JP7007622B1 - 成膜方法及び成膜装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、本発明の一実施形態における成膜装置10の概略構成図である。成膜装置10は、いわゆるマイクロ波PCVD(プラズマ化学気相成長)法を用いて、ワーク12(「被処理物」に相当)の表面にダイヤモンドライクカーボン層(DLC層)を生成するために設けられる。ワーク12は、金属などの導電材料からなる。この成膜装置10は、具体的には、本体部14と、ガス供給機構16と、圧力調整機構18と、直流電源20と、高周波出力器22と、コントローラ24と、を備える。
この実施形態における成膜装置10は、以上のように構成される。続いて、成膜装置10を用いた成膜方法について、図2~図6を参照しながら説明する。
まず、この実施形態における成膜処理条件の設定範囲について、図2~図4を参照しながら詳細に説明する。成膜処理条件は、[1]反応炉28内の圧力、[2]直流電源20からの出力電圧、及び[3]高周波出力器22からのマイクロ波の出力強度、に関する三つの個別条件の組み合わせからなる。この場合、各々の成膜処理条件は、反応炉28内の圧力を第一軸、直流電源20からの出力電圧を第二軸、マイクロ波の出力強度を第三軸とする三次元空間上で表現される。
続いて、上記した成膜処理条件の設定により得られる作用及び効果について、図5及び図6を参照しながら詳細に説明する。
続いて、成膜処理条件に関する他の設定例について説明する。
以上のように、この実施形態における成膜方法は、反応炉28内に供給した炭化水素ガスをプラズマ化して分解させることにより、反応炉28内に収容された被処理物(ここでは、ワーク12)の表面にDLC層を生成する成膜装置10を用いた方法である。成膜装置10は、ワーク12を収容する反応炉28と、反応炉28内の圧力を調整する圧力調整機構18と、直流電圧を出力する直流電源20と、マイクロ波を出力する高周波出力器22と、直流電源20及び高周波出力器22にそれぞれ接続され、直流電源20からの直流電圧及び高周波出力器22からのマイクロ波をワーク12に供給する供給部材30と、圧力調整機構18、直流電源20及び高周波出力器22に対して成膜処理条件に従う動作制御を行うコントローラ24と、を備える。
Claims (3)
- 反応炉内に供給した炭化水素ガスをプラズマ化して分解させることにより、前記反応炉内に収容された被処理物の表面にダイヤモンドライクカーボン層を生成する成膜装置を用いた成膜方法であって、
前記成膜装置は、
前記被処理物を収容する反応炉と、
前記反応炉内の圧力を調整する圧力調整機構と、
直流電圧を出力する直流電源と、
マイクロ波を出力する高周波出力器と、
前記直流電源及び前記高周波出力器にそれぞれ接続され、前記直流電源からの前記直流電圧及び前記高周波出力器からの前記マイクロ波を前記被処理物に供給する供給部材と、
前記圧力調整機構、前記直流電源及び前記高周波出力器に対して成膜処理条件に従う動作制御を行うコントローラと、
を備え、
前記供給部材は、前記反応炉の外側から内側まで延びて設けられ、前記反応炉内に位置する端部にて該端部から離れる方向に延びて配置されるように前記被処理物を支持し、
前記成膜処理条件の設定範囲は、前記反応炉内の前記圧力が20~150Paであり、前記直流電源からの出力電圧が200~650Vであり、かつ、前記マイクロ波の出力強度が300~1000Wであり、
前記コントローラは、前記圧力調整機構、前記直流電源及び前記高周波出力器に対して前記設定範囲となるような動作制御を行い、
前記被処理物の高さ又は幅に応じて異なる前記成膜処理条件が設定されることを特徴とする成膜方法。 - 前記反応炉内の前記圧力を第一軸、前記直流電源からの前記出力電圧を第二軸、前記マイクロ波の前記出力強度を第三軸とする三次元空間に関して、
前記マイクロ波の前記出力強度をゼロから徐々に大きくする過程で前記被処理物に流れるバイアス電流が跳躍する現象である第一跳躍が発生する境界面を第一跳躍曲面と定義し、
前記マイクロ波の前記出力強度を前記第一跳躍が発生する強度から徐々に大きくする過程で前記被処理物に流れる前記バイアス電流が再度跳躍する現象である第二跳躍が発生する境界面を第二跳躍曲面と定義するとき、
前記設定範囲は、前記第三軸に関して、前記第一跳躍曲面及び前記第二跳躍曲面よりも上側にあることを特徴とする請求項1に記載の成膜方法。 - 反応炉内に供給した炭化水素ガスをプラズマ化して分解させることにより、前記反応炉内に収容された被処理物の表面にダイヤモンドライクカーボン層を生成する成膜装置であって、
前記被処理物を収容する前記反応炉と、
前記反応炉内の圧力を調整する圧力調整機構と、
直流電圧を出力する直流電源と、
マイクロ波を出力する高周波出力器と、
前記直流電源及び前記高周波出力器にそれぞれ接続され、前記直流電源からの前記直流電圧及び前記高周波出力器からの前記マイクロ波を前記被処理物に供給する供給部材と、
前記圧力調整機構、前記直流電源及び前記高周波出力器に対して成膜処理条件に従う動作制御を行うコントローラと、
を備え、
前記供給部材は、前記反応炉の外側から内側まで延びて設けられ、前記反応炉内に位置する端部にて該端部から離れる方向に延びて配置されるように前記被処理物を支持し、
前記成膜処理条件の設定範囲は、前記反応炉内の前記圧力が20~150Paであり、前記直流電源からの出力電圧が200~650Vであり、かつ、前記マイクロ波の出力強度が300~1000Wであり、
前記コントローラは、前記圧力調整機構、前記直流電源及び前記高周波出力器に対して前記設定範囲となるような動作制御を行い、
前記被処理物の高さ又は幅に応じて異なる前記成膜処理条件が設定されることを特徴とする成膜装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006292244A (ja) * | 2005-04-08 | 2006-10-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 環境制御システム |
JP6292244B2 (ja) * | 2016-03-01 | 2018-03-14 | トヨタ自動車株式会社 | 成膜方法及びプラズマ化学気相成長装置 |
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