JP7004987B1 - 出力制御装置、出力制御プログラム、及びそれを用いた太陽光自家消費システム - Google Patents
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Abstract
Description
現在の消費電力から決定後の設定差分値を引いた値が、パワーコンディショナの出力電力の上限値となっている。
出力制御装置に、
現在の消費電力とPCS定格との比率を算出させ、
比率・設定差分値テーブルを参照させ、
算出した比率に対応する設定差分値を決定させ、
現在の消費電力から決定後の設定差分値を引いた値を、PCS定格で割って、当該割った値を出力指定値とさせ、
出力指令値をパワーコンディショナに送信して、パワーコンディショナの出力を制御させ、
現在の消費電力から決定後の設定差分値を引いた値を、パワーコンディショナの出力電力の上限値とすることを特徴とする。
出力制御装置は、
負荷の消費電力とパワーコンディショナの最大出力可能電力であるPCS定格との比率に対応させて、消費電力から引く電力の値を設定差分値として予め登録した比率・設定差分値テーブルを記憶している記憶部と、
現在の消費電力とPCS定格との比率を算出し、比率・設定差分値テーブルを参照して、算出した比率に対応する設定差分値を決定し、現在の消費電力から決定後の設定差分値を引いた値を、PCS定格で割って、当該割った値を出力指定値とし、出力指令値をパワーコンディショナに送信して、パワーコンディショナの出力を制御する制御部とを備え、
現在の消費電力から決定後の設定差分値を引いた値が、パワーコンディショナの出力電力の上限値となっていることを特徴とする。
出力制御装置には、負荷の消費電力とパワーコンディショナの最大出力可能電力であるPCS定格との比率に対応させて、パワーコンディショナの発電電力の上限値を規定するための設定値が記憶されており、
出力制御装置に、
現在の消費電力とPCS定格との比率を算出させ、
設定値を参照させ、
算出した比率に対応するパワーコンディショナの出力電力の上限値を決定させ、
パワーコンディショナの出力電力が上限値以内となるように、パワーコンディショナを制御させることを特徴とする。
太陽電池と、太陽電池の発電電力を制御するパワーコンディショナと、電力送配電網からの商用電力を負荷に供給するための受変電設備と、パワーコンディショナの出力電力を制御するための出力制御装置とを備える太陽光発電自家消費システムであって、
出力制御装置は、
負荷の消費電力とパワーコンディショナの最大出力可能電力であるPCS定格との比率に対応させて、パワーコンディショナの発電電力の上限値を規定するための設定値を記憶している記憶部と、
現在の消費電力とPCS定格との比率を算出し、設定値を参照して、算出した比率に対応するパワーコンディショナの出力電力の上限値を決定して、パワーコンディショナの出力電力が上限値以内となるように、パワーコンディショナを制御する制御部とを備えることを特徴とする。
<関係式1>
P(t)=S(t)-β
但し、βは、時間tにおける消費電力/PCS定格によって求められる比率αに応じて予め定義されている複数の定数である。
<関係式2>
S(t)-P(t)=β
但し、βは、時間tにおける消費電力/PCS定格によって求められる比率αに応じて予め定義されている複数の定数である。
従来の技術では、たとえば、特許文献2の段落0060に記載されているように、季節や時刻に依存して、一次関数の一次係数aおよび0次係数bを変更することが開示されている。これによって、特許文献2では、太陽電池の特性や負荷の消費電力の傾向に合わせて、一次係数aおよび0次係数bを柔軟に設定することができるとされている。しかし、時刻毎に、各係数を設定したとした場合、当初想定していたような消費電力の傾向とは、異なるような変化を消費電力がした場合、元々設定した各係数は、消費電力の向上に役に立たないものとなる。
2 太陽電池2
3 パワーコンディショナ(Power Conditioning Subsystem:PCS)
4 出力制御装置
5 受変電設備
6 負荷
7 蓄電装置
8 電力送配電網
41 制御部
42 記憶部
43 出力部
44 受電電力計測部
45 発電電力計測部
46 入力部
Claims (24)
- 太陽電池と、太陽電池の発電電力を制御するパワーコンディショナと、電力送配電網からの商用電力を負荷に供給するための受変電設備とを備える太陽光発電自家消費システムにおいて、前記パワーコンディショナの出力電力を制御するための出力制御装置であって、
前記負荷の消費電力と前記パワーコンディショナの最大出力可能電力であるPCS定格との比率に対応させて、前記消費電力から引く電力の値を設定差分値として予め登録した比率・設定差分値テーブルを記憶している記憶部と、
現在の前記消費電力と前記PCS定格との前記比率を算出し、前記比率・設定差分値テーブルを参照して、算出した前記比率に対応する前記設定差分値を決定し、現在の前記消費電力から決定後の前記設定差分値を引いた値を、前記PCS定格で割って、当該割った値を出力指定値とし、前記出力指令値を前記パワーコンディショナに送信して、前記パワーコンディショナの出力を制御する制御部とを備え、
現在の前記消費電力から決定後の前記設定差分値を引いた値が、前記パワーコンディショナの出力電力の上限値となっていることを特徴とする、出力制御装置。 - 前記比率・設定差分値テーブルは、前記比率を複数段階に分けてあり、消費電力が大きくなるに従って、設定差分値が大きくなることを特徴とする、請求項1に記載の出力制御装置。
- 前記比率・設定差分値テーブルは、前記比率が100[%]よりも大きい場合においても、前記設定差分値が登録されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の出力制御装置。
- 現在の前記消費電力から前記設定差分値を引いた値が0以下の場合、前記出力指令値を0とすることを特徴とする、請求項1~3のいずれかに記載の出力制御装置。
- 前記比率・設定差分値テーブルは、書き換えることができることを特徴とする、請求項1~4のいずれかに記載の出力制御装置。
- 太陽電池と、太陽電池の発電電力を制御するパワーコンディショナと、電力送配電網からの商用電力を負荷に供給するための受変電設備とを備える太陽光発電自家消費システムにおいて、前記パワーコンディショナの出力電力を制御するための出力制御装置において実行される出力制御プログラムであって、
前記出力制御装置には、前記負荷の消費電力と前記パワーコンディショナの最大出力可能電力であるPCS定格との比率に対応させて、前記消費電力から引く電力の値を設定差分値として予め登録した比率・設定差分値テーブルが記憶されており、
前記出力制御装置に、
現在の前記消費電力と前記PCS定格との前記比率を算出させ、
前記比率・設定差分値テーブルを参照させ、
算出した前記比率に対応する前記設定差分値を決定させ、
現在の前記消費電力から決定後の前記設定差分値を引いた値を、前記PCS定格で割って、当該割った値を出力指定値とさせ、
前記出力指令値を前記パワーコンディショナに送信して、前記パワーコンディショナの出力を制御させ、
現在の前記消費電力から決定後の前記設定差分値を引いた値を、前記パワーコンディショナの出力電力の上限値とすることを特徴とする、出力制御プログラム。 - 現在の前記消費電力から前記設定差分値を引いた値が0以下の場合、前記出力指令値を0とすることを特徴とする、請求項6に記載の出力制御プログラム。
- 太陽電池と、太陽電池の発電電力を制御するパワーコンディショナと、電力送配電網からの商用電力を負荷に供給するための受変電設備と、前記パワーコンディショナの出力電力を制御するための出力制御装置とを備える太陽光発電自家消費システムであって、
前記出力制御装置は、
前記負荷の消費電力と前記パワーコンディショナの最大出力可能電力であるPCS定格との比率に対応させて、前記消費電力から引く電力の値を設定差分値として予め登録した比率・設定差分値テーブルを記憶している記憶部と、
現在の前記消費電力と前記PCS定格との前記比率を算出し、前記比率・設定差分値テーブルを参照して、算出した前記比率に対応する前記設定差分値を決定し、現在の前記消費電力から決定後の前記設定差分値を引いた値を、前記PCS定格で割って、当該割った値を出力指定値とし、前記出力指令値を前記パワーコンディショナに送信して、前記パワーコンディショナの出力を制御する制御部とを備え、
現在の前記消費電力から決定後の前記設定差分値を引いた値が、前記パワーコンディショナの出力電力の上限値となっていることを特徴とする、太陽光発電自家消費システム。 - 前記比率・設定差分値テーブルは、前記比率を複数段階に分けてあり、消費電力が大きくなるに従って、設定差分値が大きくなることを特徴とする、請求項8に記載の太陽光発電自家消費システム。
- 前記比率・設定差分値テーブルは、前記比率が100[%]よりも大きい場合においても、前記設定差分値が登録されていることを特徴とする、請求項8又は9に記載の太陽光発電自家消費システム。
- 現在の前記消費電力から前記設定差分値を引いた値が0以下の場合、前記出力指令値を0とすることを特徴とする、請求項8~10のいずれかに記載の太陽光発電自家消費システム。
- 前記比率・設定差分値テーブルは、書き換えることができることを特徴とする、請求項8~11のいずれかに記載の太陽光発電自家消費システム。
- 太陽電池と、太陽電池の発電電力を制御するパワーコンディショナと、電力送配電網からの商用電力を負荷に供給するための受変電設備とを備える太陽光発電自家消費システムにおいて、前記パワーコンディショナの出力電力を制御するための出力制御装置であって、
前記負荷の消費電力と前記パワーコンディショナの最大出力可能電力であるPCS定格との比率に対応させて、前記パワーコンディショナの出力電力の上限値を規定するための設定値を記憶している記憶部と、
現在の前記消費電力と前記PCS定格との前記比率を算出し、前記設定値を参照して、算出した前記比率に対応する前記パワーコンディショナの出力電力の上限値を決定して、前記パワーコンディショナの出力電力が前記上限値以内となるように、前記パワーコンディショナを制御する制御部とを備えることを特徴とする、出力制御装置。 - 前記設定値は、現在の消費電力から差し引く設定差分値であり、
前記制御部は、前記発電電力の上限値は、現在の消費電力から、前記設定差分値を引いた値となるように、前記パワーコンディショナを制御することを特徴とする、請求項13に出力制御装置。 - 前記設定値は、現在の消費電力に乗算する設定比値であり、
前記制御部は、前記発電電力の上限値は、現在の消費電力に前記設定比値を乗算して、乗算して得られた値を消費電力から引いた値として、前記パワーコンディショナを制御することを特徴とする、請求項13に出力制御装置。 - 前記設定値は、現在の消費電力に乗算する設定比値であり、
前記制御部は、前記発電電力の上限値は、現在の消費電力に前記設定比値を乗算した値として、前記パワーコンディショナを制御することを特徴とする、請求項13に出力制御装置。 - 太陽電池と、太陽電池の発電電力を制御するパワーコンディショナと、電力送配電網からの商用電力を負荷に供給するための受変電設備とを備える太陽光発電自家消費システムにおいて、前記パワーコンディショナの出力電力を制御するための出力制御装置において実行される出力制御プログラムであって、
前記出力制御装置には、前記負荷の消費電力と前記パワーコンディショナの最大出力可能電力であるPCS定格との比率に対応させて、前記パワーコンディショナの発電電力の上限値を規定するための設定値が記憶されており、
前記出力制御装置に、
現在の前記消費電力と前記PCS定格との前記比率を算出させ、
前記設定値を参照させ、
算出した前記比率に対応する前記パワーコンディショナの出力電力の上限値を決定させ、
前記パワーコンディショナの出力電力が前記上限値以内となるように、前記パワーコンディショナを制御させることを特徴とする、出力制御プログラム。 - 前記設定値は、現在の消費電力から差し引く設定差分値であり、
前記出力制御装置に、前記発電電力の上限値は、現在の消費電力から、前記設定差分値を引いた値となるように、前記パワーコンディショナを制御させることを特徴とする、請求項17に出力制御プログラム。 - 前記設定値は、現在の消費電力に乗算する設定比値であり、
前記出力制御装置に、前記発電電力の上限値は、現在の消費電力に前記設定比値を乗算して、乗算して得られた値を消費電力から引いた値として、前記パワーコンディショナを制御させることを特徴とする、請求項17に出力制御プログラム。 - 前記設定値は、現在の消費電力に乗算する設定比値であり、
前記出力制御装置に、前記発電電力の上限値は、現在の消費電力に前記設定比値を乗算した値として、前記パワーコンディショナを制御させることを特徴とする、請求項17に出力制御プログラム。 - 太陽電池と、太陽電池の発電電力を制御するパワーコンディショナと、電力送配電網からの商用電力を負荷に供給するための受変電設備と、前記パワーコンディショナの出力電力を制御するための出力制御装置とを備える太陽光発電自家消費システムであって、
前記出力制御装置は、
前記負荷の消費電力と前記パワーコンディショナの最大出力可能電力であるPCS定格との比率に対応させて、前記パワーコンディショナの発電電力の上限値を規定するための設定値を記憶している記憶部と、
現在の前記消費電力と前記PCS定格との前記比率を算出し、前記設定値を参照して、算出した前記比率に対応する前記パワーコンディショナの出力電力の上限値を決定して、前記パワーコンディショナの出力電力が前記上限値以内となるように、前記パワーコンディショナを制御する制御部とを備えることを特徴とする、太陽光発電自家消費システム。 - 前記設定値は、現在の消費電力から差し引く設定差分値であり、
前記制御部は、前記発電電力の上限値は、現在の消費電力から、前記設定差分値を引いた値となるように、前記パワーコンディショナを制御することを特徴とする、請求項21に太陽光発電自家消費システム。 - 前記設定値は、現在の消費電力に乗算する設定比値であり、
前記制御部は、前記発電電力の上限値は、現在の消費電力に前記設定比値を乗算して、乗算して得られた値を消費電力から引いた値として、前記パワーコンディショナを制御することを特徴とする、請求項21に太陽光発電自家消費システム。 - 前記設定値は、現在の消費電力に乗算する設定比値であり、
前記制御部は、前記発電電力の上限値は、現在の消費電力に前記設定比値を乗算した値として、前記パワーコンディショナを制御することを特徴とする、請求項21に太陽光発電自家消費システム。
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