JP7009527B2 - 情報処理装置及び端末装置 - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置及び端末装置に関する。
従来、各種センサが取得した情報を用いて、各種の解析を行う技術が知られている。このような技術の一例として、端末装置に設置されたニオイセンサが取得したセンサデータを解析可能な解析器を選択し、選択した解析器を用いて、ニオイの解析を行うサーバ装置技術が知られている。
国際公開第2019/069958号公報 国際公開第2019/069959号公報
しかしながら、上述した技術では、適切な態様でセンサ情報の解析を行っているとは言えない。
例えば、上述した技術では、端末装置のニオイセンサが取得したセンサデータがサーバ装置に送信されるため、ネットワーク負荷の増大や、処理負荷の増大を招く恐れがある。また、端末装置からセンサデータをそのままサーバ装置へと送信した場合、端末装置を利用する利用者のプライバシを毀損させる恐れがある。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、適切な態様でセンサ情報の解析を実現することを目的とする。
本願に係る情報処理装置は、所定の事象を検知する検知部による検知結果を解析する複数の解析器から、いずれかの解析器を選択する選択部と、前記選択部により選択された解析器を、前記検知部を有する端末装置に送信する送信部と、前記端末装置が前記送信部により送信した解析器を用いて前記検知結果を解析した解析結果を、当該端末装置から取得する取得部とを有することを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、適切な態様でセンサ情報の解析を実現することができるという効果を奏する。
図1は、第1の実施形態に係る情報処理システムが実行する情報処理の一例を示す図である。 図2は、第1の実施形態に係る情報処理装置及び端末装置の構成例を示す図である。 図3は、第1の実施形態に係るポリシ情報データベースの一例を示す図である。 図4は、第1の実施形態に係るモデルデータベースの一例を示す図である。 図5は、第1の実施形態に係る情報処理装置が実行する情報処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 図6は、第2の実施形態に係る情報処理システムが実行する情報処理の一例を示す図である。 図7は、第2の実施形態に係る情報処理装置及び端末装置の構成例を示す図である。 図8は、第2の実施形態に係る情報処理装置が実行する情報処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 図9は、第3の実施形態に係る情報処理システムが実行する情報処理の一例を示す図である。 図10は、第3の実施形態に係る情報処理装置及び端末装置の構成例を示す図である。 図11は、第3の実施形態に係る情報処理装置が実行する情報処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 図12は、第4の実施形態に係る情報処理システムが実行する情報処理の一例を示す図である。 図13は、第4の実施形態に係る情報処理装置及び端末装置の構成例を示す図である。 図14は、第4の実施形態に係る端末装置が実行する情報処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図15は、第5の実施形態に係る情報処理システムが実行する情報処理の一例を示す図である。 図16は、第5の実施形態に係る情報処理装置及び端末装置の構成例を示す図である。 図17は、第5の実施形態に係る特徴量データベースの一例を示す図である。 図18は、第5の実施形態に係る情報処理装置が実行する情報処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 図19は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る情報処理装置及び端末装置を実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置及び端末装置が限定されるものではない。また、各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.第1の実施形態〕
〔1-1.情報処理システムが示す情報処理の一例〕
図1を用いて、第1の実施形態に係る情報処理システム1が実行する情報処理の一例について説明する。図1は、第1の実施形態に係る情報処理システム1が実行する情報処理の一例を示す図である。
図1に示すように、第1の実施形態に係る情報処理システム1は、情報処理装置10と、端末装置100と、所望者端末200とを含む。情報処理装置10、端末装置100及び所望者端末200は、図示しない所定のネットワークを介して有線又は無線により通信可能に接続される。なお、図1に示す情報処理システム1には、複数台の情報処理装置10や、複数台の端末装置100や、複数台の所望者端末200が含まれてもよい。
第1の実施形態に係る情報処理装置10は、例えば、サーバ装置又はクラウドシステム等により実現される。具体的には、情報処理装置10は、所定の事象を検知する検知部による検知結果を解析する複数の解析器から、いずれかの解析器を選択する。そして、情報処理装置10は、選択された解析器を、検知部を有する端末装置100に送信する。そして、情報処理装置10は、端末装置100が解析器を用いて検知結果を解析した解析結果を、端末装置100から取得する。
第1の実施形態に係る端末装置100は、移動体CA1に搭載される車載装置であり、例えば、ドライブレコーダや、タブレット端末や、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)や、ウェラブルデバイス(wearable device)等である。また、端末装置100は、カーナビゲーションシステムを提供する。
なお、ここでいう移動体とは、如何なる移動体であってもよい。例えば、移動体は、自転車、自動車、自動運転車、ドローン、電動モビリティ、パーソナルモビリティ、移動ロボット、配送ロボット、バス又は電車等である。また、以下では、移動体は、自動車又は自動運転車等の車両として説明する。
また、端末装置100は、センサを有する。ここでいうセンサとは、如何なるセンサであってもよい。例えば、センサは、加速度センサ、ジャイロセンサ、温度センサ、地磁気センサ、光学センサ又はカメラ等である。また、以下では、センサは、カメラとして説明する。
また、以下では、車両が異なる端末装置を、端末装置101、端末装置102、端末装置103等と表記する場合がある。また、車両が異なる端末装置を特に区別しない場合には、端末装置100と表記する場合がある。
第1の実施形態に係る所望者端末200は、情報処理装置10に所定の解析情報を要求する利用者によって利用される情報処理装置である。例えば、所望者端末200は、サーバ装置や、デスクトップ型PC(Personal Computer)や、ノート型PCや、タブレット端末や、携帯電話機や、PDAや、ウェラブルデバイス等である。
以下、図1を用いて、第1の実施形態に係る情報処理システム1による情報処理の一例を流れに沿って説明する。また、以下では、情報処理装置10は、各種モデル(解析器の一例)を記憶部に予め記憶しているものとして説明する。また、モデルは、如何なる態様のモデルであってもよく、例えば、データ量が圧縮されたモデル等であってもよい。
まず、図1に示すように、情報処理装置10は、ポリシ情報を所望者端末200から受付ける(ステップS1)。ここでいうポリシ情報とは、各種条件に関する情報である。例えば、ポリシ情報は、車両の台数、日時、位置情報、車両の移動状況、天候に関する情報又は照度に関する情報等を含む。
続いて、情報処理装置10は、ポリシ情報に基づいて、端末装置100に対して配信するモデルを選択する(ステップS2)。具体的には、情報処理装置10は、所定の事象を検知する検知部による検知結果を解析する複数の解析器から、いずれかの解析器を選択する。より具体的には、情報処理装置10は、解析結果を所望する所望者が予め設定したポリシ情報に基づいて、複数の解析器からいずれかの解析器を選択する。
例えば、図1の例では、情報処理装置10は、時間帯や、端末装置100が示す位置情報や、端末装置100が搭載される移動体の移動状況や、端末装置100の台数に応じて、道路路面のひび割れ等のクラックに関するモデルM1を選択する。
例えば、情報処理装置10は、ポリシ情報に基づいて道路上の標識の破損状態に関するモデルM2が所定数提供済みであり、道路路面のひび割れ等のクラックに関するモデルM1が所定数提供済みでない場合、道路路面のひび割れ等のクラックに関するモデルM1を選択してもよい。
例えば、情報処理装置10は、端末装置100が実行するモデルを、所定の間隔(例えば、1時間)毎に、ランダムに選択してもよい。このように、情報処理装置10は、端末装置100が実行するモデルを適宜変更することができる。
例えば、情報処理装置10は、所定の端末装置100へのモデルを選択した場合、ポリシ情報を参照して、所定数提供済みではないモデルを選択してもよい。この場合、情報処理装置10は、時間帯や、端末装置100が示す位置情報や、端末装置100が搭載される移動体の移動状況や、端末装置100の台数等のポリシ情報に応じてモデルを選択してもよい。
例えば、情報処理装置10は、端末装置100が検知したセンサ情報から利用者等からの操作状態を推定して、モデルを選択してもよい。例えば、情報処理装置10は、推定された操作状態がポリシ情報に含まれる条件を満たす複数のモデルから、一のモデルを選択してもよい。なお、ここでいう操作状態とは、如何なる操作状態に関する情報であってもよい。例えば、操作状態とは、利用者によって端末装置100が受付けた操作や、移動体の運転操作に関する情報等を含む。
なお、実施形態は、上記例に限定されなくともよい。具体的には、情報処理装置10は、複数の解析器として、所定の学習データが有する特徴を学習したモデルを圧縮した複数の圧縮モデルの中から、いずれかの圧縮モデルを選択してもよい。
また、情報処理装置10は、検知結果が得られる時間帯に応じて、複数の解析器の中からいずれかの解析器を選択してもよい。また、情報処理装置10は、検知結果が得られた際における端末装置100の位置に応じて、複数の解析器の中からいずれかの解析器を選択してもよい。
また、情報処理装置10は、検知結果が得られた際における端末装置100の移動状況に応じて、複数の解析器の中からいずれかの解析器を選択してもよい。また、情報処理装置10は、所定の解析器を用いた解析を行わせる端末装置100の台数に応じて、複数の解析器の中から、端末装置100に対して送信させる解析器を選択してもよい。
また、情報処理装置10は、画像から所定の撮影対象の状態を識別する解析器であって、それぞれ異なる撮影対象若しくは撮影対象の状態を識別する複数の解析器の中から、いずれかの解析器を選択してもよい。
そして、情報処理装置10は、選択されたモデルを端末装置100に送信する(ステップS3)。具体的には、情報処理装置10は、選択された解析器を、検知部を有する端末装置100に送信する。より具体的には、情報処理装置10は、所定の移動体に設置された端末装置100に対して、選択された解析器を送信する。
例えば、情報処理装置10は、選択された解析器を、検知部として撮影装置を有する端末装置100に送信する。例えば、図1の例では、情報処理装置10は、道路路面のひび割れ等のクラックに関するモデルM1を端末装置100に送信する。
続いて、端末装置100は、認識対象の画像を撮影する(ステップS4)。例えば、端末装置100は、道路路面のひび割れを撮影する。そして、端末装置100は、送信されたモデルを用いて、モデルと対応する撮影対象の状態を識別する(ステップS5)。
例えば、図1の例では、端末装置100は、道路路面のひび割れ等のクラックに関するモデルM1を用いて、撮影された道路路面のひび割れ状態を識別する。例えば、端末装置100は、ひび割れ度合いが「大」、「中」、「小」といった3段階の評価である場合に、道路路面のひび割れ状態として、道路路面のひび割れが線状であり、ひび割れ度合いが「大」であると識別する。このとき、端末装置100は、かかる識別結果の信頼度を算出してもよい。ここで、ひび割れの度合いは、「大」、「中」、「小」といった3段階の評価としたが、如何なる評価態様であってもよい。
続いて、端末装置100は、識別結果を情報処理装置10に送信する(ステップS6)。具体的には、端末装置100は、解析器を用いて検知結果を解析した解析結果を情報処理装置10に送信する。
例えば、端末装置100は、送信された解析器が撮影装置により撮影された画像から識別した識別結果を、解析結果として情報処理装置10に送信する。例えば、図1の例では、端末装置100は、道路路面のひび割れが線状であり、道路路面のひび割れがひび割れの度合い「大」であるといった識別結果を情報処理装置10に送信する。このとき、端末装置100は、かかる識別結果とともに、信頼度を情報処理装置10に送信してもよい。例えば、端末装置100は、識別結果とともに、信頼度「0.8」を情報処理装置10に送信してもよい。
そして、情報処理装置10は、ポリシ情報に基づいて、端末装置100に対して配信するモデルを選択する(ステップS7)。続いて、情報処理装置10は、選択されたモデルを端末装置100に送信する(ステップS8)。
例えば、図1の例では、情報処理装置10は、時間帯や、端末装置100が示す位置情報や、端末装置100が搭載される移動体の移動状況や、端末装置100の台数に応じて、道路上の標識の破損状態に関するモデルM2を選択する。このように、情報処理装置10は、所定の条件に応じて、実行されるモデルを適宜選択することができる。
そして、端末装置100は、認識対象の画像を撮影する(ステップS9)。例えば、端末装置100は、道路上の破損された標識を撮影する。続いて、端末装置100は、送信されたモデルを用いて、モデルと対応する撮影対象の状態を識別する(ステップS10)。
例えば、図1の例では、端末装置100は、道路上の標識の破損状態に関するモデルM2を用いて、撮影された道路上の破損された標識の状態を識別する。例えば、端末装置100は、破損度合いが「大」、「中」、「小」といった3段階の評価である場合に、道路上の破損された標識の状態として、標識が90度に折れており、破損度合いが「大」であると識別する。このとき、端末装置100は、信頼度を算出してもよい。
そして、端末装置100は、識別結果を情報処理装置10に送信する(ステップS11)。例えば、図1の例では、端末装置100は、標識が90度に折れており、破損度合いが「大」であるといった識別結果を情報処理装置10に送信する。このとき、端末装置100は、識別結果とともに、信頼度「0.9」を情報処理装置10に送信してもよい。
続いて、情報処理装置10は、識別結果を所望者端末200に提供する(ステップS12)。例えば、情報処理装置10は、道路路面のひび割れが線状であり、道路路面のひび割れがひび割れの度合い「大」であるといった識別結果と、標識が90度に折れており、破損度合いが「大」であるといった識別結果とを所望者端末200に提供する。
そして、情報処理装置10は、識別結果を用いて、送信したモデルの更新を行う(ステップS13)。具体的には、情報処理装置10は、取得した解析結果を用いて、送信された解析器を更新する。
例えば、撮影装置により撮影された画像に含まれる認識対象が、実際は、道路路面のひび割れが線状であり、道路路面のひび割れがひび割れの度合い「小」であるものとする。この場合、図1の例では、情報処理装置10は、所定の閾値が「0.5」であるときに、信頼度が「0.8」であり、所定の閾値以上であるが、実際の認識対象と識別結果とが同一ではないため、道路路面のひび割れ等のクラックに関するモデルM1の再学習を行う。例えば、情報処理装置10は、モデルM1に対して、画像と、道路路面のひび割れが線状であり、道路路面のひび割れがひび割れの度合い「小」であるといった識別結果であって、情報処理装置10を管理する利用者による識別結果とを再学習させることで、モデルM1の更新を行う。このように、情報処理装置10は、撮影装置により撮影された画像に対するモデルによる認識結果と、撮影された領域における実際の状況とが一致しない場合には、撮影された画像と実際の状況とを用いたアノテーションを実行する。
例えば、撮影装置により撮影された画像に含まれる認識対象が、実際は、標識が90度に折れており、破損度合いが「大」であるものとする。この場合、図1の例では、情報処理装置10は、所定の閾値が「0.5」であるときに、信頼度が「0.9」であり、所定の閾値以上であり、且つ、実際の認識対象と識別結果とが同一であるため、道路上の標識の破損状態に関するモデルM2の再学習を行わない。
なお、情報処理装置10は、撮影装置により撮影された画像に含まれる認識対象が、識別結果と同一であるが、信頼度が所定の閾値より小さい場合には、モデルM1及びM2に対して再学習を行ってもよいし、行わなくともよい。
また、情報処理装置10は、撮影装置により撮影された画像に含まれる認識対象が、識別結果と同一ではなく、且つ、信頼度が所定の閾値以上である場合には、モデルM1及びM2に対して再学習を行ってもよいし、行わなくともよい。
このように、情報処理装置10は、所定のモデルを適宜更新するため、モデルの精度を向上させることができる。続いて、情報処理装置10は、他の端末装置に対しても、それぞれ同様の処理を行う(ステップS14)。
このように、第1の実施形態に係る情報処理装置10は、所定の事象を検知する検知部による検知結果を解析する複数の解析器から、いずれかの解析器を選択する。そして、情報処理装置10は、選択された解析器を、検知部を有する端末装置100に送信する。そして、情報処理装置10は、端末装置100が解析器を用いて検知結果を解析した解析結果を、端末装置100から取得する。これにより、第1の実施形態に係る情報処理装置10は、適切な態様でセンサ情報の解析を実現することができる。
この点について図1を用いて説明する。図1の例では、情報処理装置10は、時間帯や、端末装置100が示す位置情報や、端末装置100が搭載される移動体の移動状況や、端末装置100の台数に応じて、道路路面のひび割れ等のクラックに関するモデルM1を選択する。そして、情報処理装置10は、道路路面のひび割れ等のクラックに関するモデルM1を端末装置100に送信する。このように、情報処理装置10は、所定の条件に応じて、実行されるモデルを適宜選択することができる。また、情報処理装置10は、所定の条件に応じて、端末装置100に実行させるモデルを変化させることができる。これにより、情報処理装置10は、端末装置100に対して、周囲の環境変化や、状況変化に応じて検知されたセンサ情報の解析を実現することができる適切なモデルを提供することができる。
また、情報処理装置10は、所定の閾値が「0.5」であるときに、信頼度が「0.8」であり、所定の閾値以上であるが、実際の認識対象と識別結果とが同一ではない場合に、モデルM1に対して、画像と、道路路面のひび割れが線状であり、道路路面のひび割れがひび割れの度合い「小」であるといった利用者による識別結果とを再学習させることで、モデルM1の更新を行う。このように、情報処理装置10は、所定のモデルを適宜更新するため、モデルの精度を向上させることができる。これにより、情報処理装置10は、所定のモデルを提供するサービスをより高度化することができる。
〔1-2.情報処理装置の構成〕
次に、図2を用いて、実施形態に係る情報処理装置10の構成について説明する。図2は、実施形態に係る情報処理装置10の構成例を示す図である。図2に示すように、情報処理装置10は、通信部20と、記憶部30と、制御部40とを有する。
(通信部20について)
通信部20は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部20は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、端末装置100と、所望者端末200との間で情報の送受信を行う。
(記憶部30について)
記憶部30は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部30は、ポリシ情報データベース31と、モデルデータベース32とを有する。
(ポリシ情報データベース31について)
第1の実施形態に係るポリシ情報データベース31は、各種ポリシ情報を記憶する。ここで、図3に、第1の実施形態に係るポリシ情報データベース31の一例を示す。図3に示した例では、ポリシ情報データベース31は、「ポリシID(Identifier)」、「解析台数」、「解析日時」、「解析位置」、「移動状況」といった項目を有する。
「ポリシID」は、ポリシ情報を識別する識別子である。「解析台数」は、「ポリシID」に対応付けられた解析された端末装置100の台数に関する情報である。「解析日時」は、「ポリシID」に対応付けられた解析された日時に関する情報である。「解析位置」は、「ポリシID」に対応付けられた解析された端末装置100が示す位置情報である。なお、「解析位置」は、位置情報に関する情報ならば如何なる情報であってもよく、例えば、所定の範囲の地域や、所定の建造物周辺の地域や、所定の店舗周辺の地域等であってもよい。
「移動状況」は、「ポリシID」に対応付けられた移動体の移動に関する情報である。例えば、「移動状況」は、移動体の速度に関する情報や、移動体の運転操作に関する情報等である。なお、「移動状況」は、移動体の速度に関する情報や、移動体の運転操作に関する情報等に関する条件に限定されなくともよく、「常時」といった如何なる移動条件における状況であってもよい。
例えば、図3では、ポリシIDによって識別された「P1」は、解析台数が「10万」であり、解析日時が「常時」であり、解析位置が「エリア#1」であり、移動状況が「時速40 km以下」である。なお、図3に示した例では、解析位置等を「エリア#1」等の抽象的な符号で表現したが、解析位置等は、具体的なファイル形式等であってもよい。
(モデルデータベース32について)
第1の実施形態に係るモデルデータベース32は、各種モデルに関する情報を記憶する。ここで、図4に、第1の実施形態に係るモデルデータベース32の一例を示す。図4に示した例では、モデルデータベース32は、「モデルID」、「認識対象」、「モデルデータ」といった項目を有する。
「モデルID」は、モデルを識別する識別子である。「認識対象」は、「モデルID」に対応付けられた対象に関する情報である。「モデルデータ」は、「モデルID」に対応付けられたモデルデータである。
例えば、図4では、モデルIDによって識別された「M1」は、認識対象が「クラック」であり、モデルデータが「モデル#1」である。例えば、クラックに関するモデルは、対象車両が道路路面のひび割れ等のクラックを検出した際に、検出した位置情報である緯度経度の情報とひび割れの種類(線状や、亀甲状等)とを学習することで生成されたモデルである。これにより、情報処理装置10は、クラックに関するモデルにより、ひび割れの進行が進んでいる箇所を特定することができる。そして、情報処理装置10は、ひび割れに関する情報を道路管理者に提供することで、効率的に道路検査を行うことを促すことができ、未然に道路陥没等の事故を防ぐことが可能となる。
例えば、図4では、モデルIDによって識別された「M2」は、認識対象が「破損標識」であり、モデルデータが「モデル#2」である。例えば、破損標識に関するモデルは、対象車両が道路上の標識の破損状態を検出した際に、検出した位置情報である緯度経度の情報と標識の角度等の破損の度合いとを学習することで生成されたモデルである。これにより、情報処理装置10は、破損標識に関するモデルにより、破損の進行が進んでいる箇所を特定することができる。そして、情報処理装置10は、破損標識に関する情報を道路管理者に提供することで、効率的に道路点検を行うことを促すことができ、交通安全を保つことが可能となる。
例えば、図4では、モデルIDによって識別された「M3」は、認識対象が「かすれ白線」であり、モデルデータが「モデル#3」である。例えば、かすれ白線に関するモデルは、対象車両が道路路面の白線のかすれを検出した際に、検出した位置情報である緯度経度の情報とかすれの度合いとを学習することで生成されたモデルである。これにより、情報処理装置10は、かすれ白線に関するモデルにより、かすれの進行が進んでいる箇所を特定することができる。そして、情報処理装置10は、かすれ白線に関する情報を道路管理者に提供することで、効率的に道路点検を行うことができ、交通安全を保つことが可能となる。また、情報処理装置10は、自動運転車両等ではセンサ等を利用し、白線に沿った走行を行う為、白線がはっきりと視認できるよう整備される必要があるため、自動運転車両等を開発するための有益な情報を提供することができる。
例えば、図4では、モデルIDによって識別された「M4」は、認識対象が「屋外広告」であり、モデルデータが「モデル#4」である。例えば、屋外広告に関するモデルは、対象車両が道路脇の屋外広告を検知した際に、検出した位置情報である緯度経度の情報と、車両の進行方向と、種類や、サイズや、社名や、掲載文字等の屋外広告の情報とを学習することで生成されたモデルである。これにより、情報処理装置10は、屋外広告に関する情報を事業者に提供することで、かかる事業者に対してマーケティング調査等における他の事業者の広告調査に活用することを促すことができる。
例えば、図4では、モデルIDによって識別された「M5」は、認識対象が「屋外サイネージ」であり、モデルデータが「モデル#5」である。ここでいう屋外サイネージとは、例えば、道路沿いに設置されたガソリンスタンドの価格表や、駐車場の満空車情報等である。
例えば、屋外サイネージに関するモデルは、対象車両が屋外サイネージを検出した際に、検出した位置情報である緯度経度の情報と、種類や、詳細情報や、社名等を含む屋外サイネージの情報とを学習することで生成されたモデルである。これにより、情報処理装置10は、屋外サイネージに関する情報を事業者に提供することで、かかる事業者に対して他の事業者の価格を把握する等といったより良いサービス提供のための有益な情報を提供することができる。
例えば、図4では、モデルIDによって識別された「M6」は、認識対象が「人物状態」であり、モデルデータが「モデル#6」である。ここでいう人物状態とは、年齢や、性別等の属性、コート着用の有無を含む服装、人数等である。
例えば、人物状態に関するモデルは、対象車両が道路脇あるいは横断歩道を横断中の人を検出した際に、検出した位置情報である緯度経度の情報と、人物状態とを学習することで生成されたモデルである。これにより、情報処理装置10は、人物状態に関する情報を事業者に提供することで、かかる事業者に対してマーケティング調査等における地域毎、時間毎の需要調査を可能とすることができる。また、情報処理装置10は、服装情報から、高いリアルタイム性を有する局所的な気候調査が可能となる。
例えば、図4では、モデルIDによって識別された「M7」は、認識対象が「傘利用」であり、モデルデータが「モデル#7」である。例えば、傘利用に関するモデルは、対象車両が道路脇あるいは横断歩道を横断中の人を検出した際に、検出した位置情報である緯度経度の情報と、傘利用者又は未利用者の人数や、割合を算出した数値である傘利用率とを学習することで生成されたモデルである。これにより、情報処理装置10は、局所的な降雨調査が可能となる。また、情報処理装置10は、傘利用に関する情報をリアルタイムに事業者が利用することで、降雨時に需要が高くなると予測されるタクシーや、カーシェアリング等のシェアリングサービスを効率的に利用者に対して配車することが可能となる。
例えば、図4では、モデルIDによって識別された「M8」は、認識対象が「ナンバープレート」であり、モデルデータが「モデル#8」である。例えば、ナンバープレートに関するモデルは、対象車両が走行中道路の前方車両を検出した際に、検出した位置情報である緯度経度の情報と、認識された前方車両のナンバープレートに関する情報とを学習することで生成されたモデルである。これにより、情報処理装置10は、ナンバープレートに関する情報をリアルタイムに事業者が利用することで、逃走車や盗難車の追跡に有益な情報を提供することができる。また、情報処理装置10は、監視カメラ等の固定カメラとは異なり、ダイナミックにカメラの位置が変わるため、対象車両を網羅的に認識することができる。このように、情報処理装置10は、より早く逃走車や盗難車を発見することに繋がるため、効率的に逃走車や盗難車を特定することや、追跡することができる。
例えば、図4では、モデルIDによって識別された「M9」は、認識対象が「積雪量」であり、モデルデータが「モデル#9」である。例えば、積雪量に関するモデルは、対象車両が道路脇の積雪を検出した際に、検出した位置情報である緯度経度の情報と、積雪量に関する情報とを学習することで生成されたモデルである。これにより、情報処理装置10は、積雪量に関する情報を事業者や、自治体職員等が利用することで、局所的な積雪情報を、よりリアルタイムで広範囲のエリア毎に把握することができる。このように、情報処理装置10は、最適な除排雪車の配備計画に有益な情報を提供することができる。なお、図3に示した例では、解析位置等を「エリア#1」等の抽象的な符号で表現したが、解析位置等は、具体的なファイル形式等であってもよい。
(制御部40について)
制御部40は、コントローラ(Controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報処理装置10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部40は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図2に示すように、制御部40は、受付部41と、選択部42と、送信部43と、解析結果取得部44と、解析結果提供部45と、更新部46とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部40の内部構成は、図2に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部40が有する各処理部の接続関係は、図2に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(受付部41について)
受付部41は、各種情報を受付ける。受付部41は、ポリシ情報を所望者端末200から受付ける。例えば、受付部41は、ポリシ情報として、車両の台数、日時、位置情報、車両の移動状況、天候に関する情報又は照度に関する情報等に関する情報を受付ける。
(選択部42について)
選択部42は、各種モデルを選択する。具体的には、選択部42は、所定の事象を検知する検知部による検知結果を解析する複数の解析器から、いずれかの解析器を選択する。より具体的には、選択部42は、解析結果を所望する所望者が予め設定したポリシ情報に基づいて、複数の解析器からいずれかの解析器を選択する。
例えば、図1の例では、選択部42は、時間帯や、端末装置100が示す位置情報や、端末装置100が搭載される移動体の移動状況や、端末装置100の台数に応じて、道路路面のひび割れ等のクラックに関するモデルM1を選択する。
例えば、図1の例では、選択部42は、時間帯や、端末装置100が示す位置情報や、端末装置100が搭載される移動体の移動状況や、端末装置100の台数に応じて、道路上の標識の破損状態に関するモデルM2を選択する。
例えば、選択部42は、ポリシ情報に基づいて道路上の標識の破損状態に関するモデルM2が所定数提供済みであり、道路路面のひび割れ等のクラックに関するモデルM1が所定数提供済みでない場合、道路路面のひび割れ等のクラックに関するモデルを選択してもよい。
例えば、選択部42は、端末装置100が実行するモデルを、所定の間隔(例えば、1時間)毎に、ランダムに選択してもよい。例えば、選択部42は、所定の端末装置100へのモデルを選択した場合、ポリシ情報を参照して、所定数提供済みではないモデルを選択してもよい。この場合、選択部42は、時間帯や、端末装置100が示す位置情報や、端末装置100が搭載される移動体の移動状況や、端末装置100の台数等のポリシ情報に応じてモデルを選択してもよい。
例えば、選択部42は、端末装置100が検知したセンサ情報から利用者等からの操作状態を推定して、モデルを選択してもよい。例えば、選択部42は、推定された操作状態がポリシ情報に含まれる条件を満たす複数のモデルから、一のモデルを選択してもよい。
また、選択部42は、複数の解析器として、所定の学習データが有する特徴を学習したモデルを圧縮した複数の圧縮モデルの中から、いずれかの圧縮モデルを選択してもよい。また、選択部42は、検知結果が得られる時間帯に応じて、複数の解析器の中からいずれかの解析器を選択してもよい。また、選択部42は、検知結果が得られた際における端末装置100の位置に応じて、複数の解析器の中からいずれかの解析器を選択してもよい。
また、選択部42は、検知結果が得られた際における端末装置100の移動状況に応じて、複数の解析器の中からいずれかの解析器を選択してもよい。また、選択部42は、所定の解析器を用いた解析を行わせる端末装置100の台数に応じて、複数の解析器の中から、端末装置100に対して送信させる解析器を選択してもよい。
また、選択部42は、画像から所定の撮影対象の状態を識別する解析器であって、それぞれ異なる撮影対象若しくは撮影対象の状態を識別する複数の解析器の中から、いずれかの解析器を選択してもよい。
(送信部43について)
送信部43は、各種情報を送信する。具体的には、送信部43は、選択された解析器を、検知部を有する端末装置100に送信する。より具体的には、送信部43は、所定の移動体に設置された端末装置100に対して、選択された解析器を送信する。
例えば、送信部43は、選択された解析器を、検知部として撮影装置を有する端末装置100に送信する。例えば、図1の例では、送信部43は、道路路面のひび割れ等のクラックに関するモデルM1を端末装置100に送信する。
(解析結果取得部44について)
解析結果取得部44は、各種情報を取得する。具体的には、解析結果取得部44は、端末装置100が送信部43により送信した解析器を用いて検知結果を解析した解析結果を、端末装置100から取得する。
例えば、解析結果取得部44は、送信部43により送信された解析器が撮影装置により撮影された画像から識別した識別結果を、解析結果として端末装置100から取得する。例えば、図1の例では、解析結果取得部44は、道路路面のひび割れが線状であり、道路路面のひび割れがひび割れの度合い「大」であるといった解析結果を端末装置100から取得する。
(解析結果提供部45について)
解析結果提供部45は、各種情報を提供する。解析結果提供部45は、識別結果を所望者端末200に提供する。例えば、解析結果提供部45は、道路路面のひび割れが線状であり、道路路面のひび割れがひび割れの度合い「大」であるといった識別結果と、標識が90度に折れており、破損度合いが「大」であるといった識別結果とを所望者端末200に提供する。
(更新部46について)
更新部46は、取得した解析結果を用いて、送信された解析器を更新する。例えば、撮影装置により撮影された画像に含まれる認識対象が、実際は、道路路面のひび割れが線状であり、道路路面のひび割れがひび割れの度合い「小」であるものとする。この場合、図1の例では、更新部46は、所定の閾値が「0.5」であるときに、信頼度が「0.8」であり、所定の閾値以上であるが、実際の認識対象と識別結果とが同一ではないため、道路路面のひび割れ等のクラックに関するモデルM1の再学習を行う。例えば、更新部46は、モデルM1に対して、画像と、道路路面のひび割れが線状であり、道路路面のひび割れがひび割れの度合い「小」であるといった利用者による識別結果とを再学習させることで、モデルM1の更新を行う。
例えば、撮影装置により撮影された画像に含まれる認識対象が、実際は、標識が90度に折れており、破損度合いが「大」であるものとする。この場合、図1の例では、更新部46は、所定の閾値が「0.5」であるときに、信頼度が「0.9」であり、所定の閾値以上であり、且つ、実際の認識対象と識別結果とが同一であるため、道路上の標識の破損状態に関するモデルM2の再学習を行わない。
〔1-3.端末装置の構成〕
また、図2を用いて、実施形態に係る端末装置100の構成について説明する。図2は、実施形態に係る端末装置100の構成例を示す図である。図2に示すように、端末装置100は、検知部110と、入出力部113と、通信部120と、記憶部130と、制御部140とを有する。
(検知部110について)
検知部110は、カメラ111と、ジャイロセンサ112とを有する。例えば、検知部110は、所定の間隔(例えば、1分)毎に、画像を撮影する。また、検知部110は、所定の期間(例えば、10時間や、常時)、動画像を撮影する。また、例えば、カメラ111は、各種カメラであってもよい。例えば、カメラ111は、深度カメラ又は赤外線カメラ等であってもよい。
なお、検知部110は、上記センサ以外にも各種センサを有してもよい。例えば、検知部110は、加速度センサ、温度センサ、湿度センサ、圧力センサ、距離センサ、超音波センサ、照度センサ、地磁気センサ又は光学センサ等を有してもよい。また、検知部110は、LIDAR(Laser Imaging Detection and Ranging)等のリモートセンシング機能を有してもよい。
(入出力部113について)
入出力部113は、利用者からの各種操作を受け付ける。例えば、入出力部113は、タッチパネル機能により表示面を介して利用者からの各種操作を受け付けてもよい。また、入出力部113は、端末装置100に設けられたボタンや、端末装置100に接続されたキーボードやマウスからの各種操作を受け付けてもよい。
また、入出力部113は、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等によって実現されるタブレット端末等の表示画面であり、各種情報を表示するための表示装置である。
(通信部120について)
通信部120は、例えば、NIC等によって実現される。そして、通信部120は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、情報処理装置10と、所望者端末200との間で情報の送受信を行う。
(記憶部130について)
記憶部130は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部130は、配布モデル131を有する。配布モデル131は、情報処理装置10から送信されたモデルを記憶する。
(制御部140について)
制御部140は、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、端末装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部140は、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図2に示すように、制御部140は、第1アプリケーション141と、第2アプリケーション142とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。また、第2アプリケーション142は、センサ情報取得部1421と、モデル取得部1422と、解析部1423と、送信部1424とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部140の内部構成は、図2に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部140が有する各処理部の接続関係は、図2に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(第1アプリケーション141について)
第1アプリケーション141は、各種アプリケーションを実行する。例えば、第1アプリケーション141は、端末装置100のOS(Operating System)を実行してもよい。例えば、第1アプリケーション141は、ドライブレコーダや、カーナビゲーションシステムに関するアプリケーションを実行する。なお、第1アプリケーション141は、上記例に限定されず、如何なるアプリケーションを実行してもよい。
(センサ情報取得部1421について)
センサ情報取得部1421は、各種センサ情報を取得する。センサ情報取得部1421は、検知部110によって撮影された認識対象の画像を取得する。例えば、センサ情報取得部1421は、検知部110によって撮影された道路路面のひび割れ画像を取得する。例えば、センサ情報取得部1421は、検知部110によって撮影された道路上の破損された標識の画像を取得する。
(モデル取得部1422について)
モデル取得部1422は、各種モデルに関する情報を取得する。モデル取得部1422は、選択されたモデルを情報処理装置10から取得する。例えば、図1の例では、モデル取得部1422は、道路路面のひび割れ等のクラックに関するモデルM1を情報処理装置10から取得する。例えば、図1の例では、モデル取得部1422は、道路上の標識の破損状態に関するモデルM2を情報処理装置10から取得する。
(解析部1423について)
解析部1423は、取得されたモデルを用いて、各種解析を行う。解析部1423は、取得されたモデルを用いて、モデルと対応する撮影対象の状態を識別する。例えば、図1の例では、解析部1423は、道路路面のひび割れ等のクラックに関するモデルM1を用いて、撮影された道路路面のひび割れ状態を識別する。例えば、解析部1423は、ひび割れ度合いが「大」、「中」、「小」といった3段階の評価である場合に、道路路面のひび割れ状態として、道路路面のひび割れが線状であり、ひび割れ度合いが「大」であると識別する。このとき、解析部1423は、かかる識別結果の信頼度を算出してもよい。
例えば、図1の例では、解析部1423は、道路上の標識の破損状態に関するモデルM2を用いて、撮影された道路上の破損された標識の状態を識別する。例えば、解析部1423は、破損度合いが「大」、「中」、「小」といった3段階の評価である場合に、道路上の破損された標識の状態として、標識が90度に折れており、破損度合いが「大」であると識別する。このとき、送信部1424は、信頼度を算出してもよい。
(送信部1424について)
送信部1424は、各種情報を送信する。送信部1424は、識別結果を情報処理装置10に送信する。例えば、図1の例では、送信部1424は、道路路面のひび割れが線状であり、道路路面のひび割れがひび割れの度合い「大」であるといった識別結果を情報処理装置10に送信する。このとき、送信部1424は、かかる識別結果とともに、信頼度を情報処理装置10に送信してもよい。例えば、送信部1424は、識別結果とともに、信頼度「0.3」を情報処理装置10に送信してもよい。
例えば、図1の例では、送信部1424は、標識が90度に折れており、破損度合いが「大」であるといった識別結果を情報処理装置10に送信する。このとき、送信部1424は、識別結果とともに、信頼度「0.9」を情報処理装置10に送信してもよい。
〔1-4.処理手順〕
次に、図5を用いて、実施形態に係る情報処理装置10が実行する情報処理の手順について説明する。図5は、実施形態に係る情報処理装置10が実行する情報処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
図5に示すように、情報処理装置10は、所望者端末200からポリシ情報を取得し、ポリシ情報を登録する(ステップS101)。そして、情報処理装置10は、ポリシ情報に基づいて、各端末装置100に対して送信するモデルを選択する(ステップS102)。また、情報処理装置10は、モデルを端末装置100に送信する(ステップS103)。
そして、端末装置100は、認識対象の画像を撮影する(ステップS104)。また、端末装置100は、受信したモデルを用いて、画像の解析結果を取得する(ステップS105)。また、端末装置100は、解析結果を情報処理装置10に送信する(ステップS106)。
そして、情報処理装置10は、解析結果を所望者端末200に送信する(ステップS107)。また、情報処理装置10は、解析結果を用いたモデルの更新を行う(ステップS108)。
〔2.第2の実施形態〕
〔2-1.情報処理システムが示す情報処理の一例〕
次に、第2の実施形態について説明する。上述してきた第1の実施形態では、情報処理装置10が所望者端末200から取得されたポリシ情報に基づいて、端末装置100に対して配信するモデルを選択する処理の一例を説明した。第2の実施形態では、情報処理装置10Aが、所定の事象を検知する検知部を有する端末装置100Aから、検知部による検知結果の特徴を示す特徴情報を取得し、かかる特徴情報に基づいて、検知結果を解析する複数の解析器から、いずれかの解析器を選択する処理の例を示す。
まず、図6を用いて、第2の実施形態に係る情報処理システム1Aが実行する情報処理の一例について説明する。図6は、第2の実施形態に係る情報処理システム1Aが実行する情報処理の一例を示す図である。
図6に示すように、第2の実施形態に係る情報処理システム1Aは、情報処理装置10Aと、端末装置100Aとを含む。情報処理装置10A及び端末装置100Aは、図示しない所定のネットワークを介して有線又は無線により通信可能に接続される。なお、図6に示す情報処理システム1Aには、複数台の情報処理装置10Aや、複数台の端末装置100Aが含まれてもよい。
第2の実施形態に係る情報処理装置10Aは、所定の事象を検知する検知部を有する端末装置100Aから、検知部による検知結果の特徴を示す特徴情報を取得し、かかる特徴情報に基づいて、検知結果を解析する複数の解析器から、いずれかの解析器を選択する点を除き、第1の実施形態に係る情報処理装置10と同一の構成であるため、説明を省略する。
第2の実施形態に係る端末装置100Aは、第1の実施形態に係る端末装置100と同一の構成であるため、説明を省略する。
以下、図6を用いて、第2の実施形態に係る情報処理システム1Aによる情報処理の一例を流れに沿って説明する。
まず、図6に示すように、端末装置100Aは、認識対象の画像を撮影する(ステップS21)。例えば、端末装置100Aは、道路路面のひび割れを含む道路路面の画像を撮影する。
続いて、端末装置100Aは、画像から特徴量を抽出する(ステップS22)。例えば、端末装置100Aは、撮影された道路路面のひび割れを含む画像を画像解析等の従来技術を用いて解析することで、道路路面のひび割れの特徴に関する情報を特徴量として抽出する。ここでいうひび割れの特徴とは、ひび割れの形状や、大きさ、ひび割れ度合い等を示す情報である。
そして、端末装置100Aは、特徴量を情報処理装置10Aに送信する(ステップS23)。続いて、情報処理装置10Aは、特徴量に基づいて、端末装置100Aに送信するモデルを選択する(ステップS24)。
具体的には、情報処理装置10Aは、特徴情報に基づいて、検知結果を解析する複数の解析器から、いずれかの解析器を選択する。例えば、図6の例では、情報処理装置10Aは、道路路面のひび割れに関する特徴量に基づいて、道路路面のひび割れ等のクラックに関するモデルM1を選択する。
そして、情報処理装置10Aは、モデルを端末装置100Aに送信する(ステップS25)。例えば、図6の例では、情報処理装置10Aは、道路路面のひび割れ等のクラックに関するモデルM1を端末装置100Aに送信する。
続いて、端末装置100Aは、送信されたモデルを用いて、モデルと対応する撮影対象の状態を識別する(ステップS26)。例えば、図6の例では、端末装置100Aは、道路路面のひび割れ等のクラックに関するモデルM1を用いて、撮影された道路路面のひび割れ状態を識別する。例えば、端末装置100Aは、ひび割れ度合いが「大」、「中」、「小」といった3段階の評価である場合に、道路路面のひび割れ状態として、道路路面のひび割れが線状であり、ひび割れ度合いが「大」であると識別する。
そして、端末装置100Aは、識別結果を情報処理装置10Aに送信する(ステップS27)。例えば、図6の例では、端末装置100Aは、道路路面のひび割れが線状であり、道路路面のひび割れがひび割れの度合い「大」であるといった識別結果を情報処理装置10Aに送信する。
このように、第2の実施形態に係る情報処理装置10Aは、所定の事象を検知する検知部を有する端末装置100Aから、検知部による検知結果の特徴を示す特徴情報を取得し、かかる特徴情報に基づいて、検知結果を解析する複数の解析器から、いずれかの解析器を選択する。これにより、情報処理装置10Aは、端末装置100Aに対して、周囲の環境変化や、状況変化に応じて検知されたセンサ情報の解析を実現することができる適切なモデルを提供することができる。また、情報処理装置10Aは、適切なモデルを効率的に選択することができるため、端末装置100Aとの通信量を低減することができる。
〔2-2.情報処理装置の構成〕
次に、図7を用いて、第2の実施形態に係る情報処理装置10Aの構成について説明する。図7は、第2の実施形態に係る情報処理装置10Aの構成例を示す図である。図7に示すように、情報処理装置10Aは、通信部20と、記憶部30と、制御部40Aとを有する。
(制御部40Aについて)
制御部40Aは、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、情報処理装置10A内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部40Aは、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図7に示すように、制御部40Aは、受付部41と、特徴量取得部47と、選択部42Aと、送信部43と、解析結果取得部44と、解析結果提供部45と、更新部46とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部40Aの内部構成は、図7に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部40Aが有する各処理部の接続関係は、図7に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(特徴量取得部47について)
特徴量取得部47は、各種特徴量を取得する。具体的には、特徴量取得部47は、所定の事象を検知する検知部を有する端末装置100Aから、検知部による検知結果の特徴を示す特徴情報を取得する。例えば、特徴量取得部47は、撮影された道路路面のひび割れを含む画像を画像解析等の従来技術を用いて解析することで抽出された特徴量であって、道路路面のひび割れに関する特徴量を端末装置100Aから取得する。
(選択部42Aについて)
選択部42は、特徴情報に基づいて、検知結果を解析する複数の解析器から、いずれかの解析器を選択する。例えば、図6の例では、選択部42は、道路路面のひび割れに関する特徴量に基づいて、道路路面のひび割れ等のクラックに関するモデルM1を選択する。
〔2-3.端末装置の構成〕
また、図7を用いて、第2の実施形態に係る端末装置100Aの構成について説明する。図7は、第2の実施形態に係る端末装置100Aの構成例を示す図である。図7に示すように、端末装置100Aは、検知部110と、入出力部113と、通信部120と、記憶部130と、制御部140とを有する。また、図7に示すように、制御部140は、第1アプリケーション141と、第2アプリケーション142Aとを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。また、第2アプリケーション142Aは、センサ情報取得部1421と、モデル取得部1422Aと、解析部1423と、送信部1424とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部140の内部構成は、図7に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部140が有する各処理部の接続関係は、図7に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(モデル取得部1422Aについて)
モデル取得部1422Aは、各種モデルに関する情報を取得する。モデル取得部1422Aは、選択されたモデルを情報処理装置10Aから取得する。例えば、図6の例では、モデル取得部1422Aは、道路路面のひび割れ等のクラックに関するモデルM1を情報処理装置10Aから取得する。
〔2-4.処理手順〕
次に、図8を用いて、第2の実施形態に係る情報処理装置10Aが実行する情報処理の手順について説明する。図8は、第2の実施形態に係る情報処理装置10Aが実行する情報処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
図8に示すように、端末装置100Aは、認識対象の画像を撮影する(ステップS201)。また、端末装置100Aは、画像から特徴量を抽出する(ステップS202)。また、端末装置100Aは、情報処理装置10Aに特徴量を送信する(ステップS203)。
そして、情報処理装置10Aは、特徴量に基づいて、端末装置100Aに対して送信するモデルを選択する(ステップS204)。また、情報処理装置10Aは、端末装置100Aにモデルを送信する(ステップS205)。
そして、端末装置100Aは、受信したモデルを用いて、画像の解析結果を取得する(ステップS206)。また、端末装置100Aは、解析結果を情報処理装置10Aに送信する(ステップS207)。
そして、情報処理装置10Aは、解析結果を所望者端末200に送信する(ステップS208)。また、情報処理装置10Aは、解析結果を用いたモデルの更新を行う(ステップS209)。
〔3.第3の実施形態〕
〔3-1.情報処理システムが示す情報処理の一例〕
次に、第3の実施形態について説明する。上述してきた第1の実施形態では、情報処理装置10が所望者端末200から取得されたポリシ情報に基づいて、端末装置100に対して配信するモデルを選択する処理の一例を説明した。第3の実施形態では、端末装置100Bが検知結果に基づいて、所定の外部装置が保持する複数の解析器から、検知結果の解析に用いる解析器を選択する処理の例を示す。
まず、図9を用いて、第3の実施形態に係る情報処理システム1Bが実行する情報処理の一例について説明する。図9は、第3の実施形態に係る情報処理システム1Bが実行する情報処理の一例を示す図である。
図9に示すように、第3の実施形態に係る情報処理システム1Bは、情報処理装置10Bと、端末装置100Bとを含む。情報処理装置10B及び端末装置100Bは、図示しない所定のネットワークを介して有線又は無線により通信可能に接続される。なお、図9に示す情報処理システム1Bには、複数台の情報処理装置10Bや、複数台の端末装置100Bが含まれてもよい。
第3の実施形態に係る情報処理装置10Bは、解析器の選択処理が無い点を除き、第1の実施形態に係る情報処理装置10と同一の構成であるため、説明を省略する。
第3の実施形態に係る端末装置100Bは、所定の事象を検知する。そして、端末装置100Bは、検知結果に基づいて、所定の外部装置が保持する複数の解析器から、検知結果の解析に用いる解析器を選択する。そして、端末装置100Bは、所定の外部装置から、選択した解析器を取得する。そして、端末装置100Bは、取得された解析器を用いて、検知結果を解析する。そして、端末装置100Bは、解析結果を所定の情報処理装置10Bに送信する。なお、端末装置100Bのうち、第1の実施形態に係る端末装置100と同一の構成の説明は省略する。
以下、図9を用いて、第3の実施形態に係る情報処理システム1Bによる情報処理の一例を流れに沿って説明する。
まず、図9に示すように、端末装置100Bは、認識対象の画像を撮影する(ステップS31)。例えば、端末装置100Bは、道路路面のひび割れを含む道路路面の画像を撮影する。
続いて、端末装置100Bは、画像の取得状況や特徴量に基づいて、利用するモデルを選択する(ステップS32)。具体的には、端末装置100Bは、検知結果に基づいて、所定の外部装置が保持する複数の解析器から、検知結果の解析に用いる解析器を選択する。
例えば、端末装置100Bは、撮影された道路路面のひび割れを含む画像を画像解析等の従来技術を用いて解析することで、道路路面のひび割れの特徴に関する情報を特徴量として抽出する。そして、端末装置100Bは、道路路面のひび割れに関する特徴量に基づいて、道路路面のひび割れ等のクラックに関するモデルM1を選択する。
そして、端末装置100Bは、モデルの送信を情報処理装置10Bに要求する(ステップS33)。例えば、図9の例では、端末装置100Bは、道路路面のひび割れ等のクラックに関するモデルM1の送信を情報処理装置10Bに要求する。
続いて、情報処理装置10Bは、モデルを端末装置100Bに送信する(ステップS34)。例えば、図9の例では、情報処理装置10Bは、道路路面のひび割れ等のクラックに関するモデルM1を端末装置100Bに送信する。
そして、端末装置100Bは、送信されたモデルを用いて、モデルと対応する撮影対象の状態を識別する(ステップS35)。具体的には、端末装置100Bは、取得された解析器を用いて、検知結果を解析する。例えば、図9の例では、端末装置100Bは、道路路面のひび割れ等のクラックに関するモデルM1を用いて、撮影された道路路面のひび割れ状態を解析する。例えば、図9の例では、端末装置100Bは、ひび割れ度合いが「大」、「中」、「小」といった3段階の評価である場合に、道路路面のひび割れ状態として、道路路面のひび割れが線状であり、ひび割れ度合いが「大」であると識別する。
続いて、端末装置100Bは、識別結果を情報処理装置10Bに送信する(ステップS36)。具体的には、端末装置100Bは、解析結果を所定の情報処理装置10Bに送信する。例えば、図9の例では、端末装置100Bは、道路路面のひび割れが線状であり、道路路面のひび割れがひび割れの度合い「大」であるといった識別結果を情報処理装置10Bに送信する。
このように、第3の実施形態に係る端末装置100Bは、検知結果に基づいて、情報処理装置10Bが保持する複数の解析器から、検知結果の解析に用いる解析器を選択する。これにより、端末装置100Bは、検知されたデータが情報処理装置10Bに直接送信されないため、端末装置100Bを利用する利用者のプライバシの保護を保つことができる。また、端末装置100Bは、必要最低限の通信で適切なモデルを効率的に選択することができるため、通信量を低減することができる。また、情報処理装置10Bは、必要最低限の通信又は処理を行うため、通信又は処理の負荷を低減することができる。
〔3-2.情報処理装置の構成〕
次に、図10を用いて、第3の実施形態に係る情報処理装置10Bの構成について説明する。図10は、第3の実施形態に係る情報処理装置10Bの構成例を示す図である。図10に示すように、情報処理装置10Bは、通信部20と、記憶部30と、制御部40Bとを有する。
(制御部40Bについて)
制御部40Bは、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、情報処理装置10B内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部40Bは、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図10に示すように、制御部40Bは、受付部41と、送信部43と、解析結果取得部44と、解析結果提供部45と、更新部46とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部40Bの内部構成は、図10に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部40Bが有する各処理部の接続関係は、図10に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
〔3-3.端末装置の構成〕
また、図10を用いて、第3の実施形態に係る端末装置100Bの構成について説明する。図10は、第3の実施形態に係る端末装置100Bの構成例を示す図である。図10に示すように、端末装置100Bは、検知部110と、入出力部113と、通信部120と、記憶部130と、制御部140とを有する。
(記憶部130について)
記憶部130は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部130は、配布モデル131と、モデルインデックス132とを有する。モデルインデックス132は、モデルデータベース32に記憶されるモデルIDを記憶する。なお、モデルインデックス132は、モデルデータベース32に記憶されるポリシIDと、ポリシ情報とを記憶してもよい。
(制御部140について)
図10に示すように、制御部140は、第1アプリケーション141と、第2アプリケーション142Bとを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。また、第2アプリケーション142Bは、センサ情報取得部1421と、選択部1425と、モデル取得部1422Bと、解析部1423と、送信部1424とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部140の内部構成は、図10に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部140が有する各処理部の接続関係は、図10に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(選択部1425について)
選択部1425は、各種モデルを選択する。具体的には、選択部1425は、検知結果に基づいて、所定の外部装置が保持する複数の解析器から、検知結果の解析に用いる解析器を選択する。
例えば、選択部1425は、撮影された道路路面のひび割れを含む画像を画像解析等の従来技術を用いて解析することで、道路路面のひび割れの特徴に関する情報を特徴量として抽出する。そして、選択部1425は、道路路面のひび割れに関する特徴量に基づいて、道路路面のひび割れ等のクラックに関するモデルM1を選択する。
(モデル取得部1422Bについて)
モデル取得部1422Bは、各種モデルに関する情報を取得する。モデル取得部1422Bは、選択されたモデルを情報処理装置10Bから取得する。例えば、図9の例では、モデル取得部1422Bは、道路路面のひび割れ等のクラックに関するモデルM1を情報処理装置10Bから取得する。
〔3-4.処理手順〕
次に、図11を用いて、第3の実施形態に係る情報処理装置10Bが実行する情報処理の手順について説明する。図11は、第3の実施形態に係る情報処理装置10Bが実行する情報処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
図11に示すように、端末装置100Bは、画像の特徴量やポリシ情報から使用するモデルを選択する(ステップS301)。また、端末装置100Bは、情報処理装置10Bに選択したモデルを通知する(ステップS302)。そして、情報処理装置10Bは、端末装置100Bにモデルを送信する(ステップS303)。
そして、端末装置100Bは、受信したモデルを用いて、画像の解析結果を取得する(ステップS304)。また、端末装置100Bは、解析結果を情報処理装置10Bに送信する(ステップS305)。
そして、情報処理装置10Bは、解析結果を所望者端末200に送信する(ステップS306)。また、情報処理装置10Bは、解析結果を用いたモデルの更新を行う(ステップS307)。
〔4.第4の実施形態〕
〔4-1.情報処理システムが示す情報処理の一例〕
次に、第4の実施形態について説明する。上述してきた第1の実施形態では、情報処理装置10が所望者端末200から取得されたポリシ情報に基づいて、端末装置100に対して配信するモデルを選択する処理の一例を説明した。第4の実施形態では、端末装置100Cが所定の条件に基づいて、検知部の検知結果を解析する複数の解析器から、いずれかの解析器を選択する処理の例を示す。
まず、図12を用いて、第4の実施形態に係る情報処理システム1Cが実行する情報処理の一例について説明する。図12は、第4の実施形態に係る情報処理システム1Cが実行する情報処理の一例を示す図である。
図12に示すように、第4の実施形態に係る情報処理システム1Cは、情報処理装置10Cと、端末装置100Cとを含む。情報処理装置10C及び端末装置100Cは、図示しない所定のネットワークを介して有線又は無線により通信可能に接続される。なお、図12に示す情報処理システム1Cには、複数台の情報処理装置10Cや、複数台の端末装置100Cが含まれてもよい。
第4の実施形態に係る情報処理装置10Cは、解析器の選択処理と、解析器の送信処理とが無い点を除き、第1の実施形態に係る情報処理装置10と同一の構成であるため、説明を省略する。
第4の実施形態に係る端末装置100Cは、所定の事象を検知する。そして、端末装置100Cは、所定の条件に基づいて、検知部の検知結果を解析する複数の解析器から、いずれかの解析器を選択する。そして、端末装置100Cは、選択された解析器を用いて、検知結果を解析する。そして、端末装置100Cは、解析結果を所定の情報処理装置10Cに送信する。なお、端末装置100Cのうち、第1の実施形態に係る端末装置100と同一の構成の説明は省略する。
以下、図12を用いて、第4の実施形態に係る情報処理システム1Cによる情報処理の一例を流れに沿って説明する。
まず、図12に示すように、端末装置100Cは、ポリシ情報等に基づいて、モデルを選択する(ステップS41)。具体的には、端末装置100Cは、所定の条件に基づいて、検知部の検知結果を解析する複数の解析器から、いずれかの解析器を選択する。
例えば、端末装置100Cは、車両の台数、日時、位置情報、車両の移動状況等を含むポリシ情報に基づいて、モデルを選択する。例えば、端末装置100Cは、撮影された道路路面のひび割れを含む画像を画像解析等の従来技術を用いて解析することで、道路路面のひび割れの特徴に関する情報を特徴量として抽出する。そして、端末装置100Cは、道路路面のひび割れに関する特徴量に基づいて、道路路面のひび割れ等のクラックに関するモデルM1を選択する。
続いて、端末装置100Cは、選択したモデルを用いて、モデルと対応する撮影対象の状態を識別する(ステップS42)。例えば、道路路面のひび割れを含む道路路面の画像が撮影されたものとする。この場合、端末装置100Cは、道路路面のひび割れ等のクラックに関するモデルM1を用いて、撮影された道路路面のひび割れ状態を解析する。
例えば、端末装置100Cは、ひび割れ度合いが「大」、「中」、「小」といった3段階の評価である場合に、道路路面のひび割れ状態として、道路路面のひび割れが線状であり、ひび割れ度合いが「大」であると識別する。
そして、端末装置100Cは、識別結果を情報処理装置10Cに送信する(ステップS43)。具体的には、端末装置100Cは、解析結果を所定の情報処理装置10Cに送信する。
例えば、図12の例では、端末装置100Cは、道路路面のひび割れが線状であり、道路路面のひび割れがひび割れの度合い「大」であるといった識別結果を情報処理装置10Cに送信する。
このように、第4の実施形態に係る端末装置100Cは、所定の条件に基づいて、検知部の検知結果を解析する複数の解析器から、いずれかの解析器を選択する。これにより、端末装置100Cは、検知されたデータが情報処理装置10Cに直接送信されないため、端末装置100Cを利用する利用者のプライバシの保護を保つことができる。また、端末装置100Cは、必要最低限の通信で適切なモデルを効率的に選択することができるため、通信量を低減することができる。
〔4-2.情報処理装置の構成〕
次に、図13を用いて、第4の実施形態に係る情報処理装置10Cの構成について説明する。図13は、第4の実施形態に係る情報処理装置10Cの構成例を示す図である。図13に示すように、情報処理装置10Cは、通信部20と、記憶部30と、制御部40Cとを有する。
(制御部40Cについて)
制御部40Cは、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、情報処理装置10C内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部40Cは、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図13に示すように、制御部40Cは、受付部41と、解析結果取得部44と、解析結果提供部45と、更新部46とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部40Cの内部構成は、図13に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部40Cが有する各処理部の接続関係は、図13に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
〔4-3.端末装置の構成〕
また、図13を用いて、第4の実施形態に係る端末装置100Cの構成について説明する。図13は、第4の実施形態に係る端末装置100Cの構成例を示す図である。図13に示すように、端末装置100Cは、検知部110と、入出力部113と、通信部120と、記憶部130と、制御部140とを有する。
(記憶部130について)
記憶部130は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部130は、ポリシ情報データベース133と、モデルデータベース134とを有する。なお、ポリシ情報データベース133は、第1の実施形態に係るモデルデータベース32と同一の構成を有するため、説明を省略する。また、モデルデータベース134は、第1の実施形態に係るモデルデータベース32と同一の構成を有するため、説明を省略する。
(制御部140について)
図13に示すように、制御部140は、第1アプリケーション141と、第2アプリケーション142Cとを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。また、第2アプリケーション142Cは、センサ情報取得部1421と、選択部1425Cと、解析部1423と、送信部1424とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部140の内部構成は、図13に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部140が有する各処理部の接続関係は、図13に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(選択部1425Cについて)
選択部1425Cは、各種モデルを選択する。具体的には、選択部1425Cは、所定の条件に基づいて、検知部の検知結果を解析する複数の解析器から、いずれかの解析器を選択する。
例えば、端末装置100Cは、車両の台数、日時、位置情報、車両の移動状況等を含むポリシ情報に基づいて、モデルを選択する。例えば、端末装置100Cは、撮影された道路路面のひび割れを含む画像を画像解析等の従来技術を用いて解析することで、道路路面のひび割れの特徴に関する情報を特徴量として抽出する。そして、端末装置100Cは、道路路面のひび割れに関する特徴量に基づいて、道路路面のひび割れ等のクラックに関するモデルM1を選択する。
〔4-4.処理手順〕
次に、図14を用いて、第4の実施形態に係る端末装置100Cが実行する情報処理の手順について説明する。図14は、第4の実施形態に係る端末装置100Cが実行する情報処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図14に示すように、選択部1425Cは、モデルの切り替えのタイミングを取得する(ステップS401)。そして、選択部1425Cは、モデルの切り替えのタイミングを取得していない場合(ステップS401;No)、ステップS403に進む。
一方、選択部1425Cは、モデルの切り替えのタイミングを取得した場合(ステップS401;Yes)、画像の特徴量やポリシ情報から使用するモデルを選択しなおす(ステップS402)。
そして、解析部1423は、選択部1425Cにより選択されたモデルを用いて画像解析を行う(ステップS403)。そして、送信部1424は、解析部1423により解析された解析結果を情報処理装置10Cに送信する(ステップS404)。
〔5.第5の実施形態〕
〔5-1.情報処理システムが示す情報処理の一例〕
次に、第5の実施形態について説明する。上述してきた第1の実施形態では、情報処理装置10が所望者端末200から取得されたポリシ情報に基づいて、端末装置100に対して配信するモデルを選択する処理の一例を説明した。第5の実施形態では、情報処理装置10Dが、解析器に入力される特徴情報の種別を特定し、特定した種別を端末装置100D側へと送信することで、所定の事象を検知する検知部を有する端末装置100Dから、送信した種別に対応する特徴情報を取得する処理の例を示す。
まず、図15を用いて、第5の実施形態に係る情報処理システム1Dが実行する情報処理の一例について説明する。図15は、第5の実施形態に係る情報処理システム1Dが実行する情報処理の一例を示す図である。
図15に示すように、第5の実施形態に係る情報処理システム1Dは、情報処理装置10Dと、端末装置100Dと、所望者端末200とを含む。情報処理装置10D、端末装置100D及び所望者端末200は、図示しない所定のネットワークを介して有線又は無線により通信可能に接続される。なお、図15に示す情報処理システム1Dには、複数台の情報処理装置10Dや、複数台の端末装置100Dや、複数台の所望者端末200が含まれてもよい。
第5の実施形態に係る情報処理装置10Dは、解析器に入力される特徴量の種別を特定し、特定した種別を端末装置100Dに送信することで、送信した種別に対応する特徴量を取得する点を除き、第1の実施形態に係る情報処理装置10と同一の構成であるため、説明を省略する。
第5の実施形態に係る端末装置100Dは、所定のモデルから特定された特徴量の種別を情報処理装置10Dから取得する点と、送信された種別の特徴量を画像から抽出する点とを除き、第1の実施形態に係る端末装置100と同一の構成であるため、説明を省略する。
第5の実施形態に係る所望者端末200は、第1の実施形態に係る所望者端末200と同一の構成であるため、説明を省略する。
以下、図15を用いて、第5の実施形態に係る情報処理システム1Dによる情報処理の一例を流れに沿って説明する。
まず、図15に示すように、情報処理装置10Dは、ポリシ情報を所望者端末200から受付ける(ステップS51)。ステップS51は、第1の実施形態に係るステップS1と同一の処理であるため、説明を省略する。
続いて、情報処理装置10Dは、ポリシ情報に基づいて、解析結果を得るためのモデルを選択する(ステップS52)。ステップS52は、第1の実施形態に係るステップS2と同一の処理であるため、説明を省略する。
そして、情報処理装置10Dは、選択されたモデルに入力される特徴量の種別を特定する(ステップS53)。例えば、図15の例では、情報処理装置10Dは、道路路面のひび割れ等のクラックに関するモデルM1に入力される特徴量の種別として、「道路路面のひび割れ」を特定する。なお、このような特定処理は、例えば、利用可能なモデルと、かかるモデルに入力すべき特徴量の種別とを予め対応付けておくことで、実現可能である。また、特徴量の種別の他の例としては、例えば、画像がフーリエ変換された後の一部の周波数領域に係る情報や、画像における輝度のみの情報や、画像全体のうちの一部のみの情報等が挙げられる。例えば、情報処理装置10Dは、選択されたモデルにおいて大きな重みが割り当てられている特徴量の種別を、ステップS53において特定する。また、例えば、情報処理装置10Dは、選択されたモデルが所定の閾値以上の精度である推定結果を出力するために少なくとも必要であると予測される特徴量の種別を、ステップS53において特定する。すなわち、情報処理装置10Dは、モデルが出力する推定結果が示す精度に大きな影響を及ぼさない特徴量の種別を、ステップS53において特定しない。
続いて、情報処理装置10Dは、特定された特徴量の種別を端末装置100Dに送信する(ステップS54)。例えば、図15の例では、情報処理装置10Dは、特徴量の種別として、「道路路面のひび割れ」を端末装置100Dに送信する。
そして、端末装置100Dは、認識対象の画像を撮影する(ステップS55)。例えば、端末装置100Dは、道路路面のひび割れを含む道路路面の画像を撮影する。続いて、端末装置100Dは、送信された特徴量の種別と対応する特徴量を画像から抽出する(ステップS56)。
例えば、端末装置100Dは、撮影された道路路面の画像から、送信された特徴量の種別である「道路路面のひび割れ」を検知する。そして、端末装置100Dは、検知した「道路路面のひび割れ」の度合い等を示す情報を特徴量として抽出する。例えば、端末装置100Dは、検知したひび割れを含む画像を画像解析等の従来技術を用いて解析することで、道路路面のひび割れの特徴量として、「20 cm」と抽出する。
続いて、端末装置100Dは、特徴量を情報処理装置10Dに送信する(ステップS57)。続いて、情報処理装置10Dは、送信された特徴量をモデルに入力することで、モデルと対応する撮影対象の状態を識別する(ステップS58)。
例えば、図15の例では、情報処理装置10Dは、道路路面のひび割れ等のクラックに関するモデルM1に、特徴量として、「20 cm」を入力する。これにより、情報処理装置10Dは、道路路面のひび割れ等のクラックに関するモデルM1の出力として、撮影された道路路面のひび割れ状態を識別する識別結果を出力する。例えば、情報処理装置10Dは、ひび割れ度合いが「大」、「中」、「小」といった3段階の評価である場合に、道路路面のひび割れ状態として、ひび割れ度合いが「中」であるといった識別結果を出力する。
そして、情報処理装置10Dは、識別結果を所望者端末200に提供する(ステップS59)。例えば、情報処理装置10Dは、道路路面のひび割れがひび割れの度合い「中」であるといった識別結果を所望者端末200に提供する。
このように、第5の実施形態に係る情報処理装置10Dは、解析器に入力される特徴量の種別を特定し、所定の事象を検知する検知部を有する端末装置100Dに送信することで、送信した特徴量の種別に対応する特徴量を取得する。このように、情報処理装置10Dは、特徴量の種別を指定した端末装置100Dに対して、かかる特徴量を解析する処理を行わせる。これにより、情報処理装置10Dは、特徴量の種別と、特徴量とのみを端末装置100Dと送受信するため、端末装置100Dとの通信量を低減することができる。
〔5-2.情報処理装置の構成〕
次に、図16を用いて、第5の実施形態に係る情報処理装置10Dの構成について説明する。図16は、第5の実施形態に係る情報処理装置10Dの構成例を示す図である。図16に示すように、情報処理装置10Dは、通信部20と、記憶部30Dと、制御部40Dとを有する。
(記憶部30Dについて)
記憶部30Dは、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部30Dは、ポリシ情報データベース31と、モデルデータベース32と、特徴量データベース33とを有する。
(特徴量データベース33について)
第5の実施形態に係る特徴量データベース33は、各種特徴量の種別を記憶する。ここで、図17に、第5の実施形態に係る特徴量データベース33の一例を示す。図17に示した例では、特徴量データベース33は、「特徴量の種別ID」、「モデルID」「特徴量の種別」といった項目を有する。
「特徴量の種別ID」は、特徴量の種別を識別する識別子である。「モデルID」は、「特徴量の種別ID」に対応付けられたモデルIDである。「特徴量の種別」は、「特徴量の種別ID」に対応付けられた特徴量の種別である。
例えば、図17では、特徴量の種別IDによって識別された「F1」は、モデルIDが「M1」であり、特徴量の種別が「特徴量の種別#1」である。なお、図17に示した例では、特徴量を「特徴量の種別#1」等の抽象的な符号で表現したが、特徴量の種別は、具体的なファイル形式等であってもよい。
(制御部40Dについて)
制御部40Dは、コントローラであり、例えば、CPUやMPU等によって、情報処理装置10D内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部40Dは、コントローラであり、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図16に示すように、制御部40Dは、受付部41と、選択部42と、特定部48と、送信部43と、特徴量取得部47Dと、解析結果提供部45と、更新部46とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部40Dの内部構成は、図16に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部40Dが有する各処理部の接続関係は、図16に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(送信部43について)
送信部43は、各種情報を送信する。具体的には、送信部43は、特定された特徴量の種別を端末装置100Dに送信する。例えば、図15の例では、送信部43は、特徴量の種別として、「道路路面のひび割れ」を端末装置100Dに送信する。
(特定部48について)
特定部48は、各種特徴量の種別を特定する。具体的には、特定部48は、検知結果を解析する複数の解析器から、いずれかの解析器に入力される特徴量の種別を特定する。例えば、図15の例では、特定部48は、特徴量データベース33を参照して、道路路面のひび割れ等のクラックに関するモデルM1に入力される特徴量の種別として、道路路面のひび割れを特定する。
(特徴量取得部47Dについて)
特徴量取得部47Dは、各種特徴量を取得する。具体的には、特徴量取得部47Dは、所定の事象を検知する検知部を有する端末装置100Dから、検知部による検知結果の特徴を示す特徴量を取得する。例えば、特徴量取得部47Dは、撮影された道路路面のひび割れを含む画像を画像解析等の従来技術を用いて解析することで抽出された道路路面のひび割れの特徴量として、「20 cm」を端末装置100Dから取得する。
〔5-3.端末装置の構成〕
また、図16を用いて、第5の実施形態に係る端末装置100Dの構成について説明する。図16は、第5の実施形態に係る端末装置100Dの構成例を示す図である。図16に示すように、端末装置100Dは、検知部110と、入出力部113と、通信部120と、記憶部130と、制御部140とを有する。
(記憶部130について)
記憶部130は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。記憶部130は、配布特徴量135を有する。配布特徴量135は、情報処理装置10Dから送信された特徴量の種別を記憶する。
(制御部140について)
図16に示すように、制御部140は、第1アプリケーション141と、第2アプリケーション142Dとを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。また、第2アプリケーション142Dは、センサ情報取得部1421と、特徴量取得部1426と、解析部1423Dと、送信部1424とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部140の内部構成は、図16に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部140が有する各処理部の接続関係は、図16に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(特徴量取得部1426について)
特徴量取得部1426は、各種特徴量の種別を取得する。具体的には、特徴量取得部1426は、所定のモデルから特定された特徴量の種別を情報処理装置10Dから取得する。例えば、図15の例では、特徴量取得部1426は、特徴量の種別として、「道路路面のひび割れ」を情報処理装置10Dから取得する。
(解析部1423Dについて)
解析部1423Dは、各種解析を行う。具体的には、解析部1423Dは、画像から特徴量の種別に対応する特徴量を抽出する。例えば、解析部1423Dは、撮影された道路路面のひび割れを含む画像を画像解析等の従来技術を用いて解析することで、道路路面のひび割れの特徴量として、「20 cm」と抽出する。
(送信部1424について)
送信部1424は、各種情報を送信する。具体的には、送信部1424は、特徴量を情報処理装置10Dに送信する。例えば、送信部1424は、道路路面のひび割れの特徴量として、「20 cm」を情報処理装置10Dに送信する。
〔5-4.処理手順〕
次に、図18を用いて、第5の実施形態に係る情報処理装置10Dが実行する情報処理の手順について説明する。図18は、第5の実施形態に係る情報処理装置10Dが実行する情報処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
図18に示すように、情報処理装置10Dは、所望者端末200からポリシ情報を取得し、ポリシ情報を登録する(ステップS501)。そして、情報処理装置10Dは、ポリシ情報に基づいて、各端末装置100Dに対して送信するモデルを選択する(ステップS502)。また、情報処理装置10Dは、選択されたモデルに入力される特徴量の種別を特定する(ステップS503)。また、情報処理装置10Dは、特定された特徴量の種別を端末装置100Dに送信する(ステップS504)。
そして、端末装置100Dは、認識対象の画像を撮影する(ステップS505)。また、端末装置100Dは、画像から特徴量の種別に対応する特徴量を抽出する(ステップS506)。また、端末装置100Dは、特徴量を情報処理装置10Dに送信する(ステップS507)。
そして、情報処理装置10Dは、送信された特徴量をモデルに入力することで、解析結果を取得する(ステップS508)。また、情報処理装置10Dは、解析結果を所望者端末200に送信する(ステップS509)。また、情報処理装置10Dは、解析結果を用いたモデルの更新を行う(ステップS510)。
〔6.変形例〕
上述した情報処理装置10、10A、10B,10C,10Dは、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、情報処理装置10、10A、10B,10Cの他の実施形態について説明する。なお、以下では、情報処理装置10を例に挙げて説明する。
〔6-1.センサ〕
上記実施形態では、情報処理装置10は、画像から所定の撮影対象の状態を識別する解析器であって、それぞれ異なる撮影対象若しくは撮影対象の状態を識別する複数の解析器の中から、いずれかの解析器を選択する選択処理の一例を説明したが、上記選択処理に限定されない。具体的には、情報処理装置10は、所定の事象を検知する各種センサによる検知結果を解析する複数の解析器から、いずれかの解析器を選択してもよい。
例えば、情報処理装置10は、端末装置100が加速度センサを有する場合に、加速度センサにより検知された情報から、移動体の移動状況を推定し、移動状況に応じたモデルを選択してもよい。例えば、情報処理装置10は、端末装置100がジャイロセンサを有する場合に、ジャイロセンサにより検知された情報から、移動体の運転操作を推定し、運転操作に応じたモデルを選択してもよい。例えば、情報処理装置10は、端末装置100が温度センサを有する場合に、温度センサにより検知された情報から、移動体周辺の環境状況を推定し、環境状況に応じたモデルを選択してもよい。
このように、実施形態に係る情報処理装置10は、所定の事象を検知する各種センサによる検知結果を解析する複数の解析器から、いずれかの解析器を選択するため、適切な態様でセンサ情報の解析を実現することができる。
〔7.ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態に係る情報処理装置10、10A、10B,10C,10D、端末装置100、100A、100B,100C,100D及び所望者端末200は、例えば図19に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、情報処理装置10を例に挙げて説明する。図19は、情報処理装置10の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM(Read Only Memory)1300、HDD(Hard Disk Drive)1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100がネットワークNを介して生成したデータを他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る情報処理装置10として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部40の機能を実現する。また、HDD1400には、記憶部30内のデータが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置からネットワークNを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔8.その他〕
また、上記実施形態及び変形例において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
〔9.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置10は、選択部42と、送信部43と、解析結果取得部44(取得部の一例)とを有する。選択部42は、所定の事象を検知する検知部110による検知結果を解析する複数の解析器から、いずれかの解析器を選択する。送信部43は、選択部42により選択された解析器を、検知部110を有する端末装置100に送信する。解析結果取得部44は、端末装置100が送信部43により送信した解析器を用いて検知結果を解析した解析結果を、端末装置100から取得する。
このように、実施形態に係る情報処理装置10は、所定の事象を検知する検知部110による検知結果を解析する複数の解析器から選択された解析器を、検知部110を有する端末装置100に送信し、端末装置100が送信部43により送信した解析器を用いて検知結果を解析した解析結果を、端末装置100から取得するため、適切な態様でセンサ情報の解析を実現することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置10において、所定の事象を検知する検知部110を有する端末装置100から、検知部110による検知結果の特徴を示す特徴情報を取得する特徴量取得部47(取得部の一例)を有し、選択部42は、特徴情報に基づいて、検知結果を解析する複数の解析器から、いずれかの解析器を選択する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置10は、所定の事象を検知する検知部110を有する端末装置100から、検知部110による検知結果の特徴を示す特徴情報を取得し、特徴情報に基づいて、検知結果を解析する複数の解析器から、いずれかの解析器を選択するため、適切な態様でセンサ情報の解析を実現することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置10において、選択部42は、解析結果を所望する所望者が予め設定したポリシ情報に基づいて、複数の解析器からいずれかの解析器を選択する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置10は、解析結果を所望する所望者が予め設定したポリシ情報に基づいて、複数の解析器からいずれかの解析器を選択するため、適切な態様でセンサ情報の解析を実現することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置10において、選択部42は、検知結果が得られる時間帯に応じて、複数の解析器の中からいずれかの解析器を選択する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置10は、検知結果が得られる時間帯に応じて、複数の解析器の中からいずれかの解析器を選択するため、適切な態様でセンサ情報の解析を実現することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置10において、選択部42は、検知結果が得られた際における端末装置100の位置に応じて、複数の解析器の中からいずれかの解析器を選択する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置10は、検知結果が得られた際における端末装置100の位置に応じて、複数の解析器の中からいずれかの解析器を選択するため、適切な態様でセンサ情報の解析を実現することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置10において、選択部42は、検知結果が得られた際における端末装置100の移動状況に応じて、複数の解析器の中からいずれかの解析器を選択する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置10は、検知結果が得られた際における端末装置100の移動状況に応じて、複数の解析器の中からいずれかの解析器を選択するため、適切な態様でセンサ情報の解析を実現することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置10において、選択部42は、所定の解析器を用いた解析を行わせる端末装置100の台数に応じて、複数の解析器の中から、端末装置100に対して送信させる解析器を選択する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置10は、所定の解析器を用いた解析を行わせる端末装置100の台数に応じて、複数の解析器の中から、端末装置100に対して送信させる解析器を選択するため、適切な態様でセンサ情報の解析を実現することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置10において、選択部42は、画像から所定の撮影対象の状態を識別する解析器であって、それぞれ異なる撮影対象若しくは撮影対象の状態を識別する複数の解析器の中から、いずれかの解析器を選択し、送信部43は、選択部42により選択された解析器を、検知部110として撮影装置を有する端末装置100に送信し、解析結果取得部44は、送信部43により送信された解析器が撮影装置により撮影された画像から識別した識別結果を、解析結果として端末装置100から取得する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置10は、画像から所定の撮影対象の状態を識別する解析器であって、それぞれ異なる撮影対象若しくは撮影対象の状態を識別する複数の解析器の中から選択された解析器を、検知部110として撮影装置を有する端末装置100に送信し、送信された解析器が撮影装置により撮影された画像から識別した識別結果を、解析結果として端末装置100から取得するため、適切な態様でセンサ情報の解析を実現することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置10において、選択部42は、複数の解析器として、所定の学習データが有する特徴を学習したモデルを圧縮した複数の圧縮モデルの中から、いずれかの圧縮モデルを選択する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置10は、複数の解析器として、所定の学習データが有する特徴を学習したモデルを圧縮した複数の圧縮モデルの中から、いずれかの圧縮モデルを選択するため、適切な態様でセンサ情報の解析を実現することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置10において、送信部43は、所定の移動体に設置された端末装置100に対して、選択部42により選択された解析器を送信する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置10は、所定の移動体に設置された端末装置100に対して、選択部42により選択された解析器を送信するため、適切な態様でセンサ情報の解析を実現することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置10において、解析結果取得部44が取得した解析結果を用いて、送信部43により送信された解析器を更新する更新部46を有する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置10は、取得した解析結果を用いて、送信された解析器を更新するため、適切な態様でセンサ情報の解析を実現することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置10において、選択部42は、認識対象の画像を解析する複数のモデルから、時間帯、位置情報、移動体の移動状況、台数に応じて、いずれかのモデルを選択する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置10は、認識対象の画像を解析する複数のモデルから、時間帯、位置情報、移動体の移動状況、台数に応じて、いずれかのモデルを選択するため、適切な態様でセンサ情報の解析を実現することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置10は、選択部42と、特定部48と、送信部43と、特徴量取得部47Dとを有する。選択部42は、所定の事象を検知する検知部による検知結果を解析する複数の解析器から、いずれかの解析器を選択する。特定部48は、解析器に入力される検知結果の特徴を示す特徴情報の種別を特定する。送信部43は、特定部により特定された特徴情報の種別を、検知部110を有する端末装置100Dに送信する。特徴量取得部47Dは、端末装置100Dが送信部43により送信した特徴情報の種別に対応する特徴情報を、端末装置100Dから取得する。
このように、実施形態に係る情報処理装置10は、所定の事象を検知する検知部による検知結果を解析する複数の解析器から選択されたいずれかの解析器に入力される検知結果の特徴を示す特徴情報の種別を特定し、端末装置100Dに送信した特徴情報の種別に対応する特徴情報を、端末装置100Dから取得するため、適切な態様でセンサ情報の解析を実現することができる。
また、実施形態に係る端末装置100は、検知部110と、選択部1425と、モデル取得部1422(取得部の一例)と、解析部1423と、送信部1424とを有する。検知部110は、所定の事象を検知する。選択部1425は、検知部110の検知結果に基づいて、所定の外部装置が保持する複数の解析器から、検知結果の解析に用いる解析器を選択する。モデル取得部1422は、所定の外部装置から、選択部1425が選択した解析器を取得する。解析部1423は、モデル取得部1422により取得された解析器を用いて、検知結果を解析する。送信部1424は、解析部1423による解析結果を所定の情報処理装置10に送信する。
このように、実施形態に係る端末装置100は、所定の条件に基づいて、所定の事象が検知された検知結果を解析する複数の解析器から、いずれかの解析器を選択し、選択した解析器であって、所定の外部装置から取得された解析器を用いて、検知結果を解析した解析結果を所定の情報処理装置10に送信するため、適切な態様でセンサ情報の解析を実現することができる。
また、実施形態に係る端末装置100は、検知部110と、選択部1425Cと、解析部1423と、送信部1424とを有する。検知部110は、所定の事象を検知する。選択部1425Cは、所定の条件に基づいて、検知部110の検知結果を解析する複数の解析器から、いずれかの解析器を選択する。解析部1423は、選択部1425Cにより選択された解析器を用いて、検知結果を解析する。送信部1424は、解析部1423による解析結果を所定の情報処理装置10に送信する。
このように、実施形態に係る端末装置100は、所定の条件に基づいて、所定の事象が検知された検知結果を解析する複数の解析器から、いずれかの解析器を選択し、選択された解析器を用いて、検知結果を解析した解析結果を所定の情報処理装置10に送信するため、適切な態様でセンサ情報の解析を実現することができる。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
N ネットワーク
1、1A、1B、1C、1D 情報処理システム
10、10A、10B、10C、10D 情報処理装置
20 通信部
30、30D 記憶部
31 ポリシ情報データベース
32 モデルデータベース
33 特徴量データベース
40、40A、40B、40C、40D 制御部
41 受付部
42、42A 選択部
43 送信部
44 解析結果取得部
45 解析結果提供部
46 更新部
47、47D 特徴量取得部
48 特定部
100、101、102、103、100A、100B、100C、100D 端末装置
110 検知部
111 カメラ
112 ジャイロセンサ
113 入出力部
120 通信部
130 記憶部
131 配布モデル
132 モデルインデックス
133 ポリシ情報データベース
134 モデルデータベース
135 配布特徴量
140 制御部
141 第1アプリケーション
142、142A、142B、142C、142D 第2アプリケーション
1421 センサ情報取得部
1422、1422A、1422B モデル取得部
1423、1423D 解析部
1424 送信部
1425、1425C 選択部
1426 特徴量取得部
200 所望者端末

Claims (23)

  1. 所定の事象を検知する検知部による検知結果を解析する複数のモデルから、いずれかのモデルを選択する選択部と、
    前記選択部により選択されたモデルを、前記検知部を有する端末装置に送信する送信部と、
    前記端末装置が前記送信部により送信したモデルを用いて前記検知結果を解析した解析結果を、当該端末装置から取得する取得部と
    を有し、
    前記選択部は、前記解析結果を所望する所望者が予め設定したポリシ情報に基づいて、複数の前記モデルからいずれかのモデルを選択し、
    前記選択部は、所定のモデルを用いた解析を行わせる端末装置の台数に応じて、複数の前記モデルの中から、前記端末装置に対して送信させるモデルを選択する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 道路に関する破損状況を検知する検知部による検知結果を解析する複数のモデルから、いずれかのモデルを選択する選択部と、
    前記選択部により選択されたモデルを、前記検知部を有する端末装置に送信する送信部と、
    前記端末装置が前記送信部により送信したモデルを用いて前記検知結果を解析した解析結果を、当該端末装置から取得する取得部と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  3. 所定の事象を検知する検知部による検知結果を解析する複数のモデルから、いずれかのモデルを選択する選択部と、
    前記選択部により選択されたモデルを、前記検知部を有する端末装置に送信する送信部と、
    前記端末装置が前記送信部により送信したモデルを用いて前記検知結果を解析した解析結果を、当該端末装置から取得する取得部と
    を有し、
    前記選択部は、画像から所定の撮影対象の状態を識別するモデルであって、それぞれ異なる撮影対象若しくは当該撮影対象の状態を識別する複数のモデルの中から、いずれかのモデルを選択し、
    前記送信部は、前記選択部により選択されたモデルを、前記検知部として撮影装置を有する端末装置であって、所定の移動体に設置された端末装置に送信し、
    前記取得部は、前記送信部により送信されたモデルが前記撮影装置により撮影された画像から識別した識別結果を、前記解析結果として前記端末装置から取得する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  4. 所定の事象を検知する検知部を有する端末装置から、当該検知部による検知結果の特徴を示す特徴情報を取得する取得部
    を有し、
    前記選択部は、前記特徴情報に基づいて、前記検知結果を解析する複数のモデルから、いずれかのモデルを選択する
    ことを特徴とする請求項1又は3に記載の情報処理装置。
  5. 前記選択部は、前記解析結果を所望する所望者が予め設定したポリシ情報に基づいて、複数の前記モデルからいずれかのモデルを選択する
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の情報処理装置。
  6. 前記選択部は、前記検知結果が得られる時間帯に応じて、複数の前記モデルの中からいずれかのモデルを選択する
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記選択部は、前記検知結果が得られた際における前記端末装置の位置に応じて、複数の前記モデルの中からいずれかのモデルを選択する
    ことを特徴とする請求項5または6に記載の情報処理装置。
  8. 前記選択部は、前記検知結果が得られた際における前記端末装置の移動状況に応じて、複数の前記モデルの中からいずれかのモデルを選択する
    ことを特徴とする請求項5~7のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  9. 前記選択部は、所定のモデルを用いた解析を行わせる端末装置の台数に応じて、複数の前記モデルの中から、前記端末装置に対して送信させるモデルを選択する
    ことを特徴とする請求項5~8のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  10. 前記選択部は、画像から所定の撮影対象の状態を識別するモデルであって、それぞれ異なる撮影対象若しくは当該撮影対象の状態を識別する複数のモデルの中から、いずれかのモデルを選択し、
    前記送信部は、前記選択部により選択されたモデルを、前記検知部として撮影装置を有する端末装置に送信し、
    前記取得部は、前記送信部により送信されたモデルが前記撮影装置により撮影された画像から識別した識別結果を、前記解析結果として前記端末装置から取得する
    ことを特徴とする請求項2、4~9のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  11. 前記選択部は、複数の前記モデルとして、所定の学習データが有する特徴を学習したモデルを圧縮した複数の圧縮モデルの中から、いずれかの圧縮モデルを選択する
    ことを特徴とする請求項1~10のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  12. 前記送信部は、所定の移動体に設置された端末装置に対して、前記選択部により選択されたモデルを送信する
    ことを特徴とする請求項1または2、4~11のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  13. 前記取得部が取得した解析結果を用いて、前記送信部により送信されたモデルを更新する更新部
    を有することを特徴とする請求項1~12のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  14. 前記選択部は、認識対象の画像を解析する複数のモデルから、時間帯、位置情報、移動体の移動状況、台数に応じて、いずれかのモデルを選択する、
    ことを特徴とする請求項1~13のうちいずれか1つに記載の情報処理装置。
  15. 所定の事象を検知する検知部による検知結果を解析する複数のモデルから、いずれかのモデルを選択する選択部と、
    前記モデルに入力される検知結果の特徴を示す特徴情報の種別を特定する特定部と、
    前記特定部により特定された特徴情報の種別を、前記検知部を有する端末装置に送信する送信部と、
    前記端末装置が前記送信部により送信した特徴情報の種別に対応する特徴情報を、当該端末装置から取得する取得部と
    を有し、
    前記選択部は、前記検知結果を解析した解析結果を所望する所望者が予め設定したポリシ情報に基づいて、複数の前記モデルからいずれかのモデルを選択し、
    前記選択部は、所定のモデルを用いた解析を行わせる端末装置の台数に応じて、複数の前記モデルの中から、前記端末装置に対して送信させるモデルを選択する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  16. 所定の事象を検知する検知部と、
    前記検知部の検知結果に基づいて、所定の外部装置が保持する複数のモデルから、当該検知結果の解析に用いるモデルを選択する選択部と、
    前記所定の外部装置から、前記選択部が選択したモデルを取得する取得部と、
    前記取得部により取得されたモデルを用いて、前記検知結果を解析する解析部と、
    前記解析部による解析結果を所定の情報処理装置に送信する送信部と
    を有し、
    前記選択部は、前記解析結果を所望する所望者が予め設定したポリシ情報に基づいて、複数の前記モデルからいずれかのモデルを選択し、
    前記選択部は、所定のモデルを用いた解析を行わせる端末装置の台数に応じて、複数の前記モデルの中から、前記所定の外部装置から取得するモデルを選択する
    ことを特徴とする端末装置。
  17. 所定の事象を検知する検知部と、
    所定の条件に基づいて、前記検知部の検知結果を解析する複数のモデルから、いずれかのモデルを選択する選択部と、
    前記選択部により選択されたモデルを用いて、前記検知結果を解析する解析部と、
    前記解析部による解析結果を所定の情報処理装置に送信する送信部と
    を有し、
    前記選択部は、前記解析結果を所望する所望者が予め設定したポリシ情報に基づいて、複数の前記モデルからいずれかのモデルを選択し、
    前記選択部は、所定のモデルを用いて解析を行う端末装置の台数に応じて、複数の前記モデルの中から、一のモデルを選択する
    ことを特徴とする端末装置。
  18. 道路に関する破損状況を検知する検知部による検知結果を解析する複数のモデルから、いずれかのモデルを選択する選択部と、
    前記モデルに入力される検知結果の特徴を示す特徴情報の種別を特定する特定部と、
    前記特定部により特定された特徴情報の種別を、前記検知部を有する端末装置に送信する送信部と、
    前記端末装置が前記送信部により送信した特徴情報の種別に対応する特徴情報を、当該端末装置から取得する取得部と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  19. 道路に関する破損状況を検知する検知部と、
    前記検知部の検知結果に基づいて、所定の外部装置が保持する複数のモデルから、当該検知結果の解析に用いるモデルを選択する選択部と、
    前記所定の外部装置から、前記選択部が選択したモデルを取得する取得部と、
    前記取得部により取得されたモデルを用いて、前記検知結果を解析する解析部と、
    前記解析部による解析結果を所定の情報処理装置に送信する送信部と
    を有することを特徴とする端末装置。
  20. 道路に関する破損状況を検知する検知部と、
    所定の条件に基づいて、前記検知部の検知結果を解析する複数のモデルから、いずれかのモデルを選択する選択部と、
    前記選択部により選択されたモデルを用いて、前記検知結果を解析する解析部と、
    前記解析部による解析結果を所定の情報処理装置に送信する送信部と
    を有することを特徴とする端末装置。
  21. 所定の事象を検知する検知部による検知結果を解析する複数のモデルから、いずれかのモデルを選択する選択部と、
    前記モデルに入力される検知結果の特徴を示す特徴情報の種別を特定する特定部と、
    前記特定部により特定された特徴情報の種別を、前記検知部を有する端末装置に送信する送信部と、
    前記端末装置が前記送信部により送信した特徴情報の種別に対応する特徴情報を、当該端末装置から取得する取得部と
    を有し、
    前記選択部は、画像から所定の撮影対象の状態を識別するモデルであって、それぞれ異なる撮影対象若しくは当該撮影対象の状態を識別する複数のモデルの中から、いずれかのモデルを選択し、
    前記送信部は、前記選択部により選択されたモデルを、前記検知部として撮影装置を有する端末装置であって、所定の移動体に設置された端末装置に送信し、
    前記取得部は、前記送信部により送信されたモデルが前記撮影装置により撮影された画像から識別した識別結果を前記端末装置から取得する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  22. 所定の移動体に設置された端末装置であって、
    所定の事象を検知する検知部と、
    前記検知部の検知結果に基づいて、所定の外部装置が保持する複数のモデルから、当該検知結果の解析に用いるモデルを選択する選択部と、
    前記所定の外部装置から、前記選択部が選択したモデルを取得する取得部と、
    前記取得部により取得されたモデルを用いて、前記検知結果を解析する解析部と、
    前記解析部による解析結果を所定の情報処理装置に送信する送信部と
    を有し、
    前記端末装置は、前記検知部として撮影装置を有し、
    前記選択部は、画像から所定の撮影対象の状態を識別するモデルであって、それぞれ異なる撮影対象若しくは当該撮影対象の状態を識別する複数のモデルの中から、いずれかのモデルを選択し、
    前記送信部は、前記モデルが前記撮影装置により撮影された画像から識別した識別結果を、前記解析結果として前記所定の情報処理装置に送信する
    ことを特徴とする端末装置。
  23. 所定の移動体に設置された端末装置であって、
    所定の事象を検知する検知部と、
    所定の条件に基づいて、前記検知部の検知結果を解析する複数のモデルから、いずれかのモデルを選択する選択部と、
    前記選択部により選択されたモデルを用いて、前記検知結果を解析する解析部と、
    前記解析部による解析結果を所定の情報処理装置に送信する送信部と
    を有し、
    前記端末装置は、前記検知部として撮影装置を有し、
    前記選択部は、画像から所定の撮影対象の状態を識別するモデルであって、それぞれ異なる撮影対象若しくは当該撮影対象の状態を識別する複数のモデルの中から、いずれかのモデルを選択し、
    前記送信部は、前記モデルが前記撮影装置により撮影された画像から識別した識別結果を、前記解析結果として前記所定の情報処理装置に送信する
    ことを特徴とする端末装置。
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