JP7009695B2 - 決済装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ポイントを利用して決済を行う技術に関する。
特許文献1には、決済に利用可能なポイントを、例えば家族内において貸し借りできるポイント管理装置が記載されている。このポイント管理装置では、ユーザは、ポイントを借りる相手と借用するポイント数とを指定することによって、ポイントを借りる。
特開2015-232806号公報
特許文献1に記載のポイント管理装置では、ユーザは、ポイントを借りるごとに、ポイントを借りる相手と借用するポイント数とを指定する必要があり、この指定がユーザの負担になる。
本発明は、ポイントを借りる際のユーザの負担を軽減可能な技術を提供することを目的の1つとする。
本発明の一態様に係る決済装置は、ユーザが保有するポイントが、決済に必要なポイントに対して不足する場合、複数の貸与元候補の各々の優先順位を示す情報に基づいて、前記複数の貸与元候補から1以上の貸与元を決定する決定部と、前記貸与元が保有するポイントから、前記ユーザが保有するポイントの不足分を、前記ユーザに貸与する貸与部と、前記ユーザが保有するポイントと前記ユーザに貸与されたポイントとを用いて、前記決済を実行する決済部と、を含む。
本発明の一態様に係る決済装置によれば、ポイントを借りる際のユーザの負担を軽減できる。
決済システム1000を示す図である。 ポイント管理テーブル22aの一例を示した図である。 優先順位テーブル22bの一例を示した図である。 ポイント管理テーブル22aにおける変更を示した図である。 優先順位テーブル22bにおける変更を示した図である。 ポイント管理テーブル22aにおける変更を示した図である。 ポイント管理テーブル22aにおける変更を示した図である。 優先順位テーブル22bにおける変更を示した図である。 ポイントを貸与する動作を説明するためのシーケンス図である。 ポイントを返却する動作を説明するためのフローチャートである。 貸与上限ポイント22a5が設定された優先順位テーブル22bの一例を示した図である。 貸与用の優先順位22b6と返却用の優先順位22b7が設定された優先順位テーブル22bの一例を示した図である。 変形例6に係るポイント管理サーバ2Aを示した図である。 変形例7に係るポイント管理サーバ2Bを示した図である。 ポイント管理サーバのハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照しながら本発明に係る実施の形態を説明する。なお、図面において各部の寸法及び縮尺は実際の構成と適宜異なる。また、以下に記載する実施の形態は、本発明の好適な具体例である。このため、本実施形態には、技術的に好ましい種々の限定が付されている。しかしながら、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られない。
<第1実施形態>
図1は、ポイントサービスの加入者(以下、単に「加入者」とも称する)に付与されたポイントを用いて決済を実行する決済システム1000を示す図である。
決済システム1000は、店舗端末1と、ポイント管理サーバ2とを含む。店舗端末1は、通信ネットワーク3を介してポイント管理サーバ2と通信する。
まず、店舗端末1について説明する。
店舗端末1は、店舗に設置される。店舗端末1は、店舗通信部11と、読取部12と、入力部13と、制御部14と、を含む。
店舗通信部11は、通信ネットワーク3を介してポイント管理サーバ2と通信する。なお、店舗通信部11は、通信ネットワーク3を介さずにポイント管理サーバ2と通信してもよい。
読取部12は、加入者が所有するカード4からカードの識別情報(以下「カードID」とも称する)を読み取る。例えば、カード4が、カードIDを記憶した非接触IC(Integrated Circuit)を備える場合、読取部12は、当該非接触ICと無線を用いた通信を実行することによってカード4からカードIDを読み取る。なお、カード4が、カードIDを記憶した磁気媒体を備える場合、読取部12は、当該磁気媒体からカードIDを読み取る。
カード4が加入者によって所有されているため、カードIDは、カード4を識別するとともに、カード4の所有者である加入者も識別する。
入力部13は、例えば、操作ボタン及びタッチパネルを含む。入力部13は、操作者(例えば、店員)から種々の入力を受け取る。例えば、入力部13は、決済対象の金額と、ポイントを用いた支払いを行う旨の指示(以下「ポイント支払い指示」とも称する)と、を受け取る。
制御部14は、店舗端末1を制御する。例えば、制御部14は、読取部12がカードIDを読み取り、入力部13が決済対象の金額及びポイント支払い指示を受け取ると、店舗通信部11を用いて、決済要求をポイント管理サーバ2に通知する。決済要求は、カードIDと、決済対象の金額と、ポイント支払い指示とを含む。
次に、ポイント管理サーバ2について説明する。
ポイント管理サーバ2は、決済装置の一例である。ポイント管理サーバ2は、ある加入者が保有するポイント(以下「加入者の保有ポイント」とも称する)が、決済に必要なポイントに満たない場合、当該加入者にポイントを貸与する別の加入者(以下「貸与元」とも称する)を自動的に決定する。ポイント管理サーバ2は、貸与元が保有するポイント(以下「貸与元の保有ポイント」とも称する)のうち、当該決済における不足分を、ポイントが不足している加入者に貸与し、決済を実行する。
ポイント管理サーバ2は、サーバ通信部21と、記憶部22と、決定部23と、貸与部24と、決済部25と、返却部26と、設定部27と、を含む。
サーバ通信部21は、通信ネットワーク3を介して店舗端末1と通信する。サーバ通信部21は、通信ネットワーク3を介さずに店舗端末1と通信してもよい。
記憶部22は、記憶装置の一例である。記憶部22は、種々の情報を記憶する。記憶部22は、例えば、加入者の保有ポイントを管理するポイント管理テーブルを記憶する。
図2は、ポイント管理テーブル22aの一例を示した図である。
ポイント管理テーブル22aでは、加入者ごとに、カードID22a1と、保有ポイント22a2とが、互いに対応づけられている。保有ポイント22a2は、加入者が保有しているポイントである。
図1に戻って、記憶部22は、さらに、例えばポイントの貸与元を決定するために用いられる優先順位テーブルを記憶する。
図3は、優先順位テーブル22bの一例を示した図である。
優先順位テーブル22bでは、貸与先22b1についての複数の貸与元候補22b2が示されている。具体的には、優先順位テーブル22bでは、加入者A(以下「貸与先」とも称する)についての貸与元候補として、加入者B、加入者C、及び加入者Dが示されている。加入者Aは、カードID「AAA」によって識別される。加入者Bは、カードID「BBB」によって識別される。加入者Cは、カードID「CCC」によって識別される。加入者Dは、カードID「DDD」によって識別される。加入者B~Dは、複数の貸与先候補の一例である。複数の貸与先候補の数は「3」に限らず「2」以上であればよい。
加入者Bは、加入者Aの兄とする。加入者Cは加入者Aの親とする。加入者Dは加入者Aの友人とする。加入者Aに対する加入者B~Dの人間関係は、適宜変更可能である。
優先順位テーブル22bでは、各貸与元候補22b2の優先順位22b3が示されている。具体的には、加入者Bには優先順位「1」が付与されている。加入者Cには優先順位「2」が付与されている。加入者Dには優先順位「3」が付与されている。優先順位は、優先順位の数値が小さいほど高いとする。優先順位テーブル22bは、複数の貸与元候補の各々の優先順位を示す情報の一例である。加入者Aに対する加入者B~Dの人間関係と、加入者B~Dの優先順位との対応関係は、適宜変更可能である。
優先順位テーブル22bでは、貸与元候補22b2が貸与先22b1に貸与しているポイントが、貸与ポイント22b4として示されている。
図1に戻って、記憶部22は、さらに、決済対象の金額を、決済に必要なポイントに換算する換算式を記憶する。
以下では、記憶部22が、図2に示したポイント管理テーブル22aと、図3に示した優先順位テーブル22bを記憶しているとする。ポイント管理テーブル22aは、図2に示したポイント管理テーブルに限定されず適宜変更可能である。優先順位テーブル22bも、図3に示した優先順位テーブルに限定されず適宜変更可能である。
決定部23は、サーバ通信部21が決済要求を受信すると動作を開始する。決定部23は、決済要求に含まれる決済対象の金額を、記憶部22に記憶されている換算式を用いて、決済に必要なポイントに換算する。
決定部23は、決済要求に含まれるカードIDによって識別される貸与先(例えば、加入者A)が保有するポイントが、決済に必要なポイントに対して不足する場合、優先順位テーブル22bに基づいて、複数の貸与元候補から1以上の貸与元を決定する。
一例を挙げると、決定部23は、加入者Aについての貸与元候補である加入者B~Dの中から、優先順位が最も高い加入者Bを、貸与元として決定する。加入者Aはユーザの一例である。
貸与部24は、貸与元が保有するポイントから、決済に必要なポイントに対して貸与先が保有するポイントの不足分を、貸与先に貸与する。
貸与部24は、貸与の実績を、優先順位テーブル22bの貸与ポイント22b4と、ポイント管理テーブル22aの保有ポイント22a2に反映する。
例えば、貸与部24は、加入者Bの保有ポイントのうち「10」ポイントを加入者Aに貸与した場合、加入者Aの保有ポイント22a2を「100」から「110」に変更し、加入者Bの保有ポイント22a2を「600」から「590」に変更する。さらに、貸与部24は、加入者Bの貸与ポイント22b4を「10」から「20」に変更する。図4は、ポイント管理テーブル22aにおける変更を示した図である。図5は、優先順位テーブル22bにおける変更を示した図である。
図1に戻って、決済部25は、貸与先が保有するポイントと、貸与先に貸与されたポイントと、を用いて決済を実行する。例えば、決済部25は、図4に示された変更後の加入者Aの保有ポイント22a2を用いて決済を実行する。
決済部25は、決済の実績を、ポイント管理テーブル22aの保有ポイント22a2に反映する。例えば、決済部25は、加入者Aの保有ポイント22a2を「110」から「0」に変更する。図6は、ポイント管理テーブル22aにおける変更を示した図である。
図1に戻って、返却部26は、例えば、貸与先がポイント付与の条件(商品の購入等)を満たして、貸与先に付与すべきポイントが発生した場合、当該付与すべきポイントから、貸与元が貸与先に貸与したポイントを、貸与元に返却する。
例えば、加入者Aに付与すべきポイントとして「10」ポイントが発生した場合、返却部26は、当該「10」ポイントから、加入者Bが加入者Aに貸与した「10」ポイントを、加入者Bに返却する。
返却部26は、返却の実績を、優先順位テーブル22bの貸与ポイント22b4と、ポイント管理テーブル22aの保有ポイント22a2に反映する。
例えば、返却部26は、加入者Bの貸与ポイント22b4を「20」から「10」に変更し、加入者Bの保有ポイント22a2を「590」から「600」に変更する。図7は、ポイント管理テーブル22aにおける変更を示した図である。図8は、優先順位テーブル22bにおける変更を示した図である。
図1に戻って、設定部27は、優先順位テーブル22bにおいて、各貸与元候補に優先順位を設定する。例えば、設定部27は、加入者Aからの申請に基づいて優先順位を設定する。この申請には、各貸与元候補が、貸与先である加入者Aへのポイントの貸与を認める旨の署名等があることが望ましい。
例えば、まず、加入者Aが、各貸与元候補の優先順位を示した申請書を作成する。続いて、加入者Aは、各貸与元候補から、加入者Aへのポイントの貸与を認める旨の署名を、当該申請書に対して記載してもらう。続いて、加入者Aは、各貸与元候補の署名がなされた申請書を、ポイント管理サーバ2の管理者に提出する。ポイント管理サーバ2の管理者は、当該申請書に示された事項を、不図示の端末を用いてポイント管理サーバ2に登録する。ポイント管理サーバ2では、設定部27は、登録された事項に基づいて、つまり、加入者Aからの申請に基づいて優先順位を設定する。この場合、設定部27は、この申請に基づいて、各貸与元候補も設定する。
なお、設定部27は、以下のように優先順位を設定してもよい。
まず、加入者がポイントの貸与を許す相手について当該加入者から事前に承諾を取っておき、この承諾された内容を示す承諾情報が、記憶部22に記憶される。
その後、ある加入者から、各貸与元候補への優先順位の設定の申請があった場合、設定部27は、承諾情報を参照し、優先順位の設定が申請された貸与元候補のうち、申請を行った加入者へのポイントの貸与を許している貸与元候補のみに、優先順位を設定する。
次に、動作を説明する。
図9は、ポイントを貸与する動作を説明するためのシーケンス図である。ここで、記憶部22は、図2に示したポイント管理テーブル22aと、図3に示した優先順位テーブル22bを記憶しているとする。
以下、加入者Aが、店舗端末1が設置されている店舗において、決済対象の金額についてポイントでの決済を店員に依頼したときの動作を説明する。
加入者Aが、加入者Aが所有するカード4を読取部12に近づけると、読取部12は、カード4からカードIDを読み取る(ステップS101)。
続いて、店員が、加入者Aの依頼に応じて、決済対象の金額とポイント支払い指示とを入力部13に入力すると、入力部13は、決済対象の金額とポイント支払い指示とを受け取る(ステップS102)。
続いて、制御部14は、読取部12が読み取ったカードIDと、入力部13が受け取った決済対象の金額と、入力部13が受け取ったポイント支払い指示と、を含む決済要求を、店舗通信部11を用いて、ポイント管理サーバ2に送信する(ステップS103)。
ポイント管理サーバ2では、サーバ通信部21が決済要求を受信すると、決定部23は、ポイント管理テーブル22aを参照して、決済要求に含まれるカードIDによって識別される加入者Aの保有ポイント「100」を読み取って認識する。
続いて、決定部23は、記憶部22に記憶されている換算式を用いて、決済要求に含まれる決済対象の金額を、決済に必要なポイントに換算する。
続いて、決定部23は、加入者Aの保有ポイントが、決済に必要なポイントに対して不足する場合(ステップS104:YES)、優先順位テーブル22bに基づいて、複数の貸与元候補(加入者B~D)の中から1以上の貸与元を決定する(ステップS105)。本実施形態では、決定部23は、1つの貸与元を決定する。
ステップS105では、決定部23は、まず、決済に必要なポイントから加入者Aの保有ポイントを差し引くことによって、加入者Aの保有ポイントの不足分(以下、単に「不足分」と称する)を特定する。
続いて、決定部23は、優先順位テーブル22bを参照して、複数の貸与元候補の中から、優先順位が最も高い貸与元候補(本例では、加入者B)を選択する。以下、決定部23が選択した貸与元候補を「選択候補」とも称する。
続いて、決定部23は、ポイント管理テーブル22aを参照して、選択候補の保有ポイントを読み取って認識する。
続いて、決定部23は、選択候補の保有ポイントが不足分以上である場合、選択候補を貸与元として決定する。
選択候補の保有ポイントが不足分未満である場合、決定部23は、選択候補を、現在の貸与元候補から、その次に優先順位が高い貸与先候補に変更し、変更後の選択候補の保有ポイントが不足分以上か否かを判定するという一連の処理を実行する。
一連の処理の結果、変更後の選択候補の保有ポイントが不足分以上である場合、決定部23は、変更後の選択候補を貸与元として決定する。一方、一連の処理の結果、変更後の選択候補の保有ポイントが不足分未満である場合、決定部23は、再度、一連の処理を実行する。ここまでが、ステップS105の説明である。
なお、一連の処理において、現在の貸与元候補の次に優先順位が高い貸与先候補が存在しない場合、決定部23は、ポイントを用いた支払いができない旨の支払い不可通知を、サーバ通信部21を用いて店舗端末1に送信する。店舗端末1は、支払い不可通知を受信すると、不図示の表示部を用いて、支払い不可通知に応じた表示を実行する。
貸与元が決定すると(ステップS105)、貸与部24は、ポイント管理テーブル22aを参照して、貸与元が保有するポイントを読み取って認識する。続いて、貸与部24は、貸与元が保有するポイントから不足分を貸与先に貸与する(ステップS106)。続いて、貸与部24は、例えば図4及び図5に示すように、貸与の実績を、優先順位テーブル22bの貸与ポイント22b4と、ポイント管理テーブル22aの保有ポイント22a2に反映する。
続いて、決済部25は、貸与先が保有するポイントと、貸与元から貸与先に貸与されたポイントと、を用いて決済を実行する(ステップS107)。続いて、決済部25は、例えば図6に示すように、決済の実績をポイント管理テーブル22aの保有ポイント22a2に反映する。
続いて、決済部25は、決済が完了した旨の決済完了通知を、サーバ通信部21を用いて店舗端末1に送信する(ステップS108)。店舗端末1は、決済完了通知を受信すると、不図示の表示部を用いて、決済が完了した旨の表示を実行する。
なお、ステップS104において、加入者Aの保有ポイントが、決済に必要なポイントに対して不足しない場合(ステップS104:NO)、ステップS105及びS106がスキップされ、ステップS107が実行される。
次に、ポイントを返却する動作を説明する。
図10は、ポイントを返却する動作を説明するためのフローチャートである。
貸与先である加入者Aに付与すべきポイントが発生すると(ステップS201)、返却部26は、優先順位テーブル22bの貸与ポイント22b4を参照して、加入者Aが借用しているポイントがあるか否かを確認する(ステップS202)。
加入者Aが借用しているポイントがある場合(ステップS202:YES)、返却部26は、加入者Aがポイントを返却する返却先を決定する(ステップS203)。
ステップS203では、返却部26は、まず、加入者Aについての複数の貸与元候補(加入者B~D)のうちから、貸与ポイント22b4が「0」よりも大きい貸与元候補を、返却先候補として特定する。
続いて、返却部26は、返却先候補の中において最も高い優先順位を有する返却先候補についての貸与ポイント22b4を、変数Nに代入する。変数Nは、返却部26によって保持される。
続いて、返却部26は、変数Nが加入者Aに付与すべきポイント未満であると、変数Nに、次に優先順位が高い返却先候補についての貸与ポイント22b4を加算する加算処理(以下、単に「加算処理」と称する)を実行する。返却部26は、変数Nが加入者Aに付与すべきポイント以上になるまで、加算処理を繰り返す。
変数Nが加入者Aに付与すべきポイント以上になると、返却部26は、変数Nに貸与ポイント22b4が加算された返却先候補を、返却先として決定する。
なお、すべての返却先候補の貸与ポイントが加算されても、変数Nが加入者Aに付与すべきポイント以上にならない場合、返却部26は、すべての返却先候補を返却先として決定する。
ここまでが、ステップS203の説明である。
続いて、返却部26は、加入者Aに付与すべきポイントのうち、返却先が加入者Aに貸与したポイントを、優先順位が高い返却先を優先して返却先に返却する(ステップS204)。
なお、すべての返却先にポイントを返却しても、加入者Aに付与すべきポイントが残る場合、返却部26は、残ったポイントを加入者Aに付与する。
続いて、返却部26は、例えば図7及び図8に示すように、返却の実績を優先順位テーブル22bの貸与ポイント22b4と、ポイント管理テーブル22aの保有ポイント22a2に反映する。
なお、貸与先である加入者Aに付与すべきポイントが発生しない場合(ステップS201:NO)、図10に示した処理は終了する。また、付与すべきポイントが発生した加入者の貸与元候補が、貸与ポイントを有していない場合も(ステップS202:NO)、図10に示した処理は終了する。
本実施形態に係る決済装置及び決済方法によれば、決定部23は、貸与先が保有するポイントが、決済に必要なポイントに対して不足する場合、複数の貸与元候補の各々の優先順位22b3に基づいて、複数の貸与元候補から1以上の貸与元を決定する。貸与部24は、貸与元が保有するポイントから、貸与元が保有するポイントの不足分を、貸与元に貸与する。決済部25は、貸与先が保有するポイントと貸与先に貸与されたポイントとを用いて、決済を実行する。
このため、貸与先は、ポイントを借りるたびに、ポイントを借りる相手と借用するポイント数とを指定する必要がなくなり、ポイントを借りる際の貸与先(ユーザ)の負担を軽減することが可能になる。また、貸与先は、貸与先の保有ポイントが不足していても、ポイントを用いた決済を行えるので、例えば、ポイントを用いて商品を購入することが可能になる。
決定部23は、記憶部22を参照して、加入者が保有するポイントと、複数の貸与元候補と、優先順位を示す情報とを認識する。貸与部24は、記憶部22を参照して、貸与元が保有するポイントを認識する。このため、決定部23及び貸与部24は、記憶部22を参照するという簡易な手法によって種々の情報を認識することが可能になる。
返却部26は、貸与先に付与すべきポイントが発生した場合、当該付与すべきポイントから、貸与元が貸与先に貸与したポイントを、貸与元に返却する。このため、ポイントの返却を自動的に行うことが可能になる。
返却部26は、貸与先が複数の貸与元からポイントを借りている状況において貸与先に付与すべきポイントが発生した場合、優先順位22b3に基づいて、複数の貸与元から1以上の返却先を決定する。返却部26は、付与すべきポイントから、貸与先に貸与されたポイントを、返却先に返却する。このため、貸与先は、ポイントを返却するごとに返却先を指定する必要がなくなる。
<変形例>
本発明は、上述した実施形態に限定されない。本発明は、例えば、次に述べるような各種の変形なされてもよい。また、次に述べる変形の態様の中から任意に選択された一又は複数の変形が適宜組み合わされてもよい。
<変形例1>
記憶部22は、ポイント管理サーバ2に含まれずに、ポイント管理サーバ2の外部に位置する外部装置であってもよい。この場合、ポイント管理サーバ2は、通信ネットワーク3を介して記憶部22と通信してもよいし、通信ネットワーク3を介さずに記憶部22と通信してもよい。
<変形例2>
上述した実施形態では、決定部23は、貸与先の保有ポイントが不足する場合に、1つの貸与元を決定した。しかしながら、決定部23は、貸与先の保有ポイントが不足する場合に、2つ以上の貸与元を決定できてもよい。
例えば、決定部23は、まず、貸与先に対する複数の貸与元候補のうちから、保有ポイント22a2が「0」よりも大きい貸与元候補を、選択候補として特定する。
続いて、決定部23は、選択候補の中において最も高い優先順位を有する選択候補の保有ポイント22a2を変数Mに代入する。変数Mは、決定部23によって保持される。
続いて、決定部23は、変数Mが不足分未満であると、変数Mに、次に優先順位が高い選択候補の保有ポイント22a2を加算する加算処理(以下「保有ポイント加算処理」と称する)を実行する。
決定部23は、変数Mが不足分以上になるまで、保有ポイント加算処理を繰り返す。変数Mが不足分以上になると、決定部23は、変数Mに保有ポイント22a2が加算された選択候補を、貸与元として決定する。
なお、すべての選択候補の保有ポイント22a2が加算されても、変数Mが不足分以上にならない場合、決定部23は、支払い不可通知を、サーバ通信部21を用いて店舗端末1に送信する。
変形例2によれば、貸与先は、複数の貸与元からポイントを借用できるので、多くのポイントを借りることが可能になる。このため、貸与先は、ポイントの不足分が多くても、ポイントを用いた決済によって、例えば、商品を購入することが可能になる。
<変形例3>
貸与元候補が貸与先に貸与するポイントの上限値(以下「貸与上限ポイント」と称する)が設定されてもよい。
図11は、貸与元候補ごとに貸与上限ポイント22b5が設定された優先順位テーブル22bの一例を示した図である。貸与上限ポイント22b5は、図11に示した例に限らず適宜変更可能である。
貸与元候補ごとに貸与上限ポイント22b5が設定された場合、決定部23は、例えば、変形例2における保有ポイント加算処理を以下のように変更する。
決定部23は、選択候補の保有ポイント22a2が当該選択候補の貸与上限ポイント22b5を超える場合、選択候補の保有ポイント22a2の代わりに、当該選択候補の貸与上限ポイント22b5を変数Mに加算する。
なお、貸与上限ポイント22b5は、貸与元候補ごとではなく、2以上の貸与元候補(例えば、すべての貸与元候補)に対して設定されてもよい。
変形例3によれば、ポイントの貸与に制限を設けることができ、貸与元の保有ポイントが制限なく貸与先に貸与されてしまうことを抑制可能になる。
<変形例4>
本実施形態では、優先順位22b3が、貸与元を決定する際にも、返却先を決定する際にも用いられた。しかしながら、貸与元を決定する際に用いられる優先順位と、返却先を決定する際に用いられる優先順位とが互いに異なってもよい。
図12は、優先順位22b3の代わりに、複数の貸与元候補の各々の貸与用の優先順位22b6と、複数の貸与元候補の各々の返却用の優先順位22b7とが設定された優先順位テーブル22bの一例を示した図である。貸与用の優先順位22b6と返却用の優先順位22b7は、図12に示した例に限らず適宜変更可能である。
この場合、決定部23は、優先順位22b3の代わりに貸与用の優先順位22b6を用いる。返却部26は、優先順位22b3の代わりに返却用の優先順位22b7を用いる。
変形例4によれば、貸与元を決定する際に用いる優先順位と、返却先を決定する際に用いる優先順位とを、互いに異ならせることが可能になる。よって、貸与元を決定する際と返却先を決定する際とにおいて共通の優先順位が用いられる場合よりも、優先順位の設定の自由度を上げることが可能になる。
<変形例5>
設定部27は、以下のように優先順位を設定してもよい。
設定部27は、貸与先(加入者A)と、複数の貸与元候補(加入者B~D)の各々との人間関係に基づいて、優先順位22b3を自動的に設定する。
例えば、設定部27は、貸与先と血縁関係がある貸与元候補の優先順位を、貸与先と血縁関係がない貸与元候補の優先順位よりも高くする。設定部27は、貸与先と血縁関係がある貸与元候補の数が2以上である場合、貸与先と血縁関係がある貸与元候補の優先順位については、例えばランダムに設定する。設定部27は、貸与先と血縁関係がない貸与元候補の数が2以上である場合、貸与先と血縁関係がない貸与元候補の優先順位については、例えばランダムに設定する。
なお、貸与先と、複数の貸与元候補の各々との人間関係に基づく優先順位の設定は、上述した設定に限らず適宜変更可能である。例えば、貸与先との血縁度が高いほど、貸与元候補の優先順位を高くしてもよい。
記憶部22が、各貸与元候補について、ポイントの付与に関する履歴(以下「ポイント付与履歴」とも称する)と、ポイントの利用に関する履歴(以下「ポイント利用履歴」とも称する)を記憶する場合、設定部27は以下のように優先順位を設定してもよい。
設定部27は、ポイント付与履歴に基づいて、定期的にポイントが付与されている貸与元候補と、定期的にポイントが付与されていない貸与元候補と、を特定する。設定部27は、定期的にポイントが付与されている貸与元候補の優先順位を、定期的にポイントが付与されていない貸与元候補の優先順位よりも高くする。
他の例としては、設定部27は、ポイント利用履歴に基づいて、単位期間(例えば、1週間)におけるポイントの利用量を算出する。設定部27は、単位期間におけるポイントの利用量が所定値未満である貸与元候補の優先順位を、単位期間におけるポイントの利用量が所定値以上である貸与元候補の優先順位よりも高くする。単位期間は、1週間に限らず適宜変更可能であり、例えば1ヶ月でもよい。
なお、設定部27は、上述したポイント付与履歴に基づく優先順位の設定方法、又は、ポイント利用履歴に基づく優先順位の設定方法を、貸与先と血縁関係がある複数の貸与元候補についての優先順位の設定に用いてもよい。
例えば、貸与先と血縁関係がある複数の貸与元候補が存在する場合、設定部27は、これら複数の貸与元候補について、定期的にポイントが付与されている貸与元候補と、定期的にポイントが付与されていない貸与元候補とを特定する。設定部27は、定期的にポイントが付与されている貸与元候補の優先順位を、定期的にポイントが付与されていない貸与元候補の優先順位よりも高くする。
また、設定部27は、ポイントの付与に基づく優先順位の設定方法、又は、ポイントの利用に基づく優先順位の設定方法を、貸与先と血縁関係がない複数の貸与元候補についての優先順位の設定に用いてもよい。
例えば、貸与先と血縁関係がない複数の貸与元候補が存在する場合、設定部27は、これら複数の貸与元候補について、単位期間におけるポイントの利用量を特定する。設定部27は、単位期間におけるポイントの利用量が所定値未満である貸与元候補の優先順位を、単位期間におけるポイントの利用量が所定値以上である貸与元候補の優先順位よりも高くする。
設定部27は、貸与先(加入者A)と、複数の貸与元候補(加入者B~D)の各々との人間関係に基づいて、貸与用の優先順位22b6及び返却用の優先順位22b7を自動的に個別に設定してもよい。
例えば、設定部27は、貸与用の優先順位22b6と返却用の優先順位22b7とを互いに異なる設定手法を用いて設定する。一例を挙げると、設定部27は、貸与用の優先順位22b6を、貸与先(加入者A)と、複数の貸与元候補(加入者B~D)の各々との人間関係に基づいて設定し、返却用の優先順位22b7を、ポイント利用履歴に基づいて設定する。貸与用の優先順位22b6を設定する手法と、返却用の優先順位22b7を設定する手法は、互いに異なる設定手法であれば、適宜変更可能である。
変形例5によれば、優先順位を自動的に設定可能になり、例えば、貸与先からの申請を不要にすることが可能になる。
<変形例6>
優先順位は、変更されてもよい。
図13は、変形例6に係るポイント管理サーバ2Aを示した図である。図13において、図1に示した構成と同一構成の要素には同一符号を付してある。
ポイント管理サーバ2Aは、変更部28を有する点において、第1実施形態に係るポイント管理サーバ2と異なる。以下、ポイント管理サーバ2Aについて、ポイント管理サーバ2と異なる点を中心に説明する。
変更部28は、優先順位22b3、又は、優先順位22b6及び22b7を、定期的に又は不定期的に変更する。例えば、記憶部22が、各貸与元候補について、ポイントの利用量及びポイントの利用頻度を示すポイントの利用履歴も記憶する場合、変更部28は、保有ポイント、ポイントの利用量及びポイントの利用頻度の少なくとも一に基づいて、優先順位を変更する。
一例を挙げると、変更部28は、保有ポイントが多い貸与元候補ほど、優先順位を高くする。保有ポイントが互いに等しい複数の貸与元候補が存在する場合、これら複数の貸与元候補について、変更部28は、ポイントの利用量又はポイントの利用頻度が少ない貸与元候補ほど、つまり、ポイントの保有量の変動が少ない貸与元候補ほど、優先順位を高くする。
他の例を挙げると、変更部28は、ポイントの利用量及びポイントの利用頻度に基づいて、閾値以上のポイントを一度に利用する傾向のある貸与元候補については優先順位を相対的に低くする。
変形例6によれば、例えば、貸与元候補の状況に応じて、優先順位を変更することが可能になる。このため、貸与元として適した貸与元候補(例えば、ポイントを保有している確率が高い貸与元候補)の優先順位を高くすることが可能になる。
<変形例7>
貸与先に対応する貸与元候補が自動的に抽出されてもよい。
図14は、変形例7に係るポイント管理サーバ2Bを示した図である。図14において、図13に示した構成と同一構成の要素には同一符号を付してある。
ポイント管理サーバ2Bは、抽出部29を有する点において、変形例6に係るポイント管理サーバ2Aと異なる。以下、ポイント管理サーバ2Bについて、ポイント管理サーバ2Aと異なる点を中心に説明する。
抽出部29は、貸与先と特定の人間関係にある者の中から貸与元候補を抽出する。抽出部29は、例えば、サーバ通信部21を介して不図示のSNS(Social Networking Service)サーバと通信して、SNSの会員同士の友達関係の情報を入手する。続いて、抽出部29は、友達関係の情報を解析して、貸与先と友達関係にあるSNS会員を特定する。続いて、抽出部29は、サーバ通信部21を介して不図示の加入者情報記憶装置と通信して、ポイントサービスの加入者情報を入手する。
続いて、抽出部29は、ポイントサービスの加入者情報を用いて、貸与先と友達関係にあるSNS会員の中から、ポイントサービスの加入者を、貸与先に対応する貸与元候補として抽出する。友達関係は、特定の人間関係の一例である。
なお、抽出部29は、貸与先と友達関係にあるSNS会員の中から抽出したポイントサービスの加入者の連絡先に、貸与先に対応する貸与元候補として設定してよいか否かの問合せをサーバ通信部21から送信してもよい。抽出部29は、連絡先から設定してもよい旨の回答を得た場合に、貸与先と友達関係にあるSNS会員の中から抽出したポイントサービスの加入者を、貸与先に対応する貸与元候補として設定する。
変形例7によれば、貸与元候補を自動的に抽出されるので、貸与元候補の選定が容易になる。
<変形例8>
加入者を識別するための情報は、カードIDに限らず適宜変更可能である。また、加入者を識別するための情報を保持する物体は、カードに限らず適宜変更可能である。例えば、当該物体は、スマートフォン等の携帯機器でもよい。
<変形例9>
上述した実施形態又は上述した変形例の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手法は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的及び/又は論理的に結合した1つの装置によって実現されてもよい。また、各機能ブロックは、物理的及び/又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的及び/又は間接的に(例えば、有線及び/又は無線)接続し、これら複数の装置によって実現されてもよい。
例えば、本発明の一実施形態に係るポイント管理サーバ2と、変形例6に係るポイント管理サーバ2Aと、変形例7に係るポイント管理サーバ2Bは、本発明の処理を行うコンピュータによって実現されてもよい。図15は、本発明の一実施形態に係るポイント管理サーバ2と、変形例6に係るポイント管理サーバ2Aと、変形例7に係るポイント管理サーバ2Bのハードウェア構成の一例を示す図である。ポイント管理サーバ2、2A及び2Bは、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006及びバス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006及びバス1007は、それぞれ、ハードウェアである。
なお、「装置」という文言は、回路、デバイス又はユニットなどに読み替えることができる。ポイント管理サーバ2、2A及び2Bの各々のハードウェア構成は、図15に示した各装置を1つ又は複数含んでもよいし、一部の装置を含まなくてもよい。
ポイント管理サーバ2、2A、2Bにおける各機能は、プロセッサ1001又はメモリ1002に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませ、プロセッサ1001が所定のソフトウェア(プログラム)を実行することによって実現される。例えば、上述した各機能は、プロセッサ1001が所定のソフトウェア(プログラム)を実行して、通信装置1004が行う通信、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び/又は書き込みを制御することによって実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ装置全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置及びレジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)によって構成されてもよい。例えば、決定部23、貸与部24、決済部25、返却部26、設定部27、変更部28及び抽出部29は、プロセッサ1001によって実現されてもよい。
プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール及びデータを、ストレージ1003及び/又は通信装置1004からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。
プログラムとしては、上述の実施形態において説明した動作の少なくとも一部をコンピュータ装置に実行させるプログラムが用いられる。例えば、決定部23は、メモリ1002に格納されプロセッサ1001が動作する制御プログラムによって実現されてもよい。他の機能ブロックについても、決定部23と同様に実現されてもよい。
上述の各種処理は1つのプロセッサ1001によって実行される旨を説明してきた。しかしながら、上述の各種処理は、2以上のプロセッサ1001によって同時又は逐次に実行されてもよい。
プロセッサ1001は、1以上のチップによって実装されてもよい。プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されてもよい。
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体である。メモリ1002は、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)及びRAM(Random Access Memory)などの少なくとも1つによって構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ又はメインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本発明の一実施形態を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)又はソフトウェアモジュールを保存できる。
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体である。ストレージ1003は、例えば、光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、スマートカード、フラッシュメモリ、フロッピー(登録商標)ディスク及び磁気ストリップなどの少なくとも1つによって構成されてもよい。光ディスクは、例えば、CD-ROM(Compact Disc ROM)などである。光磁気ディスクは、例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク及びBlu-ray(登録商標)ディスクなどである。フラッシュメモリは、例えば、カード、スティック及びキードライブなどである。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。
上述の記憶媒体は、例えば、メモリ1002及び/又はストレージ1003を含むデータベース又はサーバその他の適切な媒体であってもよい。メモリ1002とストレージ1003とによって記憶部22が実現される。
通信装置1004は、無線ネットワークを介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)である。通信装置1004は、例えば、ネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード又は通信モジュールなどとも称される。通信装置1004は、サーバ通信部21を実現する。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、スイッチ又はボタンなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー又はLED(light emitting diode)ランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006が一体となった構成(例えば、表示機能付きタッチパネル)が用いられてもよい。
また、プロセッサ1001及びメモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007によって接続される。バス1007は、単一のバスによって構成されてもよいし、装置間において異なるバスによって構成されてもよい。
また、ポイント管理サーバ2、2A及び2Bの各々は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含む態様によって構成されてもよく、当該ハードウェアによって、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つによって実装されてもよい。
<変形例10>
情報の通知は、本明細書において説明した態様/実施形態に限られず、他の方法を用いて行われてもよい。
<変形例11>
本明細書において説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、及び、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、ステップの順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書において説明した方法については、例示的な順序において様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
<変形例12>
入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、テーブルを用いて管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、又は追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
<変形例13>
本明細書において説明した各態様/実施形態は、単独に用いられてもよいし、組み合わされて用いられてもよいし、実行に伴って切り替えて用いられてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的な通知に限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)に行われてもよい。
当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されないことは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載に基づいて定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施できる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とし、本発明に対して何ら制限的な意味を有さない。
[用語の意味、解釈]
<ソフトウェア>
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード又はハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称によって呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順又は機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
また、ソフトウェア及び命令などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術及び/又は無線技術を使用して、ウェブサイト、サーバ又は他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術及び/又は無線技術は、伝送媒体の定義内に含まれる。有線技術は、例えば、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア又はデジタル加入者回線(DSL)などを用いた技術を意味する。無線技術は、例えば、赤外線、無線又はマイクロ波などの用いた技術を意味する。
<情報、信号>
本明細書において説明した情報及び信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上述した説明全体に渡って言及され得る情報、信号及び指示などは、電圧、電流、電磁波、磁界、磁性粒子、光場、光子又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
なお、本明細書において説明した用語及び/又は本明細書の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、指示及び情報はメッセージであってもよい。
<決定>
本明細書において使用する「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up)(例えば、テーブル、データベース又は別のデータ構造における探索)、確認(ascertaining)した事を「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「決定」は、何らかの動作を「決定」したとみなす事を含み得る。
<に基づいて>
本明細書において使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
<オープン形式>
「含む(including)」、「含んでいる(comprising)」及びそれらの変形が、本明細書あるいは特許請求の範囲において使用されている限り、これら用語は、用語「備える」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本明細書あるいは特許請求の範囲において使用されている用語「又は(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
<冠詞>
本開示の全体において、例えば、英語におけるa,an,及びtheのように、翻訳によって冠詞が追加された場合、これらの冠詞は、文脈から明らかにそうではないことが示されていなければ、複数を含むとする。
1…店舗端末、11…店舗通信部、12…読取部、13…入力部、14…制御部、2,2A,2B…ポイント管理サーバ、21…サーバ通信部、22…記憶部、23…決定部、24…貸与部、25…決済部、26…返却部、27…設定部、28…変更部、29…抽出部。

Claims (10)

  1. ユーザが保有するポイントが、決済に必要なポイントに対して不足する場合、複数の貸与元候補の各々の優先順位を示す情報に基づいて、前記複数の貸与元候補から1以上の貸与元を決定する決定部と、
    前記貸与元が保有するポイントから、前記ユーザが保有するポイントの不足分を、前記ユーザに貸与する貸与部と、
    前記ユーザが保有するポイントと前記ユーザに貸与されたポイントとを用いて、前記決済を実行する決済部と、
    を含む決済装置。
  2. 前記決定部は、前記ユーザが保有するポイントと、前記複数の貸与元候補と、前記優先順位を示す情報と、前記複数の貸与元候補の各々が保有するポイントと、を記憶する記憶装置を参照して、前記ユーザが保有するポイントと、前記複数の貸与元候補と、前記優先順位を示す情報とを認識し、
    前記貸与部は、前記記憶装置を参照して、前記貸与元が保有するポイントを認識する、
    請求項1に記載の決済装置。
  3. 前記ユーザに付与すべきポイントが発生した場合、前記付与すべきポイントから、前記貸与元が前記ユーザに貸与したポイントを、前記貸与元に返却する返却部をさらに含む
    請求項1又は2に記載の決済装置。
  4. 前記返却部は、
    前記ユーザが複数の貸与元からポイントを借りている状況において前記ユーザに付与すべきポイントが発生した場合、前記優先順位を示す情報に基づいて、前記複数の貸与元から1以上の返却先を決定し、
    前記付与すべきポイントから、前記ユーザに貸与されたポイントを、前記返却先に返却する
    請求項3に記載の決済装置。
  5. 前記優先順位を示す情報は、前記複数の貸与元候補の各々の貸与用の優先順位と、前記複数の貸与元候補の各々の返却用の優先順位と、を示し、
    前記決定部は、前記貸与用の優先順位に基づいて、前記1以上の貸与元を決定し、
    前記返却部は、前記返却用の優先順位に基づいて、前記1以上の返却先を決定する、
    請求項4に記載の決済装置。
  6. 前記複数の貸与元候補のうち前記ユーザと血縁関係がある貸与元候補の前記優先順位を、前記複数の貸与元候補のうち前記ユーザと血縁関係がない貸与元候補の前記優先順位よりも高くする設定部をさらに含む、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の決済装置。
  7. 前記複数の貸与元候補において前記ユーザとの血縁度が高い貸与元候補ほど前記優先順位を高くする設定部をさらに含む、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の決済装置。
  8. 前記複数の貸与元候補の各々に対するポイントの付与に関する履歴に基づいて、又は、前記複数の貸与元候補の各々のポイントの利用に関する履歴に基づいて、前記優先順位を設定する設定部をさらに含む、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の決済装置。
  9. 前記複数の貸与元候補の各々についてのポイントの保有量、ポイントの利用量、及びポイントの利用頻度の少なくとも一に基づいて、前記優先順位を変更する変更部をさらに含む、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の決済装置。
  10. 前記ユーザと特定の人間関係にある者の中から前記貸与元候補を抽出する抽出部をさらに含む、
    請求項1から9のいずれか1項に記載の決済装置。
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