この出願は、撮影方法及び端末を提供して、ユーザの要求を満たす自撮り画像をそのユーザのために表示し、そして、自撮り画像が表示されるときのユーザ体験を改善する。
上記の目的を達成するために、この出願においては以下の技術的解決方法を使用する。
第1の態様によれば、この出願は、正面カメラ、背面カメラ、及びタッチディスプレイスクリーンを含む端末に適用される撮影方法を提供する。その撮影方法は、前記正面カメラが有効化されているということを検出するステップと、前記正面カメラを使用することによって自撮りモードで取り込まれるプレビュー画像を表示するステップと、撮影シャッターに対するユーザのイネーブルコマンドを受信し、そして、第1のユーザインターフェイスを表示するステップであって、前記第1のユーザインターフェイスは、第1の画像と、前記第1の画像の鏡像である第2の画像と、を含み、前記第1の画像は、前記プレビュー画像に基づいて取得される、ステップと、前記第1のユーザインターフェイスの前記第1の画像又は前記第2の画像のための前記ユーザの選択に応答して、前記第1の画像及び前記第2の画像から選択される画像を表示するステップと、を含む。
この出願においては、撮影シャッターに対するユーザのイネーブルコマンドを受信した後に、その端末は、ユーザによる選択のために、第1のユーザインターフェイスを表示してもよく、その第1のユーザインターフェイスは、プレビュー画像に基づいて取得した第1の画像及びその第1の画像の鏡像である第2の画像を含み、そして、その次に、第1のユーザインターフェイスに表示される第1の画像又は第2の画像のためのユーザの選択に応答して、選択された画像を表示してもよい。第1の画像、又は、第1の画像の鏡像である第2の画像のためのユーザの選択は、実際には、ユーザの自撮り鏡像画像又は自撮り非鏡像画像に対するユーザの嗜好を反映していてもよく、ユーザの要求を満たすことが可能である。加えて、自撮り写真を撮影することによって取得した自撮り画像をその後に表示するときに、ユーザの要求を満たす自撮り画像を表示することが可能であり、自撮り画像を表示する際のユーザ体験を改善することが可能である。
第2の態様によれば、この出願は、カメラ及びディスプレイスクリーンを含む端末に適用される撮影方法を提供する。その撮影方法は、前記カメラに対するユーザのイネーブルコマンドを受信するステップと、前記カメラに対する前記イネーブルコマンドに応答して、前記カメラを使用することによって自撮りモードで取り込まれるプレビュー画像を前記ディスプレイスクリーンに表示するステップと、撮影シャッターに対する前記ユーザのイネーブルコマンドを受信した後に、前記ディスプレイスクリーンに第1のユーザインターフェイスを表示するステップであって、前記第1のユーザインターフェイスは、第1の画像と、前記第1の画像の鏡像である第2の画像と、を含み、前記第1の画像は、前記プレビュー画像に基づいて取得される、ステップと、前記第1のユーザインターフェイスの前記第1の画像又は前記第2の画像のための前記ユーザの選択を受信し、前記ディスプレイスクリーンへの前記第1のユーザインターフェイスの表示を停止し、そして、前記カメラを使用することによって自撮りモードで取り込まれる前記プレビュー画像を表示するステップと、を含む。
この出願においては、撮影シャッターに対するユーザのイネーブルコマンドを受信した後に、端末は、第1のユーザインターフェイスを表示してもよく、その第1のユーザインターフェイスは、プレビュー画像に基づいて取得した第1の画像及びその第1の画像の鏡像である第2の画像を含み、その次に、第1のユーザインターフェイスに表示される第1の画像又は第2の画像のためのユーザの選択を受信し、ディスプレイスクリーンへの第1のユーザインターフェイスの表示を停止し、そして、カメラを使用することによって自撮りモードで取り込まれるプレビュー画像を表示してもよい。第1の画像又はその第1の画像の鏡像である第2の画像のためのユーザの選択は、実際には、そのユーザの自撮り鏡像画像又は自撮り非鏡像画像に対するそのユーザの嗜好を反映してもよく、そのユーザの要求を満たすことが可能である。加えて、自撮り写真を撮影することによって取得した自撮り画像をその後に表示するときに、そのユーザの要求を満たす自撮り画像を表示することが可能であり、自撮り画像を表示する際のユーザ体験を改善することが可能である。
加えて、この出願においては、第1のユーザインターフェイスに表示される第1の画像又は第2の画像のためのユーザの選択を受信した後に、端末は、第1のユーザインターフェイスの表示を停止し、そして、カメラを使用することによって自撮りモードで取り込まれるプレビュー画像を継続して表示してもよく、それによって、端末は、自撮りモードを継続してもよく、ユーザに自撮りサービスを提供することが可能である。
第1の態様又は第2の態様に関して、ある1つの可能な実装において、第1の態様にしたがって、"撮影シャッターに対するユーザのイネーブルコマンドを受信し、そして、第1のユーザインターフェイスを表示する"こと、又は、第2の態様にしたがって、"撮影シャッターに対するユーザのイネーブルコマンドを受信した後に、ディスプレイスクリーンに第1のユーザインターフェイスを表示する"ことは、具体的には、"撮影シャッターに対するユーザのイネーブルコマンドを受信し、正面カメラを使用することによって自撮りモードで取り込まれるプレビュー画像の表示を停止し、そして、第1のユーザインターフェイスを表示する"ことを含む。通常、端末は、撮影シャッターに対するユーザのイネーブルコマンドを受信し、そして、端末がそのイネーブルコマンドを受信した後に取り込まれる1つ又は複数のプレビュー画像をその端末のアルバムの中に格納し、その次に、正面カメラを使用することによって自撮りモードで取り込まれるプレビュー画像を継続して表示してもよい。一方で、この出願においては、撮影シャッターに対するユーザのイネーブルコマンドを受信するときに、端末は、正面カメラを使用することによって自撮りモードで取り込まれるプレビュー画像の表示を停止し、代わりに、第1の画像及び互いの鏡像である第2の画像を含む第1のユーザインターフェイスを表示して、ユーザによる選択のために、ユーザに、端末がとらえる自撮り画像の鏡像画像及び非鏡像画像を提供してもよい。
第1の態様又は第2の態様に関して、第2の可能な実装において、第1のユーザインターフェイスは、(正面カメラ等の)カメラを使用することによって自撮りモードで取り込まれるプレビュー画像をさらに含む。この出願においては、さらに、同時に、第1のユーザインターフェイスに、"正面カメラを使用することによって自撮りモードで取り込まれるプレビュー画像"及び"互いの鏡像である第1の画像及び第2の画像"を表示してもよい。第1のユーザインターフェイスにおいて、"正面カメラを使用することによって自撮りモードで取り込まれるプレビュー画像"及び"互いの鏡像である第1の画像及び第2の画像"を複数の異なる領域の中に表示してもよく、或いは、"正面カメラを使用することによって自撮りモードで取り込まれるプレビュー画像"及び"互いの鏡像である第1の画像及び第2の画像"を複数の異なる層に表示してもよい。例えば、"正面カメラを使用することによって自撮りモードで取り込まれるプレビュー画像"は、第1のユーザインターフェイスの背景層に表示されてもよく、"互いの鏡像である第1の画像及び第2の画像"は、背景層の前の層に表示されてもよい。このようにして、ユーザは、そのユーザが現在でも依然として撮影モードにあるということを通知され、そのユーザが第1の画像又は第2の画像を選択すると、撮影スクリーンに戻ることが可能であり、ユーザによる操作のための利便性を提供する。
第1の態様又は第1の態様の複数の可能な実装のうちのいずれか1つに関して、他の可能な実装において、この出願の方法は、第1の時点から開始する第1のあらかじめ設定された継続時間の後に、正面カメラを使用することによって自撮りモードで取り込まれるプレビュー画像を表示することをさらに含んでもよい。第1の時点は、第1の画像及び第2の画像から選択される画像が、第1のユーザインターフェイスに表示されている第1の画像又は第2の画像のためのユーザの選択に応答して表示され始める時点である。第1の時点から開始する第1のあらかじめ設定された継続時間の後に、その端末は、第1のあらかじめ設定された継続時間の間、すでに第1のユーザインターフェイスに入っている。この場合には、その端末は、正面カメラを使用することによって自撮りモードで取り込まれるプレビュー画像を自動的に表示してもよく、それによって、ユーザは、自撮り写真を継続して撮影することが可能である。
第2の態様又は第2の態様の複数の可能な実装のうちのいずれか1つに関して、"第1のユーザインターフェイスの第1の画像又は第2の画像のためのユーザの選択を受信し、ディスプレイスクリーンへの第1のユーザインターフェイスの表示を停止し、そして、カメラを使用することによって自撮りモードで取り込まれるプレビュー画像を表示する"ことは、第1のユーザインターフェイスに表示される第1の画像又は第2の画像のためのユーザの選択を受信し、ディスプレイスクリーンへの第1のユーザインターフェイスの表示を停止し、そして、選択された画像を表示することと、選択された画像がディスプレイスクリーンに表示される継続時間が第1のあらかじめ設定された継続時間に達した後に、ディスプレイスクリーンの選択された画像の表示を停止し、カメラを使用することによって自撮りモードで取り込まれるプレビュー画像を表示することと、を含んでもよい。選択された画像がディスプレイスクリーンに表示される継続時間が、第1のあらかじめ設定された継続時間に達した後に、端末は、正面カメラを使用することによって自撮りモードで取り込まれるプレビュー画像を自動的に表示してもよく、それによって、ユーザは、継続して自撮り写真を撮影することが可能である。
第1の態様、第2の態様、又は、上記の複数の可能な実装のうちのいずれか1つに関して、他の可能な実装において、第1のユーザインターフェイスを表示する前記ステップの前に、この出願における当該方法は、前記イネーブルコマンドを受信した後に取り込まれるプレビュー画像を前記第1の画像として使用し、そして、前記第1の画像がテキストを含むか否かを決定するステップをさらに含んでもよい。対応して、"第1のユーザインターフェイスを表示する"前記ステップは、前記第1の画像がテキストを含む場合に、前記第1のユーザインターフェイスを表示するステップを含んでもよい。
第1の画像がテキストを含む場合には、第1の画像の鏡像である第2の画像は、実在するテキストの鏡像であるテキストを含む。実在するテキストの鏡像であるそのテキストを識別することは困難である場合があり、ユーザに不便をもたらす。したがって、第1の画像がテキストを含むときは、その端末は、自動的な識別を実行し、選択画面を自動的に有効化し、そして、鏡像及び非鏡像の対照表示を提供する。自撮り鏡像現象の存在を理解していないユーザであっても、2つの画像の相違を発見し、そして、選択を実行することが可能であり、それにより、そのユーザを支援するとともに、人間とコンピュータとの対話のインテリジェンスを改善する。
第1の態様、第2の態様、又は、上記の複数の可能な実装のうちのいずれか1つに関して、他の可能な実装において、第1のユーザインターフェイスを表示する前記ステップの前に、この出願における当該方法は、前記端末の自撮り鏡像スイッチがシステムデフォルト状態にあるということを決定するステップをさらに含んでもよい。システムデフォルト状態は、端末の自撮り鏡像スイッチの工場出荷時のデフォルトに対応する状態であってもよい。自撮り鏡像スイッチがシステムデフォルト状態にあるということは、自撮り鏡像スイッチがいまだに設定されたことがないということ、具体的にいうと、ユーザが端末の中の自撮り鏡像スイッチを設定していないということであってもよい。そのようなユーザは、鏡像機能を理解しない場合があり、又は、鏡像機能をどのようにして設定するかを知らない場合があり、又は、設定メニューの位置を知らない場合がある。本発明の複数の実施形態においては、自撮り写真の撮影の後に、選択のために、鏡像画像及び非鏡像画像を直接的に提供し、それにより、そのようなユーザを大いに支援する。
第1の態様、第2の態様、又は、上記の複数の可能な実装のうちのいずれか1つに関して、他の可能な実装において、この出願における当該方法は、前記第1のユーザインターフェイスの前記第1の画像又は前記第2の画像のための前記ユーザの前記選択を受信し、前記第1の画像及び前記第2の画像から選択される前記画像を格納するステップをさらに含んでもよい。ユーザの選択に応答して、端末は、そのユーザが選択した画像を格納してもよい。
第1の態様、第2の態様、又は、上記の複数の可能な実装のうちのいずれか1つに関して、他の可能な実装において、ユーザは、何らかの予期せぬ状況のために、端末が第1のユーザインターフェイスに表示する第1の画像又は第2の画像を適時的に選択することが不可能である場合がある。この場合には、この出願における当該方法は、第2のあらかじめ設定された継続時間の中で、前記第1の画像又は前記第2の画像のための前記ユーザの前記選択を受信しない場合に、前記ディスプレイスクリーンへの前記第1のユーザインターフェイスの表示を停止し、前記カメラを使用することによって自撮りモードで取り込まれる前記プレビュー画像を表示し、そして、前記第1の画像及び/又は前記第2の画像を格納するステップをさらに含んでもよい。第1のユーザインターフェイスが表示される時間が、第2のあらかじめ設定された継続時間に達した後に、端末が、依然として、第1の画像又は第2の画像のためのユーザの選択を受信していない場合には、その端末は、第1の画像及び第2の画像のうちのいずれかかを格納してもよく、或いは、第1の画像及び第2の画像の双方を格納してもよい。
第2の態様又は第2の態様の上記の複数の可能な実装のうちのいずれか1つに関して、他の可能な実装において、"撮影シャッターに対する前記ユーザのイネーブルコマンドを受信した後に、前記ディスプレイスクリーンに第1のユーザインターフェイスを表示する"前記ステップは、前記撮影シャッターに対する前記ユーザの前記イネーブルコマンドを受信した後に、前記第1の画像及び前記第2の画像を生成し及び格納し、そして、前記ディスプレイスクリーンに前記第1のユーザインターフェイスを表示するステップを含んでもよい。具体的にいうと、端末は、第1の画像及び第2の画像を含む第1のユーザインターフェイスを表示する前に、第1の画像及び第2の画像を格納してもよい。
第2の態様又は第2の態様の上記の複数の可能な実装のうちのいずれか1つに関して、他の可能な実装において、この出願における当該方法は、前記第1のユーザインターフェイスの前記第1の画像又は前記第2の画像のための前記ユーザの前記選択を受信し、そして、前記第1の画像及び前記第2の画像から、選択されていない画像を削除するステップをさらに含んでもよい。第1のユーザインターフェイスの第1の画像又は第2の画像のためのユーザの選択に応答して、端末は、すでに格納されている第1の画像及び第2の画像から、ユーザが選択していない画像を削除してもよい。
第1の態様、第2の態様、又は、上記の複数の可能な実装のうちのいずれか1つに関して、他の可能な実装において、ユーザは、何らかの予期せぬ状況のために、端末が第1のユーザインターフェイスに表示する第1の画像又は第2の画像を適時的に選択することが不可能である場合がある。この場合には、この出願における当該方法は、第2のあらかじめ設定された継続時間の中で、前記第1の画像又は前記第2の画像のための前記ユーザの前記選択を受信しない場合に、前記ディスプレイスクリーンへの前記第1のユーザインターフェイスの表示を停止し、前記カメラを使用することによって自撮りモードで取り込まれる前記プレビュー画像を表示し、そして、前記第1の画像又は前記第2の画像を削除するステップをさらに含んでもよい。
第1の態様、第2の態様、又は、上記の複数の可能な実装のうちのいずれか1つに関して、他の可能な実装において、この出願における当該方法は、前記第1のユーザインターフェイスに表示される前記第1の画像又は前記第2の画像のための前記ユーザの前記選択に応答して、前記選択された画像が自撮り鏡像画像である場合に、前記端末の前記自撮り鏡像スイッチを有効化状態に設定し、又は、前記選択された画像が自撮り非鏡像画像である場合に、前記端末の前記自撮り鏡像スイッチを無効化状態に設定するステップをさらに含んでもよい。第1の画像は、自撮り鏡像画像であり、且つ、第2の画像は、自撮り非鏡像画像であり、又は、第1の画像は、自撮り非鏡像画像であり、且つ、第2の画像は、自撮り鏡像画像である。この実装においては、第1の画像又は第2の画像のためのユーザの選択に応答して、端末は、その端末の自撮り鏡像スイッチを自動的に設定してもよく、それによって、ユーザが自撮り鏡像スイッチを手動で設定するときのユーザ操作を減少させることが可能であり、それにより、操作効率を改善する。
第1の態様、第2の態様、又は、上記の複数の可能な実装のうちのいずれか1つに関して、他の可能な実装において、この出願における当該方法は、前記第1のユーザインターフェイスに鏡像促進情報を表示するステップをさらに含み、前記鏡像促進情報は、第1の促進情報、第2の促進情報、及び第3の促進情報のうちの少なくとも1つを含む。第1の促進情報は、第1の画像及び第2の画像から、ユーザが格納する意図を有している画像を選択するようにそのユーザに促すのに使用される。第2の促進情報は、第1の画像及び第2の画像のうちで自撮り鏡像画像及び自撮り非鏡像画像を示すのに使用される。第3の促進情報は、端末の自撮り鏡像スイッチの設定方式を示すのに使用される。
端末が表示する第1の促進情報は、端末が表示する第1のユーザインターフェイスの第1の画像及び第2の画像が、ユーザが格納する意図を有している画像を選択するためにユーザに提供されるということをユーザが解明するのを支援するということを理解することが可能である。端末が表示する第2の促進情報は、ユーザが、端末が表示する第1の画像及び第2の画像のうちのいずれが、自撮り鏡像画像であるかということ、及び、端末が表示する第1の画像及び第2の画像のうちのいずれが、自撮り非鏡像画像であるかということを解明するのを支援し、それによって、そのユーザが自撮り鏡像画像又は自撮り非鏡像画像を誤って選択することを防止することが可能である。複数のユーザの中には、自撮り鏡像スイッチをどのように設定するかを知らないユーザが存在する場合があり、端末が表示する第3の促進情報は、ユーザが自撮り鏡像スイッチの設定方式を解明するのを支援する。
第1の態様、第2の態様、又は、上記の複数の可能な実装のうちのいずれか1つに関して、他の可能な実装において、ユーザの要求は、例えば、そのユーザは、自撮り写真を撮影するときに、(第1の画像等の)自撮り鏡像画像を格納するが、一方で、その後に自撮り鏡像画像を見るときに、そのユーザは、(第1の画像の鏡像である第2の画像等の)自撮り非鏡像画像を格納することを意図するといったように、変化する場合がある。ユーザの要求の変化に適応するために、この出願の方法は、選択された画像が表示されるときに、ユーザの鏡像変換コマンドに応答して、選択された画像の鏡像である画像を表示するステップをさらに含んでもよい。
第3の態様によれば、この出願は、端末を提供する。その端末は、(正面カメラ等の)カメラ及びディスプレイスクリーンを含む端末である。その端末は、第1の受信モジュール、ディスプレイ制御モジュール、第2の受信モジュール、及び第3の受信モジュールを含んでもよい。第1の受信モジュールは、カメラに対するユーザのイネーブルコマンドを受信するように構成される。ディスプレイ制御モジュールは、カメラに対するイネーブルコマンドに応答して、カメラを使用することによって自撮りモードで取り込まれるプレビュー画像をディスプレイスクリーンに表示するように構成される。第2の受信モジュールは、撮影シャッターに対するユーザのイネーブルコマンドを受信するように構成される。ディスプレイ制御モジュールは、第2の受信モジュールが撮影シャッターに対するユーザのイネーブルコマンドを受信した後に、ディスプレイスクリーンに第1のユーザインターフェイスを表示するように構成され、第1のユーザインターフェイスは、第1の画像と、第1の画像の鏡像である第2の画像と、を含み、第1の画像は、プレビュー画像に基づいて取得される。第3の受信モジュールは、第1のユーザインターフェイスの第1の画像又は第2の画像のためのユーザの選択を受信するように構成される。ディスプレイモジュールは、第3の受信モジュールが、第1のユーザインターフェイスの第1の画像又は第2の画像のためのユーザの選択を受信した後に、ディスプレイスクリーンへの第1のユーザインターフェイスの表示を停止することを指示し、そして、カメラを使用することによって自撮りモードで取り込まれるプレビュー画像を表示する、ように構成される。
第3の態様に関して、第1の可能な実装において、"ディスプレイ制御モジュールが、撮影シャッターに対するユーザのイネーブルコマンドを受信した後に、ディスプレイスクリーンに第1のユーザインターフェイスを表示するように構成される"ことは、特に、ディスプレイ制御モジュールが、撮影シャッターに対するユーザのイネーブルコマンドを受信した後に、カメラを使用することによって自撮りモードで取り込まれるプレビュー画像のディスプレイスクリーンへの表示を停止し、そして、第1のユーザインターフェイスを表示する、ように構成されることを含んでもよい。
第3の態様に関して、第2の可能な実装において、前記第1のユーザインターフェイスは、正面カメラを使用することによって自撮りモードで取り込まれるプレビュー画像をさらに含む。
第3の態様又は上記の複数の可能な実装のうちのいずれか1つに関して、第3の可能な実装において、"ディスプレイ制御モジュールが、第1のユーザインターフェイスの第1の画像又は第2の画像のためのユーザの選択を受信した後に、ディスプレイスクリーンへの第1のユーザインターフェイスの表示を停止し、そして、カメラを使用することによって自撮りモードで取り込まれるプレビュー画像を表示する、ように構成される"ことは、特に、第1のユーザインターフェイスに表示されている第1の画像又は第2の画像のためのユーザの選択を受信した後に、ディスプレイスクリーンへの第1のユーザインターフェイスの表示を停止し、そして、選択された画像を表示し、選択された画像がディスプレイスクリーンに表示される継続時間が、第1のあらかじめ設定された継続時間に達した後に、ディスプレイスクリーンへの選択された画像の表示を停止し、そして、カメラを使用することによって自撮りモードで取り込まれるプレビュー画像を表示することを含んでもよい。
第3の態様又は上記の複数の可能な実装のうちのいずれか1つに関して、第4の可能な実装において、端末は、第1の判断モジュールをさらに含んでもよい。第1の判断モジュールは、ディスプレイ制御モジュールがディスプレイスクリーンに第1のユーザインターフェイスを表示する前に、第1の画像がテキストを含むか否かを決定するように構成され、第1の画像は、受信モジュールがイネーブルコマンドを受信した後に、カメラを使用することによって取り込まれるプレビュー画像である。ディスプレイ制御モジュールは、特に、第1の判断モジュールが、第1の画像がテキストを含むということを決定する場合に、ディスプレイスクリーンに第1のユーザインターフェイスを表示するように構成される。
第3の態様又は上記の複数の可能な実装のうちのいずれか1つに関して、第5の可能な実装において、端末は、第2の判断モジュールをさらに含んでもよい。第2の判断モジュールは、ディスプレイ制御モジュールがディスプレイスクリーンに第1のユーザインターフェイスを表示する前に、端末の自撮り鏡像スイッチがシステムデフォルト状態にあるということを決定するように構成される。
第3の態様又は上記の複数の可能な実装のうちのいずれか1つに関して、第6の可能な実装において、端末は、第3の受信モジュールが第1のユーザインターフェイスの第1の画像又は第2の画像のためのユーザの選択を受信した後に、第1の画像及び第2の画像から選択される画像を格納するように構成される記憶モジュールをさらに含んでもよい。
第3の態様又は上記の複数の可能な実装のうちのいずれか1つに関して、第7の可能な実装において、前記ディスプレイ制御モジュールは、さらに、前記ディスプレイスクリーンに前記第1のユーザインターフェイスを表示した後に、第2のあらかじめ設定された継続時間の中で、前記第1の画像又は前記第2の画像のための前記ユーザの前記選択を受信しない場合に、前記ディスプレイスクリーンへの前記第1のユーザインターフェイスの表示を停止し、前記カメラを使用することによって自撮りモードで取り込まれる前記プレビュー画像を表示する、ように構成される。前記記憶モジュールは、さらに、前記第2のあらかじめ設定された継続時間の中で、前記第1の画像又は前記第2の画像のための前記ユーザの前記選択を受信しない場合に、前記第1の画像及び/又は前記第2の画像を格納するように構成される。
第3の態様又は第1の可能な実装乃至第5の可能な実装のうちのいずれか1つに関して、第8の可能な実装において、前記記憶モジュールは、さらに、受信モジュールが前記撮影シャッターに対する前記ユーザの前記イネーブルコマンドを受信した後に、前記第1の画像及び前記第2の画像を格納するように構成される。
第3の態様の第8の可能な実装に関して、第9の可能な実装において、当該端末は、前記第3の受信モジュールが前記第1のユーザインターフェイスの前記第1の画像又は前記第2の画像のための前記ユーザの前記選択を受信した後に、前記第1の画像及び前記第2の画像から、選択されていない画像を削除するように構成される削除モジュールをさらに含む。
第3の態様の第9の可能な実装に関して、第10の可能な実装において、前記ディスプレイ制御モジュールは、さらに、前記受信モジュールが、第2のあらかじめ設定された継続時間の中で、前記第1の画像又は前記第2の画像のための前記ユーザの前記選択を受信しない場合に、前記ディスプレイスクリーンへの前記第1のユーザインターフェイスの表示を停止し、前記カメラを使用することによって自撮りモードで取り込まれる前記プレビュー画像を表示する、ように構成される。前記削除モジュールは、前記受信モジュールが、前記第2のあらかじめ設定された継続時間の中で、前記第1の画像又は前記第2の画像のための前記ユーザの前記選択を受信しない場合に、前記第1の画像又は前記第2の画像を削除するように構成される。
第3の態様又は上記の複数の可能な実装のうちのいずれか1つに関して、第11の可能な実装において、当該端末は、設定モジュールをさらに含んでもよい。前記設定モジュールは、前記選択された画像が自撮り鏡像画像である場合に、当該端末の前記自撮り鏡像スイッチを有効化状態に設定するように構成される。
第3の態様又は上記の複数の可能な実装のうちのいずれか1つに関して、第12の可能な実装において、前記設定モジュールは、さらに、前記選択された画像が自撮り非鏡像画像である場合に、当該端末の前記自撮り鏡像スイッチを無効化状態に設定するように構成されてもよい。
第3の態様又は上記の複数の可能な実装のうちのいずれか1つに関して、第13の可能な実装において、当該端末は、鏡像変換モジュールをさらに含んでもよい。前記鏡像変換モジュールは、前記選択された画像が前記ディスプレイスクリーンに表示されるときに、前記ユーザが入力する鏡像変換コマンドに応答して、前記選択された画像を該選択された画像の鏡像である画像に変換するように構成される。前記ディスプレイ制御モジュールは、前記鏡像変換モジュールによる変換によって取得されるとともに、前記選択された画像の鏡像である前記画像を前記ディスプレイスクリーンに表示するように構成される。
第4の態様によれば、この出願は、端末を提供する。当該端末は、カメラ、ディスプレイスクリーン、及び1つ又は複数のプロセッサを含む。前記1つ又は複数のプロセッサは、前記カメラに対するユーザのイネーブルコマンドを受信し、前記カメラに対する前記イネーブルコマンドに応答して、前記カメラを使用することによって自撮りモードで取り込まれるプレビュー画像を前記ディスプレイスクリーンに表示することを指示し、撮影シャッターに対する前記ユーザのイネーブルコマンドを受信した後に、前記ディスプレイスクリーンに第1のユーザインターフェイスを表示することを指示し、前記第1のユーザインターフェイスは、第1の画像と、前記第1の画像の鏡像である第2の画像と、を含み、前記第1の画像は、前記プレビュー画像に基づいて取得され、前記第1のユーザインターフェイスの前記第1の画像又は前記第2の画像のための前記ユーザの選択を受信し、前記ディスプレイスクリーンへの前記第1のユーザインターフェイスの表示を停止することを指示し、そして、前記カメラを使用することによって自撮りモードで取り込まれる前記プレビュー画像を表示する、ように構成される。前記ディスプレイスクリーンは、前記プロセッサのコマンドにしたがって、指定されたコンテンツを表示するように構成される。
第4の態様に関して、第1の可能な実装において、"前記1つ又は複数のプロセッサが、撮影シャッターに対する前記ユーザのイネーブルコマンドを受信した後に、前記ディスプレイスクリーンに第1のユーザインターフェイスを表示することを指示するように構成される"ことは、特に、前記1つ又は複数のプロセッサが、前記撮影シャッターに対する前記ユーザの前記イネーブルコマンドを受信した後に、前記カメラを使用することによって自撮りモードで取り込まれる前記プレビュー画像の前記ディスプレイスクリーンへの表示を停止することを指示し、そして、前記第1のユーザインターフェイスを表示する、ように構成されることを含む。
第4の態様に関して、第2の可能な実装において、前記第1のユーザインターフェイスは、正面カメラを使用することによって自撮りモードで取り込まれるプレビュー画像をさらに含む。
第4の態様又は上記の複数の可能な実装のうちのいずれか1つに関して、第3の可能な実装において、 "前記1つ又は複数のプロセッサが、前記第1のユーザインターフェイスの前記第1の画像又は前記第2の画像のための前記ユーザの前記選択を受信し、前記ディスプレイスクリーンへの前記第1のユーザインターフェイスの表示を停止することを指示し、そして、前記カメラを使用することによって自撮りモードで取り込まれる前記プレビュー画像を表示する、ように構成される"ことは、特に、前記1つ又は複数のプロセッサが、前記第1のユーザインターフェイスに表示されている前記第1の画像又は前記第2の画像のための前記ユーザの前記選択を受信し、前記ディスプレイスクリーンへの前記第1のユーザインターフェイスの表示を停止することを指示し、そして、選択された画像を表示し、前記選択された画像が前記ディスプレイスクリーンに表示される継続時間が、第1のあらかじめ設定された継続時間に達した後に、前記ディスプレイスクリーンへの前記選択された画像の表示を停止することを指示し、そして、前記カメラを使用することによって自撮りモードで取り込まれる前記プレビュー画像を表示する、ように構成されることを含む。
第4の態様又は上記の複数の可能な実装のうちのいずれか1つに関して、第4の可能な実装において、前記1つ又は複数のプロセッサは、さらに、前記ディスプレイスクリーンに前記第1のユーザインターフェイスを表示することを指示する前に、前記イネーブルコマンドを受信した後に取り込まれるプレビュー画像を前記第1の画像として使用し、そして、前記第1の画像がテキストを含むか否かを決定する、ように構成される。"前記1つ又は複数のプロセッサが、前記ディスプレイスクリーンに第1のユーザインターフェイスを表示することを指示するように構成される"ことは、前記1つ又は複数のプロセッサが、前記第1の画像がテキストを含む場合に、前記ディスプレイスクリーンに前記第1のユーザインターフェイスを表示することを指示するように構成されることを含む。
第4の態様又は上記の複数の可能な実装のうちのいずれか1つに関して、第5の可能な実装において、前記1つ又は複数のプロセッサは、さらに、前記ディスプレイスクリーンに前記第1のユーザインターフェイスを表示することを指示する前に、当該端末の自撮り鏡像スイッチがシステムデフォルト状態にあるということを決定するように構成される。
第4の態様又は上記の複数の可能な実装のうちのいずれか1つに関して、第6の可能な実装において、当該端末は、メモリをさらに含む。前記1つ又は複数のプロセッサは、さらに、前記第1のユーザインターフェイスの前記第1の画像又は前記第2の画像のための前記ユーザの前記選択を受信し、前記第1の画像及び前記第2の画像から選択される画像を格納することを前記メモリに指示する、ように構成される。
第4の態様又は上記の複数の可能な実装のうちのいずれか1つに関して、第7の可能な実装において、前記1つ又は複数のプロセッサは、さらに、第2のあらかじめ設定された継続時間の中で、前記第1の画像又は前記第2の画像のための前記ユーザの前記選択を受信しない場合に、前記ディスプレイスクリーンへの前記第1のユーザインターフェイスの表示を停止することを指示し、前記カメラを使用することによって自撮りモードで取り込まれる前記プレビュー画像を表示し、そして、前記第1の画像及び/又は前記第2の画像を格納することを前記メモリに指示する、ように構成される。
第4の態様又は上記の複数の可能な実装のうちのいずれか1つに関して、第8の可能な実装において、"前記1つ又は複数のプロセッサが、撮影シャッターに対する前記ユーザのイネーブルコマンドを受信した後に、前記ディスプレイスクリーンに第1のユーザインターフェイスを表示することを指示するように構成される"ことは、前記1つ又は複数のプロセッサが、前記撮影シャッターに対する前記ユーザの前記イネーブルコマンドを受信した後に、前記第1の画像及び前記第2の画像を生成し、前記第1の画像及び前記第2の画像を格納することを前記メモリに指示し、そして、前記ディスプレイスクリーンに前記第1のユーザインターフェイスを表示することを指示する、ように構成されることを含む。
第4の態様の第8の可能な実装に関して、第9の可能な実装において、前記1つ又は複数のプロセッサは、さらに、前記第1のユーザインターフェイスの前記第1の画像又は前記第2の画像のための前記ユーザの前記選択を受信し、そして、前記第1の画像及び前記第2の画像から、選択されていない画像を削除する、ように構成される。
第4の態様の第8の可能な実装に関して、第10の可能な実装において、前記1つ又は複数のプロセッサは、さらに、前記ディスプレイスクリーンに前記第1のユーザインターフェイスを表示することを指示した後に、第2のあらかじめ設定された継続時間の中で、前記第1の画像又は前記第2の画像のための前記ユーザの前記選択を受信しない場合に、前記ディスプレイスクリーンへの前記第1のユーザインターフェイスの表示を停止し、前記カメラを使用することによって自撮りモードで取り込まれる前記プレビュー画像を表示し、そして、前記第1の画像又は前記第2の画像を削除する、ように構成される。
第4の態様又は上記の複数の可能な実装のうちのいずれか1つに関して、第11の可能な実装において、前記1つ又は複数のプロセッサは、さらに、前記選択された画像が自撮り鏡像画像である場合に、当該端末の前記自撮り鏡像スイッチを有効化状態に設定するように構成される。
第4の態様又は上記の複数の可能な実装のうちのいずれか1つに関して、第12の可能な実装において、前記1つ又は複数のプロセッサは、さらに、前記選択された画像が自撮り非鏡像画像である場合に、当該端末の前記自撮り鏡像スイッチを無効化状態に設定するように構成される。
第4の態様又は上記の複数の可能な実装のうちのいずれか1つに関して、第13の可能な実装において、前記1つ又は複数のプロセッサは、さらに、前記選択された画像が前記ディスプレイスクリーンに表示されるときに、前記ユーザが入力する鏡像変換コマンドに応答して、前記ディスプレイスクリーンに、前記選択された画像の鏡像である画像を表示することを指示するように構成される。
この出願の第3の態様、第4の態様、第3の態様又は第4の態様の複数の可能な実装のうちのいずれか1つの中の第1の画像、第2の画像、第1のあらかじめ設定された継続時間、第2のあらかじめ設定された継続時間、第1の促進情報、第2の促進情報、及び第3の促進情報等の詳細な説明については、第1の態様、第2の態様、又は第1の態様及び第2の態様の複数の可能な実施形態のうちのいずれか1つの詳細な説明を参照するべきであるということに留意すべきであり、本明細書において、詳細は、本発明のそれらの複数の実施形態の中では繰り返しては説明されない。
第5の態様によれば、この出願は、さらに、コンピュータ記憶媒体を提供する。そのコンピュータ記憶媒体は、コンピュータプログラムコードを格納し、そのコンピュータプログラムコードは、この出願の第1の態様、第2の態様、又は、第1の態様及び第2の態様の複数の可能な実装のうちのいずれか1つにしたがった撮影方法を実行するのに使用される。
第6の態様によれば、この出願は、さらに、コンピュータプログラム製品を提供する。そのコンピュータプログラム製品がコンピュータによって実行されるときに、そのコンピュータは、この出願の第1の態様、第2の態様、又は、第1の態様及び第2の態様の複数の可能な実装のうちのいずれか1つにしたがった撮影方法を実行することを可能とされる。
上記で提供されている第3の態様又は第4の態様にしたがった端末、第5の態様にしたがったコンピュータ記憶媒体、又は、第6の態様にしたがったコンピュータプログラム製品は、上記で提供されている対応する方法を実行するように構成されるということを理解することが可能である。したがって、端末、コンピュータ記憶媒体、又はコンピュータプログラム製品が達成することが可能である有益な効果については、上記で提要されている対応する方法の有益な効果を参照するべきであり、本明細書においては、詳細は繰り返しては説明されない。
本発明の複数の実施形態は、ある1つの撮影方法を提供し、その撮影方法は、カメラ及びディスプレイスクリーンを装備する端末に適用可能であり、特に、その端末が(例えば、正面カメラ等の)カメラを使用することによって画像を取り込み、その取り込んだ画像を表示する(略して、自撮りモード等の)処理に適用可能である。通常、自撮りモードの場合には、正面カメラを使用することによってある画像を取り込んで、自撮り画像を撮影する。そのようなモードの場合には、撮影される被写体は、通常、写真撮影者である。本発明の複数の実施形態においては、自撮りモードの場合に、背面カメラを使用することによって(例えば、カメラの回転又は光学的な反射等の方法等の)方式によって自撮り画像を撮影することを除外するものではなく、その結果、背面カメラを使用することによって自撮りモードのプレビュー画像を取り込んでもよい。以下では、ある1つの例として、正面カメラのみを使用する。
例えば、本発明の実施形態における端末は、(正面カメラ等の)カメラを装備するさまざまなデバイスであってもよい。例えば、端末は、(スマート時計等の)ウェアラブル電子デバイス又はポラロイドカメラであってもよく、或いは、図1又は図2に示されている携帯電話200であってもよく、或いは、タブレットコンピュータ、デスクトップコンピュータ、仮想現実感装置、又は、拡張現実感装置であってもよい。端末の特定の形態は、本発明の複数の実施形態において特に限定されない。
以下の実施形態においては、ある1つの例として携帯電話を使用して、その端末が複数の実施形態の複数の特定の技術的解決方法をどのように実装するかを説明する。図1又は図2に示されているように、この実施形態のある1つのモバイルデバイスは、携帯電話200であってもよい。図1A及び図1Bは、その携帯電話200の外観の概略的な図である。図1Aは、その携帯電話200の概略的な正面図であり、図1Bは、その携帯電話200の概略的な背面図である。以下では、ある1つの例として、携帯電話200を使用して、この実施形態を詳細に説明する。
図に示されている携帯電話200は、端末のある1つの例であるに過ぎず、その携帯電話200は、図に示されている構成要素よりも多くの構成要素を含んでもよく、又は、より少ない構成要素を含んでもよく、或いは、2つ又はそれ以上の構成要素を組み合わせてもよく、複数の異なる構成要素の配置を使用してもよいということを理解すべきである。1つ又は複数の信号プロセッサ及び/又は特定用途向け集積回路を含むハードウェア、ソフトウェア、又は、ハードウェア及びソフトウェアの組み合わせによって、図2に示されているそれらの複数の構成要素を実装してもよい。
図2に示されているように、携帯電話200は、RF(Radio Frequency, 無線周波数)回路210、メモリ220、入力ユニット230、ディスプレイユニット240、センサ250、オーディオ回路260、無線フィディリティ(Wireless Fidelity, Wi-Fi)モジュール270、プロセッサ280、及び電源290等の構成要素を含む。当業者は、図2に示されている携帯電話の構成は、その携帯電話に対する限定を構成するものではなく、その携帯電話は、図に示されている構成要素よりも多くの構成要素を含んでもよく、又は、より少ない構成要素を含んでもよく、或いは、いくつかの構成要素を組み合わせてもよく、或いは、複数の異なる構成要素の配置を使用してもよいということを理解することが可能である。
以下の記載は、図2を参照して、携帯電話200の各々の構成要素を具体的に説明する。
RF回路210は、情報の受信プロセス及び送信プロセス又は発呼プロセスにおいて信号を受信し及び送信するように構成されてもよく、基地局からダウンリンク情報を受信し、その次に、処理のために、プロセッサ280にそのダウンリンク情報を配送し、さらに、基地局に、関連するアップリンクデータを送信してもよい。一般的に、RF回路は、これらには限定されないが、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、トランシーバー、結合器、低雑音増幅器、及びデュプレクサ等のデバイスを含む。加えて、RF回路210は、無線通信によってネットワーク及び他のモバイルデバイスと通信してもよい。無線通信は、これらには限定されないが、汎欧州ディジタル移動体通信システム、汎用パケット無線サービス、符号分割多元接続、広帯域符号分割多元接続、ロングタームエボリューション、電子メール、及びショートメッセージサービス等を含むいずれかの通信規格又はプロトコルを使用してもよい。
メモリ220は、ソフトウェアプログラム及びデータを格納するように構成されてもよい。プロセッサ280は、メモリ220に格納されているソフトウェアプログラム及びデータを実行して、携帯電話200のさまざまな機能及びデータ処理を実行する。メモリ220は、主として、プログラム記憶領域及びデータ記憶領域を含んでもよい。プログラム記憶領域は、オペレーティングシステム及び(音声再生機能及び画像表示機能等の)少なくとも1つの機能が必要とするアプリケーションプログラム等を格納してもよい。データ記憶領域は、携帯電話200の使用等に基づいて生成される(オーディオデータ及びアドレスブック等の)データを格納してもよい。加えて、メモリ220は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、少なくとも1つの磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリ、又は他の揮発性ソリッドステート記憶デバイス等の不揮発性メモリをさらに含んでもよい。以下の複数の実施形態において、メモリ220は、例えば、アップル株式会社が開発したiOSオペレーティングシステム、グーグルが開発したAndroidオープンソースオペレーティングシステム、又はマイクロソフトが開発したWindowsオペレーティングシステム等のオペレーティングシステムを格納し、それらのオペレーティングシステムは、携帯電話200において実行することが可能である。
(タッチスクリーン等の)入力ユニット230は、入力された数字又は文字情報を受信し、そして、携帯電話200のユーザ設定及び機能制御に関連する信号入力を生成する、ように構成されてもよい。具体的には、入力ユニット230は、図1に示されているように、携帯電話200の前面に配置されているタッチパネル231を含んでもよく、(指又はスタイラス等のいずれかの適切な対象又はアクセサリを使用することによって、タッチパネル231に接触する又はタッチパネル231に近接するユーザの操作等の)タッチパネル231に接触する又はタッチパネル231に近接するユーザのタッチ操作を収集し、そして、あらかじめ設定されているプログラムに基づいて、対応する接続装置を駆動させてもよい。選択的に、タッチパネル231は、(図2には図示されていない)タッチ検出装置及びタッチコントローラの2つの部分を含んでいてもよい。タッチ検出装置は、ユーザのタッチ位置を検出し、タッチ操作によって生成される信号を検出し、そして、タッチコントローラにその信号を伝達する。タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、そのタッチ情報を複数のタッチ点座標に変換し、プロセッサ280にそれらの複数のタッチ点座標を送信する。さらに、タッチコントローラは、プロセッサ280が送信する命令を受信し、実行してもよい。加えて、抵抗タイプ、容量タイプ、赤外線タイプ、及び表面音波タイプ等のさまざまなタイプを使用することによって、タッチパネル231を実装してもよい。
ディスプレイユニット240(すなわち、ディスプレイスクリーン)は、ユーザが入力する情報又はユーザに提供される情報及び携帯電話200のさまざまなメニューのグラフィカルユーザインターフェイス(Graphical User Interface, GUI)を表示するように構成されてもよい。ディスプレイユニット240は、携帯電話200の正面に配置されているディスプレイパネル241を含んでもよい。ディスプレイパネル241は、液晶ディスプレイ又は有機発光ダイオード等の形態で構成されてもよい。
図1A及び図1Bに示されているように、複数の実施形態のうちのいくつかにおいて、携帯電話200は、正面A及び背面Bを含んでもよい。正面Aの底部には、3つの光学式タッチキー101、102、及び103が配置されている。さらに、タッチパネル231及びディスプレイパネル241が配置されている。タッチパネル231は、ディスプレイパネル241を覆っている。タッチパネル231に接触する又はタッチパネル231に近接するタッチ操作を検出した後に、タッチパネル231は、プロセッサ280にそのタッチ操作を伝えて、タッチイベントを決定する。続いて、プロセッサ280は、タッチイベントのタイプに基づいて、ディスプレイパネル241に、対応する視覚的出力を提供する。図2においては、2つの個別の部分として、タッチパネル231及びディスプレイパネル241を使用して、携帯電話200の入力機能及び出力機能を実装しているが、複数の実施形態のうちのいくつかにおいては、タッチパネル231及びディスプレイパネル241を一体化して、携帯電話200の入力機能及び出力機能を実装してもよい。その一体化されたタッチパネル231及びディスプレイパネル241は、簡単に、タッチディスプレイスクリーンと称されてもよい。
複数の実施形態のうちの他のいくつかにおいては、圧力センサが、さらに、タッチパネル231に配置されてもよい。このように、ユーザがタッチパネルにおいてタッチ操作を実行するときに、そのタッチパネルは、さらに、タッチ操作の圧力を検出することが可能であり、それによって、携帯電話200は、タッチ操作をより正確に検出することが可能である。
携帯電話200は、光学センサ、運動センサ、及び他のセンサ等の少なくとも1つのセンサ250をさらに含んでもよい。具体的には、光学センサは、周辺光センサ及び近接センサを含んでもよい。図1Aに示されているように、周辺光センサ251は、周辺光の輝度に基づいて、ディスプレイパネル241の輝度を調整してもよい。近接センサ252は、携帯電話200の正面に配置される。携帯電話200が耳に移動すると、携帯電話200は、近接光学センサ252による検出に基づいて、ディスプレイパネル241の電源をオフにする。このように、携帯電話200の電力をさらに節約することが可能である。運動センサの1つのタイプとして、加速度計センサは、さまざまな方向における(通常は、3つの軸における)加速度の大きさを検出してもよく、携帯電話200が静止しているときの重力の大きさ及び方向を検出してもよく、(例えば、横向きと縦向きとの間の切り替え、関連するゲーム、及び磁力計ジェスチャー較正等の)携帯電話のジェスチャーを認識するアプリケーション、(歩数計及びノック等の)振動認識に関連する機能等に適用可能である。携帯電話200のためにさらに構成することが可能であるジャイロスコープ、気圧計、湿度計、温度計、及び赤外線センサ等の他のセンサについては、本明細書においては、詳細は説明されない。図1Aに示されているように、正面カメラ243は、携帯電話200の正面の上部に配置され、背面カメラ253は、携帯電話200の背面の上部に配置される。正面カメラ243は、携帯電話200が本発明の複数の実施形態によって提供される撮影方法を実行するときに、自撮り画像を使用してもよい。
オーディオ回路260、スピーカ261、及びマイクロフォン262は、ユーザと携帯電話200との間の音声インターフェイスを提供してもよい。オーディオ回路260は、受信した音声データを電気信号に変換し、スピーカ261にその電気信号を送信してもよい。スピーカ261は、電気信号を出力用の音声信号に変換する。一方、マイクロフォン262は、収集された音声信号を電気信号に変換する。オーディオ回路260は、電気信号を受信し、電気信号を音声データに変換し、その次に、RF回路210にその音声データを出力して、例えば、他の携帯電話にその音声データを送信するか、又は、さらなる処理のために、メモリ220にその音声データを出力する。
Wi-Fiは、近距離無線伝送技術である。携帯電話200は、Wi-Fiモジュール270を使用することによって、ユーザが、電子メールを受信し及び送信し、ウェブページを閲覧し、ストリーミングメディアにアクセスする等を支援することが可能である。Wi-Fiは、ユーザに無線ブロードバンドインターネットアクセスを提供する。
プロセッサ280は、携帯電話200の制御センターであり、さまざまなインターフェイス及び回線を使用することによって、携帯電話のさまざまな部分に接続される。プロセッサ280は、メモリ220の中に格納されているソフトウェアプログラムを起動し又は実行し、そして、メモリ220の中に格納されているデータを呼び出すことによって、携帯電話200のさまざまな機能及びデータ処理を実行し、それにより、携帯電話における全体的なモニタリングを実行する。複数の実施形態のうちのいくつかにおいて、プロセッサ280は、1つ又は複数の処理ユニットを含んでもよい。プロセッサ280は、さらに、アプリケーションプロセッサ及びモデムプロセッサを一体化してもよい。アプリケーションプロセッサは、主として、オペレーティングシステム、ユーザインターフェイス、及びアプリケーションプログラム等を処理する。モデムプロセッサは、主として、無線通信を処理する。上記のモデムプロセッサを一体化して、プロセッサ180としなくてもよいということを理解することが可能である。
ブルートゥースモジュール281は、ブルートゥース等の近距離通信プロトコルを使用することによって、他のデバイスと情報を交換するように構成される。例えば、携帯電話200は、ブルートゥースモジュール281を使用することによって、ブルートゥースモジュールを有する(スマート時計等の)ウェアラブル電子デバイスへのブルートゥース接続を確立して、データを交換してもよい。
携帯電話200は、複数の構成要素に電力を供給するための(バッテリ等の)電源290をさらに含む。その電源は、電力管理システムを使用することによって、プロセッサ280に論理的に接続されてもよく、それにより、電力管理システムを使用することによって、充電、放電、及び電力消費管理等の機能を実装する。以下の複数の実施形態において、電源290は、ディスプレイパネル241及びタッチパネル231に電力を供給するように構成されてもよいということを理解することが可能である。
以下の実施形態における複数の方法は、すべて、上記のハードウェア構造を有する携帯電話200の中で実装されてもよい。
例えば、本発明のある1つの実施形態においては、ユーザXが(正面カメラ等の)カメラ及びタッチディスプレイスクリーンを含む端末を使用することによって自撮り画像を撮影するある1つの例を使用して、本発明のこの実施形態によって提供される撮影方法を説明する。具体的には、図3に示されているように、本発明のこの実施形態によって提供される撮影方法は、S301乃至S303を含んでもよい。
S301: 端末は、自撮り機能を実装することが可能であるカメラに対するユーザのイネーブルコマンドを受信し、そのカメラを有効化する。
自撮り機能は、通常、正面カメラを使用することによって実装されるか、又は、背面カメラを使用することによって実行されてもよく、又は、端末に接続されている外部カメラを使用することによって実装されてもよい。
S302: カメラに対するイネーブルコマンドに応答して、端末は、正面カメラを使用することによって自撮りモードで取り込まれるプレビュー画像をディスプレイスクリーンに表示する。
通常、端末のデフォルトのカメラは、背面カメラである。この場合には、ユーザXの指が、図1Aに示されているディスプレイパネル241に表示されている"カメラ"アイコン104に触れるか又は接近するときに、端末200のタッチパネル231は、タッチパネル231に接触する又はタッチパネル231に近接するタッチイベントを検出し、そして、プロセッサ280にそのタッチイベントを伝えて、そのタッチイベントに対応する指示を決定する。続いて、プロセッサ280は、その指示にしたがって、メモリ220の中に格納されているアプリケーションプログラムを呼び出し、そして、図4Aに示されているアプリケーションプログラム(カメラ)のGUIを表示するようにディスプレイパネル241に指示して、そのユーザがある特定の操作を実行するのを支援する。代替的に、あらかじめ設定された撮影ショートカットキーが押されたということを検出するときに、端末200のプロセッサ280は、キー押下イベントに対応する指示を決定してもよい。続いて、プロセッサ280は、その指示にしたがって、メモリ220の中に格納されているアプリケーションプログラムを呼び出し、そして、図4Aに示されているアプリケーションプログラム(カメラ)のGUIを表示するようにディスプレイパネル241に指示して、ユーザがある特定の操作を実行するのを支援する。
もちろん、図4Aに示されているGUIを表示するようにユーザが端末200を制御するための方法は、これらには限定されないが、上記の例で説明される方法を含む。本明細書においては、詳細は、本発明のこの実施形態の中では説明されない。
例えば、図4Aに示されているアプリケーションプログラム"カメラ"のGUIは、ビューファインダフレーム401、カメラスイッチングキー402、撮影キー403、及びアルバムキー404を含んでもよい。
ビューファインダフレーム401は、端末200の背面カメラ253又は正面カメラ243を使用することによって取り込まれるプレビュー画像を表示するのに使用される。カメラスイッチングキー402は、使用のために正面カメラ243と背面カメラ253との間でスイッチングを実行するように端末200をトリガして、画像を取り込むのに使用される。撮影キー403は、背面カメラ253又は正面カメラ243を使用することによって取り込まれるとともに、ビューファインダフレーム401の中に表示されるプレビュー画像を格納するように端末200を制御するのに使用される。アルバムキー404は、端末200の中に格納されている画像を見るのに使用される。
端末のデフォルトのカメラが背面カメラであるときは、背面カメラを使用することによって取り込まれるとともに、図4Aに示されているプレビュー画像405をビューファインダフレーム401の中に表示してもよい。
選択的に、端末のうちのいくつかのデフォルトのカメラは、正面カメラである。この場合には、ユーザXの指が、図1Aに示されているディスプレイパネル241に表示されている"カメラ"アイコン104に触れるか又は接近するとき、又は、あらかじめ設定された撮影ショートカットキーが押されているということを検出するときに、端末200のプロセッサ280は、ディスプレイパネル241にGUIを表示してもよく、そのGUIは、ビューファインダフレーム401の中に存在するとともに、正面カメラを使用することによって取り込まれるプレビュー画像を含む。
本発明のこの実施形態においては、端末のデフォルトのカメラが背面カメラであるある1つの例を使用する。ユーザXの指が、図4Aに示されているディスプレイパネル241に表示されているカメラスイッチングキー402に触れるか又は接近するときに、端末200のタッチパネル231は、タッチパネル231に接触する又はタッチパネル231に近接するタッチイベントを検出し、そして、プロセッサ280にそのタッチイベントを伝えて、そのタッチイベントに対応する指示を決定する。続いて、プロセッサ280は、正面カメラ243を有効化し、正面カメラ243を使用して、プレビュー画像の取り込みを開始し、そして、正面カメラ243を使用することによって取り込まれるプレビュー画像406をビューファインダフレーム401の中に表示してもよい。図4Bに示されているように、ビューファインダフレーム401の中に表示されるプレビュー画像406は、ユーザXの自撮り鏡像画像である。
例えば、図4Bに示されているように、ビューファインダフレーム401の中に表示される(ユーザXの自撮り鏡像画像等の)プレビュー画像406は、端末200の正面カメラ243を使用することによって取り込まれるか、又は、正面カメラ243を使用することによって取り込まれる非鏡像画像に対して鏡像化を実行することによって取り込まれてもよい。
選択的に、端末200は、ビューファインダフレーム401の中にユーザXの自撮り非鏡像画像を表示してもよい。その自撮り非鏡像画像は、正面カメラ243を使用することによって取り込まれてもよく、又は、その自撮り非鏡像画像は、正面カメラ243を使用することによって取り込まれる鏡像画像に対して鏡像化を実行することによって取得されてもよい。
本発明のこの実施形態において、本明細書における鏡像化は、自撮り鏡像画像に対して鏡像化を実行して、自撮り非鏡像画像を取得すること、又は、自撮り非鏡像画像に対して鏡像化を実行して、自撮り鏡像画像を取得すること、を含んでもよいということに留意すべきである。自撮り鏡像画像を処理して自撮り非鏡像画像を取得する方法及び自撮り非鏡像画像を処理して自撮り鏡像画像を取得する方法については、特許第CN103152489B号の中の詳細な説明を参照すべきであり、本明細書においては、詳細は、本発明のこの実施形態の中では説明されない。
本明細書では、本発明のこの実施形態において、ビューファインダフレーム401の中にユーザXの自撮り鏡像画像を表示するある1つの例を使用して、本発明のこの実施形態によって提供される自撮り画像を撮影する方法を説明する。
S303: 端末は、撮影シャッターに対するユーザのイネーブルコマンドを受信する。
撮影シャッターに対するユーザのイネーブルコマンドは、図5Aに示されている撮影キー403に対するユーザのタップ操作コマンドであってもよく、又は、撮影シャッターの有効化をトリガするのに使用されるあらかじめ設定されたショートカットキーに対するユーザの操作コマンドであってもよい。代替的に、イネーブルコマンドは、音声コマンド又はジェスチャーコマンド等であってもよい。ある特定の実装手段は、本発明においては限定されない。
S304: 端末は、撮影シャッターに対するユーザのイネーブルコマンドを受信した後に、ディスプレイスクリーンに第1のユーザインターフェイスを表示し、第1のユーザインターフェイスは、第1の画像と、第1の画像の鏡像である第2の画像と、を含む。
第1の画像は、カメラを使用することによって取り込まれるプレビュー画像に基づいて取得される。
例えば、第1の画像は、端末がイネーブルコマンドを受信した後にカメラを使用することによって取り込まれる第1のプレビュー画像であってもよく、又は、第1の画像は、その第1のプレビュー画像に対して鏡像化を実行することによって取得されてもよい。
代替的に、第1の画像は、端末がイネーブルコマンドを受信した後に取り込まれる複数のプレビュー画像のうちのいずれか1つであってもよく、又は、第1の画像は、それらの複数のプレビュー画像のうちのいずれか1つに鏡像化を実行することによって取得されてもよい。
代替的に、第1の画像は、端末がイネーブルコマンドを受信した後にその端末によって取り込まれる複数のプレビュー画像から選択されたプレビュー画像であってもよく、又は、第1の画像は、その選択されたプレビュー画像に対して鏡像化を実行することによって取得されてもよい。
さらに、第1の画像は、端末がイネーブルコマンドを受信した後にカメラを使用することによって取り込まれる複数のプレビュー画像のうちの少なくとも2つを含んでもよい、言い換えると、第1の画像は、少なくとも2つのプレビュー画像のセットであってもよく、又は、第1の画像は、そのセットの中の画像に対して鏡像化を実行することによって取得されるすべての画像を含んでいてもよい、言い換えると、第1の画像は、すべての画像のセットであってもよい。第1の画像は、複数の連続的に取り込まれた画像であってもよく、又は、動画であってもよい。第1の画像が単一の画像ではない場合については、第1の画像に対する処理を参照するべきであり、各々の画像に対して同じ処理を実行する。
例えば、図5A又は図6Aに示されているように、ユーザXの指が、ディスプレイパネルにあるカメラの表示されている撮影キー403に触れるか又は接近するときに、端末200のタッチパネル231は、タッチパネル231に接触する又はタッチパネル231に近接するタッチイベントを検出し、そして、プロセッサ280にタッチイベントを伝えて、タッチイベントに対応する指示(すなわち、撮影シャッターに対するユーザのイネーブルコマンド)を決定する。続いて、プロセッサ280は、その指示にしたがって、ユーザXが撮影キー403に触れたとき(又は、ユーザXが、あらかじめ設定された時間の間、撮影キー403に触れた後)に、正面カメラ243を使用することによって取り込まれるプレビュー画像を取得する。
通常は、端末が、(図6Aに示されているように、撮影キー403に対するユーザの指のタッチに対応するコマンドである)撮影シャッターに対するユーザのイネーブルコマンドを検出する場合に、その端末のアルバムの中に、その端末がイネーブルコマンドを検出した後に取り込まれる1つ又は複数のプレビュー画像を格納してもよい。具体的にいうと、その端末は、図6Bに示されているように、開始点の座標が、取り込まれたプレビュー画像であり、終了点の座標が、アルバムキー404である移動トレイルに沿って動的な画像を表示してもよく、正面カメラを使用することによって自撮りモードで取り込まれるプレビュー画像を継続して表示してもよく、具体的にいうと、図6Cに示されているGUIを継続して表示してもよい。
一方で、本発明のこの実施形態において、端末が、(図5Aに示されているように、撮影キー403に対するユーザの指のタッチに対応するコマンドである)撮影シャッターに対するユーザのイネーブルコマンドを受信する場合に、その端末は、正面カメラを使用することによって自撮りモードで取り込まれるプレビュー画像をその端末のディスプレイスクリーンに継続して表示する代わりに、具体的にいうと、図6B及び図6Cに示されているGUIを表示する代わりに、図5Bに示されている第1のユーザインターフェイス503をディスプレイスクリーンに表示してもよく、図5Bに示されている第1のユーザインターフェイス503は、互いに鏡像である第1の画像501及び第2の画像502を含んでいる。具体的にいうと、図7に示されているように、図3のS304をS304'に置き換えてもよい。
S304': 端末は、撮影シャッターに対するユーザのイネーブルコマンドを受信し、正面カメラを使用することによって自撮りモードで取り込まれるプレビュー画像のディスプレイスクリーンへの表示を停止し、そして、第1のユーザインターフェイスを表示する。
本発明のこの実施形態においては、第1の画像は、自撮り鏡像画像であってもよく、第1の画像の鏡像である第2の画像は、自撮り非鏡像画像であってもよく、又は、第1の画像は、自撮り非鏡像画像であってもよく、第1の画像の鏡像である第2の画像は、自撮り鏡像画像であってもよい。
例えば、第1の画像は、ユーザXの自撮り鏡像画像であり、第1の画像の鏡像である第2の画像は、ユーザXの自撮り非鏡像画像であるということを仮定する。図5Bに示されているように、第1のユーザインターフェイス503は、第1の画像501と、第1の画像501の鏡像である第2の画像502と、を含む。
本発明のこの実施形態において、カメラを使用することによって取り込まれるプレビュー画像は、ユーザXの自撮り鏡像画像であってもよく、又は、カメラを使用することによって取り込まれるプレビュー画像は、ユーザXの自撮り非鏡像画像であってもよい。カメラを使用することによって取り込まれるプレビュー画像がユーザXの自撮り鏡像画像であるときに、端末は、その自撮り鏡像画像に対して鏡像化を実行して、ユーザXの自撮り非鏡像画像を取得してもよい。カメラを使用することによって取り込まれるプレビュー画像が、ユーザXの自撮り非鏡像画像であるときに、端末は、その自撮り鏡像画像に対して鏡像化を実行して、ユーザXの自撮り非鏡像画像を取得してもよい。
本発明のこの実施形態において、(ユーザX等の)目標の被写体の自撮り鏡像画像は、目標の被写体の鏡像画像、具体的にいうと、鏡像で見られる目標の被写体である。実際の目標の被写体及び自撮り鏡像画像を水平方向に反転して、対応する画像を取得してもよい。自撮り非鏡像画像は、実際の目標の被写体の画像と同じである。
さらに、第1のユーザインターフェイスは、正面カメラを使用することによって自撮りモードで取り込まれるプレビュー画像を含んでもよい。図8に示されているように、図3に示されているS304又は図7に示されているS304'をS304"で置き換えてもよい。
S304": 端末は、撮影シャッターに対するユーザのイネーブルコマンドを受信し、そして、ディスプレイスクリーンに第1のユーザインターフェイスを表示し、第1のユーザインターフェイスは、正面カメラを使用することによって自撮りモードで取り込まれるプレビュー画像と、第1の画像と、第1の画像の鏡像である第2の画像と、を含む。
例えば、図9Aに示されているように、ユーザXの指が、ディスプレイパネルに表示されているカメラの撮影キー403に触れるか又は接近するときに、端末200のタッチパネル231は、タッチパネル231に接触する又はタッチパネル231に近接するタッチイベントを検出し、そして、プロセッサ280にそのタッチイベントを伝えて、そのタッチイベントに対応する指示(すなわち、撮影シャッターに対するユーザのイネーブルコマンド)を決定する。続いて、プロセッサ280は、その指示にしたがって、ユーザXが撮影キー403に触れるとき(又は、ユーザXが、あらかじめ設定された時間の間、撮影キー403に触れた後)に、カメラを使用することによって取り込まれるプレビュー画像を取得する。この場合には、端末は、ディスプレイスクリーンに、図9Bに示されている第1のユーザインターフェイス901を表示してもよい。図9Bに示されているように、第1のユーザインターフェイス901は、ビューファインダフレーム401と、互いの鏡像である第1の画像501及び第2の画像502と、を含む。図9Bに示されているビューファインダフレーム401は、カメラを使用することによって取り込まれるプレビュー画像902を表示するのに使用される。
選択的に、第1のユーザインターフェイスは、複数の層を含むユーザインターフェイスであってもよい。第1のユーザインターフェイスに、背景層として、"カメラを使用することによって取り込まれるプレビュー画像"を表示してもよく、"カメラを使用することによって取り込まれるプレビュー画像"の前の層に、互いに鏡像である第1の画像及び第2の画像を表示してもよい。互いに鏡像である第1の画像及び第2の画像は、"カメラを使用することによって取り込まれるプレビュー画像"の一部を遮ってもよい。
例えば、図10Aに示されているように、端末200が、撮影シャッターに対するユーザのイネーブルコマンドを受信するときに、その端末は、図10Bに示されている第1のユーザインターフェイス901をディスプレイスクリーンに表示してもよい。図10Bに示されているように、第1のユーザインターフェイス901は、ビューファインダフレーム401を含んでもよい。ビューファインダフレーム401の背景層に、"カメラを使用することによって取り込まれるプレビュー画像1201"を表示してもよく、背景層の前の層に、互いに鏡像である第1の画像501及び第2の画像502を表示してもよい。
図9及び図10は、複数の例を使用して、カメラを使用することによって自撮りモードで取り込まれるプレビュー画像と、互いに鏡像である第1の画像及び第2の画像と、を含む第1のユーザインターフェイスを表示する複数の例の概略的な図を提供しているにすぎないということに留意すべきである。カメラを使用することによって取り込まれるプレビュー画像と互いに鏡像である第1の画像及び第2の画像の第1のユーザインターフェイスにおけるレイアウト方式は、これらには限定されないが、図9又は図10に示されているGUIにおけるレイアウト方式を含む。本明細書においては、他のレイアウト方式は、本発明のこの実施形態の中では詳細には説明されない。
自撮り撮影の間のユーザの姿勢又は撮影角度等の撮影される被写体は、図5A、図6A、図6C、図9B、及び図10Bによって変化する場合があるため、ビューファインダフレーム401の中に表示される複数のプレビュー画像は、すべてが異なっていてもよく、図5A、図6A、図6C、図9B、図10Bにおいては、ビューファインダフレーム401の中に表示されるそれらの複数のプレビュー画像は、撮影される被写体又は撮影角度等に応じて動的に変化してもよいということに留意すべきである。例えば、図9Bのビューファインダフレーム401の中に表示されるプレビュー画像は、図10Bのビューファインダフレーム401に表示されるプレビュー画像とは異なっている。
さらに、撮影シャッターに対するユーザのイネーブルコマンドを受信するときに、端末は、最初に、端末の自撮り鏡像スイッチがシステムデフォルト状態にあるか否かを決定してもよく、具体的にいうと、最初に、ユーザが端末の自撮り鏡像スイッチを設定しているか否かを決定してもよい。端末の自撮り鏡像スイッチが、システムデフォルト状態にある場合には、そのシステムデフォルト状態は、ユーザがまだ自撮り鏡像スイッチを設定していないということを示す。この場合には、そのユーザは、端末が自撮り鏡像設定機能を有しているということを知らない場合がある。この場合には、端末は、第1のユーザインターフェイスに入力してもよく、それによって、そのユーザは、第1のユーザインターフェイスに表示されるとともに互いに鏡像である第1の画像及び第2の画像から画像を選択してもよい。具体的には、図11に示されているように、図3に示されているS304を、S304a及びS304cで置き換えてもよく、又は、S304a乃至S304cで置き換えてもよい。
S304a: 端末は、撮影シャッターに対するユーザのイネーブルコマンドを受信し、そして、端末の自撮り鏡像スイッチがシステムデフォルト状態にあるか否かを決定する。
システムデフォルト状態は、例えば、自撮り鏡像スイッチの無効化状態等の端末の自撮り鏡像スイッチの工場出荷時のデフォルトに対応する状態であってもよい。自撮り鏡像スイッチがシステムデフォルト状態にあるということは、自撮り鏡像スイッチが設定されたことがないということ、具体的にいうと、ユーザが、その端末の中の自撮り鏡像スイッチを決して設定しないということである。
具体的には、端末の自撮り鏡像スイッチが、システムデフォルト状態にある場合には、S304cを実行してもよい。端末の自撮り鏡像スイッチが、非システムデフォルト状態にある場合には、S304bを実行してもよい。
S304b: 端末は、第1の画像がテキストを含むか否かを決定し、第1の画像は、端末がイネーブルコマンドを受信した後にカメラを使用することによって取り込まれるプレビュー画像である。
第1の画像がテキストを含み、且つ、第1の画像が自撮り鏡像画像である場合には、第1の画像の中のテキストは、実際のテキストの鏡像であり、そのテキストは、一般のユーザがテキストを見る習慣には適合していない。したがって、第1の画像がテキストを含む場合には、端末は、ユーザによる選択のために、互いに鏡像である2つの画像を含む第1のユーザインターフェイスを表示する。具体的にいうと、S304cを実行してもよい。例えば、第1の画像が、図5Bに示されている画像501であるということを仮定すると、端末は、画像501が"2005"等のテキストを含むということを検出してもよく、S304cを実行してもよい。
本発明のこの実施形態においては、テキストは、漢字、ピンイン、英文字、数字、及び他の言語のテキストであってもよいということに留意すべきである。
S304aは、選択的なステップである。図12に示されているように、図3のS304を、S304b及びS304cで置き換えてもよい。具体的にいうと、撮影シャッターに対するユーザのイネーブルコマンドを受信するときに、端末は、第1の画像がテキストを含むか否かを決定してもよく、第1の画像がテキストを含む場合に、S304cを継続して実行してもよい。
S304c: 端末は、ディスプレイスクリーンに第1のユーザインターフェイスを表示し、第1のユーザインターフェイスは、第1の画像と、第1の画像の鏡像である第2の画像と、を含む。
S304cにおける"端末によって、ディスプレイスクリーンに第1のユーザインターフェイスを表示する"ことの具体的な方式については、S304'又はS304における"端末によって、ディスプレイスクリーンに第1のユーザインターフェイスを表示する"ことの関連する説明を参照するべきであり、本明細書においては、詳細は、本発明のこの実施形態の中では繰り返しては説明されない。
第1の画像が少なくとも2つの画像のセットであるときに、ユーザが第1の画像に触れるか又はタップするときは、端末は、そのセットに含まれる画像を取り込んだ順に、そのセットの中の画像のすべてを連続的に表示して、動的な第1の画像を表示してもよい。第2の画像及び第1の画像は、互いの鏡像であるため、第1の画像が少なくとも2つの画像のセットであるときは、第2の画像は、それらの少なくとも2つの画像の鏡像である画像のセットを含む。第2の画像の表示方法及び表示効果は、第1の画像の表示方法及び表示効果と同様であり、本明細書においては、詳細は、本発明のこの実施形態の中では繰り返しては説明されない。
S305: 端末は、第1のユーザインターフェイスに表示される第1の画像又は第2の画像のためのユーザの選択を受信し、ディスプレイスクリーンへの第1のユーザインターフェイスの表示を停止し、そして、カメラを使用することによって自撮りモードで取り込まれるプレビュー画像を表示する。
例えば、第1のユーザインターフェイスが図5Bに示されている第1のユーザインターフェイスであるある1つの例を使用する。図22Aに示されているように、ユーザXの指が、図22Aに示されているディスプレイパネル241に表示されている第2の画像502に触れるか又は接近するときに、端末200のタッチパネル231は、タッチパネル231に接触する又はタッチパネル231に近接するタッチイベントを検出し、そして、プロセッサ280にそのタッチイベントを伝えて、そのタッチイベントに対応する指示を決定する。続いて、プロセッサ280は、その指示にしたがって、図22Bに示されているGUIを表示してもよい。図22Bに示されているGUIは、カメラを使用することによって自撮りモードで取り込まれるプレビュー画像を含む。
選択的に、第1のユーザインターフェイスの第1の画像又は第2の画像のためのユーザの選択に応答して、第1の画像及び第2の画像から選択された画像を表示している間に、端末は、その端末のアルバムの中に、その選択された画像を格納してもよい。
例えば、図22Bに示されているように、端末が、第1のユーザインターフェイスに表示されている第1の画像又は第2の画像のためのユーザの選択に応答して、カメラを使用することによって自撮りモードで取り込まれるプレビュー画像を表示している間に、アルバムキー404に対応するアイコンに表示されている写真は、図22Aに示されている"白鳥"から、第2の画像502を縮小することによって取得される写真へと変化する。
選択的に、ユーザの選択に応答して、端末は、さらに、第1の画像及び第2の画像から選択された画像を表示してもよい。
例えば、第1のユーザインターフェイスが図5Bに示されている第1のユーザインターフェイスであるある1つの例を使用する。図13Aに示されているように、ユーザXの指が、図13Aに示されているディスプレイパネル241に表示されている第2の画像502に触れるか又は接近するときに、端末200のタッチパネル231は、タッチパネル231に接触する又はタッチパネル231に近接するタッチイベントを検出し、そして、プロセッサ280にそのタッチイベントを伝えて、そのタッチイベントに対応する指示を決定する。続いて、プロセッサ280は、その指示にしたがって、図13Bに示されているGUIを表示してもよい。図13Bに示されているGUIは、選択された画像502を含む。
本発明のこの実施形態によって提供される撮影方法によれば、撮影シャッターに対するユーザのイネーブルコマンドを受信した後に、端末は、ユーザによる選択のために、プレビュー画像に基づいて取得される第1の画像と、その第1の画像の鏡像である第2の画像と、を含む第1のユーザインターフェイスを表示し、その次に、ユーザの選択入力を受信し(選択されていない画像を表示する代わりに、第1のユーザインターフェイスに表示されている第1の画像又は第2の画像のためのユーザの選択に応答して、さらに、選択された画像を表示してもよい)、そして、次に、ユーザが選択する画像に対して記憶動作をさらに実行してもよく、又は、第1の画像及び第2の画像が、既に、端末の中に格納されている場合には、ユーザが選択していない画像を削除してもよい。第1の画像又は第1の画像の鏡像である第2の画像のためのユーザの選択は、実際には、ユーザの自撮り鏡像画像又は自撮り非鏡像画像に対するユーザの嗜好を反映し、ユーザの要求を満たすことが可能である。加えて、その後の自撮り撮影の間に、ユーザの要求を満たす自撮り画像のみを格納し、自撮り機能を実装する際のユーザ体験を改善することが可能である。
選択的に、第1のユーザインターフェイスの第1の画像又は第2の画像のためのユーザの選択に応答して、第1の画像及び第2の画像から選択される画像を表示している間に、端末は、その端末のアルバムの中に、その選択された画像を格納してもよい。例えば、図13Bに示されているように、端末が、第1のユーザインターフェイスに表示される第1の画像又は第2の画像のためのユーザの選択に応答して、第1の画像及び第2の画像から選択される画像を表示している間に、アルバムキー404に対応するアイコンに表示されている写真は、図13Aに示されている"白鳥"から、第2の画像502を縮小することによって取得される写真へと変化する。
選択的に、第1のユーザインターフェイスに表示されている第1の画像又は第2の画像のためのユーザの選択に応答して、(例えば、10秒等の)特定の時間期間の間、第1の画像及び第2の画像から選択される画像を表示した後に、端末は、さらに、正面カメラを使用することによって自撮りモードで取り込まれるプレビュー画像を継続して表示してもよい。具体的には、S305を、S305a及びS305bで置き換えてもよい。例えば、図14に示されているように、図12に示されているS305を、S305a及びS305bで置き換えてもよい。
S305a: 端末は、第1のユーザインターフェイスに表示されている第1の画像又は第2の画像のためのユーザの選択を受信し、ディスプレイスクリーンへの第1のユーザインターフェイスへの表示を停止し、そして、選択された画像を表示する。
S305b: 選択された画像がディスプレイスクリーンに表示される継続時間が、第1のあらかじめ設定された継続時間に達した後に、端末は、ディスプレイスクリーンへの選択された画像の表示を停止し、そして、カメラを使用することによって自撮りモードで取り込まれるプレビュー画像を表示する。
第1の時点は、第1のユーザインターフェイスに表示されている第1の画像又は第2の画像のためのユーザの選択に応答して、第1の画像及び第2の画像の双方を表示する代わりに、第1の画像及び第2の画像から選択された画像のみが表示される時点である。
例えば、図15Aは、図13Aと同じであり、図15Bは、図13Bと同じであり、本明細書においては、詳細は、本発明のこの実施形態の中では繰り返しては説明されない。端末が、S305を実行して、図15Bに示されているGUIを表示する時点から開始する第1のあらかじめ設定された継続時間tの後に、その端末は、図15Cに示されているGUIを表示してもよく、具体的にいうと、その端末は、正面カメラを使用することによって自撮りモードで取り込まれるプレビュー画像を継続して表示してもよい。
もちろん、ユーザの選択入力を受信した後に、端末は、また、第1の画像及び第2の画像を表示する代わりに、正面カメラを使用することによって自撮りモードで取り込まれるプレビュー画像を直接的に表示してもよい(端末は、第1のユーザインターフェイスを終了させる)。代替的に、ユーザの選択入力を受信した後に、端末は、第1の画像及び第2の画像を表示する代わりに、あらかじめ設定された継続時間に達した後に、正面カメラを使用することによって自撮りモードで取り込まれるプレビュー画像を表示してもよい(端末は、第1のユーザインターフェイスを終了させる)。
選択的に、端末が、第1の画像及び第2の画像から選択された画像を表示している間に、ユーザが正面カメラを使用することによって自撮り画像を継続して撮影することを支援するために、図16Aに示されるように、端末は、"カメラ"バックボタン1601を表示してもよい。具体的にいうと、図13Bを図16Aで置き換えてもよい。
図16Bに示されているように、ユーザXの指が、図16Bに示されているディスプレイパネル241に表示されている"カメラ"バックボタン1601に触れるか又は接近するときに、端末200のタッチパネル231は、タッチパネル231に接触する又はタッチパネル231に近接するタッチイベントを検出し、そして、プロセッサ280にそのタッチイベントを伝えて、タッチイベントに対応する指示を決定する。続いて、プロセッサ280は、その指示にしたがって、図16Cに示されているGUIを表示してもよい。具体的にいうと、端末は、正面カメラを使用することによって自撮りモードで取り込まれるプレビュー画像を継続して表示してもよい。もちろん、ユーザは、また、例えば、音声操作、ジェスチャー操作、或いは、他の仮想的なキー又は物理的なキーでのタッチ操作又は押し下げ操作等の他の操作を実行することによって、カメラに戻る機能を実装してもよい。
さらに、本発明のこの実施形態の応用シナリオにおいては、ユーザは、何らかの予期しない状況のために、端末が第1のユーザインターフェイスに表示する第1の画像又は第2の画像を適時に選択しない場合がある。そのようなシナリオに基づいて、S304、S304'、S304"又はS304cの後に、本発明のこの実施形態における方法は、S1701をさらに含んでもよく、S305をS305'で置き換えてもよい。例えば、図17に示されているように、図14に示されているS304の後に、本発明のこの実施形態における方法は、S1701をさらに含んでもよい。
S1701: 端末が、第2のあらかじめ設定された継続時間の中で、第1の画像又は第2の画像のためのユーザの選択を検出しない場合に、その端末は、ディスプレイスクリーンへの第1のユーザインターフェイスの表示を停止し、カメラを使用することによって自撮りモードで取り込まれるプレビュー画像を表示し、そして、第1の画像及び/又は第2の画像を格納する
端末が、第2のあらかじめ設定された継続時間の中で、第1の画像又は第2の画像のためのユーザの選択を検出しない場合に、その端末は、さらに、第1の画像及び第2の画像のいずれかを格納するか、又は、第1の画像及び第2の画像の双方を格納してもよい。
さらに、撮影シャッターに対するユーザのイネーブルコマンドを受信した後に、端末は、第1の画像及び第2の画像を生成して格納し、その次に、ディスプレイスクリーンに第1のユーザインターフェイスを表示してもよい。この場合には、第1のユーザインターフェイスの第1の画像又は第2の画像のためのユーザの選択を受信した後に、端末は、ユーザが第1の画像及び第2の画像から選択しなかった画像を削除してもよい。代替的に、端末が、第2のあらかじめ設定された継続時間の中で、第1の画像又は第2の画像のためのユーザの選択を検出しない場合に、第1の画像及び第2の画像が既に格納されているときには、その端末は、第1の画像及び第2の画像のいずれかを削除してもよい。
さらに、端末は、第1の画像又は第2の画像のためのユーザの選択に基づいて、端末の自撮り鏡像スイッチを自動的に設定してもよい。S305又はS305aの後に、本発明のこの実施形態における方法は、S1801及びS1802をさらに含んでもよい。
S1801: 第1のユーザインターフェイスに表示される第1の画像又は第2の画像のためのユーザの選択に応答して、端末は、選択された画像が自撮り鏡像画像であるか否かを決定する。
S1802: 選択された画像が自撮り鏡像画像である場合に、端末は、自撮り鏡像スイッチを有効化状態に設定する。
S1803: 選択された画像が自撮り非鏡像画像である場合に、端末は、自撮り鏡像スイッチを無効化状態に設定する。
第1の画像は、自撮り鏡像画像であり、且つ、第2の画像は、自撮り非鏡像画像であり、又は、第1の画像は、自撮り非鏡像画像であり、且つ、第2の画像は、自撮り鏡像画像である。
本発明のこの実施形態によって提供される撮影方法によれば、第1の画像又は第2の画像のためのユーザの選択に応答して、端末は、その端末の自撮り鏡像スイッチを自動的に設定し、それによって、ユーザが自撮り鏡像スイッチを手動で設定するときのユーザの操作を減少させることが可能であり、それにより、ユーザが設定メニューを検索するための時間及びエネルギーを節約し、操作効率を改善し、そして、人間とコンピュータとの対話のインテリジェンスを改善する。
選択的に、互いの鏡像である第1の画像及び第2の画像を第1のユーザインターフェイスに表示している間に、端末は、第1のユーザパネルに鏡像促進情報を表示してもよい。その鏡像促進情報は、第1の促進情報、第2の促進情報、及び第3の促進情報のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
第1の促進情報は、第1の画像及び第2の画像から、ユーザが格納する意図を有している画像を選択するようにそのユーザに促すのに使用される。第3の促進情報は、端末の自撮り鏡像スイッチの設定方式を示すのに使用される。
第2の促進情報は、第1の画像及び第2の画像のうちで自撮り鏡像画像及び自撮り非鏡像画像を示すのに使用されてもよい。例えば、第2の促進情報は、第1の画像及び第2の画像のうちで、第1の画像が自撮り鏡像画像であり、且つ、第2の画像が自撮り非鏡像画像であるということを示すのに使用されてもよく、又は、第2の促進情報は、第1の画像及び第2の画像のうちで、第1の画像が自撮り非鏡像画像であり、且つ、第2の画像が自撮り非鏡像画像であるということを示すのに使用されてもよい。
例えば、図18に示されているように、ある1つの例として、図5Bに示されている第1のユーザインターフェイス503を使用する。さらに、第1のユーザインターフェイス503に鏡像促進情報1801を表示してもよい。鏡像促進情報1801は、第1の促進情報を含んでもよく、第1の促進情報は、"(あなたが格納しようとしている)自撮り画像を選択してください"であってもよい。
図19に示されているように、ある1つの例として、図9Bに示されている第1のユーザインターフェイス901を使用する。さらに、第1のユーザインターフェイス901に鏡像促進情報1901を表示してもよい。鏡像促進情報1901は、第2の促進情報を含んでもよく、第2の促進情報は、第1の画像の対応する位置に表示される促進情報"鏡像"及び第2の画像の対応する位置に表示される促進情報"非鏡像"であってもよい。
端末が表示する第2の促進情報は、ユーザが、端末が表示する第1の画像及び第2の画像のうちの1つが自撮り鏡像画像であり、端末が表示する第1の画像及び第2の画像のうちの1つが自撮り非鏡像画像であるということを明確にするのに役立ち、それによって、そのユーザが、自撮り鏡像画像又は自撮り非鏡像画像を誤って選択することを防止することが可能であるということを理解することが可能である。
さらに、第3の促進情報は、端末の"自撮り鏡像スイッチ"ボタンを含んでもよい。図19を参照すると、図20に示されているように、さらに、第1のユーザインターフェイス901に"自撮り鏡像スイッチ"ボタン2001を表示してもよい。
図21に示されているように、ある1つの例として、図10Bに示されている第1のユーザインターフェイス901を使用する。さらに、第1のユーザインターフェイス901に第2の促進情報2101及び第3の促進情報2102を表示してもよい。第2の促進情報2101は、第1の画像の対応する位置に表示される促進情報"鏡像"及び第2の画像の対応する位置に表示される促進情報"非鏡像"であってもよい。第3の促進情報2102は、"鏡像スイッチ設定方式"であってもよい。
本発明のこの実施形態においては、第1の促進情報、第2の促進情報、及び第3の促進情報の具体的な内容及び形態、及び、端末200のディスプレイパネルでの促進情報の表示位置は、これらには限定されないが、図19、図20、又は図21に示されているGUIの中での内容及び位置を含むということに留意すべきであり、促進情報の他の内容、形態、及び表示位置は、本明細書においては、本発明のこの実施形態の中では説明されない。
さらに、ユーザの要求は、変化する場合がある。例えば、ユーザは、自撮り画像を撮影するときに、(第1の画像等の)自撮り鏡像画像を格納するが、その自撮り鏡像画像をその後に見るときに、そのユーザは、(第1の画像の鏡像である第2の画像等の)自撮り非鏡像画像を格納することを意図する。ユーザの要求の変化に適応するために、本発明のこの実施形態によって提供される撮影方法においては、端末は、さらに、すでに格納されている画像に対する鏡像化を実行してもよい。例えば、端末が選択されている画像を格納した後に、本発明のこの実施形態における方法は、S2201をさらに含んでもよい。
S2201: 端末が、例えば、ユーザが入力する鏡像変換コマンドに応答して、"ギャラリー"を開く、といったように、ディスプレイスクリーンに画像を表示するときに、その端末は、その選択された画像の鏡像である画像へとその画像を変換する。
S2202: 端末は、ディスプレイスクリーンに、選択された画像の鏡像である画像を表示する。
ディスプレイスクリーンにいずれかの画像を表示した後に、端末は、ユーザの鏡像変換コマンドに応答して、その画像に対する鏡像化を実行して、その選択された画像の鏡像である画像を取得し、そして、表示してもよい。
本発明のこの実施形態によって提供される撮影方法によれば、自撮り画像を表示する際のユーザ体験を改善することが可能であり、そして、さらに、第1の画像又は第2の画像のためのユーザの選択に応答して、その端末の自撮り鏡像スイッチを自動的に設定することが可能であり、それによって、ユーザが自撮り鏡像スイッチを手動で設定するときのユーザの操作を減少させることが可能である。
加えて、端末が、その端末が格納している自撮り画像を表示するときに、例えば、ユーザは、自撮り画像を撮影するときに、自撮り鏡像画像を格納するが、その後に、その格納されている自撮り画像を見るときに、そのユーザは、自撮り非鏡像画像を格納する意図を有する、といったように、ユーザの嗜好又は要求が変化する場合であっても、その端末は、(例えば、既に格納されている自撮り鏡像画像を自撮り非鏡像画像へと変換するといったように)既に格納されている自撮り画像に対して鏡像化を実行して、ユーザの要求を満たしてもよい。
この出願の複数の実施態様によって提供される複数の解決方法は、主として、端末の撮影プロセスの観点から上記で説明されている。上記の複数の機能を実装するために、端末は、それらの複数の機能を実装するための複数の対応する機能モジュールを含むということを理解することが可能である。当業者は、本明細書に開示されているそれらの複数の実施形態において説明されている複数の例の端末及びアルゴリズムステップと関連して、ハードウェアによって、又は、ハードウェア及びコンピュータソフトウェアの組み合わせの形態で、この出願を実装することが可能であるということを容易に認識するはずである。ある機能が、ハードウェアによって実行されるか、又は、コンピュータソフトウェアによって駆動されるハードウェアによって実行されるかは、それらの複数の技術的解決方法の特定の用途及び設計上の制約によって決まる。当業者は、複数の異なる方法を使用して、各々の特定の用途について、説明されている複数の機能を実装してもよいが、その実装がこの出願の範囲を超えると解釈されるべきではない。
この出願の複数の実施形態によって提供される端末は、上記の複数の方法の実施形態を実装するように構成される。具体的には、上記の複数の方法の例に基づいて、端末を分割してもよい。例えば、それらの複数の機能に対応して、複数のモジュール又はユニットを分割してもよい。代替的に、2つ又はそれ以上の機能を一体化して、処理モジュールとしてもよい。その一体化されたモジュールは、ハードウェアの形態で実装されてもよく、又は、ソフトウェアモジュール又はユニットの形態で実装されてもよい。この出願の複数の実施形態におけるモジュール又はユニットの分割は、ある1つの例であるにすぎず、論理的な機能の分割であり、実際の実装の際には他の分割であってもよい。
図22Cは、上記の実施形態で使用される端末のある1つの可能な概略的な構成図である。その端末は、カメラ及びディスプレイスクリーンを含む端末であってもよい。そのカメラは、正面カメラ、又は、回転させて正面カメラとして使用することが可能である背面カメラであってもよい。図22Cに示されているように、端末2200は、第1の受信モジュール2201、ディスプレイ制御モジュール2202、第2の受信モジュール2203、及び第3の受信モジュール2204を含んでもよい。
第1の受信モジュール2201は、方法の実施形態におけるS301及び/又は本明細書において説明されている複数の技術のために使用される他のプロセスをサポートするように構成される。ディスプレイ制御モジュール2202は、複数の方法の実施形態の中のS302、S304、S304'、S304"、S304c、及びS305における"ディスプレイスクリーンへの第1のユーザインターフェイスの表示を停止し、そして、カメラを使用することによって自撮りモードで取り込まれるプレビュー画像を表示する"動作、S305aにおける"ディスプレイスクリーンへの第1のユーザインターフェイスへの表示を停止し、そして、選択された画像を表示する"動作、S305b及びS1701、及び、S2202における"ディスプレイスクリーンへの第1のユーザインターフェイスの表示を停止し、そして、カメラを使用することによって自撮りモードで取り込まれるプレビュー画像を表示する"動作、及び/又は、本明細書において説明される複数の技術のために使用される他のプロセスをサポートするように構成される。第2の受信モジュール2203は、方法の実施形態におけるS303及び/又は本明細書において説明されている複数の技術のために使用される他のプロセスをサポートするように構成される。第3の受信モジュール2204は、複数の方法の実施形態の中のS305及びS305aにおける"第1のユーザインターフェイスに表示される第1の画像又は第2の画像のためのユーザの選択を受信する"動作、及び/又は、本明細書において説明される複数の技術のために使用される他のプロセスをサポートするように構成される。
さらに、端末2200は、第1の判断モジュールを含んでもよい。その第1の判断モジュールは、複数の方法の実施形態におけるS304b、及び/又は、本明細書において説明されている複数の技術のために使用される他のプロセスをサポートするように構成される。
さらに、端末2200は、第2の判断モジュールを含んでもよい。第2の判断モジュールは、複数の方法の実施形態におけるS304a及び/又は本明細書において説明されている複数の技術のために使用される他のプロセスをサポートするように構成される。
さらに、端末2200は、第3の判断モジュールを含んでもよい。第3の判断モジュールは、複数の方法の実施形態におけるS1801及び/又は本明細書において説明されている複数の技術のために使用される他のプロセスをサポートするように構成される。
さらに、図23に示されているように、端末2000は、設定モジュール2205を含んでもよい。設定モジュール2205は、複数の方法の実施形態におけるS1802及びS1803及び/又は本明細書において説明されている複数の技術のために使用される他のプロセスをサポートするように構成される。
さらに、端末2200は、記憶モジュールを含んでもよい。記憶モジュールは、第1の画像及び/又は第2の画像、及び/又は、本明細書において説明されている複数の技術のために使用される他のプロセスを格納するように構成される。
さらに、端末2200は、削除モジュールを含んでもよい。削除モジュールは、第3の受信モジュールが第1のユーザインターフェイスの第1の画像又は第2の画像のためのユーザの選択を受信した後に、第1の画像及び第2の画像から、選択されていない画像を削除するように構成される。
さらに、端末2200は、鏡像変換モジュールを含んでもよい。鏡像変換モジュールは、複数の方法の実施形態におけるS2201及び/又は本明細書において説明されている複数の技術のために使用される他のプロセスをサポートするように構成される。
もちろん、端末2200は、これらには限定されないが、上記の例によって説明されている複数のユニット及び複数のモジュールを含む。例えば、端末2200は、他のデバイスにデータ又は信号を送信するように構成される送信モジュール、及び、他のデバイスが送信するデータ又は信号を受信するように構成される受信モジュールをさらに含んでもよい。加えて、上記の複数のモジュールが実装することが可能である複数の特定の機能は、これらには限定されないが、上記の複数の例の複数の方法のステップに対応する複数の機能を含む。端末2200の他のユニット及び端末2200の複数のユニットの詳細な説明については、それらの複数のユニットに対応する複数の方法のステップの詳細な説明を参照すべきであり、本明細書においては、詳細は、この出願のこの実施形態の中では繰り返しては説明されない。
一体化されているユニットを使用するときは、検出モジュール2201、判断モジュール、決定モジュール、及び設定モジュール2204等は、実装のために一体化されて、処理ユニットとされてもよい。その処理ユニットは、プロセッサ又はコントローラであってもよく、例えば、CPU、汎用プロセッサ、ディジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor, DSP)、特定用途向け集積回路(Application-Specific Integrated Circuit, ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array, FPGA)、又は他のプログラマブル論理デバイス、トランジスタ論理デバイス、ハードウェア構成要素、又は、それらのいずれかの組み合わせであってもよい。処理ユニットは、この出願の開示されている内容によって説明されているさまざまな例を参照して説明されている論理ブロック、モジュール、及び回路を実装し又は実行してもよい。処理ユニットは、代替的に、例えば、1つ又は複数のマイクロプロセッサを含む組み合わせ、又は、DSP及びマイクロプロセッサの組み合わせ等の計算機能を実装するための組み合わせであってもよい。記憶モジュールはメモリであってもよい。
処理ユニットがプロセッサであり、記憶モジュールがメモリであるときは、この出願のこの実施形態において使用される端末2200は、図24に示されている端末2400であってもよい。図24に示されているように、端末2400は、1つ又は複数のプロセッサ2401、メモリ2402、ディスプレイスクリーン2403、及びカメラ2404を含む。1つ又は複数のプロセッサ2401、メモリ2402、ディスプレイスクリーン2403、及びカメラ2404は、バス2405を使用することによって互いに接続される。
カメラ2404は、ユーザが自撮り画像を撮影するための正面カメラ又は回転可能な背面カメラであってもよい。カメラ2404は、自撮りモードでユーザの自撮り画像を取り込むように構成される。メモリ2402は、コンピュータプログラムコードを格納するように構成される。コンピュータプログラムコードは、命令を含む。端末2400の1つ又は複数のプロセッサ2401が命令を実行するときに、端末2400は、図3、図7、図8、図11、図12、図14、及び図17のうちのいずれか1つの関連する方法ステップを実行して、上記の複数の実施形態における撮影方法を実装する。
バス2405は、周辺構成要素相互接続(Peripheral Component Interconnect, PCI)バス又は拡張業界標準アーキテクチャ(Extended Industry Standard Architecture, EISA)バス等であってもよい。バス2405は、アドレスバス、データバス、及び制御バス等に分類されてもよい。表現を容易にするために、図24のバスを表すために1つの太線のみを使用するが、このことは、1つのみのバスが存在する、又は、1つのタイプのバスのみが存在するということを意味するものではない。
本発明のある1つの実施形態は、さらに、コンピュータ記憶媒体を提供する。コンピュータ記憶媒体は、コンピュータプログラムコードを格納する。端末2400の1つ又は複数のプロセッサ2401がコンピュータプログラムコードを実行するときに、端末2400は、図3、図7、図8、図11、図12、図14、及び図17のうちのいずれか1つの関連する方法ステップを実行して、上記の複数の実施形態における撮影方法を実装する。
本発明のある1つの実施形態は、さらに、コンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータによって、そのコンピュータプログラム製品を実行するときに、そのコンピュータが、図3、図7、図8、図11、図12、図14、及び図17のうちのいずれか1つの関連する方法ステップを実行して、上記の複数の実施形態における撮影方法を実装することを可能にする。
本発明の複数の実施形態によって提供される端末2200、端末2400、コンピュータ記憶媒体、又はコンピュータプログラム製品は、上記で提供される対応する方法を実行するように構成される。したがって、端末2200、端末2400、コンピュータ記憶媒体、又はコンピュータプログラム製品が達成することが可能である有益な効果については、上記で提供される対応する方法の有益な効果を参照するべきであり、本明細書においては、詳細は繰り返しては説明されない。
複数の実装についての上記の説明は、説明の利便性及び簡潔さの目的で、説明のためのある1つの例として、上記の複数の機能モジュールの分割を使用しているということを当業者が理解することを可能にする。複数の実際の応用においては、上記の複数の機能は、複数の異なるモジュールに割り当てられ、そして、ある要件にしたがって実装されてもよい、すなわち、ある1つの装置の内部構造を複数の異なる機能モジュールに分割して、上記で説明されている複数の機能のすべて又は一部を実装する。上記のシステム、装置、及びユニットの詳細な動作プロセスについては、上記の複数の方法の実施形態における対応するプロセスを参照するべきであり、本明細書においては、詳細は繰り返しては説明されない。
この出願によって提供されるいくつかの実施形態において、他の方式によって、開示されているシステム、装置、及び方法を実装してもよいということを理解すべきである。例えば、説明されている装置の実施形態は、ある1つの例であるにすぎない。例えば、モジュール又はユニットの分割は、論理的な機能の分割であるにすぎず、実際の実装の際には、他の分割であってもよい。例えば、複数のユニット又は構成要素を組み合わせ又は一体化して、他のシステムとしてもよく、又は、複数の特徴のうちのいくつかを無視してもよく又は実行しなくてもよい。加えて、いくつかのインターフェイスを使用することによって、示され又は議論されている相互の結合、直接的な結合、又は通信接続を実装してもよい。電子的な形態、機械的な形態、又は他の形態によって、複数の装置又は複数のユニットの間の非直接的な結合又は通信接続を実装してもよい。
複数の個別の部分として説明されているユニットは、物理的に分離されていてもよく、又は、物理的に分離されていなくてもよく、複数のユニットとして示されている部分は、複数の物理的なユニットであってもよく、又は、複数の物理的なユニットでなくてもよく、1つの場所に位置していてもよく、或いは、複数のネットワークユニットに分散されていてもよい。実際の要件に基づいて、複数のユニットの一部又はすべてを選択して、複数の実施形態の複数の解決方法の目的を達成してもよい。
さらに、この出願の複数の実施形態における複数の機能ユニットを一体化して、1つの処理ユニットとしてもよく、或いは、それらの複数のユニットの各々は、物理的に単独で存在してもよく、又は、2つ又はそれ以上のユニットを一体化して、1つのユニットとしてもよい。その一体化されたユニットは、ハードウェアの形態で実装されてもよく、又は、ソフトウェア機能ユニットの形態で実装されてもよい。
一体化されたユニットが、ソフトウェア機能ユニットの形態で実装され、そして、ある1つの独立した製品として販売され又は使用されるときに、その一体化されたユニットは、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体の中に格納されてもよい。そのような理解に基づいて、この出願の複数の技術的解決方法を、本質的に、又は、先行技術に寄与する部分を、又は、それらの複数の技術的解決方法のすべて又は一部を、ソフトウェア製品の形態で実装してもよい。コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体の中に格納され、複数の命令を含み、それらの複数の命令は、この出願の複数の実施形態において説明されている複数の方法の複数のステップのうちのすべて又は一部を実行するように、(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワークデバイスであってもよい)コンピュータデバイス又はプロセッサに指示する。上記の記憶媒体は、いずれかの媒体を含み、その媒体は、フラッシュメモリ、取り外し可能なハードディスク、読み取り専用メモリ、ランダムアクセスメモリ、磁気ディスク、又は光ディスク等のプログラムコードを格納することが可能である。
上記の説明は、この出願の具体的な実装であるにすぎず、この出願の保護の範囲を制限することを意図してはいない。この出願に開示されている技術的範囲の中での変更又は置換は、この出願の保護の範囲の中に属するものとする。したがって、この出願の保護の範囲は、特許請求の範囲の保護の範囲にしたがうものとする。