JP7007015B2 - 部品の固定構造、部品の固定具、部品の取付方法 - Google Patents

部品の固定構造、部品の固定具、部品の取付方法 Download PDF

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本発明は、部品の固定構造、部品の固定具、部品の取付方法に関する。
特許文献1には、部品を板バネで押さえつけて固定する構成が開示されている。
特許文献2には、ブレーカを取付板に固定するため、ブレーカを固定片との間で挟み込む板バネと、板バネとブレーカとを係合させる孔及び突起と、を備える構成が開示されている。
特許文献3には、副回路基板を主回路基板に直交するようにシールドケースに装着し、副回路基板に接続されたリード端子を主回路基板に固定する構成が開示されている。
特開2008-159716号公報 特開2009-189134号公報 特開平04―142798号公報
部品を取付面に沿ってスライドさせて取り付ける構成において、部品を取付面にネジで固定する場合、取付面に直交する方向からドライバ等でネジを締め付ける必要がある。しかし、部品の周囲に他の部品等がある場合、ドライバ等の工具でネジを締め付けるための作業スペースが確保できない場合がある。
特許文献1の構成は、部品を板バネで押さえるだけで位置決め機能はない。また、部品を取付面に配置した後に、板バネを取付面に直交した方向からドライバ等でビス留めしなければならず、ビス止めのための作業スペースの確保が困難である。
また、特許文献2の構成は、取付面に直交する方向からブレーカを取付面に取り付ける構成であり、取付面に沿った方向に部品をスライドさせて取り付ける構成について開示するものではない。
特許文献3も、部品を取付面に沿ってスライドさせて取り付ける構成について開示するものではない。
本発明は上述のような課題に鑑みてなされたものであり、取付面に沿ってスライドさせて取り付ける部品を、限られた作業スペースであっても容易かつ確実に取り付けることのできる、部品の固定構造、部品の固定具、部品の取付方法を提供する。
本発明の部品の固定構造は、取付面に設けられ、前記取付面から離れる方向に弾性変形可能に設けられた板状部材と、前記取付面に沿って移動可能に設けられ、前記取付面と前記板状部材との間に挟み込まれる部品と、前記取付面に沿った前記部品を固定して移動を抑制する固定部と、を備える。
本発明の部品の固定具は、取付面に設けられ、前記取付面から離れる方向に弾性変形可能に設けられ、前記取付面との間に部品を挟み込む板状部材と、前記板状部材と係合して、前記取付面に沿った前記部品の移動を拘束する固定部と、を備える。
本発明の部品の取付方法は、部品を筐体の内側面に沿ってスライドさせ、前記内側面に設けられた板状部材との間に前記部品を挟み込む工程と、前記内側面に沿った前記部品の移動を固定部で拘束する工程と、を備える。
本発明の部品の固定構造、部品の固定具、部品の取付方法では、取付面に沿ってスライドさせて取り付ける部品を、限られた作業スペースであっても容易かつ確実に取り付けることが可能となる。
本発明の部品の固定構造の最小構成を示す図である。 本発明の部品の固定具の最小構成を示す図である。 本発明の部品の取付方法の最小構成を示す図である。 本発明の実施形態におけるサーバの概略構成を示す平面図である。 本発明の実施形態におけるサーバに対する部品の固定構造を示す斜視図である。 本発明の実施形態における部品の構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態におけるサーバに対する部品の固定構造を示す平面図である。 本発明の実施形態における部品の取付方法を示すフローチャートである。 本発明の実施形態における部品の取付方法において、部品を取付面に沿わせた状態を示す斜視図である。 本発明の実施形態における部品の取付方法において、部品を取付面に沿わせた状態を示す平面図である。 本発明の実施形態における部品の取付方法において、突起で板状部材を弾性変形させた状態を示す平面図である。 本発明の実施形態の変形例における部品の固定具の構成を示す図である。
本発明の複数の実施形態に関して図面を参照して以下に説明する。ただし、本実施形態に関して前述した一従来例と同一の部分に関しては、同一の名称を使用して詳細な説明は省略する。
[第1の実施形態]
図1は、本実施形態による部品の固定構造の最小構成を示す図である。
この図が示すように、部品1の固定構造は、板状部材2と、部品1と、固定部3と、を少なくとも備えていればよい。
板状部材2は、取付面4に設けられる。板状部材2は、取付面4から離れる方向に弾性変形可能に設けられる。
部品1は、取付面4に沿って移動可能に設けられる。部品1は、取付面4と板状部材2との間に挟み込まれる。
固定部3は、取付面4に沿った部品1を固定し、部品1の移動を抑制する。
この部品1の固定構造は、取付面4に沿って移動可能な部品1を、板状部材2と取付面4との間に挟み込むとともに、固定部3で部品1で固定する。このように、部品1を、板状部材2と取付面4との間に挟み込んだ状態で、固定部3で固定するので、部品1を固定するために、ネジ等を取付面4に直交する方向から締め付ける必要がない。
したがって、取付面4に沿ってスライドさせて取り付ける部品1を、限られた作業スペースであっても容易かつ確実に取り付けることが可能となる。
[第2の実施形態]
図2は、本実施形態による部品の固定具の最小構成を示す図である。
この図が示すように、部品1の固定具5は、板状部材2と、固定部3と、少なくとも備えていればよい。
板状部材2は、取付面4に設けられる。板状部材2は、取付面4から離れる方向に弾性変形可能に設けられる。板状部材2は、取付面4との間に部品1を挟み込む。
固定部3は、板状部材2と係合して、取付面4に沿った部品1の移動を拘束する。
この部品1の固定具5は、部品1を板状部材2と取付面4との間に挟み込むとともに、固定部3が板状部材2と係合することで、部品1を取付面4に固定する。このように、部品1を、板状部材2と取付面4との間に挟み込んだ状態で、固定部3で固定するので、部品1を固定するために、ネジ等を取付面4に直交する方向から締め付ける必要がない。
したがって、取付面4に沿ってスライドさせて取り付ける部品1を、限られた作業スペースであっても容易かつ確実に取り付けることが可能となる。
[第3の実施形態]
図3は、本実施形態による部品の取付方法の最小構成を示す図である。
この図が示すように、部品1の取付方法は、以下の工程S1と、工程S2とを、少なくとも備えていればよい。
工程S1は、部品1を筐体6の内側面7に沿ってスライドさせ、内側面7に設けられた板状部材2との間に部品1を挟み込む。
工程S2は、内側面7に沿った部品1の移動を拘束する。
この部品1の取付方法は、筐体6の内側面7に沿ってスライドさせた部品1を、板状部材2と内側面7との間に挟み込んだ後、固定部3で部品1で固定する。これにより、部品1は、板状部材2と内側面7との間に挟み込まれた状態で、固定部3で固定される。これにより、部品1を固定するために、ネジ等を内側面7に直交する方向から締め付ける必要がない。
したがって、内側面7に沿ってスライドさせて取り付ける部品1を、限られた作業スペースであっても容易かつ確実に取り付けることが可能となる。
[第4の実施形態]
図4は、本発明の実施形態におけるサーバの概略構成を示す平面図である。図5は、本発明の実施形態におけるサーバに対する部品の固定構造を示す斜視図である。図6は、本発明の実施形態における部品の構成を示す斜視図である。図7は、本発明の実施形態におけるサーバに対する部品の固定構造を示す平面図である。
図4に示すように、本実施形態のサーバ10は、筐体20と、部品100と、を備える。
筐体20は、中空箱状で、図示しないサーバラックに収容される。筐体20は、サーバラック(図示無し)の一端側と他端側とを結ぶ水平方向(以下、これを前後方向Dfと称する)にスライド可能に支持される。
筐体20は、底板21と、側板22と、前板23と、後板24と、を備える。
底板21は、平面視長方形状である。側板22は、底板21の幅方向Dwの両側に位置する。側板22は、底板21の幅方向Dwの両側から、それぞれ上下方向Dvの上方に延びる。前板23は、底板21の前後方向Dfの一端側に位置する。前板23は、底板21の前端から上方に延びる。後板24は、底板21の前後方向Dfの他端側に位置する。後板24は、底板21の後端から上方に延びる。
筐体20内には、ベース基板26が設けられる。ベース基板26は、板状で、筐体20の底板21上に沿わせて設けられる。ベース基板26の上面には、コネクタ25が設けられる。
筐体20内には、モジュール11が複数収納される。筐体20内に搭載されるモジュール11としては、例えば、CPU(Central Processing Unit)モジュール、カードモジュール等がある。CPUモジュールは、CPUやメモリ等が実装された基板を備える。カードモジュールは、PCI(Peripheral Component Interconnect)カード等の拡張カード基板を備える。
これらのモジュール11は、ベース基板26の上面に直交し、側板22と平行に立てた状態で、コネクタ25に着脱可能に接続される。筐体20内には、複数のモジュール11が、幅方向Dwに間隔をあけて複数設けられる。
部品100は、筐体20内に収納される。本実施形態において、部品100は、筐体20の側板22の内側面27に取り付けられる。
図5~図7に示すように、側板22の内側面27は、下部側面27aと、取付面27bと、を有する。下部側面27aは、側板22の底板21側に形成される。取付面27bは、下部側面27aに対して底板21から離間した側に形成される。取付面27bは、下部側面27aよりも幅方向Dwにおいて筐体20の内側に突出している。下部側面27aと取付面27bとの間には、下部側面27aおよび取付面27bとに直交する直交面27cが形成されている。これにより、側板22の内側面27は、クランク状をなす。
部品100は、側板22の下部側面27aに沿うように設けられる。部品100は、側板22の直交面27cと、底板21との間の空間に配置される。部品100は、例えば、基板101と、基板101上に実装された電子部品102と、を備える。部品100は、側板22の内側面27に、固定具30によって取り付けられる。
固定具30は、ブラケット40と、板状部材50と、を備える。
ブラケット40は、部品100の基板101に設けられる。ブラケット40は、基板固定部41と、起立部42と、突出片43と、固定片44と、を有する。
基板固定部41は、部品100に固定される。基板固定部41は、基板101の表面に沿い、ピン41p等により基板101に固定される。
起立部42は、基板固定部41から連続して形成される。起立部42は、部品100から交差する方向に起立する。起立部42の先端部には、基板101と平行に延びる折り曲げ部42sが形成される。また、起立部42は、一方の端部42aが基板101の一方の側に突出している。
突出片43は、起立部42の一方の端部42aから連続して形成される。突出片43は、基板101と平行に延びる。突出片43は、部品100を筐体20の内側面27に固定した状態で、取付面27bに沿い、取付面27bと板状部材50との間に挟み込まれる。
突出片43には、突起46が設けられる。突起46は、部品100を筐体20の内側面27に固定した状態で、取付面27bから離間する方向に突出する。突起46は、例えば円柱状である。
固定片44は、起立部42の他方の端部42bから連続して形成される。固定片44は、部品100を筐体20の内側面27に固定した状態で、筐体20の底板21に突き当たる。底板21は、取付面27bに交差している。底板21には、所定の位置に雌ネジ孔21hが形成される。固定片44は、取付面27bに沿う上下方向Dvからネジ35が挿入されるネジ挿通孔44hを有する。
板状部材50は、取付面27bに設けられる。板状部材50は、金属、樹脂等の板材から形成される。板状部材50は、基部51と、延出片52と、案内部53と、を有する。
基部51は、取付面27bに、ビス54等により固定される。基部51の下端部には、取付面27bから突出する方向に折り曲げられた折り曲げ部55が形成される。
延出片52は、折り曲げ部55の先端から下方に向かって延びる。延出片52は、取付面27bと平行に延びる。延出片52の下端部52aは、取付面27bよりも下方に突出している。板状部材50の延出片52は、取付面27bから離れる方向に弾性変形可能である。
案内部53は、延出片52から前後方向Dfの一方の側に延びる。案内部53は、延出片52から前後方向Dfの一方の側に向かって、取付面27bから離れる方向に傾斜する。
板状部材50には、ブラケット40の突起46が係合する孔56が形成される。孔56は、延出片52と案内部53とに跨がって形成される。孔56は、本実施形態では円形である。
部品100を筐体20の内側面27に固定した状態で、取付面27bと板状部材50の延出片52との間に、ブラケット40の突出片43が挟み込まれる。これにより、部品100は、ブラケット40を介して、筐体20の幅方向Dwへの移動が規制(拘束)される。さらに、板状部材50の孔56に、ブラケット40の突起46が係合することで、部品100は、部品100の取付面27bに沿った方向(前後方向Dfおよび上下方向Dv)への移動が規制(拘束)される。
また、板状部材50の孔56に、ブラケット40の突起46が係合する状態で、固定片44のネジ挿通孔44hが、筐体20の底板21の雌ネジ孔21hに連通する。この状態で、ネジ挿通孔44hを通して、ネジ35を雌ネジ孔21hに締め込むことで、固定片44が底板21に固定される。これにより、部品100は、ブラケット40を介して底板21に固定され、前後方向Df、上下方向Dv、及び幅方向Dwへの移動が規制(拘束)される。
また、部品100は、基板101の一方の側に位置する突起46と、基板101の他方の側に位置するネジ35とで、筐体20に固定される。これにより、部品100は、筐体20の内側面27に沿った面内における回転方向への移動も規制(拘束)される。
このようにして、板状部材50に形成された孔56と、部品100に設けられたブラケット40に形成され、孔56に係合する突起46とによって、取付面27bに沿った部品100を固定して移動を抑制する。
すなわち、孔56と、突起46とにより、取付面27bに沿った部品100を固定して移動を抑制する固定部33が構成される。
また、固定部33は、筐体20の底板21に部品100を固定するネジ35を備える。
を備える。
このような固定部33は、部品100が取付面27bに沿って回転するのを抑制する。
次に、上記したような部品100の取付方法について説明する。
図8は、本発明の実施形態における部品の取付方法を示すフローチャートである。図9は、本発明の実施形態における部品の取付方法において、部品を取付面に沿わせた状態を示す斜視図である。図10は、本発明の実施形態における部品の取付方法において、部品を取付面に沿わせた状態を示す平面図である。図11は、本発明の実施形態における部品の取付方法において、突起で板状部材を弾性変形させた状態を示す平面図である。
図8に示すように、部品100を筐体20の取付面27bに取り付けるには、以下の工程S11、工程S12、工程S13を順次実施する。
図9、図10に示すように、工程S11では、部品100を筐体20の内側面27に沿ってスライドさせ、内側面27に設けられた板状部材50との間に部品100を挟み込む。
具体的には、部品100の基板101を、内側面27の直交面27cと底板21との間に収める。このとき、部品100に設けられたブラケット40の突出片43は、板状部材50に対し、前後方向Dfの前方において、内側面27の取付面27bに沿わせる。
次いで、突出片43を取付面27bに沿わせたまま、部品100を前後方向Dfの後方に向かってスライドさせる。
すると、部品100に設けられたブラケット40の突出片43が、板状部材50の案内部53に突き当たる。部品100をさらに後方にスライドさせると、板状部材50の延出片52が、取付面27bから離れる方向に弾性変形する。これにより、突出片43が、取付面27bと板状部材50の延出片52との間に挟み込まれる。
工程S12では、内側面27に沿った部品100の移動を固定部33で拘束する。これには、図11に示すように、部品100を後方にスライドさせ、ブラケット40の突起46を板状部材50の案内部53に突き当てる。すると、突起46が突き当たる案内部53は傾斜しているため、板状部材50の延出片52が、取付面27bから離れる方向に弾性変形する。
部品100をさらに後方にスライドさせると、突起46が、板状部材50の孔56に係合する。すると、弾性変形していた延出片52は、取付面27b側に向かって戻る。これにより、内側面27に沿った部品100の移動が拘束される。
このように、板状部材50の孔56に、ブラケット40の突起46が係合する状態で、板状部材50の案内部53の先端が、ブラケット40の起立部42に突き当たる。これにより、部品100の取付面27bに沿った前後方向Dfの一方の側(前方)への移動が規制され、孔56と突起46との位置合わせが、より確実に行われる。また、この状態で、ブラケット40のネジ挿通孔44hと、筐体20の底板21の雌ネジ孔21hとが位置合わせされる。
工程S13では、筐体20の底板21に、ネジ35で、部品100を固定する。これには、ブラケット40のネジ挿通孔44hを通して、ネジ35を雌ネジ孔21hに締め込む。このとき、ネジ35は、底板21に直交する上下方向Dv、すなわち、内側面27に沿った方向から締め込む。
上記のような工程S11~S13を順次経ることで、部品100の筐体20の内側面27への取付が完了する。
なお、部品100を筐体20から取り外すには、まず、ネジ35を緩めて雌ネジ孔21hおよびネジ挿通孔44hから取り外す。次いで、取付面27bよりも下方に突出した延出片52の下端部52aを、指で引っ掛け、延出片52を、取付面27bから離間する方向に弾性変形させる。板状部材50の孔56から突起46が抜ければ、部品100の取付面27bに沿った移動の拘束が解除される。そこで、部品100を前後方向Dfの前方にスライドさせれば、部品100を取り外すことができる。
このような部品100の固定構造では、取付面27bに沿って移動可能な部品100を、板状部材50と取付面27bとの間に挟み込むとともに、部品100と板状部材50とを係合させて部品100の取付面27bに沿った移動を拘束する。これにより、部品100を取付面27bに固定することができる。部品100は、取付面27bに沿って移動させて板状部材50と取付面27bとの間に挟み込めばよいので、ネジ等を取付面27bに直交する方向から締め付ける必要もなく、限られた作業スペースでも部品100の取付が可能である。
したがって、取付面27bに沿ってスライドさせて取り付ける部品100を、限られた作業スペースであっても容易かつ確実に取り付けることが可能となる。
このような部品100の固定構造では、部品100を取付面27bに沿って移動させた場合に、部品100の一部が案内部53に突き当たることで、板状部材50を取付面27bから離れる方向へ変形させることができる。これにより、部品100を取付面27bに沿って移動させれば、部品100を取付面27bと板状部材50との間に挿入して挟み込むことができる。
このような部品100の固定構造では、固定部33は、部品100を取付面27bに交差する底板21に固定するためのネジ35を備える。ネジ35は、底板21にねじ込まれるため、取付面27bに交差する方向からドライバ等でねじ込む必要が無く、取付面27bに沿った方向(取付面27bに平行な方向)からねじ込むことができる。したがって、作業スペースが限られていても、部品100の取付面27bに沿った方向への移動を拘束できる。
このような部品100の固定構造では、固定部33は、板状部材50に形成された孔56と、部品100に設けられたブラケット40に形成され、孔56に係合する突起46と、を備える。このような突起46と孔56とが係合することで、部品100が板状部材50と係合し、取付面27bに沿った部品100の移動を拘束することができる。
このような部品100の固定構造では、突起46は、部品100を取付面27bに沿って移動させた場合に、板状部材50の案内部53に突き当たることで、板状部材50を取付面27bから離れる方向に変形させる。これにより、部品100の取付に際して、板状部材50を手指で持ち上げる等の作業が不要となる。したがって、部品100の装着を、容易に行うことができる。
このような部品100の固定構造では、固定部33は、部品100が取付面27bに沿って回転するのを抑制する。これにより、部品100の基板101に設けられた電子部品102に配線を接続する場合等に、部品100が回転してしまうのを抑えることができる。
このような部品100の固定構造では、ブラケット40が部品100の基板101の一方の側から外側に延びる。これにより、部品100を取付面27bに沿ってスライドさせる場合等にも、ブラケット40を手指で把持したり押圧することができる。これにより、部品100を容易に取り付けることが可能となる。
このような部品100の固定構造では、ブラケット40は、基板101に固定される基板固定部41と、取付面27bと板状部材50との間に挟み込まれる突出片43と、を備える。これにより、ブラケット40を介し、部品100の基板101を取付面27bに固定することができる。
このような部品100の固定構造では、ブラケット40は、ネジ挿通孔44hを有する固定片44を有する。これにより、ブラケット40を介し、部品100を筐体20の底板21にも固定することができる。これにより、部品100を、より強固に固定することができる。
このような部品100の固定構造では、ブラケット40は、部品100から起立した起立部42を備える。この起立部42により、ブラケット40を容易に保持することができるので、部品100の取付作業を容易に行うことが可能となる。
このような部品100の固定構造では、起立部42は、板状部材50に突き当たることで、部品100の取付面27bに沿った一方向への移動を規制する。これにより、孔56と突起46との位置合わせが、ネジ挿通孔44hと雌ネジ孔21hとが位置合わせを、容易かつ確実に行うことができる。
このような部品100の固定具30では、板状部材50と、固定部33と、を備える。これにより、部品100を取付面27bに固定することができる。部品100は、板状部材50と取付面27bとの間に挟み込み、固定部33で板状部材50と係合させればよい。したがって、ネジ等を取付面27bに直交する方向から締め付ける必要もなく、限られた作業スペースでも部品100の取付が可能である。その結果、取付面27bに沿ってスライドさせて取り付ける部品100を、限られた作業スペースであっても容易かつ確実に取り付けることが可能となる。
このような部品100の取付方法では、部品100を筐体20の内側面27に沿ってスライドさせ、内側面27に設けられた板状部材50との間に部品100を挟み込む工程と、内側面27に沿った部品100の移動を固定部33で拘束する工程と、を備える。
これにより、取付面27bに沿ってスライドさせて取り付ける部品100を、限られた作業スペースであっても容易かつ確実に取り付けることが可能となる。
このような部品100の取付方法では、板状部材50と、部品100の一部であるブラケット40とを係合させることで、内側面27に沿った部品100の移動を拘束する。
これにより、板状部材50と、ブラケット40とを係合させれば、部品100の移動を拘束することができるので、部品100の取付作業を容易に行うことができる。
このような部品100の取付方法では、筐体20の底板21に、内側面27に沿った方向に延びるネジ35で、部品100を固定する。したがって、ネジ等を取付面27bに直交する方向から締め付ける必要もなく、限られた作業スペースでも部品100の取付が可能である。その結果、取付面27bに沿ってスライドさせて取り付ける部品100を、限られた作業スペースであっても容易かつ確実に取り付けることが可能となる。
なお、上記実施形態において、部品100の取付に、ネジ35による筐体20の底板21への固定を用いたが、取付面27bに沿った部品100の移動を十分に抑制できるのであれば、ネジ35による固定を省略してもよい。
これには、例えば、突起46と孔56を、複数組設けるようにすれば、取付面27bに沿った部品100の移動を抑制できる。
また、図12に示すように、突起46Bおよび孔56Bを、前後方向Df(一の方向)に沿って延びる直線部46s、56sを有する形状としてもよい。これにより、取付面27bに沿った部品100の移動を、前後方向Dfおよび上下方向Dvに加えて、取付面27bに沿った回転方向に対しても抑制することができる。
さらには、突起46および孔56に対し、外部から基板101上の電子部品102に対する配線の接続方向が同軸上である場合等であれば、突起46と孔56との係合のみで、取付面27bに沿った部品100の回転方向の移動を抑制できる。
また、上記実施形態では、突起46を部品100のブラケット40側に設け、孔56を板状部材50に設けたが、孔をブラケット40側に設け、突起を板状部材50に設けるようにしてもよい。
さらに、上記実施形態では、部品100を、筐体20の内側面27に取り付けるようにしたが、これに限らない。部品100は、筐体20内に設けた他のモジュール11等に、上記と同様の固定構造によって取り付けることもできる。
また、上記の部品100の固定構造、固定具30、取付方法は、サーバ10に限らず、他の電子機器等にも適用可能である。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
1 部品
2 板状部材
3 固定部
4 取付面
5 固定具
6 筐体
7 内側面
10 サーバ
20 筐体
21 底板(固定面)
21h 雌ネジ孔
27 内側面
27b 取付面
30 固定具
33 固定部
35 ネジ
40 ブラケット
41 基板固定部
42 起立部
43 突出片
44 固定片
44h ネジ挿通孔
46、46B 突起
50 板状部材
53 案内部
56、56B 孔
56s 直線部
100 部品
101 基板
102 電子部品
Df 前後方向
Dv 上下方向
Dw 幅方向
S1 工程
S2 工程
S11 工程
S12 工程
S13 工程

Claims (10)

  1. 取付面に設けられ、前記取付面から離れる方向に弾性変形可能に設けられた板状部材と、
    前記取付面に沿って移動可能に設けられ、前記取付面と前記板状部材との間に挟み込まれる部品と、
    前記取付面に沿った前記部品を固定して移動を抑制する固定部と、
    備え、
    前記固定部は、前記部品を前記取付面に交差する固定面に固定するためのネジを備える
    部品の固定構造。
  2. 取付面に設けられ、前記取付面から離れる方向に弾性変形可能に設けられた板状部材と、
    前記取付面に沿って移動可能に設けられ、前記取付面と前記板状部材との間に挟み込まれる部品と、
    前記取付面に沿った前記部品を固定して移動を抑制する固定部と、
    備え、
    前記固定部は、
    前記板状部材及び前記部品の一方に形成された孔と、
    前記板状部材及び前記部品の他方に形成され、前記孔に係合する突起と、
    を備え、
    前記固定部は、前記部品が前記取付面に沿って回転するのを抑制し、
    前記突起と前記孔は、一の方向に沿って延びる直線部を有する
    部品の固定構造。
  3. 取付面に設けられ、前記取付面から離れる方向に弾性変形可能に設けられた板状部材と、
    前記取付面に沿って移動可能に設けられ、前記取付面と前記板状部材との間に挟み込まれる部品と、
    前記取付面に沿った前記部品を固定して移動を抑制する固定部と、
    備え、
    前記部品は、前記取付面に沿って前記部品の外側に延びるブラケットを備える
    部品の固定構造。
  4. 前記ブラケットは、
    前記部品に固定される基板固定部と、
    前記部品から前記取付面に沿って突出し、前記取付面と前記板状部材との間に挟み込まれる突出片と、
    を備える
    請求項3に記載の部品の固定構造。
  5. 前記ブラケットは、前記取付面に交差する固定面に突き当たり、前記取付面に沿う方向から前記ネジが挿入されるネジ挿通孔を有する固定片を有する
    請求項3または4に記載の部品の固定構造。
  6. 前記ブラケットは、前記部品から起立した起立部を備える
    請求項3から5のいずれか一項に記載の部品の固定構造。
  7. 前記起立部は、前記板状部材に突き当たることで、前記部品の前記取付面に沿った一方向への移動を規制する
    請求項6に記載の部品の固定構造。
  8. 前記板状部材は、前記部品の前記取付面に沿った移動方向に沿って前記取付面から離れる方向に傾斜した案内部を有する
    請求項1~7のいずれか一項に記載の部品の固定構造。
  9. 取付面に設けられ、前記取付面から離れる方向に弾性変形可能に設けられ、前記取付面との間に部品を挟み込む板状部材と、
    前記板状部材と係合して、前記取付面に沿った前記部品の移動を拘束する固定部と、
    備え、
    前記固定部は、前記部品を前記取付面に交差する固定面に固定するためのネジを備える
    部品の固定具。
  10. 部品を筐体の内側面に沿ってスライドさせ、前記内側面に設けられた板状部材との間に前記部品を挟み込む工程と、
    前記内側面に沿った前記部品の移動を固定部で拘束する工程と、
    備え、
    前記板状部材と前記部品の一部とを係合させることで、前記内側面に沿った前記部品の移動を拘束し、
    前記内側面に交差する前記筐体の底面に、前記内側面に沿った方向に延びるネジで、前記部品を固定する
    部品の取付方法。
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