がナット81を締める際に、平坦部84dを押さえることにより、ポリゴンミラー53に加わる外力が制限される。その結果、ポリゴンミラー53に余計な外力が加わって変形することが防止される。
作業者は、ポリゴンミラー53がガタつくことなく安定した状態でモーター軸部59に固定される所定の位置までナット81を締める。
このように、本実施形態では、作業者がナット81を上記所定の位置まで締めることにより、バネ83の下端部83bは押さえ部材84の上面と接触し、バネ83の上端部83aはナット81により回転軸530方向の位置が固定される。これにより、バネ83は圧縮され、上記所定の位置に応じた復元力により、押さえ部材84を介してポリゴンミラー53を押圧する。ポリゴンミラー53とモーター軸部59は、ポリゴンミラー53の接地部53bと土台部材59aで接触し、押さえ部材84とポリゴンミラー53は、押さえ部材84の接地部84cとポリゴンミラー53の支持部材53aで接触する。
バネ83の下端部83bが押さえ部材84と接する位置P1は、押さえ部材84が支持部材53aと接する位置P2よりも回転軸530に近く、位置P2は、土台部材59aが支持部材53aと接する位置P3よりも回転軸530に近い。すなわち、位置P1、位置P2、位置P3の順で回転軸530に近い。
位置P1(バネ83の下端部83b)、位置P2(押さえ部材84の接地部84c)、および位置P3(ポリゴンミラー53の接地部53b)をこのような配置にすることにより、押さえ部材84、支持部材53a、および土台部材59aの安定性を向上できる。たとえば、位置P1が位置P2よりも回転軸530に近い、すなわちバネ83の下端部83b(作用点)が押さえ部材84の接地部84c(支点)よりも内側に配置されているため、下端部83bの変動に対する押さえ部材84の変動は小さくなる。同様に、位置P2が位置P3よりも回転軸530に近い、すなわち押さえ部材84の接地部84c(作用点)がポリゴンミラー53の接地部53b(支点)よりも内側に配置されているため、支持部材53aの変動に対する土台部材59aの変動は小さくなる。したがって、押さえ部材84、支持部材53a、および土台部材59aの位置は、ガタつくことなく強固に固定される。
<変形例>
次に、押さえ部材の変形例について説明する。図7は図4に示す押さえ部材の一変形例を示す図であり、図8は図4に示す押さえ部材の他の変形例を示す図である。
図7に示すように、押さえ部材85の平坦部85dは、ポリゴンミラー53の支持部材53aよりもナット81側に形成されている。たとえば、平坦部85dは、支持部85bの先端部の外側に形成されることが好ましい。平坦部85dがナット81側に形成されることにより、作業者がポリゴンミラー53を固定する際に平坦部85dの位置が見えやすくなるので、図4の押さえ部材84の平坦部84dの場合よりも作業が容易となる。
また、図8に示すように、押さえ部材86は、バネ83を支持するための支持部を備えていなくてもよい。これにより、押さえ部材86の構造が単純化され、押さえ部材86の製造工程を簡素化できる。また、押さえ部材86の製造コストを低減できる。
図9は、固着部としてネジを使用する場合について例示する断面図である。ナット81の代わりにネジ87を使用してポリゴンミラー53をモーター軸部59に固定することもできる。本変形例の場合、モーター軸59bの先端部の内側には螺旋状の溝(図示せず)が形成されており、ネジ87と係合するように構成されている。
以上本発明を適用した実施形態を説明したが、本発明は、これら実施形態に限定されるものではない。本発明は特許請求の範囲に記載された構成に基づき様々な改変が可能であり、それらについても本発明の範疇である。
たとえば、上述の実施形態では、押さえ部材84が、押さえ部材84とポリゴンミラー53との間の接地部84cを備え、ポリゴンミラー53が、ポリゴンミラー53とモーター軸部59との間の接地部53bを備える場合について説明した。しかしながら、本発明はこのような場合に限定されない。ポリゴンミラー53が、押さえ部材84とポリゴンミラー53との間の接地部を備え、モーター軸部59がポリゴンミラー53とモーター軸部59との間の接地部を備えるように構成してもよい。
10 光走査装置、
11 投受光ユニット、
12 制御部、
51 半導体レーザー、
52 コリメートレンズ、
53 ポリゴンミラー、
53a 支持部材、
53b 接地部、
55 フォトダイオード、
56 モーター、
57 筐体、
58 透明板、
59 モーター軸部、
59a 土台部材、
59b モーター軸、
61 モーターエンコーダー、
71 ポリゴンミラー回転角検出部、
80 押圧部、
81 ナット、
82 ワッシャー、
83 バネ、
84 押さえ部材、
84a 中心部、
84b 支持部、
84c 接地部、
84d 平坦部、
120 バス、
530 ポリゴンミラーの回転軸。

Claims (7)

  1. レーザー光を出射する出射部と、
    複数のミラー面を備え、回転軸の回りに回転可能に構成され、前記レーザー光が前記ミラー面で反射された反射光により、対象物を含む計測空間内を走査するポリゴンミラー部と、
    前記対象物から反射された反射光を受光する受光部と、
    モーターに取り付けられ、前記ポリゴンミラー部と接する土台部材と、当該土台部材から前記回転軸に沿って突出して形成され、前記ポリゴンミラー部を貫通するモーター軸とを備え、前記モーターの回転を、前記ポリゴンミラー部に伝達するモーター軸部と、
    前記ポリゴンミラー部と接し、前記ポリゴンミラー部を前記回転軸に沿って前記土台部材に向けて押圧することにより、前記ポリゴンミラー部を前記土台部材に固定する押圧部と、を有し、
    前記押圧部は、
    固着部と、弾性部材と、押さえ部材と、を有し、
    前記固着部は、前記モーター軸に係合し、回転されることにより前記モーター軸上の所定の位置に移動され、
    前記弾性部材は、一端部が前記押さえ部材と接した状態で他端部の前記回転軸方向の位置が前記固着部により固定され、前記押さえ部材を介して前記ポリゴンミラー部を前記所定の位置に応じた押圧力で押圧し、
    前記押さえ部材が前記ポリゴンミラー部と接する位置は、前記土台部材が前記ポリゴンミラー部と接する位置よりも前記回転軸に近く、
    前記弾性部材の一端部が前記押さえ部材と接する位置は、前記押さえ部材が前記ポリゴンミラー部と接する位置よりも前記回転軸に近い、投受光ユニット。
  2. 前記押さえ部材は、
    作業者が前記固着部を回転することにより前記ポリゴンミラー部を前記土台部材に固定する際に、前記作業者が押圧することにより、前記押さえ部材が前記固着部の回転につられて回転することを防止するために使用される平坦部をさらに有する、請求項1に記載の投受光ユニット。
  3. 前記押さえ部材の前記平坦部は、
    前記押さえ部材が前記ポリゴンミラー部と接する位置よりも前記回転軸から離れた位置に形成されている、請求項2に記載の投受光ユニット。
  4. 前記ポリゴンミラー部は、前記回転軸からの距離が等しい、前記土台部材と接する少なくとも3つの突出部を有する、請求項1~3のいずれか1項に記載の投受光ユニット。
  5. 前記押さえ部材は、前記ポリゴンミラー部と接する前記回転軸を中心とする円環状の突出部を有する、請求項1~4のいずれか1項に記載の投受光ユニット。
  6. 前記ポリゴンミラー部の基体は、樹脂によって形成されている、請求項1~5のいずれか1項に記載の投受光ユニット。
  7. 請求項1~6のいずれか1項に記載の投受光ユニットと、
    前記投受光ユニットを制御する制御部と、を有する、光走査装置。
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JP2006187970A (ja) 2005-01-07 2006-07-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd ポリゴンスキャナモータ
WO2017018065A1 (ja) 2015-07-27 2017-02-02 コニカミノルタ株式会社 ミラーユニット及び光走査型の対象物検知装置

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