JP7009257B2 - エレベーターの位置関係通知システム - Google Patents

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Description

本発明は、エレベーターの乗りかごの位置についての通知を行うエレベーターの位置関係通知システムに関する。
エレベーターが設置される建物では、作業員が定期的にまたは要求があったときにエレベーターの保守・点検を行う。例えば、乗りかごの天井の上に作業員が乗って、乗りかご及び、昇降路内の機器の保守・点検を行う場合がある。作業員が乗りかごの天井の上に乗る際には、乗りかご内の操作部を操作して点検モードとした後、機械室の制御盤の操作部を操作して乗りかごを適当な位置に移動させる。その後、作業員は、乗りかごの停止階に移動して、その停止階の乗場ドアの施錠装置を、鍵外し具を用いて解錠してから、乗場ドアを手動で開ける。
特許文献1には、乗りかごが同一階にない乗場の乗場ドアが解錠され開扉される場合に警報を発生させる構成が記載されている。
特許文献2には、乗場ドアが施錠装置により施錠され、乗場の鍵外し孔に近接して、施錠装置の解錠用の解錠装置が配置され、鍵外し孔が開閉装置により開閉され、開閉装置が制御装置によって制御される構成が記載されている。この構成では、乗場ドアが乗りかごの、かごドアに連動して開放可能なときにだけ、鍵外し孔が開閉装置により開放される。それ以外では、鍵外し孔が開閉装置で塞がれるので、鍵外し用の工具を鍵外し孔に挿入することができず、乗場ドアを開放できないようになっている。
特許文献3には、かご上搭乗位置に乗りかごが到達するときに、乗りかごの外壁に取り付けられた電極が接触し、電圧が印加されるように、昇降路の壁に給電レールが配置された構成が記載されている。給電レールからの信号は制御盤に送信され、制御盤により、乗りかごが停止した階の電磁アクチュエータを駆動させ、電磁アクチュエータは、乗場扉の解錠孔とロック装置(施錠装置)との間を遮蔽する遮蔽板をその間から退避させる。ロック装置は、解錠孔に差し込まれる鍵によって操作され、ロック装置の解錠により乗場扉の手動による開放が可能となる。これにより、乗りかごの到達している階のロック装置のみを解錠できるとされている。
実開昭63-24176号公報 特開2010-215381号公報 特開平9-52685号公報
保守・点検のために乗りかごを移動させた後、作業員が乗りかごの上部近傍位置が停止した階を忘れて、または勘違いして、その階とは違う階の乗場に移動してしまう場合がある。また、エレベーターが複数台並んでいる場合に、乗りかごが停止したエレベーターを忘れて、または勘違いする場合がある。これらの場合に、万が一、乗りかごの上部近傍位置がない乗場の乗場ドアを間違えて開けてしまうと、昇降路において乗場ドアの開口部の下に長い空洞部が続く可能性があり、転落等のおそれがある。このため、保守・点検の作業における安全性をより高くすることが望まれる。
また、上記の特許文献1-3に記載された構成では、作業員が、乗場ドアの施錠装置の解錠動作を行う前に、乗場ドアを開放してよいか否かを判断することができない。
本発明に係るエレベーターの位置関係通知システムは、作業員が、乗場ドアの施錠装置の解錠動作を行うことなく、乗場ドアを開放してよいか否かを判断できるようにし、かつ、保守・点検の作業における安全性を高くすることを目的とする。
本発明に係るエレベーターの位置関係通知システムは、エレベーターの乗りかごの位置についての通知を行うエレベーターの位置関係通知システムであって、無線信号を受信可能なユーザ受信機と、エレベーターの乗場口の近傍または前記乗りかごに設けられ、前記乗場口の近傍に前記乗りかごの上部が位置するか否かを表す位置関係情報を無線信号で発信する位置関係発信部とを備え、前記ユーザ受信機は、前記位置関係情報を受信したときに、前記ユーザ受信機のユーザに対して前記乗りかごの位置についての通知を行う通知部を含む、エレベーターの位置関係通知システムである。
本発明に係るエレベーターの位置関係通知システムによれば、作業員が乗場の乗場口に近づくと、ユーザ受信機の通知部が、位置関係発信部から受信した位置関係情報に基づいて、乗りかごの位置についての通知を行う。これにより、作業員は、乗場ドアの施錠装置の解錠動作を行う前に、乗場付近に乗りかごの上部が位置するか否かを確認できる。このため、作業員は、乗場付近に乗りかごの上部が位置する場合にのみ、その乗場の乗場ドアを開放することができる。したがって、作業員は、乗場ドアの施錠装置の解錠動作を行うことなく、乗場ドアを開放してよいか否かを判断でき、乗りかごの天井部の上に乗るまでの移動をスムーズに行える。また、乗場の付近に乗りかごの上部が位置しない場合に乗場ドアが間違えて開放されることを防止できる。これにより、保守・点検の作業における安全性をより高くできる。
本発明に係る実施形態の位置関係通知システムを適用するエレベーターの乗場において、作業員が乗場口に近づくときの状態を示す図である。 図1に示す乗場口を図1の右側から見た図である。 本発明に係る実施形態の位置関係通知システムの構成図である。 本発明に係る実施形態において、ユーザ送受信機を含む鍵外しユニットの軸方向一方側端面図(a)と、軸方向に対し直交する方向から見た図(b)である。 本発明に係る実施形態の位置関係通知システムを用いてユーザ送受信機により乗りかご位置について通知させる方法を示すフローチャートの第1部分を示す図である。 図5に示すフローチャートの第2部分を示す図である。 本発明に係る実施形態の別例の位置関係通知システムを用いてユーザ送受信機により乗りかご位置について通知させる方法を示すフローチャートの第2部分を示す図である。 本発明に係る実施形態の別例の位置関係通知システムの構成図である。 本発明に係る実施形態の別例の位置関係通知システムを適用するエレベーターの乗場において、図1のA部拡大対応図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。以下で説明する形状、数などは、説明のための例示であって、エレベーターの位置関係通知システムの仕様により適宜変更が可能である。以下ではすべての図面において同等の要素には同一の符号を付して説明する。また、本文中の説明においては、必要に応じてそれ以前に述べた符号を用いるものとする。
図1は、実施形態の位置関係通知システムを適用するエレベーターの乗場において、作業員10が乗場口12に近づくときの状態を示す図である。図2は、図1に示す乗場口12を図1の右側から見た図である。
エレベーターが設置される建物の各階には、利用者が乗りかご20に乗降するための乗場13が設けられる。図1では、最下階及び最上階を除く中層階での乗場13を示している。乗場13には、エレベーターの乗場口12に配置された乗場ドア15が設けられ、乗場ドア15の近傍の壁部16には乗場操作盤17(図2)が設けられる。乗場操作盤17は、上ボタン及び下ボタンを含む。上ボタンは、上昇する乗りかご20(図1)の呼び登録を指示する部材であり、下ボタンは、下降する乗りかご20の呼び登録を指示する部材である。
図3は、実施形態の位置関係通知システムの構成図である。位置関係通知システムは、乗りかご20と、乗場送受信機30と、ユーザ送受信機42とを備える。ユーザ送受信機42は、ユーザ受信機が無線信号の送信機能を持つものであり、鍵外しユニット40(図1、図4)において、鍵外し棒52と一体に設けられる。鍵外し棒52は、鍵外し具に相当する。
乗りかご20は、図示しないロープを介してつり合い重り(図示せず)に連結される。ロープは、屋上または最上階に配置される機械室(図示せず)内の図示しない巻き上げ機に巻きかけられる。乗りかご20は、巻き上げ機の駆動によって上下方向に移動する。巻き上げ機の駆動は、機械室内に配置された制御盤(図示せず)によって制御される。これにより、機械室内の制御盤は、エレベーターの運転を制御する。
乗りかご20は、アンテナ21と、電波発信部22と、操作部23と、制御部26とを含む。電波発信部22は、乗りかご20の上部である天井部の上側に配置され、アンテナ21を介して微弱電波を用いて、かご接近情報としての無線信号を発信する。この無線信号は、後述の乗場送受信機30の乗りかご検出部35で乗りかご位置を検出するために用いられる。図1では、この無線信号の発信範囲を、半径R2(図1)の球の一部として模式的に示している。
操作部23は、かご内操作部24(図1)と、かご上操作部(図示せず)とを有する。かご内操作部24は、乗りかご20の内部の壁部に配置され、乗りかご20の利用者が行き先階を指示する行き先ボタン(図示せず)と、発信部操作スイッチ25と、点検モードスイッチ(図示せず)とを有する。発信部操作スイッチ25は、オンとオフとの間で切換可能であり、オンされることで、電波発信部22からの無線信号の発信を指示し、オフされることで、電波発信部22からの無線信号の発信停止を指示する。点検モードスイッチは、自動運転モードと点検モードとの切換を可能に構成され、点検モードに切り換えられたときに、機械室内の制御盤での手動操作により乗りかご20を移動させることが可能に構成される。かご上操作部は、乗りかご20の天井部の上側に取り付けられ、天井部の上側に乗った作業員によって操作される。
乗りかご20の制御部26(図3)は、CPUなどの演算制御部と、メモリなどの記憶部とを有する。制御部26は、操作部23の操作に応じて機械室の制御盤に運転信号を送信する。また、制御部26は、発信部操作スイッチ25の操作に応じて、電波発信部22による無線信号の発信動作を制御する。
乗場送受信機30は、例えば乗場ドア15等の乗場口12の近傍に設けられる。図3に示すように、乗場送受信機30は、第1アンテナ31、位置関係発信部32、受信部34、乗りかご検出部35、及び制御部36を含む。位置関係発信部32は、例えば乗場ドア15(図1)の上下方向中間部に配置される。位置関係発信部32は、後述の受信部34がユーザ送受信機42についての所定範囲内に位置することで、ユーザ送受信機42からの無線信号を受信したときに、位置関係情報を、第1アンテナ31を介して電波を用いて無線信号で発信する。「位置関係情報」は、乗場口12の近傍に乗りかご20の上部が位置するか否かを表す情報である。以下では、「位置関係情報」は、乗場口12の近傍に乗りかご20の上部が位置することを表す情報を「かごあり出力P1」と表し、乗場口12の近傍に乗りかご20の上部が位置しないことを表す情報を「かごなし出力P2」と表す。位置関係発信部32は、制御部36を介して、後述の受信部34及び乗りかご検出部35のそれぞれに接続される。
図1では、位置関係発信部32による無線信号が届く所定範囲である発信範囲を、半径R1の球の一部である二点鎖線αで模式的に示している。この発信範囲内に後述のユーザ送受信機42の受信部44(図3)が位置する場合にその受信部44は、位置関係発信部32からの無線信号の受信が可能となる。位置関係発信部32の発信範囲は、上記の形状に限定するものではなく、種々の形状とすることができる。例えば、上記の発信範囲は、乗場ドア15の室内側の面における位置関係発信部32の配置位置から50cm等とする。
乗場送受信機30の受信部34は、位置関係発信部32と一体に設けられ、例えば乗場ドア15の上下方向中間部に配置される。受信部34は、位置関係発信部32に対し分離して設けられてもよい。受信部34は、後述のユーザ送受信機42から発信される無線信号を、第1アンテナ31(図3)を介して受信するように構成される。受信部34は、制御部36(図3)に接続され、ユーザ送受信機42から無線信号を受信したことを表す信号を制御部36に送信する。
乗りかご検出部35は、第2アンテナ(図示せず)を有し、例えば乗場ドア15の下端部に配置され無線信号を受信可能である。乗りかご検出部35は、乗りかご20の電波発信部22から発信された無線信号を、第2アンテナを介して受信することで、乗りかご20の上部が、乗場送受信機30が配置された乗場13の近傍に位置することを検出する。乗りかご検出部35は、乗りかご20の上部が乗場13の近傍に位置することを表す信号を制御部36に送信する。これにより、制御部36は、乗りかご20の位置が乗りかご検出部35の検出範囲内であると判断する。
乗場送受信機30の制御部36は、CPUなどの演算制御部と、メモリなどの記憶部とを有する。制御部36は、乗りかご検出部35から送信される信号に基づいて、位置関係発信部32により位置関係情報を発信させるように、位置関係発信部32を制御する。具体的には、乗りかご検出部35が乗りかご20のアンテナ21からの無線信号を受信したときに、位置関係発信部32は、位置関係情報として、かごあり出力P1を無線信号で発信するように、制御部36により制御される。また、乗りかご検出部35が乗りかご20のアンテナ21からの無線信号を受信していないときに、位置関係発信部32は、位置関係情報として、かごなし出力P2を無線信号で発信するように制御される。
図4は、ユーザ送受信機42を含む鍵外しユニット40の軸方向一方側端面図(a)と、軸方向に対し直交する方向から見た図(b)である。鍵外しユニット40は、鍵外し棒52と、鍵外し棒52の一端部(図4(b)の左端部)に、鍵外し棒52に一体に取り付けられたユーザ送受信機42とを含んで構成される。
鍵外し棒52は、乗場ドア15に形成された鍵外し孔15a(図1)に乗場13側から差し込んで、乗場ドア15の裏面側(図1の左側)に突出させた鍵外し棒52の先端部によって、施錠装置60(図1)を操作することにより、施錠装置60を解錠可能に構成される。これにより、鍵外し棒52は、乗場ドア15の施錠装置60の解錠に用いられる。施錠装置60が解錠されることで、作業員が手動により乗場ドア15を開くことが可能となる。
ユーザ送受信機42は、ケース42aと、アンテナ42b(図3)と、電波発信部43(図3)と、受信部44と、通知部45と、制御部50(図3)とを含んで構成される。ケース42aは、円形の断面形状を有する筒状で軸方向両端が塞がれた容器状であり、軸方向他端(図4(b)の右端)が鍵外し棒52の一端部に固定される。鍵外しユニット40の形状は、図4に示す形状に限定せず、例えば鍵外し棒52の軸方向一端側部分の径方向外側にケースが固定された構成としてもよい。ケースは、矩形等の非円形の断面形状を有する筒状で両端が塞がれた形状としてもよい。
ユーザ送受信機42の電波発信部43は、アンテナ42bを介して、電波でユーザ接近情報としての無線信号を発信可能に構成される。この無線信号は、乗場送受信機30の制御部36(図3)が、乗場送受信機30の受信部34から所定範囲にユーザ送受信機42が位置するか否かを判断するために用いられる。図1では、ユーザ送受信機42の電波発信部43による無線信号が届く範囲である発信範囲を、半径R3の球の一部である二点鎖線βで模式的に示している。この発信範囲内に乗場送受信機30の受信部34が位置する場合にその受信部34は、ユーザ送受信機42からの無線信号の受信が可能となる。ユーザ送受信機42の電波発信部43の発信範囲は、上記の形状に限定するものではなく、種々の形状とすることができる。
ユーザ送受信機42の受信部44は、乗場送受信機30から発信される無線信号を、アンテナ42bを介して受信するように構成される。受信部44は、乗場送受信機30から受信した無線信号をユーザ送受信機42の制御部50に送信する。
通知部45は、表示部46と、音声出力部49とを含む。表示部46は、正常表示部47と、異常表示部48とを有する。正常表示部47は、ケース42aの先端面(図4(b)の左端面)から突出する透明、または半透明の押し下げ可能な第1ボタン47aと、第1光源(図示せず)とを有する。第1ボタン47aは、正常確認ボタンに相当し、例えば、透明または半透明の樹脂により有底筒状に形成される。第1ボタン47aの先端部には「OK」の文字が表示されている。第1光源は、ケース42aの内部で第1ボタン47aに対向する部分に配置されたLEDランプ等である。後述のように乗場送受信機30から「かごあり出力P1」をユーザ送受信機42の受信部44で受信した場合には、通知Q1の出力として、正常表示部47が例えば緑色に点灯する。第1ボタン47aが押し下げられることで、通知Q1の停止として、第1光源が消灯し、かつ、後述の音声出力部49の音声出力が停止される。
異常表示部48は、ケース42aの外周面において軸方向中間部の周方向一部から突出する透明、または半透明の押し下げ可能な第2ボタン48aと、第2光源(図示せず)とを有する。第2ボタン48aは、異常確認ボタンに相当し、例えば、透明または半透明の樹脂により有底筒状に形成される。第2ボタン48aの先端部には「NG」の文字が表示されている。第2光源は、ケース42aの内部で第2ボタン48aに対向する部分に配置されたLEDランプ等である。後述のように乗場送受信機30から「かごなし出力P2」をユーザ送受信機42の受信部44で受信した場合には、通知Q2の出力として、異常表示部48が例えば赤色等の正常表示部47とは異なる発光色に点灯する。第2ボタン48aが押し下げられることで、通知Q2の停止として、第2光源が消灯し、かつ、後述の音声出力部49の音声出力が停止される。
音声出力部49は、ケース42aの外周面において先端部の周方向一部に配置されたスピーカを含み、乗場送受信機30から受信した位置関係情報に応じて、このスピーカから音声を出力する。例えば、乗場送受信機30から「かごあり出力P1」を、ユーザ送受信機42の受信部44で受信した場合には、通知Q1の出力として、「ピーン・ポーン」等の鳴動音がスピーカから出力される。このとき、鳴動音の代わりに、「かごがあります」等のアナウンス音が出力されてもよい。一方、乗場送受信機30から「かごなし出力P2」を、ユーザ送受信機42の受信部44で受信した場合には、通知Q2の出力として、「かごがありません」等のアナウンス音、またはブザー音等の警告音がスピーカから出力される。これにより、通知部45は、音声及び表示の両方により、ユーザ送受信機42のユーザである作業員10(図1)に対して乗りかご20の位置についての通知を行う。
ユーザ送受信機42の制御部50は、CPUなどの演算制御部と、メモリなどの記憶部とを有する。制御部50は、受信部44から送信される位置関係情報に基づいて、表示部46及び音声出力部49の動作を制御する。
図5は、位置関係通知システムを用いてユーザ送受信機42により乗りかご位置について通知させる方法を示すフローチャートの第1部分を示す図である。図6は、図5に示すフローチャートの第2部分を示す図である。
機械室の制御盤がエレベーターの運転制御の実行を開始すると、ステップS1において、乗りかご20の制御部26によって、運転モードが、点検モードか否かが判定される。点検モードは、かご内操作部24の点検モードスイッチにより点検モードに切り換えられることにより実行される。点検モードでは、機械室の制御盤の操作部が作業員に手動で操作されることにより、乗りかご20が適当な階に移動して停止するように制御される。以下、ステップSは単にSと記載する。
そして、S1の判定が肯定判定(YES)である場合には、S3において、乗りかご20の制御部26によって、かご内操作部24の発信部操作スイッチ25がオンされたか否かが判定される。
S2の判定が肯定判定(YES)である場合には、S4に移行する。S3の判定が否定判定(NO)の場合には、S3の処理が繰り返される。
一方、S1の判定が否定判定(NO)である場合には、運転モードが点検モードではなく通常運転モードであり、S2で機械室の制御盤が通常運転モードにしたがって、乗りかご20の移動を制御する。
S4では、乗りかご20の制御部26によって電波発信部22がオンされて、電波発信部22から無線信号が発信される。
次に、S5において、乗場送受信機30の制御部36が、ユーザ送受信機42からの無線信号を乗場送受信機30の受信部34で受信したか否かを判断する。S5の判定が肯定判定(YES)の場合には、S6に移行する。S5の判定が否定判定(NO)の場合には、S5の処理が繰り返される。
S6では、乗場送受信機30の制御部36が、乗りかご20の位置が乗りかご検出部35の検出範囲内であるか否かを判断する。S6の判定が肯定判定(YES)の場合には、S7で、位置関係発信部32が、かごあり出力P1を発信する。
そして、S8において、ユーザ送受信機42が位置関係発信部32の無線信号の発信範囲に位置するように、ユーザ送受信機42が乗場送受信機30に近づいた場合には、ユーザ送受信機42の受信部44が、かごあり出力P1を受信して、通知Q1を出力する。具体的には、正常表示部47が点灯し、音声出力部49から通知Q1の音声出力がされる。このとき、音声出力は、第1ボタン47aが押されるまで繰り返されてもよい。
次いで、S9において、ユーザ送受信機42の第1ボタン47aが押されたか否かが判定される。S9の判定が肯定判定(YES)である場合には、S10に移行する。S9の判定が否定判定(NO)の場合には、S9の処理が繰り返される。
S10では、第1ボタン47aが押されたので、ユーザ送受信機42の通知Q1が停止される。具体的には、正常表示部47が消灯し、音声出力部49からの通知Q1の音声出力が停止される。そして、S9の処理終了によって、乗りかご位置についての通知処理が終了し、S1に戻る。
一方、S6の判定が否定判定(NO)である、すなわち、乗場送受信機30の制御部36が、乗りかご20の位置が検出範囲内でないと判定した場合には、図6のS11に移行する。S11では、位置関係発信部32が、かごなし出力P2を発信する。
そして、S12において、ユーザ送受信機42が位置関係発信部32の無線信号の発信範囲に位置するように、ユーザ送受信機42が乗場送受信機30に近づいた場合には、ユーザ送受信機42の受信部44が、かごなし出力P2を受信して、通知Q2を出力する。具体的には、異常表示部48が点灯し、音声出力部49から通知Q2の音声出力がされる。このとき、音声出力は、第2ボタン48aが押されるまで繰り返されてもよい。
次いで、S13において、ユーザ送受信機42の第2ボタン48aが押されたか否かが判定される。S13の判定が肯定判定(YES)である場合には、S14に移行する。S13の判定が否定判定(NO)の場合には、S13の処理が繰り返される。
S14では、第2ボタン48aが押されたので、ユーザ送受信機42の通知Q2が停止される。具体的には、異常表示部48が消灯し、音声出力部49からの通知Q2の音声出力が停止される。そして、S14の処理終了によって、乗りかご位置についての通知処理が終了し、S1に戻る。
上記の位置関係通知システムによれば、作業員10が乗場13の乗場口12に近づくと、ユーザ送受信機42の通知部45が、位置関係発信部32から受信した位置関係情報に基づいて、乗りかごの位置についての点灯表示及び音声出力による通知を行う。これにより、作業員10は、乗場ドア15の施錠装置60の解錠動作を行う前に、乗場13付近に乗りかご20の上部が位置するか否かを確認できる。このため、作業員10は、乗場13付近に乗りかご20の上部が位置する場合にのみ、その乗場13の乗場ドア15を開放することができる。したがって、乗場ドア15の施錠装置60の解錠動作を行うことなく、乗場ドア15を開放してよいか否かを判断でき、乗りかご20の天井部の上に乗るまでの移動をスムーズに行える。また、乗場13の付近に乗りかご20の上部が位置しない場合に乗場ドア15が間違えて開放されることを防止できる。これにより、保守・点検の作業における安全性をより高くできる。
また、通知部45は、音声及び表示の両方により、ユーザ送受信機42のユーザである作業員10に対して乗りかごの位置についての通知を行う。これにより、作業員10は、乗場口12に近づいたときに、乗場13付近に乗りかご20の上部が位置するか否かについて、容易に確認できる。なお、ユーザ送受信機42において、通知部は、表示部と音声出力部とのうち、一方のみを備える構成としてもよい。このとき、通知部は、音声及び表示の一方により、作業員10に対して乗りかごの位置についての通知を行う。
また、ユーザ送受信機42は、乗場ドア15の施錠装置60の解錠に用いる鍵外し棒52と一体に設けられる。保守・点検の作業の際に、作業員は、乗場ドアの施錠装置を鍵外し棒52により解錠しようとする。これにより、ユーザ送受信機42と鍵外し棒52とが分離して設けられる場合と異なり、作業員が乗場13に移動する際に、ユーザ送受信機42を忘れることが生じにくい。
さらに、ユーザ送受信機42は、無線信号を発信可能に構成される。また、乗場送受信機30の位置関係発信部32は、受信部34に接続され、受信部34がユーザ送受信機42についての所定範囲内に位置することでユーザ送受信機42からの無線信号を受信したときに、位置関係情報を無線信号で発信する。これにより、位置関係発信部32から位置関係情報が発信されることを、受信部34がユーザ送受信機42についての所定範囲内に位置する場合だけに限定することができる。
さらに、乗りかご検出部35が乗りかご20のアンテナ21からの無線信号を受信したときに、位置関係発信部32は、位置関係情報として、かごあり出力P1を無線信号で発信する。これにより、乗りかご20では、乗場送受信機30による位置関係情報の発信のために、無線信号を発信できる機能のみを有すればよく、構造を大幅に変更する必要がない。
図7は、実施形態の別例の位置関係通知システムを用いてユーザ送受信機42により乗りかご位置について通知させる方法を示すフローチャートの第2部分を示す図である。本例において、フローチャートの第1部分は、図5に示した構成と同様である。
本例の場合には、図1~図4を参照して、ユーザ送受信機42が通知Q2を出力し、作業員10によって第2ボタン48aが押された場合に、機械室側の制御盤が関係部分をチェックする。その後、機械室側の制御盤が、作業員位置の乗場の階に乗りかご20を自動で移動させるように構成される。具体的には、第2ボタン48aが作業員により押された場合には、ユーザ送受信機42の電波発信部43から、作業員位置の乗場の階に乗りかご20を移動させる指示を表す無線信号が、無線で発信される。乗場送受信機30の受信部34が、ユーザ送受信機42についての所定範囲内に位置することでこの無線信号を受信した場合に、乗場送受信機の制御部36は、かご移動指示信号を機械室側の制御盤にケーブル(図示せず)を介して送信する。機械室側の制御盤は、かご移動指示信号を受信したときに、かご移動指示信号を発した乗場送受信機30の乗場を特定し、その乗場の階に乗りかご20の上部が位置するように乗りかご20を移動させる。
図7において、S20からS23の処理は、図6のS11からS14の処理と同様である。S22において、ユーザ送受信機42の第2ボタン48aが押され、S23において、ユーザ送受信機42の通知Q2が停止した後には、S24に移行する。
S24では、機械室側の制御盤が、乗場送受信機30から上記のかご移動指示信号を受信して、その受信に応じて、乗りかご20の移動に関係する巻き上げ機等の1つまたは複数の関係部分に異常がないか否かをチェックする。例えば、巻き上げ機に電力を供給して正常に駆動するか、関係部分から異常発生信号がないか等をチェックする。
次いで、S25において、関係部分が正常か否かを判定し、S25の判定が肯定判定(YES)の場合には、S26に移行する。S25の判定が否定判定(NO)の場合には、S25の処理が繰り返される。S25の判定が否定判定のときに、機械室側の制御盤が警告発生信号を、乗場送受信機を介してユーザ送受信機に送信し、ユーザ送受信機が警告音を発生するようにしてもよい。
S26では、機械室側の制御盤が、作業員位置の乗場の階に乗りかご20の上部が位置するように、乗りかご20を移動させる。
次に、S27では、乗場送受信機30の制御部36が、乗りかご20の位置が乗りかご検出部35の検出範囲内であるか否かを判断する。S27の判定が肯定判定(YES)の場合には、S28で、位置関係発信部32が、かごあり出力P1を発信する。
そして、S29において、ユーザ送受信機42が位置関係発信部32の無線信号の発信範囲に位置するように、ユーザ送受信機42が乗場送受信機30に近づいた場合には、ユーザ送受信機42の受信部がかごあり出力P1を受信して、通知Q1を出力する。S29の終了によって、乗りかご位置についての通知処理が終了する。
一方、S27の判定が否定判定(NO)の場合には、S20に戻って処理を繰り返す。S29の処理の後、図5に示した処理と同様に、ユーザ送受信機42の第1ボタン47aが押されたか否かの判定を行い、その判定が肯定判定の場合に、ユーザ送受信機42の通知Q1を停止させてもよい。
上記の構成によれば、通知Q1の出力後、作業員が第2ボタン48aを押すことによって、作業員位置の乗場の階に乗りかご20を自動で移動させることができる。これにより、作業員が誤って、乗りかご20の上部が位置しない乗場の階に移動してしまった場合でも、その階に乗りかご20を移動させることができ、作業員が別の階に移動する必要がない。このため、保守・点検のための作業の容易化を図れる。本例において、その他の構成及び作用は、図1~図6の構成と同様である。
なお、図7の構成において、ユーザ送受信機42に、かご戻しスイッチ等の操作部(図示せず)を設けてもよい。そして、その操作部が操作された場合に、ユーザ送受信機42の電波発信部43から、作業員位置の乗場の階に乗りかごを移動させる指示を表す無線信号が無線で発信される構成としてもよい。このときには、ユーザ送受信機42の第2ボタン48aが押されることによっては、ユーザ送受信機42の電波発信部43から、乗りかごを移動させる指示を表す無線信号は発信されない。
図8は、実施形態の別例の位置関係通知システムの構成図である。図9は、実施形態の別例の位置関係通知システムを適用するエレベーターの乗場において、図1のA部拡大対応図である。
図8に示すように、本例の構成では、図1~図6に示した構成の場合と異なり、乗場送受信機30の制御部36に、遮蔽板アクチュエータ62が接続される。図9に示すように、遮蔽板アクチュエータ62は、遮蔽板63に接続された鉄心64と、鉄心64を上下方向に移動させるコイル(図示せず)とを含んで構成される。遮蔽板63は、遮蔽部に相当する。遮蔽板63は、鉄心64が下側に移動した場合に、鍵外し孔15aと施錠装置60との間を遮蔽する。これにより、鍵外し孔15aに鍵外し棒52(図4)の先端部が挿入された場合に、施錠装置60が鍵外し棒52によって操作されることが阻止される。遮蔽板アクチュエータ62は、コイルへの通電とその通電停止とを切り換えることにより、遮蔽板63を移動する。
遮蔽板アクチュエータ62は、乗場送受信機30の制御部36により制御される。具体的には、図8に示す乗場送受信機30の受信部34は、ユーザ受信機についての所定範囲内に位置することでユーザ送受信機42からの無線信号を受信する。受信部34がこのようにユーザ送受信機42からの無線信号を受信したときにおいて、制御部36が、乗場口12の近傍に乗りかご20の上部が位置しないと判断した場合には、制御部36は、遮蔽板63が下側に移動するように遮蔽板アクチュエータを制御する。これにより、鍵外し孔15aと施錠装置60との間に遮蔽板63が進入し、この間を遮蔽して、鍵外し棒52による乗場ドア15の施錠装置60の解錠が禁止される。
一方、乗場送受信機30の受信部34が上記のようにユーザ送受信機42からの無線信号を受信したときにおいて、制御部36が、乗場口の近傍に乗りかご20の上部が位置すると判断した場合には、制御部36は、遮蔽板63が上側に移動するように遮蔽板アクチュエータを制御する。これにより、鍵外し孔15aと施錠装置60との間から遮蔽板63が退避するので、鍵外し棒52による施錠装置60の解錠が許可される。
上記の構成によれば、ユーザ送受信機42の通知に気づかずに、作業員が鍵外し棒を鍵外し孔15aに挿入して施錠装置60を操作しようとしても、乗りかごの上部が乗場の階に位置しない場合には、施錠装置60を操作することができない。これにより、保守・点検のための作業の安全性をより高めることができる。本例において、その他の構成及び作用は、図1~図6の構成と同様である。
なお、上記の各例の構成において、ユーザ送受信機42は、電波発信部を有しないユーザ受信機とすることもできる。この場合には、乗場送受信機30は、起動スイッチ(図示せず)のオン操作等により起動が開始された場合に、位置関係発信部32から位置関係情報を常に発信させる。そして、ユーザ受信機が、位置関係発信部32から発信された位置関係情報を受信できる位置となるように乗場口に近づいた場合に、ユーザ受信機が位置関係情報を受信する。そして、その位置関係情報に応じて、ユーザ受信機が通知Q1または通知Q2を出力する。このような構成によっても、作業員が、乗場ドア15の施錠装置60の解錠動作を行うことなく、乗場ドア15を開放してよいか否かを判断でき、かつ、保守・点検の作業における安全性を高くできる。
また、上記の各例の構成では、乗場送受信機30が位置関係情報を発信する位置関係発信部32を備えるようにしているが、乗りかご20の電波発信部22を位置関係発信部とすることもできる。この場合には、乗りかご検出部35で検出された信号が乗場送受信機30の電波発信部から乗りかご20の位置関係発信部に発信され、その位置関係発信部がユーザ送受信機42またはユーザ受信機に位置関係情報を発信する。
また、ユーザ送受信機42に設ける表示部は、ボタンを有する構成に限定せず、乗りかご20の位置についての通知を行う液晶表示部等としてもよい。
また、上記の各例において、エレベーターは、建物に1台がある場合に限定せず、複数台がある構成としてもよい。このとき、同じ階にエレベーターの乗場口が複数設けられるが、この場合でも、上記の各例の構成を適用することで、乗りかごの上部が乗場口の付近に位置しない場合に、その乗場口の乗場ドアが作業員によって開放されることを防止できる。
10 作業員、12 乗場口、13 乗場、15 乗場ドア、15a 鍵外し孔、16 壁部、17 乗場操作盤、20 乗りかご、21 アンテナ、22 電波発信部、23 操作部、24 かご内操作部、25 発信部操作スイッチ、26 制御部、30 乗場送受信機、31 第1アンテナ、32 位置関係発信部、34 受信部、35 乗りかご検出部、36 制御部、40 鍵外しユニット、42 ユーザ送受信機、43 電波発信部、44 受信部、45 通知部、46 表示部、47 正常表示部、47a 第1ボタン、48 異常表示部、48a 第2ボタン、49 音声出力部、50 制御部、52 鍵外し棒、60 施錠装置、62 遮蔽板アクチュエータ、63 遮蔽板、64 鉄心。

Claims (3)

  1. エレベーターの乗りかごの位置についての通知を行うエレベーターの位置関係通知システムであって、
    無線信号を受信可能なユーザ受信機と、
    エレベーターの乗場口の近傍または前記乗りかごに設けられ、前記乗場口の近傍に前記乗りかごの上部が位置するか否かを表す位置関係情報を無線信号で発信する位置関係発信部とを備え、
    前記ユーザ受信機は、前記位置関係情報を受信したときに、前記ユーザ受信機のユーザに対して前記乗りかごの位置についての通知を行う通知部を含み、
    前記ユーザ受信機は、乗場ドアの施錠装置の解錠に用いる鍵外し具と一体に設けられる、
    エレベーターの位置関係通知システム。
  2. エレベーターの乗りかごの位置についての通知を行うエレベーターの位置関係通知システムであって、
    無線信号を受信可能なユーザ受信機と、
    エレベーターの乗場口の近傍または前記乗りかごに設けられ、前記乗場口の近傍に前記乗りかごの上部が位置するか否かを表す位置関係情報を無線信号で発信する位置関係発信部とを備え、
    前記ユーザ受信機は、前記位置関係情報を受信したときに、前記ユーザ受信機のユーザに対して前記乗りかごの位置についての通知を行う通知部を含み、
    前記乗りかごは、上部に、無線信号を発信するアンテナを含み、
    前記位置関係発信部は、前記乗場口の近傍に配置され無線信号を受信可能な乗りかご検出部に接続され、
    前記乗りかご検出部が、前記アンテナからの無線信号を受信したときに、前記位置関係発信部は、前記位置関係情報として、前記乗場口の近傍に前記乗りかごの上側部分が位置することを表す情報を無線信号で発信する、
    エレベーターの位置関係通知システム。
  3. エレベーターの乗りかごの位置についての通知を行うエレベーターの位置関係通知システムであって、
    無線信号を受信可能なユーザ受信機と、
    エレベーターの乗場口の近傍または前記乗りかごに設けられ、前記乗場口の近傍に前記乗りかごの上部が位置するか否かを表す位置関係情報を無線信号で発信する位置関係発信部とを備え、
    前記ユーザ受信機は、前記位置関係情報を受信したときに、前記ユーザ受信機のユーザに対して前記乗りかごの位置についての通知を行う通知部を含み、
    前記位置関係発信部は、受信部に接続され、
    前記受信部は、制御部に接続され、
    前記受信部が、前記ユーザ受信機についての所定範囲内に位置することで前記ユーザ受信機からの無線信号を受信したときにおいて、前記乗場口の近傍に前記乗りかごの上部が位置しない場合に、鍵外し具による乗場ドアの施錠装置の解錠を禁止し、前記乗場口の近傍に前記乗りかごの上部が位置する場合に、前記鍵外し具による前記施錠装置の解錠を許可するように、前記制御部が、前記乗場ドアにおいて前記鍵外し具が差し込まれる鍵外し孔と前記施錠装置との間を遮蔽する遮蔽部を移動するアクチュエータを制御する、
    エレベーターの位置関係通知システム。
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