JP7008838B2 - レーダシステム用レーダセンサヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、レーダシステム用レーダセンサヘッドに関する。本発明は、レーダシステムにも関する。さらに本発明は、レーダシステム用レーダセンサヘッドの製造方法に関する。
高度の運転者支援機能または自動運転機能を有する車両ではますます多くのレーダセンサが搭載されている。レーダセンサの数が多くなることにより、個々のレーダセンサと比べると、自動化または部分自動化された運転機能のさらに高い性能が要求される。この分野における従来の解決手段は、センサ内で受信レーダ波の広範なデータ処理を実行するレーダセンサに基づいている。したがって、レーダセンサは、車両によるさらなる評価のために、対象物または位置レベルのデータを供給することができる。これにより、車両に伝送されるデータ量を減らすことができるが、それぞれのレーダセンサは、より高い計算能力とより大きなメモリとを有している必要がある。
この場合、計算能力およびメモリサイズの拡張性が、向上した性能に対して比較的不都合となることが欠点である。このことは、特に、所定の性能要件に基づいて、受信レーダ波に必要な処理ステップのためにマイクロコントローラ技術がもはや十分ではないとことにより生じる。したがって、性能を向上させるために、マイクロプロセッサ技術を使用してセンサ内で必要な計算および解析を行う必要がある。このことは、レーダセンサの価格、サイズ、および電力消費に不利な影響を及ぼす可能性がある。
本発明の基礎をなす課題は、使用される素子の数に関して安価かつ柔軟に拡張可能なレーダシステム用レーダセンサヘッドを提案することである。
この課題は、独立請求項のそれぞれの対象によって解決される。本発明の有利な実施形態は従属請求項の対象である。
第1の態様によれば、この課題は、以下のレーダシステム用レーダセンサヘッドによって解決される。すなわち、レーダセンサヘッドは、
レーダ波を生成するための少なくとも1つの送信アンテナ、およびレーダ波を受信するための少なくとも1つの受信アンテナと、
受信データの所定の前処理を行うための前処理ユニットと、
レーダセンサヘッドをデータ伝送路に接続するためのインタフェースと、
送信アンテナおよび/または受信アンテナを少なくとも部分的に校正(キャリブレーション)するための校正データ装置とを備え、送信アンテナおよび受信アンテナのための校正データが校正データ装置に格納可能である、
というレーダセンサヘッドである。
このようにしてレーダセンサヘッドを設けることによって、有利にはシステム全体を分割することが可能になる。有利には、少ない労力でレーダセンサヘッドに校正データ装置を実装することができ、校正データ装置によって、レーダセンサヘッドの少なくとも1つの部分的な校正を行うことができる。このようにして、例えば、作業場滞在時にレーダセンサヘッドの交換作業を効率的に行うことが可能である。
今日のレーダセンサは、高速チャープレーダとして設計されていることが多い。これは、多くの高速FMCW(周波数変調連続波:Frequency Modulated Continuous Wave)ランプが走査範囲に送信されることを意味し、これは、いわゆる「チャープシーケンス」または高速チャープ方式とも呼ばれる。受信したレーダ信号が混合された後、ベースバンド信号はフィルタリングされ、デジタル化され、一般に2次元フーリエ変換部に供給される。後段のドップラーFFT(高速フーリエ変換)は、全てのランプもしくは周波数のデータもしくは測定信号が処理された場合にようやく行われるので、受信されたレーダ信号をバッファするために大きなメモリが必要である。さらに、高いレイテンシ要件に基づく高い計算能力が必要とされるので、一般にハードウェアアクセラレータが使用される。
複数のレーダセンサが1つの車両内で使用されることを考慮すると、必要な計算能力を少なくとも1つの中央制御装置に集中させることが有利である。したがって、それぞれのレーダセンサを、著しい電力損失なしに、コンパクトで安価なレーダセンサヘッドとして構成することができる。このように、全体としてより良好な価格性能比を達成することができ、レーダシステムのより高いパフォーマンスを実現することができる。
提案されたレーダセンサヘッドは、レーダ波を生成して送信するための構成要素と、受信レーダ波を受信して処理するための構成要素とを有する。受信レーダ波の処理は、最小限に制限されるか、もしくはできるだけ低い負荷で行われる。特に、受信レーダ波の測定データは、アナログデジタル変換器によってデジタル化され、次いで、高帯域幅で少なくとも1つの中央制御装置に伝送することができる。少なくとも1つのレーダセンサヘッドのデジタル化された測定データのさらなる処理を少なくとも1つの中央制御装置で行うことができる。
これにより、レーダセンサヘッドにおいて必要とされる計算能力がより低くなるので、それぞれのレーダセンサヘッドのコストを低減することができる。さらに、処理ステップの数が少ないことにより、それぞれのレーダセンサヘッドにおける電力損失を少なくすることができる。少なくとも1つの中央制御装置における計算コストは増加するが、計算能力は、より容易に、もしくは、より低い負荷で拡張することができる。レーダシステム全体を考慮すると、本発明によるレーダシステムは、従来の解決手段と比較して、安価で柔軟に大規模化および拡張を行うことができるものである。さらに、少なくとも1つの中央制御装置の計算能力が高いことにより、受信レーダ波を処理するためにより複雑でより強力なアルゴリズムを使用することができる。
高集積化に伴い、例えば、いわゆる「モノリシックマイクロ波集積回路(MMIC:Monolithic Microwave Integrated Circuit)」などの高周波部品に第1の処理段を集積化することも可能である。これは、好ましくは、フーリエ解析を行うための解析ユニットであってもよい。例えば、解析ユニットは、デジタル化された測定データのレンジFFTを行うことができる。使用される変調方式に応じて、他のフーリエ変換を使用することもできる。この第1の処理段は、高周波モジュールに必要とされる面積が極めて小さく、所要メモリが少ないので、通常は、レーダセンサヘッドの既存の構成要素に安価に組み込み可能である。このようにして、対応する高周波部品を製造する場合に使用されるシリコン領域は通常同じままであってよい。
レーダセンサヘッドの好ましい実施形態は、校正データ装置によって完全な校正が実施可能であることを特徴とする。これにより、有利には、中央制御装置を使用することなしにレーダセンサヘッドによって校正を完全に行うことが可能になる。
レーダセンサヘッドの別の好ましい実施形態は、校正プロセスで、送信アンテナおよび/または受信アンテナの所定のチャネルに校正行列が適用可能であることを特徴とする。校正行列の適用は、行列-ベクトル乗算に対応し、この場合のベクトルは、所定数の受信チャネルを表す。
レーダセンサヘッドの別の好ましい実施形態は、校正プロセスで周波数補正が実施可能であることを特徴とする。このようにして、例えば、フィルタ特性を補正する必要がある場合に有用な特定の方式の校正を行うことができる。
レーダセンサヘッドの別の好ましい実施形態は、校正データが、一般的な雑音レベル、アンテナ特性、振幅/位相偏差、アンテナ素子の位置、温度特性および温度応答のうちの少なくとも1つであることを特徴とする。このようにして、レーダセンサヘッドの動作時にアンテナの異なる特性を有利に補償または適応させることができる。
レーダセンサヘッドの別の好ましい実施形態では、前処理ユニットによってフーリエ変換が実施可能である。この場合、受信データは前処理され、したがって、下流側の中央制御装置へのデータレートは有利には著しく削減される。
レーダセンサヘッドの別の好ましい実施形態は、少なくとも1つの受信アンテナによって受信されたレーダ波が、アナログデジタル変換器によってデジタル測定データに変換可能であり、少なくとも1つの時間情報でマーキングされ得ることを特徴とする。このようにして、受信シーケンスを時間に関して正確に割り当てることができ、これは、測定データの正確な処理を支援する。
以下では、著しく簡略化した概略図に基づいて本発明の好ましい例示的な実施形態をより詳細に説明する。
提案されたレーダセンサヘッドの概略図である。 提案されたレーダセンサヘッドの実施形態を有するレーダシステムの概略図である。 レーダセンサヘッドの製造方法を示す概略図である。
図面において、同じ構造要素は同じ参照符号を有する。
図1は、提案されたレーダセンサヘッド100の概略図を示す。レーダセンサヘッド100は、少なくとも1つの送信アンテナ10を有し、当該送信アンテナ10は、割り当てられたアンテナ制御部11を介して動作する。アンテナ制御部11は、特に、レーダ波の搬送周波数を生成するための少なくとも1つの発振器または合成器30に結合されている。
さらに、少なくとも1つの受信アンテナ20が、割り当てられたアンテナ制御部21に接続されている。アンテナ制御部21は評価ユニット40に機能的に接続されており、受信レーダ波は、評価ユニット40内に配置されたA/D変換器によってデジタル測定データに変換され、続いて、第1の処理ステップで前処理ユニット50によって変換される。
レーダセンサヘッド100の受信アンテナ20によって受信されたレーダ波は、アナログデジタル変換器によってデジタル測定データに変換可能であり、少なくとも1つの時間情報でマーキングされ得る。これにより、受信レーダ波もしくは測定データをデジタル形式に変換することができるので、より容易に処理することができる。デジタル形式に変換された測定データには、有利にはタイムスタンプを付加することができる。例えば、記録された各スペクトルは、固有のタイムスタンプをもつことができる。
前処理ユニット50によってフーリエ変換および/または校正(キャリブレーション)が実施可能である。したがって、サンプリング値または受信レーダ波は、デジタル化の直後に伝送されるのではなく、第1の処理プロセスを受ける。高速フーリエ変換は、好ましくは、各目的に応じて適用され得るレンジ(距離)FFTである。レンジFFTは、ドップラー効果が副次的な役割を果たす第1の次元のFFTを表すものであり、その結果として得られる周波数ビンは、ほとんど距離のみに依存している。この変換は比較的少ないメモリしか必要としないので、解析ユニット50は、例えば、RFCMOS技術で製造され得、レーダセンサヘッド100の高周波モジュールなどのMMICに組み込まれ得る。アンチエイリアシングフィルタにより、全てのレンジ(距離)ビンが必要とされるわけではなく、例えば90%また45%のビンでよいので、その結果として得られるデータ量を削減することができる。また、そのFFTは、同時に、レーダセンサヘッド100のピークデータレートを低くするためのバッファとして使用可能である。
レーダセンサヘッド100内には、さらに、校正データが格納される校正データユニット70がある。校正データは、アンテナの一般的な雑音レベル、アンテナ特性、アンテナの振幅/位相偏差、アンテナ素子の位置、アンテナの温度特性および温度応答のうちの少なくとも1つであればよい。
校正データによって、例えば、技術的な製造プロセスに基づくアンテナ特性を調整または補正することができる。これにより、レーダセンサヘッド100における送信アンテナおよび/または受信アンテナの少なくとも部分的な校正を行うことが可能であり、代替的には、上記アンテナを完全に校正することも可能である。例えば、校正は、検出までの処理ステップでは十分に良好となり得るが、角度推定には十分に良好ではない場合もある。しかしながら、この場合には、有利には、データ量は検出によって既に減少されている。
校正データの決定は製造時に一度だけ行われ、校正データはレーダセンサヘッド100の動作時に使用される。校正データによって、信号の処理もしくはアンテナの適切な制御を行うことができ、これにより、後段側の中央制御装置(図示せず)によって完全な校正を行う必要がなくなる。
理想的なアンテナパターンからのアンテナパターンの偏差は、いわゆる「グローバルな校正行列」によって記述することができ、この「グローバルな校正行列」は、位相誤差および振幅誤差、ならびにチャネル間のフィードバックにより生じる偏差を記述することができる(以下の論文参照:M.Schoor,「自動車レーダシステム用高分解能角度推定」,2010年)。
これらの校正行列は、位相誤差および振幅誤差、ならびにアンテナの個々のチャネル間の結合に起因して生じる偏差を記述する。この方式の校正はセンサヘッド100内で直接に行うことができ、これにより、誤差が許容されるのであれば、中央制御装置120ではもはやハードウェア特性を考慮する必要がない。理想的には、このようにして関連する全てのハードウェア特性をセンサヘッド100によって提供することができる。
その結果、受信信号のデジタル化を伴うレーダのフロントエンドを主機能とするレーダセンサヘッド100が実現される。アナログデジタル変換の後、できるだけ少ない負荷で処理を行うことができ、データは、高帯域幅で中央制御装置120に伝送され、そこで処理される。
このことは、有利にはレーダセンサヘッド100のコストを低減する。なぜならば、レーダセンサヘッドで必要とされる計算能力がより少なくなり、不利な箇所で(例えば、車両内の搭載場所に起因して)生じる電力損失がより少なくなり、計算能力が中央制御装置120に有利に移行されるからである。中央制御装置120では、計算能力は、コストと比較して著しく良好に拡張され、全体として、中央制御装置120への計算能力の有利な移行が達成される。これにより、単一のセンサで利用可能な場合よりもかなり多くの計算能力を必要とする計算アルゴリズムを実行することが可能になる。
レーダセンサヘッド100は、データを中央制御装置(図示しない)に伝送する広帯域データ伝送路(図示しない)への接続部80を有する。
図2は、提案されたレーダセンサヘッド100で実現される車両用レーダシステム200の基本ブロック図を示す。変換されたデジタル測定データは、広帯域データ伝送路110を介して中央制御装置120に伝送される。伝送されるデジタル測定データには、レーダセンサヘッド100内に配置された第1の制御ユニット60によってタイムスタンプが割り当てられ、中央制御装置120にも伝送される。
信号処理が中央制御装置120で行われる場合には、校正データは中央制御装置120に供給される必要がある。校正データは、信号処理時に中央制御装置120によって、例えば中央制御装置120内に配置された検出ユニット150によって、使用される。しかしながら、アンテナ10、20の校正は、センサヘッド100内で少なくとも部分的に実行可能である。
中央制御装置120は、伝送されたデジタル測定データを、例えば、メモリ130、ドップラーFFTを実行するための変換ユニット140、およびレーダセンサヘッド100の第1の制御ユニット60と機能的に相互作用する第2の制御ユニット160により受信してさらに処理することができる。測定データと共に伝送されたタイムスタンプによって測定データを時間に関して正確に分類することができる。
レーダシステム200は、例えばチャープシーケンスレーダとして構成できるが、他の変調方式で動作させることもできる。代替的なレーダ方式は、例えば、後段のドップラーFFTを使用しない低速FMCWレーダ、相関器バンクとしての解析ユニットを有するPN(擬似雑音)レーダ、またはスペクトル分割を行うための分析ユニットを有するOFDMレーダであってもよい。
提案されているようにレーダセンサヘッド100に校正データを格納することにより、少なくとも1つの中央制御装置120における計算負荷を低減することができる。さらに、これにより、データ伝送路110を介して伝送されるデータ量を低減することができる。
レーダシステム200では、少なくとも1つの時間情報は、レーダセンサヘッド100内に配置された第1の制御ユニット60によって生成できる。第1の制御ユニット60は、例えば、データ伝送路110を介して伝送された制御コマンドを受信して実行し、デジタル化された測定データに正確な時間情報を与えることができる。さらに、第1の制御ユニット60は、少なくとも1つのレーダセンサヘッド100を制御するために、かつ、例えば監視制御またはサイクル制御のために使用できる。レーダシステム200内で時間同期を行うことができるように、第1の制御ユニット60によって、例えば、伝送されたチャープごともしくはサイクルごとのタイムスタンプを伝送された測定データに付加して、中央制御装置120がレーダセンサヘッド100により伝送された測定データを有意義に使用できるようする必要がある。
レーダセンサヘッド100の送信アンテナ10は、搬送周波数を生成するための発振器30を有し、発振器30は、中央制御装置120の第2の制御ユニット160によって調整可能である。第2の制御ユニット160と機能的に相互作用するレーダセンサヘッド100内に第1の制御ユニット60を実装することによって、レーダセンサヘッド100の構成要素の制御を中央制御装置120によって有利に実現することができる。したがって、レーダセンサヘッド100の発振器を直接的または間接的に制御または調整することもできる。
少なくとも2つのレーダセンサヘッド100(図示しない)を有するレーダシステム200の発振器は、中央制御装置120によって互いに同期可能である。互いに間隔を置いて配置された複数のレーダセンサヘッド100を車両内に配置し、データを伝送するようにデータ接続を介して1つ以上の中央制御装置120に接続することができる。異なる複数のレーダセンサヘッド100に実装された制御ユニット60によって、複数のレーダセンサヘッド100が使用される場合に送信アンテナ10のそれぞれの発振器を互いに同期させることができる。このようにして、測定結果の精度を有利に高めることができる。これにより、車両の運転者支援機能または自動運転機能を最適化することができる。さらに、レーダセンサヘッド100の使用個数は、性能に悪影響を及ぼすことなく、必要に応じて増加させることができる。
中央制御装置120は、受信したデータを処理するための少なくとも1つのプロセッサと、データを少なくとも一時的に記憶するための少なくとも1つのメモリ130とを有する。これにより、中央制御装置120は、レーダセンサヘッド100によりデータ伝送路110を介して伝送された測定データを少なくとも一時的に記憶し、それぞれの用途の要求にしたがって処理し、転送し、または出力することができる。中央制御装置120は、必要に応じて、より高性能の制御装置と交換され得る。好ましくは、マイクロプロセッサ技術が使用されるので、精巧なアルゴリズムを使用して測定データを処理することができるので、より正確な計算結果を達成することができる。
複数の(例えば3つの)レーダセンサヘッド100が、対応するデータ伝送路110(図示しない)を介して中央制御装置120に接続されることも可能である。中央制御装置120は、データ伝送路110を介してそれぞれのレーダセンサヘッド100の制御ユニット60に制御コマンドを出力し、これにより、異なるレーダセンサヘッド100、特にそれぞれの発振器30が互いに最適に調整され、同期される。
図3は、レーダセンサヘッドの製造方法の基本的なフローチャートを示す。
ステップ300において、レーダ波を生成するための少なくとも1つの送信アンテナ10と、レーダ波を受信するための少なくとも1つの受信アンテナ20とが設けられる。
ステップ310において、受信データの所定の前処理を行うために前処理ユニット50が設けられる。
ステップ320では、レーダセンサヘッド100をデータ伝送路110に接続するためのインタフェース80が設けられる。
ステップ330では、送信アンテナ10および/または受信アンテナ20を少なくとも部分的に校正するために校正データ装置50、70が設けられ、校正データ装置50、70にて送信アンテナ10および受信アンテナ20の校正データが格納可能である。

Claims (9)

  1. 単数または複数のレーダセンサヘッドと、データ伝送路(110)を介して前記単数または複数のレーダセンサヘッドに接続される少なくとも1つの中央制御装置(120)とを備えたレーダシステム(200)において使される、前記単数または複数のレーダセンサヘッドのうちの1つであるレーダセンサヘッド(100)であって、
    レーダ波を生成するための少なくとも1つの送信アンテナ(10)、およびレーダ波を受信するための少なくとも1つの受信アンテナ(20)と、
    レーダ波の測定データをデジタル測定データに変換するためのアナログ-デジタル変換器(40)と、
    前記デジタル測定データに対してレンジFFTを含む所定の前処理をして、前処理されたデジタル測定データを生成するための前処理ユニット(50)と、
    当該前処理されたデジタル測定データにタイムスタンプを割り当てるための制御ユニット(60)と、
    前記レーダセンサヘッド(100)を前記データ伝送路(110)に接続して、当該前処理されたデジタル測定データおよび前記タイムスタンプを前記少なくとも1つの中央制御装置(120)に伝送するためのインタフェース(80)と、
    前記送信アンテナ(10)および/または前記受信アンテナ(20)を少なくとも部分的に校正するための校正データ装置(50,70)と
    を備え、
    前記送信アンテナ(10)および/または前記受信アンテナ(20)のための校正データが前記校正データ装置(50、70)に格納可能であ
    前記少なくとも1つの中央制御装置(120)は、前記データ伝送路(110)を介して、当該前処理されたデジタル測定データおよび前記タイムスタンプを受信し、当該前処理されたデジタル測定データに対してドップラーFFTを実行するように構成される、レーダセンサヘッド(100)。
  2. 請求項1に記載のレーダセンサヘッド(100)であって、前記校正データ装置(50、70)によって完全な校正が実施可能である、レーダセンサヘッド(100)。
  3. 請求項1または2に記載のレーダセンサヘッド(100)であって、前記校正のプロセスで前記送信アンテナ(10)および/または前記受信アンテナ(20)の所定チャネルに校正行列が適用可能である、レーダセンサヘッド(100)。
  4. 請求項1から3までのいずれか1項に記載のレーダセンサヘッド(100)であって、前記校正プロセスで周波数補正が実施可能である、レーダセンサヘッド(100)。
  5. 請求項1から4までのいずれか1項に記載のレーダセンサヘッド(100)であって、前記校正データが、一般的な雑音レベル、アンテナ特性、振幅/位相偏差、アンテナ素子の位置、温度特性および温度応答のうちの少なくとも1つである、レーダセンサヘッド(100)。
  6. 請求項1からまでのいずれか1項に記載の少なくとも1つのレーダセンサヘッド(100)と、
    前記少なくとも1つの中央制御装置(120)と、
    前記データ伝送路(110)と
    を備えるレーダシステム(200)。
  7. 請求項に記載のレーダシステム(200)であって、
    前記少なくとも1つの中央制御装置(120)は、
    前記ドップラーFFTを実行するための少なくとも1つの変換ユニット(140)と、
    データを少なくとも一時的に記憶するための少なくとも1つのメモリ(130)と
    を備えるレーダシステム(200)。
  8. 請求項またはに記載のレーダシステム(200)であって、当該前処理されたデジタル測定データは、前記タイムスタンプにより前記少なくとも1つの中央制御装置(120)で同期可能である、レーダシステム(200)。
  9. 単数または複数のレーダセンサヘッドと、データ伝送路(110)を介して前記単数または複数のレーダセンサヘッドに接続される少なくとも1つの中央制御装置(120)とを備えたレーダシステム(200)において使用される、前記単数または複数のレーダセンサヘッドのうちの1つであるレーダセンサヘッド(100)の製造方法であって、
    レーダ波を生成するための少なくとも1つの送信アンテナ(10)、およびレーダ波を受信するための少なくとも1つの受信アンテナ(20)とを設けるステップと、
    レーダ波の測定データをデジタル測定データに変換するためのアナログ-デジタル変換器(40)を設けるステップと、
    前記デジタル測定データに対してレンジFFTを含む所定の前処理を行うための前処理ユニット(50)を設けるステップと、
    当該前処理されたデジタル測定データにタイムスタンプを割り当てるための制御ユニット(60)を設けるステップと、
    前記レーダセンサヘッド(100)を前記データ伝送路(110)に接続して、当該前処理されたデジタル測定データおよび前記タイムスタンプを前記少なくとも1つの中央制御装置(120)に伝送するためのインタフェース(80)を設けるステップと、
    前記送信アンテナ(10)および/または前記受信アンテナ(20)を少なくとも部分的に校正するための校正データ装置(50、70)を設けるステップとを備え、
    前記送信アンテナ(10)および/または前記受信アンテナ(20)のための校正データが前記校正データ装置(50、70)に格納可能であ
    前記少なくとも1つの中央制御装置(120)は、前記データ伝送路(110)を介して、当該前処理されたデジタル測定データおよび前記タイムスタンプを受信し、当該前処理されたデジタル測定データに対してドップラーFFTを実行するように構成されている、レーダセンサヘッド(100)の製造方法。
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