JP7013899B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、平滑用のコンデンサと、該コンデンサに蓄えられた電荷を放電するための放電抵抗とを備える電力変換装置に関する。
従来から、車両等に搭載される電力変換装置として、IGBT等のスイッチング素子を内蔵した半導体モジュールと、該半導体モジュールに接続した制御回路基板とを備えるものが知られている(下記特許文献1参照)。この電力変換装置は、上記制御回路基板を用いてスイッチング素子をオンオフ動作させ、これにより、直流電源から供給される直流電力を交流電力に変換するよう構成されている。
電力変換装置には、上記直流電源の電圧を平滑化するコンデンサと、該コンデンサの電荷を放電するための放電抵抗とが設けられている。放電抵抗には、コンデンサの電荷を常時放電する常時放電抵抗と、該常時放電抵抗よりも抵抗値が小さい急速放電抵抗とがある。
急速放電抵抗には、急速放電用スイッチング素子を直列に接続してある。緊急時(例えば上記車両が交通事故等を起こした場合)には、制御回路基板が急速放電用スイッチング素子をオンする。これにより、コンデンサを短時間で放電させ、安全性を確保している。また、何らかの原因で制御回路基板が急速放電用スイッチング素子をオンできなかった場合でも、コンデンサの電荷は、上記常時放電抵抗を介して放電される。そのため、暫く経過すると、コンデンサの電圧は低下する。上記電力変換装置では、常時放電抵抗と急速放電抵抗とを別々に設けてある。
特開2013-223273号公報
しかしながら、上記電力変換装置では、急速放電抵抗と常時放電抵抗とを別々に設けているため、部品点数が多くなりやすい。そのため、電力変換装置の製造コストが上昇したり、電力変換装置が大型化したりしやすくなる。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、製造コストを低減でき、より小型化できる電力変換装置を提供しようとするものである。
本発明の第1の態様は、スイッチング素子(21)を内蔵した半導体モジュール(2)と、
上記スイッチング素子のオンオフ動作を制御する制御回路基板(3)と、
上記半導体モジュールに加わる直流電圧を平滑化するコンデンサ(4)と、
該コンデンサに蓄えられた電荷を放電するための放電抵抗モジュール(5)とを備え、
該放電抵抗モジュールは、
上記コンデンサに並列接続され、該コンデンサに蓄えられた電荷を常時放電する常時放電抵抗(RA)と、
該常時放電抵抗よりも抵抗値が小さい急速放電抵抗(RB)と、該急速放電抵抗に直列に接続された急速放電用スイッチング素子(51)とからなり、上記常時放電抵抗に並列接続した直列体(50)と、
を内蔵しており、
上記半導体モジュールを冷却する冷却器(6)をさらに備え、上記放電抵抗モジュールを上記冷却器によって冷却するよう構成してあり、
複数の上記半導体モジュールと、複数の冷却管(60)とを備え、該複数の冷却管によって上記冷却器が構成され、上記半導体モジュールと上記冷却管とを積層してあると共に、上記放電抵抗モジュールを一対の上記冷却管によって挟持してある、電力変換装置(1)にある。
本発明の第2の態様は、スイッチング素子(21)を内蔵した半導体モジュール(2)と、
上記スイッチング素子のオンオフ動作を制御する制御回路基板(3)と、
上記半導体モジュールに加わる直流電圧を平滑化するコンデンサ(4)と、
該コンデンサに蓄えられた電荷を放電するための放電抵抗モジュール(5)とを備え、
該放電抵抗モジュールは、
上記コンデンサに並列接続され、該コンデンサに蓄えられた電荷を常時放電する常時放電抵抗(R A )と、
該常時放電抵抗よりも抵抗値が小さい急速放電抵抗(R B )と、該急速放電抵抗に直列に接続された急速放電用スイッチング素子(51)とからなり、上記常時放電抵抗に並列接続した直列体(50)と、
を内蔵しており、
上記常時放電抵抗と上記急速放電抵抗とは、それぞれ半導体材料によって構成されている、電力変換装置(1)にある。
本発明の第3の態様は、スイッチング素子(21)を内蔵した半導体モジュール(2)と、
上記スイッチング素子のオンオフ動作を制御する制御回路基板(3)と、
上記半導体モジュールに加わる直流電圧を平滑化するコンデンサ(4)と、
該コンデンサに蓄えられた電荷を放電するための放電抵抗モジュール(5)とを備え、
該放電抵抗モジュールは、
上記コンデンサに並列接続され、該コンデンサに蓄えられた電荷を常時放電する常時放電抵抗(R A )と、
該常時放電抵抗よりも抵抗値が小さい急速放電抵抗(R B )と、該急速放電抵抗に直列に接続された急速放電用スイッチング素子(51)とからなり、上記常時放電抵抗に並列接続した直列体(50)と、
を内蔵しており、
上記半導体モジュールは、上記スイッチング素子として、上アーム側に配された上アームスイッチング素子(21 H )と、下アーム側に配された下アームスイッチング素子(21 L )とを備え、上記放電抵抗モジュールは、上記常時放電抵抗と、該常時放電抵抗に並列接続した上記直列体とからなる放電回路(59)を2個備え、該2個の放電回路を直列に接続してある、電力変換装置(1)にある。
本発明の第4の態様は、スイッチング素子(21)を内蔵した半導体モジュール(2)と、
上記スイッチング素子のオンオフ動作を制御する制御回路基板(3)と、
上記半導体モジュールに加わる直流電圧を平滑化するコンデンサ(4)と、
該コンデンサに蓄えられた電荷を放電するための放電抵抗モジュール(5)とを備え、
該放電抵抗モジュールは、
上記コンデンサに並列接続され、該コンデンサに蓄えられた電荷を常時放電する常時放電抵抗(R A )と、
該常時放電抵抗よりも抵抗値が小さい急速放電抵抗(R B )と、該急速放電抵抗に直列に接続された急速放電用スイッチング素子(51)とからなり、上記常時放電抵抗に並列接続した直列体(50)と、
を内蔵しており、
上記放電抵抗モジュールは一対の電極板(54)を備え、該一対の電極板の間に、上記常時放電抵抗と、導体からなり上記常時放電抵抗に直列接続した導体ブロック(55)とが介在しており、上記一対の電極板のうち一方の電極板と上記導体ブロックとの間と、該導体ブロックと上記常時放電抵抗との間と、該常時放電抵抗と他方の上記電極板との間に、それぞれはんだ層(56)が介在している、電力変換装置(1)にある。
本発明の第5の態様は、スイッチング素子(21)を内蔵した半導体モジュール(2)と、
上記スイッチング素子のオンオフ動作を制御する制御回路基板(3)と、
上記半導体モジュールに加わる直流電圧を平滑化するコンデンサ(4)と、
該コンデンサに蓄えられた電荷を放電するための放電抵抗モジュール(5)とを備え、
該放電抵抗モジュールは、
上記コンデンサに並列接続され、該コンデンサに蓄えられた電荷を常時放電する常時放電抵抗(R A )と、
該常時放電抵抗よりも抵抗値が小さい急速放電抵抗(R B )と、該急速放電抵抗に直列に接続された急速放電用スイッチング素子(51)とからなり、上記常時放電抵抗に並列接続した直列体(50)と、
を内蔵しており、
上記放電抵抗モジュールは一対の電極板を備え、該一対の電極板の間に、上記常時放電抵抗と、該常時放電抵抗に直列接続したダイオード(57)とが介在しており、上記一対の電極板のうち一方の電極板と上記ダイオードとの間と、該ダイオードと上記常時放電抵抗との間と、該常時放電抵抗と他方の上記電極板との間に、それぞれはんだ層が介在している、電力変換装置(1)にある。
上記電力変換装置においては、常時放電抵抗と、急速放電抵抗と、急速放電用スイッチング素子とを一つの部品(放電抵抗モジュール)に内蔵させている。
そのため、部品点数を低減することができる。これにより、電力変換装置の製造コストを低減することが可能になる。また、常時放電抵抗と、急速放電抵抗と、急速放電用スイッチング素子とをまとめて一つの部品(すなわち放電抵抗モジュール)にすると、これらを別々に形成した場合と比べて、部品全体の体積を小さくしやすくなる。そのため、電力変換装置を小型化することができる。
以上のごとく、上記態様によれば、製造コストを低減でき、より小型化できる電力変換装置を提供することができる。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
実施形態1における、電力変換装置の回路図。 実施形態1における、電力変換装置の断面図であって、図3のII-II断面図。 図2のIII-III断面図。 図2のIV-IV断面図。 図2のV-V断面図。 実施形態1における、半導体モジュールの斜視図。 図6のVII-VII断面図。 実施形態1における、半導体モジュールの詳細回路図。 実施形態1における、放電抵抗モジュールの斜視図。 図9のX-X断面図。 実施形態1における、放電抵抗モジュールの詳細回路図。 実施形態2における、電力変換装置の断面図。 実施形態3における、電力変換装置の回路図。 実施形態3における、放電抵抗モジュールの一部透視斜視図。 実施形態4における、放電抵抗モジュールの断面図。 実施形態5における、電力変換装置の回路図。 実施形態5における、放電抵抗モジュールの断面図。 実施形態6における、放電抵抗モジュールの詳細回路図。 実施形態6における、電力変換装置の断面図。 実施形態7における、放電抵抗モジュールの詳細回路図。 実施形態7における、電力変換装置の断面図。 比較形態における、電力変換装置の断面図。 図22のXXIII-XXIII断面図。 比較形態における、電力変換装置の回路図。
(実施形態1)
上記電力変換装置に係る実施形態について、図1~図11を参照して説明する。図1に示すごとく、本形態の電力変換装置1は、半導体モジュール2と、制御回路基板3と、コンデンサ4と、放電抵抗モジュール5とを備える。半導体モジュール2は、スイッチング素子21(本形態ではIGBT)を内蔵している。制御回路基板3は、スイッチング素子21のオンオフ動作を制御する。コンデンサ4は、半導体モジュール2に加わる直流電圧を平滑化する。放電抵抗モジュール5は、コンデンサ4に蓄えられた電荷を放電するために設けられている。
放電抵抗モジュール5は、常時放電抵抗RAと、急速放電抵抗RBと、急速放電用スイッチング素子51とを内蔵している。常時放電抵抗RAは、コンデンサ4に並列接続されており、コンデンサ4に蓄えられた電荷を常時放電する。また、急速放電抵抗RBは、常時放電抵抗RAよりも抵抗値が小さい。この常時放電抵抗RAと急速放電用スイッチング素子51とを直列に接続して直列体50を形成してある。直列体50は、常時放電抵抗RAに並列接続されている。
また、図1に示すごとく、放電抵抗モジュール5は、コンデンサ4の電極43P,43Nにそれぞれ電気接続した、一対の電圧検出用端子53P,53Nを備える。図5に示すごとく、制御回路基板3には、急速放電用ドライブ回路31と、電圧測定回路32とが形成されている。急速放電用ドライブ回路31は、急速放電用スイッチング素子51を駆動する。電圧測定回路32は、コンデンサ4の電圧を測定するために設けられている。電圧測定回路32は、放電抵抗モジュール5に設けた一対の電圧検出用端子53P,53Nに電気接続している。
本形態の電力変換装置1は、電気自動車やハイブリッド車等の車両に搭載するための、車載用電力変換装置である。図1に示すごとく、本形態の電力変換装置1は、複数個の半導体モジュール2を備える。個々の半導体モジュール2は、上アームスイッチング素子21Hと、下アームスイッチング素子21Lとの、一対のスイッチング素子21を内蔵している。制御回路基板3によってこれらのスイッチング素子21をオンオフ動作させ、これにより、直流電源8から供給される直流電力を交流電力に変換している。そして、得られた交流電力を用いて三相交流モータ81を駆動し、上記車両を走行させている。
図2、図3に示すごとく、本形態では、複数の半導体モジュール2と複数の冷却管60とを積層して積層体10を構成してある。また、積層体10の積層方向(X方向)において積層体10に隣り合う位置に、上記放電抵抗モジュール5を配置してある。本形態では、冷却管60を用いて半導体モジュール2と放電抵抗モジュール5とを冷却している。
冷却管60の長手方向(Y方向)における両端には、連結管15が配されている。この連結管15を用いて、X方向に隣り合う2本の冷却管60を連結している。また、図3に示すごとく、複数の冷却管60のうち、X方向における一端に配された端部冷却管60aには、冷媒14を導入するための導入管12と、冷媒14を導出するための導出管13とが接続している。冷媒14を導入管12から導入すると、冷媒14は連結管15を通って全ての冷却管60を流れ、導出管13から導出する。これにより、半導体モジュール2と放電抵抗モジュール5とを冷却している。
また、電力変換装置1のケース11内には、加圧部材16(板ばね)を収容してある。この加圧部材16を用いて、放電抵抗モジュール5及び積層体10をX方向に加圧している。これにより、放電抵抗モジュール5及び放電抵抗モジュール5と、冷却管60との接触圧を確保すると共に、これらをケース11内に固定している。
図2、図6に示すごとく、半導体モジュール2は、上記スイッチング素子21(図1参照)を収容した本体部28と、該本体部28から突出したパワー端子22と、制御端子23とを備える。パワー端子22には、直流電圧が加わる直流端子22P,22Nと、交流電力を出力する出力端子22Aとがある。直流端子22P,22Nは、図2に示すごとく、コンデンサ4に接続している。また、出力端子22Aは、交流バスバー220Aを介して、三相交流モータ81(図1参照)に電気接続している。制御端子23は、制御回路基板3に接続している。
図9に示すごとく、放電抵抗モジュール5も、半導体モジュール2と同様の構造になっている。すなわち、放電抵抗モジュール5は、上記常時放電抵抗RA(図1参照)等を内蔵した本体部58と、該本体部58から突出したパワー端子52と、複数の制御端子53とを備える。パワー端子52には、正極端子52Pと負極端子52Nとがある。これらのパワー端子52P,52Nは、コンデンサ4に電気接続される。また、複数の制御端子53の一部は、上述した、電圧検出用端子53P,53Nとなっている。制御端子53は、制御回路基板3(図2参照)に接続される。
図4、図5に示すごとく、放電抵抗モジュール5の制御端子53と、半導体モジュール2の制御端子23とは、それぞれ制御回路基板3に接続している。制御回路基板3には、図5に示すごとく、急速放電用ドライブ回路31と、電圧測定回路32と、ドライブ回路33とが形成されている。
急速放電用ドライブ回路31は、急速放電用スイッチング素子51(図11参照)の、後述するゲート端子53G等に接続している。急速放電用ドライブ回路31は、緊急時(例えば上記車両が交通事故等を起こした場合)に、急速放電用スイッチング素子51をオンする。これにより、コンデンサ4に蓄えられた電荷を急速放電抵抗RBに流し、コンデンサ4の電圧を短時間で低下させる。また、電圧測定回路32は、放電抵抗モジュール5の電圧検出用端子53P,53Nに接続している。電圧測定回路32は、コンデンサ4の電圧を測定するために設けられている。また、ドライブ回路33は、半導体モジュール2の制御端子23に接続している。ドライブ回路33は、半導体モジュール2内のスイッチング素子21を駆動する。
図5に示すごとく、制御回路基板3には、半導体モジュール2や放電抵抗モジュール5等の高圧部品に接続した高圧領域SHと、マイコン等の低圧部品(図示しない)が搭載された低圧領域SLとが形成されている。急速放電用ドライブ回路31と、電圧測定回路32と、ドライブ回路33とは、互いに接近しており、一つの高圧領域SH内に形成されている。
次に、半導体モジュール2の構造について、より詳細に説明する。図8に示すごとく、本形態の半導体モジュール2は、上記スイッチング素子21と、該スイッチング素子21に逆並列接続したフリーホイールダイオード27と、感温ダイオード29とを備える。また、上記制御端子23として、カソード端子23Kと、アノード端子23Aと、ゲート端子23Gと、センス端子23Sと、エミッタ端子23Eとを備える。カソード端子23K及びアノード端子23Aは、感温ダイオード29に接続している。制御回路基板3によって感温ダイオード29の順方向電圧VFを測定することにより、スイッチング素子21の温度を測定している。そして、温度が高くなりすぎた場合は、スイッチング素子21をオフするよう構成してある。
また、ゲート端子23G、センス端子23S、エミッタ端子23Eは、それぞれスイッチング素子21のゲート電極210G、センス電極210S、エミッタ電極210Eに接続している。スイッチング素子21を流れる電流の一部をセンス電極210Sから取り出して、制御回路基板3によって測定している。そして、過電流が流れた場合には、スイッチング素子21をオフするよう構成してある。
図7に示すごとく、半導体モジュール2は、上記本体部28から露出した複数の電極板24と、Cu等の金属からなる金属ブロック25とを備える。一対の電極板24の間に、スイッチング素子21、金属ブロック25、フリーホイールダイオード27等が介在している。個々の電極板24は、それぞれパワー端子22に接続している。
一対の電極板24のうち、一方の電極板24Aとスイッチング素子21との間に、これらを電気接続するはんだ層26が介在している。またスイッチング素子21と金属ブロック25Aとの間、および金属ブロック25Aと他方の電極板24Nとの間にも、はんだ層26が介在している。同様に、一方の電極板24Aとフリーホイールダイオード27との間に、これらを電気接続するはんだ層26が介在している。また、フリーホイールダイオード27と金属ブロック25Bとの間、および金属ブロック25Bと他方の電極板24Nとの間にも、はんだ層26が介在している。
次に、放電抵抗モジュール5の構造について、詳細に説明する。図11に示すごとく、放電抵抗モジュール5は、上述したように、常時放電抵抗RAと、急速放電抵抗RBと、急速放電用スイッチング素子51とを備える。また、制御端子53として、上記電圧検出用端子53P,53Nと、ゲート端子53Gと、センス端子53Sと、エミッタ端子53Eとを備える。電圧検出用端子53P,53Nは、パワー端子52P,52Nに電気接続している。また、ゲート端子53G、センス端子53S、エミッタ端子53Eは、それぞれ急速放電用スイッチング素子51のゲート電極510G、センス電極510S、エミッタ電極510Eに接続している。
また、放電抵抗モジュール5は、図10に示すごとく、本体部58から露出した一対の電極板54(54P,54N)を備える。個々の電極板54P,54Nは、それぞれパワー端子52P,52Nに接続している。これらの電極板54P,54Nの間に、常時放電抵抗RA、急速放電抵抗RB、急速放電用スイッチング素子51が介在している。本形態では、常時放電抵抗RAと急速放電抵抗RBとを、それぞれ半導体材料(シリコン)を用いて構成している。常時放電抵抗RAは、例えば不純物を含有しない真性半導体によって形成することができる。また、急速放電抵抗RBには、P型又はN型の不純物を添加してある。これにより、急速放電抵抗RBの抵抗値を、常時放電抵抗RAよりも小さくしてある。
図10に示すごとく、一対の電極板54のうち一方の電極板54Pと急速放電用スイッチング素子51との間に、これらを接続するはんだ層56が介在している。同様に、急速放電用スイッチング素子51と急速放電抵抗RBとの間、および急速放電抵抗RBと他方の電極板54Nとの間にも、はんだ層56が介在している。また、一方の電極板54Pと常時放電抵抗RAとの間、および常時放電抵抗RAと他方の電極板54Nとの間にも、これらを接続するはんだ層56が介在している。
本形態の作用効果について説明する。本形態では図1、図10に示すごとく、常時放電抵抗RAと、急速放電抵抗RBと、急速放電用スイッチング素子51とを一つの部品(放電抵抗モジュール5)に内蔵させている。
そのため、部品点数を低減することができる。これにより、電力変換装置1の製造コストを低減することが可能になる。また、常時放電抵抗RAと、急速放電抵抗RBと、急速放電用スイッチング素子51をまとめて一つの部品(すなわち放電抵抗モジュール5)にすると、これらを別々に形成した場合と比べて、部品全体の体積を小さくしやすくなる。そのため、電力変換装置1を小型化することができる。
また、図1に示すごとく、上記放電抵抗モジュール5は、コンデンサ4の電極43P,43Nに電気接続した、一対の電圧検出用端子53P,53Nを備える。これらの電圧検出用端子53P,53Nは、図5に示すごとく、制御回路基板3の電圧測定回路32に接続している。また、制御回路基板3には、放電抵抗モジュール5内の急速放電用スイッチング素子51に電気接続した急速放電用ドライブ回路31を形成してある。
このようにすると、急速放電用ドライブ回路31と電圧測定回路32とが、それぞれ放電抵抗モジュール5に電気接続しているため、これらの回路31,32を互いに近い位置に形成することができる。そのため、制御回路基板3の面積を小さくすることができる。
すなわち、これらの回路31,32は高い電圧が加わるため、低圧領域SLと充分に絶縁させる必要がある。そのため、これらの回路31,32と低圧領域SLとの間に、絶縁領域ISを形成する必要がある。これに対して、高い電圧が加わる回路31,32同士は、それぞれの電位が大きく異ならないため、接近させることができる。そのため、高い電圧が加わる回路31,32同士を接近させて一まとめにし、低圧領域SLとなるべく隣り合わないようにすれば、絶縁領域ISを小さくすることができ、制御回路基板3の面積を小さくすることができる。
従来の電力変換装置1は、図22~図24に示すごとく、急速放電抵抗RBと常時放電抵抗RAとを別々に設けていた。そして、常時放電抵抗RAから電圧検出用端子53P,53Nを突出させ、図23に示すごとく、これらの電圧検出用端子53P,53Nを電圧測定回路32に接続していた。そのため、高い電圧が加わる、急速放電用ドライブ回路31と電圧測定回路32とが離れた位置に配されていた。したがって、個々の回路31,32が低圧領域SLと隣り合い、広い絶縁領域ISが必要になっていた。そのため、制御回路基板3の面積が大きくなりやすかった。
これに対して、本形態のように、急速放電抵抗RBと常時放電抵抗RAとを一つの部品(すなわち放電抵抗モジュール5)にし、この放電抵抗モジュール5から電圧検出用端子53P,53Nを突出させれば、図5に示すごとく、電圧測定回路32を急速放電用ドライブ回路31に近い位置に形成することができ、これら高い電圧が加わる回路31,32を一まとめにすることができる。したがって、個々の回路31,32が低圧領域SLと隣り合わずにすみ、広い絶縁領域ISを形成しなくてすむ。そのため、制御回路基板3の面積を小さくすることができる。
また、本形態では図3、図4に示すごとく、半導体モジュール2と、放電抵抗モジュール5と、冷却管60とを積層してある。
そのため、半導体モジュール2と放電抵抗モジュール5とを接近させることができる。したがって、図5に示すごとく、半導体モジュール2に接続したドライブ回路33と、放電抵抗モジュール5に接続した急速放電用ドライブ回路31および電圧測定回路32を、互いに近い位置に形成することができる。これらの回路31~33の電位は、互いに大きく異ならないため、個々の回路31~33を接近させても、短絡等の問題は特に生じない。そのため、これらの回路31~33を互いに接近させることにより、制御回路基板3にいわゆるデッドスペースが形成されることを抑制でき、制御回路基板3の面積をより小さくすることができる。
また、図3に示すごとく、本形態の電力変換装置1は、半導体モジュール2を冷却する冷却器6を備える。この冷却器6を用いて、放電抵抗モジュール5を冷却している。
そのため、コンデンサ4の放電電流が流れて発熱した放電抵抗RA,RBを、冷却器6を用いて冷却することができる。
また、本形態では、常時放電抵抗RAおよび急速放電抵抗RBを、半導体材料によって構成している。
この場合は、半導体材料に添加する不純物の量を調整することにより、抵抗値を容易に調整することができる。そのため、放電抵抗モジュール5を設計しやすくなる。また、放電抵抗RA,RBの抵抗値を調整して、厚さを薄くすることができる。そのため、放電抵抗RA,RBを小型化でき、放電抵抗モジュール5を小型化することができる。
以上のごとく、本形態によれば、製造コストを低減でき、より小型化できる電力変換装置を提供することができる。
なお、本形態では、常時放電抵抗RAおよび急速放電抵抗RBをシリコンによって形成したが、これらをゲルマニウムによって形成してもよい。また、本形態では図1に示すごとく、スイッチング素子21としてIGBTを用いたが、本発明はこれに限るものではなく、MOSFETを用いてもよい。
以下の実施形態においては、図面に用いた符号のうち、実施形態1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施形態1と同様の構成要素等を表す。
(実施形態2)
本形態は、放電抵抗モジュール5の冷却方法を変更した例である。図12に示すごとく、本形態の電力変換装置1は、実施形態1と同様に、複数の冷却管60を備える。これら複数の冷却管60によって、半導体モジュール2を冷却する冷却器6を構成してある。そして、半導体モジュール2と冷却管60とを積層すると共に、放電抵抗モジュール5を一対の冷却管60によって挟持してある。
本形態の作用効果について説明する。上記構成にすると、放電抵抗モジュール5を両面から冷却できる。そのため、放電抵抗モジュール5をより効率的に冷却することができる。
その他、実施形態1と同様の構成および作用効果を備える。
(実施形態3)
本形態は、放電抵抗モジュール5の構成を変更した例である。図13、図14に示すごとく、本形態の放電抵抗モジュール5は、常時放電抵抗RAと、直列体50とからなる放電回路59を2個備える。そして、これら2個の放電回路59を直列に接続してある。また、実施形態1と同様に、本形態の半導体モジュール2は、上アーム側に配された上アームスイッチング素子21Hと、下アーム側に配された下アームスイッチング素子21Lとを備える。
上記構成にすると、半導体モジュール2においてフリーホイールダイオード27およびスイッチング素子21H,21L(図6参照)を配置した位置に、放電抵抗モジュール5の常時放電抵抗RAおよび直列体50(図14参照)を配置することができる。そのため、半導体モジュール2の製造方法と同様の方法を用いて放電抵抗モジュール5を製造することができ、放電抵抗モジュールを容易に製造することが可能になる。
その他、実施形態1と同様の構成および作用効果を備える。
(実施形態4)
本形態は、放電抵抗モジュール5の構造を変更した例である。図15に示すごとく、本形態の放電抵抗モジュール5は、実施形態1と同様に、一対の電極板54を備える。これら一対の電極板54の間に、常時放電抵抗RAと、導体ブロック55とが介在している。導体ブロック55は、導体(本形態では金属)からなり、常時放電抵抗RAに直列接続している。また、一対の電極板54のうち一方の電極板54Pと導体ブロック55との間に、これらを接続するはんだ層56が介在している。同様に、導体ブロック55と常時放電抵抗RAとの間、および常時放電抵抗RAと他方の電極板54Nとの間にも、はんだ層56が介在している。
本形態の作用効果について説明する。上記構成にすると、一対の電極板54P,54Nの間に、はんだ層56を3層、形成することができる。そのため、はんだ層56の層数を実施形態1(図10参照)よりも多くすることができる。したがって、電流が流れて常時放電抵抗RA等が発熱し、膨張して応力が発生したとしても、その応力を多くのはんだ層56によって吸収することができる。そのため、個々のはんだ層56に加わる応力を低減でき、はんだ層56にクラック等が発生する可能性を低減できる。
その他、実施形態1と同様の構成および作用効果を備える。
(実施形態5)
本形態は、放電抵抗モジュール5の構造を変更した例である。図16に示すごとく、本形態では、常時放電抵抗RAにダイオード57を直列接続してある。また、図17に示すごとく、本形態の放電抵抗モジュール5は、実施形態4と同様に、一対の電極板54P,54Nを備える。これら一対の電極板54P,54Nの間に、ダイオード57と放電抵抗モジュール5とが介在している。一対の電極板54のうち一方の電極板54Pとダイオード57との間には、これらを接続するはんだ層56が介在している。同様に、ダイオード57と常時放電抵抗RAとの間、および常時放電抵抗RAと他方の電極板54Nとの間にも、はんだ層56が介在している。
本形態の作用効果について説明する。上記構成にすると、一対の電極板54P,54Nの間に、はんだ層56を3層、形成することができる。そのため、はんだ層56の層数を実施形態1(図10参照)よりも多くすることができる。したがって、電流が流れて常時放電抵抗RA等が発熱し、膨張して応力が発生したとしても、その応力を多くのはんだ層56によって吸収することができる。そのため、個々のはんだ層56に加わる応力を低減でき、はんだ層56にクラック等が発生する可能性を低減できる。
その他、実施形態1と同様の構成および作用効果を備える。
(実施形態6)
本形態は、放電抵抗モジュール5の構成を変更した例である。図18に示すごとく、本形態の放電抵抗モジュール5は、感温ダイオード590を備える。また、制御端子53として、電圧検出用端子53P,53Nと、カソード端子53Kと、アノード端子53Aと、ゲート端子53Gと、センス端子53Sと、エミッタ端子53Eとを備える。カソード端子53K及びアノード端子53Aは、感温ダイオード590に接続している。制御回路基板3は、この感温ダイオード590の順方向電圧VFを測定することにより、放電抵抗モジュール5の温度を測定している。また、ゲート端子53G、センス端子53S、エミッタ端子53Eは、実施形態1と同様に、それぞれ急速放電用スイッチング素子51のゲート電極510G、センス電極510S、エミッタ電極510Eに接続している。
図19に示すごとく、電圧検出用端子53P,53Nは、実施形態1と同様に、電圧測定回路32に電気接続している。他の制御端子53(53K,53A,53G,53S,53E)は、それぞれ急速放電用ドライブ回路31に電気接続している。
その他、実施形態1と同様の構成および作用効果を備える。
(実施形態7)
本形態は、放電抵抗モジュール5の構成を変更した例である。図20に示すごとく、本形態の放電抵抗モジュール5は、実施形態6と同様に、感温ダイオード590を備える。また、放電抵抗モジュール5は、制御端子53として、電圧検出用端子53P,53Nと、カソード端子53Kと、アノード端子53Aと、ゲート端子53Gと、エミッタ端子53Eとを備える。すなわち、本形態の放電抵抗モジュール5は、実施形態6と比較して、センス端子53Sを備えていない。
図21に示すごとく、電圧検出用端子53P,53Nは、実施形態6と同様に、電圧測定回路32に電気接続している。他の制御端子53(53K,53A,53G,53E)は、それぞれ急速放電用ドライブ回路31に電気接続している。
その他、実施形態1と同様の構成および作用効果を備える。
本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の実施形態に適用することが可能である。
1 電力変換装置
2 半導体モジュール
21 スイッチング素子
3 制御回路基板
4 コンデンサ
5 放電抵抗モジュール
51 急速放電用スイッチング素子
A 常時放電抵抗
B 急速放電抵抗

Claims (10)

  1. スイッチング素子(21)を内蔵した半導体モジュール(2)と、
    上記スイッチング素子のオンオフ動作を制御する制御回路基板(3)と、
    上記半導体モジュールに加わる直流電圧を平滑化するコンデンサ(4)と、
    該コンデンサに蓄えられた電荷を放電するための放電抵抗モジュール(5)とを備え、
    該放電抵抗モジュールは、
    上記コンデンサに並列接続され、該コンデンサに蓄えられた電荷を常時放電する常時放電抵抗(RA)と、
    該常時放電抵抗よりも抵抗値が小さい急速放電抵抗(RB)と、該急速放電抵抗に直列に接続された急速放電用スイッチング素子(51)とからなり、上記常時放電抵抗に並列接続した直列体(50)と、
    を内蔵しており、
    上記半導体モジュールを冷却する冷却器(6)をさらに備え、上記放電抵抗モジュールを上記冷却器によって冷却するよう構成してあり、
    複数の上記半導体モジュールと、複数の冷却管(60)とを備え、該複数の冷却管によって上記冷却器が構成され、上記半導体モジュールと上記冷却管とを積層してあると共に、上記放電抵抗モジュールを一対の上記冷却管によって挟持してある、電力変換装置(1)。
  2. 上記常時放電抵抗と上記急速放電抵抗とは、それぞれ半導体材料によって構成されている、請求項1に記載の電力変換装置。
  3. スイッチング素子(21)を内蔵した半導体モジュール(2)と、
    上記スイッチング素子のオンオフ動作を制御する制御回路基板(3)と、
    上記半導体モジュールに加わる直流電圧を平滑化するコンデンサ(4)と、
    該コンデンサに蓄えられた電荷を放電するための放電抵抗モジュール(5)とを備え、
    該放電抵抗モジュールは、
    上記コンデンサに並列接続され、該コンデンサに蓄えられた電荷を常時放電する常時放電抵抗(RA)と、
    該常時放電抵抗よりも抵抗値が小さい急速放電抵抗(RB)と、該急速放電抵抗に直列に接続された急速放電用スイッチング素子(51)とからなり、上記常時放電抵抗に並列接続した直列体(50)と、
    を内蔵しており、
    上記常時放電抵抗と上記急速放電抵抗とは、それぞれ半導体材料によって構成されている、電力変換装置(1)。
  4. 上記半導体モジュールは、上記スイッチング素子として、上アーム側に配された上アームスイッチング素子(21H)と、下アーム側に配された下アームスイッチング素子(21L)とを備え、上記放電抵抗モジュールは、上記常時放電抵抗と、該常時放電抵抗に並列接続した上記直列体とからなる放電回路(59)を2個備え、該2個の放電回路を直列に接続してある、請求項1~3のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  5. スイッチング素子(21)を内蔵した半導体モジュール(2)と、
    上記スイッチング素子のオンオフ動作を制御する制御回路基板(3)と、
    上記半導体モジュールに加わる直流電圧を平滑化するコンデンサ(4)と、
    該コンデンサに蓄えられた電荷を放電するための放電抵抗モジュール(5)とを備え、
    該放電抵抗モジュールは、
    上記コンデンサに並列接続され、該コンデンサに蓄えられた電荷を常時放電する常時放電抵抗(RA)と、
    該常時放電抵抗よりも抵抗値が小さい急速放電抵抗(RB)と、該急速放電抵抗に直列に接続された急速放電用スイッチング素子(51)とからなり、上記常時放電抵抗に並列接続した直列体(50)と、
    を内蔵しており、
    上記半導体モジュールは、上記スイッチング素子として、上アーム側に配された上アームスイッチング素子(21 H )と、下アーム側に配された下アームスイッチング素子(21 L )とを備え、上記放電抵抗モジュールは、上記常時放電抵抗と、該常時放電抵抗に並列接続した上記直列体とからなる放電回路(59)を2個備え、該2個の放電回路を直列に接続してある、電力変換装置(1)。
  6. 上記放電抵抗モジュールは一対の電極板(54)を備え、該一対の電極板の間に、上記常時放電抵抗と、導体からなり上記常時放電抵抗に直列接続した導体ブロック(55)とが介在しており、上記一対の電極板のうち一方の電極板と上記導体ブロックとの間と、該導体ブロックと上記常時放電抵抗との間と、該常時放電抵抗と他方の上記電極板との間に、それぞれはんだ層(56)が介在している、請求項1~5のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  7. スイッチング素子(21)を内蔵した半導体モジュール(2)と、
    上記スイッチング素子のオンオフ動作を制御する制御回路基板(3)と、
    上記半導体モジュールに加わる直流電圧を平滑化するコンデンサ(4)と、
    該コンデンサに蓄えられた電荷を放電するための放電抵抗モジュール(5)とを備え、
    該放電抵抗モジュールは、
    上記コンデンサに並列接続され、該コンデンサに蓄えられた電荷を常時放電する常時放電抵抗(RA)と、
    該常時放電抵抗よりも抵抗値が小さい急速放電抵抗(RB)と、該急速放電抵抗に直列に接続された急速放電用スイッチング素子(51)とからなり、上記常時放電抵抗に並列接続した直列体(50)と、
    を内蔵しており、
    上記放電抵抗モジュールは一対の電極板(54)を備え、該一対の電極板の間に、上記常時放電抵抗と、導体からなり上記常時放電抵抗に直列接続した導体ブロック(55)とが介在しており、上記一対の電極板のうち一方の電極板と上記導体ブロックとの間と、該導体ブロックと上記常時放電抵抗との間と、該常時放電抵抗と他方の上記電極板との間に、それぞれはんだ層(56)が介在している、電力変換装置(1)。
  8. 上記放電抵抗モジュールは一対の電極板を備え、該一対の電極板の間に、上記常時放電抵抗と、該常時放電抵抗に直列接続したダイオード(57)とが介在しており、上記一対の電極板のうち一方の電極板と上記ダイオードとの間と、該ダイオードと上記常時放電抵抗との間と、該常時放電抵抗と他方の上記電極板との間に、それぞれはんだ層が介在している、請求項1~7のいずれか一項に記載の電力変換装置。
  9. スイッチング素子(21)を内蔵した半導体モジュール(2)と、
    上記スイッチング素子のオンオフ動作を制御する制御回路基板(3)と、
    上記半導体モジュールに加わる直流電圧を平滑化するコンデンサ(4)と、
    該コンデンサに蓄えられた電荷を放電するための放電抵抗モジュール(5)とを備え、
    該放電抵抗モジュールは、
    上記コンデンサに並列接続され、該コンデンサに蓄えられた電荷を常時放電する常時放電抵抗(RA)と、
    該常時放電抵抗よりも抵抗値が小さい急速放電抵抗(RB)と、該急速放電抵抗に直列に接続された急速放電用スイッチング素子(51)とからなり、上記常時放電抵抗に並列接続した直列体(50)と、
    を内蔵しており、
    上記放電抵抗モジュールは一対の電極板を備え、該一対の電極板の間に、上記常時放電抵抗と、該常時放電抵抗に直列接続したダイオード(57)とが介在しており、上記一対の電極板のうち一方の電極板と上記ダイオードとの間と、該ダイオードと上記常時放電抵抗との間と、該常時放電抵抗と他方の上記電極板との間に、それぞれはんだ層が介在している、電力変換装置(1)。
  10. 上記放電抵抗モジュールは、上記コンデンサの正電極(43P)および負電極(43N)にそれぞれ電気接続した、一対の電圧検出用端子(53P,53N)を備え、上記制御回路基板には、上記急速放電用スイッチング素子を駆動する急速放電用ドライブ回路(31)と、上記コンデンサの電圧を測定する電圧測定回路(32)とが形成され、上記一対の電圧検出用端子を上記電圧測定回路に接続してある、請求項1~9のいずれか一項に記載の電力変換装置(1)。
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