本出願の実施形態は、端末装置によってアンライセンス周波数帯域のチャネル上で伝送されるアップリンク伝送がチャネルリスニングに対応するMCOTを占有できない場合、MCOTのリソース利用率およびチャネル利用率が比較的低い、という技術的問題を解決するためのデータ伝送方法、端末装置、およびネットワーク装置を提供する。
第1の態様によれば、本出願の実施形態は、データ伝送方法を提供する。この方法は、
端末装置によって、ネットワーク装置によって送信された指示情報を受信するステップであって、指示情報は、第1のアップリンク伝送を送信するために端末装置によって使用される第1の時間領域リソースを示すために使用される、ステップと、
端末装置によって、第1のアップリンク伝送を第1の時間領域リソースでネットワーク装置に送信するステップ、および第2のアップリンク伝送を第2の時間領域リソースでネットワーク装置に送信するステップであって、第2の時間領域リソースは、第1の時間領域リソースに基づいて端末装置によって決定された時間領域リソースであり、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースは、時間的に連続しているか又は不連続である、ステップとを含む。
第1の態様で提供されるデータ伝送方法によれば、端末装置によって送信されるアップリンク伝送がMCOTを完全に占有できない場合、端末装置は、完全に占有されていないMCOTを使用することによって、他のアップリンク伝送を送信し続けることができる。これは、MCOTのリソース使用率およびチャネル使用率を改善できる。
可能な実装では、指示情報は、第1のアップリンク伝送を送信するために端末装置によって使用される第1の周波数領域リソースを示すためにさらに使用され、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に連続していることは、
第1の周波数領域リソースが第2のアップリンク伝送を送信するために使用される第2の周波数領域リソースと同じである場合、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に連続していること、または
第1の周波数領域リソースが第1のアップリンク伝送を運ぶキャリア上のすべての利用可能な周波数領域リソース、全帯域幅リソース、またはすべての利用可能な物理リソースブロックを含む場合、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に連続していることを含む。
可能な実装で提供されるデータ伝送方法によれば、第1の周波数領域リソースが第2の周波数領域リソースと同じである場合、または第1の周波数領域リソースが、第1のアップリンク伝送を運ぶキャリア上で利用可能なすべての周波数領域リソース、キャリアの全帯域幅リソース、またはキャリアのすべての利用可能な物理リソースブロックを含む場合、端末装置は、第1の時間領域リソースに時間的に連続する第2の時間領域リソースを使用することによって第2のアップリンク伝送を送信する。これは、他の端末装置のチャネルアクセスに影響を与えたり、他の端末装置によって送信されるアップリンク情報に干渉を引き起こしたりせず、MCOTのリソース使用率およびチャネル使用率をさらに改善する。
可能な実装では、第1の時間領域リソースと第2の時間領域リソースが時間的に連続しており、第1の時間領域リソースが第2の時間領域リソースよりも時間的に早い場合、
端末装置が第2のアップリンク伝送を送信する開始時間単位は、データ情報または予約信号を運ぶために使用される。
可能な実装で提供されるデータ伝送方法によれば、完全に占有されていないMCOTで、第1の時間領域リソースに時間的に連続する第2の時間領域リソースを使用することによって第2のアップリンク伝送を送信すると、端末装置は、第2のアップリンク伝送が送信された開始時間単位でデータ情報または予約信号を送信する。これにより、チャネル占有の継続性を確保できる。
可能な実装では、第1の時間領域リソースと第2の時間領域リソースが時間的に連続しており、第2の時間領域リソースが第1の時間領域リソースよりも時間的に早い場合、
端末装置が第1のアップリンク伝送を送信する開始時間単位は、データ情報または予約信号を運ぶために使用される。
可能な実装で提供されるデータ伝送方法によれば、完全に占有されていないMCOTで、第1の時間領域リソースに連続する第2の時間領域リソースを使用することによって第2のアップリンク伝送を送信すると、端末装置は、第1のアップリンク伝送が送信された開始時間単位でデータ情報または予約信号を送信する。これにより、チャネル占有の継続性を確保できる。
可能な実装では、指示情報は、第1のアップリンク伝送を送信するために端末装置によって使用される第1の周波数領域リソースを示すためにさらに使用され、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に不連続であることは、
第1の周波数領域リソースが第2のアップリンク伝送を送信するために使用される第2の周波数領域リソースと異なる場合、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に不連続であること、または
第1の周波数領域リソースが第1のアップリンク伝送を運ぶキャリア上のすべての利用可能な周波数領域リソース、全帯域幅リソース、またはすべての利用可能な物理リソースブロックを含まない場合、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に不連続であることを含む。
可能な実装で提供されるデータ伝送方法によれば、第1の周波数領域リソースが第2の周波数領域リソースと異なる場合、または第1の周波数領域リソースが、第1のアップリンク伝送を運ぶキャリア上で利用可能なすべての周波数領域リソース、キャリアの全帯域幅リソース、またはキャリアのすべての利用可能な物理リソースブロックを含まない場合、端末装置は、第1の時間領域リソースに時間的に不連続である第2の時間領域リソースを使用することによって第2のアップリンク伝送を送信する。これは、他の端末装置のチャネルアクセスへの影響を軽減したり、他の端末装置から送信されたアップリンク情報への干渉を引き起こすのを回避したり、MCOTのリソース使用率やチャネル使用率をさらに改善したりできる。
可能な実装では、第1の時間領域リソースと第2の時間領域リソースが時間的に不連続であることは、
第1の時間領域リソースが第2の時間領域リソースよりも時間的に早く、第1の時間領域リソースの時間的な終了時点と第2の時間領域リソースの時間的な開始時点との間に第1の時間間隔があることを含む。
可能な実装で提供されるデータ伝送方法によれば、完全に占有されていないMCOTでは、端末装置は、第1の時間領域リソースから第1の時間間隔の間隔にある第2の時間領域リソースを使用することによって、第2のアップリンク伝送を送信する。これは、他の端末装置から送信されたアップリンク情報への干渉を引き起こすのを回避すること、およびMCOTのリソース使用率やチャネル使用率をさらに改善することができる。
可能な実装では、方法は、
端末装置によって、第1の時間間隔でチャネル上で第1のチャネルリスニングを行うステップをさらに含み、
端末装置によって、第2の時間領域リソースで第2のアップリンク伝送を送信するステップは、
端末装置がチャネル上で第1のチャネルリスニングを正常に行った場合に、端末装置によって、第2の時間領域リソースで第2のアップリンク伝送を送信するステップをさらに含む。
可能な実装で提供されるデータ伝送方法によれば、第1のチャネルリスニングは、他の端末装置から送信されたアップリンク情報への干渉を引き起こすのを回避すること、およびMCOTのリソース使用率やチャネル使用率をさらに改善することができる。
可能な実装では、第1の時間領域リソースと第2の時間領域リソースが時間的に不連続であることは、
第2の時間領域リソースが第1の時間領域リソースよりも時間的に早く、第2の時間領域リソースの時間的な終了時点と第1の時間領域リソースの時間的な開始時点との間に第2の時間間隔があることを含む。
可能な実装で提供されるデータ伝送方法によれば、完全に占有されていないMCOTでは、端末装置は、第1の時間領域リソースから第2の時間間隔の間隔にある第2の時間領域リソースを使用することによって、第2のアップリンク伝送を送信する。これは、他の端末装置のチャネルアクセスへの影響を軽減すること、およびMCOTのリソース使用率やチャネル使用率をさらに改善することができる。
可能な実装では、方法は、
端末装置によって、第2の時間間隔でチャネル上で第2のチャネルリスニングを行うステップをさらに含み、
端末装置によって、第1の時間領域リソースで第1のアップリンク伝送を送信するステップは、
端末装置がチャネル上で第2のチャネルリスニングを正常に行った場合に、端末装置によって、第1の時間領域リソースで第1のアップリンク伝送を送信するステップをさらに含む。
可能な実装で提供されるデータ伝送方法によれば、第2のチャネルリスニングは、他の端末装置から送信されたアップリンク情報への干渉を引き起こすのを回避すること、およびMCOTのリソース使用率やチャネル使用率をさらに改善することができる。
可能な実装では、第1のアップリンク伝送は、ネットワーク装置がスケジュールして端末装置に送信させるアップリンク伝送であり、第2のアップリンク伝送は、端末装置によってグラントフリー方式で送信されるアップリンク伝送である。
可能な実装で提供されるデータ伝送方法によれば、ネットワーク装置がスケジュールして端末装置に送信させる第1のアップリンク伝送がMCOTを完全に占有できない場合、端末装置は、完全に占有されていないMCOTを使用することによって、グラントフリー方式で送信されるアップリンク伝送し続けてもよい。これは、MCOTのリソース使用率およびチャネル使用率を改善できる。
可能な実装では、第3のチャネルリスニングに対応する最大チャネル占有時間は、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースを含み
第1の時間領域リソースが第2の時間領域リソースよりも時間的に早い場合、第3のチャネルリスニングは、端末装置が第1のアップリンク伝送を送信する前に行われるチャネルリスニングである、または、第2の時間領域リソースが第1の時間領域リソースよりも時間的に早い場合、第3のチャネルリスニングは、端末装置が第2のアップリンク伝送を送信する前に行われるチャネルリスニングである。
可能な実装で提供されるデータ伝送方法によれば、端末装置によって送信されるアップリンク伝送がMCOTを完全に占有できない場合、端末装置は、完全に占有されていないMCOTを使用することによって、他のアップリンク伝送を送信し続けることができる。これは、MCOTのリソース使用率およびチャネル使用率を改善できる。
第2の態様によれば、本出願の実施形態は、データ伝送方法であって、
ネットワーク装置によって、指示情報を端末装置に送信するステップであって、指示情報は、第1のアップリンク伝送を送信するために端末装置によって使用される第1の時間領域リソースを指示するために使用される、ステップと、
ネットワーク装置によって、第1の時間領域リソースで、端末装置によって送信された第1のアップリンク伝送を受信するステップおよび、第2の時間領域リソースで、端末装置によって送信された第2のアップリンク伝送を受信するステップであって、第2の時間領域リソースは、第1の時間領域リソースに基づいて端末装置によって決定された時間領域リソースであり、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースは、時間的に連続しているか又は不連続である、ステップとを含む、データ伝送方法を提供する。
可能な実装では、指示情報は、第1のアップリンク伝送を送信するために端末装置によって使用される第1の周波数領域リソースを示すためにさらに使用され、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に連続していることは、
第1の周波数領域リソースが第2のアップリンク伝送を送信するために使用される第2の周波数領域リソースと同じである場合、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に連続していること、または
第1の周波数領域リソースが第1のアップリンク伝送を運ぶキャリア上のすべての利用可能な周波数領域リソース、全帯域幅リソース、またはすべての利用可能な物理リソースブロックを含む場合、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に連続していることを含む。
可能な実装では、第1の時間領域リソースと第2の時間領域リソースが時間的に連続しており、第1の時間領域リソースが第2の時間領域リソースよりも時間的に早い場合、
ネットワーク装置が第2のアップリンク伝送を受信する開始時間単位は、データ情報または予約信号を運ぶために使用される。
可能な実装では、第1の時間領域リソースと第2の時間領域リソースが時間的に連続しており、第2の時間領域リソースが第1の時間領域リソースよりも時間的に早い場合、
ネットワーク装置が第1のアップリンク伝送を受信する開始時間単位は、データ情報または予約信号を運ぶために使用される。
可能な実装では、指示情報は、第1のアップリンク伝送を送信するために端末装置によって使用される第1の周波数領域リソースを示すためにさらに使用され、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に不連続であることは、
第1の周波数領域リソースが第2のアップリンク伝送を送信するために使用される第2の周波数領域リソースと異なる場合、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に不連続であること、または
第1の周波数領域リソースが第1のアップリンク伝送を運ぶキャリア上のすべての利用可能な周波数領域リソース、全帯域幅リソース、またはすべての利用可能な物理リソースブロックを含まない場合、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に不連続であることを含む。
可能な実装では、第1の時間領域リソースと第2の時間領域リソースが時間的に不連続であることは、
第1の時間領域リソースが第2の時間領域リソースよりも時間的に早く、第1の時間領域リソースの時間的な終了時点と第2の時間領域リソースの時間的な開始時点との間に第1の時間間隔があることを含む。
可能な実装では、第2のアップリンク伝送は、端末装置がチャネル上で第1のチャネルリスニングを正常に行った場合に、第2の時間領域リソースで端末装置によって送信されるアップリンク伝送である。
可能な実装では、第1の時間領域リソースと第2の時間領域リソースが時間的に不連続であることは、
第2の時間領域リソースが第1の時間領域リソースよりも時間的に早く、第2の時間領域リソースの時間的な終了時点と第1の時間領域リソースの時間的な開始時点との間に第2の時間間隔があることを含む。
可能な実装では、第1のアップリンク伝送は、端末装置がチャネル上で第2のチャネルリスニングを正常に行った場合に、第1の時間領域リソースで端末装置によって送信されるアップリンク伝送である。
可能な実装では、第1のアップリンク伝送は、ネットワーク装置がスケジュールして端末装置に送信させるアップリンク伝送であり、第2のアップリンク伝送は、端末装置によってグラントフリー方式で送信されるアップリンク伝送である。
可能な実装では、第3のチャネルリスニングに対応する最大チャネル占有時間は、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースを含み
第1の時間領域リソースが第2の時間領域リソースよりも時間的に早い場合、第3のチャネルリスニングは、端末装置が第1のアップリンク伝送を送信する前に行われるチャネルリスニングである、または、第2の時間領域リソースが第1の時間領域リソースよりも時間的に早い場合、第3のチャネルリスニングは、端末装置が第2のアップリンク伝送を送信する前に行われるチャネルリスニングである。
第2の態様で提供されるデータ伝送方法の有利な効果および第2の態様の可能な実装については、第1の態様の有利な効果および第1の態様の可能な実装を参照されたい。詳細はここでは再度説明しない。
第3の態様によれば、本出願の実施形態は、端末装置であって、
ネットワーク装置によって送信された指示情報を受信するように構成された受信モジュールであって、指示情報は、第1のアップリンク伝送を送信するために端末装置によって使用される第1の時間領域リソースを指示するために使用される、受信モジュールと、
第1の時間領域リソースで、ネットワーク装置に第1のアップリンク伝送を送信し、第2の時間領域リソースで、ネットワーク装置に第2のアップリンク伝送を送信するように構成された送信モジュールであって、第2の時間領域リソースは、第1の時間領域リソースに基づいて処理モジュールによって決定された時間領域リソースであり、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースは、時間的に連続しているか又は不連続である、送信モジュールとを含む、端末装置を提供する。
可能な実装では、指示情報は、第1のアップリンク伝送を送信するために端末装置によって使用される第1の周波数領域リソースを示すためにさらに使用され、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に連続していることは、
第1の周波数領域リソースが第2のアップリンク伝送を送信するために使用される第2の周波数領域リソースと同じである場合、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に連続していること、または
第1の周波数領域リソースが第1のアップリンク伝送を運ぶキャリア上のすべての利用可能な周波数領域リソース、全帯域幅リソース、またはすべての利用可能な物理リソースブロックを含む場合、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に連続していることを含む。
可能な実装では、第1の時間領域リソースと第2の時間領域リソースが時間的に連続しており、第1の時間領域リソースが第2の時間領域リソースよりも時間的に早い場合、
送信モジュールが第2のアップリンク伝送を送信する開始時間単位は、データ情報または予約信号を運ぶために使用される。
可能な実装では、第1の時間領域リソースと第2の時間領域リソースが時間的に連続しており、第2の時間領域リソースが第1の時間領域リソースよりも時間的に早い場合、
送信モジュールが第1のアップリンク伝送を送信する開始時間単位は、データ情報または予約信号を運ぶために使用される。
可能な実装では、指示情報は、第1のアップリンク伝送を送信するために端末装置によって使用される第1の周波数領域リソースを示すためにさらに使用され、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に不連続であることは、
第1の周波数領域リソースが第2のアップリンク伝送を送信するために使用される第2の周波数領域リソースと異なる場合、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に不連続であること、または
第1の周波数領域リソースが第1のアップリンク伝送を運ぶキャリア上のすべての利用可能な周波数領域リソース、全帯域幅リソース、またはすべての利用可能な物理リソースブロックを含まない場合、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に不連続であることを含む。
可能な実装では、第1の時間領域リソースと第2の時間領域リソースが時間的に不連続であることは、
第1の時間領域リソースが第2の時間領域リソースよりも時間的に早く、第1の時間領域リソースの終了時点と第2の時間領域リソースの時間的な開始時点との間に第1の時間間隔があることを含む。
可能な実装では、処理モジュールは、第1の時間間隔でチャネル上で第1のチャネルリスニングを行うようにさらに構成され、
送信モジュールは、処理モジュールがチャネル上で第1のチャネルリスニングを正常に行った場合に、第2の時間領域リソースで第2のアップリンク伝送を送信するように特に構成される。
可能な実装では、第1の時間領域リソースと第2の時間領域リソースが時間的に不連続であることは、
第2の時間領域リソースが第1の時間領域リソースよりも時間的に早く、第2の時間領域リソースの時間的な終了時点と第1の時間領域リソースの時間的な開始時点との間に第2の時間間隔があることを含む。
可能な実装では、処理モジュールは、第2の時間間隔でチャネル上で第2のチャネルリスニングを行うようにさらに構成され、
送信モジュールは、処理モジュールがチャネル上で第2のチャネルリスニングを正常に行った場合に、第1の時間領域リソースで第1のアップリンク伝送を送信するように特に構成される。
可能な実装では、第1のアップリンク伝送は、ネットワーク装置がスケジュールして端末装置に送信させるアップリンク伝送であり、第2のアップリンク伝送は、端末装置によってグラントフリー方式で送信されるアップリンク伝送である。
可能な実装では、第3のチャネルリスニングに対応する最大チャネル占有時間は、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースを含み
第1の時間領域リソースが第2の時間領域リソースよりも時間的に早い場合、第3のチャネルリスニングは、端末装置が第1のアップリンク伝送を送信する前に行われるチャネルリスニングである、または、第2の時間領域リソースが第1の時間領域リソースよりも時間的に早い場合、第3のチャネルリスニングは、端末装置が第2のアップリンク伝送を送信する前に行われるチャネルリスニングである。
第3の態様で提供される端末装置の有利な効果および第3の態様の可能な実装については、第1の態様の有利な効果および第1の態様の可能な実装を参照されたい。詳細はここでは再度説明しない。
第4の態様によれば、本出願の実施形態は、ネットワーク装置であって、
指示情報を端末装置に送信するように構成された送信モジュールであって、指示情報は、第1のアップリンク伝送を送信するために端末装置によって使用される第1の時間領域リソースを指示するために使用される、送信モジュールと、
第1の時間領域リソースで、端末装置によって送信された第1のアップリンク伝送を受信し、第2の時間領域リソースで、端末装置によって送信された第2のアップリンク伝送を受信するように構成された受信モジュールであって、第2の時間領域リソースは、第1の時間領域リソースに基づいて端末装置によって決定された時間領域リソースであり、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースは、時間的に連続しているか又は不連続である、受信モジュールとを含む、ネットワーク装置を提供する。
可能な実装では、指示情報は、第1のアップリンク伝送を送信するために端末装置によって使用される第1の周波数領域リソースを示すためにさらに使用され、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に連続していることは、
第1の周波数領域リソースが第2のアップリンク伝送を送信するために使用される第2の周波数領域リソースと同じである場合、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に連続していること、または
第1の周波数領域リソースが第1のアップリンク伝送を運ぶキャリア上のすべての利用可能な周波数領域リソース、全帯域幅リソース、またはすべての利用可能な物理リソースブロックを含む場合、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に連続していることを含む。
可能な実装では、第1の時間領域リソースと第2の時間領域リソースが時間的に連続しており、第1の時間領域リソースが第2の時間領域リソースよりも時間的に早い場合、
受信モジュールが第2のアップリンク伝送を受信する開始時間単位は、データ情報または予約信号を運ぶために使用される。
可能な実装では、第1の時間領域リソースと第2の時間領域リソースが時間的に連続しており、第2の時間領域リソースが第1の時間領域リソースよりも時間的に早い場合、
受信モジュールが第1のアップリンク伝送を受信する開始時間単位は、データ情報または予約信号を運ぶために使用される。
可能な実装では、指示情報は、第1のアップリンク伝送を送信するために端末装置によって使用される第1の周波数領域リソースを示すためにさらに使用され、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に不連続であることは、
第1の周波数領域リソースが第2のアップリンク伝送を送信するために使用される第2の周波数領域リソースと異なる場合、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に不連続であること、または
第1の周波数領域リソースが第1のアップリンク伝送を運ぶキャリア上のすべての利用可能な周波数領域リソース、全帯域幅リソース、またはすべての利用可能な物理リソースブロックを含まない場合、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に不連続であることを含む。
可能な実装では、第1の時間領域リソースと第2の時間領域リソースが時間的に不連続であることは、
第1の時間領域リソースが第2の時間領域リソースよりも時間的に早く、第1の時間領域リソースの時間的な終了時点と第2の時間領域リソースの時間的な開始時点との間に第1の時間間隔があることを含む。
可能な実装では、第2のアップリンク伝送は、端末装置がチャネル上で第1のチャネルリスニングを正常に行った場合に、第2の時間領域リソースで端末装置によって送信されるアップリンク伝送である。
可能な実装では、第1の時間領域リソースと第2の時間領域リソースが時間的に不連続であることは、
第2の時間領域リソース第が1の時間領域リソースよりも時間的に早く、第2の時間領域リソースの時間的な終了時点と第1の時間領域リソースの時間的な開始時点との間に第2の時間間隔があることを含む。
可能な実装では、第1のアップリンク伝送は、端末装置がチャネル上で第2のチャネルリスニングを正常に行った場合に、第1の時間領域リソースで端末装置によって送信されるアップリンク伝送である。
可能な実装では、第1のアップリンク伝送は、ネットワーク装置がスケジュールして端末装置に送信させるアップリンク伝送であり、第2のアップリンク伝送は、端末装置によってグラントフリー方式で送信されるアップリンク伝送である。
可能な実装では、第3のチャネルリスニングに対応する最大チャネル占有時間は、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースを含み
第1の時間領域リソースが第2の時間領域リソースよりも時間的に早い場合、第3のチャネルリスニングは、端末装置が第1のアップリンク伝送を送信する前に行われるチャネルリスニングである、または、第2の時間領域リソースが第1の時間領域リソースよりも時間的に早い場合、第3のチャネルリスニングは、端末装置が第2のアップリンク伝送を送信する前に行われるチャネルリスニングである。
第4の態様で提供されるネットワーク装置の有利な効果および第4の態様の可能な実装については、第1の態様の有利な効果および第1の態様の可能な実装を参照されたい。詳細はここでは再度説明しない。
第5の態様によれば、本出願の実施形態は、端末装置であって、
ネットワーク装置によって送信された指示情報を受信するように構成された受信器であって、指示情報は、第1のアップリンク伝送を送信するために端末装置によって使用される第1の時間領域リソースを指示するために使用される、受信器と、
第1の時間領域リソースで、ネットワーク装置に第1のアップリンク伝送を送信し、第2の時間領域リソースで、ネットワーク装置に第2のアップリンク伝送を送信するように構成された送信器であって、第2の時間領域リソースは、第1の時間領域リソースに基づいてプロセッサによって決定された時間領域リソースであり、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースは、時間的に連続しているか又は不連続である、送信器とを含む、端末装置を提供する。
可能な実装では、指示情報は、第1のアップリンク伝送を送信するために端末装置によって使用される第1の周波数領域リソースを示すためにさらに使用され、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に連続していることは、
第1の周波数領域リソースが第2のアップリンク伝送を送信するために使用される第2の周波数領域リソースと同じである場合、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に連続していること、または
第1の周波数領域リソースが第1のアップリンク伝送を運ぶキャリア上のすべての利用可能な周波数領域リソース、全帯域幅リソース、またはすべての利用可能な物理リソースブロックを含む場合、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に連続していることを含む。
可能な実装では、第1の時間領域リソースと第2の時間領域リソースが時間的に連続しており、第1の時間領域リソースが第2の時間領域リソースよりも時間的に早い場合、
送信器が第2のアップリンク伝送を送信する開始時間単位は、データ情報または予約信号を運ぶために使用される。
可能な実装では、第1の時間領域リソースと第2の時間領域リソースが時間的に連続しており、第2の時間領域リソースが第1の時間領域リソースよりも時間的に早い場合、
送信器が第1のアップリンク伝送を送信する開始時間単位は、データ情報または予約信号を運ぶために使用される。
可能な実装では、指示情報は、第1のアップリンク伝送を送信するために端末装置によって使用される第1の周波数領域リソースを示すためにさらに使用され、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に不連続であることは、
第1の周波数領域リソースが第2のアップリンク伝送を送信するために使用される第2の周波数領域リソースと異なる場合、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に不連続であること、または
第1の周波数領域リソースがすべての利用可能な周波数領域リソース、全帯域幅リソース、または第1のアップリンク伝送を運ぶキャリア上のすべての利用可能な物理リソースブロックを含まない場合、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に不連続であることを含む。
可能な実装では、第1の時間領域リソースと第2の時間領域リソースが時間的に不連続であることは、
第1の時間領域リソースが第2の時間領域リソースよりも時間的に早く、第1の時間領域リソースの時間的な終了時点と第2の時間領域リソースの時間的な開始時点との間に第1の時間間隔があることを含む。
可能な実装では、プロセッサは、第1の時間間隔でチャネル上で第1のチャネルリスニングを行うようにさらに構成され、
送信器は、プロセッサがチャネル上で第1のチャネルリスニングを正常に行った場合に、第2の時間領域リソースで第2のアップリンク伝送を送信するように特に構成される。
可能な実装では、第1の時間領域リソースと第2の時間領域リソースが時間的に不連続であることは、
第2の時間領域リソースが第1の時間領域リソースよりも時間的に早く、第2の時間領域リソースの時間的な終了時点と第1の時間領域リソースの時間的な開始時点との間に第2の時間間隔があることを含む。
可能な実装では、プロセッサは、第2の時間間隔でチャネル上で第2のチャネルリスニングを行うようにさらに構成され、
送信器は、プロセッサがチャネル上で第2のチャネルリスニングを正常に行った場合に、第1の時間領域リソースで第1のアップリンク伝送を送信するように特に構成される。
可能な実装では、第1のアップリンク伝送は、ネットワーク装置がスケジュールして端末装置に送信させるアップリンク伝送であり、第2のアップリンク伝送は、端末装置によってグラントフリー方式で送信されるアップリンク伝送である。
可能な実装では、第3のチャネルリスニングに対応する最大チャネル占有時間は、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースを含み
第1の時間領域リソースが第2の時間領域リソースよりも時間的に早い場合、第3のチャネルリスニングは、端末装置が第1のアップリンク伝送を送信する前に行われるチャネルリスニングである、または、第2の時間領域リソースが第1の時間領域リソースよりも時間的に早い場合、第3のチャネルリスニングは、端末装置が第2のアップリンク伝送を送信する前に行われるチャネルリスニングである。
第5の態様で提供される端末装置の有利な効果および第5の態様の可能な実装については、第1の態様の有利な効果および第1の態様の可能な実装を参照されたい。詳細はここでは再度説明しない。
第6の態様によれば、本出願の実施形態は、ネットワーク装置であって、
指示情報を端末装置に送信するように構成された送信器であって、指示情報は、第1のアップリンク伝送を送信するために端末装置によって使用される第1の時間領域リソースを指示するために使用される、送信器と、
第1の時間領域リソースで、端末装置によって送信された第1のアップリンク伝送を受信し、第2の時間領域リソースで、端末装置によって送信された第2のアップリンク伝送を受信するように構成された受信器であって、第2の時間領域リソースは、第1の時間領域リソースに基づいて端末装置によって決定された時間領域リソースであり、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースは、時間的に連続しているか又は不連続である、受信器とを含む、ネットワーク装置を提供する。
可能な実装では、指示情報は、第1のアップリンク伝送を送信するために端末装置によって使用される第1の周波数領域リソースを示すためにさらに使用され、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に連続していることは、
第1の周波数領域リソースが第2のアップリンク伝送を送信するために使用される第2の周波数領域リソースと同じである場合、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に連続していること、または
第1の周波数領域リソースが第1のアップリンク伝送を運ぶキャリア上のすべての利用可能な周波数領域リソース、全帯域幅リソース、またはすべての利用可能な物理リソースブロックを含む場合、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に連続していることを含む。
可能な実装では、第1の時間領域リソースと第2の時間領域リソースが時間的に連続しており、第1の時間領域リソースが第2の時間領域リソースよりも時間的に早い場合、
受信器が第2のアップリンク伝送を受信する開始時間単位は、データ情報または予約信号を運ぶために使用される。
可能な実装では、第1の時間領域リソースと第2の時間領域リソースが時間的に連続しており、第2の時間領域リソースが第1の時間領域リソースよりも時間的に早い場合、
受信器が第1のアップリンク伝送を受信する開始時間単位は、データ情報または予約信号を運ぶために使用される。
可能な実装では、指示情報は、第1のアップリンク伝送を送信するために端末装置によって使用される第1の周波数領域リソースを示すためにさらに使用され、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に不連続であることは、
第1の周波数領域リソースが第2のアップリンク伝送を送信するために使用される第2の周波数領域リソースと異なる場合、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に不連続であること、または
第1の周波数領域リソースが第1のアップリンク伝送を運ぶキャリア上のすべての利用可能な周波数領域リソース、全帯域幅リソース、またはすべての利用可能な物理リソースブロックを含まない場合、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に不連続であることを含む。
可能な実装では、第1の時間領域リソースと第2の時間領域リソースが時間的に不連続であることは、
第1の時間領域リソースが第2の時間領域リソースよりも時間的に早く、第1の時間領域リソースの時間的な終了時点と第2の時間領域リソースの時間的な開始時点との間に第1の時間間隔があることを含む。
可能な実装では、第2のアップリンク伝送は、端末装置がチャネル上で第1のチャネルリスニングを正常に行った場合に、第2の時間領域リソースで端末装置によって送信されるアップリンク伝送である。
可能な実装では、第1の時間領域リソースと第2の時間領域リソースが時間的に不連続であることは、
第2の時間領域リソースが第1の時間領域リソースよりも時間的に早く、第2の時間領域リソースの時間的な終了時点と第1の時間領域リソースの時間的な開始時点との間に第2の時間間隔があることを含む。
可能な実装では、第1のアップリンク伝送は、端末装置がチャネル上で第2のチャネルリスニングを正常に行った場合に、第1の時間領域リソースで端末装置によって送信されるアップリンク伝送である。
可能な実装では、第1のアップリンク伝送は、ネットワーク装置がスケジュールして端末装置に送信させるアップリンク伝送であり、第2のアップリンク伝送は、端末装置によってグラントフリー方式で送信されるアップリンク伝送である。
可能な実装では、第3のチャネルリスニングに対応する最大チャネル占有時間は、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースを含み、
第1の時間領域リソースが第2の時間領域リソースよりも時間的に早い場合、第3のチャネルリスニングは、端末装置が第1のアップリンク伝送を送信する前に行われるチャネルリスニングである、または、第2の時間領域リソースが第1の時間領域リソースよりも時間的に早い場合、第3のチャネルリスニングは、端末装置が第2のアップリンク伝送を送信する前に行われるチャネルリスニングである。
第6の態様で提供されるネットワーク装置の有利な効果および第6の態様の可能な実装については、第1の態様の有利な効果および第1の態様の可能な実装を参照されたい。詳細はここでは再度説明しない。
第7の態様によれば、本出願の実施形態は、端末装置を提供する。端末装置は、第1の態様による方法を実行するように構成された少なくとも1つの処理要素(またはチップ)を含む。
第8の態様によれば、本出願の実施形態は、ネットワーク装置を提供する。ネットワーク装置は、第2の態様による方法を実行するように構成された少なくとも1つの処理要素(またはチップ)を含む。
第9の態様によれば、本出願の実施形態は、プログラムを提供する。プロセッサによって実行されるとき、プログラムは、第1の態様による方法を実行するために使用される。
第10の態様によれば、本出願の実施形態は、プログラムを提供する。プロセッサによって実行されるとき、プログラムは、第2の態様による方法を実行するために使用される。
第11の態様によれば、本出願の実施形態は、第9の態様によるプログラムを含むプログラム製品、例えば、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。
第12の態様によれば、本出願の実施形態は、第10の態様によるプログラムを含むプログラム製品、例えば、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。
第13の態様によれば、本出願の実施形態は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体は、命令を格納する。命令がコンピュータ上で実行されると、コンピュータは第1の態様による方法を実行することが可能になる。
第14の態様によれば、本出願の実施形態は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体は、命令を格納する。命令がコンピュータ上で実行されると、コンピュータは第2の態様による方法を実行することが可能になる。
本出願の実施形態で提供されるデータ伝送方法、端末装置、およびネットワーク装置によれば、端末装置によって送信されるアップリンク伝送が、MCOTを完全に占有できない場合、端末装置は、完全に占有されていないMCOTを使用することによって、他のアップリンク伝送を送信し続けることができる。これは、MCOTのリソース使用率およびチャネル使用率を改善できる。
図1は、本出願の実施形態による通信システムのフレームワーク図である。図1に示すように、通信システムは、ネットワーク装置01と端末装置02とを含む。
ネットワーク装置01は、基地局または様々な無線アクセスポイントであってもよく、またはアクセスネットワーク内の1つ以上のセクタを使用することによってエアインタフェースを介して端末装置と通信する装置であってもよい。基地局は、受信した無線フレームとIPパケットを相互に変換し、無線端末とアクセスネットワークの残りの部分との間のルータとして機能するように構成されえ、アクセスネットワークの残りの部分は、インターネットプロトコル(IP)ネットワークを含みうる。基地局は、エアインタフェースの属性管理をさらに調整しうる。例えば、基地局は、モバイル通信のためのグローバルシステム(global system for mobile communication、GSM)または符号分割多重アクセス(code division multiple access、CDMA)における基地トランシーバ局(base transceiver station、BTS)、広帯域符号分割多重アクセス(wideband code division multiple access、WCDMA(登録商標))におけるNodeB(NodeB、NB)、ロング・ターム・エボリューション(long term evolution、LTE)における発展型NodeB(evolved NodeB、eNBまたはeNodeB)、リレーノードまたはアクセスポイント、または将来の5GネットワークにおけるgNodeB、gNBであってもよい。これは本明細書では限定されない。
端末装置02は、無線端末であっても有線端末であってもよい。無線端末は、音声および/または他のサービスデータ接続をユーザに提供する装置、無線接続機能を備えたハンドヘルド装置、または無線モデムに接続された他の処理装置を指してもよい。無線端末は、無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)を介して1つ以上のコアネットワークと通信しうる。無線端末は、携帯電話(「セルラ」電話とも呼ばれる)などの携帯端末、および携帯端末を備えたコンピュータ、例えば、ポータブル、ポケットサイズ、ハンドヘルド、コンピュータ内蔵型、または無線アクセスネットワークと音声および/またはデータを交換する車載モバイル機器であってもよい。例えば、それは、パーソナル通信サービス(personal communication service、PCS)電話、コードレス電話セット、セッション開始プロトコル(session initiation protocol、SIP)電話、無線ローカルループ(wireless local loop、WLL)局、または携帯情報端末(personal digital assistant、PDA)であってもよい。無線端末は、システム、加入者ユニット(subscriber unit)、加入者局(subscriber station)、移動局(mobile station)、携帯電話(mobile)、遠隔局(remote station)、リモート端末(remote terminal)、アクセス端末(access terminal)、ユーザ端末(user terminal)、ユーザエージェント(user agent)、ユーザ装置(user device or user equipment)、またはネットワークアクセス機能を持つセンサと呼ばれることもある。これは本明細書では限定されない。
前述の通信システムは、LTE通信システムであってもよく、または他の将来の通信システム、例えば5G通信システムであってもよいことに留意されたい。これは本明細書では限定されない。この出願のこの実施形態では、通信システムは、ライセンス・スペクトルで動作してもよく、またはアンライセンス・スペクトルで動作してもよい。具体的には、ネットワーク装置は、ライセンス・スペクトルまたはアンライセンス・スペクトルでダウンリンク情報を送信し、端末装置は、ライセンス・スペクトルまたはアンライセンス・スペクトルでアップリンク情報を送信する。
LAA-LTE通信システムは、CA技術を使用することにより、利用可能なスペクトルを5GHzのアンライセンス周波数帯に拡張できる。ライセンス・スペクトルの支援により、端末装置およびネットワーク装置はそれぞれ、アンライセンス・スペクトルでダウンリンク伝送およびアップリンク伝送を伝送することができる。
アンライセンス周波数帯を他のシステム(例えば、異なる事業者の通信システムやWi-Fiネットワーク)と共有するために、アンライセンス周波数帯を利用してアップリンク伝送する場合、LAA-LTE通信システムの端末装置は、LBTチャネルアクセスメカニズムを使用する。具体的には、アップリンク伝送を送信する前に、端末装置はまずチャネル上でチャネルリスニングを行う。リスニングを通じて、チャネルがアイドルであると判断した場合(すなわち、チャネルリスニングが成功した場合)、端末装置はチャネル上でアップリンク伝送を送信してもよい。リスニングを通じて、チャネルがビジーであると判断した場合(すなわち、チャネルリスニングが失敗した場合)、端末装置はチャネル上でのアップリンク伝送の送信を中止する。なお、端末装置がチャネルリスニングを正常に行った後、端末装置がアップリンク伝送を継続的に送信できる最大時間長は、最大チャネル占有時間(maximum channel occupancy time、MCOT)と呼ばれる。すなわち、MCOTの長さにわたってチャネルを継続的に占有した後、端末装置はチャネルを解放する必要がある。端末装置がアップリンク伝送を送信し続ける必要がある場合、端末装置は、LBTを再度実行した後でのみチャネルにアクセスできる。前述のアップリンク伝送は、アップリンクバースト送信(transmission)、アップリンクバースト(burst)などと呼ばれることもある。
現在、2つのタイプのチャネルリスニングがある。
第1のタイプのチャネルリスニングは、長時間リスニングタイプのチャネルリスニングである。具体的には、端末装置が第1のタイプのチャネルリスニングを行うとき、チャネルリスニングを開始してからチャネルリスニングを正常に実行するまでに比較的長い時間がかかる。一部の実施形態では、第1のタイプのチャネルリスニングは、type 1 channel accessとも呼ばれ得る。現在、一般的な第1のタイプのチャネルリスニングは、ランダムバックオフに基づくクリアチャネルアセスメント(clear channel assessment、CCA)を含む。
端末装置がランダムバックオフに基づくCCAを行う手順は次のとおりであり得る。端末装置は、0と初期コンテンションウィンドウサイズ(contention window size、CWS)との間のバックオフカウンタの値Nを均一かつランダムに生成し、リスニングスロットの細かさ(例えば、9μsの持続時間)でキャリア上でチャネルリスニングを行いうる。初期コンテンションウィンドウサイズは、ネットワーク装置の構成に基づいて具体的に決定され得る。
端末装置が、リスニングスロット内でチャネルがアイドルであることを検出すると、バックオフカウンタが1デクリメントされる。端末装置がリスニングスロット内でチャネルがビジーであることを検出すると、バックオフカウンタは一時停止され、1デクリメントされることはない。具体的には、チャネルがビジーの場合、バックオフカウンタの値は変更されず、チャネルがアイドルであることを端末装置が検出するまで、バックオフカウンタは再びカウントダウンする。特定の実装中に、端末装置は、リスニングスロットで受信したチャネル上の電力をエネルギー検出(CCA-energy detection、CCA-ED)閾値と比較しうる。チャネルの電力がCCA-ED以上の場合、チャネルはビジーであると決定され、または、チャネルの電力がCCA-ED未満の場合、チャネルはアイドルであると決定される。
バックオフカウンタがゼロにデクリメントされると、端末装置は、チャネルリスニングが成功した(LBTリスニングの成功とも呼ばれることもある)と決定しうる。このシナリオでは、端末装置は、アップリンク伝送を送信するために、すぐにチャネルを占有しうる。一部の実施形態では、端末装置は、代替的に、バックオフカウンタをゼロにデクリメントした後、一定期間待機してもよい。待機が終了した後、端末装置は追加のスロット(例えば、9μsまたは25μs+9*kμs、ここでkはゼロまたは正の整数)を使用してチャネル上でリスニングを行いうる。端末装置は、追加のスロット内でリッスンすることにより、チャネルがアイドルであることを知る場合、チャネルリッスンが成功したと決定することができる。このシナリオでは、端末装置は、アップリンク伝送を送信するために、すぐにチャネルを占有しうる。
端末装置が占有する予定の時間領域リソースの前に端末装置がバックオフカウンタをゼロにデクリメントしない場合、または端末装置が占有する予定の前に時間領域リソースの前に端末装置がバックオフカウンタをゼロにデクリメントするが、追加のリスニングスロット内でリッスンすることにより、チャネルがビジーであることを知る場合、端末装置は、チャネルリスニングが失敗した(LBTリスニング失敗とも呼ばれる)と決定しうる。この場合、端末装置は、チャネル上でのアップリンク伝送の送信を中止する。
端末装置がランダムバックオフに基づくCCAを行うとき、ランダムバックオフに基づくCCAに対応するMCOTは、送信予定のアップリンク伝送のアクセス優先度クラス(priority class)に基づいて決定され得ることに留意されたい。同様に、長さが異なるMCOTに対応する、ランダムバックオフに基づくCCAの初期コンテンションウィンドウサイズの値も異なる。例えば、4つのアクセス優先度クラスがあり、各アクセス優先度クラスは、チャネルリスニングパラメータの1つのセットに対応している。チャネルリスニングパラメータは、コンテンションウィンドウセット、最大チャネル占有時間などを含む。例えば、アクセス優先度クラス1のCWSセットは{3、7}で、アクセス優先度クラス1の最大チャネル占有時間は2msであり、アクセス優先度クラス2のCWSセットは{7、15}であり、アクセス優先度クラス2の最大チャネル占有時間は4msであり、アクセス優先度クラス3のCWSセットは{15、31、63、127、255、511、1023}であり、アクセス優先度クラス3の最大チャネル占有時間は6msまたは10msであり、アクセス優先度クラス4のCWSセットは{15、31、63、127、255、511、1023}であり、アクセス優先度クラス4の最大チャネル占有時間は6msまたは10msである。
第2のタイプのチャネルリスニングは、短時間リスニングタイプのチャネルリスニングである。具体的には、端末装置が第2のタイプのチャネルリスニングを行うとき、チャネルリスニングを開始してからチャネルリスニングを正常に行うまでに比較的短い時間がかかる。一部の実施形態では、第2のタイプのチャネルリスニングは、type 2 channel accessとも呼ばれ得る。現在、一般的な第2のタイプのチャネルリスニングは、シングルスロットCCAを含む。一部の実施形態では、シングルスロットCCAは、ワンショット(one shot)CCAまたは25μs CCAとも呼ばれる。
端末装置がシングルスロットCCAを行う手順は、以下のとおりであり得る。端末装置は、チャネル上で、長さが事前設定された時間長(例えば、25μs)であるシングルスロットでリスニングを行う。端末装置は、シングルスロット内でチャネルがアイドルであることを検出すると、チャネルリスニングが成功したと決定する。このシナリオでは、端末装置は、アップリンク伝送を送信するために、すぐにチャネルを占有しうる。端末装置は、シングルスロット内でチャネルがビジーであることを検出すると、チャネルリスニングが失敗したと決定する。このシナリオでは、端末装置は、チャネル上でのアップリンク伝送の送信を中止する。特定の実施中に、端末装置は、シングルスロットで受信したチャネル上の電力をCCA-ED閾値と比較することができる。チャネルの電力がCCA-ED閾値以上の場合、チャネルはビジーであると決定され、または、チャネルの電力がCCA-ED未満の場合、チャネルはアイドルであると決定される。
あるいは、第2のタイプのチャネルリスニングは、キャリアで迅速に行うことができる他のチャネルリスニングであってもよいことが理解され得る。これは本明細書では限定されない。また、第2のタイプのチャネルリスニングのリッスン持続時間も25μsに限られず、より長いまたは短い持続時間であってもよい。第2のタイプのチャネルリスニングの回数は1回に限られず、2回、3回以上であってもよい。これは本明細書では特に限定されない。
従来技術では、端末装置は、アップリンク伝送を送信する前に第1のタイプのチャネルリスニングを行い、チャネルリスニングが成功した後にアップリンク伝送を送信するためにチャネルにアクセスすることができる。この場合、アップリンク伝送が第1タイプのチャネルリスニングに対応するMCOTを完全に占有できない場合、MCOTのリソース使用率およびチャネル使用率は比較的低くなる。
前述の問題を考慮して、本出願の実施形態は、完全に占有されていないMCOTを使用することによって端末装置が他のアップリンク伝送を送信し続けることを可能にするデータ伝送方法を提供する。これは、MCOTのリソース使用率およびチャネル使用率を改善できる。以下は、一部の実施形態を使用することにより、本出願の技術的解決策を詳細に説明する。以下のいくつかの実施形態は互いに組み合わせることができ、一部の実施形態では、同じまたは類似の概念またはプロセスは繰り返し記述しない。
図2は、本出願の実施形態によるデータ伝送方法のシグナリングフローチャートである。この実施形態では、端末装置は、ダイバーシティアンテナを使用して周波数間セルを測定する一方で、メインアンテナを使用してサービングセルのデータを受信するか、またはサービングセルのデータを送信することができる。図2に示されるように、方法は以下のステップを含み得る。
S101:ネットワーク装置は、指示情報を端末装置に送信する。
指示情報は、第1のアップリンク伝送を送信するために端末装置によって使用される第1の時間領域リソースを指示するために使用される。本出願のこの実施形態では、指示情報の他の特徴は限定されない。当業者は、指示情報が依然として5G移動通信システムにおけるアップリンクグラント(uplink grant、UL grant)の用語を使用してもよく、または他の用語を使用してもよいことを理解し得る。したがって、本出願のこの実施形態では、様々な通信システムにおける指示情報の名前は限定されない。任意選択で、ネットワーク装置は、ダウンリンク制御シグナリングを使用することによって指示情報を送信してもよく、または他のシグナリングを使用することによって指示情報を送信してもよい。
S102:端末装置は、指示情報を受信する。
S103:端末装置は、第1の時間領域リソースでネットワーク装置に第1のアップリンク伝送を送信し、第2の時間領域リソースでネットワーク装置に第2のアップリンク伝送を送信する。
第2の時間領域リソースは、第1の時間領域リソースに基づいて端末装置によって決定される時間領域リソースであり、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースは、時間的に連続しているか又は不連続である。
S104:ネットワーク装置は、第1の時間領域リソースで第1のアップリンク伝送を受信し、第2の時間領域リソースで第2のアップリンク伝送を受信する。
第1のアップリンク伝送は、ネットワーク装置が端末装置をスケジュールするアップリンク伝送であってもよく、具体的には、端末装置がネットワーク装置によって送信されたUL grantを受信した後に送信され、UL grantによって示される第1の時間領域リソースで送信されるアップリンク伝送である。一部の実施形態では、第1のアップリンク伝送は、スケジュールされたアップリンク(scheduled uplink、SUL)バーストまたはSUL送信と呼ばれることもある。端末装置が第1のアップリンク伝送を送信する必要がある前に、端末装置は、端末装置にリソースを割り当てるようにネットワーク装置に要求するために、まずネットワーク装置にスケジューリング要求(scheduling request、SR)を送信する必要があることに注意されたい。さらに、第1のアップリンク伝送は、第1の周波数領域リソースにさらに対応する。例えば、第1の周波数領域リソースは、少なくとも1つの物理リソースブロック(physical resource block、PRB)を含む。任意選択で、第1の周波数領域リソースは、指示情報を使用することによってネットワーク装置によって端末装置に示されてもよく、または他の指示情報を使用することによってネットワーク装置によって端末装置に示されてもよい。これは限定されない。
第2のアップリンク伝送は、グラントフリー方式で端末装置によって送信されるアップリンク伝送であってもよく、具体的には、ネットワーク装置によって半静的に構成された時間領域リソースで端末装置によって自律的に送信されるアップリンク伝送であってもよい。言い換えると、第2のアップリンク伝送を送信するために使用される第2の時間領域リソースは、UL grantを使用することによってネットワーク装置によって動的にスケジュールされない。したがって、端末装置が第2のアップリンク伝送を送信する必要がある前に、端末装置は、SRをネットワーク装置に送信する必要がなく、ネットワーク装置がUL grantを送信するのを待つ必要がない。したがって、データ伝送効率およびチャネル使用効率が向上されうる。一部の実施形態では、第2のアップリンク伝送は、グラントフリーアップリンク(grant free uplink or grantless uplink、GUL)送信、GULバースト、自律アップリンク(autonomous uplink、AUL)送信、またはAULバーストと呼ばれることもある。さらに、第2のアップリンク伝送は、第2の周波数領域リソースにさらに対応する。例えば、第2の周波数領域リソースは、少なくとも1つの物理リソースブロックを含む。任意選択で、第2の周波数領域リソースは、上位層シグナリング、および/または物理層制御シグナリングなどの他の指示情報を使用することによって、ネットワーク装置によって端末装置用に構成される。これは限定されない。
第2のアップリンク伝送(すなわち、グラントフリー方式で送信されるアップリンク伝送)は、以下の特徴のうちの少なくとも1つを有することができる。
1.アップリンク伝送を送信する前に、端末装置はSRをネットワーク装置に送信する必要がなく、ネットワーク装置の動的スケジューリングに基づいてアップリンク伝送を送信する必要がない。その代わりに、端末装置は、アップリンク伝送を送信することを自律的に決定する。
2.第1のアップリンク伝送(すなわち、ネットワーク装置のスケジューリングに基づいて端末装置によって送信されるアップリンク伝送)とは異なり、第2のアップリンク伝送を送信するために使用されるGUL時間領域リソースおよび/またはGUL周波数領域リソースは、ネットワーク装置によって端末装置用に半静的に構成される。GUL時間領域リソースは、グラントフリー送信に使用される時間領域リソースとも呼ばれる。言い換えると、第2のアップリンク伝送は、UL grantを使用することによってネットワーク装置によって端末装置に動的にスケジュールされない。任意選択で、GUL時間領域リソースおよびGUL周波数領域リソースは、上位層シグナリング(例えば、RRCシグナリング)および/または物理層制御シグナリングを使用することによって、ネットワーク装置によって端末装置用に構成され得る。言い換えると、GUL時間領域リソースは定期的である、またはGUL時間領域リソースは連続した時間領域リソースである。本出願のこの実施形態では、第2の時間領域リソースは、ネットワーク装置によって半静的に構成され、グラントフリー送信に使用される時間領域リソースの一部であり得る。物理層制御シグナリングは、第1のユーザ固有の無線ネットワーク一時識別子(radio network temporary identifier、RNTI)を使用してスクランブルされ得る、例えば、GULセル無線ネットワーク一時識別子(GUL cell radio network temporary identifier、GUL C-RNTI)、AUL C-RNTI、または半永続スケジューリングC-RNTI(semi-persistent scheduling C-RNTI、SPS C-RNTI)を使用してスクランブルされ得ることに注意されたい。第1のアップリンク伝送をスケジュールするために使用されるUL grantは、第2のユーザ固有のRNTIを使用してスクランブルされ、第2のユーザ固有のRNTIは、第1のユーザ固有のRNTIとは異なる。例えば、第2のユーザ固有のRNTIは、C-RNTIである。
3.第2のアップリンク伝送を送信する前に、端末装置は、グラント無しアップリンク制御情報(grantless uplink control information、G-UCI)をネットワーク装置に報告してもよい。G-UCIは、2回目のアップリンク伝送に対応する制御情報である。G-UCIは、第2のアップリンク伝送に含まれる少なくとも1つのデータパケットに対応するハイブリッド自動再送要求(hybrid automatic repeat request、HARQ)プロセスのHARQプロセス番号情報の少なくとも1つの情報、新しいデータインジケータ(new data indicator、NDI)情報、第2のアップリンク伝送に含まれる少なくとも1つのデータパケットに対応する冗長バージョン(redundancy version、RV)情報、および端末装置のユーザID(UE IDと表記)情報を含み得る。
第1の時間領域リソースは、第1のアップリンク伝送に対応する時間領域リソースであることが理解され得る。言い換えると、端末装置は、第1のアップリンク伝送を送信するために第1の時間領域リソースを占有する。
第2の時間領域リソースは、第2のアップリンク伝送に対応する時間領域リソースであることが理解され得る。言い換えると、端末装置は、第2のアップリンク伝送を送信するために第2の時間領域リソースを占有する。
第1のアップリンク伝送を送信するための第1の時間領域リソースまたは第2のアップリンク伝送を送信するための第2の時間領域リソースは、アップリンク情報を送信するために使用される少なくとも1つの時間単位を含み得る。例えば、時間単位は、送信時間間隔(transmission time interval、TTI)であり得る。TTIは、1msのTTIであってもよく、または1msより短い短送信時間間隔(short transmission time interval、sTTI)であってもよい。すなわち、sTTIが占有する時間領域リソースの長さは、1msのTTIよりも短い。言い換えると、データチャネルがsTTIに対応する場合、データチャネルが占有する時間領域リソースの長さは1msより短い。sTTIでサポートされ得るオプションの長さは、7つの時間領域シンボル、1つの時間領域シンボル、2つの時間領域シンボル、3つの時間領域シンボル、または4つの時間領域シンボルなどの構造を含む。本明細書における時間領域シンボルは、単一キャリア周波数分割多重接続シンボル(single carrier frequency division multiple access symbol、SS)、または直交周波数分割多重接続シンボル(orthogonal frequency division multiple access symbol、OFDMA)などであり得る。代替的に、sTTIは1msより短い他のTTI長をサポートできる。詳細は説明しない。一部の実施形態では、1msのTTIは、長さが1msであるサブフレームと呼ばれることもあり、1msより短いsTTIは、ミニスロット(mini-slot)と呼ばれることもある。
第1の時間領域リソースまたは第2の時間領域リソースが複数の時間単位を含むとき、複数の時間単位は時間的に連続していてもよい。本明細書における「連続」とは、チャネル占有が連続している、すなわち、端末装置が情報を送信するために複数の時間単位を連続に占有していること、または時間単位(例えば、TTIまたはサブフレーム)のシーケンス番号が連続していることを意味する。言い換えると、時間的に連続する複数の時間単位において、隣接する2つの時間単位の間にギャップがない場合やギャップがある場合がある。例えば、端末装置は、アップリンク伝送を送信するために前の時間単位の終了位置で時間領域リソースを占有せず、時間領域リソースをアイドルとして予約することができる、または、端末装置は、アップリンク伝送を送信するために次の時間単位の開始位置で時間領域リソースを占有せず、時間領域リソースをアイドルとして予約することができる。これは、本出願のこの実施形態では限定されない。すなわち、複数の時間単位のいずれか1つが完全な時間単位であってもよく、または時間単位の一部であってもよい。
任意選択で、第1の時間領域リソースが複数の時間単位を含むとき、第1のアップリンク伝送を送信するための第1の時間領域リソースは、1つのUL grantを使用してスケジュールされ得るか、または少なくとも2つのUL grantを使用してスケジュールされ得る。具体的には、少なくとも2つのUL grantのそれぞれは、第1のアップリンク伝送を送信するために使用される少なくとも1つの時間単位をスケジュールする。例えば、第1のアップリンク伝送を送信するための第1の時間領域リソースは、時間的に連続し、第1のUL grantおよび第2のUL grantを使用することによってスケジュールされる4つの時間単位#1から#4を含む。例えば、2つのUL grantはそれぞれ、2つの時間単位をスケジュールするために使用される。この場合、第1のUL grantは、時間単位#1および#2をスケジュールするために使用することができ、第2のUL grantは、時間単位#3および#4をスケジュールするために使用することができる。
この実施形態では、端末装置は、第1のアップリンク伝送を送信する前にチャネル上で第3のチャネルリスニングを行うことができる。第3のチャネルリスニングは、例えば、上述の第1のタイプのチャネルリスニングであってもよい。端末装置が第1のアップリンク伝送を送信する前に端末装置によって行われるチャネルリスニングのタイプは、ダウンリンク制御情報(例えば、ステップS101の指示情報)を使用することによって、ネットワーク装置によって具体的に示され得る。例えば、タイプは、第1のアップリンク伝送をスケジュールするための少なくとも1つのUL grantを使用することによって通知されてもよい。任意選択で、端末装置は、代替的に、チャネルリスニングタイプを取得する既存の方法で、端末装置が第1のアップリンク伝送を送信する前に端末装置によって行われるチャネルリスニングのタイプを取得してもよい。詳細は説明しない。
チャネルリスニングが成功した後、端末装置はチャネルにアクセスし、一定期間チャネルを継続的に占有することができる。チャネルを継続的に占有するための時間長は、第3のチャネルリスニングに対応するMCOTの長さを超えない。第1のアップリンク伝送は、ネットワーク装置が端末装置に送信するようにスケジュールするアップリンク伝送であるため、次の問題が存在する可能性がある。ネットワーク装置は、MCOTの長さに一致する第1の時間領域リソースを端末装置にスケジュールしない。その結果、端末装置が第1の時間領域リソースを使用することによって第1のアップリンク伝送を送信するとき、MCOT全体を完全に占有することができない。または、ネットワーク装置は、MCOTの長さに一致する第1の時間領域リソースを端末装置にスケジュールするが、端末装置は、第1の時間領域リソースの第1の時間単位の前に第1のタイプのチャネルリスニングを完了できないが、第1の時間領域リソースの比較的後の時間単位でのみチャネルにアクセスする。その結果、端末装置が第1の時間領域リソースの残りの時間領域リソースを使用することによって第1のアップリンク伝送を送信するとき、MCOT全体を完全に占有することができない。
したがって、この実施形態では、端末装置によって送信された第1のアップリンク伝送がMCOTを完全に占有できない、すなわち、第1のアップリンク伝送を送信するための第1の時間領域リソースの長さがMCOTの長さより短い場合、端末装置は、MCOTの残り時間の一部またはすべて(すなわち、第2の時間領域リソース)を使用することによって第2のアップリンク伝送を送信し続けることができ、第2のアップリンク伝送のために第1のタイプのチャネルリスニングを再度行う必要はない。すなわち、端末装置は、第1の時間領域リソースで第1のアップリンク伝送を送信し、第2の時間領域リソースで第2のアップリンク伝送を送信するので、ネットワーク装置は、第1の時間領域リソースで第1のアップリンク伝送を受信し、第2の時間領域リソースで第2のアップリンク伝送を受信することができる。言い換えれば、第3のチャネルリスニングに対応するMCOTは、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースを含む。このようにして、MCOTのリソース使用率およびチャネル使用率を改善できる。
例えば、ネットワーク装置によって端末装置にスケジュールされ、第1のアップリンク伝送を送信するために使用される第1の時間領域リソースは、サブフレーム#n+1からサブフレーム#n+4であると仮定され、端末装置は、サブフレーム#nで第1のタイプのチャネルリスニング(すなわち、第3のチャネルリスニング)を完了し、第1のタイプのチャネルリスニング(すなわち、第3のチャネルリスニング)に対応するMCOTの長さは、8サブフレームである。言い換えると、端末装置は、サブフレーム#n+1からサブフレーム#n+8でアップリンク伝送を送信することができる。この場合、端末装置が第1の時間領域リソースを使用することによって第1のアップリンク伝送を送信するとき、サブフレーム#n+5からサブフレーム#n+8はアイドルサブフレームである。したがって、端末装置は、サブフレーム#n+5からサブフレーム#n+8の一部またはすべてを使用することによって第2のアップリンク伝送を送信することができ、第2のアップリンク伝送のために第1のタイプのチャネルリスニングを再度行う必要はない。
例えば、ネットワーク装置によって端末装置にスケジュールされ、第1のアップリンク伝送を送信するために使用される第1の時間領域リソースは、サブフレーム#n+1からサブフレーム#n+8であると仮定され、端末装置は、サブフレーム#n+2で第1のタイプのチャネルリスニング(すなわち、第3のチャネルリスニング)を完了し、第1のタイプのチャネルリスニング(すなわち、第3のチャネルリスニング)に対応するMCOTの長さは、8サブフレームである。言い換えると、端末装置は、サブフレーム#n+3からサブフレーム#n+10でアップリンク伝送を送信することができる。この場合、端末装置が第1の時間領域リソースの残りの利用可能なリソース(サブフレーム#n+3からサブフレーム#n+8)を使用することによって第1のアップリンク伝送を送信するとき、サブフレーム#n+9およびサブフレーム#n+10はアイドルサブフレームである。したがって、端末装置は、サブフレーム#n+9およびサブフレーム#n+10のいずれかまたは両方を使用することによって第2のアップリンク伝送を送信することができ、第2のアップリンク伝送のために第1のタイプのチャネルリスニングを再度行う必要はない。
一方、端末装置は、第2のアップリンク伝送を送信する前に、チャネル上で第3のチャネルリスニングを行うことができる。第3のチャネルリスニングは、例えば、上述の第1のタイプのチャネルリスニングであってもよい。チャネルリスニングが成功した後、端末装置はチャネルにアクセスし、第2のアップリンク伝送を送信するためにチャネルを継続的に占有することができる。チャネルを継続的に占有するための最大時間長は、第3のチャネルリスニングに対応するMCOTの長さを超えない。第2のアップリンク伝送が第3のチャネルリスニングに対応するMCOTを完全に占有できない場合、すなわち、第2のアップリンク伝送を送信するための第2の時間領域リソースの長さがMCOTの長さより短い場合、端末装置は、MCOTの残り時間の一部またはすべて(すなわち、第1の時間領域リソース)を使用することによって第1のアップリンク伝送を送信し続けることができ、第1のアップリンク伝送のために第1のタイプのチャネルリスニングを再度行う必要はない。すなわち、端末装置は、第1の時間領域リソースで第1のアップリンク伝送を送信し、第2の時間領域リソースで第2のアップリンク伝送を送信するので、ネットワーク装置は、第1の時間領域リソースで第1のアップリンク伝送を受信し、第2の時間領域リソースで第2のアップリンク伝送を受信することができる。言い換えれば、第3のチャネルリスニングに対応するMCOTは、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースを含む。このようにして、MCOTのリソース使用率およびチャネル使用率を改善できる。
第3のチャネルリスニングに対応するMCOTが、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースを含む次の2つの場合がありうる。
任意選択で、第1の時間領域リソースと第2の時間領域リソースの時間長の合計は、第3のチャネルリスニングに対応する最大チャネル占有時間を超えない。例えば、第1の時間領域リソースは、サブフレーム{#n+12、#n+13}を含む。端末装置は、第1のアップリンク伝送の前に第2のアップリンク伝送を送信することができ、第2のアップリンク伝送を送信する前に端末装置によって実行される第3のチャネルリスニングに対応するMCOTの長さは6msであり、1つのサブフレーム長さは1msである。この場合、第2の時間領域リソースの長さは4msであってもよく、第2の時間領域リソースはサブフレーム{#n+8、#n+9、#n+10、#n+11}を占有するため、第1の時間領域リソースと第2の時間領域リソースの長さの合計は、MCOTの長さを超えない。
任意選択で、第1の時間領域リソースの時間長、第2の時間領域リソースの時間長、および第1の時間領域リソースと第2の時間領域リソースとの間のギャップの合計は、第3のチャネルリスニングに対応する最大チャネル占有時間を超えない。ギャップは、端末装置がチャネル上でアップリンク情報を送信しないアイドル時間であり得る。言い換えると、第1の時間領域リソースと第2の時間領域リソースとの間のギャップも、第3のチャネルリスニングに対応する最大チャネル占有時間にカウントされる。特定の実装では、ギャップは、事前定義された時間長を超えないアイドル時間であり得る。例えば、事前定義された時間長は25μsである。第1の時間領域リソースと第2の時間領域リソースとの間で、25μs以内のアイドル時間(例えば、シングルスロットCCAのチャネルリスニングに使用されるギャップ)は、第3のチャネルリスニングに対応する最大チャネル占有時間にカウントされる場合があるが、25μsを超えるアイドル時間は、第3のチャネルリスニングに対応する最大チャネル占有時間にカウントされない場合があることが理解され得る。
第1の時間領域リソースと第2の時間領域リソースは、時間的に重複しないことが理解され得る。例えば、第1の時間領域リソースが第2の時間領域リソースよりも遅い場合、第1の時間領域リソースの開始時点は、第2の時間領域リソースの終了時点より早くはない。第1の時間領域リソースが第2の時間領域リソースよりも早い場合、第2の時間領域リソースの開始時点は、第1の時間領域リソースの終了時点より早くない。
任意選択で、第1の時間領域リソースが第2の時間領域リソースよりも時間的に早い場合に第1のアップリンク伝送を送信する前に端末装置によって実行される第1のタイプのチャネルリスニングに対応するMCOTの長さは、第2の時間領域リソースが第1の時間領域リソースよりも時間的に早い場合に第2のアップリンク伝送を送信する前に端末装置によって実行される第1のタイプのチャネルリスニングに対応するMCOTの長さと同じであるかまたは異なり得る。これは、第1のアップリンク伝送のサービス優先度および/または第2のアップリンク伝送のサービス優先度に基づいて具体的に決定され得る。
この実施形態では、第2の時間領域リソースは、第1の時間領域リソースに基づいて端末装置によって決定される時間領域リソースである。端末装置が第1の時間領域リソースに基づいて第2の時間領域リソースをどのようにして決定するかについて、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に連続しているか又は不連続であるという観点から以下で説明される。
第1のケースでは、第1の時間領域リソースと第2の時間領域リソースは時間的に連続している。詳細は以下のとおりである。
図3は、本出願の実施形態による時間領域リソースの概略図である。図3に示されるように、従来技術では、ネットワーク装置は、少なくとも2つの端末装置を同じ時間単位でスケジュールすることができるので、少なくとも2つの端末装置は、直交周波数領域リソースを使用することによって同じ時間単位でアップリンク伝送を同時に送信することができる。言い換えると、端末装置および他の端末装置は、周波数分割多重方式でアップリンク伝送を同時に送信することができる。その結果、第1の時間領域リソースと第2の時間領域リソースが時間的に連続していることは、他の端末装置に干渉を引き起こす可能性がある。
図3の(a)に示されるように、第2のアップリンク伝送を送信するための第2の時間領域リソースが、第1のアップリンク伝送を送信するための第1の時間領域リソースよりも遅い例が使用される。ネットワーク装置が、指示情報を使用することによって、端末装置(#1)がサブフレーム#n+8および#n+9で第1のアップリンク伝送を送信するようにスケジュールし、端末装置(#2)がサブフレーム#n+8から#n+11でアップリンク伝送を送信するようにスケジュールし、端末装置(#1)と端末装置(#2)は、周波数分割多重化方式でサブフレーム#n+8および#n+9でアップリンク伝送を送信すると仮定する。
端末装置(#1)が第3のチャネルリスニングを行うことにより、サブフレーム#n+8の前にチャネルにアクセスした後、端末装置は、サブフレーム#n+8から#n+13のチャネルを占有することができる。ネットワーク装置によって送信された指示情報に従って、端末装置(#1)の第1のアップリンク伝送は、サブフレーム#n+9で終了する。しかしながら、端末装置(#1)は、ネットワーク装置によって他の端末装置にスケジュールされた時間領域リソースおよび周波数領域リソースを知らないので、端末装置(#1)は、端末装置(#2)のアップリンク伝送がサブフレーム#n+9で終了するのかどうかを決定できず、第2のアップリンク伝送を送信するための周波数領域リソースが、端末装置(#2)の周波数領域リソースと衝突するかどうかを決定できない。ネットワーク装置によって端末装置に半静的に構成され、第2のアップリンク伝送の送信に使用される第2の周波数領域リソースは、通常、キャリアの全帯域幅を占有する。その結果、端末装置(#1)がサブフレーム#n+10で第2のアップリンク伝送を直接送信すると、端末装置(#2)に干渉が発生する可能性がある。
図3の(b)に示されるように、第1のアップリンク伝送を送信するための第1の時間領域リソースが、第2のアップリンク伝送を送信するための第2の時間領域リソースよりも遅い例が使用される。ネットワーク装置が、指示情報を使用することによって、端末装置(#1)がサブフレーム#n+12と#n+13で第1のアップリンク伝送を送信するようにスケジュールし、端末装置(#2)がサブフレーム#n+12および#n+13でアップリンク伝送を送信するようにスケジュールし、端末装置(#1)と端末装置(#2)は、周波数分割多重化方式でサブフレーム#n+12と#n+13でアップリンク伝送を送信すると仮定する。
端末装置(#1)が第3のチャネルリスニングを行うことにより、サブフレーム#n+8の前にチャネルにアクセスした後、端末装置は、サブフレーム#n+8から#n+13のチャネルを占有することができる。この場合、端末装置(#1)が第2のアップリンク伝送をサブフレーム#n+8から#n+11で送信すると、第2のアップリンク伝送を送信するための第2の周波数領域リソースは通常、キャリアの全帯域幅を占有するため、第2のアップリンク伝送は、アップリンク伝送を送信するためのチャネルリスニングを行う際に端末装置(#2)をブロックする。その結果、端末装置(#2)は、サブフレーム#n+12の前にチャネルにアクセスすることができず、端末装置(#2)のチャネルアクセスが影響を受ける。
したがって、上記の問題を回避するために、端末装置が第1のアップリンク伝送を送信するために使用する第1の周波数領域リソースが、第2のアップリンク伝送を送信するために使用される第2の周波数領域リソースと同じである場合、第1の時間領域リソースと第2の時間領域リソースは時間的に連続している場合がある。第2のアップリンク伝送を送信するための第2の周波数領域リソースは、通常、キャリアの全帯域幅を占有するため、第2の周波数領域リソースが第1の周波数領域リソースと同じである場合、これは、端末装置と他の端末装置は、周波数分割多重方式で第1の時間領域リソースでデータを送信し、他の端末装置は、端末装置が第1のアップリンク伝送を送信した後、時間領域リソースでアップリンク伝送を継続的に送信しないことを示す。したがって、端末装置は、第1のアップリンク伝送を送信した直後に第2のアップリンク伝送を送信することができる。言い換えると、第1の時間領域リソースの終了時点は、第2の時間領域リソースの開始時点である。あるいは、端末装置は、第2のアップリンク伝送の直後に第1のアップリンク伝送を送信することができる。言い換えると、第2の時間領域リソースの終了時点は、第1の時間領域リソースの開始時点である。
あるいは、第1の周波数領域リソースが第1のアップリンク伝送を運ぶキャリア上のすべての利用可能な周波数領域リソースを含む場合、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースは、時間的に連続している。第1の周波数領域リソースが第1のアップリンク伝送を運ぶキャリア上のすべての利用可能な周波数領域リソースを含む場合、これは、キャリアでアップリンク伝送を送信するために使用できるすべての利用可能な周波数領域リソースは第1のアップリンク伝送を送信するために使用され、残りの周波数領域リソースは他の端末装置によって使用されないことを示す。したがって、端末装置および他の端末装置は、周波数分割多重方式で第1の時間領域リソースでデータを送信せず、他の端末装置は、端末装置が第1のアップリンク伝送を送信した後、時間領域リソースでアップリンク伝送を継続的に送信しない。このシナリオでは、端末装置は、第1のアップリンク伝送を送信した直後に第2のアップリンク伝送を送信することができる。言い換えると、第1の時間領域リソースの終了時点は、第2の時間領域リソースの開始時点である。あるいは、端末装置は、第2のアップリンク伝送の直後に第1のアップリンク伝送を送信することができる。言い換えると、第2の時間領域リソースの終了時点は、第1の時間領域リソースの開始時点である。本明細書におけるキャリアは、代替的にサブバンド(subband)であってもよく、サブバンドまたはキャリアは、端末装置がチャネルリスニングを行う周波数領域範囲に対応する。例えば、端末装置は、キャリアのチャネルにアクセスするために20MHzキャリアでチャネルリスニングを行う、または、端末装置は、サブバンドのチャネルにアクセスするために、20MHzサブバンドでチャネルリスニングを行う。任意選択で、キャリアまたはサブバンドで利用可能なすべての周波数領域リソースは、キャリアまたはサブバンドのすべての周波数領域リソース、またはキャリアまたはサブバンドでアップリンク情報を送信するために端末装置によって使用されるすべての周波数領域リソースを含む。アップリンク情報は、データ情報であり得るか、またはデータ情報、制御情報、および参照信号のうちの少なくとも1つを含み得る。一部の実施形態では、キャリアまたはサブバンドの利用可能なすべての周波数領域リソースは、キャリアまたはサブバンドのガードバンド(guard band)を含まない。
あるいは、第1の周波数領域リソースが第1のアップリンク伝送を運ぶキャリア上の全帯域幅(full bandwidth)リソースを含む場合、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースは、時間的に連続している。第1の周波数領域リソースが、第1のアップリンク伝送を運ぶキャリア上の全帯域幅リソースを含む場合、これは、キャリアのすべての周波数領域リソースは第1のアップリンク伝送を送信するために使用され、残りの周波数領域リソースは他の端末装置によって使用されないことを示す。したがって、端末装置および他の端末装置は、周波数分割多重方式で第1の時間領域リソースでデータを送信せず、他の端末装置は、端末装置が第1のアップリンク伝送を送信した後、時間領域リソースでアップリンク伝送を継続的に送信しない。このシナリオでは、端末装置は、第1のアップリンク伝送を送信した直後に第2のアップリンク伝送を送信することができる。言い換えると、第1の時間領域リソースの終了時点は、第2の時間領域リソースの開始時点である。あるいは、端末装置は、第2のアップリンク伝送の直後に第1のアップリンク伝送を送信することができる。言い換えると、第2の時間領域リソースの終了時点は、第1の時間領域リソースの開始時点である。本明細書のキャリアは、代替的に、サブバンド(subband)であってもよい。任意選択で、キャリアまたはサブバンドの全帯域幅リソースは、キャリアまたはサブバンドのすべての周波数領域リソース、またはキャリアまたはサブバンドでアップリンク情報を送信するために端末装置によって使用されるすべての帯域幅リソースを含む。アップリンク情報は、データ情報であり得るか、またはデータ情報、制御情報、および参照信号のうちの少なくとも1つを含み得る。一部の実施形態では、キャリアまたはサブバンドの全帯域幅リソースは、キャリアまたはサブバンドのガードバンド(guard band)を含まない。
あるいは、第1の周波数領域リソースが第1のアップリンク伝送を運ぶキャリア上のすべての利用可能な物理リソースブロックを含む場合、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースは、時間的に連続している。具体的には、これは、第1の周波数領域リソースが、キャリアにあり、かつアップリンク伝送の送信に使用できるすべての物理リソースブロックを含む場合、キャリア上の利用可能なすべての物理リソースブロックは第1のアップリンク伝送の送信に使用され、利用可能な物理リソースブロックが他の端末装置によって使用されないことを示す。したがって、端末装置および他の端末装置は、周波数分割多重方式で第1の時間領域リソースでデータを送信せず、他の端末装置は、端末装置が第1のアップリンク伝送を送信した後、時間領域リソースでアップリンク伝送を継続的に送信しない。このシナリオでは、端末装置は、第1のアップリンク伝送を送信した直後に第2のアップリンク伝送を送信することができる。言い換えると、第1の時間領域リソースの終了時点は、第2の時間領域リソースの開始時点である。あるいは、端末装置は、第2のアップリンク伝送の直後に第1のアップリンク伝送を送信することができる。言い換えると、第2の時間領域リソースの終了時点は、第1の時間領域リソースの開始時点である。本明細書のキャリアは、代替的に、サブバンド(subband)であってもよい。任意選択で、キャリアまたはサブバンドで利用可能なすべての物理リソースブロック(physical resource block、PRB)は、キャリアまたはサブバンドのすべての周波数領域リソース、またはキャリアまたはサブバンドでアップリンク情報を送信するために端末装置によって使用されるすべての周波数領域リソースを含む。アップリンク情報は、データ情報であり得るか、またはデータ情報、制御情報、および参照信号のうちの少なくとも1つを含み得る。一部の実施形態では、キャリアまたはサブバンドの利用可能なすべての物理リソースブロックは、キャリアまたはサブバンドのガードバンド(guard band)を含まない。
第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に連続していることは、単なる例であることが理解され得る。当業者は、前述の条件が満たされない場合、または任意の場合でも、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に連続し得ることを理解することができる。これは、この実施形態では限定されない。
第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に連続していることは、第1のアップリンク伝送をよび第2のアップリンク伝送が時間的に連続しているとも呼ばれることを理解されたい。
第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に連続し、第2の時間領域リソースが第1の時間領域リソースよりも早い場合、端末装置は、第1の時間領域リソースの開始時点または開始時間単位に基づいて、第2の時間領域リソースの終了時点または終了時間単位を決定することができる。例えば、端末装置は、第1の時間領域リソースの開始時点を第2の時間領域リソースの終了時点として使用するか、または第1の時間領域リソースの開始時間単位を第2の時間領域リソースの終了時間単位に隣接させることができる。
第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に連続し、第2の時間領域リソースが第1の時間領域リソースよりも遅い場合、端末装置は、第1の時間領域リソースの終了時点または終了時間単位に基づいて、第2の時間領域リソースの開始時点または開始時間単位を決定することができる。例えば、端末装置は、第2の時間領域リソースの開始時点を第1の時間領域リソースの終了時点と同じにするか、または第2の時間領域リソースの開始時間単位を第1の時間領域リソースの終了時間単位に隣接させうる。
上記で決定された第2の時間領域リソースは、ネットワーク装置によって端末装置に半静的に構成され、第2のアップリンク伝送の送信に使用されるGUL時間領域リソースのサブセットであり得る、またはGUL時間領域リソース内のリソースではない場合がある。これは限定されない。例えば、上位層シグナリングおよび/または物理層制御シグナリングを使用することによってネットワーク装置によって半静的に構成されたGUL時間領域リソースが、サブフレーム{#1、#2}、{#5、#6}などを含むとき、第1の時間領域リソースがサブフレーム#4である場合、端末装置は、第2の時間領域リソースが{#5、#6}であると決定することができる。他の例として、ネットワーク装置によって半静的に構成されたGUL時間領域リソースがサブフレーム{#1、#2}、{#5、#6}、{#9、#10}などを含むとき、第1の時間領域リソースがサブフレーム#4であり、UL MCOTが6msである場合、端末装置によって決定される第2の時間領域リソースは{#5、#6、#7、#8、#9}である。サブフレーム#7と#8は、構成されたGUL時間領域リソースに含まれない。
第2のアップリンク伝送が第1のアップリンク伝送よりも早いことは、第2のアップリンク伝送を送信するための第2の時間領域リソースに対応する終了時点または終了時間単位が、第1のアップリンク伝送を送信するための第1の時間領域リソースの開始時点または開始時間単位より遅くないことを含むことが理解され得る。第2のアップリンク伝送が第1のアップリンク伝送よりも遅いことは、第2のアップリンク伝送を送信するための第2の時間領域リソースの開始時点または開始時間単位が、第1のアップリンク伝送を送信するための第1の時間領域リソースの終了時点または終了時間単位より早くないことを含む。
開始時間単位は、時間領域リソース(第1の時間領域リソースまたは第2の時間領域リソース)に含まれる少なくとも1つの時間単位の第1の時間単位、または開始時間単位は、時間領域リソース(第1の時間領域リソースまたは第2の時間領域リソース)によって占有される少なくとも1つの時間単位の第1の時間単位である。終了時間単位は、時間領域リソースに含まれる少なくとも1つの時間単位の最後の時間単位である。任意選択で、開始時間単位は、時間領域リソースに含まれる第1のサブフレーム、または時間領域リソースに含まれる第1のサブフレームの第1の時間領域シンボル(symbol)、または時間領域リソースによって占有される第1のサブフレームの第1の時間領域シンボルであってもよい。第1の時間ドメインシンボルは、時間領域リソースに属しているか、時間領域リソースに属していない可能性がある。例えば、時間領域リソースは、サブフレーム#nのシンボル#1からシンボル#13であり、開始時間単位は、サブフレーム#nのシンボル#0である。さらに、後述するように、開始時間単位が予約信号を送信するために使用される場合、開始時間単位は、代替的に、時間領域リソースによって占有された少なくとも1つのサブフレーム内の第1のサブフレームのサブフレーム開始境界(または、第1のサブフレーム内の第1のシンボルの開始境界)と、時間領域リソースによって占有された少なくとも1つのサブフレーム内で端末装置がデータ情報を送信する開始時点との間の時間単位であってもよい。
任意選択で、第1の時間領域リソースと第2の時間領域リソースが時間的に連続しており、第1の時間領域リソースが第2の時間領域リソースよりも時間的に早い場合、端末装置が第2のアップリンク伝送を送信する開始時間単位(または第2の時間領域リソースに対応する開始時間単位)は、データ情報または予約信号(reservation signal)を運ぶために使用される。予約信号は、データ情報や制御情報以外の他のタイプの信号である。予約信号は、フィルイン信号、復調参照信号(demodulation reference signal、DMRS)またはサウンディング参照信号(sounding reference signal、SRS)などの参照信号、データシンボルの循環シフト(cyclic shift、CP)信号、またはプリアンブルシーケンス(preamble)であってもよい。例えば、プロトコルが、第2のアップリンク伝送のデータ情報が時間単位の事前定義された時点(例えば、サブフレームの第2のシンボル)から送信され始めること、および第1のアップリンク伝送の終了時点が、通常、第2のアップリンク伝送のデータ情報を送信する開始時点より前であることを規定すると仮定する。この場合、端末装置は、チャネル占有の継続性を保証するために、第1のアップリンク伝送の終了時点と第2のアップリンク伝送のデータ情報の送信開始時点との間に予約信号を送信することができる。プロトコルが、第2のアップリンク伝送のデータ情報が時間単位の事前定義された時点(例えば、サブフレームの第2のシンボル)から送信され始めること、および第1のアップリンク伝送の終了時点が、ちょうど第2のアップリンク伝送のデータ情報を送信する開始時点であることを規定すると仮定する。この場合、端末装置は、予約信号を送信することなく、第2のアップリンク伝送のデータ情報を直接送信してもよい。
データ情報を運ぶために第2のアップリンク伝送(または第2の時間領域リソース)に対応する開始時間単位が使用される場合、端末装置が第2の時間領域リソースの第1のサブフレームまたは第1の時間単位でレートマッチング(rate matching)を行うとき、開始時間単位のデータ情報を考慮する必要があることに注意されたい。第2のアップリンク伝送の開始部分に対応する時間領域リソースが予約信号を運ぶために使用される場合、端末装置が第2の時間領域リソースの第1のサブフレームまたは第1の時間単位でレートマッチング(rate matching)を行うとき、開始時間単位のデータ情報を考慮する必要はない。
任意選択で、第1の時間領域リソースと第2の時間領域リソースが時間的に連続しており、第2の時間領域リソースが第1の時間領域リソースよりも時間的に早い場合、端末装置が第1のアップリンク伝送を送信する開始時間単位は、データ情報または予約信号を運ぶために使用される。この部分の説明については、前述の「端末装置が第2のアップリンク伝送を送信する開始時間単位が、データ情報または予約信号を運ぶために使用される」の説明を参照されたい。詳細は再度説明しない。
第2のケースでは、第1の時間領域リソースと第2の時間領域リソースは時間的に不連続である。詳細は以下のとおりである。
任意選択で、端末装置は、第1の周波数領域リソースに基づいて、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に不連続であることを決定することができる。上記の説明を参照すると、第1の周波数領域リソースが第2の周波数領域リソースと異なる場合、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースは、時間的に不連続である。あるいは、第1の周波数領域リソースが第1のアップリンク伝送を運ぶキャリア上のすべての利用可能な周波数領域リソースを含まない場合、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースは、時間的に不連続である。あるいは、第1の周波数領域リソースが第1のアップリンク伝送を運ぶキャリア上の全帯域幅リソースを含まない(すなわち、第1の周波数領域リソースが部分帯域幅partial bandwidthを占有する)場合、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースは、時間的に連続している。あるいは、第1の周波数領域リソースが第1のアップリンク伝送を運ぶキャリア上のすべての利用可能な物理リソースブロックを含まない場合、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースは、時間的に不連続である。
第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に不連続であることは、第1のアップリンク伝送をよび第2のアップリンク伝送が時間的に不連続であるとも呼ばれることを理解されたい。
第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に不連続であることは、単なる例であることが理解され得る。当業者は、前述の条件が満たされない場合、または任意の場合でも、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に不連続であり得ることを理解することができる。これは、この実施形態では限定されない。
第1の時間領域リソースと第2の時間領域リソースが時間的に不連続である場合、第1の時間領域リソースが第2の時間領域リソースよりも時間的に早いならば、第1の時間領域リソースの時間的な終了時点と第2の時間領域リソースの時間的な開始時点との間に第1の時間間隔があってもよい。第1の時間間隔で、端末装置は、チャネルがアイドルであるかどうかを決定するために第1のチャネルリスニングを行うことができる。さらに、チャネルがアイドルである(すなわち、チャネル上で実行された第1のチャネルリスニングが成功する)と、端末装置は、第2の時間領域リソースで第2のアップリンク伝送を送信する。言い換えると、ネットワーク装置によって受信された第2のアップリンク伝送は、端末装置がチャネル上で第1のチャネルリスニングを正常に行った場合に、第2の時間領域リソースで端末装置によって送信されたアップリンク伝送である。第1のチャネルリスニングを行うことは、第2のアップリンク伝送を送信することによって引き起こされる、アップリンク伝送を送信する他の端末装置への干渉を回避する。任意選択で、第1のチャネルリスニングは、第3のチャネルリスニングのタイプ(すなわち、第1のアップリンク伝送を送信する前に端末装置によって行われるチャネルリスニング)とは異なるタイプに属するチャネルリスニングである。例えば、第1のチャネルリスニングは、例えば、シングルスロットCCAのような短いリスニングタイプのチャネルリスニングであり得る。端末装置が第3のチャネルリスニングを介してチャネルをプリエンプトしたことを考慮すると、第1の時間領域リソースが最大チャネル占有時間を超えない場合、端末装置は、チャネルにアクセスし、第2のアップリンク伝送を送信するために、最大チャネル占有時間内の残りの時間領域リソースで短いリスニングタイプのチャネルリスニングを続行する。このようにして、端末装置は、チャネルに迅速にアクセスし、第2のアップリンク伝送の送信を完了することができる。
第1の時間間隔(予約されたアイドル時間またはギャップとも呼ばれ得る)は、第1の時間領域リソースの終了時間単位の末尾部分を含み得るか、または第2の時間領域リソースの開始時間単位の先頭部分を含み得るか、または第1の時間領域リソースの終了時間単位の末尾部分および第2の時間領域リソースの開始時間単位の先頭部分の両方を含み得る。すなわち、第1の時間間隔は、第1の時間領域リソースの終了時間単位と第2の時間領域リソースの開始時間単位との間に存在する。第1の時間間隔が第1の時間領域リソースの終了時間単位の末尾部分を含む場合、第1のアップリンク伝送を送信するための最後の時間単位の終了時点または終了シンボルが、最後の時間単位の終了境界(例えば、最後のサブフレームの終了境界)よりも早いことを示す。第1の時間間隔が第2の時間領域リソースの開始時間単位の先頭部分を含む場合、第2のアップリンク伝送を送信するための第1の時間単位の開始時点または開始シンボルが、第1の時間単位の開始境界(例えば、第1のサブフレームの開始境界)よりも遅いことを示す。この場合、第2のアップリンク伝送の開始時点は、端末装置によって自律的に決定され得るか、事前に定義され得るか、または上位層シグナリングを使用することによって構成され得る。これは限定されない。
第1の時間間隔の長さは、本出願のこの実施形態では限定されない。任意選択で、第1の時間間隔は、1つの時間単位(例えば、1つのサブフレーム)以上であってもよく、または1つの時間単位未満であってもよい。例えば、第1の時間間隔は、少なくとも1つのシンボルの時間長、または1つのシンボルの部分的な時間長(1つのシンボルの時間長未満)、またはシングルスロットCCAを1回行うための時間長である。
任意選択で、一部の実施形態では、第1の時間間隔は、1つの時間単位(例えば、1つのシンボルまたは1つのサブフレーム)の長さより短くてもよい。すなわち、第2の時間領域リソースの開始時間単位(例えば、開始サブフレーム)は、第1の時間間隔を使用することによって、第1の時間領域リソースの最後の時間単位(例えば、終了サブフレーム)の次の時間単位(例えば、次のサブフレーム)になるように有効化される。この実装では、端末装置が次の時間単位の開始時点の前にシングルスロットCCAを実行できない場合、端末装置は第2のアップリンク伝送の送信を中止する。
任意選択で、第1の時間間隔は、上位層シグナリングを使用することによってネットワーク装置によって構成された時間長である。
任意選択で、第1の時間間隔は端末装置によって決定され、第1の時間間隔は第1の時間間隔閾値以上である。第1の時間間隔閾値は、事前定義され得るか、または上位層シグナリングを使用することによってネットワーク装置によって構成され得る。
第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に不連続である場合、第1の時間領域リソースが第2の時間領域リソースよりも早いならば、端末装置は、第1の時間領域リソースの終了時点または終了時間単位に基づいて、第2の時間領域リソースの開始時点または開始時間単位を決定することができる。例えば、端末装置は、第1の時間間隔として、第1の時間領域リソースの終了時点または終了時間単位と第2の時間領域リソースの開始時点または開始時間単位との間の時間間隔を使用することができる。上記で決定された第2の時間領域リソースは、ネットワーク装置によって端末装置に半静的に構成されたGUL時間領域リソースのサブセットであり得る、またはGUL時間領域リソース内のリソースではない場合、またはその他の場合がある。上記のように、これは限定されない。
同様に、第1の時間領域リソースと第2の時間領域リソースが時間的に不連続である場合、第2の時間領域リソースが第1の時間領域リソースよりも時間的に早いならば、第2の時間領域リソースの時間的な終了時点と第1の時間領域リソースの時間的な開始時点との間に第2の時間間隔がある。第2の時間間隔で、端末装置は、チャネルがアイドルであるかどうかを決定するために第2のチャネルリスニングを行うことができる。さらに、チャネルがアイドルである(すなわち、チャネル上で実行された第2のチャネルリスニングが成功する)と、端末装置は、第1の時間領域リソースで第1のアップリンク伝送を送信する。言い換えると、ネットワーク装置によって受信された第1のアップリンク伝送は、端末装置がチャネル上で第2のチャネルリスニングを正常に行った場合に、第1の時間領域リソースで端末装置によって送信されたアップリンク伝送である。第2のチャネルリスニングを行うことは、第1のアップリンク伝送を送信することによって引き起こされる、他の端末装置への干渉を回避する。任意選択で、第2のチャネルリスニングは、第3のチャネルリスニングのタイプ(すなわち、第2のアップリンク伝送を送信する前に端末装置によって行われるチャネルリスニング)とは異なるタイプに属するチャネルリスニングである。例えば、第2のチャネルリスニングは、例えば、シングルスロットCCAのような短いリスニングタイプのチャネルリスニングであり得る。端末装置が第3のチャネルリスニングを介してチャネルをプリエンプトしたことを考慮すると、第2の時間領域リソースが最大チャネル占有時間を超えない場合、端末装置は、チャネルにアクセスし、第1のアップリンク伝送を送信するために、最大チャネル占有時間内の残りの時間領域リソースで短いリスニングタイプのチャネルリスニングを続行する。このようにして、端末装置は、チャネルに迅速にアクセスし、第1のアップリンク伝送の送信を完了することができる。
第2の時間間隔(予約されたアイドル時間またはギャップとも呼ばれ得る)は、第2の時間領域リソースの終了時間単位の末尾部分を含み得るか、または第1の時間領域リソースの開始時間単位の先頭部分を含み得るか、または第2の時間領域リソースの終了時間単位の末尾部分および第1の時間領域リソースの開始時間単位の先頭部分の両方を含み得る。第2の時間間隔が第2の時間領域リソースの終了時間単位の末尾部分を含む場合、第2のアップリンク伝送を送信するための最後の時間単位の終了時点または終了シンボルが、最後の時間単位の終了境界(例えば、最後のサブフレームの終了境界)よりも早いことを示す。第2の時間間隔が第1の時間領域リソースの開始時間単位の先頭部分を含む場合、第1のアップリンク伝送を送信するための第1の時間単位の開始時点または開始シンボルが、第1の時間単位の開始境界(例えば、第1のサブフレームの開始境界)よりも遅いことを示す。この場合、第2のアップリンク伝送の終了時点は、端末装置によって自律的に決定され得るか、事前に定義され得るか、または上位層シグナリングを使用することによって構成され得る。これは限定されない。
第2の時間間隔の長さは、本出願のこの実施形態では限定されない。任意選択で、第2の時間間隔は、1つの時間単位(例えば、1つのサブフレーム)以上であってもよく、または1つの時間単位未満であってもよい。例えば、第2の時間間隔は、少なくとも1つのシンボルの時間長、または1つのシンボルの部分的な時間長(1つのシンボルの時間長未満)、またはシングルスロットCCAを1回行うための時間長である。
任意選択で、一部の実施形態では、第2の時間間隔は、1つの時間単位(例えば、1つのシンボルまたは1つのサブフレーム)の長さより短くてもよい。すなわち、第1の時間領域リソースの開始時間単位(例えば、開始サブフレーム)は、第2の時間間隔を使用することによって、第2の時間領域リソースの最後の時間単位(例えば、終了サブフレーム)の次の時間単位(例えば、次のサブフレーム)になるように有効化される。この実装では、端末装置が次の時間単位の開始時点の前にシングルスロットCCAを行うことに失敗した場合、端末装置は第1のアップリンク伝送の送信を中止する。
任意選択で、第2の時間間隔は、上位層シグナリングを使用することによってネットワーク装置によって構成された時間長である。
任意選択で、一部の実施形態では、端末装置は、第1のアップリンク伝送の前に、ランダムバックオフに基づくCCA(すなわち、第2のチャネルリスニングはランダムバックオフに基づくCCA)を行う必要がある。さらに、端末装置と周波数分割多重方式でアップリンク伝送を送信する必要がある他の端末装置は、ランダムバックオフに基づくCCAを行う必要がある場合がある。したがって、端末装置は、端末装置または他の端末装置がランダムバックオフに基づくCCAのリスニングを行うために十分なアイドル時間が確保されるように、第2のアップリンク伝送を事前に停止する必要がある。したがって、第2の時間間隔は、事前設定された第2の時間間隔閾値以上であり得る。第2の時間間隔閾値は、事前定義され得るか、または上位層シグナリングを使用することによってネットワーク装置によって構成され得る。例えば、端末装置は、第1のアップリンク伝送の開始サブフレームの前のk個のサブフレームに先立って、第2のアップリンク伝送の送信を停止する。kは正の整数である。例えば、k=1、2、または3。
第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に不連続で、第2の時間領域リソースが第1の時間領域リソースよりも時間的に早いと決定する場合、端末装置は、第1の時間領域リソースの開始時点または開始時間単位に基づいて、第2の時間領域リソースの終了時点または終了時間単位を決定することができる。例えば、端末装置は、第2の時間間隔として、第1の時間領域リソースの開始時点または開始時間単位と第2の時間領域リソースの終了時点または終了時間単位との間の時間間隔を使用することができる。上記で決定された第2の時間領域リソースは、ネットワーク装置によって端末装置に半静的に構成されたGUL時間領域リソースのサブセットであり得る、またはGUL時間領域リソース内のリソースではない場合、またはその他の場合がある。これは限定されない。
図4は、本出願の実施形態による他の時間領域リソースの概略図である。図4の(a)に示されるように、第2のアップリンク伝送を送信するための第2の時間領域リソースが、第1のアップリンク伝送を送信するための第1の時間領域リソースよりも遅い例が使用される。ネットワーク装置が、指示情報を使用することによって、端末装置(#1)がサブフレーム#n+8および#n+9で第1のアップリンク伝送を送信するようにスケジュールすると仮定する。第1のアップリンク伝送を送信するための第1の周波数領域リソースは、第1のアップリンク伝送を運ぶキャリア上の全帯域幅リソースを含む。
端末装置(#1)が第3のチャネルリスニングを行うことにより、サブフレーム#n+8の前にチャネルにアクセスした後、端末装置は、サブフレーム#n+8から#n+13のチャネルを占有することができる。ネットワーク装置によって送信された指示情報に従って、端末装置(#1)の第1のアップリンク伝送は、サブフレーム#n+9で終了する。第1の周波数領域リソースは、第1のアップリンク伝送を運ぶキャリアの条全帯域幅リソースを含むため、これは、キャリアのすべての周波数領域リソースは第1のアップリンク伝送を送信するために使用され、残りの周波数領域リソースは他の端末装置によって使用されないことを示す。言い換えると、端末装置および他の端末装置は、サブフレーム#n+10の前に周波数分割多重方式でアップリンク伝送を同時に送信しない。したがって、端末装置は、第2のアップリンク伝送を送信するために、サブフレーム#n+10から#n+13のチャネルを占有することができる。
図4の(b)に示されるように、第2のアップリンク伝送を送信するための第2の時間領域リソースが、第1のアップリンク伝送を送信するための第1の時間領域リソースよりも遅い例が依然として使用される。ネットワーク装置が、指示情報を使用することによって、端末装置(#1)がサブフレーム#n+8および#n+9で第1のアップリンク伝送を送信するようにスケジュールし、端末装置(#2)がサブフレーム#n+8から#n+11でアップリンク伝送を送信するようにスケジュールすると仮定する。端末装置(#1)および端末装置(#2)は、サブフレーム#n+8および#n+9で周波数分割多重方式でアップリンク伝送を送信する。
端末装置(#1)が第3のチャネルリスニングを行うことにより、サブフレーム#n+8の前にチャネルにアクセスした後、端末装置は、サブフレーム#n+8から#n+13のチャネルを占有することができる。ネットワーク装置によって送信された指示情報に従って、端末装置(#1)の第1のアップリンク伝送は、サブフレーム#n+9で終了する。ただし、第1の周波数領域リソースは第1のアップリンク伝送を運ぶキャリア上の全帯域幅リソースを含まないため、他の端末装置(例えば、端末装置(#2))への干渉を回避するために、第1のアップリンク伝送を送信した後、端末装置は、最初に第1のチャネルリスニングの実行を停止し、チャネルリスニングがサブフレーム#n+12で成功するまで待機してから、サブフレーム#n+12および#n+13で第2のアップリンク伝送を送信することができる。
図5は、本出願の実施形態によるさらなる他の時間領域リソースの概略図である。図5の(a)に示されるように、第2のアップリンク伝送を送信するための第2の時間領域リソースが、第1のアップリンク伝送を送信するための第1の時間領域リソースよりも早い例が使用される。ネットワーク装置が、指示情報を使用することによって、端末装置(#1)がサブフレーム#n+12および#n+13で第1のアップリンク伝送を送信するようにスケジュールすると仮定する。第1のアップリンク伝送を送信するための第1の周波数領域リソースは、第1のアップリンク伝送を運ぶキャリア上の全帯域幅リソースを含む。
端末装置(#1)が第3のチャネルリスニングを行うことにより、サブフレーム#n+8の前にチャネルにアクセスした後、端末装置は、サブフレーム#n+8から#n+13のチャネルを占有することができる。第1の周波数領域リソースは、第1のアップリンク伝送を運ぶキャリア上の全帯域幅リソースを含むため、これは、キャリアのすべての周波数領域リソースは第1のアップリンク伝送を送信するために使用され、残りの周波数領域リソースは他の端末装置によって使用されないことを示す。言い換えると、端末装置および他の端末装置は、サブフレーム#n+12で周波数分割多重方式でアップリンク伝送を同時に送信しない。したがって、端末装置は、第2のアップリンク伝送を送信するために、サブフレーム#n+8から#n+11のチャネルを占有することができる。
図5の(b)に示されるように、第2のアップリンク伝送を送信するための第2の時間領域リソースが、第1のアップリンク伝送を送信するための第1の時間領域リソースよりも早い例が依然として使用される。ネットワーク装置が、指示情報を使用することによって、端末装置(#1)がサブフレーム#n+12および#n+13で第1のアップリンク伝送を送信するようにスケジュールし、端末装置(#2)がサブフレーム#n+12および#n+13でアップリンク伝送を送信するようにスケジュールすると仮定する。端末装置(#1)および端末装置(#2)は、サブフレーム#n+12および#n+13で周波数分割多重方式でアップリンク伝送を送信する。
端末装置(#1)が第3のチャネルリスニングを行うことにより、サブフレーム#n+8の前にチャネルにアクセスした後、端末装置は、サブフレーム#n+8から#n+13のチャネルを占有することができる。第1の周波数領域リソースは、第1のアップリンク伝送を運ぶキャリア上の全帯域幅リソースを含まないため、これは、他の端末装置(例えば、端末装置(#2))および端末装置(#1)が周波数分割多重方式でアップリンク伝送を送信する可能性があることを示す。したがって、他の端末装置への干渉を回避するために、端末装置は、第2のチャネルリスニングを行うためのアイドル時間を予約するために、第2のアップリンク伝送を事前に停止することができる。例えば、シングルスロットCCAが実行される。端末装置は、第2のアップリンク伝送を送信するために、サブフレーム#n+8から#n+11の時間の一部でチャネルを占有することができる。
本出願の実施形態で提供されるデータ伝送方法によれば、端末装置によって送信されるアップリンク伝送がMCOTを完全に占有できない場合、端末装置は、完全に占有されていないMCOTを使用することによって、他のアップリンク伝送を送信し続けることができる。これは、MCOTのリソース使用率およびチャネル使用率を改善できる。
図6は、本出願の実施形態による端末装置の概略構造図である。図6に示されるように、端末装置は、受信モジュール11と、送信モジュール12と、処理モジュール13とを含み得る。
受信モジュール11は、ネットワーク装置によって送信された指示情報を受信するように構成され、指示情報は、第1のアップリンク伝送を送信するために端末装置によって使用される第1の時間領域リソースを示すために使用される。
送信モジュール12は、第1のアップリンク伝送を第1の時間領域リソースでネットワーク装置に送信し、第2のアップリンク伝送を第2の時間領域リソースでネットワーク装置に送信するように構成され、ここで、第2の時間領域リソースは、第1の時間領域リソースに基づいて処理モジュール13によって決定された時間領域リソースであり、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースは、時間的に連続しているか又は不連続である。例えば、第1のアップリンク伝送は、ネットワーク装置がスケジュールして端末装置に送信させるアップリンク伝送であり、第2のアップリンク伝送は、端末装置によってグラントフリー方式で送信されるアップリンク伝送である。
任意選択で、指示情報は、第1のアップリンク伝送を送信するために端末装置によって使用される第1の周波数領域リソースを示すためにさらに使用される場合、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に連続していることは、第1の周波数領域リソースが第2のアップリンク伝送を送信するために使用される第2の周波数領域リソースと同じである場合、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に連続していること、または第1の周波数領域リソースが第1のアップリンク伝送を運ぶキャリア上のすべての利用可能な周波数領域リソース、全帯域幅リソース、またはすべての利用可能な物理リソースブロックを含む場合、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に連続していることを含む。
任意選択で、第1の時間領域リソースと第2の時間領域リソースが時間的に連続しており、第1の時間領域リソースが第2の時間領域リソースよりも時間的に早い場合、送信モジュール12が第2のアップリンク伝送を送信する開始時間単位は、データ情報または予約信号を運ぶために使用される。任意選択で、第1の時間領域リソースと第2の時間領域リソースが時間的に連続しており、第2の時間領域リソースが第1の時間領域リソースよりも時間的に早い場合、送信モジュール12が第1のアップリンク伝送を送信する開始時間単位は、データ情報または予約信号を運ぶために使用される。
任意選択で、指示情報は、第1のアップリンク伝送を送信するために端末装置によって使用される第1の周波数領域リソースを示すためにさらに使用され、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に不連続であることは、第1の周波数領域リソースが第2のアップリンク伝送を送信するために使用される第2の周波数領域リソースと異なる場合、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に不連続であること、または第1の周波数領域リソースが第1のアップリンク伝送を運ぶキャリア上のすべての利用可能な周波数領域リソース、全帯域幅リソース、またはすべての利用可能な物理リソースブロックを含まない場合、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に不連続であることを含む。
任意選択で、第1の時間領域リソースと第2の時間領域リソースが時間的に不連続であることは、第1の時間領域リソースが第2の時間領域リソースよりも時間的に早く、第1の時間領域リソースの時間的な終了時点と第2の時間領域リソースの時間的な開始時点との間に第1の時間間隔があることを含む。この実装において、可能な実装では、処理モジュール13は、第1の時間間隔でチャネル上で第1のチャネルリスニングを行うようにさらに構成され、送信モジュール12は、処理モジュール13がチャネル上で第1のチャネルリスニングを正常に行った場合に、第2の時間領域リソースで第2のアップリンク伝送を送信するように特に構成される。
任意選択で、第1の時間領域リソースと第2の時間領域リソースが時間的に不連続であることは、第2の時間領域リソースが第1の時間領域リソースよりも時間的に早く、第2の時間領域リソースの時間的な終了時点と第1の時間領域リソースの時間的な開始時点との間に第2の時間間隔があることを含む。この実装において、可能な実装では、処理モジュール13は、第2の時間間隔でチャネル上で第2のチャネルリスニングを行うようにさらに構成され、送信モジュール12は、処理モジュール13がチャネル上で第2のチャネルリスニングを正常に行った場合に、第1の時間領域リソースで第1のアップリンク伝送を送信するように特に構成される。
任意選択で、第3のチャネルリスニングに対応する最大チャネル占有時間は、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースを含み、第1の時間領域リソースが第2の時間領域リソースよりも時間的に早い場合、第3のチャネルリスニングは、端末装置が第1のアップリンク伝送を送信する前に行われるチャネルリスニングである、または、第2の時間領域リソースが第1の時間領域リソースよりも時間的に早い場合、第3のチャネルリスニングは、端末装置が第2のアップリンク伝送を送信する前に行われるチャネルリスニングである。
本出願のこの実施形態において提供される端末装置は、前述の方法の実施形態における端末装置の動作を行うことができる。それらの実装原理と技術的効果は同様である。詳細はここでは再度説明しない。
図7は、本出願の実施形態によるネットワーク装置の概略構造図である。図7に示されるように、ネットワーク装置は、送信モジュール21および受信モジュール22を含み得る。
送信モジュール21は、指示情報を端末装置に送信するように構成され、指示情報は、第1のアップリンク伝送を送信するために端末装置によって使用される第1の時間領域リソースを示すために使用される。
受信モジュール22は、第1の時間領域リソースで、端末装置によって送信された第1のアップリンク伝送を受信し、第2の時間領域リソースで、端末装置によって送信された第2のアップリンク伝送を受信するように構成され、第2の時間領域リソースは、第1の時間領域リソースに基づいて端末装置によって決定される時間領域リソースであり、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースは、時間的に連続しているか又は不連続である。例えば、第1のアップリンク伝送は、ネットワーク装置がスケジュールして端末装置に送信させるアップリンク伝送であり、第2のアップリンク伝送は、端末装置によってグラントフリー方式で送信されるアップリンク伝送である。
任意選択で、指示情報は、第1のアップリンク伝送を送信するために端末装置によって使用される第1の周波数領域リソースを示すためにさらに使用され、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に連続していることは、第1の周波数領域リソースが第2のアップリンク伝送を送信するために使用される第2の周波数領域リソースと同じである場合、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に連続していること、または第1の周波数領域リソースが第1のアップリンク伝送を運ぶキャリア上のすべての利用可能な周波数領域リソース、全帯域幅リソース、またはすべての利用可能な物理リソースブロックを含む場合、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に連続していることを含む。
任意選択で、第1の時間領域リソースと第2の時間領域リソースが時間的に連続しており、第1の時間領域リソースが第2の時間領域リソースよりも時間的に早い場合、受信モジュール22が第2のアップリンク伝送を受信する開始時間単位は、データ情報または予約信号を運ぶために使用される。任意選択で、可能な実装では、第1の時間領域リソースと第2の時間領域リソースが時間的に連続しており、第2の時間領域リソースが第1の時間領域リソースよりも時間的に早い場合、受信モジュール22が第1のアップリンク伝送を受信する開始時間単位は、データ情報または予約信号を運ぶために使用される。
任意選択で、指示情報は、第1のアップリンク伝送を送信するために端末装置によって使用される第1の周波数領域リソースを示すためにさらに使用され、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に不連続であることは、第1の周波数領域リソースが第2のアップリンク伝送を送信するために使用される第2の周波数領域リソースと異なる場合、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に不連続であること、または第1の周波数領域リソースが第1のアップリンク伝送を運ぶキャリア上のすべての利用可能な周波数領域リソース、全帯域幅リソース、またはすべての利用可能な物理リソースブロックを含まない場合、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースが時間的に不連続であることを含む。
任意選択で、第1の時間領域リソースと第2の時間領域リソースが時間的に不連続であることは、第1の時間領域リソースが第2の時間領域リソースよりも時間的に早く、第1の時間領域リソースの時間的な終了時点と第2の時間領域リソースの時間的な開始時点との間に第1の時間間隔があることを含む。実装において、可能な実装では、端末装置が第2のアップリンク伝送を送信する前に第1のチャネルリスニングを行う場合、第2のアップリンク伝送は、端末装置がチャネル上で第1のチャネルリスニングを正常に行った場合に、第2の時間領域リソースで端末装置によって送信されたアップリンク伝送である。
任意選択で、第1の時間領域リソースと第2の時間領域リソースが時間的に不連続であることは、第2の時間領域リソースが第1の時間領域リソースよりも時間的に早く、第2の時間領域リソースの時間的な終了時点と第1の時間領域リソースの時間的な開始時点との間に第2の時間間隔があることを含む。実装において、可能な実装では、端末装置が第1のアップリンク伝送を送信する前に第2のチャネルリスニングを行う場合、第1のアップリンク伝送は、端末装置がチャネル上で第2のチャネルリスニングを正常に行った場合に、第1の時間領域リソースで端末装置によって送信されたアップリンク伝送である。
任意選択で、第3のチャネルリスニングに対応する最大チャネル占有時間は、第1の時間領域リソースおよび第2の時間領域リソースを含み、第1の時間領域リソースが第2の時間領域リソースよりも時間的に早い場合、第3のチャネルリスニングは、端末装置が第1のアップリンク伝送を送信する前に行われるチャネルリスニングである、または、第2の時間領域リソースが第1の時間領域リソースよりも時間的に早い場合、第3のチャネルリスニングは、端末装置が第2のアップリンク伝送を送信する前に行われるチャネルリスニングである。
本出願のこの実施形態において提供されるネットワーク装置は、前述の方法の実施形態におけるネットワーク装置の動作を行うことができる。それらの実装原理と技術的効果は同様である。詳細はここでは再度説明しない。
送信モジュールは実際の実装では送信器であってもよく、受信モジュールは実際の実装では受信器であってもよく、処理モジュールはソフトウェアを呼び出す処理要素によって実装されるか、またはハードウェアによって実装されてもよいことを理解されたい。例えば、処理モジュールは、独立して配置された処理要素であってもよく、または実装のために前述の装置のチップに統合されてもよい。さらに、処理モジュールは、プログラムコードの形で前述の装置のメモリに格納されてもよく、処理モジュールの機能を実行するために前述の装置の処理要素によって呼び出される。さらに、モジュールのすべてまたは一部は、一緒に統合することも、別々に実装することもできる。本明細書の処理要素は、集積回路とすることができ、信号処理能力を有する。実装プロセスでは、前述の方法のステップまたは前述のモジュールは、処理要素内のハードウェア集積論理回路を使用することによって、またはソフトウェアの形の命令を使用することによって実装することができる。
例えば、前述のモジュールは、前述の方法を実装するための1つ以上の集積回路、例えば1つ以上の特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit、ASIC)、1つ以上のマイクロプロセッサ(digital signal processor、DSP)、または1つ以上のフィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array、FPGA)として構成され得る。他の例として、前述のモジュールの1つがプログラムコードを呼び出す処理要素によって実装される場合、処理要素は、中央処理装置(central processing unit、略してCPU)などの汎用プロセッサ、またはプログラムコードを呼び出すことができる他のプロセッサであってもよい。さらなる他の例では、モジュールは統合され、システムオンチップ(system-on-a-chip、略してSOC)形式で実装されてもよい。
図8は、本出願の実施形態による他の端末装置の概略構造図である。図8に示されるように、端末装置は、プロセッサ31(例えば、CPU)、メモリ32、受信器33、および送信器34を含み得る。受信器33および送信器34の両方は、プロセッサ31に結合される。プロセッサ31は、受信器33の受信動作を制御し、送信器34の送信動作を制御する。メモリ32は、高速RAMメモリを含むことができ、または不揮発性メモリNVM、例えば少なくとも1つの磁気ディスクメモリをさらに含むことができる。メモリ32は、本出願の実施形態による方法の様々な処理機能およびステップを完了するために、様々な命令を格納することができる。任意選択で、本出願のこの実施形態の端末装置は、電源35、通信バス36、および通信ポート37をさらに含むことができる。受信器33および送信器34は、端末装置のトランシーバに統合されてもよく、または端末装置の独立したトランシーバアンテナであってもよい。通信バス36は、要素間の通信接続を実施するように構成される。通信ポート37は、端末装置と他の周辺機器との間の接続および通信を実施するように構成される。
本出願のこの実施形態では、メモリ32は、コンピュータ実行可能プログラムコードを格納するように構成され、プログラムコードは命令を含む。プロセッサ31が命令を実行するとき、命令は、プロセッサ31が前述の方法の実施形態における端末装置の処理動作を実行することを可能にし、受信器33が前述の方法の実施形態における端末装置の受信動作を実行することを可能にし、送信器34が前述の方法の実施形態における端末装置の送信動作を実行することを可能にする。それらの実装原理と技術的効果は同様である。詳細はここでは再度説明しない。
図9は、本出願の実施形態に他のよるネットワーク装置の概略構造図である。図9に示されるように、ネットワーク装置は、プロセッサ41(例えば、CPU)、メモリ42、受信器43、および送信器44を含み得る。受信器43および送信器44の両方は、プロセッサ41に結合される。プロセッサ41は、受信器43の受信動作を制御し、送信器44の送信動作を制御する。メモリ42は、高速RAMメモリを含むことができ、または不揮発性メモリNVM、例えば少なくとも1つの磁気ディスクメモリをさらに含むことができる。メモリ42は、本出願の実施形態による方法の様々な処理機能およびステップを完了するために、様々な命令を格納することができる。任意選択で、本出願のこの実施形態のネットワーク装置は、電源45、通信バス46、および通信ポート47をさらに含むことができる。受信器43および送信器44は、ネットワーク装置のトランシーバに統合されてもよく、またはネットワーク装置の独立したトランシーバアンテナであってもよい。通信バス46は、要素間の通信接続を実施するように構成される。通信ポート47は、ネットワーク装置と他の周辺機器との間の接続および通信を実施するように構成される。
本出願のこの実施形態では、メモリ42は、コンピュータ実行可能プログラムコードを格納するように構成され、プログラムコードは命令を含む。プロセッサ41が命令を実行するとき、命令は、プロセッサ41が前述の方法の実施形態におけるネットワーク装置の処理動作を実行することを可能にし、受信器43が前述の方法の実施形態におけるネットワーク装置の受信動作を実行することを可能にし、送信器44が前述の方法の実施形態におけるネットワーク装置の送信動作を実行することを可能にする。それらの実装原理と技術的効果は同様である。詳細はここでは再度説明しない。
前述の実施形態のすべてまたは一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせを使用することによって実装されてもよい。実施形態を実装するためにソフトウェアが使用される場合、実施形態は、コンピュータプログラム製品の形で完全にまたは部分的に実装することができる。コンピュータプログラム製品は、1つ以上のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータにロードされ実行されると、本発明の実施形態による手順または機能がすべてまたは部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または他のプログラム可能な装置であってもよい。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよいし、コンピュータ可読記憶媒体から他のコンピュータ可読記憶媒体に送信されてもよい。例えば、コンピュータ命令は、有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、またはデジタル加入者回線(DSL))または無線(例えば、赤外線、無線、またはマイクロ波)方式で、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタから他のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンタに送信されてもよい。コンピュータ記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の使用可能な媒体、または1つ以上の使用可能な媒体を統合するサーバまたはデータセンタなどのデータ記憶デバイスであってもよい。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、または磁気テープ)、光学媒体(例えば、DVD)、半導体媒体(例えば、ソリッドステートドライブsolid state drive(SSD))などであってもよい。