JP7011232B2 - 電力供給線接続部を有する埋設用ヒートパイプのヒーター装置 - Google Patents

電力供給線接続部を有する埋設用ヒートパイプのヒーター装置 Download PDF

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Description

本発明は、道路上の雪や雨などが気温の低下とともに道路上で凍ることを防ぐと同時に降雪する雪や凍結した氷を解かすため、アスファルト舗装や舗装用のコンクリート角板などの道路の一部になる部分に埋め込むための電力供給線接続部を有するヒートパイプ等のヒーター装置に関する。
豪雪地や寒冷地などでは、積雪によって道路などの生活環境に生じる障害を除去するため、除雪作業や融雪作業が不可欠である。また、場所によっては路面上の凍結防止や凍結した部分の氷を解かすことが不可欠である。
特に、人が通行する道路などでは残雪や雪が解けて凍った道路面などでは、足を滑らせてケガや骨折など事故の発生が起こる危険がある。例えば、踏切内で車の事故が起こると列車の通行を妨げる可能性もある。このため、アスファルトやコンクリート板などの道路の一部になる部分にヒートパイプ等を埋設して危険から通行人や車の事故を防いでいる。
特許文献1には、ヒーターの先端が電源プラグの後端に接続され、その外側がゴムモールドされたプラグ端子部と、電源に接続されたゴムモールド電線の先端がジャックの後端に接続され、その外側がゴムモールドされたジャック端子部と、それらのプラグとジャックとが嵌装接続されることにより容易かつ確実に接続保持して通電できるようにした構造の外側をゴムモールドすることにより防水性を備えるようにしたシーズヒーターが開示されている。
また、特許文献2には、冷蔵庫の霜取り装置の加熱用として、水分の侵入防止の構成として、ヒーター線とリード線との連結部にチューブ状のガラス繊維の編組チューブが嵌装された後、編組線チューブの端部を止めるため、ヒーター側に係る金属パイプがかしめられ、それらの上面側がゴム材のモールド部で覆われている構成のパイプヒーターが開示されている。
前述の事故防止のため設けられるヒートパイプ等のヒーター装置などの文献は探索できなかった。
実開昭48-76540号の全文公開公報 実開昭57-143694号の全文公開公報
道路の融雪・融氷・凍結防止などに限定して先行技術を見た場合、どちらの電源接続部を有するヒーター構造も採用できない。なぜならば、これらの発明の場合、コンクリート中への埋設(後述する図7~図9参照)あるいは舗装用アスファルト中への埋設(後述する図11参照)という特殊性を考慮する必要がある。特に、舗装用のコンクリート角板中へ埋設する場合、水、砂、砂利やセメントなどの混合物に埋設された状態で一定の圧力下で固められる。また、アスファルト道路を行き交う車両から受ける荷重に耐えうる構成でなくてはならない。
特に、舗装用アスファルトに埋設する場合、図11に示されるように、切込路盤層70の上面にアスファルト安定処理層71が約50mm舗装された状態で、例えば5~6mの長さのヒートパイプ20が一定間隔、例えば、約0.3mごとに並べられΩ型金具で固定される。この状態で、粗粒度アスコン層72を約60mm舗装する。この際の温度は150℃前後の温度になる。このため電力供給線などには冷却水をまきながら舗装作業が進められる。さらに、この上面に細粒度ギャップアスコン73が約30mm舗装されて、融雪アスファルト道路舗装工事が終了となる。
舗装工事における舗装ロードローラの表層仕上げの転圧は10~12トン程度である。同時に、アスファルトを構成するピッチの溶融温度であることから、160℃前後の温度に耐えられる構成でなければならない。この観点から考察すると、先行する技術の構成では、外装が単に耐水性のみを考慮して構成されたものであり、耐荷重性と耐温度性という観点を含みながら耐水性を保つことが困難である。
また、コンクリート角板に埋め込む際には、図7~図9に示されているような構造で製造(適用例で後述する。)される。柵状の鉄筋に、複数のヒーター装置を取り付けた状態で、生のコンクリートを型枠内に流し込み、固めて製造される。この際には水分を含んだ生のコンクリートに接触することになり、圧力が加わる中で耐水性がないと電力供給線接続部に水分が入り込み密閉された状態で、絶縁抵抗が1000MΩ以下となるようになり、やがて漏電するような事態になる。このような事態が続くと電源供給ができなくなってしまう。このような事態に耐えられる電力供給線接続部の構成が要求される。更には、埋設された状態で40年あるいは50年のような半世紀にわたる使用に耐えられる品質が要求される。
発明者等が知りうるヒートパイプ用ヒーター装置Hの電力供給線接続部1の絶縁構造は、図12に図示されている。例えば、複数の導電性接続中継体である筒状圧着端子10A、10Bのそれぞれに二本の電力供給線6の導線6e、6fの先端がそれぞれ差し込まれた状態で、筒状圧着端子10A、10Bの一箇所がかしめられている。また、筒状圧着端子10A、10Bの他方にヒーターから導出されている二本のリード線8a、8bがそれぞれ差し込まれ、筒状圧着端子10A、10Bが十分覆われた状態で、それぞれ一箇所がかしめられている。ヒーターのリード線8a、8bに、電力供給線6の導線6e、6fのそれぞれの先端が、筒状圧着端子10A、10Bを介して導電接続され、電力を供給できる状態になっている。
このように接続の一方は、絶縁電線6aの導線6eとリード線8aとを圧着接続した筒状圧着端子10Aで、他方は絶縁電線6bの導線6fとリード線8bとを圧着接続した筒状圧着端子10Bで構成されている。これらはそれぞれが相互に絶縁されるように熱収縮チューブ11Aと、熱収縮チューブ11Bとで、それぞれが覆われた状態で熱収縮されている。また、これら電力供給線接続部1には、ヒーター8の外径より十分に大きい径のステンレス管60で覆われている。電力供給線接続部1とステンレス管60とが同心になるような空間部には、シリコーン樹脂61が詰め込まれ、ヒーター装置Hの接続部分を構成している。このような電力供給線接続部1が、ヒートパイプ20の加熱部分を構成し、ヒーター装置Hとし、耐水性、耐荷重性と耐温度性を図るよう、後述するようなコンクリート角板31,32に埋め込まれたり、図11で示したようなアスファルト道路に埋設されたり、されている。
しかしながら、三十数年を過ぎる頃になるとコンクリートは振動などに起因する劣化が起こり、水が染み入るようになる。そうすると、上述の電力供給線接続部1では、絶縁耐力が落ちて通電できないものが出てくる可能性がある。そこで、試験条件は本発明の説明で詳述するが、過酷な加圧試験や凍結試験で、1000MΩ以上であれば問題はないとされているが、1MΩ以下になってしまうことがある。例えば、2m×1.5m角板で、厚み0.34mのコンクリート角板に埋め込む際には、5~9本のヒートパイプ20が平行になるように埋め込まれ、電力供給線はそれぞれのヒートパイプに並列的に接続されて、電力が供給される。ユーザー仕様により三十数年程度で取り換えられるまでの間に、いくつかのヒートパイプのヒーターの絶縁抵抗が下がり、十分な役割を果たしていないものがある可能性がある。ヒーター装置Hとしてみた場合、初期性能の7~8割になってしまう可能性があると推測されている。ステンレス管60の空間部には、シリコーン樹脂61が詰められるが、シリコーン樹脂を固めるのに、加熱しながら数時間を要するため、生産性もあまりよくなく、コスト高なものになってしまう。
本発明は、上述のような状況に十分耐えられる耐荷重性と耐温度性の両方を備え、かつ耐水性を備えた電力供給線接続部を有し、生産性に優れる埋設用ヒートパイプのヒーター装置を提供することにある。
上記目的を達成するための発明は、圧着端子などのような導電性接続中継体を用いる。このような導電性接続中継体の一端側に導線の先端側が接続固定された電力供給線を有している。この電力供給線は、外装が軟質系絶縁樹脂、たとえば塩化ビニールのシースで構成されている。
また、上述の導電性接続中継体の他端側に、発熱体もしくは発熱体に接続された導線の先端側が接続固定されたヒーターを有している構成のヒーター装置に関するこのようなヒーター装置は、電力供給線接続部を完全に覆うように貫通孔を有する円筒状の保護体を有している。
さらに、上述の保護体の一端近傍の上述の貫通孔の内周に穿設された内周溝に、上述の電力供給線の外周との間を密閉するように嵌めこまれた接続部側の第1の弾性環状シールを有している。この第1の弾性環状シールは、つぶし率がJIS B 2401の規格値の90~125%の範囲のものが選択される。材料としては、ニトリルゴム(NBR)、熱可塑性エラストマーなどエチレンプロピレンゴム(EDPM)、水素化ニトリルゴム(HNBR)、アクリルゴム(ACM)、クロロプレンゴム(CR)、ブチルゴム(IIR)またはウレタンゴム(AU)から選択された一種が用いられる。
また、上述の保護体の他端近傍の上述の貫通孔の内側に穿設された内周溝に、上述のヒーターの外装の外周との間を密閉するように嵌めこまれた第1の弾性環状シールを有している。このヒーター側弾性環状シールは、シリコーンゴム(VMQ)またはフッ素ゴム(FKM)どちらかから選択される。
上述のようなヒーター装置は、電力供給線接続部を有する埋設用ヒートパイプに使われる嵌め込みと組立で生産可能なヒーター装置を提供することができる
上述したように、本発明1の電力供給線接続部を有するヒーター装置は、道路の一部のアスファルトへの埋設やコンクリートブロックへ埋設するのにふさわしい耐荷重性と耐温度性の両方を備え、かつ耐水性を保つことができる。また、生産性にも優れる。
(発明が解決するためのその他の手段)
上記の発明1における保護体の上述の一端側および上述の他端側の内周溝と第1および第2の弾性環状シールのそれぞれの下位概念である発明2 として、上述の保護体の上述の一端側および上述の他端側の貫通孔の内周溝がそれぞれ対になるように複数であると共に、上述の内周溝のそれぞれに嵌めこまれた複数の接続部側の弾性環状シールおよびヒーター側の複数の弾性環状シールを具備しているので、表面を伝わって侵入しようとする水分をダブルに遮断した発明1 に記載された電力供給線接続部を有する埋設用ヒートパイプのヒーター装置、を提供する。
このような構成のヒーター装置であれば、シリコーンゴム等を乾燥させるような工程は不要になり、嵌め込みを含む組立で短時間に完成品とすることが可能である。また、保護体を円筒状の合成樹脂体とすれば、この合成樹脂の種類の選択と、肉厚の選択とで調整が可能であり、設計仕様に沿った強度と、樹脂の種類の選択で必要な耐荷重性や耐温度性を持たせることが可能である。
上述の発明2の装置であれば、電力供給線の外装と保護体との間およびヒーターの外装と保護体との間は、それぞれ複数の弾性環状シールで強力に締め付けて密閉されているため、耐水性の向上が計られ、耐荷重性と耐温度性の両方を備えるヒートパイプ等のヒーター装置とすることができる。本装置は、例えば踏切などの融雪・融氷・凍結防止などで長期間の使用に耐えられ、歩行者や車の事故防止に寄与することが多大になり、本発明の目的を達成することが可能なものである。
上述の発明2 における第1および第2 の弾性環状シールのそれぞれの下位概念である発明3は、上述の電力線接続部側の弾性環状シールがニトリルゴム製であり、絶縁電線の絶縁シースと比較的に親和性が高く接触部分の密着が良く、絶縁シースがへこみ、接触面積が広くなる。また、上述のヒーター側の弾性環状シールがシリコーンゴム製であり、熱に対する経年変化が最も少なく、発熱するヒーター上であっても、つぶし率を長期間にわたって保つことが可能になり、発明2に記載された電力供給線接続部を有する埋設用ヒートパイプのヒーター装置を提供できる。
この発明3によれば、電源供給側の電線のシースは一般的に塩化ビニル系絶縁シ-ス材が使用されるので、接続側の弾性環状シールがニトリルゴム製であれば、絶縁シ-ス等の表面を伝わって入り込む水分を通さないという効果がある。ヒーター側の弾性環状シールがシリコーンゴム製であると、熱に強く100℃~125℃程度の加熱温度では変性しないため、要求される長期の使用にも耐えられる。
上述の発明1および発明2のそれぞれの下位概念の発明4は、上述の電力供給線の絶縁シースが軟質系絶縁樹脂であり変形するため、親和性が高く接触部分の密着が良く、電力供給線接続部側の弾性環状シールのつぶし率が、JISB2401の規格値の90~125%であるように、少し緩めからきつめに電力供給線接続部側の弾性環状シールが取り付けられ、多少の変形があり接触面積が増加するため、表面を伝わる水分を遮断する構成の電力供給線接続部を有するヒーター装置を提供する。
このように電力供給線接続部側の弾性環状シールのつぶし率がJISB2401の規格値の90~125%の範囲であれば、電力供給線の絶縁シースが軟質塩化ビニルなどであり、比較的柔軟性に富むため、変形が可能である。したがって、金属のような硬い表面と異なり、上述の範囲であれば、十分な耐水性が得られるという効果が得られる。
図1は、本発明のヒーターパイプなどに使用されるヒーター装置の電力供給線接続部の部分縦断面図である。 図2は、本発明の図1の円筒状保護体のみの縦断面図である。 図3は、本発明の電力供給線接続部とその円筒状保護体との分解斜視図である。 図4は、本発明の電力供給線接続部を円筒状保護体で保護している状態の部分断面斜視図である。 図5は、本発明の電力供給線における絶縁電線の導線先端部とヒーターのリード線先端部とがそれぞれ筒状圧着端子に差し込まれ、部分圧着されている様子を説明する部分断面拡大図である。 図6は、ヒートパイプを説明するための概略断面図である。 図7は、踏切における発熱コンクリートブロック角板の敷設状態の斜視図である。 図8は、踏切のレール側面の発熱コンクリートブロック角板におけるヒートパイプを鉄骨枠に取り付け状態を示す概要斜視図である。 図9は、踏切のレール中央の発熱コンクリートブロック角板におけるヒートパイプを鉄骨枠に取り付けた状態を示す概要斜視図である。 図10は、複数のヒートパイプに電力を並列供給する電力供給線の分岐モールド接続部の概略図である。 図11は、ヒートパイプをアスファルト道路に埋設した事例の部分断面図である。 図12は、現状の電力供給線接続部の一部断面斜視図である。
以下に本発明の実施の形態を図1から図11に基づいて説明する。
本発明の実施の形態を、図1から図5に基づいて、非常に簡単な構成でありながら、求められる仕様、例えば、コンクリートの耐用年数の使用にも耐えられるヒーター装置を以下に説明する。すなわち、電力供給線6を構成する軟質塩化ビニルなどの絶縁シース6c、6dが被覆された絶縁電線6a、6bの導線6e、6fの先端側が、導電性接続中継体である、たとえば、スズメッキされた無酸素銅などの筒状圧着端子10A、10Bの一端側から長さの半分ほどまでに挿入されている。また、筒状圧着端子10A、10Bの他端側から長さの半分ほどまでに、ヒーター8の二本のリード線8a、8bの先端側が挿入されている。導線6e、6fの挿入された筒状圧着端子10A、10Bの一端側のそれぞれの少なくても1か所を、圧着ペンチ(電工ペンチともいう。)で圧着してかしめている。また、リード線8a、8bの挿入された筒状圧着端子10A、10Bの他端側のそれぞれの少なくても1か所を、圧着ペンチで圧着してかしめている。このようにして、導線6c、6dおよびリード線8a、8bのそれぞれと筒状圧着端子10Aあるいは10Bとが電気的にも、機械的にも一体化されている。さらには、各接触部はスズ・銀・銅系の鉛フリーはんだなどで電気的・機械的に補強を施すことにより、10年以上の使用を確実にさせる。
このように導線6e、6fとリード線8a、8bとが、電力供給されるようになった状態で、筒状圧着端子10Aと筒状圧着端子10Bとが接触導通してしまわないようにしている。すなわち、軟質ポリオレフィン樹脂などの熱収縮チューブ11Aと熱収縮チューブ11Bとが、筒状圧着端子10Aと筒状圧着端子10Bのそれぞれを絶縁するために、予め差し込み準備され、接続された後に被管され、熱で収縮させている。この結果、絶縁電線6aと筒状圧着端子10Aとが熱収縮チューブ11Aで固定され、絶縁電線6bと筒状圧着端子10Bとが熱収縮チューブ11Bで固定され、電気的にも機械的にも安定するようになっている。
さらに、この電力供給線接続部1は、図1に示されているように、円筒状の例えば保護体2で覆われて保護される構成になっている。材質は、アスファルトに埋設する場合、ステンレス製やアルミニュウム製でも合成樹脂製でもよいが、コンクリート中に埋める場合、製造時にアルカリ性の水にさらされるため、腐食しない合成樹脂製が好ましく、アスファルトに埋設する場合も想定し、耐熱性を有するポリプロピレン樹脂がさらに好ましい。
円筒状の合成樹脂、例えばポリプロピレン樹脂製の保護体2は、図2に示されるような縦断面形状になっている。保護体2は、長軸方向に貫通する貫通孔3に電力供給線接続部1が収納されている。電力供給線接続部1を収納しているのは、接続部収納孔部3aである。この接続部収納孔部3aの一端側は、電力供給線収納孔部3bで電力供給線6の外形より、製造の作業性を考慮した大きさの僅かに大きめの孔径に形成されている。電力供給線接続部1を収納する接続部収納孔部3aを含めた部分も電力供給線6の外形とほぼ同等の孔径に形成されている。この接続部収納孔部3aの他端側は、ヒーター8がすっぽり収納できるヒーター8の外形よりほんの僅かに大きい孔径のヒーター収納孔3cが形成されている。ヒーター収納孔3cは、ヒーター8の後部とリード線8a、8bが導出されている側のみを収納するように形成され、孔の段起部3dで位置決めされるように構成されている。したがって、ヒーター収納孔3cの孔径の方が、接続部収納孔部3aより僅かに大きい孔径に形成されている。
保護体2の外周には、電力供給線接続部1を鉄骨などに簡易に取り付けられるように、図2に示されるように、取付溝4cが穿設されており、クリップ状取付ピンなどで、容易に取り付け作業ができるようになっている。
保護体2の一端側において、電力供給線6の絶縁シース部分が挿入される電力供給線収納孔部3bの内周囲には、内周溝、すなわちOリングの嵌め込み溝4bが離間して二つが穿設されている。また、ヒーター収納孔3cの他端側において、ヒーター8のリード線8a、8bが導出されている後部側が収納されている内周には、内周溝、すなわちOリングの嵌め込み溝4aが離間して二つ穿設されている。これらOリングの嵌め込み溝4a、4bのそれぞれは、予め決められた太さで、かつ内径と外形を有する弾性環状シールであるOリング7A、7B、5A、5Bが、それぞれのOリングの嵌め込み溝4a、4bにはめられ、設計されたOリングのつぶし率になるように嵌めこまれている。
上述のように保護体2の嵌め込み溝4a、4bのそれぞれにOリング7A、7B、5A、5Bがはめ込まれた状態で、電力供給線接続部1の組み立て前に電力供給線6にOリング5A、5B側から挿入される。その後、上述したように電力供給線接続部1の組み立てを行い、その組み立てが終了した後に、ヒーター8の金属ケース側に被管するように、保護体2を移動させる。このような作業によってヒーター装置Hが完成する。
なお、円筒状の合成樹脂製の保護体2は、上述のような孔構成であるが、肉厚は、転圧10~12トンに耐える選択材料の厚みになるような設計をする。以下に実施例とその実施例に基づく加速試験を行った条件およびその結果を説明する。
図1に示されているように、保護体2が電力供給線接続部1を完全に密閉し覆う状態は、電力供給線6の軟質ビニルからなる絶縁シースの外周に、前述したように溝4bに嵌め込まれたニトリルゴム(NBR)からなる二つのOリング5A、5Bが配設されている。この嵌め込みは、つぶし率が例えば23%前後になるように、JIS値のつぶし率19.35%よりは、緩めも含みどちらかというときつめのつぶし率になっている。すなわち、JIS値のつぶし率19.35%の90~125%の範囲であれば、コンクリートの耐用年数と同等の期間、十分な密閉度を保つことが可能である。
この時の電力供給線6の絶縁シースの外形は、百分の数ミリのバラツキがあり9.72~9.77mmの範囲にはいるものを選択した。また、上述のつぶし率を決定する要素のOリング嵌め込み溝4a、4bの幅と深さは、次の範囲で形成させた。
まず、実験例では、ニトリルゴムの断面円形3.1φmm、内径9.4mm、外形15.6mmを固定し、許容される範囲を確かめるため、嵌め込み溝4bの幅の例は、4.0mmで溝の深さは2.3~2.5mmのいくつかの段階で形成させ、角溝となるようにした。このような設計値範囲であれば、10数年以上の耐水性で劣化するようなことにはならないと後述する加速試験で絶縁抵抗値が4000MΩ以上との結果が得られた。
加速試験は、公式な試験ではなく、発明者らが埋設されるコンクリートの耐用年数と同等という要求に耐えられるには、このくらいが必要と考えられることを想定して決定した凍結試験と加圧試験を行い、範囲を決定した。
まず、凍結試験は、角板状コンクリートブロックに埋め込まれたヒートパイプ20へ電力を供給する電力供給線接続部1も凍結する状況が考えられるため、この状況を想定した過酷な条件を想定した。この想定の試験が可能な低温恒温恒湿器は、株式会社いすゞ製作所製のTPAC-240-20を使用した。この装置は、温度範囲は-20℃~+150℃の能力がある。条件としては、-20℃×10時間と+50℃×5時間とを1サイクルとして5サイクル繰返し、試験前と後の絶縁抵抗値をそれぞれ測定した。
次に、加圧試験は、電力供給線接続部1を水に浸水した状態で、0.5MPa圧縮空気を充填したまま圧力(約50mの水深に相当)をかけられるHIVP管で作製した圧力容器で、実験例の試料を一つ一つ入れ替えながら、60分後に大気開放して5分を1サイクルとし、20サイクルを繰り返した加圧試験を行い、その試験の前後で絶縁抵抗値を測定し、合否の判断をした。
絶縁抵抗の測定は、アルミバットに実験試料が十分に浸水する状態に浸し、アルミバットにアース側の測定端子を取り付け、プラス端子側を各測定する導線に取り付け、それぞれの絶縁抵抗値を測定した。なお、絶縁抵抗測定計は、日置電機株式会社のIR4051を使用した。
上述の試験条件において、JIS規定値に対し、つぶし率は90%~125%程度の範囲であれば、絶縁抵抗値を目標値内に収めることは可能であることが、それぞれの試験値で確かめられた。緩くなる範囲を超えると、4000MΩを下回る例が出てきた。逆に、きつくなる範囲を超えると、作業が困難になり相応しくない。ニトリルゴム(NBR)に代えて使うことが可能な他の材質は、熱可塑性エラストマーなどエチレンプロピレンゴム(EPDM)、水素化ニトリルゴム(HNBR)、アクリルゴム(ACM)、クロロプレンゴム(CR)、ブチルゴム(IIR)、ウレタンゴム(AU)などが挙げられる。
また、ヒーター8の外形は、ほぼ13.9~14.0φmmの範囲のものを選択した。ヒーター8の容器を構成するステンレス管の外周に、二つのシリコーンゴム(VMQ)からなるOリング7A、7Bが離間して、つぶし率が例えばJIS値の19.35%前後になるようなる範囲に設計した。実験例は、シリコーンゴム(VMQ)の断面円形3.1φmm、内径13.4mm、外形19.6mmを使用した。Oリング嵌め込み溝4aの幅の例は、4.0mmで溝の深さは2.4~2.7mmの角溝に形成される範囲で実験を行った。このような範囲であれば、加速試験で4000MΩ以上との結果が得られた。これらのうち緩くなる範囲超えると、4000MΩを保てない値になる例が出てくる。きつくなる範囲を超えると、作業が困難になり、相応しくない。なお、シリコーンゴム(VMQ)に代えて使用可能な他の材質は、フッ素ゴム(FKM)が挙げられる。
ところで、図12で説明したヒーター装置Hの場合、サンプルを5つ準備して試験前の絶縁抵抗は、すべてのサンプルにおいて4000MΩ以上であり問題は全くなかった。続いて、前述した凍結試験を行ったところ、0.35Ω~0.67Ωという1Ω以下になってしまった。このように、厳しい凍結試験でNGになったため、加圧試験は行わなかった。現状で使用できる範囲のものでも、厳しい加速試験においては、NGになってしまった。
図1~図5で説明した本発明のヒーター装置Hの場合、サンプルを5つ準備して試験前の絶縁抵抗は、すべて4000MΩ以上であり問題は全くなかった。続いて、前述した凍結試験を行った後、すべてのサンプルにおいて4000MΩ以上であり問題は全くなかった。さらに続いて、前述した加圧試験後の絶縁抵抗値でも、すべて4000MΩ以上であり問題は全くなかった。
このように、本発明の場合、絶縁抵抗の測定値が、1000MΩ以上であれば、OKと判断され、未満であればNG判断する基準で対応していたが、本発明のヒーター装置Hの場合、十分な値でクリヤーできていた。
本発明の適用例を以下に説明する。
まず、上述のヒートパイプ20を図6において説明すると、直径が約40mmφであるパイプ状の銅合金もしくは鉄などの容器21は、先端側が塞がれている。後端側は、例えば直径14mmΦ、長さ260mmのヒーター8がすっぽり入るパイプ状のヒーター収納さや管22を中空部に備えて、すぼむように閉塞されている。長さは、用途により1.5m~6mのような長さにする。パイプの中にはアルコール等の気体が封入されている。ヒーター8で加熱すると、ヒーター収納さや管22の周りのアルコールが沸騰して、矢印の方向に蒸気となって移動し容器外へ放熱する。放熱後の気体は凝縮しヒーター8側に戻るように、たとえば、αが5~10度に傾斜して設置される。ヒーター8側に戻ったアルコール等は再び加熱されて蒸気になり、移動し放熱する。いわゆる潜熱利用の熱源体である。この熱源体は、ヒーターのような顕熱体に比較し、590倍の放熱が可能である。このような放熱を繰り返しながらアスファルト表面や角板上コンクリートの表面を加熱する。容量は100W~300Wとなるような設計がされている。2~3分程度で表面温度を、融雪や氷を解かす温度に加熱させることができるので、早い融雪などが可能となる。ヒーター8の後端部からは、電力供給用のリード線8a、8bが引き出されている。
図7に基づいて、踏切への適用例を説明する。踏切は狭い道路や広い道路など種々の幅になる。この適用例の場合、9メートル幅の例が示されている。レール幅約1.06メートル両側面に6枚ずつの角板状発熱コンクリートブロック31が敷設されている。6枚ずつの角板状発熱コンクリートブロック31は、図示していないが、人や車が通行した際に、ガタ付きが出ないように設置されている。その手段としては、二つの貫通孔をそれぞれ長径20mm程度の軸のボルトがレール軸と平行に貫通してナットで固定されている。一対のレール30が敷設される部分には、レール30部分が収まる一対の窪みが形成されたレール敷設角板状発熱コンクリートブロック32が6枚敷設され、コンクリートブロック31と同様に、図示していないが、二つの貫通孔をそれぞれ長径20mm程度の軸のボルトがレール軸と平行に貫通してナットで固定されている。
角板状発熱コンクリートブロック31を図8に基づき詳述すると、例えば、9本のヒートパイプ20が埋設される例を示している。一端側には、電力供給線接続部1を取り付ける長方形のコの字状鉄骨枠41が配設されている。この鉄骨枠41には、電力供給線接続部1が取り付けられる箇所に垂直上に取付枠41a9本がそれぞれ溶接されている。これらの取付枠41aに、それぞれが電力供給線接続部1における保護体2の当該取付リング溝4cに嵌められたクリップ状取付ピン55で固定されている。ヒートパイプ20の長さ方向の端部と中央と鉄骨枠41側の3か所に鉄骨枠42c、42b、42aがヒートパイプ20の傾斜を構成するように、それぞれ異なる高さに構成して弧状挟持金具56を使用し接触箇所で固定されている。二点鎖線で示されるような角板状のコンクリートブロック31になるよう型枠に入れて、製造される。電力供給線6は、必要な長さになるように、コンクリートブロック31の外に引き出されている。
次に、角板状発熱コンクリートブロック32をもう少し図9に基づき詳述すると、レールが通る部分は凹部になるように構成されている。ヒートパイプ20は、レールが通る部分は凹部を除いた箇所に、例えば、5本が配設されている。それぞれの取付枠51、52a、52b、52cは、レールが通る部分は凹部になるよう変形した形状である。電力供給線接続部1の取り付け方は、コンクリートブロック31と同様である。取付リング溝4cに嵌められたクリップ取付ピン55で固定されている。ヒートパイプ20と取付枠52c、52b、52aとの取り付け方も、コンクリートブロック31の場合と同様であり、ヒートパイプ20が終端になるほど高くなるように、弧状挟持金具56を使用し接触箇所で固定されている。角板状のコンクリートブロック32になるよう型枠に入れて、製造される。電力供給線6は、必要な長さになるように、コンクリートブロック32の外に引き出されている。
これら図8および図9において、電力供給線6の引き出し方が、コンクリートブロック31、32の側面にヒートパイプ20毎にそれぞれ引き出されているが、図10に示されるように一本の線となるように、電力供給母線9に、それぞれの電力供給線6が図5で詳述したと同様な筒状圧着端子などで並列接続させ、その接続部を電力供給母線9のシース材料と同質の塩ビ系樹脂を使用して、絶縁モールド部9aをインジェクション成形で形成してもよい。
以上、本発明の一実施形態に基づき説明したが、開示は一部の説明であり、これらの範囲に限定すべきではなく、本発明の技術思想に基づき代替できる実施形態も含まれることは容易に理解できるであろう。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によって定められるものである。
H ヒーター装置
1 電力供給線接続部
2 円筒状の保護体
3 貫通孔
3a 接続部収納孔部
3b 電力供給線収納孔部
3c ヒーター収納孔部
3d 段起
4a ヒーター収納部側のOリングの嵌め込み溝
4b 電力供給線収納孔部側のOリングの嵌め込み溝
4c 保護体固定用の取付溝
5A、5B 第1の弾性環状シール
6 電力供給線
6a、6b 絶縁電線
6c、6d 絶縁シース
6e、6f 導線
7A、7B 第2の弾性環状シール
8 ヒーター
8a、8b リード線
9 電力供給母線
10A、10B 筒状圧着端子
11A、11B 熱収縮チューブ


Claims (3)

  1. 導電性接続中継体と、
    前記導電性接続中継体の一端側に、導線の先端側が接続固定された外装が軟質系絶縁樹脂シースの電力供給線と、
    前記導電性接続中継体の他端側に、発熱体もしくは発熱体に接続された導線の先端側が接続固定された円筒状金属外装のヒーターと、
    を備えたヒーター装置であって、
    前記ヒーターの電力供給線接続部を完全に覆う前記電力供給線側の内径より前記ヒーター側の内径が大径である貫通孔を有する円筒状の保護体と、
    前記保護体の一端近傍の前記貫通孔の内周に穿設された内周溝に、前記電力供給線の外周との間を密閉するように嵌め込まれて調整され、つぶし率がJIS B 2401の規格値の90~125%の範囲となる、ニトリルゴム、熱可塑性エラストマーなどエチレンプロ ピレンゴム、水素化ニトリルゴム、アクリルゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴムまたは ウレタンゴムから選択された一種の第1の弾性環状シールと、
    前記保護体の他端近傍の前記貫通孔の内周に穿設された内周溝に、前記ヒーターの外装との間を密閉するように嵌め込まれた、シリコーンゴムまたはフッ素ゴムから選択された一方の第2の弾性環状シールと、を具備した電力供給線接続部を有する埋設用ヒートパイプのヒーター装置。
  2. 前記保護体の前記一端側および前記他端側の前記貫通孔の前記内周溝がそれぞれ複数であると共に、前記内周溝のそれぞれに嵌めこまれた複数の第1の弾性環状シールおよび複数の第2の弾性環状シールを具備した請求項1に記載された電力供給線接続部を有する埋設用ヒートパイプのヒーター装置。
  3. 前記複数の第1の弾性環状シールがニトリルゴムであり、前記複数の第2の弾性環状シールがシリコーンゴムである請求項2に記載された電力供給線接続部を有する埋設用ヒートパイプのヒーター装置。
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