JP7012570B2 - 吸収性物品包装体及び吸収性物品包装体のパッケージ - Google Patents

吸収性物品包装体及び吸収性物品包装体のパッケージ Download PDF

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本発明は、吸収性物品包装体及び吸収性物品包装体のパッケージに関する。
着用者の着衣に固定して使用する吸収性物品として、生理用ナプキン、パンティーライナー、及び吸収パッドが知られている。これらの吸収性物品を使用する際には、着用者は煩わしいと感じたりする場合がある。特に、生理用ナプキンは、女性の生理期間中に使用する吸収性物品であるため、生理用ナプキンに対してネガティブな感情を持っている人もいる。この点、特許文献1において、生理用ナプキン20の身体に接触する層30を通して見ることができるグラフィック65を設けることで、女性の憂鬱な気分を軽減させる方法が開示されている。
特表2005-523139号
しかしながら、特許文献1に示された生理用ナプキン20のグラフィック65は常に視界に入るものであるため、パッケージに複数個の生理用ナプキン20が収容されている場合、複数個の生理用ナプキン20を使用していくにつれ、使用者にとってグラフィック65は見慣れたものとなってしまい、憂鬱な気分を軽減させにくくなってしまう恐れがあった。
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、使用者の気分を向上させる吸収性物品包装体及び吸収性物品包装体のパッケージを提供することにある。
上記目的を達成するための主たる発明は、
生理用ナプキン、パンティーライナー、又は吸収パッドであって、粘着部を備える吸収性物品と、
前記吸収性物品を包装する包装材と、
を備える吸収性物品包装体であって、
前記包装材は、前記吸収性物品を包装する際に内側になる面に、複数の主図柄と、前記主図柄とは異なる1つの副図柄を有し、
前記副図柄は、前記包装材において、一種類且つ一個のみ設けられており、
前記複数の主図柄は、同じ形状で、同じ色を有しており、
前記主図柄及び前記副図柄は動物図柄であり、
前記吸収性物品包装体を開封して展開し、前記吸収性物品の肌側から見た展開状態において、
前記主図柄の少なくとも一部は視認可能であり、
前記副図柄の少なくとも一部が、前記吸収性物品と重なる部分に、又は、前記粘着部を保護するための保護シートと重なる部分に設けられており、
前記副図柄の少なくとも一部が、前記粘着部を保護するための保護シートと重なる部分に設けられている場合においては、前記副図柄の一部のみが前記保護シートと重なる部分に設けられている、或いは、前記副図柄が前記保護シートを通して視認可能であることを特徴とする吸収性物品包装体である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、吸収性物品の使用時に、吸収性物品を包装材から分離させると、これまで視認可能であった主図柄とは異なる副図柄を視認することができるため、使用者は、これまでに見ていた主図柄とは異なる副図柄に気付くことで、使用者に特別な商品であるかのような感じを与えたり、使用者の気分を転換させやすくなったりしやすくなり、使用者の気分を向上させやすくなる。
図1は、パッケージ100の斜視図である。 図2は、展開状態の包装体10を、ナプキン1の肌側から見た図である。 図3Aは、ナプキン1を厚さ方向の肌側から見た正面図である。図3Bは、ナプキン1を厚さ方向の非肌側から見た正面図である。 図4は、包装材11を内側から見た図である。 図5は、包装材11を外側から見た図である。 図6Aは、ナプキン1のウイング部1Wを幅方向の内側に折り畳んだ状態を説明する図である。図6Bは、図6Aの状態の包装体10を第2折り畳み部F2で折り畳んだ状態を説明する図である。 図7Aは、包装状態の包装体10をテープ12側から見た図である。図7Bは、包装状態の包装体10をテープ12側の反対側から見た図である。 図8は、図2の包装体10からナプキン1を分離させた状態を説明する図である。 図9は、第2実施形態における展開状態の包装体10からナプキン1を分離させた状態を説明する図である。 図10は、別の実施形態における包装材11を内側から見た図である。 図11Aは、別の実施形態における包装材11を内側から見た図である。図11Bは、別の実施形態における包装材11を内側から見た図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
生理用ナプキン、パンティーライナー、又は吸収パッドであって、粘着部を備える吸収性物品と、前記吸収性物品を包装する包装材と、を備える吸収性物品包装体であって、前記包装材は、前記吸収性物品を包装する際に内側になる面に、複数の主図柄と、前記主図柄とは異なる1つの副図柄を有し、前記吸収性物品包装体を開封して展開し、前記吸収性物品の肌側から見た展開状態において、前記主図柄の少なくとも一部は視認可能であり、前記副図柄の少なくとも一部が、前記吸収性物品と重なる部分に、又は、前記粘着部を保護するための保護シートと重なる部分に設けられていることを特徴とする吸収性物品包装体である。
このような吸収性物品包装体によれば、吸収性物品の使用時に、吸収性物品を包装材から分離させると、これまで視認可能であった主図柄とは異なる副図柄を視認することができるため、使用者は、これまでに見ていた主図柄とは異なる副図柄に気付くことで、使用者に特別な商品であるかのような感じを与えたり、使用者の気分を転換させやすくなったりしやすくなり、使用者の気分を向上させやすくなる。
かかる吸収性物品包装体であって、前記主図柄及び前記副図柄は動物図柄であることが望ましい。
このような吸収性物品包装体によれば、動物図柄は使用者に癒しの効果を与えやすく、使用時において使用者の気分を向上させやすくなる。
かかる吸収性物品包装体であって、前記主図柄の面積と前記副図柄の面積は異なっていることが望ましい。
このような吸収性物品包装体によれば、主図柄と副図柄の存在に気付きやすくなり、使用時において使用者の気分を向上させやすくなる。
かかる吸収性物品包装体であって、前記吸収性物品包装体の包装状態において、前記包装材のうち、前記副図柄が設けられている部分が、前記包装材によって覆われていることが望ましい。
このような吸収性物品包装体によれば、たとえ吸収性物品を包装する際に外側になる面から副図柄を視認することができるような場合であっても、吸収性物品包装体の包装状態では副図柄を視認することはできず、吸収性物品を使用時に初めて副図柄を視認することができるため、使用時において使用者の気分を向上させやすくなる。
かかる吸収性物品包装体であって、前記展開状態において、前記吸収性物品包装体は、長手方向と、前記長手方向と直交する幅方向と、前記長手方向及び前記幅方向とそれぞれ直交する厚さ方向を有し、前記保護シートは、前記吸収性物品の前記長手方向に沿い、且つ、前記幅方向の中央部に設けられた中央粘着部を保護するための中央保護シートを有しており、前記副図柄の少なくとも一部が、前記中央保護シートと重なる部分に設けられていることが望ましい。
このような吸収性物品包装体によれば、吸収性物品の使用時に、吸収性物品を包装材から分離させると、これまで視認可能であった主図柄とは異なる副図柄を視認することができるため、使用者は、これまでに見ていた主図柄とは異なる副図柄に気付くことで、使用者に特別な商品であるかのような感じを与えたり、使用者の気分を転換させやすくなったりしやすくなり、使用者の気分を向上させやすくなる。吸収性物品を交換する際は、特に憂鬱な気分となりやすいため、副図柄に気付かせることで、気分を転換する効果をより与えやすくなる。
かかる吸収性物品包装体であって、前記副図柄の前記幅方向の長さは、前記中央保護シートの前記幅方向の長さよりも短いことが望ましい。
このような吸収性物品包装体によれば、包装状態においては、副図柄を視認しづらくしやすくなるため、使用者は、包装状態において気付かなかった副図柄の存在を、使用時に気付きやすくなることで、より使用者の気分を向上させやすくなる。
かかる吸収性物品包装体であって、前記展開状態において、前記吸収性物品包装体は、長手方向と、前記長手方向と直交する幅方向と、前記長手方向及び前記幅方向とそれぞれ直交する厚さ方向を有し、前記保護シートは、前記幅方向の外側に突出するウイング部の前記厚さ方向の非肌側に設けられたウイング粘着部を保護するためのウイング保護シートを有しており、前記副図柄の少なくとも一部が、前記ウイング保護シートと重なる部分に設けられていることが望ましい。
このような吸収性物品包装体によれば、吸収性物品の使用時に、吸収性物品を包装材から分離させると、これまで視認可能であった主図柄とは異なる副図柄を視認することができるため、使用者は、これまでに見ていた主図柄とは異なる副図柄に気付くことで、使用者に特別な商品であるかのような感じを与えたり、使用者の気分を転換させやすくなったりしやすくなり、使用者の気分を向上させやすくなる。
かかる吸収性物品包装体であって、前記副図柄の前記幅方向の長さは、前記ウイング保護シートの前記幅方向の長さよりも短いことが望ましい。
このような吸収性物品包装体によれば、包装状態においては、副図柄を視認しづらくしやすくなるため、使用者は、包装状態において気付かなかった副図柄の存在を、使用時に気付きやすくなることで、より使用者の気分を向上させやすくなる。
かかる吸収性物品包装体であって、前記内側になる面とは反対側の面より前記内側になる面の方が、前記主図柄の色及び前記副図柄の色が濃いことが望ましい。
このような吸収性物品包装体によれば、包装状態においては、副図柄を視認しづらくしやすくなるため、使用者は、包装状態において気付かなかった副図柄の存在を、使用時に気付きやすくなることで、より使用者の気分を向上させやすくなる。
かかる吸収性物品包装体であって、前記展開状態において、前記副図柄の一部のみが前記保護シートと重なる部分に設けられていることが望ましい。
このような吸収性物品包装体によれば、吸収性物品包装体の展開状態において副図柄の一部を視認することで、使用者に副図柄の全体を見たいという期待感を抱かせやすくなる。
かかる吸収性物品包装体であって、前記展開状態において、複数の前記主図柄のうちのある主図柄について、前記ある主図柄の一部のみが前記保護シートと重なる部分に設けられていることが望ましい。
このような吸収性物品包装体によれば、吸収性物品包装体の展開状態において、一部が覆われており、一部が視認可能な主図柄を視認することで、保護シートを包装材から分離させる前の状態で保護シートによって隠された主図柄が存在することを認識しやすくなり、使用時に主図柄及び副図柄を見つけやすくなって、より使用者の気分を向上させやすくなる。
かかる吸収性物品包装体であって、前記主図柄及び前記副図柄は、それぞれ黒猫の図柄であり、前記主図柄と前記副図柄の黒猫は互いに異なる姿勢であることが望ましい。
このような吸収性物品包装体によれば、吸収性物品包装体の展開状態において、一部が覆われており、一部が視認可能な主図柄を視認することで、吸収性物品又は保護シートによって隠された主図柄が存在することを認識しやすくなり、使用時に主図柄及び副図柄を見つけやすくなって、より使用者の気分を向上させやすくなる。
複数の吸収性物品包装体と、前記吸収性物品包装体を収容する袋体と、を有する吸収性物品包装体のパッケージであって、前記吸収性物品包装体は、生理用ナプキン、パンティーライナー、又は吸収パッドであって、粘着部を備える吸収性物品と、前記吸収性物品を包装する包装材と、を備え、複数の前記吸収性物品包装体のうち少なくとも1つの前記包装材は、前記吸収性物品を包装する際に内側になる面に、複数の主図柄と、前記主図柄とは異なる1つの副図柄を有し、前記吸収性物品包装体を開封して展開し、前記吸収性物品の肌側から見た展開状態において、前記主図柄の少なくとも一部は視認可能であり、前記副図柄の少なくとも一部が、前記吸収性物品と重なる部分に、又は、前記粘着部を保護するための保護シートと重なる部分に設けられていることを特徴とする吸収性物品包装体のパッケージである。
このような吸収性物品包装体のパッケージによれば、パッケージ中の吸収性物品包装体の吸収性物品の使用時に、吸収性物品を包装材から分離させると、これまで視認可能であった主図柄とは異なる副図柄を視認することができるため、使用者は、これまでに見ていた主図柄とは異なる副図柄に気付くことで、使用者に特別な商品であるかのような感じを与えたり、使用者の気分を転換させやすくなったりしやすくなり、使用者の気分を向上させやすくなる。
かかる吸収性物品包装体のパッケージであって、複数の前記吸収性物品包装体のうち、少なくとも1つの前記吸収性物品包装体は、前記副図柄を有さないことが望ましい。
このような吸収性物品包装体のパッケージによれば、1つの吸収性物品包装体のパッケージの中に、副図柄を有していない吸収性物品包装体を備えることで、副図柄を有する吸収性物品包装体を視認することができた際には、使用者はうれしさを感じやすくなり、使用者の気分を向上させやすくなる。
かかる吸収性物品包装体のパッケージであって、複数の前記吸収性物品包装体のうち、第1吸収性物品包装体及び第2吸収性物品包装体の前記包装体は、前記吸収性物品を包装する際に内側になる面に、それぞれ複数の主図柄と、前記主図柄とは異なる1つの副図柄を有し、前記第1吸収性物品包装体の包装材において、前記副図柄が配置されている位置は、前記第2吸収性物品の包装材において、前記副図柄が配置されている位置と異なっているることが望ましい。
このような吸収性物品包装体のパッケージによれば、それぞれ第1吸収性物品包装体と第2吸収性物品包装体の副図柄の位置が異なっているため、使用者は使用時毎に副図柄を探す楽しみをえることができ、使用者の気分を向上させやすくなる。
===第1実施形態===
以下、本発明に係る吸収性物品包装体として生理用ナプキンの包装体を例に挙げて実施形態を説明するが、吸収性物品は、生理用ナプキンに限らず、パンティーライナー、又は吸収パッドのように、使用者の着衣に固定して使用する吸収性物品であってもよい。
<<パッケージ100>>
図1は、パッケージ100の斜視図である。図1に示すように、パッケージ(「吸収性物品包装体のパッケージ」ともいう。)100は、包装用の袋体101に複数の包装体(「吸収性物品包装体」ともいう。)10、10、・・・が収容されたものである。本実施形態においては、1つのパッケージ100に8個の包装体10が収容されている。
<<包装体10>>
図2は、展開状態の包装体10を、ナプキン1の肌側から見た図である。図3Aは、ナプキン1を厚さ方向の肌側から見た正面図であり、図3Bは、ナプキン1を厚さ方向の非肌側から見た正面図である。図4は、包装材11を内側から見た図である。図5は、包装材11を外側から見た図である。図6Aは、ナプキン1のウイング部1W(後述)を幅方向の内側に折り畳んだ状態を説明する図であり、図6Bは、図6Aの状態の包装体10を第2折り畳み部F2で折り畳んだ状態を説明する図である。図7Aは、包装状態の包装体10をテープ12側から見た図であり、図7Bは、包装状態の包装体10をテープ12側の反対側から見た図である。
包装体10は、生理用ナプキン(以下、「ナプキン」ともいう。)1、中央保護シート15、及びウイング保護シート16を備える。図2に示すように、展開状態の包装体10は、下から順に図4及び図5に示す包装材11、中央保護シート15、図3A及び図3Bに示すナプキン1、及びウイング保護シート16が重ねて配置されている。
中央保護シート15及びウイング保護シート16は、それぞれ中央粘着部6及びウイング粘着部7を保護するためのシート部材である。中央保護シート15及びウイング保護シート16の表面には、シリコン樹脂等を用いた剥離加工が施されており、中央粘着部6及びウイング粘着部7に対して剥離可能となっている。図2等において、中央保護シート15及びウイング保護シート16を便宜上、左斜め下の斜線のハッチングで示している。中央保護シート15及びウイング保護シート16は、それぞれ光透過性が高く、包装材11の内側の面11aに重ねた場合、後述の主図柄m及び副図柄sを中央保護シート15及びウイング保護シート16越しに視認することが可能である(図8)。
そして、図6Aに示すように、この展開状態の包装体10について、ナプキン1のウイング部1W(後述)を幅方向の内側に折り畳んだ状態を形成し、続いて、図6Bに示すように、ナプキン1の肌側を内側にして、第2折り畳み部F2で折り畳んだ状態を形成する。その後、第1折り畳み部F1で折り畳んで、幅方向の端部に熱融着等の処理を行い、包装材11の長手方向の端部をテープ12で係止することで、図7A及び図7Bに示す包装状態の包装体10となる。
なお、「展開状態」とは、包装状態の包装体10の係止や熱融着を解除して包装体10を開封し、各部材を折り目がない状態、つまり、第1及び第2折り畳み部F1、F2やウイング部1Wの折り畳まれた部分を全て広げて展開した状態をいう。
<<ナプキン1>>
ナプキン1は、互いに直交する長手方向、幅方向、及び厚さ方向を有する。また、ナプキン1の長手方向において、使用者の下腹部に当接する側を「前側」といい、使用者の臀部に当接する側を「後側」という。また、ナプキン1の厚さ方向において、使用者の肌に当接する側を「肌側」といい、その反対側を「非肌側」という。
ナプキン1は、長手方向の中央部から幅方向の両外側に延出した一対のウイング部1Wを有している。以下、ナプキン1の長手方向において、ウイング部1Wが設けられた部分を中央部1B、中央部1Bより前側の部分を前側部1A、中央部1Bより後側の部分を後側部1Cという。
ナプキン1は、厚さ方向の肌側から順に、肌側シート2と、吸収体4と非肌側シート3が積層され、接着剤等で接合されている。
肌側シート2は、液透過性のシート部材であり、エアスルー不織布等を例示できる。非肌側シート3は、液不透過性のシート部材であり、ポリエチレン(PE)の樹脂フィルム等を例示できる。肌側シート2及び非肌側シート3は、平面サイズが吸収体4よりも大きく、吸収体4の平面全体を覆っている。
吸収体4は、排泄物を吸収して内部に保持する部材である。吸収体4は、パルプ繊維等の液体吸収性繊維や、液体吸収性繊維に高吸収性ポリマー(所謂SAP)を含有するものから構成されている。
ナプキン1は、圧搾部5を有している。圧搾部5は、吸収体4と、吸収体4よりも肌側に設けられているシート部材(肌側シート2)とがともに圧縮された複数の円形の円形圧搾部である。図3Aに示すように、圧搾部5は、肌側面から視認すると、猫の図柄を表している。具体的には、前側部1Aは猫の頭部、中央部1Bは猫の胴部、後側部1Cは猫の脚部及び尻尾を表している。後側部1Cの猫の尻尾部分は、複数の圧搾部が略長手方向に沿った第1圧搾領域と第2圧搾領域を有している。第1圧搾領域と第2圧搾領域は、より中央部1Bに近い部分で連続している。第2折り畳み部F2において吸収体4を幅方向に3等分し、左側領域、中央領域、右側領域に分けた場合のいずれかの領域において、第1圧搾領域及び第2圧搾領域が設けられている。本実施形態においては、第1圧搾領域及び第2圧搾領域は、それぞれ第2折り畳み部F2と交差している。着用者の臀部に該当する部分に、着用者の臀部に該当する部分の左右方向の一方側には、1対の圧搾領域である第1圧搾領域と第2圧搾領域とが設けられている。第1圧搾領域と第2圧搾領域が設けられた部分は、より剛性が高くなっていることから、ナプキン1の使用によってナプキン1の臀部の形状が崩れてしまう恐れをより軽減することができる。また、圧搾部5の猫の尻尾部分の形状を維持しやすくなるため、使用後においても、圧搾部5の猫の図柄を視認しやすくなる。
ナプキン1の非肌側面(つまり、非肌側シート3の非肌側面)には、中央粘着部6が設けられている。中央粘着部6は、長手方向は、中央部1B、及び中央部1Bを前側及び後側に延出する領域で、且つ、幅方向の中央領域に設けられている。中央粘着部6は、ナプキン1の使用時に下着等の着衣の肌側面に貼り付けられる。これによって、ナプキン1は下着等に固定される。
同様に、ウイング部1Wの厚さ方向の非肌側面には、ウイング粘着部7が設けられている。ナプキン1の使用時にウイング部1Wは非肌側に折り曲げられ、ウイング粘着部7は、下着等の非肌側面に張り付けられる。これにより、ウイング部1Wは下着等に固定される。
<<包装材11>>
包装材11は、ナプキン1を個別に包装するシート部材であり、不織布や不織布をラミネート加工したフィルム等から形成されている。包装材11は、プラスチックフィルム、ナイロンフィルム等の各種フィルム等から形成していてもよい。包装材11には、内側の面11aに中央保護シート15及びウイング保護シート16が接着剤等により接合されている。
図4に示すように、包装材11の内側の面11aには、複数の主図柄mと1つの副図柄sが設けられている。包装材11の「内側の面11a」とは、図7A及び図7Bに示すように、包装材11の面のうち、包装状態において、外部に露出しない面をいう。一方、包装材11の面のうち、包装状態において、外部に露出する面を有する面を「外側の面11b」という。
複数の主図柄mは、同じ図柄である。つまり、複数の主図柄mは、同じ形状で、同じ色を有している。また、主図柄が、動物の図柄であることが好ましい。具体的には、全て首にリボンを付けた黒猫の、座った姿勢の後ろ姿の図柄である。また、主図柄mは、略規則正しく、千鳥状に配置されている。
図4に示す副図柄sは、主図柄mと同じ種類の動物の黒猫の図柄である。副図柄sは、伸びをしている姿勢の黒猫を、横から見た図柄であり、主図柄mと同様に黒猫の首にはリボンが付けられている。図4に示すように、規則正しく千鳥状に配置された主図柄mが配置されるべき位置のうちの1つの位置に、主図柄mの代わりに副図柄sが設けられている。つまり、黒猫の図柄としては、千鳥状に規則正しく配置されているが、1つだけ主図柄mとは異なる副図柄sが紛れている状態となっている。なお、副図柄sは、1つの包装材11に2つ以上設けないことにする。
なお、主図柄m及び副図柄sは、それぞれ黒色を多く取り入れた図柄であることがより好ましい。黒色は、オストワルト表色系の色相環に含まれない無彩色である。そのため、補色がなく、包装材11がどんな色であっても主図柄mと副図柄sが視認しやすい図柄とすることができる。
図5に示すように、包装材11の外側の面11bから、内側の面11aに設けた主図柄m及び副図柄sを視認することができる。つまり、外側の面11bから包装材11を透かして主図柄mと副図柄sとが視認可能となっている。そのため、内側の面11aから見た主図柄m及び副図柄sのそれぞれの色は、外側の面11bから見た主図柄m及び副図柄sのそれぞれの色よりも濃い。これによって、副図柄sの存在や副図柄sの位置を包装状態においては使用者に気付きにくくさせ、一方で、使用時において、包装材11の内側の面11aから副図柄sの存在や副図柄sの位置を認識させやすくすることができる。
なお、包装材11には、主図柄mと副図柄sとは別に、複数の円形図柄とナプキン1の識別表示が背景図柄として設けられている。
<<ナプキン1の使用時について>>
使用者がナプキン1を使用する際には、図7A等の包装状態の包装体10から、図2に示す展開状態の包装体10とし、包装材11、中央保護シート15及びウイング保護シート16からナプキン1を分離させて使用する。図8は、図2の包装体10からナプキン1を分離させた状態を説明する図である。
展開状態の包装体10においては、包装材11の副図柄sが、ナプキン1と重なる部分に設けられている。そのため、展開状態の包装体10を肌側から見ると、ナプキン1より外側で、且つウイング保護シート16より外側の領域の複数の主図柄mを視認することができるが、副図柄sを視認することはできない。
続いて、包装材11、中央保護シート15及びウイング保護シート16からナプキン1を分離させると、図8に示すように、部分的に中央保護シート15及びウイング保護シート16越しであるが、包装材11の内側の面11aを視認することができる状態となる。
使用者は、包装材11を見ると、複数の同じ図柄である主図柄mの中に、1つだけ異なる図柄である副図柄sを視認することができる。なお、中央保護シート15及びウイング保護シート16を包装材11から分離させた図4の状態で見るとより鮮明に視認することができる。
使用者にとって、ナプキン等の吸収性物品を使用する状態は、憂鬱な気分であったり、煩わしい気分であったりと、ネガティブな気分であることが多い。この点、包装体10を用いて使用時における使用者の気分を向上させ易くしている。つまり、図2に示す展開状態の包装体10では、複数の主図柄mを視認することができる一方で、視認することができなかった副図柄sを、図4に示すナプキン1等を取り除いた状態で視認することができるようにすることで、使用者には、これまでに見ていた主図柄mとは異なる副図柄sの存在に気付かせることができる。これによって、使用者に包装体10が特別な商品であるかのような感覚を与えやすくなり、使用者の気分を向上させやすくしている。また、使用者は、主図柄mとは異なる副図柄sを探しながら包装体10を開封するようになるため、開封動作がゆっくりと慎重に行われ、包装体10の熱融着(シール部)等がきれいに開封され、包装材11が破れてしまうこと等が抑制される。したがって、ナプキン1の使用後に該ナプキン1の外側に包装材11を巻き付けて廃棄する場合に、破れのない包装材11によって使用後のナプキン1をしっかりと包み込んだ状態で廃棄することができるようになる。また、包装体10の開封動作が慎重に行われることにより、ナプキン1から包装材11を離脱させる際にナプキン1の中央粘着部6やウイング粘着部7等が他の部位にくっついてしまう等のミスを低減させたり、ナプキン1を下着に取り付ける際に位置ずれを生じにくくさせたりすることができる。
図7Bに示すように、包装状態の包装体10において、副図柄sが外観上、視認できる状態にある。しかし、包装材11の外側の面11bの主図柄m及び副図柄sの色は、内側の面11aの主図柄m及び副図柄sの色よりも薄いことから、包装状態における外側の面11bから視認することができる主図柄m及び副図柄sは、内側の面11aから視認することができる主図柄m及び副図柄sよりも認識しづらい。また、包装状態において、規則正しく配置した複数の主図柄mと副図柄sとの違いを認識することは難しい。図7A及び図7Bに示すように、テープ12側から見た際、又はテープ12側の反対側から見た際に、規則正しく配置された主図柄mの数が展開状態の包装材11よりも少ないため、主図柄mが規則正しく配置されているという認識を与えにくい。この点、包装体10の展開状態における包装材11の内側の面11aについて、使用者は主図柄mが規則正しく配置されていることを素早く認識すると同時に、1つだけ異なる副図柄sが際立ったものと感じやすくなり、特別なものを見つけたという充足感を味わうことができる。つまり、規則正しく並んだ状態の主図柄mの中に1つの副図柄sがあることで、より副図柄sの特殊性が際立つようになる。また、副図柄sという特殊な図柄を配置することで、主図柄mが単なる背景模様として認識されて飽きられてしまう恐れを軽減させやすくなる。
一般的に、動物の図柄、特にペットとして愛着のある猫の図柄を用いるだけでも使用者の気分を向上させる一因となりうる。しかし、黒猫の図柄は、パッケージ100や主図柄mに常に表示されているため、黒猫の図柄に対して慣れが生じてしまう恐れがある。これに対し、副図柄sを設けることで、見慣れた主図柄mの中に、副図柄sを見つけるという感情の動きによって、使用者の気分を転換させやすくし、気分を向上させやすくなる。
主図柄mと副図柄sがそれぞれ動物図柄であることが好ましい。主図柄mと副図柄sが動物の図柄であることで、使用者はより癒しの効果を得ることができる。特に、動物の図柄は、その動物の姿勢によって動きを表現することが可能であるため、主図柄mと副図柄sの表現のバリエーションを広げることもできる。さらに、主図柄mと副図柄sを同じ種類の動物とすることで、図4に示すように、複数の主図柄mが等間隔で並んでいる中で、1つだけ異なる副図柄sがより際立った存在となる。これによって、副図柄sを見つけることで、使用者は癒しや驚きを感じて、使用者の感情を動かしやすくなり、使用者の気分を向上させやすくなる。また、主図柄m及び副図柄sがともに「動物」の図柄であることにより、当該動物図柄を見た使用者に動物と触れ合った体験等を想起させやすく、使用者のストレスを軽減させることができる。
そして、このような動物図柄には動きがあるため、例えばドーナッツの色違いや形違いといった意味を持たない副図柄sではなく、違う動作の副図柄sを探すことにより、使用者に、次はどんな動作をしているものだろうといった期待感を味わせることができる。また、使用者は、動物の副図柄sを探すことによってナプキン1を交換することが楽しみになり、ナプキン1を交換する頻度が増加しやすくなる。これにより、ナプキン1の長時間の使用によって起きるムレによる肌トラブルを軽減しやすくなる。また、ナプキン1を交換すること自体が記憶に残りやすくなり、交換タイミングや使用枚数の目安になる。
なお、必ずしも主図柄mと副図柄sは同じ種類の動物である必要はない。主図柄mと副図柄sが異なる動物であってもよいし、主図柄mと副図柄sがそれぞれ動物の図柄ではなく、幾何学模様や、花柄等の種々の図柄であってもよい。ただし、主図柄mと副図柄sは、互いに関連性のある図柄であることが好ましい。互いに関連性のある図柄とは、同じ種類の動物であることや、例えば、「にわとり」と「ひよこ」のように観念的に、又は生物学的に関連する動物であることをいう。主図柄mに対する副図柄sの存在を認識されないという事態を防ぐためである。
包装材11のうち、副図柄sを配置する位置は、包装体10毎に異なっていることがより好ましい。例えば、パッケージ100に収容された8個の包装体に、第1ナプキンと第2ナプキンが収容されている場合に、第1ナプキンは副図柄sを包装材11の前側領域に配置し、第2ナプキンは副図柄sを包装材11の後側領域に配置するような構成であってもよい。これによって、使用者は、1つのパッケージ100に収容された複数の包装体10を使用する毎に、異なる位置に配置された副図柄sを探す楽しみを味わうことができる。
さらに、副図柄sは、1つの包装体10につき1つ又は0個であってもよい。つまり、1つのパッケージ100の中に、副図柄sを有する包装体10だけでなく、副図柄sを有さない包装体10が収容されていてもよい。これによって、副図柄sを有する包装体10に希少価値を付加することができ、副図柄sを有する包装体10のナプキン1を使用する際に、副図柄sを視認した際の喜びをより大きなものにさせることができる。
===第2実施形態===
第1実施形態においては、光透過性の高い中央保護シート15及びウイング保護シート16を用いたが、光透過性の低い中央保護シート15及びウイング保護シート16を用いて、副図柄sに、中央保護シート15又はウイング保護シート16を重ねて、展開状態の包装体10を肌側から見た際に、中央保護シート15又はウイング保護シート16によって副図柄sを視認しづらい状態としてもよい。ナプキン1を交換する際は、特に憂鬱な気分を感じやすいところ、ナプキン1の交換時に、中央保護シート15又はウイング保護シート15と重なる部分に設けられた副図柄sの存在に気付かせることで、使用者の気分をより転換させやすくなる。
図9は、第2実施形態における展開状態の包装体10からナプキン1を分離させた状態を説明する図である。図9においては、光透過性の低い中央保護シート15及びウイング保護シート16を用いている。図9に示すように、副図柄sの一部は、中央保護シート15と重なる部分に設けられている。使用者が包装材1の内側の面11aの側から見ると、中央保護シート15及びウイング保護シート16が重ねられた部分は、包装材11の図柄を視認しづらく、中央保護シート15及びウイング保護シート16が重ねられた部分は包装材11の図柄を視認しやすいものとなる。つまり、副図柄sのうち中央保護シート15が重ねられた部分を使用者は視認しづらく、副図柄sのうち中央保護シート15が重ねられていない部分を使用者は視認しやすい。
これによって、使用者は、中央保護シート15が重ねられていない部分の副図柄sを見ることで、中央保護シート15が重ねられた部分に副図柄sの隠された部分があるのではないかという推測をすることができるため、期待感を抱かせやすく、中央保護シート15を包装材11から分離させるという行動を起こさせやすくなる。
さらに、主図柄mのうち主図柄ma、mb、mc等の各図柄の一部には、中央保護シート15が重ねられ、主図柄ma、mb、mcは黒猫の頭部が中央保護シート15によって隠されており、黒猫のお尻及び尻尾部分は視認可能な状態となっている。これを見た使用者に、主図柄ma、mb、mcについて、黒猫の頭部が中央保護シート15によって隠されており、中央保護シート15によってその他の図柄も隠されているのではないかという推測や期待を抱かせやすくなる。その推測や期待によって、使用者に中央保護シート15を包装材11から分離させる行動を起こさせやすくなり、副図柄sの存在に気付かせやすくさせることができる。
副図柄sの少なくとも一部を、中央保護シート15と重なる部分に設ける場合には、副図柄sの幅方向の長さWsを、中央保護シート15の幅方向の長さW15よりも短くすることが好ましい。これによって、副図柄sを中央保護シート15で覆いやすくなるため、中央保護シート15を包装材11から分離させた際に初めて副図柄sを視認しやすい状態としやすくなり、副図柄sの存在に気付いた使用者の気分を向上させやすくなる。
===その他の実施の形態===
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。また、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更や改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれるのはいうまでもない。例えば、以下に示すような変形が可能である。
上述の実施形態においては、中央保護シート15とウイング保護シート16を備える包装体10としたが、これに限られない。例えば、包装材11をプラスチックフィルム、ナイロンフィルム等の各種フィルム等で構成して、中央保護シート15又はウイング保護シート16のいずれか一方のみを用いる構成でもよいし、その両方を用いない構成としてもよい。この場合には、副図柄sの少なくとも一部をナプキン1に重なる部分に設けるとよい。これによって、使用者は、ナプキン1を使用する際に、ナプキン1を包装材11から分離させた際に、副図柄sの存在に気付くことができるため、使用者の気分を向上させることができる。
さらに、上述の実施形態においては、パッケージ100に複数個の包装体10を収容することにしたが、これに限られない。1つのパッケージ100に、1つの包装体10を備える構成であってもよい。
また、展開状態において、副図柄sの少なくとも一部が、ナプキン1、中央保護シート15又はウイング保護シート16によって覆われて、視認できない状態となっていればよい。より好ましくは、副図柄sの半分が覆われている状態であるとよい。これによって、使用者は、展開状態では副図柄sの全形を認識することは難しく、ナプキン1、中央保護シート15又はウイング保護シート16を包装材11から分離させることによって副図柄sの全形の視認が可能となるため、使用者の気分を使用時に向上させやすくなる。
副図柄sを、任意の位置に配置することが可能である。つまり、展開状態において、ナプキン1、中央保護シート15、又はウイング保護シート16が重ねられる位置であれば、適宜変更可能である。例えば、図4に示す包装材11のうち、長手方向に最も後側の主図柄mのうち右側に設けられた主図柄msの位置に副図柄sを設けてもよい。また、主図柄msの位置に副図柄sを設けた場合のように、副図柄sの少なくとも一部がウイング保護シート16と重なるものであってもよい。副図柄sの少なくとも一部をウイング保護シート16と重なるものとした場合には、副図柄sの幅方向の長さWsがウイング保護シート16の幅方向の長さよりも短いことがより好ましい。ウイング保護シート16によって副図柄sを覆いやすくなるため、ウイング保護シート16を包装材11から分離させることによって副図柄sを視認しやすい状態となるため、使用者の気分を向上させやすくなる。また、主図柄msの位置に副図柄sを設けることで、図7A及び図7Bのような包装状態において、第1折り畳み部F1で折り畳まれた包装体10の前側の端部が副図柄sを覆う。これによって、包装状態において、外観から副図柄sを視認することができないものとしているため、使用時に包装体10を開封して初めて副図柄sの存在を知ることができ、使用時の気分を向上させやすくなる。
上述の実施形態においては、主図柄mと副図柄sは、それぞれ猫の図柄であり、互いに姿勢が異なっているものとしたが、これに限られない。例えば、大きさの異なる図柄や、色の異なる図柄、左右対称な図柄等であってもよい。
図11Aは、別の実施形態における包装材11を内側から見た図である。図11Bは、別の実施形態における包装材11を内側から見た図である。図11Aや図11Bに示すように、主図柄mや副図柄sはそれぞれ任意に変更が可能である。特に、11Bに示すように、副図柄sを子猫として、副図柄sを主図柄mよりも明らかに小さくすることで、主図柄mと副図柄sの面積が異なるものである場合には、その大きさの違いにより副図柄sに気付きやすくさせることができる。
1 ナプキン(吸収性物品)、
1A 前側部、1B 中央部、1C 後側部、
1W ウイング部、
2 肌側シート、3 非肌側シート、
4 吸収体、5 圧搾部、
6 中央粘着部、7 ウイング粘着部、
10 包装体(吸収性物品包装体)、
11 包装材、
11a 内側の面(内側になる面)、
11b 外側の面(外側になる面)、
12 テープ、
15 中央保護シート、
16 ウイング保護シート、
100 パッケージ(吸収性物品包装体のパッケージ)、
101 袋体、
F1 第1折り畳み部、F2 第2折り畳み部、
m 主図柄、
s 副図柄

Claims (13)

  1. 生理用ナプキン、パンティーライナー、又は吸収パッドであって、粘着部を備える吸収性物品と、
    前記吸収性物品を包装する包装材と、
    を備える吸収性物品包装体であって、
    前記包装材は、前記吸収性物品を包装する際に内側になる面に、複数の主図柄と、前記主図柄とは異なる1つの副図柄を有し、
    前記副図柄は、前記包装材において、一種類且つ一個のみ設けられており、
    前記複数の主図柄は、同じ形状で、同じ色を有しており、
    前記主図柄及び前記副図柄は動物図柄であり、
    前記吸収性物品包装体を開封して展開し、前記吸収性物品の肌側から見た展開状態において、
    前記主図柄の少なくとも一部は視認可能であり、
    前記副図柄の少なくとも一部が、前記吸収性物品と重なる部分に、又は、前記粘着部を保護するための保護シートと重なる部分に設けられており、
    前記副図柄の少なくとも一部が、前記粘着部を保護するための保護シートと重なる部分に設けられている場合においては、前記副図柄の一部のみが前記保護シートと重なる部分に設けられている、或いは、前記副図柄が前記保護シートを通して視認可能であることを特徴とする吸収性物品包装体。
  2. 請求項1に記載の吸収性物品包装体であって、
    前記主図柄の面積と前記副図柄の面積は異なっていることを特徴とする吸収性物品包装体。
  3. 請求項1又は2に記載の吸収性物品包装体であって、
    前記吸収性物品包装体の包装状態において、
    前記包装材のうち、前記副図柄が設けられている部分が、前記包装材によって覆われていることを特徴とする吸収性物品包装体。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の吸収性物品包装体であって、
    前記展開状態において、
    前記吸収性物品包装体は、長手方向と、前記長手方向と直交する幅方向と、前記長手方向及び前記幅方向とそれぞれ直交する厚さ方向を有し、
    前記保護シートは、前記吸収性物品の前記長手方向に沿い、且つ、前記幅方向の中央部に設けられた中央粘着部を保護するための中央保護シートを有しており、
    前記副図柄の少なくとも一部が、前記中央保護シートと重なる部分に設けられていることを特徴とする吸収性物品包装体。
  5. 請求項4に記載の吸収性物品包装体であって、
    前記副図柄の前記幅方向の長さは、前記中央保護シートの前記幅方向の長さよりも短いことを特徴とする吸収性物品包装体。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の吸収性物品包装体であって、
    前記展開状態において、
    前記吸収性物品包装体は、長手方向と、前記長手方向と直交する幅方向と、前記長手方向及び前記幅方向とそれぞれ直交する厚さ方向を有し、
    前記保護シートは、前記幅方向の外側に突出するウイング部の前記厚さ方向の非肌側に設けられたウイング粘着部を保護するためのウイング保護シートを有しており、
    前記副図柄の少なくとも一部が、前記ウイング保護シートと重なる部分に設けられていることを特徴とする吸収性物品包装体。
  7. 請求項6に記載の吸収性物品包装体であって、
    前記副図柄の前記幅方向の長さは、前記ウイング保護シートの前記幅方向の長さよりも短いことを特徴とする吸収性物品包装体。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の吸収性物品包装体であって、
    前記内側になる面とは反対側の面より前記内側になる面の方が、前記主図柄の色及び前記副図柄の色が濃いことを特徴とする吸収性物品包装体。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の吸収性物品包装体であって、
    前記展開状態において、
    複数の前記主図柄のうちのある主図柄について、前記ある主図柄の一部のみが前記保護シートと重なる部分に設けられていることを特徴とする吸収性物品包装体。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載の吸収性物品包装体であって、
    前記主図柄及び前記副図柄は、それぞれ黒猫の図柄であり、
    前記主図柄と前記副図柄の黒猫は互いに異なる姿勢であることを特徴とする吸収性物品包装体。
  11. 複数の吸収性物品包装体と、前記吸収性物品包装体を収容する袋体と、を有する吸収性物品包装体のパッケージであって、
    前記吸収性物品包装体は、生理用ナプキン、パンティーライナー、又は吸収パッドであって、粘着部を備える吸収性物品と、前記吸収性物品を包装する包装材と、を備え、
    複数の前記吸収性物品包装体のうち少なくとも1つの前記包装材は、前記吸収性物品を包装する際に内側になる面に、複数の主図柄と、前記主図柄とは異なる1つの副図柄を有し、
    前記副図柄は、前記包装材において、一種類且つ一個のみ設けられており、
    前記複数の主図柄は、同じ形状で、同じ色を有しており、
    前記主図柄及び前記副図柄は動物図柄であり、
    前記吸収性物品包装体を開封して展開し、前記吸収性物品の肌側から見た展開状態において、
    前記主図柄の少なくとも一部は視認可能であり、
    前記副図柄の少なくとも一部が、前記吸収性物品と重なる部分に、又は、前記粘着部を保護するための保護シートと重なる部分に設けられており、
    前記副図柄の少なくとも一部が、前記粘着部を保護するための保護シートと重なる部分に設けられている場合においては、前記副図柄の一部のみが前記保護シートと重なる部分に設けられている、或いは、前記副図柄が前記保護シートを通して視認可能であることを特徴とする吸収性物品包装体のパッケージ。
  12. 請求項11に記載の吸収性物品包装体のパッケージであって、
    複数の前記吸収性物品包装体のうち、少なくとも1つの前記吸収性物品包装体は、前記副図柄を有さないことを特徴とする吸収性物品包装体のパッケージ。
  13. 請求項11又は12に記載の吸収性物品包装体のパッケージであって、
    複数の前記吸収性物品包装体のうち、第1吸収性物品包装体及び第2吸収性物品包装体の前記包装材は、前記吸収性物品を包装する際に内側になる面に、それぞれ複数の主図柄と、前記主図柄とは異なる1つの副図柄を有し、
    前記第1吸収性物品包装体の包装材において、前記副図柄が配置されている位置は、前記第2吸収性物品包装体の包装材において、前記副図柄が配置されている位置と異なっていることを特徴とする吸収性物品包装体のパッケージ。
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