JP7008779B1 - サージ保護装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】監視装置の地気ポートの検知部をサージ電圧から保護することができるサージ保護装置を提供する。【解決手段】サージ保護装置は、監視装置の地気ポート用のサージ保護装置であって、被監視装置からの地気信号線の信号端子に接続される第1端子と、前記監視装置の一対の電源端子の一方の端子(第1電源端子という)に接続される第2端子と、前記第1端子と前記第2端子に接続されているサージ防護素子とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、サージ保護装置に関する。
通信設備等の被監視設備には、その設備の異常を接点信号として取り出せるように構成されているものがある。例えば、その設備内の装置故障やヒューズ溶断などが起こると、その装置の異常状態を通知するための接点信号を出力する。監視装置は、この接点信号を検出する。例えば、複数の通信設備が配置されたビル内の監視装置は、同ビル内の各通信設備の状態を監視する。監視装置を介して、同ビルを含む複数のビルを纏めて監視する監視センター等に、上記の接点信号に基づいた故障情報が伝達される。保守要員は、この故障情報に基づいて、対象のビルに駆けつけて保全対応をする仕組みになっている。また、通信等の分野では、同ビル内の接点の状態を監視する系統数が比較的多いことがあり、そのため、接点の状態の監視用に利用する電源の片線(一般的に正極)をアースに直結し、アース線を監視検知回路の一部に使う(コモン線にする)ことで、監視線を半分に減らす地気方式が一般的である。
従来の地気方式による監視システムでは、電源線の片線が、アースに直結されているため、電源線の正極とアース間、電源線の負極とアース間のインピーダンスのバランスが取れていない不平衡になっている。そのため、雷サージや、開閉サージなどで電源線間に比較的高いサージ電圧が発生することがある。
また、近年の地気方式では、監視装置側で接点信号(地気信号)の検知部にフォトカプラを用いて、被監視装置の接点がONになると、フォトカプラの発光ダイオードに電流が流れることで、絶縁されたフォトトランジスタのスイッチがONになり、CPU(中央処理装置)が間接的に接点の状態を検知して、CPUで信号が処理され監視センターへ情報が送られる構成になっている。
特開平1-288998号公報
フォトカプラの発光ダイオードの電圧耐量は、上記のような落雷により発生する比較的高いサージ電圧に比べて低く、数Vから数10Vである。そのため、発光ダイオードに対して並列に逆向きのダイオードを入れるなど対策が取られる場合もあるが、これらの対策をしても、数100V程度のサージ耐圧しか得られないことがある。このようなサージ耐圧が比較的低い装置への、サージ対策では、SPD(サージ防護デバイス)を取付ける場合が多いが、SPDは、平衡線路である通常信号線や電源線の対に対して、その線間、各線とアースとの間に接続するものが一般的なため、不平衡に構成された地気ポート(フォトカプラ)の保護に適当なものが製品化されていない。
ここで、図8を参照して地気監視システムにおけるフォトカプラの故障原因の一例について説明する。図8は、地気監視システムの構成例を示すシステム図である。図8に示す地気監視システム100は、監視装置10と、被監視装置20と、整流器30を備える。整流器30は正極給電端子(P)と負極給電端子(N)から直流電力を監視装置10に対して供給する。なお、図8に示す例では、正極給電端子(P)がフレームグランド(FG)に接続されている。一方、被監視装置20は、設備の異常時にオンされる接点21を備えている。接点21の一方の端子はフレームグランド(FG)に接続されている。
また、監視装置10は、CPU11と、フォトカプラ12と、抵抗13と、抵抗14を備える。抵抗14の一方の端子はフォトカプラ12の1次側の発光ダイオードのアノードに接続されている。抵抗14の他方の端子は、接点21のフレームグランド(FG)の反対側の他方の端子に接続されている。フォトカプラ12の1次側の発光ダイオードのカソードは負極給電端子(N)に接続されている。また、抵抗13の一方の端子は電源Vcに接続されている。抵抗13の他方の端子はCPU11のデジタル入力端子とフォトカプラ12の2次側のフォトトランジスタのコレクタに接続されている。フォトカプラ12の2次側のフォトトランジスタのエミッタは信号グランド(SG)に接続されている。CPU11は、フォトトランジスタの状態を監視し、監視結果を外部の監視センターへ通知する。
以上の構成において、フレームグランド(FG)がアース(E)に接地されている場合、雷サージ等の影響で負極給電端子(N)とフレームグランド(FG)との間に過電圧Vsが加わると、監視装置10内では、被監視装置20の接点状態を監視するフォトカプラ12に過電圧Vsa(≒Vs)が加わり、サージ防護が不十分なとき、フォトカプラ12に故障が発生することがある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、監視装置の地気ポートの検知部をサージ電圧から保護することができるサージ保護装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様は、監視装置の地気ポート用のサージ保護装置であって、被監視装置からの地気信号線の信号端子に接続される第1端子と、前記監視装置の一対の電源端子の一方の端子(第1電源端子という)に接続される第2端子と、前記第1端子と前記第2端子に接続されているサージ防護素子とを備えるサージ保護装置である。
また、本発明の一態様は、前記サージ防護素子は、非直線性抵抗特性を持つ半導体素子を一対の電極で挟む本体部と、温度ヒューズとが、直列接続され、かつ、一体成型されたバリスタと、短絡保護用の電流ヒューズとを含む。
また、本発明の一態様は、前記サージ防護素子は、モニタ端子を有し、前記第2端子に前記電流ヒューズの一方の端子を接続し、前記電流ヒューズの他方の端子と、前記温度ヒューズの一方の端子に接続された前記バリスタの一方の端子とを接続し、前記モニタ端子に前記温度ヒューズの他方の端子と前記本体部の一方の前記電極を接続し、前記本体部の他方の前記電極に接続された前記バリスタの他方の端子を前記第1端子に接続している。
また、本発明の一態様は、前記監視装置の一対の電源端子のうちの前記第1電源端子と異なる他方の端子(第2電源端子という)に接続される第3端子と、前記第3端子から前記モニタ端子へ流れる電流に基づいて、前記バリスタと前記電流ヒューズの状態を検出するテスト部とを備える。
また、本発明の一態様は、前記モニタ端子に接続された出力端子と、前記テスト部に接続された入力端子と、を備え、前記テスト部は、前記出力端子と前記入力端子が接続されたときに、前記入力端子から前記出力端子へ流れる電流に基づいて、前記バリスタと前記電流ヒューズの状態を検出する。
また、本発明の一態様は、前記サージ防護素子を複数備え、前記テスト部は、前記第3端子から前記モニタ端子へ流れる電流に基づいて、前記バリスタと前記電流ヒューズの状態を複数の前記サージ防護素子毎に検出する。
本発明の各態様によれば、監視装置の地気ポートの検知部をサージ電圧から保護することができる。
本発明の第1実施形態に係る地気ポート用サージ保護装置の構成例を示すシステム図である。 本発明の第2実施形態に係る地気ポート用サージ保護装置の構成例を示すシステム図である。 図2に示す地気ポート用サージ保護装置40aの構成例を示す回路図である。 本発明の第3実施形態に係る地気ポート用サージ保護装置の構成例を示すシステム図である。 図4に示す地気ポート用サージ保護装置40bの構成例を示す回路図である。 図3に示すバリスタ413の構成例を示す外観図である。 図6に示すバリスタ413の結線図である。 地気監視システムの構成例を示すシステム図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、各図において同一又は対応する構成には同一の符号を用いて説明を適宜省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る地気ポート用サージ保護装置(地気ポート用SPD)の構成例を示すシステム図である。図1では、地気ポート用サージ保護装置(サージ保護装置)40が、地気監視システム1内に設けられている。地気監視システム1は、地気信号を用いた監視システムである。地気信号は、地気電位と監視装置の給電電位との電位差により発生する電流の有無によって2値を表す信号であり、一方を接地した接点のON(オン)又はOFF(オフ)の切替によって発生される。地気信号は、例えば、設備の故障などの設備の状態の検出、装置の遠隔制御(リセット等。)に使用される。
図1に示す例では、地気監視システム1は、監視装置10と、被監視装置20と、整流器30と、地気ポート用サージ保護装置40とを備える。整流器30は、正極給電端子31と負極給電端子32を備え、正極給電端子31に接続されている電源線105と負極給電端子32に接続されている電源線104とを介して、監視装置10に対して直流電力を供給する。図1に示す場合、一例として、正極給電端子31の電圧が0V、負極給電端子32の電圧が-48Vである。
なお、図1に示す例では、正極給電端子31と電源線105はフレームグランド(FG)に接続されている。このフレームグランド(FG)は接地されている。また、被監視装置20は、設備の異常時にオンされる接点21と、端子(信号端子)22を備えている。接点21の一方の端子はフレームグランド(FG)に接続されている。このフレームグランド(FG)は接地されている。端子22は、地気信号の出力ポートである。なお、被監視装置20は、複数の接点21及び端子22を備えていてもよい。また、被監視装置20は、複数であってもよい。また、監視装置10は、複数であってもよい。
また、監視装置10は、CPU11と、フォトカプラ12と、抵抗13と、抵抗14と、端子15~17を備える。端子15は電源線104を介して負極給電端子32に接続されるとともに、フォトカプラ12の1次側の発光ダイオードのカソードに接続されている。抵抗14の一方の端子はフォトカプラ12の1次側の発光ダイオードのアノードに接続されている。抵抗14の他方の端子は端子17に接続されている。抵抗13の一方の端子は電源Vcに接続されている。抵抗13の他方の端子はCPU11のデジタル入力端子とフォトカプラ12の2次側のフォトトランジスタのコレクタに接続されている。フォトカプラ12の2次側のフォトトランジスタのエミッタは信号グランド(SG)に接続されている。CPU11は、フォトトランジスタの状態を監視し、監視結果を外部の監視センターへ通知する。端子16は、電源Vc等の監視装置10内の図示していない電源発生部等に接続されている。端子17は、地気信号の入力ポートである。フォトカプラ12と抵抗14は、地気信号の検知部を構成する。
地気ポート用サージ保護装置40は、端子41と、端子42と、端子44と、サージ防護素子であるバリスタ401を備える。端子41は、バリスタ401の一方の端子と、端子44に接続されている。バリスタ401の他方の端子は、端子42に接続されている。端子41は、地気信号の入力ポートであり、信号線(地気信号線)101を介して被監視装置20の端子22に接続されている。端子44は、地気信号の出力ポートであり、信号線(地気信号線)102を介して監視装置10の端子17に接続されている。端子42は電源線103を介して監視装置10の端子15に接続されている。この場合、端子15は、整流器30においてアースされている電源線105とは別の電源線104に接続されている。
本実施形態において、地気ポート用サージ保護装置40は、監視装置10の端子17(地気ポート)用のサージ保護装置であって、被監視装置20からの信号線101(地気信号線)の端子22(信号端子)に接続される端子41(第1端子)と、監視装置10の一対の電源端子(端子15と端子16)の一方の端子(端子15)(第1電源端子という)に接続される端子42(第2端子)と、第1端子(端子41)と第2端子(端子42)に接続されているサージ防護素子(バリスタ401)とを備える。本実施形態の地気ポート用サージ保護装置40によれば、監視装置10の端子17(地気ポート)の検知部をサージ電圧から保護することができる。
なお、図1に示す例では、地気ポート用サージ保護装置40が、1つの地気信号線に対応するサージ保護回路のみを備えているが、複数の地気信号線に対応するサージ保護回路を備えていてもよい。この場合、端子41と端子44とバリスタ401が複数設けられることになる。また、この場合、端子42は複数のサージ保護回路に対する共通端子(コモン)となる。なお、端子41と端子44は、1つの端子として、信号線101と信号線102に対して共用端子としてもよい。また、サージ防護素子は、バリスタに限らず、ガス入り放電管、アバランシブレークダウンダイオード、サージ防護サイリスタや、それらを組み合わせたもの等を用いてもよい。
(第2実施形態)
次に、図2、図3、図6及び図7を参照して、本発明の第2実施形態に係る地気ポート用サージ保護装置について説明する。図2は、本発明の第2実施形態に係る地気ポート用サージ保護装置40aの構成例を示すシステム図である。図3は、図2に示す地気ポート用サージ保護装置40aの構成例を示す回路図である。図6は、図3に示すバリスタ413の構成例を示す外観図である。図7は、図6に示すバリスタ413の結線図である。
図2では、地気ポート用サージ保護装置(サージ保護装置)40aが、地気監視システム1a内に設けられている。地気監視システム1aは、図1を参照して説明した地気監視システム1と同様、地気信号を用いた監視システムである。
図2に示す例では、地気監視システム1aは、監視装置10aと、被監視装置20aと、整流器30と、地気ポート用サージ保護装置40aとを備える。整流器30は、図1に示す整流器30と同一である。被監視装置20aは、複数の接点21及び端子22を備えている点を除き、図1に示す被監視装置20と同一である。監視装置10aは、複数の地気ポートの入力部及び検出部(複数の端子17、複数のフォトカプラ12、複数の抵抗11、複数の抵抗14及びCPU11の複数のデジタル入力端子)を備えている点を除き、図1に示す監視装置10と同一である。
地気ポート用サージ保護装置40aは、複数の端子41と、端子42と、端子43と、複数の端子44と、複数の端子45と、端子46とを備える。各端子41は、地気信号の入力ポートであり、複数の信号線(地気信号線)101を介して被監視装置20aの各端子22に接続されている。各端子44は、地気信号の出力ポートであり、複数の信号線(地気信号線)102を介して監視装置10aの各端子17に接続されている。各端子41と各端子44は、複数の配線418によってそれぞれ接続されている。端子42は電源線103を介して監視装置10aの端子15に接続されている。この場合、端子15は、整流器30においてアースされている電源線105とは別の電源線104に接続されている。端子43は、電源線106を介して監視装置10aの端子16に接続されている。
次に、図3を参照して、地気ポート用サージ保護装置40aの構成例について説明する。図3に示す地気ポート用サージ保護装置40aは、n個(nは2以上の整数)のサージ防護素子(サージ防護回路)411と、テスト部420とを備える。なお、図3では、n個のサージ防護素子411のうち、1番目(No.1)のサージ防護素子411と、n番目(No.n)のサージ防護素子411のみを示している。複数(No.1~No.n)の端子45は、複数(No.1~No.n)のサージ防護素子411の状態をそれぞれ監視するための端子(Check端子)である。
各サージ防護素子411は、直列接続された電流ヒューズ412とバリスタ413を含む。電流ヒューズ412は、短絡保護用(過電流保護用)の電流ヒューズである。バリスタ413は、温度ヒューズ414と、バリスタ本体部(本体部)415を直列接続し、かつ、図6に示すように樹脂413rによって一体成型されている。なお、図7は、図6に示す3本の端子(リード)417、L2及びL3と、温度ヒューズ414と、バリスタ本体部415との接続関係を示す。バリスタ本体部415は、非直線性抵抗特性を持つ半導体セラミックス等の半導体素子4152を一対の電極4151及び4153で挟む構造を有している。各サージ防護素子411は、モニタ端子である端子416を有し、コモン線431を介して端子42(第2端子)に電流ヒューズ412の一方の端子4121を接続し、電流ヒューズ412の他方の端子4122と、温度ヒューズ414の一方の端子4141に接続されたバリスタ413の一方の端子4131とを接続し、端子416(モニタ端子)に温度ヒューズ414の他方の端子4142とバリスタ本体部415の一方の電極4151を接続し、バリスタ本体部415の他方の電極4153に接続されたバリスタ413の他方の端子417を各配線418を介して端子41(第1端子)に接続している。
また、テスト部420は、抵抗421と、発光ダイオード422を備える。発光ダイオード422のカソードは端子46(TEST端子)に接続されている。発光ダイオード422のアノードは抵抗421の一方の端子に接続されている。抵抗421の他方の端子は端子43に接続されている。端子43は電源線106を介して監視装置10aの端子16に接続され、端子16は電源線105を介して整流器30の正極給電端子31(0V)に接続されている。また、端子42は電源線103を介して監視装置10aの端子15に接続され、端子15は電源線104を介して整流器30の負極給電端子32(-48V)に接続されている。したがって、n個の端子45(Check端子)のいずれかと端子46(TEST端子)を外部で接続することで、各サージ防護素子411の状態を、テスト部420によって検出することができる。
電流ヒューズ412と温度ヒューズ414の両方が溶断していない場合、発光ダイオード422には、端子43(0V)→抵抗421→発光ダイオード422→端子46(TEST)→外部結線→端子45(Check)→温度ヒューズ414→電流ヒューズ412→端子42(-48V)の流れで通電するので、発光ダイオード422は点灯する。一方、電流ヒューズ412又は温度ヒューズ414の少なくとも一方が溶断していれば発光ダイオード422は点灯しない。発光ダイオード422が点灯しない場合、当該サージ防護素子411に過電流が流れたり、当該サージ防護素子411が過熱状態となったりしたことが分かる。なお、端子46は例えば、わに口クリップ等で挟むことができる端子形状とし、端子45はテストピン等で接触できるような基板上の電極とすること等ができる。
なお、各サージ防護素子411の状態は、テスト部420を用いずに、例えば端子43(0V)と、各端子45間を所定の抵抗を介して接続し、端子43の電圧を基準にした端子45(Check端子)(=端子416(モニタ端子))の電圧に基づいて各サージ防護素子411の状態を確認することができる。電流ヒューズ412又は温度ヒューズ414の少なくとも一方が溶断していれば端子416(モニタ端子)の電圧は0Vとなり、電流ヒューズ412と温度ヒューズ414の両方が溶断していない場合、端子416(モニタ端子)の電圧は-48Vとなる。あるいは、各サージ防護素子411の状態は、テスト部420を用いずに、端子42と、各端子45間の抵抗値を計測する等しても確認することができる。
第1実施形態と同様、第2実施形態の、地気ポート用サージ保護装置40aは、監視装置10aの端子17(地気ポート)用のサージ保護装置であって、被監視装置20aからの信号線101(地気信号線)の端子22(信号端子)に接続される端子41(第1端子)と、監視装置10の一対の電源端子(端子15と端子16)の一方の端子(端子15)(第1電源端子)に接続される端子42(第2端子)と、第1端子(端子41)と第2端子(端子42)に接続されているサージ防護素子411とを備える。本実施形態の地気ポート用サージ保護装置40aによれば、監視装置10aの端子17(地気ポート)の検知部をサージ電圧から保護することができる。
また、サージ防護素子411は、非直線性抵抗特性を持つ半導体素子4152を一対の電極4151及び4153で挟むバリスタ本体部(本体部)415と、温度ヒューズ414とが、直列接続され、かつ、一体成型されたバリスタ413と、短絡保護用の電流ヒューズ412とを含む。
また、地気ポート用サージ保護装置40aは、監視装置10aの一対の電源端子(端子15及び端子16)のうちの端子15(第1電源端子)と異なる他方の端子16(第2電源端子)に接続される端子43(第3端子)と、端子43(第3端子)から端子416(モニタ端子)へ流れる電流に基づいて、バリスタ413と電流ヒューズ412の状態を検出するテスト部420とを備える。
また、地気ポート用サージ保護装置40aは、端子416(モニタ端子)に接続された端子45(出力端子)と、テスト部420に接続された端子46(入力端子)とを備え、テスト部420は、端子45(出力端子)と端子46(入力端子)が接続されたときに、端子46(入力端子)から端子45(出力端子)へ流れる電流に基づいて、バリスタ413と電流ヒューズ412の状態を検出する。
(第3実施形態)
次に、図4及び図5を参照して、本発明の第3実施形態に係る地気ポート用サージ保護装置について説明する。図4、本発明の第4実施形態に係る地気ポート用サージ保護装置40bの構成例を示すシステム図である。図5は、図4に示す地気ポート用サージ保護装置40bの構成例を示す回路図である。
図4では、地気ポート用サージ保護装置(サージ保護装置)40bが、地気監視システム1b内に設けられている。地気監視システム1bは、図1を参照して説明した地気監視システム1と同様、地気信号を用いた監視システムである。図4に示す地気ポート用サージ保護装置40bは、図2に示す地気ポート用サージ保護装置40aと比較して、複数の端子45と、端子46を備えていない点が異なる。ただし、地気監視システム1aと地気監視システム1bにおいて、監視装置10a、被監視装置20a及び整流器30の構成は同一であり、監視装置10a、被監視装置20a及び整流器30との各端子間の接続関係についても、地気ポート用サージ保護装置40aと地気ポート用サージ保護装置40bで同一である。
図5に示すように、地気ポート用サージ保護装置40bでは、テスト部420bの構成が第2実施形態のテスト部420と異なる。テスト部420bは、n個のサージ防護素子411に対応したn組の抵抗421及び発光ダイオード422と、1個のスイッチ423とを備える。各抵抗421の各一端は、スイッチ423の一端にすべて接続されている。スイッチ423の他端は端子43に接続されている。各抵抗421の各他端は、各発光ダイオード422の各アノードにそれぞれ接続されている。各発光ダイオード422の各カソードは、各サージ防護素子411の各端子416にそれぞれ接続されている。
スイッチ423がONすると、電流ヒューズ412と温度ヒューズ414の両方が溶断していない場合、発光ダイオード422には、端子43(0V)→スイッチ423→抵抗421→発光ダイオード422→端子416→温度ヒューズ414→電流ヒューズ412→端子42(-48V)の流れで通電するので、発光ダイオード422は点灯する。一方、電流ヒューズ412又は温度ヒューズ414の少なくとも一方が溶断していれば発光ダイオード422は点灯しない。テスト部420bによれば、スイッチ423をONさせることで全てのサージ防護素子411について同時に電流ヒューズ412又は温度ヒューズ414少なくとも一方が溶断しているか否かを確認することができる。
第3実施形態の地気ポート用サージ保護装置40bによれば、テスト部420bは、端子43(第3端子)から端子416(モニタ端子)へ流れる電流に基づいて、バリスタ413と電流ヒューズ412の状態を複数のサージ防護素子411毎に検出することができる。
(各実施形態についての補足説明)
(1)上記各実施形態では、監視装置10又は10aの直近に配置する1ポート又は複数の地気ポート用サージ保護装置40、40a又は40bに対して、被監視装置20又は20aからの地気信号と、監視装置10又は10aの電源(正極と負極、またはどちらか)を入力し、地気信号のコモン線(アースされている電源線)とは別の電源線を地気ポート用サージ保護装置40、40a又は40bのコモンとし、地気信号線と地気ポート用サージ保護装置40、40a又は40bのコモン間に、バリスタなどのサージ防護素子を接続することで、監視装置10又は10aの検知部(接点検知部)を過電圧から保護し、故障を防止することができる。
(2)地気ポート用サージ保護装置40aのサージ防護素子411には、温度ヒューズ付きバリスタ413と、短絡保護用の電流ヒューズ412を直列に使用し、地気ポート用サージ保護装置40a及び40bのコモン(コモン線431)とは、電流ヒューズ412、バリスタ413の順に接続し、バリスタ413の接続は、温度ヒューズ414側の端子が、電流ヒューズ412の片端に接続される。また、モニタ端子(端子416)はスルーホールや、ワニ口クリップなどで挟めるCheck端子(端子45)等で出力させることができ、また、残る端子は地気信号線へ接続する端子41に接続している。
(3)地気ポート用サージ保護装置40aには、接地された電源線を引き込み、ここから電流制限抵抗(抵抗421)と発光ダイオード(LED)422を接続したテスト端子(端子46)を設け、テスト端子にワニ口クリップ付きのワイヤを接続して、(2)のCheck端子を挟めるようにし、LEDが点灯した場合は該当ポートの電流ヒューズと温度ヒューズが溶断しておらず正常であるのが確認できる。
(4)地気ポート用サージ保護装置40bでは、サージ侵入時の沿面放電を防ぐよう、例えば、モニタ端子のスルーホールから、同一又は、別の基板に配線を伸ばし、各chに、設けたLEDと電流制限LEDに接続し、コモン線に一括スイッチ(接点間絶縁が高いもの)を介して、アースされた電源線に接続した構成で、一括スイッチをONにすることで、同時に全てのchの正常性が確認することができる。
(各実施形態の作用・効果)
上記各実施形態によれば、地気方式を用いた監視装置で、接点入力部からサージ電圧が入り、検知部のフォトカプラ故障などによる、故障を防止できる。また、サージ防護素子に使用するバリスタについて、保護用の電流ヒューズや、バリスタ内蔵の温度ヒューズが溶断していないかが、簡単に確認できるようになり、装置の保全が容易になる。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して説明してきたが、具体的な構成は上記実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、上記各実施形態については、DC-48V系(正極接地)(直流-48Vの2線式給電システム)を例に挙げて説明したが、給電システムはこれに限定されない。例えば、DC400V系(中点の高抵抗接地)(400Vまでの直流給電システム)のように、正極給電線と負極給電線と保安用接地線からなる3線式の給電システムに各実施形態の地気ポート用サージ保護装置40を適用してもよい。この場合、サージ防護素子は、例えば、地気ポートと正極給電線の間と地気ポートと負極給電線の間に接続することができる。
1、1a、1b…地気監視システム
10、10a…監視装置
12…フォトカプラ
15…端子(第1電源端子)
16…端子(第2電源端子)
17…端子(地気ポート)
20、20a…被監視装置
21…接点
40、40a、40b…地気ポート用サージ保護装置
41…端子(第1端子)
42…端子(第2端子)
43…端子(第3端子)
45…端子(出力端子)
46…端子(入力端子)
401…バリスタ(サージ防護素子)
411…サージ防護素子
412…電流ヒューズ
413…バリスタ
414…温度ヒューズ
415…バリスタ本体部(本体部)
416…端子(モニタ端子)
420、420b…テスト部

Claims (6)

  1. 監視装置の地気ポート用のサージ保護装置であって、
    被監視装置からの地気信号線の信号端子に接続される第1端子と、
    前記監視装置の一対の電源端子の一方の端子(第1電源端子という)に接続される第2端子と、
    前記第1端子と前記第2端子に接続されているサージ防護素子と
    を備えるサージ保護装置。
  2. 前記サージ防護素子は、
    非直線性抵抗特性を持つ半導体素子を一対の電極で挟む本体部と、温度ヒューズとが、直列接続され、かつ、一体成型されたバリスタと、
    短絡保護用の電流ヒューズと
    を含む請求項1に記載のサージ保護装置。
  3. 前記サージ防護素子は、
    モニタ端子を有し、
    前記第2端子に前記電流ヒューズの一方の端子を接続し、
    前記電流ヒューズの他方の端子と、前記温度ヒューズの一方の端子に接続された前記バリスタの一方の端子とを接続し、
    前記モニタ端子に前記温度ヒューズの他方の端子と前記本体部の一方の前記電極を接続し、
    前記本体部の他方の前記電極に接続された前記バリスタの他方の端子を前記第1端子に接続している
    請求項2に記載のサージ保護装置。
  4. 前記監視装置の一対の電源端子のうちの前記第1電源端子と異なる他方の端子(第2電源端子という)に接続される第3端子と、
    前記第3端子から前記モニタ端子へ流れる電流に基づいて、前記バリスタと前記電流ヒューズの状態を検出するテスト部と
    を備える請求項3に記載のサージ保護装置。
  5. 前記モニタ端子に接続された出力端子と、
    前記テスト部に接続された入力端子と、
    を備え、
    前記テスト部は、
    前記出力端子と前記入力端子が接続されたときに、
    前記入力端子から前記出力端子へ流れる電流に基づいて、前記バリスタと前記電流ヒューズの状態を検出する
    請求項4に記載のサージ保護装置。
  6. 前記サージ防護素子を複数備え、
    前記テスト部は、
    前記第3端子から前記モニタ端子へ流れる電流に基づいて、前記バリスタと前記電流ヒューズの状態を複数の前記サージ防護素子毎に検出する
    請求項4に記載のサージ保護装置。
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